JP3513772B2 - 高いモジユラスを有するポリ(カルボン酸金属塩)グラフトゴム - Google Patents

高いモジユラスを有するポリ(カルボン酸金属塩)グラフトゴム

Info

Publication number
JP3513772B2
JP3513772B2 JP34680693A JP34680693A JP3513772B2 JP 3513772 B2 JP3513772 B2 JP 3513772B2 JP 34680693 A JP34680693 A JP 34680693A JP 34680693 A JP34680693 A JP 34680693A JP 3513772 B2 JP3513772 B2 JP 3513772B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal salt
rubber
copolymers
solution
graft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP34680693A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06206907A (ja
Inventor
ウイリアム・エル・ハーゲンロザー
フレデリク・ジエイ・ラバグナニ
ジヨン・エム・ドシヤク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Publication of JPH06206907A publication Critical patent/JPH06206907A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3513772B2 publication Critical patent/JP3513772B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F279/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of monomers having two or more carbon-to-carbon double bonds as defined in group C08F36/00
    • C08F279/02Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of monomers having two or more carbon-to-carbon double bonds as defined in group C08F36/00 on to polymers of conjugated dienes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F255/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of hydrocarbons as defined in group C08F10/00
    • C08F255/02Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of hydrocarbons as defined in group C08F10/00 on to polymers of olefins having two or three carbon atoms
    • C08F255/06Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of hydrocarbons as defined in group C08F10/00 on to polymers of olefins having two or three carbon atoms on to ethene-propene-diene terpolymers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F291/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to macromolecular compounds according to more than one of the groups C08F251/00 - C08F289/00
    • C08F291/02Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to macromolecular compounds according to more than one of the groups C08F251/00 - C08F289/00 on to elastomers

