JP3509853B2 - カートリッジの充填装置 - Google Patents

カートリッジの充填装置

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JP3509853B2 JP2002129743A JP2002129743A JP3509853B2 JP 3509853 B2 JP3509853 B2 JP 3509853B2 JP 2002129743 A JP2002129743 A JP 2002129743A JP 2002129743 A JP2002129743 A JP 2002129743A JP 3509853 B2 JP3509853 B2 JP 3509853B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術の分野】本発明は、記録装置のカートリッジに
剤を充填する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、インクジェット式記録装置は、
印刷データに対応して駆動信号を圧電振動子や発熱手段
等に供給し、圧電振動子や発熱手段等で発生したエネル
ギにより圧力発生室内のインクを加圧してノズル開口か
らインク滴を吐出させる記録ヘッドと、これにインクを
供給するカートリッジを備えている。そして、印字品質
は、記録ヘッドの解像度で決まる他、インクの粘度や、
記録媒体上での滲み具合等に大きく左右されるため、印
字品質の向上をめざしてインク特性の改善や、また記録
ヘッドに供給する駆動信号の改善が行われ、さらにはノ
ズル開口の目詰まりを防止するための空吐出の周期や、
キャッピング状態で強制吐出させる等のメンテナンス条
件にも改善が図られている。
【0003】このようにインクの特性ばかりでなく、イ
ンクの特性と記録ヘッドの駆動方法等とが一体となった
時に初めて記録装置としての印字品質が向上する。この
ような技術開発による成果は、新しく製造されるインク
ジェット式記録装置に盛り込むことができるとしても、
製造業者を離れた記録装置への適用は、記録装置を製造
元に持ち込んで制御データを記録した記憶手段の交換が
必要となりコストや手間等の関係上、不可能に近い。
【0004】このため、特開平5ー193127号公報等に見
られるように、カートリッジに記憶手段を付帯させ、こ
の記憶手段にインクの特性やインク量、駆動条件等を格
納させる一方、記録装置ではこれらの情報に対応して駆
動条件を調整することも提案されている。
【0005】ところで、従来、消耗品として破棄されて
いたカートリッジや、また記録ヘッドが一体化されたカ
ートリッジも可能な限りメーカが回収して環境の保全に
勤める必要性が高まり、これに伴って回収したカートリ
ッジにインクを充填してを再利用することも検討されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、回収経
費や検査のためのコストが余分に掛かり、リサイクル品
のコストとが上昇するという問題がある。本発明はこの
ような問題に鑑みてなされたものであって、カートリッ
ジに付帯されている記憶手段を有効に利用して、カート
リッジの再利用を促進して資源の有効活用を図ることが
できるインクカートリッジの充填装置を提供することを
目的とする。
【0007】また、カートリッジに付帯されている記憶
手段を有効に利用しつつ、エンドユーザを積極的に参加
させてカートリッジの再利用を促進することができる
ンクカートリッジの充填装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような課題を達成す
るために請求項1の発明は、再充填可能に構成され、か
つ記録装置に装着された状態での使用環境情報を格納す
る記憶手段を備えたカートリッジに、ユーザからの要求
に応じて記録剤を充填するインク充填装置において、
カートリッジを装着するためのカートリッジ装着部
と、前記要求を外部から入力するための要求入力部と、
前記記憶手段からの情報を表示する表示部と、前記要求
入力部からの前記要求に応じて、前記記憶手段から読み
出した使用環境情報に基づいて、これから充填する記録
剤が前記記録装置で使用可能か否かを判断し、その結果
を前記表示部に表示してから前記カートリッジに記録剤
を注入する注入部と、を備えている。請求項3の発明
は、再充填可能に構成され、かつ装着された記録装置を
特定する情報を格納する記憶手段を備えたカートリッジ
に、ユーザからの要求に応じて記録剤を充填するインク
充填装置において、前記カートリッジを装着するための
カートリッジ装着部と、前記要求を外部から入力するた
めの要求入力部と、前記記憶手段からの情報を表示する
表示部と、前記要求入力部からの前記要求に応じて、前
記記憶手段から読み出した記録装置を特定する情報に基
づいて、これから充填する異種の記録剤が前記記録装置
で使用可能か否かを判断するとともに、その判断結果を
表示部に表示してから前記カートリッジに記録剤を注入
する注入部と、を備えている。
【0009】
【作用】カートリッジの記憶手段のデータに基づいて
装着されていた記録装置で使用可能なインクを充填
き、カートリッジの再使用を容易化して、リサイクルに
