JP3514662B2 - バッテリパックの着脱構造 - Google Patents
バッテリパックの着脱構造Info
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Description
着脱構造に係り、より詳細には電子機器ケースのバッテ
リ収納部にバッテリパックを着脱可能にするロック部材
を備えたバッテリパックの着脱構造に関する。
話機、携帯電話機、ノートパソコンなどの携帯用の電子
機器において、ケースの所定面に凹状のバッテリ収納部
を形成してバッテリパックを脱着可能に設けており、こ
の脱着可能なバッテリパックを複数備えることで充電時
間を短縮して常に使用可能な状態にできるように形成し
ている。ここで、バッテリ収納部には、付勢部材により
付勢されて突出するロック部材を設けてバッテリパック
に係合させてロックするバッテリパックの着脱構造を備
えている。この従来のバッテリパックの着脱構造は、ロ
ック部材が良好に動作して確実にバッテリパックと係合
してロックすることが重要になる。図16は、このよう
な携帯電話機に採用した従来のバッテリパックの着脱構
造を示す構成図である。また、図17は、図16に示し
た矢印D方向から見たロック部材80とスプリング89
とを示す正面図である。また、図18は、図16に示し
た矢印E方向から見たリアケース50を示す正面図であ
る。また、図19は、図16に示したF−F断面でのバ
ッテリパック70をリアケース50に装着する動作を示
す図であり、図19(a)はバッテリパック70を装着
する前の状態を、図19(b)はバッテリパック70を
装着している状態を、図19(b)はバッテリパック7
0を装着した状態を各々示している。また、図20は、
図16に示したロック部材80に装着されたスプリング
89が傾斜した状態を示す図である。また、図21は、
図16に示したロック部材80を装着する際にスプリン
グ89が傾斜した状態を示す図である。また、図22
は、図21に示したロック部材80の他の実施の形態を
示す図である。また、図23は、図21に示したロック
部材80の更なる他の実施の形態を示す図である。
た従来のバッテリパックの着脱構造は、携帯電話機の外
装を形成するフロントケース60とリアケース50とを
備え、このリアケース50に形成した凹状のバッテリ収
納部54に収納されるバッテリパック70を設け、リア
ケース50のバッテリ収納部54にスプリング89によ
り付勢されて突出することでバッテリパック70に係合
して固定するロック部材80を備えている。
に形成してバッテリパック70を収納するバッテリ収納
部54を一体に形成している。このバッテリ収納部54
には、一端側の底面に矩形状に開口する開口穴52と、
この開口穴52の近傍にロック部材80を挿入する挿入
部51とを備えている。また、挿入部51には、リアケ
ース50の裏面に貫通する案内穴51aと、この両側に
形成された係合部51bとを備えている。また、バッテ
リ収納部54には、係合部51bと対向する他端側に凹
状に形成された凹部53を形成している。そして、この
ようなリアケース50には、フロントケース60が嵌合
されて携帯電話機のケース外装を形成している。
薄板状のプリント基板61を収納している。また、プリ
ント基板61の実装面には、箱状の本体を備えて端子を
複数突出させた接続端子62を実装している。そして、
この接続端子62は、リアケース50とフロントケース
60とを嵌合することで、リアケース50の開口穴52
からバッテリ収納部54の表面に突出するように形成さ
れている。
所定の厚みを備えて一端側に突出する突部73と、他端
側の表面に凹状に形成された係止部74とを一体に形成
している。また、バッテリパック70には、係止部74
が形成された近傍に複数の配列して露出する端子72を
設けている。従って、バッテリパック70は、突部73
をリアケース50のバッテリ収納部54に設けた凹部5
3に係合させ(図19(a)参照)、端子72を開口穴
52に合わせて装着することで、開口穴52に突出した
接続端子62が当接してプリント基板61と電気的に接
続される。この際、リアケース50の挿入部51には、
スプリング89により付勢されたロック部材80が突出
している。従って、このロック部材80は、バッテリ収
納部54にバッテリパック70を収納した際に係止部7
4に嵌入して係合することでバッテリパック70をバッ
テリ収納部54に固定する。
ように、スプリング89により付勢されてバッテリ収納
部54に突出してバッテリパック70の係止部74に嵌
入(図19参照)するツメ部82と、このツメ部82の
両側面からツメを備えて逆方向に延在する係合ツメ84
