JP3504233B2 - 擬似3値信号伝送のためのデータ受信装置およびデータ通信システム - Google Patents

擬似3値信号伝送のためのデータ受信装置およびデータ通信システム

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JP3504233B2 JP2000398097A JP2000398097A JP3504233B2 JP 3504233 B2 JP3504233 B2 JP 3504233B2 JP 2000398097 A JP2000398097 A JP 2000398097A JP 2000398097 A JP2000398097 A JP 2000398097A JP 3504233 B2 JP3504233 B2 JP 3504233B2
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    • H04L25/40Transmitting circuits; Receiving circuits
    • H04L25/49Transmitting circuits; Receiving circuits using code conversion at the transmitter; using predistortion; using insertion of idle bits for obtaining a desired frequency spectrum; using three or more amplitude levels ; Baseband coding techniques specific to data transmission systems
    • H04L25/4917Transmitting circuits; Receiving circuits using code conversion at the transmitter; using predistortion; using insertion of idle bits for obtaining a desired frequency spectrum; using three or more amplitude levels ; Baseband coding techniques specific to data transmission systems using multilevel codes
    • H04L25/4923Transmitting circuits; Receiving circuits using code conversion at the transmitter; using predistortion; using insertion of idle bits for obtaining a desired frequency spectrum; using three or more amplitude levels ; Baseband coding techniques specific to data transmission systems using multilevel codes using ternary codes

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は擬似3値信号伝送の
ためのデータ受信装置およびデータ通信システムに関
し、特に擬似3値形式に変調されて伝送されるシリアル
データ列を受信および復調するためのデータ受信装置お
よびそれを用いたデータ通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、バッテリにより動作可能なポータ
ブルコンピュータが種々開発されている。この種のポー
タブルコンピュータの中には、その機能拡張のために、
拡張ユニットに必要に応じて装着できるように構成され
ているものがある。ポータブルコンピュータから拡張ユ
ニットのリソースを有効利用できるようにするために
は、コンピュータ本体のバスと拡張ユニット内のバスと
を接続することが重要である。このバス接続により、拡
張ユニット内のバス上のデバイスをポータブルコンピュ
ータ本体内のデバイスと同様に扱うことが可能になる。
【0003】多くのポータブルコンピュータでは、PC
Iバス(Peripheral Component Interconnect Bus)が
使用されている。したがって、コンピュータ本体と拡張
ユニットとの間のバス接続は、PCIバスの信号線群の
数に相当する多数のピンを有するドッキング用コネクタ
をコンピュータ本体側と拡張ユニット側にそれぞれ設
け、そのドッキング用コネクタを介して両者のPCIバ
スを物理的に接続することによって行うのが通常であ
る。
【0004】しかし、この構成では、ドッキング用コネ
クタの実装に多くの面積が必要とされるため、コンピュ
ータ本体の小型化・薄型化を図る上では不利である。さ
らに、コンピュータ本体側と拡張ユニット側それぞれの
コネクタ実装位置を合わせなければならないため、新た
な製品開発を行う上では、物理的な筐体構造に制約が加
わることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような背景から、
PCIバス間のトランザクションを高速シリアルインタ
ーフェイスによって転送する技術の開発が要求され始め
ている。高速シリアルインターフェイスを利用すること
により、コンピュータ本体と拡張ユニット間を細くて柔
軟なシリアルケーブルによって接続することが可能とな
る。
【0006】高速シリアル信号を伝送する方式として
は、差動方式と、バイポーラ転送方式の2つが考えられ
ている。
【0007】差動方式は、互いに位相が反転された信号
ペアを用いる方式であり、“1”,“0”の2値シリア
ルデータは位相の反転した信号ペアで伝送される。
【0008】バイポーラ方式は、“1”,“0”の2値
シリアルデータを、電圧+V,0,−Vの3つの電圧レ
ベルで伝送する方式である。
【0009】ところで、ノイズによりデータ欠落した場
合のリカバリーが弱くすぐに誤動作する高速信号を転送
する場合には、静電気対策のためトランスを信号ライン
に入れてDC成分を分離することが好ましい。しかし、
トランスを使った信号の転送では次の2つの問題があり
設計に注意が必要である。
【0010】1)トランスが飽和しないようにある一方
向に電流が流れ続けないようにする。
【0011】2)トランスにかかる電圧の向きの割合
が、長時間のスパンで見たときにほぼ等しくなるように
する。ある向きの電圧が発生する割合が多いと、トラン
スの2次側で発生する電圧波形が、電圧振幅は同じもの
の電圧レベルが全体的にシフトしていくからである。
【0012】この2つの問題を解決する方法としては、
