JP3511427B2 - 縦坑用階段構造 - Google Patents

縦坑用階段構造

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JP3511427B2
JP3511427B2 JP28047595A JP28047595A JP3511427B2 JP 3511427 B2 JP3511427 B2 JP 3511427B2 JP 28047595 A JP28047595 A JP 28047595A JP 28047595 A JP28047595 A JP 28047595A JP 3511427 B2 JP3511427 B2 JP 3511427B2
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裕昭 桐原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、縦坑用階段構
造、特に、例えば、集水井の縦坑内に取り付けられ、集
水井への機材の搬入、集水井からの機材の搬出や掘削土
の排出、および、縦坑完成後の点検用等に使用される縦
坑用階段構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図6に示すような集水井等の、多
数枚のライナープレートによって構築された縦坑1内に
取り付けられ、集水井の縦坑内に取り付けられ、集水井
への機材の搬入、集水井からの機材の搬出や掘削土の排
出、および、縦坑完成後の点検用等に使用される縦坑用
梯子構造は、図7および図8に示すように、縦坑1の内
壁面に複数本の梯子2を、縦坑1の軸線方向に沿って踊
り場3を介して螺旋状に取り付けたものからなってい
る。そして、縦坑1内をその内壁面に沿って螺旋状に上
り下りできるようになっている。以下、この縦坑用梯子
構造を従来技術という。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術は、次のような問題点を有していた。 梯子2は、縦坑1の内壁面に、縦坑1の軸線方向に
沿って螺旋状に取り付けられているので、図8に示すよ
うに、縦坑1を平面的に見ると、梯子2がその幅寸法分
だけ縦坑1の全内壁面から縦坑1内に突出することにな
る。従って、梯子2の幅分だけ縦坑1の有効スペースが
減少する。
【0004】 縦坑1の内壁面を同じ方向に螺旋状に
上り下りすることになるので、昇降が単調になり、この
結果、疲労感が増しやすい。
【0005】従って、この発明の目的は、梯子2による
縦坑1内のデッドスペースを減少させることができ、し
かも、梯子2を上り下りしても昇降が単調にならず、疲
労感を覚えにくい縦坑用階段構造を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
縦坑の内壁面に、前記縦坑の軸線方向に沿ってジグザグ
に構築された複数本の階段と、前記複数本の階段の各々
の上端部に設けられた踊り場と、前記複数本の階段の各
々の下端部と、前記下端部の直下の前記踊り場との間に
設けられた縦梯子とからなり、前記複数本の階段の各々
は、前記縦坑の上から見て互いに重なり合い、前記階段
と前記縦梯子とは互いに交互に組み合わされていること
に特徴を有するものである。
【0007】請求項2記載の発明は、前記縦坑の軸線方
向において、前記縦梯子と前記階段との高さの比は、ほ
ぼ1:1からほぼ1:2の範囲内にあることに特徴を有
するものである。
【0008】請求項3記載の発明は、前記複数本の階段
の各々は、前記縦坑の前記内壁面に沿って互いに接合さ
れた複数個の階段ブロックからなっており、前記複数個
の階段ブロックの各々は、直線状に形成されていること
に特徴を有するものである。
【0009】請求項4記載の発明は、前記複数個の階段
ブロック間にスペーサーを介在させることによって、前
記縦坑の内径の変化に対処することに特徴を有するもの
である。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、この発明の縦坑用階段構造
の一実施態様を、図面を参照しながら説明する。
【0011】図1は、この発明の縦坑用階段構造を有す
る縦坑を示す展開図、図2は、図1の部分拡大図、図3
は、この発明の縦坑用階段構造を有する縦坑を示す部分
平面図、図4は、図3のA−A矢視図、図5は、階段に
よるデッドスペースを示す平面図である。
【0012】図1から図5において、4は、縦坑1の内
壁面に、縦坑1の軸線方向に沿ってジグザグに構築され
た複数本の階段、5は、複数本の階段4の各々の上端部
に設けられた踊り場、6は、複数本の階段4の各々の下
端部4Bと、下端部4Bの直下の踊り場5との間に設け
られた縦梯子である。このように、階段4の下端部4B
と、下端部4Bの直下の踊り場5との間に縦梯子6を設
けることによって、複数本の階段4の各々を、縦坑1の
上から見て互いに重なり合うようにして縦坑1の内壁面
に構築することができる。従って、図5から明らかなよ
うに、縦坑1の内壁面の一部しか階段4によって占有さ
れないので、上述した従来技術のように、階段2を螺旋
状に構築することによって、縦坑1の内壁面全周が階段
4によって占有される場合に比べて、縦坑1の有効スペ
ースを広くとれる。しかも、階段4を縦坑1の内壁面に
ジグザグに構築することによって、階段を縦坑1の内壁
面に螺旋状に構築した場合のように上り下りの歩行が単
調にならず、疲労感が少ない。
【0013】即ち、図2において、縦梯子6と階段4と
が互いに交互に組み合わされているので、縦梯子6によ
る緊張感が生まれる垂直降下と、階段4によるリラック
ス感が生まれる傾斜歩行とが交互に繰り返して行われる
ことになる。そして、縦階段6と階段4との高さの比
