JP3515036B2 - インターリービング方法、インターリービング装置、ターボ符号化方法及びターボ符号化装置 - Google Patents

インターリービング方法、インターリービング装置、ターボ符号化方法及びターボ符号化装置

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JP3515036B2
JP3515036B2 JP2000042040A JP2000042040A JP3515036B2 JP 3515036 B2 JP3515036 B2 JP 3515036B2 JP 2000042040 A JP2000042040 A JP 2000042040A JP 2000042040 A JP2000042040 A JP 2000042040A JP 3515036 B2 JP3515036 B2 JP 3515036B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バースト誤りに対
して有効なターボ符号化技術に係り、特に間引き処理を
行わないか、又は行っても僅かなビット数に限定され、
しかも演算量を軽減したインターリービング方法、イン
ターリービング装置、ターボ符号化方法及びターボ符号
化装置に関する。
【0002】本発明は、ディジタル伝送やディジタル記
録など誤り訂正符号を用いて通信の信頼性を上げること
が要求される分野で応用され、特にマルチメディアのよ
うに通信のフレキシビリティが必要な分野で有効であ
る。
【0003】
【従来の技術】近年提案された能力の高い誤り訂正符号
を用いるターボ符号器は複数の符号器で構成されてお
り、各符号器間の冗長系列の相関性を少なくするために
インタリーバ(インタリービング処理を行う手段)を介
して各符号器間が連接されている。このインタリーバ
は、ターボ符号の能力を決定する大変重要なものとなっ
ている。
【0004】図1(a),(b)は、ターボ符号化器の
構成例を示す図である。図1(a)に示すように、ター
ボ符号化器は、複数の再帰的組織畳み込み符号化器(R
SC1)12、(RSC2)13と、インターリーバ1
1とを具備して構成されている。各再帰的組織畳み込み
符号化器12、13は、図1(b)に示すように、加算
器14、15と単位遅延素子(D)16、17が図示す
るように接続されて構成されている。図1(a)に示さ
れている例のように、ターボ符号化器は入力d(Kビッ
ト)に対して、出力X1〜X3を符号化系列として出力
している。ここで、冗長ビットX1とX2との相関性を
少なくするために、再帰的組織畳み込み符号化器(RS
C2)13の前にインタリーバ11を挿入している。ま
た、図1(c)に示すように、ターボ復号器は2つのデ
コーダ1、2、2つのインタリーバ3、4、及びインタ
リーバの逆の処理を行うデインタリーバ5から構成され
ている。
【0005】なお、デジタル・システムの場合、ビット
かシンボル等の単位でインタリービングにおける並び替
えが行われる。
【0006】また、並び換えの方法には、バッファ等に
データを書き込み、それを読み取る方法と、インタリー
ビングによる順序の入替え情報をパターン(以下、「イ
ンタリーブ・パターン」と称する)として持ち、それを
参照して並べ替える方法がある。
【0007】次に、インタリーブ・パターンにより、ビ
ット単位に並べ替えを行った例を示す。
【0008】図2は、16ビット系列のインタリービン
グを行った例である。図2では、インタリーブ・パター
ン・テーブルを参照することによりビット単位のインタ
リービングを行っている。図2では、インタリービング
が行われる入力16ビットの系列67は、インタリーブ
・パターン・テーブル68に記憶されている順序にした
がって、入力系列内のビットの順序の入替えが行われ
る。また、そこに示されているインタリーブ・パターン
・テーブルに示されている順序を、矢印のように縦方向
の順に0、8、4、12、2、・・・と読み出して、イ
ンタリービング後のビット系列を出力する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、インターリ
ービングを行うインターリーバに対しては、 (1)多様フレーム長(例えば、数千から1万種類)に
対応すること。 (2)少ないパラメータ数で生成できること。 (3)インターリービングパターン生成の計算量が少な
いことの3点の課題がある。
【0010】第1の課題、つまり、多様フレーム長に対
応するために、単純に、すべてのフレームを用意する
と、全てのフレーム長に対応するためのパラメータの数
が膨大になってしまい、そのパラメータを記憶する所要
メモリが膨大となるため非現実的である。さらに、フレ
ーム長毎に個別に最適なパラメータを求めるための演算
処理時間も膨大となるという問題がある。
【0011】また、この問題を解決するために、上記
(2)の課題に示すように、少ないパラメータ数で、イ
ンターリーバを生成できるようにする対策が考えられ
る。しかし、少ないパラメータ数で、インターリーバを
生成できるようにするために、2のべき乗のフレーム長
についてインターリーバを作成し、そこからデータの間
引きを行う従来の手法は、データを間引く分、それだけ
最適化のパラメータが増加し、全てのフレーム長で優れ
た特性が得られる保証が無くなってしまうという問題が
ある。例えば、あるフレーム長では特性がよくても、別
のフレームでは特性が劣化するという問題がある。
【0012】それを改善するために、間引きデータの数
を減らす方法が考えられる。
【0013】間引きデータの数を減らすことにより、第
3の課題も解決される。この第3の課題に対する対策と
して、本出願人より、間引きを少なくしてかつ特性もよ
くなる方法(PCT出願/JP98/05027)が提
案されている。しかし、この方法でも、インターリーバ
のパターン生成のための処理量(演算処理量)が多くな
るという問題がある。
【0014】本発明は、上記問題に鑑みなされたもので
あり、インターリービング方法、インターリービング装
置、ターボ符号化方法及びターボ符号化装置において、
多様なフレーム長であっても、少ない演算量で効率的に
系列のランダム化を実現することを目的とするものであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明は、素数Pをベースにした長さのブロックを複数個有
するデータ系列を入力する第1の段階と、標数がPの有
限体の元に所定の演算を行い、その順序を並べ替えて、
順序入替えデータを生成する第2の段階と、該順序入替
えデータを用いて、入力された前記データ系列のデータ
の順序を入替える第3の段階とを有することを特徴とす
るインタリービング方法である。素数Pをベースにした
長さのブロックを複数個有するデータ系列を用いること
で、多様なフレーム長に細かく対応できるようになると
ともに、少ない演算量で効率的に入力するデータ系列の
ランダム化が実現できる。
【0016】請求項2に記載の発明は、素数Pを生成又