付随するコストの低減を図ることができる。
【0010】
【発明の実施の態様】図1は、ブラックインク用カート
リッジ10の一実施例を示すものであって、ブラックイ
ンク用カートリッジは、容器11に好ましくは多孔質体
12(図5参照)を収容してこれにインクを含浸させ、
上面を蓋体13により封止して構成されている。容器1
1の底面には、キャリッジ42に装着されたときインク
供給針44と気密的に係合するインク供給口14が形成
され、容器11の一側面には記憶手段15が固定されて
いる。
【0011】図2(a)、(b)は、それぞれカラーイ
ンク用カートリッジ20の一実施例を示すものであっ
て、容器21を隔壁22により複数の部屋23に分割
し、部屋23に多孔質体を収容してそれぞれに色の異な
るインクを、ブラックインク用カートリッジ10の多孔
質体12と同様の多孔質体に含浸させ、上面を蓋体24
により封止して構成されている。容器21の底面には、
キャリッジ42に装着されたときインク供給針45と気
密的に係合するインク供給口25が各部屋23に対応す
るように形成され、また容器21の一側面には記憶手段
26が固定されている。
【0012】これらブラックインク用カートリッジ1
0、及びカラーインク用カートリッジ20のそれぞれの
記憶手段15、26は、図3に示したように基板30の
それぞれカートリッジ10、20に取付けられたとき表
面となる側に、記録装置とのコンタクトを形成する接点
31、31、‥‥が形成され、コンタクト形成の障害と
ならない位置に、この実施例では回路基板30の裏面に
半導体記憶手段32がアクセス可能に実装されている。
【0013】半導体記憶手段32は、製造年月日、耐久
年数、再充填可能な回数等の固定データを格納する他
に、 各色のインク量、 カートリッジの再充填回数、 カートリッジの再充填時の洗浄状況、部品の交換状況
等のメンテナンス状況 カートリッジの最終使用時期、最終のインクエンドの
時期、カートリッジの使用環境等の使用状況 などを所定の領域に随時書換え可能に格納できるように
構成されている。
【0014】図4は、記録装置の一実施例を印刷機構部
について示すものであって、タイミングベルト40を介
して駆動モータ41に接続されたキャリッジ42は、そ
の上面にブラックインク用カートリッジ10と、カラー
インク用カートリッジ20とを格納可能なホルダ43が
形成されており、その下面には各カートリッジ10、2
0と接続するインク供給針44、45と、カートリッジ
10、20からインクの供給を受けてインク供給針4
4、45を介してブラックインクのインク滴、及びカラ
ーインクのインク滴を吐出する記録ヘッド46が設けら
れている。
【0015】図5は、カートリッジが装着された状態
を、ブラックインク用カートリッジ10に例を採って、
その断面構造を示すもので、カートリッジ10がインク
供給針44に正規に装着された状態では、記憶手段15
の接点31が、キャリッジ42の接点47とコンタクト
を形成し、フレキシブルケーブル48を介して制御装置
49からアクセスが可能な状態となる。
【0016】図6は、制御装置49の一実施例を示すも
のであって、ヘッド駆動手段50は、ホストからの信号
に基づいて印刷制御手段51や、目詰まり解消のために
フラッシング制御手段52からの指令に基づいて記録ヘ
ッド46からインク滴を吐出させる。
【0017】また、印刷制御手段51は、アクセス手段
53を介してカートリッジ10、20の記憶手段15、
26に格納されている最適化された駆動条件を読み出し
て、印刷制御を実行する。これにより、後述するように
再充填されたリサイクル品であっても、インクを印刷に
適したインク滴として吐出させるように記録ヘッド46
への駆動信号を調整することができる。
【0018】制御装置49は、また印字動作や、目詰ま
り防止等のために排出されたインク量をインク滴の数
や、記録ヘッド46に負圧を供給するポンプユニットP
の駆動時間、回転数などに基づいて計量し、所定の周
期、例えば一連の印刷データの印字が終了した時点や、
ソフトウエアスイッチにより電源OFFが指令された時
点で読出書込制御手段54を介して各カートリッジ1
0、20の記憶手段15、26に格納されているデータ
を必要に応じて更新する。なお、このインク消費量は、
カラーインク用カートリッジ20にあっては各色のイン
ク毎に区別して計測され、その消費量、または残量が色
毎に区別して記憶手段26に格納される。
【0019】読出書込制御手段54は、使用環境検出手
段55により検出された当該記録装置の使用環境や、ま
たフラッシング制御手段52によるフラッシング動作の
回数や、クリーニング制御手段56によるクリーニング
動作の回数に関するデータを格納しているデータ記憶手
段55のデータや各色のインクの消費量を、所定の周
期、例えば一連の印刷データが印字した時点や、ソフト
ウエアスイッチにより電源OFFが指令された時点でカ
ートリッジ10、20の記憶手段15、26に書き込
む。
【0020】つぎに、このように構成されたカートリッ
ジ10、20がキャリッジ42に装着されると、印刷制
御手段51は、カートリッジ10、20の記憶手段1
5、26に格納されているカートリッジデータを読出
し、装着時点を特定できるデータを各カートリッジ1
