JP3505355B2 - 衛星放送システム - Google Patents

衛星放送システム

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JP3505355B2 JP17867997A JP17867997A JP3505355B2 JP 3505355 B2 JP3505355 B2 JP 3505355B2 JP 17867997 A JP17867997 A JP 17867997A JP 17867997 A JP17867997 A JP 17867997A JP 3505355 B2 JP3505355 B2 JP 3505355B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、静止軌道上の放
送衛星または通信衛星を利用して、特定の地上サービス
エリアに対し映像、音声、データなどの情報を放送する
衛星放送システムに係わり、特に符号分割多重(CD
M:Code Division Multiplex )方式を採用して複数の
チャネルを多重放送するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通信ニーズの増大と通信技術の発
展に伴い種々の通信システムが開発されており、その中
に静止軌道上の放送衛星或いは通信衛星を利用した衛星
放送システムがある。衛星放送システムの利点は、地上
に大がかりなインフラを整備しなくても広範囲のサービ
スエリアに対し情報放送サービスを提供できることであ
る。
【0003】ところで、従来より運用されている衛星放
送システムはアナログ方式であり、複数のチャネルを周
波数分割多重(FDM:Frequency Division Multiple
x)方式により多重して放送するものである。しかし、
この種のシステムは周波数当たりのチャネルの多重度が
低く、近年のマルチメディア化に伴うチャネル増設要求
に対応できない。
【0004】そこで、最近ではディジタル衛星放送シス
テムの研究、開発が盛んに行われている。この場合、チ
ャネルの多重化方式としては、例えば直交周波数分割多
重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multip
lex )方式や符号分割多重(CDM:Code Division Mu
ltiplex )方式の採用が検討されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの多重
化方式を衛星放送システムに適用するには解決しなけれ
ばならない種々の課題があり、特にCDM方式は放送信
号に対する受信装置の拡散符号同期を確立するまでに例
えば十数秒という長い時間を必要とする。このため、受
信装置においては、チャネル切り替え操作が行われてか
らチャネル切り替えが完了するまでに長い時間がかか
り、視聴者はチャネル切り替えごとに長い時間待たされ
ることになって不快感を感じる。また場合によっては、
チャネル切り替え期間中に大事な情報を取得し損なうな
どの不具合を生じることもあり、対策が必要だった。
【0006】この発明は上記事情に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、放送受信装置におい
て、受信した多重化放送信号におけるチャネル切り替え
を応答性良く高速度に行えるようにして、視聴者の利便
性の向上を図った衛星放送システムを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の衛星放送システムは、複数チャネルの放
送信号を各チャネルごとに異なる拡散符号によりそれぞ
れスペクトル拡散して合成することで符号分割多重する
多重化手段と、その送信同期手段とを備え、この送信同
期手段により、上記多重化手段で符号分割多重された各
チャネルの放送信号間における拡散符号の位相関係を所
定の同期状態に設定するようにしたものである。
【0008】この結果本発明によれば、多重化放送信号
の各チャネル間の拡散符号の位相関係は、例えば地上放
送局または静止衛星において予め所定の同期状態に設定
されたものとなる。このため、放送受信装置では、上記
多重化放送信号を受信してその各チャネル信号のうちの
いずれかに対し拡散符号同期を確立すれば、他のチャネ
ルへの切り替え操作が行われた場合に、そのチャネル間
の位相関係を基に短時間のうちに切り替え先のチャネル
信号に対し拡散符号同期を確立することが可能となる。
したがって、応答性の優れた高速度のチャネル切り替え
が可能となり、これにより視聴者のイライラ感は軽減さ
れ、またチャネル切り替え期間中に重要な情報の取得し
損じが生じることも少なくなる。
【0009】またこの発明の衛星放送システムは、地上
放送局または静止衛星に、符号分割多重化放送信号の各
チャネル信号間の拡散符号の位相差を検出して、この検
出された拡散符号間の位相差を表す情報を放送受信装置
に通知する手段を設け、放送受信装置において、上記位
相差を表す情報を受信し、この位相差を表す情報に基づ
いて、静止衛星を介して受信した符号分割多重化放送信
号の各チャネルに対する拡散符号同期を確立するように
したものである。
【0010】この発明によれば、多重化放送信号の各チ
ャネル間の拡散符号の同期はとられていなくても、各チ
ャネル間の拡散符号の位相差が検出されてこの位相差情
報が放送受信装置に通知される。このため、放送受信装
置では、上記多重化放送信号を受信してその各チャネル
信号のうちのいずれかに対し拡散符号同期を確立すれ
ば、他のチャネルへの切り替え操作が行われた場合に、
上記通知された位相差情報を基に短時間のうちに切り替
え先のチャネル信号に対し拡散符号同期を確立すること
が可能となる。したがって、この場合にも応答性の優れ
た高速度のチャネル切り替えが可能となる。
【0011】さらにこの発明の衛星放送システムは、放
送信号をチャネルごとに異なる拡散符号によりスペクト
ル拡散して送信する地上放送局が複数局ある場合に、こ
れらの地上放送局が送信した放送信号のチャネル間にお
ける拡散符号の位相差を静止衛星で検出して、この位相
差情報を静止衛星から送信元の各地上放送局にそれぞれ
