JP3516651B2 - 脱水乾燥装置 - Google Patents

脱水乾燥装置

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JP3516651B2 JP2000362995A JP2000362995A JP3516651B2 JP 3516651 B2 JP3516651 B2 JP 3516651B2 JP 2000362995 A JP2000362995 A JP 2000362995A JP 2000362995 A JP2000362995 A JP 2000362995A JP 3516651 B2 JP3516651 B2 JP 3516651B2
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康子 山下
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    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/30Wastewater or sewage treatment systems using renewable energies
    • Y02W10/37Wastewater or sewage treatment systems using renewable energies using solar energy

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  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脱水乾燥装置に関
する。工場や浄化施設から排出される含水廃棄物は、大
量の水分を含んでいる。すると、再利用が難かしく、焼
却処理も困難であるので、脱水乾燥処理して、含水廃棄
物中に含まれる水分を少なくしている。また、水分を含
んだ食材等は、腐りやすく、そのままでは、長期間保存
することができない。そこで、脱水乾燥することによっ
て食材中の水分を減少させて保存性を良くしている。本
発明は、このような含水廃棄物や水分を含む食材等の乾
燥を一例とし、水分を含むあらゆる種類の含水物を脱水
乾燥する脱水乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、工場や浄化施設から排出され
る含水廃棄物は、図10に示すように、脱水乾燥容器10
0 を用いて、天日によって脱水乾燥処理がなされる。こ
の脱水乾燥容器100 は、上面が開放された箱型の容器で
あり、その内面下部には、砂Sが敷き詰められている。
【0003】このため、脱水乾燥容器100 内に含水廃棄
物W1を入れれば、含水廃棄物W1と砂Sの界面から含
水廃棄物W1内に含まれる水が下方の砂Sに浸み出すの
で、含水物Wを脱水することができる。また、含水廃棄
物W1を入れた脱水乾燥容器100 を屋外に放置し、天日
にさらせば含水物Wの上面から含水廃棄物W1に含まれ
る水分が自然に蒸発して、含水廃棄物W1を乾燥させる
ことができる。
【0004】近年、含水廃棄物W1の排出量が増加して
おり、含水廃棄物W1を脱水乾燥させる時間を短くする
とともに、大量に処理することができる脱水乾燥装置が
求められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、脱水乾燥容
器100 の底面積を大きくすれば、含水廃棄物W1と砂S
の接触面積が大きくなり、脱水時間が短縮できるし、ま
た、含水廃棄物W1の上面が大気と接する面積も大きく
なり、乾燥時間を短縮できるが、脱水乾燥容器100 が大
型化し、嵩ばるという問題がある。また、複数の脱水乾
燥容器100 を用いれば、一度に大量の含水物Wの脱水乾
燥処理を行うことができる。しかし、含水廃棄物W1の
乾燥は天日によって行われるので、同じ期間放置して
も、各脱水乾燥容器100 の置かれた場所によって日当た
りや風通し等の環境条件が異なるため、乾燥された乾燥
