JP3503434B2 - 著作権情報の埋め込み装置及び記録媒体 - Google Patents

著作権情報の埋め込み装置及び記録媒体

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JP3503434B2
JP3503434B2 JP22017297A JP22017297A JP3503434B2 JP 3503434 B2 JP3503434 B2 JP 3503434B2 JP 22017297 A JP22017297 A JP 22017297A JP 22017297 A JP22017297 A JP 22017297A JP 3503434 B2 JP3503434 B2 JP 3503434B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば音楽ソース
のようなアナログ音声信号をアナログ−デジタル(A/
D)変換して記録媒体に記録したり、伝送媒体を介して
伝送する場合にその著作権を管理するための著作権情報
の埋め込み装置及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】オーディオ再生用光ディスクとしてのC
D(コンパクト ディスク)が市場に出てから10数年
が経過し、既にオーディオ情報の記録媒体としては従来
のカセットテープを凌駕してめざましい普及を見せてい
る。そして、デジタルディスクであるCDの物理・論理
フォーマットは、8ビット固定データ長シンボルのEF
M変調記録方式やサブコード、オーディオデータ、CR
Cなどのデータフォーマット方式として確立しており、
各種のアプリケーション機能を付加したCDプレーヤが
開発されている。
【0003】また、CDはそのサブコードにおけるQチ
ャンネルのコントロールビット(4ビット)で識別させ
ることによって、あるいはTOCの不在で識別させるこ
とにより、データ用のCD−ROMとしても利用されて
おり、デジタルディスクの大容量性や高速アクセス性を
有効に利用して電子出版の分野でその応用を拡大しつつ
ある。ところで、上記のCD−ROMでは音声がADP
CMにより圧縮されており、その圧縮により原音質が再
現できず、よりハイファイ性の高い記録が望まれるよう
になってきている。換言すれば、圧縮しても通常のCD
の2倍の帯域に匹敵するオーディオ信号を記録できるデ
ィスクの出現が期待されている。
【0004】しかしながら、このような高品質のハイフ
ァイ信号はデジタル情報の状態でコピーされると、劣化
がないためユーザにとっては都合がよいが、著作権の保
護の観点から望ましくないという問題点がある。そこ
で、このような問題点を解決する方法としては、デジタ
ルデータに対して著作権データを埋め込む方法(特表平
7−505984号公報)や、オリジナルデータに小さ
な変更を加えて識別信号を確認することによりコピーを
行ったユーザを判定する方法(特開平8−45179号
公報)などが提案されている。また、他の方法として
は、デジタル情報のコピー回数を制限する方法や(米国
特許第5,428,598号)、デジタル出力端子を機
器に全く設けない方法や、アナログ出力信号の一部の帯
域を抜く方法などが提案されている。
【0005】上記の特表平7−505984号公報に示
す著作権データ埋め込み方法では、人間の聴覚特性の中
の、ある大きなオーディオ信号が存在するときにはその
周波数の近傍の低レベルの信号(例えばノイズ)は聞こ
えないという「聴覚マスキング特性」を利用している。
そして、この方法では、図16に示すように著作権デー
タの信号C(=コード)と原信号M(=ミュージック)
とのパワー比CMR(Code to Music Ratio )が周波数
領域で一定になるように埋め込んでいる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、実際の「聴
覚マスキング特性」では、大きなオーディオ信号Mに対
して聞こえない信号CのレベルのCMRは周波数に応じ
て異なる。しかしながら、上記従来例ではCMRが周波
数領域で一定になるように埋め込むので、著作権データ
を過大なレベルで埋め込むとそのデータをD/A変換し
てアナログ音声信号に再生した場合に、ある周波数では
音質が聴感上劣化したり、加工感を感じたりして違和感
が発生するという問題点がある。逆に、著作権データを
過少なレベルで埋め込むと十分に埋め込むことができな
い。
【0007】また、最近では、パーソナルコンピュータ
(以下、パソコン又はPCという)によるマルチメディ
ア化が急速に進み、動画像や音声の信号をPCにより処
理することが普及している。また、最近では、いわゆる
インターネットなどの通信回線を介して動画像や音声の
信号を伝送することが普及している。このような状況下
では、一般ユーザがPCを使用してミュージックソース
を媒体や通信回線を介して他人に供給する場合に自己の
著作権を管理することを望むことが考えられる。
【0008】 そこで、本発明は、ユーザの利便性と著
作権保護を両立させるためにデジタルデータに著作権デ
ータを埋め込む場合に、再生時のアナログ音声信号の品
質が劣化することを防止することができる著作権情報の
埋め込み装置及び記録媒体を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、以下の1)〜9)に記載の手段より成る。
すなわち、 1)アナログ音声信号をデジタルデ−タにA/D変換す
るA/D変換手段と、前記デジタルデ−タに関する著作
権デ−タをスペクトラム拡散により変調する変調手段
と、前記デジタルデ−タの周波数を検出し、この周波数
と聴覚マスキング効果に応じて前記変調手段により変調
された著作権デ−タの信号を前記デジタルデ−タとのパ
ワ−比が異なるレベルで前記デジタルデ−タに埋め込む
著作権デ−タ埋め込み手段とを、有する著作権情報の埋
め込み装置であって、前記著作権デ−タ埋め込み手段
は、前記デジタルデ−タのレベル変動を検出し、このレ
ベル変動に応じて前記パワ−比をさらに変化させたレベ
ルの著作権デ−タの信号を前記デジタルデ−タに埋め込
むことを特徴とする著作権情報の埋め込み装置。 2)アナログ音声信号をデジタルデ−タにA/D変換す
るA/D変換手段と、前記デジタルデ−タに関する著作
権デ−タをスペクトラム拡散により変調する変調手段
と、前記デジタルデ−タの周波数を検出し、この周波数
と聴覚マスキング効果に応じて前記変調手段により変調
された著作権デ−タの信号を前記デジタルデ−タとのパ
ワ−比が異なるレベルで前記デジタルデ−タに埋め込む
著作権デ−タ埋め込み手段とを、有する著作権情報の埋
め込み装置であって、前記著作権デ−タ埋め込み手段
は、前記デジタルデ−タの平均レベルが所定値以上のと
きにはレベル変動に かかわらず前記パワ−比をさらに
変化させないで著作権デ−タの信号を前記デジタルデ−
タに埋め込むことを特徴とする請求項1記載の著作権情
報の埋め込み装置。 3)前記著作権デ−タ埋め込み手段は、アツプサンプリ
ング法及びダウンサンプリング法により著作権デ−タを
埋め込むことを特徴とする請求項1又は2に記載の著作
権情報の埋め込み装置。 4)アナログ音声信号がデジタルデ−タにA/D変換さ