通知する。そして、各地上放送局において、この通知さ
れた位相差情報を基に、自装置が送信しようとする放送
信号の送信タイミングを各チャネルごとにそれぞれ可変
制御し、これにより各地上放送局が送信した放送信号の
拡散符号位相差が静止衛星上で零になるようにしたもの
である。
【0012】すなわち、静止衛星と各地上放送局との間
に放送信号送信タイミングのフィードバック制御ループ
を形成し、これにより複数の地上放送局が送信した各放
送信号の拡散符号位相が静止衛星上で常に一致するよう
に各地上放送局の送信タイミングを可変制御するように
したものである。
【0013】このようにすることで、地上放送局が複数
ある場合でも、これらの地上放送局が送信した放送信号
の拡散符号位相は静止衛星上において常に一致すること
になる。したがって、静止衛星では各地上放送局から受
信した放送信号をその受信タイミングを保持したまま放
送受信装置へ送信することにより、放送受信装置は複数
の地上放送局が送信した各放送信号を常に拡散符号同期
がとられた状態で受信することができる。このため、放
送受信装置では、各地上放送局から到来する放送信号の
いずれかに対し拡散符号同期を確立すれば、他のチャネ
ルへの切り替え操作が行われた場合に、短時間のうちに
切り替え先の他の地上放送局の放送信号に対し拡散符号
同期を確立することが可能となる。したがって、応答性
の優れた高速度のチャネル切り替えが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)図1は、この発明に係わる衛星放送
システムの第1の実施形態を示す概略構成図である。
【0015】この衛星放送システムは、複数の地上放送
局(VSAT)BC1,BC2またはフィーダリンク局
と、静止衛星SATと、衛星追跡管制局STCCとを備
えている。
【0016】地上放送局(VSAT)BC1,BC2ま
たはフィーダリンク局は、各放送事業者により作成・編
集された番組情報を、Kaバンド(26.5〜40GH
z)またはKuバンド(12.5〜18GHz)の上り
伝送路を介して静止衛星SATへ送信する。
【0017】静止衛星SATは、例えば2.5m級の口
径を有するKaバンド或いはKuバンド用アンテナと、
15m級の口径を有するSバンド(例えば2.6GH
z)用アンテナとを備えている。そして、上記各放送局
(VSAT)BC1,BC2またはフィーダリンク局か
ら多重送信された放送信号を、上記KaまたはKuバン
ド用アンテナで受信・増幅したのちSバンドの信号に変
換する。そして、この変換された放送信号を上記Sバン
ド用アンテナからSバンドの下り伝送路を介してサービ
スエリアに向け送信する。なお、上記静止衛星SATに
搭載する上り伝送用のアンテナの口径は2.5m級より
小さいものでもよく、またSバンド用アンテナの口径に
ついても15m級に限らず8m級であってもよい。
【0018】なお、衛星追跡管制局STCCは、静止衛
星SATの動作状態を監視し制御するものである。サー
ビスエリアでは、例えばオフィスや家庭に固定的に設置
された放送受信装置(図示せず)や、車載或いは携帯型
の移動可能な放送受信装置MSが、上記静止衛星SAT
からSバンドの下り伝送路へ送信された放送信号を受信
する。なお、上記Sバンドの下り伝送路では、64〜2
56Kbps /チャネルの伝送速度を有する複数のチャネ
ルが最大900チャネル多重化される。また、各チャネ
ルにより映像信号を伝送する場合には映像符号化方式と
してMPEG4(moving picture experts group 4)が
用いられる。
【0019】ところで、この第1の実施形態の地上放送
局BC1,BC2は、複数の番組を符号分割多重して送
信する際に、その各チャネル間の拡散符号の位相を一致
させる機能を有したもので、次のように構成される。図
2はその送信部の構成を示す回路ブロック図である。
【0020】すなわち、図示しない回路で編集された複
数の番組(図ではN番組)の放送信号はそれぞれ変調器
11〜1nに入力される。これらの拡散変調器11〜1
nはそれぞれ、上記放送信号を、拡散コード発生器21
〜2nから発生された互いに異なる拡散コードによりス
ペクトル拡散変調する。上記各拡散変調器11〜1nで
スペクトル拡散変調された放送信号は、合成器31で1
系統の符号分割多重(CDM)放送信号に合成されたの
ち変調器32に入力される。この変調器32では、上記
CDM放送信号がQPSK或いはQAM方式等のディジ
タル変調方式によりさらに変調される。そして、この変
調されたCDM化放送信号は、送信機33でKaまたは
Kuバンドの無線信号に周波数変換され、さらに所定の
送信電力レベルに増幅されたのち、アンテナ34から静
止衛星に向け送信される。
【0021】また地上放送局MSは、制御回路40を備
えている。この制御回路40は、拡散コードの基準位相
を指定するための基準位相信号を発生して上記各拡散コ
ード発生器21〜2nに供給する。各拡散コード発生器
21〜2nは、それぞれ上記制御回路40から供給され
た基準位相信号に同期して拡散コードの発生を開始す
る。
【0022】このような構成であるから、各番組の放送
信号は、それぞれ拡散変調器11〜1nにおいて、上記
各拡散コード発生器21〜2nからそれぞれ基準位相に
同期して発生された拡散コードにより拡散変調される。
このため、合成回路31から出力されるCDM多重放送
信号は、その各チャネル間の拡散符号位相の一致したも
のとなり、この拡散符号位相の一致したCDM放送信号
が静止衛星SATを介して放送受信装置MSへ放送され
る。
【0023】したがって、放送受信装置MSでは、例え
ば電源投入時に静止衛星SATを介して到来する上記C
DM放送信号のうちのいずれか一つのチャネルに対し拡
散符号同期を確立すれば、その後すべてのチャネルに対
応する拡散コードを同一位相でそれぞれ発生させること
で、他のチャネルへの切り替え操作が行われた場合に、
このチャネルに対し改めて拡散符号同期を確立すること
なく、拡散コードを切り替えるだけで、極めて短時間の
うちに同期をとり受信することが可能となる。
【0024】(第2の実施形態)この発明の第2の実施
形態は、静止衛星SATにおいて、地上放送局BC1,
BC2から到来したCDM放送信号の各チャネル間の拡
