JP2001063054A - 記録ヘッド及び記録装置 - Google Patents

記録ヘッド及び記録装置

Info

Publication number
JP2001063054A
JP2001063054A JP23752999A JP23752999A JP2001063054A JP 2001063054 A JP2001063054 A JP 2001063054A JP 23752999 A JP23752999 A JP 23752999A JP 23752999 A JP23752999 A JP 23752999A JP 2001063054 A JP2001063054 A JP 2001063054A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
signal
input terminal
recording head
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP23752999A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Furukawa
達生 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP23752999A priority Critical patent/JP2001063054A/ja
Publication of JP2001063054A publication Critical patent/JP2001063054A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定した記録を行うことができる記録ヘッド
及び記録装置を提供する。 【解決手段】 熱エネルギーを発生する電気熱変換素子
と該電気熱変換素子を駆動する機能素子とが同一基板上
に設けられた半導体基板H1100と、該半導体基板H
1100に外部から供給される信号を受け取るための電
気配線基板HH1300を有する記録ヘッドにおいて、
機能素子は、前記電気熱変換素子に電流を供給するヒー
タ及びドライバ部101と、記録情報を保持/転送する
シフトレジスタ103とを含み、シフトレジスタ103
のデータ入力端子またはクロック入力端子、またはヒー
タ及びドライバ部101の駆動タイミングを決定するヒ
ート信号入力端子の少なくとも一つに信号を供給する前
記電気配線基板の回路上にコンデンサ160が挿入され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱エネルギーを発
生する電気熱変換素子と該電気熱変換素子を駆動する機
能素子とが同一基板上に設けられた半導体基板上と、該
半導体基板に外部から供給される信号を受け取るための
電気配線基板を有する記録ヘッド及び記録装置に関する
ものである。
【0002】尚、本発明は、一般的なプリント装置のほ
か、複写機、通信システムを有するファクシミリ、プリ
ント部を有するワードプロセッサ等の装置、さらには各
種処理装置と複合的に組み合わされた産業用記録装置に
適用することができる。
【0003】
【従来の技術】従来のインクジェット方式に従う記録装
置に搭載される記録ヘッドの電気熱変換素子(ヒータ)
とその駆動回路は、例えば、特開平5−185594号
公報に開示されているように、半導体プロセス技術を用
いて同一基板上に形成されている。
【0004】このような記録ヘッドの構成としては、ヒ
ータ及び駆動回路を含んだ半導体基板(チップ)を、こ
れに対してインクを吐出するための電気信号を印加する
ために用いる電気配線基板上に実装する形態が一般的で
ある。この電気配線基板上には、本体装置からの電気信
号を受取るための外部信号入力端子及び半導体基板との
電気的接続を取るための信号入力端子とが設けられてお
り、これらの間はフレキシブルケーブル等により接続さ
れている。即ち、本体装置からの電気信号はある程度の
長さを持ったケーブル配線を通ったのちヒータ及び駆動
回路へと印加されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これに対して、記録ヘ
ッドに求められる記録速度は年々高速化しており、これ
に伴い画像データ信号の周波数や画像データ転送用のク
ロック周波数は高くなる傾向にある。ケーブル配線等の
持っているインダクタンス成分によりパルス波形にリン
ギングが生じ、パルス波形が乱れることによるデータの
抜けや誤動作が発生する懸念が指摘されている。また、
配線のインダクタンス成分によりデジタル信号処理回路
系から出る放射ノイズやラインノイズが他の機能に悪影
響を与える懸念が指摘されている。
【0006】さらには、ヒータに電流を流すためのドラ
イバートランジスタを駆動するためのパルス(ヒートパ
ルス)のパルス幅を短くすることで発泡現象の安定化を
図る駆動方式が提案されており、これに伴いヒートパル
ス幅を短く設定する必要が生じているが、ケーブル配線
が持っているインダクタンス成分により波形が乱れ必要
なヒートパルス幅が安定して供給できないという懸念が
指摘されている。即ち、上記従来例では、本体装置から
の電気信号はある程度の長さを持ったケーブル配線を通
ったのち、ヒータ及び駆動回路へと印可されているた
め、この間のインダクタンス成分は大きくなってしま
い、パルス波形にリンギングが生じ、パルス波形が乱れ
ることにより、所望のヒートパルス幅に対して時間の変
動や抜けが発生する。また、ヒートパルスが入力される
デジタル信号処理回路系から出る放出ノイズやラインノ
イズが他の回路系の誤動作等を引き起こし、結果的に、
記録ヘッドの記録に悪影響を与えてしまうという問題点
があった。
【0007】また、ヒートパルスのパルス幅を短くする
際には、インダクタンス成分によりパルスが乱れ所望の
時間のパルス幅が駆動回路に与えられず、結果的に発泡
現象の不安定化を引き起こし記録ヘッドの記録に悪影響
を与えてしまうという問題点があった。
【0008】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、安定した記録を行うことができる記録ヘッド
及び記録装置を提供することを目的とする。
【0009】そして、本発明の第1の目的は、高い周波
数で動作するデータ信号や転送用クロック信号等の波形
リンギングを抑え、データの抜けや誤動作を防止してさ
らにはデジタル信号処理回路から出る放射ノイズやライ
ンノイズを低減するために公的な記録ヘッド及び記録装
置の構成を提供することを目的とすることにある。
【0010】本発明の第2の目的は、ヒートパルスのパ
ルス幅を短くした場合にもパルス波形が乱れず正確なパ
ルス幅でヒータを駆動するのに好適な記録ヘッド及び記
録装置の構成を提供することを目的とすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による記録ヘッドは以下の構成を備える。即
ち、熱エネルギーを発生する電気熱変換素子と該電気熱
変換素子を駆動する機能素子とが同一基板上に設けられ
た半導体基板上と、該半導体基板に外部から供給される
信号を受け取るための電気配線基板を有する記録ヘッド
であって、前記機能素子は、前記電気熱変換素子に電流
を供給する電流供給部と、記録情報を転送する転送部
と、該記録情報を保持する保持部を含み、前記転送部の
データ入力端子またはクロック入力端子、または前記電
流供給部の駆動タイミングを決定するヒート信号入力端
子の少なくとも一つに信号を供給する前記電気配線基板
の回路上にコンデンサが挿入されている。
【0012】また、好ましくは、前記コンデンサは、前
記電気配線基板上のGND端子と、前記半導体基板上の
前記データ入力端子、前記クロック入力端子、前記ヒー
ト信号入力端子の少なくとも一つの間に挿入されてい
る。
【0013】また、好ましくは、前記コンデンサは、1
0pF〜1000pFの容量値を有する。
【0014】また、好ましくは、前記記録ヘッドは、イ
ンクを吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッドで
ある。
