JP3511687B2 - 光ディスク及びその製造方法 - Google Patents

光ディスク及びその製造方法

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JP3511687B2 JP22623094A JP22623094A JP3511687B2 JP 3511687 B2 JP3511687 B2 JP 3511687B2 JP 22623094 A JP22623094 A JP 22623094A JP 22623094 A JP22623094 A JP 22623094A JP 3511687 B2 JP3511687 B2 JP 3511687B2
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  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面に紫外線硬化型の
塗料が塗布されて保護膜が形成されてなる光ディスク、
例えば光磁気ディスクに関するものであり、さらにはそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光磁気ディスクは、図8に示す
ように、透明基盤101上に記録層102がスパッタ形
成され、この記録層102上にUVレジン等の紫外線硬
化型の塗料がスピンコート法により塗布されることによ
り保護膜103が形成され構成されている。
【0003】上記のスピンコート法によれば、光磁気デ
ィスク上にUVレジン等の紫外線硬化型の塗料を滴下し
た後に、この光磁気ディスクを高速度で回転させること
により上記塗料が光磁気ディスクの表面全体に広がり、
均一な膜厚を有する保護膜103が形成される。
【0004】例えば、図9に示すように、先ず1秒間程
加速して上記光磁気ディスクの回転数を30rpm程度
とした後、紫外線硬化型の塗料を通常より若干多めに当
該光磁気ディスク表面に滴下し、光磁気ディスクを一定
回転速度にて所定時間t1(ここでは2秒間程)の間回
転させる。そして2秒程経過した後に、光磁気ディスク
の回転数を3000rpm程度として透明基盤101の
表面全体に上記塗料が行き亘るようにするとともに、余
分な上記塗料を振り切る。次いで一定回転速度にて所定
時間t2(ここでは2秒間程)の間回転させ、上記塗料
が所望の厚みとなるように調整する。このようにして上
記保護膜103が成膜される。
【0005】このとき、上記塗料の表面張力や粘度等に
より、完全に上記塗料を振り切ることは不可能であり、
そのために上記光磁気ディスクの周縁部にこの塗料の隆
起部104が形成されることになる。この隆起部104
は、上記塗料に種類により若干の差異があるが、その幅
が1.2〜2.5mm程であり、高さが15〜30μm
程のものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近時の要求
である光磁気ディスクの高記録密度化及び高アクセス化
の実現を可能とする磁界変調オーバーライト方式を採用
し、光磁気ディスクシステムを安価とするためには、こ
の光磁気ディスクシステムを記録時に使用する磁気ヘッ
ドと記録媒体である光磁気ディスクとを近接させるよう
な構成とすることが必要である。現在、磁気ヘッドと記
録媒体とを接触させる摺動方式及び記録媒体の回転によ
り生じた風圧を利用して磁気ヘッドを浮上させるフライ
ング方式が案出されているが、データ用媒体としては後
者の方が有利である。
【0007】しかしながら、上記フライング方式を採用
した場合、上記図8に示すように、浮上型磁気ヘッド5
のジンバル11に支持されたヘッド素子12が当該光磁
気ディスクの周縁部付近に位置するときに、保護膜10
3の周縁部に形成された隆起部104において衝突が生
じるか或いは安定浮上が不可能となる事態が発生する。
したがって、現在のところ、この隆起部104の存在が
光磁気ディスク等の記録媒体の高記録密度化を妨げる主
な原因の1つとなっている。
【0008】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、フライング方式を用いた光ディスクシステム
において、浮上型磁気ヘッドの安定浮上面積が増大して
記録容量を増加させることを可能とし、しかも光ディス
クの外周端からの腐食を防止して当該光ディスクの周縁
