JP3508898B2 - 光ソリトン通信伝送路 - Google Patents

光ソリトン通信伝送路

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JP3508898B2
JP3508898B2 JP19814496A JP19814496A JP3508898B2 JP 3508898 B2 JP3508898 B2 JP 3508898B2 JP 19814496 A JP19814496 A JP 19814496A JP 19814496 A JP19814496 A JP 19814496A JP 3508898 B2 JP3508898 B2 JP 3508898B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ファイバを用いた
光ソリトン通信伝送路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、超高速・長距離通信を可能と
する光通信システムとして光ソリトン通信システムが知
られている。図7は従来より知られている光ソリトン通
信システムの概略構成を示す図であり、この図におい
て、1は光ソリトン送信装置、2は伝送用光ファイバ、
3は光増幅器、4は光ソリトン受信装置である。光ソリ
トン送信装置1は光ソリトンを発生する光源と、その光
ソリトンを送信しようとするディジタル信号で変調する
ための変調器と、変調を加えられた複数の光ソリトンパ
ルス列をそれぞれ適宜遅延させて時間軸上で多重して光
ソリトンパルスを出力する時分割多重装置から構成され
ている。
【0003】光ソリトン送信装置1より出力された光ソ
リトンパルスは伝送用光ファイバ2に入射される。伝送
用光ファイバ2には、波長分散値(以下、分散値と記
す)が光ソリトンの中心波長であり、異常分散となる分
散シフトファイバが用いられる。伝送用光ファイバ2に
は光損失があるので、光増幅器3で光ソリトンパルスの
増幅を行い、光損失の補償を行うようにしている。複数
の伝送用光ファイバ2と光増幅器3を伝搬した光ソリト
ンパルスは光ソリトン受信装置4で受信される。
【0004】ところで、光ソリトン送信装置1及び光増
幅器3から伝送用光ファイバ2へ入射される光ソリトン
パルスのピークパワーは、伝送用光ファイバ2の分散値
に依存する。したがって、光ソリトンパルスのピークパ
ワーの各光増幅器3間の平均値Pが以下の(1)式を満
たすように光増幅器3の出力を設定する必要がある。
【数1】
【0005】なお、上記(1)式において、λ,A
eff ,D,c,n2 ,τはそれぞれ光パルスの中心波
長、光ファイバの有効断面積、光ファイバの分散値、真
空中の光速、光ファイバの非線形屈折率、光パルスの半
値全幅である。また、各光増幅器3間の伝送用光ファイ
バ2の長さLa (即ち中継間隔)は、以下の(2)式に
よって定義されるソリトン周期ZSPに対して、La <Z
SPとなるように設定される。
【数2】
【0006】図8は複数の伝送用光ファイバ2および複
数の光増幅器3から構成される光ソリトンパルス伝送路
の分散値の分布例を示す図であるである。光ソリトンを
伝送するには、伝送路を構成する各光ファイバの分散値
が一定であることが望ましいが、実際にはファイバ製造
技術や製造コストの面から実現困難である。したがっ
て、伝送路を構成する各光ファイバの分散値はある程度
の幅をもっており、図7に示される構成の光ソリトン通
信システムでは、図8に示されるように、中継区間ごと
に様々な分散値を持つ光ファイバがランダムに接統され
た光ソリトン通信伝送路を用いているということができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の光ソリトン通信
システムでは、上述した様々な分散値を持つ光ファイバ
の接続方法に注意を払わず、各中継区間ごとに光ファイ
バの分散値で決められる光ソリトンのパワーで伝送を行
うか、あるいは光ファイバ全体での分散値の平均で決め
られる光ソリトンのパワーで伝送を行っていた。
【0008】このため光ソリトンが光ソリトン通信伝送
路を長距離伝搬すると、非ソリトン成分の発生、光ファ
イバの3次分散、非線形光学効果、光増幅器の光雑音、
および光ソリトンの相互作用等によりパルス幅が広が
り、光ソリトン受信装置4での光ソリトンパルスの検出
が不可能になることがあるという問題があった。本発明
は、光ソリトン伝送におけるパルス劣化を防止し、通信
品質を向上させることができる光ソリトン通信伝送路を
堤供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の光ソリト
