JP3510032B2 - 超音波撮像装置 - Google Patents

超音波撮像装置

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JP3510032B2
JP3510032B2 JP00372096A JP372096A JP3510032B2 JP 3510032 B2 JP3510032 B2 JP 3510032B2 JP 00372096 A JP00372096 A JP 00372096A JP 372096 A JP372096 A JP 372096A JP 3510032 B2 JP3510032 B2 JP 3510032B2
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康人 竹内
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ジーイー横河メディカルシステム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波撮像方法お
よび装置に関する。さらに詳しくは、超音波エコーの第
2高調波成分に基づいて撮像を行う超音波撮像方法およ
び装置である。
【0002】
【従来の技術】近年、超音波に対する微小気泡の共振性
非線形応答を利用した第2高調波イメージング法が検討
されつつある。また、そのための可溶性マイクロバルー
ン(micro balloon) を主成分とする造影剤の開発も行わ
れている。
【0003】第2高調波イメージング法は、造影剤に含
まれる微小気泡が、その共振性非線形応答により、照射
された超音波の第2高調波のエコー(第2高調波エコ
ー)を発生することを利用するものである。
【0004】このエコーはドプラ信号の約100倍の感
度を有する。受信した第2高調波エコーに基づいて造影
剤注入部位についての画像が構成され、また、造影剤の
濃度の経時的変化に基づいて注目組織の機能が測定され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来から、超音波撮像
装置はパルスエコー法によるものが主流となっている。
パルスエコー法においては、超音波パルスの集束波面を
送波するので焦点における非線形作用は避けられない現
象であり、焦点近傍および以遠では送波パルス自身がす
でに第2高調波成分を大量に持っている。したがって、
それによって造影剤以外からも第2高調波エコーが到来
し造影剤からのエコーと区別できない。
【0006】このような送波パルスの非線形作用による
妨害を目立たなくするためには、送波レベルを通常の撮
像に用いられるレベルの数分の1以下に落とさなければ
ならないが、観測したい2次効果の大きさは送波レベル
の2乗に比例するので、送波レベルを落とすことはエコ
ー受信に関して極めて不利に作用する。
【0007】マイクロバルーン造影剤として、超音波に
よって破壊され易い性質を持たせたものが出現してい
る。そのような造影剤を利用すると、マイクロバルーン
を破壊しない範囲の超音波での第2高調波イメージング
と、マイクロバルーンを破壊する程の高レベルでの超音
波でイメージングとを行い、両方の結果を比較して被検
体に関する新たな診断情報を得ることができる。
【0008】その場合、両者は超音波の送波レベルが極
端に違うので受信エコーのレベルも大きく異なり、受信
信号の処理がやり難くなる。超音波撮像の他の方式とし
て、本発明者等がかねて提唱している分散圧縮方式があ
る。この方式の超音波撮像に関する先願としては、例え
ば特願平5−210704号がある。
【0009】この先願に記載されているように、超音波
撮像に用いられる分散圧縮方式の具体例としては、FM
チャープ(frequency modulation chirp)信号を利用する
ものと、相補系列の位相変調信号を利用するものとがあ
る。
【0010】FMチャープ信号を利用するものにおいて
は、例えば図12に示すように、cos2 特性の包絡線
に沿って振幅修飾(アポダイス(apodize) )された、上
下周波数比2:1で全長50波長程度のリニア(linear)
チャープ信号に基づく超音波を送波し、そのエコーを受
波して上記送波信号のレプリカ(replica) の信号との相
関を求めることにより、図13に示すように単峰性のタ
イムローブ(time lobe) を得るようになっている。
【0011】リニアチャープ信号に基づく送波が分散操
作であり、エコー受波信号を送波信号のレプリカと相関
するのが圧縮操作である。このような圧縮操作はリニア
デチャープと呼ばれる。
【0012】相補系列の位相変調信号を利用するものに
おいては、例えば図14に示すようなコードAの位相変
調信号に基づく超音波と、図15に示すようなコードB
の位相変調信号に基づく超音波とを時間的に別々に送波
し、それらのエコー受信信号をそれぞれの送波信号のレ
