JP3509548B2 - プリンタ制御装置およびその方法並びに記録媒体 - Google Patents

プリンタ制御装置およびその方法並びに記録媒体

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JP3509548B2
JP3509548B2 JP11593698A JP11593698A JP3509548B2 JP 3509548 B2 JP3509548 B2 JP 3509548B2 JP 11593698 A JP11593698 A JP 11593698A JP 11593698 A JP11593698 A JP 11593698A JP 3509548 B2 JP3509548 B2 JP 3509548B2
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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、モニタにデータ
入力用の基本画面を表示しつつ、その基本画面の内容に
従う入力装置からの入力データに基づいて、所定のプリ
ンタにおける印刷のための各種情報を設定する技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プリンタをコンピュータにつな
いで、コンピュータで作成した印刷データをプリンタに
印刷しようとするとき、コンピュータにプリンタドライ
バと呼ばれるソフトウェアを組み込む必要がある。プリ
ンタドライバは、プリンタの機能やインターフェース、
フォント情報、制御コードなど、プリンタについての各
種情報をコンピュータに設定してプリンタをコントロー
ルするコンピュータプログラムであり、印刷しようとす
るプリンタの機種ごとに用意される。
【0003】オペレータは、コンピュータを操作して、
コンピュータに組み込んだプリンタドライバを起動し
て、各種情報の設定を行なうことができるが、その設定
は次のようにして行なう。プリンタドライバが起動され
ると、コンピュータは、モニタに、データ入力用の「基
本設定」の画面を表示する。この画面には、上記各種情
報についてのデータ入力欄が設けられており、オペレー
タは、キーボード、マウスを操作して、これらデータ入
力欄にデータをインプットすることにより、各種情報の
設定を行なうことができる。
【0004】なお、こうした「基本設定」の画面では、
基本的には、全ての情報について手動にて設定(1つ1
つ順にデータをインプットしていくこと)を行なってい
たが、設定の容易化を目的として、各種情報の設定を自
動的に行なう(予め決めた値に設定すること)ことも選
択的に可能となっているものもあった。すなわち、「基
本設定」の画面では、手動で詳細に設定を行なう「詳細
設定」のモードと、予め決められた設定を自動的に行な
う「簡易設定(推奨設定)」のモードとが選択的に実行
可能となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
技術では、「基本設定」の画面から、「詳細設定」、
「推奨設定」の両モードの入力が可能となっているが、
例えば、エントリユーザにおいては、「推奨設定」のモ
ードを専ら使用するだけで、「詳細設定」のモードを使
用するようなことはなかった。しかも、エントリユーザ
にとっては、使用しないことはもとより、「詳細設定」
のモードの表示を見せられても、何が書いてあるかもわ
からず、かえって混乱を来たすことがあった。この結
果、オペレータにとっては、「基本設定」の画面を用い
て各種情報を設定するに際し、作業性が悪いといった問
題があった。
【0006】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためにされたものであり、基本となる画面を
表示しつつ各種情報を設定するに際し、オペレータの作
業性を高めることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】こ
のような課題を解決するため、この発明のプリンタ制御
装置は、モニタにデータ入力用の複数のカードを切り替
えて表示して、該カードからの入力装置に従う入力デー
タを取り込んで、該入力データに従って所定のプリンタ
における印刷のための各種情報を設定するプリンタ制御
装置であって、前記複数のカードの内の一つである所定
のカードを表示する際に、該所定のカード内に表示専用
の表示欄を設け、該所定のカード以外の他のカードで入
力された情報の内の複数の情報を、前記表示欄に表示さ
せる第1の表示制御手段と、作業者のコンピュータに対
する習熟のレベルを算出するレベル算出手段と、前記所
定のカードについてのデータ入力用の入力欄として、前
記入力装置から入力可能な前記情報の数が相違する複数
パターンを用意し、前記所定のカードを表示する際に、
前記レベル算出手段にて算出されたレベルに基づいて前
記複数パターンの中から一を選択して、該選択されたパ
ターンの入力欄を表示させる第2の表示制御手段とを備
えるともに、前記第2の表示制御手段は、前記レベル算
出手段にて算出されたレベルが、所定の第1のレベルか
ら該第1のレベルよりも低レベル側の第2のレベルに切
り替わったときに、前記選択されるパターンを同一のも
のに定める表示パターン固定手段を備え、前記第1の表
示制御手段は、前記レベル算出手段にて算出されたレベ
ルが、前記第1のレベルから第2のレベルに切り替わっ
たときに、前記表示欄に表示させる情報の数を減少させ
る表示情報数減少手段を備えることを、その要旨として
いる。
【0008】上記構成のプリンタ制御装置では、作業者
のコンピュータに対する習熟のレベルが切り替わったと
きに、その切り替えたレベルに基づいて入力欄のパター
ンが切り替わるが、さらにそのレベルが第1のレベルか
ら低レベル側の第2のレベルに切り替わったときには、
入力欄のパターンを切り替えることなく、表示欄に表示
される情報の数を減少させることができる。
【0009】このため、作業者の習熟度によってデータ
入力用のカードを差別化することができる。この結果、
データ入力用のカードをそれぞれのケースにおいて最適
なものとすることができることから、データ入力用のカ
ードから各種情報の設定を行なう際の作業性に優れてい
るといった効果を奏する。
【0010】上記構成のプリンタ制御装置において、前
記プリンタへの接続に使用しているプリンタポートの種
類を入力するポート種類入力手段を備え、前記レベル算
出手段は、前記ポート種類入力手段により入力したプリ
ンタポートの種類から前記レベルを求める構成であるも
のとすることができる。
【0011】この構成によれば、プリンタへの接続に使
用しているプリンタポートの種類から作業者のコンピュ
ータに対する習熟のレベルを求めることができる。
【0012】また、上記構成のプリンタ制御装置におい
て、前記プリンタの機種を示す機種データを外部から受
信する受信手段を備え、前記レベル算出手段は、前記受
信手段より受信した機種データから前記レベルを求める
構成とすることが可能である。
【0013】この構成によれば、プリンタの機種から作
業者のコンピュータに対する習熟のレベルを求めること
ができる。
【0014】上記構成のプリンタ制御装置において、前
記プリンタとは双方向にデータの授受ができるように接
続され、前記受信手段は、前記プリンタから前記機種デ
ータを受ける構成とすることも可能である。
【0015】この構成によれば、プリンタからの機種デ
ータによって、プリンタの機種を自動的に知ることがで
きる。
【0016】上記構成のプリンタ制御装置において、前
第2の表示制御手段は、前記所定のカードから設定し
得ることのできるおおよそ全ての各種情報を入力可能な
詳細設定用の画面への転送が可能な第1のパターンと、
前記詳細設定用の画面への転送が不可能な第2のパター
とを、前記入力欄として記憶するものとしてもよい。
【0017】この構成のプリンタ制御装置によれば、詳
細設定用の画面への転送が可能な入力欄と詳細設定用の
画面への転送が不可能な入力欄とによってデータ入力用
のカードを差別化することができる。このため、必要に
応じてデータ入力用のカードを適したものとすることが
できることから、データ入力用のカードから各種情報の
設定を行なう際の作業性に優れている。
【0018】上記構成のプリンタ制御装置において
所定のカードの内容を、前記入力可能な前記情報の数
を含めて変更するカード内容変更手段を備えるととも
に、前記所定のカードに、前記カード内容変更手段を駆
動するためのスイッチを付加した構成としてもよい。
【0019】この構成のプリンタ制御装置によれば、
定のカードに付加したスイッチにより、カード内容変更
手段が駆動される。このため、上述したようにして選択
してきた所定のカードが、オペレータの好みに合わない
場合に、オペレータは、その所定のカード上のスイッチ
を操作するだけで、所定のカードの内容を容易に変更す
ることができる。
【0020】この発明のプリンタ制御方法は、モニタ
ータ入力用の複数のカードを切り替えて表示して、該
カードからの入力装置に従う入力データを取り込んで、
該入力データに従って所定のプリンタにおける印刷のた
めの各種情報を設定するプリンタ制御方法であって、 (a)前記複数のカードの内の一つである所定のカード
を表示する際に、該所定のカード内に表示専用の表示欄
を設け、該所定のカード以外の他のカードで入力された
情報の内の複数の情報を、前記表示欄に表示させる工程
と、 (b)作業者のコンピュータに対する習熟のレベルを算
出する工程と、 (c)前記所定のカードについてのデータ入力用の入力
欄として、前記入力装置から入力可能な前記情報の数が
相違する複数パターンを用意し、前記所定のカードを表
示する際に、前記レベル算出手段にて算出されたレベル
に基づいて前記複数パターンの中から一を選択して、該
選択されたパターンの入力欄を表示させる工程とを備え
るともに、前記工程(c)は、前記工程(b)にて算出
されたレベルが、所定の第1のレベルから該第1のレベ
ルよりも低レベル側の第2のレベルに切り替わったとき
に、前記選択されるパターンを同一のものに定める工程
を備え、前記工程(a)は、前記工程(b)にて算出さ
れたレベルが、前記第1のレベルから第2のレベルに切
り替わったときに、前記表示欄に表示させる情報の数を
減少させる工程を備えることを、その要旨としている。
【0021】この構成のプリンタ制御方法によっても、
上記プリンタ制御装置と同様に、データ入力用のカード
作業者の習熟度によって最適なものとすることができ
ることから、データ入力用のカードから各種情報の設定
を行なう際の作業性に優れているといった効果を奏す
る。
【0022】上記構成のプリンタ制御方法において、
(d)前記プリンタへの接続に使用しているプリンタポ
ートの種類を入力する工程を備え、前記工程(b)は、
前記工程(により入力したプリンタポートの種類か
ら前記レベルを求める構成とすることができる。
【0023】また、上記構成のプリンタ制御方法におい
て、(e)前記プリンタの機種を示す機種データを外部
から受信する工程を備え、前記工程()は、前記工程
(e)により受信した機種データから前記レベルを求め
る構成とすることもできる。
【0024】この発明の記録媒体は、モニタにデータ入
力用の複数のカードを切り替えて表示して、該カードか
らの入力装置に従う入力データを取り込んで、該入力デ
ータに従って所定のプリンタにおける印刷のための各種
情報を設定するためのコンピュータプログラムを記録し
た記録媒体であって、 (a)前記複数のカードの内の一つである所定のカード
を表示する際に、該所定のカード内に表示専用の表示欄
を設け、該所定のカード以外の他のカードで入力された
情報の内の複数の情報を、前記表示欄に表示させる工程
と、 (b)作業者のコンピュータに対する習熟のレベルを算
出する工程と、 (c)前記所定のカードについてのデータ入力用の入力
欄として、前記入力装置から入力可能な前記情報の数が
相違する複数パターンを用意し、前記所定のカードを表
示する際に、前記レベル算出手段にて算出されたレベル
に基づいて前記複数パターンの中から一を選択して、該
選択されたパターンの入力欄を表示させる工程とをコン
ピュータに実行させるとともに、前記工程(c)は、前
記工程(b)にて算出されたレベルが、所定の第1のレ
ベルから該第1のレベルよりも低レベル側の第2のレベ
ルに切り替わったときに、前記選択されるパターンを同
一のものに定める工程を備え、前記工程(a)は、前記
工程(b)にて算出されたレベルが、前記第1のレベル
から第2のレベルに切り替わったときに、前記表示欄に
表示させる情報の数を減少させる工程を備えるコンピュ
ータプログラムを記録したことを、その要旨としてい
る。
【0025】上記構成の記録媒体によっても、第1のプ
リンタ制御装置および方法と同様にデータ入力用のカー
作業者の習熟度によって最適なものとすることがで
きることから、データ入力用のカードから各種情報の設
定を行なう際の作業性に優れているといった効果を奏す
る。
【0026】
【0027】
【発明の他の態様】本発明は、以下のような他の態様を
とることも可能である。第1の態様は、特許請求の範囲
の請求項2に記載のプリンタ制御装置であって、前記基
本画面に付随する付随画面を表示する付随画面表示制御
手段と、前記レベル算出手段にて算出されたレベルに基
づいて、前記付随画面の表示を許可または禁止する手段
とを備える。
【0028】第2の態様は、特許請求の範囲の請求項2
に記載のプリンタ制御装置であって、前記基本画面に付
随する付随画面を表示する付随画面表示制御手段と、前
記レベル算出手段にて算出されたレベルに基づいて、前
記付随画面の表示パターンを変更する手段とを備える。
【0029】
【発明の実施の形態】以上説明したこの発明の構成・作
用を一層明らかにするために、以下この発明の実施の形
態を実施例に基づき説明する。図1はこの発明の一実施
例を適用するコンピュータシステムの外観図である。こ
のコンピュータシステムは、コンピュータ10と、周辺
機器としてのCRTディスプレイ12およびプリンタ1
4を備える。コンピュータ10は、コンピュータ本体1
6とキーボード18とマウス20を備える。なお、この
コンピュータ本体16には、フロッピィディスク22の
内容を読み取るフロッピィディスクドライブ24が搭載
されている。このコンピュータ本体16とプリンタと
は、双方向にデータの授受できるように双方向パラレル
インタフェースにて接続されている。
【0030】図2は、コンピュータシステムのハードウ
ェアの概略構成を示すブロック図である。図示するよう
に、このコンピュータ本体16は、中央演算処理装置と
してのCPU30を中心にバスにより相互に接続された
ROM31、RAM32、表示画像メモリ33、マウス
インタフェース34、キーボードインタフェース35、
FDC36、HDC37、CRTC38、プリンタイン
タフェース39およびI/Oポート40を備える。
【0031】ROM31は、内蔵されている各種プログ
ラム等を記憶する読み出し専用のメモリである。RAM
32は、各種データ等を記憶する読み出し・書込み可能
なメモリである。表示画像メモリ33はCRTディスプ
レイ12に表示する画像の画像データを記憶するメモリ
である。マウスインタフェース34は、マウス20との
データ等のやり取りを司るインタフェースである。キー
ボードインタフェース35は、キーボード18からのキ
ー入力を司るインタフェースである。FDC36は、フ
ロッピィディスクドライブ(FDD)24を制御するフ
ロッピィディスクコントローラである。HDC37は、
ハードディスクドライブ(HDD)41を制御するハー
ドディスクコントローラである。
【0032】CRTC38は、表示画像メモリ33に記
憶される表示画像データに基づいてCRTディスプレイ
12における画像の表示を制御するCRTコントローラ
である。プリンタインタフェース39は、プリンタ14
へのデータの入出力を制御するインタフェースである。
I/Oポート40は、シリアル出力のポートを備えてお
り、モデム44に接続されており、このモデム44を介
して、公衆電話回線46に接続されている。コンピュー
タ10は、モデム44を介して、外部のネットワークに
接続されており、特定のサーバー48に接続可能となっ
ている。
【0033】このコンピュータシステムでは、オペレー
ティングシステムはHDD41に記憶されており、HD
D41のブートブロックに書き込まれたローダに従っ
て、コンピュータ本体16に電源を投入すると、RAM
32の所定の領域にロードされる。また、プリンタドラ
イバは、フロッピィディスク22に予め格納されてお
り、所定のセットアッププログラムを起動することで、
フロッピィディスクドライブ24からコンピュータ本体
16にインストールされる。このインストールされたプ
リンタドライバは、HDD41に記憶されており、コン
ピュータ本体16に電源を投入したときに、オペレーテ
ィングシステムに組み込まれ、RAM32の所定の領域
にロードされる。
【0034】なお、このプリンタドライバのソフトウェ
アプログラムは、前述したように、フロッピィディスク
22に格納されたものであるが、これに替えて、CD−
ROM、光磁気ディスク、ICカード等の他の携帯型記
録媒体(可搬型記録媒体)に格納された構成としてもよ
い。また、前述したソフトウェアプログラムは、外部の
ネットワークに接続される特定のサーバー48から、ネ
ットワークを介して提供されるプログラムデータをダウ
ンロードして、RAM32またはHDD41に転送する
ことにより得るようにすることもできる。
【0035】以上説明したハードウェア構成を有するコ
ンピュータシステムによる印刷の様子について次に説明
する。図3は、コンピュータ本体16が扱う画像情報か
ら印刷が行なわれるまでの処理の様子を示すブロック図
である。図示するように、コンピュータ本体16の内部
で動作しているアプリケーションプログラム51によ
り、画像の処理を行いつつビデオドライバ52を介して
CRTディスプレイ12に画像を表示している。また、
このアプリケーションプログラム51が、印字発令を発
行すると、コンピュータ本体16内のプリンタドライバ
53が、画像情報をアプリケーションプログラム51か
ら受け取り、これをプリンタ14が印字可能な信号に変
換している。
【0036】図3に示した例では、プリンタドライバ5
3の内部には、アプリケーションプログラム51が扱っ
ている画像情報をドット単位の色情報に変換するラスタ
ライザ54、ドット単位の色情報に変換された画像情報
(階調データ)に対してプリンタ14の発色の特性に応
じた色補正を行なう色補正モジュール55、色補正され
た後の画像情報からドット単位でのインクの有無により
ある面積での濃度を表現するいわゆるハーフトーンの画
像情報を生成するハーフトーンモジュール56が備えら
れている。また、プリンタドライバ53の内部には、プ
リンタ14による印刷のための各種情報を設定する情報
設定モジュール57が備えられている。印刷のための各
種情報としては、印刷品質、色補正、ハーフトーンの種
類等の印刷の基本設定に関するもの、用紙のサイズ、印
刷方向等の用紙設定に関するもの等がある。
【0037】なお、情報設定モジュール57で設定され
た色補正の情報は、色補正モジュール55に送られ、ハ
ーフトーンの種類の情報は、ハーフトーンモジュール5
6に送られる。情報設定モジュール57は、ビデオドラ
イバ52を介してCRTディスプレイ12に設定の内容
を示す画像を表示している。情報設定モジュール57を
除いた各モジュールの動作は、周知のものなので、説明
は原則として省略し、情報設定モジュール57について
は、以下に説明する。
【0038】プリンタドライバ53は、その設定を変え
ることにより、プリンタ14による印刷を種々コントロ
ールすることができるが、オペレータは、そうした設定
を予め行なっておく必要がある。こうした印刷のための
各種情報を設定する作業を実行するのが情報設定モジュ
ール57である。ここでは、この情報設定モジュール5
7の動作によりCRTディスプレイ12にどのような画
面が表示されるかを先に説明する。なお、この説明に当
たり、このプリンタドライバが動作するオペレーティン
グシステムとして、Windows95(マイクロソフ
ト社の商標)を例にとって説明する。
【0039】オペレータは、まずコンピュータ10を次
のように操作して、印刷のための各種情報を設定するダ
イアログボックスをCRTディスプレイ12に表示す
る。すなわち、[スタート]→[設定]→[プリンタ]
の操作を行なうことで、「プリンタ」ウィンドウを開
く。次いで、そのウィンドウ上の目的のプリンタのアイ
コンをダブル・クリックして、そのプリンタについての
ウィンドウを開く。その後、そのウィンドウから[プリ
ンタ]→[プロパティ]の操作を行なって、そのプリン
タについての各種情報を設定するプロパティのダイアロ
グボックスを表示させる。
【0040】図4は、その開いたときのダイアログボッ
クスDB1を例示する説明図である。図示するように、
ダイアログボックスDB1には、「基本設定」、「用紙
設定」、「レイアウト」、「ユーティリティ」、「コン
フィゲレイション」の5種類のカードCD1,CD2,
CD3,CD4,CD5が用意されており、デフォルト
として「基本設定」のカードCD1が前面に表示されて
いる。「基本設定」のカードCD1は、印刷品質に関わ
る基本的な情報を設定するためのものである。「用紙設
定」のカードCD2は、用紙についての各種情報を設定
するためのものである。「レイアウト」のカードCD3
は、印刷時の割り付けのレイアウトについての各種情報
を設定するためのものである。「ユーティリティ」のカ
ードCD4はその他有用な情報を設定するためのもので
ある。「コンフィゲレイション」のカードCD5は「基
本設定」のカードCD1の表示形態を変更するための情
報を設定するためのものである。
【0041】これらカードCD1〜CD5の内のいずれ
かが、オペレータによって、マウス20を操作すること
により選択されて、ダイアログボックスDB1に表示さ
れる。
【0042】なお、図4に示した「基本設定」のカード
CD1は、3種類のパターンのうちの1パターンであ
る。ここでは、このパターンのものを例にあげて以下説
明する。図4に示すように、この「基本設定」のカード
CD1には、オペレータからのデータ入力を受け付ける
データ入力欄として、「モード設定」、「用紙種類」、
「インク」の3つのデータ入力欄E1,E2,E3が設
けられている。また、このカードCD1には、プリンタ
ドライバの現在の設定の内容のうちのいくつかの情報を
表示するデータ表示欄E4が設けられている。
【0043】「モード設定」のデータ入力欄E1は、基
本的な設定のモードを選択するもので、予め決められた
設定を自動的に行なう「推奨設定」のモードと、手動で
詳細に設定を行なう「詳細設定」のモードとがボタンE
11,E12により選択可能となっている。
【0044】まず、ボタンE12がクリックされて「詳
細設定」のモードが選択されたときの動作について説明
する。この「詳細設定」のモードが選択されると、デー
タ入力欄E14およびデータ入力欄E15がアクティブ
な状態となる。これにより、このデータ入力欄E14か
ら印刷目的を入力することが可能となり、また、データ
入力欄E15から手動設定を行なうためのダイアログボ
ックスを開くことが可能となる。データ入力欄E14
は、印刷するデータのタイプを設定するもので、ワープ
ロ、グラフ、写真等の選択肢が用意されている。
【0045】図5は、データ入力欄E15から開かれる
手動設定のダイアログボックスDB2を例示する説明図
である。図示するように、「印刷品質」、「用紙種
類」、「インク」、「ハーフトーン」、「マイクロウィ
ーブ」、「双方向印刷」、「カラー調整」等についての
データ入力欄E21,E22,E23,E24,E2
5,E26,E27が設けられている。
【0046】「印刷品質」のデータ入力欄E21は、印
刷する解像度を設定するもので、「ドラフト」、「ファ
イン」、「スーパファイン」の3種類が選択肢として用
意されている。ここで、「ドラフト」、「ファイン」お
よび「スーパファイン」は、順に、360×360(d
ot)、720×360(dot)、720×720
(dot)の解像度を示すものである。
【0047】「用紙種類」のデータ入力欄E22は、用
紙の種類を設定するもので、「普通紙」、「スーパーフ
ァイン専用紙」、「専用光沢紙」が選択肢として用意さ
れている。「インク」のデータ入力欄E23は、プリン
タ14に使用するインクの種類を設定するもので、「カ
ラー」と「黒」とが選択肢として用意されている。な
お、「基本設定」のカードCD3上には、この「用紙種
類」と「インク」のデータ入力欄E22,E23と同一
のデータ入力欄E2,E3が設けられており、後に入力
された方が優先され、先に入力された方のデータ入力欄
の表示は後に入力されたデータに従って変更される。
【0048】「ハーフトーン」のデータ入力欄E24
は、ハーフトーンの種類を設定するもので、「高速ハー
フトーン」、「高画質ハーフトーン」が選択肢として用
意されている。なお、このハーフトーンの種類の情報は
ハーフトーンモジュール56(図3)にて利用される。
「マイクロウィーブ」のデータ入力欄E25は、マイク
ロウィーブの機能をオン/オフするものである。ここ
で、マイクロウィーブとは、プリンタ14に備えられる
機能であり、異なるヘッドが同一のラインを走査するこ
とで1つのドットを重ね打つことにより、印刷の品質を
高めることができる。「双方向印刷」のデータ入力欄E
26は、双方向印刷の機能をオン/オフするものであ
る。ここで、双方向印刷とは、プリンタ14に備えられ
る機能であり、異なるヘッドが左右双方向から移動する
ことにより、印刷の速度を高めることができる。
【0049】「カラー調整」のデータ入力欄E27は、
色補正に関わる各種の情報を設定するもので、「ドライ
バによる色補正」、「ビデオ/デジタルテレビカメラモ
ード」、「ICM」が選択肢として用意され、その上
で、明度、コントラスト、彩度の強弱が設定可能となっ
ている。
【0050】次に、図4に戻り、「モード設定」のデー
タ入力欄E1のボタンE11がクリックされて「推奨設
定」のモードが選択されたときの動作について説明す
る。この「推奨設定」のモードが選択されると、スライ
ドレバー形のボタンE13がアクティブな状態となり、
これにより、プリンタ14による印刷をどの程度の品質
で行なうかが指定可能となる。
【0051】詳細には、ボタンE13として表示される
スライドレバーの両端には、「きれい」と「速い」の文
字が明示されており、スライドレバーの部分をマウス2
0によりドラックすることにより、「きれい」と「速
い」の内のいずれかを選択することができる。なお、こ
のボタンE13による選択肢は、上記のように「きれ
い」と「速い」といったパラメータ値ではあるが、これ
は、「用紙種類」の入力欄E2に「普通紙」が設定され
ているときのものである。これに対して、「用紙種類」
の入力欄E2に他の用紙種類が設定されている場合に
は、他の複数パラメータ値、具体的には、「よりきれ
い」、「きれい」、「標準」、「速い」の内から選択し
た任意の2つのパラメータ値が表示される。なお、ここ
で「速い」とは、印刷速度は速いが、印刷品質がやや劣
ることを意味しており、この「速い」も印刷品質の程度
を定めるパラメータ値の一種である。
【0052】上記「よりきれい」、「きれい」、「標
準」、「速い」といったパラメータ値は、印刷の品質の
程度を段階的に定めるものであり、この「推奨設定」の
モードで、スライドレバー形のボタンE13により一の
パラメータ値が選択されると、このコンピュータ10で
は、その選択されたパラメータ値から印刷の品質を決定
する各種品質情報を求める処理を実行している。ここ
で、各種品質情報とは、印刷の解像度、ハーフトーンの
種類およびマイクロウィーブの機能区分が該当する。こ
れら各種品質情報は、上記手動設定のダイアログボック
スDB2から入力される情報に含まれるものと同一であ
る。
【0053】データ表示欄E4について次に説明する。
データ表示欄E4は、「用紙サイズ」、「印刷方向」、
「印刷品質」、「マイクロウィーブ」、「双方向印
刷」、「カラー調整」、「スタンプマーク」についての
情報を表示する表示エリアE41,E42,E43,E
44,E45,E46、E47を備えている。表示エリ
アE41,E42に表示される「用紙サイズ」および
「印刷方向」の内容は、「用紙設定」のカードCD4を
用いて入力設定されたデータである。なお、「用紙設
定」のカードCD4については、この発明の内容には直
接関係しないので説明は省略するが、要は、用紙サイ
ズ、印刷方向、印刷部数等の用紙設定に関する情報が入
力設定される。
【0054】また、表示エリアE43,E44,E4
5,E46に表示される「印刷品質」、「マイクロウィ
ーブ」、「双方向印刷」、「カラー調整」の内容は、前
述した「手動設定」のダイアログボックスDB2を用い
て入力設定されたデータである。さらに、表示エリアE
47に表示される「スタンプマーク」の内容は、「レイ
アウト」のカードCD5を用いて入力設定されたスタン
プマーク名のデータである。
【0055】上述したCRTディスプレイ12への画面
表示は、プリンタドライバ53の情報設定モジュール5
7にて実現される。この情報設定モジュール57の処理
ルーチンについては、後ほど説明するものとして、ここ
では、まずこの発明に係わるプリンタドライバのセット
アップ処理ルーチンについて説明する。
【0056】図6は、CPU30にて実行される、プリ
ンタドライバのセットアップの処理ルーチンを示すフロ
ーチャートである。この処理ルーチンは、オペレータに
よって、[スタート]→[設定]→[プリンタ]→[プ
リンタの追加]の操作が行なわれることで実行されるも
ので、前処理ルーチンSpとメイン処理ルーチンSmと
から構成される。メイン処理ルーチンSmは、セットア
ップ処理についての一般的な処理を行なう周知のもので
ある。これに対して、前処理ルーチンSpは、この発明
にかかわるもので、プリンタ14の使用条件を示す情報
を検出するものである。
【0057】図6に示すように、処理が開始されると、
CPU30は、まず、前処理ルーチンSpに進んで、I
NFファイルをHDD41またはFDD24(あるいは
可搬型記録媒体)から読み込む処理を行なう(ステップ
S100)。このINFファイルは、この前処理におけ
る処理の内容を少なくとも含めた各種情報を規定するフ
ァイルで、例えば、このプリンタ14の使用条件として
どういった項目の入力を要求するかを規定している。次
いで、CPU30は、プリンタ14から送信されてくる
プリンタの機種を示す機種名データを取り込む処理を行
なう(ステップS110)。プリンタ14は、前述した
ようにコンピュータ本体に対してデータを送信すること
のできる構成になっており、ここでは、CPU30は、
プリンタ14から送信されてくる機種名データを取り込
んでいる。
【0058】続いて、CPU30は、その機種名データ
の取込みが旨くいったか否かを調べる(ステップS12
0)。ここで、機種名データの取込みが旨くいっていな
いと判別されると、ステップS110に処理を戻して、
機種名データの取込みを再度行なう。一方、ステップS
120で、機種名データの取込みが旨くいったと判別さ
れると、続くステップS130に処理を進める。
【0059】ステップS130では、CPU30は、所
望のプリンタドライバを格納したフロッピィディスク2
2がフロッピィディスクドライブ24にセットされてい
るか否かを調べる(ステップS130)。ここで、所望
のフロッピィディスク22が適切に用意されていないと
判別されると、正しいフロッピィディスク22をフロッ
ピィディスクドライブ24にセットして(ステップS1
40)、ステップS130のディスク判定を再度行な
う。
【0060】一方、ステップS130で、所望のフロッ
ピィディスク22が適切に用意されていると判別される
と、CPU30は、続いて、追加条件があるか否かを判
別する(ステップS150)。ここでいう追加条件と
は、この前処理ルーチンSpで検出しようとしているプ
リンタの使用条件のことである。このステップS150
では、ステップS100で読み込んだINFファイルを
参照して、INFファイルに追加条件の記述があるか否
かから判別を行なっている。
【0061】ステップS150で、追加条件があると判
別されると、INFファイルに記述されたその追加条件
に該当するプリンタの使用条件を入力する処理を行なう
(ステップS160)。具体的には、CPU30は、追
加条件に該当する使用条件についてのデータ入力欄をC
RTディスプレイ12に表示して、オペレータからのキ
ーボード18,マウス20の操作によるインプットデー
タを取り込むことによって、ステップS160の処理を
行なっている。例えば、INFファイルで追加条件とし
てプリンタポートの使用状態を要求してきたときには、
オペレータは、使用するポートとして、例えば、Com
1、Com2といった情報を入力することになる。この
入力したデータをCPU30は取り込む。
【0062】ステップS160で追加の条件の入力を終
えると、CPU30は、続いて、ステップS110で取
り込んだ機種名とステップS160で入力したポート名
とが使用条件として決定したとして、双方をCRTディ
スプレイ12に表示する(ステップS170)。図7
は、こうしたCRTディスプレイ12の表示の一例を示
す説明図である。図7に示す例においては、プリンタの
機種名が「xxx100」で、プリンタの使用ポート
は、Com1、Com2である旨がCRTディスプレイ
12に表示される。その後、この前処理ルーチンSpを
終える。なお、前処理ルーチンSpの後には、周知のプ
リンタドライバセットアップについてのメイン処理が実
行されることになる。その後、このセットアップ処理は
終了する。
【0063】こうしてセットアップが完了したプリンタ
ドライバ53の情報設定モジュール57にて実行される
処理ルーチンについて、次に説明する。図8は、その情
報設定モジュール57の処理ルーチンを示すフローチャ
ートである。この処理ルーチンは、前述したように、
[プリンタ]→[プロパティ]の操作を行なってプリン
タドライバを起動した後、所定時間毎に繰り返し実行さ
れる。図示するように、CPU30は、処理が開始され
ると、まず、「基本設定」、「用紙設定」、「レイアウ
ト」、「ユーティリティ」、「コンフィゲレイション」
の5種類のカードCD1〜CD5にあってアクティブの
状態にあるカードを変更する旨の指令があるか否かを判
定する(ステップS200)。ここで、アクティブの状
態のカードとは、データの入力状態となってCRTディ
スプレイ12に表示されているカードをいう。カードを
変更する旨の指令とは、マウス20を用いたカードのイ
ンデックスをクリックする操作により発生する指令であ
る。
【0064】ステップS200で、アクティブの状態に
あるカードを変更する旨の指令がないと判定されると、
「リターン」に抜けて処理を一旦終了する。一方、ステ
ップS200で、アクティブの状態にあるカードを変更
する旨の指令があると判定されると、次いで、その変更
後のカードは、「基本設定」、「用紙設定」、「レイア
ウト」、「ユーティリティ」、「コンフィゲレイショ
ン」の5種類のカードCD1〜CD5の内のいずれに該
当するかを判定する(ステップS210)。続いて、そ
の該当するカードに対応したモードの処理ルーチン、即
ち、基本設定モード、用紙設定モード、レイアウトモー
ド、ユーティリティモードまたはコンフィゲレイション
モードの処理ルーチンを実行する(ステップS220な
いしS260)。その後、「リターン」に抜けて処理を
一旦終了する。
【0065】なお、この処理ルーチンには特に記述はな
いが、プリンタドライバの起動直後においては、処理は
直接、ステップS220に進み、基本設定モードの処理
ルーチンを実行するものとする。
【0066】次に、ステップS220で実行される基本
設定モードの処理ルーチンについて説明する。図9は、
基本設定モードの処理ルーチンを示すフローチャートで
ある。図示するように、CPU30は、処理が開始され
ると、「基本設定」のカードCD1を示す画像データを
CRTディスプレイ12に表示するカード表示の処理ル
ーチンを実行する(ステップS300)。その後、その
CRTディスプレイ12の表示画面を見たオペレータに
よるキーボード18およびマウス20を用いたデータ入
力の操作を受けて、各種データを入力し(ステップS4
00)。その入力された各種データをRAM32上の所
定の位置に記憶する(ステップS500)。
【0067】例えば、ステップS300では、図4に例
示する「基本設定」のカードCD1の画像データをCR
Tディスプレイ12に表示する。オペレータは、そのC
RTディスプレイ12に表示された画像データを見て、
例えば、ボタンE13を操作して「きれい」とデータ入
力を行なうが、ステップS400では、CPU30はそ
の「きれい」のデータを取り込む処理を行なう。
【0068】こうしてデータの記憶の作業を終了する
と、オペレータによる図4の表示画面中の「OK」のク
リック操作を待って「リターン」に抜けて処理を終了す
る。
【0069】次に、ステップS300で実行されるカー
ド表示の処理ルーチンについて詳述する。図10はその
カード表示の処理ルーチンを示すフローチャートであ
る。CPU30は、ステップS300に処理が移ると、
図10に示すように、まず、プリンタドライバのセット
アップ処理により求めた機種名とポート名とから、使用
レベルULを求める処理を行なう(ステップS31
0)。この使用レベルULとは、プリンタ14について
どの程度の使用効率でもって使用がなされるかを1から
3の数字で示すもので、レベル=1のとき最も高効率で
あり、レベル=3のとき最も低効率である。
【0070】上記ステップS310では、図11に例示
するレベル検索用テーブルTBLを用いることにより、
機種名とポート名とからプリンタの使用効率を推定して
いる。このレベル検索用テーブルTBLは、図示するよ
うに、縦方向にプリンタの機種名が、横方向に使用ポー
ト名が付け当てられた格子状の数値(1から3)の配列
である。図中、「XXX100」、「XXX200」、
「XXX300」といった機種名の記載は、番号が大き
くなるほど、高級機を示しているものとする。また、図
中、「LPT1」との記載は、ごく一般的に使用される
出力ポートを示すものであるとする。
【0071】図11に示すように、レベル検索用テーブ
ルTBLにおいては、機種名が高級機になるほど、高機
能のプリンタであるとして、使用レベルULは大きな値
となっている。また、ポート名が一般的でないほど、コ
ンピュータ関連の知識が豊富なユーザが使用しているも
のとして、使用レベルULは大きな値となっている。ス
テップS310では、こうした構成のレベル検索用テー
ブルTBLに、プリンタドライバのセットアップ処理に
より求めた機種名とポート名とを照らし合わせること
で、両者に応じた使用レベルULを求めている。
【0072】ステップS310で使用レベルULが求め
られると、続く、ステップS320では、その使用レベ
ルULが値1、値2,値3のうちのいずれに該当するか
を判別する(ステップS320)。ここで、使用レベル
ULが値1であると判別されると、ステップS330に
進む。
【0073】ステップS330では、CPU30は、
「基本設定」のカードCD1を表わす第1のパターンを
示す第1画像データを表示画像メモリ33に送って、そ
の第1画像データをCRTディスプレイ12に表示させ
る。「基本設定」のカードCD1を表わす画像データと
しては、先に図4で説明したパターン(第3のパター
ン)を含む3種類のパターンがあり、その内の第1のパ
ターンがこのステップS330でCRTディスプレイ1
2に表示される。なお、これら3種類のパターンはそれ
ぞれ画像データとして、HDD41に予め格納されてお
り、このステップS330では、これら3つの画像デー
タの中から第1のパターンを示す第1画像データを呼び
出して、CRTディスプレイ12に表示している。
【0074】図12は、第1画像データで示される第1
のパターンを示す説明図である。図示するように、この
第1のパターンは、第3のパターン(図4のもの)と比
較して、「モード設定」のデータ入力欄E101に、
「推奨設定」のモードであることを示すデータ表示欄E
102だけが表示されていることと、データ表示欄E1
04に、「用紙サイズ」、「印刷方向」、「印刷品質」
の3つの情報だけが表示されていることが相違してお
り、その他の構成は同じである。この第1画像データで
示される第1のパターンは、コンピュータについての知
識が乏しい下級者による使用を想定して、「詳細設定」
のモード設定の表示を削除して、「推奨設定」のモード
だけが表示されるようにしている。下級者は、複雑な設
定を行なうことがないことから、「推奨設定」のモード
が表示されるだけで十分であるためである。さらに、複
雑な設定を行なわないことから、「現在の設定」を示す
データ表示欄E104の表示も、主要なもので十分だと
して、3つの情報だけを表示する構成としている。
【0075】なお、この第1のパターンの基本画面にお
いては、データ表示欄E102の右隅にはボタンE10
2aが設けられている。このボタンE102aをマウス
20によりクリックすることにより、印刷するデータの
タイプを複数プルダウン形式で出現させることができ
る。印刷するタイプとしては、例えば、「ワープロ」、
「グラフ」、「写真」等が該当し、オペレータはマウス
20の操作によってこれらの選択肢の中から所望のもの
を選択することが可能となっている。
【0076】こうした「基本設定」のカードCD1を表
わす第1のパターンが表示されると、次いで、CPU3
0は、第1オプションを指定するか否かを判別する(ス
テップS340)。ここでいう第1オプションは、例え
ば、双方向通信の機能を利用してプリンタ14からイン
クの残量を測るものである。ステップS340では、こ
うした第1オプションを指定するか否かを、オペレータ
によるマウス20、キーボード18等の入力装置の操作
から求めている。CPU30は、ステップS340で、
第1オプションを指定すると判別されると、次いで、第
1オプションをインストールする処理を行なう(ステッ
プS350)。
【0077】図13は、「消耗品情報」のカードCD1
1を表わす説明図である。このカードCD11も、プリ
ンタについての各種情報を設定するプロパティのダイア
ログボックスのいずれかの部位から開かれるものであ
る。ステップS350で、第1オプションがインストー
ルされると、図13に示すように、「消耗品情報」のカ
ードCD11上に、インク残量を示すイラストIKが表
示されることになる。一方、ステップS340で、第1
オプションの指定がないと判別されると、ステップS3
50の処理を飛ばして、インク残量を示すイラストIK
が表示されることはない。
【0078】続いて、CPU30は、第2オプションを
指定するか否かを判別する(ステップS360)。ここ
でいう第2オプションは、例えば、印刷インクの色調整
用のユーティリティである。ステップS360では、こ
うした第2オプションを指定するか否かを、オペレータ
によるマウス20、キーボード18等の入力装置の操作
から求めている。CPU30は、ステップS340で、
第2オプションを指定すると判別されると、次いで、第
2オプションをインストールする処理を行なう(ステッ
プS370)。なお、第2オプションがインストールさ
れると、図示しない所定の画面がCRTディスプレイ1
2に表示される。その後、「リターン」に抜けて、この
「カード表示」の処理を一旦終了する。
【0079】一方、ステップS320で使用レベルUL
が値2であると判別されると、ステップS430に進
む。ステップS430では、CPU30は、「基本設
定」のカードCD1を表わす第2のパターンを示す第2
画像データを表示画像メモリ33に送って、その第2画
像データをCRTディスプレイ12に表示させる。
【0080】、図14は、第2画像データで示される第
2のパターンを示す説明図である。図示するように、こ
の第2のパターンは、第3のパターン(図4のもの)と
比較して、「モード設定の」データ表示欄E204に、
「用紙サイズ」、「印刷方向」、「印刷品質」、「スタ
ンプマーク」の4つの情報だけが表示されていることで
相違しており、その他の構成は同じである。この第2画
像データで示される第2のパターンは、コンピュータに
ついてのある程度の経験があり多少の設定変更を行なう
ことができるような中級者による使用を想定しており、
「モード設定の」データ入力欄E104には、「推奨設
定」と「詳細設定」の両モードが表示され、データ表示
欄E104のには、「用紙サイズ」、「印刷方向」、
「印刷品質」、「スタンプマーク」の4つの情報という
ように限定した項目だけが表示されるように構成されて
いる。中級者は、普通には複雑な設定を行なわないが、
場合によっては複雑な設定も行ないうることから、「詳
細設定」および「推奨設定」の両モードの設定を可能と
した上で、「現在の設定」を示すデータ表示欄E104
の表示を全項目より多少減らした項目としている。
【0081】その後、CPU30は、ステップS340
およびS350と同じ、第1オプションに関するインス
トールの処理を行なう(ステップS440,S45
0)。続いて、ステップS370と同じ、第2オプショ
ンに関するインストールの処理を行なう(ステップS4
70)。なお、このステップS470を実行するに際し
て、この使用レベルULが値2の場合は、ステップS3
60のような第2オプション指定の要否を判定すること
はしていない。その後、CPU30は、「リターン」に
抜けて、この「カード表示」の処理を一旦終了する。
【0082】他方、ステップS320で使用レベルUL
が値3であると判別されると、ステップS530に進
む。ステップS530では、CPU30は、「基本設
定」のカードCD1を表わす第3のパターンを示す第3
画像データを表示画像メモリ33に送って、その第3画
像データをCRTディスプレイ12に表示させる。この
第3のパターンは、図4を用いて先に説明したように、
「モード設定の」のデータ入力欄E1には、「推奨設
定」と「詳細設定」の両モードの設定が可能となってお
り、また、データ表示欄E4には、「用紙サイズ」、
「印刷方向」、「印刷品質」、「マイクロウィーブ」、
「双方向印刷」、「カラー調整」、「スタンプマーク」
の7つの情報の全てが表示された場合である。すなわ
ち、この第3画像データで示される第3のパターンは、
コンピュータに精通した上級者による使用を想定してお
り、「モード設定」のデータ入力欄E101は、「推奨
設定」および「詳細設定」の両モードによる設定を可能
としており、しかも、データ表示欄E104には、最大
数の項目が表示される。
【0083】その後、CPU30は、ステップS350
およびS370と同じ、第1オプションに関するインス
トールの処理と第2オプションに関するインストールの
処理を行なう(ステップS550,S570)。なお、
このステップS550、S570を実行するに際して、
この使用レベルULが値3の場合は、ステップS34
0、S360のような各オプション指定の要否を判定す
ることはしていない。その後、CPU30は、「リター
ン」に抜けて、この「カード表示」の処理を一旦終了す
る。
【0084】こうしてCRTディスプレイ12に表示さ
れた「基本設定」のカードCD1を用いて、その後、前
述したようにデータ入力の作業およびデータ記憶の作業
がなされることになる(図9のステップS400,S5
00)。
【0085】なお、こうして、「基本設定」のカードC
D1が表示された基本画面上には、先に説明したよう
に、他のカードCD2〜CD5へのスイッチであるタブ
が設けられている。これらタブのうちの所望のものがマ
ウス20によりクリックされると、そのクリックされた
タブに対応するカードがCRTディスプレイ12の画面
に表示される。なお、こうしたカードの一つに「コンフ
ィゲレイション」のカードCD5がある。
【0086】図15は、「コンフィゲレイション」のカ
ードCD5が開かれたダイアログボックスDB1を例示
する説明図である。図示するように、この「コンフィゲ
レイション」のカードCD5には、3つのボタンBT
1,BT2,BT3が設けられている。上段のボタンB
T1には、「下級者用設定」との表記があり、中断のボ
タンBT2には、「中級者用設定」との表記があり、下
段のボタンBT3には、「上級者用設定」との表記があ
る。この「コンフィゲレイション」のカードCD5は、
これまでに詳述してきた「基本設定」のカードCD1の
表示を変更するためのもので、上記ボタンBT1〜BT
3がオペレータによって選択されることで、それらボタ
ンBT1〜BT3に対応した表示のパターンに、「基本
設定」のカードCD1が変更される。なお、こうした
「基本設定」のカードCD1を変更する一連の処理が、
前述したステップS260のコンフィゲレイションモー
ドの処理に該当する。
【0087】上記コンフィゲレイションモードの処理ル
ーチンについて、次に説明する。図16は、CPU30
により実行されるコンフィゲレイションモードの処理ル
ーチンを示すフローチャートである。図示するように、
処理が開始されると、CPU30は、まず、図15に示
す画像を示す画像データを表示画像メモリ33に送るこ
とにより、図15に示す画像をCRTディスプレイ12
に表示させる処理を行なう(ステップS600)。次い
で、CPU30は、マウス20によるオペレータのクリ
ック操作があるか否かを判別する(ステップS61
0)。ここで、クリック操作がないと判別されると、ス
テップS610の処理を再実行して、クリック操作がな
されるのを待つ。
【0088】ステップS610で、クリック操作があっ
たと判別されると、次いで、そのクリック操作がカード
CD5上の「OK」といったボタンBT9に対するもの
か否かを判別する。ここで、「OK」であると判別され
ると、「リターン」に処理を進めて、この処理を一旦終
了する。
【0089】一方、ステップS620で「OK」でない
と判別されると、上記クリック操作が、上記「コンフィ
ゲレイション」のカードCD5上の第1ボタンBT1に
対するものか、第2ボタンBT2に対するものか、第3
ボタンBT3に対するものかを判別する(ステップS6
30,S640,S650)。ステップS630ないし
S650でいずれのボタンBT1〜BT3にも該当しな
いと判別されると、ステップS610に処理を戻して、
再度のクリック操作の入力を促す。
【0090】一方、CPU30は、ステップS630
で、第1ボタンBT1に対するものであると判別される
と、前述したカード表示の処理ルーチンのステップS3
30(図10参照)と同じ、「基本設定」のカードCD
1を表わす第1のパターンを表示する処理を行なう(ス
テップS660)。
【0091】また、ステップS640で、上記クリック
操作が第2ボタンBT2に対するものであると判別され
ると、前述したカード表示の処理ルーチンのステップS
430(図10参照)と同じ、「基本設定」のカードC
D1を表わす第2のパターンを表示する処理を行なう
(ステップS670)。さらに、ステップS650で、
上記クリック操作が第3ボタンBT3に対するものであ
ると判別されると、前述したカード表示の処理ルーチン
のステップS530(図10参照)と同じ、「基本設
定」のカードCD1を表わす第3のパターンを表示する
処理を行なう(ステップS680)。ステップS660
ないしS680のうちのいずれか実行後、この処理ルー
チンを終えて、基本設定モードへ処理を進める。なお、
このときの基本設定モードでは、上記ステップS660
ないしS680のうちのいずれかで基本画面の表示がな
されていることから、カード表示の作業は行なわない
で、データ入力の作業およびデータ記憶の作業がなされ
ることになる(図9のステップS400,S500)。
【0092】即ち、上記コンフィゲレイションモードの
処理によれば、下級者用設定のための第1ボタンBT1
がマウスによりクリックされると、CRTディスプレイ
12に表示される基本画面は、第1のパターンが表示さ
れたものに切り替わる。中級者用設定のための第2ボタ
ンBT2がマウスによりクリックされると、CRTディ
スプレイ12に表示される基本画面は、第2のパターン
が表示されたものに切り替わる。また、上級者用設定の
ための第1ボタンBT1がマウスによりクリックされる
と、CRTディスプレイ12に表示される基本画面は、
第3のパターンが表示されたものに切り替わる。
【0093】以上詳述してきた、この実施例のコンピュ
ータシステムでは、第1ないし第3のパターンの基本画
面を示す第1ないし第3の画像データが、HDD41に
記憶されており、基本設定モードの要求があるときに
は、それら記憶された第1ないし第3の画像データのう
ちの一の画像データに従って、CRTディスプレイ12
の表示がなされている。
【0094】このため、CRTディスプレイ12に表示
する基本画面として、複数パターンの基本画面のうちの
一つが択一的に選択される。したがって、「基本設定」
のカードCD1が表示された基本画面を様々なケースに
応じて差別化することができる。この結果、基本画面を
それぞれのケースにおいて最適なものとすることができ
ることから、基本画面から各種情報の設定を行なう際の
作業性に優れているといった効果を奏する。
【0095】特にこの実施例では、プリンタ14の機種
名やプリンタポートの使用状態から、プリンタの使用条
件に関与するパラメータのレベル(使用レベルUL)を
求めて、その使用レベルULに応じて基本画面を差別化
するようにしている。使用レベルULは、製品の機能の
レベルやユーザのコンピュータに対する習熟度のレベル
に対応するものとみなすことができることから、基本画
面を製品の機能のレベルやユーザのレベルに応じた最適
なものとすることができる。したがって、基本画面から
の各種情報の設定をより容易化することができ、作業性
をより高めることができる。
【0096】またこの実施例では、「基本設定」のカー
ドCD1が表示された基本画面上に、「コンフィゲレイ
ション」のカードCD5を開くためのスイッチが設けら
れていることから、自動的に決定した基本画面が、ユー
ザにとって好みでないような場合に、基本画面から直ち
に基本画面変更用のカードCD5に移行することができ
る。したがって、基本画面をユーザの好みに応じて容易
に変更することができるといった効果も奏する。
【0097】前記実施例では、カード表示の処理ルーチ
ン(図10)において、第1オプションおよび第2オプ
ションの指定の要否を、オペレータによる入力装置の操
作から判断していたが、これに替えて、プリンタドライ
バのセットアップの処理ルーチンで求めた機種名とポー
ト名によってその要否を自動的に判断する構成としても
よい。前記実施例では、第1オプションとしてインクの
残量の表示が採用されていたが、このインクの残量の表
示は、前述したように双方向通信の機能を利用するもの
である。したがって、機種名より高級機であることが判
断され、ポート名よりそのポート状態をチェックして双
方向通信が機能していることが判断されたときには、第
1オプションを指定するものとすればよく、一方、例え
高級機種においても双方向通信が機能していないと判断
されたときには、第1オプションを指定しないものとす
る。
【0098】同様に、第2オプションにおいても、例え
ば、双方向通信の機能が働いていても、低級機器におい
ては、印刷インクの色調整用のユーティリティは組み込
まれていないものとして、第2オプションの指定を行な
わないというように、機種名とポート名によって自動的
に求める構成としてもよい。すなわち、機種名とポート
名より、プリンタドライバの基本設定の画面を差別化す
るだけでなく、その基本設定の画面にオプションとして
付加される表示に対しても、機種名とポート名(ポート
名から特定される双方向通信が可能かといったポート状
態)による差別化を図ってもよい。また、機種名とポー
ト名によるものではなく、これらから算出された使用レ
ベルULに基づいて、基本設定の画面にオプションとし
て付加される表示に対しても差別化を図る構成としても
よい。なお、ここでいうオプションの差別化というの
は、当該オプションを表示するか否かの差別だけに限る
ものではなく、オプションで表示される画像の内容を相
違するものとする構成も含む。
【0099】この実施例では、記憶手段に記憶する複数
の画面形成用データとして、パターンの相違する複数の
基本画面をそれぞれ表わす画像データを用意していた
が、これは必ずしも画像データそのものである必要はな
く、上記画像データを形成可能なデータであればどのよ
うな形態のものでもよい。例えば、基本画面を各パーツ
に分解して、それら複数のパーツの中で必要なものを単
に指摘するだけのデータ等、何らかの処理を施した結
果、上記画像データを生成しうるデータである構成とす
ることもできる。
【0100】さらに、上記実施例は、プリンタ14がロ
ーカルなコンピュータ10と直接ケーブルに接続された
コンピュータシステムに適用されているが、これに替え
て、LAN上のサーバに接続されたプリンタを複数のコ
ンピュータで共有するコンピュータシステムに適用する
構成としてもよい。あるいは、インターネットによりつ
なげられたサーバに接続されたプリンタを、インターネ
ットを介してコンピュータでコントロールするコンピュ
ータシステムに適用する構成としてもよい。
【0101】以上、本発明の一実施例を詳述してきた
が、本発明は、こうした実施例に何等限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々な
る態様にて実施することができるのは勿論のことであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を適用するコンピュータシ
ステムの外観図である。
【図2】コンピュータシステムのハードウェアの概略構
成を示すブロック図である。
【図3】コンピュータ本体16が扱う画像情報から印刷
が行なわれるまでの処理の様子を示すブロック図であ
る。
【図4】「基本設定」のカードCD1が開かれたダイア
ログボックスDB1を例示する説明図である。
【図5】「手動設定」のカードが開かれたダイアログボ
ックスDB2を例示する説明図である。
【図6】CPU30で実行されるプリンタドライバセッ
トアップの処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図7】プリンタ使用条件一覧を表示するCRTディス
プレイ12の画面の一例を示す説明図である。
【図8】CPU30で実行される情報設定モジュール5
7の処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図9】CPU30で実行される基本設定モードの処理
ルーチンを示すフローチャートである。
【図10】CPU30で実行されるカード表示の処理ル
ーチンを示すフローチャートである。
【図11】レベル検索用テーブルTBLの一例を示す説
明図である。
【図12】「基本設定」のカードCD1を表わす第1の
パターンを説明する説明図である。
【図13】「消耗品情報」のカードCD11を表わす説
明図である。
【図14】「基本設定」のカードCD1を表わす第2の
パターンを説明する説明図である。
【図15】「コンフィゲレイション」のカードCD5が
開かれたダイアログボックスDB1を例示する説明図で
ある。
【図16】CPU30で実行されるコンフィゲレイショ
ンモードの処理ルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…コンピュータ 12…CRTディスプレイ 14…プリンタ 16…コンピュータ本体 18…キーボード 20…マウス 22…フロッピィディスク 24…フロッピィディスクドライブ 30…CPU 31…ROM 32…RAM 33…表示画像メモリ 34…マウスインタフェース 35…キーボードインタフェース 36…FDC 37…HDC 38…CRTC 39…プリンタインタフェース 40…I/Oポート 41…HDD 44…モデム 46…公衆電話回線 48…サーバー 51…アプリケーションプログラム 52…ビデオドライバ 53…プリンタドライバ 54…ラスタライザ 55…色補正モジュール 56…ハーフトーンモジュール 57…情報設定モジュール 95…Windows TBL…レベル検索用テーブル UL…使用レベル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/12 B41J 29/00 G06F 3/00 652

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モニタにデータ入力用の複数のカードを
    切り替えて表示して、該カードからの入力装置に従う入
    力データを取り込んで、該入力データに従って所定のプ
    リンタにおける印刷のための各種情報を設定するプリン
    タ制御装置であって、前記複数のカードの内の一つである所定のカードを表示
    する際に、該所定のカード内に表示専用の表示欄を設
    け、該所定のカード以外の他のカードで入力された情報
    の内の複数の情報を、前記表示欄に表示させる第1の表
    示制御手段と、 作業者のコンピュータに対する習熟のレベルを算出する
    レベル算出手段と、 前記所定のカードについてのデータ入力用の入力欄とし
    て、前記入力装置から入力可能な前記情報の数が相違す
    る複数パターンを用意し、前記所定のカードを表示する
    際に、前記レベル算出手段にて算出されたレベルに基づ
    いて前記複数パターンの中から一を選択して、該選択さ
    れたパターンの入力欄を表示させる第2の表示制御手段
    を備えるともに、 前記第2の表示制御手段は、 前記レベル算出手段にて算出されたレベルが、所定の第
    1のレベルから該第1のレベルよりも低レベル側の第2
    のレベルに切り替わったときに、前記選択されるパター
    ンを同一のものに定める表示パターン固定手段を備え、 前記第1の表示制御手段は、 前記レベル算出手段にて算出されたレベルが、前記第1
    のレベルから第2のレベルに切り替わったときに、前記
    表示欄に表示させる情報の数を減少させる表示情報数減
    少手段 を備えるプリンタ制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプリンタ制御装置であ
    って、 前記プリンタへの接続に使用しているプリンタポートの
    種類を入力するポート種類入力手段を備え、前記レベル算出手段は、 前記ポート種類入力手段により入力したプリンタポート
    の種類から前記レベルを求める 構成である、プリンタ制
    御装置。
  3. 【請求項3】 請求項に記載のプリンタ制御装置であ
    って、 前記プリンタの機種を示す機種データを外部から受信す
    る受信手段を備え、 前記レベル算出手段は、 前記受信手段より受信した機種データから前記レベルを
    求める構成である、プリンタ制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のプリンタ制御装置であ
    って、 前記プリンタとは双方向にデータの授受ができるように
    接続され、 前記受信手段は、前記プリンタから前記機種データを受
    ける構成である、プリンタ制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のうちのいずれかに記
    載のプリンタ制御装置であって、 前記第2の表示制御手段は、 前記所定のカードから設定し得ることのできるおおよそ
    全ての各種情報を入力可能な詳細設定用の画面への転送
    が可能な第1のパターンと、前記詳細設定用の画面への
    転送が不可能な第2のパターンとを、前記入力欄として
    記憶するものであるプリンタ制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のうちのいずれかに記
    載のプリンタ制御装置であって、 前記所定のカードの内容を、前記入力可能な前記情報の
    数を含めて変更するカード内容変更手段を備えるととも
    に、 前記所定のカードに、前記カード内容変更手段を駆動す
    るためのスイッチを付加した、プリンタ制御装置。
  7. 【請求項7】 モニタにデータ入力用の複数のカードを
    切り替えて表示して、該カードからの入力装置に従う入
    力データを取り込んで、該入力データに従って所定のプ
    リンタにおける印刷のための各種情報を設定するプリン
    タ制御方法であって、 (a)前記複数のカードの内の一つである所定のカード
    を表示する際に、該所定のカード内に表示専用の表示欄
    を設け、該所定のカード以外の他のカードで入力された
    情報の内の複数の情報を、前記表示欄に表示させる工程
    と、 (b)作業者のコンピュータに対する習熟のレベルを算
    出する工程と、 (c)前記所定のカードについてのデータ入力用の入力
    欄として、前記入力装置から入力可能な前記情報の数が
    相違する複数パターンを用意し、前記所定のカードを表
    示する際に、前記レベル算出手段にて算出されたレベル
    に基づいて前記複数パターンの中から一を選択して、該
    選択されたパターンの入力欄を表示させる工程とを備え
    るともに、 前記工程(c)は、 前記工程(b)にて算出されたレベルが、所定の第1の
    レベルから該第1のレベルよりも低レベル側の第2のレ
    ベルに切り替わったときに、前記選択されるパターンを
    同一のものに定める工程を備え、 前記工程(a)は、 前記工程(b)にて算出されたレベルが、前記第1のレ
    ベルから第2のレベルに切り替わったときに、前記表示
    欄に表示させる情報の数を減少させる工程 を備えるプリ
    ンタ制御方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のプリンタ制御方法であ
    って、 (d)前記プリンタへの接続に使用しているプリンタポ
    ートの種類を入力する工程を備え、 前記工程(b)は、 前記工程(により入力したプリンタポートの種類か
    ら前記レベルを求める構成である、プリンタ制御方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のプリンタ制御方法であ
    って、 (e)前記プリンタの機種を示す機種データを外部から
    受信する工程を備え、 前記工程()は、 前記工程(e)により受信した機種データから前記レベ
    ルを求める構成である、プリンタ制御方法。
  10. 【請求項10】 モニタにデータ入力用の複数のカード
    を切り替えて表示して、該カードからの入力装置に従う
    入力データを取り込んで、該入力データに従って所定の
    プリンタにおける印刷のための各種情報を設定するため
    のコンピュータプログラムを記録した記録媒体であっ
    て、 (a)前記複数のカードの内の一つである所定のカード
    を表示する際に、該所定のカード内に表示専用の表示欄
    を設け、該所定のカード以外の他のカードで入力された
    情報の内の複数の情報を、前記表示欄に表示させる工程
    と、 (b)作業者のコンピュータに対する習熟のレベルを算
    出する工程と、 (c)前記所定のカードについてのデータ入力用の入力
    欄として、前記入力装置から入力可能な前記情報の数が
    相違する複数パターンを用意し、前記所定のカードを表
    示する際に、前記レベル算出手段にて算出されたレベル
    に基づいて前記複数パターンの中から一を選択して、該
    選択されたパターンの入力欄を表示させる工程とをコン
    ピュータに実行させるとともに、 前記工程(c)は、 前記工程(b)にて算出されたレベルが、所定の第1の
    レベルから該第1のレベルよりも低レベル側の第2のレ
    ベルに切り替わったときに、前記選択されるパターンを
    同一のも のに定める工程を備え、 前記工程(a)は、 前記工程(b)にて算出されたレベルが、前記第1のレ
    ベルから第2のレベルに切り替わったときに、前記表示
    欄に表示させる情報の数を減少させる工程を備える コン
    ピュータプログラムを記録した記録媒体。
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