は記録する第1の段階と、入力系列を長さPのN個のブ
ロックB、B、・・・Bに分割する第2の段階
と、標数がPの有限体の元をその元のべき表現の指数部
分の値の順に並べた系列を第1の順序入替えデータとし
て生成又は記録する第3の段階と、(P−1)とは互い
に素な(N−1)個の整数p、p、・・・pN−1
を生成又は記録する第4の段階と、第1の順序入替えデ
ータ系列をp個飛びに巡回的に読み出して第iの順序
入替えデータを得る処理をi=1〜N−1だけ繰り返し
て第2〜第Nの順序入替えデータを生成又は記録する第
5の段階と、第1からNまでの順序入替えデータを用い
てブロックB、B、・・・B中の順序を入替える
第6の段階と、並び替えられたN個の各ブロックから予
め決められた順序により各データを読み出す第7の段階
とを有することを特徴とするインターリービング装置で
ある。入力系列をN個のブロックB、B、・・・B
に分割し、素数体を用いて、入力データの順序の入替
えを行うことで、多様なフレーム長に細かく対応できる
ようになるとともに、少ない演算量で効率的に入力する
データ系列のランダム化が実現できる。また、第5と第
6の2段階でインターリービングを行うので、メモリ
(バッファ)と演算量を削減することができる。
【0017】請求項3に記載の発明は、素数Pを生成又
は記録する第1の段階と、入力系列を長さPのN個のブ
ロックB、B、・・・Bに分割する第2の段階
と、標数がPの有限体の元をその元のべき表現の指数部
分の値の順に並にならべた系列を生成又は記録する第3
の段階と、このべき表現に用いた原始元とは互いに素な
N個の整数q、q、・・・qを生成又は記録する
第4の段階と、第0の順序入替えデータ系列の各データ
にqを法Pで加え得られた元のべき表現の指数部分の
値の系列を第iの順序入替えデータとする処理をi=1
〜Nまで繰り返して第1〜第Nの順序入替えデータを生
成する第5の段階と、第1からNまでの順序入替えデー
タを用いてブロックB、B、・・・B中のデータ
の順序を入替える第6の段階と、並べ変えられたN個の
各ブロックから予め決められた順序により各データを読
み出す第7の段階とを有することを特徴とするインター
リービング方法である。入力系列をN個のブロック
、B、・・・Bに分割し、素数体を用いて、入
力データの順序の入替えを行うことで、多様なフレーム
長に細かく対応できるようになるとともに、少ない演算
量で効率的に入力するデータ系列のランダム化が実現で
きる。また、第5と第6の2段階でインターリービング
を行うので、メモリ(バッファ)と演算量を削減するこ
とができる。
【0018】請求項4に記載の発明は、素数Pを生成又
は記録する第1の段階と、入力系列を長さ(P−1)の
N個のブロックB、B、・・・Bに分割する第2
の段階と、標数がPの有限体の元をその元のべき表現の
指数部分の値の順に並にならべた系列の最後尾のデータ
を削除した系列を生成又は記録する第3の段階と、(P
−1)とは互いに素な(N−1)個の整数p、p
・・・pN−1を生成又は記録する第4の段階と、第1
の順序入替えデータ系列をp個飛びに巡回的に読み出
して第iの順序入替えデータを得る処理をi=1〜N−
1だけ繰り返して第2〜第Nの順序入替えデータを生成
又は記録する第5の段階と、第1からNまでの順序入替
えデータを用いてブロックB、B、・・・B中の
順序を入替える第6の段階と、並び替えられたN個の各
ブロックから予め決められた順序により各データを読み
出す第7の段階とを有することを特徴とするインターリ
ービング方法である。これにより、間引き処理で処理す
べきビット数を少なくすることができ、多様なフレーム
長により柔軟に対応することができる。
【0019】請求項5に記載の発明は、素数Pを生成又
は記録する第1の段階と、入力系列を長さ(P+1)の
N個のブロックB、B、・・・Bに分割する第2
の段階と、標数がPの有限体の元をその元のべき表現の
指数部分の値の順に並にならべた系列の最後尾のデータ
に前記素数を追加した系列を生成又は記録する第3の段
階と、(P−1)とは互いに素な(N−1)個の整数p
、p、・・・p −1を生成又は記録する第4の段
階と、第1の順序入替えデータ系列をp個飛びに巡回
的に読み出して第iの順序入替えデータを得る処理をi
=1〜N−1だけ繰り返して第2〜第Nの順序入替えデ
ータを生成又は記録する第5の段階と、第1からNまで
の順序入替えデータを用いてブロックB、B、・・
・B中の順序を入替える第6の段階と、並び替えられ
たN個の各ブロックから予め決められた順序により各デ
ータを読み出す第7の段階とを有することを特徴とする
インターリービング方法である。これにより、間引き処
理で処理すべきビット数を少なくすることができ、多様
なフレーム長により柔軟に対応することができる。
【0020】請求項6に記載の発明は、前記第7の段階
の予め決められた順序が、ターボ符号におけるエラーフ
ロアーの値を基準とすることを特徴とする請求項2ない
し5のいずれか一項記載のインターリービング方法であ
る。エラーフロア−の値を考慮して第7の段階で読み出
す順序を決めるので、エラーフロアーの発生を低く抑え
ることができる。
【0021】請求項7に記載の発明は、前記分割数Nを
k(kは2以上の整数)個予め決めておき、第6の段階
で生成する第1からNまでの順序入替えデータをk通り
生成して、最も特性の良い分割数の順序入替えデータを
用いることを特徴とする請求項2ないし5のいずれか一
項記載のインターリービング方法である。これにより、
最も適した順序入替えデータを選択できるので、最適な
インターリービングを行うことができる。
【0022】請求項8に記載の発明は、素数Pをベース
にした長さのブロックを複数個有するデータ系列を入力
する第1の手段と、標数がPの有限体の元に所定の演算
を行い、その順序を並べ替えて、順序入替えデータを生
成する第2の手段と、該順序入替えデータを用いて、入
力された前記データ系列のデータの順序を入替える第3
の手段とを有することを特徴とするインタリービング装
置である。請求項1と同様の作用、効果が得られる。
【0023】請求項9に記載の発明は、素数Pを生成又
は記録する第1の手段と、入力系列を長さPのN個のブ
ロックB、B、・・・Bに分割する第2の手段
と、標数がPの有限体の元をその元のべき表現の指数部
分の値の順に並べた系列を第1の順序入替えデータとし
て生成又は記録する第3の手段と、(P−1)とは互い
に素な(N−1)個の整数p、p、・・・pN−1
を生成又は記録する第4の手段と、第1の順序入替えデ
ータ系列をp個飛びに巡回的に読み出して第iの順序
入替えデータを得る処理をi=1〜N−1だけ繰り返し
て第2〜第Nの順序入替えデータを生成又は記録する第
5の手段と、第1からNまでの順序入替えデータを用い
てブロックB、B、・・・B中の順序を入替える
第6の手段と、並び替えられたN個の各ブロックから予
め決められた順序により各データを読み出す第7の手段
とを有することを特徴とするインターリービング装置で