廃棄物の乾燥状態が均一にならない。すると、全ての乾
燥廃棄物が乾燥するまで待つか、乾燥廃棄物を再利用す
るときに乾燥状態によって乾燥廃棄物を分別しなければ
ならない。このため、乾燥時間が長くなったり、作業の
工数が多くなるという問題がある。さらに、一度に大量
の含水廃棄物W1を処理するために、コンクリート等に
よって建設された大型の脱水乾燥槽を用いた場合、この
脱水乾燥槽に含水廃棄物W1を供給する作業および乾燥
した乾燥廃棄物を脱水乾燥容器100 から排出する作業
は、人手や重機を用いて行うので、作業に手間がかか
り、大変であるという問題がある。
【0006】本発明はかかる事情に鑑み、容器を大型化
することなく含水物の脱水乾燥時間を短くすることがで
き、大量の含水物の乾燥状態を均一化でき、含水物の供
給・排出作業が容易である脱水乾燥装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の脱水乾燥装置
は、含水物を脱水乾燥し、乾燥物とするための装置であ
って、前記含水物を収容し、該含水物から脱水された水
を溜める箱型のトレイを有する複数の脱水乾燥容器と、
該複数の脱水乾燥容器を、周回移動させる周回移動手段
と、前記脱水乾燥容器を保持する保持ユニットとからな
り、前記脱水乾燥容器が、前記含水物中の水分のみを透
過する脱水材と、該脱水材を内部に収容し、保持するト
レイとからなり、前記脱水材が波形であり、該脱水材の
下面と、前記トレイの内底面との間に空間が設けられて
おり、前記トレイの側面に、通気口が形成されており、
前記保持ユニットが、前記脱水乾燥容器が周回移動され
ている間、該脱水乾燥容器を、その上面を上に向けた状
態で水平に保つことを特徴とする。請求項2の脱水乾燥
装置は、請求項1記載の発明において、前記複数の脱水
乾燥容器を周回移動させる経路の途中に、前記脱水乾燥
容器に前記含水物を供給するための含水物供給手段と、
前記脱水乾燥容器を傾けるための容器反転手段とを備え
たことを特徴とする。
【0008】請求項1の発明によれば、含水物を収容し
た複数の脱水乾燥容器を、周回移動手段によって周回移
動させれば、各脱水乾燥容器の位置を順次入れ替えるこ
とができる。このため、天日によって含水物を乾燥した
ときに、周囲環境の違いによって生じる乾燥廃棄物の乾
燥状態の差を小さくし、乾燥状態を均一化することがで
きる。また、周回移動している間、保持ユニットによっ
て、脱水乾燥容器が、その上面を上に向けた状態で水平
に保たれているので、周回移動中に脱水乾燥容器が傾い
て、その内部に収容した含水物がこぼれることを防ぐこ
とができる。さらに、脱水乾燥容器を周回移動させるの
で、装置の設置面積を小さくすることができる。さら
に、周回移動中であっても、含水物から脱水された水を
脱水乾燥容器に溜めておくことができる。さらに、脱水
材の上面に含水物を載せれば、含水物に含まれる水分だ
けが、脱水材を透過するので、脱水材によって含水物を
脱水することができる。また、脱水材が波形なので、ト
レイ底面に対する脱水材の上面の面積が大きくなる。こ
のため、トレイの容積に対して、含水物と脱水材との接
触面積の割合を大きくすることができる。よって、トレ
イを大型化することなく、脱水処理の時間を短くするこ
とができる。さらに、脱水材の下面とトレイの内底面と
の間に空間が設けられているので、含水物の上面だけで
なく、含水物の下面も、脱水材を介して大気に接触して
おり、蒸気を 大気中に放出することができるので、大気
と含水物の接触面積が大きくなり、乾燥処理の時間を短
くすることができる。さらに、トレイの側面に形成され
た通気口から脱水材の下面とトレイの内底面との間に外
気が流入するので、脱水材下面から含水物に含まれる水
分の蒸発が促進される。このため、含水物の乾燥処理の
時間を短くすることができる。請求項2の発明によれ
ば、脱水乾燥容器を周回移動させれば、含水物供給手段
によって各脱水乾燥容器に含水物を順次供給することが
できる。また、脱水乾燥終了後、容器反転手段によって
