JP3508028B2 - 制御され調質された気体の流れを適用することによる繊維試験又は処理性能パラメータの直接制御 - Google Patents

制御され調質された気体の流れを適用することによる繊維試験又は処理性能パラメータの直接制御

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JP3508028B2
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    • G01N33/362Textiles material before processing, e.g. bulk cotton or wool

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,一般に糸を作るのに用
いられる綿のような繊維の試験や工程処理に関する。詳
しくは,本発明は特に繊維試験においては試験領域の環
境制御に,また繊維処理においては制御されるパラメー
タを制御することによつて機械性能パラメータの直接制
御に関する。何れも色々な重要な部位に調質された気体
の流れを適用することによつて行われる。繊維試験機に
関しては,本発明は不純物含有量,ネツプ含有量及び短
繊維含有量と言つた色々な試験パラメータに対して改善
された″標準″環境を提供する。繊維の工程処理に関し
ては本発明は,不純物含有量,ネツプ含有量及び短繊維
含有量と言つた複数の機械性能パラメータの最適制御を
行うことになる。
【0002】
【従来の技術】糸処理の性能と最終製品の品質を量適化
するために,繊維と共にネツプや不純物のような好まし
くないものを含んだ原料に共通に試験が実施される。ア
メリカテネシー州ノツクスヴイル,スイス国ウステル市
のツエルヴエーゲル・ウステル社や他のメーカは広範囲
の繊維と糸の試験機を試験室用とオンライン工程管理用
の両方のタイプで製造していて,これらは広く全世界で
ますます使用されつつある。
【0003】今日の厳しい競合と品質志向の市場におい
て試験室試験と工程監視にこれらの試験畿や装置を用い
ることは使用者に競合上の優位性以上のものを与えてい
る。綿格付けの分野で貸付適格者に対してこれらを用い
ることがアメリカ政府によつて指示されていて,そうで
なくても事業で生き残るための必要条件となつている。
これらの装置によつて求められた繊維と糸の特性に基づ
いて原料繊維は調達され,最終製品のロツトは受け入れ
られたり却下されたりする。例えばアメリカ綿の俵のほ
とんど100%がHVI(High Volume I
nstrumentation)システム(ノツクスヴ
イル,テネシーのツエルヴエーゲル・ウステル社製)に
よる繊維長,繊維強伸度,色,マイクロネヤ値,不純物
含有量に基づいて格付けされていて,伝統的な人による
綿花クラツサに置き換わつている。測定結果は綿俵の価
格を決め,紡績工場の最初の工程管理のための測定とし
ての役目を果たしている。
【0004】繊維の清浄さ,ネツプと短繊維含有率の減
少と言つた繊維特性への要求の高まりは,これらの特性
を測定する装置への要求を増し,測定の精密さと正確さ
を望む声が増大した。例えばAFIS(Advance
d Fiber Information Syste
m)は,これもツエルヴエーゲル・ウステル杜ノツクス
ヴイル,テネシーの製品であり,ドイツのブレーメンで
行われたブレーメン綿花会議での論文″Advance
d Fiber Information Syste
m による完全な繊維長分布の利用″や″不純物の電気
−光学的な計数と大きさ分類″や後に引用する各種特許
出願に記述されており,不純物含有量,繊維長分布(短
繊維含有量を含む)及びネツプ含有レベルの測定を可能
とする。MANTISは,これもノツクスヴイル,テネ
シーのツエルヴエーゲル・ウステル社の製品であるが,
単繊維破断強力,伸度及び直径を測定することができ
る。このMANTISは米国特許第5138879号明
細書に記載されている。
【0005】以前から試験機及び工程機械のメーカの両
者には,試験又は処理領域を取り巻くマイクロ環境は繊
維測定や工程処理性能パラメータに少なからぬ影響を持
ち得ることが知られている。例えば綿繊維はほとんどが
セルロースで高い吸湿性を持つている。含水率が増加す
ると強力は増大し,繊維の膨潤が起こり,クリーニング
と糖分に関連した″粘着性″は悪化し,静電効果は減少
する。試験又は工程処理のマイクロ環境に関連した繊維
の性質のこれらの又は他の変化は公知であり,限られた
程度ではあるが繊維処理業者はマイクロ環境を制御する
ことによつてこれを利用している。例えば繰綿において
は繊維の含水率は乾燥機で意図的に約5%又はそれ以下
に下げられる。こうすることによつてクリーニングは効
率的に行われるが,繊維を弱め,静電気問題を悪化させ
るなどの効果が現れる。他方,製織室においては,繊維
とこれに関連して糸の強力は重要な特性であり,相対湿
度は85%と言う高さに保たれ,これは糸の含水率約9
%に対応する。
【0006】しかし試験室や製造工程において精密なマ
イクロ環境の制御は困難であり,高価であり,多くの場
合,希望するよりはずつと効果は少ない。大きなコント
ロールされた空間は,例えば湿度,温度,イオン濃度な
どの僅かな乱れに対してバツフアの役目をするが,コン
トロールアクシヨンに対する反応は遅い。湿度,温度を
±2%,±1゜Fに制御する極めて高価な(大きな生産
領域用は数百万ドル)環境コントロールシステムが一般
に見受けられるが,残念ながら実際の試験や生産の領域
では±10%,±5゜Fの変動が生じてしまう。
【0007】シヨフナー(Shofner)の特許第4
512060号,第4631781号及び第46867
44号明細書で論じられているように,繊維処理機械の
生産速度が増大するにつれて繊維特性への要求が増大
し,繊維処理機械の繊維特性における変動に対する許容
限界は狭くなつている。現在の育成と収獲方法では綿繊
維に多くの不純物が含まれてくるのは避けられない,例
えば与えられた不純物含有量に達するには繰綿とクリー
ニング操作は増大する。クリーニングを増やすと繊維の
ロスと損傷を増す。クリーンで損傷のない繊維というゴ
ールの間の相入れない性格は生産者,繰綿業者,商社,
紡績が直面する困難を増大する。クリーンで損傷のない
繊維を供給することは最も主要な世界的な問題であり,
改善された処理方法と装置が特に試験領域と処理領域の
環境コントロールの分野で緊急に必要とされている。