ン通信伝送路は、複数の伝送用光ファイバと中継区間毎
に前記伝送用光ファイバ間に介挿されて前記伝送用光フ
ァイバによる損失を補償する少なくとも1つの光増幅器
から構成され、光ソリトンを用いて光信号を送信する光
送信装置と前記光信号を受信する光受信装置とを接続
し、前記光送信装置から送信される前記光信号を前記光
受信装置へ伝送する、前記光送信装置から前記光受信装
置までの伝送距離がソリトン周期よりも長い距離の光ソ
リトン通信伝送路であり、前記各中継区間内の前記伝送
用光ファイバに短尺かつ波長分数値の異なる分散補償用
光ファイバを付加し、各中継区間内の前記伝送用光ファ
イバおよび前記分散補償用光ファイバの平均の波長分散
値が異常分散であって、かつ各中継区間毎の平均の波長
分散値が前記光送信装置から前記光受信装置に近付くに
つれて減少するよう構成されることを特徴としている。
【0010】
【0011】請求項記載の光ソリトン通信伝送路は、
前記光送信装置から前記光受信装置に向かって前記各中
継区間内の光ファイバの波長分散値の平均値が少なくと
も1回増加し、かつ中継区間よりも長い区間での光ファ
イバの波長分散値の平均値が前記光送信装置から前記光
受信装置に近付くにつれて減少するよう構成されること
を特徴とする。基本的に、本発明による光ソリトン通信
伝送路は、異常分散で分散値の大なる光ファイバから分
散値の小なる光ファイバヘ順番に接続することにより、
伝送路を構成する光ファイバの分散値がソリトン周期よ
りも長い範囲で減少するよう構成されることを特徴とし
ている。
【0012】
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】まず、本発明の基礎をなす原理に
ついて説明する。光ソリトン通信伝送路を構成する光フ
ァイバの分散値(波長分散値)がソリトン周期よりも長
い周期で変動している場合、ソリトン周期当たりの光フ
ァイバの分散値の変動量△Dが分散値Dに対して△D<
Dならば光ソリトンのエネルギーεは変化せずに、光ソ
リトンのピークパワーPおよびパルス幅τが変化する
(断熱変化、Adiabatic Change)。即ち、以下の(3)
式で表される関係が成立する。
【数3】
【0015】(1),(3)式より、光ソリトンのエネ
ルギーεとパルス幅τと光ファイバの分散値Dの関係
は、以下の(4)式で表される。
【数4】 上述したことから、光ソリトン送信装置(光送信装置)
から光ソリトン受信装置(光受信装置)に向かって分散
値が減少している光ファイバ中を光ソリトンパルスが伝
搬すると、分散値の減少量に応じて光ソリトンのパルス
幅が減少することが分かる。したがって、この効果を利
用すれば、非ソリトン成分の発生、ファイバの3次分
散、および他の非線形光学効果等によるパルス幅の広が
りを防止する光ソリトン通信伝送路を構成できるのであ
る。以下、上述した原理に基づいた本発明の各実施形態
について説明する。
【0016】[第1の実施形態]図1は本発明の第1の
実施形態による光ソリトン通信伝送路を用いた光ソリト
ン通信システムの構成を示すブロック図であり、この図
に示すシステムが従来のものと異なる点は、光ソリトン
通信伝送路の構成のみである。本実施形態における光ソ
リトン通信伝送路は、従来のものと比較して、複数の伝
送用光ファイバ2を光増幅3を介して接続してなる点に
おいて似ているが、伝送用光ファイバ2をどのような順
序で接続(配置)して伝送路を構成するかが異なってい
る。
【0017】図2は光ソリトン通信伝送路を構成する各
伝送用光ファイバ2の分散値の伝送距離に対する分布例
を表した図であり、この図から明らかなように、伝送距
離が長くなるにつれて異常分散で分散値の大きい伝送用
光ファイバ2から分散値の小さい伝送用光ファイバ2へ
順に接続されている。図2に示されるような分散値分布
で各伝送用光ファイバ2が接続されていると、ソリトン
周期よりも長い範囲で光ファイバの分散値が減少し、且
つソリトン周期当たりの分散値の変化量△Dが分散値D
に比較して少ないため、光ソリトンが光ファイバを伝搬
するにつれてパルス幅が狭くなる。
【0018】例えば、伝送速度10Gbit/sの光ソ
リトン通信システムの場合、パルス幅を20ps、最初
の中継区間でのファイバの分散値の平均値を0.4ps
/nm/kmとすると、ソリトン周期は約400kmと
なる。さらに、全伝送距離を2000km、最後の中継
区間のファイバの分散値の平均値を0.2ps/nm/
kmとすると、ソリトン周期よりも長い範囲で光ファイ
バの分散値が減少し、且つソリトン周期当たりの分散値
の変化量△Dが分散値Dに比較して少なくなり、光ソリ
トンが伝搬するにつれてパルス幅が狭くなる。