ある。請求項2と同様の作用、効果が得られる。
【0024】請求項10に記載の発明は、素数Pを生成
又は記録する第1の手段と、入力系列を長さPのN個の
ブロックB、B、・・・Bに分割する第2の手段
と、標数がPの有限体の元をその元のべき表現の指数部
分の値の順に並にならべた系列を生成又は記録する第3
の手段と、このべき表現に用いた原始元とは互いに素な
N個の整数q、q、・・・qを生成又は記録する
第4の手段と、第0の順序入替えデータ系列の各データ
にqを法Pで加え得られた元のべき表現の指数部分の
値の系列を第iの順序入替えデータとする処理をi=1
〜Nまで繰り返して第1〜第Nの順序入替えデータを生
成する第5の手段と、第1からNまでの順序入替えデー
タを用いてブロックB、B、・・・B中のデータ
の順序を入替える第6の手段と、並べ変えられたN個の
各ブロックから予め決められた順序により各データを読
み出す第7の手段とを有することを特徴とするインター
リービング装置である。請求項3と同様の作用、効果が
得られる。
【0025】請求項11に記載の発明は、素数Pを生成
又は記録する第1の手段と、入力系列を長さ(P−1)
のN個のブロックB、B、・・・Bに分割する第
2の手段と、標数がPの有限体の元をその元のべき表現
の指数部分の値の順に並べた系列の最後尾のデータを削
除した系列を生成又は記録する第3の手段と、(P−
1)とは互いに素な(N−1)個の整数p、p、・
・・pN−1を生成又は記録する第4の手段と、第1の
順序入替えデータ系列をp個飛びに巡回的に読み出し
て第iの順序入替えデータを得る処理をi=1〜N−1
だけ繰り返して第2〜第Nの順序入替えデータを生成又
は記録する第5の手段と、第1からNまでの順序入替え
データを用いてブロックB、B、・・・B中の順
序を入替える第6の手段と、並び替えられたN個の各ブ
ロックから予め決められた順序により各データを読み出
す第7の手段とを有することを特徴とするインターリー
ビング装置である。請求項4と同様の作用、効果が得ら
れる。
【0026】請求項12に記載の発明は、素数Pを生成
又は記録する第1の手段と、入力系列を長さ(P+1)
のN個のブロックB、B、・・・Bに分割する第
2の手段と、標数がPの有限体の元をその元のべき表現
の指数部分の値の順に並にならべた系列の最後尾に前記
素数を追加した系列を生成又は記録する第3の手段と、
このべき表現に用いた原始元とは互いに素なN個の整数
、q、・・・q を生成又は記録する第4の手段
と、第0の順序入替えデータ系列の各データにqを法
Pで加え得られた元のべき表現の指数部分の値の系列を
第iの順序入替えデータとする処理をi=1〜Nまで繰
り返して第1〜第Nの順序入替えデータを生成する第5
の手段と、第1からNまでの順序入替えデータを用いて
ブロックB、B、・・・B中のデータの順序を入
替える第6の手段と、並べ変えられたN個の各ブロック
から予め決められた順序により各データを読み出す第7
の段階とを有することを特徴とするインターリービング
装置である。請求項5と同様の作用、効果が得られる。
【0027】請求項13に記載の発明は、前記第7の手
段の予め決められた順序が、ターボ符号におけるエラー
フロアーの値を基準とすることを特徴とする請求項9な
いし12のいずれか一項記載のインターリービング装置
である。請求項6と同様の作用、効果が得られる。
【0028】請求項14に記載の発明は、前記分割数N
をk(kは2以上の整数)個予め決めておき、第5の手
段で生成する第1からNまでの順序入替えデータをk通
り生成して、最も特性の良い分割数の順序入替えデータ
を用いることを特徴とする請求項9ないし12のいずれ
か一項記載のインターリービング装置である。請求項7
と同様の作用、効果が得られる。
【0029】請求項15に記載の発明は、請求項1ない
し5の何れか一項記載のインターリービング方法をター
ボ符号化装置の内部インターリービング方法とするター
ボ符号化方法である。請求項1ないし5に記載の発明の
作用、効果を有するターボ符号化方法を提供することが
できる。
【0030】請求項16に記載の発明は、入力ビット数
が予め決められた数のビット数に足りない場合には、こ
れに一致するようにビット数を増加させる段階と、符号
化されたビット数を前記ビット数を増加させる前のビッ
ト数にまで削減する段階を含むことを特徴とする請求項
15記載のターボ符号化方法である。これにより、間引
き処理を行わずに演算量を低減することができる。
【0031】請求項17に記載の発明は、請求項16記
載のターボ符号化方法において、ビットレピテションを
用いて前記ビット数を増加させることを特徴とするター
ボ符号化方法である。ビット数を増加させる一例を規定
するものである。
【0032】請求項18に記載の発明は、複数の符号化
器と、請求項8ないし12の何れか一項記載のインター
リービング装置とを具備するターボ符号化装置である。
請求項8ないし12に記載の発明の作用、効果を有する
ターボ符号化方法を提供することができる。
【0033】請求項19に記載の発明は、入力ビット数
が予め決められた数のビット数に足りない場合には、こ
れに一致するようにビット数を増加させる手段と、符号
化されたビット数を前記ビット数を増加させる前のビッ
ト数にまで削減する手段を含むことを特徴とする請求項
18記載のターボ符号化装置である。
【0034】請求項20に記載の発明は、請求項19記
載のターボ符号化装置において、ビットレピテションを
用いて前記ビット数を増加させることを特徴とするター
ボ符号化装置である。
【0035】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。
【0036】図3は、本発明の第1の実施例であるター
ボ符号器のブロック構成を示す。図1に示す従来のター
ボ符号器との差は、 ビット追加処理部21の追加 新規な構成のインターリーバ22 パンクチャ処理部23の追加の3点である。
【0037】以下、図10に示すフローチャートを参照
して上記3つの各部を詳細に説明する。 (ビット追加処理)インターリービングを行う前処理と
して、インターリービングに適したビット数に調整する
処理である(図10のステップ101〜103)。
【0038】ビット追加処理の具体例としては、一般の
誤り訂正符号化を用いることができる。誤り訂正符号化
の中でも、周期的にビットを繰り返すビットレピテショ
ンは、その柔軟性と処理が平易であることから、好まし
い例である。
【0039】ここで、符号器への入力ビット数をNIN
(図3のKに相当する)仮定して、ビットレピテション
の処理方法について詳しく述べる。 (1)まず、NINを8で割ってその値nを求める。 (2)n以上でかつ最もnに近い素数Pを求める。 (3)Pの8倍とNINとの差をとり、これをaとす
る。 (4)NINビットを入力としてこれにaビット(ダミ
ービット)を追加する。
【0040】例えば、NINが、650の場合で説明す
る。 (1)650/8=81.25であるから、n=81.