と、この係合ツメ84の中心部に棒状に延在してスプリ
ング89を装着するとともに図16に示したリアケース
50の挿入部51に設けた案内穴51aに挿入する案内
部86とを一体に形成している。従って、ロック部材8
0は、図16に示したように、案内部86にスプリング
89を挿入してリアケース50の挿入部51に嵌入する
ことで常にバッテリ収納部54に付勢された状態で装着
される。この際、ロック部材80は、図18に示すよう
に、リアケース50の係合部51bに係合ツメ84が係
合してスプリング89の付勢による突出を所定の位置で
停止させる。これによりロック部材80は、図19
(a)に示すように、バッテリ収納部54の一端側から
ツメ部82が突出した状態で支持される。
た従来のバッテリパックの着脱構造によりバッテリパッ
ク70を装着する場合、まず、図19(a)に示すよう
に、バッテリパック70の突部73をリアケース50の
バッテリ収納部54に設けた凹部53に係合させる。そ
して、バッテリパック70は、係止部74側を図19
(a)に示した矢印方向に降下させてバッテリ収納部5
4に収納する。この際、バッテリパック70は、係止部
74側の一端がロック部材80のツメ部82に当接して
スプリング89の付勢方向と逆方向にロック部材80を
摺動させる。
(b)に示すように、ツメ部82がバッテリパック70
の係止部74を配置した側面に移動するとともに、スプ
リング89の付勢方向と逆方向に摺動してスプリング8
9を収縮させる。ここで、ロック部材80は、案内部8
6が案内穴51に沿って摺動するため、スプリング89
の付勢方向と逆方向に摺動する動作を良好に案内するこ
とができる。
を加えてバッテリ収納部54に収納することで、図19
(c)に示すように、ロック部材80のツメ部82をバ
ッテリパック70の係止部74に嵌入してバッテリパッ
ク70をバッテリ収納部54にロックする。これにより
バッテリパック70は、両端に設けた突部73と係止部
74とが凹部53及びロック部材80により固定されて
支持される。
構造は、ロック部材80をバッテリ収納部54の一端側
でスプリング89により付勢して突出させてバッテリパ
ック70と係合させることで、バッテリパック70をバ
ッテリ収納部54にロックしていた。
脱構造では、図16に示すように、ロック部材80の案
内部86(図17参照)にスプリング89を装着してリ
アケース50の挿入部51に挿入する場合、図20に示
すように、案内部86が細く形成されているため、スプ
リング89が案内部86の延在方向に対して傾いて傾斜
してしまう。これによりロック部材80は、図21に示
すように、リアケース50の案内穴51に案内部86を
挿入する際に、スプリング89が傾くことにより障害に
なって挿入しにくくなるという不具合があった。
案内部の外径を太く形成し、スプリングの内径に近づけ
て傾きを抑えた場合、図22に示すように、スプリング
89が入り込まないように案内穴51を極力小さく設け
なければならないため、案内穴51に挿入された外径を
太く形成した案内部87が摩擦力により引っ掛かりロッ
ク部材80の摺動動作を円滑に行えないという不具合が
あった。
ために案内部の外径とスプリングの内径とをほぼ同じ寸
法に形成した場合、図23に示すように、摺動動作中に
スプリング89の内径と同じ寸法に形成した案内部88
とスプリング89との間に摩擦力が発生した状態で摺動
するため、図19(b)に示したようにバッテリパック
70をロック部材80に当接させて摺動させる場合に摺
動動作を円滑に行えないという不具合があった。また、
この場合、図22に示したロック部材と同様に、図23
に示した案内穴51で案内部88が引っ掛かり摺動動作
を円滑に行えないという不具合があった。
ッテリパックの着脱構造では、図20及び図21に示し
たように、ロック部材80を装着する際にスプリング8
9が案内部86の延在方向に対して傾いてしまうため、
リアケース50の案内穴51に案内部86を挿入する組
み立て工程で障害になり製造効率を低下させてしまうと
いう不具合があった。また、従来のバッテリパックの着
脱構造では、図22に示したように、スプリングの傾き
を抑えて組み立て工程を容易にするために案内部の外径
をスプリングの内径に近づけた場合、案内穴51で案内
部87が摩擦力により引っ掛かり摺動動作を円滑に行え
ず、ロック部材80によりバッテリパック70を確実に
ロックすることができないという不具合があった。さら
に、従来のバッテリパックの着脱構造では、図23に示
したように、案内部の外径とスプリングの内径とをほぼ
同じ寸法に形成した場合、スプリング89と案内部88
との間に発生する摩擦力、及び案内穴51と案内部88
