JP3510450B2 - シート分配装置 - Google Patents

シート分配装置

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JP3510450B2
JP3510450B2 JP12054297A JP12054297A JP3510450B2 JP 3510450 B2 JP3510450 B2 JP 3510450B2 JP 12054297 A JP12054297 A JP 12054297A JP 12054297 A JP12054297 A JP 12054297A JP 3510450 B2 JP3510450 B2 JP 3510450B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート分配装置に
関し、特に、印刷機、複写機等の画像形成装置から排出
された印刷済み用紙あるいは複写済み用紙からなる画像
記録済みシートを順次受容して複数枚ずつ集積する複数
段の分配ビンと、画像形成装置から排出された画像記録
済みシートを搬送するシート搬送手段と、このシート搬
送手段により搬送された画像記録済みシートを各分配ビ
ンに放出分配すべく前記複数段の分配ビンのシート受容
端に沿って昇降可能に設けられたインデクサとを備えた
シート分配装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に「ソータ」と呼ばれるシート分配
装置は、例えば特開平4−43089号に開示されてい
るように、印刷機、複写機等の画像形成装置から排出さ
れた画像記録済みシート(以下、単に「記録済みシー
ト」と呼ぶ)を順次受容して複数枚ずつ集積すべく配設
された複数段の分配ビンを備えている。また、このシー
ト分配装置は、画像形成装置から排出された記録済みシ
ートを搬送するシート搬送手段と、このシート搬送手段
により搬送された記録済みシートを各分配ビンに放出分
配すべく複数段の分配ビンのシート受容端に沿って昇降
可能に設けられたインデクサとを備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のこの
種のシート分配装置においては、インデクサ周辺におい
て紙詰まり(以下「ジャム」と呼ぶ)が生じた場合、こ
れを検出して画像形成装置に信号を送り、画像形成装置
を停止させると同時に、シート搬送手段も停止させてい
た。
【0004】したがって、ジャムの処理には、インデク
サ周辺におけるジャムを解消させるのみでなく、上記シ
ート搬送手段のシート搬送経路内にある全ての記録済み
シートを1枚ずつ取り除かねばならないという面倒があ
った。
【0005】上述の事情に鑑み、本発明は、インデクサ
周辺部においてジャムが生じた場合、シート搬送手段の
シート搬送経路内にある全ての記録済みシートを一括し
て取り除くことができるシート分配装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるシート分配
装置は、請求項1に記載したように、画像形成装置から
排出された画像記録済みシートを順次受容して複数枚ず
つ集積すべく配設された複数段の分配ビンと、上記画像
形成装置から排出された記録済みシートを搬送するシー
ト搬送手段と、このシート搬送手段により搬送された記
録済みシートを各分配ビンに放出分配すべく複数段の分
配ビンのシート受容端に沿って昇降可能に設けられたイ
ンデクサとを備えたシート分配装置において、上記イン
デクサ上にシート滞留スペースを設けるとともに、イン
デクサ周辺においてジャムの発生が検出された場合、画
像形成装置を停止させ、かつ、シート搬送手段のシート
搬送経路内にある全ての画像記録済みシートが上記滞留
スペースに集積されるまでの所定時間、シート搬送手段
の作動を継続させる制御手段を設けてなることを特徴と
するものである。
【0007】また、本発明によるシート分配装置は、請
求項2に記載したように、画像形成装置から排出された
記録済みシートを順次受容して複数枚ずつ集積すべく配
設された複数段の分配ビンと、画像形成装置から排出さ
れた記録済みシートを搬送するシート搬送手段と、この
シート搬送手段により搬送された記録済みシートを各分
配ビンに放出分配すべく複数段の分配ビンのシート受容
端に沿って昇降可能に設けられたインデクサとを備えた
シート分配装置において、上記インデクサ上にシート滞
留スペースを設けるとともに、インデクサ周辺における
ジャムの発生が検出された場合、画像形成装置およびシ
ート搬送手段を停止させ、かつインデクサのシート放出
口を閉塞し、ジャムが解消されたことを表す信号と、イ
ンデクサのシート放出口が閉塞されたことを表す信号と
に基づいて、シート搬送手段を再起動させて、シート搬
送手段のシート搬送経路内にある全ての記録済みシート
が上記滞留スペースに集積されるまでの所定時間、シー
ト搬送手段を作動させる制御手段を設けてなることを特
徴とするものである。
【0008】上記シート滞留スペースは、、記録済みシ
ート下面を支承してこのシートを分配ビンに案内するガ
イド部材と、このガイド部材の両側に配置されてガイド
部材のガイド面よりも高さの高い両サイドフレームとに
よって画成することができる。
【0009】上記所定時間は、ジャムの発生が検出され
