JP3513435B2 - 記録ヘッド、記録ヘッドを用いた記録装置および記録ヘッドの制御方法 - Google Patents

記録ヘッド、記録ヘッドを用いた記録装置および記録ヘッドの制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録ヘッド、記録
ヘッドを用いた記録装置および記録ヘッドの制御方法に
関し、特に、記録ヘッドとその記録ヘッドを用いた記録
装置とのデータの送受信に関するものである。
【0002】なお、本発明は、一般的なプリント装置の
ほか、複写機、通信システムを有するファクシミリ、プ
リント部を有するワードプロセッサ等の装置、さらには
各種処理装置と複合的に組み合わされた産業用記録装置
に適用することができる。
【0003】
【従来の技術】例えばワードプロセッサ、パーソナルコ
ンピュータ、ファクシミリ等に於ける情報出力装置とし
て、所望される文字や画像等の情報を用紙やフィルム等
シート状の記録媒体に記録を行うプリンタがある。
【0004】プリンタの記録方式としては様々な方式が
知られているが、用紙等の記録媒体に非接触記録が可能
である、カラー化が容易である、静粛性に富む、等の理
由でインクジェット方式が近年特に注目されており、又
その構成としては所望される記録情報に応じてインクを
吐出する記録ヘッドを装着すると共に用紙等の記録媒体
の送り方向と直角な方向に往復走査しながら記録を行な
うシリアル記録方式が安価で小型化が容易などの点から
一般的に広く用いられている。
【0005】記録ヘッドへ入力される記録情報などのデ
ータは、一般的に記録ヘッドの外部から印加されるクロ
ック信号に同期して記録ヘッドへ入力される。
【0006】また、記録ヘッド内に、特開平10−25
1479号公報に示されるように、温度センサとその出
力をデジタル情報に変換してパルス信号として出力する
A/D変換器を設けることや、記録素子の製造過程での
バラツキに起因する素子特性を記憶するメモリを搭載す
ることが知られている。このような情報を記録ヘッドか
ら読み取る際にも、外部から印加されるクロック信号に
同期して記録ヘッドからデータが出力される。
【0007】そして、記録ヘッド内部の回路を簡略化す
べく、これらデータの入力および読み取りに用いられる
クロック信号を同一として、記録ヘッドへのデータの入
出力が同一の周波数で行われるように構成されていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
記録密度(記録画素数)の高密度化と共に記録速度の向
上が求められており、これを達成するため記録ヘッドを
多数の記録素子(ノズル)を高密度で備える構成とし、
各記録素子を駆動する周波数並びに記録データの転送速
度を高速化する必要が生じている。
【0009】このために記録データの転送速度の基準と
なるクロック信号の周波数を高くすると、記録ヘッドか
らのデータの読み取りの際に、記録ヘッド内部に設けら
れたセンサなどの出力を処理するアナログ回路の応答速
度をより高速とする必要が生じる。
【0010】特に、記録ヘッド内の温度センサの出力を
記録ヘッド内に設けたA/D変換器によりデジタル信号
に変換してプリンタ本体に送信する場合、記録速度の高
速化のために高い周波数となったクロック信号に同期さ
せて出力させるためには、A/D変換器および出力回路
の応答速度の高速化が必要となり、設計マージンの縮小
による歩留まり低下や、回復規模が大きくなるなどの問
題が発生する。
【0011】また、高周波のクロック信号により、記録
ヘッド内部および記録ヘッドとプリンタ本体を接続する
配線部などで高周波ノイズが発生しやすくなり、このノ
イズによりA/D変換器などのアナログ信号処理を行う
回路が影響を受け、出力されるデータの精度劣化を引き
起こすなどの問題が発生する。
【0012】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、記録データの入力速度を高速化
しつつ、記録ヘッドの状態に関する情報を適切な速度で
出力することができる記録ヘッド、記録ヘッドを用いた
記録装置および記録ヘッドの制御方法を提供することを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の記録ヘッドは、複数の記録素子を備え、入
力された記録データに従って各記録素子を駆動して記録
を行う記録ヘッドであって、外部から周波数の異なる複
数のクロック信号をクロック信号線を共用して受けるた
めのクロック信号入力端子と、前記クロック信号入力端
子に供給された第1の周波数のクロック信号に同期して
入力された前記記録データを、前記記録素子の配列に応
じたデータに変換する入力手段と、前記入力手段に入力
された記録データをラッチ信号に応じてラッチするラッ
チ回路と、前記クロック信号入力端子に供給され、前記
第1の周波数より低い周波数である第2の周波数のクロ
ック信号に同期して、前記ラッチ信号が前記ラッチを行
わせる状態に対して反転している期間に、前記記録ヘッ
ドの状態に関する情報を外部に出力する出力手段とを備
えている。
【0014】上記目的は、このような記録ヘッドを用い
て記録を行う記録装置であって、前記第1の周波数のク
ロック信号および前記第2の周波数のクロック信号を生
成するクロック信号生成手段を備える本発明の記録装置
によって達成される。
【0015】また、上記目的を達成する本発明の記録ヘ
ッドの制御方法は、複数の記録素子を備え、入力された
記録データに従って各記録素子を駆動して記録を行う記
録ヘッドの制御方法であって、外部から周波数の異なる
複数のクロック信号をクロック信号線を共用して受ける
クロック信号入力工程と、前記クロック信号入力工程で
外部から供給された第1の周波数のクロック信号に同期
して入力された前記記録データを、前記記録素子の配列
に応じたデータに変換する入力工程と、前記入力工程で
入力された記録データをラッチ信号に応じてラッチ回路
にラッチするラッチ工程と、前記クロック信号入力工程
外部から供給された前記第1の周波数より低い第2の
周波数のクロック信号に同期して、前記ラッチ信号が前
記ラッチを行わせる状態に対して反転している期間に、
前記記録ヘッドの状態に関する情報を外部に出力する出
力工程と、外部から供給されるクロック信号の周波数に
従って、前記入力工程および前記出力工程の動作状態を
制御する制御工程とを備えている。
【0016】すなわち、記録装置本体側から第1の周波
数および第1の周波数より低い第2の周波数のクロック
信号をクロック信号線を共用して供給し、記録速度の高
速化に影響する記録データの入力は第1のクロック信号
に同期して行われ、記録ヘッドの状態に関する情報を出
力する際には、ラッチ信号がラッチを行わせる状態に対
して反転している期間に、第2のクロック信号に同期し
て出力を行うように制御する。
【0017】これにより、記録速度を高速化させつつ、
記録速度への影響のない記録ヘッド内に設けられたセン
サやメモリの読み取り時においては、高速化の困難な回
路の応答速度を考慮して低い周波数のクロックを用い、
回路規模の増大や使用する部品の高精度化を抑えてコス
トの上昇を抑え、かつクロックにより高周波ノイズが発
生して出力する記録ヘッドの状態に関する情報の精度が
劣化することを防止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の記
録装置に係る実施形態を説明する。
【0019】なお、以下に説明する実施形態では、イン
クジェット記録方式を用いた記録装置としてプリンタを
例に挙げ説明する。
【0020】なお、本明細書において、「プリント」
(「記録」という場合もある)とは、文字、図形等有意
の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、
また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであ
るか否かを問わず、広くプリント媒体上に画像、模様、
パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も
言うものとする。
【0021】ここで、「プリント媒体」とは、一般的な
プリント装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プ
ラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミック
ス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも言うもの
とする。
【0022】さらに、「インク」(「液体」と言う場合
もある)とは、上記「プリント」の定義と同様広く解釈
