JP3516153B2 - ガス着火器 - Google Patents
ガス着火器Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23D—BURNERS
- F23D14/00—Burners for combustion of a gas, e.g. of a gas stored under pressure as a liquid
- F23D14/46—Details, e.g. noise reduction means
- F23D14/48—Nozzles
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23D—BURNERS
- F23D14/00—Burners for combustion of a gas, e.g. of a gas stored under pressure as a liquid
- F23D14/28—Burners for combustion of a gas, e.g. of a gas stored under pressure as a liquid in association with a gaseous fuel source, e.g. acetylene generator, or a container for liquefied gas
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23Q—IGNITION; EXTINGUISHING-DEVICES
- F23Q2/00—Lighters containing fuel, e.g. for cigarettes
- F23Q2/16—Lighters with gaseous fuel, e.g. the gas being stored in liquid phase
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Lighters Containing Fuel (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、本体部の点火操作
によって本体部から延びた棒状の先端パイプの先端部か
らガス炎を噴出するガス着火器に関し、特にその先端パ
イプの構造に関するものである。
によって本体部から延びた棒状の先端パイプの先端部か
らガス炎を噴出するガス着火器に関し、特にその先端パ
イプの構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より、自動点火方式になっていない
ガス器具等の燃焼機器、あるいは液体または固形燃料等
の燃焼しようとする可燃物への着火には、マッチ、ライ
ター等の着火器を使用しているが、着火点が器具内奥部
に位置している場合等には、炎部と点火操作する手の位
置との距離が近いことで着火操作が行い難いものであ
る。
ガス器具等の燃焼機器、あるいは液体または固形燃料等
の燃焼しようとする可燃物への着火には、マッチ、ライ
ター等の着火器を使用しているが、着火点が器具内奥部
に位置している場合等には、炎部と点火操作する手の位
置との距離が近いことで着火操作が行い難いものであ
る。
【０００３】この点から、燃料の液化ガスを貯蔵するガ
スタンクを備えた本体部から先端パイプを延ばし、この
先端パイプの先端部に設けた噴出ノズルからガス炎を噴
出するようにして、着火位置と点火操作位置との距離を
長くして着火が容易に行えるようにしたガス着火器が市
販され、普及している。
スタンクを備えた本体部から先端パイプを延ばし、この
先端パイプの先端部に設けた噴出ノズルからガス炎を噴
出するようにして、着火位置と点火操作位置との距離を
長くして着火が容易に行えるようにしたガス着火器が市
販され、普及している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかして、上記のよう
なガス着火器は先端パイプが剛体で構成された直線状で
あり、ガス器具の着火口等を通しての着火操作の際に、
無理な操作姿勢となって着火困難となる場合や、着火口
の直線延長上に壁その他の障害物が存在して、正規の着
