JP3516563B2 - 歯科用インスツルメントホース - Google Patents
歯科用インスツルメントホースInfo
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- Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科用インスツル
メントホース、より詳細には、施術中、術者にインスツ
ルメントホースの荷重負担があまりかからない、使い勝
手のよい歯科用インスツルメントホースに関する。 【０００２】 【従来の技術】図４は、従来の歯科用インスツルメント
の一例を説明するための図で、図中、１は歯科治療用イ
ンスツルメント（例えば、エアータービン、マイクロエ
ンジン、シリンジ等）、２は該歯科治療用インスツルメ
ント１にエアー、電気、水等を供給するインスツルメン
トホースで、該インスツルメントホース２は、周知のよ
うに、図示しない一端が歯科ユニットに接続され、他端
２ａが図示のように前記インスツルメント１に着脱自在
に連結され、使用時、歯科ユニットから供給される圧縮
空気にてエアータビンを駆動し（インスツルメントがエ
アータービンの場合）、或いは、歯科ユニットから供給
される電気にてマイクロモータを駆動し（インスツルメ
ントがマイクエンジンの場合）、或いは、歯科ユニット
から供給される圧縮空気と水とによりスプレーを噴射
（インスツルメントがシリンジの場合）等するものであ
る。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】上述のように、歯科用
インスツルメントホース２は、その先端端部に歯科治療
用インスツルメント１を着脱自在に連結して使用するも
のであるが、連結後、インスツルメント１とインスツル
メントホース２は一体化され、例えば、歯科用インスツ
ルメント１を矢印Ａ方向に向きを変えて治療しようとす
ると、それに応じて、インスツルメントホースも一緒に
回動し、術者にかかる負担が大きかった。また、インス
ツルメントホース２がインスツルメント１に対して同軸
に延長しており、そのため、インスツルメント使用時、
インスツルメントホース２がインスツルメント１の握持
部１ａ（術者は、この握持部１ａを持って歯科治療を行
う）から離れた位置で唾れ下り、握持部に対するモーメ
ント荷重が大きく、術者に大きな負担をかけていた。 【０００４】本発明は、上述のごとき問題を解決するた
めになされたもので、特に、インスツルメントホースを
インスツルメントに対して所定角度の範囲で回動自在に
することで、単に、インスツルメントを回動するだけの
力で（つまり、インスツルメントホースまで回動するこ
となく）、インスツルメントを操作することができ、更
には、インスツルメントホースの唾れ下る位置をできる
だけ、握持部に近くし、握持部にかかるモーメント荷重
を小さくし、術者にかかる荷重負担を小さくすることを
目的としてなされたものである。 【０００５】 【課題を解決するための手段】本発明は、一端が歯科ユ
ニットに接続され、他端が歯科インスツルメントに連結
され、該歯科インスツルメントにエアー、水、電気等を
供給する歯科用インスツルメントホースであって、該歯
科用インスツルメントホースは、前記歯科インスツルメ
ントとの接続部において、前記歯科用インスツルメント
に着脱自在に連結される接続端子部材と、該接続端子部
材に対して所定の角度をもって連結されるホース端末処
理接続部材と、該ホース端末処理接続部材及び前記連結
部材とを前記歯科用インスツルメントに対して回動自在
に連結する連結部材とからなることを特徴としたもので
ある。 【０００６】 【発明の実施の形態】図１は、本発明による歯科用イン
スツルメントホースの一実施例を説明するための要部構
成図で、図中、１は歯科用インスツルメント、１０は本
発明による歯科用インスツルメントホースで、該歯科用
インスツルメントホース１０の一端は図示しない歯科ユ
ニットに１０ａ1にて示すように直接接続され或いは１
０ａ2にて示すように端末処理されてワンタッチ形式で
接続され、他端は１０ｂにて示すように歯科用インスツ
ルメント１に着脱自在に接続されるようになっている。 【０００７】歯科用インスツルメントホース１０内に
は、周知のように、インスツルメント１に供給するエア
ー、電気、水用のチューブ１１やリード線１２が配設さ
れているが、これらは、歯科用インスツルメント１との
接続部１０ｂ側において、図２に示すように、周知の連
結方式によって連結され、歯科用インスツルメント１は
インスツルメントホース１０に対して回動自在に連結さ
れるようになっている。すなわち、電気回路は接続端子
部材１３の外周部に設けられたスリップリングと、イン
