JP3504748B2 - 食品の油揚げ装置 - Google Patents

食品の油揚げ装置

Info

Publication number
JP3504748B2
JP3504748B2 JP28533594A JP28533594A JP3504748B2 JP 3504748 B2 JP3504748 B2 JP 3504748B2 JP 28533594 A JP28533594 A JP 28533594A JP 28533594 A JP28533594 A JP 28533594A JP 3504748 B2 JP3504748 B2 JP 3504748B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
transport
chain conveyor
container
frying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP28533594A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08140864A (ja
Inventor
初雄 桜沢
Original Assignee
株式会社冨士製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社冨士製作所 filed Critical 株式会社冨士製作所
Priority to JP28533594A priority Critical patent/JP3504748B2/ja
Publication of JPH08140864A publication Critical patent/JPH08140864A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3504748B2 publication Critical patent/JP3504748B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、即席麺等の食品の油揚
げ装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種の油揚げ装置としては、例
えば特公昭58−22209号公報に記載のものが知ら
れている。この油揚げ装置は、油槽の入口側上方から前
下がりに傾斜して油中に進入し、該油中を出口側に向け
て略水平方向に通過した後、該出口側の油面から前上が
り傾斜して上がるような搬送軌道を有するチェーンコン
ベヤを備える。このチェーンコンベヤのチェーンには、
即席麺等の食品が内部に収容されたフライイング容器が
担持されている。該フライイング容器は、チェーンコン
ベヤの駆動によってチェーンの搬送軌道に沿って油中を
搬送され、これにより、該フライイング容器内の麺がフ
ライイングされる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、フライイン
グされる麺の種類や大きさ等が異なったり、使用する油
の種類や温度が異なったりする場合には、麺のフライイ
ング時間を変える必要がある。この場合、チェーンコン
ベヤの搬送速度を調整してフライイング時間を変えるこ
とが考えられる。 【0004】しかしながら、チェーンコンベヤの搬送速
度を調整するには、チェーンコンベヤのスプロケットを
回転駆動させる駆動モータの回転数を麺の種類や大きさ
又は油の種類や温度に応じて制御する制御装置等が必要
となり、装置の複雑化を招くと共に生産コストが高騰す
るという不都合がある。また、チェーンコンベヤの搬送
速度を調整すると、チェーンコンベヤの入口側に連設さ
れた麺投入装置のフライイング容器への麺の投入タイミ
ング(速度)を変えると共に、出口側でフライイング後
の麺が移載されるバーコンベア等の速度を変える必要が
生じてライン全体に影響を及ぼすという不都合がある。 【0005】本発明はかかる不都合を解消するためにな
されたものであり、簡単な構成でかつ低コストで食品の
フライイング時間を調整することができ、しかもライン
に影響を及ぼすことがないる食品の油揚げ装置を提供す
ることを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、搬送軌道として油槽の入口側上方から
前下がりに傾斜して油中に進入する入口傾斜部、該油中
を出口側に向けて所定距離通過する中央部及び該出口側
の油面から前上がりに傾斜して上がる出口傾斜部を有す
る搬送部と、該搬送部に担持されて該搬送部の搬送軌道
に沿って油中を搬送される内部に食品が収容されたフラ
イイング容器とを備えた食品の油揚げ装置において、前
記搬送部は、前記搬送軌道の前記入口傾斜部と前記出口