たときのインデクサの昇降位置に応じて設定されること
が好ましい。
【0010】上記記録済みシートが複数のシート分配装
置に分配される場合、上記所定時間は、ジャムの発生が
検出されたときにインデクサが作動しているシート分配
装置における第1段目の分配ビンからジャムの発生が検
出されたときのインデクサが対向する分配ビンまでのビ
ン数と、ジャムの発生が検出されたときにインデクサが
作動しているシート分配装置の画像形成装置側から数え
た序数とに応じて設定されることが好ましい。
【0011】ジャムの発生が検出されると直ちに、上記
制御手段が、ジャムの発生が検出されたときにインデク
サが記録済みシートを放出しようとしていた分配ビンの
シート受容端によってインデクサのシート放出口が閉塞
される位置にインデクサを移動させるようにしてもく、
あるいは、インデクサに詰まっていた記録済みシートが
取り除かれた後でかつシート搬送手段の再起動に先立っ
て、ジャムの発生が検出されたときにインデクサが記録
済みシートを放出しようとしていた分配ビンのシート受
容端によってインデクサのシート放出口が閉塞される位
置に上記制御手段がインデクサを移動させるようにして
もよい。いずれの場合も、上記制御手段が、シート滞留
スペースおよび/またはシート搬送手段のシート搬送経
路内における記録済みシートの不残留が確認されるま
で、インデクサをそのシート放出口が閉塞される位置に
保持することが好ましい。
【0012】各分配ビンのシート受容端には立ち面が設
けられていることが好ましい。この立ち面は、分配ビン
上に集積される記録済みシートの後端整合基準面を形成
する手段としても機能する。
【0013】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によれば、イン
デクサ周辺においてジャムが生じた場合、画像形成装置
が停止するとともに、シート搬送手段のシート搬送経路
内にある全ての記録済みシートが上記シート滞留スペー
スに集積されるまでの所定時間、シート搬送手段の動作
が継続されるので、ジャム発生時にシート搬送手段のシ
ート搬送経路内にあった全ての記録済みシートを一括取
り出すことができる。
【0014】したがって、従来のように、ジャム発生時
にシート搬送手段のシート搬送経路内にある全ての記録
済みシートを1枚ずつ取り除かねばならないという面倒
がなくなる。
【0015】請求項2に記載した発明によれば、インデ
クサ周辺においてジャムが生じた場合、画像形成装置お
よびシート搬送手段が停止するとともに、インデクサの
シート放出口が閉塞され、このインデクサのシート放出
口が閉塞された状態で、かつジャムが解消された後に、
シート搬送手段が再起動されて上記所定時間作動される
から、シート搬送手段が再起動されても記録済みシート
がインデクサから分配ビンに放出されるおそれなしに、
ジャム発生時にシート搬送手段のシート搬送経路内にあ
った全ての記録済みシートを上記シート滞留スペースに
集積させて一括取り出すことができる。
【0016】また、シート搬送手段の動作を継続させる
所定時間、あるいはシート搬送手段を再起動させて作動
させる所定時間は、記録済みシートがシート搬送手段の
入口から昇降範囲の最下位置にあるインデクサに達する
までに要するシート搬送時間に基づいて設定すれば、イ
ンデクサの昇降位置に係わらず、シート搬送経路内にあ
る全ての記録済みシートを上記滞留スペースに集積する
ことはできるが、インデクサが例えばその昇降範囲の最
上位置にあるような場合、シート搬送手段の動作を継続
させる時間は、より短くても目的を達成することができ
る。そこで、上記シート搬送手段の動作を継続させる所
定時間を、インデクサの昇降位置に応じて設定すること
により、時間ロスを低減することができる。
【0017】そして、1台のシート分配装置では分配ビ
ンの段数が不足する場合、このシート分配装置と同様に
構成を有するスレーブ機を連結して、分配ビンの段数を
増加させることが行なわれるが、そのような場合は、ジ
ャムの発生が検出されたときにインデクサが作動してい
るシート分配装置の画像形成装置側から数えた序数を上
記所定時間の設定ファクタに含ませることにより、複数
のシート分配装置を用いる場合の実際に則した上記所定
時間の設定が可能になる。
【0018】さらに、分配ビンのシート受容端に立ち面
を設けることにより、分配ビンの端面によるインデクサ
のシート放出口の閉塞をより確実に行なうことができ
る。そして、この立ち面に、分配ビン上に集積される記
録済みシートの後端整合基準面を形成する手段としての
機能を果たさせることにより、記録済みシートの後端整
合基準面を形成する手段を別途設けないで済む利点があ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるシート分配装
置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0020】図1は、本発明によるシート分配装置を画
像形成装置に接続した場合の構成を示す概略的側面図、
図2は、図1のシート分配装置の内部構造を透視的に示
す概略的側面図、図3は、分配ビン、インデクサ、ステ
ープラおよびシート束押出し部材等の配置を示す概略的
平面図、図4は図3の要部の拡大平面図である。
【0021】図において、このシート分配装置Sは、印