脱水乾燥容器を傾けるだけで、乾燥廃棄物を、脱水乾燥
容器から排出させることができる。よって、含水物の供
給から排出までを自動化できるので、作業が容易にな
る。
【0009】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を図面
に基づき説明する。まず、本実施形態の脱水乾燥装置に
使用される脱水乾燥容器を説明する。図1は本発明にお
ける脱水乾燥容器の一実施形態の分解斜視図である。図
2は脱水乾燥容器10A の概略縦断面図である。図1及び
図2に示すように、脱水乾燥容器10A は、その内部に汚
泥等の含水廃棄物や水分を含む食材等の含水物Wを収容
した状態で含水物Wを脱水乾燥する容器である。この脱
水乾燥容器10A は、トレイ11A と脱水材15A とから構成
されている。
【0010】まず、トレイ11A を説明する。トレイ11A
は、箱型の部材であり、上面が開放されたものである。
このトレイ11A の側面には、トレイ11A 内部と外部との
間を連通させる通気口11h が形成されている。このた
め、通気口11h を通してトレイ11A 内に大気を通すこと
ができる。なお、通気口11h は、トレイ11A 内に大気を
通すことができればよく、トレイ11A の側面を貫通する
貫通孔等でもよい。また、トレイ11A の適所には、トレ
イ11A の下部に溜まった水を外部に排水するための排水
口11p が形成されている。
【0011】つぎに、脱水材15A を説明する。前記トレ
イ11A には、脱水材15A が収容され、保持されている。
この脱水材15A は、保持枠16A と脱水用部材17A とから
構成されている。脱水用部材17A は、箱型で、その底面
が断面視で三角形が連続した波形に形成された部材であ
る。このため、トレイ11A 底面に対する脱水用部材17A
の底面の面積を大きくすることができる。この脱水用部
材17A は、濾布や金網が脱水乾燥効果が高い点で好適で
あるが、含水物W中の水分のみを透過する素材であれ
ば,特に限定されない。
【0012】なお、図6〜図9に示すように、脱水材1
5の脱水用部材17の底面の形状は、三角形が連続した
波形でなくてもよく、半円形や矩形等が連続した波形で
もよいし、三角形や矩形、半円形等が断続的に形成され
た波形でもよい。つまり、脱水用部材17の底面の面積
が大きくなるように形成されていればよい。
【0013】保持枠16A は、その底面が脱水用部材17A
の底面と同一の形状をした部材であり、脱水用部材17A
を支持し、脱水用部材17A の底面の形状を保つためのも
のである。この保持枠16A は、例えば目の粗い金網等で
あるが特に限定はない。なお、脱水用部材17A が、含水
物Wを載せてもその波形の形状を維持できる強度を有す
るものであれば、保持枠16A は設けなくても良い。
【0014】よって、脱水乾燥容器10A によれば、脱水
用部材17A の上面に含水物Wを載せれば、含水物Wに含
まれる水分だけが、脱水用部材17A を透過するので、脱
水材15A によって含水物Wを脱水することができる。
【0015】また、脱水用部材17A の底面が波形である
ので、トレイ11A 底面に対する脱水用部材17A の底面の
面積が大きくなる。このため、トレイ11A の容積に対し
て、含水物Wと脱水材15A との接触面積の割合を大きく
することができる。よって、トレイ11A を大型化するこ
となく、脱水処理の時間を短くすることができる。
【0016】さらに、脱水用部材17A は、その底面が波
形をしているので、脱水用部材17A をトレイ11A に入れ
れば、脱水用部材17A の下面とトレイ11A の内底面との
間に空間ができる。このため、含水物Wの上面だけでな
く、含水物Wの下面も、脱水材15A を介してトレイ11A
の通気口11h から流入した空気と接触しており、蒸気を
大気中に放出することができるので、大気と含水物Wの
接触面積が大きくなり、乾燥処理の時間を短くすること
ができる。
【0017】さらに、トレイ11A の側面に形成された通
