JP3510853B2 - ロボットを備える搬送装置 - Google Patents

ロボットを備える搬送装置

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JP3510853B2 JP2000397534A JP2000397534A JP3510853B2 JP 3510853 B2 JP3510853 B2 JP 3510853B2 JP 2000397534 A JP2000397534 A JP 2000397534A JP 2000397534 A JP2000397534 A JP 2000397534A JP 3510853 B2 JP3510853 B2 JP 3510853B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばプレス機
間で、ワークを搬送するロボットを備える搬送装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】プレス機間でのワークの搬送に従来から
ロボットを用いており、ロボットのアームをプレス機間
で往復動させて搬送していた。近年、搬送距離の増大に
伴い、ロボットのアームの往復動だけでは搬送できない
場合があり、このような場合、ロボットの手首に搬送装
置を取り付けて、搬送距離を伸ばしている。
【0003】たとえば、ロボットのアームを一方のプレ
ス機側に伸ばしたとき、このロボットの動作に同期し
て、搬送装置も一方側に揺動させる。アームを他方のプ
レス機側に伸ばしたとき、これに同期して搬送装置を他
方側に揺動させる。このようにして、ロボットのアーム
の動作範囲に加えてさらに、搬送装置の動作距離を加え
ただけ搬送距離を伸ばすことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな搬送装置を設けること、およびワーク重量の増大に
より、ロボットの手首部の負荷能力が不足する場合があ
る。ワークは、搬送装置の先端に保持されるので、一方
または他方側に伸ばした場合、とくにロボットの手首に
かかる負荷が大きくなる。
【0005】手首部の負荷が不足する場合には、可搬重
量のより大きなロボットを選択し、適用する。この結
果、以下の不都合を生じる。
【0006】(1)原価が増大する。 (2)ロボット基本軸部がオーバースペックとなる。 (3)ロボットを設置する架台などが巨大なものとな
り、贅肉の多い設備となる。 (4)設備を稼動する電力量などが増大し、ランニング
コストが増大する。
【0007】また、ロボットを大型化するのでなく、外
部に設置されたバランサなどにより、アームまたは搬送
装置を吊り下げることで、手首の負荷を軽減する方法も
あるが、この場合には、ロボットの動作範囲が大きく制
限されてしまう。
【0008】本発明は、ロボットの手首にかかる負荷を
軽減させることができるロボットを備える搬送装置を提
供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)ロボッ
ト2であって、アーム5の先端部に手首6を有し、この
アーム5は、鉛直軸J1まわりに角変位可能であり、ア
ーム5の基端部は、水平軸J3まわりに角変位可能であ
り、手首6は、アーム5の軸線J4に垂直な垂直軸J5
まわりに角変位可能であり、さらにこの垂直軸J5に垂
直な手首駆動軸J6まわりに角変位駆動するロボット2
と、 (b)搬送装置1であって、搬送装置本体12と、ワー
クを保持する保持手段13とを有し、搬送装置本体12
は、第1リンク10であって、この第1リンク10の基
端部が手首6に固定されて手首駆動軸J6まわりに揺動
される第1リンク10と、第1リンク10の先端部に手
首駆動軸J6に平行なリンク用軸J7まわりに回転可能
に連結される第2リンク11であって、この第2リンク
11の先端部に、リンク用軸J7に平行な保持用軸J8
まわりに回転可能に、前記保持手段13が取り付けられ
る第2リンク11とを有する搬送装置1と、 (c)負荷軽減手段15であって、シリンダ本体21
と、シリンダ本体21に挿通されるロッド22と、シリ
ンダ本体21の内部に設けられ、シリンダ本体21とロ
ッド22とに接続され、負荷軽減手段15の伸長時、ば
ね圧縮されて負荷軽減手段15を収縮させる方向にばね
力を発揮する圧縮ばね20とを有する負荷軽減手段15
と、 (d)シリンダ本体21の基端部と、アーム5の先端部
