JP3515284B2 - 車両用エアコンシステムのドア制御装置 - Google Patents
車両用エアコンシステムのドア制御装置Info
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Description
ニットとバイパスドアアクチュエータとをLAN(ロー
カルエリアネットワークlocal area network)化しデー
タ通信によりバイパスドアを開閉制御する車両用エアコ
ンシステムのドア制御装置の技術分野に属する。
スドアアクチュエータとをLAN化しデータ通信により
バイパスドアを開閉制御する車両用エアコンシステムの
バイパスドア制御は、エアコンアンプユニットにおい
て、ベントモードでミックスドア開度がフルコールドの
場合、または、温度調節を頭寒足熱とするバイレベルモ
ードの場合、バイパスドアを全開とし、その他の場合、
バイパスドアを全閉とするドア開度データを送信し、こ
のア開度データをバイパスドアアクチュエータで受信
し、受信したドア開度データにしたがってバイパスドア
を全開または全閉とすることで行なわれていた。
来の車両用エアコンシステムのドア制御装置にあって
は、LAN化に伴うフェールセーフモードを設定してい
ないため、通信エラー時、バイパスドアは通信エラー前
の状態で止まってしまう。
まで止まってしまうと、全体的に温度調整が熱めとなっ
てしまい、ドライバーや乗員に不快感を与えるという問
題がある。
かわらずバイレベルモードを選択した場合、バイパスド
アが全開であることを前提として行なわれるミックスド
ア開度制御では、エバポレータからの冷風がバイパス通
路を介して各吹出口に導かれて全体的に温度調整が寒め
となることを考慮し、設定温度や内気温度や外気温度等
に基づいて算出される温度偏差が高温調整方向に補正さ
れる。よって、バイパスドアが全閉であるにもかかわら
ず温度偏差の補正をそのまま継続すると、全体的に温度
調整が熱めとなってしまう。
ンアンプユニットとバイパスドアアクチュエータとをL
AN化しデータ通信によりバイパスドアを開閉制御する
車両用エアコンシステムのドア制御装置において、バイ
パスドアが閉の状態のままで通信エラーとなっても熱め
とはならない温度調整を確保することにある。
図1のクレーム対応図に示すように、エバポレータaか
らミックスドアbを介して配置されるヒータコアcが設
けられた送風通路dを迂回し、エバポレータaからの冷
風をベント吹出口eに導くバイパス通路fに設けられた
バイパスドアgと、温度調節を頭寒足熱とするバイレベ
ルモードの場合、バイパスドアgを開側とするドア開度
データを送信するバイパスドア開閉制御部h1と、設定
温度や内気温度や外気温度等に基づいて算出された温度
偏差をバイレベルモードで高温調整方向に補正して得ら
れる温度偏差によりミックスドア開度制御を行なうミッ
クスドア開度制御部h2を有するエアコンアンプユニッ
トhと、前記バイパスドア開閉制御部h1からのドア開
度データを受信し、受信したドア開度データにしたがっ
てバイパスドアgを開閉制御するバイパスドアアクチュ
エータiと、前記ミックスドア開度制御部h2からの指
令にしたがってミックスドアbの開度を制御するミック
スドアアクチュエータjと、を備えた車両用エアコンシ
ステムのドア制御装置において、前記バイパスドア開閉
制御部h1とバイパスドアアクチュエータiとの間での
データ通信のエラーをチェックする通信エラーチェック
手段kと、前記通信エラーチェック手段kにより通信エ
ラーであると検出されると、バイレベルモードでの温度
偏差補正を零あるいは減らしてミックスドアbの開度を
制御するフェールセーフ手段mとを設けたことを特徴と
する。
る時、温度調節を頭寒足熱とするバイレベルモードの場
合、バイパスドアgを開側とするドア開度データがエア
コンアンプユニットhからバイパスドアアクチュエータ
iに送信され、バイパスドアアクチュエータiにおい
て、受信したドア開度データにしたがってバイパスドア
gが開閉制御される。
れた温度に応じてミックスドアbが中間開度とされ、フ
ット吹出口からは温風が吹き出されるのに対し、バイパ
スドアgが開側とされることで、エバポレータaからの
冷風がバイパス通路fを介してベント吹出口eに導か
れ、ベント吹出口eからは少し冷たい風が吹き出され、
温度調節が頭寒足熱とされる。
で通信エラーを生じている時でバイレベルモードを選択
した場合、バイパスドアgが開側であることを前提とし