刷機等の画像形成装置1から排出された記録済みシート
2(図3)を順次受容して所定枚数ずつ集積すべく、フ
レーム3内の固定位置に上下方向に所定の間隔を保って
配設された複数段(例えば50段)の分配ビン(ソート
トレー)4と、画像形成装置1から排出された記録済み
シート2を分配ビン4側に搬送する搬送手段5と、この
搬送手段5により搬送された記録済みシート2を各分配
ビン4に放出分配すべく複数段の分配ビン4のシート受
容端4aに沿って上下方向に移動可能に設けられたイン
デクサ6と、各段の分配ビン4に集積されたシート束を
それぞれ綴じるべくインデクサ6の移動通路内をこのイ
ンデクサ6とは独立的に移動し得るように設けられたス
テープラ(自動)7とを備えている。
【0022】上記画像形成装置1が印刷機、特に孔版印
刷機の場合は、多数枚のシートを短時間に印刷でき、イ
ンクが十分に乾いていない状態の記録済みシート2を高
速で排出するから、画像形成装置1から排出された記録
済みシート2をインデクサ6に搬送する搬送手段5で
は、図2から明らかなように、搬送ローラが使用されて
おらず、ブロワ8によって記録済みシート2の裏面を吸
引した状態で記録済みシート2を搬送する孔あき搬送ベ
ルト9,10および記録済みシート2をエアで搬送ベル
ト10上に押し付けるファン11等が用いられている。
【0023】本実施の形態のシート分配装置Sは、図1
に示すように、その本体と同一構成を有する複数台のス
レーブ機S′を画像形成装置1側とは反対側に従属接続
して分配ビン4の段数を増大させることが可能なように
構成されており、そのため、スレーブ機S′が接続され
たとき、記録済みシート2をこのスレーブ機S′側に搬
送するためのシート搬送部12がシート分配装置Sの上
部に着脱可能に取り付けられるようになっている。
【0024】なお、画像形成装置1は、排出した記録済
みシート2をソーティングしない場合に集積するノンソ
ート用排紙台13を備えており、また、シート分配装置
Sの外壁面には、操作パネル14と、外付け電動ステー
プラ15とが設けられている。
【0025】図3から明らかなように、ステープラ7
は、インデクサ6が上下方向に移動中は、インデクサ6
の移動通路に対してシート幅方向(図3の上下方向)に
外れた位置に待機しており、このステープラ7の待機位
置は、シート分配装置Sの側面図で見て、インデクサ6
が最下段の分配ビン4に記録済みシート2を放出分配し
得る位置に達したときインデクサ6とオーバーラップす
る位置に設定されている。
【0026】各分配ビン4上に載置される記録済みシー
ト2のシート幅方向の側縁は、図4に示すように、軸1
8aを中心に回動可能なシート取り出しドア18の内面
によって規定されたシート側端縁整合基準面L1 に整合
せしめられるようになっており、分配ビン4には、記録
済みシート2の側端縁を押して幅方向に移動させて上記
整合基準面L1 に整合させるための2本のサイド整合棒
21a,21bと、インデクサ6から勢いよく放出され
る記録済みシート2の先端縁に弾性的に当接して記録済
みシート2を緩やかに停止させるためのゴムバンドのよ
うな弾性材よりなるストッパ部材22と、後述するシー
ト束押出し部材25を昇降させるための案内レール26
とが分配ビン4を上下方向に貫通して延設されている。
【0027】上記サイド整合棒21a,21bおよびス
トッパ部材22は、分配ビン4に形成された切溝23
a,23bおよび24内をそれぞれ移動するようになっ
ており、ストッパ部材22は、インデクサ6から分配ビ
ン4上に放出される記録済みシート2のサイズに応じて
切溝24内を図4の左右方向に移動するようになってい
る。
【0028】上記案内レール26は、記録済みシート2
を先端側から押して分配ビン4のシート受容端4a側に
移動させ、シート後端縁整合基準面L2 に整合させるた
めの整合棒を兼ねており、整合すべき記録済みシート2
に対する当接面として、分配ビン4のシート受容端4a
に対向する平坦な垂直面を備えている。この案内レール
26も分配ビン4の開口27内を図3の左右方向に移動
可能である。
【0029】サイド整合棒21a,21bは、図4から
明らかなように、種々のサイズの記録済みシート2に対
しそのサイズに応じた適性位置において整合作用を及ぼ
し得るように、両整合基準面L1 ,L2 に同時に近接す
るように斜め方向に移動可能となっており、かつ整合基
準面L2 から遠い側の整合棒21bの移動線の方が、整
合基準面L2 から近い側の整合棒21aの移動線より
も、分配ビン4に対するシート搬入方向に対して、角度
のより小さい鋭角をなしており、両整合棒21a,21
bは、整合動作のための移動に伴って、相互間の間隔が
狭められる方向に移動するようになっている。
【0030】さらに、インデクサ6によるすべての分配
ビン4に対する記録済みシート2の放出分配が完了した
後、ステープル打ちのために、各段の分配ビン4上のシ
ート束20を順次整合基準面L2 を越えてステープラ7
に向かって所定長押し出すための押出し部材25が設け
られており、この押出し部材25は、分配ビン4を上下
方向に貫通して延設された案内レール26が図3に示す
右端位置にあるときに、案内レール26に沿って開口2
7内を上下方向に移動可能に設けられている。
【0031】なお、分配ビン4上のシート束20に対し