されるべきもので、プリント媒体上に付与されることに
よって、画像、模様、パターン等の形成またはプリント
媒体の加工、或いはインクの処理(例えばプリント媒体
に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供
され得る液体を言うものとする。
【0023】[装置本体]図1及び図2にインクジェッ
ト記録方式を用いたプリンタの概略構成を示す。図1に
おいて、この実施形態におけるプリンタの外殻をなす装
置本体M1000は、下ケースM1001、上ケースM
1002、アクセスカバーM1003及び排出トレイM
1004の外装部材と、その外装部材内に収納されたシ
ャーシM3019(図2参照)とから構成される。
【0024】前記シャーシM3019は、所定の剛性を
有する複数の板状金属部材によって構成され、記録装置
の骨格をなし、後述の各記録動作機構を保持するものと
なっている。また、前記下ケースM1001は装置本体
M1000の略下半部を、上ケースM1002は装置上
本体M1000の略上半部をそれぞれ形成しており、両
ケースの組合せによって内部に後述の各機構を収納する
収納空間を有する中空体構造をなし、その上面部及び前
面部にはそれぞれ開口部が形成されている。
【0025】さらに、前記排出トレイM1004はその
一端部が下ケースM1001に回転自在に保持され、そ
の回転によって下ケースM1001の前面部に形成され
る前記開口部を開閉させ得るようになっている。このた
め、記録動作を実行させる際には、排出トレイM100
4を前面側へと回転させて開口部を開成させることによ
り、ここから記録シートが排出可能となると共に排出さ
れた記録シートPを順次積載し得るようになっている。
また、排紙トレイM1004には、2枚の補助トレイM
1004a,M1004bが収納されており、必要に応
じて各トレイを手前に引き出すことにより、用紙の支持
面積を3段階に拡大、縮小させ得るようになっている。
【0026】アクセスカバーM1003は、その一端部
が上ケースM1002に回転自在に保持され、上面に形
成される開口部を開閉し得るようになっており、このア
クセスカバーM1003を開くことによって本体内部に
収納されている記録ヘッドカートリッジH1000ある
いはインクタンクH1900等の交換が可能となる。な
お、ここでは特に図示しないが、アクセスカバーM10
03を開閉させると、その裏面に形成された突起がカバ
ー開閉レバーを回転させるようになっており、そのレバ
ーの回転位置をマイクロスイッチなどで検出することに
より、アクセスカバーの開閉状態を検出し得るようにな
っている。
【0027】また、上ケースM1002の後部上面に
は、電源キーE0018及びレジュームキーE0019
が押下可能に設けられると共に、LED E0020が
設けられており、電源キーE0018を押下すると、L
ED E0020が点灯し記録可能であることをオペレ
ータに知らせるものとなっている。また、LED E0
020は点滅の仕方や色の変化をさせたり、ブザーE0
021(図7)をならすことによりプリンタのトラブル
等をオペレータに知らせる等種々の表示機能を有する。
なお、トラブル等が解決した場合には、レジュームキー
E0019を押下することによって記録が再開されるよ
うになっている。
【0028】[記録動作機構]次に、上記プリンタの装
置本体M1000に収納、保持される本実施形態におけ
る記録動作機構について説明する。
【0029】本実施形態における記録動作機構として
は、記録シートPを装置本体内へと自動的に給送する自
動給送部M3022と、自動給送部から1枚ずつ送出さ
れる記録シートPを所望の記録位置へと導くと共に、記
録位置から排出部M3030へと記録シートPを導く搬
送部M3029と、搬送部M3029に搬送された記録
シートPに所望の記録を行なう記録部と、前記記録部等
に対する回復処理を行う回復部(M5000)とから構
成されている。
【0030】(記録部)ここで、前記記録部を説明す
る。
【0031】前記キャリッジ軸M4021によって移動
可能に支持されたキャリッジM4001と、このキャリ
ッジM4001に着脱可能に搭載される記録ヘッドカー
トリッジH1000とからなる。
【0032】記録ヘッドカートリッジ まず、前記記録ヘッドカートリッジについて図3〜5に
基づき説明する。
【0033】この実施形態における記録ヘッドカートリ
ッジH1000は、図3に示すようにインクを貯留する
インクタンクH1900と、このインクタンクH190
0から供給されるインクを記録情報に応じてノズルから
吐出させる記録ヘッドH1001とを有し、前記記録ヘ
ッドH1001は、後述するキャリッジM4001に対
して着脱可能に搭載される、いわゆるカートリッジ方式
を採るものとなっている。
【0034】ここに示す記録ヘッドカートリッジH10
00では、写真調の高画質なカラー記録を可能とするた
め、インクタンクとして、例えば、ブラック、ライトシ
アン、ライトマゼンタ、シアン、マゼンタ及びイエロー
の各色独立のインクタンクが用意されており、図4に示
すように、それぞれが記録ヘッドH1001に対して着
脱自在となっている。
【0035】そして,前記記録ヘッドH1001は、図
5の分解斜視図に示すように、記録素子基板H110
0、第1のプレートH1200、電気配線基板H130
0、第2のプレートH1400、タンクホルダーH15
00、流路形成部材H1600、フィルターH170
0、シールゴムH1800から構成されている。
【0036】記録素子基板H1100には、Si基板の
片面にインクを吐出するための複数の記録素子と、各記
録素子に電力を供給するAl等の電気配線とが成膜技術
により形成され、この記録素子に対応した複数のインク
流路と複数の吐出口H1100Tとがフォトリソグラフ
ィ技術により形成されると共に、複数のインク流路にイ
ンクを供給するためのインク供給口が裏面に開口するよ
うに形成されている。また、前記記録素子基板H110
0は第1のプレートH1200に接着固定されており、
ここには、前記記録素子基板H1100にインクを供給
するためのインク供給口H1201が形成されている。
さらに、第1のプレートH1200には、開口部を有す
る第2のプレートH1400が接着固定されており、こ
の第2のプレートH1400は、電気配線基板H130
0と記録素子基板H1100とが電気的に接続されるよ
う電気配線基板H1300を保持している。
【0037】この電気配線基板H1300は、前記記録
素子基板H1100にインクを吐出するための電気信号
を印加するものであり、記録素子基板H1100に対応
する電気配線と、この電気配線端部に位置し本体からの
電気信号を受け取るための外部信号入力端子H1301
とを有しており、前記外部信号入力端子H1301は、
後述のタンクホルダーH1500の背面側に位置決め固
定されている。
【0038】一方、前記インクタンクH1900を着脱
可能に保持するタンクホルダーH1500には、流路形
成部材H1600が超音波溶着され、インクタンクH1
900から第1のプレートH1200に亘るインク流路
H1501を形成している。また、インクタンクH19
00と係合するインク流路H1501のインクタンク側
端部には、フィルターH1700が設けられており、外
部からの塵埃の侵入を防止し得るようになっている。ま
た、インクタンクH1900との係合部にはシールゴム
H1800が装着され、前記係合部からのインクの蒸発
を防止し得るようになっている。
【0039】さらに、前述のようにタンクホルダーH1
500、流路形成部材H1600、フィルターH170
0及びシールゴムH1800から構成されるタンクホル
ダー部と、前記記録素子基板H1100、第1のプレー
トH1200、電気配線基板H1300及び第2のプレ
ートH1400から構成される記録素子部とを、接着等
で結合することにより、記録ヘッドH1001を構成し
ている。
【0040】(キャリッジ)次に、図2に基づき前記キ
ャリッジM4001を説明する。
【0041】図示のように、キャリッジM4001に
は、キャリッジM4001と係合し記録ヘッドH100
1をキャリッジM4001の装着位置に案内するための
キャリッジカバーM4002と、記録ヘッドH1001
のタンクホルダーH1500と係合し記録ヘッドH10
00を所定の装着位置にセットさせるよう押圧するヘッ
ドセットレバーM4007とが設けられている。すなわ
ち、ヘッドセットレバーM4007はキャリッジM40
01の上部にヘッドセットレバー軸に対して回動可能に
設けられると共に、記録ヘッドH1000との係合部に
は不図示のヘッドセットプレートがばねを介して備えら
れ、このばね力によって記録ヘッドH1001を押圧し
ながらキャリッジM4001に装着する構成となってい
