JP3503259B2 - 座標入力装置 - Google Patents

座標入力装置

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JP3503259B2
JP3503259B2 JP10338595A JP10338595A JP3503259B2 JP 3503259 B2 JP3503259 B2 JP 3503259B2 JP 10338595 A JP10338595 A JP 10338595A JP 10338595 A JP10338595 A JP 10338595A JP 3503259 B2 JP3503259 B2 JP 3503259B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弾性体の弾性波の伝搬
遅延時間により座標位置を検出する座標入力装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の座標入力装置としては、
例えば、特開昭63ー239518号公報に開示される
ものがある。これは、超音波振動する振動ペンをガラス
板等からなる入力板に押し付け、この振動ペンからガラ
ス板に伝えられた振動をガラス板の所定位置に設けられ
たセンサによって検出し、振動の検出遅延時間によって
振動ペンの押し付け位置を算出するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような振動ペン式座標入力方式では、振動ペンに内蔵
された振動子にエネルギ−を与えるためのリ−ド線、及
び信号の入出力のための信号線が必要であり、ユ−ザ−
が振動ペンを使用する場合に、このリード線や信号線が
邪魔になり、操作性が悪くなるという問題があり、ま
た、積層型の圧電素子から成る振動子はコストが高くな
るという欠点があった。
【0004】さらに、振動ペン内に電池を入れ、信号の
やりとりは赤外線等で行う無線式も考えられるが、電池
を入れることにより必然的に振動ペン自体が重くなり、
使いづらくなると共に、特殊ペンであることからコスト
が高くなるという同様の欠点があった。
【0005】また、従来の振動ペン式座標入力方式にお
いては、振動ペンから伝達板に伝えられる超音波振動を
検出することにより振動発生位置を検出しているので、
特に筆圧が高い場合、伝達板の表面温度が局所的に上昇
し、群速度Vg,位相速度Vpの固有速度が変化し、検
出精度が出ないという問題もあった。
【0006】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、安価で操作性に優れた座標入力
装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の座標入力装置は、機械的振動を伝搬する伝搬
体と、その伝搬体によって伝搬された振動を検出して電
気信号に変換する検出手段とを備え、その検出手段から
の電気信号に基づいて振動の伝搬時間を計測することに
よりその振動の発生位置を検出する座標入力装置におい
て、振動発生源を有しない無振動ペンと、前記伝搬体上
に設けられ、かつ表面に多数の突起を有する入力板とを
備え、前記検出手段は、前記入力板の下方に前記伝搬体
を介して設けられ、かつ前記無振動ペンを前記入力板の
表面に接触させることによって発生する振動を最初に検
出する第1の検出手段と、前記伝搬体上の少なくとも2
箇所に設けられ、それぞれ前記振動を前記第1の検出手
段に引続き検出する複数の第2の検出手段とから構成さ
れている。
【0008】また、前記第1の検出手段によって振動が
検出された時点を基準として、前記複数の第二の検出手
段によって振動が検出されるまでの時間を伝搬時間と
し、その伝搬時間を計測することにより振動の発生位置
を検出することが望ましい。
【0009】さらに、前記第1の検出手段は、少なくと
も前記入力板とほぼ等しい大きさの板状もしくはフィル
ム状の部材で構成することがが望ましい。
【0010】また、前記入力板を略正方形もしくは略長
方形とし、前記第2の検出手段は、その入力板のX軸方
向の一辺、及びY軸方向の一辺にそれぞれ沿って配置す
ることが望ましい。
【0011】さらに、前記第1の検出手段及び第2の検
出手段は、板状もしくはフィルム状の圧電素子であるこ
とが望ましい。
【0012】そして、前記突起は、ほぼ等しい間隔でX
軸方向及びY軸方向に規則正しく配列されていることが
望ましい。
【0013】また、前記突起を半球状、円柱状あるいは
円錐状に形成し、その底面の直径を10μmから1mm
