JP3514499B2 - 空気袋 - Google Patents

空気袋

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JP3514499B2
JP3514499B2 JP00013194A JP13194A JP3514499B2 JP 3514499 B2 JP3514499 B2 JP 3514499B2 JP 00013194 A JP00013194 A JP 00013194A JP 13194 A JP13194 A JP 13194A JP 3514499 B2 JP3514499 B2 JP 3514499B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に、緩衝材、断熱
材、バルーン、クッションやシ−ツ等の多用途に利用で
きる空気袋に関し、特に、樹脂のラミネートフィルムで
構成されかつ多数の空気室セルを含みかつ偏平な空気注
入用弁を備えた簡易空気袋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、緩衝材等に使用されるこの種
の空気袋は、ヒ−トシ−ル性のシ−トを2枚重ねにした
ものをヒ−トシ−ルすることにより製造される。そし
て、その製造工程において上記ヒ−トシ−ルは、一般
に、加熱棒よりなる押し型によってなされる。しかし、
この従来方法には、1)この種の空気袋が多数の空気室
セルを含むため加熱棒も複雑な形状にする必要があると
ともに、その複雑形状も細かくはできず、2)作業がバ
ッチ処理であるので断続的にならざるを得ず、生産効率
が悪い、といった問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の解決
すべき技術的課題は、上記従来の問題を解決することに
あり、容易かつ効率的に製造できるとともに容易に複雑
で細かいパターンの空気室セルを形成できる構造の空気
袋であってかつ好適な空気注入弁を有する空気袋を提供
することである。
【0004】
【課題を解決するための・手段・作用・効果】上記技術
的課題を解決するために、本発明によれば以下の構成の
空気袋が提供される。
【0005】すなわち、この空気袋は、第1シートと第
2シートとを、それらの間に所望の空気室パタ−ンに対
応したパタ−ンを有する離型層を挟んで、互いに接着し
た空気袋であって、上記空気室パターンは、それぞれ互
いに連通する1以上のセル状空気室を備え、その1つの
セルには、一対の上記シートを貫通して装着されるボタ
ン型弁を備える。ボタン型弁は、空気注入口を有する逆
止弁であって、該空気注入口から注入された空気が空気
室の上記セル内に注入されるように構成され、かつ、上
記シートの外に位置する上下一対のフランジ部が上記シ
ートの表面に気密に接着されたことを特徴としている。
【0006】上記構成において、ボタン型弁から1つの
空気室セル内の第1シートと離型層との間に空気を圧入
した場合、その間の接着力は弱いので、空気圧によりそ
の界面で剥離を生じ、両層間に空気室が形成される。す
なわち、該両層の間に空気を送り込むことによって、上
記パタ−ンに対応して形成される空気室を有する空気袋
が得られる。
【0007】上記構成によれば、フィルムのラミネート
技術により或いは加熱圧着技術により、第1シートと離
型層と第2シートとを容易に積層でき、第1シート第2
シートとを離型層のパターン以外のところで容易に接着
できる。換言すると、従来必要としたヒートシール用の
押し型を用いることなく離型層のパターンつまり空気室
パターンを有する空気袋をラミネート工程或いは加熱圧
着工程により連続的に製造できるのである。
【0008】また、上記構成によれば、空気注入手段と
してボタン型弁を備えていて、このボタン型弁を1つの
空気室セルに、これを貫通する形態で、装着するもので
あるから、フィルム弁を空気袋の周縁に付けるという従
来方式に比較すると、装着が簡単であるという利点があ
る。また、このボタン型弁は極めて偏平な形状に成形で
きる利点がある。
【0009】上記ボタン型弁の好ましい態様によれば、
フランジ付きの底壁と、上記第1および第2シートを貫
通する円筒状脚とを有する弁本体と、該脚のすくなくと
も一端にかぶせられかつ空気注入口を有するフランジ型
キャップと、該キャップと弁本体の脚の頂部弁座との間
に挟まれるディスク状弾性弁体とを備える。弁本体の脚
はその頂部弁座に軸方向の溝を有し、キャップの空気注
入口をから注入された空気が弾性弁体を溝に向けて押し
下げることにより、該溝を通って上記空気室セル内に導
かれる。
【0010】上記ボタン型弁の他の好ましい態様によれ
ば、空気注入口を有しかつフランジ付きの底壁と、上記