る。
【0042】またキャリッジM4001の記録ヘッドH
1001との別の係合部にはコンタクトフレキシブルプ
リントケーブル(以下、コンタクトFPCと称す)E0
011が設けられ、コンタクトFPC E0011上の
コンタクト部E0011aと記録ヘッドH1001に設
けられたコンタクト部(外部信号入力端子)H1301
とが電気的に接触し、記録のための各種情報の授受や記
録ヘッドH1001への電力の供給などを行い得るよう
になっている。
【0043】ここでコンタクトFPC E0011のコ
ンタクト部E0011aとキャリッジM4001との間
には不図示のゴムなどの弾性部材が設けられ、この弾性
部材の弾性力とヘッドセットレバーばねによる押圧力と
によってコンタクト部E0011aとキャリッジM40
01との確実な接触を可能とするようになっている。さ
らに前記コンタクトFPC E0011はキャリッジM
4001の背面に搭載されたキャリッジ基板E0013
に接続されている(図7参照)。
【0044】[スキャナ]この実施形態におけるプリン
タは、記録ヘッドをスキャナと交換することで読取装置
としても使用することができる。
【0045】このスキャナは、プリンタ側のキャリッジ
と共に移動し、記録媒体に代えて給送された原稿画像を
副走査方向において読み取るようになっており、その読
み取り動作と原稿の給送動作とを交互に行うことによ
り、1枚の原稿画像情報を読み取るようになっている。
【0046】図6はこのスキャナM6000の概略構成
を示す図である。
【0047】図示のように、スキャナホルダM6001
は箱型形状となしており、その内部には読み取りに必要
な光学系・処理回路などが収納されている。また、この
スキャナM6000をキャリッジM4001へと装着し
た時、原稿面と対面する部分にはスキャナ読取レンズM
6006が設けられており、ここから原稿画像を読み取
るようになっている。スキャナ照明レンズM6005は
内部に不図示の光源を有し、その光源から発せられた光
が原稿へと照射される。
【0048】前記スキャナホルダM6001の底部に固
定されたスキャナカバーM6003は、スキャナホルダ
M6001内部を遮光するように嵌合し、側面に設けら
れたルーバー状の把持部によってキャリッジM4001
への着脱操作性の向上を図っている。スキャナホルダM
6001の外形形状は記録ヘッドカートリッジH100
0と略同形状であり、キャリッジM4001へは記録ヘ
ッドカートリッジH1000と同様の操作で着脱するこ
とができる。
【0049】また、スキャナホルダM6001には、前
記処理回路を有する基板が収納される一方、この基板に
接続されたスキャナコンタクトPCBが外部に露出する
よう設けられており、キャリッジM4001へとスキャ
ナM6000を装着した際、前記スキャナコンタクトP
CB M6004がキャリッジM4001側のコンタク
トFPC E0011に接触し、前記基板を、前記キャ
リッジM4001を介して本体側の制御系に電気的に接
続させるようになっている。
【0050】次に、本発明の実施形態における電気的回
路構成を説明する。図7は、この実施形態における電気
的回路の全体構成を概略的に示す図である。
【0051】この実施形態における電気的回路は、主に
キャリッジ基板(CRPCB)E0013、メインPC
B(Printed Circuit Board)E0014、電源ユニッ
トE0015等によって構成されている。ここで、前記
電源ユニットは、メインPCB E0014と接続さ
れ、各種駆動電源を供給するものとなっている。また、
キャリッジ基板E0013は、キャリッジM4001
(図2)に搭載されたプリント基板ユニットであり、コ
ンタクトFPC E0011を通じて記録ヘッドとの信
号の授受を行うインターフェースとして機能する他、キ
ャリッジM4001の移動に伴ってエンコーダセンサE
0004から出力されるパルス信号に基づき、エンコー
ダスケールE0005とエンコーダセンサE0004と
の位置関係の変化を検出し、その出力信号をフレキシブ
ルフラットケーブル(CRFFC)E0012を通じて
メインPCB E0014へと出力する。
【0052】さらに、メインPCBはこの実施形態にお
けるインクジェット記録装置の各部の駆動制御を司るプ
リント基板ユニットであり、紙端検出センサ(PEセン
サ)E0007、ASFセンサE0009、カバーセン
サE0022、パラレルインターフェース(パラレルI
/F)E0016、シリアルインターフェース(シリア
ルI/F)E0017、リジュームキーE0019、L
ED E0020、電源キーE0018、ブザーE00
21等に対するI/Oポートを基板上に有し、さらにC
RモータE0001、LFモータE0002、PGモー
タE0003と接続されてこれらの駆動を制御する他、
インクエンドセンサE0006、GAPセンサE000
8、PGセンサE0010、CRFFC E0012、
電源ユニットE0015との接続インターフェイスを有
する。
【0053】図8は、メインPCBの内部構成を示すブ
ロック図である。図において、E1001はCPUであ
り、このCPU E1001は内部にオシレータOSC
E1002を有すると共に、発振回路E1005に接
続されてその出力信号E1019によりシステムクロッ
クを発生する。また、制御バスE1014を通じてRO
M E1004およびASIC(Application Specific
Integrated Circuit)E1006に接続され、ROM
に格納されたプログラムに従って、ASICの制御、電
源キーからの入力信号E1017、及びリジュームキー
からの入力信号E1016、カバー検出信号E104
2、ヘッド検出信号(HSENS)E1013の状態の
検知を行ない、さらにブザー信号(BUZ)E1018
によりブザーE0021を駆動し、内蔵されるA/Dコ
ンバータE1003に接続されるインクエンド検出信号
(INKS)E1011及びサーミスタ温度検出信号
(TH)E1012の状態の検知を行う一方、その他各
種論理演算・条件判断等を行ない、インクジェット記録
装置の駆動制御を司る。
【0054】ここで、ヘッド検出信号E1013は、記
録ヘッドカートリッジH1000からフレキシブルフラ
ットケーブルE0012、キャリッジ基板E0013及
びコンタクトフレキシブルプリントケーブルE0011
を介して入力されるヘッド搭載検出信号であり、インク
エンド検出信号はインクエンドセンサE0006から出
力されるアナログ信号、サーミスタ温度検出信号E10
12はキャリッジ基板E0013上に設けられたサーミ
スタ(図示せず)からのアナログ信号である。
【0055】E1008はCRモータドライバであっ
て、モータ電源(VM)E1040を駆動源とし、AS
IC E1006からのCRモータ制御信号E1036
に従って、CRモータ駆動信号E1037を生成し、C
RモータE0001を駆動する。E1009はLF/P
Gモータドライバであって、モータ電源E1040を駆
動源とし、ASIC E1006からのパルスモータ制
御信号(PM制御信号)E1033に従ってLFモータ
駆動信号E1035を生成し、これによってLFモータ
を駆動すると共に、PGモータ駆動信号E1034を生
成してPGモータを駆動する。
【0056】E1010は電源制御回路であり、ASI
C E1006からの電源制御信号E1024に従って
発光素子を有する各センサ等への電源供給を制御する。
パラレルI/F E0016は、ASIC E1006
からのパラレルI/F信号E1030を、外部に接続さ
れるパラレルI/FケーブルE1031に伝達し、また
パラレルI/FケーブルE1031の信号をASIC
E1006に伝達する。シリアルI/F E0017
は、ASIC E1006からのシリアルI/F信号E
1028を、外部に接続されるシリアルI/Fケーブル
E1029に伝達し、また同ケーブルE1029からの
信号をASIC E1006に伝達する。
【0057】一方、前記電源ユニットE0015から
は、ヘッド電源(VH)E1039及びモータ電源(V
M)E1040、ロジック電源(VDD)E1041が
供給される。また、ASIC E1006からのヘッド
電源ON信号(VHON)E1022及びモータ電源O
N信号(VMOM)E1023が電源ユニットE001
5に入力され、それぞれヘッド電源E1039及びモー
タ電源E1040のON/OFFを制御する。電源ユニ
ットE0015から供給されたロジック電源(VDD)
E1041は、必要に応じて電圧変換された上で、メイ
ンPCB E0014内外の各部へ供給される。
【0058】またヘッド電源E1039は、メインPC
B E0014上で平滑された後にフレキシブルフラッ
トケーブルE0011へと送出され、記録ヘッドカート
リッジH1000の駆動に用いられる。