プリカと相関し、相関結果を足し合わせることにより図
16に示すような単峰性のタイムローブを得るようにな
っている。
【0013】2つのコードでの位相変調信号に基づく送
波が分散操作であり、2つのエコー受信信号を送波信号
のレプリカとぞれぞれ相関しかつ相関結果を足し合わせ
ることが圧縮操作である。このような圧縮操作は相補系
列の位相復調と呼ばれる。
【0014】なお、ここで、コード長は16ビット(A
=8D82,B=414E)であり、また、位相は0°
と180°とに2値的に変調(復調)される。振幅は一
定である。
【0015】このような分散圧縮方式の超音波撮像法は
スプレッド・スペクトラム(spreadspectrum) 法の応用
の一種であり、送波エネルギーがスペクトラム上に分散
することから、前述のパルスエコー法に比べてかなり低
い送波レベルで送波しても圧縮した受信信号としてはパ
ルスエコー法と同程度のエコーレベルを得ることができ
る。
【0016】このような特徴は送波レベルを低減できる
点で第2高調波イメージングを行うのに適しているが、
これまで提案されているものは基本周波数でイメージン
グを行うものであって、第2高調波イメージングは行え
ないようになっている。
【0017】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、その目的は、分散圧縮方式により第2高
調波イメージングを行う超音波撮像方法および装置を実
現することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
〔1〕課題を解決するための第1の発明は、被検体にF
Mチャープによる超音波を送波してそのエコーを受信
し、エコー受信信号をFMデチャープにより圧縮し、圧
縮された受信信号を利用する超音波撮像方法において、
前記FMデチャープの周波数を前記FMチャープの周波
数の2倍としたことを特徴とする超音波撮像方法であ
る。
【0019】課題を解決するための第1の発明におい
て、前記FMチャープのチャープ範囲の上限の周波数と
前記FMデチャープのデチャープ範囲の下限の周波数の
間に保護帯域を設けることが偽像のない撮像を行う点で
好ましい。
【0020】課題を解決するための第1の発明によれ
ば、エコー受信信号のFMデチャープの周波数を超音波
送波信号のFMチャープの周波数の2倍としたので、エ
コー源の発する第2高調波エコーによるイメージングを
選択的に行う分散圧縮方式の超音波撮像方法を実現する
ことができる。
【0021】〔2〕課題を解決するための第2の発明
は、被検体にアポダイズド・リニアチャープによる超音
波を送波してそのエコーを受信し、エコー受信信号をア
ポダイズド・リニアデチャープにより圧縮し、圧縮され
た受信信号を利用する超音波撮像方法において、前記ア
ポダイズド・リニアチャープのアポダイゼーション特性
を前記アポダイズド・リニアデチャープのアポダイゼー
ション特性の開平に相当する特性とし、前記アポダイズ
ド・リニアデチャープの周波数を前記アポダイズド・リ
ニアチャープの周波数の2倍としたことを特徴とする超
音波撮像方法である。
【0022】課題を解決するための第2の発明におい
て、前記アポダイズド・リニアチャープのチャープ範囲
の上限の周波数と前記アポダイズド・リニアデチャープ
のデチャープ範囲の下限の周波数の間に保護帯域を設け
ることが偽像のない撮像を行う点で好ましい。
【0023】また、課題を解決するための第2の発明に
おいて、前記アポダイズド・リニアチャープのアポダイ
ゼーション特性をエコー源の反射の周波数特性に基づい
て補正することが精度の良い第2高調波イメージングを
行う点で好ましい。
【0024】課題を解決するための第2の発明によれ
ば、超音波送波のアポダイズド・リニアチャープのアポ
ダイゼーション特性をエコー受信信号のアポダイズド・
リニアデチャープのアポダイゼーション特性の開平に相
当する特性とし、エコー受信信号のアポダイズド・リニ
アデチャープの周波数を超音波送波のアポダイズド・リ
ニアチャープの周波数の2倍としたので、分散圧縮方式
により第2高調波イメージングを精度良く行う超音波撮
像方法を実現することができる。
【0025】〔3〕課題を解決するための第3の発明
は、被検体に相補系列の位相変調による超音波を送波し
てそのエコーを受信し、エコー受信信号を相補系列の位
相復調により圧縮し、圧縮された受信信号を利用する超
音波撮像方法において、前記相補系列の位相変調を0°
と90°の位相で行い、前記相補系列の位相復調は周波
数を前記相補系列の位相変調の周波数の2倍としかつ0
°と180°の位相で行うことを特徴とする超音波撮像
方法である。
【0026】課題を解決するための第3の発明によれ
ば、超音波送波の相補系列の位相変調を0°と90°の
位相で行い、エコー受信信号の相補系列の位相復調は周
波数を送波の相補系列の位相変調の周波数の2倍としか