バイポーラ方式を利用した擬似3値伝送方式を用いるの
が最適である。擬似3値伝送は、伝送路に設けたトラン
スを介してデータ伝送が行われる。
【0013】擬似3値伝送の伝送データは、トランス出
力の“正パルス”、“負パルス”、“パルスなし”の3
値で受信側に伝えられる。“正パルス”、“負パル
ス”、“パルスなし”は、それぞれトランスに正方向の
電流が流れる状態、トランスに負方向の電流が流れる状
態、トランスに電流が流れない状態である。
【0014】すなわち、送信される2値データの“1”
は、擬似3値の“正パルス”または“負パルス”に変換
されて受信側に伝えられる。この場合、最初の2値デー
タの“1”は“正パルス”に変換され、次の“1”は
“負パルス”に変換、さらに次の“1”は“正パルス”
に、というように2値データの“1”伝送の度に“正パ
ルス”と“負パルス”とが交互に発生される。このよう
に“正パルス”と“負パルス”を交互に発生させること
により、伝送路に設けたトランスの磁気飽和を防ぐこと
ができる。送信される2値データの“0”は、擬似3値
の“パルスなし”に変換されて受信側に伝えられる。
【0015】このような擬似3値方式を用いたシステム
としては、本出願人による特許出願である特願平11−
183919号および特願平11−186330号があ
る。
【0016】ところで、このような擬似3値方式を用い
てシリアルデータを高速に伝送する場合には、受信側で
はデータ復調誤りが発生しやすくなる。限られたサンプ
リング期間中に、トランスの2次側出力に現れる3値
“+V”,“−V”,“±0”(“正パルス”、“負パ
ルス”、“パルスなし”にそれぞれ相当する)を精度良
く検出することが難しいからである。
【0017】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、データ復調誤りに対する耐性を向上できるよう
にし、より高速な擬似3値伝送の実現に適したデータ受
信装置およびデータ通信システムを提供することを目的
とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明は、トランスに正方向の電流が流れる第1の
状態と、前記トランスに負方向の電流が流れる第2の状
態と、前記トランスに電流が流れない第3の状態とを含
む擬似3値形式に変調されたシリアルデータ列を、前記
トランスが挿入された信号線対を介して受信および復調
するためのデータ受信装置であって、前記信号線対の電
位差を比較して前記第1の状態を検出する第1の比較器
と、前記信号線対の電位差を比較して前記第2の状態を
検出する第2の比較器と、前記第1の比較器から前記第
1の状態に関する検出信号が発生したことを検出するた
めに、前記第1の比較器の出力信号をサンプリングし、
そのサンプリング値の時系列上の変化を検出する第1の
回路と、前記第2の比較器から前記第2の状態に関する
検出信号が発生したことを検出するために、前記第2の
比較器の出力信号をサンプリングし、そのサンプリング
値の時系列上の変化を検出する第2の回路とを具備し、
前記第1および第2の回路からの出力に基づいて前記擬
似3値形式に変調されたシリアルデータ列を復調するこ
とを特徴とする。
【0019】このデータ受信装置においては、トランス
に正方向の電流が流れる第1の状態“+V”については
第1の比較器によって検出され、またトランスに負方向
の電流が流れる第2の状態“−V”については第2の比
較器によって検出される。原理的にはこれら第1および
第2の比較器それぞれの出力をそのまま復調データとし
て使用することができるが、この場合には、例えば
“1”,“0”のビット列における“0”を“1”に間
違えやすい。各比較器出力の出力波形の後縁の鈍りによ
り、第1の比較器については2サンプリング期間連続し
て“+V”に対応する検出信号が出力されているかのよ
うに見え、また第2の比較器についても2サンプリング
期間連続して“−V”に対応する検出信号が出力されて
いるかのように見える場合があるからである。本データ
受信装置では、第1および第2の比較器それぞれの出力
をそのまま復調データとして使用するのではなく、各比
較器出力の後段に、比較器出力をサンプリングしてその
サンプリング値の時系列上の変化を検出する回路が設け
られている。これにより、たとえ第1の比較器から2サ
ンプリング期間連続して“+V”に対応する検出信号が
出力されてもそれは1つの“+V”の検出信号として検
知され、同様に、第2の比較器から2サンプリング期間
連続して“−V”に対応する検出信号が出力された場合
でもそれは1つの“−V”の検出信号として検知され
る。このように、比較器出力のある特定方向への遷移を
検出することにより、データ復調誤りに対する耐性を向
上できるようになり、より高速な擬似3値伝送の実現を
図ることが可能となる。
【0020】また、第1の比較器と第1の回路との間に
は、第1の比較器からの第1の状態に関する検出信号の
前縁をトリガとして出力論理レベルを論理“1”と
“0”の間でトグルする第1のラッチ回路を設け、同様
に第2の比較器と第2の回路との間にも、第2の比較器
からの第2の状態に関する検出信号の前縁をトリガとし
て出力論理レベルを論理“1”と“0”の間でトグルす
る第2のラッチ回路を設けることが好ましい。
【0021】これらトグル型のラッチ回路の働きによ
り、各比較器からの検出信号の出力期間およびタイミン
グに関係なく、比較器による検出結果を後段の第1また
第2の回路に正しく伝達することが可能となる。よっ
て、例えば各比較器からの検出信号の出力幅が狭い場合
であっても、その検出信号が欠落されてしまうといった
不具合の発生を防止することが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図1には本発明の一実施形態に係る
データ受信装置を用いたシリアル信号伝送システムの構
成が示されている。このシリアル信号伝送システムはト
ランスが挿入された信号線対を介してシリアルデータを
伝送する。以下では、パーソナルコンピュータ(PC)
本体100と拡張ユニット200との間をケーブルから
なるシリアル伝送路300を用いて接続する場合を例示
して、その構成を説明する。
【0023】シリアル伝送路300には、データ転送用
の差動信号線対と、クロック転送用の差動信号線対とが
含まれている。データ転送用の差動信号線対にはトラン
ス(パルストランス)15が挿入されており、またクロ
ック転送用の差動信号線対にもトランス(パルストラン
ス)16が挿入されている。シリアル伝送路300はケ
ーブルから構成されているので、トランス(パルストラ
ンス)15,16は実際には図示のように受信側の装置
(図1ではドッキングステーション200)に設けられ
る。
【0024】(送信装置)シリアル信号伝送システムの
データ送信装置には、図示のように、データ送信用の2
つの差動出力バッファ11,12と、クロック送信用の
