JP3504816B2 - 採水セルおよび同採水セルをそなえた採水装置 - Google Patents

採水セルおよび同採水セルをそなえた採水装置

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JP3504816B2 JP35763496A JP35763496A JP3504816B2 JP 3504816 B2 JP3504816 B2 JP 3504816B2 JP 35763496 A JP35763496 A JP 35763496A JP 35763496 A JP35763496 A JP 35763496A JP 3504816 B2 JP3504816 B2 JP 3504816B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、航行型潜水機(有
人,無人)等の海洋観測装置に好適な採水セルおよび同
採水セルをそなえた採水装置に関し、特に自律型無人潜
水機(AUV,UUV),ROV,有人潜水調査船,投
げ込み式観測装置に好適な採水セルおよび同採水セルを
そなえた採水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、海洋観測のための海水サンプリン
グ(採水)は、決められた位置において筒状の採水容器
の蓋と底とを開閉したり、注射器状の採水容器のピスト
ンを引いたりして、採水容器内にサンプル(海水)を採
水するような手段により行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の採水手段では、1回の潜水ダイブで数多いサンプ
ルを採水することが困難であり、また潜水船の深度変位
による深度圧変化によって採水容器内に貯蔵されたサン
プル水が外海水と混合して、試料が汚染されるなどの問
題点がある。
【0004】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、1回の潜水ダイブで数多いサンプルの採
水を可能とするとともに、採水容器内に貯蔵されたサン
プル水が深度圧変化の影響をうけることなく陸上に回収
でき、さらに採水されたサンプル水を分析装置に簡単に
接続できるようにした、採水セルおよび同採水セルをそ
なえた採水装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の採水セルは、 (1) 外筒と、同外筒の内部に軸方向に摺動可能に嵌
入された内筒と、同内筒の外端部および内端部にそれぞ
れ設けられて同内筒を液封可能な外側シールおよび内側
シールと、上記外筒の外端部に摺動可能に嵌挿され通水
孔を有する蓋とをそなえ、同蓋の押下げにより上記の外
側シールおよび内側シールによる上記内筒の液封の解除
が行なえるとともに同蓋の押下げ解除により上記の外側
シールおよび内側シールによる上記内筒の液封が行なえ
るように構成して課題解決の手段としている。 (2) 上記(1)項の採水セルにおいて、上記内筒の
外端部に上記外側シールを保持した外側シール蓋を軸方
向に移動可能に配設し、上記外側シールを上記外側シー
ル蓋を介して液封方向に押圧する外側シールばねを設
け、上記内筒の内端部に上記内側シールを保持した内側
シール蓋を軸方向に移動可能に配設し、上記内側シール
蓋を介して上記内側シールを液封方向に押圧する内側シ
ールばねを設け、上記蓋に、同蓋の上記押下げ時に上記
外側シール蓋に当接して同外側シール蓋を介して上記外
側シールを液封解除方向に押動可能なロッドおよび通水
孔を形成し、上記外筒の内端部に底板を取り付け、同底
板に、上記蓋の上記押下げによる上記内筒の内方向への
移動時に上記内側シール蓋に当接して同内側シール蓋を
介して上記内側シールを液封解除方向に押動可能なロッ
ドおよび通水孔を形成して課題解決の手段としている。 (3) 上記(1)項または(2)項の採水セルにおい
て、上記内筒の内部に均圧装置を取り付け、同均圧装置
を常時外海水に連通する孔を、上記の内筒および外筒に
それぞれ設けて課題解決の手段としている。 (4) さらに採水装置が、耐圧殻構造の採水装置本体
と、同採水装置本体の内部に回転可能に支持された円筒
状の採水セル支持体と、同採水セル支持体の中芯部に軸
方向に形成されるとともに採水用ポンプを接続された海
水通路とをそなえ、上記採水セル支持体に複数の上記
(1)項乃至(3)項の採水セルを取り付けるととも
に、同各採水セルの内端部にそれぞれ上記海水通路の分
岐管を接続し、採水選択器を、上記複数の採水セルのう
ち採水しようとする採水セルの外端部に対向する位置に
移動可能に上記採水セル支持体に設け、上記採水セル選
択器に外海水に連通する可撓管を接続し、同採水セル選
択器により上記採水セルの蓋の押下げを行なうように構
成して課題解決の手段としている。 (5) 上記(4)項の採水装置において、複数の上記
