JPH0923187A - 光伝送システム - Google Patents
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- JPH0923187A JPH0923187A JP7173114A JP17311495A JPH0923187A JP H0923187 A JPH0923187 A JP H0923187A JP 7173114 A JP7173114 A JP 7173114A JP 17311495 A JP17311495 A JP 17311495A JP H0923187 A JPH0923187 A JP H0923187A
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Abstract
送システムに関し、光ファイバ伝送路の1次分散と2次
分散とを補償して長距離伝送を可能とする。 【構成】 送信部6と受信部7との間の光ファイバ伝送
路1の1次分散と逆符号の1次分散を有し、且つ光ファ
イバ伝送路1の2次分散と逆符号の2次分散を有し、光
ファイバ伝送路1の累積分散値を補償する分散補償2を
設ける。又分散補償器2を、光ファイバ伝送路1の主と
して1次分散を補償する第1分散補償器3と、光ファイ
バ伝送路1の主として2次分散を補償する第2分散補償
器4とにより構成することができる。
Description
散補償を行って長距離伝送を可能とする光伝送システム
に関する。光増幅器として、エルビウム(Er)添加光
ファイバ増幅器が開発され、光伝送システムへの適用が
検討されている。このような光増幅器は、中継伝送方式
の線形中継器、送信部の送信出力を増大させるブースタ
増幅器或いは受信部の受信感度を向上させる前置増幅器
等に適用することができる。特に、線形中継器として光
増幅器を用いると、再生中継器に於いて必要とする超高
速電子回路が不要となるから、構成が簡単且つ小型とな
る。
伝送路に接続した中継伝送方式に於いては、各線形中継
器で発生する雑音と、光伝送路を構成する光ファイバの
非線形効果とが累積し、伝送容量や伝送距離に制限が生
じる問題がある。即ち、最大伝送距離と光パワーレベル
ダイヤグラム及び中継器間隔等の関数として許容される
最大伝送速度が決定される。注意深く設計された光伝送
システムに於いては、例えば、5Gb/sの伝送速度
で、10000km程度の最大伝送距離が得られること
が知られている。このように、光増幅器の適用は、光パ
ワーの増大と線形中継距離の拡大とをもたらすが、光増
幅器で発生する雑音と光ファイバの波長分散及び非線形
効果の累積が新たな技術的課題となっている。
波長(周波数)に依存する現象である。高速に変調され
た光パルスは、周波数領域では広いスペクトラムを持つ
ことになり、このような光パルスが光ファイバ中を伝播
すると、光ファイバの波長分散の影響によりスペクトラ
ム中の短波長成分と長波長成分との伝播速度が相違し、
光パルスの波形が変化する。このような波長分散の影響
を軽減する為に、光ファイバの分散値がほぼ零となる波
長に光信号波長を設定すれば良いことが知られている。
ングルモードファイバ(以下SMFと略称する)が多く
敷設されており、1.3μm帯の光源を使用した光通信
システムが実用化されている。又前述のエルビウム添加
光ファイバ増幅器(以下EDFAと略称する)の増幅帯
域は、1.5μm帯であり、信号波長をこの波長帯域と
してSMFとEDFAとを組合せた光伝送システムによ
り光信号を伝送する場合、SMFは、1.55μm帯で
+18ps/nm/km程度の大きな分散を有するもの
である。従って、SMF中を数Gb/s程度以上の伝送
速度で光信号を伝送する場合に、波長分散を補償する技
術が必要となる。
於いては、EDFAの増幅光帯域の1.5μm帯に零分
散波長をシフトした分散シフトファイバ(以下DSFと
略称する)を用いられている。しかし、このような超長
距離光伝送システムに於いて、零分散波長近傍に信号波
長を設定すると、EDFA等の光増幅器から発生する自
然放出光雑音と信号光との間の非線形効果(四光波混
合)により、伝送品質を劣化させる問題がある。
の分散値を管理することにより回避できる。即ち、信号
光近傍の自然放出光雑音の光ファイバの非線形効果によ
る劣化は、光ファイバの分散値を大きくすることにより
回避でき、又分散による光パルスの波形の変化は、光パ
ルスのパワーが小さい場合には、線形に累積して影響を
受ける。
部OSと光信号受信部ORとの間の光伝送路を、分散シ
フトファイバDCFとエルビウム添加光ファイバ増幅器
EDFAとにより構成すると共に、DCFの累積分散値
と逆符号の分散値を有するSMFを分散補償器として接
続し、分散値〔ps/nm〕の曲線で示すように、平均
分散を零とする構成が知られている(例えば、文献(1)