火位置に先端部を挿入できずに良好な着火性が得られな
い場合がある。
なガス着火器は先端パイプが剛体で構成された直線状で
あり、ガス器具の着火口等を通しての着火操作の際に、
無理な操作姿勢となって着火困難となる場合や、着火口
の直線延長上に壁その他の障害物が存在して、正規の着
火位置に先端部を挿入できずに良好な着火性が得られな
い場合がある。
【０００５】このような点に対処して、前記本体部から
延びる先端パイプに可撓性を付与すると、本体部から屈
曲して延びる先端パイプによって所定の位置で着火が行
え、良好な着火性が得られることに着眼した。
延びる先端パイプに可撓性を付与すると、本体部から屈
曲して延びる先端パイプによって所定の位置で着火が行
え、良好な着火性が得られることに着眼した。
【０００６】しかし、先端パイプに屈曲可能な可撓性パ
イプを適用する場合に、可撓性パイプの一例としては外
力によって変形し、外力がなくなった際に変形した形状
のままに保持する復元性のない可撓性部材が、例えば各
種ホース等に使用されているが、この復元性のない素材
を使用することが考えられる。
イプを適用する場合に、可撓性パイプの一例としては外
力によって変形し、外力がなくなった際に変形した形状
のままに保持する復元性のない可撓性部材が、例えば各
種ホース等に使用されているが、この復元性のない素材
を使用することが考えられる。
【０００７】この場合には、目的とする可燃物への着火
位置がガス着火器の本体部（操作部）より直線位置でな
く屈曲しているときに、予め可撓性先端パイプをこれに
適合するように屈曲させ、着火位置に先端パイプの着火
部を近づけ着火させるように使用することになる。
位置がガス着火器の本体部（操作部）より直線位置でな
く屈曲しているときに、予め可撓性先端パイプをこれに
適合するように屈曲させ、着火位置に先端パイプの着火
部を近づけ着火させるように使用することになる。
【０００８】その際、事前の屈曲がうまく適合しない場
合には、再度先端パイプの屈曲を調整することが必要と
なる。あるいは、着火後のガス着火器を保管する場合に
は、屈曲している先端パイプを直線形状に戻すように変
形させる操作を行うこともある。
合には、再度先端パイプの屈曲を調整することが必要と
なる。あるいは、着火後のガス着火器を保管する場合に
は、屈曲している先端パイプを直線形状に戻すように変
形させる操作を行うこともある。
【０００９】しかし、上記のような先端パイプの変形操
作を行うについては、先端パイプの先端着火部の温度が
高くなっている場合もあり、その操作には注意を要す
る。また、着火と保管とを繰り返す際には、その都度の
屈曲操作を必要とし、操作が煩雑となる。
作を行うについては、先端パイプの先端着火部の温度が
高くなっている場合もあり、その操作には注意を要す
る。また、着火と保管とを繰り返す際には、その都度の
屈曲操作を必要とし、操作が煩雑となる。
【００１０】そこで本発明は上記事情に鑑み、先端パイ
プを可撓性部材で構成するについて、着火時および保管
時の屈曲操作を不要としたガス着火器を提供せんとする
ものである。
プを可撓性部材で構成するについて、着火時および保管
時の屈曲操作を不要としたガス着火器を提供せんとする
ものである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明のガス着火器は、ガスタンクを備えた本体部から棒状
に延びる先端パイプにおいて、噴出ノズルを設置した先
端部を除いた一部または全部を、外力が作用した際に屈
曲変形して先端部の指向方向が変化する一方、外力が除
去された際には外力が作用する前の状態に復帰する復元
力を有する可撓性部材で構成したことを特徴とするもの
である。
明のガス着火器は、ガスタンクを備えた本体部から棒状
に延びる先端パイプにおいて、噴出ノズルを設置した先
端部を除いた一部または全部を、外力が作用した際に屈
曲変形して先端部の指向方向が変化する一方、外力が除
去された際には外力が作用する前の状態に復帰する復元
力を有する可撓性部材で構成したことを特徴とするもの
である。
【００１２】前記可撓性部材としては、成型帯状板材を
螺旋状に巻き付けてなるパイプ自体が復元力を有する可
撓性パイプ、または、線状バネ材をコイルバネ状に巻き