との間に発生する摩擦力により、図22に示したロック
部材に比べて摺動動作がより一層、円滑に行えないた
め、図19(b)に示したようにバッテリパック70を
ロック部材80に当接させて摺動させる動作感を損なっ
てしまうという不具合があった。本発明はこのような課
題を解決し、電子機器ケースに容易に装着でき、円滑に
動作してバッテリパックを確実にロックするロック部材
を備えたバッテリパックの着脱構造を提供することを目
的とする。
決するために、所定面にバッテリパックを着脱自在に保
持する凹状のバッテリ収納部を有した電子機器のケース
と、このケースのバッテリ収納部に収納することでケー
ス内に配置したプリント基板と電気的に接続されて電気
を供給するバッテリパックと、バッテリ収納部内の端部
に摺動自在に取付けられて弾性部材を装着した棒状に延
在する一端をケースに開口した案内穴に挿入して摺動案
内する案内部を設けるとともに弾性部材の付勢によりバ
ッテリ収納部に突出してバッテリパックの所定面に係合
してロックするツメ部を設けたロック部材とを備え、こ
のロック部材の案内部は案内穴に挿入する装着及び弾性
部材を介した案内穴での摺動動作を良好にするため、棒
状に延在する遊端方向に向かって段差またはテーパーの
いずれかを有して外径が細くなるように形成する。
向に向かって少なくとも2段以上の段差を有して外径が
細くなるように形成し、段差には遊端方向に向かって緩
やかに細くなるように傾斜面または曲面のいずれかを形
成することが好ましい。また、案内部の他の実施の形態
は、ロック部材から円柱状に延在して所定の位置で棒状
に延在する外径が遊端方向に向かって細くなるようにテ
ーパー状に形成することが好ましい。また、案内部は、
コイル状の弾性部材に挿入され、この挿入端部の外周に
突出して弾性部材を圧入して固定するリブを設けること
が好ましい。また、リブは、案内部が棒状に延在する外
周に突出して案内部の延在方向と平行して細長く形成さ
れて少なくとも1つ以上設けることが好ましい。また、
リブの他の実施の形態は、案内部が棒状に延在する外周
に略円環状または螺旋状のいずれかの形状により突出す
るように設けることが好ましい。また、電子機器のケー
スは、携帯を目的とするPHS電話機、携帯電話機、ノ
ートパソコンなどの電子機器のケースであることが好ま
しい。
によるバッテリパックの着脱構造の実施の形態を詳細に
説明する。図1は、本発明によるバッテリパックの着脱
構造を携帯電話機に採用した実施の形態を示す構成図で
ある。また、図2は、図1に示した矢印A方向から見た
ロック部材40とスプリング49とを示す正面図であ
る。また、図3は、図2に示した案内部46の詳細を示
す拡大図である。また、図4は、図1に示したB−B断
面でバッテリパック30をリアケース10に装着する前
の状態を示す断面図である。また、図5は、図4に示し
た案内部46の詳細を示す拡大図である。また、図6
は、図4に示したバッテリパック30をリアケース10
に装着している状態を示す断面図である。また、図7
は、図6に示した案内部46の詳細を示す拡大図であ
る。また、図8は、図4に示したバッテリパック30を
リアケース10に装着した状態を示す断面図である。ま
た、図9は、図3に示した案内部46の傾斜部46dを
球面状に形成したロック部材の他の実施の形態を示す図
である。図10は、図3に示した案内部の他の実施の形
態を示す図であり、図10(a)は2段に形成された案
内部を、図10(b)は4段に形成された案内部を、図
10(c)は円錐状に形成された案内部を各々示してい
る。また、図11は、図3に示した案内部にスプリング
49を固定するリブ46fを形成した案内部の更なる他
の実施の形態を示す図である。また、図12は、図11
に示したC−C線の断面を示す断面図である。また、図
13は、図12に示したリブを1箇所だけ設けた実施の
形態を示す図である。また、図14は、図11に示した
リブの他の実施の形態を示す図である。また、図15
は、図11に示したリブの更なる他の実施の形態を示す
図である。
パックの着脱構造を携帯電話機に採用した実施の形態
は、図16に示した従来技術と同様に、携帯電話機の外
装を形成するリアケース10とフロントケース20とを
備え、このリアケース10に形成した凹状のバッテリ収
納部14に収納されるバッテリパック30を設け、リア
ケース10のバッテリ収納部14にスプリング49によ
り付勢されて突出することでバッテリパック30に係合
して固定するロック部材40を備えている。
に形成してバッテリパック30を収納するバッテリ収納
部14を一体に形成している。このバッテリ収納部14
には、底面に矩形状に開口する開口穴12と、この開口