A.Naks andS.Saito,OAA’93
SuC3−1,1993, 参照)。このような波長分散管理
の手段を設けることにより、分散による波形劣化及び四
光波混合に起因する波形劣化を改善することができる。
償器間隔は、最適間隔が存在するものである。図11は
伝送距離と分散補償器間隔との関係説明図であり、アイ
パターンペナルティを1dB、群遅延補償を100%、
光増幅器のノイズフィギュア(NF)を6dB、光ファ
イバ伝送路の分散値をパラメータとして、伝送距離〔k
m〕と分散補償器の間隔〔km〕との関係を示すもので
あり、光伝送路の分散値が、−10.0ps/nm/k
m、−1.0ps/nm/km、−0.1ps/nm/
kmの場合について示している。例えば、光ファイバ伝
送路の分散値を−1.0ps/nm/kmとすると、最
適分散補償器間隔は、500km程度であり、この場
合、9000km程度の伝送可能距離となる(例えば、
文献(2) 斉藤,信学技報 OCS94−26,1994, 参
照)。
短くても長くても伝送可能の距離は短くなる。これは、
分散補償器間隔を短くすると、分散補償器による零分散
に戻る頻度が高くなる為に、光増幅器による自然放出光
雑音と光信号との間の四光波混合に起因する伝送劣化が
顕著になり、反対に、分散補償器間隔を長くすると、光
信号の自己位相変調効果に起因する光パルスの立上り,
立下りに於ける光周波数変化(周波数チャープ)と分散
との相互作用による波形劣化が発生し、伝送品質を劣化
させることによるものである。
ングを用いた構成、光干渉計を用いた構成、光ファ
イバを用いた構成等が提案されている。この中でも光フ
ァイバを用いた分散補償器は、制御回路等が必要でな
く、受動的な動作が可能であること、使用波長帯域が他
の構成の分散補償器に比較して極めて広いこと等によっ
て、最も実用性が高いと考えられている。
長〔nm〕とし、縦軸を分散値〔ps/nm・km〕と
して示し、aは波長1300nmに於いて零分散となる
SMF、bは波長1540nmに零分散シフトを行った
DSFを示す(例えば、文献(3) S.E.Mille
r,I.P.Kaminow“OPTICAL FIB
ER TELECOMMUNICATIONS II”A
cademic Press,1988,p35参照)。この
場合、SMFもDSFも、零分散波長近傍で、ほぼ0.
08ps/nm/km程度の分散値を有するものである
が、波長毎に分散値が異なるから、波長多重伝送に於い
て問題となる。
合、DSFと分散補償器としてのSMFとにより構成
し、それぞれの分散スロープ(分散値の微分値=2次分
散値)が共に0.08ps/nm2 /km、最長波長と
最短波長との波長間隔を5nmとすると、最長波長の光
信号と最短波長の光信号との間には、 5〔nm〕×0.08〔ps/nm2 /km〕×900
0〔km〕=3600〔ps/nm〕 程度の波長分散の差が生じることになる。即ち、最長波
長と最短波長との光信号間では、累積分散値が3600
ps/nm異なることになる。
路の分散が−1ps/nm/kmの場合、9000km
程度の伝送を行う為には、最適分散補償器間隔は500
km程度であることが示されている。即ち、累積分散値
が−500ps/nmとなった位置で分散補償を行うこ
とを示している。
イバの分散スロープの影響により総ての光信号波長に対
して分散補償を行うことが不可能である。例えば、前述
の場合のように、最長波長に対して分散補償を最適化す
ると、その最長波長の光信号に対しては完全に分散補償
が可能であっても、最短波長の光信号に対しては360
0ps/nm程度の累積分散が発生することになり、伝
送距離を長くすることができない。
横軸を距離〔km〕、縦軸を分散値〔ps/nm〕と
し、伝送距離5000kmの光伝送システムに於いて1
000km毎に分散補償を行った場合を示し、DSFに
よる光ファイバ伝送路の分散値(1次分散値)を−2p
s/nm/km、DSFの分散スロープ(2次分散値)
を0.07ps/nm2 /km、SMFによる分散補償
器の分散値(1次分散値)を+18ps/nm/km、
分散スロープ(2次分散値)を0.07ps/nm2 /
kmとした場合の例を示している。
線で示すように、900kmのDSFの累積分散値(9
00km×−2ps/nm/km=−1800ps/n
m)を100kmのSMFの累積分散値(100km×
18ps/nm/km=1800ps/nm)によって
補償し、合計で1区間1000km毎に分散値を零とす
ることができるが、5nm離れた波長(Δλ=−5n
m)に対しては、実線で示すように、分散スロープの影
響によって5000km先の受信器端では−1750p
s/nmの分散補償誤差(−5nm×0.07ps/n
m2 /km×5000km−1750ps/nm)が生
じることが判る。