て行なわれるミックスドア開度制御では、エバポレータ
aからの冷風がバイパス通路fを介して各吹出口に導か
れて全体的に温度調整が寒めとなることを考慮し、設定
温度や内気温度や外気温度等に基づいて算出される温度
偏差が高温調整方向に補正される。よって、バイパスド
アgが閉側であるにもかかわらず温度偏差の補正をその
まま継続すると、全体的に温度調整が熱めとなってしま
う。
ーチェック手段kにおいて、データ通信のエラーがチェ
ックされ、通信エラーであると検出されると、フェール
セーフ手段mにおいて、バイレベルモードでの温度偏差
補正を零あるいは減らしてミックスドアbの開度が制御
されることで、温度調節が熱めとならない。
求項2)は、請求項1記載の車両用エアコンシステムの
ドア制御装置において、前記ミックスドア開度制御部h
2を、設定温度や内気温度や外気温度等に基づいて算出
された温度偏差をバイレベルモードで高温調整方向に補
正して得られる温度偏差データをミックスドアアクチュ
エータjへ送信する制御部としたことを特徴とする。
求項3)は、請求項1または請求項2記載の車両用エア
コンシステムのドア制御装置において、前記通信エラー
チェック手段kを、バイパスドアアクチュエータiから
のリターン信号がない状態が所定時間継続した時に通信
エラーとセットする手段としたことを特徴とする。
求項4)は、請求項1ないし請求項3記載の車両用エア
コンシステムのドア制御装置において、前記通信エラー
チェック手段k及びフェールセーフ手段mを、エアコン
アンプユニットhの温度偏差算出プログラムに、通信エ
ラーチェックプログラムと通信エラー時に温度偏差補正
ステップを迂回する通信エラー判断ステップを追加した
手段としたことを特徴とする。
決手段4に対応する車両用エアコンシステムのドア制御
装置である。
された車両用エアコンシステム図である。
上部に示すように、インテークユニットケース1、外気
側吸入口2、室内側吸入口3、ブロアファン4、ブロア
ファンモータ5、インテークドア6、クーリングユニッ
トケース7、エバポレータ8、ヒータユニットケース
9、ベント吹出口10、デフ吹出口11、フット吹出口
12、ヒータコア13、バイパスドア14、ミックスド
ア15、ベントドア16、デフドア17、フットドア1
8を備えている。
からミックスドア15を介して配置されるヒータコア1
3が設けられた送風通路19aを迂回し、エバポレータ
7からの冷風をベント吹出口10に導くバイパス通路1
9bに設けられている。
中部から下部に示すように、ファンコントロール回路2
0、インテークドアアクチュエータ21、バイパスドア
(バイレベルドア)アクチュエータ22、ミックスドア
アクチュエータ23、モードドアアクチュエータ24、
エアコンアンプユニット25、水温センサ26、冷媒温
度センサ27、内気センサ28、外気センサ29、日射
センサ30、吸込温度センサ31、表示操作部32を備
えている。
コンアンプユニット25からの指令によりブロアファン
モータ5への印加電圧を無段階に制御する。
は、エアコンアンプユニット25にてインテークドア6
のドア開度(内気,半外気,外気)が決定されると、イ
ンテークドア6を決定したドア開度に動かす。
内蔵されたデータ処理回路にてドア開度データDを受信
し、ベントモードでミックスドア15の開度がフルコー
ルドの場合、または、温度調節を頭寒足熱とするバイレ
ベルモードの場合、エアコンアンプユニット25からの
全開データDO に基づきバイパスドア14を開き、その
他の場合、エアコンアンプユニット25からの全閉デー
タDS に基づきバイパスドア14を閉じる。
内蔵されたデータ処理回路にて設定温度TPTC と温度偏
差Sのデータを受信し、設定されている設定温度TPTC
と、モータエアコンアンプユニット25での演算処理に
より決定された温度偏差Sの大きさに応じたデューティ
比によりホット側またはクール側にミックスドア15を
動作させる。
アコンアンプユニット25にて目標モードドア位置が決
定されると、モードドア(ベントドア16,デフドア1
7及びフットドア18の総称)を開閉させる。
しているマイコンによって各スイッチやセンサ類からの
入力信号をプログラムソフトにしたがって演算処理し、
ブロアファンモータ5や各ドアアクチュエータ21,2
2,23,24や図外のコンプレッサ等を総合的に制御
する。
を抵抗値に変換してエアコンアンプユニット25に入力
する。