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、硬化した状態で高いモジュラス
の性質を有するポリ(カルボン酸金属塩)グラフトゴム
に関する。さらに詳しくは、本発明は重合した不飽和カ
ルボン酸金属塩をペンダント的にグラフトして有する不
飽和炭化水素ゴムの主鎖からなるグラフトコポリマーの
ゴムおよび前記グラフトコポリマーのゴムを製造する方
法に関する。
【0002】硬化した状態で高いモジュラスの性質を有
するゴムコンパウンドはこの分野において知られてい
る。このようなゴムコンパウンドは、天然ゴム、ジエン
ゴム、スチレン/ブタジエンゴム、EPDMゴムなど不
飽和カルボン酸の金属塩、例えば、ジメタクリル酸亜鉛
および有機過酸化物の硬化剤と混合することによって製
造されてきている。このタイプのゴムコンパウンドは、
ヘイエス(Hayes)らへの米国特許第4,500,4
66号、ヘイエス(Hayes)への米国特許第4,5
29,770号およびロウランド(Roland)への
米国特許第4,720,526号に記載されている。
【0003】上の特許に記載されているタイプのゴムコ
ンパウンドは、硬化した状態における物理的性質におい
て有意な利点、例えば、増加した強さを提供する。しか
しながら、このようなゴムコンパウンドは、別々に添加
する顔料としての金属塩の使用および過酸化物の硬化剤
のために有意な欠点を有する。こうして、このようなゴ
ムコンパウンドの混合は、望ましくない臭気の問題、硬
化の汚染、熱に対する過酸化物の感受性および混合装置
への金属塩の粘着をしばしば伴う。
【0004】したがって、このような欠点に悩まされな
いゴムおよびゴムコンパウンドの開発は高度に望ましい
目的である。本発明はこれらの欠点を克服する。
【0005】本発明によれば、硬化した状態で高いモジ
ュラスの性質を有するゴムコンパウンドを形成するため
に利用することができる、硫黄硬化性ポリ(カルボン酸
金属塩)グラフトコポリマーが提供される。ポリ(カル
ボン酸金属塩)グラフトコポリマーは、重合した不飽和
カルボン酸金属塩をペンダント的にグラフトして有する
不飽和炭化水素ゴムの主鎖からなる。これらのグラフト
コポリマーのゴムは、工程: (1)不飽和炭化水素ゴムを溶媒中に溶解してゴム溶液
を形成し、(2)不飽和カルボン酸の金属塩をゴム溶液
に添加し、(3)遊離基開始剤をゴム溶液に添加して反
応混合物を形成し、そして(4)生ずる反応混合物を約
40〜約150℃の温度に約0.1〜100時間の間加
熱する、からなる方法により製造される。
【0006】種々の不飽和炭化水素ゴムを利用してグラ
フトコポリマーのゴムのポリマーの主鎖を形成すること
ができる。好ましい不飽和炭化水素ゴムは、ジエンのポ
リマーまたはコポリマーおよびEPDMのターポリマー
を包含する。
【0007】グラフトコポリマーの主鎖からなることが
できるジエンのポリマーまたはコポリマーは、共役ジエ
ンのホモポリマーおよび共役ジエンとビニル芳香族炭化
水素とのコポリマーを包含する。ホモポリマーまたはコ
ポリマーの形成に使用することができる適当なジエンの
モノマーは、1,3−ブタジエン、イソプレン、1,3−
ペンタジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、
1,3−ヘキサジエンなどを包含する。好ましいジエン
のモノマーは1,3−ブタジエンおよびイソプレンであ
る。コポリマーの形成に使用できる適当なビニル芳香族
炭化水素のモノマーは、スチレン、α−メチルスチレ
ン、p−メチルスチレン、ビニルトルエン、ビニルナフ
タレンなどを包含する。好ましいビニル芳香族炭化水素
のモノマーはスチレンである。
【0008】ジエンのコポリマーは、約95〜約50重
量%のジエン含量および約5〜約50重量%のビニル芳
香族炭化水素の含量を有することができ、好ましいコポ
リマーは約95〜約65重量%のジエン含量および約5
〜約35重量%のビニル芳香族炭化水素の含量を有す
る。
【0009】使用することができるジエンのポリマーま
たはコポリマーは乳濁液または溶液の両者の製造したジ
エンのポリマーまたはコポリマー、例えば、ポリブタジ
エン、ポリイソプレン、スチレン/ブタジエンゴム(S
BR)などを包含する。ある数のこれらのタイプのポリ
マーおよびゴムは商業的に入手可能であり、そして商業
的に入手可能なゴムを必要に応じて利用することができ
る。あるいは、グラフトコポリマーの製造前にジエンの
ポリマーまたはコポリマーを別々に製造することができ
る。好ましいジエンのポリマーまたはコポリマーは溶液
のポリマーである。
【0010】ジエンのポリマーまたはコポリマーは、よ
く知られている方法において、1種または2種以上のモ
ノマーをアニオン性開始剤の存在下に炭化水素の溶媒中
に溶解することによって製造できる。ジエンのポリマー
またはコポリマーのビニルまたは1,2−微小構造をコ
ントロールしかつコポリマーのランダム化を実施するた
めに、これは適当な極性の変性剤、例えば、エーテルま
たは第3アミンを重合混合物の中に含めることによって
容易に達成することができる。
【0011】このようなジエンのポリマーまたはコポリ
マーの製造において使用することができるアニオン性開
始剤は、ジエンのポリマーまたはコポリマーの製造のた
めに有用であることがこの分野において知られている任
意の有機アルカリ金属の開始剤であることができる。好
ましい開始剤は、有機リチウムの開始剤、ことにアルキ
ルリチウムの開始剤である。使用できる適当な有機リチ
ウム開始剤は、エチルリチウム、n−ブチルリチウム、
テトラメチレンジリチウム、ヒドロキシルリチウム、シ
クロヘキシルリチウム、フェニルリチウム、トリルリチ
ウムなどを包含する。とくに好ましい開始剤はn−ブチ
