JP3515284B2 - 車両用エアコンシステムのドア制御装置 - Google Patents

車両用エアコンシステムのドア制御装置

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JP3515284B2
JP3515284B2 JP16253896A JP16253896A JP3515284B2 JP 3515284 B2 JP3515284 B2 JP 3515284B2 JP 16253896 A JP16253896 A JP 16253896A JP 16253896 A JP16253896 A JP 16253896A JP 3515284 B2 JP3515284 B2 JP 3515284B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアコンアンプユ
ニットとバイパスドアアクチュエータとをLAN(ロー
カルエリアネットワークlocal area network)化しデー
タ通信によりバイパスドアを開閉制御する車両用エアコ
ンシステムのドア制御装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、エアコンアンプユニットとバイパ
スドアアクチュエータとをLAN化しデータ通信により
バイパスドアを開閉制御する車両用エアコンシステムの
バイパスドア制御は、エアコンアンプユニットにおい
て、ベントモードでミックスドア開度がフルコールドの
場合、または、温度調節を頭寒足熱とするバイレベルモ
ードの場合、バイパスドアを全開とし、その他の場合、
バイパスドアを全閉とするドア開度データを送信し、こ
のア開度データをバイパスドアアクチュエータで受信
し、受信したドア開度データにしたがってバイパスドア
を全開または全閉とすることで行なわれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の車両用エアコンシステムのドア制御装置にあって
は、LAN化に伴うフェールセーフモードを設定してい
ないため、通信エラー時、バイパスドアは通信エラー前
の状態で止まってしまう。
【0004】このため、バイパスドアが全閉の状態のま
まで止まってしまうと、全体的に温度調整が熱めとなっ
てしまい、ドライバーや乗員に不快感を与えるという問
題がある。
【0005】すなわち、通信エラー発生時であるにもか
かわらずバイレベルモードを選択した場合、バイパスド
アが全開であることを前提として行なわれるミックスド
ア開度制御では、エバポレータからの冷風がバイパス通
路を介して各吹出口に導かれて全体的に温度調整が寒め
となることを考慮し、設定温度や内気温度や外気温度等
に基づいて算出される温度偏差が高温調整方向に補正さ
れる。よって、バイパスドアが全閉であるにもかかわら
ず温度偏差の補正をそのまま継続すると、全体的に温度
調整が熱めとなってしまう。
【0006】本発明が解決しようとする課題は、エアコ
ンアンプユニットとバイパスドアアクチュエータとをL
AN化しデータ通信によりバイパスドアを開閉制御する
車両用エアコンシステムのドア制御装置において、バイ
パスドアが閉の状態のままで通信エラーとなっても熱め
とはならない温度調整を確保することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(解決手段1)上記課題の解決手段1(請求項1)は、
図1のクレーム対応図に示すように、エバポレータaか
らミックスドアbを介して配置されるヒータコアcが設
けられた送風通路dを迂回し、エバポレータaからの冷
風をベント吹出口eに導くバイパス通路fに設けられた
バイパスドアgと、温度調節を頭寒足熱とするバイレベ
ルモードの場合、バイパスドアgを開側とするドア開度
データを送信するバイパスドア開閉制御部h1と、設定
温度や内気温度や外気温度等に基づいて算出された温度
偏差をバイレベルモードで高温調整方向に補正して得ら
れる温度偏差によりミックスドア開度制御を行なうミッ
クスドア開度制御部h2を有するエアコンアンプユニッ
トhと、前記バイパスドア開閉制御部h1からのドア開
度データを受信し、受信したドア開度データにしたがっ
てバイパスドアgを開閉制御するバイパスドアアクチュ