れるとともに、前記デジタルデ−タに関する著作権デ−
タがスペクトラム拡散により変調され、デジタルデ−タ
の周波数と聴覚マスキング効果に応じて前記変調された
著作権デ−タの信号がデジタルデ−タとのパワ−比が異
なるレベルであるとともに、前記デジタルデ−タのレベ
ル変動に応じて前記パワ−比をさらに変化させて前記デ
ジタルデ−タに埋め込まれて記録されてることを特徴と
する記録媒体。 5)前記デジタルデ−タの平均レベルが所定値以上のと
きにはレベル変動にかかわらず前記パワ−比をさらに変
化されていないレベルの著作権デ−タの信号が前記デジ
タルデ−タに埋め込まれていることを特徴とする請求項
4記載の記録媒体。 6)アツプサンプリング法及びダウンサンプリング法に
より著作権デ−タが埋め込まれていることを特徴とする
請求項4又は5記載の記録媒体。 7)アナログ音声信号がA/D変換されたデジタルデ−
タに関する著作権デ−タをスペクトラム拡散により変調
するステツプと、前記デジタルデ−タの周波数を検出
し、この周波数と聴覚マスキング効果に応じて変調され
た著作権デ−タの信号を前記デジタルデ−タとのパワ−
比が異なるレベルで前記デジタルデ−タに埋め込む著作
権デ−タ埋め込みステツプとを有し、前記著作権デ−タ
埋め込みステツプは、前記デジタルデ−タのレベル変動
を検出し、このレベル変動に応じて前記パワ−比をさら
に変化させたレベルの著作権デ−タの信号を前記デジタ
ルデ−タに埋め込むことを特徴とする著作権情報埋め込
みプログラムが記録された記録媒体。 8)アナログ音声信号がA/D変換されたデジタルデ−
タに関する著作権デ−タをスペクトラム拡散により変調
するステツプと、前記デジタルデ−タの周波数を検出
し、この周波数と聴覚マスキング効果に応じて変調され
た著作権デ−タの信号を前記デジタルデ−タとのパワ−
比が異なるレベルで前記デジタルデ−タに埋め込む著作
権デ−タ埋め込みステツプとを有し、前記著作権デ−タ
埋め込みステツプは、前記デジタルデ−タの平均レベル
が所定値以上のときにはレベル変動にかかわらず前記パ
ワ−比をさらに変化させないで著作権デ−タの信号を前
記デジタルデ−タに埋め込むことを特徴とする著作権情
報埋め込みプログラムが記録された記録媒体。 9)前記著作権デ−タ埋め込みステツプは、アツプサン
プリング法及びダウンサンプリング法により著作権デ−
タを埋め込むことを特徴とする請求項7又は8記載の記
録媒体。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本発明に係る著作権
情報の埋め込み装置(エンコーダ)を示すブロック図、
図2は図1の信号処理回路を詳しく示すブロック図、図
3は図1のA/Dコンバータのサンプリング周期及びデ
ータ列を示す説明図、図4は図2のアロケーション回路
によりパッキングされたユーザデータを示す説明図、図
5は聴覚マスキング特性を示す説明図、図6及び図7は
周波数軸上の原信号と著作権信号とのCMRを示す説明
図、図8は図2の制御部による著作権データの埋め込み
処理を説明するためのフローチャート、図9は図2の制
御部による著作権データのレベル変化を示す説明図、図
10は図8の埋め込み処理の変形例を説明するためのフ
ローチャート、図11は図1のエンコーダにより処理さ
れたデータをデコードするデコーダを示すブロック図、
図12は図11の信号処理回路を詳しく示すブロック
図、図13は図11のデコーダによりデコードされたデ
ータ列を示す説明図、図14は図2の信号処理回路の変
形例を示すブロック図、図15は図12の信号処理回路
の変形例を示すブロック図である。
【0011】図1に示す入力端子INには例えば音楽ソ
ースのようなアナログ音声信号が入力され、この入力信
号はA/Dコンバータ31により、無条件のデジタルコ
ピーを禁止するのに値する十分高いサンプリング周波数
(図3に示すサンプリング周期Δt)、例えば192k
Hzでサンプリングされて例えば24ビットの高分解能
のPCM信号に変換され、図3に示すように曲線αに対
応するデータ列 xb1,x1 ,xa1,x2,xb2,x3,xa2,・・・,x
bi,x2i-1,xai,x2i,・・・ に変換される。
【0012】このデータ列(xbi,x2i-1,xai,x2
i)は図2に詳しく示す信号処理回路32及びメモリ3
3によりエンコードされ、次いでDVD符号化回路34
によりパッキングされる。このパッキングデータは出力
端子OUT1に出力されるか、又は媒体に応じた変調方
式で変調回路35により変調されて出力端子OUT2に
出力される。また、出力端子OUT3からは必要に応じ
て著作権データが出力される。
【0013】図2を参照して信号処理回路32の構成を
詳しく説明する。まず、A/Dコンバータ31の出力信
号は加算器121により後述するように著作権データが
埋め込まれた後にローパスフィルタ(LPF)36に印
加される。ローパスフィルタ36は1/2の帯域を通過
させる例えばFIRフィルタにより構成され、図3に示
す曲線αに対応するデータ列(xbi,x2i-1,xai,x
2i)から、帯域制限された曲線βに対応するデータ列 xc1,*,*,*,xc2,*,*,*,xc3,*,*,
*,・・・,xci,*,*,*,・・・ を得る。
【0014】次にこのデータ列の内、データ「*」を間
引き回路37により間引くことによりデータ列 xc1,xc2,xc3,・・・,xci,・・・ を生成し、また、データ列(xbi,x2i-1,xai,x2
i)の内、データxi を間引き回路38により間引くこ
とによりデータ列 xb1,xa1,xb2,xa2,・・・,xbi,xai,・・・ を生成する。
【0015】そして、これらのデータ列xci、xbi、x
aiに基づいて、加算器により構成される差分計算部を構
成する加算器39により差分 xbi−xci=Δ1i xai−xci=Δ2i を演算する。ここで、差分データΔ1i、Δ2iは例えば2
4ビット又はそれ以下であり、また、ビット数は固定で
も可変でもよい。
【0016】アロケーション回路40はデータ列xci及
び差分データΔ1i、Δ2iと著作権データを図4に示すよ
うにユーザデータとしてパッキングし、そのユーザデー
タを出力することにより記録媒体、例えばDVD(デジ
タル・ビデオ・ディスク)に記録されたり、伝送路に伝
送される。なお、DVDのようにユーザデータが203
4バイトの場合にはデータxci及び差分データΔ1i、Δ
2iは共に225個であり、サブヘッダは9バイトであ
る。ここで、データ列xciはA/Dコンバータ31によ
りA/D変換されたデジタルデータの帯域を制限してサ
ンプリング周波数を1/4に低減したデータ列となって
いる。
【0017】次に、著作権データを埋め込む方法につい
て説明する。まず、著作権データ供給部100は入力端
子INを介して入力する信号に関する著作権データの一
例として、 ・著作権を識別するために複製状態を管理するための情
報であるディスクのシリアルナンバ(16バイト) ・カッティングプレーヤ識別子コード(4バイト) ・録音日(3バイト) ・録音数(3バイト) ・複製された数(4バイト)及び ・著作権状態を管理するための複製可能数(3バイト) をFM変調器114とアロケーション回路40に供給す