の間に設定することが望ましい。
【0014】さらに、前記突起を角柱状あるいは角錐状
に形成し、その底面の最大離間した2つの角点の間の距
離を10μmから1mmの間に設定することが望まし
い。
【0015】そして、前記入力板と前記伝搬体とを同一
の材質で一体的に形成しても良い。
【0016】
【作用】上記の構成を有する本発明の座標入力装置は、
振動発生源を有しない無振動ペンと、前記伝搬体上に設
けられ、かつ表面に多数の突起を有する入力板とを備
え、前記検出手段は、前記入力板の下方に前記伝搬体を
介して設けられ、かつ前記無振動ペンを前記入力板の表
面に接触させることによって発生する振動を最初に検出
する第1の検出手段と、前記伝搬体上の少なくとも2箇
所に設けられ、それぞれ前記振動を前記第1の検出手段
に引続き検出する複数の第2の検出手段とから構成され
ているので、従来のように、ペンにリード線や信号線等
を設ける必要がなく、操作性の良い座標入力装置を提供
することができる。
【0017】また、前記第1の検出手段によって振動が
検出された時点を基準として、前記複数の第二の検出手
段によって振動が検出されるまでの時間を伝搬時間と
し、その伝搬時間を計測することにより振動の発生位置
を検出するので、簡単な構成により、正確な振動の発生
位置を検出することができる。
【0018】さらに、前記第1の検出手段は、少なくと
も前記入力板とほぼ等しい大きさの板状もしくはフィル
ム状の部材で構成されているので、例えば、入力板の端
の方で記入された情報も確実に検出することができる。
【0019】また、前記入力板を略正方形もしくは略長
方形とし、前記第2の検出手段は、その入力板のX軸方
向の一辺、及びY軸方向の一辺にそれぞれ沿って配置す
るので、簡単な計算により振動の発生位置を検出するこ
とができる。
【0020】さらに、前記第1の検出手段及び第2の検
出手段は、板状もしくはフィルム状の圧電素子で構成さ
れているので、装置のコスト抑えることができる。
【0021】そして、前記突起は、ほぼ等しい間隔でX
軸方向及びY軸方向に規則正しく配列されているので、
前記無振動ペンによる記入情報を精度良く検出すること
ができる。
【0022】また、前記突起を半球状、円柱状あるいは
円錐状に形成し、その底面の直径を10μmから1mm
の間に設定しているので、確実に前記無振動ペンによる
記入情報を検出することができる。
【0023】さらに、前記突起を角柱状あるいは角錐状
に形成し、その底面の最大離間した2つの角点の間の距
離を10μmから1mmの間に設定しているので、確実
に前記無振動ペンによる記入情報を検出することができ
る。
【0024】そして、前記入力板と前記伝搬体とを同一
の材質で一体的に形成することにより、部品点数を減ら
すことができ、コストを低下させることができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の座標入力装置を具体化した実
施例を図面を参照して説明する。
【0026】本実施例の座標入力装置の構成を1図及び
2図に示す。
【0027】図1及び図2に示すように、本実施例の座
標入力装置は、振動発生源を有しない、例えば、プラス
チックからなる無振動ペン1、ガラスまたはアクリル等
の樹脂から成る略正方形の板に、プレス加工あるいは樹
脂成形加工等を施すことにより、表面に直径が約100
μm程度の半球状のボス2を縦横にマトリックス状に多
数個形成したエンボス板3を備えている。尚、前記ボス
2の直径は、10μm〜1mmの間に設定すれば良く、
この範囲に設定することで、前記無振動ペン1による記
入情報を精度良く検出することができ、例えば、前記ボ
ス2の直径を50μm、ボス2間ピッチを0.1mm程
度にした場合、この座標入力装置においては、0.1m
mの高分解能をもたせることができる。また、ボス2の
形状についても、半球状に限定されるものではなく、円
柱状、円錐状、角柱状あるいは角錐状等であっても良
く、複数種類の形状が混ざっていても良い。ボス2が、
角柱状あるいは角錐状の場合は、その底面の最大離間し
た2つの角点の間の距離を10μmから1mmの間に設
定する。そして、前記エンボス板3が、本発明の入力板
を、前記ボス2が本発明の突起をそれぞれ構成してい
る。
【0028】前記エンボス板3は伝搬体7上に設置され
ており、その伝搬体7の下方には前記エンボス板3とほ
ぼ等しい大きさの板状もしくはフィルム状の検出素子6
が設けられている。また、伝搬体7上には、前記エンボ
ス板3のX軸方向の1辺、及びY軸方向の1辺に沿っ