【0008】上で引用したシヨフナーの特許第4512
062号,第4631781号及び第4686744号
明細書で一般的に認識されているように,処理機械と繊
維機の両者に機械運転を改善するために空気又は輸送気
体のような他の気体を調質するのが有利である。例えば
上記の特許に示されている如く,クリーニング操作のよ
うな特定の操作については湿度と静電荷に関して繊維の
好ましい状態があるはずである。更にこれらの特許で
は,繊維の湿度と静電荷のようなパラメータは多くの異
なつた処理段階では異なつていると言うことも認識され
ている。もつとも温度,湿度,静電荷は恐らく調質され
るであろう輸送気体の最を明確なパラメータであろう
が,他を有り得る。例えば上記特許では,湿度,温度,
圧力気体組成,自由電荷濃度,静電荷,放射性粒子濃
度,速度と圧力の変動に関しで輪送気体を調質すること
が述べられている。
【0009】特に繊維処理機械中で温度と湿度をコント
ロールする他の例は,タンハイゼル(Thannhei
ser)の特許第4527306号明細書とライフエル
ト(Leifeld)他の特許第5121522号明細
書に見られる。これらの特許には,繊維処理機械中のニ
ユーマチツク輸送空気を帰還制御システムを用いて温度
と湿度に関して調質したシステムについて記載されてい
る。特に特許第5121522号明細書においては,エ
アーコンデイシヨニングシステムを制御するのに用いる
ために,直接繊維房の″湿度″と温度を測定するシステ
ムが記載されている。これらの特許で注意されているよ
うに,コントロールする理由の1つは,もし例えば輸送
空気が乾燥し過ぎていると静電気が発生し,装置中に繊
維が集積してしまうと言う好ましくない状態を引き起こ
すことである。一方,輸送空気が湿りすぎていると,繊
維房が球状に集まつてしまう。
【0010】このように繊維の処理において含水率を制
御することは良く知られている。更に制御された気体流
の影響で単繊維は平衡点(例えば含水率に関して)にほ
とんど直ちに到達するが,房状又は塊となつた繊維は平
衡に達するには長い時間を要することが知られている。
【0011】しかし今まで有効に扱うことができないよ
うな多数の相反する考察がある。例えば繊維はその含水
率が比較的低い,例えば5%以下の時最も良くクリーニ
ングされることは知られている。また綿繊維の強力は比
較的高い含水率,例は5%以上の時最大になることも知
られている。綿繊維の強力は処理工程中の好ましくない
繊維破断の程度に影響する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように,適
切に制御され調質された気体の流れを適用することによ
つて試験機と工程処理機械の全体的性能を改善すること
が本発明の広範な目的である。
【0013】
【課題を解決するための手段】簡単に言つて本発明の第
1の全体像によれば,アメリカ材料試験協会(AST
M)によつて規定されている温度70゜Fで65%相対
湿度の標準試験領域の環境を適切に保つことは,試験機
自体を含めて試験領域に直接制御され調質された気体流
を導入することで行われる。
【0014】例として,これに限られるものではない
が,制御され調質された気体流で制御される試験領域の
環境パラメータには,湿度,温度,速度,圧力,速度変
動,圧力変動,気体構成,自由電荷濃度,静電荷及び放
射性粒子濃度が含まれる。帰還制御システムに適用する
ためのこれらの試験領域パラメータのそれぞれを測定す
る適当なセンサは存在する。
【0015】更に本発明によれば,量適な試験領域環境
制御は,例えばHVI試験ラインの複数の試験領域に制
御され調質された気体流を同時に適用することで得られ
ることが認識される。
【0016】本発明の更に特殊な面によれば,例えば強
力試験機の試験領域環境を直接制御する方法は,上記の
試験領域環境パラメータのようなものの少なくとも1つ
を測定し,試験の間,環境パラメータを予め定めた値に
保つよう調質された気体流を慎重に加えることによつ
て,この試験領域環境パラメータを予め定めたレベル又
は値に制御すると言うステツプが含まれている。
【0017】同様に本発明は複数の,その内1つはネツ
プ試験領域かも知れないが,試験領域を持つ装置中の試
験領域環境を制御する方法を提供し,その際各試験領域
で少なくとも1つの試験領域環境パラメータを測定し,
各試験領域の環境パラメータを,その試験領域の適切な
点に,その環境パラメータを予め定めた値に保つよう調
質された気体流を慎重に加えることによつて制御され
る。
【0018】また本発明は以後の処理のために繊維特性
を試験の後に制御する方法も提供する。この方法は少な
くとも1つの繊維特性,例えば含水率を測定し,試験の
後その繊維特性を予め定めた値に来るよう調質された気
体流を慎重に加えることによつて該繊維特性を予め定め
たレベルに制御するステツプを含む。
【0019】本発明による対応する装置は,AFISの
ような繊維試験機と試験機表面に調質した空気を当てる
フードと,試験機の内部の構成要素などに調質された空
気を向ける手段とを含む。試験領域中に少なくとも1つ
の環境パラメータを測定するためのセンサを設け,その
試験領域に気体流を加えるための調質された供給システ
ムがある。供給される気体流の環境パラメータを制御す
ることによつて試験領域環境パラメータを予め定めた値
に保つため,このセンサと供給システムとに帰還制御シ
ステムが接続されている。
【0020】本発明による他の装置に,複数の試験段と
これの関連した試験領域を持つ繊維試験機がある。少な
くとも1つの試験領域環境パラメータを測定するための
センサが設けられ,各領域の適切な点に試験領域環境パ
ラメータに影響するよう調質された気体流を加えるため
のそれぞれの供給システムが設けられている。供給され
る気体流の環境パラメータを制御することによつて試験
領域のおのおのに試験領域環境パラメータを予め定めた
値に保つため,このセンサと供給システムとに帰還制御
システムが接続されている。
【0021】本発明による他の装置として,異なつた調
質空気流を多数の試験又は繊維処理領域に供給できるよ
うにした可動型調質ユニツトがある。このユニツトは必
ずしもこれに限定されないが,エアフイルタ,ブロワ及
び冷たい乾燥したそして濾過された空気を多くの個々に
制御されたコンデイシヨニングモジユールに供給する。
このコンデイシヨニングモジユールでは空気流がフレキ
シブルな導管を移動するときに,熱,湿気,荷電イオン
が加,減され適切な試験領域に供給される。試験領域中