スツルメント側の接続端子部材に設けられ、前記スリッ
プリングに接触して回動する接点により、また、エアー
及び水回路は、接続端子部材１３の回動中心とインスツ
ルメント側の接続端子部材の回動中心とを連結する通路
及び接続端子部材１３の外周部に設けられた円環状の溝
と、インスツルメント側の接続端子部材の内周部に、前
記接続部材１３の外周部に設けられた円環状の溝に対向
して設けられた円環状の溝とによって形成される通路に
より、歯科用インスツルメントホース１０側の電気、エ
アー、水回路が、歯科用インスツルメント１側の電気、
エアー、水、回路に、該歯科用インスツルメント１を回
動しても何ら問題なく接続されるようになっている。な
お、連結部材１５はインスツルメント１側とインスツル
メントホース１０側を回動自在にかつ軸方向に抜けない
ように連結する部材である。 【０００８】従って、施術中、歯科用インスツルメント
１を矢印Ａ方向に回動しても、これらチューブ１１やリ
ード線１２が該インスツルメントの回動に対する負荷に
なることはない。また、歯科用インスツルメントホース
１０も、前述のように、歯科用インツルメント１に対し
て回動自在であるので、該歯科用インスツルメントホー
ス１０も、インスツルメント１の回動に対して負荷とな
ることはなく、術者は、単に、歯科用インスツルメント
１を回動するだけの軽負荷で、インスツルメント１の向
きを変えて施術することができる。 【０００９】更に、本発明においては、端末処理部材１
４は、図３に示すように、所定の角度（９０°＜θ＜１
８０°）をもって、構成されており、従って、歯科用イ
ンスツルメントホース１０は、歯科用インスツメント１
の握持部１ａに最も近いところで唾れ下り、握持部１ａ
にかかるモーメント荷重が小なくなっている（従来技術
によると、鎖線にて示すように、インスツルメント１に
対して直線状（１８０°）に延長しているので、インス
ツルメントホース１０が唾れ下る位置がインスツルメン
ト１の握持部から遠くなり、モーメント荷重が大き
い）。 【００１０】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、歯科用インスツルメントホースを歯科用イン
スツルメントに対して所定角度の範囲で回動自在にした
ので、単に、インスツルメントを回動するだけの力で
（つまり、インスツルメントホースまで回動することな
く）、インスツルメントを操作することができ、更に
は、歯科用インスツルメントホースの唾れ下る位置をで
きるだけ、握持部に近くしたので、握持部にかかるモー
メント荷重を小さくでき、術者にかかる荷重負担を小さ
くすることをができる。
メントホース、より詳細には、施術中、術者にインスツ
ルメントホースの荷重負担があまりかからない、使い勝
手のよい歯科用インスツルメントホースに関する。 【０００２】 【従来の技術】図４は、従来の歯科用インスツルメント
の一例を説明するための図で、図中、１は歯科治療用イ
ンスツルメント（例えば、エアータービン、マイクロエ
ンジン、シリンジ等）、２は該歯科治療用インスツルメ
ント１にエアー、電気、水等を供給するインスツルメン
トホースで、該インスツルメントホース２は、周知のよ
うに、図示しない一端が歯科ユニットに接続され、他端
２ａが図示のように前記インスツルメント１に着脱自在
に連結され、使用時、歯科ユニットから供給される圧縮
空気にてエアータビンを駆動し（インスツルメントがエ
アータービンの場合）、或いは、歯科ユニットから供給
される電気にてマイクロモータを駆動し（インスツルメ
ントがマイクエンジンの場合）、或いは、歯科ユニット
から供給される圧縮空気と水とによりスプレーを噴射
（インスツルメントがシリンジの場合）等するものであ
る。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】上述のように、歯科用
インスツルメントホース２は、その先端端部に歯科治療
用インスツルメント１を着脱自在に連結して使用するも
のであるが、連結後、インスツルメント１とインスツル
メントホース２は一体化され、例えば、歯科用インスツ
ルメント１を矢印Ａ方向に向きを変えて治療しようとす
ると、それに応じて、インスツルメントホースも一緒に
回動し、術者にかかる負担が大きかった。また、インス
ツルメントホース２がインスツルメント１に対して同軸
に延長しており、そのため、インスツルメント使用時、
インスツルメントホース２がインスツルメント１の握持
部１ａ（術者は、この握持部１ａを持って歯科治療を行
う）から離れた位置で唾れ下り、握持部に対するモーメ
ント荷重が大きく、術者に大きな負担をかけていた。 【０００４】本発明は、上述のごとき問題を解決するた
