JP3515523B2 - 広帯域幅のifイメージ排除受信機 - Google Patents
広帯域幅のifイメージ排除受信機Info
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- JP3515523B2 JP3515523B2 JP2000591718A JP2000591718A JP3515523B2 JP 3515523 B2 JP3515523 B2 JP 3515523B2 JP 2000591718 A JP2000591718 A JP 2000591718A JP 2000591718 A JP2000591718 A JP 2000591718A JP 3515523 B2 JP3515523 B2 JP 3515523B2
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- Japan
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- signal
- phase
- quadrature
- shifting
- network
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-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03D—DEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
- H03D3/00—Demodulation of angle-, frequency- or phase- modulated oscillations
- H03D3/007—Demodulation of angle-, frequency- or phase- modulated oscillations by converting the oscillations into two quadrature related signals
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Superheterodyne Receivers (AREA)
- Noise Elimination (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信システム、特
に、所望の信号を有する中間周波数(IF)イメージか
らの干渉を防止しながら広い範囲にわたって信号を受信
するシステムおよび技術に関する。
に、所望の信号を有する中間周波数(IF)イメージか
らの干渉を防止しながら広い範囲にわたって信号を受信
するシステムおよび技術に関する。
【0002】
【従来の技術】電磁信号の受信は、第1の比較的高い周
波数帯域(無線周波数すなわち“RF”等)の信号の送
信および受信と、それに続いて受信された信号から低い
周波数帯域(IF等)への下方変換により行われる。下
方変換は典型的に受信された信号と、局部発振器(L
O)により発生される基準信号とを混合することにより
実現される。例えば、1000キロヘルツ(kHz)の
周波数で受信されるRF信号は局部発振器からの900
kHzの基準信号とミキサによって混合されて100k
Hzに変換される。これらの状況下で、800kHzの
信号は同一のIF(中間周波数)を有し、それ故、10
00kHzの所望の信号と干渉する。2つの信号を混合
するとき、混合したイメージが所望の信号と干渉するの
を防止するための手段が設けられなければならない。イ
メージを混合するときの干渉効果を最小にするための少
なくとも3つの技術が知られている。
波数帯域(無線周波数すなわち“RF”等)の信号の送
信および受信と、それに続いて受信された信号から低い
周波数帯域(IF等)への下方変換により行われる。下
方変換は典型的に受信された信号と、局部発振器(L
O)により発生される基準信号とを混合することにより
実現される。例えば、1000キロヘルツ(kHz)の
周波数で受信されるRF信号は局部発振器からの900
kHzの基準信号とミキサによって混合されて100k
Hzに変換される。これらの状況下で、800kHzの
信号は同一のIF(中間周波数)を有し、それ故、10
00kHzの所望の信号と干渉する。2つの信号を混合
するとき、混合したイメージが所望の信号と干渉するの