0、20の記憶手段15、26に書き込んだ後、当該カ
ートリッジ10、20が再充填品か否かを、再充填の回
数のデータに基づいて判定する。
【0021】新品のカートリッジである場合には、カー
トリッジ10、20のインクをデフォルトの条件で記録
ヘッド46に充填して印刷処理に入る。一方、再充填品
であると判定した場合には、記憶手段15、26に格納
されているカートリッジデータに基づいてデータ記憶手
段55のデータを調整、または更新して記録ヘッド46
にインクを充填する。
【0022】カートリッジ10、20のインクが印字動
作や、目詰まり防止等により消費されたインク量は、所
定の周期、例えば1つ印刷データが印字した時点や、ソ
フトウエアスイッチにより電源OFFが指令された時点
等に、インクエンドが検出されると、印刷制御手段51
は、インクエンドとなった時期を特定できるデータをカ
ートリッジデータとしてカートリッジ10、20の記憶
手段15、26に格納させる。
【0023】印刷によりインクが消費されて使用済みと
なったカートリッジ10、20の容器は、販売店を介し
て回収される。そして容器にインクを充填することによ
り再使用可能となったものは再生カートリッジとして再
び流通し、また損耗の程度がひどくインクを再充填して
も所定の印字品質を得ることができないものは、溶融さ
れて原材料として再利用される。
【0024】図7は、一度使用された後、回収されたカ
ートリッジにインクを充填するためのインク充填装置の
一実施例を示すものであって、充填制御手段60は、回
収されたカートリッジ10、20の記憶手段15、26
からアクセス手段61によりデータを読出し、データ記
憶手段62に格納されている評価データに基づいて、イ
ンク排出手段63、部品交換手段64、洗浄手段65、
及びインク充填手段66を制御してインクを充填する。
また充填制御手段60は、インク充填工程、またはイン
ク充填が終了した時点で上記評価データに基づいて、当
該カートリッジを使用する記録装置が、規定の印字品質
を維持して印刷できるように、駆動条件等のデータを記
憶手段15、26に格納させる。
【0025】インク充填手段66には、インク貯蔵容器
68ー1、68ー2、68ー3、この実施例では例えば特
開平10ー193635号公報に見られるようなインクを収容す
る可撓性袋に、中空針が貫通可能なパッキンを設けて構
成された容器が、充填制御手段60からの信号により開
閉制御される弁69ー1、69ー2、69ー3を介して接
続されている。
【0026】このように構成された充填装置の動作を図
8、図9に示したフローチャートに基づいて説明する。
作業パレット67にカートリッジ10がセットされると
(図8 ステップ S1)、充填制御手段60は、アク
セス手段61を介して記憶手段15、26のデータを読
出し(図8 ステップ S2)、当該カートリッジの再
充填回数が規定回数、たとえば10回以内か否か(図8
ステップ S3)、製造から規定年限、例えば10年
以内か否か(図8 ステップ S4)、直近のインクエ
ンドから規定時間、例えば200日以内か否か(図8
ステップ S5)、当該カートリッジの使用状態がメー
カが規定した環境の範囲であったか、否か(図8 ステ
ップ S6)等の条件を判定し、全ての項目を満足する
場合には、再生使用が可能であると判断し、この結果を
表示するとともに(図8 ステップ S7)、再充填工
程に入る(図8 ステップ S8)。
【0027】一方、再充填により使用可能な条件の1つ
でも満していない場合、または複数の条件を満たさない
カートリッジに対しては、再生使用が不可能である旨を
表示するとともに、当該カートリッジの破棄を指令する
(図8 ステップ S10)。 このようにして再充填
可能な要件を満たすカートリッジ10、20は、前述の
再充填工程においてパレット67に搭載され、前回のイ
ンク注入時点からの経過時間、及びインクエンドとなっ
た時点からの経過時間が規定値よりも短い場合には、後
述するインク充填手段66にそのまま移送される。
【0028】一方、前回のインク注入時点からの経過時
間、及びインクエンドとなった時点からの経過時間が規
定値よりも長い場合には、カートリッジをインク排出手
段63に移送してカートリッジの内部に残留しているイ
ンクを吸引等により排出する(図9 ステップ S
1)。ついで直近のインクエンドからの経過時間等を考
慮して洗浄が必要であるか否かを判断し(図9 ステッ
プ S2)、さらにその時間の長短に応じて洗浄手段6
5での洗浄時間、つまり洗浄の度合を決定する(図9
ステップ S3〜S5)。
【0029】インクの再充填に必要なインク排出や洗浄
等の前処理工程が終了すると、充填制御手段60は、パ
レット67のカートリッジに規定量のインクを充填する
(図9 ステップ ヘ)。特にカラーインク用カートリ
ッジ20にインクを充填する場合には、記憶手段26に
格納されているデータに基づいて複数のインク貯蔵容器
68ー1、68ー2、68ー3の1つを選択するととも
に、充填すべきインク量を決定する。
【0030】すなわち、周知のようにカラー画像の印刷
においては、各インク量が均等に消費されるわけではな
く、各色の消費量にばらつきが生じる。したがって、カ
ラーインク用カートリッジ20のいずれかの色のインク