ルリチウムである。
【0012】また、錫を含有する末端基を有するジエン
のポリマーまたはコポリマーをグラフトコポリマーの主
鎖として使用することができる。このようなジエンのポ
リマーまたはコポリマーは、炭化水素の溶媒中で錫を含
有する開始剤の存在下に1種または2種以上のモノマー
を重合することによって製造できる。このような開始剤
は、適当な溶媒の存在下のトリ有機置換錫ハロゲン化物
またはヘキサ有機置換ジ錫化合物とリチウム金属と反応
生成物である。一般式R3SnXを有するトリ有機置換
錫ハロゲン化物は好ましい。有機部分Rは約1〜約20
個の炭素原子を有するアルキル、約3〜約20個の炭素
原子を有するシクロアルキル、約6〜約20個の炭素原
子を有するアリールおよび約7〜約20個の炭素原子を
有するアラルキルである。典型的なアルキルは、n−ブ
チル、s−ブチル、メチル、イソプロピルなどを包含す
る。シクロアルキルはシクロヘキシル、シクロヘプチル
などを包含する。アリールおよびアラルキル基はフェニ
ル、ベンジルなどを包含する。
【0013】適当な開始剤は、また、他の手段により製
造することができる。例えば、開始剤は錫−錫結合を含
有するヘキサ有機置換ジ錫化合物R3SnSnR3とリチ
ウム金属との反応生成物として形成することができる
(ここでRは前に定義した通りである)。好ましいジ錫
化合物は6〜12個の炭素原子を有し、例えば、ヘキサ
ブチル錫である。
【0014】開始剤は属性93〜約99重量%の有機錫
化合物および約1〜約7重量%のリチウムの反応生成物
であることが好ましい。
【0015】トリ有機置換錫のハロゲン化物の置換基X
は塩素および臭素を包含する。リチウムは好ましくはリ
チウム金属の形態で反応成分として存在し、そして鉱油
中の分散液として存在することもできる。好ましくは、
使用する溶媒はテトラヒドロフラン、テトラメチルエチ
レンジアミンまたはジエチレンメチルエーテル(ジグリ
ム)である。
【0016】トリ有機置換錫ハロゲン化物とリチウムと
の所望の反応生成物は、トリ有機置換錫リチウム化合物
である。好ましい開始剤は一般式R3SnLiを有し、
ここでRは上に定義した通りである。1つの好ましい触
媒は、テトラヒドロフラン中で塩化トリブチル錫とリチ
ウム金属とを反応させてトリブチル錫リチウムを形成す
る反応の生成物である。
【0017】錫を含有する末端基を有するジエンのポリ
マーまたはコポリマーを製造する手順およびこのような
手順において使用する錫を含有する開始剤のいっそう詳
細な説明について、欧州特許出願公開第493,839
号、1992年6月8日公開(開示をここに引用によっ
て加える)を参照することができる。
【0018】ジエンのポリマーまたはコポリマーの製造
において使用できる炭化水素の溶媒は、モノマー、開始
剤および変性剤が可溶性である芳香族および脂肪族の炭
化水素を包含する。適当な炭化水素の溶媒は、ヘキサ
ン、ヘプタン、ペンタン、オクタン、シクロヘキサン、
シクロヘプタン、シクロペンタン、メチルシクロヘキサ
ン、ベンゼンおよびトルエンを包含する。好ましい炭化
水素の溶媒はヘキサンおよびトルエンである。
【0019】ジエンのポリマーまたはコポリマーの1,
2−微小構造の含量をコントロールしかつコポリマーの
ランダム化を実施するために使用できる極性変性剤は、
その目的に有用であることがジエンのポリマーまたはコ
ポリマーの分野において従来知られているのもの任意の
ものであることができる。適当な極性変性剤は次のもの
を包含する:エーテル、例えば、テトラヒドロフラン
(THF)、1,4−ジオキサン、モノグリコールメチ
ルエーテル(モノグリム)、ジグリコールメチルエーテ
ル(ジグリム)、トリグリムメチルエーテル(トリグリ
ム)および米国特許第4,429,091号に記載されて
いるオリゴマーのオキソラニルアルカン化合物、例え
ば、ビス(2−オキソラニル)メタン、2,2−ビス
(2−オキソラニル)プロパン;1,1−ビス(2−オ
キソラニル)エタン;2,2−ビス(5−メチル−2−
オキソラニル)プロパンなどおよび第3アミン化合物、
例えば、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリ
ブチルアミン、N,N,N′,N′−テトラメチルエチレ
ンジアミン(TMEDA)、ジピペリジノエタンなど。
好ましい極性変性剤はTMEDAおよびオリゴマーのオ
キソラニルプロパンである。本発明のグラフトコポリマ
ーの主鎖部分として使用するジエンのポリマーまたはコ
ポリマーは約10〜約70%の範囲の1,2−微小構造
の含量を有することができ、好ましいジエンのポリマー
またはコポリマーは15〜60%の1,2−微小構造の
含量を有する。特定の1,2−微小構造の含量を有する
ジエンのポリマーまたはコポリマーの製造は、ある数の
因子、例えば、特定の開始剤、極性変性剤のタイプ、変
性剤/開始剤の比および重合温度に依存する。
【0020】15〜90%またはそれ以上の1,2−微
小構造の含量を有するジエンのポリマーおよびコポリマ
ーを製造する方法の例示は、多数の特許および刊行物、
例えば、次の特許および刊行物に記載されている:米国
特許第3,451,988号および米国特許第4,264,
753号および刊行物「アルキルリチウムの重合および
共重合(Alkyllithium Polymeri
zations and Cpolymerizati
on)、ジャーナル・オブ・ポリマー・サイエンス(J
ournal of Polymer Scienc
e)、部A−1、Vol.10、p.1319−133
4(1972):それらの開示をここに引用によって加
える。
【0021】重合の当業者は、ここに引用によって加え
た開示を利用することによって、所望の1,2−微小構