傾斜部とが相対的に接近離間移動可能に構成されている
ことを特徴とする。 【0007】 【作用】本発明によれば、搬送部の搬送軌道の入口傾斜
部と出口傾斜部とを相対的に接近離間移動させることに
よって、搬送部の油中への進入位置と油面から上がる位
置との間隔を調整することができ、これにより搬送速度
を一定にした状態でフライイング容器の油中を通過する
時間を変えて食品のフライイング時間を調整する。 【0008】また、搬送部の搬送速度を一定にして食品
のフライイング時間を調整することができるので、搬送
部の前後にそれぞれ配置された機器の速度を変えなくて
済む。 【0009】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は本発明の実施の一例である麺の油揚げ装
置の説明的側面図、図2は図1の−線断面図、図3
は図2の−線断面図、図4は図2の矢印方向から
見た図、図5はスライドユニットを説明するための説明
的斜視図である。 【0010】この油揚げ装置は、図1及び図2に示すよ
うに、麺1が内部に収容されたフライイング容器2の両
端部を固着担持して該フライイング容器2が油槽3内の
油中を通過するように搬送する第1チェーンコンベヤ4
と、フライイング容器2の蓋部5の両端部を固着担持し
て該蓋部5が油中を通過するフライイング容器2の上部
開口部2aを覆うように搬送する第2チェーンコンベヤ
6とを備える。尚、図2では、フライイング容器2、第
1チェーンコンベヤ4、蓋部5及び第2チェーンコンベ
ヤ6が上下2段に表れるが、上段が手前で下段が出口側
に位置しており、実際には上段及び下段のフライイング
容器2、第1チェーンコンベヤ4、蓋部5及び第2チェ
ーンコンベヤ6は連続している。 【0011】フライイング容器2は、図2及び図3に示
すように、複数の麺収容室2bが油槽3の幅方向に一列
に一体的に配置され、油槽3の幅方向の両端部が第1チ
ェーンコンベヤ4のチェーンにボルト等によって固着さ
れる。尚、フライイング容器2及び蓋部5には、図3及
び図4に示すように、フライイング容器2に収容された
麺1のフライイングを可能にするための複数の油透過孔
2cが均一に形成されている。 【0012】第1チェーンコンベヤ4は、図1に示すよ
うに、油槽3の入口部3aで麺投入装置Tによって麺1
が投入されたフライイング容器2を前下がりに搬送して
油中に導き、次いで、フライイング容器2を水平方向に
出口部3bに向けて搬送した後、前上がりに搬送してフ
ライイング容器2を油面から上げるような搬送軌道を有
する。ここで、第1チェーンコンベヤ4がフライイング
容器2を前下がりに搬送する軌道を搬送軌道A(入口傾
斜部)、水平方向に出口部3bに向けて搬送する軌道を
搬送軌道B(中央部)及び前上がりに搬送する軌道を搬
送軌道C(出口傾斜部)とする(図1参照)。 【0013】また、第1チェーンコンベヤ4は、油面か
ら上がったフライイング容器2を、油槽3の出口部3b
に導き、その後、出口部3bに連設されたバーコンベヤ
7に麺1が移載されて空になったフライイング容器2を
入口部3aに戻すように無端状に搬送する。出口部3b
の下部には、上下に揺動する揺動扉3cが設けられてお
り、該揺動扉3cは上位置でフライイング容器2から麺
1を受け取り、下位置では受け取った麺1をバーコンベ
ヤ7に向けて排出する。 【0014】図2において符号9は、第1チェーンコン
ベヤ4のチェーンのローラ部4aを搬送方向に沿って案
内するガイドレールである。このガイドレール9は、搬
送軌道A及びCの部分が分割されている。即ち、図1に
示すように、搬送軌道Aでローラ部4aを案内するガイ
ドレール9a及び搬送軌道Cでローラ部4aを案内する
ガイドレール9cに分割されている。そして、ガイドレ
ール9cが油槽3の幅方向の両側部に配置された枠体8
に固着され、ガイドレール9aが後述するスライドユニ
ット12のスライド板13,14にそれぞれ固着され
る。また、枠体8は、油槽3内に上下方向から挿脱可能
になっており、挿入時には、図2に示すように、油槽3
の幅方向の両側部に形成された段部10によって油槽3
に支持されている。尚、本実施例では、ガイドレール9
として、アングル材を用いているが、これに代えて開放
部が油槽3の幅方向中央を向いたチャンネル材を用いて
ローラ部4aを案内することもできる。こうすれば、ロ
ーラ部4aは上下から軌道が規制される。 【0015】第2チェーンコンベヤ6は、第1チェーン
コンベヤ4と同速度で駆動され、第1チェーンコンベヤ
4によって搬送されるフライイング容器2が油面に投入
される直前から該フライイング容器2が油中を通過して
油面から上がるまでの間、常時、フライイング容器2の
上部開口部2aが蓋部5によって覆われるような無端状
の搬送軌道を有する。第2チェーンコンベヤ6のチェー
ンは、図2に示すように、第1チェーンコンベヤ4のチ