る。
【0018】ここで、著作権データとしてSID(ソー
スID)情報とISRC(International Standard Rec
ording Code )情報は万国共通であるので、ワールドワ
イドに出回る海賊版をチェックし易くすることができ
る。そこで、この製造者を示すSID情報として上記
「カッティングプレーヤ識別子コード」が使用され、ま
た、万国共通のISRC情報が上記「著作権を識別する
ために複製状態を管理するための情報であるディスクの
シリアルナンバ」として採用される。
【0019】アロケーション回路40はこの著作権デー
タを図4に示すサブヘッダに分散してパッキングする。
また、DVDにはサブヘッダとは別に、CDRディスク
などで規定されているTOCエリアに相当するようにデ
ィスクの内周に設けられる著作権管理情報エリア(CM
Iエリア)に、これらの著作権データがさらに詳しく記
録される。このCMIエリアはパーシャルRAM又はP
CA(ポスト・カッティング・エリア)に記録される。
【0020】また、FM変調器114では著作権データ
が発振器115からの例えば5kHzの周波数により変
調され、次いでこの変調された信号は、D/A変換され
ても聞き取れないように拡散変調器116により拡散符
号(PS符号:PseudorandomSequence Code)117を
用いて、その周波数スペクトラムが広く拡散されて低レ
ベルにされ、さらに、レベル制御部118ではデータ列
(xbi,xai)の周波数と、制御部200からの制御信
号に応じてそのレベルが制御される。そして、この変調
データが加算器121に印加され、A/Dコンバータ3
1の出力信号に対して埋め込まれる。
【0021】ここで、「聴覚マスキング効果」では、図
5に示すようにあるマスクする側の信号M(ミュージッ
ク)が存在するときの、マスクされる側の信号C(コー
ド)の最大レベルを「マスキングカーブ」として表すこ
とができる。図5に示すマスキング感度X(=CMR)
は、マスクする側の信号Mの性質に応じて異なり、 ・信号がトーンライクな(正弦波に近い)場合…約25
dB ・信号がノイズライクな場合 …約5d
B と考えられている。また、実際のオーディオ信号では、
低域ほどトーンライクであり、高域では各楽器の高調波
が重なりあってノイズライクになると考えられるので、
マスキング感度X(=CMR)の値を図6及び図7に示
すように周波数に応じてある程度決定することができ
る。
【0022】そこで、レベル制御部118ではデータ列
(xbi,xai)の周波数に基づいて、例えば図6及び図
7において実線で示すパターンC0のように著作権デー
タの変調信号Cのレベルを原信号Mのレベルより聴覚心
理モデルのCMRだけ又はそれより十分低くして通常で
は聞き取ることができないレベルにする。そして、この
変調データは加算器121に印加され、A/Dコンバー
タ31の出力信号に対して埋め込まれる。
【0023】また、この埋め込み処理では、制御部20
0は図8に示すように、A/Dコンバータ31の出力信
号から、所定の立ち上がり時定数(例えば1ミリ秒)と
立ち下がり時定数(例えば150ミリ秒)でピークレベ
ルを検出し(ステップS1)、次いで平均レベル(補正
値)を検出する(ステップS2)。そしてピークレベル
が平均レベル未満か否かチェックし(ステップS3)、
ピークレベル<平均レベルである場合に図7において破
線で示すパターンC1のように、著作権データの変調信
号Cのレベルを上げる(ステップS4)。他方、ピーク
レベル<平均レベルでない場合にCMRを図6及び図7
において実線で示すような固定パターンC0、すなわち
原信号Mの周波数のみに応じて著作権データの変調信号
Cのレベルを変化させる(ステップS5)。
【0024】したがって、上記埋め込み処理によれば、
ピークレベル<平均レベルの場合、すなわち図9に示す
ように原信号Mが小さくなる区間では変調信号Cのレベ
ルを上げるが、この区間では小さな信号は聞こえにくい
ので音質は悪化しない。
【0025】図10に示すこの変形例では、まず、同様
にピークレベルを検出し(ステップS11)、次いで平
均レベルを検出する(ステップS12)。そして続くス
テップS13では平均レベルが十分大きいか否か、例え
ば最大レベルに対して−19dBより平均レベルが大き
いか否かをチェックし、平均レベル>−19dBの場合
には周波数のみに応じて著作権データの変調信号のレベ
ルを変化させた固定パターンC0のレベルで著作権デー
タの埋め込みを行う(ステップS16)。
【0026】また、ステップS13において平均レベル
>−19dBでない場合には図8に示す場合と同様に、
ピークレベル<平均レベルであるときに図7において破
線で示すパターンC1のように著作権データの変調信号
Cのレベルを上げて埋め込みを行い(ステップS1
5)、他方、ピークレベル<平均レベルでないときにC
MRを図6及び図7において実線で示すような固定パタ
ーンC0で埋め込みを行う(ステップS16)。
【0027】次に、図11を参照してデコーダについて
説明する。入力信号はまず、エンコーダ側の変調回路3
5の変調方式に応じて復調回路41により復調され、次
いでDVD復号回路42により復号され、復号データ
(著作権データが埋め込まれたデータ列xciと差分デー
タΔ1i、Δ2i)が図12に詳しく示す信号処理回路43
(及びメモリ44)と著作権データ書換え部30に印加
されるとともに、サブコードからアンパッキングされた
著作権データ又はCMIエリアから再生された著作権デ
ータが暗号解読部50に印加される。信号処理回路43
では図12に示すように、まず、加算器46により Δ1i+xci=xbi Δ2i+xci=xai が演算され、データ列xbi、xaiが復元される。ここ
で、データ列xbi、xaiは元の24ビットである。
【0028】次いで補間処理回路47ではデータ列xa
i、xbiの複数のデータを用いて図13に示すようにそ
の間のデータ列xi が補間される。なお、補間処理回路
47では例えばアップサンプリング方法を用いて、それ
ぞれに0データを埋めてローパスフィルタを通過させる
ことにより、補間データ列xi を求めることができる。
補間データ列xi はまた、曲線近似や予測近似により求
めるようにしてもよい。この場合、近似補助データを追
加して伝送するようにすることで近似度を高めることが
できる。
【0029】このように補間処理されたデータは、 xb1,x1 ,xa1,x2 ,xb2,x3 ,xa2,・・・,
xbi,x2i-1,xai,x2i,・・・ のように配列され、図11に示すD/Aコンバータ45
と、LPF(ローパスフィルタ)56とデジタル出力端
子90に印加される。
【0030】D/Aコンバータ45では、エンコーダ側
で24ビットの量子化ビット数でA/D変換され、著作
権データが埋め込まれて記録媒体に記録されたデータ列
(xbi,x2i-1,xai,x2i)が192kHzのサンプ
リング周波数でアナログ信号に変換されてアナログ出力
端子55を介して出力される。また、LPF56ではこ
の入力データが例えば1/4の帯域(48kHz)に制
限され、デジタルデータとして出力端子53を介して出