2つの差動出力バッファ13,14が設けられている。
【0025】差動出力バッファ11,12の各々は定電
流出力によって差動信号線対を駆動するためのものであ
り、差動信号線対を駆動することによって2値のデータ
を出力する。この2値を仮に“1”,“0”とすると、
“1”の時は差動バッファの+出力端子側から−出力端
子側へ電流が流れ、“0”の場合は−出力端子側から+
出力端子側へ電流が流れる。これら2つの差動出力バッ
ファ11,12は図示のように並列接続されており、差
動出力バッファ11,12それぞれの+出力端子は差動
信号線対を構成する2本の線路の内の+側線路に接続さ
れ、差動出力バッファ11,12それぞれの−出力端子
は差動信号線対の−側線路に接続されている。
【0026】これら2つの差動出力バッファ11,12
からの出力の組み合わせを利用することにより、“+
V”,“−V”,“±0”の3値で差動信号線対を駆動
する。“+V”はトランス15に上から下向きの正方向
の電流が流れる状態であり、また“−V”はトランス1
5に下から上向きの負方向の電流が流れる状態である。
さらに、“±0”は、トランス15に電流が流れない状
態である。
【0027】2つの差動出力バッファ11,12が共に
正方向の電流を出力する“1”出力時の状態が“+
V”、差動出力バッファ11,12が共に負方向の電流
を出力する“0”出力時の状態が“−V”、差動出力バ
ッファ11,12の一方が正方向の電流を出力する
“1”出力状態で、他方が負方向の電流を出力する
“0”出力状態の場合が“±0”、に対応する。
【0028】これら2つの差動出力バッファ11,12
を用いることにより、“0”,“1”の2値のシリアル
データ列を“+V”,“−V”,“±0”の擬似3値の
形式に変調して伝送することができる。この擬似3値伝
送では、送信される2値データの“1”は、擬似3値の
“+V”または“−V”に変換されて受信側に伝えられ
る。この場合、最初の2値データの“1”は“+V”に
変換され、次の“1”は“−V”に変換、さらに次の
“1”は“+V”に、というように2値データの“1”
伝送の度に“+V”と“−V”とが交互に発生される。
2値データの“0”は、擬似3値の“±0”に変換され
て受信側に伝えられる。
【0029】例えば2値のシリアルデータ列“1,1,
0,0,1,0,1,0,0”を送信する場合には、擬
似3値シリアルデータ列は“+V,−V,±0,±0,
+V,±0,−V,±0,±0”となる。
【0030】差動出力バッファ11,12の駆動制御は
次のように行われる。
【0031】1)±0出力時 差動出力バッファ11は“1”、差動出力バッファ12
は“0”を出力する。この場合、差動出力バッファ11
の+出力端子から差動出力バッファ12の+出力端子へ
電流が流れ込み、また差動出力バッファ12の−出力端
子から差動出力バッファ11の−出力端子へ電流が流れ
込むため、トランス15には電流が流れず、従ってトラ
ンス15の1次側の両端間には電圧が発生しない。この
ように、差動出力バッファ11,12の出力電流が相殺
される状態が「±0」に対応する。差動出力バッファ1
1,12それぞれに与えられる入力データ値は“1”,
“0”である。
【0032】2)+V出力時 2つの差動出力バッファ11,12は共に“1”を出力
する。この時、2つの差動出力バッファ11,12の出
力電流を重ね合わせた電流がトランス15に送られるの
で、トランス15には上から下向きの電流が流れ、その
1次側には電圧+Vがかかる。トランス15の巻き数比
は1対1のため、トランス15の2次側にも電圧+Vが
かかる。差動出力バッファ11,12それぞれに与えら
れる入力データ値は“1”,“1”である。
【0033】3)−V出力時 2つの差動出力バッファ11,12は共に“0”を出力
する。この時、2つの差動出力バッファ11,12の出
力電流を重ね合わせた電流がトランス15に送られるの
で、トランス15には下から上向きの電流が流れ、その
1次側には電圧−Vがかかる。トランス15の巻き数比
は1対1のため、トランス15の2次側にも電圧−Vが
かかる。差動出力バッファ11,12それぞれに与えら
れる入力データ値は“0”,“0”である。
【0034】クロック送信用の2つの差動出力バッファ
13,14は、上述のデータ送信用の差動出力バッファ
11,12と同様の機能を持つ。異なるのは、データを
擬似3値伝送するのではなく、シリアルデータ列の伝送
タイミングを示すクロックを擬似3値伝送する点であ
る。具体的には、受信側でクロックとして復元可能なシ
リアルデータ列が擬似3値形式に変調されて伝送される
ことになる。このシリアルデータ列は例えば、“1,
1,0,0,0,0,0,0,0”であり、これが“+
V,−V,±0,±0,±0,±0,±0,±0,±
0”の擬似3値データとして伝送される。この擬似3値
データの繰り返しパターンは、シリアルデータ列の送信
クロックの9倍の周期(周波数1/9)を持つので、こ
の周波数を受信側で9逓倍することにより、シリアルデ
ータ列をサンプリングするためのサンプリングクロック
を生成することができる。
【0035】(データ受信装置)データ受信装置は擬似
3値形式に変調されたシリアルデータ列を受信および復
調するためのものであり、図示のように、トランス15
の2次側の差動信号線対に接続された2つの電圧比較器
17,18と、トランス16の2次側の差動信号線対に
接続された2つの電圧比較器19,20を備えている。
【0036】2つの比較器17,18はそれぞれ差動入
力バッファを用いて構成されている。2つの比較器1
7,18の各々は+入力端子と−入力端子を有してお
り、+入力端子側の電位が−入力端子の電位に比べ高い
とき“1”を、+入力端子側の電位が−入力端子の電位
に比べ低いとき“0”を出力する。+入力端子および−
入力端子の一方が検知対象の信号を入力するための信号
入力端子となり、他方が比較のための基準となる信号を
入力するためのリファレンス信号入力端子となる。
【0037】比較器17はトランス15からの“+V”
出力を検出するためのものであり、その+入力端子がト
ランス15の2次側の差動信号線対の+側線路に接続さ
れ、−入力端子が差動信号線対の−側線路に接続されて
いる。
【0038】比較器18はトランス15からの“−V”
出力を検出するためのものであり、その+入力端子がト
ランス15の2次側の差動信号線対の−側線路に接続さ
れ、−入力端子が差動信号線対の+側線路に接続されて
いる。
【0039】トランス16の2次側の差動信号線対に接
続された2つの比較器19,20もそれぞれ差動入力バ
ッファを用いて構成されている。2つの比較器19,2
0の各々は+入力端子と−入力端子を有しており、+入
力端子側の電位が−入力端子の電位に比べ高いとき
“1”を、+入力端子側の電位が−入力端子の電位に比
べ低いとき“0”を出力する。+入力端子および−入力