ステープラ7によるステープル打ちが施されるときに
は、複数段の分配ビン4のうちの1つの分配ビン4上の
シート束20を選択的に分配ビン4のシート受容端4a
から所定長だけ押し出す必要があるから、押出し部材2
5のシート束押出し面は、案内レール26の上記垂直面
から上記所定長以上シート受容端4a側に突出した態様
で形成されている。また、上記案内レール26が、記録
済みシート2の後端縁を整合基準面L2 に整合させるた
めの整合棒として機能するときには、押出し部材25は
案内レール26の整合動作を妨げない位置まで案内レー
ル26に沿って下降または上昇せしめられる。
【0032】そして、ステープラ7によりステープル打
ちを施すときには、ステープル打ちを施すべきシート束
20を載置した分配ビン4の高さに押出し部材25が移
動した上で、案内レール26が図4の左方に向かって移
動を開始すると、押出し部材25は、押し出すべきシー
ト束20を載置した分配ビン4の開口27に臨む直線状
の縁部4bおよびこの分配ビン4よりも1つ上段の分配
ビン4の直線状の縁部4bの双方に係合して、上下の縁
部4b,4b間に挟まれる態様で縁部4b,4bにガイ
ドされながら、下側の分配ビン4上のシート束20をス
テープラ7に向かって押し出すように構成されている。
【0033】図5は、分配ビン4のシート受容端4aに
設けられる整合基準面L2 を形成する部材を示す側面
図、図6は同インデクサ6側から見た正面図である。
【0034】分配ビン4のシート受容端4aに沿った整
合基準面L2 は、図3および図6に示すように、幅dを
有する一対の帯状ばね部材30,30によって形成され
ている。この帯状ばね部材30は、インデクサ6の最上
昇位置の上方においてブラケット28を介してフレーム
3に固定された巻き尺式の巻回機構を備えたケース31
(図5)内に繰出し、巻込み可能に収容されており、ケ
ース31内から導出された帯状ばね部材30は、リール
32に通されてから鉛直方向に下方に延び、その先端
は、インデクサ6のシート放出口6bの直上位置にこの
シート放出口6bに近接して設けられた係止部材33に
係止されている。
【0035】このような構成により、帯状ばね部材30
は、インデクサ6の下降に伴ってケース31内から繰り
出され、インデクサ6のシート放出口6bよりも上方の
分配ビン4のシート受容端4aを塞ぐことによって、シ
ート束20の後端の整合基準面L2 を形成するととも
に、インデクサ6の上昇に伴って帯状ばね部材30がケ
ース31内に巻き込まれる。
【0036】インデクサ6上には、インデクサ6周辺で
ジャムが生じたときに、搬送手段5のシート搬送経路内
にある全ての記録済みシート2を集積するためのシート
滞留スペースJが設けられている。このシート滞留スペ
ースJ内に記録済みシート2を保持するために、記録済
みシート2を分配ビン4に向かって案内すべくインデク
サ6上に設けられている多数の案内リブ6aのシート案
内面よりも高さの高い両サイドフレーム6c,6cが設
けられている。
【0037】また、本実施の形態では、上記帯状ばね部
材30の平面性を確保するための補強用として、幅の狭
い第2の帯状ばね部材34が設けられている。この帯状
ばね部材34は、図6に示すように、帯状ばね部材30
のケース31の軸線に対して軸線がほぼ直交するように
ブラケット37を介してフレーム3に固定された巻き尺
式の巻回機構を備えたケース35内に繰出し、巻込み可
能に収容されており、ケース35内から導出されたこの
補強用の帯状ばね部材34は、リール36に通されてか
らその一方の側縁を幅広の帯状ばね部材30のインデク
サ6側の面にほぼ直角に当接させた態様で、ばね部材3
0の面に沿って下方に延び、先端がインデクサ6のシー
ト放出口6bの上方部位に係止されている。
【0038】この帯状ばね部材34も、帯状ばね部材3
0と同様に、インデクサ6の下降に伴ってケース35内
から繰り出され、インデクサ6の上昇に伴ってケース3
5内に巻き込まれるようになっている。なお、本実施の
形態では、上記帯状ばね部材34として、「コンストン
(登録商標)」の商品名で知られている定荷重ばねを用
いている。
【0039】さらに、本実施の形態では、帯状ばね部材
30,30による各分配ビン4上のシート束20の後端
縁の整合作用を補助する手段として、図5および図6に
示すように、インデクサ6のシート放出口6bの下方で
かつ帯状ばね部材30,30の側縁の外側位置に、マイ
ラ(登録商標)フィルム等よりなる中空の弾性部材38
が整列部材として取り付けられている。この中空の弾性
部材38は、分配ビン4側に円弧状に膨出して、シート
束20の後端縁に接触した場合にシート束20を整合棒
としての案内レール26側に押圧する斜面を備えてい
る。
【0040】次に、以上のように構成された本実施の形
態のシート分配装置Sの動作について説明する。
【0041】(1) 先ず、インデクサ6は、そのシート放
出口6bを最上段の分配ビン4のシート受容端4aに対
向させた位置にあり、ステープラ7はその昇降範囲の最
下位置で、インデクサ6の移動通路から側方に外れた待
機位置を占める。分配ビン4上の2本のサイド整合棒2
1a,21bは整合基準面L1 から最も離れた外側位置
に停止し、ストッパ部材22は、画像形成装置1から排
出される記録済みシート2のサイズに応じた位置を占め
