JP3507905B2 - 薬液注入兼掘削機 - Google Patents

薬液注入兼掘削機

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JP3507905B2
JP3507905B2 JP13783994A JP13783994A JP3507905B2 JP 3507905 B2 JP3507905 B2 JP 3507905B2 JP 13783994 A JP13783994 A JP 13783994A JP 13783994 A JP13783994 A JP 13783994A JP 3507905 B2 JP3507905 B2 JP 3507905B2
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chemical liquid
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久 保 彰 大
保 良 三 東
田 昌 夫 岩
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Onoda Chemico Co Ltd
Koken Boring Machine Co Ltd
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Onoda Chemico Co Ltd
Koken Boring Machine Co Ltd
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、段階的にステップ引き
上げしながら薬液を注入する薬液注入兼掘削機の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種薬液注入兼掘削機としては、従来
例えば特公昭54−13683号公報,特公昭62−5
2085号公報,特開平3−125786号公報,特開
平3−262819号公報等に開示の技術がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来技術
では薬液を注入しながら薬液注入ロッドをステップ引き
上げする際に、一つのチャックしか使用できなかったの
で、1ストローク注入後、注入ロッドの回転を一旦中止
して、チャックの掴み変えを行ってから次ストローク上
方への引き上げを行わなければならなかった。
【0004】そのため、連続した薬液注入ができなかっ
たので、薬液注入の作業能率が非常に悪いほかに、上下
方向に所定の間隔で薬液注入ロッドの回転を一旦停止さ
せて掴み変えを行わなければならないので、作業性およ
び安全作業の面でも問題があった。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みて創案されたも
ので、解決しようとする主たる課題は薬液注入の作業能
率を大幅に高めることができるとともに、安全作業の面
でも寄与できる薬液注入兼掘削機を提供するにある。
【0006】また、本発明で解決しようとする他の課題
はフレーム接地型において、任意の場所に簡便に移動さ
せ、かつ傾きを是正して据え付け、使用できる薬液注入
兼掘削機を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明ではフレームに、回転駆動装置と、該回転駆
動装置に連結された伝動系を内蔵したロータリテーブル
と、横断面多角形または円形の一部を切欠した形状に形
成されかつ上下方向に配置されしかも前記ロータリテー
ブル内の伝動系に連結されたケリーロッドとを取り付
け、該ケリーロッドに、上下方向に摺動自在にドリルヘ
ッドを装着し、該ドリルヘッドを昇降駆動装置に連結
し、前記ドリルヘッドには第1油圧チャックを設け、前
記ロータリテーブルには第2油圧チャックを設けるとと
もに、これら第1,第2油圧チャックを予め決められた
シーケンスに従って開閉可能に連携し、前記第1,第2
油圧チャックに薬液注入兼掘削ロッドを挿入し、該薬液
注入兼掘削ロッドと前記ケリーロッドとを同一方向に同
一回転速度で回転するように構成している。
【0008】また、上記他の課題を解決するため、本発
明では前記フレームの底部に、互いに所定の間隔をおい
て複数個のローラを設け、各ローラをフレームの底面に
対して出没操作するシリンダに連結している。
【0009】
【作用】本発明では、薬液注入兼掘削ロッドにより所定
の深度まで削孔後、その孔内に薬液を注入するときは、
回転駆動装置とロータリテーブル内に設けられた伝動系
とを通じて、ケリーロッドを常時回転させる。
【0010】そして、ドリルヘッドが1ストロークの下