を防止するための手段が設けられなければならない。イ
メージを混合するときの干渉効果を最小にするための少
なくとも3つの技術が知られている。
【0003】第1の技術では、ミキサの前段に狭帯域フ
ィルタを使用する。残念ながら、この方法は動作の各所
望の周波数に対してカスタム化された設計を必要とす
る。
ィルタを使用する。残念ながら、この方法は動作の各所
望の周波数に対してカスタム化された設計を必要とす
る。
【0004】第2の方法では、フィルタの代わりに、ミ
キサの前段に同調された増幅器を使用する。残念なが
ら、同調された増幅器の広い範囲にわたって一貫した利
得および帯域幅排除を実現することは困難である。さら
に、ミキサの別々の通路に配置された増幅器間の部品の
特性における僅かな変化は、多数の需要のある応用では
十分な正確性で相互に追跡する増幅器の能力を妨害す
る。
キサの前段に同調された増幅器を使用する。残念なが
ら、同調された増幅器の広い範囲にわたって一貫した利
得および帯域幅排除を実現することは困難である。さら
に、ミキサの別々の通路に配置された増幅器間の部品の
特性における僅かな変化は、多数の需要のある応用では
十分な正確性で相互に追跡する増幅器の能力を妨害す
る。
【0005】第3の方法によれば、受動的な位相シフタ
を使用するイメージ排除ミキサがフィルタの代わりに使
用される。受動的な位相シフト回路網は1つの周波数ま
たは狭い帯域の周波数にわたって位相をシフトする。そ
れに続いて、出力周波数の変更は回路網の再設計または
再同調を必要とし、その両者はシステムの価格と複雑性
を増加する。外部同調回路網が使用されるが周波数ホッ
ピングが許容される速度を遅くする周波数ホッピング環
境の場合、これは特に問題である。
を使用するイメージ排除ミキサがフィルタの代わりに使
用される。受動的な位相シフト回路網は1つの周波数ま
たは狭い帯域の周波数にわたって位相をシフトする。そ
れに続いて、出力周波数の変更は回路網の再設計または
再同調を必要とし、その両者はシステムの価格と複雑性
を増加する。外部同調回路網が使用されるが周波数ホッ
ピングが許容される速度を遅くする周波数ホッピング環
境の場合、これは特に問題である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、広い周波
数範囲にわたって無線周波数受信機の混合イメージを排
除するための改良された廉価なシステムまたは技術の必
要性が存在する。
数範囲にわたって無線周波数受信機の混合イメージを排
除するための改良された廉価なシステムまたは技術の必
要性が存在する。
【0007】
【課題を解決するための手段】この技術の必要性は、広
い帯域のイメージ排除を行う本発明のシステムおよび方
法によって解決される。受信機構成では、本発明の方法
は、第1の周波数帯域の第1の信号を受信し、そこから
同位相および直角位相信号を生成するステップを含んで
いる。同位相信号の位相は第2の信号を与えるためにシ
フトされ、直角位相信号の位相は第3の信号を与えるた
めにシフトされる。予め定められた位相関係は、それに
よって第2の信号と第3の信号との間で影響される。第
2の信号と第3の信号はその後、混合した信号から最小
の干渉を有する出力信号を与えるように合計される。
い帯域のイメージ排除を行う本発明のシステムおよび方
法によって解決される。受信機構成では、本発明の方法
は、第1の周波数帯域の第1の信号を受信し、そこから
同位相および直角位相信号を生成するステップを含んで
いる。同位相信号の位相は第2の信号を与えるためにシ
フトされ、直角位相信号の位相は第3の信号を与えるた
めにシフトされる。予め定められた位相関係は、それに
よって第2の信号と第3の信号との間で影響される。第
2の信号と第3の信号はその後、混合した信号から最小
の干渉を有する出力信号を与えるように合計される。
【0008】例示的な実施形態では、位相シフトはオー
ルパス回路網の使用によって実現される。例示的な構成
では、それぞれオールパス回路網は第1および第2の入
力端子を有する差動増幅器を含んでいる。それら増幅器
の第1および第2の各端子はそれぞれ第1および第2の
抵抗に接続されている。第1および第2の抵抗の第2の
端部は回路網の共通の入力端子に接続されている。第1
の入力端子は負の端子であり、回路網の出力端子に接続
されている。第2の端子は正の端子であり、容量性素子
を経て電源の接地電位に接続されている。