気口11h から脱水材15A の下面とトレイ11A の内底面と
の間に外気が流入するので、脱水材15A の下面から含水
廃棄物W1に含まれる水分の蒸発が促進される。このた
め、含水物Wの乾燥処理の時間を短くすることができ
る。
【0018】なお、図2に示すように、前記保持枠16A
の前後両端上部に、外向きに掛合部16f を形成すれば、
脱水用部材17A の下面とトレイ11A の内底面との間の空
間が大きくなり、脱水用部材17A の下面とトレイ11A と
の間の風通しがさらに良くなるので、乾燥時間をさらに
短くすることができる。
【0019】つぎに、脱水乾燥容器10を周回移動させ
ながら含水物Wを脱水乾燥処理させる脱水乾燥装置1A
について説明する。
【0020】図3は本実施形態の脱水乾燥装置1Aの概
略説明図である。同図に示すように本実施形態の脱水乾
燥装置1Aは、複数の前記脱水乾燥容器10と、周回移
動手段20と、保持ユニット30と、含水物供給手段4
0と、油圧シリンダ50とから基本構成されたものであ
る。
【0021】まず、周回移動手段20を説明する。符号
2は、機枠を示しており、この機枠2には、前後両端に
駆動スプロケット21が取り付けられた駆動回転軸21a
と、この駆動回転軸21a の上方において、前後両端に従
動スプロケット22が取り付けられた従動回転軸22a と
が水平で互いに平行かつ回転自在に配設されている。こ
の駆動回転軸21a および従動回転軸22a の前後両端にお
いて、上下一対の駆動スプロケット21と従動スプロケ
ット22の間には、チェーン24がそれぞれ巻き掛けら
れており、この前後のチェーン24、24間には、保持
ユニット30によって複数の脱水乾燥容器10が取り付
けられている。このため、駆動スプロケット21を回転
させれば、チェーン24が周回するので、チェーン24
に取り付けられた脱水乾燥容器10をチェーン24とと
もに周回移動させることができる。
【0022】次に、保持ユニット30を説明する。図4
は脱水乾燥容器10A を収容した保持ユニット30の概略
斜視図である。同図に示すように、前記周回移動手段2
0の前後のチェーン24、24間には、棒状の部材であ
る支持軸33が、その軸が水平になるように取り付けら
れている。この支持軸33には、前後一対のアーム3
2、32によって、脱水乾燥容器10が、揺動自在に吊
り下げられている。よって、脱水乾燥容器10は、保持
ユニット30によって、周回移動している間常に水平に
保たれるのである。
【0023】つぎに、含水物供給手段40を説明する。
前記周回移動手段20によって、脱水乾燥容器10を周
回移動させる径路の途中には、含水物供給手段40が設
けられている。この含水物供給手段40は、含水物Wが
搬入されるホッパー41と、搬入された含水物Wを排出
するための供給管42を備えている。この含水物供給手
段40は、供給管42から含水物Wを脱水乾燥容器10
に排出して、脱水乾燥容器10に含水物Wを供給するた
めのものである。
【0024】つぎに、油圧シリンダ50を説明する。本
実施形態の脱水乾燥装置1Aの下方には、後処理装置M
が設けられており、この後処理装置Mの上端に、後処理
装置Mに乾燥した乾燥物Dを供給するためのホッパーH
が設けられている。このホッパーHの上方には、油圧シ
リンダ50が、そのロッドを保持ユニット30の周回移
動させる径路に向けて配設されている。このため、油圧
シリンダ50の位置に脱水乾燥容器10が来たときに、
油圧シリンダ50のロッドを伸長させれば、脱水乾燥容
器10を押して傾けることができ、乾燥物Dを脱水乾燥
容器10から排出することができる。この油圧シリンダ
50が特許請求の範囲にいう容器反転手段である。
【0025】なお、脱水乾燥容器10を傾ける方法は上
記の方法に限られず、脱水乾燥容器10を傾けることが
できればどのような方法を用いてもよい。例えば、先端
に爪を有するアームを用い、その爪を脱水乾燥容器10
に引っ掛けて引っ張ることによって脱水乾燥容器10を
傾けてもよいし、脱水乾燥容器10の周回経路に出没自
