JP3507543B2 - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置

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JP3507543B2
JP3507543B2 JP04842794A JP4842794A JP3507543B2 JP 3507543 B2 JP3507543 B2 JP 3507543B2 JP 04842794 A JP04842794 A JP 04842794A JP 4842794 A JP4842794 A JP 4842794A JP 3507543 B2 JP3507543 B2 JP 3507543B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気共鳴イメージング
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】繰り返し時間TRの間に複数のスライス
面(励起面)の励起とエコー信号の検出とを行なうマル
チスライス撮影法では、近年、高速化の傾向に伴ってス
ライス選択励起パルスの印加時間も短縮されている。こ
れによりスライス分解能が低下して、隣のスライス面も
多少励起し、この結果、信号雑音比が低下し、また、隣
のスライス面の情報も混入してしまう。この問題を解決
するために、隣り合うスライス面の間隙を十分離間する
ことが一般的に行なわれている。
【0003】間隙部分からのエコー信号を収集していな
いので、当然間隙部分を画像化することはできない。こ
のままでは、間隙部の疾患が見逃されることになり、再
度間隙部を狙ったマルチスライス撮影を行なうことがし
ばしばなされるが、これは検査時間の長時間化を招く。
【0004】また、再度間隙部を狙った撮影を行なわな
くてすむよう、画質の低下を許容して隣接スライス面間
の間隙を殆どゼロにしたマルチスライス撮影を行なうこ
とも、実際にはしばしば行なわれる。この場合でも、隣
接する二つのスライスのちょうど中間に中心をもつ小さ
な疾患は、二つのスライスの画像に描出されるのである
が、パーシャルボリューム効果により、どちらの画像
も、疾患の中心にちょうどスライス面が一致した場合に
比べてはるかにコントラストが薄められた形でしか描出
されず、やはり見逃されがちである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に対処すべくなされたもので、その目的は、スライス
方向に沿って、エコー信号を連続的に収集して、画像化
されない部分が無く且つ任意のスライス位置で磁気共鳴
画像を再構成できる磁気共鳴イメージング装置を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による磁気共鳴イ
メージング装置は、位相エンコード量を変化させエコー
信号を収集する都度、被検体内の選択励起面の位置を所
定量更新するために、前記被検体を載置する寝台天板を
移動することを特徴とする。 本発明による磁気共鳴イメ
ージング装置は、被検体内の複数の選択励起面の各々か
ら、位相エンコード量を変化させてエコー信号を収集す
る都度、該選択励起面の位置を所定量更新するために、
前記被検体を載置する寝台天板を移動することを特徴と
する。 本発明による磁気共鳴イメージング装置は、2方
向の傾斜磁場の合成により形成する読みだし用傾斜磁場
の方向を、前記2方向の傾斜磁場の配分比を変化させる
ことにより変化させてエコー信号を収集する都度、被検
体内の選択励起面の位置を所定量更新することを特徴と
する。 本発明による磁気共鳴イメージング装置は、被検
体内の複数の選択励起面の各々から、2方向の傾斜磁場
の合成により形成する読みだし用傾斜磁場の方向を、前
記2方向の傾斜磁場の配分比を変化させることにより変
化させてエコー信号を収集する都度、選択励起面の位置
を微小量更新することを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、スライス方向に沿ってエコー
信号を連続的に収集することができ、これにより画像化
されない部分が無く且つ任意のスライス位置で磁気共鳴