て、帯状の検出素子4,5がそれぞれ設けられている。
この検出素子4,5,6は、圧電素子によって構成され
ており、機械的振動を電気信号に変換する役割を果たし
ている。尚、前記検出素子6の大きさは、少なくとも、
エンボス板3と等しい大きさにする必要があり、これ
は、エンボス板3の端の方で発生した振動についても検
出できるようにするためである。従って、エンボス板3
よりも大きければ、特に問題はない。
【0029】使用者が、図2に示すように、無振動ペン
1を用いて、エンボス板3に文字を記入すると、無振動
ペン1のペン先はエンボス板3の表面に擦り付けられ
る。エンボス板3の表面には、前記ボス2が規則正しく
配置されているので、文字を記入するという動作によ
り、2つのボス2間の凹部に無振動ペン1のペン先がぶ
つかり、衝撃振動を周期的に発生させることになる。例
えば、図2に示すような線Aを記入した場合、P1及び
P2の位置で凹部にぶつかり、衝撃振動を2回発生させ
ることになる。P1で発生した衝撃振動は,図1に示す
ように、上下左右方向に伝搬し、衝撃振動の発生箇所で
あるP1から最も近い場所に設置されている検出素子6
に到達し、次いで、伝搬体表面上に設置されている検出
素子4、検出素子5の順に到達する。この検出素子6が
本発明の第1の検出手段を構成し、検出素子4,5が本
発明の第2の検出手段を構成している。
【0030】各検出素子による検出の様子を時系列的に
みると、検出素子4,5,6によって検出された信号波
形は、図3のようになる。
【0031】まず、最初にZ方向の検出素子6が衝撃振
動(Za)を検出し、ついで、衝撃振動の発生箇所であ
るP1に近いX軸方向の検出素子4が衝撃振動(Xa)
を、最後にY軸方向の検出素子5が衝撃振動(Ya)を
順次検出する。この検出時間の遅れtx1,ty1を測定
すれば衝撃振動が発生した場所P1の位置を算出するこ
とができる。そして、P2についても、同様にtx2,
ty2を測定すれば、その位置を算出することができ
る。
【0032】次に、測定回路のブロック図を図4に示
す。測定回路は、整流素子10、アンプ&コンパレ−タ
回路11、D型フリップフロップ回路12、水晶振動子
13、カウンタ回路14及びCPU15から構成されて
いる。前記検出素子6で検出された信号(図5中のZ
a)は、アンプ&コンパレ−タ回路11において図5中
のZcのように変換処理される。さらに、そのZcは、
D型フリップフロップ回路12に入り、その出力QはZ
Q (=’H’)となる。この信号がカウンタ回路14の
ゲ−トを開けるスタ−ト信号の役目をする。
【0033】前記検出素子4、5で検出された信号につ
いても同様の処理を経て、図6に示すようなX Q ,Y Q
号に変換される。そして、これらの信号は、カウンタ回
路14のゲ−トを閉めるストップ信号の役目をする。水
晶振動子13は、例えば、10MHZ程度のクロックであ
り、前記カウンタ回路14のゲ−トが前記スタ−ト信号
とストップ信号とによって開いている時間がカウントさ
れる。
【0034】ここで、図6に示すXQ,YQが共に’L’
になった場合、つまり衝撃振動が検出素子4、5に到達
し終わると同時にCPUに割り込み要求(INT=’
L’)がかかり、ワンチップマイコンであるCPU15
は割り込み処理に入る。
【0035】割り込み処理について、図7に示すフロー
チャートに基づいて説明する。
【0036】まず、割り込み処理ではX座標を求めるた
めに、図4に示す測定回路におけるXカウンタ値16を
読み込み、遅延時間txiに換算する(ステップ1、以
下S1と略称する。他のステップも同様)。遅延時間t
xiは、Xカウンタ値16からのカウンタ値Cxiに
0.1μsec(1クロックが0.1μsec)を掛け
ることによって得られる。次ぎに、S1において得られ
た遅延時間txiに伝搬速度Vを掛けることにより、振
動の発生箇所であるPiのX座標(Pxi)を算出する
(S2)。
【0037】続いて、Y座標についても同様の方法によ
り求めることができ、図4に示す測定回路におけるYカ
ウンタ値17からのカウンタ値Cyiに0.1μsec
を掛けることによって遅延時間tyiを求める(S
3)。次ぎに、S3において得られた遅延時間tyiに
伝搬速度Vを掛けることにより、振動の発生箇所である
P1のY座標(Pyi)を算出する(S4)。以上の処
理によって得られた位置情報(Pyi,Pxi)をCP
U15内にあるメモリに格納し(S5)、最後にインデ
ックスであるiを更新しリセット信号を出力する(S
6)。尚、前記伝搬速度Vは、伝搬体7として用いる材