のセンサからのフイードバツクに基いて,コンピユータ
ベースのコントロールユニツトはコンデイシヨニングモ
ジユール中の温度,含水率,イオン含有率及び流量を調
節し,適切に調質された空気が各試験領域に供給される
ようにする。
【0022】本発明の第2の全体像によれば,機械性能
パラメータの直接制御は,処理領域環境そのものではな
く,調質された気体流を用いることで達成される,ここ
で″コントロールパラメータ″と名付けるものによつて
達成されるだろうことが認識される。更に個々には相入
れない多数の″性能パラメータ″は予め定めた制御戦略
に従つて制御され,この制御はフイードバツク又はフイ
ードフオワードコントロールシステムを装備した最新の
統計的コントロールの処理方法によつて実行される。
【0023】機械性能パラメータには,例えばこれには
限定されるものではないが,不純物含有量,ネツプ含有
量,短繊維含有量,不純物除去効率,ネツプ除去効率,
短繊維除去効率及び機械の生産効率が含まれる。フイー
ドバツクコントロールシステムに適用するため,これら
各性能パラメータを測定するための適当なセンサは存在
する。既に記したように,これらの機械性能パラメータ
は互いに相入れないものがある。例えば不純物含有量を
改善する(下げる)ために含水率を下げると,機械中で
の繊維の破断の結果,短繊維含有率は悪くなつて(増大
して)しまう。相入れない機械性能パラメータの間で特
別な妥協点は与えられた多くの状況に対して存在し,そ
の結果の製品は最高の販売価値が得られる。
【0024】調質された気体流の適用で達せられるコン
トロールパラメータには,例えばこれには限定されるも
のではないが,湿度,温度,速度,圧力,速度の変動,
圧力変動,気体構成,自由電荷濃度,静電荷及び放射性
粒子濃度が含まれる。
【0025】更に本発明によれば,関連する性能パラメ
ータと,従つてコントロールパラメータは繊維処理装置
中の異なつた段階では異なつていて,本発明によればこ
れらは別個にコントロールされると言うことが認識され
る。
【0026】本発明の更に特別な面によれば,ある機
械,例えばカード繊維を処理する方法は,上に示したリ
ストから選んだ少なくとも1つの機械性能パラメータ測
定し,上記に示したリストの中の少なくとも1つのコン
トロールパラメータで調質された気体流を繊維の処理中
に慎重に適用することによつて,その機械性能パラメー
タを制御すると言うステツプを含んでいる。好ましくは
多くの機械性能パラメータが予め定めた妥協的なコント
ロール方法に従つてコントロールされる。
【0027】同様にこの発明は複数の処理工程を持つた
機械において,繊維を処理する1つの方法を提供する。
その中の1つのカード機で,そこではそれぞれの処理段
に対し,少なくとも1つの繊械性能パラメータが測定さ
れそれぞれの処理段に対する機械性能パラメータが,そ
の特定の処理段に適した点で少なくとも1つのコントロ
ールパラメータで制御された気体流を積極的に与えるこ
とによつてコントロールされる。好ましくは少なくとも
1つの処理段に対し複数の機械性能パラメータが予め定
めた妥協的なコントロール方法に従つてコントロールさ
れる。
【0028】本発明による1つの装置には繊維処理機
械,例えばカード機や繊維材料を処理機械に供給するコ
ンベアシステムが含まれる。繊維処理機械の少なくとも
1つの性能パラメータを測定するために1つのセンサが
設けられており,性能パラメータに作用する少なくとも
1つのコントロールパラメータによつて制御される気体
流を供給するための調質された供給システムがある。1
つのフイードバツクコントロールシステムがセンサと調
質された供給システムとに連結していて,コントロール
パラメータを制御することによつて機械パラメータを制
御する。予め定めた妥協的なコントロール方法に従つて
このフイードバツクコントロールが複数の機械性能パラ
メータを制御するのが好ましい。
【0029】更に本発明によれば,関連する性能パラメ
ータと,従つてコントロールパラメータは繊維処理装置
中の異なつた段階では異なつていて,本発明によればこ
れらは別個にコントロールされると言うことが認識され
る。
【0029】本発明の更に特別な面によれば,性能パラ
メータは予め定めた妥協されたコントロール戦略に従つ
て制御される。
【0030】本発明による他の装置には多数の処理段と
繊維処理機械に繊維試料を供給するためのコンベヤシス
テムを持つ繊維処理機械が含まれる。各処理段には少な
くとも1つの機械性能パラメータを測定するためのセン
サが設けられていて,またその処理段に対してそれぞれ
の各調質供給システムがあり,性能パラメータに影響す
る少なくとも1つのコントロールパラメータで調質され
た気体流を各段にそれに適した点で加えるためのもので
ある。その特定の段のコントロールパラメータを制御す
ることによつて各処理段の機械性能パラメータを制御す
るためにセンサと調質供給システムとにフイードバツク
システムが接続されている。少なくとも1つの処理段に
対して,予め定めた妥協されたコントロール戦略に従つ
て,複数の機械性能パラメータが制御されることが好ま
しい。
【0031】
【実施例】本発明の新しい特徴は特許請求の範囲に特定
するが,以下に本発明の構成と内容を添付の図を用いて
詳述する。
【0032】図1は一般的な繊維試験機301用の試験
領域環境制御装置300を示す。制御され調質された気
体,この場合は空気,は別の制御器326と調質ユニツ
ト310からフレキシブル導管312を通つてフード3
14と,接合部316を通つて試験機の内部へ供給され
る。繊維試験機301はAFIS(AdvancedF
iber Information System),
HVI(HighVolume Instrumen
t),MTM(Microdust andTrash
Monitor)又はMANTISなどのノツクスヴ
イル,テネシーのツエルヴエーゲル・ウステル社の製品
又は同様なものである。以下に試験領域環境制御をHV
IとAFISに適用した例で説明する。
【0033】制御され調質された気体流は穴あきの分配
板302から試験領域306に供給される。試験領域3
06は一般に試験機301の上面307の上にあるが,
多くの試験ではセンサは面307の下又は試験機の内部
にあるものもあり,この場合には制御され調質された気
体流は接合部316から供給される。代表的な調質気体
流パラメータは次の通りである。流量300ft/m
in,相対湿度65%,乾球温度70゜F,ダスト濃度
25μg/m,分配板の所の表面速度308は100