在なレールを設け、そのレールを脱水乾燥容器10に接
触させることによって脱水乾燥容器10を傾けてもよ
い。
【0026】つぎに、本実施形態の脱水乾燥装置1Aの
作用と効果を説明する。まず、周回移動手段20の駆動
スプロケット21を回転させると、チェーン24ととも
に脱水乾燥容器10が鉛直面内を周回移動する。
【0027】脱水乾燥容器10を周回移動させながら、
含水物供給手段40の供給管42から含水物Wを排出す
れば、含水物供給手段40によって脱水乾燥容器10に
含水物Wを順次供給することができる。全ての脱水乾燥
容器10に含水物Wが供給されれば、供給管42から脱
水乾燥容器10への含水物Wの排出を停止する。
【0028】ついで、周回移動手段20によって連続又
は間欠的に脱水乾燥容器10を周回移動させながら、天
日によって含水物Wを脱水乾燥させる。すると、脱水乾
燥容器10の位置を順次入れ替えながら含水物Wを脱水
乾燥することになるので、各脱水乾燥容器10の周囲環
境の差を小さくすることができる。よって、脱水乾燥さ
れた乾燥物Dの乾燥状態の差を小さくし、均一化でき
る。
【0029】全ての脱水乾燥容器10に収容された含水
物Wが脱水乾燥され、乾燥物Dとなれば、油圧シリンダ
50によって、脱水乾燥容器10を順次傾けることによ
って、脱水乾燥容器10内の乾燥物Dを下方に設けられ
たホッパーHに排出することができる。
【0030】全ての脱水乾燥容器10から乾燥物Dを排
出し終れば、周回移動手段20によって脱水乾燥容器1
0を周回させながら再び含水物供給手段40の供給管4
2から含水物Wを排出すれば、各脱水乾燥容器10に含
水物Wを供給できる。
【0031】上記の作業をくり返すことによって、連続
して含水物Wの脱水乾燥処理を行うことができる。
【0032】よって、本実施形態の脱水乾燥装置1Aに
よれば、含水物Wを収容した複数の脱水乾燥容器10
を、周回移動手段によって周回移動させることによっ
て、各脱水乾燥容器10の位置を順次入れ替えることが
できる。このため、天日によって含水物Wを乾燥したと
きに、周囲環境の違いによって生じる乾燥物Dの乾燥状
態の差を小さくし、乾燥状態を均一化することができ
る。
【0033】また、周回移動している間、保持ユニット
30によって脱水乾燥容器10が水平に保たれているの
で、周回移動中に脱水乾燥容器10が傾いて、その内部
に収容した含水物がこぼれることを防ぐことができる。
【0034】さらに、脱水乾燥容器10を周回移動させ
れば、含水物供給手段40によって各脱水乾燥容器10
に含水物Wを順次供給することができる。また、脱水乾
燥終了後、油圧シリンダ50によって脱水乾燥容器10
を傾けるだけで、乾燥物Dを、脱水乾燥容器10から排
出させることができる。よって、含水物Wの供給から排
出までを自動化できるので、作業が容易になる。
【0035】また、脱水乾燥容器10を周回移動させる
脱水乾燥装置は、以下に示すような構成でもよい。図5
は他の実施形態の脱水乾燥装置1Bの概略説明図であ
る。同図に示すように、他の実施形態の脱水乾燥装置1
Bは、駆動回転軸21a と従動回転軸22a とが互いに平行
かつ水平に並んで配設されており、この駆動回転軸21a
と従動回転軸22a との間には、脱水乾燥容器10を支持
するためのレール81が設けられている。
【0036】よって、脱水乾燥装置1Bによれば、脱水
乾燥容器10を水平方向に周回移動させることができ、
しかも、水平レール81によって水平移動中の脱水乾燥
容器10を水平に保つことができる。また、脱水乾燥容
器10の荷重を水平レール81が支持するので、水平レ
ール81に投入される含水物Wの重量が大きくなって
も、駆動スプロケット21、駆動スプロケット22およ
びチェーン24に加わる荷重を小さくできるので、駆動
スプロケット21、駆動スプロケット22およびチェー
ン24が破損することを防ぐことができる。さらに、脱
水乾燥装置1Bを複数段重ねて設置することができるの
で、装置の設置面積を小さくしても、含水物Wを処理す
る能力を高くすることができる。