ェーンより外側に配置されており、かつ、油中における
第2チェーンコンベヤ6の搬送軌道は、第1チェーンコ
ンベヤ4の搬送軌道A,B及びCと一致するように配置
されている。これにより、油中を通過するフライイング
容器2の上部開口部2aと蓋部5との位置関係が一定に
されてフライイング容器2の上部開口部2aが蓋部5に
よって確実に覆われる。 【0016】本実施例では、第2チェーンコンベヤ6の
各ローラ部6a間の間隔及びローラ部6aのローラ径
を、それぞれ第1チェーンコンベヤ4の各ローラ4a間
の間隔及びローラ部4aのローラ径と同一とし、かつ、
第2チェーンコンベヤ6の第1チェーンコンベヤ4の搬
送軌道A,B及びCに一致する部分においてローラ部6
aとローラ部4aとを同軸配置(図2参照)して、油中
における第2チェーンコンベヤ6の搬送軌道を第1チェ
ーンコンベヤ4の搬送軌道に一致させているが、必ずし
もこれに限定されない。 【0017】図2において符号11は、第2チェーンコ
ンベヤ6のチェーンのローラ部6aを搬送方向に沿って
案内するガイドレールである。ガイドレール11は、第
2チェーンコンベヤ6の搬送軌道の内で第1チェーンコ
ンベヤ4の搬送軌道A及びCと一致する部分が分割され
ている。即ち、搬送軌道Aに一致する部分でローラ部6
aを案内するガイドレール11a及び搬送軌道Cでロー
ラ部6aを案内するガイドレール11cに分割されてい
る。そして、ガイドレール11cが上述した枠体8に固
着され、ガイドレール11aが後述するスライドユニッ
ト12のスライド板13,14にそれぞれ固着される。
本実施例では、ガイドレール11として、アングル材を
用いているが、これに代えて開放部が油槽3の幅方向中
央を向いたチャンネル材を用いてローラ部6aを案内す
ることもできる。こうすれば、ローラ部6aは上下から
軌道が規制される。 【0018】次に、本発明の要部であるスライドユニッ
ト12について説明する。スライドユニット12は、図
1及び図2に示すように、油槽3の幅方向の両側部に互
いに対向配置されたスライド板13,14を備える。ス
ライド板13,14は、共に対称形状とされており、図
1に示すように、入口部3aを向く側の端部(左端部)
は、右下がりに切り欠かれて傾斜部15とされている。
スライド板13,14の各傾斜部15には、図2及び図
5に示すように、油槽3幅方向の内側に延びるブラケッ
ト16a,16bが傾斜方向に離間して固着されてい
る。ブラケット16a,16bには、搬送軌道Aで第1
チェーンコンベヤ4のローラ部4aの下部を案内するガ
イドレール9aが該搬送軌道Aに沿って取り付けられて
いる。また、ガイドレール9aの入口部3a側を向く端
部(左端部)は、スライド板13,14から水平方向に
突出して延在されて水平部9bとされている。尚、スラ
イド板13,14に取り付けられた各ガイドレール9a
は互いに対称になるように配置される。 【0019】また、スライド板13,14のガイドレー
ル9aの上方には、搬送軌道Aと一致する部分で第2チ
ェーンコンベヤ4のローラ部6aの上部を案内するガイ
ドレール11aがガイドレール9aに沿って平行配置さ
れている。ガイドレール11aは、ガイドレール9aよ
り油槽3の幅方向外側に配置されてスライド板13,1
4に直接固着されている。スライド板13,14に取り
付けられた各ガイドレール11aは、ガイドレール9a
と同様に、互いに対称になるように配置される。 【0020】スライド板13,14の上部内側には、ラ
ック17が水平方向に延在して取り付けられている。ラ
ック17は、上下面にそれぞれ歯18a,18bを有し
ており、下面の歯18bには、ピニオン19が噛み合っ
てスライド板13,14を支持している。ピニオン19
は、図1及び図5に示すように、油槽3の入口部3aか
ら出口部3bに向けて略等間隔で5箇所配置されてお
り、枠体8の幅方向の両側部に該ピニオン19の数に応
じて固着されたブラケット20に軸支されている。各ピ
ニオン19と歯18bとの噛合により、入口部3aと出
口部3bとの間のスライド板13,14の一体的な水平
往復移動を可能にしている。 【0021】スライド板13,14に取り付けられた各
ラック17の上面の歯18aには、ピニオン21がそれ
ぞれ噛み合っている。各ピニオン21は、油槽3の幅方
向に延在する共通の回動軸22を有している。回動軸2
2は、図2に示すように、枠体8に取り付けられた軸受
け23a,23bに両端部が軸支されている。回動軸2
2の図2において左側の端部は、油槽3から外部に突出
しており、突出端には操作ハンドル24が取り付けられ
ている。操作ハンドル24を手で回してピニオン21を
回動させることによって、スライド板13,14が一体
となって入口部3aと出口部3bとの間で水平移動す