第1および第2のシートを貫通する円筒状脚とを有する
弁本体と、該脚のすくなくとも一端にかぶせられかつ空
気注入口を有するフランジ型キャップと、該脚内に収納
される駒と、キャップと駒の上方の頂部の弁座との間及
び底壁と駒の下方の頂部の弁座との間にそれぞれ挟まれ
るディスク状弾性弁体と、を備えてなる。駒はその上下
の頂部に切欠空気通路を有し、キャップの空気注入口叉
は弁本体の底壁の空気注入口から注入された空気が各弾
性弁体を各空気通路に向けて押し下げることにより、上
記溝を通って上記空気室セル内に導かれるようにしてい
る。この実施態様によれば、空気袋の表裏どちらの側か
らも空気注入ができるので非常に便利である。
【0011】上記第1および第2のシートは、それぞれ
の表面にヒートシール性の接着層を備えることが好まし
い。この構成であれば、例えば高周波接着により、ボタ
ン型弁の上下のフランジ部を空気袋の第1、第2のシー
トの表面に容易に接着でき、特別の接着テープ等の接着
剤は不要となる。
【0012】また、上記第1および第2のシートの少な
くとも一方には、絵柄印刷層叉は金属蒸着層を含むよう
に構成することが好ましい。これにより、意匠効果、断
熱効果等の優れた空気袋が得られる。
【0013】
【実施例】以下に、本発明の実施例を添付図面にしたが
って詳細に説明する。
【0014】図1,2は、ボタン型弁25を装着する前
後の空気袋(叉は空気袋本体A)の要部断面を示し、図
3、図4は、それぞれ、空気袋の膨張前後の積層構造を
示している。この空気袋本体Aは、図3に示すように、
第1シートS1と第2シートS2との間に離型層8を挟
んでなる積層構造を有している。第1シートS1は、第
1ベ−スフィルム2と、アンカ−コ−ト層6と、好まし
くはポリエチレン系樹脂よりなる第1接着層4を順次積
層してなり、第2シートS2は、好ましくはポリエチレ
ン系樹脂よりなる第2接着層10と、アンカーコート層
6と第2ベ−スフィルム12とを順次積層してなる。
【0015】図1,2において、18は空気袋の各セル
状空気室を示しており、上記離型層8は、図に示される
如く所望の空気室パタ−ンに対応したパタ−ンを有して
いる。図1,2におけるハッチング部分は、第1接着層
4と第2接着層10とが接着された部分を示し、ハッチ
ング部分で囲まれた白地部分は離型層8のパターンに相
当している。各空気室18は、図に示すように、接着部
分間の間隙を通じて互いに連通している。離型層8は、
この空気室パタ−ンに対応して、第1,2接着層4,10
間に一続きに形成されているのである。
【0016】上記ボタン型弁25は、偏平形状をしてお
り、空気袋本体Aの所望の1つの空気室18に直接装着
するものである。図5,6はこのボタン型弁の第1実施
例を示し、図7,8はその第2実施例を示している。い
ずれの実施例においても、空気袋本体Aの1つのコーナ
に特別形状の空気室18、すなわち空気注入用空気室1
8aを形成している。この空気室18aは平面視円形をし
ており、空気注入路15を介して他の空気室18に連通
している。図1において、符号18bは、弁25を装着
するために空気室18aの中央部に開けられるべき開口
を示している。
【0017】図5は、図1の弁部分の拡大断面を示して
いる。また、図6は、ボタン型弁25の分解状態を示し
ている。この弁25は、主として、互いに嵌合せしめら
れるフランジ状キャップ25a、弁本体25b、および通
常はゴム製のディスク状弾性弁体25eとで構成してい
る。弁本体25bは、フランジ25fを周囲に有する底壁
25gと、その上に立脚する筒状脚25hとで構成してい
る。筒状脚25hの頂部にはフランジ25jを形成してい
る。また、この筒状脚25hは溝25iにより縦に二分割
して2つの分割脚25h-1と25h-2を形成している。
この溝25iは空気通路を構成する。筒状脚25hの頂面
は弁体25eのための弁座25kを構成している。
【0018】一方、キャップ25aは、その下面に、弁
本体25bの頂部を受け入れるための凹部25sを有して
いるとともに、その中央に貫通する空気注入口25dを
有している。
【0019】さて、この弁25の空気袋本体Aに対する
組付けはつぎのようにして行う。まず、最初に、空気注
入用空気室18aの中央部に適当な大きさの開口18bを
貫通する。次いで、弁本体25bの脚25hを下方より開
口18bに突き通して脚25hの頂部を上方に突出させ
る。その後、脚25hの弁座25kの上に弁体25eを載
置し、その上からキャップ25aをかぶせる。このと
き、脚25hの頂部のフランジ25jがキャップ25aの
凹部25s内に気密に嵌合すると同時に、弁体25eの周
囲は弁座25eとキャップ25aの凹部内面との間に強く
挟まれる。つまり、キャップ25aの開口25dと、弁体