画像を再構成できる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明による一実施例
を説明する。図1は磁気共鳴イメージング装置の全体構
成を示す図である。ガントリ20内には静磁場を発生す
る超電導コイル、常電導コイルまたは永久磁石からなる
静磁場磁石1と、XYZの各軸の傾斜磁場を独立して発
生する傾斜磁場コイル2と、励起用のスライス選択励起
パルスを発生するとともに、寝台13とともに撮影領域
に設置された被検体中の特定原子核(水素原子核が多用
される)から発生するエコー信号(磁気共鳴信号)を受
信する送受信兼用の送受信コイル3が設けられる。選択
励起パルスの送信とエコー信号の受信とを各々独立した
送信コイルと受信コイルとで行なっても構わない。
【0009】静磁場磁石1は静磁場制御装置4により駆
動される。送受信コイル3は、送信時(励起時)には送
信器5に接続されて駆動され、受信時(エコー信号検出
時)には受信器6に接続される。この接続の切り替えは
自動的に行なわれる。送信用のコイルと受信用のコイル
と別に持つ場合には、送信用コイルは送信器5に、受信
用コイルは受信器6に固定的に接続される。傾斜磁場コ
イル2はX軸傾斜磁場電源7、Y軸傾斜磁場電源8およ
びZ軸傾斜磁場電源9により駆動される。
【0010】これらX軸傾斜磁場電源7、Y軸傾斜磁場
電源8、Z軸傾斜磁場電源9、送信器5、受信器6はシ
ーケンサ10により後述するパルスシーケンスに従って
駆動され、X軸傾斜磁場Gx、Y軸傾斜磁場Gy、Z軸
傾斜磁場Gz及びスライス選択励起パルスを発生する。
なお以下では、特に定義しない限り、X軸傾斜磁場G
x、Y軸傾斜磁場Gy、Z軸傾斜磁場Gzはそれぞれ読
み出し用傾斜磁場Gr、位相エンコード用傾斜磁場G
e、スライス用傾斜磁場Gsとして使用されるものとす
る。コンピュータシステム11は各部の統括制御部であ
ると共に、受信器6から出力されるエコー信号の集合を
フーリエ変換などの計算処理をして磁気共鳴画像を再構
成する信号処理回路を備える。磁気共鳴画像は表示部1
2で表示される。
【0011】次に本実施例の動作について説明する。図
2は本実施例によるスピンエコーマルチスライス撮影法
を用いて3枚の励起面、A,B,Cを撮影する場合のパ
ルスシーケンスである。ここでは、画像再構成方法とし
ては2次元フーリエ変換法を仮定しており、そのため、
A,B,Cのエコー信号の収集を終了する都度、励起面
位相エンコード用傾斜磁場Geの強度を更新することに
より、位相エンコード量を更新する。位相エンコードの
更新回数は、再構成画像のマトリックスサイズに依存し
256×256のマトリックスであれば、256回更新
が必要である。ここでは更新回数をNとする。即ち、図
2のパルスシーケンスがN回繰り返される。図2におい
てRFとは選択励起用の高周波磁場パルスである。励起
パルスとして横磁化生成用の90度パルス(90deg )
と横磁化のリフォーカス用の180度パルス(180de
g )の二つを用いる。Gsは選択励起時のスライス選択
用傾斜磁場である。Geは位相エンコード用の傾斜磁場
である。Grは読み出し用の傾斜磁場であり、周波数エ
ンコード用の傾斜磁場ともいい、エコー信号の発生する
時刻に印加される。エコー信号は読み出し用の傾斜磁場
が印加されている所定時間の間サンプリングされコンピ
ュータシステム11にデータ収集される。
【0012】本発明の特徴は、各励起面について、位相
エンコード量を変えるごとに、励起面位置を少しづつ変
化させている点にある。励起面位置を少しづつ変化させ
るには、高周波磁場パルスの励起周波数を少しづつ変化
させる。
【0013】従来の一般的な撮像手法においては、励起
面を選択するには、例えば、患者の体軸に直交した横断
面を励起するとして、スライス方向の傾斜磁場Gsと励
起位置Z(磁場中心でZ=0とする)と、磁場中心での
静磁場強度B0とから、 f=γ(B0+ZGs)/2π=f0+Δf f0=γB0/2π,Δf=γZGs/2π で定まる周波数の高周波磁場を照射する。γは、磁気回
転比と呼ばれる物理定数である。励起面の厚さがTex
であれば、照射する高周波磁場はfを中心に fw=γTex/2π の帯域幅で広がったほぼ矩形のスペクトラムを持つよう