エータiと、前記ミックスドア開度制御部h2からの指
令にしたがってミックスドアbの開度を制御するミック
スドアアクチュエータjと、を備えた車両用エアコンシ
ステムのドア制御装置において、前記バイパスドア開閉
制御部h1とバイパスドアアクチュエータiとの間での
データ通信のエラーをチェックする通信エラーチェック
手段kと、前記通信エラーチェック手段kにより通信エ
ラーであると検出されると、バイレベルモードでの温度
偏差補正を零あるいは減らしてミックスドアbの開度を
制御するフェールセーフ手段mとを設けたことを特徴と
する。
【0008】作用を説明すると、データ通信が正常であ
る時、温度調節を頭寒足熱とするバイレベルモードの場
合、バイパスドアgを開側とするドア開度データがエア
コンアンプユニットhからバイパスドアアクチュエータ
iに送信され、バイパスドアアクチュエータiにおい
て、受信したドア開度データにしたがってバイパスドア
gが開閉制御される。
【0009】例えば、バイレベルモード時には、設定さ
れた温度に応じてミックスドアbが中間開度とされ、フ
ット吹出口からは温風が吹き出されるのに対し、バイパ
スドアgが開側とされることで、エバポレータaからの
冷風がバイパス通路fを介してベント吹出口eに導か
れ、ベント吹出口eからは少し冷たい風が吹き出され、
温度調節が頭寒足熱とされる。
【0010】一方、バイパスドアgが閉側の状態のまま
で通信エラーを生じている時でバイレベルモードを選択
した場合、バイパスドアgが開側であることを前提とし
て行なわれるミックスドア開度制御では、エバポレータ
aからの冷風がバイパス通路fを介して各吹出口に導か
れて全体的に温度調整が寒めとなることを考慮し、設定
温度や内気温度や外気温度等に基づいて算出される温度
偏差が高温調整方向に補正される。よって、バイパスド
アgが閉側であるにもかかわらず温度偏差の補正をその
まま継続すると、全体的に温度調整が熱めとなってしま
う。
【0011】しかし、通信エラーを生じると、通信エラ
ーチェック手段kにおいて、データ通信のエラーがチェ
ックされ、通信エラーであると検出されると、フェール
セーフ手段mにおいて、バイレベルモードでの温度偏差
補正を零あるいは減らしてミックスドアbの開度が制御
されることで、温度調節が熱めとならない。
【0012】(解決手段2)上記課題の解決手段2(請
求項2)は、請求項1記載の車両用エアコンシステムの
ドア制御装置において、前記ミックスドア開度制御部h
2を、設定温度や内気温度や外気温度等に基づいて算出
された温度偏差をバイレベルモードで高温調整方向に補
正して得られる温度偏差データをミックスドアアクチュ
エータjへ送信する制御部としたことを特徴とする。
【0013】(解決手段3)上記課題の解決手段3(請
求項3)は、請求項1または請求項2記載の車両用エア
コンシステムのドア制御装置において、前記通信エラー
チェック手段kを、バイパスドアアクチュエータiから
のリターン信号がない状態が所定時間継続した時に通信
エラーとセットする手段としたことを特徴とする。
【0014】(解決手段4)上記課題の解決手段4(請
求項4)は、請求項1ないし請求項3記載の車両用エア
コンシステムのドア制御装置において、前記通信エラー
チェック手段k及びフェールセーフ手段mを、エアコン
アンプユニットhの温度偏差算出プログラムに、通信エ
ラーチェックプログラムと通信エラー時に温度偏差補正
ステップを迂回する通信エラー判断ステップを追加した
手段としたことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)実施の形態1は、解決手段1ないし解
決手段4に対応する車両用エアコンシステムのドア制御
装置である。
【0016】まず、構成を説明する。
【0017】図2は実施の形態1のドア制御装置が適用
された車両用エアコンシステム図である。
【0018】エアコンシステムのメカ系として、図2の
上部に示すように、インテークユニットケース1、外気
側吸入口2、室内側吸入口3、ブロアファン4、ブロア
ファンモータ5、インテークドア6、クーリングユニッ
トケース7、エバポレータ8、ヒータユニットケース
9、ベント吹出口10、デフ吹出口11、フット吹出口
12、ヒータコア13、バイパスドア14、ミックスド
ア15、ベントドア16、デフドア17、フットドア1