ft/min,イオン含有は中性,雑音60dBA以下
などである。
【0034】65%RHで70゜Fはフイラデルフイ
ア,ペンシルヴアニアのASTM(American
Society for Test Material
s)により繊維工業で確立された標準試験条件である。
またフード314は一般に行われている試験室全体をマ
クロに環境制御する場合よりも,上面307の上の試験
領域の部分をより良く制御することができる。また更に
繊維が実際に試験される試験機301の内部マイクロ環
境領域に制御され調質された気体を供給することは最も
良い制御を行うことができる。このようにして制御され
調質された気体流を供給するためのフード314は試験
室のマクロ環境制御と試験領域のミクロ環境制御の間の
設計概念によるものである。
【0035】再び図1を参照すると,監視手段M318
とM320はそれぞれ制御すべき気体条件に対するセン
サを示す。信号線322と324はそれぞれセンサM3
18とM320を制御器326に接続する。図1には監
視用センサM318とM320の2つだけが示されてい
るが,多数の監視用センサが用いられていると理解され
たい。制御器326は電子回路とコンピユータを内蔵
し,コンピユータは導管312を介して調質ユニツト3
10から供給される気体の条件を制御する。図示してい
ないが気体を試験機301から調質ユニツト310に戻
す導管も設けられている。制御器326は信号−制御線
327で調質ユニツト310に接続されている。図1に
おいては判り易くするため制御器326と調質ユニツト
310は別の物として示してあるが,もちろんこれらは
1つのケースに収めることができる。ある場合にはこれ
らを共に試験機301に集めてしまうことが好ましいこ
ともある。
【0036】図2は図1の一般的装置の絵図であるが,
HVI900A装置303に適用したものを示す。調質
ユニツト310から7本の導管312が出て,それに加
えて多数の監視信号線325と信号−制御線329が制
御器326から出ている。透明な,例えばレクサン樹脂
製の側面シールド304が図1,2に示されている。図
2には2本の供給導管312が調質ユニツト310と試
料調質箱330につながれ,これに2本の信号−制御線
325がつながれている。試料調質箱330は装置30
0のより精密に制御された試験領域環境での試験に先立
つて試料を予備調質するのに用いられる。
【0037】図1,2はマクロ環境制御を含んだ試験領
域環境制御の改善について示したが,図3においては本
発明の実施例をマイクロ環境制御,特に内部作動部分,
即ちAFISの繊維を個々に分離する分繊器340の試
験領域に用いる例を説明する。(AFISは図1に示し
た一般試験機301の1つである。)フード300を内
部マイクロ環境制御に用いることができることを示して
いる。AFISの上面307は図1で一般的に示した面
307と同じものである。
【0038】ここでAFISの動作を簡単に示すことは
我々の方法と装置をより良く理解する助けとなろう。更
に完全な記述はシヨフナー(Shofner)の特許第
4512060号,第4631781号及び第4686
744号明細書とシヨフナー(Shofner)他の特
許出願第07/493961号明細書,1990年3月
14日出願,発明の名称″Electro−Optic
al Methodsand Apparatus f
or High Speed,Mnltivariat
e Measurement of Individu
al Entities in Fiber or o
ther Samples″及び第07/762613
号明細書,1991年9月19日出願,発明の名称″T
opological Map−Maker″に見られ
る。
【0039】図3のAFISにおいては,繊維試料34
2は穴あき供給ベルト344と穴あきの供給プレート3
46の間に導かれる。センサセツトM1は含水率又は温
度に反応し,またセンサセツトM2との組合せで点E1
に供給される調質された気体を制御し,M2が予め定め
たあるいは希望する値になるようにする。あるいは点E
1の条件を選んで,例えばASTMの試験標準65%,
70゜Fとなるようにする。
【0040】これらの2つの制御戦略には微妙だが重要
な差異がある。目的が再現性ある試験結果に到達したと
き,試験機全体と特に内部試験領域のマイクロ環境が有
利にも標準条件で行われたと言うことになり,これは試
験記録の一部となるものである。優れた処理性能と言う
目的が達せられると,以下に述べるようにして繊維特性
又は処理パラメータを直接制御する方が良い。繊維試験
の目的に合致するため試験領域全体を試験記録の一部と
すべき標準条件に制御すべきであると言うことを承認し
た上で,AFISの説明を終えることにする。
【0041】試験領域環境の制御点E1,E2,E3,
E4及びE5はエアーコンデイシヨンが要求されるとき
は,同じ空気である必要はないが標準条件に制御できる
ようにするためにすべて設けられる。以下に述べる調質
ユニツト310と,上述した制御器326でこれを可能
にする。分繊器340は負圧で働き,各E1〜E5点に
示した流れはもともと機械内部に引き込まれるので,調
質空気を供給することはわかりやすい方法である。これ
でAFISに対するマイクロ環境制御の説明を終える
が,試験環境を制御する目的は後の試験のためセンサM
3で記録できる標準条件において繊維を操作することが
できることを認識すべきである。
【0042】導管350に加えられる吸引によつて,個
々に分離された実在物348は動くスクリーン352上
に沈善される。導管350の領域と他の吸引室354,
356及び358の部分を除いて,スクリーン352は
内部スリーブ360でブロツクされている。空気源E
6,E7とE8からの調質気体流は吸引室354,35
6,358でスクリーン352を通つて引き込まれる。
分繊器340とセンサM3のあと個々独立にされた実任
物は監視ステーシヨンM5の点で試験領域環境がE6と
E7で制御されているか又は実在物のある性質が制御さ
れているかどうかについて更に調べられる。監視手段M
5はイメージ分析を行うものが好ましい。このイメージ
分析については同時に別に特許出願するシヨフナー(S
hofner)他の特許出願,発明の名称″工程中の繊
維物質の薄いウエブの取得と測定及びコントロール″に
記載されている。
【0043】本発明による処理領域環境制御について述
べる前に,図4を参照して試験領域環境制御についての