にする。このような周波数制御はMRI装置一般に行な
われていることであり、図1ではシーケンサ10と送信
器5とがこの制御を行なっている。
【0014】本発明の特徴は、各励起面について、同じ
励起面であっても、位相エンコード量を変えるごとに、
励起面位置を少しづつ変化させている点にあり、励起面
位置を少しづつ変化させる具体的手段の例として、照射
する高周波磁場の周波数を少しづつ変化させる。励起周
波数のオフセット量Δfをさらに所定の変化量Δf′で
変化させ、これにより各励起面が所定のピッチΔdで少
しづつ移動される。
【0015】このピッチΔdと周波数オフセット量Δ
f′は、次のように定める。位相エンコード量を更新す
る都度、即ち図2のパルスシーケンスを一回行なう都
度、番号nは最低値−(N/2)から+(N/2)−1
まで順次カウントアップされるものとする。励起面の厚
さがTexであり、隣り合う励起面間の間隙をGとする
と、 Δd=(Tex+G)/N に設定する。そして位相エンコード量が変化する都度、
nの更新に伴って、このΔdだけ励起面をずらしていく
ために、 Δf′=γ(Z+nΔd)Gs/2π に設定する。即ち f=f0+Δf+Δf′ に従ってfを変化させ、中心周波数fで帯域幅fwの高
周波磁場で励起するのである。
【0016】図3(a)〜図3(c)にA,B,Cの各
励起面の、1回目、n回目、最後のN回目の位相エンコ
ードステップでの励起位置を示している。n回目の励起
位置は1回目の励起位置の場合の隣接励起面の中間的位
置にある。N回目の励起位置は1回目の励起位置の場合
の隣接励起面位置に対してΔdの微小距離をおいて隣接
しており、図中では微小距離であるのでほぼ重なるもの
として示してある。このようにして収集された全N回の
位相エンコードステップ分のエコー信号を用いて1枚の
磁気共鳴画像を再構成した場合、その実効的なスライス
幅は、次のようになる。例えば励起面Aについて見れ
ば、位相エンコードステップがN回繰り返されている間
に、励起中心は図3(d)に示すように、a点(Z=−
(Tex+G)/2)からa′点(Z=+(Tex+
G)/2)まで移動する。図3(e)は励起面Aのプロ
フィールである。1回目から最後のN回目までの全ての
位相エンコードステップで得られたエコー信号を用いて
励起面Aについて画像再構成を行なうと、その実効的ス
ライスプロフィールと実効的スライス位置は、図3
(d)と図3(e)とをコンボリューション(畳み込み
積分)した結果得られる図3(f)のように示され、半
値幅HW(HW=Tex+G)の台形分布となる。同様
に、励起面B,Cについて1回目から最後のN回目まで
の全ての位相エンコードステップで得られたエコー信号
を用いて画像再構成を行なうと、その実効的スライスプ
ロフィールと実効的スライス位置は、図3(g)と図3
(h)のようになる。このように、励起面A,B,Cの
画像化範囲は互いに重なり合い、従って励起面の間隙が
画像化されないという従来の問題は解消される。
【0017】図4において、(a),(b),(c)
は、図2のパルスシーケンスで得られた励起面A,B,
Cのエコー信号の配列を表す。図4では、図2のパルス
シーケンスを実行するにあたり、位相エンコード量がn
とともに負から正へ単調に増加し、かつ n=(N/2)−1 のときにゼロになるような場合について記してある。位
相エンコード量がゼロのときのAの励起位置をZ=0と
して示してある。図4(a),(b),(c)では、エ
コー信号が収集される都度図4(a),(b),(c)
の枠内の上から順にデータがコンピュータシステム11
の内部メモリに充填されていく。一回のエコー信号の収
集において、エコー信号は経時的にサンプリングされた
結果が同図(a),(b),(c)の中で横方向になら
べられる。同様に、次の回のエコー信号の経時的サンプ
リング結果はその下にならべられる。このようにして配
列されたエコー信号の集合をk−space data
と一般に呼ぶ。図4の中の(a),(b),(c)に対
応する斜直線は図4(a),(b),(c)の中のエコ
ー信号が、励起面A,B,CがZ軸上のどの位置におい
て励起されたときのものかを示すものである。斜直線の
中の黒丸は、位相エンコード量がゼロ近辺のエコー信号