力され、さらに、著作権データが埋め込まれたデータ列
(xbi,x2i-1,xai,x2i)がそのままの状態でデジ
タル出力端子90を介して出力される。
【0031】図14及び図15はそれぞれ、上記実施形
態の変形例を実現するエンコーダ及びデコーダの各信号
処理回路を示している。図14に示すエンコーダでは図
2に示す間引き回路38が省略され、データxi は間引
かれない。そして、差分計算部として動作する加算器3
9により差分 xbi−xci=Δ1i xai−xci=Δ2i xi −xci=Δ3i が演算され、データ列(xci,Δ1i,Δ2i,Δ3i)及び
著作権データがアロケーション回路40によりパッキン
グされて伝送される。この場合にも同様に、著作権デー
タがデータ列(xci,Δ1i,Δ2i,Δ3i)内に埋め込ま
れている。
【0032】図15に示すデコーダでは、上記のように
エンコーダ側でデータ列xi が間引かれていないので、
補間処理回路47が省略されている。そして、加算器4
6では、 xci+Δ1i=xbi xci+Δ2i=xai xci+Δ3i=xi を演算することにより、元の高品質のデータ列(xbi,
x2i-1,xai,x2i)を復元する。他の構成はエンコー
ダ、デコーダともに図2、図11と同一であるので説明
を省略する。
【0033】また、この実施形態のデコーダ(図11)
では、媒体を介して伝送されて入力したビットストリー
ムは、そのままの状態で著作権データ書換え部30、ス
イッチ51及びビットストリーム出力端子52を介して
出力可能であり、また、暗証番号を入力するための端子
49と、この端子49を介して入力した暗証番号とDV
D復号回路42からの著作権データに基づいてスイッチ
51をオンにするとともに著作権データ書換え部30を
制御する暗号解読部50が設けられている。暗号解読部
50は暗証番号の真正性を判断する認証機能を有する。
【0034】暗号解読部50は暗証番号が入力される
と、認証のチェックを受けそれが真正なものと認証され
た場合に、DVD復号回路42からの著作権データの内
のコピー許可条件、例えば「録音可能数」をチェック
し、「0」でない場合にはビットストリーム内の録音可
能数を1つデクリメントするように著作権データ書換え
部30を制御するとともに、スイッチ51をオンにする
ことにより出力を許可し、他方、「0」であればスイッ
チ51をオンにしないで出力を禁止することにより無制
限なビットストリームのコピーを禁止する。なお、コピ
ー許可条件としては「録音可能数」の他、「コピー可能
期間」を媒体を介して伝送するとともに、暗号解読部5
0内に時計機能を設けて暗証番号が入力した時間が「コ
ピー可能期間」外であればコピーを禁止するようにして
もよい。
【0035】ところで、上記埋め込み法では、著作権デ
ータが原オーディオデータの帯域を超える成分を含むの
で、原オーディオデータに対して著作権データを埋め込
む場合に両データを単に加算器121により加算する
と、歪み発生の原因となり、この歪みが再生時に聴感上
検知され易くなる。また、再生時に聴感上検知されにく
くするため著作権データの埋め込み量を少なくすると、
埋め込み量が限定される。
【0036】図17は加算器121の代わりに用いられ
る著作権データ埋め込み回路を示している。この回路は
デジタルフィルタにより構成され、アップサンプリング
部4は補間(インターポレーション)とLPF処理を行
い、ダウンサンプリング部5は間引き(デシメーショ
ン)を行う。図18は図17における回路の主要信号を
示し、まず、図18(A)(B)に示すように原オーデ
ィオ信号aと著作権情報bのサンプリング周波数fsは
同一であり、また、著作権情報bのビット数は原信号a
より少ない。そして、原信号aと著作権情報bを加算器
3により加算すると、図18(C)に示すように歪みを
含む信号cとなる。
【0037】続くアップサンプリング部(図示up↑
2)4はこの加算器3から入力する信号cをその2倍の
サンプリング周波数fs×2でアップサンプリングする
ために、入力信号cのサンプリング位置の間に0値、又
は入力信号cの前のサンプリング位置のホールド値を補
間信号として挿入し、次いでこれをLPF処理すること
により図18(D)に示すように2倍のサンプリング周
波数fs×2のデータ列dを作成する。このデータ列d
はアップサンプリング部4による処理時間により、入力
信号cに対して時間差τ1より遅れていることを除き同
一値の信号である。
【0038】続くダウンサンプリング部(図示down
↓2)5は、補間信号を間引いて信号cのサンプリング
位置のみのデータ列eを出力することにより、図18
(E)に示すように信号dを元のサンプリング周波数f
sにダウンサンプリングする。このデータ列eは入力信
号dに対して時間差τ2より遅れていることを除き同一
値の信号であり、したがって、信号cに対して時間差τ
1+τ2より遅れていることを除き同一値の信号であ
る。このような処理によれば、原オーディオデータaに
対して著作権データbを埋め込む際に位相と振幅の両方
が変位するので、著作権データbの埋め込み量を多くし
ても再生時に聴感上検知されにくくすることができる。
【0039】図19は図17のアップ・ダウンサンプリ
ング部の変形例を示し、埋め込み回路6はアップサンプ
リングとダウンサンプリングを同時に行うように構成さ
れている。すなわち、埋め込み回路6は、図18(C)
〜(E)に示すように加算器3により加算された原信号
aと著作権情報bの加算信号cのサンプリング位置の間
に補間信号を挿入して2倍のサンプリング周波数fs×
2に変換するためのアップサンプリング処理と、ダウン
サンプリング処理を元のサンプリング周波数fsでのみ
行う。このような回路によれば、図17に示す回路と比
べて少ない演算量で同一の埋め込み処理を実現すること
ができる。
【0040】図20は図17のアップ・ダウンサンプリ
ング部の他の変形例を示している。アップサンプリング
部4−1、4−2はそれぞれ原オーディオ信号aと著作
権情報bをその2倍のサンプリング周波数fs×2でア
ップサンプリングするために、信号a、bのサンプリン
グ位置の間に0値、又は入力信号a、bの前のサンプリ
ング位置のホールド値を補間信号として挿入し、ついで
この信号をLPF処理することにより2倍のサンプリン
グ周波数fs×2のデータ列a’、b’を作成する。加
算器3はこの2倍のサンプリング周波数fs×2の原オ
ーディオ信号a’と著作権情報b’を加算し、続くダウ
ンサンプリング部5はこの加算器3により加算された信
号c’を元のサンプリング周波数fsにダウンサンプリ
ングした信号eを出力する。このような処理によれば、
著作権情報bによる歪みが加算前に除去されるので、図
17に示す回路より出力信号eに残留する歪みを低減さ
せることができる。
【0041】図21と図22はそれぞれ、更に他のアッ
プ・ダウンサンプリング部とその処理を示している。こ
の例では加算器3が省略され、アップサンプリング部4
は図22(A)(B)に示すように原信号aと著作権情
報bをその2倍のサンプリング周波数fs×2でアップ
サンプリングするために、原信号aのサンプリング位置
の間に著作権情報bを補間信号として挿入し、図22