る。そしてスライド板13,14が第1,2チェーンコ
ンベヤ4,6の水平軌道に一致して水平移動することに
より、スライド板13,14の移動時に搬送軌道Aの軌
道長さが変化しないようにしている。尚、本実施例で
は、手動でスライド板13,14を移動させているが、
回動軸22に電動モータ(図示せず。)の動力を伝達し
てスライド板13,14を電動で移動させることも勿論
可能である。 【0022】次に、かかる油揚げ装置の作用を説明す
る。操作ハンドル24を回してスライド板13,14を
出口部3b側に接近移動させると、スライド板13,1
4に取り付けられたガイドレール9aもスライド板1
3,14と共に出口部3b側に向けて接近移動する(図
1において二点鎖線で示す。)。この時、ガイドレール
9aの第1チェーンコンベヤ4のローラ部4aの案内位
置も出口部3bに向けて接近移動する。そして出口部3
b側に接近移動した際に、該スライド板13,14の入
口部3a側に位置してガイドレール9aの案内が解除さ
れた第1チェーンコンベヤ4のローラ部4aは、ガイド
レール9aの水平部9bによって案内支持される。これ
により、フライイング容器2を油中に導くための搬送軌
道Aが出口部3b側に接近し、換言すれば水平方向の搬
送軌道Bが短くなって、フライイング容器2の油中への
進入位置と油面から上がる位置との間隔が短くなる。こ
の結果、フライイング容器2の油中を通過する時間が短
くなってフライイング容器2内の麺のフライイング時間
を短くすることができる。 【0023】また、かかる移動の際には、スライド板1
3,14に取り付けられたガイドレール11aも出口部
3b側に向けて接近移動する。そして、ガイドレール1
1aの第2チェーンコンベヤ6のローラ部6aの案内位
置も第1チェーンコンベヤ4のローラ部4aとの位置関
係を保持した状態で出口部3b側に向けて接近移動す
る。これにより、第1チェーンコンベヤ4の搬送軌道A
が出口部3bに接近してもフライイング容器2の上部開
口部2aが蓋部5で確実に覆われるようになっている。 【0024】これとは逆に、スライド板13,14が出
口部3bから離間する方向に操作ハンドル24を回す
と、ガイドレール9aの第1チェーンコンベヤ4のロー
ラ部4aの案内位置が出口部3bから離れる方向に移動
して搬送軌道Aが出口部3bから離間する。これによ
り、フライイング容器2の油中への進入位置と油面から
上がる位置との間隔が大となって、フライイング容器2
の油中の通過時間が長くなり、フライイング容器2内の
麺のフライイング時間を長くすることができる。 【0025】また、かかる移動の際には、ガイドレール
11aも出口部3bから離れてガイドレール11aの第
2チェーンコンベヤ6のローラ部6aの案内位置が第1
チェーンコンベヤ4のローラ部4aとの位置関係を保持
した状態で出口部3bから離間する。これにより、第1
チェーンコンベヤ4の搬送軌道Aが出口部3bから離間
してもフライイング容器2の上部開口部2aが蓋部5で
確実に覆われるようになっている。 【0026】このように、上記実施例ではスライドユニ
ット12のスライド板13,14を油槽3の出口部3b
側に向けて接近離間移動させて、フライイング容器2の
油中への進入位置と油面から上がる位置との間隔を調整
することにより、フライイング容器2の搬送速度を一定
にした状態でフライイング容器2の油中を通過する時間
を変えることができる。このため、麺の種類や大きさ或
いは油の種類や温度等に応じてフライイング時間を調整
するに際して、第1チェーンコンベヤ4の搬送速度を麺
の種類や大きさ又は油の種類や温度に応じて制御する制
御装置等を一切必要とせず、簡単な構成でかつ低コスト
で麺1のフライイング時間を調整することができる油揚
げ装置を提供することができる。また、フライイング容
器2の搬送速度を一定にして麺1のフライイング時間を
調整することができるので、麺投入装置Tのフライイン
グ容器2への麺1の投入タイミング及びフライイング後
の麺1が移載されるバーコンベヤ7の搬送速度を変える
必要がなく、ライン全体に影響を及ぼすことがない。 【0027】尚、上記実施例では、チェーンコンベヤで
搬送される蓋部5によってフライイング容器2の上部開
口部2aを覆うようにしているが、これに限定されず、
他の搬送手段で蓋部5を搬送してフライイング容器2の
開口部2aを覆うようにしてもよく、さらには、本実施
例のようにチェーンコンベヤで蓋部5を搬送せず、フラ
イイング容器2に開閉自在の蓋部5を直接設けて該フラ
イイング容器2が油中を通過する時に蓋部5を閉じるよ
うにしてもよい。フライイング容器2に開閉自在の蓋部
5を設けた場合には、上述したガイドレール11は不要
となる。 【0028】また、上記実施例では、フライイング容器
2を搬送する手段としてチェーンコンベヤを使用してい