る。案内レール26は図3に示す位置を占め、この案内
レール26上の押出し部材25は、このシート分配装置
Sが備えている分配ビン群のうちの最下段(例えば50
段目)の分配ビン4の開口27内に待機する。
【0042】(2) いま、例えば画像形成装置1におい
て、例えば1部20頁で構成される資料が40部印刷さ
れる場合を想定すると、画像形成装置1からは最初に2
0頁目の記録済みシート2が40枚排出されるから、イ
ンデクサ6は下降しながら、上から40段目までの分配
ビン4上に20頁目の記録済みシート2を1枚ずつ放出
分配して行く。分配ビン4上に放出された記録済みシー
ト2は分配ビン4上を滑走してストッパ部材22に当接
して停止する。
【0043】(3) 40段の分配ビン4のすべてに対する
20頁目の記録済みシート2の放出分配が完了した時点
では、上から39段目まで分配ビン4のシート受容端4
aは、インデクサ6の下降とともにケース31内から繰
り出された帯状ばね部材30,30によってすでに閉塞
されているが、最終段、すなわち40段目の分配ビン4
のシート受容端4aは解放された状態にある。そこで、
インデクサ6をさらに短い距離だけ下降させることによ
り、帯状ばね部材30,30がさらにケース31内から
繰り出され、40段目の分配ビン4のシート受容端4a
を閉塞する。
【0044】(4) このインデクサ6の追加的下降動作に
よって、20頁目の記録済みシート2を受容したすべて
の分配ビン4のシート受容端4aが閉塞された後、2本
のサイド整合棒21a,21bが整合基準面L1 ,L2
の双方に近接するように移動して分配ビン4上の記録済
みシート2の側端縁を整合基準面L1 に整合させるとと
もに、案内レール26がシート受容端4aに向かって移
動して記録済みシート2の後端縁を帯状ばね部材30,
30に当接させて整合基準面L2 に整合させる。
【0045】(5) 次にインデクサ6がそのシート放出口
6bを最上段の分配ビン4のシート受容端4aに対向さ
せた位置まで上昇して、上記と同様の態様で、各分配ビ
ン4にすでに分配されている20頁目の記録済みシート
2の上に重ねて、19頁目の記録済みシート2の放出分
配が開始され、以下同様にして、40段の各分配ビン4
に各20頁の記録済みシート2、すなわちシート束20
が集積される。
【0046】(6) この間、インデクサ6のシート放出口
6bの下方でかつ各帯状ばね部材30の両側縁の外側に
取り付けられている中空の弾性部材38よりなる整列部
材は、インデクサ6が上昇する度毎に、各段の分配ビン
4上のシート束20の後端縁に斜面を順次接触させて、
シート束2を整列させて行く。
【0047】(7) 以上のようにして、40段の分配ビン
4に対する各20頁の記録済みシート2の整列状態での
集積が完了すると、案内レール26が図3に示す位置に
後退する。また、インデクサ6が図6に示す位置よりも
さらに上方の位置に退避することにより、帯状ばね部材
30,30および34がケース31,35内に巻き込ま
れるから、シート束20が集積されている分配ビン4の
シート受容端4aのすべてが開放される。
【0048】(8) インデクサ6の上昇に伴って、ステー
プラ7も上昇し、かつシート幅方向に移動して、そのス
テープル打ちのためにシート束20が挿入される開口部
7を、1段目の分配ビン4上に集積されているシート束
20の所定のステープル打ち位置に対向させる。また、
押出し部材25も案内レール26に沿って1段目の分配
ビン4の開口27内に上昇し、次いで案内レール26が
シート受容端4aに向かって移動して、1段目の分配ビ
ン4上に集積されているシート束20を整合基準面L2
を超えて所定長だけ押し出す。これにより、シート束2
0の後端縁部がステープラ7の開口部7a内に挿入さ
れ、これを不図示の検知手段で検知してステープラ7に
よる自動的なステープル打ちがなされる。
【0049】(9) 1段目の分配ビン4上に集積されてい
るシート束20に対するステープル打ちが完了すると、
案内レール26は押出し部材25とともに図3に示す原
位置に後退し、かつ、サイド整合棒21a,21bがシ
ート束20の縁部から若干離れる。同時に、ステープラ
7に付設されているシート押戻し部材(図示は省略)が
シート束20の縁部のシートサイズに応じた中央位置に
達するまでステープラ7がシート幅方向に移動し、次い
で、シート押戻し部材が作動されて、シート束20を分
配ビン4上に押し戻す。
【0050】(10)次に、ステープラ7が1ビン分下降
し、かつステープラ7がその開口部7aを、2段目の分
配ビン4上に集積されているシート束20の所定のステ
ープル打ち位置に対向させる位置に水平移動するととも
に、押出し部材25が2段目の分配ビン4の開口27内
に下降し、次いで案内レール26の移動に伴って押出し
部材25が2段目の分配ビン4上に集積されているシー
ト束20を整合基準面L2 を超えて所定長だけ押し出す
ことにより、シート束20の後端縁部がステープラ7の
開口部内に挿入され、ステープラ7によるステープル打
ちがなされ、押出し部材25が原位置に後退し、上述と
同様の態様で、シート押戻し部材がシート束20を分配
ビン4上に押し戻す。
【0051】(11)以下同様にして、40段すべての分配
ビン4上のシート束20に対するステープル打ちがなさ
れ、このステープル打ちが完了すると、ステープラユニ