25が求まる。 (2)81.25以上で、最も81.25に近い素数
は、図4に示すように、83である。従って、P=83
が求まる。 (3)83*8=664であるから、a=14が求ま
る。なお、*は、乗算を表す(以下同じ)。 (4)650ビットの入力の場合は、14ビットのダミ
ービットを追加する処理を行う。
【0041】以上により得られた、(NIN+a)ビッ
ト、つまり図3で言えば(K+a)ビットは、上記の例
の場合、必ず8で割れ、かつその商は素数となる。な
お、8を用いる理由は、後述するように、インターリー
バ22におけるインターリービングの第1ステージで扱
う2次元配列の行数が、本実施例の場合には8であるか
らである。従って、後置されるインターリーバ22の2
次元配列の行数に応じて、8以外にも10や20等の任
意の値をとることができる。つまり、ターボ符号用のイ
ンターリーバの第1ステージの行数が10や20の場合
には、上記(1)〜(3)での処理は8に代わって10
や20の数値を用いる。
【0042】この点を考慮すれば、ビット追加処理部2
1の処理は、図10のステップ101で2次元配列の行
数を決め、ステップ102で上述のようにして素数であ
る列数を決め、行数と列数とをかけた値と入力データの
ビット数との差のビット数のダミービットをステップ1
03で入力データに付加するものである。
【0043】また、ここではビットレピテションを用い
る例について説明したが、ブロック符号化や畳込み符号
化などもビット追加処理として適用可能である。さら
に、ビット追加処理として、既知ビットを既知の場所に
追加する方法も平易な方法として考えられる。 (インターリーバ)本実施例で用いるインターリーバ2
2の3通りの構成例を説明する。
【0044】第1の構成例を図5に示す。このインタリ
ーバは、第1ステージ41(図10のステップ104に
相当する)、第2ステージ42(図10のステップ10
5〜108)、及び第3ステージ43(図10のステッ
プ109に相当する)の3つのステージで構成される。 (1)第1ステージ41:入力系列40(ビット追加処
理部21の出力で、例えば664ビット)を、N分割
(この例では、B〜Bの8つのブロックに分割)し
て、2次元配列(バッファ)に書き込む。この例で行数
は8、列数は83である。
【0045】なお、前述したようにビット追加処理部2
1でのダミービットの付加により、2次元バッファの行
数は8で分割可能であり、且つ、列数は素数となる。 (2)第2ステージ42:後述するようにして、各行の
データの順序を入替える(intra−permuta
tion処理)。 (3)第3ステージ43:行を単位として行の順序を入
替える(inter−permutation処理)。
例えば、予め学習(学習の基準は自由距離を大きくする
こと)により決めた行間の交錯パターンを用いて、1行
を単位とした行の順序の入替えを行う。
【0046】このように第1から第3のステージの処理
を行っていき、最後に縦方向(列方向)に読み出して
(図10のステップ110)、インターリーブ処理され
た符号化系列44を得る。
【0047】以下、第2ステージでの処理について詳細
に説明する。
【0048】第2ステージでデータの順序を入替える処
理は、以下のステップを実行することで生成されるテー
ブルをアドレステーブルとして用いて、2次元バッファ
に書き込まれた入力データを処理するものである。以
下、ステップ順に説明する。
【0049】ステップS1:標数P(図5の列数83に
相当する)の有限体の原始元g0を求め(図10のステ
ップ105)、その指数表現順のテーブル(有限体の元
を真数で表現し、これを指数表現の順にならべたテーブ
ル)t0を作成する。ただし、このテーブルt0はあら
かじめ生成し記憶しておくことも可能である。
【0050】例えば、P=83の場合、図6に示すよう
に、83の原始元は2である。標数が83の有限体の元
は、0、1、2、・・・82である。有限体の元を真数
で表現しこれを、法2の元で指数表現すると、 2(mod83)、2(mod83)、2(mo
d83)、・・・、282(mod83)=1、2、
4、8、16、32、64、45、7、14、・・・、
42、0 が得られる。
【0051】これをテーブルにすると、図7(B)のテ
ーブルt0が得られる。図7(B)において、縦軸方向
と横軸方向の数値で指数を表す。例えば、縦軸の1と横
軸の6で指数16を示す。2のmod83演算結果は
4、216のmod83演算結果は49である。なお、
82の場合は0とする。 ステップS2:テーブルt0を、2次元バッファの第1
行(図10のステップ106で行番号を示すパラメータ
Iを1に設定した場合)のデータの順序を入替えるため
に参照する順序入替えテーブルとする。つまり、順序入
替えテーブルt0に規定された数値は、入替え後の入力
データの位置を示している。図7(B)に示すように、
順序入替えテーブルt0は左上から順序に以下の並び
(パターン)を有する。
【0052】 テーブルt0:1、2、4、8、16、・・・42、0 ・・・・(1) 例えば、2次元バッファの第1行に配列された入力デー
タが A、A、A、A、・・・A82 ・・・・・・(2) とすれば、この第1行の並びは、この順序入替えテーブ
ルt0を参照することで以下の通り入替えられる。例え
ば、順序入替えテーブルt0の1に対応するAはその
ままの位置に置かれ、2に対応するAもそのままの位
置となり、4に対応するAは4番目に入替えられ、次
の8に対応するAは8番目に入替えられる。以下同様
であり、最後の0に対応するA82は0なのでそのまま
の位置となる。この処理が図10のステップ107であ
る。
【0053】従って、(2)の列のデータは入替えられ
て次のようになる。
【0054】 A、A、A72、A、A27、A76、A、・・・A82 ・・・ (3) ステップS3:有限体の標数から1を引いた数と互いに
素な数を(行数−1)求める。上述の例ではP=83、
行数は8なので、82(=P−1=83−1)と互いに
素な数を7(=8−1)個求め、p、p、p、p
、p、p、pとする。例えば、P−1(82=
41*2)とは、互いに素な(N−1)個の整数(N−
1=7)p、p、p、p、p、p、p
は、例えば、3、5、7、11、13、17、19
(1、2を除く)である。 ステップS4:ここで、図10のステップ108で、I
の値が2次元配列の行数より小さいかどうかが判断さ
れ、YESの場合はステップ107に戻る。ここでは、
I=2となる。そして、第2行のデータの順序を入替え
るための順序入替えテーブルを以下のようにして作成す
る。順序入替えテーブルt0の値をp個飛びに巡回的
に読み出し、これをならべた系列をt1とする。例え
ば、pが3の場合は、前述した順序入替えテーブルt
0 テーブルt0:1、2、4、8、16、・・・、42、0 ・・・・(1) の数値をp(=3)個飛びに読みだして、次のテーブ
ルt1を得る。
【0055】 テーブルt1:1、16、7・・・ ・・・・・・(4) なお、ここでの処理は、g0と異なる原始元g1を求
め、その原始元を用いて指数表現のテーブルを生成する
ことによっても実現可能である(数学的に等価であ
る)。但し、g1=(g0)p1(mod83)。 ステップS5:そして、テーブルt1を第2行のデータ
の順序を入替えるために参照する順序入替えテーブルと
する。 ステップS6:同様に、p、p、p、p
、pを用いて、ステップS4とステップS5の処
理を繰り返すことで、系列t2からt7を生成し、それ
ぞれ2次元バッファの第3行から第8行のデータの順序
を入替えるために参照する順序入替えテーブルとする。
つまり、ステップ106〜108は以下の通り記述でき
る。
【0056】まず、次の条件を満たす素数l(i=2
〜r、rは行数)を求める。
【0057】(i) (83−1、l)=1 (8