散符号位相差を検出して、その検出結果を基に各チャネ
ル間の拡散符号位相を一致させたのち放送受信装置MS
に向け送信するようにしたものである。
【0025】図3は、この第2の実施形態に係わる静止
衛星SATの構成を示す回路ブロック図である。同図に
おいて、各地上放送局BC1,BC2から送信されたC
DM放送信号は、Kuバンド用の受信アンテナ51で受
信されたのち受信回路52に入力される。そして、ここ
で低雑音増幅されるとともに中間周波信号にダウンコン
バートされたのち、k個の相関器61〜6kに分配入力
される。この相関器61〜6kの数は各地上放送局BC
1,BC2が多重送信する全チャネル数kに対応して設
定されている。これらの相関器61〜6kでは、それぞ
れ各チャネルごとに予め設定してある拡散コードを用い
て上記受信中間周波信号のスペクトル逆拡散が行われ
る。そして、この逆拡散後の受信信号はそれぞれ拡散変
調回路71〜7kに入力される。
【0026】ところで、上記相関器61〜6kでは、そ
れぞれ上記受信中間周波信号をスペクトル逆拡散する際
に、上記受信中間周波信号と拡散コード(PN符号とは
別に用意されたウォルシュ符号やゴールド符号などの直
交符号)との相関が求められ、その相関値が制御回路8
0に入力される。制御回路80では、各チャネルごとに
上記相関器61〜6kから入力された相関値を基に、静
止衛星SATで発生される直交符号と受信直交符号との
位相差が検出される。そして、各チャネルごとにその検
出された位相差を零にするための位相制御信号が生成さ
れ、これらの位相制御信号は上記拡散変調回路71〜7
kに与えられる。
【0027】拡散変調回路71〜7kは、それぞれ上記
制御回路80から与えられた位相制御信号を基に拡散コ
ードの発生位相を調整する。そして、この拡散コードに
より上記相関器61〜6kから入力された受信信号をス
ペクトル拡散し、この拡散処理後の放送信号を合成回路
53に入力する。合成回路53では上記各拡散変調器7
1〜7kから出力された各放送信号が合成され、この合
成により得られたCDM放送信号は周波数変換回路54
に入力される。
【0028】周波数変換回路54では、上記CDM放送
信号が自己のシステムに予め与えられたSバンドの周波
数(2.6GHz)に周波数変換され、送信機55に入
力される。送信機55は上記周波数変換されたCDM放
送信号を所定の送信電力レベルに増幅し、このCDM放
送信号をSバンドの送信アンテナ56からサービスエリ
アに向け送信する。
【0029】このような構成であるから、各地上放送局
BC1,BC2が送信したCDM放送信号の各チャネル
信号は、静止衛星SATにおいてその拡散符号の位相差
が検出され、この検出位相差を零にするべく位相制御さ
れた拡散コードにより再度スペクトル拡散されたのち、
サービスエリアに向けSバンドで送信される。このた
め、各地上放送局BC1,BC2から到来したCDM放
送信号の各チャネル間の拡散符号位相が一致していなく
ても、この位相差は静止衛星SATにおいて吸収された
のち送信され、放送受信装置MSで受信される。
【0030】したがって、放送受信装置MSでは、例え
ば電源投入時に静止衛星SATを介して到来する上記C
DM放送信号のうちのいずれか一つのチャネルに対し拡
散符号同期を確立すれば、その後他のチャネルへの切り
替え操作が行われても、このチャネルに対し改めて拡散
符号同期を確立することなく、拡散コードを切り替える
だけで、極めて短時間のうちに同期をとり受信すること
が可能となる。
【0031】(第3の実施形態)この発明の第3の実施
形態は、地上放送局BC1,BC2がCDM放送信号を
生成し送信する際に、各チャネルの拡散コードの位相差
を検出して、この位相差情報を上記CDM放送信号に多
重化して送信する。そして、放送受信装置MSにおい
て、静止衛星SATを介して到来したCDM放送信号の
各チャネルを選択的に受信する際に、上記CDM放送信
号とともに受信した位相差情報を基に拡散コードのチッ
プ位相を初期設定し、この拡散コードにより各チャネル
の放送信号を選択的にスペクトル逆拡散して再生するよ
うにしたものである。
【0032】図4は、この実施形態に係わる地上放送局
BC1,BC2の送信部の構成を示す回路ブロック図で
ある。なお、同図において前記図2と同一部分には同一
符号を付して詳しい説明は省略する。
【0033】各拡散コード発生器21〜2nから発生さ
れた拡散コードは、位相差情報送信回路41に入力され
る。位相差情報送信回路41では、上記各拡散コードの
基準位相に対する位相差が検出され、これらの位相差を
表す情報は符号化および一次変調されたのち拡散変調器
43に入力される。拡散変調器43は、上記位相差情報
送信回路41から入力された位相差情報を、拡散コード
発生器42から発生された拡散コードによりスペクトル
拡散して合成回路35に入力する。合成回路35は、拡
散変調器11〜1nから出力された各チャネル放送信号
の拡散変調信号と、上記拡散変調器42から出力された
位相差情報の拡散変調信号とを合成し、送信のために変
調器32に供する。
【0034】一方、放送受信装置MSは次のように構成
される。図5はその構成を示す回路ブロック図である。
すなわち、静止衛星SATから到来したCDM放送信号
は、Sバンドの受信アンテナ91で受信されたのち受信
回路92に入力され、ここで低雑音増幅されたのち中間
周波信号に周波数変換される。そして、この受信中間周
波信号は第1および第2の相関器93,94に分配入力
される。
【0035】このうち第1の相関器93は、上記受信中
間周波信号を、制御回路90から指示された受信チャネ
ルに対応する拡散コードによりスペクトル逆拡散し、こ
の逆拡散後のチャネル信号を検波器(DET)95に入
力する。なお、上記受信チャネルの指定は、ユーザがリ
モコン操作部97を操作することによりなされる。検波
器95では、例えばQPSK方式に対応した検波方式に
より上記チャネル信号の検波が行われ、これにより得ら
れた受信放送信号は音声/映像分離回路101に入力さ
れる。
【0036】音声/映像分離回路部101は、上記再生
受信信号を音声データと映像データとテキストデータな
どからなる付加データとに分離し、この分離した受信音
声データを音声デコーダ102に入力すると共に、受信