8を備えている。
【0019】前記バイパスドア14は、エバポレータ7
からミックスドア15を介して配置されるヒータコア1
3が設けられた送風通路19aを迂回し、エバポレータ
7からの冷風をベント吹出口10に導くバイパス通路1
9bに設けられている。
【0020】エアコンシステムの制御系として、図2の
中部から下部に示すように、ファンコントロール回路2
0、インテークドアアクチュエータ21、バイパスドア
(バイレベルドア)アクチュエータ22、ミックスドア
アクチュエータ23、モードドアアクチュエータ24、
エアコンアンプユニット25、水温センサ26、冷媒温
度センサ27、内気センサ28、外気センサ29、日射
センサ30、吸込温度センサ31、表示操作部32を備
えている。
【0021】前記ファンコントロール回路20は、エア
コンアンプユニット25からの指令によりブロアファン
モータ5への印加電圧を無段階に制御する。
【0022】前記インテークドアアクチュエータ21
は、エアコンアンプユニット25にてインテークドア6
のドア開度(内気,半外気,外気)が決定されると、イ
ンテークドア6を決定したドア開度に動かす。
【0023】前記バイパスドアアクチュエータ22は、
内蔵されたデータ処理回路にてドア開度データDを受信
し、ベントモードでミックスドア15の開度がフルコー
ルドの場合、または、温度調節を頭寒足熱とするバイレ
ベルモードの場合、エアコンアンプユニット25からの
全開データDO に基づきバイパスドア14を開き、その
他の場合、エアコンアンプユニット25からの全閉デー
タDS に基づきバイパスドア14を閉じる。
【0024】前記ミックスドアアクチュエータ23は、
内蔵されたデータ処理回路にて設定温度TPTC と温度偏
差Sのデータを受信し、設定されている設定温度TPTC
と、モータエアコンアンプユニット25での演算処理に
より決定された温度偏差Sの大きさに応じたデューティ
比によりホット側またはクール側にミックスドア15を
動作させる。
【0025】前記モードドアアクチュエータ24は、エ
アコンアンプユニット25にて目標モードドア位置が決
定されると、モードドア(ベントドア16,デフドア1
7及びフットドア18の総称)を開閉させる。
【0026】前記エアコンアンプユニット25は、内蔵
しているマイコンによって各スイッチやセンサ類からの
入力信号をプログラムソフトにしたがって演算処理し、
ブロアファンモータ5や各ドアアクチュエータ21,2
2,23,24や図外のコンプレッサ等を総合的に制御
する。
【0027】前記水温センサ26は、エンジン冷却水温
を抵抗値に変換してエアコンアンプユニット25に入力
する。
【0028】前記冷媒温度センサ27は、エバポレータ
8の入口側に取り付けられており、冷媒の温度を抵抗値
に変換してエアコンアンプユニット25に入力する。
【0029】前記内気センサ28は、車室内空気温度、
つまり、内気温度TINC を感知し、抵抗値に変換してエ
アコンアンプユニット25に入力する。
【0030】前記外気センサ29は、外気温度Tamを感
知し、抵抗値に変換してエアコンアンプユニット25に
入力する。
【0031】前記日射センサ30は、フロントガラスか
ら入る日射量QSUN をフォトダイオードにより検出し、
電流値としてエアコンアンプユニット25に入力する。
【0032】前記吸込温度センサ31は、クーリングユ
ニットに取り付けられており、エバポレータ8を通過し
た後の吸込温度TINT を検出し、抵抗値に変換してエア
コンアンプユニット25に入力する。
【0033】前記表示操作部32は、自動車のコントロ
ールパネルに装着され、モードやファン速度や温度等を
表示する表示部とスイッチ類が設けられている操作部と
によって構成されている。この操作部には、モードを切
り換えるモードスイッチや設定温度TPTC を18℃〜3
2℃の範囲で自由に選択する温度調節ダイヤル32aが
設けられている。この表示操作部32には通信インター
フェース32bが設けられ、エアコンアンプユニット2
5とはデータの送信線33及び受信線34,35により
データの送受信が行なわれる。
【0034】次に、作用を説明する。
【0035】[バイパスドアのドア開閉制御作動]図3
はエアコンアンプユニット25で行なわれるバイパスド
ア14のドア開度データの送信処理作動の流れを示すフ