【0019】そして、上述した効果、すなわち、伝送用
光ファイバの分散値が順次少しずつ減少していくことに
よってパルス幅が狭まる効果によって、光ファイバの3
次分散や他の非線形光学効果等によるパルス幅の広がり
を防ぐことができ、パルス幅を一定としたままでの長距
離伝搬が可能となる。このことから明らかなように、従
来の光ソリトン通信伝送路に比較して、光ファイバの3
次分散や他の非線形光学効果等によるパルス幅の拡大の
影響を受けず、長距離の伝搬特性を改善することができ
る。
【0020】[第2の実施形態]図3は本発明の第2の
実施形態による光ソリトン通信伝送路を用いた光ソリト
ン通信システムの構成を示すブロック図であり、この図
に示すシステムが従来のものと異なる点は、光ソリトン
通信伝送路の構成のみである。図3の光ソリトン通信伝
送路は、各中継区間の伝送路を伝送用光ファイバ2と分
散補償用光ファイバ5とを接続して構成している。上記
分散補償用光ファイバ5としては、短尺かつ分散値が高
い光ファイバが使用される。
【0021】分散補償用光ファイバ5の分散値と長さ
は、伝送用光ファイバ2と分散補償用光ファイバ5の分
散値の平均値、すなわち中継区間毎の光ファイバの分散
の平均値Dave が、光ソリトン送信装置1から光ソリト
ン受信装置4に向かって順次小さくなるよう調整されて
いる。なお、中継区間毎の光ファイバの分散の平均値D
ave は、伝送用光ファイバ2の長さをL、分散値をD、
分散補償用光ファイバ5の長さをLc、分散値をDcとす
ると、以下の(5)式で表される。
【数5】
【0022】図4は、本実施形態による光ソリトン通信
伝送路の分散値の分布例を示す図である。この図におい
て、各伝送用光ファイバ2の分散値の変化はランダムで
あり伝送距離に依存しないが、各分散補償用光ファイバ
5の分散値と長さが伝送距離および対応する伝送用光フ
ァイバ2に対応して調節されており、各中継器間の光フ
ァイバの分散の平均値は、伝送距離が長くなるにつれて
小さくなっている。
【0023】光ソリトン通信伝送路を構成する光ファイ
バの分散値がソリトン周期よりも短い周期で変動してい
る場合、光ソリトンは分散変動の効果を無視できるた
め、対象区間での分散の平均値で決まる光ソリトンのパ
ワーでソリトン伝送を行うことができる。第2の実施形
態による光ソリトン通信伝送路では、各中継器間の伝送
用光ファイバ2と分散補償用光ファイバ5との分散変動
は、ソリトン周期よりも短い範囲での変動であるので、
分散変動の光ソリトンに対する影響を無視することが可
能となり、各中継区間における分散値はDave 一定とみ
なすことができる (参考文献:[1]M.Nakazawa and H.Kubota, "Optica
l soliton communication in a positively and negati
vely dispersion-allocated optical fibre transmissi
on line", Electron.Lett., Vol.31, pp.216-217, 199
5. [2]M.Nakazawa and H.Kubota, "Construction of a
Dispersion-Allocated Soliton Transmission Line Usi
ng Conventional Dispersion-Shifted NonsolitonFiber
s", Jpn.J.Appl.Phys., Vol.34, pp.L681-683, 199
5.)。
【0024】さらに、前述したように、光ソリトン通信
伝送路全体では、各中継区間の光ファイバの分散値は光
ソリトン送信装置1から光ソリトン受信装置4へ向かっ
て順次小さくなっている。この変化は、ソリトン周期よ
りも長い範囲での変化であるので、第1の実施形態によ
る光ソリトン通信伝送路と同一の効果が生じ、分散値の
減少に応じてパルス幅が狭くなる。
【0025】例えば、伝送速度10Gbit/sのソリ
トン伝送システムの場合、パルス幅を20ps、最初の
中継区間での伝送用光ファイバ2の分散値を0.45p
s/nm/kmで長さが50km、分散補償用光ファイ
バ5の分散値を−2.1ps/km/nmで長さが1k
mとすると、Dave は0.4ps/nm/kmとなり、
ソリトン周期は約400kmとなる。分散補償光ファイ
バ5の長さは1kmであり、ソリトン周期よりも短い範
囲での変動であるので、分散変動のソリトンに対する影
響は無視できる。また、全伝送距離が2000kmで、
最後の中継区間のDave が0.2ps/nm/kmとす
ると、ソリトン周期よりも長い範囲で光ファイバの分散
値が減少し、且つソリトン周期当たりの分散の変化量△