付けてなるパイプ自体が復元力を有する可撓性パイプで
構成するのが望ましい。
螺旋状に巻き付けてなるパイプ自体が復元力を有する可
撓性パイプ、または、線状バネ材をコイルバネ状に巻き
付けてなるパイプ自体が復元力を有する可撓性パイプで
構成するのが望ましい。
【００１３】また、前記可撓性部材としては、復元力の
小さい可撓性パイプ内に線状またはコイル状復元バネを
配設してなるもの、または、屈曲変形時に拡張する部分
を有する復元力の小さい可撓性パイプに弾性材を張設し
てなるもので構成可能である。
小さい可撓性パイプ内に線状またはコイル状復元バネを
配設してなるもの、または、屈曲変形時に拡張する部分
を有する復元力の小さい可撓性パイプに弾性材を張設し
てなるもので構成可能である。
【００１４】
【発明の効果】上記のようなガス着火器では、先端パイ
プの一部または全部を、外力が作用した際に屈曲変形し
外力が除去された際には元の状態に復帰する可撓性部材
で構成したことにより、この先端パイプの先端に外力を
加えると自由に湾曲させることが可能となり、直線状の
先端パイプでは被燃焼物へ近づけにくい障害物のある場
合も、パイプの挿入可能な間隙を利用して先端パイプの
屈曲により先端部を臨ませてガス炎の発生により良好な
着火が行える。また、その屈曲は外力の作用によって変
形するもので、障害物に当接させつつ挿入するのに応じ
て挿入形状に自然と沿う形となって先端部が着火点に到
達するようになり、予め挿入形状に屈曲させる操作が不
要となるとともに、最初から変形させていると挿入不能
な場合にも対応できる。さらに、着火が終了して引き出
した際には、可撓性部材の復元力によって元の状態に自
動的に戻ることによって、ガス着火器の収納時に変形を
戻す操作が不要であり、温度が上昇している可能性のあ
る先端パイプに触れる必要がなく操作性に優れる。
プの一部または全部を、外力が作用した際に屈曲変形し
外力が除去された際には元の状態に復帰する可撓性部材
で構成したことにより、この先端パイプの先端に外力を
加えると自由に湾曲させることが可能となり、直線状の
先端パイプでは被燃焼物へ近づけにくい障害物のある場
合も、パイプの挿入可能な間隙を利用して先端パイプの
屈曲により先端部を臨ませてガス炎の発生により良好な
着火が行える。また、その屈曲は外力の作用によって変
形するもので、障害物に当接させつつ挿入するのに応じ
て挿入形状に自然と沿う形となって先端部が着火点に到
達するようになり、予め挿入形状に屈曲させる操作が不
要となるとともに、最初から変形させていると挿入不能
な場合にも対応できる。さらに、着火が終了して引き出
した際には、可撓性部材の復元力によって元の状態に自
動的に戻ることによって、ガス着火器の収納時に変形を
戻す操作が不要であり、温度が上昇している可能性のあ
る先端パイプに触れる必要がなく操作性に優れる。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って本発明の実施
の形態を説明する。図１は一例のガス着火器の全体構成
を示す正面図、図２は要部断面図である。
の形態を説明する。図１は一例のガス着火器の全体構成
を示す正面図、図２は要部断面図である。
【００１６】ガス着火器１は、本体部２と該本体部２か
ら棒状に延びた延長部３とによって構成されている。
ら棒状に延びた延長部３とによって構成されている。
【００１７】上記本体部２は、ケース部分がタンクカバ
ー５とその前方の中間ケース６とで形成され、タンクカ
バー５内部には液化ガスを貯留したガスタンク７が設置
されている。このガスタンク７にはガスの供給を開閉す
るバルブ機構８が配設されている。上記中間ケース６の
内方には前後にスライド自在に着火レバー９が配設さ
れ、該着火レバー９の後部に前記ガスタンク７との間
に、着火レバー９の後退作動に伴って放電電圧を給電す
る圧電ユニット１０が設置されている。また、上記着火
レバー９には、その後退作動に伴って動くレバー（図示
せず）が前記バルブ機構８を開作動してガスの送給を行
うように連係されている。
ー５とその前方の中間ケース６とで形成され、タンクカ
バー５内部には液化ガスを貯留したガスタンク７が設置
されている。このガスタンク７にはガスの供給を開閉す