ローチャートで、以下、各ステップについて説明する
(バイパスドア開閉制御部h1に相当)。
【0036】ステップ41では、バイパスドア開閉制御
に必要な情報(モードドア位置検出スイッチ信号や仮想
ドア開度XPBR 等)が入力される。
【0037】ステップ42では、モードドアアクチュエ
ータ24に設けられている図外のモードドア位置検出ス
イッチからのスイッチ信号に基づき選択されているモー
ドが、バイレベルモードB/Lか、ベントモードVEN
Tか、その他のデフモードDEF,フットモードFOO
T,デフフットモードD/Fかが判断される。
【0038】ステップ43では、ステップ42でバイレ
ベルモードB/Lの選択時であると判断された時、バイ
パスドアアクチュエータ22に対しドア開度データDと
して全開データDO が送信される。
【0039】ステップ44では、ステップ42でデフモ
ードDEF,フットモードFOOT,デフフットモード
D/Fのいずれかのモード選択時であると判断された
時、バイパスドアアクチュエータ22に対しドア開度デ
ータDとして全閉データDS が送信される。
【0040】ステップ45では、ステップ42でベント
モードVENTの選択時であると判断された時、ミック
スドア開度制御によって得られた内部データである仮想
ドア開度XPBR がフルコールドを示すXPBR =0%かど
うかが判断される。そして、ステップ45にてXPBR =
0%であると判断されるとステップ43へ進み全開デー
タDO が送信され、また、XPBR =1〜100%である
と判断されるとステップ44へ進み全閉データDS が送
信される。
【0041】そして、バイパスドアアクチュエータ22
のデータ処理回路では、エアコンアンプユニット25か
ら上記処理によって得られたドア開度データDを受信
し、バイパスドアアクチュエータ22を駆動させること
によりバイパスドア14をドア開度データDに応じた状
態とする。
【0042】尚、バイパスドアアクチュエータ22から
エアコンアンプユニット25に対しては、バイパスドア
アクチュエータ22においてドア開度データDを受信し
ている間はリターン信号が返送される。
【0043】[ミックスドアの開度制御作動]図4はエ
アコンアンプユニット25で行なわれる温度偏差Sの演
算処理作動の流れを示すフローチャートで、以下、各ス
テップについて説明する。
【0044】ステップ51では、各センサ26〜31や
表示操作部32からミックスドア開度制御に必要な情報
が入力される。
【0045】ステップ52では、後述する合成温度式や
熱平衡式に用いられる係数A,B,C,D,Eが決定さ
れる。
【0046】ステップ53では、合成温度Wが係数B,
Dと外気温度Tamと内気温度TINCを用いた下記の式に
より算出される。
【0047】W=B・Tam−D・TINC ステップ54では、ミックスドア15のドア開度検出値
Xpbr から仮想ドア開度XPBR が演算等により求められ
る。
【0048】ステップ55では、ステップ54で得られ
た仮想ドア開度XPBR からドア開度Xが演算により求め
られる。
【0049】ステップ56では、エアコンアンプユニッ
ト25とバイパスドアアクチュエータ22との通信エラ
ーチェックが図5に示す処理により行なわれる。
【0050】ステップ57では、ステップ56の処理結
果に基づいて通信エラー時か通信正常時かが判断され
る。
【0051】ステップ58では、ステップ57で通信エ
ラーとの判断時、選択されているモード(バイレベル
1,バイレベル2,フット,デフ2)に応じて付与され
る偏差補正値αXM がαXM =0と設定される。
【0052】ステップ59では、ステップ57で通信正
常との判断時、選択されているモードに応じて偏差補正
値αXM が付与される。この偏差補正値αXM は、例え
ば、バイレベル1でのαXM =6,バイレベル2でのα
XM =4,フットでのαXM=3,デフ2でのαXM =
3と設定される。
【0053】ステップ60では、ドア開度Xとベント,
デフ,バイレベル2のモードかそれ以外のモードかによ
り熱平衡式で用いる係数F,Gが決定される。
【0054】ステップ61では、下記の熱平衡式を用い
て温度偏差Sが算出され、算出された温度偏差Sのデー
タがミックスドアアクチュエータ23へ送信される。
