JP3507860B2 - 酵母由来の新規リパーゼcs2 - Google Patents

酵母由来の新規リパーゼcs2

Info

Publication number
JP3507860B2
JP3507860B2 JP2000068227A JP2000068227A JP3507860B2 JP 3507860 B2 JP3507860 B2 JP 3507860B2 JP 2000068227 A JP2000068227 A JP 2000068227A JP 2000068227 A JP2000068227 A JP 2000068227A JP 3507860 B2 JP3507860 B2 JP 3507860B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lipase
stable
activity
cryptococcus
triolein
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000068227A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001252072A (ja
Inventor
治幸 家藤
エヌ アール カミニ
力 藤井
猛行 黒須
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Research Institute of Brewing
Original Assignee
National Research Institute of Brewing
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by National Research Institute of Brewing filed Critical National Research Institute of Brewing
Priority to JP2000068227A priority Critical patent/JP3507860B2/ja
Publication of JP2001252072A publication Critical patent/JP2001252072A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3507860B2 publication Critical patent/JP3507860B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リパーゼに関する
ものであり、更に詳細には、油脂分解能が高いだけでな
く、弱酸性からアルカリ性までの広い範囲で強い油脂分
解活性を示し、更に有機溶媒に安定であるといった数多
くの有用な性質を有する従来未知の新規リパーゼに関す
るものである。
【0002】したがって本発明に係る新規リパーゼは、
油脂分解に利用できることはもちろんのこと、試薬、医
薬成分、特定保健用飲食品成分、洗剤、化粧品その他広
範囲な用途に利用することができ、また、特に有機溶媒
に安定であるという特質から、エステル交換反応やエス
テル合成にも利用できるものと期待される。
【0003】
【従来の技術】リパーゼは、トリグリセリドに作用し、
グリセリンと脂肪酸に加水分解する酵素であり、現在、
多くのリパーゼが薬品、食品、洗剤等に広く使用されて
いる。一方、リパーゼは分解だけでなく、逆反応の合成
作用も触媒することができ、有機溶媒中において有用な
アシルグリセロールの生産に使用することも可能である
が、多くのリパーゼは有機溶媒中で不安定であるのが難
点であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うにリパーゼが有する数多くの有用性に鑑み、従来未知
の新規リパーゼを新たに開発する目的でなされたもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
達成のために各方面から検討の結果、多数の酵母を自然
界から分離し、その性質についての研究の過程におい