るバルブ機構８が配設されている。上記中間ケース６の
内方には前後にスライド自在に着火レバー９が配設さ
れ、該着火レバー９の後部に前記ガスタンク７との間
に、着火レバー９の後退作動に伴って放電電圧を給電す
る圧電ユニット１０が設置されている。また、上記着火
レバー９には、その後退作動に伴って動くレバー（図示
せず）が前記バルブ機構８を開作動してガスの送給を行
うように連係されている。
【００１８】次に、前記延長部３は棒状であり、その外
側部分は導電性材料、例えば金属筒体による先端パイプ
１１によって構成され、この先端パイプ１１は先端筒部
１１ａと後端筒部１１ｂとが剛体の金属パイプで構成さ
れ、両者間の中間部が可撓性部材１１ｃで構成されて屈
曲変形可能に設けられている。上記先端筒部１１ａには
ガスを噴出する噴出ノズル１５が配設され、後端筒部１
１ｂは前記本体部２の中間ケース６に挿入固着され、先
端筒部１１ａと後端筒部１１ｂとが前記可撓性部材１１
ｃによって連結されている。
側部分は導電性材料、例えば金属筒体による先端パイプ
１１によって構成され、この先端パイプ１１は先端筒部
１１ａと後端筒部１１ｂとが剛体の金属パイプで構成さ
れ、両者間の中間部が可撓性部材１１ｃで構成されて屈
曲変形可能に設けられている。上記先端筒部１１ａには
ガスを噴出する噴出ノズル１５が配設され、後端筒部１
１ｂは前記本体部２の中間ケース６に挿入固着され、先
端筒部１１ａと後端筒部１１ｂとが前記可撓性部材１１
ｃによって連結されている。
【００１９】上記可撓性部材１１ｃは、外力が作用した
際に屈曲変形して先端筒部１１ａの指向方向が変化する
一方、外力が除去された際には外力が作用する前の状態
に復帰する復元力を有している。この可撓性部材１１ｃ
の構成例は後述する。
際に屈曲変形して先端筒部１１ａの指向方向が変化する
一方、外力が除去された際には外力が作用する前の状態
に復帰する復元力を有している。この可撓性部材１１ｃ
の構成例は後述する。
【００２０】前記先端パイプ１１の先端筒部１１ａおよ
び後端筒部１１ｂの内部には、図２に示すようにプラス
チック材料によるインナーパイプ１６ａ，１６ｂがそれ
ぞれ配設され、先端筒部１１ａにおけるインナーパイプ
１６ａの先端部は細く形成されて前記噴出ノズル１５が
装着される。この噴出ノズル１５の後端部にはガスパイ
プ１８の先端部が嵌合されている。また、インナーパイ
プ１６ａの先端部から噴出ノズル１５の外周部分には、
プラスチック等の絶縁材によるノズルカバー１９が配設
されている。
び後端筒部１１ｂの内部には、図２に示すようにプラス
チック材料によるインナーパイプ１６ａ，１６ｂがそれ
ぞれ配設され、先端筒部１１ａにおけるインナーパイプ
１６ａの先端部は細く形成されて前記噴出ノズル１５が
装着される。この噴出ノズル１５の後端部にはガスパイ
プ１８の先端部が嵌合されている。また、インナーパイ
プ１６ａの先端部から噴出ノズル１５の外周部分には、
プラスチック等の絶縁材によるノズルカバー１９が配設
されている。
【００２１】また、前記先端パイプ１１の先端筒部１１
ａの先端面には中心にガス炎が通る火口２１が開口し、
その後部の側方に複数のエア導入口２２が開口し、さら
にその後部の上方に筒体の一部が中心側に折曲形成され
た放電電極２３が設けられている。
ａの先端面には中心にガス炎が通る火口２１が開口し、
その後部の側方に複数のエア導入口２２が開口し、さら
にその後部の上方に筒体の一部が中心側に折曲形成され
た放電電極２３が設けられている。
【００２２】前記噴出ノズル１５の後端に接続されたガ
スパイプ１８は、前記噴出ノズル１５にガスを導くもの
であって、可撓性の材料によって形成され、このガスパ
イプ１８は先端パイプ１１の内部を後方に延びて、その
後端部は前記バルブ機構８に接続されている。さらに先
端パイプ１１の内部には可撓性の被覆導線２５が嵌挿さ
れ、その一端は噴出ノズル１５に接続され、他端は前記
圧電ユニット１０の一方の電極に接続される。
スパイプ１８は、前記噴出ノズル１５にガスを導くもの
であって、可撓性の材料によって形成され、このガスパ
イプ１８は先端パイプ１１の内部を後方に延びて、その
後端部は前記バルブ機構８に接続されている。さらに先
端パイプ１１の内部には可撓性の被覆導線２５が嵌挿さ