(C)に示すように2倍のサンプリング周波数fs×2
のデータ列cを作成する。次いでアップサンプリング部
4はこのデータ列cを低域通過フィルタ(LPF)処理
を行うことにより図22(D)に示すように低域成分を
抽出した信号dを出力する。
【0042】続くダウンサンプリング部5はこのデータ
列dを元のサンプリング周波数fsにダウンサンプリン
グして図22(E)に示すように原信号aのサンプリン
グ位置のみのデータ列eを出力する。このような処理に
よれば、原オーディオデータaに対して著作権データb
を埋め込む際に位相と振幅の両方が変位するので、著作
権データbの埋め込み量を多くしても再生時に聴感上検
知されにくくすることができる。図23は図21の回路
の変形例を示し、埋め込み回路6は図19に示す場合と
同様に、アップサンプリングとダウンサンプリングを元
のサンプリング周波数fsで行うことにより、同時に行
うように構成されている。
【0043】図24と図25はそれぞれ、更に他のアッ
プ・ダウンサンプリング部とその処理を示している。著
作権情報bは1サンプル遅延回路(Z-1)7により遅延
され、図25(B)に示すような著作権データ列b1、
b2…が生成される。そして、この著作権データ列b
1、b2…と図25(A)に示す原オーディオデータ列
a1、a2…が加算器3により加算される。
【0044】アップサンプリング部4は加算器3により
加算されたデータ列a1+b1、a2+b2…と著作権
データ列b1、b2…をその2倍のサンプリング周波数
fs×2でアップサンプリングするために、データ列a
1+b1、a2+b2…のサンプリング位置の間に著作
権データ列b1、b2…を補間信号として挿入し、図2
5(C)に示すように2倍のサンプリング周波数fs×
2のデータ列 b1,a1+b1,b2,a2+b2… を作成する。次いでアップサンプリング部4はこのデー
タ列cを低域通過フィルタ(LPF)処理を行うことに
より図25(D)に示すように低域成分を抽出する。
【0045】続くダウンサンプリング部5はこのデータ
列を元のサンプリング周波数fsでダウンサンプリング
して図25(E)に示すように原信号aのサンプリング
位置のみのデータ列a’1、a’2…を出力する。この
ような処理においても同様に、原オーディオデータaに
対して著作権データbを埋め込む際に位相と振幅の両方
が変位するので、著作権データbの埋め込み量を多くし
ても再生時に聴感上検知されにくくすることができる。
図26は図24の回路の変形例を示し、埋め込み回路6
は図19、図23に示す場合と同様に、アップサンプリ
ングとダウンサンプリングを元のサンプリング周波数f
sで行うことにより、同時に行うように構成されてい
る。
【0046】図27と図28はそれぞれ、更に他のアッ
プ・ダウンサンプリング部とその処理を示している。こ
の回路では補間信号を生成するために、図28(A)に
示す原オーディオデータ列a1、a2…と図28(B)
に示す著作権データ列b1、b2…が加算器3により加
算され、次いでこの加算信号a1+b1、a2+b2…
が1サンプル遅延回路(Z-1)7により遅延される。
【0047】アップサンプリング部4は原オーディオデ
ータ列a1、a2…と1サンプル遅延回路(Z-1)7に
より遅延されたデータ列a1+b1、a2+b2…をそ
の2倍のサンプリング周波数fs×2でアップサンプリ
ングするために、原オーディオデータ列a1、a2…の
サンプリング位置の間にデータ列a1+b1、a2+b
2…を補間信号として挿入し、図28(C)に示すよう
に2倍のサンプリング周波数fs×2のデータ列 a1,a1+b1,a2,a2+b2… を作成する。次いでアップサンプリング部4はこのデー
タ列を低域通過フィルタ(LPF)処理を行うことによ
り図28(D)に示すように低域成分を抽出したデータ
列d1、d2…を出力する。
【0048】続くダウンサンプリング部5はこのデータ
列d1、d2…を元のサンプリング周波数fsでダウン
サンプリングして図28(E)に示すように原信号aの
サンプリング位置のみのデータ列d1、d3、d5…を
出力する。図29は図27の回路の変形例を示し、埋め
込み回路6は図19、図23、図26に示す場合と同様
に、アップサンプリングとダウンサンプリングを元のサ
ンプリング周波数fsで行うことにより、同時に行うよ
うに構成されている。
【0049】図30と図31はそれぞれ、更に他のアッ
プ・ダウンサンプリング部とその処理を示している。こ
の回路ではまず、アップサンプリング部4−1が著作権
データ列b1、b2…と補間信号「0」をその4倍のサ
ンプリング周波数fs×4でアップサンプリングするた
めに、著作権データ列b1、b2…のサンプリング位置
の間に補間信号「0」を挿入し、次いでこれをLPF処
理することにより、図31(C)に示すように4倍のサ
ンプリング周波数fs×4のデータ列c1、c2、c
3、c4、c5…を生成する。ここで、b1とc1、b
2とc5、すなわちbnとc4(n−1)+1が同一サ
ンプリング位置である。
【0050】次いで加算器3−1はサンプリング周波数
fsで原オーディオデータ列a1、a2〜anと、アッ
プサンプリング部4−1により生成されたデータ列c
1、c5〜c4(n−1)+1を加算し、また、加算器
3−2は4倍のサンプリング周波数fs×4で補間信号
「0」とデータ列c1、c5〜c4(n−1)+1を加
算する。
【0051】そして、続くアップサンプリング部4−2
は加算器3−1、3−2により加算された各信号を4倍
のサンプリング周波数fs×4でアップサンプリングす
るために、加算器3−1により加算された信号のサンプ
リング位置の間に加算器3−1により加算された信号を
補間信号として挿入し、次いでこれをLPF処理するこ
とにより、図31(D)に示すように4倍のサンプリン
グ周波数fs×4のデータ列 a1+c1,c2,c3,c4,a2+c5,c6…,
an+c4(n−1)+1 を作成する。アップサンプリング部4−2はまた、この
データ列を低域通過フィルタ(LPF)処理を行うこと
により図31(E)に示すように低域成分を抽出したデ
ータ列e1、e2…を出力する。
【0052】続くダウンサンプリング部5はこのデータ
列e1、42…を元のサンプリング周波数fsにダウン
サンプリングして図31(F)に示すように原信号aの
サンプリング位置のみのデータ列f1(=e1)、f2
(=e5)…を出力する。図32は図30の回路の変形
例を示し、埋め込み回路6は図19、図23、図26、
図29に示す場合と同様に、アップサンプリングとダウ
ンサンプリングを元のサンプリング周波数fsで行うこ
とにより、同時に行うように構成されている。
【0053】次に、このように埋め込み処理を行ったデ
ータが記録される媒体について説明する。まず、図2、
図14に示すアロケーション回路40により作成された
ユーザデータ列(図4参照)が図1に示すDVD符号化
回路34によりDVDフォーマットに符号化され、次い
で変調回路35によりEFM変調される。
【0054】次いでこのデータが図示省略のDVDカッ
ティングマシン(プレーヤ)に供給されてDVDオーデ
ィオディスクの原盤(マスタ)が製造される。次いでこ
の原盤の上に金属薄膜がスパッタ法とメッキ法により形