【0015】上記の目的を達成するための本発明による
記録装置は以下の構成を備える。即ち、記録データに基
づいて、記録ヘッドによる記録を行う記録装置であっ
て、前記記録ヘッドは、熱エネルギーを発生する電気熱
変換素子と該電気熱変換素子を駆動する機能素子とが設
けられた半導体基板と、該半導体基板に外部から供給さ
れる信号を受け取るための電気配線基板を有し、前記機
能素子は、前記電気熱変換素子に電流を供給する電流供
給部と、記録情報を転送する転送部と、該記録情報を保
持する保持部を含み、前記転送部のデータ入力端子また
はクロック入力端子、または前記電流供給部の駆動タイ
ミングを決定するヒート信号入力端子の少なくとも一つ
に、ヘッド基板上においてコンデンサが挿入されてい
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の記
録装置に係る実施形態を説明する。置としてプリンタを
例に挙げ説明する。
【0017】なお、本明細書において、「プリント」
(「記録」という場合もある)とは、文字、図形等有意
の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、
また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであ
るか否かを問わず、広くプリント媒体上に画像、模様、
パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も
言うものとする。
【0018】ここで、「プリント媒体」とは、一般的な
プリント装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プ
ラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミック
ス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも言うもの
とする。
【0019】さらに、「インク」(「液体」と言う場合
もある)とは、上記「プリント」の定義と同様広く解釈
されるべきもので、プリント媒体上に付与されることに
よって、画像、模様、パターン等の形成またはプリント
媒体の加工、或いはインクの処理(例えばプリント媒体
に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供
され得る液体を言うものとする。
【0020】[装置本体]図1及び図2にインクジェッ
ト記録方式を用いたプリンタの概略構成を示す。図1に
おいて、この実施形態におけるプリンタの外殻をなす装
置本体M1000は、下ケースM1001、上ケースM
1002、アクセスカバーM1003及び排出トレイM
1004の外装部材と、その外装部材内に収納されたシ
ャーシM3019(図2参照)とから構成される。
【0021】前記シャーシM3019は、所定の剛性を
有する複数の板状金属部材によって構成され、記録装置
の骨格をなし、後述の各記録動作機構を保持するものと
なっている。また、前記下ケースM1001は装置本体
M1000の略下半部を、上ケースM1002は装置上
本体M1000の略上半部をそれぞれ形成しており、両
ケースの組合せによって内部に後述の各機構を収納する
収納空間を有する中空体構造をなし、その上面部及び前
面部にはそれぞれ開口部が形成されている。
【0022】さらに、前記排出トレイM1004はその
一端部が下ケースM1001に回転自在に保持され、そ
の回転によって下ケースM1001の前面部に形成され
る前記開口部を開閉させ得るようになっている。このた
め、記録動作を実行させる際には、排出トレイM100
4を前面側へと回転させて開口部を開成させることによ
り、ここから記録シートが排出可能となると共に排出さ
れた記録シートPを順次積載し得るようになっている。
また、排紙トレイM1004には、2枚の補助トレイM
1004a,M1004bが収納されており、必要に応
じて各トレイを手前に引き出すことにより、用紙の支持
面積を3段階に拡大、縮小させ得るようになっている。
【0023】アクセスカバーM1003は、その一端部
が上ケースM1002に回転自在に保持され、上面に形
成される開口部を開閉し得るようになっており、このア
クセスカバーM1003を開くことによって本体内部に
収納されている記録ヘッドカートリッジH1000ある
いはインクタンクH1900等の交換が可能となる。な
お、ここでは特に図示しないが、アクセスカバーM10
03を開閉させると、その裏面に形成された突起がカバ
ー開閉レバーを回転させるようになっており、そのレバ
ーの回転位置をマイクロスイッチなどで検出することに
より、アクセスカバーの開閉状態を検出し得るようにな
っている。
【0024】また、上ケースM1002の後部上面に
は、電源キーE0018及びレジュームキーE0019
が押下可能に設けられると共に、LED E0020が
設けられており、電源キーE0018を押下すると、L
ED E0020が点灯し記録可能であることをオペレ
ータに知らせるものとなっている。また、LED E0
020は点滅の仕方や色の変化をさせたり、ブザーE0
021(図7)をならすことによりプリンタのトラブル
等をオペレータに知らせる等種々の表示機能を有する。
なお、トラブル等が解決した場合には、レジュームキー
E0019を押下することによって記録が再開されるよ
うになっている。
【0025】[記録動作機構]次に、上記プリンタの装
置本体M1000に収納、保持される本実施形態におけ
る記録動作機構について説明する。
【0026】本実施形態における記録動作機構として
は、記録シートPを装置本体内へと自動的に給送する自
動給送部M3022と、自動給送部から1枚ずつ送出さ
れる記録シートPを所望の記録位置へと導くと共に、記
録位置から排出部M3030へと記録シートPを導く搬
送部M3029と、搬送部M3029に搬送された記録
シートPに所望の記録を行なう記録部と、前記記録部等
に対する回復処理を行う回復部(M5000)とから構
成されている。
【0027】(記録部)ここで、前記記録部を説明す
る。
【0028】前記キャリッジ軸M4021によって移動
可能に支持されたキャリッジM4001と、このキャリ
ッジM4001に着脱可能に搭載される記録ヘッドカー
トリッジH1000とからなる。
【0029】記録ヘッドカートリッジ まず、前記記録ヘッドカートリッジについて図3〜5に
基づき説明する。
【0030】この実施形態における記録ヘッドカートリ
ッジH1000は、図3に示すようにインクを貯留する
インクタンクH1900と、このインクタンクH190
0から供給されるインクを記録情報に応じてノズルから
吐出させる記録ヘッドH1001とを有し、前記記録ヘ
ッドH1001は、後述するキャリッジM4001に対
して着脱可能に搭載される、いわゆるカートリッジ方式
を採るものとなっている。
【0031】ここに示す記録ヘッドカートリッジH10
00では、写真調の高画質なカラー記録を可能とするた
め、インクタンクとして、例えば、ブラック、ライトシ
アン、ライトマゼンタ、シアン、マゼンタ及びイエロー
の各色独立のインクタンクが用意されており、図4に示
すように、それぞれが記録ヘッドH1001に対して着
脱自在となっている。
【0032】そして,前記記録ヘッドH1001は、図
5の分解斜視図に示すように、記録素子基板H110
0、第1のプレートH1200、電気配線基板H130
0、第2のプレートH1400、タンクホルダーH15
00、流路形成部材H1600、フィルターH170
0、シールゴムH1800から構成されている。
【0033】記録素子基板H1100には、Si基板の
片面にインクを吐出するための複数の記録素子と、各記
録素子に電力を供給するAl等の電気配線とが成膜技術
により形成され、この記録素子に対応した複数のインク
流路と複数の吐出口H1100Tとがフォトリソグラフ
ィ技術により形成されると共に、複数のインク流路にイ
ンクを供給するためのインク供給口が裏面に開口するよ
うに形成されている。また、前記記録素子基板H110
0は第1のプレートH1200に接着固定されており、