小さくする為に、波長間隔を狭くすることが考えられる
が、波長間隔を狭くすると、光信号間での四光波混合等
が顕著となって、伝送特性が劣化する問題が生じる。
分散補償を行う提案されている。例えば、図14に示す
ように、信号光源531 〜535 からの波長λ1 〜λ5
の光信号は、光ファイバ521 〜525 からなる分散補
償器52を介して合波器54により合波され、波長多重
光信号として光ファイバ伝送路51により伝送され、分
波器55により波長λ1 〜λ5 に分波され、それぞれ光
検出器561 〜565により検出される。即ち、光信号
の送信側に於いて、波長λ1 〜λ5 対応に光ファイバ5
21 〜525 により分散補償を行う場合を示す(例え
ば、文献(5) 特開昭62−18131号公報参照)。
波器61により波長対応に分波し、波長対応のアレイ導
波路型光遅延線63により累積分散値が零となるように
補償し、アレイ導波路型合波器62により合波して送出
する構成が知られている(例えば、文献(6) 特開平5−
346515号公報参照)。
説明図であり、図14に於ける光信号の送信側のよう
に、予め分散補償を施す場合を示す。この場合、図13
と同様に、設計波長(Δλ=0nm)に於いて1000
km毎に累積分散値を零とするように分散補償するもの
であるが、設計波長から5nm離れた波長(Δλ=5n
m)に対しては、送信部で予め1750ps/nm分の
分散補償を与えている。その結果、設計波長(Δλ=0
nm)でも又5nm離れた波長(Δλ=5nm)でも、
累積分散値を零とすることが可能となる。
システムに於いも、前述のように、設計波長から5nm
離れた波長に対して、送信側で5〔nm〕×0.08
〔ps/nm2 /km〕×9000〔km〕=3600
〔ps/nm〕分の分散を予め与えておけば、受信側に
於いて累積分散値を零とすることができる。又受信側に
於ける後置補償を併用し、送信側と受信側とに於いて半
分宛補償を行う場合には、1800ps/nmの分散を
送信側に於いて与え、受信側で1800ps/nmの分
散を与えれば良いことになる。
テムに於いては、光ファイバの波長分散及び非線形効果
の累積が問題となり、前述のように、従来例に於いても
分散補償等が提案されている。例えば、図14又は図1
6について説明したように、送信側で予め分散補償を行
う場合、過剰な分散を与えることなるから、大きく歪ん
だ波形の光信号を伝送する問題が生じる。又前述のよう
に、距離が9000km程度の光伝送システムに於い
て、累積分散値が−500ps/nm程度以内に分散補
償を行う必要があるが、これを満足させることができな
い。更に、過剰な分散補償により、伝送路の前半部分で
は異常分散領域(分散値が正)を伝送することになる。
これらのことは、光ファイバ中の種々の非線形効果の影
響によって伝送特性を劣化させる要因となる。従って、
超長距離の波長多重伝送に於いては、送信部と受信部と
の何れか一方又は両方に於ける分散補償では、全波長に
対する累積分散値を所定の値にすることができない問題
がある。
波長分離した後、各波長毎に分散補償を行う例えば図1
5に示すような手段に於いては、数10〜数100km
程度の間隔に配置された光増幅中継器の中で、2次分散
を補償することが可能であるから、総ての波長に対して
累積分散値を−500ps/nm以内となるように補償
することが可能となる。しかし、狭い間隔で多重化した
波長多重光信号の分波及び合波には、光導波路等を用い
た精密な光回路が必要となり、非常に高価な構成となっ
て実用的でない問題がある。本発明は、光ファイバ伝送
路の1次分散及び2次分散を簡単な構成で補償し、光信
号の長距離伝送を可能とすることを目的とする。
は、(1)光ファイバ伝送路1と、この光ファイバ伝送
路の1次分散と逆符号の1次分散を有し、且つこの光フ
ァイバ伝送路の2次分散と逆符号の2次分散を有する分
散補償器2とを縦続接続した構成を有する。
ァイバ伝送路の1次分散と逆符号の1次分散を有し、且
つこの光ファイバ伝送路1の2次分散と同一符号又は逆
符号の2次分散を有する第1の分散補償器3と、光ファ
イバ伝送路1の2次分散と逆符号の2次分散を有し、且
つ光ファイバ伝送路1の1次分散と同一符号又は逆符号
の1次分散を有する第2の分散補償器4とを、縦続接続
した構成を有する。
域内若しくはその近傍の異なる波長λ1,λ2に対して
予め設定した残留分散値D1,D2と、第1,第2の分
散補償器3,4の累積分散値及び2次分散値とについ
て、 (設計波長での伝送路累積分散値)+(設計波長での第
1分散補償器の累積分散値)+(設計波長での第2分散
補償器の累積分散値)=D1(波長λ1の残留分散値) (伝送路の2次分散値×伝送路長)+(第1分散補償器
の2次分散値)+(第2分散補償器の2次分散値)=D
2(波長λ2の残留分散値)/(λ1−λ2) の条件を満足するように、前記第1,第2の分散補償器