映像信号を映像デコーダ104に入力し、また付加デー
タを付加データデコーダ103に入力する。音声デコー
ダ102は、上記受信音声データを復号して音声信号を
再生し、この音声信号をスピーカ105から拡声出力す
る。また映像デコーダ104は、受信映像データを例え
ばMPEG4 方式により復号し、この復号された映像信号を
液晶ディスプレイからなる表示器106に表示させる。
さらに付加データデコーダ103は、テキストデータな
どからなる付加データを復号して、この復号した復号デ
ータを上記映像信号とともに上記表示器106に表示さ
せる。
【0037】一方、上記第2の相関器94では、上記受
信回路92から出力された受信中間周波信号が、位相差
情報の伝送のために予め用意された拡散コードによりス
ペクトル逆拡散される。そして、この逆拡散により得ら
れた位相差情報信号は検波器96において検波されかつ
復号されたのち制御回路90に入力される。
【0038】制御回路90は、操作部97でチャネル切
り替え操作が行われるごとに、この指定されたチャネル
に対応する拡散コードを第1の相関器93に指定すると
ともに、上記位相差情報に基づいて設定した拡散コード
の発生位相を指定する。このため、第1の相関器93で
は、上記制御回路90から指定された受信チャネルに対
応する拡散コードが、指定されたチップ位相より発生さ
れ、この拡散コードにより受信中間周波信号がスペクト
ル逆拡散される。
【0039】このようなシステムであれば、地上放送局
BC1,BC2からは、CDM放送信号とともに、その
各チャネルの拡散符号位相差を表す情報が上記CDM放
送信号に多重化されて送信される。これに対し放送受信
装置MSでは、上記位相差情報がCDM放送信号から分
離抽出され、この位相差情報を基に拡散コードのチップ
位相が初期設定されて、この拡散コードにより所望のチ
ャネルの放送信号がスペクトル逆拡散されて再生され
る。
【0040】したがって、地上放送局BC1,BC2が
各チャネルの放送信号を拡散コードによりスペクトル拡
散して送信する際に、各チャネル間の拡散符号同期をと
らずにスペクトル拡散したとしても、放送受信装置MS
では上記CDM放送信号とともに地上放送局BC1,B
C2から送られる位相差情報をもとに拡散コードのチッ
プ位相が初期設定され、この拡散コードによりCDM放
送信号がスペクトル逆拡散される。このため、各チャネ
ルごとに拡散符号のサーチを行って同期を確立する場合
に比べて、各チャネルに対する拡散符号同期を短時間の
うちに確立することができ、これによりチャネル切り替
えを応答性良く高速度に行うことができる。
【0041】(第4の実施形態)この発明の第4の実施
形態は、地上放送局BC1,BC2がCDM放送信号を
生成し送信する際に、各チャネルの拡散コードの位相差
を検出して、この位相差情報を上記CDM放送信号に多
重化して送信する。そして、静止衛星SATおいて、上
記位相差情報を分離抽出し、この位相差情報を基に位相
設定した拡散コードによりCDM放送信号の各チャネル
信号をスペクトル拡散し直してサービスエリアへ送信す
るようにしたものである。
【0042】図6は、この実施形態に係わる静止衛星S
ATの構成を示す回路ブロック図である。なお、同図に
おいて前記図3と同一部分には同一符号を付して詳しい
説明は省略する。
【0043】この静止衛星SATには、CDM放送信号
をその各チャネルごとにスペクトル逆拡散するための相
関器群61〜6kに加えて、位相差情報を分離抽出する
ための相関器57が設けてある。この相関器57は、受
信回路52から出力された受信中間周波信号を、位相差
情報の伝送のための予め設定された拡散コードによりス
ペクトル逆拡散し、これにより上記位相差情報を分離抽
出する。
【0044】制御回路81は、上記相関器57により分
離抽出された位相差情報に基づいて、各チャネルの拡散
コードのチップ位相を指定するための位相制御信号を生
成し、これらの位相制御信号を各拡散変調回路71〜7
kに与える。
【0045】各拡散変調回路71〜7kは、上記位相制
御信号にしたがって拡散コードのチップ位相を初期設定
し、上記相関器61〜6kで一旦スペクトル逆拡散され
た各チャネル信号を、上記位相が初期設定された拡散コ
ードによりスペクトル拡散し直す。この各拡散変調器7
1〜7kによりスペクトル拡散し直された各チャネル信
号は、合成回路53で合成されてCDM放送信号とな
る。そして、周波数変換回路54でSバンドの周波数に
変換され、さらに送信機55で所定の送信電力レベルに
増幅されたのち、Sバンド用の送信アンテナ56から地
上のサービスエリアに向け送信される。
【0046】このような構成であるから、地上放送局B
C1,BC2が各チャネルの放送信号をチャネル相互間
の拡散符号同期をとらずにスペクトル拡散して多重化送
信しても、この地上放送局BC1,BC2から送信され
たCDM放送信号は、静止衛星SATにおいて、地上放
送局BC1,BC2が同時に送信した位相差情報に基づ
いてスペクトル拡散し直されて、地上のサービスエリア
へ送信される。
【0047】したがって、放送受信装置MSにはチャネ
ル間の拡散符号同期がとられたCDM放送信号が受信さ
れることになる。このため放送受信装置MSでは、CD
M放送信号のいずれか一つのチャネルに対する拡散符号
同期さえ確立すれば、その他のチャネルに対する拡散符
号同期を改めてとらずとも、拡散コードを切り替えるだ
けで所望のチャネルの放送信号を分離し再生することが
できる。したがって、チャネル切り替えを応答性良く高
速度に行うことができる。またこの実施形態では、各放
送受信装置MSに、位相差情報を基に各チャネルごとに
拡散コードの発生位相を初期設定するための回路を持た
せる必要がないので、放送受信装置MSの構成を簡単に
できる利点がある。
【0048】(第5の実施形態)この発明の第5の実施
形態は、静止衛星SATにおいて、地上放送局BC1,
BC2から到来したCDM放送信号の各チャネルにおけ
る拡散コードの基準位相に対する位相差をそれぞれ検出
し、この検出した位相差情報を上記CDM放送信号に多
重化して地上のサービスエリアへ送信する。そして、放
送受信装置MSにおいて、CDM放送信号の各チャネル
を選択的に受信する際に、上記CDM放送信号とともに