造の含量を有するジエンのポリマーまたはコポリマーを
得るために必要な開始剤のタイプ、極性変性剤のタイ
プ、必要な変性剤/開始剤の比および重合条件を容易に
決定することができるであろう。
【0022】EPDMターポリマーのゴムを使用して本
発明のグラフトコポリマーの主鎖部分を形成することが
できる。
【0023】用語「EPDM」はASTM標準規格−D
−1418−64の中に見いだされるその規定の意味に
おいて使用し、そしてエチレン、プロピレンおよびジエ
ンモノマーのターポリマーを意味することを意図する。
このようなターポリマーを製造する方法は米国特許第
3,280,082号および英国特許第1,030,28
9号(それらの開示をここに引用によって加える)に例
示されている。好ましいターポリマーは約40〜約80
重量%のエチレンおよび約1〜約10重量%のジエンを
含有し、ターポリマーの残部はプロピレンである。
【0024】EPDMターポリマーを形成するとき使用
するジエンのモノマーは好ましくは非共役ジエンであ
る。使用できる非共役ジエンの例示は次の通りである:
ジシクロペンタジエン、アルキルジシクロペンタジエ
ン、1,4−ペンタジエン、1,4−ヘキサジエン、1,
5−ヘキサジエン、1,4−ヘプタジエン、2−メチル
−1,5−ヘキサジエン、シクロオクタジエン、1,4−
オクタジエン、1,7−オクタジエン、5−エチリデン
−2−ノルボルネン、5−n−プロピリデン−2−ノル
ボルネン、5−(2−メチル−2−ブテニル)−2−ノ
ルボルネンなど。典型的なEPDMはヴィスタロン(V
istalon)2504(エクソン・ケミカル・カン
パニー)であり、これは約40のムーニイ粘度(ML、
1+8、100℃)および50重量%のエチレン、45
重量%のプロピレンおよび5.0重量%の5−エチリデ
ン−2−ノルボルネン、およびGPCにより測定した約
47,000のMnおよびGPCにより測定した約17
4,000のMwを有するターポリマーである。
【0025】好ましいEPDMはロイアレン(Roya
lenR)521(ユニロイアル・ケミカル・カンパニ
ー)であり、これは約50のムーニイ粘度(ML/4/
100℃)および50重量%のエチレン、43重量%の
プロピレンおよび6.6重量%のエチリデンノルボルネ
ンを有するターポリマーである。
【0026】示すように、重合した不飽和カルボン酸金
属塩はグラフトコポリマーの不飽和炭化水素ゴムの主鎖
にペンダント的にグラフトされている。金属塩の形成に
使用できる不飽和カルボン酸は、3〜8個の炭素原子を
有するα,β−エチレン系不飽和カルボン酸、例えば、
アクリル酸、メタクリル酸、桂皮酸およびクロトン酸で
あり、それらのうちでアクリル酸およびメタクリル酸が
好ましい。金属塩の形成に使用できる適当な金属イオン
は、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウ
ム、亜鉛、バリウム、アルミニウム、錫、ジルコニウ
ム、リチウムおよびカドミウムのイオンであり、それら
のうちで亜鉛およびマグネシウムが好ましい。金属イオ
ンは好ましくはカルボン酸の塩の形態で導入する。好ま
しい金属塩はジメタクリル酸亜鉛である。
【0027】グラフトコポリマーは比較的複雑でない手
順により製造することができる。こうして、グラフトコ
ポリマーはまず前述のタイプの不飽和炭化水素ゴム、例
えば、ポリブタジエンを溶媒、例えば、ヘキサン中に溶
解し、次いで不飽和カルボン酸の金属塩、例えば、ジメ
タクリル酸亜鉛をポリマー溶液に添加し、遊離基開始
剤、例えば、アゾ−ビス−イソブチロニトリルをポリマ
ー溶液に添加し、次いで反応混合物を約40〜約150
℃の温度に約0.1〜100時間の間加熱してグラフト
コポリマーを形成することによって製造することができ
る。
【0028】不飽和炭化水素ゴムは、ゴムまたはゴム状
ポリマーおよび遊離基開始剤の両者を溶解可能な任意の
溶媒の中に溶解することができる。しかしながら、好ま
しい溶媒は、もとのポリマーを製造した炭化水素の溶媒
である。こうして、好ましい溶媒は前述の炭化水素の溶
媒であり、これらのうちでヘキサンおよびトルエンはと
くに好ましい。
【0029】金属塩(例えば、ジメタクリル酸亜鉛)は
好ましくは適当な反応器の中に含有された得られたポリ
マー溶液に微細粉末の形態で撹拌しながら窒素雰囲気下
に添加して、ポリマー溶液中の金属塩の分散液を形成す
る。必須ではないが、金属塩をポリマー溶液に界面活性
剤と一緒に添加して、ポリマー溶液中の金属塩のいっそ
う安定な分散液を形成することがしばしば望ましかつ好
ましい。その目的に好ましい界面活性剤は、ローム・ア
ンド・ハース・カンパニーから表示トリトン(Trit
on)X−15、トリトン−45およびトリトンX−1
00で入手可能である非イオン性オクチルフェノキシポ
リエトキシエタノール界面活性剤である。
【0030】示すように、次いで金属塩を含有するポリ
マー溶液に遊離基開始剤を添加して、ポリマーの主鎖へ
の金属塩のグラフト重合を実施する。一般に、開始剤の
添加前にポリマー溶液および分散した塩を含有する反応
器を密閉し、次いで開始剤を液体の形態で圧力下に反応
器に添加することが好ましい。その目的でポリマー溶液
に添加することができる適当な遊離基開始剤は、ジ−s
−ブチルペルオキシジカーボネート、t−アミルペルオ
キシピバレート、2,5−ジメチル−2,5−ジ−(2−
エチルヘキサノイル−ペルオキシ)ヘキサン、t−アミ
ルペルオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ブチル
−2−エチルヘキサノエート、2,2−アゾ−ビス−
(2−メチルプロピオニトリル)などを包含する。
【0031】遊離基開始剤の添加が完結した後、反応混