つ0°と180°の位相で行うようにしたので、第2高
調波イメージングを行う分散圧縮方式の超音波撮像方法
を実現することができる。
【0027】〔4〕課題を解決するための第4の発明
は、可溶性のマイクロバルーン造影剤を注入した被検体
に超音波を送波してエコーを受信し、そのエコー受信信
号を利用する超音波撮像方法において、分散圧縮方式に
よりマイクロバルーンの破壊を伴わない超音波撮像を行
い、パルスエコー方式によりマイクロバルーンの破壊を
伴う超音波撮像を行うことを特徴とする超音波撮像方法
である。
【0028】課題を解決するための第4の発明によれ
ば、分散圧縮方式によりマイクロバルーンの破壊を伴わ
ない超音波撮像を行い、パルスエコー方式によりマイク
ロバルーンの破壊を伴う超音波撮像を行うようにしたの
で、マイクロバルーンの破壊を伴わない超音波撮像とマ
イクロバルーンの破壊を伴う超音波撮像とでエコー受信
レベルに極端な差異を生じない超音波撮像を行う超音波
撮像方法を実現することができる。
【0029】〔5〕課題を解決するための第5の発明
は、被検体にFMチャープによる超音波を送波する送信
手段と、前記被検体からのエコーを受信しエコー受信信
号をFMデチャープにより圧縮する受信手段とを有する
超音波撮像装置において、前記受信手段を前記送信手段
のFMチャープの周波数の2倍の周波数でFMデチャー
プを行うように構成したことを特徴とする超音波撮像装
置である。
【0030】課題を解決するための第5の発明におい
て、前記FMチャープのチャープ範囲の上限の周波数と
前記FMデチャープのデチャープ範囲の下限の周波数の
間に保護帯域を設けることが偽像のない撮像を行う点で
好ましい。
【0031】課題を解決するための第5の発明によれ
ば、エコー受信信号のFMデチャープの周波数を超音波
送波信号のFMチャープの周波数の2倍としたので、エ
コー源の発する第2高調波エコーによるイメージングを
選択的に行う分散圧縮方式の超音波撮像方法を実現する
ことができる。
【0032】〔6〕課題を解決するための第6の発明
は、被検体にアポダイズド・リニアチャープによる超音
波を送波する送信手段と、前記被検体からのエコーを受
信しエコー受信信号をアポダイズド・リニアデチャープ
により圧縮する受信手段とを有する超音波撮像装置にお
いて、前記送信手段を前記受信手段の前記アポダイズド
・リニアデチャープのアポダイゼーション特性の開平に
相当する特性でアポダイズするように構成し、前記受信
手段を前記送信手段のアポダイズド・リニアチャープの
周波数の2倍の周波数でアポダイズド・リニアデチャー
プを行うように構成したことを特徴とする超音波撮像装
置である。
【0033】課題を解決するための第6の発明におい
て、前記FMチャープのチャープ範囲の上限の周波数と
前記FMデチャープのデチャープ範囲の下限の周波数の
間に保護帯域を設けることが偽像のない撮像を行う点で
好ましい。
【0034】また、課題を解決するための第6の発明に
おいて、前記アポダイズド・リニアチャープのアポダイ
ゼーション特性をエコー源の反射の周波数特性に基づい
て補正することが精度の良い第2高調波イメージングを
行う点で好ましい。
【0035】課題を解決するための第6の発明によれ
ば、超音波送波のアポダイズド・リニアチャープのアポ
ダイゼーション特性をエコー受信信号のアポダイズド・
リニアデチャープのアポダイゼーション特性の開平に相
当する特性とし、エコー受信信号のアポダイズド・リニ
アデチャープの周波数を超音波送波のアポダイズド・リ
ニアチャープの周波数の2倍としたので、分散圧縮方式
により第2高調波イメージングを精度良く行う超音波撮
像装置を実現することができる。
【0036】〔7〕課題を解決するための第7の発明
は、被検体に相補系列の位相変調による超音波を送波す
る送信手段と、前記被検体からのエコーを受信しエコー
受信信号を相補系列の位相復調により圧縮する受信手段
とを有する超音波撮像装置において、前記送信手段は相
補系列の位相変調を0°と90°の位相で行うように構
成し、前記受信手段は相補系列の位相復調を前記送信手
段における相補系列の位相変調の周波数の2倍の周波数
で、かつ、0°と180°の位相で行うように構成した
ことを特徴とする超音波撮像装置である。
【0037】課題を解決するための第7の発明によれ
ば、超音波送波の相補系列の位相変調を0°と90°の
位相で行い、エコー受信信号の相補系列の位相復調は周
波数を送波の相補系列の位相変調の周波数の2倍としか
つ0°と180°の位相で行うようにしたので、第2高
調波イメージングを行う分散圧縮方式の超音波撮像装置
を実現することができる。
【0038】〔8〕課題を解決するための第8の発明
は、可溶性のマイクロバルーン造影剤を注入した被検体
に超音波を送波してエコーを受信し、そのエコー受信信
号を利用する超音波撮像装置において、分散圧縮方式に
よりマイクロバルーンの破壊を伴わない超音波撮像を行