2とlは互いに素) (ii) l>6 例えば、r=8の場合、求める素数はl〜lで、図
6のテーブルから、7、11、13、17、19、2
3、19となる。そして、テーブルt0の値をl 個飛
びに巡回的に読み出す(最後の0は除く)ことで、順序
入替えテーブルt2〜t7を作成する。 ステップS7:第1行から第8行のデータの順序を入替
えるための順序入替えテーブル(t0〜t7)により、
ブロックB、B、・・・Bのデータの順序を入替
える。つまり、ブロックBのデータの順序を順序入替
えテーブルt0で入替える。ブロックBのデータの順
序を順序入替えテーブルt1で入替える。以下、同様に
して、ブロックBのデータの順序を順序入替えテーブ
ルt7で入替える。なお、図10では1行毎に順序入替
えテーブルを作成して入替え処理を行う手順であるが、
上記の通り、8つの順序入替えテーブルを作成した後
に、各行の入替え処理を行うことでもよい。
【0058】なお、第2ステージの処理については、上
記順序入替えテーブルをあらかじめ作成しておき、この
テーブルを参照する方法を用いることでも実現可能であ
る。
【0059】本発明に用いるインターリーバ22の第2
の構成例を、図8を参照して説明する。第2の構成例
は、第2のステージを除き前述した第1の構成例と同じ
である。
【0060】本構成例の第2ステージでのデータ順序の
入替え処理は、以下の処理で生成されるテーブルをアド
レステーブルとして用いて実現する。 ステップS11:標数83の有限体の原始元g0を求
め、その指数表現順のテーブル(有限体の元を真数で表
現しこれを指数表現に順にならべたテーブル)T0を作
成する。ただし、このテーブルはあらかじめ生成し記憶
しておくことも可能である。ステップS11は、前述し
た第1の構成例のステップS1と同じである。従って、
テーブルT0は、図7(B)に示すテーブルt0と同じ
テーブルとなる。 ステップS12:原始元g0と互いに素な数を8(つま
り、2次元バッファの行数に等しい数)個求め、q
、q、q、q、q、q、qとする。例
えば、素数が83の場合、P=83、原始元=2である
ので、この原始元とは互いに素な8個の整数は、例え
ば、 3、5、7、11、13、17、19、21 (1、2
を除く) となる。 ステップS13:ステップS12で得られた、テーブル
T0の各データにqを加算(mod83)し、得られ
た値(真数)を指数表現に変換してT1テーブルを作成
し、第1行の順序入替えテーブルとする。
【0061】つまり、 T0:1、2、4、8、16、・・・42、0 ・・・・(5) であるから、q=3の場合は、法83のもとで、それ
ぞれに3を足して、 4、5、7、11、19、・・・45、3 ・・・・(6) を得る。
【0062】さらに、これを、指数表現に変換する。図
7(A)は、図7(B)の逆演算であるので、それを用
いると、 2、27、8、24、・・・7、72 ・・・・(7) が得られる。これが順序入替えテーブルT1となる。 ステップS14:同様にして、q、q、q
、q、q、qを用いて、ステップS13の処
理を繰り返すことで、テーブルT2からテーブルT8を
作成し、第2行から第8行までのデータの順序を入替え
るための順序入替えテーブルとする。 ステップS15:第1から第8の順序入替えテーブル
(T1〜T8)により、B、B、・・・Bのブロ
ックのデータの順序をそれぞれ入替える。
【0063】なお、第2ステージの処理については、以
上のテーブルをあらかじめ作成しておき、このテーブル
を参照する方法を用いることでも実現可能である。
【0064】次に、本発明に用いるインターリーバ22
の第3の構成例を、図9を参照して説明する。
【0065】図9において、例えば、1140ビットの
入力系列80を72×16の2次元配列でインタリーバ
600に書き込んだ後、72×16インタリーバ600
の行毎に16ビットずつ読み出す。そして、第1行目は
4×4インタリーバ610で、第2行目は6×3インタ
リーバ620で、第3行目は8×2インタリーバ630
等のように、行毎にインターリーバの形を変えて、イン
ターリービングを行う。しかし、行毎に、全て同じ形の
インターリーバを用いてもよい。また、インターリービ
ングの一部を同じ形のインターリーバを用いてもよい。
【0066】このようにインターリービングしたデータ
を、縦方向に読みだし(0、16、32、48、・・
・)、出力のデータ系列90を得ることができる。
【0067】なお、最終行が4ビットしかないため、図
9では、最終行に、4*1のインターリーバを用いた。
但し、4*4、2*2等のインターリーバでもよい。読
出し時に、通常通り、1136、1137、1138、
1139と読みだすことも可能であるが、図9では、逆
順、つまり、1139、1138、1137、1136
と読みだした。
【0068】また、最終行が4ビットしかないため、最
終行を除いて(つまり、71行だけ)読みだし、最終行
のデータは、その後、所定の間隔を置いて、入れ込んで
もよい。
【0069】以上説明したインターリーバの第1〜第3
の構成例のいずれかを用いて符号化データを生成する。
そして、図10のステップ110、つまり図5や図8の
第3ステージ43を行う。
【0070】ここで、前述したインターリーバ22の第
1及び第2の構成例において、図10のステップ110
での処理を工夫することで、ターボ符号のエラーフロア
ー発生の原因となるパターンが生じないようにすること
ができる。
【0071】図11は、エラーフロア−を説明するため
のグラフである。エラーフロア−とは、S/N比が向上
してもビットエラー率(BER:Bit Error
Rate)の改善があまり得られない現象を示す。図1
1では、BERが10−7から10−8でエラーフロア
−が発生し始め、それ以下では改善があまり見られな
い。
【0072】この現象を考慮して、2次元配列(バッフ
ァ)からのデータの読出し順序は固定ではなく、複数の
順序の読出しが可能である。つまり、並べ変えられたN
個の各ブロックから、各データを読み出す予め決められ
た順序は、ターボ符号におけるエラーフロアーの値を基
準に決められることにより、ターボ符号におけるエラー
フロアーの発生を低く抑えることができる。例えば、1
0個のブロック(第1から第10ブロック)に分けた場
合には、それを読みだす順序を、10、9、8、7、
6、5、4、3、2、1とし、20個のブロック(第1
から第20ブロック)に分けた場合には、それを読みだ
す順序を、19、9、14、4、0、2、5、7、1
2、18、16、13、17、15、3、1、6、1
1、8、10とする。また、20個の場合には別の順
序、19、9、14、4、0、2、5、7、12、1
8、10、8、13、17、3、1、16、6、15、
11も適用できる。
【0073】このように、幾つかの順序での読み出し順
序の内、ターボ符号におけるエラーフロアーの発生を低
く抑えるものを選択する。10個のブロックに分けた場
合の例のように、読出し順序を単に逆順にする方法は平
易で効果も高い。 (パンクチャ処理)従来法のターボ符号器では、図1に
示すように、入力Kビットに対して(3*K+T1+T
2)ビットの出力(符号化)ビットが得られるので、本
発明でも同じビット数の符号化ビットを出力する(ここ
で、T1はRSC1のテールビット数、T2はRSC2の
テールビット数とする)。
【0074】図3に示すビット追加処理部21でのダミ
ービットの追加処理により、入力ビット数がN(図3の
Kに相当)から(N+a)にビット数が増加しているの
で、ビット追加処理しない場合と比較して、全体で(3
*a)ビットだけ余分となる。そこで、(3*a)ビッ
トを削減するためにパンクチャリング処理部23でパン
クチャリングを行う。ターボ符号用のパンチャチャリン
グとしては、冗長ビットのみを周期的に削除する方法が
一般的であり、本発明においてもこれが適用可能であ
る。この結果、パンクチャリング処理部23の出力は、