ここには、前記記録素子基板H1100にインクを供給
するためのインク供給口H1201が形成されている。
さらに、第1のプレートH1200には、開口部を有す
る第2のプレートH1400が接着固定されており、こ
の第2のプレートH1400は、電気配線基板H130
0と記録素子基板H1100とが電気的に接続されるよ
う電気配線基板H1300を保持している。
【0034】この電気配線基板H1300は、前記記録
素子基板H1100にインクを吐出するための電気信号
を印加するものであり、記録素子基板H1100に対応
する電気配線と、この電気配線端部に位置し本体からの
電気信号を受け取るための外部信号入力端子H1301
とを有しており、前記外部信号入力端子H1301は、
後述のタンクホルダーH1500の背面側に位置決め固
定されている。
【0035】一方、前記インクタンクH1900を着脱
可能に保持するタンクホルダーH1500には、流路形
成部材H1600が超音波溶着され、インクタンクH1
900から第1のプレートH1200に亘るインク流路
H1501を形成している。また、インクタンクH19
00と係合するインク流路H1501のインクタンク側
端部には、フィルターH1700が設けられており、外
部からの塵埃の侵入を防止し得るようになっている。ま
た、インクタンクH1900との係合部にはシールゴム
H1800が装着され、前記係合部からのインクの蒸発
を防止し得るようになっている。
【0036】さらに、前述のようにタンクホルダーH1
500、流路形成部材H1600、フィルターH170
0及びシールゴムH1800から構成されるタンクホル
ダー部と、前記記録素子基板H1100、第1のプレー
トH1200、電気配線基板H1300及び第2のプレ
ートH1400から構成される記録素子部とを、接着等
で結合することにより、記録ヘッドH1001を構成し
ている。
【0037】(キャリッジ)次に、図2に基づき前記キ
ャリッジM4001を説明する。
【0038】図示のように、キャリッジM4001に
は、キャリッジM4001と係合し記録ヘッドH100
1をキャリッジM4001の装着位置に案内するための
キャリッジカバーM4002と、記録ヘッドH1001
のタンクホルダーH1500と係合し記録ヘッドH10
00を所定の装着位置にセットさせるよう押圧するヘッ
ドセットレバーM4007とが設けられている。すなわ
ち、ヘッドセットレバーM4007はキャリッジM40
01の上部にヘッドセットレバー軸に対して回動可能に
設けられると共に、記録ヘッドH1000との係合部に
は不図示のヘッドセットプレートがばねを介して備えら
れ、このばね力によって記録ヘッドH1001を押圧し
ながらキャリッジM4001に装着する構成となってい
る。
【0039】またキャリッジM4001の記録ヘッドH
1001との別の係合部にはコンタクトフレキシブルプ
リントケーブル(以下、コンタクトFPCと称す)E0
011が設けられ、コンタクトFPC E0011上の
コンタクト部E0011aと記録ヘッドH1001に設
けられたコンタクト部(外部信号入力端子)H1301
とが電気的に接触し、記録のための各種情報の授受や記
録ヘッドH1001への電力の供給などを行い得るよう
になっている。
【0040】ここでコンタクトFPC E0011のコ
ンタクト部E0011aとキャリッジM4001との間
には不図示のゴムなどの弾性部材が設けられ、この弾性
部材の弾性力とヘッドセットレバーばねによる押圧力と
によってコンタクト部E0011aとキャリッジM40
01との確実な接触を可能とするようになっている。さ
らに前記コンタクトFPC E0011はキャリッジM
4001の背面に搭載されたキャリッジ基板E0013
に接続されている(図7参照)。
【0041】[スキャナ]この実施形態におけるプリン
タは、記録ヘッドをスキャナと交換することで読取装置
としても使用することができる。
【0042】このスキャナは、プリンタ側のキャリッジ
と共に移動し、記録媒体に代えて給送された原稿画像を
副走査方向において読み取るようになっており、その読
み取り動作と原稿の給送動作とを交互に行うことによ
り、1枚の原稿画像情報を読み取るようになっている。
【0043】図6はこのスキャナM6000の概略構成
を示す図である。
【0044】図示のように、スキャナホルダM6001
は箱型形状となしており、その内部には読み取りに必要
な光学系・処理回路などが収納されている。また、この
スキャナM6000をキャリッジM4001へと装着し
た時、原稿面と対面する部分にはスキャナ読取レンズM
6006が設けられており、ここから原稿画像を読み取
るようになっている。スキャナ照明レンズM6005は
内部に不図示の光源を有し、その光源から発せられた光
が原稿へと照射される。
【0045】前記スキャナホルダM6001の底部に固
定されたスキャナカバーM6003は、スキャナホルダ
M6001内部を遮光するように嵌合し、側面に設けら
れたルーバー状の把持部によってキャリッジM4001
への着脱操作性の向上を図っている。スキャナホルダM
6001の外形形状は記録ヘッドカートリッジH100
0と略同形状であり、キャリッジM4001へは記録ヘ
ッドカートリッジH1000と同様の操作で着脱するこ
とができる。
【0046】また、スキャナホルダM6001には、前
記処理回路を有する基板が収納される一方、この基板に
接続されたスキャナコンタクトPCBが外部に露出する
よう設けられており、キャリッジM4001へとスキャ
ナM6000を装着した際、前記スキャナコンタクトP
CB M6004がキャリッジM4001側のコンタク
トFPC E0011に接触し、前記基板を、前記キャ
リッジM4001を介して本体側の制御系に電気的に接
続させるようになっている。
【0047】次に、本発明の実施形態における電気的回
路構成を説明する。図7は、この実施形態における電気
的回路の全体構成を概略的に示す図である。
【0048】この実施形態における電気的回路は、主に
キャリッジ基板(CRPCB)E0013、メインPC
B(Printed Circuit Board)E0014、電源ユニッ
トE0015等によって構成されている。ここで、前記
電源ユニットは、メインPCB E0014と接続さ
れ、各種駆動電源を供給するものとなっている。また、
キャリッジ基板E0013は、キャリッジM4001
(図2)に搭載されたプリント基板ユニットであり、コ
ンタクトFPC E0011を通じて記録ヘッドとの信
号の授受を行うインターフェースとして機能する他、キ
ャリッジM4001の移動に伴ってエンコーダセンサE
0004から出力されるパルス信号に基づき、エンコー
ダスケールE0005とエンコーダセンサE0004と
の位置関係の変化を検出し、その出力信号をフレキシブ
ルフラットケーブル(CRFFC)E0012を通じて
メインPCB E0014へと出力する。
【0049】さらに、メインPCBはこの実施形態にお
けるインクジェット記録装置の各部の駆動制御を司るプ
リント基板ユニットであり、紙端検出センサ(PEセン
サ)E0007、ASFセンサE0009、カバーセン
サE0022、パラレルインターフェース(パラレルI
/F)E0016、シリアルインターフェース(シリア
ルI/F)E0017、リジュームキーE0019、L
ED E0020、電源キーE0018、ブザーE00
21等に対するI/Oポートを基板上に有し、さらにC
RモータE0001、LFモータE0002、PGモー
タE0003と接続されてこれらの駆動を制御する他、
インクエンドセンサE0006、GAPセンサE000
8、PGセンサE0010、CRFFC E0012、
電源ユニットE0015との接続インターフェイスを有
する。
【0050】図8は、メインPCBの内部構成を示すブ
ロック図である。図において、E1001はCPUであ
り、このCPU E1001は内部にオシレータOSC
E1002を有すると共に、発振回路E1005に接
続されてその出力信号E1019によりシステムクロッ
クを発生する。また、制御バスE1014を通じてRO
M E1004およびASIC(Application Specific
Integrated Circuit)E1006に接続され、ROM