Dが分散値Dに比較して少ないため、光ソリトンが伝搬
するにつれてパルス幅が狭くなる。
【0026】そして、ソリトンに影響する範囲で光ファ
イバの分散値が順次少しずつ減少していくことによって
パルス幅が狭まる効果によって、光ファイバの3次分散
や他の非線形光学効果等によるパルス幅の広がりを防ぐ
ことができ、パルス幅を一定としたままでの長距離伝搬
が可能となる。第2の実施形態によれば、伝送用光ファ
イバ2として適切な分散値を有する光ファイバを選択で
きない場合や伝送用光ファイバ2が既に敷設(接続)さ
れており接続順序を変更できないような場合でも、パル
ス幅を一定としたままでの長距離伝搬が可能となる。す
なわち、既に敷設(接続)された伝送用光ファイバ2の
接続順序を変更することなく、第1の実施形態による光
ソリトン通信伝送路と同等の効果が得られる。
【0027】[第3の実施形態]図5は本発明の第3の
実施形態による光ソリトン通信伝送路を用いた光ソリト
ン通信システムの構成を示すブロック図であり、この図
に示すシステムが第1の実施形態によるものと異なる点
は、光ソリトン通信伝送路の構成のみである。図6は、
伝送用光ファイバ2の分散値の分布例を示す図である。
この図において、実線が中継区間での伝送用光ファイバ
の分散値の平均値を、破線が中継間隔よりも長い区間で
の光ファイバの分散値の平均値を示している。
【0028】図6から明かなように、第3の実施形態に
よる光ソリトン通信伝送路が第1の実施形態によるもの
と異なる点は、伝送路中に、各中継区間の伝送用光ファ
イバの分散値の平均値が増加している接続点が数カ所存
在することである。ただし、中継間隔よりも長い区間で
の光ファイバの分散値の平均値が異常分散で、かつ光ソ
リトン送信装置1から光ソリトン受信装置4へ向かって
減少するよう各伝送用光ファイバ2が接続されている。
【0029】このように、分散値の小さい伝送用光ファ
イバ2に後続して分散値の大きい伝送用光ファイバ2を
接続しても、各伝送用光ファイバ2の長さ(中継間隔)
がソリトン周期よりも短ければ、第2の実施形態による
ものと同様に、各伝送用光ファイバ2の分散値の違いに
よる光ソリトンに対する影響を無視することができる。
また、中継間隔(光増幅器間隔)よりも長い区間での光
ファイバの分散値の平均値が減少するよう各伝送用光フ
ァイバ2を接続することで、ソリトン周期よりも長い区
間では分散値が減少し、且つソリトン周期当たりの分散
値の変化量△Dが分散値Dに比較して少ないため、第1
の実施形態によるものと同一の効果により、光ソリトン
が光ファイバを伝搬するにつれてパルス幅が狭くなる。
【0030】例えば、伝送速度10Gbit/s、全伝
送距離が2000kmの光ソリトン通信システムの場
合、パルス幅が20ps、最初の中継区間でのファイバ
の分散値の平均が0.4ps/nm/kmとすると、ソ
リトン周期は約400kmとなる。中継間隔が50km
であるとすると、中継点にて分散値の小なる光ファイバ
から分散値の大なる光ファイバへ接続しても、各ファイ
バの長さは中継間隔である50kmであり、ソリトン周
期より短いので、光ソリトンに対する分散変動の影響を
無視することができる。
【0031】また、最終中継区間でのファイバの分散値
を0.2ps/nm/kmとすると、ソリトン周期より
も長い区間での分散値変動が減少を示しており、且つソ
リトン周期当たりの分散値の変化量△Dが分散値Dに比
較して少ないため、光ソリトンが伝搬するにつれてパル
ス幅が狭くなる。
【0032】そして、ソリトンに影響する範囲で光ファ
イバの分散値が順次少しずつ減少していくことによって
パルス幅が狭まる効果によって、光ファイバの3次分散
や他の非線形光学効果等によるパルス幅の広がりを防ぐ
ことができ、パルス幅を一定としたままでの長距離伝搬
が可能となる。すなわち、第3の実施形態によれば、隣
接するいくつかの中継区間において、伝送距離が大とな
るにつれて分散値が増加するよう各光ファイバ2を接続
する箇所が存在しても、十分な効果を得ることができ
る。
【0033】次に、上記と同様に、光ソリトン伝送にお
けるパルス劣化を防止し、通信品質を向上させることが
できる光ソリトン通信伝送路を堤供することを目的とす
る他の発明について説明する。
【0034】光ファイバ中を伝搬する光は光ファイバの
もつ群速度分散という効果により波形が歪む。従来は、
この群速度分散は光の波長によって大きさが変化するの
で、通信には群速度分散がゼロとなる波長の光が通常用
いられていた。通常の光ファイバではこの波長は1.3
μm帯に存在するため、まず波長1.3μm帯の信号光
を用いる方法が用いられた。しかし、この波長帯では伝