ルパス回路網の使用によって実現される。例示的な構成
では、それぞれオールパス回路網は第1および第2の入
力端子を有する差動増幅器を含んでいる。それら増幅器
の第1および第2の各端子はそれぞれ第1および第2の
抵抗に接続されている。第1および第2の抵抗の第2の
端部は回路網の共通の入力端子に接続されている。第1
の入力端子は負の端子であり、回路網の出力端子に接続
されている。第2の端子は正の端子であり、容量性素子
を経て電源の接地電位に接続されている。
【0009】受信機に構成されるか、または汎用ミキサ
として、本発明のミキサは広帯域の出力段を提供し、広
い帯域幅にわたって良好な利得整合を与える。これは広
い帯域幅にわたって良好なイメージ排除を可能にする。
本発明のミキサは設計自体を実質的に変化せずに、高速
度の周波数ホッピング用において使用されることができ
る。
として、本発明のミキサは広帯域の出力段を提供し、広
い帯域幅にわたって良好な利得整合を与える。これは広
い帯域幅にわたって良好なイメージ排除を可能にする。
本発明のミキサは設計自体を実質的に変化せずに、高速
度の周波数ホッピング用において使用されることができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】例示的な実施形態および例示的な
応用を本発明の有効な考察を説明するために添付図面を
参照して説明する。本発明を特定の応用の例示的な実施
形態を参照してここで説明するが、本発明はそれに限定
されないことを理解すべきである。当業者は、本発明の
技術的範囲内で、本発明が非常に有効である付加的な分
野において、付加的な変形、応用、実施形態を認識する
であろう。
応用を本発明の有効な考察を説明するために添付図面を
参照して説明する。本発明を特定の応用の例示的な実施
形態を参照してここで説明するが、本発明はそれに限定
されないことを理解すべきである。当業者は、本発明の
技術的範囲内で、本発明が非常に有効である付加的な分
野において、付加的な変形、応用、実施形態を認識する
であろう。
【0011】図1は、イメージ排除受信機の典型的な一
般的な構成のブロック図である。受信機はアンテナ12'
を含み、それによって受信された信号は低雑音増幅器
(LNA)14' に与えられる。LNA14' はRF(無線
周波数)信号を、第1のミキサ16' と第2のミキサ17'
にそれぞれ出力する。局部発振器18' は基準信号を第2
のミキサ17' に与える。この信号は第1の位相シフタ19
' により90°シフトされる。第1の位相シフタ19' の
出力は第1のミキサ16' に基準信号を提供する。
般的な構成のブロック図である。受信機はアンテナ12'
を含み、それによって受信された信号は低雑音増幅器
(LNA)14' に与えられる。LNA14' はRF(無線
周波数)信号を、第1のミキサ16' と第2のミキサ17'
にそれぞれ出力する。局部発振器18' は基準信号を第2
のミキサ17' に与える。この信号は第1の位相シフタ19
' により90°シフトされる。第1の位相シフタ19' の
出力は第1のミキサ16' に基準信号を提供する。
【0012】応答して、第1のミキサ16' と第2のミキ
サ17' は同位相および直角位相のIF(中間周波数)信
号を出力する。同位相のおよび直角位相信号はそれぞれ
第1のローパスフィルタ20' と第2のローパスフィルタ
22' へ入力される。第1のローパスフィルタ20' の出力
は第2の位相シフタ24' へ入力される。第2の位相シフ
タ24' と第2のローパスフィルタ22' の出力は合計装置
30' により合計され、受信機の出力信号を与える。
サ17' は同位相および直角位相のIF(中間周波数)信
号を出力する。同位相のおよび直角位相信号はそれぞれ
第1のローパスフィルタ20' と第2のローパスフィルタ
22' へ入力される。第1のローパスフィルタ20' の出力
は第2の位相シフタ24' へ入力される。第2の位相シフ
タ24' と第2のローパスフィルタ22' の出力は合計装置
30' により合計され、受信機の出力信号を与える。
【0013】2つの信号の相対的な位相シフトにより局
部発振周波数よりも低い任意の周波数は局部発振周波数
よりも高い周波数に関して減衰される。その減衰量は9
0°位相シフトの正確度と、2つの通路間の利得整合の
正確度に依存する。
部発振周波数よりも低い任意の周波数は局部発振周波数