入力kビットに対して(3*K+T1+T2)ビットの符
号化出力となる。
【0075】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
【0076】図12は、本発明の第2の実施例のターボ
符号器の構成を示すブロック図である。図12におい
て、図3に示す構成要素と同一のものには同一の参照番
号を付してある。図12の構成は、ビット追加処理部2
1をインターリーバ22の前段のみに置いたものであ
る。つまり、符号化系列X1は情報源からの入力データ
系列そのものであり、RSC12は情報源からの入力デ
ータ系列をそのまま処理する。また、ビット追加処理部
21で追加したダミービットを削除するために、プルー
ニング(間引き処理)部123をインターリーバ22と
RSC13との間に設けてある。インターリーバ22
は、前述した第1〜第3の構成例のいずれかで構成でき
る。しかしながら、ここでは、新たに第4の構成例を用
いた場合を説明する。第4の構成例は、第1及び第2の
構成例をベースに若干の変更を加えたものである。この
変更とは、図4のテーブルを参照して素数を求める場合
の工夫、換言すれば2次元配列の列数を決める場合の工
夫である。この点について、以下に説明する。
【0077】まず、ここでのビットレピティション処理
は次の通りである。ただし、2次元配列の行数を8とす
る。 (1)まず、NINを8で割ってその値nを求める。 (2)n以上でかつ最もnに近い素数Pと(素数−1)
及び(素数+1)の中から、n以上でかつ最もnに近い
数を求める。 (3)Pの8倍とNINとの差をとり、これをaとす
る。 (4)NINビットを入力としてこれにaビット(ダミ
ービット)を追加する。
【0078】例えば、NINが、660の場合で説明す
る。 (1)660/8=82.5 (商は82、余り4)で
あるから、n=82.5が求まる。 (2)82.5以上でかつ82.5に最も近い素数は8
3であり、また(素数−1)=82、(素数+1)=8
4なので、82.5以上でかつ82.5に最も近い数は
83である。従って、P=83が求まる。 (3)83*8=664であるから、a=664−66
0=4が求まる。 (4)660ビットの入力の場合は、4ビットのダミー
ビットを追加する処理を行う。
【0079】以上により得られた(NIN+a)ビッ
ト、つまり図3で言えば(K+a)ビットは、上記の例
の場合、必ず8で割れ、かつその商は素数、(素数−
1)又は(素数+1)のいずれかとなる。
【0080】上記計算の商が素数に一致した場合、順序
入替えテーブルの生成方法については、例えば図5を参
照して説明した通りである。商が(素数−1)又は(素
数+1)に一致した場合、つまり図13に示すように2
次元バッファの列の数が例えば82や84になった場
合、これらの順序入替えテーブルは、列数83の順序を
入替えるための順序入替えテーブルt0を用いることは
できない。列数82や84の順序入替えテーブルは、列
数83の順序入替えテーブルt0を次の通り処理して作
成する。
【0081】図14(A)は、列数83の順序入替えテ
ーブルt0を示す。これは、図7(B)の順序入替えテ
ーブルt0と同一である。列数82の順序入替えテーブ
ル(t0−1とする)は、図14(B)に示すように、
列数83の順序入替えテーブルt0の最後の0を削除す
ることで得られる。これを一列に展開すると、以下のパ
ターンとなる。
【0082】テーブルt0−1:1、2、4、8、1
6、・・・、42 ただし、テーブルt0−1の要素の範囲は1から82と
なっているため、全ての要素から1を引く(従って、要
素の範囲を0から81として)処理を適用し、順序入替
えテーブルとして用いる。また、列数84の順序入替え
テーブルt0+1は、図14(C)に示すように、列数
83の順序入替えテーブルt0の最後の0に素数P、つ
まり83を付加することで得られる。これを一列に展開
すると、以下のパターンとなる。
【0083】テーブルt0+1:1、2、4、8、1
6、・・・、42、0、83 そして、前述したステップ106〜108の処理を実行
することで、順序入替えテーブルt0、t0−1、t0
+1のそれぞれに対し第2行から第8行までの順序入替
えテーブルt1〜t7、t1−1〜t7−1、t1+1
〜t7+1を作成する。なお、前述したように、これら
のテーブルを予め作成し登録することとしても良い。
【0084】以上のようにして、入力データ系列のビッ
ト数とインターリーバ22での処理するビット数との差
を小さくすることができ、その後のブルーニング部12
3(図12)での間引き処理を軽減することができ、多
用なフレーム長に容易に対応することができ、優れたイ
ンターリービング用のパターンを得ることができる。
【0085】なお上記の処理を図3の構成におけるイン
ターリーバ22に適用しても良い。
【0086】以上説明した第1、第2の実施例の構成で
は、入力データ系列を予め決めておいた単一の分割数で
複数のブロックに分割するものであった。しかしなが
ら、入力データ系列の分割数Nをk個(kは2以上の整
数)とし、k個のインターリーバを作成しておき、最も
特性の良い分割数のインターリーバを選択することとし
ても良い。
【0087】k=2とし、10と20の場合を考える。
インターリーバ22への入力ビットが640ビットとす
る。ブロック数が10の場合には64ビット長のブロッ
クが10個となり、これをもとに作成したインターリー
バの順序入れ替えテーブル(パターン)を#1とする。
一方、ブロック数が20の場合には、32ビット長のブ
ロックが20個となり、これをもとに作成したインター
リーバの順序入れ替えテーブル(パターン)を#2とす
る。インターリーバのパターン#1と#2とは異なり、
ビット誤り率やフレーム誤り率などの特性の良いものを
選択する。入力ビットが異なると、それに適したブロッ
ク数が異なる。すなわち、入力ビット数に応じてブロッ
ク数を選択的に変化させることにより、特性を向上させ
ることができる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
素数体を用いることで多様なフレーム長にこまめに対応
することができるとともに、少ない演算量で効率的に系
列のランダム化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のターボ符号及び復号の例を説明するため
の図である。
【図2】従来の16ビット系列のインタリービングを行
った例を説明するための図である。
【図3】本発明の第1の実施例によるターボ符号器を説
明するための図である。
【図4】200までの素数表である。
【図5】本発明のインターリーバの第1の構成例を説明
するための図である。
【図6】150以下の素数とその最小の原始根の表であ
る。
【図7】データの順序を入替える順序入替えテーブルの
一例を示す図である。
【図8】本発明のインターリーバの第2の構成例を説明
するための図である。
【図9】本発明のインターリーバの第3の構成例を説明
するための図である。
【図10】本発明のターボ符号器の動作を示すフローチ
ャートである。
【図11】エラーフロア−を説明するための図である。
【図12】本発明の第2の実施例によるターボ符号器を
示す図である。
【図13】本発明のインターリーバの第4の構成例を説
明するための図である。
【図14】図13に示す第4の構成例で用いられる順序
入替えテーブルを示す図である。
【符号の説明】
11、22 インターリーバ 12、13 RSC 21 ビット追加処理 23 パンクチャリング 40、80 入力ビット系列 41 第1のステージ 42 第2のステージ 43 第3のステージ 44、90 出力データ系列
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 13/00 - 13/53