れ、その一端は噴出ノズル１５に接続され、他端は前記
圧電ユニット１０の一方の電極に接続される。
【００２３】また、後端筒部１１ｂの内部に挿入された
インナーパイプ１６ｂの内部の一部には開口が設けられ
て後端筒部１１ｂの内面が臨み、この部分の後端筒部１
１ｂには他の被覆導線２６の一端が接続され、他端は圧
電ユニット１０の他方の電極に接続される。これによ
り、後端筒部１１ｂから可撓性部材１１ｃ、先端筒部１
１ａを介して、その放電電極２３に電気的に接続され
る。
インナーパイプ１６ｂの内部の一部には開口が設けられ
て後端筒部１１ｂの内面が臨み、この部分の後端筒部１
１ｂには他の被覆導線２６の一端が接続され、他端は圧
電ユニット１０の他方の電極に接続される。これによ
り、後端筒部１１ｂから可撓性部材１１ｃ、先端筒部１
１ａを介して、その放電電極２３に電気的に接続され
る。
【００２４】前記可撓性部材１１ｃの第１の構造例を、
図３および図４に示す。外観は螺旋状に突条が形成され
た可撓性パイプ３０であり、波形に成型した細長いステ
ンレス鋼板による成型帯状板材３１を螺旋状に一重に密
着巻き付けてなり、パイプ自体が復元力を有する。
図３および図４に示す。外観は螺旋状に突条が形成され
た可撓性パイプ３０であり、波形に成型した細長いステ
ンレス鋼板による成型帯状板材３１を螺旋状に一重に密
着巻き付けてなり、パイプ自体が復元力を有する。
【００２５】上記成型帯状板材３１の断面形状（図４）
は、外側に円形突条に突出した湾曲部３１ａと、その一
端から軸線方向に延びる平坦部３１ｂと、先端縁部が外
側に湾曲した起立部３１ｃとを有し、これを螺旋状に湾
曲部３１ａの内側に起立部３１ｃが挿入されるように巻
き付けてパイプ状に形成してなる。その湾曲部３１ａ内
で起立部３１ｃの先端が移動可能な範囲で屈曲変形可能
であるとともに、湾曲部３１ａ内面と起立部３１ｃとの
係止によって伸縮限界および屈曲限界が規定され、復元
不能となる変形を規制し、良好な復元性を得ている。ま
た、上記可撓性部材１１ｃの両端部分には前記先端筒部
１１ａおよび後端筒部１１ｂに挿入して接合固定する平
坦筒状の接続部を形成してもよい。
は、外側に円形突条に突出した湾曲部３１ａと、その一
端から軸線方向に延びる平坦部３１ｂと、先端縁部が外
側に湾曲した起立部３１ｃとを有し、これを螺旋状に湾
曲部３１ａの内側に起立部３１ｃが挿入されるように巻
き付けてパイプ状に形成してなる。その湾曲部３１ａ内
で起立部３１ｃの先端が移動可能な範囲で屈曲変形可能
であるとともに、湾曲部３１ａ内面と起立部３１ｃとの
係止によって伸縮限界および屈曲限界が規定され、復元
不能となる変形を規制し、良好な復元性を得ている。ま
た、上記可撓性部材１１ｃの両端部分には前記先端筒部
１１ａおよび後端筒部１１ｂに挿入して接合固定する平
坦筒状の接続部を形成してもよい。
【００２６】前記のような先端パイプ１１を備えたガス
着火器１による着火作用を説明すれば、本体部２を把持
しガス器具等の被着火物へ先端部から噴出するガス炎を
接近させて着火を行うものであるが、ガス着火器１と着
火点との関係が直線的でない場合、挿入経路に沿って先
端パイプ１１を挿入することで、先端筒部１１ａが障害
物に当接して外力が作用するとこれに応じて可撓性部材
１１ｃが内部のガスパイプ１８、被覆導線２５とともに
変形し、先端筒部１１ａの指向方向が変更し、その先端
を所定の着火点に接近させて着火操作を行い先端からガ
ス炎を噴出させる。着火後には、先端パイプ１１を引き
抜くと先端筒部１１ａに作用していた外力も解放され
て、可撓性部材１１ｃはその復元力によって元の直線状
態に自動的に復帰するものである。
着火器１による着火作用を説明すれば、本体部２を把持
しガス器具等の被着火物へ先端部から噴出するガス炎を
接近させて着火を行うものであるが、ガス着火器１と着
火点との関係が直線的でない場合、挿入経路に沿って先
端パイプ１１を挿入することで、先端筒部１１ａが障害
物に当接して外力が作用するとこれに応じて可撓性部材
１１ｃが内部のガスパイプ１８、被覆導線２５とともに
変形し、先端筒部１１ａの指向方向が変更し、その先端
を所定の着火点に接近させて着火操作を行い先端からガ
ス炎を噴出させる。着火後には、先端パイプ１１を引き