めになされたもので、特に、インスツルメントホースを
インスツルメントに対して所定角度の範囲で回動自在に
することで、単に、インスツルメントを回動するだけの
力で（つまり、インスツルメントホースまで回動するこ
となく）、インスツルメントを操作することができ、更
には、インスツルメントホースの唾れ下る位置をできる
だけ、握持部に近くし、握持部にかかるモーメント荷重
を小さくし、術者にかかる荷重負担を小さくすることを
目的としてなされたものである。 【０００５】 【課題を解決するための手段】本発明は、一端が歯科ユ
ニットに接続され、他端が歯科インスツルメントに連結
され、該歯科インスツルメントにエアー、水、電気等を
供給する歯科用インスツルメントホースであって、該歯
科用インスツルメントホースは、前記歯科インスツルメ
ントとの接続部において、前記歯科用インスツルメント
に着脱自在に連結される接続端子部材と、該接続端子部
材に対して所定の角度をもって連結されるホース端末処
理接続部材と、該ホース端末処理接続部材及び前記連結
部材とを前記歯科用インスツルメントに対して回動自在
に連結する連結部材とからなることを特徴としたもので
ある。 【０００６】 【発明の実施の形態】図１は、本発明による歯科用イン
スツルメントホースの一実施例を説明するための要部構
成図で、図中、１は歯科用インスツルメント、１０は本
発明による歯科用インスツルメントホースで、該歯科用
インスツルメントホース１０の一端は図示しない歯科ユ
ニットに１０ａ1にて示すように直接接続され或いは１
０ａ2にて示すように端末処理されてワンタッチ形式で
接続され、他端は１０ｂにて示すように歯科用インスツ
ルメント１に着脱自在に接続されるようになっている。 【０００７】歯科用インスツルメントホース１０内に
は、周知のように、インスツルメント１に供給するエア
ー、電気、水用のチューブ１１やリード線１２が配設さ
れているが、これらは、歯科用インスツルメント１との
接続部１０ｂ側において、図２に示すように、周知の連
結方式によって連結され、歯科用インスツルメント１は
インスツルメントホース１０に対して回動自在に連結さ
れるようになっている。すなわち、電気回路は接続端子
部材１３の外周部に設けられたスリップリングと、イン
スツルメント側の接続端子部材に設けられ、前記スリッ
プリングに接触して回動する接点により、また、エアー
及び水回路は、接続端子部材１３の回動中心とインスツ
ルメント側の接続端子部材の回動中心とを連結する通路
及び接続端子部材１３の外周部に設けられた円環状の溝
と、インスツルメント側の接続端子部材の内周部に、前
記接続部材１３の外周部に設けられた円環状の溝に対向
して設けられた円環状の溝とによって形成される通路に
より、歯科用インスツルメントホース１０側の電気、エ
アー、水回路が、歯科用インスツルメント１側の電気、
エアー、水、回路に、該歯科用インスツルメント１を回
動しても何ら問題なく接続されるようになっている。な
お、連結部材１５はインスツルメント１側とインスツル
メントホース１０側を回動自在にかつ軸方向に抜けない
ように連結する部材である。 【０００８】従って、施術中、歯科用インスツルメント
１を矢印Ａ方向に回動しても、これらチューブ１１やリ
ード線１２が該インスツルメントの回動に対する負荷に
なることはない。また、歯科用インスツルメントホース
１０も、前述のように、歯科用インツルメント１に対し
て回動自在であるので、該歯科用インスツルメントホー
ス１０も、インスツルメント１の回動に対して負荷とな
ることはなく、術者は、単に、歯科用インスツルメント
１を回動するだけの軽負荷で、インスツルメント１の向
きを変えて施術することができる。 【０００９】更に、本発明においては、端末処理部材１
４は、図３に示すように、所定の角度（９０°＜θ＜１
８０°）をもって、構成されており、従って、歯科用イ
ンスツルメントホース１０は、歯科用インスツメント１
の握持部１ａに最も近いところで唾れ下り、握持部１ａ
にかかるモーメント荷重が小なくなっている（従来技術
によると、鎖線にて示すように、インスツルメント１に
対して直線状（１８０°）に延長しているので、インス
ツルメントホース１０が唾れ下る位置がインスツルメン
ト１の握持部から遠くなり、モーメント荷重が大き
い）。 【００１０】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、歯科用インスツルメントホースを歯科用イン
スツルメントに対して所定角度の範囲で回動自在にした
ので、単に、インスツルメントを回動するだけの力で
（つまり、インスツルメントホースまで回動することな
く）、インスツルメントを操作することができ、更に
は、歯科用インスツルメントホースの唾れ下る位置をで