う第1の撮像手段と、パルスエコー方式によりマイクロ
バルーンの破壊を伴う超音波撮像を行う第2の撮像手段
とを具備することを特徴とする超音波撮像装置である。
【0039】課題を解決するための第8の発明によれ
ば、分散圧縮方式によりマイクロバルーンの破壊を伴わ
ない超音波撮像を行い、パルスエコー方式によりマイク
ロバルーンの破壊を伴う超音波撮像を行うようにしたの
で、マイクロバルーンの破壊を伴わない超音波撮像とマ
イクロバルーンの破壊を伴う超音波撮像とでエコー受信
レベルに極端な差異を生じない超音波撮像を行う超音波
撮像装置を実現することができる。
【0040】
〔9〕課題を解決するための第9の発明
は、被検体に超音波を送波してそのエコーを受信する超
音波撮像装置において、送波超音波の周波数および受信
エコーの周波数を表示する表示手段を具備することを特
徴とする超音波撮像装置である。
【0041】課題を解決するための第9の発明におて、
前記表示手段は周波数帯域を象徴する図形を用いて表示
することが視認性を良くする点で好ましい。課題を解決
するための第9の発明によれば、送波超音波の周波数お
よび受信エコーの周波数を表示する表示手段を設けたの
で、第2高調波イメージングの動作状態が認識し易い超
音波撮像装置を実現することができる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。 〔1〕全体構成 図1に超音波診断装置のブロック図を示す。本装置は本
発明の実施の形態の一例である。なお、本装置の構成に
よって本発明の装置に関する実施の形態の一例が示され
る。また、本装置の動作によって本発明の方法に関する
実施の形態の一例が示される。
【0043】図1において、超音波プローブ1は図示し
ない被検体に超音波ビームを送波するとともに被検体か
らのエコーを受波するものである。超音波プローブ1は
本発明における超音波探触子の実施の形態の一例であ
る。被検体には可溶性マイクロバルーンを主体とする造
影剤が注入され、この造影剤に基づいて超音波撮像が行
われる。
【0044】超音波プローブ1は周波数帯域が異なる2
種類の振動子エレメントからなるアレイ(array) を有す
る。一方の振動子エレメントの周波数帯域にはマイクロ
バルーンの共振周波数が含まれ、他方の振動子エレメン
トの周波数帯域にはその2倍の周波数が含まれる。振動
子エレメントのアレイによって超音波送受信の複数のチ
ャンネルが形成される。
【0045】送受信部2は超音波プローブ1を駆動して
超音波ビームを送波させるとともに超音波プローブ1の
エコー受波信号を受信するものである。被検体内は超音
波ビームが形成する音線によって走査される。
【0046】送受信部2は所定の基本周波数の送信信号
で超音波プローブ1を駆動するとともに受信信号からそ
の第2高調波成分を抽出する構成になっている。超音波
プローブ1と送受信部2は本発明における送信手段およ
び受信手段の実施の形態の一例である。送受信部2につ
いては後に改めて説明する。
【0047】送受信部2が受信したエコー信号は、Bモ
ード処理部3で処理されBモード画像データが作成され
る。Bモード処理部3は動作切り換えによりMモード画
像データを作成することもできる。
【0048】また、送受信部2が受信したエコー信号
は、ドプラ処理部4で処理されドプラスペクトラムデー
タが作成される。また、送受信部2が受信したエコー信
号は、カラードプラ処理部5で処理されカラードプラ画
像データが作成される。カラードプラ画像はCFM(col
or flowmapping)画像とも呼ばれる。
【0049】ディジタル・スキャン・コンバータ部6は
Bモード画像データ、ドプラスペクトラムデータおよび
カラードプラ画像データについて走査変換した映像信号
を表示部7と録画部8に入力するものである。
【0050】表示部7は映像入力信号に基づいて画像を
表示するものである。表示部7は、また、操作者のため
のメッセージ等各種の情報を表示するようになってい
る。録画部8は映像入力信号を録画するものである。録
画部8としては例えばビデオテープレコーダ(video tap
erecorder)等が用いられる。
【0051】データ処理部9は以上の各部と信号の授受
を行いかつデータ処理を行って各部の動作を制御する。
データ処理部9は、また、造影剤画像の濃度の経時変化
に基づいて組織機能の計測をも行う。
【0052】データ処理部9はコンピュータとデータ処
理プログラムによって構成される。データ処理部9はま
た記憶部10に対して各種データの読出および書込を行
う。操作部11は操作者によって操作されデータ処理部
9に入力信号や指令信号を与えるものである。操作者は
表示部7の表示を見ながら対話形式で操作できるように
なっている。
【0053】〔2〕送受信部 図2に、送受信部2の実施の形態の一例のブロック図を
1チャンネル分について示す。同様な構成が各チャンネ
ル毎に設けられる。図2において、送信信号発生器20