説明を完了する。図4においては制御器326と調質ユ
ニツト310は別個に示されている。監視センサM1,
M2などと制御器326中の制御電子回路などはこの分
野では良く知られている。そこで調質ユニツト310に
ついて詳述する。
【0044】空気はフアン402で入力400中に引き
込まれ,先ずダストフイルタ404を通過する。このフ
イルタはHEPA(High Efficiency
Particle Arrester:高能率粒子捕
捉)フイルタなどが用いられる。フアン402から排出
された空気は次いで冷却コイル406を通過する。この
冷却はコンプレツサシステム408で与えられる。入力
410に水が供給され,コンデンサ冷却とスチーム加湿
に用いられる。冷却水と凝縮ドレイン412が示されて
いる。部屋414中の冷却され乾燥した空気は8個の最
終調質モジユール416に分割される。
【0045】各調質モジユール416は再加熱コイル4
18,スチームバー420,イオングリツド422及び
流れ制御ダンパ424を有する。各調質要素418〜4
24は上記個々の監視センサMからライン325で与え
られる信号に応答して制御器326で個別に制御され
る。
【0046】調質モジユールの1つの影響下にある試験
領域環境がそれ自体制御されているときは,監視センサ
は湿度,温度,速度,圧力,速度変化,圧力変化,気体
組成,自由電荷濃度,静電荷,放射性粒子濃度あるいは
同様な要素の1つ又はいくつかに反応し,制御システム
326は当該モジユールの影響下にある試験領域を希望
値に調節するためそのモジユールに出力を生ずる。これ
は繊維試験領域パラメータの直接制御である。図3にお
ける代表的なマイクロ環境試験領域はE1〜E8であ
り,これら領域に対する各々の監視点はM1〜M5とM
2A〜M5Aである。
【0047】処理機械性能のパラメータが調質された気
体流を適用することによつて調質され,これに監視セン
サMが応答すると,これは処理環境ではなく処理性能パ
ラメータの直接制御である。これは本発明の他の実施例
に該当し,これについて以下に説明を進める。
【0048】図5は極めて一般化した形で繊維処理機械
のセツト20を示し,これは開−浄綿機22,カード2
4,練条機26と言つた複数の連続処理段を表すもので
ある。俵の状態の繊維原料28は開綿され,清浄にさ
れ,機械列22につて房状態30に変えられる。繊維原
料の房は開−浄ライン22を出て,マツト30の形にさ
れてカード24に入り,スライバ32として現れ,これ
が練条機26に入り,混綿されたスライバ34として練
条機26から現れる。
【0049】機械セツト20全体は単に開俵から始まつ
て練条操作まで延びる繊維処理だけを表すものに限るも
のではなく,練条機,コーマ,粗紡機及びロータ及び/
又はリング精紡機を含む連続した工程をも表すものであ
る。
【0050】同時に提出するシヨフナー(Shofne
r)他の特許出願,発明の名称″繊維処理機械を最適制
御する方法″では,糸製造機械をリストアツプし論じて
いるが,特にロータスピンボツクスの″機械特性″につ
いて記述していて,繊維処理機械の量適制御一般に対す
る貴重な方法を提供している。機械特性はこれらが入力
パラメータと機械の運転設定に影響されるので,色々な
機械の出力での処理性能パラメータに関連して来る。こ
れらの記述はここでは参照として述べた。特に注記して
おきたいことは,調質された気体流による処理性能パラ
メータ制御についての現在の記述は上述の出願の更なる
応用であると言うことである。
【0051】各機械段22,24,26に付属して,セ
ンサ36,38,40で代表して示した測定ステーシヨ
ンMと,調質気体供給システム42,44,46で代表
して示した環境制御ステーシヨンEが設けられている。
【0052】センサ36,38,40はそれぞれ公知の
装置であり,それ自体は本発明の主題を成すものではな
い。一般にセンサ36,38,40は不純物含有量,ネ
ツプ含有量,短繊維含有量及びこれらに関連する不純物
除去又は生成効率,ネツプ除去又は生成効率,短繊維除
去又は生成効率と言つた,機械の性能パラメータを測定
する。一般に機械ではこのような不純物を除去すると共
に逆に発生させてしまうこともあり,その効率は1以下
(除去の場合)又は1以上(発生の場合)である。例え
ば調節の悪いカードでは不純物を細かく砕いたり,除去
するよりは多くのネツプを作つたり,繊維を破断したり
する。各段22,24,26に関連させて,センサ3
6,38,40はそれぞれ1つだけしか示されていない
が,示された各センサはそれぞれの段に組み込まれた複
数のセンサを代表するものと考えるべきである。生産効
率を含む色々な機械効率を測定する適当なセンサも設け
られている。
【0053】調質された気体を供給するシステム42,
44,46は湿度,温度,速度,圧力,速度変化,圧力
変化,気体組成,自由電荷濃度,静電荷,放射粒子濃度
と言つたコントロールパラメータの内の少なくとも1つ
で調質された気体流を供給する役目をする。これら調質
された気体供給システム42,44,46はそれぞれ別
個の要素として示されているが,これら別個の要素は全
体的空気供給システムの構成要素,例えば1つのブロ
ワ,多数の分岐ダクトを持ち,加熱器,加湿器,ダンパ
及び/又は個々のダクト中のフイルタと言つた個々のコ
ントロール要素を備えた構成要素を示すものとする。
【0054】本発明に従つて以下に例えばカード24に
関連した図6ないし9を参照して記述するように,セン
サ36,38,40で測定される機械性能パラメータは
調質気体供給システム42,44,46で与えられるコ
ントロールパラメータを制御することでコントロールさ
れる。従つて50で示した帰還制御システムが設けられ
ている。この帰還制御システムはセンサ36,38,4
0の出力を受け,調質気体供給システム42,44,4
6を制御するための信号を供給する。個々の帰還ループ
は点線52,54,56で示されている。個々のフイー
ドフオワードのラインは53,55,57である。
【0055】図6には示していないが,各調質気体供給
システム42,44,46はそれぞれの帰還ルーブを持
つていると理解されたい。例えは帰還制御システム50
が調質気体供給システム42,44,46の1つに特定
の供給点で与えられた相対湿度を保つように指令する
と,これに対応するそれ自身に相対湿度センサを持つて
いる調質気体供給システムは,帰還制御によつて水スプ
レイのような加湿要素の作動を指令する。フイードバツ
クループ52,54,56は大いに簡略されていると理