が収集されたときの励起面の位置を示す。ここで画像化
すべき断面位置として Z=(Tex+G)/2 を選んだとする。そこを中心にZ方向広がりTex+G
を持つ領域Pを図中の水平線Pで示す。この領域Pの中
には、図4(a)のうち後半に収集されたエコー信号が
包含され、また、図4(b)のうち前半に収集されたエ
コー信号が包含されることが(a)と(b)に対応する
斜直線と水平線Pとを照合することによって明らかであ
る。よって、図4(a)の後半のエコー信号と図4
(b)の前半のエコー信号とを抽出すると、図4(d)
のようなエコー信号の配列が得られる。図4(d)は1
枚の画像を再構成するに必要なN種の位相エンコード量
に対応したエコー信号を完備している。図4(d)のデ
ータ配列を通常の再構成計算と同じく処理すると、指定
されたZ=(Tex+G)/2の位置に対応する画像が
得られる。また、画像化すべき断面位置Zを、例えばT
ex+Gと3(Tex+G)/2の中間的位置を選んだ
場合、Pと同様に、そこを中心にZ方向広がりTex+
Gを持つ領域Qを図中の水平線Qで示す。これに包含さ
れるエコー信号を図4(b),(c)から抽出すれば図
4(e)のようなエコー信号の配列が得られ、これを再
構成計算処理すると、Tex+Gと3(Tex+G)/
2の中間的位置に対応する画像が得られる。図4(f)
は、図4(d)から再構成した画像の実効的なスライス
位置とスライス幅を示しており、これは図3(f)と同
様にして求められる。図4(e)から再構成した画像の
実効的スライス位置とスライス幅は同様に図4(g)に
よって示される。
【0018】このように、スライス方向に沿って任意の
位置において、その位置をスライスの中心とする画像を
再構成することができる。上述した実施例の変形例を以
下に説明する。
【0019】変形例の一つとして、上述の説明では、画
像再構成に供するためのエコー信号の抽出をするにおい
て、指定された位置を中心にN種の位相エンコード量を
持つ最近傍のエコー信号を抽出したが、抽出範囲をさら
に広げ、同じ位置エンコード量のエコー信号を複数得
て、この加算平均値を画像再構成に供する。この結果得
られる画像の実効スライス厚はさらに増大するが、加算
平均値であるから信号雑音比の優れた画像を得ることが
できる。このように、エコー信号の抽出範囲を増減する
ことにより、実効スライス厚を可変できる。
【0020】さらに他の変形例を述べる。周知のとお
り、2次元フーリエ変換法により得た画像の画質、具体
的には画像のコントラストは、位相エンコード量が0近
辺のときに得たエコー信号に主に支配される傾向があ
る。図4(d)のエコー信号配列では、その低周波成分
が画像化範囲のスライス方向端部に片寄っている。従っ
て、図4(d),(e)、特に(d)から再構成した画
像は、指定した画像化位置の中央部よりもスライス方向
端部に画質が支配される傾向となり、あまり好ましいこ
とではない。この欠点を解消するために、図2のパルス
シーケンスを次のように変更する。つまり、図2では各
励起面について、位相エンコード量を変える都度励起面
位置を一方向に少しづつ更新するものであった。これ
を、位相エンコード量が全部でN回更新される間に、励
起面位置が複数周期で変化するようにする。例えば、位
相エンコード量更新毎の励起面位置の更新量を Δd′=4(Tex+G)/N と大きくし、nがN/4の整数倍に到達する都度、励起
面位置をTex+Gの距離で引き戻す。図5(a),
(b),(c)は、このようなパルスシーケンスで得ら
れた励起面A,B,Cのエコー信号の配列を表す。図4
と同様、図5(a),(b),(c)に対応する斜直線
が、ある位相エンコード量のときのエコー信号がどの励
起位置において収集されたかを示しているが、nが−n
/2からN/2−1へ進むにあたって、励起面位置の一
回毎の更新量は4倍となり、途中で励起面位置は3回戻
るので、斜直線は図5(a),(b),(c)の各々に
ついて4本となる。位相エンコード量が小さいとき、即
ちnが小さいときのエコー信号は広いZにわたって分布
している。ここで画像化すべき断面位置としてZ=(T
ex+G)/2を選んだとする。そこを中心にZ方向広
がりTex+Gを持つ領域Pを図中の水平線Pで示す。
この領域Pの中には、図5(a)のうち後半に収集され