1から発生する送信信号は、送信器202で増幅され、
フィルタ203でフィルタリングされ、送受切換スイッ
チ204を通じて振動子エレメント100に与えられ、
超音波として送波されるようになっている。なお、送波
に当たっては、図示しないビームフォーマによって送波
ビームのステアリングないしフォーカシング等が行われ
る。
【0054】振動子エレメント100が受波したエコー
信号は、送受切換スイッチ204を通じて受信器205
に入力され、受信器205で増幅され、フィルタ206
でフィルタリングされ、アナログ・ディジタル変換器2
07でディジタル信号に変換されてメモリ208に記憶
される。受信に当たっては、図示しないビームフォーマ
によって受波ビームのステアリングないしフォーカシン
グ等が行われる。
【0055】送信信号発生器201から発生する送信信
号の周波数、振幅、位相、継続時間等はコントローラ2
09によって制御されるようになっている。送受切換ス
イッチ204の切換やA/D変換器207の動作タイミ
ングもコントローラ209によって制御される。メモリ
208に記憶された受信信号は後述するようにコントロ
ーラ209によって処理される。
【0056】コントローラ209は例えばMPU(micro
processor unit)によって構成される。コントローラ2
09による制御の下で、送信信号発生器201は基本周
波数f 0 の送信信号を発生する。送信信号は、パルス信
号(バースト信号を含む)、リニアチャープ信号および
相補系列の位相変調信号のいずれも発生できるようにな
っている。
【0057】パルス信号はパルスエコー法のイメージン
グを行うときに発生される。リニアチャープ信号と相補
系列の位相変調信号は、分散圧縮方式のイメージングを
行う場合であって、それぞれFMチャープによるイメー
ジングおよび相補系の位相変調によるイメージングを行
うときに発生される。
【0058】メモリ208に記憶された受信信号につい
てのコントローラ209による処理は、送信信号の種類
に対応してそれぞれの処理がなされる。すなわち、パル
スエコー法による受信信号については記憶信号をそのま
ま出力し、分散圧縮方式による受信信号については圧縮
処理して出力する。この出力信号が次段のBモード処理
部3、ドプラ処理部4およびカラードプラ処理部5への
入力信号となる。
【0059】〔3〕分散圧縮方式 分散圧縮方式による送波およびエコー受信信号の処理に
ついて以下に詳細に説明する。
【0060】〔3−1〕FMチャープ 先ず、FMチャープによる送波について説明する。FM
チャープ信号は、例えば図3に示すように、cos特性
によってアポダイズし、基本周波数f0 (中心)を上下
周波数比2:1でチャープした全長50波長程度のアポ
ダイズド・リニアチャープ信号とされる。
【0061】マイクロバルーンが反射するエコーのレベ
ルは、前述の通り送波レベルの2乗に比例するので、送
波信号のアポダイゼーション特性をcosとしたとき、
エコーとしてはその2乗、すなわち、cos2 でアポダ
イズされたエコーが得られる。また、エコーの周波数は
送波周波数の第2高調波となる。
【0062】以上のことから、エコー信号はマイクロバ
ルーン1個について見れば、図4に示すように、包絡線
がcos2 特性で、第2高調波2f0 を中心として上下
周波数比2:1の範囲にスペクトラムが分布する全長1
00波長程度のアポダイズド・リニアチャープ信号とな
る。
【0063】メモリ208にはそのようなエコー受信信
号が記憶される。コントローラ209はメモリ208に
記憶されたエコー受信信号について下記のように圧縮処
理を行う。
【0064】圧縮処理は、図4に示す信号と同様の信
号、すなわち、cos2 特性によってアポダイズされ、
第2高調波2f0 を中心として上下周波数比2:1でチ
ャープされた全長100波長程度のアポダイズド・リニ
アチャープ信号とのコンボリューション(convolution)
によって行われる。
【0065】コンボリューションに使用する信号はコン
ボリューションカーネル(kernel)と呼ばれる。このコン
ボリューションはエコー信号と該カーネルとの相関を求
める演算ともなっている。
【0066】従来は送信信号のレプリカとの相関を求め
ていたが、本装置では図4に示すような第2高調波につ
いてのコンボリューションカーネルを利用するようにし
たところが相違する。これによって、初めて第2高調波
エコーの圧縮処理を選択的に行うことができるようにな
る。
【0067】このような圧縮処理により第2高調波イメ
ージング用の受信信号が形成される。この受信信号は次
段のBモード処理部3、ドプラ処理部4およびカラード
プラ処理部5への入力信号となる。
【0068】エコー信号の包絡線の特性としてはcos
2 がコンボリューション・カーネルによる圧縮処理が容
易になる点で好ましい。そのような包絡線特性を有する
エコー信号は、上記のようにcos2 の開平であるco