【0055】S=(A+D)・TPTC +W+C・QSUN
+E+αXM−(F・X+G)(88−TINT )−TINT 尚、ステップ57及びステップ58は、フェールセーフ
手段mに相当する。
【0056】図5はエアコンアンプユニット25で行な
われる通信エラーチェック処理作動の流れを示すフロー
チャート(通信エラーチェック手段kに相当)であり、
以下、各ステップについて説明する。
【0057】ステップ56aでは、バイパスドアアクチ
ュエータ22からのリターン信号がないかどうかが判断
される。
【0058】ステップ56bでは、ステップ56aでの
リターン信号がない状態が3秒以上継続しているかどう
かが判断される。
【0059】ステップ56cでは、ステップ56bでリ
ターン信号がない状態の継続時間が3秒以上になったと
判断されると、通信エラーであるとセットされる。
【0060】ステップ56dでは、ステップ56aのチ
ェックでリターン信号がある場合には通信エラーがクリ
アされる。
【0061】図6はミックスドアアクチュエータ23の
データ処理回路で行なわれるミックスドア駆動制御作動
の流れを示すフローチャートで、以下、各ステップにつ
いて説明する。
【0062】ステップ71では、エアコンアンプユニッ
ト25からデータ通信された設定温度TPTC が、TPTC
<18.5のフルクール域か、TPTC >31.5のフル
ホット域か、18.5≦TPTC ≦31.5の調整温度域
かどうかが判断される。
【0063】ステップ72では、ステップ71の判断で
18.5≦TPTC ≦31.5である時、エアコンアンプ
ユニット25からデータ通信された温度偏差Sが、S<
−5か、S>5かが判断される。
【0064】ステップ73では、ステップ71の判断で
TPTC <18.5である時、または、ステップ72の判
断でS<−5である時、デューティ100%のクール側
(ドア全閉)とするドア駆動指令が出力される。
【0065】ステップ74では、ステップ48の判断で
TPTC >31.5である時、または、ステップ72の判
断でS>5である時、デューティ100%のホット側
(ドア全開)とするドア駆動指令が出力される。
【0066】ステップ75では、ステップ72の判断で
|S|≦5である時、温度偏差Sが、S<−2か、S>
2かが判断される。
【0067】ステップ76では、ステップ75の判断で
S<−2である時、デューティ60%のクール側とする
ドア駆動指令が出力される。
【0068】ステップ77では、ステップ75の判断で
S>2である時、デューティ60%のホット側とするド
ア駆動指令が出力される。
【0069】ステップ78では、ステップ75の判断で
|S|≦2である時、ドア開度を保持する指令が出力さ
れる。
【0070】[バイパスドアの開閉制御作用]エアコン
アンプユニット25とバイパスドアアクチュエータ22
との間のデータ通信が正常である時、エアコンアンプユ
ニット25において、図3に示すフローチャートにした
がって決められたドア開度データDがバイパスドアアク
チュエータ22に送信され、バイパスドアアクチュエー
タ22において、受信したドア開度データDにしたがっ
てバイパスドア14が開閉制御される。
【0071】すなわち、ベントモードでミックスドア開
度がフルコールドの場合、または、温度調節を頭寒足熱
とするバイレベルモードの場合、バイパスドア14は全
開とされ、ベントモードでミックスドア開度がフルコー
ルド以外の場合、または、デフモード,フットモード,
デフフットモードの場合、バイパスドア14は全閉とさ
れる。
【0072】よって、ベントモードでミックスドア開度
がフルコールドの場合、エバポレータ8を経過した冷風
の流れる通路断面積として、送風路19aの通路断面積
にバイパス通路19bの通路断面積が加わり、通路断面
積が増大することで、夏期等で高温となった車室内を急
速に低くしたい時、バイパスドア14を全開とすること
で冷却効率が高められる。
【0073】また、バイレベルモード時には、設定され
た温度に応じてミックスドア15が中間開度とされ、フ
ット吹出口12からは温風が吹き出されるのに対し、バ
イパスドア14が全開とされることで、エバポレータ8
からの冷風がバイパス通路19bを介してベント吹出口
10に導かれ、ベント吹出口10からは少し冷たい風が
吹き出され、温度調節が頭寒足熱とされる。