端子の一方が検知対象の信号を入力するための信号入力
端子となり、他方が比較のための基準となる信号を入力
するためのリファレンス信号入力端子となる。
【0040】比較器19はトランス16からの“+V”
出力を検出するためのものであり、その+入力端子がト
ランス16の2次側の差動信号線対の+側線路に接続さ
れ、−入力端子が差動信号線対の−側線路に接続されて
いる。
【0041】比較器20はトランス16からの“−V”
出力を検出するためのものであり、その+入力端子がト
ランス15の2次側の差動信号線対の−側線路に接続さ
れ、−入力端子が差動信号線対の+側線路に接続されて
いる。本実施形態では、“+V”出力の検出のみによっ
てクロックを再生する仕組みであるので、比較器20の
出力は使用されない。
【0042】なお、実際には、これら比較器17,1
8,19,20には、図2に示すようなバイアス回路が
接続される。これら各バイアス回路は、“±0”時に対
応する電圧比較器の入力レベルを安定させるために用い
られる。このバイアス回路によってリファレンス電圧を
与えることにより、比較器17については、“+V”
(a1>b1)が入力されたときのみ“1”を出力し、
“−V”(a1<b1)または“±0”の入力時には
“0”を出力する。また、比較器18については、“−
V”(a1<b1)が入力されたときのみ“1”を出力
し、“+V”(a1>b1)または“±0”の入力時に
は“0”を出力する。
【0043】比較器19,20についても比較器17,
18とそれぞれ同じである。
【0044】図1に示されているように、比較器17の
後段には、Dフリップフロップ(FF)21,22およ
びANDゲート26が設けられている。これらDフリッ
プフロップ(FF)21,22およびANDゲート26
は、比較器17から“+V”に対応する検出信号“1”
が発生したことを検出するためのものであり、比較器1
7の出力信号を後述のサンプリングクロックCLKの立
ち上がりでサンプリングし、そのサンプリング値の時系
列上の変化を検出する。具体的には、Dフリップフロッ
プ(FF)22に保持される1つ前のサンプリング値が
“0”で、且つDフリップフロップ(FF)21に保持
される現在のサンプリング値が“1”になることを条件
に、比較器17から“+V”に対応する検出信号“1”
が発生したことを示す“1”の信号がANDゲート26
から出力される。
【0045】比較器18の後段にも、Dフリップフロッ
プ(FF)23,24およびANDゲート27が設けら
れている。これらDフリップフロップ(FF)23,2
4およびANDゲート27は、比較器18から“−V”
に対応する検出信号“1”が発生したことを検出するた
めのものであり、比較器18の出力信号を後述のサンプ
リングクロックCLKの立ち上がりでサンプリングし、
そのサンプリング値の時系列上の変化を検出する。具体
的には、Dフリップフロップ(FF)24に保持される
1つ前のサンプリング値が“0”で、且つDフリップフ
ロップ(FF)23に保持される現在のサンプリング値
が“1”であることを条件に、比較器18から“−V”
に対応する検出信号“1”が発生したことを示す“1”
の信号がANDゲート27から出力される。
【0046】前述したように、擬似3値方式では2値デ
ータ“1”が“+V”または“−V”として伝送され、
2値データ“0”は“±0”であるので、ANDゲート
26,27の論理和信号をORゲート28から出力する
ことにより、擬似3値データの復調データを得ることが
できる。
【0047】クロック生成器25は、比較器19からの
出力信号の周波数を逓倍する事により、シリアルデータ
列の送信クロックと同一周波数のサンプリングクロック
CLKを生成する。
【0048】(動作)次に、図3のタイミングチャート
を参照して、擬似3値データの送受信動作について説明
する。なお、以降、特に断りのないかぎり、擬似3値の
“+V”を“+1”、“−V”を“−1”、“±0”を
“0”で表記することにする。また、説明の都合上、次
にあげる、a)〜d)が成立しているものとする。
【0049】a)擬似3値に変調されたシリアルデータ
列は図3の「送出クロック」の立ち上がりごとに送信さ
れるものとする。
【0050】b)図3の「Phase」1から9で示さ
れる区間において、データ転送用の差動信号線対には2
値のシリアルデータ列“1,1,0,0,1,0,1,
0,0”が送信クロックに基づいて送出されたとし、こ
れに対応してトランス15を経由して伝送される擬似3
値シリアルデータ列は図3の「トランス15」で示され
る、“+1,−1,0,0,+1,0,−1,0,0”
であったとする。
【0051】c)図3の「Phase」1から9で示さ
れる区間において、クロック転送用の差動信号線対には
2値のシリアルデータ列“1,1,0,0,0,0,
0,0,0”が送出クロックに基づいて送出されたと
し、これに対応してトランス16を経由して伝送される
擬似3値シリアルデータ列は図3の「トランス16」で
示される、“+1,−1,0,0,0,0,0,0,
0”であったとする。
【0052】d)図1のクロック生成器25は、図3の
「CLK」で示されるサンプリングクロックを出力する
ものとする。
【0053】トランス15を介して“+1”が伝送され
たとき、比較器17からは“+1”の受信を示す論理レ
ベル“1”の検出信号が出力される。比較器17の出力
はサンプリングクロックCLKの立ち上がりのタイミン
グでフリップフロップ21によりサンプリングおよび整
形される。そして、このフリップフロップ21によって
得られたサンプリング値は、その後段のフリップフロッ
プ22に送られ、そこでサンプリングクロックCLKの
立ち上がりのタイミングでサンプリングおよび整形され
る。すなわち、フリップフロップ21では比較器17の
現在の出力のサンプリング値が保持され、フリップフロ
ップ22では1サンプリング前のサンプリング値が保持
されることになる。
【0054】フリップフロップ21の出力はANDゲー
ト26の第1入力に供給され、またフリップフロップ2
2の出力はANDゲート26の負極性の第2入力に供給
される。したがって、フリップフロップ22の出力であ
る1サンプリング前のサンプリング値が論理“0”で、
フリップフロップ21の出力である現在のサンプリング
値が論理“1”の場合に、ANDゲート26の出力が論
理“1”となる。ANDゲート26から出力される論理
“1”は、比較器17によって“+1”の伝送が検出さ
れたことを示している。すなわち、擬似3値データ“+
1”に相当する2値データ“1”がここで復調されるこ
とになる。
【0055】一方、トランス15を介して“−1”が伝
送されたとき、比較器18からは“−1”の受信を示す
論理レベル“1”の検出信号が出力される。比較器18
の出力はサンプリングクロックCLKの立ち上がりのタ
イミングでフリップフロップ23によりサンプリングお