採水セルを上記採水セル支持体に上記海水通路を中心と
して放射状に取り付けて採水セル群を形成し、同採水セ
ル群を上記採水セル支持体の軸線方向に多数段に配設し
て課題解決の手段としている。 (6) 上記(4)項または(5)項の採水装置におい
て、上記採水セル選択器が、ケーシングと、同ケーシン
グに取り付けられたモーターと、同モーターに連設され
たカムと、同ケーシングに出没可能に取り付けられた上
記採水セルの蓋の押し下げ部材としてのカバーとをそな
え、同カバーを上記ケーシングの内部の収納位置に保持
可能なカバー引込みばねを設け、上記モーターによる上
記カムの駆動により上記カバーを上記収納位置から押し
出して上記採水セルの蓋の押し下げを行なうように構成
して課題解決の手段としている。 (7) 上記(5)項または(6)項の採水装置におい
て、上記採水セル群のうちの特定の採水セルに上記採水
セル選択器を対向させるべく上記採水セル支持体を回転
可能な採水セル支持体回転用モーターと、上記採水セル
支持体の軸線方向に多数段に配設された複数の上記採水
セル群のうちの特定の採水段に対向する位置に上記採水
セル選択器を移動可能な採水セル選択器移動用モーター
とを設けて課題解決の手段としている。 (8) 上記(4)項乃至(7)項の採水装置におい
て、上記採水装置本体が航行型潜水船の胴体の一部を形
成するとともに、簡単に取り外し可能に構成して課題解
決の手段としている。
【0006】上述の構成により、すなわち採水セル(サ
ンプル採水容器)が円筒状の採水セル支持体に放射状に
取り付けられ、そのうちの特定の採水セルのみの液封を
解除できるような構成により、数多いサンプル水の採取
が可能となる。
【0007】また、サンプル水等を現場にて採水セル内
を循環させて採水するようにしたため、動力効率のよい
採水を行なうことができる。
【0008】さらに、潜水機等の深度変化による圧力変
化の影響があっても均圧装置の作用によりサンプルをそ
のまま保持することが可能となる。
【0009】また多数の採水セルが採水装置本体と一体
にユニット式に航行型無人潜水機等へ取付けおよび取外
せるため、採水セルを採水分析装置等へ簡単に接合で
き、取扱い時にサンプルの汚染の発生を抑制できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の一実施
形態としての採水セルおよび同採水セルをそなえた採水
装置について説明すると、図1はその採水装置を示す縦
断面図、図2は図1のA−A矢視断面図、図3はその採
水セルの液密状態を示す縦断面図、図4は同液密解除状
態を示す縦断面図、図5はその採水セル選択器を示す正
断面図、図6は同側断面図である。
【0011】図1,2において、符号1は耐圧殻構造
(断面円形)の採水装置本体を示しており、この採水装
置本体1の内部に、円筒体製の採水セル支持体30が回転
可能に支持されている。採水装置本体1は航行型無人潜
水船の胴体の一部を形成するとともに潜水船に簡単に着
脱できる構造となっている。
【0012】採水セル支持体30の中芯部に海水通路31が
設けられている。符号7は採水用ポンプ,符号33は海水
吸水路,符号33aは取水開口をそれぞれ示している。
【0013】また、採水セル支持体30に、図2に示すよ
うに複数の採水セル4が放射状に配設され、さらに放射
状に配設された複数の採水セル4からなる採水セル群
が、図1に示すように採水セル支持体30の軸線方向に多
数段配設されている。図2中の(1),(2)…(n)は、各段に
おける採水セル4の番号を示している。
【0014】各採水セル4は内端部を海水通路31から分
岐した分岐管32に接続されている。また各採水セル4の
外端部に係接可能な採水セル選択器5が、採水セル支持
体30の軸方向に設けられたガイド棒18上を移動可能に設
けられている。
【0015】符号3は採水装置本体1に取り付けられた
採水セル支持体30の回転用モータを示しており、モータ
3の軸上の歯車2aと採水セル支持体30の支軸上の歯車
2bを介して、採水セル支持体30の減速回転が行なわれ
るようになっている。
【0016】また符号6は採水装置本体1に取り付けら
れた採水セル選択器5の移動用モータを示している。モ
ータ6の軸に採水セル選択器移動用ネジ棒17(図5参
照)が一体に接続されている。
【0017】採水セル4は、図3,4に示すように、円
筒状の外筒11と、外筒11内に摺動可能に嵌挿された内筒
12とをそなえ、内筒12の外端部(図3,4における上端
部)に外側シール蓋15aが内筒12の軸方向に移動可能に
配設され、この外側シール蓋15aに外側シール16aが保
持され、この外側シール16aと液密状に当接可能な円錐
内面12aが内筒12の内端部に形成されている。また、内
筒12の内端部(図3,4における下端部)に内側シール
蓋15bが内筒12の軸方向に移動可能に配設され、この内