sを送信信号のアポダイゼーション特性とすることで容
易に実現できる。
【0069】なお、送波信号のアポダイゼーション特性
はcosに限るものではなく、エコー信号の包絡線、す
なわちコンボリューション・カーネルの包絡線として所
望する特性の開平に相当する特性を用いるようにすれば
良い。
【0070】第2高調波イメージングを行うためには、
基本周波数f0 のチャープ範囲は上下周波数比で2:1
を越えてはならない。何故なら、それを越えると基本周
波数f0 についてのチャープの上限周波数が第2高調波
2f0 のチャープの下限周波数より高くなり、そのエコ
ーがあたかも第2高調波エコーであるかのように受信さ
れて偽像を生じるからである。
【0071】そのような信号の紛れ込みを起こさない限
界は、基本周波数をf0 としたとき下記のようになる。
【0072】
【数1】
【0073】ここで、 f1 :基本周波数のチャープ範囲の下限周波数 f2 :基本周波数のチャープ範囲の上限周波数 2f1 :第2高調波のスペクトラム範囲の下限周波数 2f2 :第2高調波のスペクトラム範囲の上限周波数 現実的には、送受信系のバンド特性を考慮に入れつつ信
号の紛れ込みを防止するために、基本周波数のチャープ
範囲は上記より狭く定められる。それについて図5を用
いて説明する。
【0074】図5に示すように、基本周波数f0 につい
てのチャープ範囲を下限周波数f1から上限周波数f2
までの帯域Bとすると、第2高調波2f0 のチャープ範
囲は下限周波数2f1 から上限周波数2f2 までの帯域
2Bとなる。
【0075】ここで、周波数f2 と周波数2f1 の間に
適当な保護帯域(ガードバンド)GBができるように、
基本周波数f0 のチャープ範囲Bを定めなければならな
い。例えば、20%のガードバンドを設けるとすると、
【0076】
【数2】
【0077】すなわち、チャープ範囲Bは上下周波数比
1.667:1とすれば良い。このとき基本周波数f0
に対する比帯域幅は0.517となる。マイクロバルー
ンは、エコーの反射に関し例えば図6に示すような周波
数特性aを有する。すなわち、エコーレベルのピークを
与える基本周波数f0 の両側のチャープ範囲においてゲ
インのコブを有するものとなる。
【0078】このようなエコー反射の周波数特性がある
ため、その影響を受けて第2高調波エコーの包絡線が変
形し、コンボリューション・カーネルによる圧縮が適切
に行えなくなるおそれがある。
【0079】そこで、送波信号のアポダイゼーションを
エコー反射の周波数特性の逆数bの平方根によって補正
し、例えば図7に示すようなアポダイズド・リニアチャ
ープ信号とする。これによって、エコー反射の周波数特
性の影響が補償され、所望の包絡線を有する第2高調波
エコーを得ることができる。
【0080】なお、図7に示すものはcos特性による
アポダイゼーションについて補正したものであるが、他
の特性によるアポダイゼーションについても同様に補正
することができる。
【0081】〔3−2〕相補系列の位相変調 分散圧縮方式を相補系列の位相変調によって実施すると
きは、例えば図8および図9にそれぞれに示すコードA
およびコードBの相補系列の位相変調信号が、送信信号
発生器201から時間を分けて発生される。
【0082】ここで、図8および図9の位相変調信号は
いずれも、基本周波数f0 の信号を0°と90°の位相
で変調したものとなっている。従来は0°と180°で
位相変調していたが、本装置では0°と90°で変調す
る点が異なる。
【0083】送信信号に対する第2高調波エコーは、周
波数が2f0 の信号となる。そして位相は、基本周波数
0 における90°が第2高調波の180°に相当する
ことから、0°と180°で変調されたものとなる。
【0084】このような第2高調波エコーの受信信号
が、コードAおよびコードBについてそれぞれメモリ2
08に記憶され、コントローラ209によって圧縮処理
される。
【0085】圧縮処理は、コードAのエコー受信信号に
ついてコードA、周波数2f0 、位相変調が0°と18
0°の信号をコンボリューション・カーネルとしてコン
ボリューションを行い、コードBのエコー受信信号につ
いてはコードBの同様なコンボリューション・カーネル
でコンボリューションを行い、これらコンボリューショ
ン結果を加算することによって行われる。
【0086】このような圧縮処理により第2高調波イメ
ージング用の受信信号が形成される。そしてこの受信信
号が次段のBモード処理部3、ドプラ処理部4およびカ
ラードプラ処理部5への入力信号となる。
【0087】〔4〕分散圧縮イメージングとパルスエコ
ー・イメージングの併用 上記のような分散圧縮イメージングによれば、マイクロ
バルーンを破壊しない程度の低い送波レベルでも十分に
高レベルの第2高調波エコーを得ることができる。
【0088】したがって、これをパルスエコー・イメー