たエコー信号が包含され、また、図5(b)のうち前半
に収集されたエコー信号が包含されることが図5(a)
と(b)に対応する斜直線と水平線Pとを照合すること
によって明らかである。よって、図5(a)の後半のエ
コー信号と図5(b)の前半のエコー信号とを抽出する
と、図5(d)のようなエコー信号の配列が得られる。
図5(d)は1枚の画像を再構成するに必要なN種の位
相エンコード量に対応したエコー信号を完備している。
図5(d)のデータ配列を通常の再構成計算と同じく処
理すると、指定されたZ=(Tex+G)/2の位置に
対応する画像が得られる。また、画像化すべき断面位置
Zを、例えばTex+Gと3(Tex+G)/2の中間
的位置に選んだ場合、図5Pと同様に、そこを中心にZ
方向に広がりTex+Gを持つ領域Qを図中の水平線Q
で示す。これに包含されるエコー信号を図5(b),
(c)から抽出すれば図4(e)のようなエコー信号の
配列が得られ、これを再構成計算処理すると、Tex+
Gと3(Tex+G)/2の中間的位置に対応する画像
が得られる。図5(f)は、図5(d)から再構成した
画像の実効的なスライス位置とスライス幅を示してお
り、これは図3(f)と同様にして求められる。図5
(e)から再構成した画像の実効的スライス位置とスラ
イス幅は同様に図5(g)によって示される。図5
(d),(e)のエコー信号の配列は、位相エンコード
量の小さなときのエコー信号が収集されたときの励起面
の位置は実効的スライス幅の端の位置に集中せず万遍無
く分布するようになっている。
【0021】さらに他の変形例を述べる。図5の説明に
おいて、位相エンコード量が1周期分N回変化する間に
スライス用励起周波数fを4周期変化させるという場合
を述べた。図5(a),(b),(c)の各エコー信号
配列とそれに対応する斜直線の関係は、例えば高速スピ
ンエコーと呼ばれる撮像方法においてエコートレイン数
が4の場合には全く同様になっている。高速スピンエコ
ーに限らず、エコー信号配列を位相エンコード方向に複
数に分割して、各分割領域に対して時間的にほぼ同時進
行しつつエコー信号を充填していくような撮像方法で
は、図5(a),(b),(c)の各エコー信号配列と
それに対応する複数の斜直線の関係は自動的に成立す
る。そのような場合は、励起面を励起毎に徐々にずらす
のみでよく、任意の指定されたZ位置について、その位
置を中心に必要なエコー信号を抽出して再構成に供すれ
ば、任意のスライス位置について、スライス端部の励起
位置のエコー信号に画質が支配されるという懸念なし
に、画像を得ることができる。
【0022】さらに他の変形例を述べる。同じ位相エン
コード量で複数回同一励起面からのエコー信号を収集す
ることもできる。即ち、N種類の位相エンコード量につ
いてエコー信号を収集するのでなく、これを複数のm回
繰り返す。図6(a)〜(d)は、m=2として収集し
た2枚の励起面A,B各々の各回のエコー信号の配列で
ある。パルスシーケンスは、同じ励起面に関して位相エ
ンコード量が2周期で変化される間に、即ち2N回の位
相エンコード量変化をしてデータ収集が完了する間に励
起面がTex+G程度の移動をするように、一回の位相
エンコード量変化ごとに励起面を移動する量Δdを(T
ex+G)/(2N)程度となるように励起周波数fを
制御する。また、同図(a)〜(d)に対応する斜直線
は、所定位相エンコード量のときのエコー信号がどの励
起位置で得られたかを示す。同図(b)は同図(a)と
同じ励起面Aに関する2回目のエコー信号の分布を示
し、同図(d)は同図(c)と同じ励起面Bに関する2
回目のエコー信号の分布を示す。同図(a)と(c)の
エコー信号を収集し終わって続いて同図(b)と(d)
のエコー信号を継続収集するものとする。コンピュータ
システム11は、例えば励起面A,Bの境界即ちZ=
(Tex+G)/2を中心とする断面の画像を再構成す
る場合、同図6中の矩形Rで囲まれた領域に入るエコー
信号が同図(b)と(c)から抽出する。同じ位相エン
コード量のエコー信号が2種得られることになるが、こ
の加算平均値を画像再構成に供する。加算平均値である
から信号雑音比の優れた画像を得ることができる。ま
た、この場合も位相エンコード量が小さいときのエコー