よび整形される。そして、このフリップフロップ23に
よって得られたサンプリング値は、その後段のフリップ
フロップ24に送られ、そこでサンプリングクロックC
LKの立ち上がりのタイミングでサンプリングおよび整
形される。すなわち、フリップフロップ23では比較器
18の現在の出力のサンプリング値が保持され、フリッ
プフロップ24では1サンプリング前のサンプリング値
が保持されることになる。
【0056】フリップフロップ23の出力はANDゲー
ト27の第1入力に供給され、またフリップフロップ2
4の出力はANDゲート27の負極性の第2入力に供給
される。したがって、フリップフロップ24の出力であ
る1サンプリング前のサンプリング値が論理“0”で、
フリップフロップ23の出力である現在のサンプリング
値が論理“1”の場合に、ANDゲート27の出力が論
理“1”となる。ANDゲート27から出力される論理
“1”は、比較器18によって“−1”の伝送が検出さ
れたことを示している。すなわち、擬似3値データ“−
1”に相当する2値データ“1”がここで復調されるこ
とになる。
【0057】よって、ORゲート28によってANDゲ
ート26,27の論理和出力を得ることにより、擬似3
値データが2値データに復調され、図示のように、
“1,1,0,0,1,0,1,0,0”の2値のシリ
アルデータ列が得られる。
【0058】このように、1サンプリング前のサンプリ
ング値と現在のサンプリング値との比較結果によって擬
似3値データを2値データに復調することにより、比較
器17,18の検出出力の後縁に波形鈍りが生じても、
それによる誤復調の発生を防止することができる。この
様子を図4に示す。
【0059】図4は、“0,1,0,0,0”のビット
列を擬似3値データに変調して伝送した場合における復
調動作を示している。擬似3値伝送路では、2値データ
“1”の伝送については差動信号線対を“+V”または
“−V”に駆動することによって能動的に行われるのに
対し、2値データ“0”の伝送は受動的に行われる。そ
のため、電圧比較器17の入力に与えられる電圧レベル
の変化は、“±0”から“+1”に変化する場合に比
し、“+1”から“±0”に変化する場合の方がゆっく
りとしたものになる。同様に、電圧比較器18の入力に
与えられる電圧レベルの変化は、“±0”から“−1”
に変化する場合に比し、“−1”から“±0”に変化す
る場合の方がゆっくりとしたものになる。
【0060】このような電圧レベルの変化は、電圧比較
器17,18の出力でみた場合、“1”の後縁が延びた
波形として現れる。電圧比較器17の延びた後縁を次の
サンプリングで拾ってしまった場合、図4に示すよう
に、フリップフロップ21の出力は本来の“0,1,
0,0,0”ではなく、“0,1,1,0,0”とな
る。よって、もしフリップフロップ21の出力をそのま
ま復調データとして使用すると、誤った復調データが得
られてしまうことになる。
【0061】しかし、本実施形態では、フリップフロッ
プ21の出力“0,1,1,0,0”とフリップフロッ
プ22の出力“0,0,1,1,0”とを比較し、「フ
リップフロップ22の出力が“0”で、フリップフロッ
プ21の出力が“1”である」ことを条件に、擬似3値
“+1”を検出する構成であるので、電圧比較器17の
延びた後縁を誤って擬似3値“+1”であると誤検知す
ることがなくなる。擬似3値“−1”を検出する電圧比
較器18についても同様である。
【0062】(データ受信装置#2)図5には、データ
受信装置の第2の例が示されている。本例では、比較器
17とその後段のフリップフロップ21との間にトグル
・フリップフロップ31が設けられており、同様に、比
較器18とその後段のフリップフロップ23との間にも
トグル・フリップフロップ32が設けられている。
【0063】また、フリップフロップ21と22の出力
を比較するゲート回路としては図1のANDゲート26
の代わりに排他的論理和(EXOR)ゲート34が設け
られており、またフリップフロップ23と24の出力を
比較するゲート回路も図1のANDゲート27の代わり
に排他的論理和(EXOR)ゲート35が設けられてい
る。
【0064】トグル・フリップフロップ31は、比較器
17からの論理“1”の検出信号の前縁(立ち上がりエ
ッジ)をトリガとして、出力論理レベルを論理“1”と
“0”の間でトグルするラッチ回路である。このトグル
・フリップフロップ31は図7に示すように比較器17
からの出力をクロック入力とし、反転出力(/Q)をデ
ータ入力Dに帰還接続したDフリップフロップから構成
されており、比較器17の出力の立ち上がりで、フリッ
プフロップ21への出力となる非反転出力(Q)の論理
を反転する。
【0065】トグル・フリップフロップ32は、比較器
18からの論理“1”の検出信号の前縁(立ち上がりエ
ッジ)をトリガとして、出力論理レベルを論理“1”と
“0”の間でトグルするラッチ回路である。このトグル
・フリップフロップ32もトグル・フリップフロップ3
1と同じ回路構成であり、比較器18からの出力の立ち
上がりで、フリップフロップ23への出力となる非反転
出力(Q)の論理を反転する。
【0066】また、比較器19とクロック生成器25と
の間にもトグル・フリップフロップ33が設けられてい
る。トグル・フリップフロップ33は、比較器19から
の論理“1”の検出信号の前縁(立ち上がりエッジ)を
トリガとして、出力論理レベルを論理“1”と“0”の
間でトグルするラッチ回路である。このトグル・フリッ
プフロップ33もトグル・フリップフロップ31と同じ
回路構成であり、比較器19からの出力の立ち上がり
で、クロック生成器25への出力となる非反転出力
(Q)の論理を反転する。また、トグル・フリップフロ
ップ33は、比較器20からの“1”出力によりリセッ
トされ、そのとき論理“0”を出力する。
【0067】これらトグル・フリップフロップ31〜3
3は、対応する比較器17〜19からの検出信号“1”
の出力期間およびタイミングに関係なく、それら比較器
による検出結果を後段の回路に正しく伝達できるように
するために設けられたものである。
【0068】つまり、これら各比較器は、バイアス回路
により設定された基準電圧を越えないと、出力論理が
“0”から“1”に反転しない。比較器17について言
えば、“+1”により生じる電圧レベルが基準電圧(オ
フセット電圧)と比較器17のスレッショルド電圧とを
加えた電圧以上にならないと、比較器17の出力に
“1”が現れない。このため、各電圧比較器の出力する
“1”出力の幅は狭くなり、これを取り込むフリップフ
ロップ21,23のセットアップ/ホールドタイムを満
たしにくくなる。満たせなかった場合、各比較器からの
検出信号“1”が正しく伝達されなくなり、それが欠落
されてしまうといった不具合が生じる。この場合、結果
的に2値データ“1”に対応する擬似3値データ“+