解されたい。その中でそれぞれはセンサ36,38,4
0の内のいずれかに接続されて示されている。本発明に
よればフイードバツクコントロールシステム50は複数
の相反する機械性能パラメータを考慮にいれており,全
体的に最善の妥協点をえるために近代的な統計的コント
ロール手法を採用して全体的な最適のコントロール戦略
を実行している。図5には1つの機械性能パラメータセ
ンサが各段の出口に,そして調質された気体供給システ
ムが各段の入口にあることも表されている。このような
ことは与えられた実施例に必ずしもあてはまらない。こ
のように1つの機械性能パラメータセンサは適当な場所
ならどこにでも使用することができる。つまり1つの処
理段内,処理段のすぐの出口又は特定の段の川下におく
ことができる。同様に1つの調質された気体流の供給を
繊維材料が特定の処理段に運び込まれる時に,また繊維
がその特定の処理段に入れるとすぐに,また特定の処理
段の中で更に特定の繊維処理段の上流の繊維やこれらの
組合わさつた位置にでも適用することができる。図5の
カード24のようなカード機に関わる本発明の1つの特
別な適用例を図6〜図9を参照して以下に記述する。図
6は全体構成としてのカード段100を示す。図7は図
6のカード段100の供給段とリツカーイン段の拡大
図,そして図8は図6のカード段100のドツフアと出
口部分の拡大図を示している。まず初めにカード段10
0は全体的に従来型となつているが改造されていること
に注意していただきたい。つまりいろいろな測定ステー
シヨン(Mマーク)と調質された気体流が与えられてい
る環境コントロールステーシヨン(Eマーク)とが含ま
れているということである。カード段100の中央には
カードシリンダ102があり,旧来構造のカードワイヤ
ー104によつて覆われていて周辺速度例えば1秒間に
10mの速度で回転する。カードシリンダー102に密
接して複数個のカードフラツト106がある。
【0056】繊維のストツク30は穴あき板108に沿
つて運ばれてフイードローラ110に達し,このローラ
で繊維はリツカーインシリンダ112に移される。リツ
カーインシリンダ112は例えば表面速度20m/se
cで回転し,今度は回転するカードシリンダ102に繊
維を移し,この間繊維はカードワイヤ104とフラツト
106の間でコーミング動作を受ける。
【0057】回転するドツフアシリンダ114は回転す
るカードシリンダ102からくしけずられた繊維を取り
外してウエブ116を生ずる。ウエブ116は幅が約1
mで約5g/mの線密度を持つ。トランペツト117は
ウエプを集めこれをスライバ118に形成する。スライ
バの線密度も約5g/mで,トランペツトを出たその直
径は約1cm,その紡出速度は約2m/secである。
【0058】本発明を実装するには,カーデイング段1
00は改造して,重要な点例えばこれに限られるわけで
はないが,繊維ストツク30がカードに供給される所に
測定ステーシヨンM1,繊維ストツクがフイードローラ
110で取り込まれる所にM2,繊維がリツカーインシ
リンダ112の上にある所にM3,繊維がカードシリン
ダ上にある所にM4,ドフアシリンダの上にある所にM
5,ウエブ116又はスライバ118の特性を測る所に
M6とM7と,それぞれの測定ステーシヨンを取付けら
れるようにする。
【0059】環境制御ステーシヨンは,例えば前記のシ
ヨフナー(Shofner)の特許第4512060
号,第4631781号,第4686744号明細書に
記載された技術の何れかを用いて調質気体流が加えられ
る点を表わす。例えば適当な上部空間130で,一般に
穴あきの供給プレート108に沿つて動く繊維原料を覆
い,環境制御ステーシヨンE1の所に調質気体流を導入
して,供給プレート108に沿つて動く繊維原料に働か
せる。流れE1は下部フード131と供給プレート10
8に加えられる吸引によつて繊維マツト30を通つて引
かれる。リツカーインシリンダ102は穴が開けられて
いるのが好ましく,調質気体流がE2,E3,E4の所
に繊維を重復して調質する目的と,また前紀のシヨフナ
ー(Shofner)の特許第4512060号,46
31781号,第4686744号明細書に記述された
方法によつてダスト,不純物及びマイクロダストの除去
を助成する目的で導入される。図6と図8に示すよう
に,ステーシヨンE5は調質気体をカードシリンダ10
2上の繊維に加え,環境制御ステーシヨンE6は調質気
体を,これも穴をあけたドツフアーシリンダ114上の
繊維に導入する。環境制御ステーシヨンE7はクラツシ
ユローラ115を離れるウエブ116に調質気体を加え
る。
【0060】特別な例を考えて本発明の概念を以下に示
す。繊維がリツカーインシリンダ112に入ろうとする
所の測定ステーシヨンM2で含水率,短繊維含有量がす
べて測定される。多くの他の性能パラメータも測定でき
る。例として含水率は5%,不純物は500個/g,短
繊維含有量は8%位である。M5とM6ではカードの出
力点での短繊維含有量と不純物含有量が測定される。
【0061】これは簡略化した例で,ここでは1つの即
ち湿気又は水分だけを制御パラメータとし,環境制御ス
テーシヨンE1に加え気体流の絶体湿度を制御してい
る。もちろん多くの他の制御パラメータとその適用場所
を採用することができる。何れにしても,E1点での絶
体湿度は超音波加湿,スプレイノズル又は蒸気注入など
で影響させることができる。相対湿度は温度のコントロ
ールで影響させることができる。E1での湿度はM2点
の含水率を制御し,含水率によつてM5点の不純物と短
繊維含有量が以下に詳細に述べるように,コントロール
される。例としてE1点での相対湿度を50%とする。
【0062】M2で測定した含水率はM6で測定した不
純物含有量と短繊維含有量に影響するが,相反する条件
となる。この相反する模様は図9に簡単な形でプロツト
した。図9の横軸はM2点で測定したそしてE1点で導
入される気体の調質によつて直接制御されたものであ
る。左の縦軸は測定ステーシヨンM6で測定された不純
物で,値は線150でプロツトしてある。右の縦軸は重
量%で示した短繊維含有量で,繊維長が1/2インチ以
下のものであり,その値は線152でプロツトしてあ
る。監視ステーシヨンM6は同時に提出するシヨフナー
(Shofner)他の特許出願,発明の名称″工程中
の繊維物質の薄いウエブの取得と測定及びコントロー
ル″に記述されたイメージ分析システムである。
【0063】この例では公称操業点は不純物量100個
/gで,これはM2点の含水率5%の時である。含水率