8の入口側に取り付けられており、冷媒の温度を抵抗値
に変換してエアコンアンプユニット25に入力する。
つまり、内気温度TINC を感知し、抵抗値に変換してエ
アコンアンプユニット25に入力する。
知し、抵抗値に変換してエアコンアンプユニット25に
入力する。
ら入る日射量QSUN をフォトダイオードにより検出し、
電流値としてエアコンアンプユニット25に入力する。
ニットに取り付けられており、エバポレータ8を通過し
た後の吸込温度TINT を検出し、抵抗値に変換してエア
コンアンプユニット25に入力する。
ールパネルに装着され、モードやファン速度や温度等を
表示する表示部とスイッチ類が設けられている操作部と
によって構成されている。この操作部には、モードを切
り換えるモードスイッチや設定温度TPTC を18℃〜3
2℃の範囲で自由に選択する温度調節ダイヤル32aが
設けられている。この表示操作部32には通信インター
フェース32bが設けられ、エアコンアンプユニット2
5とはデータの送信線33及び受信線34,35により
データの送受信が行なわれる。
はエアコンアンプユニット25で行なわれるバイパスド
ア14のドア開度データの送信処理作動の流れを示すフ
ローチャートで、以下、各ステップについて説明する
(バイパスドア開閉制御部h1に相当)。
に必要な情報(モードドア位置検出スイッチ信号や仮想
ドア開度XPBR 等)が入力される。
ータ24に設けられている図外のモードドア位置検出ス
イッチからのスイッチ信号に基づき選択されているモー
ドが、バイレベルモードB/Lか、ベントモードVEN
Tか、その他のデフモードDEF,フットモードFOO
T,デフフットモードD/Fかが判断される。
ベルモードB/Lの選択時であると判断された時、バイ
パスドアアクチュエータ22に対しドア開度データDと
して全開データDO が送信される。
ードDEF,フットモードFOOT,デフフットモード
D/Fのいずれかのモード選択時であると判断された
時、バイパスドアアクチュエータ22に対しドア開度デ
ータDとして全閉データDS が送信される。
モードVENTの選択時であると判断された時、ミック
スドア開度制御によって得られた内部データである仮想
ドア開度XPBR がフルコールドを示すXPBR =0%かど
うかが判断される。そして、ステップ45にてXPBR =
0%であると判断されるとステップ43へ進み全開デー
タDO が送信され、また、XPBR =1〜100%である
と判断されるとステップ44へ進み全閉データDS が送
信される。
のデータ処理回路では、エアコンアンプユニット25か
ら上記処理によって得られたドア開度データDを受信
し、バイパスドアアクチュエータ22を駆動させること
によりバイパスドア14をドア開度データDに応じた状
態とする。
エアコンアンプユニット25に対しては、バイパスドア
アクチュエータ22においてドア開度データDを受信し
ている間はリターン信号が返送される。
アコンアンプユニット25で行なわれる温度偏差Sの演
算処理作動の流れを示すフローチャートで、以下、各ス
テップについて説明する。
表示操作部32からミックスドア開度制御に必要な情報
が入力される。
熱平衡式に用いられる係数A,B,C,D,Eが決定さ
れる。
Dと外気温度Tamと内気温度TINCを用いた下記の式に
より算出される。
Xpbr から仮想ドア開度XPBR が演算等により求められ
る。
た仮想ドア開度XPBR からドア開度Xが演算により求め
られる。
ト25とバイパスドアアクチュエータ22との通信エラ
ーチェックが図5に示す処理により行なわれる。
果に基づいて通信エラー時か通信正常時かが判断され
る。
ラーとの判断時、選択されているモード(バイレベル
1,バイレベル2,フット,デフ2)に応じて付与され
る偏差補正値αXM がαXM =0と設定される。
常との判断時、選択されているモードに応じて偏差補正
値αXM が付与される。この偏差補正値αXM は、例え
ば、バイレベル1でのαXM =6,バイレベル2でのα
XM =4,フットでのαXM=3,デフ2でのαXM =
3と設定される。
デフ,バイレベル2のモードかそれ以外のモードかによ
り熱平衡式で用いる係数F,Gが決定される。
て温度偏差Sが算出され、算出された温度偏差Sのデー
タがミックスドアアクチュエータ23へ送信される。
+E+αXM−(F・X+G)(88−TINT )−TINT 尚、ステップ57及びステップ58は、フェールセーフ
