JP3516896B2 - 接触端子の製造方法 - Google Patents

接触端子の製造方法

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JP3516896B2 JP2000029451A JP2000029451A JP3516896B2 JP 3516896 B2 JP3516896 B2 JP 3516896B2 JP 2000029451 A JP2000029451 A JP 2000029451A JP 2000029451 A JP2000029451 A JP 2000029451A JP 3516896 B2 JP3516896 B2 JP 3516896B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄板弾性材をロ−
ル状の接触端子に形成する接触端子の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、プラグを差し込んで電気的な接
続を可能にするコンセント、ジャック、コネクタ−等の
差込み口側の接触端子は、挿入軸芯を跨いで一対の対向
する端子先端がプラグの挿入経路に飛出すように設けら
れ、挿入されたプラグを弾性力で挟みつけるようにし
て、プラグ胴部周りに設けられたプラグ側接触端子と接
触する構成のものが多く用いられている。
【0003】ところが、このような接触端子構造では、
以下に述べるような問題がある。すなわち、接触端子の
表面は電気抵抗を少なくするために金、銀等のメッキが
施され導通状態を良好に行なうことができるようになっ
ているが、長期にわたる使用、湿気が多いところでの使
用、温度変化の激しい場所での使用等の悪条件下での使
用によっては、酸化や電池作用等による化学変化によっ
て接触端子に酸化膜や腐食が生じることがある。そのよ
うな事態になった場合、このような接触端子構造のもの
では、大電流を通電するようなことがあると端子相互の
接触点が少ないので、接触端子自体が発熱して接触端子
の材料特性が変化してしまう懸念がある。
【0004】そのため、自動車、ハイブリッド自動車、
電気自動車等の電源系配線経路、電気分配経路等の電気
接続に用いられる接触端子には、プラグの挿入経路の内
周面に周方向に沿って多数の端子先端が飛出すように設
けられ、挿入されたプラグを弾性力で抱込んで、プラグ
胴部周りに設けられたプラグ側接触端子と多数の接触点
で接触状態になるように構成されたものが用いられ、先
に述べたように大電流を通電する場合においても、接触
端子相互の接触部分が多く取られていること等によっ
て、接触端子の材料特性に影響を及ぼすことがない良好
な通電状態を得る構造になっている。
【0005】普通には、この種の自動車等の電気系統に
用いられる接触端子は、ばね性を有する長尺の金属薄板
に板幅中央部分に長手方向に沿って多数のスリットを打
抜き手段で形成し、板幅中央部分に長手方向に沿って連
続する凹部を湾曲形成手段で予備成形材を形成し、この
予備成形材を長手方向に所定長さに切断し、この切断さ
れた予備成形材をロ−ル形成装置でロ−ル状に巻回して
製造される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
製造されたロ−ル状形態の接触端子は、ばね性を備えた
金属薄板を加工及びロ−ル巻き加工を施すので、普通の
金属薄板に比し加工による内部応力のひずみが大きく、
最終に仕上がった接触端子に曲りやつれ等の変形が生じ
やすく、品質面で解決すべき課題を有している。
【0007】また、例えば、直径が10mm以下の比較
的に寸法の小さなものでは、どうにかこのような製造方
法でも品質を維持できるのであるが、それより寸法的に
大きいものでは、大きければ大きい程、内部応力による
ひずみが大きいため製品形状が安定せず型崩れ等の現象
が発生し、品質上の歩留まりが悪く、品質の規格化及び
標準化することができない問題がある。