成され、更に厚くメッキして原盤から剥離されてスタン
パが製造される。次いでこのスタンパによりディスクの
基になる基材が射出成形により形成されて貼り合わさ
れ、DVDオーディオディスクが製造される。
【0055】DVDオーディオディスクにおけるオーデ
ィオ(A)パック{及びビデオ(V)パック}は、図3
3に示すように2034バイトのユーザデータ(Aデー
タ、Vデータ)に対して4バイトのパックスタート情報
と、6バイトのSCR(System Clock Reference:シス
テム時刻基準参照値)情報と、3バイトのMux rate情報
と1バイトのスタッフィングの合計14バイトのパック
ヘッダが付加されて構成されている(1パック=合計2
048バイト)。この場合、タイムスタンプであるSC
R情報を、ACBユニット内の先頭パックでは「1」と
して同一アルバム内で連続とすることにより同一アルバ
ム内のAパックの時間を管理することができる。
【0056】次に、図34〜図42を参照して著作権デ
ータ埋め込みプログラムについてを説明する。最近で
は、PCによるマルチメディア化が急速に進み、動画像
や音声の信号をPCにより処理することが普及してい
る。また、最近では、いわゆるインターネットなどの通
信回線を介して動画像や音声の信号を伝送することが普
及している。このような状況下では、一般ユーザがPC
を使用してミュージックソースを媒体や通信回線を介し
て他人に供給する場合に自己の著作権を管理することを
望むことが考えられる。
【0057】図34は本発明に係るデジタルオーディオ
信号処理システムを示すブロック図、図35は図34の
パーソナルコンピュータのデジタルオーディオ信号処理
プログラムを説明するためのフローチャート、図36は
図35の著作権データ埋め込みプログラムを詳しく説明
するためのフローチャート、図37は著作権データ再生
プログラムを説明するためのフローチャートである。
【0058】図34に示すパソコン106には、ディス
クドライブ装置104又はネットワークターミナル10
5から図35に示すようなデジタルオーディオ信号処理
プログラム(図36に詳しく示す著作権データ埋め込み
プログラムと図37に詳しく示す著作権データ再生プロ
グラムを含む)とサラウンドミュージックなどのミュー
ジックソースが供給される。
【0059】パソコン106は例えばインテル社のPP
55Cの拡張命令セット(MMX)のように、主として
画像や音声などのデジタル信号を効率的に処理するため
に追加された特定用途向けの命令セットを有するCPU
106aと、データ処理時のバッファとして使用される
RAM106bと、ディスクドライブ装置104又はネ
ットワークターミナル105から供給されるデータを変
換するデータコンバータ106cと、処理後のオーディ
オデータをD/A変換器とアンプを介して複数のスピー
カ(図では103L、103R、さらにはサラウンド用
のスピーカ103C、103S)に供給するためのオー
ディオインタフェース(I/F)106dと、図示省略
の表示部の表示制御を行うディスプレイプロセッサ10
6eと、図示省略のマウスやキーボードからの操作入力
信号に基づいて操作信号を発生する操作信号発生部10
6fを有する。
【0060】このような構成において、図35に示すよ
うにCPU106aはデジタルオーディオ信号処理プロ
グラムが記録されたディスクがディスクドライブ装置1
04にセットされた状態で、不図示のキーボードを介し
てプログラムロード命令(コマンド)が入力すると(ス
テップS61)、ディスクからプログラムデータを読み
出して内部RAMにロードし(ステップS62)、ロー
ドが終了するとプログラムロードフラグをセットし(ス
テップS63)、終了する。このとき、CPU106a
はMMX対応であるので、高速信号処理が可能になる。
【0061】また、CPU106aはサラウンドミュー
ジックなどのミュージックソースが記録されたディスク
がディスクドライブ装置104にセットされた状態で、
不図示のキーボードを介してプレイコマンドが入力する
と、ディスクの最初のトラックにアクセスしてそのディ
スクの種類を示すサブコードを読み取り、そのサブコー
ドが「ミュージックソース」か否かをチェックし(ステ
ップS64)、YESの場合には図36に詳しく示す著
作権データ埋め込みプログラムを実行し(ステップS6
5)、次いで処理後のオーディオデータをオーディオI
/F106dに渡す(ステップS66)。次いでステッ
プS65に戻り、著作権データ埋め込みプログラムを繰
り返す。また、ステップS64において「ミュージック
ソース」でない場合には「演奏不能」を不図示の表示部
に表示し(ステップS67)、終了する。
【0062】CPU106aは図36に示すような著作
権データ埋め込みプログラムを実行する。図36におい
て、まず、ミュージックソースのA/D変換データを入
力する処理を実行し(ステップS100)、著作権デー
タをキーボードを介して入力する処理を実行し(ステッ
プS101)、次いでこの著作権データをスペクトラム
拡散する処理を実行する(ステップS102)。このス
ペクトラム拡散処理では、図2、図14に示すFM変調
器114、拡散変調器115による処理をハードウエア
ではなくソフトウエアで実行する。
【0063】続くステップS103では、変調された著
作権データを、図7に示すように周波数に応じたCMR
で、また、図8、図10に示すフローチャートのように
周波数とレベルに応じたCMRでデジタルオーディオデ
ータに埋め込み(ステップS103)、次いでこのデジ
タルオーディオデータを記録媒体に記録するためのフォ
ーマット変換を行う(ステップS104)。
【0064】次に、図37を参照してこのように変調さ
れて埋め込まれた著作権データを再生する処理について
説明する。まず、著作権データが埋め込まれたデジタル
オーディオデータを取り込み(ステップS200)、次
いでこのデジタルオーディオデータと著作権データが埋
め込まれていない原デジタルオーディオデータに基づい
て変調信号を抽出する(ステップS201)。次いでこ
の変調信号を変調時と同一の拡散符号117(図2、図
14参照)を用いてスペクトラム拡散復調し、次いで変
調時と同一の周波数(図2、図14に示す発振器115
参照)を用いてFM復調することにより元の著作権デー
タを取り出す(ステップS202)。次いでこの著作権
データをデータベースと照合することにより解読を行う
(ステップS203)
【0065】次に、上記のプログラムや、このプログラ
ムにより処理されたデジタルオーディオ信号を通信回線
を介して伝送する場合について説明する。図38は図3
4に示すパソコン106内のネットワークターミナル1
05を詳細に示すブロック図、図39及び図40は図3
8のデータ変換部の処理を示すフローチャート、図41
は通信ネットワークを示す説明図、図42は図41のネ
ットワーク上のパケット処理を示す説明図である。この
ターミナル105はデータ送信側とデータ受信側のパソ
コン106の両方に設けられ、パソコン106の内部バ
スに接続される受信バッファT1及び送信バッファT2
と、データ変換部T4と、通信インタフェースであるア
ダプタT3と、通信端子T6とコントローラT5を有す
る。