に格納されたプログラムに従って、ASICの制御、電
源キーからの入力信号E1017、及びリジュームキー
からの入力信号E1016、カバー検出信号E104
2、ヘッド検出信号(HSENS)E1013の状態の
検知を行ない、さらにブザー信号(BUZ)E1018
によりブザーE0021を駆動し、内蔵されるA/Dコ
ンバータE1003に接続されるインクエンド検出信号
(INKS)E1011及びサーミスタ温度検出信号
(TH)E1012の状態の検知を行う一方、その他各
種論理演算・条件判断等を行ない、インクジェット記録
装置の駆動制御を司る。
【0051】ここで、ヘッド検出信号E1013は、記
録ヘッドカートリッジH1000からフレキシブルフラ
ットケーブルE0012、キャリッジ基板E0013及
びコンタクトフレキシブルプリントケーブルE0011
を介して入力されるヘッド搭載検出信号であり、インク
エンド検出信号はインクエンドセンサE0006から出
力されるアナログ信号、サーミスタ温度検出信号E10
12はキャリッジ基板E0013上に設けられたサーミ
スタ(図示せず)からのアナログ信号である。
【0052】E1008はCRモータドライバであっ
て、モータ電源(VM)E1040を駆動源とし、AS
IC E1006からのCRモータ制御信号E1036
に従って、CRモータ駆動信号E1037を生成し、C
RモータE0001を駆動する。E1009はLF/P
Gモータドライバであって、モータ電源E1040を駆
動源とし、ASIC E1006からのパルスモータ制
御信号(PM制御信号)E1033に従ってLFモータ
駆動信号E1035を生成し、これによってLFモータ
を駆動すると共に、PGモータ駆動信号E1034を生
成してPGモータを駆動する。
【0053】E1010は電源制御回路であり、ASI
C E1006からの電源制御信号E1024に従って
発光素子を有する各センサ等への電源供給を制御する。
パラレルI/F E0016は、ASIC E1006
からのパラレルI/F信号E1030を、外部に接続さ
れるパラレルI/FケーブルE1031に伝達し、また
パラレルI/FケーブルE1031の信号をASIC
E1006に伝達する。シリアルI/F E0017
は、ASIC E1006からのシリアルI/F信号E
1028を、外部に接続されるシリアルI/Fケーブル
E1029に伝達し、また同ケーブルE1029からの
信号をASIC E1006に伝達する。
【0054】一方、前記電源ユニットE0015から
は、ヘッド電源(VH)E1039及びモータ電源(V
M)E1040、ロジック電源(VDD)E1041が
供給される。また、ASIC E1006からのヘッド
電源ON信号(VHON)E1022及びモータ電源O
N信号(VMOM)E1023が電源ユニットE001
5に入力され、それぞれヘッド電源E1039及びモー
タ電源E1040のON/OFFを制御する。電源ユニ
ットE0015から供給されたロジック電源(VDD)
E1041は、必要に応じて電圧変換された上で、メイ
ンPCB E0014内外の各部へ供給される。
【0055】またヘッド電源E1039は、メインPC
B E0014上で平滑された後にフレキシブルフラッ
トケーブルE0011へと送出され、記録ヘッドカート
リッジH1000の駆動に用いられる。
【0056】E1007はリセット回路で、ロジック電
源電圧E1040の低下を検出して、CPU E100
1及びASIC E1006にリセット信号(RESE
T)E1015を供給し、初期化を行なう。
【0057】このASIC E1006は1チップの半
導体集積回路であり、制御バスE1014を通じてCP
U E1001によって制御され、前述したCRモータ
制御信号E1036、PM制御信号E1033、電源制
御信号E1024、ヘッド電源ON信号E1022、及
びモータ電源ON信号E1023等を出力し、パラレル
I/F E0016およびシリアルI/F E0017
との信号の授受を行なう他、PEセンサE0007から
のPE検出信号(PES)E1025、ASFセンサE
0009からのASF検出信号(ASFS)E102
6、GAPセンサE0008からのGAP検出信号(G
APS)E1027、PGセンサE0007からのPG
検出信号(PGS)E1032の状態を検知して、その
状態を表すデータを制御バスE1014を通じてCPU
E1001に伝達し、入力されたデータに基づきCP
U E1001はLED駆動信号E1038の駆動を制
御してLEDE0020の点滅を行なう。
【0058】さらに、エンコーダ信号(ENC)E10
20の状態を検知してタイミング信号を生成し、ヘッド
制御信号E1021で記録ヘッドカートリッジH100
0とのインターフェイスをとり記録動作を制御する。こ
こにおいて、エンコーダ信号(ENC)E1020はフ
レキシブルフラットケーブルE0012を通じて入力さ
れるCRエンコーダセンサE0004の出力信号であ
る。また、ヘッド制御信号E1021は、フレキシブル
フラットケーブルE0012、キャリッジ基板E001
3、及びコンタクトFPC E0011を経て記録ヘッ
ドカートリッジH1000に供給される。
【0059】図9は、ASIC E1006の内部構成
を示すブロック図である。
【0060】なお、同図において、各ブロック間の接続
については、記録データやモータ制御データ等、ヘッド
や各部機構部品の制御にかかわるデータの流れのみを示
しており、各ブロックに内蔵されるレジスタの読み書き
に係わる制御信号やクロック、DMA制御にかかわる制
御信号などは図面上の記載の煩雑化を避けるため省略し
ている。
【0061】図中、E2002はPLLであり、図9に
示すように前記CPU E1001から出力されるクロ
ック信号(CLK)E2031及びPLL制御信号(P
LLON)E2033により、ASIC E1006内
の大部分へと供給するクロック(図示しない)を発生す
る。
【0062】また、E2001はCPUインターフェー
ス(CPUI/F)であり、リセット信号E1015、
CPU E1001から出力されるソフトリセット信号
(PDWN)E2032、クロック信号(CLK)E2
031及び制御バスE1014からの制御信号により、
以下に説明するような各ブロックに対するレジスタ読み
書き等の制御や、一部ブロックへのクロックの供給、割
り込み信号の受け付け等(いずれも図示しない)を行な
い、CPU E1001に対して割り込み信号(IN
T)E2034を出力し、ASIC E1006内部で
の割り込みの発生を知らせる。
【0063】また、E2005はDRAMであり、記録
用のデータバッファとして、受信バッファE2010、
ワークバッファE2011、プリントバッファE201
4、展開用データバッファE2016などの各領域を有
すると共に、モータ制御用としてモータ制御バッファE
2023を有し、さらにスキャナ動作モード時に使用す
るバッファとして、上記の各記録用データバッファに代
えてスキャナ取込みバッファE2024、スキャナデー
タバッファE2026、送出バッファE2028などの
領域を有する。
【0064】また、このDRAM E2005は、CP
U E1001の動作に必要なワーク領域としても使用
されている。すなわち、E2004はDRAM制御部で
あり、制御バスによるCPU E1001からDRAM
E2005へのアクセスと、後述するDMA制御部E
2003からDRAM E2005へのアクセスとを切
り替えて、DRAM E2005への読み書き動作を行
なう。
【0065】DMA制御部E2003では、各ブロック
からのリクエスト(図示せず)を受け付けて、アドレス
信号や制御信号(図示せず)、書込み動作の場合には書
込みデータ(E2038、E2041、E2044、E
2053、E2055、E2057)などをRAM制御
部に出力してDRAMアクセスを行なう。また読み出し
の場合には、DRAM制御部E2004からの読み出し
データ(E2040、E2043、E2045、E20
51、E2054、E2056、E2058、E205
9)を、リクエスト元のブロックに受け渡す。
【0066】また、E2006は1284I/Fであ