部の外観を向上させることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の対象となるもの
は、透明基盤等の基盤上に、当該基盤の周縁部を除いて
記録層が成膜され、基盤及び記録層上に保護膜がスピン
コート法により成膜されてなる光ディスクと、この光デ
ィスクの製造方法である。
【0010】ここで、記録層の成膜時には通常外周マス
クが使用される。仮に外周マスクを用いずに成膜を行う
と、基盤全面及び外周端面部にも記録層が形成される。
製品の実用的な信頼性を確保するためには、上記保護膜
により記録層の成膜部のすべてを被覆しなければならな
い。ところがこの場合、経時変化等により上記外周端面
の剥離や腐食が生じ易いことから、上記外周マスクの使
用は不可欠である。
【0011】この外周マスクを用いる場合、各光ディス
クの外径のばらつきによるズレ分を考慮すると、上記の
ように当該基盤の周縁部には記録層が形成されず、最大
マスク量に相当する無記録部分が形成される。さらに、
上記記録層の外周端では膜厚が所定の厚みに成膜されな
い記録不安定部分が存在する。すなわち、上記光ディス
クにおいては、必然的にその外周端から無記録部分及び
記録不安定部分よりなる使用不能部分が存在することに
なる。
【0012】本発明においては、上記保護膜を基盤の外
周端面全体を覆うように一体に成膜して光ディスクを構
成することを特徴とするものである。すなわち、上記記
録層、及び上記外周マスクを用いて上記記録層を成膜し
たことにより形成される上記基盤上の無記録部分から当
該基盤の外周端面全体までの範囲を上記保護膜により被
覆する。
【0013】このとき、上記保護膜を紫外線硬化型の塗
料を材料として形成することが望ましい。この紫外線硬
化型の塗料とは、被塗布物に塗布した後に、紫外線を照
射することにより硬化する特性を有するものである。
【0014】なお、本発明において上記光ディスクとし
ては、主に光磁気ディスクをその対象とする。
【0015】この場合、上記保護膜を成膜する際にその
周縁部に生じる隆起部の高さを低減させることを考慮し
て、上記基盤上の記録層を有しない無成膜部分のディス
ク径方向の幅を0.2mm以上1mm以下とすることが
望ましい。ここで、記録層の成膜時において上記外周マ
スクを取り付ける際に取付誤差や外周マスクの加工誤差
が必然的に生じるために、上記幅を0.2mmより小と
することは極めて困難であり、また上記幅を1mmより
大とすると上記隆起部の高さを十分に低減させることが
できない。
【0016】
【0017】
【作用】本発明に係る光ディスクにおいては、記録層上
に積層する保護膜が基盤の外周端面全体を覆うように一
体に成膜されている。このとき、スピンコート法により
保護膜の塗料を塗布する際に、上記基盤の外周端面上に
塗料が行き亘る分だけ光ディスクの周縁部に形成される
上記塗料の隆起部の幅及び高さが減少して、記録・再生
中に光ディスクシステムの浮上型磁気ヘッドが上記隆起
部と接触することなく安定の浮上する範囲が広がり、使
用可能な上記記録層の面積が大幅に増大することにな
る。
【0018】
【0019】
【実施例】以下、本発明に係る光ディスク及びその製造
方法について、光磁気ディスクに適用した具体的な実施
例を図面を参照しながら詳細に説明する。
【0020】本実施例の光磁気ディスクは、図1に示す
ように、透明基盤1上に記録層2(ここでは、SiN,
TbFeCo,SiN,及びAlが順次積層されたも
の)がスパッタ形成され、この記録層2上にUVレジン
等の紫外線硬化型の塗料がスピンコート法により塗布さ
れることにより保護膜3が形成され構成されている。
【0021】上記のスピンコート法によれば、光磁気デ
ィスク上にUVレジン等の紫外線硬化型の塗料を滴下し
た後に、この光磁気ディスクを高速度で回転させること
により上記塗料が光磁気ディスクの表面全体に広がり、
均一な膜厚を有する保護膜3が形成される。このとき、
上記塗料の表面張力や粘度等により、完全に上記塗料を
振り切ることは不可能であり、そのために必然的に上記
光磁気ディスクの周縁部にこの塗料の隆起部4が形成さ
れることになる。
【0022】本実施例の光磁気ディスクは、図2に示す
ように、高い記録密度化及びアクセス化を可能とするい
わゆるフライング方式を採用した光磁気ディスクシステ
ムに適用するものである。この光磁気ディスクシステム