側シール蓋15bに内側シール16bが保持され、この内側
シール16bと液密状に当接可能な円錐内面12bが内筒12
の外端部に形成されている。
【0018】外側シール蓋15aおよび内側シール蓋15b
はいずれも内筒の外端部および内端部に配設されてい
て、それぞれを外向きに押圧して外側シール16a,内側
シール16bをそれぞれ円錐内面12a, 12bに押圧して内
筒12を液封状態にする外側シールばね10aおよび内側シ
ールばね10bが設けられている。
【0019】外筒11の外端部に蓋8が外方から嵌挿され
ており、この蓋8はばね13aで外方(図3,4では上
方)へ付勢されている。蓋8の中芯部に、ロッド8aが
外側シール蓋15aに対向するように突設されている。ま
た蓋8には複数の通水孔8bが形成されている。
【0020】外筒11の内端部には底板9が螺着されてい
る。この底板9の中心部に、ロッド9aが内側シール蓋
15bに対向するように突設されている。さらに底板9に
複数の通水孔9bが形成されている。符号13bは内筒12
を内向きに付勢するばねを示している。
【0021】内筒12の内部にゴム製の均圧装置14が設け
られ、均等装置14を外海水に常時連通可能な孔12cおよ
び11cがそれぞれ内筒12および外筒11に形成されてい
る。孔11cは外筒11の軸方向に長い形状に形成されてい
て、内筒12の移動に対応できるようになっている。
【0022】採水セル選択器5は、図5,6に示すよう
に、円筒体製のケーシング5aと、ケーシング5a内に
設置されたモータ19と、モータ19に中間歯車20を介して
連設されたカム21と、カム21により内外方向(図5,6
における上下方向)に移動可能にケーシング5aに支持
されたカバー23とをそなえ、ケーシング5aにネジ棒17
に螺合する雌ねじ部17aとガイド棒18の貫通穴18aとが
形成されている。符号21aはケーシング5aに軸架され
たカム軸を示しており、このカム軸21aに中間歯車20に
噛合するピニオンが取り付けられている。カバー23の中
心部に通水孔23bが形成され、この通水孔23bに外端部
を外海水に開口した可撓管34が接続されている。なお可
撓管34は採水装置本体1内に配設されている。
【0023】カバー23はカバー引込みばね22により外向
き(図5,6における上方)に付勢されてカム21のカム
面と常に摺接するようになっている。カバー23の外端面
に蓋8の上面に当接可能な押圧子23aが突設されてい
る。
【0024】上述の構成の採水セルおよび同採水セルを
そなえた採水装置において、採水は次の手順で行なわれ
る。採水装置本体1が潜水船に取り付けられて予めプロ
グラムされた場所(位置,深度)に到着すると、採水セ
ル支持体回転用モータ3を駆動して採水セル支持体30を
回転して、採水を行なう採水セル4の番号を選択する。
【0025】次いで、採水セル4の段を選択するため
に、採水セル選択器移動用モータ6を駆動してネジ棒17
を回転し採水セル選択器5を移動させる。採水セル選択
器5にガイド棒18が貫通されているため、ネジ棒17の回
転により採水セル選択器5は回転することなく、図1に
おいて左右方向に移動することになる。これにより、採
水セル選択器5は、図3に示すように、特定の(選択さ
れた)採水セル4と対向する状態となる。
【0026】次いで、採水セル選択器5に設けたモータ
19を駆動して中間歯車20を介してカム21を回転させ、カ
バー23を採水セル4の蓋8に向かって押し下げる。
【0027】採水セル4(の蓋8)に採水セル選択器5
のカバー23が押し付けられると、蓋8が押し下げられ、
蓋8の中芯部に突設されたロッド8aにより外側シール
蓋15aが押し下げられ、外側シール16aが円錐内面12a
から離れて採水のための流路が形成される。
【0028】さらに蓋8が押し下げられると、外側シー
ルばね10aを介して内筒12が押し下げられ、内側シール
16bが円錐形内面12bから離れ、採水セル4内に流通通
路が形成される(図4の状態)。
【0029】採水用ポンプ7が駆動されると、採水セル
選択器5に接続された可撓管34の先端の取水開口34aか
ら取水された海水および海泥(以下単に「海水」とい
う)が、当該採水セル4内に形成された流通通路を通
り、分岐管32, 海水通路31を経た後、海水吐出水路33の
先端の吐出開口33aから外海水に吐出される。
【0030】一定の時間採水セル4への上記の通水を行
なった後、採水用ポンプ7の運転を停止する。採水用ポ
ンプの運転停止と同時に、または所定時間経過後に採水
セル選択器5のモータ19を駆動してカム21を回転する
と、カバー引込みばね22の復元力でカバー23が内方に引
き戻され、内側シール16a,外側シール16bが内側シー
ルばね10a,外側シールばね10bの復元力で、それぞれ
円錐内面12a, 12bに密着する状態に戻り、採水セル4
内の海水が液密状態に保たれることになる。これにより
当該採水セル4の採水が完了する。なおこれと同様の採