V”または“−V”が正しく検出されなくなるので、2
値データの“1”を“0”に間違えてしまうという不具
合が生じる。
【0069】図5の構成では、トグル・フリップフロッ
プ31〜33の働きにより、対応する比較器17〜19
からの検出信号“1”の発生を後段の回路に正しく伝達
できるので、上記の不具合をも解消することができる。
【0070】(動作)次に、図6のタイミングチャート
を参照して、図5のデータ受信装置の動作について説明
する。ここでは、次にあげる、a)〜d)が成立してい
るものとする。
【0071】a)擬似3値に変調されたシリアルデータ
列は図6の「送出クロック」の立ち上がりごとに送信さ
れるものとする。
【0072】b)図6の「Phase」1から9で示さ
れる区間において、データ転送用の差動信号線対には2
値のシリアルデータ列“1,1,0,0,1,0,1,
0,0”が送出クロックに基づいて送出されたとし、こ
れに対応してトランス15を経由して伝送される擬似3
値シリアルデータ列は図6の「トランス15」で示され
る、“+1,−1,0,0,+1,0,−1,0,0”
であったとする。
【0073】c)図6の「Phase」1から9で示さ
れる区間において、クロック転送用の差動信号線対には
2値のシリアルデータ列“1,1,0,0,0,0,
0,0,0”が送出クロックに基づいて送出されたと
し、これに対応してトランス16を経由して伝送される
擬似3値シリアルデータ列は図6の「トランス16」で
示される、“+1,−1,0,0,0,0,0,0,
0”であったとする。
【0074】d)図5のクロック生成器25では、トグ
ル・フリップフロップ33の出力(これは比較器19か
らの“1”出力の立ち上がりで“1”を出力し、比較器
20からの“1”出力の立ち上がりで“0”にリセット
される)に基づいて、図6の「CLK」で示されるサン
プリングクロックを出力する。
【0075】トランス15を介して“+1”が伝送され
たとき、比較器17からは“+1”の受信を示す論理レ
ベル“1”の検出信号が出力される。比較器17の
“1”出力の立ち上がりでトグル・フリップフロップ3
1の出力が“1”に変化する。トグル・フリップフロッ
プ31の出力は、比較器17からの次の“1”出力の立
ち上がりのタイミングで“0”に反転するが、それまで
は“1”の状態が維持される。トグル・フリップフロッ
プ31の出力はサンプリングクロックCLKの立ち上が
りのタイミングでフリップフロップ21によりサンプリ
ングおよび整形される。そして、このフリップフロップ
21によって得られたサンプリング値は、その後段のフ
リップフロップ22に送られ、そこでサンプリングクロ
ックCLKの立ち上がりのタイミングでサンプリングお
よび整形される。すなわち、フリップフロップ21では
比較器17の現在の出力のサンプリング値が保持され、
フリップフロップ22では1サンプリング前のサンプリ
ング値が保持されることになる。
【0076】フリップフロップ21,22の出力はEX
ORゲート34の第1および第2入力にそれぞれ入力さ
れる。したがって、フリップフロップ22の出力である
1サンプリング前のサンプリング値が論理“0”で、フ
リップフロップ21の出力である現在のサンプリング値
が論理“1”の場合、またはフリップフロップ22の出
力である1サンプリング前のサンプリング値が論理
“1”で、フリップフロップ21の出力である現在のサ
ンプリング値が論理“0”の場合に、EXORゲート3
4の出力が論理“1”となる。EXORゲート34から
出力される論理“1”は、トグル・フリップフロップ3
1の出力論理が“0”から“1”または“1”から
“0”に反転したこと、つまり比較器17によって“+
1”の伝送が検出されたことを示している。すなわち、
擬似3値データ“+1”に相当する2値データ“1”が
ここで復調されることになる。
【0077】一方、トランス15を介して“−1”が伝
送されたとき、比較器18からは“−1”の受信を示す
論理レベル“1”の検出信号が出力される。比較器18
の“1”出力の立ち上がりでトグル・フリップフロップ
32の出力が“1”に変化する。トグル・フリップフロ
ップ32の出力は、比較器18からの次の“1”出力の
立ち上がりのタイミングで“0”に反転するが、それま
では“1”の状態が維持される。トグル・フリップフロ
ップ32の出力はサンプリングクロックCLKの立ち上
がりのタイミングでフリップフロップ23によりサンプ
リングおよび整形される。そして、このフリップフロッ
プ23によって得られたサンプリング値は、その後段の
フリップフロップ24に送られ、そこでサンプリングク
ロックCLKの立ち上がりのタイミングでサンプリング
および整形される。すなわち、フリップフロップ23で
は比較器18の現在の出力のサンプリング値が保持さ
れ、フリップフロップ24では1サンプリング前のサン
プリング値が保持されることになる。
【0078】フリップフロップ23,24の出力はEX
ORゲート35の第1および第2入力にそれぞれ入力さ
れる。したがって、フリップフロップ24の出力である
1サンプリング前のサンプリング値が論理“0”で、フ
リップフロップ23の出力である現在のサンプリング値
が論理“1”の場合、またはフリップフロップ24の出
力である1サンプリング前のサンプリング値が論理
“1”で、フリップフロップ23の出力である現在のサ
ンプリング値が論理“0”の場合に、EXORゲート3
5の出力が論理“1”となる。EXORゲート35から
出力される論理“1”は、トグル・フリップフロップ3
2の出力論理が“0”から“1”または“1”から
“0”に反転したこと、つまり比較器18によって“−
1”の伝送が検出されたことを示している。すなわち、
擬似3値データ“−1”に相当する2値データ“1”が
ここで復調されることになる。
【0079】よって、ORゲート36によってEXOR
ゲート34,35の論理和出力を得ることにより、擬似
3値データが2値データに復調され、図示のように、
“1,1,0,0,1,0,1,0,0”の2値のシリ
アルデータ列が得られる。
【0080】このように、比較器17,18の出力をク
ロック入力とするトグル・フリップフロップ31,32
を、フリップフロップ21,23の前段に設けることに
より、比較器17,18の検出出力の出力幅が狭い場合
でも、フリップフロップ21,23のサンプル・セット
アップ/ホールドタイムを十分に充たすことが可能とな
る。よって、比較器17,18の検出出力の後縁に波形
鈍りが生じることによる不具合のみならず、検出出力の
出力幅が狭いことによる不具合も解消することができ
る。
【0081】なお、検出出力の後縁の波形鈍りは比較器
17,18のオフセット電圧をバイアス回路によって低
めに設定した場合に生じやすく、逆に比較器17,18
のオフセット電圧を高くすると、検出出力の出力幅が狭
くなるという問題が生じやすくなる。よって、図5の構