【0066】データ送信側のデータ変換部T4は図39
に示すように、送信バッファT2に蓄えられている送信
データを所定長に分割してパケット化し(ステップS1
41)、次いでパケットの先頭には宛て先アドレスを含
むヘッダを付与し(ステップS142)、次いでこれを
アダプタT3と通信端子T6を介してネットワークNW
上に出力する(ステップS143)。データ受信側のデ
ータ変換部T4は図40に示すように、ネットワークN
Wから通信端子T6とアダプタT3を介して受信したパ
ケットからヘッダを除去し(ステップS151)、次い
で受信データを復元し(ステップS152)、次いでこ
れを受信バッファT1を介して図34に示すプログラム
RAM106bに転送する(ステップS153)。
【0067】データ送信側とデータ受信側の通信端子T
6は例えば図41に示すようなネットワークNWを介し
て接続される。このネットワークNWでは例えばCAT
V回線や、インターネットと呼ばれるTCP/IP(Tr
ansmission Control Protocol/Internet Protocol )の
プロトコルを用いてデータがパケット…単位で伝
送され。この場合、データ送信側から出力されたパケッ
ト…は図41、図42に示すように、ネットワー
クNW上のルータRにより最適ルートが選択されてパケ
ット…毎に分離され、次いでルータRにより分離
された各パケットはパケット交換器Pn(n=1〜k)
を介してパケット…順にデータ受信側のパソコン
106に送られる。
【0068】したがって、データ受信側のパソコン10
6では、ディスクドライブ装置104にセットされてい
るディスク内のミュージックソースに対して、プログラ
ムRAM106b上のプログラムに基づいて著作権デー
タを埋め込むことができる。そして、このような通信方
法により著作権データ埋め込みプログラムや、このプロ
グラムに基づいて著作権データが埋め込まれたミュージ
ックソースが転送された場合には、送信側や受信側に対
してプログラム使用料を請求する。
【0069】本発明はデータ送信側が受信側に対して一
方的に送信する場合に限定されず、、例えばデータ受信
側のユーザがデータ送信側のホームページに基づいて、
プログラム送信要求やオーディオ信号送信要求を送信
し、データ送信側がこの要求に基づいてプログラムやオ
ーディオ信号を送信する場合にも適用することができ
る。なお、このようなインターネットの場合には、イン
タフェースT3としてTCP/IPプロトコル群が用い
られる。
【0070】ここで、著作権データが埋め込まれたミュ
ージックソースを記憶するための媒体、例えばDVD−
オーディオディスクの基材の表面又は内部に特殊な印刷
あるいは成形などにより、著作権データが埋め込まれて
いることを示す可視画像を形成することによりコピープ
ロテクト機能を実現することができる。なお、このよう
な可視画像を形成する方法としては、例えば特開平7−
98889号公報、特開平8−2158号公報、特開平
9−128812号公報などに記載されているので詳細
な説明を省略するが、このような方法で形成された可視
画像は、容易に複製できないように形成されない。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、原
信号の周波数に応じてCMRが異なるように著作権デー
タのレベルを変化させて埋め込むようにしたので、再生
時のアナログ音声信号の品質が劣化することを防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る著作権情報の埋め込み装置(エン
コーダ)を示すブロック図である。
【図2】図1の信号処理回路を詳しく示すブロック図で
ある。
【図3】図1のA/Dコンバータのサンプリング周期及
びデータ列を示す説明図である。
【図4】図2のアロケーション回路によりパッキングさ
れたユーザデータを示す説明図である。
【図5】聴覚マスキング特性を示す説明図である。
【図6】周波数軸上の原信号と著作権信号とのCMRを
示す説明図である。
【図7】周波数軸上の原信号と著作権信号とのCMRを
示す説明図である。
【図8】図2の制御部による著作権データの埋め込み処
理を説明するためのフローチャートである。
【図9】図2の制御部による著作権データのレベル変化
を示す説明図である。
【図10】図8の埋め込み処理の変形例を説明するため
のフローチャートである。
【図11】図1のエンコーダにより処理されたデータを
デコードするデコーダを示すブロック図である。
【図12】図11の信号処理回路を詳しく示すブロック
図である。
【図13】図11のデコーダによりデコードされたデー
タ列を示す説明図である。
【図14】図2の信号処理回路の変形例を示すブロック
図である。
【図15】図12の信号処理回路の変形例を示すブロッ
ク図である。
【図16】従来の著作権データの埋め込み処理による周
波数軸上の原信号と著作権信号とのCMRを示す説明図
である。
【図17】他の著作権データ埋め込み回路を示すブロッ
ク図である。
【図18】図17の回路の埋め込み処理を示す説明図で
ある。
【図19】図17の著作権データ埋め込み回路の変形例
を示すブロック図である。
【図20】図17の著作権データ埋め込み回路の他の変
形例を示すブロック図である。
【図21】更に他の著作権データ埋め込み回路を示すブ
ロック図である。
【図22】図21の回路の埋め込み処理を示す説明図で
ある。
【図23】図21の著作権データ埋め込み回路の変形例
を示すブロック図である。
【図24】更に他の著作権データ埋め込み回路を示すブ
ロック図である。
【図25】図24の回路の埋め込み処理を示す説明図で
ある。
【図26】図24の著作権データ埋め込み回路の変形例
を示すブロック図である。
【図27】更に他の著作権データ埋め込み回路を示すブ
ロック図である。
【図28】図27の回路の埋め込み処理を示す説明図で
ある。
【図29】図27の著作権データ埋め込み回路の変形例
を示すブロック図である。
【図30】更に他の著作権データ埋め込み回路を示すブ
ロック図である。
【図31】図30の回路の埋め込み処理を示す説明図で
ある。
【図32】図30の著作権データ埋め込み回路の変形例
を示すブロック図である。
【図33】DVD−オーディオディスクのオーディオパ
ックを示す説明図である。
【図34】本発明に係るデジタルオーディオ信号処理シ
ステムを示すブロック図である。
【図35】図34のパーソナルコンピュータのデジタル
オーディオ信号処理プログラムを説明するためのフロー
チャートである。
【図36】図35の著作権データ埋め込みプログラムを
詳しく説明するためのフローチャートである。
【図37】著作権データ再生プログラムを説明するため
のフローチャートである。
【図38】図34に示すパソコン内のネットワークター
ミナルを詳細に示すブロック図である。
【図39】図38のデータ変換部の処理を示すフローチ
ャートである。
【図40】図38のデータ変換部の処理を示すフローチ
ャートである。
【図41】通信ネットワークを示す説明図である。
【図42】図41のネットワーク上のパケット処理を示
す説明図である。
【符号の説明】