きるだけ、握持部に近くしたので、握持部にかかるモー
メント荷重を小さくでき、術者にかかる荷重負担を小さ
くすることをができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明による歯科用インスツルメントホース
の一実施例を説明するための外観図である。 【図２】 本発明による歯科用インスツルメントホース
の歯科用インスツルメントとの接続部の構造を説明する
ための要部構成図である。 【図３】 本発明による歯科用インスツルメントホース
の要部側面図である。 【図４】 従来の歯科用インスツルメントの一例を説明
するための図である。 【符号の説明】 １…歯科用インスツルメント、１ａ…握持部、１０…歯
科用インスツルメントホース、１１…チューブ、１２…
リード線、１３…接続端子部材、１４…ホース端末処理
部材、１５…連結部材。
の一実施例を説明するための外観図である。 【図２】 本発明による歯科用インスツルメントホース
の歯科用インスツルメントとの接続部の構造を説明する
ための要部構成図である。 【図３】 本発明による歯科用インスツルメントホース
の要部側面図である。 【図４】 従来の歯科用インスツルメントの一例を説明
するための図である。 【符号の説明】 １…歯科用インスツルメント、１ａ…握持部、１０…歯
科用インスツルメントホース、１１…チューブ、１２…
リード線、１３…接続端子部材、１４…ホース端末処理
部材、１５…連結部材。
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
A61C 1/08
A61C 19/00
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 一端が歯科ユニットに接続され、他端が
歯科インスツルメントに連結され、該歯科インスツルメ
ントにエアー、水、電気等を供給する歯科用インスツル
メントホースであって、該歯科用インスツルメントホー
スは、前記歯科インスツルメントとの接続部において、
前記歯科用インスツルメントに着脱自在に連結される接
続端子部材と、該接続端子部材に対して所定の角度をも
って連結されるホース端末処理接続部材と、該ホース端
末処理接続部材及び前記連結部材とを前記歯科用インス
ツルメントに対して回動自在に連結する連結部材とから
なることを特徴とする歯科用インスツルメントホース。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32288196A JP3516563B2 (ja) | 1996-12-03 | 1996-12-03 | 歯科用インスツルメントホース |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32288196A JP3516563B2 (ja) | 1996-12-03 | 1996-12-03 | 歯科用インスツルメントホース |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10155810A JPH10155810A (ja) | 1998-06-16 |
| JP3516563B2 true JP3516563B2 (ja) | 2004-04-05 |
Family
ID=18148664
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32288196A Expired - Fee Related JP3516563B2 (ja) | 1996-12-03 | 1996-12-03 | 歯科用インスツルメントホース |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3516563B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5500987B2 (ja) * | 2006-06-01 | 2014-05-21 | デンツプライ インターナショナル インコーポレーテッド | 歯科用ハンドピース用の角度付きホース接続部 |
-
1996
- 1996-12-03 JP JP32288196A patent/JP3516563B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10155810A (ja) | 1998-06-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040116 |
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