25eの下方の室との連通が遮断される。なお、キャッ
プ25aの下面と、空気袋Aの第1シートS1の表面と
の間、及び、フランジ25fの上面と、第2シートS2
の表面との間には、接着剤25c、すなわちリング状接
着テープを介在させてそれらの間を気密に接着する。
【0020】上記構成のボタン型弁25を装着した空気
袋においては、空気注入口25dより空気を圧送すれ
ば、弁体25eの溝25iに面する部分が、図5中一点鎖
線で示すように、内側に伸びてたわみ、これにより圧送
空気が矢印で示すように溝25iの方に漏れてシートS
1とS2との間に形成される空気室、つまり空気注入用
空気室18a内に至る。注入された空気は空気注入路1
5を介して他の多くの空気室18内に送られる。
【0021】なお、上記構成のボタン型弁25におい
て、シートS1とS2の各表面にヒートシール性の接着
層を予め形成しておくならば、接着テープ25cは不要
であり、高周波接着により容易に弁25を空気袋本体A
に装着できる。
【0022】上記ボタン型弁は、従来のフィルム弁を使
用する場合の弁装着に必要とされた離型層の一部剥離と
いう困難な作業が不要となる利点を有する。
【0023】上記構成は、空気注入口を一箇所(25d)
とするものであるが、空気注入口を表裏の二箇所にする
場合は、この弁を上下対称の構造にすればよい。すなわ
ち、フランジ付きの底壁に代えて、フランジ付きの脚頂
部を形成し、上下ともにキャップをかぶせるようにすれ
ばよい。また、図7,8に示す第2実施例のようにして
もよい。
【0024】この第2実施例に係るボタン型弁の基本構
造は図5,6のものと同一であって、図5,6の部材と同
一の機能を有する部材には同一の参照符号を付してい
る。この変形例は、空気注入口が上下二箇所にあること
を特徴としている。一つの空気注入口は前記実施例と同
様に、キャップ25aに設けているが、今一つのの空気
注入口25mは弁本体25bの底壁25gの中央に設けて
いる。そして、一対の分割脚25h-1,25h-2の間に
は、駒25nを挿入するとともに、駒25nの上下に1対
の弁体25e,25eを設けている。
【0025】駒25nの形状を図8によく示している。
図に示すように、この駒25nは円筒状であって、その
上端及び下端それぞれに、直径方向に相対する一対づつ
の切欠空気通路25qを形成している。そして、上端の
通路と下端の通路とは90゜位相をずらしている。これ
らの通路25qは前記実施例の溝25iと同一の作用をな
す。図7に示すように、弁本体25bの脚25hの頂部に
キャップ25aが嵌合した状態では、上方の弁体25e
は、駒25nの上面とキャップ25aの凹部25sの内面
間で強く挟まれ、一方、下方の弁体25eは駒25nの下
面と底壁25gの内底面間で強く挟まれ、脚25h内の室
は各弁体25eを境として気密が保たれている。
【0026】上記構成の実施例において、上方の空気注
入口25dから空気が圧送されると、前記実施例の場合
と同様に、弁体25eの一部が通路25q内に落ち込むよ
うにたわみ、その結果、圧送空気は分割脚25h-1,25
h-2間の溝内に案内されて、その後に空気袋本体Aの第
1シートS1と第2シートS2との間の空気室18a内
に導かれる。一方、下方の空気注入口25mから空気が
圧送される場合も上とほぼ同様である。この場合は、脚
25h内に導入される空気は、一旦脚25hの内周面と駒
25nと外周面との間に導かれ、その後に溝25i内に入
ることになる。
【0027】次に、上記構成の空気袋本体Aの製造方法
を図9に従って説明する。
【0028】先ず、(I)に示すように、たとえば7〜2
5μmの膜厚を有する第1ベ−スフィルム2に、ポリエ
チレン押し出しラミネ−トにより、アンカーコート層6
を形成した後、該アンカーコート層上にポリエチレン系
樹脂層すなわち第1接着層4を、たとえば15〜50μ
m形成する。
【0029】ついで、(II)に示すように、この第1接着
層4上に、上記所望の空気室パタ−ンに対応した連続パ
タ−ンを有する離型層8をグラビア印刷、又はフレキソ
印刷等により形成する。 ついで、(III)に示すよう
に、上記離型層8が形成された第1接着層4の全面に、
ポリエチレン押し出しラミネートにより、第1接着層4
と同種の材料、すなわちポリエチレン樹脂よりなる第2
接着層10を、たとえば15〜50μm形成しながら、
該第2接着層10上に、第1ベ−スフィルム2と同種の
材料からなりアンカーコート層6が施こされた7〜25
μmの第2ベ−スフィルムを積層する。ボタン型弁25
の装着については既に述べた通りである。
【0030】この空気袋に上記の如くボタン型弁25か
ら空気充填作業を行なうことにより、空気入り空気袋が
得られる。なお、この空気袋をヒートシールしながら所