料によって決定される固定値である。
【0038】例えば、図2における衝撃振動の発生箇所
P1について、Xカウンタ値16がカウンタ値Cxi=
10,Yカウンタ値17がカウンタ値Cyi=20の場
合、1クロック=0.1μsecで伝搬速度Vが約50
00m/secであることから、P1の位置座標はmm
単位で(Px1,Py1)=(5,10)と算出され
る。そして、算出が終了すると、CPU15はD型フリ
ップフロップ12及びカウンタ回路14に次の測定に備
えるためリセット信号を出し、初期状態に戻す。
【0039】人間の文字を書く速度は、約0.1m/s
ecであり、エンボス板3の凹部の間隔を約100μm
とすると、P2の衝撃振動は約1msec後に発生し、
上記と同様の処理が繰り返される。
【0040】このように、本実施例の座標入力装置によ
れば、従来のように、振動子を内蔵した振動ペンを用い
ていないので、その振動子にエネルギーを与えるための
リード線や信号の入出力のための信号線を必要とせず、
また、電池等を内蔵していないので、ペン自体が軽いも
のとなり、ユーザーがペンを用いて文字等を記入する場
合の操作性を向上させることができる。また、高価な積
層型の圧電素子から成る振動子を用いていないので、装
置のコストを抑えることができる。
【0041】さらに、本実施例の座標入力装置において
は、従来のように超音波振動を発する振動ペンを用いて
いないので、筆圧が高くなることにより伝達板の表面温
度が局所的に上昇し、群速度Vg,位相速度Vpの固有
速度が変化して検出精度が出ないといった問題がなくな
り、常に、安定した検出精度を保つことができる。
【0042】また、伝搬体7の下方にエンボス板3とほ
ぼ等しい大きさの検出素子6が設け、エンボス板3のX
軸方向の1辺、及びY軸方向の1辺に沿って、帯状の検
出素子4,5がそれぞれ設ける構成としているので、簡
単な計算によって振動の発生値を検出することができ
る。
【0043】尚、本実施例は、上述した実施例に限定さ
れるものではなく、種々の変更を加えることができる。
例えば、上記の実施例においては、検出素子4,5の形
状を図2示すような比較的面積の広い帯状のものとした
が、図7に示すように、円形状の小面積な圧電素子、あ
るいは小型マイクロフォンにしても良い。ただし、その
場合の算出式は、3平方の定理により以下のようにな
る。
【0044】 x=[(d0+d1+d2)(d0+d2-d1)(d0+d1-d2)(d1+d2-d0)]1/2/2d0 y=(d02-d12+d22)/2d0 ここで、d0は2つの検出素子4,5間の距離であり、d
1,d2は、衝撃振動の発生箇所であるP1から検出素子
4,5までの計測された距離である。さらに、図8にお
いては、検出素子を2箇所に設けているが、3箇所に設
けて、その3箇所の検出値に基づいて衝撃振動の発生箇
所を算出するように構成しても良い。
【0045】また、上記実施例においては、エンボス板
3と伝搬体7を別々に形成したものを使用したが、図9
に示すように、エンボス板3と伝搬体7とを同じ材質で
一体的に形成したものを用いても良い。これによって、
部品点数を減らすことができ、コストを低下させること
ができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の座標入力装置によれば、振動源を有しない無振動
ペンと、前記伝搬体上に設けられ、かつ表面に多数の突
起を有する入力板とを備え、前記検出手段は、前記入力
板の下方に前記伝搬体を介して設けられ、かつ前記無振
動ペンを前記入力板の表面に接触させることによって発
生する振動を最初に検出する第1の検出手段と、前記伝
搬体上の少なくとも2箇所に設けられ、それぞれ前記振
動を前記第1の検出手段に引続き検出する複数の第2の
検出手段とから構成されているので、従来のように、ペ
ンにリード線や信号線等を設ける必要がなく、前記無振
動ペンを用いて文字等を記入する場合の操作性を向上さ
せることができる。
【0047】また、前記第1の検出手段によって振動が
検出された時点を基準として、前記複数の第二の検出手
段によって振動が検出されるまでの時間を伝搬時間と
し、その伝搬時間を計測することにより振動の発生位置
を検出するので、簡単な構成により、正確な振動の発生
位置を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の座標入力装置の構成を示す図であ
る。
【図2】本実施例の座標入力装置の構成を示す図であ
る。
【図3】各検出素子によって検出される衝撃振動Za,