とを、連結する第1ユニバーサルジョイント25と、 (e)ロッド22の先端部と、第1リンク10の先端部
とを、連結する第2ユニバーサルジョイント26とを有
することを特徴とするロボットを備える搬送装置であ
る。
【0010】本発明に従えば、搬送装置本体12は、ア
ームの往復動作に同期して揺動し、搬送装置とロボ
ットのアームとの間には、負荷軽減手段15が介在
される。負荷軽減手段は、一端部がロボットのアームに
連結され、他端部が搬送装置本体に連結され、伸縮可能
に構成される。したがって、アームを後述の図3〜図5
に示される一方側に伸ばすとともに、搬送装置本体を
一方側に揺動させたとき、負荷軽減手段は伸長する。
負荷軽減手段は、伸長したとき、収縮する方向に力が作
用するため、アームを一方側に伸ばしたとき、搬送装
置を持ち上げる方向に力が作用する。同様に、反対側
に伸ばしたときにも、搬送装置を持ち上げて、手首にか
かる負荷を軽減させる。このようにして、アームを伸ば
し、最も手首に負荷がかかるときに、搬送装置を持ち上
げることで、手首にかかる負荷を軽減させることができ
る。
【0011】
【0012】本発明に従えば、前記負荷軽減手段には、
伸長したときに収縮する方向に力を作用させるばねを用
いることで、簡単な構成で、安価に負荷軽減手段を製造
することができる。負荷軽減手段15の両端部は第1お
よび第2ユニバーサルジョイント25,26を介してア
ーム5の先端部と第1リンク10の先端部とに連結され
る。
【0013】また本発明は、ロボット2は、手首6を、
水平面上で一直線状の移動経路で移動し、搬送装置本体
12は、第1リンク10に設けられるモータ14と、第
1および第2リンク10,11に内蔵され、モータ14
の回転力を伝達して、第2リンク11をリンク用軸J7
まわりに回転させるとともに、この第2リンク11のリ
ンク用軸J7まわりの回転にともなって、第2リンク1
1に対して保持手段13を保持用軸J8まわりに回転さ
せる動力伝達機構とを有し、モータ14および動力伝達
機構は、保持手段13の向きを同一に保つことを特徴と
する。
【0014】本発明に従えば、保持手段13によって保
持されるワークの向きは、ロボット2および搬送装置1
とによる搬送時、同一の向きに保たれる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
ある搬送装置1をロボット2に備えた搬送システムを示
す斜視図である。この搬送システムは、たとえば2台の
プレス機間に設置され、一方のプレス機から他方のプレ
ス機にワークを搬送する2地点間の搬送に用いられる。
【0016】ロボット2は、本実施形態では6軸垂直多
関節型ロボットであり、基台3、下部アーム4、上部ア
ーム5および手首6を有する。下部アーム4は基台3に
取り付けられ、下部アーム4の先端に上部アーム5が取
り付けられ、上部アーム5の先端に手首6が取り付けら
れ、この手首6に搬送装置1が取り付けられる。
【0017】基台3は、直な第1軸J1まわりに回転
可能で、下部アーム4は、基台3に連結される基端部を
中心として、水平な第2軸J2まわりに角変位可能であ
る。上部アーム5は、下部アーム4の先端に取り付けら
れる基端部を中心に、水平な第3軸J3まわりに角変位
可能で、さらに上部アーム5の軸線である第4軸J4
りに角変位可能である。上部アーム5の先端に取り付
けられる手首6は、上部アーム5の軸線に垂直な第5軸
J5まわりに角変位可能であり、この手首6に搬送装置
1が取り付けられる。手首6は、前記第5軸J5に垂直
な第6軸J6まわりに搬送装置1を揺動させる。
【0018】搬送装置1は、第1リンク10と第2リン
ク11とを有するリンク機構である搬送装置本体12
と、搬送装置本体12の先端部に取り付けられ、ワーク
を保持する保持手段13とを有する。搬送装置本体12
の第1リンク10は、基端部が手首6に固定される。し
たがって、この手首6によって、第1リンク10は、第
6軸J6まわりに揺動する。第1リンク10の先端に第
2リンク11が、第6軸に平行な第7軸J7回りに回転
可能に連結される。この第2リンク11は、第1リンク
10に設けられるサーボモータ14によって駆動され
る。つまり、第1リンク10には、歯車やベルト機構な
どの動力伝達機構が内蔵されており、サーボモータ14
の回転力が伝達されて第2リンク11を、第7軸J7回
りに回転させる。このサーボモータ14によって、第1