においては、浮上型磁気ヘッド5を用い、上記光磁気デ
ィスクの下部に設けられた光ピックアップの対物レンズ
6からレーザ光を当該光磁気ディスクに照射して記録及
び再生を行う。
【0023】上記浮上型磁気ヘッド5は、可撓性を有す
る板バネ状のジンバル11及び磁極13を有するヘッド
素子12より構成されており、上記光磁気ディスク表面
に対して所定の微小間隙をもってヘッド素子12を浮上
させ、上記磁極13とレーザ光を照射する位置を一致さ
せて記録及び再生を行うものである。
【0024】そして特に、本実施例の光磁気ディスク
は、上記保護膜3が透明基盤1の外周端面1a全体まで
一体に成膜されて構成されている。すなわち、上記記録
層2、及び外周マスクを用いて上記記録層2を成膜した
ことにより形成される透明基盤1上の無記録部分から当
該透明基盤1の外周端面1aの全体までの範囲が上記保
護膜3により被覆されていることになる。
【0025】このとき、上記図1に示すように、ディス
ク径方向において保護膜3の厚みが増大し始める位置a
から透明基盤1の外周端bまでの距離を隆起幅W1と
し、記録・再生中に浮上型磁気ヘッド5のヘッド素子1
2が上記隆起部に接触する位置cから上記外周端bまで
の距離をヘッド素子12の不安定浮上幅W2とする。
【0026】ところで、光磁気ディスクにおいては、そ
の記録面積の大小が記録容量を決定する要素の1つとさ
れている。この記録面積を増大させることにより記録容
量が増加する。上記記録面積は、透明基盤1の外径や、
光学特性、記録層2及び保護膜3の形状によって決定さ
れる。基盤にガラスよりなる透明基盤1を用いることで
光磁気ディスクの外周端近傍まで光学的な問題は生じな
い。さらに、透明基盤1上に上記記録層1を成膜する際
に、外周マスクを用いずに行えば、この記録層2の最外
周部まで記録部分として使用できるが、製品の信頼性の
劣化(腐食等の発生)が起こり易くなるために、上記外
周マスクの使用は不可欠である。
【0027】したがって、成膜された記録層2を光磁気
ディスクの周縁部の無成膜部分から上記保護膜3により
被覆可してこの記録層2の外周端を保護するために、透
明基盤1上に上記記録層2を成膜する際に外周マスクを
用いる必要がある。
【0028】上記外周マスクを使用し、且つ記録面積を
できるだけ広げるためには、透明基盤1の外径にできる
限り近いマスク径を有する外周マスクを用いるべきであ
る。ところが、透明基盤1の外径には±0.1mm程度
のばらつきがあり、したがって透明基盤1と外周マスク
との間に±0.1mm程度の取付誤差や可能誤差が生じ
ることになる。すなわち、最大で0.2mm程度のズレ
が両者の間に生じる。このため、透明基盤1の外径より
0.4mm程度小さな外径の外周マスクを用いる必要が
あり、図3に示すように、必然的に記録層2に0.2m
m幅以上のマスク部分ができることになり、透明基盤1
上の記録層2を有しない無成膜部分21のディスク径方
向の幅を0.2mmより小とすることは事実上不可能で
ある。
【0029】ここで、本実施例の光磁気ディスクを用い
た第1の実験例について説明する。スピンコート法によ
り紫外線硬化型の塗料を塗布して保護膜3を形成する際
に生じる上記隆起部4の高さは、上記無成膜部分21の
面積と関係があると考えられる。そこで、第1の実験例
において、この無成膜部分21のディスク径方向の幅と
上記隆起部4の高さについて調べた。このとき、本実施
例の光磁気ディスクに対する比較例として、図4に示す
ように、透明基盤1の外周端面1aを上記保護膜3によ
って完全には被覆せず、上記外周端面1a上に不完全に
保護膜3を形成する光磁気ディスクについても同様に調
べた。
【0030】上記第1の実験の結果を図5に示す。この
ように、上記比較例の光磁気ディスクの場合(図中L1
として示す)、無成膜部分21の幅を低減させても隆起
部4の高さに大きな変化は現れず、しかも上記外周端面
1a上の保護膜3の厚みが0.2〜0.3mmと比較的
大きな値となった。それに対して、上記実施例の光磁気
ディスクの場合(図中L2として示す)では、外周端面
1a上の保護膜3の厚みが0.1mmに抑えられ、さら
に無成膜部分21の幅を約1mm以下に減少させること
により隆起部4の高さが上記幅に殆ど依存することなく
上記比較例の場合と比較して20%程度低減される。
【0031】このように、上記無成膜部分21のディス
ク径方向の幅を、上述の必然的な制限を考慮して、0.