水動作により、他の採水セルへの採水も行なわれること
はいうまでもない。
【0031】このように、採水セル4の採水を、採水セ
ル4に外海水を循環通水させて行なうようにしたため、
採水時の動力効率を高くすることが可能となる。
【0032】その後、潜水船の深度変化により外海水の
圧力も変化するが、外筒11および内筒12にそれぞれ形成
された孔11c,12cを通じて外海水の圧力がゴム製の均
圧装置14に伝わるので、採水セル4の内部は外海水と自
動的に均圧に保たれる。
【0033】採水装置本体1を潜水船から取り外して
(陸上の)分析室で採水セル4内の海水を取り出すと
き、採水セル選択器5を採水時と同様に操作して、外側
シール蓋15a,内側シール蓋15bをそれぞれ内方へ移動
させることにより、重力によって内筒12の下方からサン
プル水を取り出すことができる。
【0034】このように、多数の採水セル4を採水装置
本体1に取り付けたままで一体としてユニット式に潜水
船から取り外して採水分析装置に各採水セルをそれぞれ
簡単に接続することができるため、サンプル水の取り扱
い時におけるサンプルの汚染の発生を抑制することがで
きる。
【0035】さらに、採水装置本体1は耐圧殻構造に形
成されていて、潜水船に取り付けられてその胴体の一部
を構成して潜水船の剛性強度の一部を負担するものであ
るので、潜水船の小型化・軽量化が可能となる。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の採水セル
および同採水セルをそなえた採水装置によれば次のよう
な効果ないし利点が得られる。 (1) 航行型潜水船等に取り付けて、予めプログラムされ
た場所(位置,深度)で海水および海泥などを採水セル
内を循環させて、自動的に採取することができる。 (2) 潜水機の回収時における深度圧変化の影響を受ける
ことなく、採水されたサンプル水を回収できる。 (3) 多数の採水セルを採水装置本体に取り付けるととも
に、採水装置本体をユニット式に潜水船等に取り付ける
ようにしたため、多数の採水セルを容易に取り扱うこと
ができ、特に試料に解析のための前処理装置の処理系に
サンプル水を簡単に移送することができる。 (4) 採水装置本体が潜水船の胴体の一部を形成するた
め、潜水船の小型化・軽量化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての採水装置を示す縦
断面図。
【図2】図1のA−A矢視断面図。
【図3】同採水セルの液密状態を示す縦断面図。
【図4】同採水セルの液密解除状態を示す縦断面図。
【図5】同採水セル選択器を示す正断面図。
【図6】同採水セル選択器を示す側断面図。
【符号の説明】
1 耐圧殻構造の採水装置本体 2a,2b 歯車 3 採水セル支持体回転用モータ 4 採水セル 5 採水セル選択器 5a ケーシング 6 採水セル選択器移動用モータ 7 採水ポンプ 8 採水セルの蓋 8a ロッド 8b 通水孔 9 採水セルの底板 9a ロッド 9b 通水孔 10a 外側シールばね 10b 内側シールばね 11 外筒 11c 孔 12 内筒 12a,12b 円錐内面 12c 孔 13a, 13b ばね 14 ゴム製の均圧装置 15a 外側シール蓋 15b 内側シール蓋 16a 外側シール 16b 内側シール 17 採水セル選択器移動用ネジ棒 17a 雌ねじ部 18 ガイド棒 18a ガイド棒の貫通穴 19 モータ 20 中間歯車 21 カム 21a カム軸 22 カバー引込みばね 23 カバー 30 採水セル支持体 31 海水通路 32 分岐管 33 海水吐出水路 33a 吐出水開口 34 可撓管 34a 取水開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 健嗣 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 三菱重工業株式会社 神戸造船所内 (72)発明者 中岡 淳 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 三菱重工業株式会社 神戸造船所内 (56)参考文献 特開 平8−220084(JP,A) 特開 平2−190739(JP,A) 特開 昭58−44326(JP,A) 特開 昭61−117429(JP,A) 実開 昭61−6752(JP,U) 特公 昭55−4914(JP,B2) 実公 昭57−355(JP,Y2) 実公 平4−1489(JP,Y2) 実公 昭56−9971(JP,Y2) 実公 平4−32595(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 1/00 - 1/44 B63C 11/00 - 11/52 G01N 33/00 - 33/46 JICSTファイル(JOIS)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筒と、同外筒の内部に軸方向に摺動可