【0059】E1007はリセット回路で、ロジック電
源電圧E1040の低下を検出して、CPU E100
1及びASIC E1006にリセット信号(RESE
T)E1015を供給し、初期化を行なう。
【0060】このASIC E1006は1チップの半
導体集積回路であり、制御バスE1014を通じてCP
U E1001によって制御され、前述したCRモータ
制御信号E1036、PM制御信号E1033、電源制
御信号E1024、ヘッド電源ON信号E1022、及
びモータ電源ON信号E1023等を出力し、パラレル
I/F E0016およびシリアルI/F E0017
との信号の授受を行なう他、PEセンサE0007から
のPE検出信号(PES)E1025、ASFセンサE
0009からのASF検出信号(ASFS)E102
6、GAPセンサE0008からのGAP検出信号(G
APS)E1027、PGセンサE0007からのPG
検出信号(PGS)E1032の状態を検知して、その
状態を表すデータを制御バスE1014を通じてCPU
E1001に伝達し、入力されたデータに基づきCP
U E1001はLED駆動信号E1038の駆動を制
御してLEDE0020の点滅を行なう。
【0061】さらに、エンコーダ信号(ENC)E10
20の状態を検知してタイミング信号を生成し、ヘッド
制御信号E1021で記録ヘッドカートリッジH100
0とのインターフェイスをとり記録動作を制御する。こ
こにおいて、エンコーダ信号(ENC)E1020はフ
レキシブルフラットケーブルE0012を通じて入力さ
れるCRエンコーダセンサE0004の出力信号であ
る。また、ヘッド制御信号E1021は、フレキシブル
フラットケーブルE0012、キャリッジ基板E001
3、及びコンタクトFPC E0011を経て記録ヘッ
ドカートリッジH1000に供給される。
【0062】図9は、ASIC E1006の内部構成
を示すブロック図である。
【0063】なお、同図において、各ブロック間の接続
については、記録データやモータ制御データ等、ヘッド
や各部機構部品の制御にかかわるデータの流れのみを示
しており、各ブロックに内蔵されるレジスタの読み書き
に係わる制御信号やクロック、DMA制御にかかわる制
御信号などは図面上の記載の煩雑化を避けるため省略し
ている。
【0064】図中、E2002はPLLであり、図9に
示すように前記CPU E1001から出力されるクロ
ック信号(CLK)E2031及びPLL制御信号(P
LLON)E2033により、ASIC E1006内
の大部分へと供給するクロック(図示しない)を発生す
る。
【0065】また、E2001はCPUインターフェー
ス(CPUI/F)であり、リセット信号E1015、
CPU E1001から出力されるソフトリセット信号
(PDWN)E2032、クロック信号(CLK)E2
031及び制御バスE1014からの制御信号により、
以下に説明するような各ブロックに対するレジスタ読み
書き等の制御や、一部ブロックへのクロックの供給、割
り込み信号の受け付け等(いずれも図示しない)を行な
い、CPU E1001に対して割り込み信号(IN
T)E2034を出力し、ASIC E1006内部で
の割り込みの発生を知らせる。
【0066】また、E2005はDRAMであり、記録
用のデータバッファとして、受信バッファE2010、
ワークバッファE2011、プリントバッファE201
4、展開用データバッファE2016などの各領域を有
すると共に、モータ制御用としてモータ制御バッファE
2023を有し、さらにスキャナ動作モード時に使用す
るバッファとして、上記の各記録用データバッファに代
えてスキャナ取込みバッファE2024、スキャナデー
タバッファE2026、送出バッファE2028などの
領域を有する。
【0067】また、このDRAM E2005は、CP
U E1001の動作に必要なワーク領域としても使用
されている。すなわち、E2004はDRAM制御部で
あり、制御バスによるCPU E1001からDRAM
E2005へのアクセスと、後述するDMA制御部E
2003からDRAM E2005へのアクセスとを切
り替えて、DRAM E2005への読み書き動作を行
なう。
【0068】DMA制御部E2003では、各ブロック
からのリクエスト(図示せず)を受け付けて、アドレス
信号や制御信号(図示せず)、書込み動作の場合には書
込みデータ(E2038、E2041、E2044、E
2053、E2055、E2057)などをRAM制御
部に出力してDRAMアクセスを行なう。また読み出し
の場合には、DRAM制御部E2004からの読み出し
データ(E2040、E2043、E2045、E20
51、E2054、E2056、E2058、E205
9)を、リクエスト元のブロックに受け渡す。
【0069】また、E2006は1284I/Fであ
り、CPUI/F E2001を介したCPU E10
01の制御により、パラレルI/F E0016を通じ
て、図示しない外部ホスト機器との双方向通信インター
フェイスを行なう他、記録時にはパラレルI/F E0
016からの受信データ(PIF受信データE203
6)をDMA処理によって受信制御部E2008へと受
け渡し、スキャナ読み取り時にはDRAM E2005
内の送出バッファE2028に格納されたデータ(12
84送信データ(RDPIF)E2059)をDMA処
理によりパラレルI/Fに送信する。
【0070】E2007はUSBI/Fであり、CPU
I/F E2001を介したCPUE1001の制御に
より、シリアルI/F E0017を通じて、図示しな
い外部ホスト機器との双方向通信インターフェイスを行
なう他、記録時にはシリアルI/F E0017からの
受信データ(USB受信データE2037)をDMA処
理により受信制御部E2008に受け渡し、スキャナ読
み取り時にはDRAM E2005内の送出バッファE
2028に格納されたデータ(USB送信データ(RD
USB)E2058)をDMA処理によりシリアルI/
F E0017に送信する。受信制御部E2008は、
1284I/F E2006もしくはUSBI/F E
2007のうちの選択されたI/Fからの受信データ
(WDIF)E2038)を、受信バッファ制御部E2
039の管理する受信バッファ書込みアドレスに、書込
む。E2009は圧縮・伸長DMAであり、CPUI/
F E2001を介したCPUE1001の制御によ
り、受信バッファE2010上に格納された受信データ
(ラスタデータ)を、受信バッファ制御部E2039の
管理する受信バッファ読み出しアドレスから読み出し、
そのデータ(RDWK)E2040を指定されたモード
に従って圧縮・伸長し、記録コード列(WDWK)E2
041としてワークバッファ領域に書込む。
【0071】E2013は記録バッファ転送DMAで、
CPUI/F E2001を介したCPU E1007
の制御によってワークバッファE2011上の記録コー
ド(RDWP)E2043を読み出し、各記録コード
を、記録ヘッドカートリッジH1000へのデータ転送
順序に適するようなプリントバッファE2014上のア
ドレスに並べ替えて転送(WDWP E2044)す
る。また、E2012はワーククリアDMAであり、C
PUI/F E2001を介したCPU E1001の
制御によって記録バッファ転送DMA E2015によ
る転送が完了したワークバッファ上の領域に対し、指定
したワークフィルデータ(WDWF)E2042を繰返
し書込み転送する。
【0072】E2015は記録データ展開DMAであ
り、CPUI/F E2001を介したCPU E10
01の制御により、ヘッド制御部E2018からのデー
タ展開タイミング信号E2050をトリガとして、プリ
ントバッファ上に並べ替えて書込まれた記録コードと展
開用データバッファE2016上に書込まれた展開用デ
ータとを読み出し、展開記録データ(RDHDG)E2
045を生成し、これをカラムバッファ書込みデータ
(WDHDG)E2047としてカラムバッファE20
17に書込む。ここで、カラムバッファE2017は、
記録ヘッドカートリッジH1000へと転送データ(展
開記録データ)とを一時的に格納するSRAMであり、
記録データ展開DMAとヘッド制御部とのハンドシェー
ク信号(図示せず)によって両ブロックにより共有管理
されている。
【0073】E2018はヘッド制御部で、CPUI/
F E2001を介したCPU E1001の制御によ
り、ヘッド制御信号を介して記録ヘッドカートリッジH
1000またはスキャナとのインターフェイスを行なう
他、E2019エンコーダ信号処理部E2019からの
ヘッド駆動タイミング信号E2049に基づき、記録デ
ータ展開DMAに対してデータ展開タイミング信号E2
050の出力を行なう。
【0074】また、記録時には、前記ヘッド駆動タイミ