り、CPUI/F E2001を介したCPU E10
01の制御により、パラレルI/F E0016を通じ
て、図示しない外部ホスト機器との双方向通信インター
フェイスを行なう他、記録時にはパラレルI/F E0
016からの受信データ(PIF受信データE203
6)をDMA処理によって受信制御部E2008へと受
け渡し、スキャナ読み取り時にはDRAM E2005
内の送出バッファE2028に格納されたデータ(12
84送信データ(RDPIF)E2059)をDMA処
理によりパラレルI/Fに送信する。
【0067】E2007はUSBI/Fであり、CPU
I/F E2001を介したCPUE1001の制御に
より、シリアルI/F E0017を通じて、図示しな
い外部ホスト機器との双方向通信インターフェイスを行
なう他、記録時にはシリアルI/F E0017からの
受信データ(USB受信データE2037)をDMA処
理により受信制御部E2008に受け渡し、スキャナ読
み取り時にはDRAM E2005内の送出バッファE
2028に格納されたデータ(USB送信データ(RD
USB)E2058)をDMA処理によりシリアルI/
F E0017に送信する。受信制御部E2008は、
1284I/F E2006もしくはUSBI/F E
2007のうちの選択されたI/Fからの受信データ
(WDIF)E2038)を、受信バッファ制御部E2
039の管理する受信バッファ書込みアドレスに、書込
む。E2009は圧縮・伸長DMAであり、CPUI/
F E2001を介したCPUE1001の制御によ
り、受信バッファE2010上に格納された受信データ
(ラスタデータ)を、受信バッファ制御部E2039の
管理する受信バッファ読み出しアドレスから読み出し、
そのデータ(RDWK)E2040を指定されたモード
に従って圧縮・伸長し、記録コード列(WDWK)E2
041としてワークバッファ領域に書込む。
【0068】E2013は記録バッファ転送DMAで、
CPUI/F E2001を介したCPU E1007
の制御によってワークバッファE2011上の記録コー
ド(RDWP)E2043を読み出し、各記録コード
を、記録ヘッドカートリッジH1000へのデータ転送
順序に適するようなプリントバッファE2014上のア
ドレスに並べ替えて転送(WDWP E2044)す
る。また、E2012はワーククリアDMAであり、C
PUI/F E2001を介したCPU E1001の
制御によって記録バッファ転送DMA E2015によ
る転送が完了したワークバッファ上の領域に対し、指定
したワークフィルデータ(WDWF)E2042を繰返
し書込み転送する。
【0069】E2015は記録データ展開DMAであ
り、CPUI/F E2001を介したCPU E10
01の制御により、ヘッド制御部E2018からのデー
タ展開タイミング信号E2050をトリガとして、プリ
ントバッファ上に並べ替えて書込まれた記録コードと展
開用データバッファE2016上に書込まれた展開用デ
ータとを読み出し、展開記録データ(RDHDG)E2
045を生成し、これをカラムバッファ書込みデータ
(WDHDG)E2047としてカラムバッファE20
17に書込む。ここで、カラムバッファE2017は、
記録ヘッドカートリッジH1000へと転送データ(展
開記録データ)とを一時的に格納するSRAMであり、
記録データ展開DMAとヘッド制御部とのハンドシェー
ク信号(図示せず)によって両ブロックにより共有管理
されている。
【0070】E2018はヘッド制御部で、CPUI/
F E2001を介したCPU E1001の制御によ
り、ヘッド制御信号を介して記録ヘッドカートリッジH
1000またはスキャナとのインターフェイスを行なう
他、E2019エンコーダ信号処理部E2019からの
ヘッド駆動タイミング信号E2049に基づき、記録デ
ータ展開DMAに対してデータ展開タイミング信号E2
050の出力を行なう。
【0071】また、記録時には、前記ヘッド駆動タイミ
ング信号E2049に従って、カラムバッファから展開
記録データ(RDHD)E2048を読み出し、そのデ
ータをヘッド制御信号E1021を通じて記録ヘッドカ
ートリッジH1000に出力する。また、スキャナ読み
取りモードにおいては、ヘッド制御信号E1021を通
して入力された取込みデータ(WDHD)E2053を
DRAM E2005上のスキャナ取込みバッファE2
024へとDMA転送する。E2025はスキャナデー
タ処理DMAであり、CPUI/F E2001を介し
たCPU E1001の制御により、スキャナ取込みバ
ッファE2024に蓄えられた取込みバッファ読み出し
データ(RDAV)E2054を読み出し、平均化等の
処理を行なった処理済データ(WDAV)E2055を
DRAM E2005上のスキャナデータバッファE2
026に書込む。E2027はスキャナデータ圧縮DM
Aで、CPUI/F E2001を介したCPU E1
001の制御により、スキャナデータバッファE202
6上の処理済データ(RDYC)E2056を読み出し
てデータ圧縮を行ない、圧縮データ(WDYC)E20
57を送出バッファE2028に書込む。
【0072】E2019はエンコーダ信号処理部であ
り、エンコーダ信号(ENC)を受けて、CPU E1
001の制御で定められたモードに従ってヘッド駆動タ
イミング信号E2049を出力する他、エンコーダ信号
E1020から得られるキャリッジM4001の位置や
速度にかかわる情報をレジスタに格納して、CPU E
1001に提供する。CPU E1001はこの情報に
基づき、CRモータE0001の制御における各種パラ
メータを決定する。また、E2020はCRモータ制御
部であり、CPUI/F E2001を介したCPU
E1001の制御により、CRモータ制御信号E103
6を出力する。
【0073】E2022はセンサ信号処理部で、PGセ
ンサE0010、PEセンサE0007、ASFセンサ
E0009、及びGAPセンサE0008等から出力さ
れる各検出信号を受けて、CPU E1001の制御で
定められたモードに従ってこれらのセンサ情報をCPU
E1001に伝達する他、LF/PGモータ制御部D
MA E2021に対してセンサ検出信号E2052を
出力する。
【0074】LF/PGモータ制御DMAE2021
は、CPUI/F E2001を介したCPU E10
01の制御により、DRAM E2005上のモータ制
御バッファE2023からパルスモータ駆動テーブル
(RDPM)E2051を読み出してパルスモータ制御
信号Eを出力する他、動作モードによっては前記センサ
検出信号を制御のトリガとしてパルスモータ制御信号E
1033を出力する。また、E2030はLED制御部
であり、CPUI/F E2001を介したCPU E
1001の制御により、LED駆動信号E1038を出
力する。さらに、E2029はポート制御部であり、C
PUI/F E2001を介したCPU E1001の
制御により、ヘッド電源ON信号E1022、モータ電
源ON信号E1023、及び電源制御信号E1024を
出力する。
【0075】次に、上記のように構成された本発明の実
施形態におけるインクジェット記録装置の動作を図10
のフローチャートに基づき説明する。
【0076】AC電源に本装置が接続されると、まず、
ステップS1では装置の第1の初期化処理を行なう。こ
の初期化処理では、本装置のROMおよびRAMのチェ
ックなどの電気回路系のチェックを行ない、電気的に本
装置が正常に動作可能であるかを確認する。
【0077】次にステップS2では、装置本体M100
0の上ケースM1002に設けられた電源キーE001
8がONされたかどうかの判断を行い、電源キーE00
18が押された場合には、次のステップS3へと移行
し、ここで第2の初期化処理を行う。
【0078】この第2の初期化処理では、本装置の各種
駆動機構及びヘッド系のチェックを行なう。すなわち、
各種モータの初期化やヘッド情報の読み込みを行うに際
し、本装置が正常に動作可能であるかを確認する。
【0079】次にステップS4ではイベント待ちを行な
う。すなわち、本装置に対して、外部I/Fからの指令
イベント、ユーザ操作によるパネルキーイベントおよび
内部的な制御イベントなどを監視し、これらのイベント