リンク10と第2リンク11とが180°の関係となる
伸長状態から、第1リンク10と第2リンク11とが重
なった折り畳み状態に変位駆動することができる。
【0019】第2リンク11の先端部に取り付けられる
保持手段13は、第7軸J7に平行な第8軸J8回りに
回転可能である。第2リンク11内にも動力伝達機構が
内蔵されており、前記サーボモータ14は、第1リンク
10に対して第2リンク11を回転させるとともに、こ
れに同期して第2リンク11に対して保持手段13を回
転させる。保持手段13は、吸着してワークを保持す
る。
【0020】ロボット2は、プレス機間に配置され、往
復動することで、一方のプレス機から他方のプレス機に
ワークを搬送する。一方のプレス機でワークを保持する
とき、図1に示すように、ロボット2は、アーム4,5
を一方のプレス機に向けて伸ばすとともに、搬送装置1
も伸ばす。そして、搬送装置1の先端に設けられる保持
手段13によってワークを吸着保持する。
【0021】ーム4,5を、後述の図3〜図5の一方
に伸ばした状態から中央で折り畳むとき、搬送装
置1は一方側に伸ばした状態から中央に揺動させつつ折
り畳まれる。中央で折り畳んだアーム4,5を引き続
いて他方側に伸ばすとき、搬送装置1を他方側に揺
動させつつ他方側に伸ばす。このようにして、ワーク
を一方のプレス機から他方のプレス機に搬送することが
できる。また、この搬送時には、保持手段13も搬送装
置本体12に同期して回転することにより、一方のプレ
ス機にあるときと他方のプレス機にあるときとで、保持
手段13、したがってワークの向きを同一の向きとする
ことができる。このようにして、一方のプレス機と他方
のプレス機とで往復動させてワークを連続搬送する。
【0022】ロボット2のアーム4,5および搬送装置
1を伸ばし、搬送装置1の先端にワークを保持したと
き、ロボット2の手首6には大きな負荷がかかる。本発
明では、このロボット2の手首6にかかる負荷を軽減す
るために、負荷軽減手段としてバランサ15が設けられ
る。
【0023】図2は、バランサ15の構造を示す断面図
である。バランサ15は、内部に圧縮コイルばね20を
有するシリンダである。シリンダ本体21には、ピスト
ンロッド22が挿通され、内部で圧縮コイルばね20を
介して接続される。したがって、バランサ15が伸長す
ると、圧縮コイルばね20がばね圧縮され、バランサ1
5を収縮させる方向にばね力が作用する。
【0024】このバランサ15が、図1に示すように、
シリンダ本体21の基端部が、上部アーム5の先端部に
ユニバーサルジョイント25を介して回動自在に連結さ
れ、ピストンロッド22の先端部が、搬送装置1の第1
リンク10の先端部にユニバーサルジョイント26を介
して回動自在に連結される。
【0025】つぎに図3〜図7を参照して、搬送時のロ
ボットの動作について、さらに詳細に説明する。図3
は、搬送時のロボット2の正面図であり、図3は平面図
であり、図5は側面図である。各図において、Aは、一
方のプレス機である一方位置Aにロボットのアーム4,
5を伸ばしたときの状態を示し、Bは、中央位置Bでア
ーム4,5を折り畳んだ状態を示し、Cは、他方のプレ
ス機である他方位置Cにアーム4,5を伸ばした状態を
示す。また図6は、アーム4,5を他方位置Cに伸ばし
たときの、搬送装置1の伸長状態を示す正面図および平
面図であり、図7は、アーム4,5を中央位置Bで折り
畳んだときの搬送装置1の折り畳み状態を示す側面図お
よび平面図である。
【0026】本実施形態では、ワークは一方のプレス機
から他方のプレス機に水平面上でほぼ一直線状に搬送さ
れる。つまり、図3〜図5に示すように、ロボットの手
首6の移動経路が、ほぼ直線となる。なお、本実施形態
では、ロボットの手首6の移動距離W1(図3参照)
は、5.4mとし、伸長状態の搬送装置1のストローク
W2(図6参照)は、1.8mとし、折り畳み状態の搬
送装置1のストロークW3は(図7参照)は、0.9m
とする。また、ワーク重量は30〜50kgとし、保持
手段13の重量は30kgとする。また、バランサ15
は0.9〜1.1mの範囲で伸縮するものとする。
【0027】搬送時のロボットのアーム4,5の動作に
ついてさらに詳しく説明すると、一方位置Aおよび他方
位置Bに伸ばしたとき、図3〜図5に示すように、下部
アーム4および上部アーム5は、水平に近い状態まで寝