手段mに相当する。
われる通信エラーチェック処理作動の流れを示すフロー
チャート(通信エラーチェック手段kに相当)であり、
以下、各ステップについて説明する。
ュエータ22からのリターン信号がないかどうかが判断
される。
リターン信号がない状態が3秒以上継続しているかどう
かが判断される。
ターン信号がない状態の継続時間が3秒以上になったと
判断されると、通信エラーであるとセットされる。
ェックでリターン信号がある場合には通信エラーがクリ
アされる。
データ処理回路で行なわれるミックスドア駆動制御作動
の流れを示すフローチャートで、以下、各ステップにつ
いて説明する。
ト25からデータ通信された設定温度TPTC が、TPTC
<18.5のフルクール域か、TPTC >31.5のフル
ホット域か、18.5≦TPTC ≦31.5の調整温度域
かどうかが判断される。
18.5≦TPTC ≦31.5である時、エアコンアンプ
ユニット25からデータ通信された温度偏差Sが、S<
−5か、S>5かが判断される。
TPTC <18.5である時、または、ステップ72の判
断でS<−5である時、デューティ100%のクール側
(ドア全閉)とするドア駆動指令が出力される。
TPTC >31.5である時、または、ステップ72の判
断でS>5である時、デューティ100%のホット側
(ドア全開)とするドア駆動指令が出力される。
|S|≦5である時、温度偏差Sが、S<−2か、S>
2かが判断される。
S<−2である時、デューティ60%のクール側とする
ドア駆動指令が出力される。
S>2である時、デューティ60%のホット側とするド
ア駆動指令が出力される。
|S|≦2である時、ドア開度を保持する指令が出力さ
れる。
アンプユニット25とバイパスドアアクチュエータ22
との間のデータ通信が正常である時、エアコンアンプユ
ニット25において、図3に示すフローチャートにした
がって決められたドア開度データDがバイパスドアアク
チュエータ22に送信され、バイパスドアアクチュエー
タ22において、受信したドア開度データDにしたがっ
てバイパスドア14が開閉制御される。
度がフルコールドの場合、または、温度調節を頭寒足熱
とするバイレベルモードの場合、バイパスドア14は全
開とされ、ベントモードでミックスドア開度がフルコー
ルド以外の場合、または、デフモード,フットモード,
デフフットモードの場合、バイパスドア14は全閉とさ
れる。
がフルコールドの場合、エバポレータ8を経過した冷風
の流れる通路断面積として、送風路19aの通路断面積
にバイパス通路19bの通路断面積が加わり、通路断面
積が増大することで、夏期等で高温となった車室内を急
速に低くしたい時、バイパスドア14を全開とすること
で冷却効率が高められる。
た温度に応じてミックスドア15が中間開度とされ、フ
ット吹出口12からは温風が吹き出されるのに対し、バ
イパスドア14が全開とされることで、エバポレータ8
からの冷風がバイパス通路19bを介してベント吹出口
10に導かれ、ベント吹出口10からは少し冷たい風が
吹き出され、温度調節が頭寒足熱とされる。
閉とされることで、バイパス通路19bを持たないシス
テムと同様な状態となり、選択されているモードに応じ
て各モードドア10,11,12の開閉が制御されると
共に、設定された温度に応じてミックスドア15の開度
が制御される。
イパスドア14が全閉状態のままで通信エラーを生じて
いる時でバイレベルモードを選択した場合、バイパスド
ア14が全開であることを前提として行なわれるミック
スドア開度制御では、エバポレータ8からの冷風がバイ
パス通路19bを介して各吹出口10,11,12に導
かれて全体的に温度調整が寒めとなることを考慮し、設
定温度TPTC や内気温度TINC や外気温度Tam等に基づ
いて算出される温度偏差Sに正の値による偏差補正値α
XM を加えることでより高温側に温度を調整する方向に
補正される。
まであるにもかかわらずバイレベルモードの選択にした
がって温度偏差Sの補正をそのまま継続すると、全体的
に温度調整が熱めとなってしまう。
すフローチャートによりデータ通信のエラーがチェック
され、通信エラーであると検出されると、図4のフロー
チャートで、ステップ56→ステップ57→ステップ5
8→ステップ60へと進む流れとなり、バイレベルモー
ドでの偏差補正値αXM をαXM =0と設定して温度偏
差Sが算出され、算出された温度偏差Sに基づいてミッ