が増大すると不純物含有量も増大し,含水率が減少する
と不純物含有量は減少する。この図の例では,含水率4
%ではその結果の不純物含有量は80個/g,含水率6
%ではその結果の不純物含有量は120個/gとなる。
一般に不純物含有量を最小にすることが望ましい。
【0064】短繊維含有量を考えると,公称の5%の含
水率点では,この例での短繊維含有量は8%である。含
水率が減少すると好ましくないことには短繊維含有量は
増加する,これは繊維が弱くなるためカードでの損傷が
増えるからである。逆に含水率が増加すると,短繊維含
有量は減少する。このように関係は逆傾向である。この
例では含水率6%で短繊維含有量は6%であり,含水率
4%だと短繊維含有量は10%となる。
【0065】図9から短繊維含有量と不純物含有量とい
う機械性能パラメータは相反する関係にあり,ここに例
を上げたパラメータ両者を最適化方法で適切に制御する
ことが本発明の重要な面である。
【0066】いま機械は与えられた供給綿で初期の参照
値としてM5点の不純物含有量が100個/g,M5点
の短繊維含有量が8%で運転されていたとする。M2点
で測定した入力繊維のパラメータは不純物含有量500
個/g,短繊維含有量8%であつた。カード102は短
繊維を除去することもまた作ることもあるので,この例
の実質効果を1に対する効率として記述する。例えばカ
ード102で不純物含有量を500個/gから100個
/gまで下げたとすると,不純物除去効率は0.80と
する。
【0067】ある変化,例えば機械に供給される綿繊維
30の性質にある変化が生じたとする。この特別な例に
おいては,M2点で測定した不純物含有量は500個/
gから1000個/gに増大し,短繊維含有量は8%の
ままだつたと仮定する。工程は直線性を保つていると仮
定すると,同じ含水率5%で,M6点で測定した不純物
含有量は100個/gから200個/gになり,他はす
べて同じと言うことになろう。
【0068】本発明によれは制御されるのはM2での5
%含水率でもなく,E1点の相対湿度50%でもない。
制御されるのは機械の性能であり,この場合出力,言い
換えればスライバパラメータの不純物含有量と短繊維含
有量である。
【0069】上記の同時に提出する特許出願に述べたよ
うに,最新の統計的制御方法論によれば,その特定の機
械の分析に基づいて適当な妥協案を作り実装することが
できる。そのような制御システムは例えば次のように機
能する。
【0070】制御システムは,例えばE1に導入する空
気の湿度を要求に応じて下げることによつて,M2点で
測定した含水率を5%から4%に減少することができ
る。図9から不純物含有量は20%減少することが期待
される。従つて不純物は200個/gから160個/g
に減少するであろう。しかしもしM2点の含水率が4%
に減少すると,M5で測定した短繊維含有量は8%から
10%に上昇する。かくして困難な選択に直面する,即
ちM6点で不純物含有量を160個/gとすることが短
繊維含有量を10%に増加させることによる負のインパ
クトよりも,全体の工程の総利益にもつと大きい正のイ
ンパクトを与えるかどうかと言うことである。総利益に
対するインパクトは現実には正であろう,それは不純物
含有量の高い原料は安く買入することができ,最後に生
産される糸は僅かな影響しか受けないからである。一方
短繊維含有量の増加は糸の強力と均斎度を悪くし,かか
る劣化は市場では厳しく扱われる。
【0071】このようにこのシステムはいくつかの異な
つた方法で応答することができる。最新の統計的制御法
によつて適切にプログラムされた帰還制御システムを持
つたコンピユータはどのような場合にも常時,糸の価値
や他の性能標準を含わて妥協できるレベルに到達するた
め,不純物含有量の見地から短繊維含有量に対してはど
れが量適値かを探している。
【0072】独特な場合には機械の操作者は短繊維含有
量を最小とするために高い不純物含有量をも受け入れる
のを選び,制御システムにそのような程度まで含水率を
下げないようにプログラムすることがある。短繊維含有
量による市場性からのベナルテイは短繊維含有量は糸強
力と糸むらを悪化させるので,一般に不純物含有量に対
するペナルテイよりもより厳しい。
【0073】以上まとめれば,短繊維含有量を最小にす
ることが望ましく,また不純物含有量を最小にすること
が望ましい。糸の価値は不純物や短繊維の含有量が高い
と逆に影響され不純物よりも短繊維の含有量が高い方が
糸価値は減少する。従つてつりあいがしばしば価値ある
ものであると言うことが判り,従つて最適含水率が糸価
値を最適にする妥協レベルである。従つてカード機の適
切な点の空気供給条件を変え,繊維のクリーニングと短
繊維含有量の除去の結果を満足させることが望まれる。
【0074】複数の制御点を用いることもできる。例え
ばE1に加えてE4とE5も利用できる。繊維の損傷は
特に次の2点で起こることが認められている。即ちフイ
ードローラ110が繊維リツカーインシリンダ112に
渡す所及びカードシリンダ102とフラツト106の間
で繊維が活発なカーデイング作用を受ける所である。か
くして繊維がフイードローラ110とフイードプレート
111を越えてリツカーインシリンダ112上のピンで
たたかれる点で,強力なクリーニングを行うためには,
M2点で比較的低い含水率の繊維をリツカーインシリン
ダ112に導入する。しかしこれで増大する損傷はE4
とE5を通して湿つた空気を導入することでカードシリ
ンダ102とフラツト106に関連した損傷を減少させ
ることで相殺される。
【0075】同様に後の工程を見越してE6とE7点で
希望するなら含水率を上げておくこともできる。例えば
練条機にスライバを供給したり,最後のロータ精紡機に
供給したりするにはもつと高い含水率が好ましい。
【0076】図10は図6のカード100上の,例えは
E1,E2,E3,E4,E5,E6,E7で識別され
た環境ステーシヨンの内から選んだ3点に調質された気
体を供給するための気体流調質システムを概観したもの
である。例示の便のため,図10にはそれぞれ202,
204,206で識別した3つの工程領域しか示してい
ない。分枝210,212,214を持つ共通供給ダク
ト208が設けられている。各分枝210,212,2
14のそれぞれに並列に,まとめて216で表した適当
した制御エレメントが設けられ,これらはダンパ,加熱
コイル,加湿器,フイルタ又はイオングリツド等より成
る。
【0077】この供給システムの中心はエアーウオツシ