よりも高い周波数に関して減衰される。その減衰量は9
0°位相シフトの正確度と、2つの通路間の利得整合の
正確度に依存する。
【0014】90°位相シフトは一般的にRC(抵抗−
容量)フィルタを使用して実行される。局部発振器18'
の周波数は一定に維持され、ミキサの利得は局部発振器
の小さい振幅不整合に対しては感度がないので、90°
位相シフトの捕捉はその周波数では問題ない。IF段で
は、2つの通路の利得は良好なイメージ排除を得るため
に正確に一致しなければならない。しかしながら、簡単
なRCフィルタは1つの周波数でしか一致した利得と9
0°位相シフトを有しない。したがって良好なイメージ
排除は1つの周波数でしか得られない。前述したよう
に、これはいくつかの現在の、需要の多い応用では問題
である。広い周波数範囲にわたって無線周波数受信機の
混合イメージを排除するための改良され廉価なシステム
または技術が必要とされている。この必要性は、本発明
の広帯域イメージ排除を実行するシステムおよび方法に
より解決される。
容量)フィルタを使用して実行される。局部発振器18'
の周波数は一定に維持され、ミキサの利得は局部発振器
の小さい振幅不整合に対しては感度がないので、90°
位相シフトの捕捉はその周波数では問題ない。IF段で
は、2つの通路の利得は良好なイメージ排除を得るため
に正確に一致しなければならない。しかしながら、簡単
なRCフィルタは1つの周波数でしか一致した利得と9
0°位相シフトを有しない。したがって良好なイメージ
排除は1つの周波数でしか得られない。前述したよう
に、これはいくつかの現在の、需要の多い応用では問題
である。広い周波数範囲にわたって無線周波数受信機の
混合イメージを排除するための改良され廉価なシステム
または技術が必要とされている。この必要性は、本発明
の広帯域イメージ排除を実行するシステムおよび方法に
より解決される。
【0015】図2は、本発明の考察にしたがった受信機
の例示的構成のブロック図である。図1の通常の受信機
と同様、本発明の受信機は受信された信号をLNA14へ
与えるアンテナ12を含んでいる。LNA14はRF(無線
周波数)信号を第1のミキサ16および第2のミキサ17へ
それぞれ出力する。局部発振器18は基準信号を第2のミ
キサ17へ与える。この信号は第1の位相シフタ19により
90°シフトされる。第1の位相シフタ19の出力は第1
のミキサ16へ基準信号を与える。
の例示的構成のブロック図である。図1の通常の受信機
と同様、本発明の受信機は受信された信号をLNA14へ
与えるアンテナ12を含んでいる。LNA14はRF(無線
周波数)信号を第1のミキサ16および第2のミキサ17へ
それぞれ出力する。局部発振器18は基準信号を第2のミ
キサ17へ与える。この信号は第1の位相シフタ19により
90°シフトされる。第1の位相シフタ19の出力は第1
のミキサ16へ基準信号を与える。
【0016】応答して、第1のミキサ16と第2のミキサ
17は同位相および直角位相のIF(中間周波数)信号を
出力する。第1のミキサは実際に直角位相信号を出力す
る。同位相の信号と直角位相信号はそれぞれ第1のオー
ルパスフィルタ20と第3のオールパスフィルタ22へ入力
される。第1のオールパス回路網20の出力は第2のオー
ルパス回路網24へ入力される。第3のオールパス回路網
22の出力は第4のオールパス回路網26へ入力される。第
2のオールパス回路網24と第4のオールパスフィルタ26
の出力は合計装置30により合計され、本発明の受信機の
出力信号を与える。
17は同位相および直角位相のIF(中間周波数)信号を
出力する。第1のミキサは実際に直角位相信号を出力す
る。同位相の信号と直角位相信号はそれぞれ第1のオー
ルパスフィルタ20と第3のオールパスフィルタ22へ入力
される。第1のオールパス回路網20の出力は第2のオー
ルパス回路網24へ入力される。第3のオールパス回路網
22の出力は第4のオールパス回路網26へ入力される。第
2のオールパス回路網24と第4のオールパスフィルタ26
の出力は合計装置30により合計され、本発明の受信機の
出力信号を与える。
【0017】図3は、本発明で使用されるオールパス回
路網(APN)の例示的な実施形態である。図2のオー
ルパス回路網(APN)は同一の設計(異なる抵抗値と
キャパシタ値であるが)であるので、ただ1つのオール
パス回路網(APN)だけを図3では詳細に示してい