3,4の累積分散値及び2次分散値を設定するものであ
る。
光ファイバにより構成し、これらの第1,第2の分散補
償ファイバの長さをL1stDCF,L2ndDCF、光ファイバ伝
送路1の長さをLTrans 、この光ファイバ伝送路1の2
次分散値をSTrans 、第1分散補償ファイバの2次分散
値をS1stDCF、第2分散補償ファイバの2次分散値をS
2ndDCF、光フイァバ伝送路1の1次分散値をDTrans 、
第1,第2の分散補償ファイバの1次分散値を
D1stDCF、D2ndDCF、波長λ1での残留分散値をD1、
波長λ2での残留分散値をD2、波長λ1と波長λ2と
の差分の波長帯域をBWD M 、全長をLTOTAL として、 LTrans +L1stDCF+L2ndDCF=LTOTAL (DTrans ×LTrans )+(D1stDCF×L1stDCF)+
(D2ndDCF×L2ndDCF)=D1 BWDM 〔(STrans ×LTrans )+(S1stDCF×L
1stDCF)+(S2ndDCF×L2ndDCF)〕=D2 の条件を満足するように、第1,第2の分散補償ファイ
バの長さL1stDCF,L2n dDCFと、1次分散値D1stDCF、
D2ndDCFと、2次分散値D1stDCF、D2ndDCFとを設定す
るものである。
続した光増幅器5間に、第1,第2の分散補償器3,4
を接続する。
送路1と、複数の波長を多重化した光信号の前記光ファ
イバ伝送路1及び前記第1,第2の分散補償器3,4に
よる累積分散値が、正の符号とならないように、長さ及
び分散値を設定する。
ド型の光ファイバ構造の各種のパラメータを設定するこ
とにより、光ファイバ伝送路1の1次分散と逆符号の1
次分散を有すると共に、2次分散と逆符号の2次分散を
有する構成とすることが可能であり、光ファイバ伝送路
1の累積分散値を各波長毎にほぼ零となるように補償す
ることができる。
器3と第2の分散補償器4とにより構成し、第1の分散
補償器3により、光ファイバ伝送路1の主として1次分
散を補償し、第2の分散補償器4により、光ファイバ伝
送路1の主として2次分散を補償し、広帯域にわたり光
ファイバ伝送路1の分散を補償する。
と波長λ2に於ける残留分散値D2とについて、伝送路
累積分散値と第1分散補償器の累積分散値と第2分散補
償器の累積分散値との和がD1となり、又伝送路の2次
分散値と伝送路長との積と、第1分散補償器の2次分散
と、第2分散補償器の2次分散との和が、D2/(λ1
−λ2)となるように、第1,第2の分散補償器の累積
分散値と2次分散値とを設定する。この場合、D1=D
2=0の条件とすることにより、波長λ1,λ2及びそ
の中間の波長に於ける光ファイバ伝送路の累積分散値を
ほぼ100%補償することができる。
ファイバによって構成した場合、1次分散値と2次分散
値及びそれらの符号と、長さとを選定することにより、
光ファイバ伝送路1の累積分散値を波長λ1,λ2間の
帯域に於いて零となるように補償することができる。
分散補償器3,4による損失並びに光ファイバ伝送路1
による損失を補償するように、光信号を増幅する。
バ伝送路1により、正常分散領域で光信号を伝送し、第
1,第2の分散補償器3,4によって累積分散値を補償
すると共に、その累積分散値が正の符号とならないよう
に、即ち、正常分散領域で光信号を伝送する。
光ファイバ伝送路、2は分散補償器、3,4は第1,第
2の分散補償器、5は光増幅器、6は送信部、7は受信
部である。この光増幅器5は、前述のように、エルビウ
ム添加光ファイバ増幅器とすることができる。又光ファ
イバ伝送路1は、例えば、DSFとし、第1,第2の分
散補償器3,4はSMFとすることができる。
送システムに於いて、DSFを光ファイバ伝送路1とす
る場合、信号光と光増幅器5で発生する自然放出光雑音
との四光波混合による伝送特性の劣化を抑圧する為に、
正常分散領域(分散値が負)で伝送することが望ましい
ものであり、このことは、前述の文献(2) に示されてい
る。特に波長多重伝送を行う場合は、信号間同志の四光
波混合の影響を回避する為に、分散値を−1〜−2ps
/nm/km程度の大きい値に設定することが必要であ
る。このことについて、DSFを光伝送路とする場合、
信号光と光増幅器で発生する自然放出光雑音との四光波
混合の影響を回避する為に、分散値を−1〜−2ps/
nm/km程度の値に設定することが必要であることが
提案されている(例えば、文献(4) R.W.Tkach
et al.ECOC’94PD,p45-49,1994, 参
照)。
1の分散を補償する為には、分散の符号が正で絶対値の
大きい分散補償器2が必要となる。この分散補償器2を
光ファイバにより構成した場合、SMFを用いることが
できる。このSMFは低損失で比較的安価であり、1.