信号が実行的スライスの端に集中することがなく、良好
な磁気共鳴画像が再構成される。さらに、同図領域Rの
Z方向広がりを小さくすれば、信号雑音比はやや低下す
るものの、より薄い実効スライス厚で任意の位置を画像
化できる。
【0023】さらに他の変形例を述べる。上述の説明で
は、スピンエコー法を例にとったが、リフォーカス用の
高周波磁場パルスを要しないグラディエントエコー法な
どにも用いうることは当然である。
【0024】さらに他の変形例を述べる。画像再構成す
るためにN種の位相エンコード量を持つエコー信号を抽
出したが、N種の位相エンコード量を持つエコー信号が
完備しなくてもフーリエ面上での複素共役性を利用して
N/2種以上の位相エンコード量を持つエコー信号が完
備されれば磁気共鳴画像を再構成しうることは周知であ
り、このことを本発明に利用すると、指定された位置を
中心として分布するN/2またはそれより少し多い程度
のエコー信号を抽出し画像再構成に供することにより、
エコー信号を抽出するためのz軸上の広がりが狭まるの
で、実行的スライス厚さがTexより著しく厚くなるこ
とを避けつつ任意スライス位置の画像を得られる。
【0025】さらに他の変形例を述べる。上述の説明で
は、被検体の乗った寝台天板位置を固定させた状態で、
励起面を移動させるために励起周波数fを変化させた
が、励起周波数fを位相エンコード量更新ごとに変化さ
せることをやめ、即ちΔf′=0で固定し、かわりに寝
台天板を徐々に移動せしめることでも励起面を移動する
目的を達成することができる。また、励起面を移動する
目的を達成するためには、静磁場強度B0を徐々に変化
せしめるという手段もある。
【0026】さらに他の変形例を述べる。上述の説明で
は、ギャップGが存在するものとしたが、Gはゼロであ
っても何ら構わない。また、Gは負の値、即ち隣接励起
面が一部重なりあう場合でも本発明の概念は成立する。
【0027】さらに他の変形例を述べる。上述の説明で
は、位相エンコード量を一回変更する都度選択励起面を
微小量Δdだけ移動したが、位相エンコード量の複数回
の変更の都度選択励起面を更新してもよく、この場合選
択励起面の一回ごとの移動量を大きめに設定すれば本発
明の目的を達せられる。
【0028】さらに他の重要な変形例を示す。これまで
は、いわゆる2次元フーリエ変換法を前提に説明した。
これは傾斜磁場Geによって位相エンコードを行なうも
のである。位相エンコードを行なうかわりに、X線CT
と同様にフィルタ補正逆投影法あるいはコンボリューシ
ョン逆投影法という手法でもMRIの画像撮影を行なう
ことができるのは周知である。この場合、位相エンコー
ド用傾斜磁場Geは用いず、かわりに読みだし用傾斜磁
場Grを変化させ、エコーデータを各方向からの投影デ
ータとして収集するものである。典型的には、被検体で
ある患者の体軸方向が静磁場の方向と同じくZ方向であ
り、スライス選択用傾斜磁場GsはZ方向傾斜磁場Gz
であり、GrとしてはZ方向と直交するX方向の傾斜磁
場GxおよびY方向の傾斜磁場Gyの合成値を用いる。
エコーデータを収集するステップ毎に、合成の傾斜磁場
Grの絶対値を一定に維持しつつGxとGyとの配分比
をSIN波およびCOS波に従って変化させ、これによ
ってGrの方向が一回転し終れば、励起面内の物体の投
影データを360度方向から収集し終えることができ
る。この投影データから、フィルタ補正逆投影法あるい
はコンボリューション逆投影法により励起面の画像を得
ることができる。図7がこのような撮像法に本発明を適
用した場合のパルスシーケンスを示す図である。一回励
起してエコーデータを収集する都度、Δfを所定量づつ
変更することにより次の励起面をΔdだけずらすことは
2次元フーリエ変換法の例において説明したことと全く
同じである。これにより、360度方向からの投影デー
タを収集し終わった時点では、最後の励起位置は最初の
励起の際の隣接励起面とΔdだけ離れた場所に位置して
いる。このようにして得られた励起面A,B,Cの投影
データの配列から、指定されたZ位置を中心としその前
後に合計Tex+Gで広がる範囲のZ位置で収集された
投影データを抽出すれば、その投影データは360度全
方向のGsについて完備しており、完全な画像をそれか