ヤ220で,例えばシヤーロツテ,ノースカロライナの
ニユーマフイル社又はウインストンサレム,ノースカロ
ライナのルーワ−バーンソン社から入手できるようなも
のである。このエアーウオツシヤ220は適当な制御部
材と共に,システムに適当した予め定めた湿度の空気流
を供給する。この空気流はブロワー222で流量ダンパ
224を通つて供給ダクト208中に送られ,この供給
ダクトから個々の分枝210,212,214に供給さ
れる。供給空気フアン222はこのようにしてカード上
の3つ又はそれ以上の点に,更に制御エレメント216
と制御信号217a,217bなどに反応して変更され
た空気を供給する。
【0078】カードの処理領域からの吸引即ち戻り空気
と,これに加えてダンパ231でバイパスされた空気は
ダクト230で集められ,ドラム又はロールフイルタの
形の一次フイルタ232と二次フイルタ234より成る
2段フイルタで清浄にされる。戻り空気のブロワ236
はフイルタ232と234から空気を引き込み,戻り空
気をミクサ室238中に送り込む。ミクサ室238には
オプシヨンで第3のフイルタ240が付き,次いでエア
ーウオツシヤ220に清浄な空気が送られる。
【0079】蒸発冷却の手段で空気流の希望する温度が
保たれるような外気条件であり,冷却水又は他の冷却シ
ステムの使用を避けて,システムを経済的なサイクルで
運転することが望ましい状態においては,ミクサ室23
8と特に戻り空気フアン236が設備されるであろう。
従つてミクサ室238は帰り空気ダンパ242,外気ダ
ンパ244及び排出空気ダンパ246を組み合わせてい
る。
【0080】水が温かい時や,外気条件が冷却せずには
要求する温度を保てないときには,例えばトレーン社が
出しているような冷却水クーラ250を用い,スプレイ
水温度を,従つて供給気体の温度及び/又は湿度を制御
することができる。これにはエアーウオツシヤ循環ポン
プ254に冷却水を通す供給バルブ252を制御する。
他のバルブ256は冷凍条件になつてしまうのを防ぐた
め,冷却器を通る水の流れが一定となるようにするため
に設けられている。
【0081】エアーウオツシヤ中で冷却水をスプレイす
る代わりに,閉ループの令却水システムも用いられ,そ
こでは調質すべき空気流中に配置したコイル中に,希望
条件に達するように冷却水を循環させる方法でクリーニ
ング効果が達せられる。ユニツト250にクリーニング
タワー258が付属する。
【0082】本発明の特殊な実施例を示し説明してきた
が,この分野に熟達した者には多くの改造と変更が実現
できるであろう。従つて特許請求の範囲は本発明の真意
と範囲内にあるような全ての改造を覆うように意図して
いることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な繊維試験機に対する試験領域環境制御
装置を示す図である。
【図2】図1の装置をHVI900Aに適用した図であ
る。
【図3】マイクロ環境制御を示す図である。
【図4】試験領域環境制御のコントロールと調質ユニツ
トを示す図である。
【図5】多段の繊維処理機械に接続された本発明による
コントロールシステムのブロツクダイアグラムである。
【図6】カード段を示す図である。
【図7】図6の供給側の拡大図である。
【図8】図6のドツフア側の拡大図である。
【図9】相入れない機械性能パラメータを示すプロツト
図である。
【図10】気体調質システムを示す図である。
【符号の説明】
301 繊維試験機 302 分配板 304 側面シールド 310 調質ユニツト 312 フレキシブル導管 314 フード 316 接合部 318,320 監視手段 322,324 信号線 326 制御器 327 信号−制御線
フロントページの続き (72)発明者 マーク・ジー・タウンズ アメリカ合衆国テネシー37922・ノツク スヴイル・トウールズ・ベン・ロード 3111 (56)参考文献 特開 平4−316109(JP,A) 特開 平4−327783(JP,A) 特表 平4−502669(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D01G 23/08 F26B 21/06 D06H 3/00 G01N 33/36

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の処理段階(22,24,26)を持
    つ繊維処理機械(20)において繊維を処理する方法で
    あって、各処理段階において少なくとも1つのパラメー
    タが測定され,調質された気体流が適当な個所で各処理
    段階へ供給されるものにおいて、処理のための少なくと
    も1つの性能パラメータが,不純物含有量,ネツプ含有
    量,短繊維含有量,不純物除去効率,ネツプ除去効率,
    短繊維除去効率及び機械生産効率を含むグループから選
    択され,処理のための少なくとも1つの性能パラメータ
    が、少なくとも1つの制御パラメータに従って調質され
    る気体流の供給によって制御されることを特徴とする,
    繊維の処理方法。
  2. 【請求項2】制御パラメータが湿度,温度,イオン含有
    量,速度,速度変動,圧力変動,気体組成及び放射性粒
    子濃度より成るグループから選ばれることを特徴とす
    る,請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】複数の処理段階(22,24,26)を持
    つ繊維処理機械(20),各処理段階において少なくと
    も1つのパラメータを測定するセンサ(36,38,4
    0),少なくとも1つの制御パラメータに応じて調質さ
    れる気体流を各処理段階の適当な個所で供給する調質気
    体供給システム(42,44,46),及び各センサ
    (36,38,40)及び各調質気体供給システム(4
    2,44,46)に接続されている制御システム(5
    0)を有するものにおいて,センサが処理のための性能
    パラメータを測定するために構成され,制御システムが
    各処理段階のための少なくとも1つの制御パラメータを
    制御することによって,この制御システムが各処理段階
    の処理のための少なくとも1つの性能パラメータを制御
    するために構成されていることを特徴とする,繊維の処
    理装置。
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