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 K(Kは、1以上の自然数)ビットの長さ
    のデジタルデータを2次元マトリクス構造のインターリ
    ーバを用いたインターリービング方法であって、 前記データ長Kと前記インターリーバの行の数N(N
    は、1以上の自然数)に基づいて素数Pを定め、 その素数Pに基づいてインターリーバの列の数を定め、 前記素数Pを標数とする有限体の原始元に基づいて各行
    ごとに変換関係を求め、 この変換関係に基づいて各々の行の中でデータの順序を
    変換し、 所定の行間の交錯パターンを用いて行を単位として行の
    順序を入れ替え、 前記入れ替えたデータを出力することを特徴とするイン
    ターリービング方法。
  2. 【請求項2】 K(Kは、1以上の自然数)ビットの長さ
    の入力系列をN個(Nは、1以上の自然数)のブロックに
    分割し、各ブロック内のデータの順序を入れ替えること
    によって前記入力系列の順序を入れ替えるインターリー
    ビング方法であって、 前記データ長Kと前記ブロックの数Nに基づいて 素数P
    を生成又は記録する第1の段階と、 入力系列を前記素数Pと等しい長さPのN個のブロック
    、B、・・・Bに分割する第2の段階と、 標数がPの有限体の元をその元のべき表現の指数部分の
    値の順に並べた系列を第1の順序入替えデータとして生
    成又は記録する第3の段階と、 (P−1)とは互いに素な(N−1)個の整数p、p
    、・・・pN−1を生成又は記録する第4の段階と、 第1の順序入替えデータ系列をp個飛びに巡回的に読
    み出して第iの順序入替えデータを得る処理をi=1〜
    N−1だけ繰り返して第2〜第Nの順序入替えデータを
    生成又は記録する第5の段階と、 第1からNまでの順序入替えデータを用いてブロックB
    、B、・・・B中の順序を入替える第6の段階
    と、 並び替えられたN個の各ブロックから予め決められた順
    序により各データを読み出す第7の段階とを有すること
    を特徴とするインターリービング方法。
  3. 【請求項3】 K(Kは、1以上の自然数)ビットの長さ
    の入力系列をN個(Nは、1以上の自然数)のブロックに
    分割し、各ブロック内のデータの順序を入れ替えること
    によって前記入力系列の順序を入れ替えるインターリー
    ビング方法であって、 前記データ長Kと前記ブロックの数Nに基づいて 素数P
    を生成又は記録する第1の段階と、 入力系列を前記素数Pと等しい長さPのN個のブロック
    、B、・・・Bに分割する第2の段階と、 標数がPの有限体の元をその元のべき表現の指数部分の
    値の順に並にならべた系列を生成又は記録する第3の段
    階と、 このべき表現に用いた原始元とは互いに素なN個の整数
    、q、・・・qを生成又は記録する第4の段階
    と、 第0の順序入替えデータ系列の各データにqを法Pで
    加え得られた元のべき表現の指数部分の値の系列を第i
    の順序入替えデータとする処理をi=1〜Nまで繰り返
    して第1〜第Nの順序入替えデータを生成する第5の段
    階と、 第1からNまでの順序入替えデータを用いてブロックB
    、B、・・・B中のデータの順序を入替える第6
    の段階と、 並べ変えられたN個の各ブロックから予め決められた順
    序により各データを読み出す第7の段階とを有すること
    を特徴とするインターリービング方法。
  4. 【請求項4】 K(Kは、1以上の自然数)ビットの長さ
    の入力系列をN個(Nは、1以上の自然数)のブロックに
    分割し、各ブロック内のデータの順序を入れ替えること
    によって前記入力系列の順序を入れ替えるインターリー
    ビング方法であって、 前記データ長Kと前記ブロックの数Nに基づいて 素数P
    を生成又は記録する第1の段階と、 入力系列を長さ(P−1)のN個のブロックB
    、・・・Bに分割する第2の段階と、 標数がPの有限体の元をその元のべき表現の指数部分の
    値の順に並にならべた系列の最後尾のデータを削除した
    系列を生成又は記録する第3の段階と、 (P−1)とは互いに素な(N−1)個の整数p、p
    、・・・pN−1を生成又は記録する第4の段階と、 第1の順序入替えデータ系列をp個飛びに巡回的に読
    み出して第iの順序入替えデータを得る処理をi=1〜
    N−1だけ繰り返して第2〜第Nの順序入替えデータを
    生成又は記録する第5の段階と、 第1からNまでの順序入替えデータを用いてブロックB
    、B、・・・B中の順序を入替える第6の段階
    と、 並び替えられたN個の各ブロックから予め決められた順
    序により各データを読み出す第7の段階とを有すること
    を特徴とするインターリービング方法。
  5. 【請求項5】 K(Kは、1以上の自然数)ビットの長さ
    の入力系列をN個(Nは、1以上の自然数)のブロックに
    分割し、各ブロック内のデータの順序を入れ替えること
    によって前記入力系列の順序を入れ替えるインターリー
    ビング方法であって、 前記データ長Kと前記ブロックの数Nに基づいて 素数P
    を生成又は記録する第1の段階と、 入力系列を長さ(P+1)のN個のブロックB
    、・・・Bに分割する第2の段階と、 標数がPの有限体の元をその元のべき表現の指数部分の
    値の順に並にならべた系列の最後尾のデータに前記素数
    を追加した系列を生成又は記録する第3の段階と、 (P−1)とは互いに素な(N−1)個の整数p、p
    、・・・pN−1を生成又は記録する第4の段階と、 第1の順序入替えデータ系列をp個飛びに巡回的に読
    み出して第iの順序入替えデータを得る処理をi=1〜
    N−1だけ繰り返して第2〜第Nの順序入替えデータを
    生成又は記録する第5の段階と、 第1からNまでの順序入替えデータを用いてブロックB
    、B、・・・B中の順序を入替える第6の段階
    と、 並び替えられたN個の各ブロックから予め決められた順
    序により各データを読み出す第7の段階とを有すること
    を特徴とするインターリービング方法。
  6. 【請求項6】 前記第7の段階の予め決められた順序
    は、ターボ符号におけるエラーフロアーの値を基準とす
    ることを特徴とする請求項2ないし5のいずれか一項記
    載のインターリービング方法。
  7. 【請求項7】 前記分割数Nをk(kは2以上の整数)
    個予め決めておき、第5の段階で生成する第1からNま
    での順序入替えデータをk通り生成して、最も特性の良
    い分割数の順序入替えデータを用いることを特徴とする
    請求項2ないし5のいずれか一項記載のインターリービ
    ング方法。
  8. 【請求項8】 K(Kは、1以上の自然数)ビットの長さ
    のデジタルデータをインターリーブする2次元マトリク
    ス構造のインターリービング装置であって、 前記データ長Kと前記インターリーバの行の数N(N
    は、1以上の自然数)に基づいて定まる素数Pに基づい
    て定まる数の列を有し、 行方向にデータを入力する入力手段と、 入力したデータを前記素数Pに基づいて定めた各行の変
    換関係に基づいて各行内でデータの順序を入れ替える行
    内の入替手段と、 行を単位として行の順序を入れ替える行間の入替手段
    と、 列方向にデータを出力する出力手段を含むことを特徴と
    するインターリービング装置。
  9. 【請求項9】 K(Kは、1以上の自然数)ビットの長さ
    の入力系列をN個(Nは、1以上の自然数)のブロックに