【0074】上記以外の時には、バイパスドア14が全
閉とされることで、バイパス通路19bを持たないシス
テムと同様な状態となり、選択されているモードに応じ
て各モードドア10,11,12の開閉が制御されると
共に、設定された温度に応じてミックスドア15の開度
が制御される。
【0075】[通信エラー時のフェールセーフ作用]バ
イパスドア14が全閉状態のままで通信エラーを生じて
いる時でバイレベルモードを選択した場合、バイパスド
ア14が全開であることを前提として行なわれるミック
スドア開度制御では、エバポレータ8からの冷風がバイ
パス通路19bを介して各吹出口10,11,12に導
かれて全体的に温度調整が寒めとなることを考慮し、設
定温度TPTC や内気温度TINC や外気温度Tam等に基づ
いて算出される温度偏差Sに正の値による偏差補正値α
XM を加えることでより高温側に温度を調整する方向に
補正される。
【0076】よって、バイパスドア14が全閉状態のま
まであるにもかかわらずバイレベルモードの選択にした
がって温度偏差Sの補正をそのまま継続すると、全体的
に温度調整が熱めとなってしまう。
【0077】しかし、通信エラーを生じると、図5に示
すフローチャートによりデータ通信のエラーがチェック
され、通信エラーであると検出されると、図4のフロー
チャートで、ステップ56→ステップ57→ステップ5
8→ステップ60へと進む流れとなり、バイレベルモー
ドでの偏差補正値αXM をαXM =0と設定して温度偏
差Sが算出され、算出された温度偏差Sに基づいてミッ
クスドア15の開度が制御されることで、温度調節が熱
めとならず、ドライバーや乗員に不快感を与えることが
ない。
【0078】次に、効果を説明する。
【0079】(1)エアコンアンプユニット25のバイ
パスドア開閉制御部とバイパスドアアクチュエータ22
との間でのデータ通信のエラーをチェックする通信エラ
ーチェックを行ない、通信エラーであると検出される
と、温度偏差Sを算出するにあたって偏差補正値αXM
をαXM =0と設定してミックスドア15の開度を制御
するフェールセーフ作動を行なう装置としたため、バイ
パスドア14が全閉状態のままで通信エラーとなっても
熱めとはならない温度調整を確保することができる。
【0080】(2)エアコンアンプユニット25のミッ
クスドア開度制御部を、設定温度TPTC や内気温度TIN
C や外気温度Tam等に基づいて算出される温度偏差Sを
バイレベルモードで高温調整方向に補正して得られる温
度偏差データをミックスドアアクチュエータ23へ送信
する制御部としたため、バイパスドア側の通信エラー時
にエアコンアンプユニット25から送信する温度偏差デ
ータを変えるプログラム変更によりフェールセーフモー
ドを設定することができる。
【0081】(3)通信エラーチェック手段を、バイパ
スドアアクチュエータ22からのリターン信号がない状
態が所定時間(3秒)継続した時に通信エラーとセット
する手段としたため、エアコンアンプユニット25側で
通信エラーチェックを行なうことができる。
【0082】(4)通信エラーチェック手段及びフェー
ルセーフ手段を、エアコンアンプユニット25の温度偏
差算出プログラム(図4)に、通信エラーチェックプロ
グラム(図5)と通信エラー時に温度偏差補正ステップ
(ステップ59)を迂回する通信エラー判断ステップ
(ステップ57)を追加した手段としたため、エアコン
アンプユニット25のプログラム変更のみでバイパスド
アアクチュエータ22とミックスドアアクチュエータ2
3側でのデータ処理回路のプログラム変更が不要であ
り、性能向上に対して大幅なコストアップとはならな
い。
【0083】(その他の実施の形態)実施の形態1で
は、フェールセーフ手段として、通信エラーであると検
出されると、バイレベルモードでの温度偏差補正を零と
してミックスドアの開度を制御する例を示したが、バイ
レベルモードでの温度偏差補正を減らしてミックスドア
の開度を制御するフェールセーフモードの例であっても
良い。
【0084】実施の形態1では、エアコンアンプユニッ
ト25のミックスドア開度制御部とミックスドアアクチ
ュエータ23との間もデータ通信としLAN化によるミ
ックスドア開度の制御を行なう例を示したが、少なくと
もバイパスドア開閉制御がデータ通信によるLAN化し