ング信号E2049に従って、カラムバッファから展開
記録データ(RDHD)E2048を読み出し、そのデ
ータをヘッド制御信号E1021を通じて記録ヘッドカ
ートリッジH1000に出力する。また、スキャナ読み
取りモードにおいては、ヘッド制御信号E1021を通
して入力された取込みデータ(WDHD)E2053を
DRAM E2005上のスキャナ取込みバッファE2
024へとDMA転送する。E2025はスキャナデー
タ処理DMAであり、CPUI/F E2001を介し
たCPU E1001の制御により、スキャナ取込みバ
ッファE2024に蓄えられた取込みバッファ読み出し
データ(RDAV)E2054を読み出し、平均化等の
処理を行なった処理済データ(WDAV)E2055を
DRAM E2005上のスキャナデータバッファE2
026に書込む。E2027はスキャナデータ圧縮DM
Aで、CPUI/F E2001を介したCPU E1
001の制御により、スキャナデータバッファE202
6上の処理済データ(RDYC)E2056を読み出し
てデータ圧縮を行ない、圧縮データ(WDYC)E20
57を送出バッファE2028に書込む。
【0075】E2019はエンコーダ信号処理部であ
り、エンコーダ信号(ENC)を受けて、CPU E1
001の制御で定められたモードに従ってヘッド駆動タ
イミング信号E2049を出力する他、エンコーダ信号
E1020から得られるキャリッジM4001の位置や
速度にかかわる情報をレジスタに格納して、CPU E
1001に提供する。CPU E1001はこの情報に
基づき、CRモータE0001の制御における各種パラ
メータを決定する。また、E2020はCRモータ制御
部であり、CPUI/F E2001を介したCPU
E1001の制御により、CRモータ制御信号E103
6を出力する。
【0076】E2022はセンサ信号処理部で、PGセ
ンサE0010、PEセンサE0007、ASFセンサ
E0009、及びGAPセンサE0008等から出力さ
れる各検出信号を受けて、CPU E1001の制御で
定められたモードに従ってこれらのセンサ情報をCPU
E1001に伝達する他、LF/PGモータ制御部D
MA E2021に対してセンサ検出信号E2052を
出力する。
【0077】LF/PGモータ制御DMAE2021
は、CPUI/F E2001を介したCPU E10
01の制御により、DRAM E2005上のモータ制
御バッファE2023からパルスモータ駆動テーブル
(RDPM)E2051を読み出してパルスモータ制御
信号Eを出力する他、動作モードによっては前記センサ
検出信号を制御のトリガとしてパルスモータ制御信号E
1033を出力する。また、E2030はLED制御部
であり、CPUI/F E2001を介したCPU E
1001の制御により、LED駆動信号E1038を出
力する。さらに、E2029はポート制御部であり、C
PUI/F E2001を介したCPU E1001の
制御により、ヘッド電源ON信号E1022、モータ電
源ON信号E1023、及び電源制御信号E1024を
出力する。
【0078】次に、上記のように構成された本発明の実
施形態におけるインクジェット記録装置の動作を図10
のフローチャートに基づき説明する。
【0079】AC電源に本装置が接続されると、まず、
ステップS1では装置の第1の初期化処理を行なう。こ
の初期化処理では、本装置のROMおよびRAMのチェ
ックなどの電気回路系のチェックを行ない、電気的に本
装置が正常に動作可能であるかを確認する。
【0080】次にステップS2では、装置本体M100
0の上ケースM1002に設けられた電源キーE001
8がONされたかどうかの判断を行い、電源キーE00
18が押された場合には、次のステップS3へと移行
し、ここで第2の初期化処理を行う。
【0081】この第2の初期化処理では、本装置の各種
駆動機構及びヘッド系のチェックを行なう。すなわち、
各種モータの初期化やヘッド情報の読み込みを行うに際
し、本装置が正常に動作可能であるかを確認する。
【0082】次にステップS4ではイベント待ちを行な
う。すなわち、本装置に対して、外部I/Fからの指令
イベント、ユーザ操作によるパネルキーイベントおよび
内部的な制御イベントなどを監視し、これらのイベント
が発生すると当該イベントに対応した処理を実行する。
【0083】例えば、ステップS4で外部I/Fからの
記録指令イベントを受信した場合には、ステップS5へ
と移行し、同ステップでユーザ操作による電源キーイベ
ントが発生した場合にはステップS10へと移行し、同
ステップでその他のイベントが発生した場合にはステッ
プS11へと移行する。ここで、ステップS5では、外
部I/Fからの記録指令を解析し、指定された紙種別、
用紙サイズ、記録品位、給紙方法などを判断し、その判
断結果を表すデータを本装置内のRAM E2005に
記憶し、ステップS6へと進む。次いでステップS6で
はステップS5で指定された給紙方法により給紙を開始
し、用紙を記録開始位置まで送り、ステップS7に進
む。ステップS7では記録動作を行なう。この記録動作
では、外部I/Fから送出されてきた記録データを、一
旦記録バッファに格納し、次いでCRモータE0001
を駆動してキャリッジM4001の走査方向への移動を
開始すると共に、プリントバッファE2014に格納さ
れている記録データを記録ヘッドカートリッジH100
0へと供給して1行の記録を行ない、1行分の記録デー
タの記録動作が終了するとLFモータE0002を駆動
し、LFローラM3001を回転させて用紙を副走査方
向へと送る。この後、上記動作を繰り返し実行し、外部
I/Fからの1ページ分の記録データの記録が終了する
と、ステップ8へと進む。
【0084】ステップS8では、LFモータE0002
を駆動し、排紙ローラM2003を駆動し、用紙が完全
に本装置から送り出されたと判断されるまで紙送りを繰
返し、終了した時点で用紙は排紙トレイM1004a上
に完全に排紙された状態となる。
【0085】次にステップS9では、記録すべき全ペー
ジの記録動作が終了したか否かを判定し、記録すべきペ
ージが残存する場合には、ステップS5へと復帰し、以
下、前述のステップS5〜S9までの動作を繰り返し、
記録すべき全てのページの記録動作が終了した時点で記
録動作は終了し、その後ステップS4へと移行し、次の
イベントを待つ。
【0086】一方、ステップS10ではプリンタ終了処
理を行ない、本装置の動作を停止させる。つまり、各種
モータやヘッドなどの電源を切断するために、電源を切
断可能な状態に移行した後、電源を切断しステップS4
に進み、次のイベントを待つ。
【0087】また、ステップS11では、上記以外の他
のイベント処理を行なう。例えば、本装置の各種パネル
キーや外部I/Fからの回復指令や内部的に発生する回
復イベントなどに対応した処理を行なう。なお、処理終
了後にはステップS4に進み、次のイベントを待つ。
【0088】[第1の実施形態]以下、上記で説明した
プリンタにおける記録ヘッドH1001のデータ入出力
に関する制御について詳細に説明する。
【0089】図11は、第1の実施形態の記録ヘッドH
1001の記録素子基板H1100の回路を示すブロッ
ク図であり、図12は該ブロック図における各部の信号
の状態を示したタイミングチャートである。なお、ここ
では記録ヘッドに関する部分のみを示しており、プリン
タ本体のヘッド制御部E2018の回路は省略してい
る。
【0090】記録素子基板H1100には、各記録素子
に対応してヒータE3001、駆動トランジスタE30
02、およびアンドゲートE3003がそれぞれ設けら
れており、各アンドゲートE3003の一端は、ラッチ
(Latch)E3004を介してシフトレジスタ(S/
R)E3005に接続されている。
【0091】更に、本実施形態の記録素子基板H110
0には、インクの吐出駆動制御を最適に行えるように、
各記録素子毎に、ヒータE3001の抵抗値やトランジ
スタE3002のON抵抗の値等の特性を格納する素子
特性メモリE3011、素子特性メモリE3011の出
力をシリアルに出力するための素子特性メモリ用シフト
レジスタ(S/R)E3012、記録素子基板H110
0の温度を検知するダイオードを利用した温度センサE
3014、および温度センサE3014の出力をデジタ
ルデータに変換してシリアルに出力する温度センサ出力
A/D変換器E3013が設けられている。
【0092】また、信号入力端子として、ヒータ電源(V
H)端子、接地(GND)端子、ヒート信号(Heat)入力端子、
ラッチ信号(Latch)入力端子、データ(DATA)入力端子、
およびクロック信号(CLK)入力端子が設けられており、
信号出力端子として、メモリ出力(MEM_OUT)端子、およ
