JP3510798B2 - 表示装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【発明の属する技術分野】本発明は、表示部から発せら
れた熱を冷却させるためのファンを備えた表示装置に関
する。 【０００２】 【従来の技術】ＬＥＤをマトリクス状に整列させた表示
部を備え、屋外に設置されて文字や絵などを表示する表
示装置が市販されている。 【０００３】この装置は表示部で発熱するためにファン
により冷却を行っている。そして、吸気口には塵や埃の
進入を防止するためにフィルタが脱着可能に設けられて
いる（特開平７−５８１８号参照）。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】上述のフィルタは塵や
埃がたまらないように保守管理が必要である。そこで、
保守管理がよく行われる表示装置を供給することが望ま
れた。 【０００５】 【課題を解決するための手段】本発明の表示装置はかか
る点に鑑みてなされたもので、表示部に表示される表示
内容の変更を入力する入力手段と、筐体内に吸入される
空気をろ過するフィルタ機能を有したカバーを前記入力
手段と吸入口を覆うように設ける。 【０００６】 【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に基づき説
明する。図１は実施例の概要を示すブロック図であり、
図２は本発明の正面図であり、図３は正面からみた主要
部の配置を示す縦断面図であり、図４は図１のＡ−Ａ’
の平面断面図であり、図５は吸気口とカバーを示す下面
図である。 【０００７】図４に示す如く、実施例の表示装置（１）
は表示部（２）（２）を正面と裏面に有している。図２
に示すごとく、表示部はメイン部とメイン部の囲む装飾
部とからなる。メイン部は１組が１６個×１６個に整列
した赤色のＬＥＤを横２行×縦３列の６組有している。
装飾部には赤と緑の発光素子を備えたＬＥＤが額縁の枠
状に２２個配設され、４角のＬＥＤの周囲には夫々４個
の赤色ＬＥＤが配設される。 【０００８】図３に示す如く、表示装置（１）の左上部
にファン（３）が配設される。ファン（３）は送風方向
と直角な方向の寸法が薄いブロアファンである。ブロア
ファンを使用することにより、表示装置（１）の厚さを
薄くすることができる。 【０００９】表示装置（１）の底面の左部には排気口
（４）が設けられ、ファン（３）の送風口（３１）と排
気口（４）はダクト（５）によって接続される。 【００１０】表示装置（１）の底面の右部には凹部
（６）が設けられ、凹部（６）はフィルタ（７）が取り
付けられたカバー（８）により閉鎖される。カバー
（８）のフィルタ（７）が取付部には角孔（８１）が設
けられ、フィルタ（７）を介しての通風が可能となって
いる。また、カバー（８）は二つのネジ（９）（９）に
より着脱可能である。凹部（６）には吸気口（１０）が
設けられる。 【００１１】表示部（２）等により熱せられた空気は表
示装置（１）の上部に上昇し、ファン（３）によりダク
ト（５）を通って排気口（４）より表示装置（１）外に
排出される。この排気による負圧で、表示装置（１）外
の空気がフィルタ（７）を介して吸気口（１０）より表
示装置（１）内に入る。この空気により表示部（２）等
の発熱体が冷却される。 【００１２】また、凹部（６）の近傍には制御回路（１
１）、ＲＯＭ（１２）、ＲＡＭ（１３）、ドライブ（１
４）、操作部（１５）、第１の接続部（１６）と第２の
接続部（１７）が搭載されたプリント基板（１８）が配
設される。この内、操作部（１５）、第１の接続部（１
６）と第２の接続部（１７）は凹部（６）に露出する。 【００１３】制御回路（１１）はＲＯＭ（１２）に記憶
されるプログラムにより各部を制御する。ＲＡＭ（１
３）は制御回路（１１）の動作に必要なデータを記憶す
る。ドライブ（１４）は制御回路（１１）の制御に基づ
き二つの表示部（２）（２）を点灯させる。操作部（１
５）は表示の制御や外部からのデータ転送等の操作を行
う。第１の接続部（１６）はＲＳ４８５ケーブルを介し
てパソコンと接続される。接続されたパソコンより表示
データが第１の接続部（１６）と制御回路（１１）を介
して受信されＲＡＭ（１３）に記憶される。第２の接続
部（１７）はメモリーカードを挿入するものである。操
作部（１５）が所定の操作をされると、挿入されたメモ
リーカードより表示データが読み取られ制御回路（１
１）を介してＲＡＭ（１３）に記憶される。 【００１４】表示の変更（表示のＯＮ／ＯＦＦ、表示さ
せる文字の指定や絵のデータ、表示させる文字や絵の順
番や時間、及び、スクロールやフラッシングカーテン等
の表示方法の設定などの操作、あるいはデータ転送）を
するには、まず、カバー（８）を外さなければならな
い。そして操作部（１５）を操作したり、第１の接続部
（１６）にパソコンを接続したり、第２の接続部（１
７）にメモリーカードを挿入したりする。 【００１５】このように、表示を変更させるにはカバー
（８）を外さなければならない。このときに、フィルタ
（７）を見ることになり、フィルタ（７）の保守管理が
いきとどくことになる。 【００１６】尚、上記実施例では、カバー（８）に通風
用の角孔（８１）を設けてフィルタ（７）を配設させた
が、フィルタの配設方法は、これに限定するものではな
く、通風可能に前記フィルタがカバーに配設されておれ
ばよい。例えば、コの字型の切り欠きを通風口にしても
よく、孔や切り欠きを設けずに、カバーの一方にフィル
タを延在して保持させ、フィルタと一体になったカバー
を表示装置に取り付けてもよい。 【００１７】また、上記実施例では表示の変更に係る入
力手段の全て（操作部（１５）、第１の接続部（１６）
と第２の接続部（１７））について、フィルタ（７）付
きカバー（８）を外さなければ表示の変更ができないよ
うにしたが、入力手段の一部（例えば、操作部（１５）
のみ）のみについて、フィルタ（７）付きカバー（８）
を外さなければ表示の変更ができないようにしてもよ
い。 【００１８】 【発明の効果】表示を変更する度にフィルタを見ること
になり、吸気口のフィルタに塵や埃がたまらないようす
る保守管理がいきとどき易くなる。

【図面の簡単な説明】 【図１】本発明の実施例の要部の構成を示すブロック図
である。 【図２】本発明の実施例の要部の構成を示す正面図であ
る。 【図３】実施例の要部の配置を示す縦断面図である。 【図４】図２のＡ−Ａ’の平面断面図である。 【図５】実施例の下面図である。 【符号の説明】 １ 表示装置 ２ 表示部 ３ ファン ４ 排気口 ７ フィルタ ８ カバー １０ 吸気口 １５ 操作部 １６ 第１の接続部 １７ 第２の接続部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平８−69254（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−288585（ＪＰ，Ａ) 実開 昭63−49292（ＪＰ，Ｕ) 実開 平５−35700（ＪＰ，Ｕ) 実開 平４−13982（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) G09F 9/00 H05K 7/20

Claims (1)

1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 筐体と、筐体内に収容される表示部と、
   筐体内に空気が吸入される吸入口と、前記表示部に表示
   される表示内容の変更を入力する入力手段とを備えた表
   示装置において、 筐体内に吸入される空気をろ過するフィルタ機能を有し
   たカバーを前記入力手段と前記吸入口を覆うように設け
   たことを特徴とする表示装置。