(a):(b)がほぼ1:1からほぼ1:2の範囲内に
あると、歩行が単調にならず且つ適度な緊張感がもたら
されて、作業安全上、極めて好ましい階段構造が得られ
る。
【0014】複数本の階段4の各々は、縦坑1の内壁面
に沿って互いに接合された複数個(この例では3個)の
階段ブロック4Aからなっている。複数個の階段ブロッ
ク4Aの各々は、直線状に形成されている。階段ブロッ
ク4Aが直線状に形成されているので、階段ブロック4
Aの外側縁と縦坑1の内壁面との間に隙間が形成される
が、この隙間は、安全上、塞ぎ板8によって塞がれてい
る。また、階段ブロック4Aが直線状に形成されている
ことによって歩行先の階段の確認が容易に行える。即
ち、リラックス感がよりかもし出される。もし、階段ブ
ロック4Aを円弧状に形成した場合には、歩行先の階段
の確認が容易に行えにくいので、不安感が増す等、精神
的疲労が大きくなりやすい。
【0015】更に、階段ブロック4Aが直線状に形成さ
れているので、縦坑1の曲率半径が変化しても同一寸法
の階段ブロックを使用することができる。縦坑1の曲率
半径(直径の大小)が変化すると、階段ブロック4A間
に隙間が生じるが、隙間に楔状等の形状のスペーサー
(間隔材)を介在させることによって、簡単に隙間を塞
ぐことができる。また、階段ブロック4Aの内側縁には
柵7が取り付けられており、上り下り時の安全性を確保
している。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の縦坑用
階段構造は、縦坑の内壁面に、その軸線方向に沿ってジ
グザグに構築された複数本の階段と、各階段の上端部に
設けられた踊り場と、各階段の下端部とこの直下の踊り
場との間に設けられた縦梯子とによって構成され、更
に、各階段を構成する階段ブロックを直線状に形成する
ことによって、以下のような有用な効果がもたらされ
る。 各階段は、縦坑の上から見て互いに重なり合い、し
かも、縦坑の内壁面の一部しか階段によって占有されな
いので、階段を縦坑の内壁面に螺旋状に構築した場合に
比べて、縦坑の有効スペースが広くなる。 階段を縦坑の内壁面にジグザグに構築することによ
って、階段を縦坑の内壁面に螺旋状に構築した場合と比
べ、上り下りの歩行が単調にならず、疲労感が少ない。 階段ブロックを直線状に形成することによって、歩
行先の階段の確認が容易に行えるので、安心して階段の
上り下りができる。 階段ブロックを直線状に形成することによって、縦
坑の曲率半径が変化しても同一寸法の階段ブロックを使
用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の縦坑用階段構造を有する縦坑を示す
展開図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】この発明の縦坑用階段構造を有する縦坑を示す
部分平面図である。
【図4】図3のA矢視図である。
【図5】階段によるデッドスペースを示す平面図であ
る。
【図6】縦坑を示す部分断面図である。
【図7】従来技術を示す概略斜視図である。
【図8】従来技術によるデッドスペースを示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1:縦坑 2:梯子 3:踊り場 4:この発明の階段 4A:階段ブロック 4B:下端部 5:踊り場 6:縦梯子 7:柵 8:塞ぎ板
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−170664(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 11/02 E06C 9/02 E21D 7/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦坑の内壁面に、前記縦坑の軸線方向に
    沿ってジグザグに構築された複数本の階段と、前記複数
    本の階段の各々の上端部に設けられた踊り場と、前記複
    数本の階段の各々の下端部と、前記下端部の直下の前記
    踊り場との間に設けられた縦梯子とからなり、前記複数
    本の階段の各々は、前記縦坑の上から見て互いに重なり
    合い、前記階段と前記縦梯子とは互いに交互に組み合わ
    されていることを特徴とする縦坑用階段構造。
  2. 【請求項2】 前記縦坑の軸線方向において、前記縦梯
    子と前記階段との高さの比は、ほぼ1:1からほぼ1:
    2の範囲内にあることを特徴とする、請求項1記載の縦
    坑用階段構造。
  3. 【請求項3】 前記複数本の階段の各々は、前記縦坑の
    前記内壁面に沿って互いに接合された複数個の階段ブロ
    ックからなっており、前記複数個の階段ブロックの各々
    は、直線状に形成されていることを特徴とする、請求項
    1または2記載の縦坑用階段構造。
  4. 【請求項4】 前記複数個の階段ブロック間にスペーサ
    ーを介在させることによって、前記縦坑の内径の変化に
    対処可能であることを特徴とする、請求項3記載の縦坑
    用階段構造。
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JP5489940B2 (ja) * 2010-09-30 2014-05-14 日鐵住金建材株式会社 立坑における作業用足場構造、及び作業用足場構造の構築方法、及び足場取付構造
JP5748510B2 (ja) * 2011-03-04 2015-07-15 日鐵住金建材株式会社 立坑における作業用足場構造
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