ットは待機位置に戻る。ここで、取り出しドア18を開
いて、分配ビン4上のシート束20を取り出すことがで
きる。
【0052】次に、インデクサ6の周辺においてジャム
が発生した場合のジャム解消処理の一例について、図7
のフローチャートに従って説明する。なお、図7におい
て、Pは制御の各工程を示す。
【0053】先ず、上述したような記録済みシート2の
ソーティングを行なっているときに(P1)、インデク
サ6の周辺においてジャムが発生すると(P2:YE
S)、シート分配装置Sのコントローラは画像記録装置
1に対して停止要求信号を送出して、画像記録装置1を
停止させ、これによりシート分配装置Sへのシート排出
を停止させる。同時にコントローラは、図8に示すよう
に、インデクサ6が正に記録済みシート2を放出しよう
としていたビン4のシート受容端にインデクサ6のシー
ト放出口6bが対向する位置にインデクサ6を下降さ
せ、かつその位置にインデクサ6を保持して、インデク
サ6のシート放出口6bを閉塞する(P3)。
【0054】しかしながら、コントローラは、シート搬
送手段5の動作は継続させて、搬送手段5のシート搬送
経路内にある記録済みシート2をシート滞留スペースJ
に集積させる。
【0055】そして、コントローラは上記停止要求信号
の送出と同時にタイマをセットするが(P4)、このタ
イマ時間Tは、下記の式に基づいて設定される。
【0056】 T=A+(Nb×B)+(Ns−1)×C ここで、Aは、記録済みシート2が搬送手段5によって
シート搬送経路の入口から第1段目の分配ビン4まで搬
送されるのに要する時間に若干の余裕時間αをプラスし
た時間であり、Bは、記録済みシート2が、搬送手段5
によって隣接するビン間の距離を搬送されるのに要する
時間に若干の余裕時間βをプラスした時間である。ま
た、Nbは、ジャム発生時にインデクサ6が作動してい
たソータ(主ソータSまたはスレーブ機S′)の第1段
目の分配ビン4からジャム発生時にインデクサ6が対向
している分配ビン4までのビン数(現ビン数)、Ns
は、ジャム発生時にインデクサ6が動作しているソータ
(主ソータSまたはスレーブ機S′)を画像記録装置1
側から数えた序数、Cは、記録済みシート2がシート搬
送部12を通過するに要する時間に若干の余裕時間γを
プラスした時間である。
【0057】したがって、スレーブ機S′が使用されて
いないときには、上記式は下記のようになる。
【0058】T=A+(Nb×B) 上記時間A〜Cは搬送速度と比例して増減する。
【0059】次に、コントローラは、タイマ時間Tが経
過したか否かを判定し(P5)、タイマ時間Tが経過し
た時点で、搬送手段5のモータをOFFにして搬送手段
5を停止させ(P6)、オペレータがドア(図示は省
略)を開いて、シート滞留スペースJに集積された記録
済みシート2を除去する(P7,P8)。この場合、ド
アが開くと、コントローラは、シート滞留スペースJお
よび/またはシート搬送手段5のシート搬送経路内に記
録済みシート2が残留している間警報を発する(P9,
P10)。シート滞留スペースJおよび/またはシート
搬送手段5のシート搬送経路内に記録済みシート2が残
留しているか否かは、シート滞留スペースJおよびシー
ト搬送手段5のシート搬送経路に配置されたセンサ(図
示は省略)によって検知される。
【0060】オペレータが、シート滞留スペースJおよ
び/またはシート搬送手段5のシート搬送経路から記録
済みシート2を除去した後、ドアを閉めると(P1
1)、コントローラは、このドアが閉められたことを検
知して、インデクサ6をジャム発生時に位置していた原
位置に戻す(P12)。
【0061】P9およびP10の処理を設けたことによ
って、シート滞留スペースJおよび/またはシート搬送
手段5のシート搬送経路に記録済みシート2が残留して
いる限り、インデクサ6は原位置に戻らないから、シー
ト滞留スペースJおよび/またはシート搬送手段5のシ
ート搬送経路に残留していた記録済みシート2が分配ビ
ン4に放出されるのを阻止することができる。
【0062】また、シート滞留スペースJおよび/また
はシート搬送手段5のシート搬送経路に残留していた記
録済みシート2が分配ビン4に放出されるのをより確実
に阻止するために、図9に示すように、分配ビン4のシ
ート受容端4aに立ち面4cを備えた分配ビン4を用い
ることが好ましい。この場合、立ち面4cは、分配ビン
4上に集積される記録済みシート2の後端縁整合基準面
2 を形成する部材として機能するから、帯状ばね部材
30,34は省略してもよい。
【0063】このように、インデクサ6の周辺において
ジャムが発生した場合、上記タイマ時間Tが経過するま
で、搬送手段5の動作を継続させることにより、搬送手
段5のシート搬送経路内にある全ての記録済みシート2
がインデクサ6上のシート滞留スペースJに集積される
から、これを一括取り出すことができ、ジャム解消処理
が容易となるとともに、搬送手段5の動作継続時間を必
要最低限にとどめることができる。
【0064】なお、上述の実施例においては、インデク
サ6の位置によってタイマ時間Tが可変となり、搬送手
段5を余分に作動させることなく、オペレータの待ち時
間を少なくすることができるが、上記タイマ時間Tを下
記の式によって固定値としてもよい。