55μm帯では+18ps/nm/km程度の大きさの
1次分散値を有するものである。従って、光ファイバ伝
送路1の1次分散値を−2ps/nm/kmとすると、
SMFはこの10倍程度の分散値を有するから、伝送距
離の1/10程度の長さを分散補償器として付加する
か、又伝送路の一部として敷設することにより、光ファ
イバ伝送路1の1次分散値を補償することができる。こ
の場合、前述のように9000km程度の伝送距離の場
合、約1000kmをSMFに置き換えて、残りの約8
000kmを光ファイバ伝送路1とすれば良いことにな
る。
光ファイバを使用すれば、原理上は分散補償ファイバの
長さを短縮できるが、光ファイバの材料である石英の有
する分散特性と導波路構造に起因する分散特性とを考慮
すると、分散値の絶対値を大きくするには限度がある。
又分散値を大きくすると、シングルモードで伝播しなく
なる問題が生じる。
分散補償器としてのSMFとは、通常は2次分散値(以
下分散スロープと2次分散値とを同一の意味に使用し、
単に分散値とした場合は1次分散値を示す)は、0.0
6〜0.08ps/nm2 /km程度の値を有するもの
である。従って、2次分散補償の為の分散補償器は、光
ファイバ伝送路1としてのDSFの2次分散と符号が逆
であると共に、絶対値の大きい特性を有する必要があ
る。又その場合の1次分散値の符号は、1次分散補償を
補助することからみて、正の符号であることが望まし
い。
1とし、9000kmの伝送距離の場合に於ける1次分
散と2次分散とを100%補償する為には、第1,第2
の分散補償器3,4を構成する第1分散補償ファイバと
第2分散補償ファイバと、それらの分散値及び分散スロ
ープにより、 (DSF伝送路長+SMF長+第2分散補償ファイバ長)=9000km …(1) (DSF分散値×DSF伝送路長)+(SMF分散値×SMF長)+(2次分 散補償ファイバの分散値×第2分散補償ファイバ長)=0 …(2) (DSF分散スロープ×DSF伝送路長)+(SMF分散スロープ×SMF長 )+(第2分散補償ファイバの分散スロープ×第2分散補償ファイバ長) =0 …(3) の条件を満足させるものである。
(2)式は1次分散補償に対する条件、(3)式は2次
分散補償に対する条件を示す。このうち、DSFの分散
値と分散スロープと、SMFの分散スロープとは既知で
あるから、第2分散補償ファイバの分散値と分散スロー
プとを定めると、(1)〜(3)式からDSF伝送路長
と、第1分散補償ファイバ長即ちSMF伝送路長と、第
2分散補償ファイバ長とを求めることができる。
場合の一般式は、次のように表される。 LTrans +L1stDCF+L2ndDCF=LTOTAL …(4) (DTrans ×LTrans )+(D1stDCF×L1stDCF)+(D2ndDCF×L2ndDCF) =D1 …(5) BWDM 〔(STrans ×LTrans )+(S1stDCF×L1stDCF)+(S2ndDCF× L2ndDCF)〕=D2 …(6)
さをL1stDCF,L2ndDCF、光ファイバ伝送路1の長さを
LTrans 、この光ファイバ伝送路1の2次分散値をS
Trans、第1分散補償ファイバの2次分散値を
S1stDCF、第2分散補償ファイバの2次分散値をS
2ndDCF、光フイァバ伝送路1の1次分散値をDTrans 、
第1,第2の分散補償ファイバの1次分散値を
D1stDCF、D2ndDCF、波長λ1での残留分散値をD1、
波長λ2での残留分散値をD2、波長λ1と波長λ2と
の差分の波長帯域をBWDM 、全長をLTOTAL とした場合
を示す。
だけ離れた波長λ2に於ける残留分散値D2と、設計波
長λ1に於ける残留分散値D1とを零として、前述の
(4)〜(6)式からなる連立方程式を解くことによ
り、伝送路長LTrans と、第1分散補償ファイバ長L
1stDCFと、第2分散補償ファイバ長L2ndDCFとを求める
ことができる。但し、送信部6に於ける変調器で生じる
プリチャープ(強度変調と同時に発生する位相変調成
分)の大きさや、非線形効果による波形チャープの大き
さ及び受信部7の帯域等によって、残留分散値D1,D
2は零でない方が良い場合もある。その場合は、これら
のパラメータに依存して前述のD1,D2が最適な値に
選定される。
いて構成する以外に、各種の構成を適用できるものであ
り、その場合の一般化した式を下記に示す。 (設計波長での伝送路累積分散値)+(設計波長での第1分散補償器の累積分 散値)+(設計波長での第2分散補償器の累積分散値) =D1(波長λ1の残留分散値) …(7) (伝送路の2次分散値×伝送路長)+(第1分散補償器の2次分散値) +(第2分散補償器の2次分散値) =D2(波長λ2の残留分散値)/(λ1−λ2) …(8)
若しくは帯域近傍の波長であり、二つの波長λ1,λ2
に対する所望の残留分散値D1,D2と、伝送路の累積
分散値と分散スロープ(2次分散値)とが与えられ、第
1,第2の分散補償器3,4の分散スロープを仮定する
と、第1,第2の分散補償器3,4に必要な累積分散値
を求めることができる。そして、累積分散値を適当な中
継間隔毎に配分して、最適な累積分散値となる伝送距離
毎に補償することになる。
あり、光ファイバ伝送路1を分散シフトファイバDSF
により構成し、第1分散補償器3をシングルモードファ
イバSMFにより構成し、第2分散補償器4を分散補償
ファイバDCFにより構成した場合に於いて、DSF長
とSMF長とDCF長とを縦軸〔km〕に、又DCFの
2次分散値〔ps/nm2 /km〕を横軸として示す。
m、分散スロープ=0.08ps/nm2 /km、SM
Fの分散値D=+18ps/nm/km、分散スロープ
=0.08ps/nm2 /km、DCFの分散値D=+
1ps/nm/kmとした場合に、DCFの分散スロー
プ(2次分散値)を−0.5ps/nm2 /km程度の
値とすると、DSF長7045km、SMF長715k
m、DCF長1240kmとすることによって、1次分
散と2次分散とを補償することができる。又前述のよう
に、累積分散値が例えば−500ps/nm程度となる
ような数100km毎に分割して前述の分散補償を行え
ば良いことになる。
あり、伝送距離5000kmの光伝送システムに於い
て、1000km間隔で1次分散及び2次分散の補償を
行った場合を示す。又1区間のDSF長は795.6k
m、1次分散値は−2ps/nm/km、2次分散値は
+0.07ps/nm2 /km、1次分散補償ファイバ
(第1分散補償器)としてのSMFの長さは81.6k
m、1次分散値は+18ps/nm/km、2次分散値
は+0.07ps/nm2 /km、2次分散補償ファイ
バ(第2分散補償器)の長さは122.8km、1次分
散値は+1.0ps/ns/km、2次分散値は−0.