限位置に下降している状態で、第1油圧チャックが閉、
第2油圧チャックが開に操作される。この状態では、薬
液注入兼掘削ロッドは回転駆動装置→伝動系→ケリーロ
ッド→第1油圧チャックを経由して伝達される回転力に
より、ケリーロッドと同一方向に、同一回転速度で回転
する。その後、直ちに昇降駆動装置によりドリルヘッド
がケリーロッドに沿って1ストローク分上昇操作され
る。これに伴い、第1油圧チャックが1ストロークの上
限位置まで上昇操作され、この第1油圧チャックにより
薬液注入兼掘削ロッドが1ストローク分引き上げられ、
上昇位置に保持される。
【0011】その間に、薬液注入兼掘削ロッド内を通じ
て孔内に薬液が注入される。
【0012】その後、第2油圧チャックが閉、第1油圧
チャックが開に切り替えられる。この状態では、薬液注
入兼掘削ロッドは回転駆動装置→伝動系→第2油圧チャ
ックを経由して伝達される回転力により、ケリーロッド
と同一方向に、同一回転速度で回転する。その後、直ち
に昇降駆動装置によりドリルヘッドがケリーロッドに沿
って1ストローク分下降操作される。これにより、第1
油圧チャックが1ストロークの下限位置まで下降操作さ
れ、その位置にセットされる。
【0013】ついで、第1油圧チャックが閉、第2油圧
チャックが開に再度切り替えられ、薬液注入兼掘削ロッ
ドには再び回転駆動装置→伝動系→ケリーロッド→第1
油圧チャックを通じて回転力が伝達され、回転する。
【0014】以後、前記動作が繰り返され、薬液注入兼
掘削ロッドが常に回転を与えられながら、1ストローク
ずつ引き上げられ、孔内に薬液が注入される。
【0015】以上のように、本発明ではケリーロッドに
沿ってドリルヘッドを1ストロークずつ上下動させ、該
ドリルヘッドにより第1油圧チャックを1ストロークず
つ上下動させ、第1,第2油圧チャックを予め決められ
たシーケンスに従って開閉させることにより、薬液注入
兼掘削ロッドを回転させたままの状態で、ステップバイ
ステップで薬液注入兼掘削ロッドを1ストロークずつ上
昇させ、薬液を注入することができる。その結果、薬液
注入の作業能率を大幅に高めることができるほか、作業
途中で薬液注入兼掘削ロッドの回転を停止させないの
で、作業を中断した後、再作業する必要がなく、薬液注
入作業の安全性を確保することができる。
【0016】また、本発明では作業場所を変えるとき
は、シリンダを働かせて各ローラをフレームの底面から
突出させる。そして、各ローラを利用して薬液注入兼掘
削機全体を当該作業場所へ移動させる。ついで、シリン
ダを個別に操作し、複数個のローラの突出量を個別に調
整し、薬液注入兼掘削機の傾きを是正して据え付ける。
【0017】したがって、本発明によれば、接地型の薬
液注入兼掘削機において、該薬液注入兼掘削機を任意の
場所に簡便に移動させ、傾きを是正して据え付け、安全
に使用することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。
【0019】図1は本発明薬液注入兼掘削機の一実施例
を示す平面図、図2は同正面図、図3は同側面図、図4
はこの実施例の要部の拡大縦断正面図、図5は図4に対
して第1,第2油圧チャックを切り替えた状態を示す拡
大縦断正面図、図6〜図12は要部の作用説明図、図1
3はこの実施例におけるストローク線図である。
【0020】この実施例における薬液注入兼掘削機は、
図1〜図3に示すように、フレーム1と、コントロール
盤2と、計測盤3と、インバータ盤4と、油圧パワーユ
ニット5と、油圧バルブユニット6と、回転駆動装置で
あるギャードモータ7と、ロータリテーブル8と、これ
に内蔵された伝動系(図1〜図3では省略、図4参照)
9と、ケリーロッド14と、ドリルヘッド15と、該ド
リルヘッド用の昇降駆動装置である2本一対の油圧シリ
ンダ18と、前記ドリルヘッド15に設けられた第1油
圧チャック21と、前記ロータリテーブル8に設けられ
た第2油圧チャック22と、第1,第2油圧チャック2
1,22に挿入された薬液注入兼掘削ロッド35と、フ
レーム1の底部に設けられた複数個のローラ36および
これを操作するジャッキシリンダ38とを備えている。
【0021】前記伝動系9は、ギャードモータ7に駆動
連結されている。また、伝動系9は図4に示すように、
駆動歯車10と、中間歯車11,12と、被動歯車13
とによる歯車列により構成されている。
【0022】前記ケリーロッド14は、この実施例では
横断面6角形に形成されており、図2,図3および図4
に示すように、上下方向に配置され、しかも図4に示す
ように、前記伝動系9の中間歯車12に連結されてい
る。