合物を約40〜約150℃の温度に約0.1〜100時
間の間加熱してグラフトコポリマーを生成する。
【0032】グラフトコポリマーは種々の普通の方法、
例えば、アルコール凝固、水蒸気溶解化、熱的溶解化な
どにより反応媒質から回収することができる。さらに、
溶媒をグラフトコポリマーからドラム乾燥、真空乾燥な
どにより除去することができる。
【0033】示すように、本発明のグラフトコポリマー
は重合した不飽和カルボン酸金属塩をペンダント的にグ
ラフトして有する不飽和炭化水素ゴムの主鎖からなる。
グラフトコポリマーは約98〜約45重量%の不飽和炭
化水素ゴムおよび約2〜約55重量%の重合した不飽和
カルボン酸金属塩を含有する。
【0034】本発明のグラフトコポリマーは硫黄硬化性
であり、そして硬化したとき、低い歪み(すなわち、5
0%)の測定値において高いモジュラスの性質を示す。
グラフトコポリマーは、普通のゴムの性質、例えば、カ
ーボンブラック、充填剤、加工油、促進剤などと配合す
ることができる。さらに、グラフトコポリマーは種々の
他のゴム、例えば、天然ゴム、ポリブタジエン、ポリイ
ソプレン、EPDMなどとブレンドして、タイヤ、工業
用ゴム製品、成形したゴム製品などにおいて実用性を有
するゴムコンパウンドを形成することができる。
【0035】次の実施例によって、本発明をさらに説明
する。これらの実施例は本発明を限定しない。特記しな
い限り、部および百分率は重量による。
【0036】
【実施例】実施例1 30.0gの55のムーニイ粘度(ML/4/100
℃)および12%のビニル含量を有する普通のポリブタ
ジエンゴムを500ccのテトラヒドロフラン(TH
F)と一緒に、28オンスのびんの中に供給した。ゴム
が溶解した後、米国特許第4,500,466号に記載さ
れている方法に実質的に従い製造したジメタクリル酸亜
鉛の30.0gをびんに添加した。次いで、2.0gのア
ゾ−ビス−イソブチロニトリル開始剤(AIBN)をび
んに添加した。びんを密閉し、次いで50℃に1時間、
そして70℃に24時間加熱した。生ずるグラフトコポ
リマーを反応媒質から溶媒の蒸発により回収した。
【0037】実施例2〜6 これらの実施例は、主鎖のポリマーがエチレン/プロピ
レン/ジエンモノマーのターポリマー(EPDM)であ
るグラフトコポリマーの製造を例示する。
【0038】これらの実施例において、グラフトコポリ
マーを実施例1の手順に実質的に従い28オンスのびん
の中で製造した。こうして、5本のびんの各々に60g
のロイアレン(Royalen)521のEPDM、3
0gのジメタクリル酸亜鉛および500ccのヘキサン
を供給した。開始剤のタイプおよび量をグラフト共重合
条件とともに変化させた。生ずるグラフトコポリマーを
ムーニイ粘度(ML/4/100℃)について試験し、
そしてグラフト%について分析した。開始剤のタイプお
よび量、ムーニイ粘度およびグラフト%を表IIに示
す。
【0039】
【表1】
【0040】50ccの水で希釈した5ccの濃HCl
の溶液中で2.000g(W0)を撹拌することによっ
て亜鉛を除去し、次いで40ccのTHFを混合した。
コポリマーがドラム乾燥器からの薄い多孔質ロールの形
態である場合、少なくとも2時間を必要とした。より圧
縮される試料が得られたとき、それをまず小さい片(最
大6mmの厚さ)に切断する場合、同一の時間を使用す
ることができた。これが不可能であった場合、抽出時間
を6時間まで延長した。70時間まで連続することによ
って、追加の抽出可能な物は除去されなかった。
【0041】濾過および100ccの水を使用する3回
の洗浄により、ゴムを回収した。試料を60℃〜100
℃において真空乾燥して、ポリメタクリル酸(Wd)と
グラフトするゴムを得た。グラフト%を次の式により計
算した。
【0042】
【数1】
【0043】ここでfrはグラフトコポリマーの中に存
在するゴムの重量分率であり、そして0.731は、亜
鉛の酸抽出後、メタクリル酸亜鉛の中に存在するであろ
うポリメタクリル酸の計算した最大重量である。
【0044】実施例7〜10 これらの実施例は、異なる主鎖のポリマーを使用する本
発明のグラフトコポリマーの製造を例示する。
【0045】次の一般手順を使用してグラフトコポリマ
ーを製造した:撹拌機、温度計および窒素入口を装備し
た2ガロンの反応器に、644gのポリマーおよび5.
48ポンドのヘキサンを供給した。ゴムが溶解した後、
1.25mlのトリトンX−15、トリトンX−45お
よびトリトンX−100の界面活性剤および322gの
ジメタクリル酸亜鉛粉末を反応器に添加した。次いで反
応器を密閉し、そして窒素でパージしてすべての酸素を
除去した。次いで、生ずる反応混合物を撹拌してジメタ
クリル酸亜鉛粉末を溶液の中に均一に分散した。次い
で、使用する遊離基過酸化物開始剤に所望の温度に反応
器を加熱した。過酸化物をヘキサン中で希釈し、次いで
反応器の中に圧入すると同時に固体の開始剤は溶解し
て、反応器への添加前に、トルエン中の4%の溶液を形
成した。溶媒を生ずるグラフトコポリマーからドラム乾
燥により除去し、そしてコポリマーを酸化防止剤と混合
した。
【0046】生ずるグラフトコポリマーをムーニイ粘度
(ML/4/100℃)について試験し、そしてグラフ
ト%について分析した。ポリマーのタイプ、開始剤のタ
イプおよび量、グラフト共重合条件、ムーニイ粘度およ
びグラフト%を表IIIに示す。
【0047】
【表2】
【0048】グラフトしたジメタクリル酸亜鉛のグラフ
トコポリマーの物理的性質への効果を、以下の実施例に
より例示する。
【0049】実施例11〜13 これらの実施例において、実施例10のベースの(すな
わち、非グラフト)SBRに種々のレベルのジメタクリ
ル酸亜鉛(以後Zn(MA)2と略す)をグラフトするこ