クスドア15の開度が制御されることで、温度調節が熱
めとならず、ドライバーや乗員に不快感を与えることが
ない。
パスドア開閉制御部とバイパスドアアクチュエータ22
との間でのデータ通信のエラーをチェックする通信エラ
ーチェックを行ない、通信エラーであると検出される
と、温度偏差Sを算出するにあたって偏差補正値αXM
をαXM =0と設定してミックスドア15の開度を制御
するフェールセーフ作動を行なう装置としたため、バイ
パスドア14が全閉状態のままで通信エラーとなっても
熱めとはならない温度調整を確保することができる。
クスドア開度制御部を、設定温度TPTC や内気温度TIN
C や外気温度Tam等に基づいて算出される温度偏差Sを
バイレベルモードで高温調整方向に補正して得られる温
度偏差データをミックスドアアクチュエータ23へ送信
する制御部としたため、バイパスドア側の通信エラー時
にエアコンアンプユニット25から送信する温度偏差デ
ータを変えるプログラム変更によりフェールセーフモー
ドを設定することができる。
スドアアクチュエータ22からのリターン信号がない状
態が所定時間(3秒)継続した時に通信エラーとセット
する手段としたため、エアコンアンプユニット25側で
通信エラーチェックを行なうことができる。
ルセーフ手段を、エアコンアンプユニット25の温度偏
差算出プログラム(図4)に、通信エラーチェックプロ
グラム(図5)と通信エラー時に温度偏差補正ステップ
(ステップ59)を迂回する通信エラー判断ステップ
(ステップ57)を追加した手段としたため、エアコン
アンプユニット25のプログラム変更のみでバイパスド
アアクチュエータ22とミックスドアアクチュエータ2
3側でのデータ処理回路のプログラム変更が不要であ
り、性能向上に対して大幅なコストアップとはならな
い。
は、フェールセーフ手段として、通信エラーであると検
出されると、バイレベルモードでの温度偏差補正を零と
してミックスドアの開度を制御する例を示したが、バイ
レベルモードでの温度偏差補正を減らしてミックスドア
の開度を制御するフェールセーフモードの例であっても
良い。
ト25のミックスドア開度制御部とミックスドアアクチ
ュエータ23との間もデータ通信としLAN化によるミ
ックスドア開度の制御を行なう例を示したが、少なくと
もバイパスドア開閉制御がデータ通信によるLAN化し
たものであれば、ミックスドア開度制御はエアコンアン
プユニットからの駆動指令でミックスドアアクチュエー
タが駆動するシステムであっても良い。
法として、アクチュエータからのリターン信号を監視す
る手法を採用した例を示したが、データ全体の1の個数
が奇数(または偶数)となるようにデータにパリティビ
ットを追加設定し、データの1の出現回数を数えそれが
偶数(または奇数)となった時にデータ通信のエラーで
あると検出するパリティエラーチェックによる手法やそ
の他の手法を採用しても良い。
段及びフェールセーフ手段を、エアコンアンプユニット
のプログラム変更による手段とする例を示したが、バイ
パスドアアクチュエータやミックスドアアクチュエータ
に内蔵されるデータ処理回路での通信エラーチェックプ
ログラムとフェールセーフプログラムによる手段として
も良い。
ンアンプユニットとバイパスドアアクチュエータとをL
AN化しデータ通信によりバイパスドアを開閉制御する
車両用エアコンシステムのドア制御装置において、バイ
パスドア開閉制御部とバイパスドアアクチュエータとの
間でのデータ通信のエラーをチェックする通信エラーチ
ェック手段と、通信エラーチェック手段により通信エラ
ーであると検出されると、バイレベルモードでの温度偏
差補正を零あるいは減らしてミックスドアの開度を制御
するフェールセーフ手段とを設けたため、バイパスドア
が閉の状態のままで通信エラーとなっても熱めとはなら
ない温度調整を確保することができるという効果が得ら
れる。
記載の車両用エアコンシステムのドア制御装置におい
て、ミックスドア開度制御部を、設定温度や内気温度や
外気温度等に基づいて算出された温度偏差をバイレベル
モードで高温調整方向に補正して得られる温度偏差デー
タをミックスドアアクチュエータへ送信する制御部とし
たため、上記効果に加え、バイパスドア側の通信エラー
時にエアコンアンプユニットから送信する温度偏差デー
タを変えるプログラム変更によりフェールセーフモード
を設定することができる。
または請求項2記載の車両用エアコンシステムのドア制