【0008】本発明は、上述の実状に鑑みて為されたも
のであって、その主たる課題は、寸法の大小を問わず加
工によって生じた内部応力のひずみを可及的に押さえ
て、品質良好な接触端子を得る接触端子の製造方法を提
供する点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1による
接触端子の製造方法の特徴構成は、帯状のばね性を備え
金属薄板を搬送する搬送経路に、帯状金属薄板を端子
の展開形状に対応する形状に成形する成形手段と、成形
された帯状金属薄板を端子長さ単位で切断する切断手段
と、切断された端子板を所定径のロ−ル状に曲げ加工す
る曲げ成形手段とを配設して、帯状金属薄板を搬送しな
がらロ−ル状の半製品端子を製作したのち、この半製品
端子を熱処理手段で所定時間貯蔵して、半製品端子残留
応力を除去処理する接触端子の製造方法であって、前記
成形手段の少なくとも成形加工部での雰囲気温度を、熱
処理手段の熱処理温度よりも低く、かつ、常温よりも高
い温度に設定するとともに、前記成形手段での成形時
に、張力付与手段で帯状金属薄板に張力を付与する点に
ある。
【0010】上記特徴構成によれば、帯状金属薄板に張
力を付与して素材自体のひずみをなくした状態にし、こ
のひずみの少ない状態にある帯状金属薄板を設定温度雰
囲気内で成形手段を介して端子の展開形状に対応する形
状にひずみ少なく成形することができるとともに、この
ひずみの少ない金属薄板を切断手段、曲げ成形手段を介
して成形されたロ−ル状の半製品端子を、前記成形手段
の雰囲気温度より温度の高い熱処理手段で所定時間貯蔵
することにより、半製品端子内の残留応力が除去されて
ひずみのない接触端子を製造することができる。
【0011】しかも、製造する接触端子の大きさに関係
なく同様の結果が得られるので、どのような大きさの接
触端子を製造するにあたっても、ひずみのない接触端子
を製造することができる。その結果、製造歩留まりがよ
くなる等、製造品質を著しく向上することができる。
【0012】本発明の請求項2による接触端子の製造方
法の特徴構成は、成形手段の少なくとも成形加工部での
雰囲気温度をH1,切断手段の少なくとも切断加工部で
の雰囲気温度をH2、曲げ成形手段の少なくとも曲げ加
工部での雰囲気温度をH3、熱処理手段の熱処理温度を
H4としたとき、H4=H3=H2>H1の関係に構成
されている点にある。
【0013】上記特徴構成によれば、成形手段の少なく
とも成形加工部での雰囲気温度H1より、切断加工部で
の雰囲気温度H2、曲げ加工部での雰囲気温度H3、熱
処理手段の熱処理温度H4の方を高くしてあるので、各
段階でひずみが除去され、確実に品質の安定した接触端
子を製造することができる。
【0014】本発明の請求項3による接触端子の製造方
法の特徴構成は、成形手段が少なくとも、板幅中央部分
に搬送方向に沿って多数のスリットを形成する打抜き手
段と、板幅中央部分に搬送方向に沿って連続する凹部又
は凸部を形成する接片形成手段とから構成されている点
にある。
【0015】上記特徴構成によれば、板幅中央部の搬送
方向に沿って多数のスリットが形成されるとともに、隣
り合うスリット間の残存板部が凹状に、または、凸状に
湾曲する接片構造を有する展開形状を帯状金属薄板に搬
送方向に沿って連続的に形成することができる。
【0016】本発明の請求項4による接触端子の製造方
法の特徴構成は、前記張力付与手段が、搬送経路に沿っ
て搬送される帯状金属薄板を表裏から挟持する一対の挟
持ロ−ラを、少なくとも前記打抜き手段の搬送上手側と
搬送下手側との二個所に配設して構成されているととも
に、搬送上手側の挟持ロ−ラによる送り力が、搬送下手
側の挟持ロ−ラによる送り力よりも小に構成されている
点にある。
【0017】上記特徴構成によれば、搬送上手側の挟持
ロ−ラと、搬送下手側の挟持ロ−ラとの間にある帯状金
属薄板には搬送経路に沿った張力を付与することがで
き、搬送される金属薄板自体の内部応力のひずみを除去
することができる。