たものであれば、ミックスドア開度制御はエアコンアン
プユニットからの駆動指令でミックスドアアクチュエー
タが駆動するシステムであっても良い。
【0085】実施の形態1では、通信エラーチェック手
法として、アクチュエータからのリターン信号を監視す
る手法を採用した例を示したが、データ全体の1の個数
が奇数(または偶数)となるようにデータにパリティビ
ットを追加設定し、データの1の出現回数を数えそれが
偶数(または奇数)となった時にデータ通信のエラーで
あると検出するパリティエラーチェックによる手法やそ
の他の手法を採用しても良い。
【0086】実施の形態1では、通信エラーチェック手
段及びフェールセーフ手段を、エアコンアンプユニット
のプログラム変更による手段とする例を示したが、バイ
パスドアアクチュエータやミックスドアアクチュエータ
に内蔵されるデータ処理回路での通信エラーチェックプ
ログラムとフェールセーフプログラムによる手段として
も良い。
【0087】
【発明の効果】請求項1記載の発明にあっては、エアコ
ンアンプユニットとバイパスドアアクチュエータとをL
AN化しデータ通信によりバイパスドアを開閉制御する
車両用エアコンシステムのドア制御装置において、バイ
パスドア開閉制御部とバイパスドアアクチュエータとの
間でのデータ通信のエラーをチェックする通信エラーチ
ェック手段と、通信エラーチェック手段により通信エラ
ーであると検出されると、バイレベルモードでの温度偏
差補正を零あるいは減らしてミックスドアの開度を制御
するフェールセーフ手段とを設けたため、バイパスドア
が閉の状態のままで通信エラーとなっても熱めとはなら
ない温度調整を確保することができるという効果が得ら
れる。
【0088】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の車両用エアコンシステムのドア制御装置におい
て、ミックスドア開度制御部を、設定温度や内気温度や
外気温度等に基づいて算出された温度偏差をバイレベル
モードで高温調整方向に補正して得られる温度偏差デー
タをミックスドアアクチュエータへ送信する制御部とし
たため、上記効果に加え、バイパスドア側の通信エラー
時にエアコンアンプユニットから送信する温度偏差デー
タを変えるプログラム変更によりフェールセーフモード
を設定することができる。
【0089】請求項3記載の発明にあっては、請求項1
または請求項2記載の車両用エアコンシステムのドア制
御装置において、通信エラーチェック手段を、バイパス
ドアアクチュエータからのリターン信号がない状態が所
定時間継続した時に通信エラーとセットする手段とした
ため、上記効果に加え、エアコンアンプユニット側で通
信エラーチェックを行なうことができる。
【0090】請求項4記載の発明にあっては、請求項1
ないし請求項3記載の車両用エアコンシステムのドア制
御装置において、通信エラーチェック手段及びフェール
セーフ手段を、エアコンアンプユニットの温度偏差算出
プログラムに、通信エラーチェックプログラムと通信エ
ラー時に温度偏差補正ステップを迂回する通信エラー判
断ステップを追加した手段としたため、エアコンアンプ
ユニットのプログラム変更のみでバイパスドアアクチュ
エータとミックスドアアクチュエータ側でのデータ処理
回路のプログラム変更が不要であり、性能向上に対して
大幅なコストアップとはならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用エアコンシステムのドア制御装
置を示すクレーム対応図である。
【図2】実施の形態1のドア制御装置が適用された車両
用エアコンシステム図である。
【図3】実施の形態1のドア制御装置のエアコンアンプ
ユニットで行なわれるバイパスドアのドア開度データの
送信処理作動の流れを示すフローチャートである。
【図4】実施の形態1のドア制御装置のエアコンアンプ
ユニットで行なわれる温度偏差の演算処理作動の流れを
示すフローチャートである。
【図5】実施の形態1のドア制御装置のエアコンアンプ
ユニットで行なわれる通信エラーチェック処理作動の流
れを示すフローチャートである。
【図6】実施の形態1のドア制御装置のミックスドアア
クチュエータのデータ処理回路で行なわれるミックスド