ら再構成することができる。このようにして、任意のス
ライス位置の画像を得ることができる。また、投影デー
タは360度全方向でなく、180度の広がり範囲で得
られたものが完備していれば、画像再構成は可能なこと
が知られており、投影データは指定されたZ位置を中心
として前後に(Tex+G)/2で広がる範囲に入るも
のを抽出してもよい。さらに、X線CTにおける特開昭
59−111738号に述べられている手法に類似した
手法として、指定位置を中心として、投影方向即ちこの
場合Gsの方向が360度以上の広がりを持つ範囲から
投影データを抽出して補間処理により360度分の投影
データを得て画像再構成に供することもできる。さらに
また、X線CTにおいては、360度未満180度以上
の投影方向から得た投影データで画像再構成を行なうこ
ともしばしば実施されるが、本発明においても360度
未満の投影方向の投影データを指定されたZ位置を中心
に抽出し画像再構成に供すれば、実効的スライス厚が著
しくTexよりも増大することが避けられる。このよう
に2次元フーリエ変換法を使わない方法の利点は、位相
エンコード量が小さいとき得られたエコーデータにより
画質が支配されるということを考慮する必要がなく、こ
のため、再構成された画像は指定された画像化位置を中
心に実効的スライス厚に入る被検体の平均的な画像に常
になっている、ということが挙げられる。この方法のさ
らなる変形例としては、2次元フーリエ変換法の場合に
述べたことと同様に、選択励起面の移動は、励起周波数
の変更ではなく被検体をのせた寝台天板の移動によって
もよいし、静磁場B0の微小量更新によってもよく、ま
た、選択励起面の移動はGrの方向の更新の都度ではな
く複数回のGrの方向に一回として選択励起面の移動ピ
ッチを大きめとすることによっても本発明の目的を達成
することができる。また、この方法のさらなる変形とし
て、2次元フーリエ変換法を用いた場合の変形例と同様
に、読み出し用傾斜磁場Grの方向が一回更新される都
度励起面位置を更新するのでなくGrの方向が複数回更
新される都度に励起面位置を更新することもできる。
【0029】さらに他の変形例を述べる。上述の説明で
は、複数の励起面を持ち、その間隙を埋めるように該励
起面をずらして行く場合を述べた。しかし、単一励起面
であっても、その励起面を、位相エンコード量、あるい
は読みだし用傾斜磁場Gsの方向を更新してエコー信号
を収集する都度、微小量だけ一方向にずらして行くこと
で、任意位置の磁気共鳴画像を再構成することができ
る。即ち、位相エンコード量、あるいは読みだし用傾斜
磁場Gsの方向を一回更新する都度に、平均してΔdの
距離だけ該単一励起面を移動させるとすれば、指定位置
を中心として画像再構成に足るだけの数のエコー信号を
抽出し、画像再構成計算処理に供すれば、任意位置の画
像を得ることができることは明らかである。
【0030】さらに他の変形例を述べる。上述説明で
は、励起面の移動は、励起面と直交する方向であった
が、励起面に対して斜方向であっても可能である。例え
ば、スライス断面の法線がYZ平面にはあるけれどもX
Z平面にはないというようなやや傾いた状態でマルチス
ライスでイメージングする場合でも励起面の移動はZ方
向に行なえばよい。その他、本発明は上述した実施例に
限定されることなく、種々変形して実施可能である。
【0031】
【発明の効果】本発明による磁気共鳴イメージング装置
は、位相エンコード量あるいは読みだし用傾斜磁場方向
の変化に伴って、スライス方向に沿う選択励起面の移動
させることを特徴とするので、スライス方向に沿ってエ
コー信号を連続的に収集することができ、これにより画
像化されない部分がなく且つ任意のスライス位置で磁気
共鳴画像を再構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の磁気共鳴イメージング装置の
構成図。
【図2】本発明によるスピンエコーマルチスライス撮影
法と2次元フーリエ変換法とを用いて3枚の励起面A,
B,Cを撮影する場合のパルスシーケンスを示す図。
【図3】図2のパルスシーケンスにおける同じ励起面の
1回目、n回目、最後のN回目のエンコードステップ各
々の励起位置を示す図。
【図4】図2のパルスシーケンスで収集されたエコー信