搬に伴う光の減衰が大きいため、長距離の通信には適し
ていなかった。
【0035】そこで、減衰が最小となる波長1.5μm
帯の信号光を用いることができるように光ファイバの構
造を工夫することが行われた。さらに、波長1.5μm
帯にはエルビウム添加光ファイバ増幅器という特性のよ
い光増幅器が存在するため、波長1.5μm帯は光ファ
イバを用いた光通信に適している。波長1.5μm帯に
おいて群速度分散がゼロとなるように構造を工夫した光
ファイバは、分散シフトファイバとよばれ、特性は優れ
ているが、構造が複雑であるため高価になる。
【0036】光ソリトンを伝送させるためにも、光ファ
イバとしては今まで一様な分散シフトファイバを使用し
ていた。さらに群速度分散の大きさはわずかに(数ピコ
秒/km/nm以下)異常分散に設定し、また、群速度
分散の大きさを一定にそろえる必要があるため高価でか
つファイバ製造の歩留まりはよくなかった。
【0037】波長1.5μmの光による光ソリトンを
1.3μmにゼロ分散を持つSM(単一モード)光ファ
イバの中を伝搬させることも不可能ではないが、そのた
めには分散シフトファイバを用いた場合に比べて10な
いし100倍以上の強度をもつ光を使用する必要があ
り、実用的ではなかった。
【0038】光ソリトンを使用しない通常の光通信方式
では、伝送線路として1.3μm帯で群速度分散がゼロ
となる安価なSM光ファイバを用いつつ、信号光の波長
を減衰の少ない1.5μm帯を用いるために分散補償器
によって群速度分散を1.5μm帯において完全にゼロ
となるように調整する方法が提案されている。しかし、
大きな群速度分散を持つ通常の光ファイバを伝搬したと
きには大きな波形歪みが残り、分散シフトファイバを使
用した場合に比べて特性は悪かった。
【0039】信号光として光ソリトンを用いることで長
距離・大容量の光通信システムが実現可能となる。この
光ソリトン通信の伝送においても1.3μm帯で群速度
分散がゼロとなる安価なSM光ファイバを用いつつ、信
号光の波長を減衰の少ない1.5μm帯を用いる方法が
優れているが、このとき17ないし20数ピコ秒/km
/nmと大きな異常分散が問題となる。
【0040】以下に示す発明による光ソリトン通信伝送
路は、大きな異常分散を正常分散を持つ分散補償器によ
り補償するが、伝送路全体としてはわずかに異常分散を
残すように構成する。わずかに異常分散を残しているこ
とによりソリトンを発生させ伝搬させることができる。
ソリトンを用いているため、ソリトンを用いない通常の
光通信方式に比べて伝送容量・伝送距離などを飛躍的に
拡大することができる。
【0041】この発明を用いることにより、光ソリトン
通信に安価なSM光ファイバを用いることができるた
め、建設コスト・保守コストを低減でき、経済的・実用
的な光通信が実現できる。また、SM光ファイバは60
0Mb/sの光通信用光ケーブルとしてすでに広く布設
されているが、これらの光ケーブルに本方法を適用する
ことにより、10Gb/s以上への伝送容量の拡大が可
能となり、中継増幅器も安価で高性能なエルビウム添加
光ファイバ増幅器を用いることができるため、通信コス
トの低減を図ることができる。
【0042】以下この発明の実施形態を図面を用いて詳
細に説明する。
【0043】[実施形態A]図9は本発明を用いた光ソ
リトン通信伝送路の構成例である。本実施形態では分散
補償器としては正常分散を持つ光ファイバを接続してい
る。本図に於いて、符号F1は、波長1.5μ帯におい
て異常分散特性を持つ光ファイバ、F2は波長1.5μ
帯において正常分散特性を持つ光ファイバ、Z1は異常
分散特性を持つ光ファイバF1の長さ、Z2は正常分散特
性を持つ光ファイバF2の長さである。また、D1を異常
分散特性を持つ光ファイバF1の分散値、D2を正常分散
特性を持つ光ファイバF2の分散値とすると、平均の群
速度分散値Da
【0044】 Da=(Z1×D1+Z2×D2)/(Z1+Z2
【0045】で表される。光ファイバF1を波長1.3
μm帯にゼロ分散波長が存在する通常の単一モード光フ
ァイバで構成した場合、波長1.5μ帯における分散値
1の値はおよそ、D1=17ps/km/nm(異常分
散)であるので、分散値D,長さZの値を、たとえば、
1=50km、D2=−83ps/km/nm (正常
分散)、Z2=10kmとすれば、Da=0.33ps/
km/nm (異常分散)とすることができる。
【0046】平均の群速度分散値Daをおおむね0.5
ps/km/nm以内とすることにより長距離のソリト
ン伝送が可能となる。また、この場合、分散値D1の値
は17ps/km/nm以上と大きいのであるが、平均
の分散値Daと釣り合うような光強度を使用すればよい