び温度センサ出力(TMP_OUT)端子が設けられている。
【0093】図11において、記録データDATAはシリア
ルデータとしてクロック端子より印加されるクロック信
号CLKに同期して、データ入力端子より入力される。入
力された記録データは、データ転送用シフトレジスタ
(S/R)E3005に入力され、クロック信号CLKに
同期して1ビットずつ順次転送される。記録データがシ
フトレジスタの各ビットに転送された後に、ラッチ信号
入力端子へラッチ信号Latchを印加することにより、記
録データはラッチE3004に一時的に記憶保持され
る。これにより、入力されたシリアルの記録データは、
パラレルデータへ変換される。
【0094】次にヒート信号入力端子より、駆動すべき
記録素子のブロックに対応してヒート信号Heatが入力さ
れ、アンドゲートE3003でこのヒート信号とラッチ
E3004に保持された記録データとの論理和が取ら
れ、論理和が真となったアンドゲートに接続されている
トランジスタE3002が駆動され、対応するヒータE
3001に電流が流れる。
【0095】ここでインクの発泡、吐出に必要な熱エネ
ルギーを発生させるようなヒートパルスが印加されてい
ると、電流の流れたヒータに対応するノズルよりインク
が吐出されることとなる。
【0096】記録速度を高速とするためには、上記のデ
ータ入力から吐出までのシーケンスを短時間で行うこと
が必要である。また、インクを吐出するノズルの数を多
くすること、すなわちヒータE3001の数を増やし、
ラッチE3004およびシフトレジスタE3005のビ
ット数を増加させることが必要となる。
【0097】このため、記録データの転送時には、プリ
ンタ本体から周波数の高いクロック信号がクロック入力
端子CLKに供給される。
【0098】一方、記録素子基板H1100からプリン
タ本体へ、素子特性メモリE3011に格納された情報
や、温度センサ出力A/D変換器E3013からの出力
を送信する場合にも、記録ヘッドにプリンタ本体から供
給されるクロック信号に同期してデータが出力される。
【0099】本実施形態においては、プリンタ本体から
記録ヘッドへ印加するクロック信号CLKの周波数を、記
録データの転送時と記録ヘッドからのデータ読み取り時
とで異なるものとし、かつデータ読み取り時のクロック
信号の周波数を記録データ転送時のクロック信号の周波
数よりも低く設定している。
【0100】次に、このクロック信号CLKの周波数切り
替え動作について、図12のタイミングチャートを参照
して説明する。
【0101】プリンタ本体から記録ヘッドへ記録データ
を転送して各ノズルからインクを吐出させる記録データ
転送/吐出シーケンスにおいては、前述のようにプリン
タ本体から高い周波数のクロック信号CLKが供給され、
このクロック信号に同期して送信されたデータDATAが、
記録データ用のシフトレジスタ(S/R)E3005に
転送される。シフトレジスタE3005へのデータの転
送が終わると、ロー・アクティブのラッチ信号latchが
一旦“Low”となり、これによりシフトレジスタのデ
ータがラッチE3004に保持される。
【0102】図11に示した構成では、クロック信号入
力端子から供給されるクロック信号CLKは、シフトレジ
スタE3004に加え、素子特性メモリ用のシフトレジ
スタE3012と、温度センサ出力用A/D変換器E3
013にも供給されている。
【0103】ここで、本実施形態において上述のラッチ
信号Latchは、素子特性メモリ用シフトレジスタE30
12と温度センサ出力用A/D変換器E3013の出力
制御信号を兼ねており、ラッチ信号Ltachが“Hig
h”の時には、素子特性メモリ用シフトレジスタE30
12のデータはホールドされ、メモリ出力MEM_OUTおよ
び温度センサ出力TMP_OUTからは出力されないように設
定されている。そしてラッチ信号Latchが“Low”の
ときには、素子特性メモリ用シフトレジスタE3012
にデータが取り込まれ、メモリ出力MEM_OUTおよび温度
センサ出力TMP_OUTからの出力が有効となるように設定
されている。
【0104】このように構成することにより、プリンタ
本体から周波数の異なるクロック信号が供給されても誤
動作を生じることはない。
【0105】従って、素子特性メモリE3011に格納
された情報や温度センサE3014により検知され温度
センサ出力用A/D変換器E3013でデジタルデータ
に変換された温度情報を読み取る、データ読み取りシー
ケンスにおいては、上記記録データ転送/吐出シーケン
スよりも低い周波数のクロック信号CLKが供給され、ラ
ッチ信号Latchが“Low”となった後に、素子特性メ
モリ用シフトレジスタE3012からメモリ出力信号ME
M_OUT、温度センサ出力用A/D変換器E3013から
温度センサ出力信号TMP_OUTがそれぞれ出力される。
【0106】以上説明したように本実施形態によれば、
温度やランク情報などのシリアルデータ生成回路の応答
速度に対して、十分に余裕を持たせたクロック周波数で
出力する構成とすることができ、高い歩留まりを維持し
つつデータを正確に読み取ることを可能としている。ま
た、このような記録ヘッドから情報を出力する回路を高
速化する必要がなくなるので、回路規模やチップサイズ
を大きくする必要も生じない。
【0107】また更に、データ読み取り時のクロック周
波数を低くすることにより、温度センサおよびA/D変
換器などのアナログ信号処理系への高周波ノイズの影響
を低減することができる。
【0108】[第2の実施形態]以下、本発明の第2の
実施形態について説明する。第2の実施形態の構成は上
記で説明した第1の実施形態をさらに改良した形態であ
り、以下の説明において、上記第1の実施形態と同様な
構成要素または信号は同様な符号で表わし、その説明を
省略する。
【0109】図13は、第2の実施形態の記録ヘッドの
素子基板H1100の回路構成を示すブロック図であ
り、図14は、図13のブロック図の各信号の状態を示
すタイミングチャートである。
【0110】記録素子基板H1100には、各記録素子
に対応してヒータE3001、駆動トランジスタE30
02、およびアンドゲートE3003がそれぞれ設けら
れており、各アンドゲートE3003の一端は、ラッチ
(Latch)E3004を介してシフトレジスタ(S/
R)E3005に接続されている。
【0111】更に、本実施形態の記録素子基板H110
0には、インクの吐出駆動制御を最適に行えるように、
素子特性メモリE3011、素子特性メモリ用シフトレ
ジスタ(S/R)E3012、温度センサE3014、
および温度センサ出力A/D変換器E3013が設けら
れている。
【0112】また、信号入力端子として、ヒータ電源(V
H)端子、接地(GND)端子、ヒート信号(Heat)入力端子、
ラッチ信号(Latch)入力端子、データ(DATA)入力端子、
およびクロック信号(CLK)入力端子が設けられており、
信号出力端子として、メモリ出力(MEM_OUT)端子、およ
び温度センサ出力(TMP_OUT)端子が設けられている。
【0113】本実施形態特有の構成として、クロック信
号(CLK)入力端子と、温度センサ出力用A/D変換器E
3013との間に、分周回路E3020が設けられてお
り、温度センサ出力用A/D変換器E3013から出力
される温度センサ出力(TMP_OUT)を、分周回路E302
0で分周されたクロック信号に同期して出力する。
【0114】なお、素子特性メモリE3011に格納さ
れた情報を読み取る際には、上記第1の実施形態と同様
に、クロック信号(CLK)入力端子にプリンタ本体から供
給され、記録データ転送時に供給されるクロック信号よ
りも低い周波数のクロック信号に同期してメモリ出力(M
EM_OUT)が出力される。
【0115】次に、データ読み取りシーケンスでの動作
について、図14のタイミングチャートを参照して説明
する。記録データ転送/吐出シーケンスについては上記
第1の実施形態と同様に行われるため、ここではデータ
読み取りシーケンスについてのみ説明する。
【0116】データ読み取りシーケンスにおいては、上
記記録データ転送/吐出シーケンスよりも低い周波数の
クロック信号CLKが供給され、ラッチ信号Latchが“Lo
w”となった後に、素子特性メモリ用シフトレジスタE
3012からメモリ出力信号MEM_OUT、温度センサ出力
用A/D変換器E3013から温度センサ出力信号TMP_
OUTがそれぞれ出力される。
【0117】ここで素子特性メモリE3011に格納さ
れたデータの読み出しには、第1の実施形態と同様に、
クロック信号入力端子に印加されるクロック信号をその
まま用いる。一方、温度センサ出力用A/D変換器E3
013に対しては、分周回路E3020によりこのクロ