【0018】本発明の請求項5による接触端子の製造方
法の特徴構成は、切断される端子板の長手方向が帯状金
属薄板の圧延方向である点にある。
【0019】上記特徴構成によれば、製造された接触端
子は、機械的特性や耐久性がよく、製品寿命が長い利点
がある。その理由として、切断される端子板の長手方向
が帯状金属薄板の圧延方向と直交する方向である場合、
製造された接触端子は、物理的特性が同じでも機械的特
性や耐久性が総じて悪く、製品寿命が短いことが経験的
にわかっているからである。ここで言う物理的特性と
は、融点、密度、線膨張率、熱伝導度、導伝率、比熱等
を指し、機械的特性とは、引張強さ、耐力、伸び、ビッ
カース硬さ、ばね限界値、疲労強さ等を指す。
【0020】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕 この第1実施形態は高電流接触端子の製造に適用した例
を説明する。図1は、本発明を適用した高電流接触端子
の製造装置Aを示し、帯状のばね性を備えた金属薄板B
の搬送経路Xに沿って前段加熱炉1と後段加熱炉3とが
配備され、前段加熱炉1には、帯状金属薄板Bを端子の
展開形状に対応する形状に成形する成形手段2が収容さ
れ、後段加熱炉3には、成形手段2で成形された帯状金
属薄板Bを端子長さ単位で切断する切断手段4と、切断
された端子板B1を所定径のロ−ル状に曲げ加工する曲
げ成形手段5と、この曲げ成形手段5でロ−ル状の半製
品端子B2を所定時間貯蔵する熱処理手段6とが収容さ
れている。
【0021】また、搬送経路Xに搬送される帯状の金属
薄板Bは、接触端子素材として良好に用いられていると
ころの、ベリリウム鋼、リン青銅等のばね性を備えた端
子素材から構成されている。
【0022】前記前段加熱炉1は、例えば、電熱ヒータ
1Aを熱源として内部に窒素ガス及び水素ガス等の雰囲
気ガス1Bを充填して室内を加熱する構成や、電熱ヒー
タ1Aを熱源として内部に不活性ガスを充填して室内を
加熱する構成や、加熱部で加熱された加熱ガスを室内に
供給するとともに、室内から排出した廃熱ガスを加熱部
で加熱し、再び加熱された加熱ガスを室内に供給すると
いった連続的な加熱により室内を加熱する構成等が採用
されている。
【0023】この前段加熱炉1の温度制御は室壁に配備
された温度センサ−の検出温度によって、例えば、電熱
ヒ−タをON−OFFするか、封入ガスの出入れを調整
して温度制御が行われる。
【0024】この前段加熱炉1に設けられる成形手段2
は、例えば、金属薄板Bの搬送経路に沿って上手側から
下手側に順番に、2組(1組であっても2組以上でもよ
い)の前段挟持ロ―ラ18、19と、板幅中央部分に搬
送方向に沿って多数のスリットを形成する打抜き手段2
0と、この打抜き手段20で成形された金属薄板Bの板
幅中央部分に搬送方向に沿って連続する凸部を形成する
接片形成手段21と、この接片形成手段21で成形され
た金属薄板Bの等間隔位置にだぼを形成するエンボス形
成手段22とを配備して構成されている。
【0025】前段挟持ロ−ラ18,19は、搬送経路に
沿って搬送される帯状金属薄板を表裏から挟持する一対
の挟持ロ−ラ18A,18B、19A,19Bを配設し
て構成されている。
【0026】前段挟持ロ−ラ18、19、打抜き機2
0、接片形成手段21、エンボス形成手段22は、図
1、図2に示すように、それぞれ搬送経路に沿って搬送
される帯状金属薄板を表裏から挟持する上下一対のロ−
ラ(18A,18B)、(19A,19B)、(20
A,20B)、(21A,21B)、(22A,22
B)を具備し、下側の挟持ロ−ラ18B〜22Bは定位
置で回転自在な固定ロ−ラを構成しているとともに、各
上側の挟持ロ−ラ18A〜22Aはコイルスプリング7
0、エア−シリンダ等の弾性力付勢手段を介して下側の
挟持ロ−ラ側に押圧力を与えるように構成してある。
【0027】また、例えば、各ロ−ラ18A〜22A,
18B〜22Bは、最大直径が同じドラム体が用いら
れ、上側のロ−ラ18A,19A,20A、21A、2