受信した位相差情報を基に拡散コードのチップ位相を初
期設定し、この拡散コードにより各チャネルの放送信号
を選択的にスペクトル逆拡散して再生するようにしたも
のである。
【0049】図7は、この実施形態に係わる静止衛星S
ATの構成を示す回路ブロック図である。なお、同図に
おいて前記図3と同一部分には同一符号を付して詳しい
説明は省略する。
【0050】地上放送局BC1,BC2から到来したC
DM放送信号は、受信アンテナ51で受信されたのち受
信回路52で低雑音増幅されかつ中間周波信号に変換さ
れる。そして、この受信中間周波信号は各地上放送局B
C1,BC2が送信する全チャネル数に対応して設けら
れた相関器61〜6kに分配入力される。
【0051】これらの相関器61〜6kでは、上記受信
中間周波信号と拡散コードとの相関が求められ、その相
関値が制御回路82に入力される。制御回路82では、
各チャネルごとに上記相関器61〜6kから入力された
相関値を基に、静止衛星SATで発生される直交符号と
受信直交符号との位相差が検出される。そして、各チャ
ネルごとにその検出された位相差を表す情報は、符号化
されたのち拡散変調回路58に入力される。
【0052】拡散変調回路58では、上記位相差情報が
拡散コードによりスペクトル拡散され、この拡散処理さ
れた位相差情報は合成回路59に入力される。合成回路
59では、上記位相差情報の拡散信号が、前記受信回路
52から出力されたCDM放送信号に合成される。そし
て、この合成により得られたCDM合成信号は、周波数
変換回路54でSバンドの周波数に周波数変換され、さ
らに送信機55で所定の送信電力レベルに増幅されたの
ち、Sバンド用の送信アンテナ56から地上のサービス
エリアに向け送信される。
【0053】なお、この実施形態で用いられる放送受信
装置には、前記第3の実施形態において図5で説明した
ものと同一のものが使用できる。このような構成である
から、地上放送局BC1,BC2から送信されたCDM
信号が静止衛星SATで受信されると、この静止衛星S
ATにおいてその各チャネルの拡散符号と基準位相との
位相差が検出される。そして、この位相差を表す情報が
上記CDM信号に多重化されて放送受信装置MSに通知
される。
【0054】これに対し放送受信装置MSでは、上記位
相差情報がCDM放送信号から分離抽出され、この位相
差情報を基に拡散コードのチップ位相が初期設定され
て、この拡散コードにより所望のチャネルの放送信号が
スペクトル逆拡散されて再生される。
【0055】したがって、地上放送局BC1,BC2が
各チャネルの放送信号を拡散コードによりスペクトル拡
散して送信する際に、各チャネル間の拡散符号同期をと
らずにスペクトル拡散したとしても、放送受信装置MS
では上記CDM放送信号とともに地上放送局BC1,B
C2から送られる位相差情報をもとに拡散コードのチッ
プ位相が初期設定され、この拡散コードによりCDM放
送信号がスペクトル逆拡散される。このため、各チャネ
ルごとに拡散符号のサーチを行って同期を確立する場合
に比べて、各チャネルに対する拡散符号同期を短時間の
うちに確立することができ、これによりチャネル切り替
えを応答性良く高速度に行うことができる。
【0056】また本実施形態によれば、各地上放送局B
C1,BC2に、各チャネルの拡散符号の位相差を検出
してその検出情報を多重送信するための回路を設ける必
要がなくなり、これにより各地上放送局BC1,BC2
の回路構成を簡単化することができる。
【0057】(第6の実施形態)この発明の第6の実施
形態は、複数の地上放送局BC1,BC2,BC3がそ
れぞれ送信したCDM放送信号間における拡散符号の位
相差を静止衛星SATで検出して、この位相差を零にす
るための位相差制御信号を静止衛星SATから送信元の
各地上放送局BC1,BC2,BC3にそれぞれ通知す
る。そして、各地上放送局BC1,BC2,BC3にお
いて、この通知された位相差情報を基に、自装置が送信
しようとする放送信号の送信タイミングをそれぞれ可変
制御し、これにより各地上放送局BC1,BC2,BC
3が送信したCDM放送信号の拡散符号位相差が静止衛
星SAT上で零になるようにしたものである。
【0058】図8は、この実施形態に係わる静止衛星S
ATの構成を示す回路ブロック図である。同図におい
て、各地上放送局BC1,BC2,BC3からそれぞれ
送信されたCDM放送信号は、受信アンテナ111で受
信されたのち低雑音増幅器112で増幅される。そし
て、この受信されたCDM放送信号は、周波数変換回路
113でKuバンドからSバンドに周波数変換され、さ
らに送信電力増幅器114で所定の送信電力レベルに増
幅されたのち、Sバンド用の送信アンテナ115から地
上のサービスエリアに向け送信される。
【0059】ところで、上記低雑音増幅器112から出
力された受信CDM放送信号は、受信回路121に入力
され、ここで例えば中間周波信号に周波数変換されたの
ち、相関器131〜13kに分配入力される。これらの
相関器61〜6kは、各地上放送局BC1,BC2が多
重送信する全チャネル数kに対応する数だけ設けられて
いる。
【0060】相関器61〜6kでは、それぞれ上記受信
中間周波信号と拡散コードとの相関が求められ、その相
関値が位相差検出回路122に入力される。位相差検出
回路122では、各チャネルごとに上記相関器61〜6
kから入力された相関値を基に、静止衛星SATで発生
される拡散コードと受信拡散コードとの位相差が検出さ
れる。そして、各チャネルごとにその検出された位相差
を零にするための位相制御信号が生成され、これらの位
相制御信号はそれぞれ変調回路(MOD)141〜14
kに入力される。
【0061】これらの変調回路141〜14kでは、上
記位相制御信号に対し、QPSK等の一次変調と、位相
制御信号伝送用の各拡散符号を用いたスペクトル拡散変
調がそれぞれ行われる。そして、これらの変調回路14
1〜14kから出力された拡散変調信号は、合成回路1
23で1系列の信号に合成され、CDM位相制御信号と
して送信機124に入力される。送信機124では、上
記CDM位相制御信号をKuバンドの信号に周波数変換
する処理と、この周波数変換されたKuバンドの送信信
号を所定の送信電力レベルに増幅する処理がそれぞれ行