5ps/nm2 /kmとした。
すように、正確に分散補償が行われることになり、又設
計波長(Δλ=0nm)から5nm短い波長側に離れた
波長(Δλ=5nm)及び設計波長(Δλ=0nm)か
ら5nm長い波長側に離れた波長(Δλ=−5nm)で
も、実線で示すように、1000km毎に正確に分散補
償が行われた。即ち、1次分散と2次分散とを同時に補
償することにより、広い波長帯域にわたり分散補償を行
うことができる。
との間の四光波混合によって伝送特性が劣化する場合が
あるが、この伝送特性の劣化を軽減させる為に、総ての
信号波長に対して伝送路1及び第1,第2の分散補償器
3,4の累積分散値を負に設定することが望ましい。こ
の場合、設計波長(Δλ=0nm)から短い波長側で使
用することが望ましい。
ステムの説明図であり、陸上伝送に適用した場合を示
し、111 〜11n は電光変換器(E/O)、12は合
波器、13は光ファイバ伝送路を構成する分散シフトフ
ァイバ(DSF)、14は光中継器、15はプリアン
プ、16はエルビウム添加光ファイバ増幅器等の光増幅
器、17は第1分散補償器を構成するシングルモードフ
ァイバ(SMF)、18は第2分散補償器を構成する分
散補償ファイバ(DCF)、19は合波器、201〜2
0n は光電変換器(O/E)を示す。
を想定しており、光ファイバ伝送路13を構成するDS
Fの1次分散値を−2ps/nm/kmとし、第1,第
2の分散補償器を構成するSMF17及びDCF18
を、光中継器14及びプリアンプ15内に光増幅器16
と共に内蔵させた場合を示す。従って、この構成の場合
は、既設の光ファイバ伝送路の光中継器14内に第1,
第2の分散補償器を設けることができる。又光中継器1
4又はプリアンプ15に於いて、前段の光増幅器16に
より増幅してSMF17,DCF18に入力して分散補
償を行い、後段の光増幅器16により増幅して光ファイ
バ伝送路13のDSFに光信号を送出して、安定な分散
補償を行わせることができる。
ステムに於ける2次分散値と長さとの関係説明図であ
り、図4に示すように、DSFを光ファイバ伝送路と
し、その1次分散値を前述のように、−2ps/nm/
km、2次分散値(分散スロープ)を0.08ps/n
m2 /km、又第1分散補償器としてのSMFの1次分
散値を+18ps/nm/km、2次分散値(分散スロ
ープ)を0.08ps/nm2 /km、又第2分散補償
器としてのDCFの1次分散値を+1ps/nm/km
とした場合を示し、第2分散補償器としてのDCFの2
次分散値(分散スロープ)が−0.5ps/nm2 /k
m程度の値とすると、SMF長は8.1km、DCF長
は14km程度の長さとすることにより、1次分散と2
次分散とを共に補償することができる。
り、前述のように、光ファイバ伝送路としてのDSFの
長さL=80km、第1分散補償器としてのSMFの長
さL=8.1km、第2分散補償器としてのDCFの長
さL=14.1kmとし、DSFとSMFとの分散スロ
ープ(2次分散値)がそれぞれ同一符号の0.08ps
/nm2 /kmとし、DSFとSMFとが実線で示す特
性を有する場合に、それらを組合せると、DSF+SM
Fの点線で示すように、波長の一点、例えば、1563
nm近傍に於いて分散値を零とすることができる。
なるように補償することができないものである。そこ
で、第2分散補償器のDCFの分散スロープ(2次分散
値)を、DSFとSMFとの符号と逆の分散スロープ
(2次分散値)の例えば点線で示す特性の−0.5ps
/nm2 /kmとする。それによって、DSF+SMF
+DCFの一点鎖線で示すように、総ての波長帯域にわ
たって分散値を零とすることができる。
送路の分散を100%補償することを前提として説明し
ているが、波長多重に於ける波長数,送信部に於ける波
長チャープ,光ファイバ中の非線形効果による波長チャ
ープ,受信部の特性等に応じて、最適な分散補償量が異
なることがある(例えば、文献(7) G.Ishikaw
a et al.“10−Gb/s Repeater
less Transmission・・・”IEIC
E TRANS.ELECTRON,Vol.E78−
C,No.1,Jan.参照)。即ち、前述の(5)〜
(8)式に於ける残留分散値D1,D2を最適な値に選
定する必要がある。
ァイバは、例えば、1550nm帯で、SMFやDSF
の2次分散と符号が逆で絶対値が大きい2次分散値とす
ることが望ましい。一般に、シングルモードで伝播する
光ファイバの総分散は、材料分散と構造分散との和とな