とによって、グラフトコポリマーを製造した。
【0050】実施例7〜10のグラフトコポリマーの製
造において使用した手順に実質的に従い、グラフトコポ
リマーを製造した。グラフトコポリマー中のポリZn
(MA)2の%およびグラフト%を表IVに示す。
【0051】
【表3】
【0052】上のグラフトコポリマーを硫黄および促進
剤と配合した。比較の目的で、実施例10のベースのS
BRを酸化亜鉛、ステアリン酸、硫黄および促進剤と配
合して対照とした。
【0053】ゴムコンパウンドは次の組成を有した:
【0054】
【表4】
【0055】上のコンパウンドを混合し、硬化しそして
室温において応力−歪みの性質について試験した。試験
および試験結果を表Vに示す。
【0056】
【表5】
【0057】上のデータから明らかなように、本発明の
グラフトコポリマーは硬化した状態で高いモジュラスを
示す。
【0058】本発明の主な特徴および態様は、次の通り
である。
【0059】1、重合した不飽和カルボン酸金属塩をペ
ンダント的にグラフトして有する不飽和炭化水素ゴムの
主鎖からなるグラフトコポリマー。
【0060】2、前記不飽和炭化水素ゴムがジエンのポ
リマーまたはコポリマーおよびエチレン/プロピレン/
ジエンモノマーのターポリマーから成る群より選択され
る上記第1項記載のグラフトコポリマー。
【0061】3、前記ジエンのポリマーまたはコポリマ
ーが錫の末端基を有する上記第2項記載のグラフトコポ
リマー。
【0062】4、前記ジエンのポリマーまたはコポリマ
ーがポリブタジエン、ポリイソプレンおよびスチレン/
ブタジエンのコポリマーから成る群より選択される上記
第2項記載のグラフトコポリマー。
【0063】5、前記金属塩がα,β−エチレン系不飽
和カルボン酸の金属塩である上記第1項記載のグラフト
コポリマー。
【0064】6、前記金属塩がジメタクリル酸亜鉛であ
る上記第1項記載のグラフトコポリマー。
【0065】7、前記グラフトコポリマーが約98〜約
45重量%の不飽和炭化水素ゴムおよび約2〜約55重
量%の重合した不飽和カルボン酸金属塩を含有する、上
記第1項記載のグラフトコポリマー。
【0066】8、工程: (1)不飽和炭化水素ゴムを溶媒中に溶解してゴム溶液
を形成し、(2)不飽和カルボン酸の金属塩を前記溶液
に添加し、(3)遊離基開始剤を前記溶液に添加して反
応混合物を形成し、そして(4)生ずる反応混合物を約
40〜約150℃の温度に約0.1〜100時間の間加
熱する、からなる、重合した不飽和カルボン酸金属塩を
ペンダント的にグラフトして有する不飽和炭化水素ゴム
の主鎖からなるグラフトコポリマーを製造する方法。
【0067】9、工程(2)の前に前記ゴムの溶液に界
面活性剤を添加することをさらに含む上記第8項記載の
方法。
【0068】10、前記不飽和炭化水素ゴムがジエンの
ポリマーまたはコポリマーおよびエチレン/プロピレン
/ジエンモノマーのターポリマーから成る群より選択さ
れる上記第8項記載の方法。
【0069】11、前記ジエンのポリマーまたはコポリ
マーが錫の末端基を有する上記第10項記載の方法。
【0070】12、前記ジエンのポリマーまたはコポリ
マーがポリブタジエン、ポリイソプレンおよびスチレン
/ブタジエンのコポリマーから成る群より選択される上
記第10項記載の方法。
【0071】13、前記金属塩がα,β−エチレン系不
飽和カルボン酸の金属塩である上記第8項記載の方法。
【0072】14、前記金属塩がジメタクリル酸亜鉛で
ある上記第8項記載の方法。
【0073】15、前記遊離基開始剤が過酸化物の開始
剤である上記第8項記載の方法。
【0074】16、前記過酸化物の開始剤がアゾ−ビス
−イソブチロニトリルである上記第15項記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−207709(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08C 19/28 C08F 279/00 - 279/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重合した不飽和カルボン酸金属塩を溶液
    に溶解した均一系でグラフト化させて得た不飽和カルボ
    ン酸金属塩重合体をペンダント的にグラフトして有する
    不飽和炭化水素ゴムの主鎖からなるグラフトコポリマ
    ー。
  2. 【請求項2】 工程: (1)不飽和炭化水素ゴムを溶媒中に溶解してゴム溶液
    を形成し、 (2)不飽和カルボン酸の金属塩を前記溶液に添加し、 (3)遊離基開始剤を前記溶液に添加して反応混合物を
    形成し、 (4)生ずる反応混合物を約40〜約150℃の温度に
    約0.1〜100時間の間加熱する、 からなる、重合した不飽和カルボン酸金属塩をペンダン
    ト的にグラフトして有する不飽和炭化水素ゴムの主鎖か
    らなるグラフトコポリマーを製造する方法。
JP34680693A 1992-12-30 1993-12-27 高いモジユラスを有するポリ(カルボン酸金属塩)グラフトゴム Expired - Fee Related JP3513772B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US99951692A 1992-12-30 1992-12-30
US999516 1992-12-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06206907A JPH06206907A (ja) 1994-07-26
JP3513772B2 true JP3513772B2 (ja) 2004-03-31