【0023】前記ドリルヘッド15は、図1〜図3に示
すように、前記ケリーロッド14に装着されている。ま
た、ドリルヘッド15はフレーム1の垂直部材に設けら
れたガイドレール16と、ドリルヘッド15自体に設け
られかつガイドレール16に係合されたガイドローラ1
7とを介して、ケリーロッド14に沿って上下動可能に
支持されている。さらに、ドリルヘッド15は昇降駆動
装置である油圧シリンダ18を介して、予め決められた
ストロークで昇降操作される。また、ドリルヘッド15
内には、薬液注入兼掘削ロッド35に回転力を伝達する
ための駆動歯車19と、被動歯車20とが設けられてい
る。
【0024】前記油圧シリンダ18は、図2および図3
に示すように、フレーム1の下部部材に支持されたピス
トンロッド18bと、そのシリンダチューブ18aとに
より構成されている。そして、前記ドリルヘッド15は
前記シリンダチューブ18aに連結されていて、これに
より昇降操作されるようになっている。前記シリンダチ
ューブ18aとピストンロッド18bの取付けは、逆で
あってもよい。
【0025】前記第1油圧チャック21は、図4および
図5に示すように、ドリルヘッド15上に取り付けられ
かつAポート25aおよびBポート25bを有するハウ
ジング23と、チャック爪27と、テーパ状のカム面2
9aを有するプランジャ29と、位置調整用スリーブ3
1とを備えている。さらに、この第1油圧チャック21
は前記位置調整用スリーブ31を第1中空ロッド33に
螺合させ、該第1中空ロッド33を介して、ドリルヘッ
ド15内に設けられた被動歯車20に連結されている。
而して、この第1油圧チャック21はAポート25aを
通じてハウジング23内に油圧が導入されると、プラン
ジャ29が押し上げられ、そのカム面29aでチャック
爪27が締め付けられて薬液注入兼掘削ロッド35を掴
み、Bポート25bを通じてハウジング23内に油圧が
導入されると、プランジャ29が押し下げられ、チャッ
ク爪27が解放され、薬液注入兼掘削ロッド35を放す
ようになっている。
【0026】前記第2油圧チャック22は、図4および
図5に示すように、ロータリテーブル8上に取り付けら
れかつAポート26aおよびBポート26bを有するハ
ウジング24と、チャック爪28と、テーパ状のカム面
30aを有するプランジャ30と、位置調整用スリーブ
32とを備えている。また、この第2油圧チャック22
は前記位置調整用スリーブ32を第2中空ロッド34に
螺合させ、該第2中空ロッド34を介して、ロータリテ
ーブル8内に設けられた伝動系9の被動歯車13に連結
されている。そして、この第2油圧チャック22もAポ
ート26aを通じてハウジング26内に油圧が導入され
ると、プランジャ30が押し上げられ、そのカム面30
aでチャック爪28が締め付けられ、これにより薬液注
入兼掘削ロッド35を掴み、Bポート26bを通じてハ
ウジング26内に油圧が導入されると、プランジャ30
が押し下げられ、チャック爪28が解放され、薬液注入
兼掘削ロッド35を放すようになっている。
【0027】前記ドリルヘッド15の油圧シリンダ18
と第1,第2油圧チャック21,22は、図2に示す油
圧バルブユニット6,油圧パワーユニット5およびコン
トロール盤2に接続されていて、予め決められたシーケ
ンスに従って動作するように連携されている。
【0028】前記薬液注入兼掘削ロッド35は、図4お
よび図5に示すように、第1,第2油圧チャック21,
22内に設けられた第1,第2中空ロッド33,34に
挿入されている。そして、薬液注入兼掘削ロッド35は
前記第1油圧チャック21により把持されたときは、伝
動系9の中間歯車12,ケリーロッド14,ドリルヘッ
ド15内の駆動歯車19,被動歯車20および第1油圧
チャック21を通じて回転駆動され、また前記第2油圧
チャック22により把持されたときは、伝動系9の被動
歯車13および第2油圧チャック22を通じて回転駆動
されるように構成され、薬液注入時には常に回転が与え
られるようになっている。
【0029】前記伝動系9,ケリーロッド14,ドリル
ヘッド15内に設けられた駆動歯車19,被動歯車20
および第1油圧チャック21を通じて薬液注入兼掘削ロ
ッド35を回転させる駆動系統と、伝動系9および第2
油圧チャック22を通じて薬液注入兼掘削ロッド35を
回転させる駆動系統とはシンクロナイズされていて、薬
液注入兼掘削ロッド35を同一方向に、同一回転速度で
回転操作しうるように構成されている。
【0030】前記複数個のローラ36は、それぞれフレ
ーム1の底部に、互いに所定の間隔をおいて設けられて
いる。各ローラ36は、ブラケット37を介してジャッ
キシリンダ38に連結されており、フレーム1の底面に