【0065】 T=A+(最大ビン数×B)+(最大塔数−1)×C 図10は、インデクサ6の周辺においてジャムが発生し
た場合のジャム解消処理の他の例を示すフローチャート
である。
【0066】図10におけるP21およびP22の処理
は図7のP1およびP2の処理と同様であり、またP2
3の処理では、図7のP3の処理と同様に、画像記録装
置1に対する停止要求信号の送出によって、画像記録装
置1を停止させ、かつ図8に示すように、インデクサ6
のシート放出口6bが塞がれる位置までインデクサ6を
下降させているが、P23では、さらに、搬送手段5の
動作を一旦停止させている。そして、オペレータがシー
ト分配装置Sのドアを開き(P24)、インデクサ6周
辺に生じていたジャムを取り除き(P25)、オペレー
タがドアを閉じると(P26)、コントローラは、この
ドアが閉じられたことを検知して、インデクサ6を図8
に示す位置に保持したままで、搬送手段5の駆動モータ
をONにして搬送手段5を再起動する(P27)。そし
て、上述したタイマ時間Tの間搬送手段5を作動させ、
これによって、搬送手段5のシート搬送経路上のすべて
の記録済みシート2がシート滞留スペースJ内に集積さ
れる(P28〜P30)。
【0067】これ以降のP31〜P36の処理は、図7
のP7〜P12の処理と同様であるから、その説明は省
略する。
【0068】図11は、インデクサ6の周辺においてジ
ャムが発生した場合のジャム解消処理のさらに他の例を
示すフローチャートである。
【0069】図11のP41およびP42の処理も、図
10のP21およびP22の処理と同様であるが、本例
の場合、P43では、画像記録装置1に対する停止要求
信号の送出によって、画像記録装置1を停止させ、かつ
搬送手段5の動作を一旦停止させているだけで、インデ
クサ6を下降させていない点が図10のP23と相違す
る点である。そして、オペレータがシート分配装置Sの
ドアを開き(P44)、インデクサ6周辺に生じていた
ジャムを取り除き(P45)、オペレータがドアを閉じ
てから(P46)、インデクサ6のシート放出口6bが
塞がれる位置までインデクサ6を下降させている(P4
7)。
【0070】これ以降のP48〜P57の処理は、図1
0のP27〜P36の処理と同様であるから、その説明
は省略する。
【0071】図10および図11に示すフローチャート
においても、インデクサ6周辺においてジャムが生じた
場合、制御手段は、図10に示すように直ちに、あるい
は、図11に示すように、インデクサ6周辺のジャムが
除去されてから、インデクサ6のシート放出口6bが分
配ビン4により塞がれる位置までインデクサ6を移動さ
せ、かつインデクサ6をその位置に保持した状態でシー
ト搬送手段5を再起動させているから、シート滞留スペ
ースJおよび/またはシート搬送手段5のシート搬送経
路に残留していた記録済みシート2が分配ビン4に放出
されるのを阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシート分配装置を画像形成装置に
接続した場合の構成を示す概略的側面図
【図2】図1のシート分配装置の内部構造を透視的に示
す概略的側面図
【図3】図1のステープラ付きシート分配装置における
分配ビン、インデクサ、ステープラおよびシート押出し
部材等の配置を示す概略的平面図
【図4】図3の要部の拡大平面図
【図5】分配ビンのシート受容端に設けられる整合基準
面を形成する部材を示す側面図
【図6】同 インデクサ側から見た正面図図
【図7】ジャムが発生した場合のジャム解消処理の一例
を示すフローチャート
【図8】ジャムが発生した場合のインデクサの移動位置
を示す説明図
【図9】立ち面を備えた分配ビンのシート受容端の形状
とジャムが発生した場合のインデクサの移動位置とを示
す説明図
【図10】ジャムが発生した場合のジャム解消処理の他
の例を示すフローチャート
【図11】図10の一部を変更したフローチャート
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 画像記録済みシート 3 フレーム 4 分配ビン 4a 分配ビンのシート受容端 4c 分配ビンの立ち面 5 搬送手段 6 インデクサ 6b インデクサのシート放出口 7 ステープラ 20 シート束 21a,21b サイド整合棒 22 ストッパ部材 25 押出し部材 26 案内レール 30,34 帯状ばね部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−57161(JP,A) 特開 平6−271187(JP,A) 実開 昭62−68972(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 39/11

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置から排出された画像記録済
    みシートを順次受容して複数枚ずつ集積すべく配設され
    た複数段の分配ビンと、前記画像形成装置から排出され
    た前記画像記録済みシートを搬送するシート搬送手段
    と、該シート搬送手段により搬送された前記画像記録済
    みシートを各分配ビンに放出分配すべく前記複数段の分
    配ビンのシート受容端に沿って昇降可能に設けられたイ