て一方側に伸びている。中央位置Bでは、下部アーム4
および上部アーム5をほぼ鉛直に立ち上げて折り畳まれ
る。
【0028】また、搬送装置1は、搬送時において常に
水平であり、一方および他方位置A,Cにアーム4,5
を延ばすときは、図6に示すように、搬送装置1も第1
リンク10と第2リンク11とが一直線上に伸び、中央
位置Bでアーム4,5が折り畳まれるときには、図7に
示すように、第1リンク10と第2リンク11とが重な
って折り畳まれる。
【0029】バランサ15は、上部アーム5先端の手首
6近傍から、搬送装置1の第1リンク10の先端部にわ
たって取り付けられる。中央位置Bにあるとき、図7に
示すように、上部アーム5と第1リンク10とは、直角
に近い位置関係にあり、このとき、バランサ15と搬送
装置1との成す角θは約40°となり、バランサ15は
伸長状態となる。
【0030】一方および他方位置A,Cにあるときは、
図6に示すように、上部アーム5が水平に近い状態まで
寝るので、バランサ15と搬送装置1との成す角θは、
約30°となり、バランサ15は伸長した状態となる。
本実施形態では、図7に示すバランサの収縮状態のスト
ローク長L1は、約1.1mであり、図6に示す伸長状
態のバランサ15のストローク長は、約0.9mであ
る。
【0031】図7に示すように、中央位置Bでは、搬送
装置1は折り畳まれ、ワークおよび保持手段13は、手
首6の直下に配置されるので、手首にかかる負荷が最も
小さくなる。これに対し、一方および他方位置A,Cで
は、搬送装置1が伸び、搬送装置1の最も先端に保持手
段13およびワークが配置されるので、手首6にかかる
負荷が最も大きくなる。
【0032】前述したように、バランサ15はばね20
を有し、伸長したときばね20が圧縮され、バランサ1
5を収縮させる方向にばね力を作用させる。つまり、一
方および他方位側へ移動したとき、バランサ15は、
第1リンク10の先端を上方に持ち上げる方向に作用
し、これによって、手首6の負荷が上部アーム5に逃が
され、手首6にかかる負荷を軽減することができる。バ
ランサ15によって上部アーム5に逃がされた負荷は、
上部アーム5にとっては問題にならない程度である。
【0033】このようにして、ロボット2の手首6にか
かる負荷が大きくなるとき、バランサ15によって、こ
の負荷を軽減させることができる。手首6にかかる負荷
が最も小さい中央位置にあるときには、バランサ15は
収縮して、ばね力がほとんど発生しない。このようにし
て、手首にかかる負荷が大きくなるにつれて、バランサ
15による負荷の軽減が大きくなり、一連の搬送作業に
おいて、手首にかかる負荷のばらつきを抑制することが
できる。
【0034】図8は、一連の搬送作業における手首にか
かる負荷モーメント、バランサによるモーメントおよび
バランサがない場合の手首モーメントを示すグラフであ
る。グラフG1が、バランサ15を設けない場合の手首
の負荷モーメントを示し、グラフG2が、バランサ15
による負荷モーメントを示し、グラフG3が、バランサ
15を設けた場合の手首6の負荷モーメントを示す。つ
まり、グラフG1とグラフG2とを加算したグラフであ
る。また、ラインT1は、手首6の許容トルクの上限で
あり、ラインT2は、手首6の許容トルクの下限であ
る。
【0035】グラフG2に示すように、バランサ15に
よるモーメントは負である。つまり、手首6を持ち上げ
る方向に作用する。前述したように、中央位置Bではバ
ランサ15は最も収縮し、引き上げる力の数値が最も小
さくなる。つまりバランサ15によるモーメントの数値
は最も小さくなる。なお、ここで言う数値とは、力の絶
対値を示す。
【0036】一方位置Aから他方位置Bへ搬送すると
き、手首6を中心に第1リンク10は180°揺動す
る。このとき、バランサ15によるモーメントの数値
は、中央位置Bで最も小さくなり、一方および他方位置
A,Cに近づくにつれてバランサ15が引き伸ばされて
モーメントの数値が大きくなる。
【0037】グラフG1からわかるように、バランサ1
5を設けない場合には、一方および他方位置A,Cにお
いて、手首の許容トルクT1を超えてしまうが、バラン
サ15によるモーメントG2を加えることによって、手
首6の負荷モーメントグラフG3に示すように、上限お
よび下限手首許容トルクT1,T2間に収まる。
【0038】このようにして、バランサ15を設けるこ
とで、手首にかかる負荷を許容範囲内に収めることがで