    分割し、各ブロック内のデータの順序を入れ替えること
    によって前記入力系列の順序を入れ替えるインターリー
    ビング装置であって、 前記データ長Kと前記ブロックの数Nに基づいて 素数P
    を生成又は記録する第1の手段と、 入力系列を前記素数Pと等しい長さPのN個のブロック
    B1、B2、・・・BNに分割する第2の手段と、 標数がPの有限体の元をその元のべき表現の指数部分の
    値の順に並べた系列を第1の順序入替えデータとして生
    成又は記録する第3の手段と、 (P−1)とは互いに素な(N−1)個の整数p1、p
    2、・・・pN−1を生成又は記録する第4の手段と、
    第1の順序入替えデータ系列をpi個飛びに巡回的に読
    み出して第iの順序入替えデータを得る処理をi=1〜
    N−1だけ繰り返して第2〜第Nの順序入替えデータを
    生成又は記録する第5の手段と、 第1からNまでの順序入替えデータを用いてブロックB
    1、B2、・・・BN中の順序を入替える第6の手段
    と、 並び替えられたN個の各ブロックから予め決められた順
    序により各データを読み出す第7の手段とを有すること
    を特徴とするインターリービング装置。
  10. 【請求項10】 K(Kは、1以上の自然数)ビットの長
    さの入力系列をN個(Nは、1以上の自然数)のブロック
    に分割し、各ブロック内のデータの順序を入れ替えるこ
    とによって前記入力系列の順序を入れ替えるインターリ
    ービング装置であって、 前記データ長Kと前記ブロックの数Nに基づいて 素数P
    を生成又は記録する第1の手段と、 入力系列を前記素数Pと等しい長さPのN個のブロック
    B1、B2、・・・BNに分割する第2の手段と、 標数がPの有限体の元をその元のべき表現の指数部分の
    値の順に並にならべた系列を生成又は記録する第3の手
    段と、 このべき表現に用いた原始元とは互いに素なN個の整数
    q1、q2・・・qNを生成又は記録する第4の手段
    と、 第0の順序入替えデータ系列の各データにqiを法Pで
    加え得られた元のべき表現の指数部分の値の系列を第i
    の順序入替えデータとする処理をi=1〜Nまで繰り返
    して第1〜第Nの順序入替えデータを生成する第5の手
    段と、 第1からNまでの順序入替えデータを用いてブロックB
    1、B2、・・・BN中のデータの順序を入替える第6
    の手段と、 並べ変えられたN個の各ブロックから予め決められた順
    序により各データを読み出す第7の段階とを有すること
    を特徴とするインターリービング装置。
  11. 【請求項11】 K(Kは、1以上の自然数)ビットの長
    さの入力系列をN個(Nは、1以上の自然数)のブロック
    に分割し、各ブロック内のデータの順序を入れ替えるこ
    とによって前記入力系列の順序を入れ替えるインターリ
    ービング装置で あって、 前記データ長Kと前記ブロックの数Nに基づいて 素数P
    を生成又は記録する第1の手段と、 入力系列を長さ(P−1)のN個のブロックB1、B
    2、・・・BNに分割する第2の手段と、 標数がPの有限体の元をその元のべき表現の指数部分の
    値の順に並べた系列の最後尾のデータを削除した系列を
    生成又は記録する第3の手段と、 (P−1)とは互いに素な(N−1)個の整数p1、p
    2、・・・pN−1を生成又は記録する第4の手段と、 第1の順序入替えデータ系列をpi個飛びに巡回的に読
    み出して第iの順序入替えデータを得る処理をi=1〜
    N−1だけ繰り返して第2〜第Nの順序入替えデータを
    生成又は記録する第5の手段と、 第1からNまでの順序入替えデータを用いてブロックB
    1、B2、・・・BN中の順序を入替える第6の手段
    と、 並び替えられたN個の各ブロックから予め決められた順
    序により各データを読み出す第7の手段とを有すること
    を特徴とするインターリービング装置。
  12. 【請求項12】 K(Kは、1以上の自然数)ビットの長
    さの入力系列をN個(Nは、1以上の自然数)のブロック
    に分割し、各ブロック内のデータの順序を入れ替えるこ
    とによって前記入力系列の順序を入れ替えるインターリ
    ービング装置であって、 前記データ長Kと前記ブロックの数Nに基づいて 素数P
    を生成又は記録する第1の手段と、 入力系列を長さ(P+1)のN個のブロックB1、B
    2、・・・BNに分割する第2の手段と、 標数がPの有限体の元をその元のべき表現の指数部分の
    値の順に並にならべた系列の最後尾に前記素数を追加し
    た系列を生成又は記録する第3の手段と、 このべき表現に用いた原始元とは互いに素なN個の整数
    q1、q2・・・qNを生成又は記録する第4の手段
    と、 第0の順序入替えデータ系列の各データにqiを法Pで
    加え得られた元のべき表現の指数部分の値の系列を第i
    の順序入替えデータとする処理をi=1〜Nまで繰り返
    して第1〜第Nの順序入替えデータを生成する第5の手
    段と、 第1からNまでの順序入替えデータを用いてブロックB
    1、B2、・・・BN中のデータの順序を入替える第6
    の手段と、 並べ変えられたN個の各ブロックから予め決められた順
    序により各データを読み出す第7の手段とを有すること
    を特徴とするインターリービング装置。
  13. 【請求項13】 前記第7の手段の予め決められた順序
    は、ターボ符号におけるエラーフロアーの値を基準とす
    ることを特徴とする請求項9ないし12のいずれか一項
    記載のインターリービング装置。
  14. 【請求項14】 前記分割数Nをk(kは2以上の整
    数)個予め決めておき、第5の手段で生成する第1から
    Nまでの順序入替えデータをk通り生成して、最も特性
    の良い分割数の順序入替えデータを用いることを特徴と
    する請求項9ないし12のいずれか一項記載のインター
    リービング装置。
  15. 【請求項15】 請求項1ないし5の何れか一項記載の
    インターリービング方法をターボ符号化装置の内部イン
    ターリービング方法とするターボ符号化方法。
  16. 【請求項16】 入力ビット数が予め決められた数のビ
    ット数に足りない場合には、これに一致するようにビッ
    ト数を増加させる段階と、符号化されたビット数を前記
    ビット数を増加させる前のビット数にまで削減する段階
    を含むことを特徴とする請求項15記載のターボ符号化
    方法。
  17. 【請求項17】 請求項16記載のターボ符号化方法に
    おいて、ビットレピテションを用いて前記ビット数を増
    加させることを特徴とするターボ符号化方法。
  18. 【請求項18】 複数の符号化器と、請求項8ないし1
    2の何れか一項記載のインターリービング装置とを具備
    するターボ符号化装置。
  19. 【請求項19】 入力ビット数が予め決められた数のビ
    ット数に足りない場合には、これに一致するようにビッ
    ト数を増加させる手段と、符号化されたビット数を前記
    ビット数を増加させる前のビット数にまで削減する手段
    を含むことを特徴とする請求項18記載のターボ符号化
    装置。
  20. 【請求項20】 請求項19記載のターボ符号化装置に
    おいて、ビットレピテションを用いて前記ビット数を増
    加させることを特徴とするターボ符号化装置。
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