るが、これに限定されず、他の搬送手段を用いてもよ
い。さらに、上記実施例では、ラック・ピニオン機構を
用いてスライド板13,14を往復移動させているが、
必ずしもこれに限定する必要はなく、油圧シリンダその
他のシフト手段を用いてスライド板13,14を往復移
動させてもよい。 【0029】さらに、上記実施例では、第1チェーンコ
ンベヤ4の油中に進入する部分の搬送軌道Aを出口部3
b側に向けて接近離間移動させてフライイング容器2の
油中への進入位置と油面から上がる位置との間隔を調整
しているが、これに代えて、第1チェーンコンベヤ4の
油面から上がる部分の搬送軌道Cを入口部3a側に向け
て接近離間移動させてもよく、さらには、搬送軌道A及
びCを互いに接近離間移動させるようにしてもよい。 【0030】さらに、上記実施例では、ガイドレール9
a及びガイドレール9cで第1チェーンコンベヤ4のチ
ェーンを案内支持することにより搬送軌道A及び搬送軌
道Cを形成し、搬送軌道Aの形成に関与するガイドレー
ル9aを出口部3b側に接近離間移動させることにより
フライイング容器2の油中への進入位置と油面から上が
る位置との間隔を調整しているが、必ずしもこれに限定
されるものではなく、例えば、図示しないスプロケット
を所定位置に適宜配置し、各スプロケットに第1チェー
ンコンベヤ4のチェーンを架け渡すことにより搬送軌道
A及び搬送軌道Cを形成し、各スプロケットの内で搬送
軌道Aの形成に関与するスプロケットを出口部3b側に
向けて接近離間移動させることによりフライイング容器
2の油中への進入位置と油面から上がる位置との間隔を
調整することもできる。 【0031】さらに、上記実施例では、フライイング容
器2内に麺を収容した場合を例に採ったが、麺以外の食
品にも本装置を適用することができる。 【0032】 【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、搬送速度を一定にした状態でフライイング容
器の油中を通過する時間を変えて食品のフライイング時
間を調整することができるので、簡単な構成で、かつ、
低コストで食品のフライイング時間を調整することがで
きる油揚げ装置を提供することができる。 【0033】また、搬送部の搬送速度を一定にして食品
のフライイング時間を調整することができるので、フラ
イイングの調整に際して搬送部の前後にそれぞれ配置さ
れた機器の速度を変える必要がなくライン全体に影響を
及ぼすことがない。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例である麺の油揚げ装置の説明
的側面図である。 【図2】図1の−線断面図である。 【図3】図2の−線断面図である。 【図4】図2の矢印方向から見た図である。 【図5】スライドユニットを説明するための説明的斜視
図である。 【符号の説明】 1…麺 2…フライイング容器 3…油槽 3a…入口部 3b…出口部 4…第1チェーンコンベヤ 9a…ガイドレール 12…スライドユニット A…搬送軌道(入口傾斜部) B…搬送軌道(中央部) C…搬送軌道(出口傾斜部)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 搬送軌道として油槽の入口側上方から前
    下がりに傾斜して油中に進入する入口傾斜部、該油中を
    出口側に向けて所定距離通過する中央部及び該出口側の
    油面から前上がりに傾斜して上がる出口傾斜部を有する
    搬送部と、該搬送部に担持されて該搬送部の搬送軌道に
    沿って油中を搬送される内部に食品が収容されたフライ
    イング容器とを備えた食品の油揚げ装置において、 前記搬送部は、前記搬送軌道の前記入口傾斜部と前記出
    口傾斜部とが相対的に接近離間移動可能に構成されてい
    ることを特徴とする食品の油揚げ装置。
JP28533594A 1994-11-18 1994-11-18 食品の油揚げ装置 Expired - Lifetime JP3504748B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28533594A JP3504748B2 (ja) 1994-11-18 1994-11-18 食品の油揚げ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28533594A JP3504748B2 (ja) 1994-11-18 1994-11-18 食品の油揚げ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08140864A JPH08140864A (ja) 1996-06-04
JP3504748B2 true JP3504748B2 (ja) 2004-03-08