ック信号を更に分周して、より一層低い周波数のクロッ
ク信号を供給し、この分周されたクロック信号に同期さ
せて温度センサ出力TMP_OUTを出力させる。
【0118】なお本実施形態では、クロック信号入力端
子に供給されたクロック信号を2分の1に分周し、供給
されたクロック周波数の2分の1の周波数のクロック信
号を温度センサ出力用A/D変換器E3013に供給す
る例を示している。
【0119】本実施形態によれば、例えば素子特性メモ
リE3011に格納される情報のビット数が、温度セン
サから出力されてA/D変換器でデジタルデータに変換
されるデータのビット数よりも多く、かつこれらのデー
タを同時に出力させるような場合において、これら2種
類の情報の読み取りが同時に終了するように、情報量の
多い素子特性メモリからの読み出し速度を早くし、温度
センサからの出力については読み取り速度を遅くして、
両者の読み取り時間を略同じとすることが可能となる。
【0120】これにより、A/D変換器などのアナログ
情報を扱う回路の応答速度を分周回路により規定される
クロック周波数以下とすることができ、応答速度の高速
化が容易なメモリ情報の出力と、応答速度を高めること
が困難な温度センサ出力回路からの出力との両方に対す
る設計マージンを十分確保することが容易となる。
【0121】なお本実施形態においては温度センサの出
力速度を規定するクロック信号の周波数を、供給された
クロック信号を2分の1に分周して得る構成としている
が、これは単に例示であり、供給されたクロック信号を
3分の1、あるいは4分の1などの任意の正数分の1に
分周を行うことが可能であることは明白であろう。
【0122】[他の実施形態]なお、以上の実施形態に
おいて、記録ヘッドから吐出される液滴はインクである
として説明し、さらにインクタンクに収容される液体は
インクであるとして説明したが、その収容物はインクに
限定されるものではない。例えば、記録画像の定着性や
耐水性を高めたり、その画像品質を高めたりするために
記録媒体に対して吐出される処理液のようなものがイン
クタンクに収容されていても良い。
【0123】以上の実施形態は、特にインクジェット記
録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用され
るエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例え
ば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギ
ーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いるこ
とにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。
【0124】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急激な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。
【0125】この気泡の成長、収縮により吐出用開口を
介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも1つの
滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即
時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に
優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好まし
い。
【0126】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0127】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書に記載された構成も本発明に含
まれるものである。加えて、複数の電気熱変換体に対し
て、共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構
成を開示する特開昭59−123670号公報や熱エネ
ルギーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構
成を開示する特開昭59−138461号公報に基づい
た構成としても良い。
【0128】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0129】加えて、上記の実施形態で説明した記録ヘ
ッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリ
ッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着さ
れることで、装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッドを用いてもよい。
【0130】また、以上説明した記録装置の構成に、記
録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加する
ことは記録動作を一層安定にできるので好ましいもので
ある。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対して
のキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは
吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子
あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などが
ある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを
備えることも安定した記録を行うために有効である。
【0131】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0132】以上説明した実施の形態においては、イン
クが液体であることを前提として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化も
しくは液化するものを用いても良く、あるいはインクジ
ェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下
の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範
囲にあるように温度制御するものが一般的であるから、
使用記録データ付与時にインクが液状をなすものであれ
ばよい。
【0133】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録データに応じた付与によって
インクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録
媒体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。
【0134】本発明においては、上述した各インクに対
して最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行する
ものである。
【0135】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0136】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても、達成さ
れることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読
み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の
機能を実現することになり、そのプログラムコードを記
憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、
コンピュータが読み出したプログラムコードを実行する
ことにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけ
でなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピ
ュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)
などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理に
よって前述した実施形態の機能が実現される場合も含ま