御装置において、通信エラーチェック手段を、バイパス
ドアアクチュエータからのリターン信号がない状態が所
定時間継続した時に通信エラーとセットする手段とした
ため、上記効果に加え、エアコンアンプユニット側で通
信エラーチェックを行なうことができる。
ないし請求項3記載の車両用エアコンシステムのドア制
御装置において、通信エラーチェック手段及びフェール
セーフ手段を、エアコンアンプユニットの温度偏差算出
プログラムに、通信エラーチェックプログラムと通信エ
ラー時に温度偏差補正ステップを迂回する通信エラー判
断ステップを追加した手段としたため、エアコンアンプ
ユニットのプログラム変更のみでバイパスドアアクチュ
エータとミックスドアアクチュエータ側でのデータ処理
回路のプログラム変更が不要であり、性能向上に対して
大幅なコストアップとはならない。
置を示すクレーム対応図である。
用エアコンシステム図である。
ユニットで行なわれるバイパスドアのドア開度データの
送信処理作動の流れを示すフローチャートである。
ユニットで行なわれる温度偏差の演算処理作動の流れを
示すフローチャートである。
ユニットで行なわれる通信エラーチェック処理作動の流
れを示すフローチャートである。
クチュエータのデータ処理回路で行なわれるミックスド
ア駆動制御作動の流れを示すフローチャートである。
Claims (4)
- 【請求項1】 エバポレータからミックスドアを介して
配置されるヒータコアが設けられた送風通路を迂回し、
エバポレータからの冷風をベント吹出口に導くバイパス
通路に設けられたバイパスドアと、 温度調節を頭寒足熱とするバイレベルモードの場合、バ
イパスドアを開側とするドア開度データを送信するバイ
パスドア開閉制御部と、設定温度や内気温度や外気温度
等に基づいて算出された温度偏差をバイレベルモードで
高温調整方向に補正して得られる温度偏差によりミック
スドア開度制御を行なうミックスドア開度制御部を有す
るエアコンアンプユニットと、 前記バイパスドア開閉制御部からのドア開度データを受
信し、受信したドア開度データにしたがってバイパスド
アを開閉制御するバイパスドアアクチュエータと、 前記ミックスドア開度制御部からの指令にしたがってミ
ックスドアの開度を制御するミックスドアアクチュエー
タと、 を備えた車両用エアコンシステムのドア制御装置におい
て、 前記バイパスドア開閉制御部とバイパスドアアクチュエ
ータとの間でのデータ通信のエラーをチェックする通信
エラーチェック手段と、 前記通信エラーチェック手段により通信エラーであると
検出されると、バイレベルモードでの温度偏差補正を零
あるいは減らしてミックスドアの開度を制御するフェー
ルセーフ手段とを設けたことを特徴とする車両用エアコ
ンシステムのドア制御装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の車両用エアコンシステム
のドア制御装置において、 前記ミックスドア開度制御部を、設定温度や内気温度や
外気温度等に基づいて算出された温度偏差をバイレベル
モードで高温調整方向に補正して得られる温度偏差デー
タをミックスドアアクチュエータへ送信する制御部とし
たことを特徴とする車両用エアコンシステムのドア制御
装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の車両用エ
アコンシステムのドア制御装置において、 前記通信エラーチェック手段を、バイパスドアアクチュ
エータからのリターン信号がない状態が所定時間継続し
た時に通信エラーとセットする手段としたことを特徴と
する車両用エアコンシステムのドア制御装置。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3記載の車両用エ
アコンシステムのドア制御装置において、 前記通信エラーチェック手段及びフェールセーフ手段
を、エアコンアンプユニットの温度偏差算出プログラム
に、通信エラーチェックプログラムと通信エラー時に温
度偏差補正ステップを迂回する通信エラー判断ステップ
を追加した手段としたことを特徴とする車両用エアコン
システムのドア制御装置。
Priority Applications (1)
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1996
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