    能に嵌入された内筒と、同内筒の外端部および内端部に
    それぞれ設けられて同内筒を液封可能な外側シールおよ
    び内側シールと、上記外筒の外端部に摺動可能に嵌挿さ
    れ通水孔を有する蓋とをそなえ、同蓋の押下げにより上
    記の外側シールおよび内側シールによる上記内筒の液封
    の解除が行なえるとともに同蓋の押下げ解除により上記
    の外側シールおよび内側シールによる上記内筒の液封が
    行なえるように構成されていることを特徴とする、採水
    セル。
  2. 【請求項2】 上記内筒の外端部に上記外側シールを保
    持した外側シール蓋が軸方向に移動可能に配設され、上
    記外側シールを上記外側シール蓋を介して液封方向に押
    圧する外側シールばねが設けられ、上記内筒の内端部に
    上記内側シールを保持した内側シール蓋が軸方向に移動
    可能に配設され、上記内側シールを上記内側シール蓋を
    介して液封方向に押圧する内側シールばねが設けられ、
    上記蓋に、同蓋の上記押下げ時に上記外側シール蓋に当
    接して同外側シール蓋を介して上記外側シールを液封解
    除方向に押動可能なロッドおよび通水孔が形成され、上
    記外筒の内端部に底板が取り付けられ、同底板に、上記
    蓋の上記押下げによる上記内筒の内方向への移動時に上
    記内側シール蓋に当接して同内側シール蓋を介して上記
    内側シールを液封解除方向に押動可能なロッドおよび通
    水孔が形成されていることを特徴とする、請求項1に記
    載の採水セル。
  3. 【請求項3】 上記内筒の内部に均圧装置が取り付けら
    れ、同均圧装置を常時外海水に連通する孔が、上記の内
    筒および外筒にそれぞれ設けられていることを特徴とす
    る、請求項1または2に記載の採水セル。
  4. 【請求項4】 耐圧殻構造の採水装置本体と、同採水
    本体の内部に回転可能に支持された円筒状の採水セル
    支持体と、同採水セル支持体の中芯部に軸方向に形成さ
    れるとともに採水用ポンプを接続された海水通路とをそ
    なえ、上記採水セル支持体に複数の上記採水セルが取り
    付けられるとともに、同各採水セルの内端部にそれぞれ
    上記海水通路の分岐管が接続され、採水セル選択器が、
    上記複数の採水セルのうち採水しようとする採水セルの
    外端部に対向する位置に移動可能に上記採水セル支持体
    に設けられ、上記採水セル選択器に外海水に連通する可
    撓管が接続され、同採水セル選択器により上記採水セル
    の蓋の押下げが行なわれるように構成されていることを
    特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載の採水セ
    ルをそなえた採水装置。
  5. 【請求項5】 複数の上記採水セルが上記採水セル支持
    体に上記海水通路を中心として放射状に取り付けられて
    採水セル群を形成し、同採水セル群が上記採水セル支持
    体の軸線方向に多数段に配設されていることを特徴とす
    る、請求項4に記載の採水装置。
  6. 【請求項6】 上記採水セル選択器が、ケーシングと、
    同ケーシングに取り付けられたモーターと、同モーター
    に連設されたカムと、同ケーシングに出没可能に取り付
    けられた上記採水セルの蓋の押し下げ部材としてのカバ
    ーとをそなえ、同カバーを上記ケーシングの内部の収納
    位置に保持可能なカバー引込みばねが設けられ、上記モ
    ーターによる上記カムの駆動により上記カバーが上記収
    納位置から押し出されて上記採水セルの蓋の押し下げが
    行われるように構成されていることを特徴とする、請求
    項4または5に記載の採水装置。
  7. 【請求項7】 上記採水セル群のうちの特定の採水セル
    に上記採水セル選択器を対向させるべく上記採水セル支
    持体を回転可能な採水セル支持体回転用モーターと、上
    記採水セル支持体の軸線方向に多数段に配設された複数
    の上記採水セル群のうちの特定の採水段に対向する位置
    に上記採水セル選択器を移動可能な採水セル選択器移動
    用モーターとが設けられていることを特徴とする、請求
    項5または6に記載の採水装置。
  8. 【請求項8】 上記採水装置本体が、航行型潜水船の胴
    体の一部を形成するとともに、簡単に取り外し可能に構
    成されていることを特徴とする、請求項4乃至7のいず
    れかに記載の採水装置。
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