て、クリプトコッカスエスピー S−2が、α−アミラー
ゼ、キシラナーゼ等の酵素のほか、本菌は、多量のリパ
ーゼ(1種類)を生産分泌し、その酵素は中性からアル
カリ性で強い油脂分解性を示すこと、さらに、本酵素は
ジエチルエーテル、クロロホルム、ヘキサンなどの有機
溶媒に安定であることより、近年注目されている有機溶
媒存在下でのエステル交換反応やエステル合成にも有効
であろうことを知った。
【0006】本発明は、上記新知見に基づいてなされた
ものであって、本酵素の理化学的性質を研究して本酵素
が従来未知の新規酵素であることを確認し、更に、その
分離、精製に成功しただけでなく、その大量生産法の確
立にも成功し、遂に本発明を完成したものである。以
下、本発明について詳述する。
【0007】本発明に係るリパーゼは、次のような理化
学的性質を有するものである。
【0008】(1)作用 油脂分解性にすぐれ、トリグリセリドに作用して、グリ
セリンと脂肪酸に加水分解する。
【0009】(2)基質特異性 各脂肪酸のトリグリセライド及びオイルに対する基質特
異性は、下記表1に示すとおりである。
【0010】 *各基質の比活性はトリオレインに対する比活性を100としたときの%で示 した。
【0011】本酵素は、トリグリセライドの内、トリブ
チリン、トリカプリリン、トリパルミチン、トリオレイ
ンを効率よく分解する。一方トリアセチン、トリカプリ
ン、トリラウリンは中程度、トリミリスチン、トリステ
アリンに対しては分解力が弱かった。本酵素は、テスト
した全てのオイルに対し良好な分解活性を示し、特に米
糠油、イワシ油をよく分解した。
【0012】(3)位置特異性 本酵素がトリオレインに作用する際の、分解の位置特異
性を調べた。酵素反応により、オレイン酸と少量の1,
2(2,3)−ジオレインが生成し、1,3−ジオレイ
ンとモノオレインは検出されなかった。
【0013】(4)至適pH及び安定pH範囲 精製酵素の反応至適pHは7.0であった。pH8.0
においても高い活性を示した。またpHの安定性ではp
H5からpH9において安定であり、弱酸性から弱アル
カリ性まで広い範囲で機能するリパーゼであった。(図
1)
【0014】(5)反応最適温度及び温度による失活の
条件 反応最適温度は37℃であった。しかし温度上昇による
活性の失活は緩やかであり、60℃、30分の熱処理に
おいても71%の活性を維持していた。(図2)なお、
これらの図面において−◆−は活性、−■−は安定性、
Relative activityは比活性、Residual activityは残存
活性をそれぞれ示す。
【0015】(6)阻害、活性化及び安定化 種々の有機溶媒を0、2.5、5.0、7.5、10.
0%の濃度で添加し、リパーゼの活性に与える効果を調
査し、下記表2の結果を得た。その結果、本リパーゼ
は、ベンゼンを除く各種有機溶媒に安定であり、DMS
O(dimethylsulfoxide)、ジエチルエーテルによって
はむしろ活性の上昇がみられ、DMSO7.5%の状態
において64.2%の活性上昇が見られた。
【0016】 *比活性(%)は、各種溶媒濃度(%、v/v)における比活性を示す。
【0017】このように、本リパーゼが有機溶媒に安定
であることは特記すべきことである。近年リパーゼを使
用したエステル交換反応やエステル合成が注目されるよ
うになってきた。リパーゼによるエステル交換反応やエ
ステル合成は、有機溶媒とわずかな水の混在する系によ
りはじめてその反応が進行するが、一般にリパーゼはそ
のような有機溶媒と水の混在する系では不安定であるこ
とが問題であった。ところが本リパーゼは、ジエチルエ
ーテル、クロロホルム、ヘキサンの存在によっても50
%以上の活性と安定性を示すことより、エステル交換反
応やエステル合成に有効であることが大いに期待され
る。
【0018】(7)リパーゼ活性の測定法 リパーゼ活性は、p-nitorophenyl laurate (p-NPL)を反
応基質とした410nmの吸光度法にて測定した。また必
要に応じ、オリーブオイルを基質とした滴定法にてリパ
ーゼ活性を測定した。
【0019】(8)分子量 22kDa(SDS−PAGE)