穴12の近傍にロック部材40を挿入する挿入部11と
を備えている。この挿入部11には、リアケース10の
裏面に貫通する案内穴11aと、この両側に形成された
係合部11bとを備えている。また、バッテリ収納部1
4には、挿入部11と対向する他端側に凹状に形成され
た凹部13(図4参照)を形成している。そして、この
ようなリアケース10には、フロントケース20が嵌合
することにより携帯電話機の外装を形成している。
薄板状のプリント基板21を収納している。また、プリ
ント基板21の実装面には、箱状の本体を備えて端子を
複数突出させた接続端子22を実装している。そして、
この接続端子22は、リアケース10とフロントケース
20とを嵌合することで、リアケース10の開口穴12
からバッテリ収納部14の表面に突出するように形成さ
れている。
所定の厚みを備えて一端側に突出する突部33と、他端
側の表面に凹状に形成された係止部34とを一体に形成
している。また、バッテリパック30には、係止部34
が形成された近傍に複数の配列して露出する端子32を
設けている。従って、バッテリパック30は、突部33
をリアケース10のバッテリ収納部14に設けた凹部1
3に係合させ、端子32を開口穴12に合わせて装着す
ることで、開口穴12に突出した接続端子22が当接し
てプリント基板21と電気的に接続される。この際、リ
アケース10の挿入部11には、スプリング49により
付勢されたロック部材40を突出させている。従って、
このロック部材40は、バッテリ収納部14にバッテリ
パック30を収納することで先端が係止部34に嵌入し
てバッテリパック30をバッテリ収納部14に固定す
る。
に、バッテリパック30の係止部34(図1参照)に嵌
入されるツメ部42と、このツメ部42と逆方向に両側
から延在して先端部にツメ形状を備えて係合ツメ44
と、この係合ツメ44の中心部に棒状に延在してスプリ
ング49を挿入して支持するとともにリアケース10の
案内穴11aに挿入する案内部46とを一体に形成して
いる。
来技術のように棒状に細長く形成したものとは異なり、
図3に示すように、ツメ部24から延在する1段部46
aと、この1段部46aの先端から延在して外径を1段
部46aより細く形成した2段部46bと、この2段部
46bの先端から延在して外径を2段部46bより細く
形成した3段部46cとにより形成されている。従っ
て、本実施の形態は、ロック部材40の案内部46を棒
状に延在させて遊端方向に向かって段差を備えて段階的
に外径を細くするように形成している。また、案内部4
6には、1段部46aと2段部46bとの段差部、及び
2段部46bと3段部46cとの段差部に各々遊端方向
に向かって緩やかに細くなるように傾斜する傾斜部46
dを形成している。
うに、案内部46(図2参照)にスプリング49を挿入
してリアケース10の挿入部11に嵌入することで常に
バッテリ収納部14側に付勢された状態で装着される。
この際、ロック部材40は、案内部46の先端、即ち、
3段部46cを細く形成しているため、容易にリアケー
ス10の案内穴11aに挿入でき、製造効率を向上する
ことができる。また、案内部46に形成した1段部46
aの外径は、スプリング49の内径より若干大きく形成
している。従って、スプリング49は、図3に示したよ
うに、1段部46aに圧入されて両者はそれぞれの中心
軸が一致し、3段部46cの位置で傾いて傾斜しないよ
うに固定される。また、ロック部材40は、図18に示
した従来技術と同様に、リアケース10の係合部11b
に係合ツメ44が係合してスプリング49の付勢による
突出を所定の位置で停止させている。これによりロック
部材40は、図4に示すように、バッテリ収納部14の
一端側からツメ部42を突出させた状態で支持される。
リパックの着脱構造を携帯電話機に採用した実施の形態
によりバッテリパック30を装着する場合、まず、図4
に示すように、バッテリパック30の突部33をリアケ
ース20のバッテリ収納部14に設けた凹部13に係合
させる。そして、バッテリパック30は、係止部34側
を図4に示した矢印方向に降下させてバッテリ収納部1
4に収納する。この際、バッテリパック30は、係止部
34側の一端がロック部材40のツメ部42に当接して
スプリング49の付勢方向と逆方向にロック部材40を
摺動させる。ここで、ロック部材40は、図5に示すよ
うに、案内部46の2段部46b及び3段部46cがス
プリング49にほぼ接触しない状態で摺動するため、摩
擦が発生せず効果的に動作させることができる。
うに、バッテリパック30によりスプリング49を圧縮
する方向に摺動し、バッテリ収納部14に突出したツメ
部42の先端がバッテリパック30の側面(図6に示し