ため、数ミリワットという実用的な光強度で通信を行う
ことができる。
【0047】[実施形態B]図10は本発明を用いた光
ソリトン通信伝送路の他の構成例である。本実施形態で
は分散補償器として光ファイバグレーティングを用いた
分散補償器を接続している。分散補償器としてはこのほ
かにプリズム対、GT干渉計、回折格子対などが使用で
きる。動作としては図9と同じであるが、図9の場合と
比較して有効な伝搬距離を延長できるという利点があ
る。すなわち、図9においては伝送に用いるケーブルは
50kmであり、分散の補償に10kmを割かなくては
ならない。しかし、本実施形態においては分散補償器の
大きさは、たとえば光ファイバグレーティングを用いた
場合10cm程度で十分であり、分散補償のために長尺
の光ファイバ中を伝搬させる必要がない。
【0048】図10に於いて、符号F1は異常分散特性
を持つ光ファイバ、Z1は異常分散特性を持つ光ファイ
バの長さ、Bは分散補償器である。また、D1を異常分
散特性を持つ光ファイバF1の分散値、Dcを分散補償器
Bの分散補償量としたとき、平均の群速度分散値Da
【0049】Da=(Z1×D1+Dc)/Z1
【0050】で表される。実施形態Aと同じ条件では分
散値D1の値はおおよそ、D1=17ps/km/nm
(異常分散)であるので、長さZ1,分散補償量Dcの値
として、たとえば、Z1=60km、Dc=−1000p
s/nm(正常分散)ととれば、Da=0.33 ps
/km/nm(異常分散)とすることができる。
【0051】図11は本発明によるソリトン多中継伝送
の構成例である。本図に於いて、符号10は送信装置、
20a〜20eは光ファイバケーブル、30a〜30d
は光中継増幅器、40は受信装置である。
【0052】送信装置10によって光ソリトン信号を作
り出し、伝送線路を形成する光ファイバケーブル20a
に導き伝送する。送信装置10は光源(ファイバレーザ
または半導体レーザなど)、符号化をするための変調
器、光信号を増幅するための光増幅器等より構成され
る。光ファイバケーブル20a〜20eは図9に示した
ように1.3μ帯に分散がゼロとなる波長の存在する通
常の光ファイバである。光中継増幅器30a〜30dの
一構成要素として分散補償を行うための光ファイバ32
a〜32dを用いている(実施形態Aに対応)。模式的
に、正常分散を持つ分散補償ファイバを細い実線で示し
ている。光中継増幅器30a〜30dの構成要素である
分散補償器は実施形態Bのようなものでもよい。この伝
送路での信号の減衰を光中継増幅器30a〜30dの構
成要素である光増幅器(たとえばエルビウム添加光ファ
イバ増幅器;EDFA)31a〜31dによって増幅し
元の信号強度を回復させた後さらに光ファイバケーブル
20b〜20eと光ファイバ中を伝搬させ、最終的に受
信装置40によって信号を復元する。受信装置40は光
フィルタ、光増幅器、フォトダイオード、電気の増幅器
などより構成される。
【0053】図12は本発明の効果を計算機解析によっ
て示した図であり、実施形態Aの方法と、比較のため従
来法の一つであるNRZ方式(非ゼロ復帰方式)を用い
た場合の伝送可能距離を示している。横軸のデータを誤
りなく伝えることができる伝送可能距離である。縦軸は
受信装置40における信号識別のタイミングであり、縦
に広がっているほどタイミングの揺らぎに対する耐性が
強いことを示している。入射強度を変化させ、4種類の
強度の場合について計算している。図中の各実線が各々
の入力信号強度に対応し、各々の信号の平均強度(パワ
ー)は図中に示したとおりである。
【0054】計算条件は次の通りである。
【0055】伝送容量は10Gbit/sであり、伝送
可能距離は符号誤り率が10-11となる距離を採用して
いる。光中継増幅器の間隔50kmであり、雑音指数は
7dBとした。波長1.55μmにおけるSMファイバ
の群速度分散の値は17ps/km/nmとし、分散補
償のための光ファイバは波長1.5μmにおける群速度
分散の値が84.2ps/km/nmであるものを10
km使用する。
【0056】本発明によれば元来600Mb/sの伝送
用に設計されたSM光ファイバを16倍の10Gb/s
の伝送速度に用いることが出来さらにその伝送容量にお
いて5000km程度以上の伝送が可能であるが、本発
明を用いない場合には1000km程度までしか伝送で
きないことがわかる。
【0057】図13は本発明の効果を計算機解析によっ
て示した図であり、実施形態Bの方法に相当する場合の
伝送可能距離を示している。本方法によれば長さ10k
mの分散補償用ファイバを使用しなくてもすむため、よ
りコンパクトな装置の構成が可能となる。重要なことと