2Aの回転軸に連結したスプロケット71…間に無端チ
ェーン72を巻回するとともに、下側のロ−ラ18B,
19B,20B、21B、22Bの回転軸に連結したス
プロケット73…間に無端チェーン74が巻回し、か
つ、エンボス形成手段22の上下のロ−ラ22A,22
Bの回転軸に連結される歯車75,76同士を噛合わ
せ、このエンボス形成手段22の下側のロ−ラ22Bに
連結される受動スプロケット77と、駆動モータ78の
駆動スプロケット79とに無端チェーン80を巻回し
て、モータ78の回転力がチェ−ンや歯車を介して各ロ
−ラに動力伝達される動力伝達機構によって、帯状の金
属薄板Bを上手側から下手側に挟持搬送することができ
るよう構成されている。
【0028】従って、前記エンボス形成手段22の挟持
ロ−ラ22A,22Bを駆動ロ−ラにすることにより、
前段挟持ロ−ラ18、19、打抜き手段20、接片形成
手段21の各ロ−ラ18A〜21A、18B〜21Bは
従動ロ−ラとなり、搬送上手側の挟持ロ−ラによる送り
力が、搬送下手側の挟持ロ−ラによる送り力よりも小に
することができる構成になり、 形手段2に搬送される
帯状の金属薄板Bに常に張力が加わる張力付与手段Dが
構成される。また、高電流接触端子にはだぼのないもの
も存在しており、この場合、前記エンボス形成手段22
を用いて展開状態の帯状金属薄板にだぼを形成する必要
がないため、だぼのない接触端子を製造する製造装置の
成形手段2には、エンボス形成手段22を設けない構成
となる。そのため、このような製造装置では、前記接片
形成手段21の挟持ロ−ラ21A,21Bを駆動ロ−ラ
にすることにより、前段挟持ロ−ラ18、19、打抜き
手段20の各ロ−ラ18A〜20A、18B〜20Bは
従動ロ−ラとなり、搬送上手側の挟持ロ−ラによる送り
力が、搬送下手側の挟持ロ−ラによる送り力よりも小に
することができる構成になり、成形手段2に搬送される
帯状の金属薄板Bに常に張力が加わる張力付与手段Dが
構成される。
【0029】さらに、前記接片形成手段21の挟持ロ−
ラ21A,21Bを駆動ロ−ラにすることにより、前段
挟持ロ−ラ18、19、打抜き手段20の各ロ−ラ18
A〜21A、18B〜20Bは従動ロ−ラとなり、搬送
上手側の挟持ロ−ラによる送り力が、搬送下手側の挟持
ロ−ラによる送り力よりも小にすることができる構成に
なり、成形手段2に搬送される帯状の金属薄板Bに常に
張力が加わる張力付与手段Dを構成してもよい。
【0030】また、張力付与手段Dを構成するに、搬送
上手側の挟持ロ−ラによる送り力が、搬送下手側の挟持
ロ−ラによる送り力よりも小に構成するには、例えば、
上記実施形態のやり方以外に、搬送上手側、搬送下手側
の各挟持ロ−ラを回転が同期した駆動ロ−ラ構成とし、
搬送下手側の挟持ロ−ラの挟持力より搬送上手側の挟持
ロ−ラの挟持力の方を強くして、搬送上手側の挟持ロ−
ラによる送り力が、搬送下手側の挟持ロ−ラによる送り
力よりも小に構成してもよい。
【0031】前記打抜き手段20は、図3に示すよう
に、下側の挟持ロ−ラ20Bのドラム周面に周方向に沿
って、凹設された雌型20Dを等角度に配列形成し、こ
の下側の挟持ロ−ラ20Bに対向する上側の挟持ロ−ラ
20Aのドラム周面に周方向に沿って、凸設された雄型
20Cを等角度に配列形成して、上下の挟持ロ−ラ20
A,20Bの相対回転により、各挟持ロ−ラ20A,2
0Bの雄型20Cと雌型20Dが凹凸噛合して、挟持搬
送される金属薄板Bに端子の展開形状に対応する形状を
成形することができる構成になっている。前記雄型20
C及び雌型20Dは端子の種類によって異なっている。
具体的には、図3に示すように、下側の挟持ロ−ラ20
Bの雌型20Dには、複数の方形スリット形状を凹設す
る雌部が間隔を開けて一対形成されるとともに、所定個
所に切欠き用の凹部が形成され、この雌型20Dに対向
する上側の挟持ロ−ラ20Aの雄型20Cには、雌型2
0Dに対応して複数の方形スリット形状を凸設する雄部