抜くと先端筒部１１ａに作用していた外力も解放され
て、可撓性部材１１ｃはその復元力によって元の直線状
態に自動的に復帰するものである。
【００２７】前記着火において、着火レバー９を押し込
むように操作すると、これに連係してバルブ機構８が開
作動して燃料ガスをガスパイプ１８を通して延長部３先
端の噴出ノズル１５から噴出させる。また、圧電ユニッ
ト１０の押し込み作動に伴って放電電圧（交流電圧）が
発生され、この放電電圧は先端パイプ１１と被覆導線２
５をそれぞれ通って、延長部３の放電電極２３と噴出ノ
ズル１５間に印加され、発生する放電火花によって噴出
ガスへの点火が行われる。
むように操作すると、これに連係してバルブ機構８が開
作動して燃料ガスをガスパイプ１８を通して延長部３先
端の噴出ノズル１５から噴出させる。また、圧電ユニッ
ト１０の押し込み作動に伴って放電電圧（交流電圧）が
発生され、この放電電圧は先端パイプ１１と被覆導線２
５をそれぞれ通って、延長部３の放電電極２３と噴出ノ
ズル１５間に印加され、発生する放電火花によって噴出
ガスへの点火が行われる。
【００２８】次に、図５および図６に可撓性部材１１ｃ
の第２の構造例を示す。この例の可撓性部材１１ｃは、
線状バネ材３６をコイルバネ状に巻き付けてなる可撓性
パイプ３５で構成したものであり、この可撓性パイプ３
５自体が復元力を有している。
の第２の構造例を示す。この例の可撓性部材１１ｃは、
線状バネ材３６をコイルバネ状に巻き付けてなる可撓性
パイプ３５で構成したものであり、この可撓性パイプ３
５自体が復元力を有している。
【００２９】図７および図８に可撓性部材１１ｃの第３
の構造例を示す。この例は、線状部材を螺旋状に巻き付
けてなる復元力が弱い可撓性パイプ４０を使用し、その
内部に数本（図では４本）の線状復元バネ４１を軸方向
に配設し、この線状復元バネ４１の一端を管状の支持部
４２に固定支持し、他端を自由端として可撓性パイプ４
０の内壁に密着するように設置してなる。
の構造例を示す。この例は、線状部材を螺旋状に巻き付
けてなる復元力が弱い可撓性パイプ４０を使用し、その
内部に数本（図では４本）の線状復元バネ４１を軸方向
に配設し、この線状復元バネ４１の一端を管状の支持部
４２に固定支持し、他端を自由端として可撓性パイプ４
０の内壁に密着するように設置してなる。
【００３０】本例の構造では、外力が作用した可撓性パ
イプ４０の変形時には、復元バネ４１は可撓性パイプ４
０の内面と摺動しつつ押されて変形し、外力が解放され
た状態で復元バネ４１の復元力によって可撓性パイプ４
０が直線状態に復帰する構造である。
イプ４０の変形時には、復元バネ４１は可撓性パイプ４
０の内面と摺動しつつ押されて変形し、外力が解放され
た状態で復元バネ４１の復元力によって可撓性パイプ４
０が直線状態に復帰する構造である。
【００３１】なお、可撓性パイプ４０の内面に部分的に
ガイドを設置して復元バネ４１を摺動可能に支持し、可
撓性パイプ４０の変形に対して全部の復元バネ４１の弾
性で復元するように設けてもよく、この場合には復元バ
ネの設置本数が低減可能である。また、上記復元バネは
螺旋ピッチの開いたコイル状に形成したものを適用して
もよい。
ガイドを設置して復元バネ４１を摺動可能に支持し、可
撓性パイプ４０の変形に対して全部の復元バネ４１の弾
性で復元するように設けてもよく、この場合には復元バ
ネの設置本数が低減可能である。また、上記復元バネは
螺旋ピッチの開いたコイル状に形成したものを適用して
もよい。
【００３２】図９に可撓性部材１１ｃの第４の構造例を
示す。この例は、前例と同様な構造において復元バネと
して、ゴム等の弾性材４５を使用している。すなわち、
復元力の小さい可撓性パイプ４０は、例えば線状部材を
螺旋状に巻き付けてなり、その内面（外面でもよい）を
ゴムコーティングして弾性材４５を張設してなる。そし
て、外力の作用による屈曲変形時には、可撓性パイプ４
０が弾性材４５を引っ張るように拡張変形し、外力が解
放された際にその復元弾性力によって直線状態に復帰す
る。
示す。この例は、前例と同様な構造において復元バネと
して、ゴム等の弾性材４５を使用している。すなわち、
復元力の小さい可撓性パイプ４０は、例えば線状部材を