成を採用することにより、オフセット電圧の設定によら
ずにより精度良く擬似3値データの復調を行うことが可
能となる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
データ復調誤りに対する耐性を向上できるようになり、
より高速な擬似3値伝送の実現を図ることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るデータ受信装置を用
いたシリアル信号伝送システムの構成を示す図。
【図2】同実施形態のデータ受信装置で使用される電圧
比較器の周辺の具体的な回路構成を示す図。
【図3】同実施形態におけるデータ復調動作を示すタイ
ミングチャート。
【図4】同実施形態におけるデータ復調動作の効果を説
明するための図。
【図5】同実施形態のデータ受信装置の他の構成例を示
す図。
【図6】図5のデータ受信装置によるデータ復調動作を
示すタイミングチャート。
【図7】図5のデータ受信装置で使用されるトグル・フ
リップフロップの具体的な回路構成の一例を示す図。
【符号の説明】
11,12,13,14…差動出力バッファ 15,16…トランス 17,18,19,20…電圧比較器 21,22,23,24…フリップフロップ 25…クロック生成器 31,32,33…トグル・フリップフロップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 25/02 303 H04L 25/02 H03K 19/20 101 H04L 7/00

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスに正方向の電流が流れる第1の
    状態と、前記トランスに負方向の電流が流れる第2の状
    態と、前記トランスに電流が流れない第3の状態とを含
    む擬似3値形式に変調されたシリアルデータ列を、前記
    トランスが挿入された信号線対を介して受信および復調
    するためのデータ受信装置であって、 前記信号線対の電位差を比較して前記第1の状態を検出
    する第1の比較器と、 前記信号線対の電位差を比較して前記第2の状態を検出
    する第2の比較器と、 前記第1の比較器から前記第1の状態に関する検出信号
    が発生したことを検出するために、前記第1の比較器の
    出力信号をサンプリングし、そのサンプリング値の時系
    列上の変化を検出する第1の回路と、 前記第2の比較器から前記第2の状態に関する検出信号
    が発生したことを検出するために、前記第2の比較器の
    出力信号をサンプリングし、そのサンプリング値の時系
    列上の変化を検出する第2の回路とを具備し、 前記第1および第2の回路からの出力に基づいて前記擬
    似3値形式に変調されたシリアルデータ列を復調するこ
    とを特徴とするデータ受信装置。
  2. 【請求項2】 前記擬似3値形式への変調は、前記第1
    の状態および前記第2の状態を交互に用いて2値データ
    の“1”の伝送を行うプロトコルを有するものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載のデータ受信装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の回路は、前記第1の比較器の
    出力に接続された第1のフリップフロップと、この第1
    のフリップフロップの出力に接続された第2のフリップ
    フロップと、前記第1のフリップフロップからの出力と
    前記第2のフリップフロップからの出力とを比較して、
    前記第1の比較器の出力信号のサンプリング値の時系列
    上の変化を検出する論理回路とを含むことを特徴とする
    請求項1記載のデータ受信装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の回路は、前記第2の比較器の
    出力に接続された第1のフリップフロップと、この第1
    のフリップフロップの出力に接続された第2のフリップ
    フロップと、前記第1のフリップフロップからの出力と
    前記第2のフリップフロップからの出力とを比較して、
    前記第2の比較器の出力信号のサンプリング値の時系列
    上の変化を検出する論理回路とを含むことを特徴とする
    請求項1記載のデータ受信装置。
  5. 【請求項5】 前記擬似3値形式に変調されたシリアル
    データ列の伝送タイミングを示すクロックをトランスが
    挿入された信号線対を介して受信するクロック受信回路
    をさらに具備し、 前記第1および第2の回路は、前記クロック受信回路に
    よって受信されたクロックに基づいて、前記第1および
    第2の比較器の出力信号をそれぞれサンプリングするこ
    とを特徴とする請求項1記載のデータ受信装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の比較器と前記第1の回路との
    間に接続され、前記第1の比較器からの前記第1の状態
    に関する検出信号の前縁をトリガとして出力論理レベル
    を論理 “1”と“0”の間でトグルする第1のラッチ回路と、 前記第2の比較器と前記第2の回路との間に接続され、
    前記第2の比較器からの前記第2の状態に関する検出信
    号の前縁をトリガとして出力論理レベルを論理“1”と
    “0”の間でトグルする第2のラッチ回路とを具備し、 前記第1の回路は前記第1のラッチ回路の出力論理レベ
    ルをサンプリングし、そのサンプリング値の時系列上の
    変化を検出し、 前記第2の回路は前記第2のラッチ回路の出力論理レベ
    ルをサンプリングし、そのサンプリング値の時系列上の
    変化を検出することを特徴とする請求項1記載のデータ
    受信装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の回路は、前記第1のラッチ回
    路の出力に接続された第1のフリップフロップと、この
    第1のフリップフロップの出力に接続された第2のフリ
    ップフロップと、前記第1のフリップフロップからの出
    力と前記第2のフリップフロップからの出力とを比較し
    て、前記第1のラッチ回路の出力信号のサンプリング値
    の時系列上の変化を検出する第1の論理回路とを含み、 前記第2の回路は、前記第2のラッチ回路の出力に接続
    された第3のフリップフロップと、この第3のフリップ
    フロップの出力に接続された第4のフリップフロップ
    と、前記第3のフリップフロップからの出力と前記第4
    のフリップフロップからの出力とを比較して、前記第2
    のラッチ回路の出力信号のサンプリング値の時系列上の