【0020】本酵素は、上記した理化学的性質からみ
て、従来既知のリパーゼにはこのようなタイプの酵素は
見当らず、新規物質と認定し、これをリパーゼCS2と
命名した(なお、これをCS2リパーゼということもあ
る)。
【0021】本発明に係る新規酵素は、微生物、例えば
クリプトコッカス属に属するS−2株(FERM P−
15155)(以下、S−2株ということもある)の培
養物から分離、取得することができる。ここに創製分離
された菌株は、新規酵素(リパーゼCS2)を生産分泌
できる点できわめて特徴的であり、これをCryptococcus
sp. S-2と命名し、工業技術院生命工学工業研究所にF
ERM P−15155として寄託した。
【0022】本酵素は、S−2株を常法にしたがって培
養し、培養物から分離、精製することにより取得するこ
とができる。例えば、YM培地(酵母エキス0.3%、
麦芽エキス0.5%、ペプトン0.5%、グルコース1
%)にて25℃、40時間前培養(5.4〜5.8×1
8ケ/ml)した菌体を通常の本培養への接種菌とす
る。
【0023】酵母エキス0.5%、KH2PO41%、M
gSO4・7H2O、トリオレイン1%を基本とし、必要
に応じ、窒素、炭素源、そして誘導物質を変化させたも
のを酵素生産培地とした。100mlの酵素生産培地に、
前培養した菌を1%(v/v)接種し、25℃100rpmの振
とう培養にて、酵素の生産を行えばよい。トリオレイン
は添加しなくてもよいが、Cryptococcus sp. S-2による
リパーゼの生産はオリーブオイル、トリオレインなどの
油脂を炭素源にすることでグルコース培地より約3倍の
リパーゼ活性の分泌が見られ、油脂を炭素源にすること
でリパーゼの生産は優位に高められる。油脂としては、
上記のほかにイワシ油、大豆油、トリグリセリドなどか
ら選ばれる少なくともひとつを使用すると好適である。
【0024】S−2株の培養は、酵母の培養と同様に実
施すればよいが、上記のように炭素源として油脂を使用
すると酵素の生産が上昇する。また、窒素源として酵母
エキス、糖としてラクトースを追加使用することで、酵
素の生産がさらに上昇する。
【0025】S−2株を培養した後、本酵素を培養物か
ら分離、精製する。その方法は常法にしたがえばよい
が、例えば培養液を濃縮した後、クロマトグラフィー処
理等既知の精製法を組み合わせて行えばよい。
【0026】このようにして得られた本酵素(CS2リ
パーゼ)は、医薬、化粧品、飲食品、洗剤、試薬その他
各種の用途に広範に利用できるだけでなく、各種の有機
溶媒に安定であるという特質を有するため、有機溶媒存
在下でのエステル交換反応やエステル合成にも利用可能
であって、新しい用途も期待することができる。以下、
本発明の実施例について述べる。
【0027】
【実施例1】酵母エキス0.5%、KH2PO41%、M
gSO4・7H2O、トリオレイン1%を基本培地とし、
これに各種の成分を加えた酵素生産培地に前培養したS
−2菌(FERM P−15155)を1%(v/v)接
種し、25℃、100rpmの振とう培養にて、酵素の生
産を行った。
【0028】(1)窒素源 窒素源の酵素生産にあたる影響を、無機窒素源(尿素、
硝酸アンモニウム)、有機窒素源(酵母エキス、ペプト
ン、コーンスティープリカー、カザミノ酸)により比較
検討した。結果、酵母エキスを窒素源とすることで最も
高い生産性が見られた。(図3)
【0029】図中、Lipase activityはリパーゼ活性、T
ime(h)は時間(時間)、controlは対照、Yeast extr
actは酵母エキス、Peptoneはペプトン,Corn steepliqu
orはコーンスティープリカー、Casamino acidsはカザミ
ノ酸、Ureaは尿素、Ammonium nitrateは硝酸アンモニウ
ムをそれぞれ示す。
【0030】(2)糖の添加効果 酵母エキス0.5%、KH2SO41%、MgSO4・7
2O、トリオレインの基本培地に、グルコース、フラ
クトース、ガラクトース、シュークロース、ラクトー
ス、キシロース、スターチを各0.5%添加し、リパー
ゼ生産に与える影響を見た。結果、ラクトースがリパー