定長さ毎に裁断すれば、一回の空気充填作業で多数の空
気袋が得られる。
【0031】離型層8の形成は、前記したように、グラ
ビア印刷叉はフレキソ印刷が好適であるが、その中で
も、パターンが細かい場合は、精密印刷に優れているグ
ラビア印刷が好ましい。グラビア印刷によれば、空気室
の幅寸法、および隣接する空気室間の間隔寸法は、最小
0.5mmにできる。
【0032】また、離型層8は、着色されていてもよ
い。この場合は空気袋の意匠性が向上すると同時に、印
刷時にそのパターンの形状を確認し易いという利点があ
る。
【0033】上記各層2,4,6,8,10,12を形成す
る材料としては、つぎのものが好ましい。
【0034】すなわち、第1,2ベ−スフィルム2,12
の材料としては、たとえば、ポリエステルや延伸ナイロ
ン、未延伸ナイロン、ポリエステルや延伸ナイロンにポ
リ塩化ビニリデンをコートしたもの、又は、ポリエステ
ルや延伸ナイロンや延伸ポリプロピレン等にアルミ蒸着
を施したもの等が好適に使用され、第1,2接着層4,1
0の材料としては、たとえば、低密度ポリエチレンや線
状低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、サ−リン、エチレン−メタクリル酸共重合体や未延
伸ポリプロピレン等が好適に使用される。また、アンカ
−コ−ト層6の材料としては、たとえば、ウレタン系樹
脂やチタン系樹脂、イミン系樹脂やイソシアネ−ト系樹
脂等が好適に使用され、離型層8の材料としては、たと
えば、ポリアミド系樹脂やセルロ−ス系樹脂、ウレタン
系樹脂、環化ゴム系樹脂、塩素化ポリプロピレン系樹脂
等の単体組成よりなるワニス、或いは、これらの単体組
成よりなるワニスを2種以上混合した、混合組成よりな
るワニスが好適に使用される。なお、この離型層8は、
上記ワニスに顔料を混合することにより所望の色に着色
することができる。
【0035】上記製造方法の変形例として、第1シート
S1,S2の何れもあらかじめ熱溶融押出ラミネート法
により製作しておき、かつ各シートの内面の接着層4、
10をそれぞれヒートシール性のもの(熱可塑性樹脂)と
し、第1および第2のシートを互いに合わせて一対の加
熱ロールで圧着することも可能である。この方法によっ
ても連続製造が行える。
【0036】図10,11はそれぞれ、各シートS1,
S2の積層構造の変形例を示している。図10は、第1
シートS1のベースフィルム2の表面に絵柄層100を
印刷するとともに、ベースフィルム層2とアンカーコー
ト層6との間に金属蒸着層200を積層したことを特徴
としている。絵柄層100および金属蒸着層200は、
あらかじめベースフィルム2の表面と内面に形成してお
くのがよい。
【0037】絵柄層100および金属蒸着層200は、
図11示すように、、第1シートの場合と全く同様に、
第2シートにも備えることができる。また、さらに、各
シートS1,S2の表面、すなわち各絵柄層100の上
に、ヒートシール性接着層300を形成してもよい。こ
の場合は、ベースフィルム2、12はそれぞれヒートシ
ール性接着層300と第1、第2の接着層4、10に挟
まれた構成であるので、しわ、折り曲げ等があっても、
各ベースフィルム2、12にピンホールが発生するのを
効果的に防止できる。
【0038】上に述べたように、絵柄層100を形成す
ることにより意匠的装飾効果を向上でき、また、金属蒸
着層200を形成することにより断熱効果が発揮され、
例えばクッションシート等の用途には最適の空気袋が得
られる。。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る空気袋の空気袋本体
の要部拡大平面図である。
【図2】 図1の空気袋本体にボタン型弁を適用した状
態を示す要部拡大斜視図である。
【図3】 図1,2に示された空気袋本体の要部拡大断
面図である。
【図4】 図3の空気袋本体に空気が充填された状態を
示した図である。
【図5】 図2のボタン型弁の装着箇所の拡大断面図で
ある。
【図6】 上記ボタン型弁の分解斜視図である。
【図7】 図5の別実施例を示す拡大断面図である。
【図8】 図7の駒の拡大斜視図である。
【図9】 (I),(II),(III)は、図1に示された空気袋
の製作工程を示す要部拡大断面図である。
【図10】 図3の変形例を示す要部拡大断面図であ
る。
【図11】 図3の変形例を示す要部拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
2 第1ベースフィルム 4 第1接着層 6 アンカーコート層 8 離型層 10 第2接着層 12 第2ベー
スフィルム 15 空気注入路 18 空気室 18a 空気注入口用空気室 18b 開口 25 ボタン型弁 25a キャッ