が使い尽くされて、印刷が不能となった状態で、他の消
費量の少ない色のインクも消費され尽くすように、注入
量を調整する。すなわち、新品として工場から出荷され
る状態では、インクが画一的に規定量分充填されている
が、2回目以降においては、ユーザにおける記録装置の
使用形態に応じて、前記規定量よりも少なめとなるよう
にインク量が調整される。また、消費量が極めて少ない
インクにあっては、追加充填は不要ではあるが、インク
溶媒の乾燥等による増粘に対処するため、充填可能な量
までインクを若干排出した後、インクを充填するのが望
ましい。
【0031】これにより、カラーインク用カートリッジ
のインク量を最適化してコストの引き下げを図るととも
に、未使用で残るインクの量を可及的に少なくして次の
再生の便を図ることが可能となる。なお、ブラックイン
ク用カートリッジ10においても、装着後、キャリッジ
に装着した状態で放置できる期限が過ぎて回収されたも
のに対しては、その期間中に使用された量に制限してイ
ンクを充填することにより、インク量を最適化してリサ
イクルコストを引き下げることができる。
【0032】なお、顔料インクが充填されたカートリッ
ジにあっては、製造日、または前回の再充填日からの経
過時間より顔料の沈降度合がことなるので、沈降度合を
考慮して再充填するのが望ましい。つまり、前回のイン
ク充填からの期間が長い場合には、溶媒を注入してから
超音波振動を与えて顔料を分散させたり、また顔料の含
有量の少ないインクを充填する等の方法を選択する。
【0033】インクの充填が終了した段階で、充填制御
手段60は、所要の情報、つまり 再充填を行った日時、 充填後のトータルのインク量 再充填回数、 部品の交換の有無や、部品名、 さらに必要に応じて、再充填回数の増加による記録ヘ
ッドへのインク充填方法や、インク吸引量に関するデー
タ、充填したインクが初期充填用に使用可能であるか否
かの情報、つまり脱気度、及び充填したインクの製造ロ
ット番号、 また、好ましくは、当該カートリッジを使用する記録
装置に関連する有用な情報、例えば記録用紙や新機種に
ついての情報自体、またはその情報を得ることができる
ホームペイジのURLデータ、電話番号、ファックス番
号 等のカートリッジデータを再充填済みのカートリッジ1
0、20の記憶手段15、26に格納する(図8 ステ
ップ S9)。
【0034】そして、記憶手段15、26からのデータ
の読取りが完了した時点で、充填後に書換えるべきデー
タ、例えばインク量のデータに関しては、インク量の如
何に関わり無く規定のデータに変更しておくと、充填後
のデータ更新動作(図8 ステップ9)を高速化するこ
とができる。なお、上記の情報を記録するに際し、記
憶手段15、16の容量が不足する場合、または破損し
ている場合には、記憶手段を記憶容量の大きなものに交
換するのが望ましい。
【0035】このように所要の情報をカートリッジ1
0、20の記憶手段15、26に格納することにより、
インクが再充填された再生品のカートリッジにあって
も、その履歴が明確となり、また新品との相違に起因す
る記録装置の駆動形態の変更に関するデータにより、記
録装置での印字品質を保証することができる。一方、イ
ンク貯蔵容器68ー1、68ー2、68ー3のインクが消
費された場合には、インク貯蔵容器68ー1、68ー2、
68ー3を交換して補充する。
【0036】なお、上述の実施例においては、多孔質体
12にインクを含浸させてインクの漏出を防止したカー
トリッジへのインクの充填について説明したが、特開平
8ー174860号公報に見られるようなインク貯蔵室とイン
ク供給口との間に、常時閉弁状態を維持し、また記録ヘ
ッドのインク消費による負圧により開弁する弁体を配置
したカートリッジのインク充填にも適用できることは明
らかである。
【0037】図10は、上述のカートリッジ再充填技術
を利用したインク販売装置の一実施例を示すものであっ
て、インク販売の管理を行うサーバシステム70と、イ
ンク販売装置71とにより構成されている。なお、印刷
装置72は、ローカルコンピュータ73と、これにLA
N回線74等により接続されたインクジェット記録装置
75とにより構成されている。
【0038】インク販売装置71は、入力部76(図1
1参照)と、表示部77と、料金収納部78と、釣り銭
返却部79と、カートリッジ差込み口80が設けられて
いる。インク販売装置71は、図11に示したように、
主制御部81と、ユーザインタフェースを構成する入力
部76および表示部77と、インク料金の計算と受け取
りとを制御する料金制御部82と、インクの補充・交換
・変更を制御するインク提供制御部83と、後述するカ
ートリッジ90、90’の記憶手段91、91’に接続
する記憶手段インターフェース部84と、記憶手段読み
書き部85とにより構成されている。
【0039】主制御部81は、インターネットを介して
サーバシステム70に接続されており、インク販売装置
71によるインクの提供を管理支援する。具体的には、
サーバシステム70は、在庫・料金管理テーブル86の
データにより、たとえば、インク販売装置71に貯蔵さ
れているインク(例えば、図7に示したインク貯蔵容器
68ー1〜68ー3に収容されたインク)の在庫管理やイ