た係止部34を形成した面)の位置に移動する。これと
同時に、ロック部材40の案内部46は、図7に示すよ
うに、挿入部11の案内穴11aに向かって2段部46
bの位置まで挿入される。この際、案内部46は、1段
部46a及び2段部46bが3段部46cに支持された
スプリング49の内周にほぼ接触しないため、案内穴1
1aに向かって良好に摺動させることができる。また、
案内穴11aは、2段部46bの外径より広く開口して
いるため、図22及び図23に示した従来技術のよう
に、摩擦力により引っ掛かり摺動動作に影響を与えるこ
とがない。従って、ロック部材40は、リアケース10
の挿入部11(図1参照)で良好に摺動動作を実行する
ことができる。そして、バッテリ収納部14内に押し圧
を加えてバッテリパック30を収納すると、図8に示す
ように、ロック部材40のツメ部42がバッテリパック
30の係止部34に嵌入してバッテリパック30をバッ
テリ収納部14にロックする。これによりバッテリパッ
ク30は、突部33と係止部34とが凹部13及びロッ
ク部材40によりロックされて支持される。
の着脱構造を携帯電話機に採用した実施の形態による
と、図3に示したように、案内部46の外径を3段階に
分けて形成して各段階に傾斜部46dを形成しているた
め、案内部46にスプリング49を容易に装着すること
ができる。また、ロック部材40は、図3に示したよう
に、3段部46cの外径を太く形成してスプリング49
を圧入して固定しているため、組み立て工程においてス
プリング49が落下して作業性を悪くすることを防止す
ることができる。また、このように1段部46aの外径
を太く形成してスプリング49を圧入して固定している
ため、スプリング49が傾くことがなく、図1に示した
挿入部11の案内穴11aに容易に案内部46を挿入す
ることができる。また、案内穴11aは、図7に示した
ように、2段部46bの外径に対して広く開口させてい
るため、ロック部材40の摺動動作を良好に実行するこ
とができる。さらに、1段部46aは、2段部46bに
比べて更に細く形成しているため、案内穴11aに容易
に挿入することができる。
ように、案内部46の各段差の間に傾斜する傾斜面46
dを形成した実施の形態を説明したが、これに限定され
るものではなく、例えば、図9に示すように、傾斜面を
球面状に形成して曲面46eを形成してもよい。このよ
うに、案内部46に曲面46eを設けることで、図3に
示した傾斜面46dと同様にスプリング49を容易に案
内部46に装着することができる。
うに、案内部46を3段に形成した実施の形態を説明し
たが、これに限定されるものではなく、例えば、図10
(a)に示すように段数を2段、または、図10(b)
に示すように4段に形成してもよい。また、このように
段差を形成する案内部とは別に、案内部の形状を図10
(c)に示したように円柱状の所定位置から先端に向か
って円錐状にテーパーを備えて延在するように形成して
もよい。このような形状により形成された案内部による
と、図3に示した案内部46と同様の効果を得ることが
できる。
うに、案内部46に形成した3段部46cの外径を太く
形成してスプリング49を固定した実施の形態を説明し
たが、これに限定されるものではなく、例えば、図11
に示すように、案内部46の3段部46cが延在する外
周に延在方向と平行して細長く形成したリブ46fを複
数設けてスプリング49を圧入して固定してもよい。こ
のリブ46fは、図12に示すように、3段部46cの
外周に4箇所突出させて一体に形成している。また、こ
のリブ46fは、3段部46cの外周に4箇設けること
に限定されるものではなく、例えば、図13に示すよう
に、1箇所だけ設けてもスプリング49を効果的に固定
することができる。従って、このように案内部46にリ
ブ46fを設けてスプリング49を固定することで、図
3に示した案内部46と同様に、スプリング49を固定
して中心軸を一致させて傾きを抑えるとともに、組み立
て工程においてスプリング49が案内部46から落下し
て作業性を悪くすることを防止することができる。
在する外周に延在方向と平行して細長く形成することに
限定されるものではなく、例えば、図14に示すように
略円環状に形成したリブ46g、または、図15に示す
ように螺旋状に形成したリブ46hのいずれかを3段部
46cの外周に突出させて形成してもよい。このように
3段部46cにリブ46gまたはリブ46hのいずれか
を形成することで、図11に示したリブ46fに比べ
て、より効果的にスプリング49を固定することができ
る。
構造を携帯電話機に採用した実施の形態を詳細に説明し