して本例では局所的に大きな分散補償を行っているが、
伝送特性は劣化しないことがわかる。
【0058】図12、図13では中継間隔を50km,
60kmとしているが、このような分散補償ソリトンを
用いると中継間隔が拡大できる点も大きな特徴である。
すなわち、総伝送距離を3000km程度に短くするこ
とにより、100km程度まで中継間隔を延長すること
が可能である。
【0059】図9〜図13を参照して説明したように、
この発明を用いることにより、光ソリトン通信に安価な
SM光ファイバを用いることができるため、建設コスト
・保守コストを低減でき、経済的・実用的な光通信が実
現できる。また、600Mb/sの光通信用光ケーブル
としてすでに広く布設されているSM光ファイバを用い
て10Gb/s以上の大容量通信可能となり、かつ中継
増幅器も安価で高性能なエルビウム添加光ファイバ増幅
器を用いることができるため、通信コストの低減を図る
ことができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、講求項1または2
記載の光ソリトン通信伝送路によれば、光ファイバの
波長分散値を徐々に減少させることによる光ソリトンの
パルス幅の減少作用を利用し、様々な原因によるパルス
の劣化を防止し、光ソリトンの長距離伝搬を安定して実
現することができるという第1の効果を奏する。
【0061】また、請求項記載の光ソリトン通信伝送
路によれば、伝送用光ファイバの波長分散値が任意の値
でも第1の効果を得られるため、従来の光ソリトン通信
伝送路を、接続順序を変えることなくそのまま使用する
ことができるという第2の効果を奏する。
【0062】さらに、請求項記載の光ソリトン通信伝
送路によれば、伝送用光ファイバの波長分散値が増加す
るように接続された箇所が存在しても第1の効果を得ら
れるため、ソリトン伝送路の設計の自由度が向上すると
いう第3の効果を奏する。現在、光ソリトン通信システ
ムの超高速化および大容量化において、光ファイバの高
次分散や光ソリトンの相互作用等によるパルスの劣化が
問題となっているが、本発明によれば、このパルスの劣
化を防止し、より高速化および長距離化された光通信を
実現することができる。
【0063】
【0064】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態による光ソリトン通
信伝送路を用いたソリトン通信システムの構成を示す図
である。
【図2】 本発明の第1の実施形態による光ソリトン通
信伝送路の分散値の分布例を示す図である。
【図3】 本発明の第2の実施形態による光ソリトン通
信伝送路を用いたソリトン通信システムの構成を示す図
である。
【図4】 本発明の第2の実施形態による光ソリトン通
信伝送路の分散値の分布例を示す図である。
【図5】 本発明の第3の実施形態による光ソリトン通
信伝送路を用いたソリトン通信システムの構成を示す図
である。
【図6】 本発明の第3の実施形態による光ソリトン通
信伝送路の分散値の分布例を示す図である。
【図7】 従来の光ソリトン通信伝送路を用いたソリト
ン通信システムの構成を示す図である。
【図8】 従来の光ソリトン通信伝送路の分散値の分布
例を示す図である。
【図9】 本発明を用いた光ソリトン通信伝送路の模式
構成例を示す図である。
【図10】 本発明を用いた光ソリトン通信伝送路の模
式構成例を示す図である。
【図11】 本発明を用いたソリトン伝送装置の模式構
成例を示す図である。
【図12】 本発明を用いた場合の伝送距離延長効果
(実施形態Aに相当)を示す図であり、(a)が本発明
を用いた場合、(b)が比較のための本発明によらない
場合を示している。
【図13】 本発明を用いた場合の伝送距離延長効果
(実施形態Bに相当)を示す図である。
【符号の説明】
1…光ソリトン送信装置、2…伝送用光ファイバ、3…
光増幅器、4…光ソリトン受信装置、5…分散補償用光
ファイバ、F1…異常分散特性を持つ光ファイバ、F2
正常分散特性を持つ光ファイバ、Z1…異常分散特性を
持つ光ファイバの長さ、Z2…正常分散特性を持つ光フ
ァイバの長さ、B…分散補償器、10…送信装置、20
a,20b,20c,20e…光ファイバケーブル、3
0a,30b,30c,30d…光中継増幅器、31
a,31b,31c,31d…光増幅器、32a,32