【0037】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、複数の脱水乾
燥容器を、周回移動手段によって周回移動させことによ
って、天日によって含水物を乾燥したときに、乾燥状態
を均一化することができ、周回移動中に脱水乾燥容器が
傾いて、その内部に収容した含水物がこぼれることを防
ぐことができ、装置の設置面積を小さくすることができ
る。また、トレイの容積に対して、含水物と脱水材との
接触面積の割合を大きくすることができるので、トレイ
を大型化することなく、脱水処理の時間を短くすること
ができ、しかも、大気と含水物の接触面積が大きくな
り、乾燥処理の時間を短くすることができる。さらに、
トレイの側面に形成された通気口から脱水材の下面とト
レイの内底面との間に外気が流入するので、脱水材下面
から含水物に含まれる水分の蒸発が促進される。このた
め、含水物の乾燥処理の時間を短くすることができる。
請求項2の発明によれば、含水物の供給から排出までを
自動化できるので、作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における脱水乾燥容器の一実施形態の
分解斜視図である。
【図2】 脱水乾燥容器10A の概略縦断面図である。
【図3】 本実施形態の脱水乾燥装置1Aの概略説明図
である。
【図4】 脱水乾燥容器10A を収容した保持ユニット3
0の概略斜視図である。
【図5】 他の実施形態の脱水乾燥装置1Bの概略説明
図である。
【図6】 本発明における脱水乾燥容器の他の実施形態
の分解斜視図である。
【図7】 本発明における脱水乾燥容器の他の実施形態
の分解斜視図である。
【図8】 本発明における脱水乾燥容器の他の実施形態
の分解斜視図である。
【図9】 本発明における脱水乾燥容器の他の実施形態
の分解斜視図である。
【図10】 従来の脱水乾燥容器100 の概略説明図であ
って、(A)は斜視図、(B)は縦断面図である。
【符号の説明】
1 脱水乾燥装置 10 脱水乾燥容器 11 トレイ 11h 通気口 15 脱水材 20 周回移動手段 30 保持ユニット 40 含水物供給手段 50 油圧シリンダ W 含水物 D 乾燥物
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F26B 17/00 F26B 25/00 J 25/00 Z B01D 23/02 A (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F26B 5/00 F26B 17/00 F26B 25/00 F26B 25/18 B01D 29/00 C02F 11/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】含水物を脱水乾燥し、乾燥物とするための
    装置であって、 前記含水物を収容し、該含水物から脱水された水を溜め
    る箱型のトレイを有する複数の脱水乾燥容器と、 該複数の脱水乾燥容器を、周回移動させる周回移動手段
    と、 前記脱水乾燥容器を保持する保持ユニットとからなり、前記脱水乾燥容器が、 前記含水物中の水分のみを透過する脱水材と、 該脱水材を内部に収容し、保持するトレイとからなり、 前記脱水材が波形であり、 該脱水材の下面と、前記トレイの内底面との間に空間が
    設けられており、 前記トレイの側面に、通気口が形成されており、 前記 保持ユニットが、前記脱水乾燥容器が周回移動され
    ている間、該脱水乾燥容器を、その上面を上に向けた状
    態で水平に保つことを特徴とする脱水乾燥装置。
  2. 【請求項2】前記複数の脱水乾燥容器を周回移動させる
    経路の途中に、前記脱水乾燥容器に前記含水物を供給す
    るための含水物供給手段と、 前記脱水乾燥容器を傾けるための容器反転手段とを備え
    たことを特徴とする請求項1記載の脱水乾燥装置。
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