Xa,Yaの信号波形の説明図である。
【図4】本実施例の測定回路のブロック図である。
【図5】衝撃振動Zaを測定回路において変換した結果
得られる信号波形の説明図である。
【図6】各信号間のタイムチャートである。
【図7】位置座標を算出する割込み処理を示すフローチ
ャートである。
【図8】小面積型の検出素子を用いた変形例を示す図で
ある。
【図9】エンボス板の変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 無振動ペン 2 ボス 3 エンボス板 4 検出素子 5 検出素子 6 検出素子 7 伝搬体
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−146148(JP,A) 特開 昭62−187925(JP,A) 特開 平7−28593(JP,A) 特開 昭63−120326(JP,A) 特開 平5−233133(JP,A) 特開 平7−129601(JP,A) 特開 昭63−239518(JP,A) 実開 昭60−174126(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/03 - 3/033

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械的振動を伝搬する伝搬体と、その伝
    搬体によって伝搬された振動を検出して電気信号に変換
    する検出手段とを備え、その検出手段からの電気信号に
    基づいて振動の伝搬時間を計測することによりその振動
    の発生位置を検出する座標入力装置において、 振動発生源を有しない無振動ペンと、前記伝搬体上に設
    けられ、かつ表面に多数の突起を有する入力板とを備
    え、 前記検出手段は、前記入力板の下方に前記伝搬体を介し
    て設けられ、かつ前記無振動ペンを前記入力板の表面に
    接触させることによって発生する振動を最初に検出する
    第1の検出手段と、前記伝搬体上の少なくとも2箇所に
    設けられ、それぞれ前記振動を前記第1の検出手段に引
    続き検出する複数の第2の検出手段とから成ることを特
    徴とする座標入力装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の検出手段によって振動が検出
    された時点を基準として、前記複数の第二の検出手段に
    よって振動が検出されるまでの時間を伝搬時間とし、そ
    の伝搬時間を計測することにより振動の発生位置を検出
    することを特徴とする請求項1に記載の座標入力装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の検出手段は、少なくとも前記
    入力板とほぼ等しい大きさの板状もしくはフィルム状の
    部材で構成されていることを特徴とする請求項1に記載
    の座標入力装置。
  4. 【請求項4】 前記入力板を略正方形もしくは略長方形
    とし、前記第2の検出手段は、その入力板のX軸方向の
    一辺、及びY軸方向の一辺にそれぞれ沿って配置したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の座標入力装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の検出手段及び第2の検出手段
    は、板状もしくはフィルム状の圧電素子であることを特
    徴とする請求項1乃至請求項3に記載の座標入力装置。
  6. 【請求項6】 前記突起は、ほぼ等しい間隔でX軸方向
    及びY軸方向に規則正しく配列されていることを特徴と
    する請求項1に記載の座標入力装置。
  7. 【請求項7】 前記突起を半球状、円柱状あるいは円錐
    状に形成し、その底面の直径を10μmから1mmの間
    に設定したことを特徴とする請求項1もしくは5に記載
    の座標入力装置。
  8. 【請求項8】 前記突起を角柱状あるいは角錐状に形成
    し、その底面の最大離間した2つの角点の間の距離を1
    0μmから1mmの間に設定したことを特徴とする請求
    項1もしくは5に記載の座標入力装置。
  9. 【請求項9】 前記入力板と前記伝搬体とを同一の材質
    で一体的に形成たことを特徴とする請求項1に記載の座
    標入力装置。
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