2mm以上1mm以下とすることにより上記隆起部4の
高さが大幅に低減されることが分かる。
【0032】上記の形状を有する光磁気ディスクの保護
膜3を形成するには、上記の如く透明基盤1の表面に成
膜された記録層2上に紫外線硬化型の塗料よりなる保護
膜3をスピンコート法により光磁気ディスクを回転させ
ながら成膜するに際し、光磁気ディスクの回転速度を徐
々に増大させた後、一定回転速度で所定時間回転させ、
次いで回転速度を徐々に減少させる。このとき具体的に
は、上記光磁気ディスクの回転数を30rpm程度の低
速度から3000rpm程度の高速度まで増大、減少さ
せるものとする。
【0033】通常、透明基盤1上に滴下する上記塗料量
は基盤面積に比例するため、図6の直線S1のようにな
る。この量は透明基盤1の表面を覆うために必要な最低
量である。透明基盤1の端面部も覆うためには、図6の
直線S2に示すように上記の3倍量が必要であった。さ
らに、上記塗料量の滴下後、透明基盤1の回転数を増加
する過程において、以下の表1に示すように、200r
ad/s2 以下の角加速度にて回転数を増加させること
が望ましい。
【0034】
【表1】
【0035】すなわち、図7に示すように、先ず1秒間
程加速して上記光磁気ディスクの回転数を30rpm程
度とした後、紫外線硬化型の塗料を通常より若干多めに
当該光磁気ディスク表面に滴下し、光磁気ディスクを一
定回転速度にて所定時間t1(ここでは3秒間程)の間
回転させる。そして1秒程経過した後に、2秒間程の間
に光磁気ディスクの回転数を3000rpm程度まで徐
々に加速して透明基盤1の表面全体に上記塗料が行き亘
るようにするとともに、余分な上記塗料を振り切る。次
いで一定回転速度にて所定時間t2(ここでは2秒間
程)の間回転させ、上記塗料が所望の厚みとなるように
調整する。そして、1秒間程の間徐々に回転速度を減速
してゆくことにより所望の膜厚を有し、且つ上記透明基
盤1の外周端面1a全体まで一体に、この外周端面1a
全体を覆うように上記保護膜3が成膜される。
【0036】ここで、第2の実験例として、外径が86
mm,厚み1.2mmである透明基盤1を用いて、その
外周端からディスク径方向の幅0.5mmを外径マスク
をマスクした状態で記録層2を成膜した後に、粘度40
cps,表面張力28dyn/cmの紫外線硬化型の塗
料を使用して保護膜3を上記の方法によって成膜するこ
とを試みた。このとき、本実施例に対する比較例とし
て、上述の従来の方法によって保護膜103を成膜し
た。
【0037】その結果、上記比較例の光磁気ディスクで
は、その保護膜103の周縁部に形成された隆起部10
4の隆起幅W1が1.5mmであり、高さが20μmで
あった。それに対して、上記実施例の光磁気ディスクで
は、その隆起部4の隆起幅W1が1.4mmであり、高
さが15μmであった。このように、本実施例によれ
ば、隆起部4の高さが従来と比較して大幅に低減される
ことが分かる。
【0038】次に、本実施例及び上記比較例の保護膜3
の形成方法により隆起部4及び隆起部104が形成され
た各光磁気ディスクについて、5mm(ディスク径方
向)×6mm(周方向)の大きさのヘッド素子12を用
い、各光磁気ディスクの回転数を1800rpmとし
て、ヘッド素子12を各光磁気ディスクの周縁部近傍に
おいて浮上させた際の、隆起部4及び隆起部104によ
るヘッド素子12が受ける影響について調べた。
【0039】先ず、上記比較例の場合の結果としては、
上記従来の光磁気ディスクの外周端から約1.0mmの
位置にてヘッド素子12と隆起部104との間に接触が
生じた。これに対して、本実施例の光磁気ディスクを用