ンクの料金の設定を行う他、たとえば、新商品として販
売されるインクについての情報を、記録装置のファーム
ウエアのバージョンアップが可能な形態で提供する。
【0040】入力部76は、この実施例では表示部77
と一体に形成されたタッチパネルとして構成されてい
て、ユーザからインク販売装置71への入力を主制御部
81に伝える。表示部77は、カートリッジ内のインク
残量やユーザからの入力内容その他の情報を表示して、
ユーザによる入力操作を支援する。
【0041】記憶手段読み書き部85は、記憶手段イン
ターフェース部84を介して、カートリッジ90、9
0’に設けられている記憶手段91、91’に接続され
る。記憶手段読み書き部85は、記憶手段91、91’
に格納されたインク残量その他の情報を読み出すととも
に、主制御部81により書き込むように指令された情報
を書き込む。
【0042】このように構成されたインク販売装置の動
作を図12に示したフローチャートに基づいて説明す
る。ユーザが再充填すべきカートリッジ90、90’を
カートリッジ差込み口80の適合するカートリッジ装着
部に装着すると、(ステップ S1)。インク販売装置
71には、種々のタイプのカートリッジに対応できるよ
うに複数のカートリッジ装着部が用意されていて、たと
えば、カートリッジの型式番号を、インク販売装置71
に入力することや、タッチパネルとして機能する表示部
77に現れたカートリッジの型式番号を指定することに
より簡単に選択できる。
【0043】図13は、ブラックインク用のカートリッ
ジ90’の一実施例を示すものであって、ブラックイン
クを収容したカートリッジ本体92’には、記録装置と
係合可能なインク供給口93’と、販売装置に係合しや
すい位置、この実施例では上面にインク注入口94’が
形成され、外部と接続しやすい位置には、接続端子9
5’を備え、電気的にデータの書換えが可能な不揮発性
の記憶手段91’が設けられている。
【0044】カートリッジ装着部100は、カートリッ
ジ90’を、インクが注入しやすい規定の位置にセット
するホルダ101に、固定用レバー102を開閉可能に
設けて構成されている。ホルダ101の内部にはカート
リッジ92’の記憶手段91’の接続端子95’に接続
する接点103が配置され、またインク供給口93’が
収容される開口部104が形成されている。
【0045】まず、ユーザがカートリッジ90’の型式
を特定する情報をインク販売装置71に入力すると、当
該カートリッジ90’に適合するカートリッジ装着部1
00がカートリッジ差込み口80(図10)に露出す
る。この状態で、図14に示すようにカートリッジ装着
部100の固定レバー102を開いて、カートリッジ9
0’をカートリッジ装着部100に所定の形態で装着す
る。レバー102を閉じると、カートリッジ90’の記
憶手段91’の接続端子95’がカートリッジ装着部1
00の接点103に接続される。これにより、記憶手段
読み書き部85が、記憶手段91’からインクの提供に
使用するデータを読み出す(ステップ S2)。
【0046】記憶手段91’は、図15、図16に示し
たように大きく分けて5種のデータを記憶する領域を備
えている。第1の領域にはカートリッジ90の製造に関
するデータ210、第2の領域にはカートリッジの使用
に関するデータ220、第3の領域にはインクの補充・
交換・変更の回数に関するデータ310、第4の領域に
はインク関連データ320、第5の領域には印刷装置7
2のカートリッジの使用環境情報330が格納されてい
る。
【0047】なお、この実施例ではインクの補充とは、
カートリッジ内に残存しているインクを排出せずに同種
のインクを追加充填することをいい、インクの交換と
は、カートリッジ内に残存しているインクを排出してか
ら同種のインクを充填することをいい、インクの変更と
は、カートリッジ内に残存しているインクを排出して異
種のインクを充填することをいう。
【0048】カートリッジ90の製造に関するデータ2
10には、カートリッジ90の型式データと、製造時期
データと、製造ラインデータと、シリアルナンバーデー
タと、カートリッジ内の各インクタンクの容量のデータ
とが含まれている。これらのデータは、主として、この
カートリッジ90、90’へのインクの提供の可否を判
断するために使用されるデータである。
【0049】インクの使用に関するデータ220には、
カートリッジ内の各インクのインク残量を表すデータ
と、カートリッジの開封時期のデータと、発注フラグと
が含まれている。
【0050】インク残量を表すデータは、前述した各イ
ンクタンクの容量のデータとともに、インクの注入可能
量を算出するために使用される。このインクの注入可能
量は、インク販売装置71によって適切な量のインクを
判断して注入するために使用できる。
【0051】カートリッジの開封時期のデータは、イン
クの劣化を推定するために使用するデータであり、記録
装置に装着した時期を特定するデータで構成されてい
る。発注フラグは、たとえば、このカートリッジ90、
90’の返還を前提としたカートリッジの返還発注がす
でになされているか否かの状態を記録しており、このよ
うな発注がすでになされているときには、インク販売装
置71は、インクの充填を拒否する。