Family

ID=25546439

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34680693A Expired - Fee Related JP3513772B2 (ja) 1992-12-30 1993-12-27 高いモジユラスを有するポリ(カルボン酸金属塩)グラフトゴム

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5962593A (ja)
EP (1) EP0606597B1 (ja)
JP (1) JP3513772B2 (ja)
CA (1) CA2112293A1 (ja)
DE (1) DE69317753T2 (ja)
ES (1) ES2113993T3 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5464899A (en) * 1992-12-30 1995-11-07 Bridgestone Corporation High modulus low hysteresis rubber compound for pneumatic tires
US5731371A (en) * 1995-12-18 1998-03-24 Lisco, Inc. ZDMA grafted HNBR in a one-piece golf ball
FR2779731B1 (fr) * 1998-06-11 2000-08-11 Hutchinson Composition d'elastomere a base d'epdm et courroie de transmission de puissance realisee essentiellement en cet elastomere
US7378465B2 (en) * 2001-04-04 2008-05-27 Bridgestone Corporation Tire components having improved modulus
CN100434468C (zh) * 2006-09-14 2008-11-19 上海交通大学 一种无卤阻燃三元乙丙橡胶的制备方法
JP2010150312A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Jsr Corp グラフト重合体の製造方法
US9556297B2 (en) * 2011-12-31 2017-01-31 Bridgestone Corporation Functionalized polymer
EP3992219A1 (en) * 2020-10-28 2022-05-04 Continental Reifen Deutschland GmbH Sulfur-crosslinkable rubber composition comprising a graft copolymer