いたところ、当該光磁気ディスクの外周端から隆起部4
の幅である0.7mm程度の位置までヘッド素子12が
安定に浮上した。
【0040】これらの結果から、各光磁気ディスクの隆
起部4及び隆起部104の不安定浮上幅W2は、それぞ
れ約1.0mm及び約0.7mmであり、上記実施例の
光磁気ディスクでは、上記比較例のそれと比較して不安
定浮上幅W2が30%程度、隆起部4の高さが16%程
度低減され、それに伴って記録層2の記録面積が大幅に
増大することが分かる。しかも保護膜3の周縁部に形成
される隆起部4の形状を均一なものとすることができ、
さらに保護膜3を形成する際に、記録層2の全面に均一
に紫外線を照射することが可能となる。
【0041】
【発明の効果】以上のことから明かなように、本発明に
係る光ディスクによれば、フライング方式を用いた光デ
ィスクシステムにおいて、浮上型磁気ヘッドの安定浮上
面積が増大して記録容量を増加させることが可能とな
り、さらに光ディスクの外周端からの腐食が防止され、
しかも保護膜周縁部に形成される隆起部の形状を均一な
ものとして当該光ディスクの周縁部の外観を向上させる
ことができる。
【0042】さらに、本発明に係る光ディスクの製造方
法によれば、基盤の外周端面まで一体に、この外周端面
全体を覆うように保護膜を形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の光磁気ディスクの保護膜の隆起部近
傍の形状を模式的に示す断面図である。
【図2】上記隆起部近傍にてこの浮上型磁気ヘッドを浮
上させた様子を模式的に示す断面図である。
【図3】外周マスクを用いて基盤上に記録層が成膜され
た様子を模式的に示す斜視図である。
【図4】基盤の外周端面が保護膜によって完全には被覆
されていない光磁気ディスクを模式的に示す断面図であ
る。
【図5】基盤上における無成膜部分のディスク径方向の
幅と隆起部の高さとの関係を示す特性図である。
【図6】ディスク径と塗料最低滴下量及び外周端面最低
滴下量との関係を示す特性図である。
【図7】本実施例の光磁気ディスクの保護膜を成膜する
際の光磁気ディスクに及ぼす回転数の時間変化を示す特
性図である。
【図8】従来の光磁気ディスクの保護膜の隆起部近傍に
てこの浮上型磁気ヘッドを浮上させた様子を模式的に示
す断面図である。
【図9】従来の光磁気ディスクの保護膜を成膜する際の
光磁気ディスクに及ぼす回転数の時間変化を示す特性図
である。
【符号の説明】
1 透明基盤 2 記録層 3 保護膜 4 隆起部 5 浮上型磁気ヘッド 6 対物レンズ 11 ジンバル 12 ヘッド素子 13 磁極 21 無成膜部分

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基盤上に、当該基盤の周縁部を除いて記
    録層が成膜され、基盤及び記録層上に保護膜がスピンコ
    ート法により成膜されてなる光ディスクにおいて、上記
    保護膜が基盤の外周端面全体を覆うように一体に成膜さ
    れてなり、上記基盤の外周縁における記録層を有しない無成膜部分
    のディスク径方向の幅が0.2mm以上1mm以下 であ
    ることを特徴とする光ディスク。
  2. 【請求項2】 保護膜が紫外線硬化型の塗料よりなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の光ディスク。
  3. 【請求項3】 光磁気ディスクであることを特徴とする
    請求項1記載の光ディスク。
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