われる。そして、この送信機124から出力されたKu
バンドのCDM位相制御信号は、Kuバンド用の送信ア
ンテナ125からKuバンドの下り伝送路を介して送信
元のの地上放送局BC1,BC2へ送信される。
【0062】一方、各地上放送局BC1,BC2は次の
ように構成される。図9はその送信部の構成を示す回路
ブロック図である。なお、同図において前記図2と同一
部分には同一符号を付してある。
【0063】すなわち、上記静止衛星SATからKuバ
ンドの下り伝送路により送られたCDM位相差制御信号
は、受信アンテナ44で受信されたのち受信機45に入
力され、ここで低雑音増幅されかつ中間周波信号に周波
数変換される。そして、この受信中間周波信号は、相関
器46で位相制御信号伝送用の拡散コードによりスペク
トル逆拡散され、これにより得られた受信信号は検波器
(DET)47によりQPSK方式に対応した検波方式
により検波される。そして、これにより再生された位相
制御信号は制御回路48に入力される。
【0064】制御回路48は、上記再生された位相制御
信号をそれぞれ対応するチャネルの拡散コード発生器2
1〜2nに与える。拡散コード発生器21〜2nは、そ
れぞれ拡散コードの発生開始位相を上記位相制御信号に
より与えられるタイミングに修正する。このため、拡散
変調器11〜1nでは、それぞれ上記各拡散コード発生
器21〜2nにより発生タイミングの修正された拡散コ
ードにより各番組の放送信号がスペクトル拡散される。
【0065】そして、これらの各拡散変調器11〜1n
から出力された放送信号の拡散変調信号は、合成回路2
1で1系列の信号に合成されたのち変調器32に入力さ
れる。そして、ここで変調されたのち送信機33でKu
バンドの送信信号に周波数変換され、さらに所定の送信
電力レベルに増幅されたのち、送信アンテナ34から静
止衛星SATに向け送信される。
【0066】このような構成であるから、静止衛星SA
Tでは、各地上放送局BC1,BC2,BC3から送信
された各CDM放送信号間の拡散符号の位相差が検出さ
れ、この位相差を零にするための位相制御信号がCDM
方式により多重化されて送信元の各地上放送局BC1,
BC2,BC3へ送信される。これに対し各地上放送局
BC1,BC2,BC3は、上記静止衛星SATから送
られた位相制御信号に応じて、各チャネルの拡散コード
の発生開始タイミングを制御することにより、自装置が
送信するCDM放送信号の送信タイミングを遅延制御す
る。
【0067】したがって、各地上放送局BC1,BC
2,BC3からは異なるタイミングでCDM放送信号の
送信が開始されることになる。例えば、図10(a)に
示すごとく、先ず地上放送局BC2がチャネルCH11
〜CH1nを多重したCDM放送信号の送信を開始し、
次にこの地上放送局BC2の送信開始時点からTD21
だけ遅延した時点で、地上放送局BC1がチャネルCH
21〜CH2nを多重したCDM放送信号の送信を開始
する。さらに、上記地上放送局BC2の送信開始時点か
らTD23だけ遅延した時点で、地上放送局BC3がチ
ャネルCH31〜CH3nを多重したCDM放送信号の
送信を開始する。
【0068】ここで、上記各CDM放送信号の送信タイ
ミングの遅延量は、先に述べたように各地上放送局BC
1,BC2,BC3から送信されたCDM放送信号の静
止衛星SATにおける相互相関値が零になるように、静
止衛星SATから送られた位相制御信号により設定され
ている。このため、上記各地上放送局BC1,BC2,
BC3から送信されたCDM放送信号は、静止衛星SA
Tにおいて図10(b)に示すごとく相互位相差のない
状態で受信される。
【0069】したがって、放送受信装置には地上放送局
BC1,BC2,BC3間の拡散符号同期がとられたC
DM放送信号が受信されることになる。このため放送受
信装置MSでは、いずれかの地上放送局から到来したC
DM放送信号に対する拡散符号同期さえ確立すれば、そ
の他の地上放送局から到来するCDM放送信号に対する
拡散符号同期を改めて確立しなくても、拡散コードを切
り替えるだけで所望の地上放送局からのCDM放送信号
を分離し再生することができる。したがって、ある地上
放送局BC1が送信しているCDM放送信号から、別の
地上放送局BC2が送信しているCDM放送信号に受信
チャネルを切り替える場合に、その切り替えを応答性良
く高速度に行うことができる。
【0070】また、本実施形態の位相制御により、同じ
地上放送局が送信する複数のチャネル間の拡散符号同期
も静止衛星SAT上で確立されるので、放送受信装置M
Sが同一の地上放送局が送信している複数のチャネル間
でチャネル切り替えを行う場合でも、対応する拡散コー
ドへの切り替えを行うだけで、極めて短時間に応答性良
く切り替えることができる。
【0071】(その他の実施形態)この発明のその他の
実施形態として、放送受信装置を航空機のような高速移
動体に設置するものが考えられる。
【0072】一般に航空機において静止衛星SATから
の無線信号を受信しようとすると、両者間の相対速度が
大きいため、航空機の放送受信装置において受信周波数
のドップラシフトが発生する。従来のFDM方式やTD
M方式を使用したシステムでは、1チャネル当たりの帯
域幅が例えば10KHz程度と狭いため、例えば数KH
z程度のドップラシフトが生じると、所望のチャネルを
受信することが極めて困難になる。したがって、従来の
FDM方式やTDM方式を使用したシステムで使用する
航空機搭載型の受信装置には、上記ドップラシフトを補
正するための様々な対策が必要となり、装置が大掛かり
になる。
【0073】ところが本発明のように、CDM方式を採
用した衛星放送システムでは、各チャネルの放送信号は
スペクトル拡散処理により例えば25MHzの広い帯域
に拡散される。したがって、この状態でドップラシフト
が発生し、その受信周波数が数KHz程度シフトしたと
しても、チャネルの周波数帯域(25MHz)に占める
シフト量はわずかとなり、ドップラシフトの影響は無視
できるものとなる。このため、本実施形態によれば、陸
上において自動車等に搭載して使用している放送受信装
置をそのまま航空機に搭載しても十分に使用することが
可能となり、これにより航空機搭載型の放送受信装置を