b,32c,32d…光ファイバ、40…受信装置。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−335619(JP,A) 特開 平6−110094(JP,A) 特開 平8−146472(JP,A) 特開 平6−18943(JP,A) 特開 平5−344075(JP,A) S.CHI,et.al.,CONC ATENATED SOLITON F IBER LINK,ELECTRON ICS LETTERS,1991年 1月 31日,Vol.27,No.3,pp. 237,238 M.NAKAZAWA,et.a l.,Optical soliton communication in a positively and n egatively despersi on−allocated optic al fiber tran,ELEC TRONICS LETTERS,1995 年 2月 2日,Vol.31,No. 3,pp.216,217 A.HASEGAWA,et.a l.,Guiding−center soliton in fibers with periodically varying dinpersio n,OPTICS LETTERS, 1991年,Vol.16,No.18,pp. 1385−1387 W.FORYSIAK,et.a l.,Average soliton propagation in pe riodically amplifi ed systems with st epwise dispersionp rofiled fiber,OPTI CS LETTERS,1994年,Vo l.19,No.3,pp.174−176 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/35 H04B 10/02 H04B 10/18 JICSTファイル(JOIS)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の伝送用光ファイバと中継区間毎に
    前記伝送用光ファイバ間に介挿されて前記伝送用光ファ
    イバによる損失を補償する少なくとも1つの光増幅器か
    ら構成され、光ソリトンを用いて光信号を送信する光送
    信装置と前記光信号を受信する光受信装置とを接続し、
    前記光送信装置から送信される前記光信号を前記光受信
    装置へ伝送する、前記光送信装置から前記光受信装置ま
    での伝送距離がソリトン周期よりも長い距離の光ソリト
    ン通信伝送路であり、 前記各中継区間内の前記伝送用光ファイバに短尺かつ波
    長分数値の異なる分散補償用光ファイバを付加し、各中
    継区間内の前記伝送用光ファイバおよび前記分散補償用
    光ファイバの平均の波長分散値が異常分散であって、か
    つ各中継区間毎の平均の波長分散値が 前記光送信装置か
    ら前記光受信装置に近付くにつれて減少するよう構成さ
    れることを特徴とする光ソリトン通信伝送路。
  2. 【請求項2】 前記光送信装置から前記光受信装置に向
    かって前記各中継区間内の光ファイバの波長分散値の平
    均値が少なくとも1回増加し、かつ中継区間よりも長い
    区間での光ファイバの波長分散値の平均値が前記光送信
    装置から前記光受信装置に近付くにつれて減少するよう
    構成されることを特徴とする請求項1記載の光ソリトン
    通信伝送路。
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A.HASEGAWA,et.al.,Guiding−center soliton in fibers with periodically varying dinpersion,OPTICS LETTERS,1991年,Vol.16,No.18,pp.1385−1387
M.NAKAZAWA,et.al.,Optical soliton communication in a positively and negatively despersion−allocated optical fiber tran,ELECTRONICS LETTERS,1995年 2月 2日,Vol.31,No.3,pp.216,217
S.CHI,et.al.,CONCATENATED SOLITON FIBER LINK,ELECTRONICS LETTERS,1991年 1月31日,Vol.27,No.3,pp.237,238
W.FORYSIAK,et.al.,Average soliton propagation in periodically amplified systems with stepwise dispersionprofiled fiber,OPTICS LETTERS,1994年,Vol.19,No.3,pp.174−176

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