る。オールパス回路網(APN)20は差動増幅器21を含
んでいる。この増幅器21はそれぞれ第1の抵抗23と第2
の抵抗25の第1の端部に接続されている第1の入力端子
と第2の入力端子を有する。第1および第2の抵抗の第
2の端部は回路網の共通の入力端子に接続されている。
増幅器21の第1の入力端子は負の端子であり、第3の抵
抗構成素子27によりその出力端子に接続されている。増
幅器21の第2の入力端子は正の端子であり、容量性構成
素子29を経て電源の接地電位に接続されている。各オー
ルパス回路網(APN)の抵抗はそれらの比率がプロセ
スの変化で一定であるように作られる必要がある。キャ
パシタはまた各オールパス回路網(APN)で同一の要
件を有する。各オールパス回路網(APN)のRC積は
90°から最小のエラーの一定の90°位相差を有する
最も広い帯域幅を得るために正確にずらされる(slagge
r )必要がある。増幅器は全ての4つが同一の利得を有
し出力周波数でほとんど位相シフトがないように設計さ
れる必要がある。
路網(APN)の例示的な実施形態である。図2のオー
ルパス回路網(APN)は同一の設計(異なる抵抗値と
キャパシタ値であるが)であるので、ただ1つのオール
パス回路網(APN)だけを図3では詳細に示してい
る。オールパス回路網(APN)20は差動増幅器21を含
んでいる。この増幅器21はそれぞれ第1の抵抗23と第2
の抵抗25の第1の端部に接続されている第1の入力端子
と第2の入力端子を有する。第1および第2の抵抗の第
2の端部は回路網の共通の入力端子に接続されている。
増幅器21の第1の入力端子は負の端子であり、第3の抵
抗構成素子27によりその出力端子に接続されている。増
幅器21の第2の入力端子は正の端子であり、容量性構成
素子29を経て電源の接地電位に接続されている。各オー
ルパス回路網(APN)の抵抗はそれらの比率がプロセ
スの変化で一定であるように作られる必要がある。キャ
パシタはまた各オールパス回路網(APN)で同一の要
件を有する。各オールパス回路網(APN)のRC積は
90°から最小のエラーの一定の90°位相差を有する
最も広い帯域幅を得るために正確にずらされる(slagge
r )必要がある。増幅器は全ての4つが同一の利得を有
し出力周波数でほとんど位相シフトがないように設計さ
れる必要がある。
【0018】再び図2を参照すると、局部発振器18の周
波数は所望の信号の周波数よりも下に設定される。以下
の式は本発明を実施するための数学的な基礎を説明して
いる。
波数は所望の信号の周波数よりも下に設定される。以下
の式は本発明を実施するための数学的な基礎を説明して
いる。
【0019】
IRR=-20*log(sqrt((1+G?2-2*G*cos(phi+theta))/(1+G?2+2*G*cos(phi-theta))))
ここで、G=小数における同位相通路と直角通路との利
得の不整合であり、phi=直角位相通路における90
°位相遅延からの偏差であり、theta=局部発振の
直角位相からの偏差である。
得の不整合であり、phi=直角位相通路における90
°位相遅延からの偏差であり、theta=局部発振の
直角位相からの偏差である。
【0020】オールパス回路網(APN)の使用は一定
の利得対周波数を有する一定の相対位相シフトを与え
る。前述したように、各通路に1つある2つのオールパ
ス回路網(APN)はある帯域幅にわたって90°相対
位相シフトを得るために使用されることができる。1つ
の通路のオールパス回路網(APN)は45°位相シフ
トを与え、第2の通路のオールパス回路網(APN)は
90°の相対位相シフトのために135°位相シフトを
与える。図2で示されているように2組のオールパス回
路網(APN)を縦続することにより、90°の相対位
相シフトはさらに広い帯域幅にわたって維持されること
ができる。例えば4つのオールパス回路網(APN)は
10MHzから50MHzの範囲にわたって90°の位
相シフトを得るために使用されることができる。本発明
の技術を使用して、受信機は図4で示されているように
5MHzから100MHzを越える範囲で20dBを越
えるイメージ排除を行うように構成されることができ
る。
の利得対周波数を有する一定の相対位相シフトを与え
る。前述したように、各通路に1つある2つのオールパ
ス回路網(APN)はある帯域幅にわたって90°相対
位相シフトを得るために使用されることができる。1つ