従来のそれに比べ極めて小形でかつ安価なものにするこ
とができる。
【0074】また、本発明のCDM衛星放送システムで
使用する放送受信装置は、新幹線などのその他の高速移
動体に搭載することも可能である。この場合にも、ドッ
プラシフトの影響を無視して小型の装置で高品質の受信
を行いうる。
【0075】しかも、列車に放送受信装置を搭載する場
合には、列車の長さを利用し、離れた車両にそれぞれ受
信アンテナを設置してその各受信信号を合成する、いわ
ゆるダイバーシチ受信方式を採用することが可能であ
り、これによりさらに高品質の受信が可能となる。
【0076】なお、この発明は上記各実施形態に限定さ
れるものではなく、拡散符号の位相同期を確立するため
の手順やその内容をはじめ、地上放送局、静止衛星およ
び放送受信装置の構成などについても種々の変形が可能
である。
【0077】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
同期手段により、多重化手段で符号分割多重された各チ
ャネルの放送信号間における拡散符号の位相関係を所定
の状態に予め設定するか、あるいは位相差検出手段によ
り、多重化手段により得られた多重化放送信号の各チャ
ネル信号間の拡散符号の位相差を検出し、この位相差検
出手段により検出された拡散符号間の位相差を表す情報
を通知手段により放送受信装置に通知するようにしたこ
とによって、放送受信装置において、多重化放送信号の
チャネル切り替えを応答性良く高速度に行うことができ
る衛星放送システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係わる衛星放送システムの第1の
実施形態を示す概略構成図。
【図2】 第1の実施形態における地上放送局の要部構
成を示す回路ブロック図。
【図3】 この発明の第2の実施形態における静止衛星
の構成を示す回路ブロック図。
【図4】 この発明の第3の実施形態における地上放送
局の要部構成を示す回路ブロック図。
【図5】 この発明の第3の実施形態における放送受信
装置の構成を示す回路ブロック図。
【図6】 この発明の第4の実施形態における静止衛星
の構成を示す回路ブロック図。
【図7】 この発明の第5の実施形態における静止衛星
の構成を示す回路ブロック図。
【図8】 この発明の第6の実施形態における静止衛星
の構成を示す回路ブロック図。
【図9】 この発明の第6の実施形態における地上放送
局の要部構成を示す回路ブロック図。
【図10】 この発明の第6の実施形態の動作説明に使
用するタイミング図。
【符号の説明】
SAT…静止衛星 BC1,BC2,BC3…地上放送局 MS…放送受信装置 11〜1n,43…拡散変調器 21〜2n,42…拡散コード発生器 31,53,59,123…合成回路 32…変調器 33,55,124…送信機 34…地上放送局のKuバンド用送信アンテナ 40,48…地上放送局の制御回路 41…位相差情報送信回路 44…地上放送局のKuバンド用受信アンテナ 45…受信機 51,111…静止衛星のKuバンド用受信アンテナ 52,92,121…受信回路 54,113…周波数変換回路 56,115…静止衛星のSバンド用送信アンテナ 46,57,61〜6n,93,94,131〜13m
…相関器 58,71〜7n…変調回路 80,81,82…静止衛星の制御回路 90…放送受信装置の制御回路 91…放送受信装置のSバンド用受信アンテナ 47,95,96…検波器(DET) 97…操作部 101…音声/映像分離回路 102…音声デコーダ 103…付加データデコーダ 104…映像デコーダ 105…スピーカ 106…表示器 112…低雑音増幅器 60,114…送信電力増幅器 122…位相差検出回路 141〜14m…変調回路(MOD) 125…静止衛星のKuバンド用送信アンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤森 之美 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝小向工場内 (72)発明者 菊池 英男 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝小向工場内 (56)参考文献 特表 平6−501349(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 13/02 H04B 7/216 H04H 1/00 H04L 7/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の地上放送局からそれぞれ複数チャ
    ネルの放送信号を送信し、各地上放送局からの放送信号
    を静止衛星で中継して地上の所定のサービスエリアに存
    在する放送受信装置に向け放送する衛星放送システムで
    あって、 前記複数の地上放送局のそれぞれは、 前記複数チャネルの放送信号をチャネルごとに異なる拡
    散符号によりそれぞれスペクトル拡散して合成すること
    で符号分割多重し送信するための多重化手段と、 この多重化手段により符号分割多重された前記各チャネ
    ルの放送信号間における拡散符号の位相関係を、他の地
    上送信局との間で互いに合わせて所定の同期状態に設定
    するための送信同期手段とを備えたことを特徴とする衛
    星放送システム。
  2. 【請求項2】 地上放送局から複数チャネルの放送信号
    を送信し、この放送信号を静止衛星で中継して地上の所
    定のサービスエリアに存在する放送受信装置に向け放送
    する衛星放送システムにおいて、 前記地上放送局は、前記複数チャネルの放送信号を各チ
    ャネルごとに異なる拡散符号によりそれぞれスペクトル
    拡散して合成することで符号分割多重し送信するための
    多重化手段を備え、 前記静止衛星は、 前記地上放送局から送信された符号分割多重放送信号を
    受信し、この符号分割多重放送信号の各チャネル間にお
    ける拡散符号の位相差を検出するための位相差検出手段
    と、 前記受信した符号分割多重放送信号の各チャネル間にお
    ける拡散符号の位相関係を、前記位相差検出手段の検出