が発生すると当該イベントに対応した処理を実行する。
【0080】例えば、ステップS4で外部I/Fからの
記録指令イベントを受信した場合には、ステップS5へ
と移行し、同ステップでユーザ操作による電源キーイベ
ントが発生した場合にはステップS10へと移行し、同
ステップでその他のイベントが発生した場合にはステッ
プS11へと移行する。
【0081】ここで、ステップS5では、外部I/Fか
らの記録指令を解析し、指定された紙種別、用紙サイ
ズ、記録品位、給紙方法などを判断し、その判断結果を
表すデータを本装置内のRAM E2005に記憶し、
ステップS6へと進む。
【0082】次いでステップS6ではステップS5で指
定された給紙方法により給紙を開始し、用紙を記録開始
位置まで送り、ステップS7に進む。
【0083】ステップS7では記録動作を行なう。この
記録動作では、外部I/Fから送出されてきた記録デー
タを、一旦記録バッファに格納し、次いでCRモータE
0001を駆動してキャリッジM4001の走査方向へ
の移動を開始すると共に、プリントバッファE2014
に格納されている記録データを記録ヘッドカートリッジ
H1000へと供給して1行の記録を行ない、1行分の
記録データの記録動作が終了するとLFモータE000
2を駆動し、LFローラM3001を回転させて用紙を
副走査方向へと送る。この後、上記動作を繰り返し実行
し、外部I/Fからの1ページ分の記録データの記録が
終了すると、ステップ8へと進む。
【0084】ステップS8では、LFモータE0002
を駆動し、排紙ローラM2003を駆動し、用紙が完全
に本装置から送り出されたと判断されるまで紙送りを繰
返し、終了した時点で用紙は排紙トレイM1004a上
に完全に排紙された状態となる。
【0085】次にステップS9では、記録すべき全ペー
ジの記録動作が終了したか否かを判定し、記録すべきペ
ージが残存する場合には、ステップS5へと復帰し、以
下、前述のステップS5〜S9までの動作を繰り返し、
記録すべき全てのページの記録動作が終了した時点で記
録動作は終了し、その後ステップS4へと移行し、次の
イベントを待つ。
【0086】一方、ステップS10ではプリンタ終了処
理を行ない、本装置の動作を停止させる。つまり、各種
モータやヘッドなどの電源を切断するために、電源を切
断可能な状態に移行した後、電源を切断しステップS4
に進み、次のイベントを待つ。
【0087】また、ステップS11では、上記以外の他
のイベント処理を行なう。例えば、本装置の各種パネル
キーや外部I/Fからの回復指令や内部的に発生する回
復イベントなどに対応した処理を行なう。なお、処理終
了後にはステップS4に進み、次のイベントを待つ。 [実施形態1]図11は実施形態1の記録ヘッド周辺部
の回路構成を示す図である。
【0088】図11において、H1100はヒータ及び
駆動回路を半導体プロセス技術により一体形成した半導
体基板である。102は基板裏面よりインクを供給する
インク供給口である。101はヒータ及びドライバ部で
あり、複数個配列したアレイで構成される。103は記
録データを一時的に保持するシフトレジスタである。1
07はヒータ及び駆動回路101中の所望のヒータブロ
ック毎に選択して駆動するためのデコーダである。10
4はシフトレジスタ103及びデコーダ107にデジタ
ル信号を入力するバッファ回路を含む入力回路である。
110は入力端子である。
【0089】150は半導体基板H1100から記録ヘ
ッドの電気配線基板の外部信号入力端子H1301まで
の間の信号線となるフレキシブルケーブルである。H1
300は外部信号入力端子H1301が形成される電気
配線基板である。160はインダクタンス成分低減のた
めのコンデンサである。
【0090】図12は実施形態1のインクを吐出するヒ
ータを駆動するヒータ及びドライバ部の1セグメント分
の等価回路図である。図13は記録データを一時的に格
納するシフトレジスタとラッチ回路の1bit分に相当
する等価回路図である。
【0091】図14は実施形態1のシフトレジスタに記
録データを送り、ヒータに電流を印加するための一連の
動作を説明するためのタイミングチャートである。
【0092】以下、一連の動作について、図11〜図1
4を用いて説明する。
【0093】CLK端子に入力されたクロックパルスに
同期して記録データが、DATA_A及びDATA_B
端子に供給される。シフトレジスタ103は、記録デー
タを一時的に格納し、BG端子に印加されるラッチ信号
によりラッチ回路がデータを保持する。その後、所望の
ブロックに分割されたヒータ群を選択するためのBlo
ck信号と、ラッチ信号で保持された記録データがマト
リクス状にANDをとられ、電流駆動時間を直接決定す
るHE信号に同期してヒータ電流が流れる。この一連の
動作を各ブロック毎に繰り返して記録が行なわれる。
【0094】図15は記録データを一時的に保持するシ
フトレジスタに供給されるCLK信号及びDATA信号
の波形を示す図である。
【0095】ここで、CLK信号の周波数はおおむね5
MHz〜20MHzの周波数であり、CLKパルスの立
上がりに同期してDATA信号が取り込まれる構成にな
っている。図11に示すように半導体基板100からヘ
ッド基板152までの間のフレキシブルケーブル150
は、細い配線同士が長い距離(数10cm程度)に渡っ
て平行に配置されている。そのため、配線自身のインダ
クタンス成分により、図15に示すようにパルス波形の
立上り、立下りにはリンギングが発生し、CLKの立上
りDATAを取込むAのタイミングにおいて、最悪の場
合にはDATAの抜けが発生する虞がある。
【0096】そこで、実施形態1では、CLK信号入力
端子およびDATA信号入力端子であるDATA_A、
DATA_Bにコンデンサ160を挿入することで、配
線自身がもつインダクタンス成分を低減し高い周波数の
パルス波形の立上り、立下りにおけるリンギングの発生
を抑えることができる。
【0097】また、これにより高い周波数で動作するデ
ータ信号や転送用クロック信号などが入力されるデジタ
ル信号処理回路から出る放射ノイズやラインノイズを低
減することができる。 [実施形態2]図16は実施形態2の記録ヘッド周辺部
の回路構成を示す図である。
【0098】尚、図16の各構成要件は、図1の各構成
要件に準じている。
【0099】図17はヒータ電流を駆動するためのタイ
ミングを直接決定するパルス(ヒートパルス)のHEA
T信号とそれに伴い流れるヒータ電流波形IHを示す図
である。HEAT信号はLoアクティブに設定されてお
り、Loレベルの期間だけIH電流が流れる。ここで、
ヒートパルスの幅は1us〜3us程度に設定する場合
が多く、さらには1us以下の短パルスにした場合に、
発泡現象が安定化し記録品位の向上が実現できる場合も
ある。
【0100】このとき、HEAT信号も半導体基板10
0からヘッド基板152までの間のフレキシブルケーブ
ル150は、細い配線同士が長い距離(数10cm程
度)に渡って平行して配置されている。そのため、配線
自身のインダクタンス成分により、図17に示すように
パルス波形の立上り、立下りにはリンギングが発生し、
これがヒータ電流波形IHに重畳して、ヒータ電流波形
IHのBのレベルにおいて,電流値の揺らぎが発生し所
望のパルス幅を正確に供給できなくなり最悪の場合、発
泡現象に異常をきたす可能性がある。
【0101】そこで、実施形態2では、ヒート信号入力
端子であるHEAT_A、HEAT_Bにコンデンサ1
60を挿入することで、配線自身がもつインダクタンス
成分を低減し、短いパルス幅のヒートパルスが入力され
てもパルス波形の立上り、立下りにおけるリンギングの
発生を抑えることができる。
【0102】以上説明したように、実施形態1、2によ
れば、DATA信号、CLK信号、HEAT信号等の高
い周波数での動作が要求される信号のヘッド基板上の端
子にコンデンサを挿入することで、半導体基板までの間
のフレキシブルケーブル等の配線に含まれるインダクタ
ンス成分を低減し、パルス波形の立上り及び立下りにお
けるリンギングを抑えることできる。この結果、データ
転送時の誤動作防止やノイズの低減やヒートパルスの安