たが、本発明は前述した実施の形態に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
本発明によるバッテリパックの着脱構造を携帯電話機に
採用した実施の形態を説明したが、これに限定するもの
ではなく、PHS電話機、ノートパソコンなどの電子機
器にも適用可能である。
の着脱構造によれば、ロック部材の案内部が先端方向に
向かって外径が細くなるように形成されているため、案
内部にスプリングを容易に先端から挿入できるととも
に、一端側の太く形成された案内部でスプリングが中心
軸を一致させて傾きを抑えて固定でき、電子機器のケー
スにロック部材を容易に装着することができる。また、
本発明によるバッテリパックの着脱構造によれば、前述
したようにロック部材の案内部を先端方向に向かって外
径が細くなるように形成しているため、電子機器ケース
の案内穴にスプリングを介在させて挿入した案内部がス
プリングと当接することなく摺動動作を良好に実行する
ことができる。
電話機に採用した実施の形態を示す構成図。
スプリングとを示す正面図。
アケースに装着する前の状態を示す断面図。
着している状態を示す断面図。
着した状態を示す断面図。
たロック部材の他の実施の形態を示す図。
図。
リブを形成した案内部の更なる他の実施の形態を示す
図。
図。
の形態を示す図。
図。
を示す図。
の着脱構造を示す構成図。
材とスプリングとを示す正面図。
スを示す正面図。
クをリアケースに装着する動作を示す図。
リングが傾斜した状態を示す図。
プリングが傾斜した状態を示す図。
を示す図。
の形態を示す図。
Claims (7)
- 【請求項1】 所定面にバッテリパックを着脱自在に保
持する凹状のバッテリ収納部を有した電子機器のケース
と、 前記ケースのバッテリ収納部に収納することで前記ケー
ス内に配置したプリント基板と電気的に接続されて電気
を供給するバッテリパックと、前記バッテリ収納部内の端部に摺動自在に取付けられ、
弾性部材を装着した棒状に延在する一端を前記ケースに
開口した案内穴に挿入して摺動案内する案内部を設ける
とともに前記弾性部材の付勢により前記バッテリ収納部
に突出して前記バッテリパックの所定面に係合してロッ
クするツメ部を設けたロック部材とを備え、 前記ロック部材の案内部は、前記案内穴に挿入する装着
及び前記弾性部材を介した前記案内穴での摺動動作を良
好にするため、前記棒状に延在する遊端方向に向かって
段差またはテーパーのいずれかを有して外径が細くなる
ように形成していることを特徴とするバッテリパックの
着脱構造。 - 【請求項2】 請求項1に記載のバッテリパックの着脱
構造において、 前記案内部は、前記棒状に延在する遊端方向に向かって
少なくとも2段以上の段差を有して外径が細くなるよう
に形成し、前記段差には遊端方向に向かって緩やかに細
くなるように傾斜面または曲面のいずれかを形成するこ
とを特徴とするバッテリパックの着脱構造。 - 【請求項3】 請求項1に記載のバッテリパックの着脱
構造において、 前記案内部は、前記ロック部材から円柱状に延在して所
定の位置で前記棒状に延在する外径が遊端方向に向かっ
て細くなるようにテーパー状に形成することを特徴とす
るバッテリパックの着脱構造。 - 【請求項4】 請求項1に記載のバッテリパックの着脱
構造において、 前記案内部は、コイル状の前記弾性部材に挿入され、こ
の挿入端部の外周に突出して前記弾性部材を圧入して固
定するリブを設けたことを特徴とするバッテリパックの
着脱構造。 - 【請求項5】 請求項4に記載のバッテリパックの着脱
構造において、 前記リブは、前記案内部が棒状に延在する外周に突出し
て前記案内部の延在方向と平行して細長く形成されて少
なくとも1つ以上設けていることを特徴とするバッテリ
パックの着脱構造。 - 【請求項6】 請求項4に記載のバッテリパックの着脱
構造において、 前記リブは、前記案内部が棒状に延在する外周に略円環
状または螺旋状のいずれかの形状により突出するように
設けてあることを特徴とするバッテリパックの着脱構
造。 - 【請求項7】 請求項1に記載のバッテリパックの着脱
構造において、 前記電子機器のケースは、携帯を目的とするPHS電話
機、携帯電話機、ノートパソコンなどの電子機器のケー
スであることを特徴とするバッテリパックの着脱構造。
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Family
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-
1999
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