号の配列と、エコー信号が収集された時点の励起面位置
を示す図。
【図5】他のパルスシーケンスで収集されたエコー信号
の配列と、エコー信号が収集された時点の励起面位置を
示す図。
【図6】さらに他のパルスシーケンスで収集されたエコ
ー信号の配列と、エコー信号が収集された時点の励起面
位置を示す図。
【図7】本発明によるスピンエコーマルチスライス撮影
法と逆投影法とを用いて3枚の励起面A,B,Cを撮影
する場合のパルスシーケンスを示す図。
【符号の説明】
1…静磁場磁石、 2…傾斜磁場コイ
ル、3…送受信コイル、 4…静磁場制
御装置、5…送信器、 6…受信
器、7…X軸傾斜磁場アンプ、 8…Y軸傾斜
磁場アンプ、9…Z軸傾斜磁場アンプ、 10
…シーケンサ、11…コンピュータシステム、 1
2…表示部、13…寝台天板、 20
…ガントリ。

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位相エンコード量を変化させエコー信号
    を収集する都度、被検体内の選択励起面の位置を所定量
    更新するために、前記被検体を載置する寝台天板を移動
    することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  2. 【請求項2】 前記更新された選択励起面の位置のうち
    任意の位置を中心に、必要な範囲の選択励起面位置に対
    応するエコー信号を抽出し、画像再構成することを特徴
    とする請求項1記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 【請求項3】 被検体内の複数の選択励起面の各々か
    ら、位相エンコード量を変化させてエコー信号を収集す
    る都度、該選択励起面の位置を所定量更新するために、
    前記被検体を載置する寝台天板を移動することを特徴と
    する磁気共鳴イメージング装置。
  4. 【請求項4】 前記更新された選択励起面の位置は、初
    期の選択励起面の位置の間をほぼ等ピッチで埋めるよう
    に配置されることを特徴とする請求項3記載の磁気共鳴
    イメージング装置。
  5. 【請求項5】 前記更新された選択励起面の位置のうち
    任意の位置を中心に、必要な範囲の選択励起面位置に対
    応するエコー信号を抽出し、画像再構成することを特徴
    とする請求項3記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 【請求項6】 2方向の傾斜磁場の合成により形成する
    読みだし用傾斜磁場の方向を、前記2方向の傾斜磁場の
    配分比を変化させることにより変化させてエコー信号を
    収集する都度、被検体内の選択励起面の位置を所定量更
    新することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  7. 【請求項7】 前記更新された選択励起面の位置のうち
    任意の位置を中心に、必要な範囲の選択励起面位置に対
    応するエコー信号を抽出し、画像再構成することを特徴
    とする請求項6記載の磁気共鳴イメージング装置。
  8. 【請求項8】 被検体内の複数の選択励起面の各々か
    ら、2方向の傾斜磁場の合成により形成する読みだし用
    傾斜磁場の方向を、前記2方向の傾斜磁場の配分比を変
    化させることにより変化させてエコー信号を収集する都
    度、選択励起面の位置を微小量更新することを特徴とす
    る磁気共鳴イメージング装置。
  9. 【請求項9】 前記更新された選択励起面の位置は、初
    期の選択励起面の位置の間をほぼ等ピッチで埋めるよう
    に配置されることを特徴とする請求項8記載の磁気共鳴
    イメージング装置。
  10. 【請求項10】 前記更新された選択励起面の位置のう
    ち任意の位置を中心に、必要な範囲の選択励起面位置に
    対応するエコー信号を抽出し、画像再構成することを特
    徴とする請求項8記載の磁気共鳴イメージング装置。
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