定化が実現される。
【0103】ここで、各端子に挿入されるコンデンサの
容量値は、各端子に入力パルスをなまらせて信号として
成立しなくなることを避け、かつ波形整形効果が十分期
待される値を取ることが必要であり、約10pF〜10
00pFの範囲で選択することが望まれる。
【0104】尚、以上の実施形態において、記録ヘッド
から吐出される液滴はインクであるとして説明し、さら
にインクタンクに収容される液体はインクであるとして
説明したが、その収容物はインクに限定されるものでは
ない。例えば、記録画像の定着性や耐水性を高めたり、
その画像品質を高めたりするために記録媒体に対して吐
出される処理液のようなものがインクタンクに収容され
ていても良い。
【0105】以上の実施形態は、特にインクジェット記
録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用され
るエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例え
ば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギ
ーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いるこ
とにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。
【0106】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0107】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0108】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても良い。
【0109】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0110】加えて、上記の実施形態で説明した記録ヘ
ッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリ
ッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着さ
れることで、装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッドを用いてもよい。
【0111】また、以上説明した記録装置の構成に、記
録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加する
ことは記録動作を一層安定にできるので好ましいもので
ある。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対して
のキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは
吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子
あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などが
ある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを
備えることも安定した記録を行うために有効である。
【0112】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0113】以上説明した実施の形態においては、イン
クが液体であることを前提として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化も
しくは液化するものを用いても良く、あるいはインクジ
ェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下
の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範
囲にあるように温度制御するものが一般的であるから、
使用記録信号付与時にインクが液状をなすものであれば
よい。
【0114】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。本発
明においては、上述した各インクに対して最も有効なも
のは、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
【0115】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。
【0116】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、安
定した記録を行うことができる記録ヘッド及び記録装置
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるインクジェットプリ
ンタの外観構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示すものの外装部材を取り外した状態を
示す斜視図である。
【図3】本発明の実施形態に用いる記録ヘッドカートリ
ッジを示す分解斜視図である。
【図4】図3に示す記録ヘッドカートリッジを組立てた
状態を示す側面図である。
【図5】図4に示した記録ヘッドを斜め下方から観た斜
視図である。
【図6】本発明の実施形態におけるスキャナカートリッ
ジを示す斜視図である。
【図7】本発明の実施形態における電気的回路の全体構
成を概略的に示すブロック図である。
【図8】図7に示したメインPCBの内部構成を示すブ
ロック図である。
【図9】図8に示したASICの内部構成を示すブロッ
ク図である。
【図10】本発明の実施形態の動作を示すフローチャー
トである。
【図11】実施形態1の記録ヘッド周辺部の回路構成を
示す図である。
【図12】実施形態1のヒータ及びドライバ部の等価回
路図である。
【図13】実施形態1のシフトレジスタの等価回路図で
ある。
【図14】実施形態1の記録ヘッドの駆動タイミングを
示すのタイミングチャートである。
【図15】実施形態1のシフトレジスタに供給されるC
LK信号及びDATA信号の波形を示す図である。
【図16】実施形態2の記録ヘッド周辺部の回路構成を
示す図である。
【図17】実施形態2のHEAT信号とヒータ電流波形
IHを示す図である。
【符号の説明】
M1000 装置本体 M4001 キャリッジ E0013 キャリッジ基板 E0014 メイン基板 H1000 記録ヘッドカートリッジ H1001 記録ヘッド H1200 第1プレート H1201 インク供給口 H1300 電気配線基板 H1301 外部信号入力端子 H1400 第2プレート H1500 タンクホルダー H1501 インク流路 H1600 流路形成部材 H1700 フィルター H1800 シールゴム H1900 インクタンク 101 ヒータ及びドライバ回路 102 インク供給口 103 シフトレジスタ 104 入力回路 107 デコーダ 110 入力端子 150 フレキシブルケーブル 160 コンデンサ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱エネルギーを発生する電気熱変換素子
    と該電気熱変換素子を駆動する機能素子とが同一基板上
    に設けられた半導体基板と、該半導体基板に外部から供
    給される信号を受け取るための電気配線基板を有する記
    録ヘッドであって、 前記機能素子は、前記電気熱変換素子に電流を供給する
    電流供給部と、記録情報を転送する転送部と、該記録情
    報を保持する保持部を含み、 前記転送部のデータ入力端子またはクロック入力端子、
    または前記電流供給部の駆動タイミングを決定するヒー
    ト信号入力端子の少なくとも一つに信号を供給する前記
    電気配線基板の回路上にコンデンサが挿入されているこ
    とを特徴とする記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記コンデンサは、前記電気配線基板上