れることは言うまでもない。
【0137】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0138】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明した(図12および/または
図14に示す)タイミングチャートに対応するプログラ
ムコードが格納されることになる。
【0139】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、記
録速度を高速化させつつ、記録速度への影響のない記録
ヘッド内に設けられたセンサやメモリの読み取り時にお
いては、高速化の困難な回路の応答速度を考慮して低い
周波数のクロックを用い、回路規模の増大や使用する部
品の高精度化を抑えてコストの上昇を抑え、かつクロッ
クにより高周波ノイズが発生して出力する記録ヘッドの
状態に関する情報の精度が劣化することを防止すること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるインクジェットプリ
ンタの外観構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示すものの外装部材を取り外した状態を
示す斜視図である。
【図3】本発明の実施形態に用いる記録ヘッドカートリ
ッジを示す分解斜視図である。
【図4】図3に示す記録ヘッドカートリッジを組立てた
状態を示す側面図である。
【図5】図4に示した記録ヘッドを斜め下方から観た斜
視図である。
【図6】本発明の実施形態におけるスキャナカートリッ
ジを示す斜視図である。
【図7】本発明の実施形態における電気的回路の全体構
成を概略的に示すブロック図である。
【図8】図7に示したメインPCBの内部構成を示すブ
ロック図である。
【図9】図8に示したASICの内部構成を示すブロッ
ク図である。
【図10】本発明の実施形態の動作を示すフローチャー
トである。
【図11】第1の実施形態の記録素子基板の回路構成を
示すブロック図である。
【図12】図11の回路における各信号の状態を示すタ
イミングチャートである。
【図13】第2の実施形態の記録素子基板の回路構成を
示すブロック図である。
【図14】図13の回路における各信号の状態を示すタ
イミングチャートである。
【符号の説明】
E3001 ヒータ E3002 駆動トランジスタ E3003 アンドゲート E3004 ラッチ E3005、E3012 シフトレジスタ E3011 メモリ E3013 A/D変換器 E3014 温度センサ E3020 分周回路 H1000 記録ヘッドカートリッジ H1001 記録ヘッド H1200 第1のプレート H1201 インク供給口 H1300 電気配線基板 H1301 外部信号入力端子 H1400 第2のプレート H1500 タンクホルダー H1501 インク流路 H1600 流路形成部材 H1700 フィルター H1800 シールゴム H1900 インクタンク CLK クロック信号 DATA 記録データ Latch ラッチ信号 Heat ヒート信号 MEM_OUT メモリ出力 TMP_OUT 温度センサ出力

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録素子を備え、入力された記録
    データに従って各記録素子を駆動して記録を行う記録ヘ
    ッドであって、 外部から周波数の異なる複数のクロック信号をクロック
    信号線を共用して受けるためのクロック信号入力端子
    と、 前記クロック信号入力端子に供給された第1の周波数の
    クロック信号に同期して入力された前記記録データを、
    前記記録素子の配列に応じたデータに変換する入力手段
    と、前記入力手段に入力された記録データをラッチ信号に応
    じてラッチするラッチ回路と、 前記クロック信号入力端子に供給され、前記第1の周波
    数より低い周波数である第2の周波数のクロック信号に
    同期して、前記ラッチ信号が前記ラッチを行わせる状態
    に対して反転している期間に、前記記録ヘッドの状態に
    関する情報を外部に出力する出力手段とを備えることを
    特徴とする記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記記録ヘッドの状態に関する情報は、
    前記記録素子の特性を含むことを特徴とする請求項
    記載の記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記記録ヘッドの状態に関する情報は、
    前記記録ヘッド内部に設けられたセンサからの出力を含
    み、前記出力手段は前記センサからの出力をデジタル信
    号に変換するA/D変換手段を含むことを特徴とする請
    求項1または2に記載の記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記センサは、記録ヘッドの温度を測定
    するための温度センサであることを特徴とする請求項
    に記載の記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記クロック信号入力端子に供給された
    クロック信号を分周する分周手段を更に備え、前記出力
    手段は、前記A/D変換手段によって変換されたデジタ
    ル信号を前記第2の周波数のクロック信号を分周した信
    号に同期して出力することを特徴とする請求項に記載
    の記録ヘッド。
  6. 【請求項6】 インクを吐出して記録を行うインクジェ
    ット記録ヘッドであることを特徴とする請求項1から
    のいずれかに記載の記録ヘッド。
  7. 【請求項7】 熱エネルギーを利用してインクを吐出す
    る記録ヘッドであって、インクに与える熱エネルギーを
    発生するための熱エネルギー変換体を備えていることを
    特徴とする請求項に記載の記録ヘッド。
  8. 【請求項8】 請求項1からのいずれかに記載の記録
    ヘッドを用いて記録を行う記録装置であって、前記第1
    の周波数のクロック信号および前記第2の周波数のクロ
    ック信号を生成するクロック信号生成手段を備えること
    を特徴とする記録装置。
  9. 【請求項9】 複数の記録素子を備え、入力された記録
    データに従って各記録素子を駆動して記録を行う記録ヘ
    ッドの制御方法であって、外部から周波数の異なる複数のクロック信号をクロック
    信号線を共用して受けるクロック信号入力工程と、 前記クロック信号入力工程で 外部から供給された第1の
    周波数のクロック信号に同期して入力された前記記録デ
    ータを、前記記録素子の配列に応じたデータに変換する
    入力工程と、前記入力工程で入力された記録データをラッチ信号に応
    じてラッチ回路にラッチするラッチ工程と、 前記クロック信号入力工程で 外部から供給された前記第
    1の周波数より低い第2の周波数のクロック信号に同期
    して、前記ラッチ信号が前記ラッチを行わせる状態に対
    して反転している期間に、前記記録ヘッドの状態に関す
    る情報を外部に出力する出力工程と、 外部から供給されるクロック信号の周波数に従って、前
    記入力工程および前記出力工程の動作状態を制御する制
    御工程とを備えることを特徴とする記録ヘッドの制御方
    法。
  10. 【請求項10】 前記出力工程は、前記記録ヘッドの状
    態に関する情報として前記記録素子の特性を記憶した不
    揮発性メモリから情報を読み出す工程を含むことを特徴
    とする請求項に記載の記録ヘッドの制御方法。
  11. 【請求項11】 前記出力工程は、前記記録ヘッドの状
    態に関する情報として前記記録ヘッド内部に設けられた
    センサからの出力をデジタル信号に変換するA/D変換
    工程を含むことを特徴とする請求項9または10に記載
    の記録ヘッドの制御方法。
  12. 【請求項12】 前記センサは、記録ヘッドの温度を測
    定するための温度センサであることを特徴とする請求項
    11に記載の記録ヘッドの制御方法。
  13. 【請求項13】 前記外部から供給されたクロック信号
    を分周する分周工程を更に備え、前記出力工程は、前記
    A/D変換工程によって得られたデジタル信号を前記第
    2の周波数のクロック信号を前記分周工程により分周し
    た信号に同期して出力することを特徴とする請求項11
    に記載の記録ヘッドの制御方法。
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