ゼの生産を促進することが分かった。(下記表3、図
4)。
【0031】
【0032】そのラクトースの添加効果を、0.25、
0.5、1、1.5%の濃度で調べたところ、0.5%
で最も高い促進効果を示した。このラクトースの添加に
より、培地中リパーゼ活性は54.2%上昇し、96時
間で40.1U/mlに達した(図5)。なお、これらの図
中において、Lipase activityはリパーゼ活性、Time
(h)は時間(時間)、controlは対照、Glucoseはグル
コース、Fructoseはフラクトース、Galactoseはガラク
トース、Sucroseシュークロース、Lactoseはラクトー
ス、Xyloseはキシロース、Starchはスターチをそれぞれ
示す。
【0033】(3)オイルの種類とリパーゼ生産 使用するオイルの種類とリパーゼの生産性について検討
した。イワシ油、大豆油、トリオレインはどれも良好な
リパーゼの生産性を示し、なかでもイワシ油、大豆油は
それぞれ、トリオレインに比較し47.4%、15.9
%の活性増大が見られた(図6)。しかし将来的な研究
のしやすさを考え、以降の実験は基質としてトリオレイ
ンを用いることとした。なお、図中において、Lipase a
ctivityはリパーゼ活性、Time(h)は時間(時間)、c
ontrolは対照、Trioleinはトリオレイン、Olive oilは
オリーブ油、Soy bean oilは大豆油、Sardine oilはイ
ワシ油をそれぞれ示す。
【0034】(4)オイルと酵母エキス量の関係 トリオレインを1〜3%、酵母エキスを0.5〜2%に
それぞれの範囲で変化させ、リパーゼの生産性を見た。
その結果、トリオレイン1%、酵母エキス1%の組み合
わせで、120時間目に65.7U/mlを示した。(表
4)
【0035】
【0036】(5)培地初期pH及び培養温度 培地初期pHは5.6、培養温度は25℃が最適であっ
た(図7、図8)。なお、図中、lipase activityはリ
パーゼ活性、Time(h)は時間(時間)、−●−は20
℃、−■−は25℃、−▲−は30℃をそれぞれ示す。
【0037】(6)酵素の精製 酵母細胞を除いた培養液を8,000rpm、10min遠心
分離し、0.45μmのメンブランフィルターにて濾過
後、限外濾過により濃縮した。陽イオン交換樹脂TSK-ge
l SP-5PWカラムによる高速液体クロマトグラフ(pH
7.0リン酸バッファ、およびそれに0.5%NaCl
添加したものによるグラジエント溶出)によってリパー
ゼを精製した。活性は17.1倍、収量は11.4%で
あった(表5)。SDS−PAGE上で単バンドとな
り、分子量はDSS−PAGEにより22kダルトンで
あることが判明した。
【0038】
【0039】
【発明の効果】本発明によって分離、精製して得た本リ
パーゼは、上記のような理化学的性質を有する新規な酵
素である。本酵素は、油脂分解能が高いだけでなく有機
溶媒に安定であるという特性を有しているため、薬品、
飲食品、化粧品、洗剤等従来からのリパーゼの用途に加
え、有機溶媒存在下でのエステル交換やエステル合成と
いった分解の逆反応である合成反応への利用も大いに期
待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】リパーゼの活性と安定性に及ぼすpHの影響を
示す。
【図2】リパーゼの活性と安定性に及ぼす温度の影響を
示す。
【図3】リパーゼ生産に及ぼす各種窒素源の影響を示
す。
【図4】リパーゼ生産に及ぼす各種炭素源の影響を示
す。
【図5】リパーゼ生産に及ぼす各種ラクトース濃度
(%、w/v)の影響を示す。
【図6】リパーゼ生産に及ぼす各種インデューサー(1
%、w/v)の影響を示す。
【図7】リパーゼ生産に及ぼすpHの影響を示す。
【図8】リパーゼ生産に及ぼす温度の影響を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒須 猛行 広島県東広島市鏡山3丁目7番1号 国 税庁醸造研究所内 (56)参考文献 特開 平11−244892(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C12N 9/14 - 9/46 JSTPlus(JOIS) BIOSIS/WPI(DIALOG)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の理化学的性質を有するリパーゼC