    のGND端子と、前記半導体基板上の前記データ入力端
    子、前記クロック入力端子、前記ヒート信号入力端子の
    少なくとも一つの間に挿入されていることを特徴とする
    請求項1に記載の記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記コンデンサは、10pF〜1000
    pFの容量値を有することを特徴とする請求項1に記載
    の記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記記録ヘッドは、インクを吐出して記
    録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴と
    する請求項1に記載の記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 記録データに基づいて、記録ヘッドによ
    る記録を行う記録装置であって、 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを発生する電気熱変換
    素子と該電気熱変換素子を駆動する機能素子とが設けら
    れた半導体基板と、該半導体基板に外部から供給される
    信号を受け取るための電気配線基板を有し、 前記機能素子は、前記電気熱変換素子に電流を供給する
    電流供給部と、記録情報を転送する転送部と、該記録情
    報を保持する保持部を含み、 前記転送部のデータ入力端子またはクロック入力端子、
    または前記電流供給部の駆動タイミングを決定するヒー
    ト信号入力端子の少なくとも一つに、ヘッド基板上にお
    いてコンデンサが挿入されていることを特徴とする記録
    装置。
  6. 【請求項6】 前記コンデンサは、前記電気配線基板上
    のGND端子と、前記半導体基板上の前記データ入力端
    子、前記クロック入力端子、前記ヒート信号入力端子の
    少なくとも一つの間に挿入されていることを特徴とする
    請求項5に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記コンデンサは、10pF〜1000
    pFの容量値を有することを特徴とする請求項5に記載
    の記録装置。
  8. 【請求項8】 前記記録ヘッドは、インクを吐出して記
    録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴と
    する請求項5に記載の記録装置。
JP23752999A 1999-08-24 1999-08-24 記録ヘッド及び記録装置 Withdrawn JP2001063054A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23752999A JP2001063054A (ja) 1999-08-24 1999-08-24 記録ヘッド及び記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23752999A JP2001063054A (ja) 1999-08-24 1999-08-24 記録ヘッド及び記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001063054A true JP2001063054A (ja) 2001-03-13

Family

ID=17016694

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23752999A Withdrawn JP2001063054A (ja) 1999-08-24 1999-08-24 記録ヘッド及び記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001063054A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7267429B2 (en) 2003-06-10 2007-09-11 Canon Kabushiki Kaisha Ink-jet printhead substrate, driving control method, ink-jet printhead and ink-jet printing apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7267429B2 (en) 2003-06-10 2007-09-11 Canon Kabushiki Kaisha Ink-jet printhead substrate, driving control method, ink-jet printhead and ink-jet printing apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100441236B1 (ko) 프린트 헤드 및 이를 사용한 인쇄 장치
EP1078750B1 (en) Printing apparatus, control method of the apparatus, and computer-readable memory
EP1172211B1 (en) Printhead, head cartridge, printing apparatus, and printhead element substrate
JP3862450B2 (ja) 記録装置及びその制御方法
JP2003127353A (ja) インクジェット記録装置
JP2002292910A (ja) インクジェット記録装置、及びインクジェット記録方法
JP2001063081A (ja) 液体収納容器、液体吐出機構および液体吐出装置
JP2001063079A (ja) 液体収納容器、液体吐出機構および液体吐出装置
JP2002029097A (ja) 記録装置および記録方法
JP2002019117A (ja) インクジェット記録ヘッド用基板、インクジェット記録ヘッド、インクジェットカートリッジ、およびインクジェット記録装置
EP1078752B1 (en) Printhead and printing apparatus using the same
JP2002036514A (ja) インクジェット記録方法及び装置
JP2001063058A (ja) 記録システム、記録装置、情報処理装置及びそれらの制御方法、コンピュータ可読メモリ
JP2001071465A (ja) 記録装置及びその制御方法、コンピュータ可読メモリ
JP3833014B2 (ja) 記録装置及び記録方法
JP2002067290A (ja) 記録ヘッド、記録装置、及び記録ヘッドと記録装置との間のデータ転送方法
JP2001067304A (ja) 多機能装置および該装置における装着されたデバイスの識別方法
JP3658297B2 (ja) 記録ヘッド及び記録ヘッドを用いた記録装置
JP2001129997A (ja) 液体吐出ヘッドおよびその駆動方法ならびにカートリッジおよび画像形成装置
JP2001138520A (ja) 記録ヘッド、該記録ヘッドの製造方法およびインクジェット記録装置
JP3513435B2 (ja) 記録ヘッド、記録ヘッドを用いた記録装置および記録ヘッドの制御方法
JP4412697B2 (ja) インクジェット記録ヘッド及び該インクジェット記録ヘッドを用いた記録装置
JP2002067322A (ja) 記録ヘッド、記録装置、及び記録ヘッドにおけるデータ転送方法
JP2001063054A (ja) 記録ヘッド及び記録装置
JP2003080682A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、記録装置、記録方法、プログラム、コンピュータにより読取可能なプログラムコードを格納した記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20061107