ジングと併用することにより、分散圧縮法で第2高調波
イメージングを行い、パルスエコー法でマイクロバルー
ンを破壊する程度の高レベル超音波イメージングを行う
ようにすれば、エコー受信信号のレベルの違いが従来よ
りも緩和され、受信信号の処理がやり易くなる。
【0089】なお、両イメージング法の併用に当たって
は、コントローラ209によって動作の切換が行われ
る。それぞれの動作切換状態における本装置が、本発明
における第1の撮像手段および第2の撮像手段の実施の
形態である。
【0090】〔5〕動作状態の表示 本装置においては、第2高調波イメージングを行う場
合、送波超音波とエコー受信信号の周波数が異なる。そ
こで、超音波の周波数について送波と受波を別々に表示
するようになっている。
【0091】また、基本周波数のエコーを利用して通常
のイメージングを行うこともできるので、その状態も第
2高調波イメージングとは区別して表示される。これは
特に分散圧縮法とパルスエコー法を併用する場合に便利
である。
【0092】動作状態の表示は、例えば表示部7の表示
画面等を利用して行われる。表示の形態としては、単純
に送波周波数およびその第2高調波周波数を数値で表示
するようにしても良いが、適宜のGUI(graphic user
interface)によって表示するのが動作状態を一目瞭然に
視認できる点で好ましい。
【0093】図10は、第2高調波イメージングの動作
状態を示すGUIであり、2つの周波数帯域のグラフを
象徴化した図形となっている。それぞれの帯域を表す図
形は、例えば一方を赤、他方を青とする等、別々な色と
するのが分かり易くて好ましい。
【0094】図11は、基本波によるイメージングを示
すGUIであり、単一の周波数帯域のグラフを象徴化し
た図形となっている。この図形は、例えば白で表示する
等、第2高調波イメージングのGUIとは異なる色とす
るのが区別を容易にする点で好ましい。
【0095】図10および図11に示すGUIにおい
て、横軸に周波数の対数目盛、縦軸にdB(デシベル)
目盛を付けるのがGUIの意味を一層分かり易くする点
でさらに好ましい。
【0096】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、課題を解決
するための第1の発明によれば、エコー受信信号のFM
デチャープの周波数を超音波送波信号のFMチャープの
周波数の2倍としたので、エコー源の発する第2高調波
エコーによるイメージングを選択的に行う分散圧縮方式
の超音波撮像方法を実現することができる。
【0097】また、課題を解決するための第2の発明に
よれば、超音波送波のアポダイズド・リニアチャープの
アポダイゼーション特性をエコー受信信号のアポダイズ
ド・リニアデチャープのアポダイゼーション特性の開平
に相当する特性とし、エコー受信信号のアポダイズド・
リニアデチャープの周波数を超音波送波のアポダイズド
・リニアチャープの周波数の2倍としたので、分散圧縮
方式により第2高調波イメージングを精度良く行う超音
波撮像方法を実現することができる。
【0098】また、課題を解決するための第3の発明に
よれば、超音波送波の相補系列の位相変調を0°と90
°の位相で行い、エコー受信信号の相補系列の位相復調
は周波数を送波の相補系列の位相変調の周波数の2倍と
しかつ0°と180°の位相で行うようにしたので、第
2高調波イメージングを行う分散圧縮方式の超音波撮像
方法を実現することができる。
【0099】また、課題を解決するための第4の発明に
よれば、分散圧縮方式によりマイクロバルーンの破壊を
伴わない超音波撮像を行い、パルスエコー方式によりマ
イクロバルーンの破壊を伴う超音波撮像を行うようにし
たので、マイクロバルーンの破壊を伴わない超音波撮像
とマイクロバルーンの破壊を伴う超音波撮像とでエコー
受信レベルに極端な差異を生じない超音波撮像を行う超
音波撮像方法を実現することができる。
【0100】また、課題を解決するための第5の発明に
よれば、エコー受信信号のFMデチャープの周波数を超
音波送波信号のFMチャープの周波数の2倍としたの
で、エコー源の発する第2高調波エコーによるイメージ
ングを選択的に行う分散圧縮方式の超音波撮像方法を実
現することができる。
【0101】また、課題を解決するための第6の発明に
よれば、超音波送波のアポダイズド・リニアチャープの
アポダイゼーション特性をエコー受信信号のアポダイズ
ド・リニアデチャープのアポダイゼーション特性の開平
に相当する特性とし、エコー受信信号のアポダイズド・
リニアデチャープの周波数を超音波送波のアポダイズド
・リニアチャープの周波数の2倍としたので、分散圧縮
方式により第2高調波イメージングを精度良く行う超音
波撮像装置を実現することができる。
【0102】また、課題を解決するための第7の発明に
よれば、超音波送波の相補系列の位相変調を0°と90
°の位相で行い、エコー受信信号の相補系列の位相復調