    変化を検出する第2の論理回路とを含むことを特徴とす
    る請求項6記載のデータ受信装置。
  8. 【請求項8】 トランスに正方向の電流が流れる第1の
    状態と、前記トランスに負方向の電流が流れる第2の状
    態と、前記トランスに電流が流れない第3の状態とを含
    む擬似3値形式に変調されたシリアルデータ列を、前記
    トランスが挿入された信号線対を介して受信および復調
    するためのデータ受信装置であって、 前記信号線対の電位差を比較して前記第1の状態を検出
    する第1の比較器と、 前記信号線対の電位差を比較して前記第2の状態を検出
    する第2の比較器と、 前記第1の比較器の出力に接続され、前記第1の比較器
    からの前記第1の状態に関する検出信号の前縁をトリガ
    として出力論理レベルを論理“1”と“0”の間でトグ
    ルする第1のラッチ回路と、 前記第2の比較器の出力に接続され、前記第2の比較器
    からの前記第2の状態に関する検出信号の前縁をトリガ
    として出力論理レベルを論理“1”と“0”の間でトグ
    ルする第2のラッチ回路と、 前記第1のラッチ回路の出力論理レベルをサンプリング
    し、そのサンプリング値の時系列上の変化を検出する第
    1の回路と、 前記第2のラッチ回路の出力論理レベルをサンプリング
    し、そのサンプリング値の時系列上の変化を検出する第
    2の回路とを具備し、 前記第1および第2の回路からの出力に基づいて前記擬
    似3値形式に変調されたシリアルデータ列を復調するこ
    とを特徴とするデータ受信装置。
  9. 【請求項9】 前記擬似3値形式への変調は、前記第1
    の状態および前記第2の状態を交互に用いて2値データ
    の“1”の伝送を行うプロトコルを有するものであるこ
    とを特徴とする請求項8記載のデータ受信装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の回路は、前記第1のラッチ
    回路の出力に接続された第1のフリップフロップと、こ
    の第1のフリップフロップの出力に接続された第2のフ
    リップフロップと、前記第1のフリップフロップからの
    出力と前記第2のフリップフロップからの出力とを比較
    して、前記第1のラッチ回路からの出力信号のサンプリ
    ング値の時系列上の変化を検出する論理回路とを含むこ
    とを特徴とする請求項8記載のデータ受信装置。
  11. 【請求項11】 前記第2の回路は、前記第2のラッチ
    回路の出力に接続された第1のフリップフロップと、こ
    の第1のフリップフロップの出力に接続された第2のフ
    リップフロップと、前記第1のフリップフロップからの
    出力と前記第2のフリップフロップからの出力とを比較
    して、前記第2のラッチ回路からの出力信号のサンプリ
    ング値の時系列上の変化を検出する論理回路とを含むこ
    とを特徴とする請求項8記載のデータ受信装置。
  12. 【請求項12】 前記擬似3値形式に変調されたシリア
    ルデータ列の伝送タイミングを示すクロックをトランス
    が挿入された信号線対を介して受信するクロック受信回
    路をさらに具備し、 前記第1および第2の回路は、前記クロック受信回路に
    よって受信されたクロックに基づいて、前記第1および
    第2の比較器の出力信号をそれぞれサンプリングするこ
    とを特徴とする請求項8記載のデータ受信装置。
  13. 【請求項13】 送信データを、トランスに正方向の電
    流が流れる第1の状態と、前記トランスに負方向の電流
    が流れる第2の状態と、前記トランスに電流が流れない
    第3の状態とを含む擬似3値形式に変調し、その擬似3
    値形式に変調されたシリアルデータ列を、前記トランス
    が挿入された信号線対を介して送信する送信装置と、 前記擬似3値形式に変調されたシリアルデータ列を前記
    信号線対を介して受信および復調するためのデータ受信
    装置とを具備し、 前記データ受信装置は、 前記信号線対の電位差を比較して前記第1の状態を検出
    する第1の比較器と、 前記信号線対の電位差を比較して前記第2の状態を検出
    する第2の比較器と、 前記第1の比較器から前記第1の状態に関する検出信号
    が発生したことを検出するために、前記第1の比較器の
    出力信号をサンプリングし、そのサンプリング値の時系
    列上の変化を検出する第1の回路と、 前記第2の比較器から前記第2の状態に関する検出信号
    が発生したことを検出するために、前記第2の比較器の
    出力信号をサンプリングし、そのサンプリング値の時系
    列上の変化を検出する第2の回路とを具備し、前記第1
    および第2の回路からの出力に基づいて前記擬似3値形
    式に変調されたシリアルデータ列を復調することを特徴
    とするデータ通信システム。
  14. 【請求項14】 送信データを、トランスに正方向の電
    流が流れる第1の状態と、前記トランスに負方向の電流
    が流れる第2の状態と、前記トランスに電流が流れない
    第3の状態とを含む擬似3値形式に変調し、その擬似3
    値形式に変調されたシリアルデータ列を、前記トランス
    が挿入された信号線対を介して送信する送信装置と、 前記擬似3値形式に変調されたシリアルデータ列を前記
    信号線対を介して受信および復調するためのデータ受信
    装置とを具備し、 前記データ受信装置は、 前記信号線対の電位差を比較して前記第1の状態を検出
    する第1の比較器と、 前記信号線対の電位差を比較して前記第2の状態を検出
    する第2の比較器と、 前記第1の比較器の出力に接続され、前記第1の比較器
    からの前記第1の状態に関する検出信号の前縁をトリガ
    として出力論理レベルを論理“1”と“0”の間でトグ
    ルする第1のラッチ回路と、 前記第2の比較器の出力に接続され、前記第2の比較器
    からの前記第2の状態に関する検出信号の前縁をトリガ
    として出力論理レベルを論理“1”と“0”の間でトグ
    ルする第2のラッチ回路と、 前記第1のラッチ回路の出力論理レベルをサンプリング
    し、そのサンプリング値の時系列上の変化を検出する第
    1の回路と、 前記第2のラッチ回路の出力論理レベルをサンプリング
    し、そのサンプリング値の時系列上の変化を検出する第
    2の回路とを具備し、 前記第1および第2の回路からの出力に基づいて前記擬
    似3値形式に変調されたシリアルデータ列を復調するこ
    とを特徴とするデータ通信システム。
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