ア駆動制御作動の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
a エバポレータ b ミックスドア c ヒータコア d 送風路 e ベント吹出口 f バイパス通路 g バイパスドア h エアコンアンプユニット h1 バイパスドア開閉制御部 h2 ミックスドア開度制御部 i バイパスドアアクチュエータ j ミックスドアアクチュエータ k 通信エラーチェック手段 m フェールセーフ手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−138908(JP,A) 特開 平7−75357(JP,A) 特開 昭61−278414(JP,A) 特開 平6−120953(JP,A) 特開 平4−156644(JP,A) 特開 昭61−35039(JP,A) 特開 平4−207339(JP,A) 実開 昭62−48812(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/00 - 3/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エバポレータからミックスドアを介して
    配置されるヒータコアが設けられた送風通路を迂回し、
    エバポレータからの冷風をベント吹出口に導くバイパス
    通路に設けられたバイパスドアと、 温度調節を頭寒足熱とするバイレベルモードの場合、バ
    イパスドアを開側とするドア開度データを送信するバイ
    パスドア開閉制御部と、設定温度や内気温度や外気温度
    等に基づいて算出された温度偏差をバイレベルモードで
    高温調整方向に補正して得られる温度偏差によりミック
    スドア開度制御を行なうミックスドア開度制御部を有す
    るエアコンアンプユニットと、 前記バイパスドア開閉制御部からのドア開度データを受
    信し、受信したドア開度データにしたがってバイパスド
    アを開閉制御するバイパスドアアクチュエータと、 前記ミックスドア開度制御部からの指令にしたがってミ
    ックスドアの開度を制御するミックスドアアクチュエー
    タと、 を備えた車両用エアコンシステムのドア制御装置におい
    て、 前記バイパスドア開閉制御部とバイパスドアアクチュエ
    ータとの間でのデータ通信のエラーをチェックする通信
    エラーチェック手段と、 前記通信エラーチェック手段により通信エラーであると
    検出されると、バイレベルモードでの温度偏差補正を零
    あるいは減らしてミックスドアの開度を制御するフェー
    ルセーフ手段とを設けたことを特徴とする車両用エアコ
    ンシステムのドア制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用エアコンシステム
    のドア制御装置において、 前記ミックスドア開度制御部を、設定温度や内気温度や
    外気温度等に基づいて算出された温度偏差をバイレベル
    モードで高温調整方向に補正して得られる温度偏差デー
    タをミックスドアアクチュエータへ送信する制御部とし
    たことを特徴とする車両用エアコンシステムのドア制御
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の車両用エ
    アコンシステムのドア制御装置において、 前記通信エラーチェック手段を、バイパスドアアクチュ
    エータからのリターン信号がない状態が所定時間継続し
    た時に通信エラーとセットする手段としたことを特徴と
    する車両用エアコンシステムのドア制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3記載の車両用エ
    アコンシステムのドア制御装置において、 前記通信エラーチェック手段及びフェールセーフ手段
    を、エアコンアンプユニットの温度偏差算出プログラム
    に、通信エラーチェックプログラムと通信エラー時に温
    度偏差補正ステップを迂回する通信エラー判断ステップ
    を追加した手段としたことを特徴とする車両用エアコン
    システムのドア制御装置。
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