るもので、このうちの材料分散は、光ファイバの材料で
ある石英によってほぼ決まり、屈折率を制御するドーパ
ントの種類や濃度には殆ど影響されないものである。こ
れに対して、構造分散は、光ファイバの屈折率分布を変
化させることにより、ある程度制御することができる。
W型又は四重クラッド型と称される光ファイバを適用す
ることができる(W型又は四重クラッド型構造の光ファ
イバについては、例えば、文献(8) B.J.Ainsl
ie et al.“A Review of Sin
gle−Mode Fibers with Modi
fied Dispersion Character
istics”JOLT.,Vol.LT−4,No.
8,p967-979,1986,参照)。
基準値に対する屈折率差Δn1 (0.006)及びΔn
2 (−0.008)を一定とし、半径a1,a2の比率
をパラメータとして、波長〔μm〕と分散値〔ps/n
m/km〕との関係を示す。例えば、a2/a1=1と
すると、1.35μm(1350nm)近傍に於いて分
散値が零となり、分散スロープ(2次分散値)は負の小
さい値となる。又a2/a1=1.91とすると、15
50nmに於いて1次分散値がほぼ零で、分散スロープ
(2次分散値)が大きな正の値の光ファイバが得られ
る。この時の分散スロープ(2次分散値)は、約−0.
5ps/nm2 /kmとなる。
図であり、半径a1〜a4の領域の基準値に対する屈折
率差Δn1 〜Δn4 とについて、コアの半径a1をパラ
メーターとして、波長〔μm〕に対する分散値〔ps/
nm/km〕を示す。この場合、コアの半径a1を変化
させた時に、1.3μm帯で分散値が零となると共に、
それより長波長側では、半径a1を大きくするに従っ
て、分散値が零となる波長が長くなる。そして、分散ス
ロープ(2次分散値)が前述のDSFやSMFとは逆の
符号となる。この場合の1.5μm帯域に於ける分散ス
ロープ(2次分散値)は、約−0.25ps/nm2 /
kmであった。
例えばDSFの累積分散値を補償する1次分散値を有
し、且つ分散スロープ(2次分散値)が大きく且つ符号
が逆のW型構造又は四重クラッド型構造の分散補償ファ
イバ等を、分散補償器として用いることにより、光ファ
イバ伝送路の1次分散及び2次分散を補償して、超長距
離の波長多重伝送を可能とすることができる。その場
合、前述のように、残留分散値D1,D2を最適化する
ように、分散補償ファイバの1次分散値と2次分散値と
長さとを選定することになる。
ラッド型構造の光ファイバは、例えば、1300nm帯
〜1550nm帯の広い帯域にわたって分散値をほぼ零
とする為に開発されたものであるが、損失が0.3〜
0.4dB/km程度の大きいことと、構造パラメータ
の変動により分散値が敏感に変化することとによって、
同一条件で製造しても、分散値が大きく変動する可能性
がある。
の1次分散値及び2次分散値を、第1分散補償器により
主として1次分散値を補償し、第2分散補償器により主
として2次分散値を補償することにより、再現性の優れ
た分散補償を可能とするものである。その場合、1次分
散値と2次分散値との大きい分散補償ファイバを用いる
ことにより、相対的に分散補償ファイバの長さを短くす
ることができるから、損失の増加も僅かで済むことにな
る。又2次分散補償用の光ファイバは、分散スロープ
(2次分散値)が大きいことが重要で、その1次分散値
の絶対値は余り重要ではない。従って、1次分散補償用
の光ファイバとは別個に設計,製造することにより、そ
れぞれ所望の特性の分散補償ファイバを容易に実現でき
る。
関係説明図であり、全長LTOTAL =9000kmの伝送
路に於いて、光ファイバ伝送路として、1次分散値D=
−2ps/nm/km、分散スロープ(2次分散値)=
0.07ps/nm2 /kmのDSFに対して、第1分
散補償器として、1次分散値D=+18ps/nm/k
m、分散スロープ(2次分散値)=0.07ps/nm
2 /kmのSMGを用い、又第2分散補償器として、分
散スロープ(2次分散値)=−0.5ps/nm2 /k
mのDCFを用いて分散補償する場合、SMFとDCF
との長さを、DCFの1次分散値の関数として求めた結
果を示す。
DSFとSMFとにより決定され、2次分散補償用のD
CFの分散値の絶対値には殆ど影響しないことが判る。
又2次分散補償用のDCFの分散値が製造上大きくばら
ついても、その分散値は、1次分散補償用のSMFの分
散値を調節することにより、容易に所望の値に調整する
ことができる。
ものではなく、例えば、光ファイバ伝送路の2次分散が