きる。
【0039】
【0040】
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ロボット
のアームと搬送装置とに負荷軽減手段を連結することに
よって、不足している負荷能力のみを助勢できるため、
作業内容に対して釣り合いのとれた設備となる。
【0042】また、ばねなどの機械的な装置により負荷
を軽減しているため、ランニングコストの増大がない。
【0043】また、過大な6軸ロボットを使用する必要
がないため、設備全体をスリム化できる。
【0044】また、広範囲の作業エリアに対して、手首
負荷の軽減効果が生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の搬送装置1を用いる搬
送システムを示す図である。
【図2】バランサ15の構造を示す断面図である。
【図3】搬送時のロボット2の動作を示す正面図であ
る。
【図4】搬送時のロボット2の動作を示す平面図であ
る。
【図5】搬送時のロボット2の動作を示す側面図であ
る。
【図6】搬送装置1を伸ばしたときの状態を示す正面図
および平面図である。
【図7】搬送装置1を折り畳んだときの状態を示す正面
図および平面図である。
【図8】搬送作業時における各部の負荷モーメントを示
すグラフである。
【符号の説明】
1 搬送装置 2 ロボット 5 上部アーム 6 手首 10 第1リンク 11 第2リンク 12 搬送装置本体 13 保持手段 15 バランサ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B25J 19/00 B25J 17/00 B25J 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ロボット2であって、 アーム5の先端部に手首6を有し、 このアーム5は、鉛直軸J1まわりに角変位可能であ
    り、 アーム5の基端部は、水平軸J3まわりに角変位可能で
    あり、 手首6は、アーム5の軸線J4に垂直な垂直軸J5まわ
    りに角変位可能であり、さらにこの垂直軸J5に垂直な
    手首駆動軸J6まわりに角変位駆動するロボット2と、 (b)搬送装置1であって、 搬送装置本体12と、 ワークを保持する保持手段13とを有し、 搬送装置本体12は、 第1リンク10であって、この第1リンク10の基端部
    が手首6に固定されて手首駆動軸J6まわりに揺動され
    る第1リンク10と、 第1リンク10の先端部に手首駆動軸J6に平行なリン
    ク用軸J7まわりに回転可能に連結される第2リンク1
    1であって、この第2リンク11の先端部に、リンク用
    軸J7に平行な保持用軸J8まわりに回転可能に、前記
    保持手段13が取り付けられる第2リンク11とを有す
    る搬送装置1と、 (c)負荷軽減手段15であって、 シリンダ本体21と、 シリンダ本体21に挿通されるロッド22と、 シリンダ本体21の内部に設けられ、シリンダ本体21
    とロッド22とに接続され、負荷軽減手段15の伸長
    時、ばね圧縮されて負荷軽減手段15を収縮させる方向
    にばね力を発揮する圧縮ばね20とを有する負荷軽減手
    段15と、 (d)シリンダ本体21の基端部と、アーム5の先端部
    とを、連結する第1ユニバーサルジョイント25と、 (e)ロッド22の先端部と、第1リンク10の先端部
    とを、連結する第2ユニバーサルジョイント26とを有
    することを特徴とするロボットを備える搬送装置。
  2. 【請求項2】 ロボット2は、手首6を、水平面上で一
    直線状の移動経路で移動し、 搬送装置本体12は、 第1リンク10に設けられるモータ14と、 第1および第2リンク10,11に内蔵され、モータ1
    4の回転力を伝達して、第2リンク11をリンク用軸J
    7まわりに回転させるとともに、この第2リンク11の
    リンク用軸J7まわりの回転にともなって、第2リンク
    11に対して保持手段13を保持用軸J8まわりに回転
    させる動力伝達機構とを有し、 モータ14および動力伝達機構は、保持手段13の向き
    を同一に保つことを特徴とする請求項1記載のロボット
    を備える搬送装置。
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