は周波数を送波の相補系列の位相変調の周波数の2倍と
しかつ0°と180°の位相で行うようにしたので、第
2高調波イメージングを行う分散圧縮方式の超音波撮像
装置を実現することができる。
【0103】また、課題を解決するための第8の発明に
よれば、分散圧縮方式によりマイクロバルーンの破壊を
伴わない超音波撮像を行い、パルスエコー方式によりマ
イクロバルーンの破壊を伴う超音波撮像を行うようにし
たので、マイクロバルーンの破壊を伴わない超音波撮像
とマイクロバルーンの破壊を伴う超音波撮像とでエコー
受信レベルに極端な差異を生じない超音波撮像を行う超
音波撮像装置を実現することができる。
【0104】また、課題を解決するための第9の発明に
よれば、送波超音波の周波数および受信エコーの周波数
を表示する表示手段を設けたので、第2高調波イメージ
ングの動作状態が認識し易い超音波撮像装置を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の装置のブロック図
である。
【図2】本発明の実施の形態の一例の装置における送受
信部のブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態の一例の装置における送信
信号の波形図である。
【図4】本発明の実施の形態の一例の装置におけるエコ
ー信号の波形図である。
【図5】本発明の実施の形態の一例の装置における周波
数帯域設定の説明図である。
【図6】マイクロバルーン造影剤のエコー反射特性を示
す図である。
【図7】本発明の実施の形態の一例の装置における送信
信号の波形図である。
【図8】本発明の実施の形態の一例の装置における送信
信号の波形図である。
【図9】本発明の実施の形態の一例の装置における送信
信号の波形図である。
【図10】本発明の実施の形態の一例の装置における動
作状態表示例を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態の一例の装置における動
作状態表示例を示す図である。
【図12】分散圧縮方式による送信信号の波形を示す図
である。
【図13】分散圧縮方式による受信信号の圧縮を示す図
である。
【図14】分散圧縮方式による送信信号の波形を示す図
である。
【図15】分散圧縮方式による送信信号の波形を示す図
である。
【図16】分散圧縮方式による受信信号の圧縮を示す図
である。 .
【符号の説明】
1 超音波プローブ 2 送受信部 3 Bモード処理部 4 ドプラ処理部 5 カラードプラ処理部 6 ディジタル・スキャン・コンバータ部 7 表示部 8 録画部 9 データ処理部 10 記憶部 11 操作部 201 送信信号発生器 202 送信器 203,206 フィルタ 204 送受切換スイッチ 205 受信器 207 A/D変換器 208 メモリ 209 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−79973(JP,A) 特開 平7−59766(JP,A) 特開 平2−213332(JP,A) 特開 平5−42157(JP,A) 特開 平1−303135(JP,A) 特開 平5−38340(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 8/00 - 8/15 G01N 29/00 - 29/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体に相補系列の位相変調による超音
    波を送波する送信手段と、前記被検体からのエコーを受
    信しエコー受信信号を相補系列の位相復調により圧縮す
    る受信手段とを有する超音波撮像装置において、 前記送信手段を相補系列の位相変調を0°と90°の位
    相で行うように構成し、 前記受信手段を相補系列の位相復調を前記送信手段にお
    ける相補系列の位相変調の2倍の周波数で、かつ、0°
    と180°の位相で行うように構成したことを特徴とす
    る超音波撮像装置。
  2. 【請求項2】 可溶性のマイクロバルーン造影剤を注入
    した被検体に超音波を送波してエコーを受信し、そのエ
    コー受信信号を利用する超音波撮像装置において、 分散圧縮方式によりマイクロバルーンの破壊を伴わない
    超音波撮像を行う第1の撮像手段と、 パルスエコー方式によりマイクロバルーンの破壊を伴う
    超音波撮像を行う第2の撮像手段とを具備することを特
    徴とする超音波撮像装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の超音波撮像装置におい
    て、送波超音波の周波数および受信エコーの周波数を表
    示する表示手段を具備することを特徴とする超音波撮像
    装置。
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