螺旋状に巻き付けてなり、その内面（外面でもよい）を
ゴムコーティングして弾性材４５を張設してなる。そし
て、外力の作用による屈曲変形時には、可撓性パイプ４
０が弾性材４５を引っ張るように拡張変形し、外力が解
放された際にその復元弾性力によって直線状態に復帰す
る。
【００３３】なお、上記実施の形態においては、先端パ
イプ１１の中間部分を可撓性部材１１ｃで構成するよう
にしているが、先端筒部１１ａを除く全体を可撓性部材
１１ｃで構成してもよい。上記先端筒部１１ａは、噴出
ノズル１５を所定の位置に保持してガス噴出方向の設定
を行う必要があることから、この先端筒部１１ａについ
てまで可撓性部材で屈曲可能に設けることは困難であ
る。
イプ１１の中間部分を可撓性部材１１ｃで構成するよう
にしているが、先端筒部１１ａを除く全体を可撓性部材
１１ｃで構成してもよい。上記先端筒部１１ａは、噴出
ノズル１５を所定の位置に保持してガス噴出方向の設定
を行う必要があることから、この先端筒部１１ａについ
てまで可撓性部材で屈曲可能に設けることは困難であ
る。
【００３４】また、前記可撓性部材１１ｃを含む先端パ
イプ１１は導電性を有する材料によって構成し、この先
端パイプ１１を利用して放電電極２３への通電経路を構
成しているが、上記放電電極２３または先端筒部１１ａ
に被覆導線によって通電路を構成するようにした場合に
は、前記可撓性部材１１ｃについてはプラスチック材
料、ゴム系材料等の非導電性素材によって構成してもよ
い。
イプ１１は導電性を有する材料によって構成し、この先
端パイプ１１を利用して放電電極２３への通電経路を構
成しているが、上記放電電極２３または先端筒部１１ａ
に被覆導線によって通電路を構成するようにした場合に
は、前記可撓性部材１１ｃについてはプラスチック材
料、ゴム系材料等の非導電性素材によって構成してもよ
い。
【図１】本発明の一つの実施の形態におけるガス着火器
の全体構成を示す正面図
の全体構成を示す正面図
【図２】図１の要部断面図
【図３】可撓性部材の第１の構造例を示す部分断面正面
図
図
【図４】図３の断面部分の拡大図
【図５】可撓性部材の第２の構造例を示す正面図
【図６】図５の断面拡大図
【図７】可撓性部材の第３の構造例を示す断面正面図
【図８】図７の側面図
【図９】可撓性部材の第４の構造例を示す要部断面図
１ ガス着火器
２ 本体部
３ 延長部
７ ガスタンク
８ バルブ機構
１０ 圧電ユニット
１１ 先端パイプ
１１ａ 先端筒部
１１ｂ 後端筒部
１１ｃ 可撓性部材
１５ 噴出ノズル
１８ ガスパイプ
２３ 放電電極
２５，２６ 被覆導線
３０，３５，４０ 可撓性パイプ
４１ 復元バネ
４５ 弾性材
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平４−49938（ＪＰ，Ａ)
特開 平６−220815（ＪＰ，Ａ)
特開 平４−122267（ＪＰ，Ａ)
特開 平６−154334（ＪＰ，Ａ)
実開 平２−77452（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭61−6729（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭63−193545（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
F23Q 2/32 - 2/36
Claims (5)
- 【請求項１】 燃料となる液化ガスを貯蔵するガスタン
クを備えた本体部から棒状の先端パイプが延び、該先端
パイプの先端部にガスを噴出する噴出ノズルを備え、該
噴出ノズルに上記本体部からガスパイプが接続されてな
るガス着火器において、 前記先端パイプの噴出ノズルを設置した先端部を除いた
一部または全部を、外力が作用した際に屈曲変形して先
端部の指向方向が変化する一方、外力が除去された際に
は外力が作用する前の状態に復帰する復元力を有する可
撓性部材で構成したことを特徴とするガス着火器。 - 【請求項２】 前記可撓性部材が、成型帯状板材を螺旋
状に巻き付けてなるパイプ自体が復元力を有する可撓性
パイプで構成したことを特徴とする請求項１に記載のガ
ス着火器。 - 【請求項３】 前記可撓性部材が、線状バネ材をコイル