    S2。 (1)作用 油脂分解性を有し、トリグリセリドに作用して、グリセ
    リンと脂肪酸に加水分解する。 (2)基質特異性 トリブチリン、トリカプリリン、トリパルミチン、トリ
    オレインをよく分解する。トリアセチン、トリカプリ
    ン、トリラウリンは中程度に分解する。トリミリスチ
    ン、トリステアリンに対する分解力は弱い。 (3)位置特異性 トリオレインに作用せしめると、オレイン酸と少量の
    1,2(2,3)−ジオレインが生成し、1,3−ジオ
    レインとモノオレインは検出されない。 (4)至適pH及び安定pH範囲 至適pH:7.0 安定pH範囲:5〜9 (5)反応最適温度及び温度による失活の条件 反応最適温度:37℃ 温度による失活の条件:温度上昇による活性の失活は緩
    やかであり、60℃、30分の熱処理においても活性を
    維持している。 (6)有機溶媒に対する安定性、活性化 有機溶媒に安定であり、更に、ジメチルスルホキシド、
    ジエチルエーテルによって活性が上昇する。 (7)分子量 22kDa(SDS−PAGE) (8)由来 クリプトコッカス属菌由来である。
  2. 【請求項2】 クリプトコッカス属菌がクリプトコッカ
    ス エスピー.S−2(Cryptococcus s
    p.S−2)(FERM P−15155)であること
    を特徴とする請求項1に記載のリパーゼCS2。
  3. 【請求項3】 クリプトコッカス属に属するリパーゼC
    S2生産菌を培養して培養物からリパーゼCS2を分離
    採取することを特徴とする下記の理化学的性質を有する
    リパーゼCS2の製造方法。 (1)作用 油脂分解性を有し、トリグリセリドに作用して、グリセ
    リンと脂肪酸に加水分解する。 (2)基質特異性 トリブチリン、トリカプリリン、トリパルミチン、トリ
    オレインをよく分解する。トリアセチン、トリカプリ
    ン、トリラウリンは中程度に分解する。トリミリスチ
    ン、トリステアリンに対する分解力は弱い。 (3)位置特異性 トリオレインに作用せしめると、オレイン酸と少量の
    1,2(2,3)−ジオレインが生成し、1,3−ジオ
    レインとモノオレインは検出されない。 (4)至適pH及び安定pH範囲 至適pH:7.0 安定pH範囲:5〜9 (5)反応最適温度及び温度による失活の条件 反応最適温度:37℃ 温度による失活の条件:温度上昇による活性の失活は緩
    やかであり、60℃、30分の熱処理においても活性を
    維持している。 (6)有機溶媒に対する安定性、活性化 有機溶媒に安定であり、更に、ジメチルスルホキシド、
    ジエチルエーテルによって活性が上昇する。 (7)分子量 22kDa(SDS−PAGE) (8)由来 クリプトコッカス属菌由来である。
  4. 【請求項4】 油脂の存在下で製造工程を実施すること
    を特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 油脂としてイワシ油、大豆油、オリーブ
    油、トリグリセリドから選ばれる少なくともひとつを使
    用することを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 更に、酵母エキス及び必要あればラクト
    ースを使用することを特徴とする請求項4又は5に記載
    の方法。
JP2000068227A 2000-03-13 2000-03-13 酵母由来の新規リパーゼcs2 Expired - Lifetime JP3507860B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000068227A JP3507860B2 (ja) 2000-03-13 2000-03-13 酵母由来の新規リパーゼcs2