の通路のオールパス回路網(APN)は45°位相シフ
トを与え、第2の通路のオールパス回路網(APN)は
90°の相対位相シフトのために135°位相シフトを
与える。図2で示されているように2組のオールパス回
路網(APN)を縦続することにより、90°の相対位
相シフトはさらに広い帯域幅にわたって維持されること
ができる。例えば4つのオールパス回路網(APN)は
10MHzから50MHzの範囲にわたって90°の位
相シフトを得るために使用されることができる。本発明
の技術を使用して、受信機は図4で示されているように
5MHzから100MHzを越える範囲で20dBを越
えるイメージ排除を行うように構成されることができ
る。
【0021】図4は、本発明にしたがって構成された受
信機の例示的な構成における出力周波数対利得および排
除比のグラフである。本発明により構成され図4で示さ
れている性能をもたらす受信機の主なパラメータは、 a)F低からF高までの出力周波数範囲と、 b)所望の出力位相リップル(90°位相シフトからの
総合的なピーク間偏差)と、 c)“a”の周波数範囲にわたって“b”を獲得するの
に必要なポールゼロ対の数である。
信機の例示的な構成における出力周波数対利得および排
除比のグラフである。本発明により構成され図4で示さ
れている性能をもたらす受信機の主なパラメータは、 a)F低からF高までの出力周波数範囲と、 b)所望の出力位相リップル(90°位相シフトからの
総合的なピーク間偏差)と、 c)“a”の周波数範囲にわたって“b”を獲得するの
に必要なポールゼロ対の数である。
【0022】これらの数からポールゼロ周波数が計算さ
れることができ、これらと前述の考察から実際の抵抗と
キャパシタ値が計算されることができる。
れることができ、これらと前述の考察から実際の抵抗と
キャパシタ値が計算されることができる。
【0023】以上、本発明を特定の応用の特定の実施形
態を参照してここで説明した。当業者は本発明の技術的
範囲内で付加的な変形、応用、実施形態を認識するであ
ろう。例えば、本発明は受信機での使用に限定されな
い。本発明にしたがって構成されたミキサは、広範囲の
周波数にわたるイメージ排除が望まれる多数の応用で使
用されてもよい。
態を参照してここで説明した。当業者は本発明の技術的
範囲内で付加的な変形、応用、実施形態を認識するであ
ろう。例えば、本発明は受信機での使用に限定されな
い。本発明にしたがって構成されたミキサは、広範囲の
周波数にわたるイメージ排除が望まれる多数の応用で使
用されてもよい。
【0024】それ故、請求の範囲は本発明の技術的範囲
内で任意のおよび全てのこのような応用、変形、実施形
態をカバーすることを意図する。 [図面の簡単な説明]
内で任意のおよび全てのこのような応用、変形、実施形
態をカバーすることを意図する。 [図面の簡単な説明]
【図1】イメージ排除受信機の典型的な一般構成のブロ
ック図。
ック図。
【図2】本発明にしたがった受信機の例示的な構成のブ
ロック図。
ロック図。
【図3】本発明で使用されるオールパス回路網(AP
N)の例示的な実施形態のブロック図。
N)の例示的な実施形態のブロック図。
【図4】本発明の考察により構成された受信機の例示的
な構成における出力周波数対利得および排除比のグラ
フ。
な構成における出力周波数対利得および排除比のグラ
フ。
フロントページの続き
(72)発明者 リンダー、ロイド・エフ
アメリカ合衆国、カリフォルニア州
91301 アゴウラ・ヒルズ、パトリッ
ク・ヘンリー 3730
(72)発明者 ゴーダー、マシュー・エス
アメリカ合衆国、カリフォルニア州
92506 リバーサイド、ソブレイン・ウ
エイ 2623
(56)参考文献 特開 平9−27734(JP,A)
特開 平6−291557(JP,A)
特開 平3−195134(JP,A)
TIETZE U; SCHENK
CH.,Halbleiter−Sch
altungstechnik,ドイ
ツ,SPRINGER,1990年,438−
442,BERLIN XP002130542
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H03D
Claims (5)
- 【請求項1】 第1の周波数帯域の第1の信号を受信す
る第1の手段と、一定周波数の局部発振器を含み、 前記第1の受信された
信号から同位相信号および直角位相信号を生成する第2