が間隔を開けて一対形成されるとともに、所定個所に切
欠き用の凸部が形成されて、上下の挟持ロ−ラ20A,
20Bの相対回転により、各挟持ロ−ラ20A,20B
の雄型20Cと雌型20Dが凹凸噛合することによっ
て、挟持搬送される金属薄板Bに図6(イ)、図9
(イ)に示すように、板幅中央部分に複数のスリットB
a…が間隔を開けて一対存在するような端子の展開形状
が成形される。その他にも、下側の挟持ロ−ラ20Bの
雌型20Dには、複数の方形スリット形状の凹部がドラ
ム周面に周方向に沿って形成され、この雌型20Dに対
向する上側の挟持ロ−ラ20Aの雄型20Cには、複数
の方形スリット形状の凸部がドラム周面に周方向に沿っ
て形成されて、上下の挟持ロ−ラ20A,20Bの相対
回転により、各挟持ロ−ラ20A,20Bの雄型20C
と雌型20Dが凹凸噛合することによって、挟持搬送さ
れる金属薄板Bに図10(イ)に示すように、板幅中央
部分に複数のスリットBa…を等間隔に存在するような
端子の展開形状が形成されるものもある。
【0032】前記接片形成手段21は、図4に示すよう
に、下側の挟持ロ−ラ21Bのドラム周面に周方向に沿
って、所定角度に亘って凸設された雄型21Dを等角度
に配列形成し、この下側の挟持ロ−ラ21Bに対向する
上側の挟持ロ−ラ21Aのドラム周面に周方向に沿っ
て、所定角度に亘って凹設された雌型21Cを等角度に
配列形成して、上下の挟持ロ−ラ21A,21Bの相対
回転により、各挟持ロ−ラ21A,21Bの雌型21C
と雄型21Dが凹凸嵌合して、挟持搬送される金属薄板
Bの幅中央部に搬送方向に沿って連続する凸部BAを等
間隔に形成することができる構成になっている。この凸
部BAの形成により、図6(ロ)に示すように、前記打
抜き手段20で形成された隣り合うスリットBa、Ba
間の残存板部分が凸状の接片Bbを構成することにな
る。
【0033】前記エンボス形成手段22は、例えば、図
5に示すように、下側の挟持ロ−ラ22Bのドラム周面
に周方向に沿って、方形額縁状に凹設された雌型22D
を等角度に配列形成し、この下側の挟持ロ−ラ22Bに
対向する上側の挟持ロ−ラ22Aのドラム周面に周方向
に沿って、方形額縁状に凸設された雄型22Cを等角度
に配列形成して、上下の挟持ロ−ラ22A,22Bの相
対回転により、各挟持ロ−ラ22A,22Bの雄型22
Cと雌型22Dが互いに凹凸嵌合して、図6(ハ)に示
すように、挟持搬送される金属薄板Bに凹状又は凸状の
だぼBcを形成することができる構成になっている。
【0034】前記後段加熱炉3は、例えば、電熱ヒータ
3Aを熱源として内部に窒素ガス3Bを充填して炉内を
加熱する構成や、電熱ヒータ3Aを熱源として炉内の空
気を脱気して真空にして比加熱物を加熱する構成や、電
熱ヒータ3Aを熱源として炉内の空気を脱気して、板状
端子B1の酸化を阻止するとともに変色を防止するため
窒素ガス及び水素ガスの混合ガスを充填して炉内を加熱
する構成や、電熱ヒータ3Aを熱源として内部に不活性
ガスを充填して炉内を加熱する構成や、加熱部で加熱さ
れた加熱ガスを炉内に供給するとともに、炉内から排出
した廃熱ガスを加熱部で加熱し、再び加熱された加熱ガ
スを炉内に供給するといった連続的な加熱により炉内を
加熱する構成が採用されている。
【0035】この後段加熱炉3の温度制御は室壁に配備
された温度センサ−の検出温度によって、例えば、電熱
ヒ−タをON−OFFするか、封入ガスの出入れを調整
して温度制御が行われる。
【0036】前記切断手段4は、例えば、図1に示すよ
うに、モ−タ40の回転駆動力をクランク機構41を介
して上下動に変換される上側の可動切断刃42と、ガイ
ド台43側の固定刃44との間に、ガイド台43に案内
されて所定スピ−ドで搬送されてくる帯状金属薄板Bを
所定長さで切断することによって、図6(ニ)に示すよ
うに、金属薄板を端子の展開形状に対応する端子板B1
を形成する構成になっている。ここで、図示していない
が、前記切断手段4は、帯状金属薄板Bを所定長さで切