対して出没可能に設けられている。
【0031】次に、前述のごとく構成された薬液注入兼
掘削機の動作を説明する。
【0032】薬液注入兼掘削ロッド35により地盤40
に所定の深度まで孔を掘削後、その孔内41に次のよう
に薬液を注入する。
【0033】まず、初期状態では図6に示すように、薬
液注入兼掘削ロッド35の先端部が孔底付近に位置し、
ドリルヘッド15が1ストロークの下限位置にセットさ
れ、第1油圧チャック21が閉、第2油圧チャック22
が開にセットされているものとする。この状態では、薬
液注入兼掘削ロッド35はギャードモータ7→伝動系9
の中間歯車12→ケリーロッド14→ドリルヘッド15
内に設けられた駆動歯車19および被動歯車20→第1
油圧チャック21に至る駆動系統から回転力を受け、回
転駆動される。
【0034】前記図6の状態から油圧シリンダ18が上
昇側に操作され、図7に示すように、ドリルヘッド15
が1ストロークの上限位置まで上昇操作され、これに伴
い第1油圧チャック21により薬液注入兼掘削ロッド3
5が1ストローク分引き上げられ、このとき孔内41に
薬液が注入される。
【0035】前述のごとく、ドリルヘッド15が1スト
ロークの上限位置まで上昇操作された後、図8に示すよ
うに、第2油圧チャック22が閉に操作され、その直
後、図9に示すように、第1油圧チャック21が開に操
作される。この状態では、薬液注入兼掘削ロッド35は
前記ギャードモータ7→伝動系9の被動歯車13→第2
油圧チャック22に至る駆動系統から回転力を受け、回
転駆動される。
【0036】ついで、図9に示す状態から油圧シリンダ
18が下降側に操作され、ドリルヘッド15が図10に
示すように、1ストロークの下限位置まで下降操作さ
れ、その位置に保持される。
【0037】その後、図11に示すように、第1油圧チ
ャック21が閉に操作され、その後直ちに図12に示す
ように、第2油圧チャック22が開に操作される。この
状態では、薬液注入兼掘削ロッド35は再び伝動系9の
中間歯車12→ケリーロッド14→ドリルヘッド15内
に設けられた駆動歯車19および被動歯車20→第1油
圧チャック21に至る駆動系統から回転力を受けて回転
駆動される。また、この図12の状態では薬液注入兼掘
削ロッド35が1ストローク分引き上げられた状態に保
持されているほかは、各部材とも図6の初期状態に戻
る。
【0038】以上の動作を繰り返すことにより、図13
から分かるように、薬液注入兼掘削ロッド35が1スト
ローク分ずつ段階的に引き上げられる。その間、薬液注
入兼掘削ロッド35を通じて孔内41に継続して薬液が
注入される。また、この薬液の注入作業中、薬液注入兼
掘削ロッド35は常に前述の二つの駆動系統のうちの、
少なくともいずれか一方から回転力を受け、常に回転し
ている。
【0039】したがって、この実施例によれば、従来技
術のごとく薬液注入ロッドの回転を一旦停止させて、該
薬液注入ロッドを掴み変えを行う必要がなく、薬液注入
兼掘削ロッド35を回転させたままの状態で第1,第2
油圧チャック21,22で交互に掴み変え、1ストロー
クずつ引き上げて連続的に薬液注入を行うことができる
ので、薬液注入の作業能率を大幅に高めることができ
る。また、この実施例によれば薬液注入ロッドの回転を
停止させ、注入作業を一時中断して再作業する必要がな
いので、薬液注入作業の安全性をも確保することができ
る。
【0040】次に、例えば一つの孔内41への薬液注入
作業が終了し、他の孔内への薬液注入を行う等、作業場
所を変えるときは、フレーム1の底部に設けられた複数
個のローラ36をそれぞれジャッキシリンダ38により
フレーム1の底面より突出させ、ローラ36を利用して
薬液注入兼掘削機全体を当該場所へ移動させる。つい
で、ジャッキシリンダ38を個別に操作し、複数個のロ
ーラ36の突出量を個別に調整し、薬液注入兼掘削機の
傾きを是正して据え付ける。
【0041】これにより、接地型の薬液注入兼掘削機を
任意の場所に簡便に移動させ、しかも傾きを是正して据
え付けて安全に作業することができる。
【0042】なお、前記ケリーロッド14は図面に示す
横断面6角形に限らず、他の多角形または円形の一部を
切欠した形状に形成してもよい。
【0043】また、ドリルヘッド15を1ストロークず
つ引き上げる昇降駆動装置は図面に示す油圧シリンダ1
8に限らず、例えば上部および下部にスプロケットホイ
ールを設け、両スプロケットホイール間にローラチェー
ンを掛け渡し、該ローラチェーンにドリルヘッド15を
連結した構造でも良い。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1記載の