3 加算器(加算手段) 3−1 加算器(第1の加算手段) 3−2 加算器(第2の加算手段) 4 アップサンプリング部(アップサンプリング手段) 4−1 アップサンプリング部(第1のアップサンプリ
ング手段) 4−2 アップサンプリング部(第2のアップサンプリ
ング手段) 5 ダウンサンプリング部(ダウンサンプリング手段) 6 埋め込み回路(アップサンプリング手段及びダウン
サンプリング手段) 7 1サンプル遅延回路(遅延手段) 30 著作権データ書換え部 31 A/Dコンバータ(A/D変換手段) 32、43 信号処理回路 33、44 メモリ 34 DVD符号化回路 35 変調回路 36、56 ローパスフィルタ 37、38 間引き回路 39、46、121 加算器 40 アロケーション回路 41 復調回路 42 DVD復号回路 45 D/Aコンバータ 47 補間処理回路 50 暗号解読部 51 スイッチ 52 デジタル出力端子(ビットストリーム出力端子) 53、90 デジタル出力端子 55 アナログ信号出力端子 100 著作権データ供給部 114 FM変調器(発振器115、拡散変調器11
6、拡散符号117とともに変調手段を構成する) 115 発振器 116 拡散変調器 117 拡散符号 118 レベル制御部 200 制御部(レベル制御部118、加算器121と
ともに著作権データ埋め込み手段を構成する)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−31080(JP,A) 特開 平7−78407(JP,A) 特開 昭62−267973(JP,A) 特表 平7−505984(JP,A) 国際公開95/27349(WO,A1) 国際公開96/21290(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/10 - 20/16 351 G10L 9/00 G09C 1/00 - 5/00 H04K 1/00 - 3/00 H04L 9/00 - 9/04 H04J 13/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アナログ音声信号をデジタルデ−タにA/
    D変換するA/D変換手段と、前記デジタルデ−タに関
    する著作権デ−タをスペクトラム拡散により変調する変
    調手段と、前記デジタルデ−タの周波数を検出し、この
    周波数と聴覚マスキング効果に応じて前記変調手段によ
    り変調された著作権デ−タの信号を前記デジタルデ−タ
    とのパワ−比が異なるレベルで前記デジタルデ−タに埋
    め込む著作権デ−タ埋め込み手段とを、有する著作権情
    報の埋め込み装置であって、 前記著作権デ−タ埋め込み手段は、前記デジタルデ−タ
    のレベル変動を検出し、このレベル変動に応じて前記パ
    ワ−比をさらに変化させたレベルの著作権デ−タの信号
    を前記デジタルデ−タに埋め込むことを特徴とする著作
    権情報の埋め込み装置。
  2. 【請求項2】アナログ音声信号をデジタルデ−タにA/
    D変換するA/D変換手段と、前記デジタルデ−タに関
    する著作権デ−タをスペクトラム拡散により変調する変
    調手段と、前記デジタルデ−タの周波数を検出し、この
    周波数と聴覚マスキング効果に応じて前記変調手段によ
    り変調された著作権デ−タの信号を前記デジタルデ−タ
    とのパワ−比が異なるレベルで前記デジタルデ−タに埋
    め込む著作権デ−タ埋め込み手段とを、有する著作権情
    報の埋め込み装置であって、 前記著作権デ−タ埋め込み手段は、前記デジタルデ−タ
    の平均レベルが所定値以上のときにはレベル変動に か
    かわらず前記パワ−比をさらに変化させないで著作権デ
    −タの信号を前記デジタルデ−タに埋め込むことを特徴
    とする請求項1記載の著作権情報の埋め込み装置。
  3. 【請求項3】前記著作権デ−タ埋め込み手段は、アツプ
    サンプリング法及びダウンサンプリング法により著作権
    デ−タを埋め込むことを特徴とする請求項1又は2に記
    載の著作権情報の埋め込み装置。
  4. 【請求項4】アナログ音声信号がデジタルデ−タにA/
    D変換されるとともに、前記デジタルデ−タに関する著
    作権デ−タがスペクトラム拡散により変調され、デジタ
    ルデ−タの周波数と聴覚マスキング効果に応じて前記変
    調された著作権デ−タの信号がデジタルデ−タとのパワ
    −比が異なるレベルであるとともに、前記デジタルデ−
    タのレベル変動に応じて前記パワ−比をさらに変化させ
    て前記デジタルデ−タに埋め込まれて記録されてること
    を特徴とする記録媒体。
  5. 【請求項5】前記デジタルデ−タの平均レベルが所定値
    以上のときにはレベル変動にかかわらず前記パワ−比を
    さらに変化されていないレベルの著作権デ−タの信号が
    前記デジタルデ−タに埋め込まれていることを特徴とす
    る請求項4記載の記録媒体。
  6. 【請求項6】アツプサンプリング法及びダウンサンプリ
    ング法により著作権デ−タが埋め込まれていることを特
    徴とする請求項4又は5記載の記録媒体。
  7. 【請求項7】アナログ音声信号がA/D変換されたデジ
    タルデ−タに関する著作権デ−タをスペクトラム拡散に
    より変調するステツプと、前記デジタルデ−タの周波数
    を検出し、この周波数と聴覚マスキング効果に応じて変
    調された著作権デ−タの信号を前記デジタルデ−タとの
    パワ−比が異なるレベルで前記デジタルデ−タに埋め込
    む著作権デ−タ埋め込みステツプとを有し、 前記著作権デ−タ埋め込みステツプは、前記デジタルデ
    −タのレベル変動を検出し、このレベル変動に応じて前
    記パワ−比をさらに変化させたレベルの著作権デ−タの
    信号を前記デジタルデ−タに埋め込むことを特徴とする
    著作権情報埋め込みプログラムが記録された記録媒体。
  8. 【請求項8】アナログ音声信号がA/D変換されたデジ
    タルデ−タに関する著作権デ−タをスペクトラム拡散に
    より変調するステツプと、前記デジタルデ−タの周波数
    を検出し、この周波数と聴覚マスキング効果に応じて変
    調された著作権デ−タの信号を前記デジタルデ−タとの
    パワ−比が異なるレベルで前記デジタルデ−タに埋め込
    む著作権デ−タ埋め込みステツプとを有し、 前記著作権デ−タ埋め込みステツプは、前記デジタルデ
    −タの平均レベルが所定値以上のときにはレベル変動に
    かかわらず前記パワ−比をさらに変化させないで著作権
    デ−タの信号を前記デジタルデ−タに埋め込むことを特
    徴とする著作権情報埋め込みプログラムが記録された記
    録媒体。
  9. 【請求項9】前記著作権デ−タ埋め込みステツプは、ア
    ツプサンプリング法及びダウンサンプリング法により著
    作権デ−タを埋め込むことを特徴とする請求項7又は8
    記載の記録媒体。
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