伝送容量や伝送距離を制限している時分割多重伝送方式
や、位相共役を用いた方式等に対しても適用できるもの
である。
イバ伝送路1に於いて生じる1次分散及び2次分散を分
散補償器2によって補償することにより、広帯域にわた
る波長分散を補償して、高速,大容量の光通信を可能と
することができる利点がある。又分散補償器2を、光フ
ァイバ伝送路の1次分散を主として補償する第1分散補
償器3と、光ファイバ伝送路1の2次分散を主として補
償する第2分散補償器4とを用いることにより、第1,
第2の分散補償器3,4の製造が比較的容易な光ファイ
バによって構成することができる利点がある。
明図である。
ける2次分散値と長さとの関係説明図である。
である。
ある。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 光ファイバ伝送路と、該光ファイバ伝送
路の1次分散と逆符号の1次分散を有し、且つ該光ファ
イバ伝送路の2次分散と逆符号の2次分散を有する分散
補償器とを縦続接続した構成を備えたことを特徴とする
光伝送システム。 - 【請求項2】 光ファイバ伝送路と、該光ファイバ伝送
路の1次分散と逆符号の1次分散を有し、且つ該光ファ
イバ伝送路の2次分散と同一符号又は逆符号の2次分散
を有する第1の分散補償器と、該光ファイバ伝送路の前
記2次分散と逆符号の2次分散を有し、且つ該光ファイ
バ伝送路の前記1次分散と同一符号又は逆符号の1次分
散を有する第2の分散補償器とを、縦続接続した構成を
備えたことを特徴とする光伝送システム。 - 【請求項3】 前記光ファイバ伝送路の信号波長帯域内
若しくはその近傍の異なる波長λ1,λ2に対して予め
設定した残留分散値D1,D2と、前記第1,第2の分
散補償器の累積分散値及び2次分散値とについて、 (設計波長での伝送路累積分散値)+(設計波長での第
1分散補償器の累積分散値)+(設計波長での第2分散
補償器の累積分散値)=D1 (伝送路の2次分散値×伝送路長)+(第1分散補償器
の2次分散値)+(第2分散補償器の2次分散値)=D
2/(λ1−λ2) の条件を満足するように、前記第1,第2の分散補償器
の累積分散値及び2次分散値を設定することを特徴とす
る請求項2記載の光伝送システム。 - 【請求項4】 前記第1,第2の分散補償器を光ファイ
バにより構成し、該第1,第2の分散補償ファイバの長
さをL1stDCF,L2ndDCF、前記光ファイバ伝送路の長さ
をLTrans 、該光ファイバ伝送路の2次分散値をS
Trans 、前記第1分散補償ファイバの2次分散値をS
1stDCF、前記第2分散補償ファイバの2次分散値をS
2ndDCF、前記光フイァバ伝送路の1次分散値を
DTrans 、前記第1,第2の分散補償ファイバの1次分
散値をD1stDCF、D2ndDCF、波長λ1での残留分散値を
D1、波長λ2での残留分散値をD2、波長λ1と波長
λ2との差分の波長帯域をBWDM 、全長をLTOTAL とし
て、 LTrans +L1stDCF+L2ndDCF=LTOTAL (DTrans ×LTrans )+(D1stDCF×L1stDCF)+
(D2ndDCF×L2ndDCF)=D1 BWDM 〔(STrans ×LTrans )+(S1stDCF×L
1stDCF)+(S2ndDCF×L2ndDCF)〕=D2 の条件を満足するように、前記第1,第2の分散補償フ
ァイバの長さL1stDCF,L2ndDCFと、1次分散値D
1stDCF、D2ndDCFと、2次分散値D1stDCF、D2ndDCFと
を設定したことを特徴とする請求項2記載の光伝送シス
テム。 - 【請求項5】 前記光ファイバ伝送路に分散して接続し
た光増幅器間に、前記第1,第2の分散補償器を接続し
たことを特徴とする請求項2乃至4の何れか1項記載の
光伝送システム。 - 【請求項6】 分散値の符号が負の前記光ファイバ伝送
路と、複数の波長を多重化した光信号の前記光ファイバ
伝送路及び前記第1,第2の分散補償器による累積分散
値が、正の符号とならないように、長さ及び分散値を設
定したことを特徴とする請求項2乃至5項の何れか1項
記載の光伝送システム。
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JP7173114A JPH0923187A (ja) | 1995-07-10 | 1995-07-10 | 光伝送システム |
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