断する以外に、端子の展開形状に対応する端子板B1を
形成するのに不要な部分を切断して整形するための切断
手段を付帯している。理由としては、前記成形手段2に
おいて、予め端子の展開形状に対応して成形する段階
で、不要な部分を切断しておけばよいのであるが、成形
手段2で帯状金属薄板Bに張力付与手段Dを介してバラ
ンスの良い張力を与えるためには、張力付与が減少する
ような切断はすべきではなく、張力効果を発揮し終えた
後工程で行なうのが良いと判断するからである。具体的
には、帯状金属薄板Bの搬送方向と直交する方向の幅を
減少させるような切欠きや切断がそれに該当する。
【0037】前記曲げ成形手段5は、図2、図7に示す
ように、上下に配置される一対の高耐熱性の金属素材か
らなる芯金ロ−ラ51,52から構成され、下側の芯金
ロ−ラ52が大径で上側の芯金ロ−ラ51が小径に構成
されているとともに、上側の芯金ロ−ラ51の周面に
は、搬送される帯状金属薄板B1の凸状の接片Bb部分
に該当する部分には、接片Bbと干渉しない半球状の凹
部51Aが形成され、また、下側の芯金ロ−ラ52の周
面には、搬送される帯状金属薄板B1の凹状のだぼBc
部分に該当する部分には、だぼBcと干渉しない溝52
Aが形成され、搬送されてきた所定長さの帯状金属薄板
B1が、上下ロ−ラ51,52間に挟み込まれてゆく
と、挿入先端から上側の芯金ロ−ラ51に巻付いてロ−
ル状に形成され、図7、図8に示すように、接片Bbが
円弧状に内側に湾曲して接片部分が鼓状形態となるとと
もに、周部に外方に突接するだぼBcが形成される半製
品端子B2を形成する。
【0038】また、上側の芯金ロ−ラ51は片持ち支持
されており、この上側の芯金ロ−ラ51には、当該芯金
ロ−ラ51に外嵌するとともに、シリンダ−54を介し
て芯金ロ−ラ51の基端部と開放先端部とに亘って往復
移動する押板55が設けられ、上側の芯金ロ−ラ51に
巻付いた半製品端子B2を押板55によって押出すこと
によって、上側の芯金ロ−ラ51から半製品端子B2が
放出される。ところで、前記図9(イ)で説明した展開
状態の端子の場合、エンボス形成手段22、切断手段
4、曲げ成形手段5を介して加工され、図9(ロ)に示
すように、接片Bbが円弧状に内側に湾曲して接片部分
が鼓状形態となるとともに、周部に内方に折曲げ形成さ
れる舌片状のだぼBcが形成される半製品端子B2を形
成する。また、前記図10(イ)で説明した展開状態の
端子の場合、切断手段4、曲げ成形手段5を介して加工
され、図10(ロ)に示すように、接片Bbが円弧状に
内側に湾曲して接片部分が鼓状形態となるとともに、だ
ぼのない半製品端子B2を形成する。
【0039】前記熱処理手段6は、図1に示すように、
前記曲げ成形手段5から放出された半製品端子B2を受
入れ収容する容器60と、この容器60に半製品端子B
2が満載になると後段加熱炉3の開閉口3Cに設定時間
(例えば2時間〜3時間)かけて搬送するコンベヤ61
とから構成される。
【0040】この熱処理手段6で熱処理を終えた半製品
端子B2は、次期工程である金や銀等のメッキ工程へ搬
送される。
【0041】
【実施例】直径1mm〜40mm程度、厚さ0.15m
m〜3mm程度のロ−ル状の高電流接触端子の実験製造
を行なった。
【0042】ばね性の帯状金属薄板Bとして、JIS
C1720等のベリリウム銅又はそれに類する端子素材
を用いた。
【0043】条件として、前段加熱炉の温度を200〜
250℃で好ましくは230℃程度にし、この温度雰囲
気温度H1の中で成形手段2の成形加工部により帯状金
属薄板を端子の展開形状に対応する形状に成形し、後段
加熱炉の温度を310〜330℃で好ましくは320℃
程度にし、この雰囲気温度H2、H3で切断手段4によ
り帯状金属薄板Bを端子長さ単位で切断するとともに、
曲げ成形手段5で切断された端子板B1を所定径のロ−
ル状に曲げ加工して、熱処理手段6で同じく310〜3
30℃で好ましくは320℃程度の雰囲気温度H4で半
製品端子B2を1時間〜3時間好ましくは2時間30分