    結果に基づいて所定の同期状態に設定して前記所定のサ
    ービスエリアに向け送信するための送信同期手段とを備
    えたことを特徴とする衛星放送システム。
  3. 【請求項3】 地上放送局から複数チャネルの放送信号
    を送信し、この放送信号を静止衛星で中継して地上の所
    定のサービスエリアに存在する放送受信装置に向け放送
    する衛星放送システムにおいて、 前記地上放送局は、 前記複数チャネルの放送信号を各チャネルごとに異なる
    拡散符号によりそれぞれスペクトル拡散して合成するこ
    とで符号分割多重し送信するための多重化手段と、 この多重化手段により多重化される各チャネルの放送信
    号間における拡散符号の位相差を表す情報を前記静止衛
    星に通知するべく送信するための位相差情報送信手段と
    を備え、 前記静止衛星は、 前記位相差を表す情報を受信するための位相差情報受信
    手段と、 前記受信した符号分割多重放送信号の各チャネル間にお
    ける拡散符号の位相関係を、前記位相差情報受信手段に
    より受信した位相差を表す情報を基に所定の同期状態に
    設定して前記所定のサービスエリアに向け送信するため
    の送信同期手段とを備えたことを特徴とする衛星放送シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 地上放送局から複数チャネルの放送信号
    を送信し、この放送信号を静止衛星で中継して地上の所
    定のサービスエリアに存在する放送受信装置に向け放送
    する衛星放送システムにおいて、 前記地上放送局は、 前記複数チャネルの放送信号を各チャネルごとに異なる
    拡散符号によりそれぞれスペクトル拡散して合成するこ
    とで符号分割多重し送信するための多重化手段と、 この多重化手段により多重化される各チャネルの放送信
    号間における拡散符号の位相差を表す情報を前記放送受
    信装置に通知するべく送信するための位相差情報送信手
    段とを備え、 前記放送受信装置は、 前記位相差を表す情報を受信するための位相差情報受信
    手段と、 この位相差情報受信手段により受信された位相差を表す
    情報に基づいて、前記静止衛星を介して受信した符号分
    割多重化放送信号の各チャネルに対する拡散符号同期を
    確立するための受信同期手段とを備えたことを特徴とす
    る衛星放送システム。
  5. 【請求項5】 地上放送局から複数チャネルの放送信号
    を送信し、この放送信号を静止衛星で中継して地上の所
    定のサービスエリアに存在する放送受信装置に向け放送
    する衛星放送システムにおいて、 前記地上放送局は、前記複数チャネルの放送信号を各チ
    ャネルごとに異なる拡散符号によりそれぞれスペクトル
    拡散して合成することで符号分割多重し送信するための
    多重化手段を備え、 前記静止衛星は、 前記地上放送局から送信された符号分割多重放送信号を
    受信し、この符号分割多重放送信号の各チャネル間にお
    ける拡散符号の位相差を検出するための位相差検出手段
    と、 この位相差検出手段により検出された各チャネルの放送
    信号間における拡散符号の位相差を表す情報を前記放送
    受信装置に通知するべく送信するための位相差情報送信
    手段とを備え、 前記放送受信装置は、 前記位相差を表す情報を受信するための位相差情報受信
    手段と、 この位相差情報受信手段により受信された位相差を表す
    情報に基づいて、前記静止衛星を介して受信した符号分
    割多重化放送信号の各チャネルに対する拡散符号同期を
    確立するための受信同期手段とを備えたことを特徴とす
    る衛星放送システム。
  6. 【請求項6】 複数の地上放送局が各々少なくとも1チ
    ャネルの放送信号を送信し、これらの放送信号を静止衛
    星で中継して地上の所定のサービスエリアに存在する放
    送受信装置に向け放送する衛星放送システムにおいて、 前記複数の地上放送局の各々は、自装置が送信する放送
    信号を各チャネルごとに異なる拡散符号によりスペクト
    ル拡散して送信するための送信手段を備え、 前記静止衛星は、 前記複数の地上放送局から送信された各チャネルの放送
    信号をそれぞれ受信し、これら各チャネルの放送信号間
    における拡散符号の位相差を検出するための位相差検出
    手段と、 前記受信した複数の地上放送局からの放送信号の各チャ
    ネル間における拡散符号の位相関係を、前記位相差検出
    手段の検出結果に基づいて所定の同期状態に設定して前
    記所定のサービスエリアに向け送信するための中継送信
    同期手段とを備えたことを特徴とする衛星放送システ
    ム。
  7. 【請求項7】 複数の地上放送局が各々少なくとも1チ
    ャネルの放送信号を送信し、これらの放送信号を静止衛
    星で中継して地上の所定のサービスエリアに存在する放
    送受信装置に向け放送する衛星放送システムにおいて、 前記複数の地上放送局の各々は、 自装置が送信する放送信号を各チャネルごとに異なる拡
    散符号によりスペクトル拡散して送信するための送信手
    段と、 この送信手段が送信する放送信号の送信タイミングを各
    チャネルごとに可変制御するための送信タイミング制御
    手段とを備え、 前記静止衛星は、 前記複数の地上放送局から送信された各チャネルの放送
    信号をそれぞれ受信し、これら各チャネルの放送信号間
    における拡散符号の位相差を検出するための位相差検出
    手段と、 この位相差検出手段により検出された位相差を表す情報
    を送信元の前記各地上放送局にそれぞれ通知すること
    で、各地上放送局が送信する各チャネルの放送信号間に
    おける拡散符号の位相差を零にするべくその送信タイミ
    ングを前記送信タイミング制御手段により可変制御させ
    る位相差情報通知手段とを備えたことを特徴とする衛星
    放送システム。
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