Family

ID=17690225

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28533594A Expired - Lifetime JP3504748B2 (ja) 1994-11-18 1994-11-18 食品の油揚げ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3504748B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4970135B2 (ja) * 2007-05-16 2012-07-04 株式会社冨士製作所 食品加工装置および食品加工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08140864A (ja) 1996-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8322513B2 (en) Apparatus and method for loading food articles
US4676361A (en) Troughing conveyors for carton or bag orienting and conveying
EP0664763B1 (en) Bucket elevator conveyors
US5178256A (en) Loader machine
US20070065270A1 (en) Stacking device
JP3504748B2 (ja) 食品の油揚げ装置
US4176741A (en) Article transfer mechanism
US4503965A (en) Apparatus for handling rod-like articles
US4719849A (en) Food product cooker
JPH02188297A (ja) ブックブロックの導入装置
US1636429A (en) Automatic transfer mechanism for conveyers
EP1007454B1 (en) Bucket conveyor apparatus having improved infeed station
US4324326A (en) Discharge assembly for an oven
KR101989278B1 (ko) 벨트컨베이어슈트용 분진 비산 방지장치
JPH09278165A (ja) 整列装置
JP2000050820A (ja) 米飯自動盛付機における飯起こし装置
KR940008606Y1 (ko) 종형 김 구이기
JPH07223725A (ja) 飲食物搬送装置の短絡機構
KR860000644Y1 (ko) 연초 포장용 수직 상승 콘베이어의 홀딩장치
JP7060794B2 (ja) 物品供給装置
JP3504749B2 (ja) 食品の油揚げ装置
RU2241334C2 (ru) Устройство для раскатывания теста
US2829760A (en) Tube conveyor
JPH1057245A (ja) 食品の茹で装置
JP3858950B2 (ja) 容器搬送装置における容器転倒防止装置

Legal Events

Date Code Title Description
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031211

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071219

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081219

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081219

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091219

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091219

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101219

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101219

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131219

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term