程度の間貯蔵した。
【0044】[ 実験結果] 内部応力が除去されてひずみ
のない高電流接触端子がえられた。 ベリリウム銅又は
それに類する素材を使用した接触端子では、HV430
〜50のビッカース硬さが得られ、接触端子として高性
能が得られるとともに、耐久性に優れる結果を得ること
が可能となった。
【0045】[比較実験] 直径1mm〜40mm程度、厚さ0.15mm〜3mm
程度のロ−ル状の高電流接触端子となる半製品端子B2
を、熱処理手段6の雰囲気温度H4が、260℃、32
0℃、370℃、420℃の4種類の異なる温度におい
て貯溜時間との関係を調べる実験を行なった。図11
引張強さ、図12は耐力、図13は伸びの各実験結果を
示す。結果的には、引張強さ、耐力が最良で最大値を示
し、かつ、伸びが最良で最小値を示すのは、320℃の
雰囲気温度H4で、貯溜時間がほぼ2時間30分前後で
あることがわかった。
【0046】前記成形手段2成形加工を200〜25
0℃の雰囲気温度で行なったのは、200℃以下だと
形手段2成形加工によるひずみ除去が十分ではなく、
250℃以上だとひずみ除去効果がそれ以下の温度と変
わりがないためである。
【0047】前記曲げ成形手段5の成形加工を310〜
330℃で好ましくは320℃程度の雰囲気温度H3
行なったのは、ロ−ル曲げによる内部応力のひずみ除去
に最適に対処するためであり、また、後工程の貯溜手段
で必要な温度に合せて温度管理を容易にするためであ
る。
【0048】前記熱処理手段6の貯蔵を310〜330
℃の雰囲気温度H4で行なったのは、310℃以下だと
半製品端子B2が急激に硬化してしまい最適な硬度を確
保できなくなり、330℃以上だと反対に急激に軟化
てしまって最適な硬度を確保できないからである。
【0049】〔その他の実施形態〕 1) 上記第1実施形態では、接片形成手段21におい
て、金属薄板Bの板幅中央部分に搬送方向に沿って連続
する凸部を形成することで、プラグを差し込んで電気的
な接続を可能にするコンセント、ジャック、コネクタ−
等の差込み口側の接触端子を製造する方法について説明
したが、本発明はこれに限らず、接片形成手段21にお
いて、金属薄板Bの板幅中央部分に搬送方向に沿って連
続する凹部を形成することで、コンセント、ジャック、
コネクタ−等に差し込んで電気的な接続を可能にするプ
ラグ側の接触端子を製造する方法であってもよい。
【0050】2) 上記第1実施形態における成形手段
2の打抜き手段20、接片形成手段21、エンボス形成
手段22、切断手段4の各成形加工部を製造したい接触
端子の種類に対応する成形加工部に交換可能な構成にす
ることによって、幅の異なる帯状の金属薄板や、スリッ
ト形状、凹部又は凸部形状、だぼ形状が異なる接触端子
等を製造することができ、また、曲げ成形手段5の上側
の芯金ロ−ラ51、下側の芯金ロ−ラ52を、接触端子
の種類に対応する上側の芯金ロ−ラ51、下側の芯金ロ
−ラ52に交換可能な構成にすることによって、直径の
異なる接触端子を製造することができる。
【0051】3) 上記第1実施形態では、曲げ成形手
段5と、熱処理手段6とを後段加熱炉3内に一緒に設け
た例を説明したが、本発明はこれに限らず、曲げ成形手
段5と、熱処理手段6とをそれぞれ別々に加熱する構成
であってもよく。この場合、それぞれの加熱空間を小さ
くできる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示す原理説明図
【図2】金属薄板の加工状態を金属薄板の搬送に沿って
示す簡略斜視図
【図3】打抜き手段の要部を示す断面図
【図4】接片形成手段の要部を示す断面図
【図5】エンボス形成手段の要部を示す断面図
【図6】帯状金属薄板が半製品端子に至る経過を示す説
明図
【図7】曲げ成形手段の上側の芯金ロ−ラに半製品端子
が巻付いた状態を示す斜視図
【図8】曲げ成形手段の押板の押出しによって上側の芯
金ロ−ラから半製品端子が放出された状態を示す斜視図
【図9】帯状金属薄板の各成形状態を示す説明図
【図10】帯状金属薄板の各成形状態を示す説明図
【図11】引張り強さを示すグラフ
【図12】耐力を示すグラフ
【図13】伸びを示すグラフ
【符号の説明】
A 接触端子の製造装置 B 金属薄板 B1 端子板 B2 半製品端子 D 張力付与手段 2 成形手段 4 切断手段 5 曲げ成形手段 6 熱処理手段 20 打抜き手段 21 接片形成手段 18 A〜21A 上側の挟持ロ−ラ 18B〜21B 下側の挟持ロ−ラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 櫨山 繁 大阪府大阪市淀川区三津屋中3丁目1番 1号 国産バネ工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−294715(JP,A) 特開 平10−192950(JP,A) 特開 平8−78081(JP,A) 特開 昭55−30160(JP,A) 特開 平2−116069(JP,A) 特開 平8−10849(JP,A) 特開 昭61−82101(JP,A) 特開 平4−314359(JP,A) 実開 平6−36281(JP,U) 実開 昭55−171974(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 43/16

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状のばね性を備えた金属薄板を搬送す
    る搬送経路に、帯状金属薄板を端子の展開形状に対応す
    る形状に成形する成形手段と、成形された帯状金属薄板
    を端子長さ単位で切断する切断手段と、切断された端子
    板を所定径のロ−ル状に曲げ加工する曲げ成形手段とを
    配設して、帯状金属薄板を搬送しながらロ−ル状の半製
    品端子を製作したのち、この半製品端子を熱処理手段で
    所定時間貯蔵して、半製品端子残留応力を除去処理する
    接触端子の製造方法であって、 前記成形手段の少なくとも成形加工部での雰囲気温度
    を、熱処理手段での熱処理温度よりも低く、かつ、常温
    よりも高い温度に設定するとともに、前記成形手段での
    成形時に、張力付与手段で帯状金属薄板に張力を付与す
    ることを特徴とする接触端子の製造方法。
  2. 【請求項2】 成形手段の少なくとも成形加工部での雰
    囲気温度をH1,切断手段の少なくとも切断加工部での
    雰囲気温度をH2、曲げ成形手段の少なくとも曲げ加工
    部での雰囲気温度をH3、熱処理手段の熱処理温度をH
    4としたとき、H4=H3=H2>H1の関係に構成さ
    れている請求項1記載の接触端子の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記成形手段が少なくとも、板幅中央部
    分に搬送方向に沿って多数のスリットを形成する打抜き
    手段と、板幅中央部分に搬送方向に沿って連続する凹部
    又は凸部を形成する接片形成手段とから構成されている
    請求項1又は2記載の接触端子の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記張力付与手段が、搬送経路に沿って
    搬送される帯状金属薄板を表裏から挟持する一対の挟持
    ロ−ラを、少なくとも前記打抜き手段の搬送上手側と搬
    送下手側との二個所に配設して構成されているととも
    に、搬送上手側の挟持ロ−ラによる送り力が、搬送下手
    側の挟持ロ−ラによる送り力よりも小に構成されている
    請求項3記載の接触端子の製造方法。
  5. 【請求項5】 切断される端子板の長手方向が帯状金属
    薄板の圧延方向である請求項1〜4項いずれか1項に記
    載の接触端子の製造方法。
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