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1520254A (en) * 1974-12-30 1978-08-02 Uniroyal Ltd Golf balls
JPS5950191B2 (ja) * 1978-11-14 1984-12-06 三井化学株式会社 ホツトメルト型粘着剤組成物
US4713409A (en) * 1982-09-21 1987-12-15 The Firestone Tire & Rubber Company Vulcanizable polymeric compositions containing a zinc dimethacrylate adjuvant and method for preparing the adjuvant
US4500466A (en) * 1982-09-21 1985-02-19 The Firestone Tire & Rubber Company Method for preparing a zinc dimethacrylate powder having a specific surface area range
US4495326A (en) * 1984-01-09 1985-01-22 The Firestone Tire & Rubber Company Rubber compounds containing zinc dimethacrylate
JPS62112640A (ja) * 1985-11-09 1987-05-23 Toyo Tire & Rubber Co Ltd タイヤトレツド用ゴム組成物
CA1326720C (en) * 1987-12-31 1994-02-01 Michael John Modic Impact resistant blends of polar thermoplastic polymers and modified block copolymers
US4929684A (en) * 1988-06-17 1990-05-29 Bridgestone/Firestone, Inc. Stiff sidewalls for pneumatic tires
JPH02170848A (ja) * 1988-12-23 1990-07-02 Nippon Oil & Fats Co Ltd ゴム系ミクロゲル分散液、その製造方法及びこの分散液を含有する塗料組成物
US5217807A (en) * 1989-01-17 1993-06-08 Uniroyal Chemical Company, Inc. Metal acrylates as rubber-to-metal adhesion promoters
US5126501A (en) * 1991-01-23 1992-06-30 General Tire, Inc. Elastomeric compositions and tire belt structure

Also Published As

Publication number Publication date
CA2112293A1 (en) 1994-07-01
JPH06206907A (ja) 1994-07-26
EP0606597B1 (en) 1998-04-01
ES2113993T3 (es) 1998-05-16
US5962593A (en) 1999-10-05
EP0606597A1 (en) 1994-07-20
DE69317753T2 (de) 1998-07-30
DE69317753D1 (de) 1998-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1303264C (en) Modified diene polymer rubbers
KR100258271B1 (ko) 음이온성 중합 개질제
JP2014167133A (ja) 連成重合体およびその製造方法
HUE031644T2 (en) Modified polymer preparations
JP3513772B2 (ja) 高いモジユラスを有するポリ(カルボン酸金属塩)グラフトゴム
JP4486318B2 (ja) 高ビニル含量のゴムの合成
JP3431284B2 (ja) ブロック共重合体の製造方法
CN112955332B (zh) 氨基硅烷基官能化共轭二烯、其制备及在橡胶制造中的应用
CN113329890B (zh) 双甲硅烷基氨基官能化共轭二烯烃、其制备及在橡胶生产中的应用
JP6724018B2 (ja) 機能化弾性ポリマー組成物、その製造方法及びその架橋ゴム組成物
DE60107179T2 (de) Synthese von Styrol-Isopren Kautschuk
WO2016104986A1 (ko) 변성 공액디엔계 중합체 및 그를 포함하는 조성물
KR101692794B1 (ko) 클로라이드 함량이 적은 폴리부타디엔
JP5370076B2 (ja) 共役ジエン重合体変性物及びその製造方法
US6566465B1 (en) Method for polymerizing conjugated diolefins (dienes) with catalysts based on vanadium compounds in the presence of vinylaromatic solvents
JPH0692469B2 (ja) 耐衝撃性ポリスチレン系樹脂およびその製造法
JP2011127035A (ja) 共役ジエン重合体変性物及びその製造方法
US6384164B2 (en) Process for the preparation of a branched diene elastomer via an anionic route
JP2658295B2 (ja) 耐衝撃性芳香族ビニル系樹脂の製造方法
US3781262A (en) Process for metalation
JPS5918709A (ja) 共役ジエン系重合体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031226

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080123

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090123

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090123

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100123

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees