JP3509064B2 - キャピラリー電気泳動用電気化学検出器及びその製造方法 - Google Patents
キャピラリー電気泳動用電気化学検出器及びその製造方法Info
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Description
用電気化学検出器及びその製造方法、さらに詳細には生
体計測、食品の検査や工程管理、医薬品開発などの分野
で広く用いられつつ有るキャピラリー電気泳動法の検出
器及びその製造方法に関するものである。
成分を含む溶液試料の分析には、液体クロマトグラフィ
などの装置を用いて試料をカラム中で分離し、逐次検出
を行う方法が一般的である。液体クロマトグラフィ法が
ポンプで試料溶液をカラムに送り込んで分離分析を行う
のに対して、近年、キャピラリー中で高電圧により試料
を分離するキャピラリー電気泳動法が広く用いられるよ
うになってきている。キャピラリー電気泳動法は、一般
的に溶液石英のキャピラリー(内径5〜75ミクロン)
中や、ガラスやプラスチックの絶縁体にマイクロマシン
技術により微小な流路を形成したものが用いられる。一
般的なキャピラリー電気泳動に関しては、本田、寺部ら
により詳しく解説されている(本田、寺部、キャピラリ
ー電気泳動:基礎と実際、講談社サイエンティフィッ
ク、1995年)。キャピラリー電気泳動法は液体クロ
マトグラフィ法に対して、試料が1/1000以下で済
み、分離効率も高いことが知られている。
液体クロマトグラフィと同様に、紫外−可視部吸光法、
蛍光法、電気伝導度、屈折率など多く報告されている
が、現在主に市販されているものは紫外−可視部吸光
法、蛍光法のみである。電気化学検出は蛍光法と同様に
高感度な検出法として知られており、液体クロマトグラ
フィの分野では、カテコールアミンなどの神経伝達物質
の測定などにおいて低い検出限界が得られている。
気化学法を用いる場合は、pAやnAの微小電流を、高
電圧下で測定することになるため、測定には困難が伴
う。ウォーリングフォード(Wallingford)
とユーイング(Ewing)らは、図7に示すようにキ
ャピラリー中の検出器の直前に液絡部を設けることによ
り電気泳動の高電圧の影響を無くすことに成功してい
る。すなわち、試料の電解液1とバッファー液の電解液
2間を内径5〜75ミクロンの分離用のキャピラリー3
で接続するとともに、前記電解液1とバッファー液の電
解液2間に高い電圧が負荷できるようになっている。そ
して電気泳動により分離用のキャピラリー3中で前記試
料を分離するようになっている。前記分離用のキャピラ
リー3は前記バファー液の電解液2中で液絡部4を介し
て、検出用のキャプラリー3に接続した構造になってい
る。
解液2中に浸漬されている部分の拡大図である。液絡部
4はキャピラリー3にクラック31を入れ、外側を多孔
質ガラス管32により覆い、さらにエポキシ樹脂33お
よびポリイミド被覆34で顕微鏡用スライドグラスに3
5に固定することに作製している。キャピラリー外の電
解液2は、接地されているのでキャピラリー内部の溶液
も液絡部4より下流で0となり、キャピラリー3内に電
極を挿入しても電場の影響を受けずに測定を行うことが
できる。
として、図9の方法も提案されている。図では分離に比
較的内径が小さく、電気的な抵抗が大きいキャピラリー
を用いる。検出用の電極5は、細いキャピラリー中に入
れるのではなく、キャピラリー3の流路出口36に、キ
ャピラリー3の流路出口36より僅かに距離を取って配
置する。その結果、電場勾配は主に抵抗の大きい管内に
形成され、抵抗が遥かに小さいキャピラリーと検出用の
電極5の間には形成されない。その結果、高電場の影響
を抑えて測定を行うことができる。
にキャピラリー電気泳動の検出器として電気化学方式を
用いる際に2つの方法が提案されている。しかしなが
ら、第1の液絡部を用いる方法では、液絡部の機械的強
度が低いことや作製に手間がかかること、電気泳動によ
り形成された分析対象物質の狭いバンドは、液絡部から
検出器までの間は泳動を起こさないエンドキャピラリー
方式になるので、バンドがやや広がり、光学式のオンキ
ャピラリー検出に比較すると分離性が低下する問題が有
る。
置する方法では、液絡部を作製する手間が係らない利点
があるものの、電極とキャピラリー流路出口の位置制御
を正確に行わないと高い測定精度を得ることができない
ことや、キャピラリー流路出口から電極までの間で測定
対象物質のバンドが希釈され、感度が低下するなどの問
題点があった。
するものであり、機械的強度が小さく、作製に手間がか
かる液絡部を設けることなく、さらにキャピラリー出口
と電極の位置制御を厳密にすることなく高い精度の分析
が可能な キャピラリー電気泳動用電気化学検出器及び
その製造方法を提供することを目的とする。
め、本発明による キャピラリー電気泳動用電気化学検
出器は、キャピラリー流路内に形成されたキャピラリー
電気泳動用検出器において、電気泳動を行う前記キャピ
ラリー流路内に一つあるいは複数の作用電極、参照電
極、対向電極からなる電気化学セルと、前記電気化学セ
ルの前記キャピラリー流路の上流と下流に導電体を形成
し、両者の導電体を電気的に接続し、前記上流と下流を
等電位にしていることを特徴とする。
電気化学検出器の製造方法は、一方の絶縁性基板にフォ
トリソグラフィとエッチング法により微小径のキャピラ
リー流路を形成する工程、他方の絶縁性基板に作用電
極、参照電極、対向電極とそれらの電極を挟み込むよう
に2つの導電体を前記キャピラリー流路に挿入し、それ
らをキャピラリー流路外で電気的に接続する工程、両者
を貼り合わせる工程を含むことを特徴とする。
ー電気泳動用電気化学検出器の製造方法は、一方の絶縁
性基板にフォトリソグラフィとエッチング法により微小
径のキャピラリー流路を形成する工程、前記キャピラリ
ー 流路の底面に導電性薄膜を形成する工程、他方の絶
縁性基板に作用電極、参照電極、対向電極を形成する工
程、両者を貼り合わせる工程を含むことを特徴とする。
ー電気泳動用電気化学検出器の一具体例の平面図、
(b)は断面図であるが、これらの図より明らかなよう
に、キャピラリー電気泳動用電気化学検出器は、上部絶
縁性基板61と下部絶縁性基板62を有している。そし
て上部絶縁性基板61にはキャピラリー流路7が形成さ
れており、一方、下部絶縁性基板62には、前記キャピ
ラリー流路7の上流より作用電極81、参照電極82及
び対向電極83よりなる電気化学セルが形成されてい
る。さらに前記作用電極81の上流及び対向電極83の
下流に導電体9が形成されており、この両者の導電体9
は電気的に接続された構造になっている。このため作用
電極81の上流と対向電極83の下流は等電位になって
いる。導電体9は薄膜導電体にするか、キャピラリー流
路7中にワイヤ状の導電体を挿入する方法を挙げること
ができる。
ー電気泳動用電気化学検出器の他の具体例を示す平面
図、及び断面図であるが、この具体例においては、上部
絶縁性基板61にはキャピラリー流路7が形成されてい
るとともに、このキャピラリー流路7の底部には導電体
9が形成されている。一方、下部絶縁性基板62には、
前記キャピラリー流路7の上流より作用電極81、参照
電極82及び対向電極83よりなる電気化学セルが形成
されている。前記電気化学セルの対向側に設けられた前
記導電体9は作用電極81の上流より対向電極83の下
流まで伸長して形成されている。このように構成するこ
とにより上流と下流の電位勾配を0とすることができ
る。
リー電気化学検出器の構造を図3に示す。図中(a)は
従来の検出器をキャピラリー中に置いた場合、(b)は
本発明の検出器の場合である。電気化学セルでは参照電
極82に対して作用電極81の電位を制御することによ
り測定を行う。本発明による検出器によれば、作用電極
81、参照電極82、対向電極83を挟むように導電体
9が設けられており、前記両導電体9は相互に接続され
た構造になっている。
る電気化学セル内に形成されるため、作用電極81での
測定に大きな影響を与えることが予想される。実際の測
定ではポテンシオスタットのオペアンプ部分に大きな電
場がかかり、ポテンシオスタットの回路が破壊されるこ
ともある。一方、(b)では、電位勾配が電気化学セル
を挟む2本の導電体9間で等電位になるので、電気化学
セルへは高電場の影響がなく測定を行うことができる。
ー(通常数十cm)に20kV程度の電位を印加して測
定を行う。本発明の電気化学セルで前記電気化学セルを
挟む2つの導電体間の距離や、電気化学セルの対向面に
形成された導電体の長さが長い場合、上流側と下流側で
逆の電気化学反応が起り、電気化学セル の部分の電位
勾配が完全に0にならない事が予想される。この反応を
防ぐためには、リソグラフィ法を用いて電気化学セルを
徴小化し、電気化学セル を挟み込む2つの導電体間の
距離を極めて短くすることにより電気化学反応を抑える
ことができる。
に説明する。なお、本発明は以下の実施例のみに限定さ
れるものではない。
質とする熱CVD法により、炭素膜を形成した。
(NTT−AT製、DLR)スピンコートした。その
後、フォトマスクをウエハーに重ね、マスクアライナー
(キヤノン製、PLA501)電極パターンを露光し
た。露光時間は15秒とし、露光後ウエハーをアルカリ
現像液中で30秒間現像し、水洗、乾燥を行った。
トパターンに覆われているため、このレジスト付き基板
を反応性イオンエッチング装置(アネルバ製、DEM4
51)に入れ、レジストパターンをマスクにして酸素プ
ラズマによりレジストに覆われていない部分の炭素膜を
エッチングした。一方、もう一枚のガラスウエハーに微
小な電気泳動用流路を作製した。作製工程を以下に示
す。
を26μmの厚さに塗布した。次に、シリコン系ポジ型
フォトレジスト(NTT−AT製)を1μm厚に塗布し
た。マスクアライナーにより紫外線露光、アルカリ現像
を行って、流路パターンをレジストに転写した。この基
板を反応性イオンエッチング装置に入れ、酸素プラズマ
によりガラス基板が露出するまでレジストをマスクとし
てポリイミドをエッチングした。
マスクにしてガラスをエッチングした。条件は圧力2P
a、パワー500Wとし、21μmの深さで20μm幅
の流路を形成した。また同時に電気泳動用流路と直交す
るサンプル導入用流路も形成した。流路形成後、ドリル
により流路の反対側の面から電気泳動用とサンプル導入
用の孔をあけた。電極を形成した基板と流路を形成した
基板を位置合わせをし、陽極接合法により貼り合わせた
後、孔をあけた部分を取り囲むように、円形のガラス管
(内径5mm、長さ3mm)を接着し、溶液溜として用
いた。
らかなように下部絶縁性基板62には前述のように作製
された作用電極81、参照電極82及び対向電極83よ
りなる電気化学セルが形成されており、前記作用電極8
1の上流及び対向電極83の下流には導電体9が形成さ
れている。導電体9は相互に接続した構造になってい
る。
極81,参照電極82及び対向電極83よりなる電気化
学セル及び導電体9を横断してキャピラリー流路7が形
成されており、このキャピラリー流路7の両端に形成さ
れた電解液(バッファー液)を装入するための溶液溜1
0が形成されている。このキャピラリー流路7の前記電
気化学セルの上流を横切ってサンプル導入用のキャピラ
リー流路11が形成されており、前記サンプル導入用キ
ャピラリー流路11の両端にはサンプル用の溶液溜12
が形成されている。
用いるバンド電極(幅20μm)、参照電極、対向電極
からなる電気化学セルとその上流と下流の導電体からな
る。上流と下流の導電体は外部で電気的に接続されてい
る。一方、比較例として、作用電極、参照電極、対向電
極からなる電極パターンも作製した(上流と下流の導電
体が備えられていない)。
リー流路は、上部絶縁性基板の長軸方向に形成された電
気泳動用のキャピラリー流路7と、それと直交するサン
プル導入用のキャピラリー流路11からなっている。各
溶液溜10、12(4ケ所)には白金線(太さ1mm)
を差し込んで固定した。
入されたリン酸緩衝溶液で満たし、サンプリン用の溶液
溜12にカテコールとドーパミン各20μMを含む、溶
液を満たした。サンプル導入用のキャピラリー流路11
間に500Vの電圧を10秒間印加した後、今度は泳動
用のキャピラリー 流路7に10kVの電圧を印加し
て、試料の分離検出を行った。検出は作用電極に0.7
Vの電位を印加して行った。
流と下流に電気的に接続された電極パターンを有する場
合は、図に示すようにシャープなカテコールとドーパミ
ンのピークが得られ、バックグラウンドのノイズレベル
は、ピークより遥かに小さかった。
に接続された電極パターンがない場合は、ノイズレベル
が高く極めて、測定が困難である。また、測定中にポテ
ンシオスタットの故障がしばしば起こった。しかしなが
ら、図6に示すように電気化学セルの上流と下流にレー
ザーにより微小な孔をあけ、直径10μmの白金線92
を差し込んで反対側を結線した後測定を行うと、ノイズ
レベルが大幅に低下した。
電極83の幅をそれぞれ、5μm、5μm、10μmと
し、それぞれのギャップを2μmとし、電気化学セルの
上流、下流に入れる導電体間の距離を50μm以下に微
小化した。このように微小化した検出器を測定に用いる
ことにより更に低い検出限界が得られた。
上での電流密度が向上し、高いS/N比が得られたこ
と、及び2:電気化学セルの上流と下流の電極上での高
電場による電気化学反応が、距離を短くすることにより
抑制されたことによると推測された。
の図5と同様な電極パターンを作製した。ただし電極パ
ターンは、電気化学セルの上流と下流に電気的に接続さ
れた導電体パターンがないものとした。
1と同様なものと、キャピラリー流路の底面の一部に金
/クロム膜を蒸着し、導電化し、導電体9を形成したも
のを作製した(図2参照)。作製方法は、実施例1と同
様にポリイミド膜をマスクとしてガラス基板に流路をエ
ッチング加工した後、ポリイミドの残った膜をはく離す
る前に、メタルマスクを重ね、流路の底のみにクロムと
金を長さ500μmにわたりスパッタ蒸着した。
みだしたクロム/金膜は容易に取り除くことができ、溝
の底のみに導電体の膜が残った。この基板を作用電極、
参照電極、対向電極を形成した電気化学セルと陽極接合
により貼り合わせた。また、流路の底が導電化されてい
ない基板も同様に電気化学セルを有する基板と貼り合わ
せた。
用のキャピラリー流路からカテコールとエピネフリンを
25μMずつ含む溶液を導入した後、泳動用のキャピラ
リー流路に10kVの電圧を印加して、試料の分離検出
を行った。検出は作用電極に0.7Vの電位を印加して
行った。その結果、電気化学セルの対向面のキャピラリ
ー流路がセルの上流から下流側まで導電化されている場
合は、25μMの各試料に対して、ノイズレベルより遥
かに大きなピークが得られたのに対して、対向側のキャ
ピラリー流路が導電化されていない場合は、ノイズレベ
ルが10倍以上になり安定した測定を行うことができな
かった。
キャピラリー電気泳動用電気化学検出器は、作用電極、
参照電極、対向電極からなる電気化学セルの上流と下流
を等電位にするために、少なくとも2つの導電体が挿入
され、両者が電気的に接続することにより、電気泳動中
でも電気化学セルの部分を等電位にでき、電場の影響を
抑制して電気化学測定を行うことができる。また、電気
化学セルの微小化により更に高感度化できることが分か
った。その結果、オンキャピラリーで液絡部を必要とし
ない高い性能のキャピラリー電気泳動用電気化学検出器
を得ることができた。
図。
器内での電場の模式図。
動に用いた時の応答を示す図。
れらを電気的に接続して等電位にした時のセル構造。
のシステムを示す図。
ー内での電位勾配を示す図。
Claims (7)
- 【請求項1】 キャピラリー流路内に形成されたキャピ
ラリー電気泳動用検出器において、電気泳動を行う前記
キャピラリー流路内に一つあるいは複数の作用電極、参
照電極、対向電極からなる電気化学セルと、前記電気化
学セルの前記キャピラリー流路の上流と下流に導電体を
形成し、両者の導電体を電気的に接続し、前記上流と下
流を等電位にしていることを特徴とする キャピラリー
電気泳動用電気化学検出器。 - 【請求項2】 少なくとも一方の絶縁性基板にキャピラ
リー流路を、他方の絶縁性基板に作用電極、参照電極、
対向電極からなる電気化学セルを形成した2枚の絶縁性
基板を貼り合わせて構成され、前記キャピラリー流路の
一部に導電体が形成され、前記導電性が電気化学セルの
上流と下流を含む範囲まで形成されていることを特徴と
する請求項1記載のキャピラリー電気泳動用電気化学検
出器。 - 【請求項3】 少なくとも一方の絶縁性基板にキャピラ
リー流路を、他方の絶縁性基板に作用電極、参照電極、
対向電極からなる電気化学セルを形成した2枚の絶縁性
基板を貼り合わせて構成され、作用電極、参照電極、対
向電極からなる電気化学セル の上流と下流に導電体が
挿入され、両者が流路外で電気的に接続されていること
を特徴とする請求項1記載のキャピラリー電気泳動用電
気化学検出器。 - 【請求項4】 前記キャピラリー流路を横切ってサンプ
ル導入用キャピラリー流路が形成されており、前記キャ
ピラリー流路及びサンプル導入用キャピラリー通路は溶
液を装入するための溶液溜が接続していることを特徴と
する請求項1から3記載のいずれかの キャピラリー電
気泳動用電気化学検出器。 - 【請求項5】 一方の絶縁性基板にフォトリソグラフィ
とエッチング法により微小径のキャピラリー流路を形成
する工程、他方の絶縁性基板に作用電極、参照電極、対
向電極とそれらの電極を挟み込むように2つの導電体を
前記キャピラリー流路に挿入し、それらをキャピラリー
流路外で電気的に接続する工程、両者を貼り合わせる工
程を含むことを特徴とするキャピラリー電気泳動用電気
化学検出器の製造方法。 - 【請求項6】 一方の絶縁性基板にフォトリソグラフィ
とエッチング法により微小径のキャピラリー流路を形成
する工程、前記キャピラリー 流路の底面に導電性薄膜
を形成する工程、他方の絶縁性基板に作用電極、参照電
極、対向電極を形成する工程、両者を貼り合わせる工程
を含むことを特徴とするキャピラリー電気泳動用電気化
学検出器の製造方法。 - 【請求項7】 請求項5において、前記作用電極、参照
電極、対向電極とそれらの電極を挟み込む電気的に接続
された前記2つの導電体をフォトリソグラフィ法により
一度に形成することを特徴とするキャピラリー電気泳動
用電気化学検出器の製造方法。
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