バネ状に巻き付けてなるパイプ自体が復元力を有する可
撓性パイプで構成したことを特徴とする請求項１に記載
のガス着火器。 - 【請求項４】 前記可撓性部材が、復元力の小さい可撓
性パイプ内に、線状またはコイル状復元バネを配設して
なることを特徴とする請求項１に記載のガス着火器。 - 【請求項５】 前記可撓性部材が、屈曲変形時に拡張す
る部分を有する復元力の小さい可撓性パイプに、上記拡
張部分に弾性材を張設してなることを特徴とする請求項
１に記載のガス着火器。
Priority Applications (2)
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|---|---|---|---|
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| US08/738,887 US5738507A (en) | 1995-11-09 | 1996-10-28 | Gas igniter |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29113695A JP3516153B2 (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | ガス着火器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09133359A JPH09133359A (ja) | 1997-05-20 |
| JP3516153B2 true JP3516153B2 (ja) | 2004-04-05 |
Family
ID=17764922
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29113695A Expired - Fee Related JP3516153B2 (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | ガス着火器 |
Country Status (2)
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| US6527546B1 (en) | 1997-01-22 | 2003-03-04 | Bic Corporation | Utility lighter |
| AU2003203484B2 (en) * | 1997-01-22 | 2005-05-05 | Bic Corporation | Utility lighter |
| US6332771B1 (en) | 1997-01-22 | 2001-12-25 | Bic Corporation | Utility lighter |
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| CA2332994C (en) | 1999-03-26 | 2009-01-06 | Calico Brands, Inc. | Child-resistant utility lighter |
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-
1995
- 1995-11-09 JP JP29113695A patent/JP3516153B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-10-28 US US08/738,887 patent/US5738507A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
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|---|---|
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| US5738507A (en) | 1998-04-14 |
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