の手段と、 第2の信号を与えるように前記同位相信号の位相をシフ
トする広帯域の第1および第2のオールパス回路網を含
んでいる第3の手段と、 第3の信号を与えるように前記直角位相信号の位相をシ
フトする広帯域の第3および第4のオールパス回路網を
含み、それによって前記第2の信号が前記第3の信号に
関して予め定められた位相シフトを有するようにしてい
る第4の手段と、 前記第2の信号と第3の信号を合計する第5の手段を具
備している広帯域幅のイメージ排除受信機。 - 【請求項2】 第1の周波数帯域の第1の信号を受信す
る第1の手段と、一定周波数の局部発振器を含み、 前記第1の受信された
信号から同位相信号および直角位相信号を生成する第2
の手段と、 第2の信号を与えるように前記同位相信号の位相をシフ
トする広帯域の第1および第2のオールパス回路網を含
んでいる第3の手段と、 第3の信号を与えるように前記直角位相信号の位相をシ
フトする広帯域の第3および第4のオールパス回路網を
含み、それによって前記第2の信号が前記第3の信号に
関して180度の位相シフトを有するようにしている第
4の手段と、 前記第2の信号と第3の信号を合計する第5の手段とを
具備し、 前記各オールパス回路網は、第1および第2の入力端子
を有する差動増幅器を含んでおり、それら増幅器の前記
第1および前記第2の端子はそれぞれ第1および第2の
抵抗素子の第1の端部に接続されており、前記第1およ
び第2の抵抗素子の第2の端部は前記回路網の共通の入
力端子に接続されており、前記第1の入力端子は負の端
子であり、前記回路網の出力端子に接続されており、前
記第2の端子は正の端子であり、容量性構成素子を介し
て電源の接地電位に接続されている広帯域幅のイメージ
排除受信機。 - 【請求項3】 第1の周波数帯域の第1の信号を提供す
る第1の手段と、一定周波数の局部発振器を含み、 前記第1の信号から同
位相信号および直角位相信号を生成する第2の手段と、 第2の信号を与えるように前記同位相信号の位相をシフ
トする広帯域の第1および第2のオールパス回路網を含
んでいる第3の手段と、 第3の信号を与えるように前記直角位相信号の位相をシ
フトする広帯域の第3および第4のオールパス回路網を
含み、それによって前記第2の信号が前記第3の信号に
関して予め定められた位相シフトを有するようにしてい
る第4の手段と、 前記第2の信号と第3の信号を合計する第5の手段を具
備している広帯域幅のイメージ排除ミキサ。 - 【請求項4】 第1の周波数帯域の第1の信号を提供す
る第1の手段と、一定周波数の局部発振器を含み、 前記第1の信号から同
位相信号および直角位相信号を生成する第2の手段と、 第2の信号を与えるように前記同位相信号の位相をシフ
トする広帯域の第1および第2のオールパス回路網と、 第3の信号を与えるように前記直角位相信号の位相をシ
フトし、それによって前記第2の信号が前記第3の信号
に関して180度の位相シフトを有するようにしている
広帯域の第3および第4のオールパス回路網と、 前記第2のオールパス回路網と第4のオールパス回路網
の出力を加算する合計装置とを具備し、 前記各オールパス回路網は、第1および第2の入力端子
を有する差動増幅器を含んでおり、それら増幅器の前記
第1および前記第2の端子はそれぞれ第1および第2の
抵抗素子の第1の端部に接続されており、前記第1およ
び第2の抵抗素子の第2の端部は前記回路網の共通の入
力端子に接続されており、前記第1の入力端子は負の端
子であり、前記回路網の出力端子に接続されており、前
記第2の端子は正の端子であり、容量性素子を介して電
源の接地電位に接続されている広帯域幅のイメージ排除
ミキサ。 - 【請求項5】 第1の周波数帯域の第1の信号を受信
し、一定周波数の局部発振器を使用して 前記第1の受信され
た信号から同位相信号および直角位相信号を発生し、広帯域の第1および第2のオールパス回路網 を使用して
第2の信号を与えるように前記同位相信号の位相をシフ
トし、広帯域の第3および第4のオールパス回路網 を使用して
第3の信号を与えるように前記直角位相信号の位相をシ
フトし、それによって前記第2の信号が前記第3の信号
に関して予め定められた位相シフトを有するようにし、 前記第2の信号と第3の信号を合計するステップを含ん
でいる広帯域幅のイメージ排除を実行する方法。
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