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000068227A JP3507860B2 (ja) 2000-03-13 2000-03-13 酵母由来の新規リパーゼcs2

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001252072A JP2001252072A (ja) 2001-09-18
JP3507860B2 true JP3507860B2 (ja) 2004-03-15

Family

ID=18587310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000068227A Expired - Lifetime JP3507860B2 (ja) 2000-03-13 2000-03-13 酵母由来の新規リパーゼcs2

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3507860B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009028294A1 (ja) * 2007-08-27 2009-03-05 Ajinomoto Co., Inc. 変異型リパーゼとその利用
CN106811449A (zh) * 2015-11-27 2017-06-09 丰益(上海)生物技术研发中心有限公司 一种新型的脂肪酶bm19

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB0129864D0 (en) * 2001-12-13 2002-02-06 Danisco Animal feed
JP2005058228A (ja) * 2003-07-31 2005-03-10 Dainippon Ink & Chem Inc クチナーゼを用いたエステル化合物の製造方法
JP4556441B2 (ja) * 2004-02-12 2010-10-06 Dic株式会社 熱硬化性ポリウレタンエラストマー用組成物及び熱硬化性ポリウレタンエラストマー
JP5574400B2 (ja) * 2008-12-26 2014-08-20 独立行政法人酒類総合研究所 変異型リパーゼとその応用
JP5757555B2 (ja) * 2010-02-24 2015-07-29 独立行政法人酒類総合研究所 新規酸性プロテアーゼ及びその用途
JP5867954B2 (ja) * 2011-07-29 2016-02-24 国立研究開発法人産業技術総合研究所 乳脂肪分解能を有する南極産担子菌酵母及びその利用方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009028294A1 (ja) * 2007-08-27 2009-03-05 Ajinomoto Co., Inc. 変異型リパーゼとその利用
CN106811449A (zh) * 2015-11-27 2017-06-09 丰益(上海)生物技术研发中心有限公司 一种新型的脂肪酶bm19
CN106811449B (zh) * 2015-11-27 2021-04-30 丰益(上海)生物技术研发中心有限公司 一种脂肪酶bm19

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001252072A (ja) 2001-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Fernandes et al. Esterification and transesterification reactions catalysed by addition of fermented solids to organic reaction media
Sharma et al. Isolation, purification and properties of tannase from Aspergillus niger van Tieghem
JP3383306B2 (ja) ハイフォザイマ由来のリパーゼ
Rao et al. Production of lipase by Candida rugosa in solid state fermentation. 1: determination of significant process variables
Tan et al. Preparation of PVA/chitosan lipase membrane reactor and its application in synthesis of monoglyceride
Oliveira et al. Production of methyl oleate with a lipase from an endophytic yeast isolated from castor leaves
JP3507860B2 (ja) 酵母由来の新規リパーゼcs2
Aljawish et al. Lipase catalyzed esterification of formic acid in solvent and solvent-free systems
CN113774094A (zh) 一种中长链甘油三酯的酶法合成方法
US4908311A (en) Process for enzymatic preparation of cellooligosaccharides
JPH0121955B2 (ja)
Morimura et al. Production of saccharifying enzyme using the wastewater of a Schochu distillery
Yasuda et al. Purification and characterization of lipase from Rhizopus chinensis cells
US20030175918A1 (en) Method for increasing the performance of immobilzed biocatalysts, and catalysts obtained thereby
DE69828338T2 (de) Esterase und seine Verwendung zur Herstellung von optisch aktiven Chroman-Verbindungen
Therisod Organometallic substrates of enzymes: Lipase catalysed transesterifications in organic solvents via O-stannyl ethers
EP1223223B1 (de) Verfahren zur Herstellung von D- oder L-Menthol
DE60318297T2 (de) Enonreduktase
JPH09296197A (ja) 油脂の脱水、精製法
JPH0866186A (ja) 新規リパーゼおよびその製造法
CN108330154B (zh) 酯酶EstP00714在催化拆分外消旋乙酸芳樟酯得到(S)-芳樟醇中的应用
JP2812481B2 (ja) 新規なエステラーゼおよびその製造方法
EP0648277B1 (de) Mikrobielle esterase zur enantioselektiven spaltung von 1-arylalkylestern
JPS6222597A (ja) 糖グリセロ−ルおよび脂肪酸の製造法
JPS5942888A (ja) 術生物によるエステル結合加水分解酵素の製造法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3507860

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

EXPY Cancellation because of completion of term