    ンデクサとを備えたシート分配装置において、 前記インデクサ上にシート滞留スペースを設けるととも
    に、前記インデクサ周辺における紙詰まりの発生が検出
    された場合、前記画像形成装置を停止させ、かつ、前記
    シート搬送手段のシート搬送経路内にある全ての前記画
    像記録済みシートが前記滞留スペースに集積されるまで
    の所定時間、前記シート搬送手段の作動を継続させる制
    御手段を設けてなることを特徴とするシート分配装置。
  2. 【請求項2】 画像形成装置から排出された画像記録済
    みシートを順次受容して複数枚ずつ集積すべく配設され
    た複数段の分配ビンと、前記画像形成装置から排出され
    た前記画像記録済みシートを搬送するシート搬送手段
    と、該シート搬送手段により搬送された前記画像記録済
    みシートを各分配ビンに放出分配すべく前記複数段の分
    配ビンのシート受容端に沿って昇降可能に設けられたイ
    ンデクサとを備えたシート分配装置において、 前記インデクサ上にシート滞留スペースを設けるととも
    に、前記インデクサ周辺における紙詰まりの発生が検出
    された場合、前記画像形成装置および前記シート搬送手
    段を停止させ、かつ前記インデクサのシート放出口を閉
    塞し、前記紙詰まりが解消されたことを表す信号と、前
    記インデクサのシート放出口が閉塞されたことを表す信
    号とに基づいて、前記シート搬送手段を再起動させて、
    前記シート搬送手段のシート搬送経路内にある全ての前
    記画像記録済みシートが前記滞留スペースに集積される
    までの所定時間、前記シート搬送手段を作動させる制御
    手段を設けてなることを特徴とするシート分配装置。
  3. 【請求項3】 前記シート滞留スペースが、前記画像記
    録済みシート下面を支承して該シートを前記分配ビンに
    案内するガイド部材と、該ガイド部材の両側に配置され
    て該ガイド部材のガイド面よりも高さの高い両サイドフ
    レームとによって画成されてなることを特徴とする請求
    項1または2記載のシート分配装置。
  4. 【請求項4】 前記所定時間が、前記紙詰まりの発生が
    検出されたときの前記インデクサの昇降位置に応じて設
    定されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    1項記載のシート分配装置。
  5. 【請求項5】 前記画像記録済みシートが複数のシート
    分配装置に分配される場合、前記所定時間が、前記紙詰
    まりの発生が検出されたときに前記インデクサが作動し
    ているシート分配装置における第1段目の分配ビンから
    前記紙詰まりの発生が検出されたときの前記インデクサ
    が対向する分配ビンまでのビン数と、前記紙詰まりの発
    生が検出されたときに前記インデクサが作動しているシ
    ート分配装置の前記画像形成装置側から数えた序数とに
    応じて設定されることを特徴とする請求項4記載のシー
    ト分配装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記紙詰まりの発生が
    検出されると直ちに、該紙詰まりの発生が検出されたと
    きに前記インデクサが前記記録済みシートを放出しよう
    としていた分配ビンのシート受容端によって前記インデ
    クサのシート放出口が閉塞される位置に前記インデクサ
    を移動させ、かつ前記シート滞留スペースおよび/また
    は前記シート搬送手段のシート搬送経路内における前記
    記録済みシートの不残留が確認されるまで、前記インデ
    クサをそのシート放出口が閉塞される位置に保持するこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のシート分配装
    置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記紙詰まりが発生し
    た場合に、前記インデクサ周辺の紙詰まりが除去された
    後でかつ前記シート搬送手段の再起動に先立って、前記
    紙詰まりの発生が検出されたときに前記インデクサが前
    記記録済みシートを放出しようとしていた分配ビンのシ
    ート受容端によって前記インデクサのシート放出口が閉
    塞される位置に前記インデクサを移動させ、かつ前記シ
    ート滞留スペースおよび/または前記シート搬送手段の
    シート搬送経路内における前記記録済みシートの不残留
    が確認されるまで、前記インデクサをそのシート放出口
    が閉塞される位置に保持することを特徴とする請求項2
    記載のシート分配装置。
  8. 【請求項8】 各分配ビンのシート受容端に立ち面が設
    けられてなることを特徴とする請求項6または7記載の
    シート分配装置。
  9. 【請求項9】 前記立ち面が、前記分配ビン上に集積さ
    れる前記記録済みシートの後端整合基準面を形成する手
    段として機能することを特徴とする請求項8記載のシー
    ト分配装置。
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