プ 25b 弁本体 25c 接着剤 25d 空気注入口 25e 弁体 25f フランジ 25g 底壁 25h 筒状脚 25h-1,25h-
2 分割脚 25i 溝 25j フラン
ジ 25k 弁座 25m 空気注
入口 25n 駒 25s 凹部 25p 弁座 25q 切欠空気
通路 A 空気袋本体 S1,S2 シ
ート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // B32B 3/26 B65D 81/10 B (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 30/24 F16K 15/14 F16K 15/20 F16K 24/00 B32B 3/26 B65D 81/07

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1シート(S1)と第2シート(S2)と
    を、それらの間に所望の空気室パタ−ンに対応したパタ
    −ンを有する離型層(8)を挟んで、互いに接着した空気
    袋であって、上記空気室パターンは、それぞれ互いに連
    通する1以上のセル状空気室(18)を備え、その1つの
    セル(18a)には、一対の上記シート(S1,S2)を貫通
    して装着されるボタン型弁(25)を備え、該ボタン型弁
    (25)は、空気注入口(25d,25m)を有する逆止弁で
    あって、該空気注入口(25d,25m)から注入された空
    気が空気室(8)の上記セル(18a)内に注入されるよう
    に構成され、かつ、上記シート(S1,S2)の外に位置
    する上下一対のフランジ部(25a,25f)が上記シート
    (S1,S2)の表面に気密に接着されたことを特徴とす
    る空気袋。
  2. 【請求項2】 上記ボタン型弁(25)は、フランジ(2
    5m)付きの底壁(25g)と、上記第1および第2のシー
    ト(S1,S2)を貫通する円筒状脚(25h)とを有する弁
    本体(25b)と、該脚(25h)のすくなくとも一端にかぶ
    せられかつ空気注入口(25d)を有するフランジ型キャ
    ップ(25a)と、該キャップ(25a)と弁本体(25b)の
    脚(25h)の頂部弁座(25k)との間に挟まれるディスク
    状弾性弁体(25e)とを備え、弁本体(25e)の脚(25
    h)はその頂部弁座(25k)に軸方向の溝(25i)を有し、
    キャップ(25a)の空気注入口(25d)から注入された空
    気が弾性弁体(25e)を溝(25i)に向けて押し下げるこ
    とにより、該溝(25i)を通って上記空気室セル(18a)
    内に導かれるようにしたことを特徴とする請求項1記載
    の空気袋。
  3. 【請求項3】 上記ボタン型弁(25)は、空気注入口
    (25d)を有しかつフランジ(25f)付きの底壁(25g)
    と、上記第1および第2のシート(S1,S2)を貫通す
    る円筒状脚(25h)とを有する弁本体(25b)と、該脚
    (25h)のすくなくとも一端にかぶせられかつ空気注入
    口(25d)を有するフランジ型キャップ(25a)と、該脚
    (25h)内に収納される駒(25n)と、キャップ(25a)
    と駒(25n)の上方の頂部の弁座(25p)との間及び底壁
    (25g)と駒(25n)の下方の頂部の弁座(25p)との間
    にそれぞれ挟まれるディスク状弾性弁体(25e,25e))
    と、を備えてなり、駒(25n)はその上下の頂部に切欠
    空気通路(25q)を有し、キャップ(25a)の空気注入口
    (25d)叉は弁本体(25b)の底壁(25g)の空気注入口
    (25m)から注入された空気が各弾性弁体(25e)を各空
    気通路(25d,25m))に向けて押し下げることにより、
    上記溝(25i)を通って上記空気室セル(18a)内に導か
    れるようにしたことを特徴とする請求項1記載の空気
    袋。
  4. 【請求項4】 上記第1および第2のシート(S1,S
    2)は、それぞれの表面にヒートシール性の接着層を備
    えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    空気袋。
  5. 【請求項5】上記第1および第2のシート(S1,S2)
    の少なくとも一方に、絵柄印刷層叉は金属蒸着層を含む
    請求項1〜4のいずれかに記載の空気袋。
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