【0052】インクの補充・交換・変更の回数に関する
データ31(図16)には、過去に何回インクの補充等
を受けているかを示すデータと、充填可能な回数を表す
データとが含まれている。これらのデータは、インクの
充填等の回数を一定の範囲内に制限して、不具合を防止
するとともに、印刷品質を確保するためのものである。
【0053】インク関連データ320には、各インクタ
ンク内に収容されているインク種の情報と、そのインク
の有効期限とが含まれている。インク種の情報は、主と
してインクの補充と交換において、注入すべきインクを
特定するために使用される。インクの有効期限は、ユー
ザが、カートリッジにインクを補充すべきか、またはイ
ンクを全て交換すべきかを判断するために使用される。
【0054】印刷装置72のカートリッジの使用環境情
報330には、この例では、カートリッジ90、90’
が最後に使用された記録装置75の型式を特定する記録
装置IDと、その記録装置75が接続されたコンピュー
タ73のオペレーティングシステム情報と、プリンタド
ライバの種類やバージョンを示すプリンタドライバ情報
と、記録装置のファームウェアの種類やバージョンを示
すファームウェア情報とが含まれている。これらの情報
は、インク種の変更の可否を判断するために使用され
る。
【0055】なお、本実施例においては、「カートリッ
ジの使用環境情報」とは、カートリッジ内のインクの種
類を変更したときに、そのカートリッジが使用されてい
る記録装置75において、変更した後のインクを正常に
使用できるか否かを判断する際に使用される情報であ
る。
【0056】一般に、カートリッジの使用環境情報は、
画像データから印刷データの生成を行うソフトウェア
(プリンタドライバ)の種類を示す情報と、生成された
印刷データを用いて印刷を実行するハードウェア(すな
わち記録装置)およびソフトウェア(すなわち記録装置
のファームウェア)の種類を示す情報と、のうちの少な
くとも一部を含んでいる。
【0057】インク販売装置71によってインクの充填
の可否が主制御部81により判断される(ステップS
3)。この判断は、たとえば、そのときまでになされた
カートリッジの補充・交換・変更の回数が制限値以下で
あるかにより、インクの充填ができないと判断される
と、インクを充填できない旨が表示部77に表示される
(ステップ S8)。
【0058】一方、インクの充填が可能であると判断さ
れたり、また一部のカートリッジについてのみ、インク
の充填が不可能な場合には、その旨を表示し、主制御部
81が各インクタンク毎にインク残量を表示部77に表
示する(ステップ S4)。
【0059】図17は、表示部77がカラーインク用カ
ートリッジ90の各インクタンクのインク残量を表示し
た状態を示すもので、この表示によりユーザは、インク
残量を考慮して、どのような形態でインクを充填するか
の判断を行うことができる。この判断には、たとえば、
インクを補充すべきか、交換すべきかといった判断や、
どれだけの量のインクを補充すべきかといった判断があ
る。
【0060】ユーザがカートリッジ90の各インクタン
クにインクの補充、交換、または変更のいずれの提供を
受けるのかを選択する(ステップ S5)。この選択
は、前述のように、現在のインク残量状況を考慮して、
ユーザが判断する。
【0061】たとえば、図17に示すように、淡マゼン
タと濃マゼンタは有効期限が1年ほど残存しているので
補充を選択し、淡シアンと濃シアンは有効期限が近づい
ているので交換を選択するのが、好ましいと考えられ
る。なお、ユーザが全部のインクについて補充すること
を望むときは、「全部補充」を選択する。この選択が完
了したら、入力部76の「選択完了」の表示にタッチす
ると、選択結果が主制御部81に入力される。図18は
カートリッジ90のインクタンクについて「補充」が選
択されている状態を示す。
【0062】ただし、インクの変更が選択されていると
きは、ステップS6に進む以前に、以下の工程が実行さ
れる。この工程では、まず、カートリッジ90が最後に
使用された印刷装置72のカートリッジの使用環境で、
変更した後のインクを使用して適切に印刷できるか否か
を判断する。
【0063】この判断は、たとえば、コンピュータ73
のプリンタドライバや記録装置75のファームウェアの
ようなインクの吐出を制御するためのデータを生成する
ソフトウェアの種類や形態を特定する情報に基づいて行
われる。インクの種類によっては、カートリッジの使用
環境が対応していない場合もあるからである。たとえ
ば、新たに発売されたインクが、新たなバージョンのプ
リンタドライバを使用しなければ色調に変化が生じて、
元のインクと同等の高画質で印刷できない虞がある。
【0064】この判断の結果、変更されたインクを注入
できない場合には、その旨が表示されて再度、補充か交
換かの選択を促す表示が表示部77に表示される。な
お、バージョンアップその他の方法により、カートリッ
ジの使用環境を変更すれば対応できる場合は、表示部7
7にその旨を表示するとともに、再度、補充か交換かの
選択を行うか否かの問い合わせの表示を行う。
【0065】対応できるか否かの判断は、記録装置75
の型式を特定する情報に基づいて行われる。たとえば、
ファームウェアが書き換え可能な不揮発性記憶手段にイ
ンストールされている型の記録装置であって、その不揮
発性記憶手段の容量がバージョンアップ後のファームウ
ェアに対しても十分である場合は、対応可能と判断され
る。
【0066】表示部77の上部には、現時点でのインク
の残量状況と補充後のインクの残量状況が図18に示す
ような形態で表示されいている。残量を表す各帯の下に
ある「UP/DOWN」の表示は、補充後のインクの残
量状況を設定する入力部76として機能する。インクの
補充・交換・変更した後のインク量は、たとえば、ユー
ザが淡シアンの「UP」の部分にタッチすると、淡シア
ンの帯グラフが上に伸びるとともに、料金が増える。こ
のように、料金を確認しながら補充・交換・変更した後
のインク量を設定することができる。なお、カートリッ
ジの全部のインクタンクを満タンにするには、「全部満
タン」の表示をタッチすれば良い(ステップ S6)。
設定が完了したら、入力部76の「提供開始」表示にタ
ッチする。こうすると、設定結果が主制御部81に入力
され、ステップS7に進む。
【0067】インクの補充の動作は、カートリッジ内に
残存しているインクを排出せずに同種のインクを追加充
填する(図19(a)ステップ S1)。インク注入の
工程は、注入針110(図14)がインク注入口94’
に降下して挿入されるとともに、排出針111(図1
4)が上昇してインク供給口93’に挿入された状態で
実行される。
【0068】このとき、排出針111は、インクタンク
92’の内部の上端近傍にその先端が到達するように深
く差し込まれる。次に、弁V1を開弁して注入針110
から、インクタンクに残存しているインクと同種のイン
クが、設定された量だけ充填され、またインクタンクに
残存している空気は、排出針111から排出される。
【0069】なお、この際に、カートリッジ開封後のイ
ンク中の溶剤の蒸発を考慮して、インクの注入に先立
ち、弁V3を開弁して注入針110からインクの溶剤
を、規定量、たとえば、カートリッジ90の開封時期か
らの経過期間に見合う量を注入するようにしてもよい。
【0070】インクの注入が完了すると、インク注入に
関する情報、補充後のインク残量と補充・交換・変更の
回数等の情報が、記憶手段91に書き込まれる(図19
(a) ステップS2)。記憶手段91への書き込みが
終了すると、注入針110と排出針111とが引き抜か
れ、カートリッジ90が取り出し可能となり、表示部7
7にその旨が表示されるから、ユーザは、カートリッジ
90をホルダ101から取り出すことができる。
【0071】次に、カートリッジ内に残存しているイン
クを排出して同種のインクを注入する操作、つまりイン
クの交換について図19のフローチャートに基づいて説
明する。最初に、カートリッジ90のインクタンクの洗
浄が行われる(図19(b)ステップ S1)。この洗
浄は、注入針110(図14)が降下してインク排出口
94’に挿入され、排出針111が上昇してインク供給
口93’に挿入される。このとき、排出針111は、カ
ートリッジ92’(図14)の底面近傍に到達するよう
に浅く差し込まれる。
【0072】次に、弁V2を開弁して注入針110から
窒素等の不活性ガスを注入し、タンクに残存しているイ
ンクに圧力を作用させて排出針111から追い出す。ま
た、弁V3を開弁してインクの溶剤を注入針110から
注入してインクタンク92’の内部を洗浄する。さら
に、弁V2を開弁してガスを注入して排出針111から
インクの溶媒を排出する。
【0073】インクタンク92’の異物を排出した段階
で、弁V1を開弁してインクの注入が開始される(図1
9(b)ステップ S2)。インクの注入は、排出針1
11が、その先端がインクタンク92’の内部空間の上
部、つまり充填するインクの液面以上の位置に到達する
ように深く差し込まれた状態で行われる。
【0074】インクの注入が終了すると、注入されたイ
ンクに関する情報、補充後のインク残量と補充・交換・
変更の回数の他に、インクの有効期限についての情報が
記憶手段91に記録される(図19(b) ステップ
S3)。
【0075】カートリッジ内に残存しているインクを排
出して異種のインクを注入する操作、つまりインクの変
更の手順は、上述のインクの交換とほぼ同様の手順によ
り実行されるが、ただインクの充填後の記憶手段91の
記録動作において、インクの種類に関するデータが、い
ま充填したインクの種類に変更される点が相違する。
【0076】以上説明したように、この実施例によれ
ば、インク販売装置をコンビニエンスストア等に設置す
るだけで、ユーザは身近な場所で使用済みのカートリッ
ジにインクを充填できるため、メーカによる回収作業を
不要としてカートリッジの再利用を促進でき、またユー
ザは低料金でインクの供給を受けることができる。
【0077】なお、上述の実施例では、カートリッジに
インクを充填するための設定作業をインク販売装置の下
で行っているが、図12のフローチャートのステップS
2乃至ステップS6の処理を、ローカルコンピュータ7
3で行い、その結果をカートリッジの記憶手段91に格
納させる。この場合、サーバシステム70の在庫・料金
管理テーブル86とインク関連情報テーブル54とを直
接利用して設定を行うことになる。
【0078】そして、充填のためのデータが格納された
記憶手段91を備えるカラーインク用カートリッジ90
をインク販売装置71に装着すれば、インク販売装置7
1が、記憶手段のデータを読出して以後の制御を行うか
ら、ユーザにインク販売装置での設定操作を強いること
なく、所望のインクをカートリッジに充填することがで
き、インク販売装置の簡素化と、インク販売装置の稼働
率の向上を図ることができる。
【0079】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインク充填技術が適用されるブラック
インク用カートリッジの一実施例を示す図である。
【図2】図(a)、(b)は、それぞれ本発明のインク
充填技術が適用されるカラーインク用カートリッジの一
実施例を、蓋体により封止した状態、及び蓋体を取り外
した状態で示す図である。
【図3】図(a)、(b)は、それぞれ同上カートリッ
ジに設けられている記憶手段の一実施例を示す図であ
る。
【図4】同上カートリッジを使用する記録装置の一実施
例を、印刷機構部について示す図である。
【図5】同上ブラックインク用カートリッジをキャリッ
ジに装着した状態を示す断面図である。
【図6】同上装置の動作を制御する制御装置の一実施例
を示すブロック図である。
【図7】インク容器にインクを再充填する装置の一実施
例を示す図である。
【図8】インクを再充填する装置の全体動作を示すフロ
ーチャートである。
【図9】同上インクを再充填する装置の充填処理工程を
示すフローチャートである。
【図10】インク充填技術をインク販売装置に適用した
場合の一実施例を示す構成図である。
【図11】インク販売装置の一実施例を示すブロック図
である。
【図12】同上インク販売装置の動作を示すフローチャ
ートである。
【図13】図(a)、(b)は、それぞれカートリッジ
とカートリッジ装着部との一実施例を示す斜視図であ
る。
【図14】カートリッジとカートリッジ装着部との一実
施例を示す断面図である。
【図15】カートリッジに付帯された記憶手段に格納さ
れているデータを模式的に示す図である。
【図16】カートリッジに付帯された記憶手段に格納さ
れているデータを模式的に示す図である。
【図17】インク販売装置に表示されるインク残量等の
情報の一例を模式的に示す図である。
【図18】インク販売装置に表示されるインク残量等の
情報の一例を模式的に示す図である。
【図19】図(a)、(b)は、それぞれ同上インク販
売装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10、20 カートリッジ 15、26 記憶手段
フロントページの続き (72)発明者 大槻 幸一 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイ コーエプソン株式会社内 (56)参考文献 特開2000−94715(JP,A) 特開2001−301198(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/175

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再充填可能に構成され、かつ記録装置に
    装着された状態での使用環境情報を格納する記憶手段を
    備えたカートリッジに、ユーザからの要求に応じて記録
    剤を充填するインク充填装置において、 前記カートリッジを装着するためのカートリッジ装着部
    と、 前記要求を外部から入力するための要求入力部と、 前記記憶手段からの情報を表示する表示部と、 前記要求入力部からの前記要求に応じて、前記記憶手段
    から読み出した使用環境情報に基づいて、これから充填
    する記録剤が前記記録装置で使用可能か否かを判断し、
    その結果を前記表示部に表示してから前記カートリッジ
    に記録剤を注入する注入部と、 を備えたカートリッジの充填装置。
  2. 【請求項2】 前記使用環境情報が、前記カートリッジ
    が最後に使用された記録装置を特定するID、前記記録
    装置が接続されたコンピュータのオペレーティングシス
    テム情報またはプリンタドライバ情報と、前記記録装置
    のファームウェア情報のいずれかである請求項1に記載
    のカートリッジの充填装置。
  3. 【請求項3】 再充填可能に構成され、かつ装着された
    記録装置を特定する情報を格納する記憶手段を備えたカ
    ートリッジに、ユーザからの要求に応じて記録剤を充填
    するインク充填装置において、 前記カートリッジを装着するためのカートリッジ装着部
    と、 前記要求を外部から入力するための要求入力部と、 前記記憶手段からの情報を表示する表示部と、 前記要求入力部からの前記要求に応じて、前記記憶手段
    から読み出した記録装置を特定する情報に基づいて、こ
    れから充填する異種の記録剤が前記記録装置で使用可能
    か否かを判断するとともに、その判断結果を表示部に表
    示してから前記カートリッジに記録剤を注入する注入部
    と、 を備えたカートリッジの充填装置。
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