発明によればフレームに、回転駆動装置と、該回転駆動
装置に連結された伝動系を内蔵したロータリテーブル
と、横断面多角形または円形の一部を切欠した形状に形
成されかつ上下方向に配置されしかも前記ロータリテー
ブル内の伝動系に連結されたケリーロッドとを取り付
け、該ケリーロッドに、上下方向に摺動自在にドリルヘ
ッドを装着し、該ドリルヘッドを昇降駆動装置に連結
し、前記ドリルヘッドには第1油圧チャックを設け、前
記ロータリテーブルには第2油圧チャックを設けるとと
もに、これら第1,第2油圧チャックを予め決められた
シーケンスに従って開閉可能に連携し、前記第1,第2
油圧チャックに薬液注入兼掘削ロッドを挿入し、該薬液
注入兼掘削ロッドと前記ケリーロッドとを同一方向に同
一回転速度で回転するように構成しており、薬液注入兼
掘削ロッドの回転を停止させずに、ステップバイステッ
プで薬液注入兼掘削ロッドを1ストロークずつ上昇さ
せ、薬液を注入することができる。その結果、薬液注入
の作業能率を大幅に高めうる効果があり、作業途中で薬
液注入兼掘削ロッドの回転を停止させないので、作業を
中断した後、再作業する必要がなく、したがって薬液注
入作業の安全性を確保しうる効果がある。
【0045】また、本発明の請求項2記載の発明によれ
ば前記フレームの底部に、互いに所定の間隔をおいて複
数個のローラを設け、各ローラをフレームの底面に対し
て出没操作するシリンダに連結しているので、接地型の
薬液注入兼掘削機において、薬液注入兼掘削機を任意の
場所に簡便に移動させ、傾きを是正して据え付け、安全
に使用しうる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】この実施例の要部の拡大縦断正面図である。
【図5】図4に対して第1,第2油圧チャックを切り替
えた状態を示す拡大縦断正面図である。
【図6】この実施例の作用状態の説明図である。
【図7】図6に続く作用状態の説明図である。
【図8】図7に続く作用状態の説明図である。
【図9】図8に続く作用状態の説明図である。
【図10】図9に続く作用状態の説明図である。
【図11】図10に続く作用状態の説明図である。
【図12】図11に続く作用状態の説明図である。
【図13】この実施例におけるストローク線図である。
【符号の説明】
1 フレーム 5 油圧パワーユニット 6 油圧バルブユニット 7 回転駆動装置であるギャードモータ 8 ロータリテーブル 9 伝動系 14 ケリーロッド 15 ドリルヘッド 18 ドリルヘッドの昇降駆動装置である油圧シリンダ 19 ドリルヘッド内に設けられた駆動歯車 20 ドリルヘッド内に設けられた被動歯車 21,22 第1,第2油圧チャック 27,28 チャック爪 29,30 プランジャ 33,34 第1,第2中空ロッド 35 薬液注入兼掘削ロッド 36 ローラ 38 ジャッキシリンダ 40 地盤 41 孔内
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−206289(JP,A) 特公 昭62−52085(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 3/12 101

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームに、回転駆動装置と、該回転駆
    動装置に連結された伝動系を内蔵したロータリテーブル
    と、横断面多角形または円形の一部を切欠した形状に形
    成されかつ上下方向に配置されしかも前記ロータリテー
    ブル内の伝動系に連結されたケリーロッドとを取り付
    け、該ケリーロッドに、上下方向に摺動自在にドリルヘ
    ッドを装着し、該ドリルヘッドを昇降駆動装置に連結
    し、前記ドリルヘッドには第1油圧チャックを設け、前
    記ロータリテーブルには第2油圧チャックを設けるとと
    もに、これら第1,第2油圧チャックを予め決められた
    シーケンスに従って開閉可能に連携し、前記第1,第2
    油圧チャックに薬液注入兼掘削ロッドを挿入し、該薬液
    注入兼掘削ロッドと前記ケリーロッドとを同一方向に同
    一回転速度で回転するように構成したことを特徴とする
    薬液注入兼掘削機。
  2. 【請求項2】 前記フレームの底部に、互いに所定の間
    隔をおいて複数個のローラを設け、各ローラをフレーム
    の底面に対して出没操作するシリンダに連結したことを
    特徴とする請求項1記載の薬液注入兼掘削機。
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