JP3502543B2 - テストケース生成システム及びテストケース生成方法 - Google Patents

テストケース生成システム及びテストケース生成方法

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JP3502543B2
JP3502543B2 JP11384298A JP11384298A JP3502543B2 JP 3502543 B2 JP3502543 B2 JP 3502543B2 JP 11384298 A JP11384298 A JP 11384298A JP 11384298 A JP11384298 A JP 11384298A JP 3502543 B2 JP3502543 B2 JP 3502543B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テストケース生成
システム及びテストケース生成方法に関し、特に、機能
仕様書上の記述とテストケースの間のリンクを提供して
整合性を維持することによって、機能仕様の確認上必要
十分なテストケースを自動生成し、もってシステム開発
上の機能テストにおける品質向上と工期短縮を実現する
ための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、システム開発においては、設計
段階からテスト段階まで複数の段階を経てシステムが完
成する。
【0003】まず、プログラム設計段階において、要求
される機能を記述した設計仕様書(機能仕様書)を作成
する。そして、プログラム開発段階において、機能仕様
書に基づいてプログラムが作成される。その後に、テス
ト設計段階において、作成したプログラムが要求される
機能を実現するか否かを検証するためのテストケースを
記述したテスト仕様書を作成する。そして、テスト段階
において、テスト仕様書に基づいてテスト用のデータを
作成し、このテストデータによって当該プログラムのテ
ストを実行するという手順が一般的に用いられている。
最終的に、テスト仕様書に基づいて所望する結果が得ら
れた段階で当該プログラムは完成する。
【0004】このため、機能仕様書上の機能要求を満た
すプログラムを開発するためには、機能仕様書に記載さ
れた機能仕様に基づいて、これを網羅するようなテスト
ケースが作成されなければならないのである。
【0005】以下に、従来技術におけるテストケースの
生成手法について説明する。第1には、機能仕様書に基
づいて、人手によってテストケースを作成する手法があ
る。具体的には、機能仕様書に記述された機能の内容を
人が判断して、これに基づいてテスト項目(テストケー
ス)の検討、作成を行っていた。
【0006】また、第2には、テストケース作成用の専
用ツールを用いる手法がある。具体的には、機能仕様書
に記述された機能の内容に基づき、専用言語や図表現な
ど、機能仕様書上の表現とは別表現となるフォーマット
で、機能仕様を再入力し、この入力内容からテストケー
スの自動生成を行っていた。
【0007】従来技術におけるこうした自動化ツールと
しては、以下のものがある。第1のツールとして、特開
平7−253905号公報掲載の「テストケース作成装
置及びテストケース作成方法」において、機能仕様(動
作仕様)に基づいて状態遷移図を入力し、この状態遷移
図に対して有向グラフとして探索を行うことによってテ
ストケースを自動生成する手法が開示されている。
【0008】また、第2のツールとして、特開平9−6
604号公報掲載の「試験仕様書作成支援装置」があ
る。ここでは、まず、プログラムの設計仕様書に基づ
き、機能名と、これに対応する機能概要、入力装置、入
力内容、入力条件、出力装置、出力情報などの項目をツ
ール用のフォーマットに合わせて入力し、この入力内容
に基づいて機能概要(各モジュールに対応する)レベル
の機能別試験仕様書情報を試験項目データベースとして
保持する。そして、この試験項目データベースを検索す
ることによってプログラム設計仕様書に対応する機能別
試験仕様書を出力する手法が開示されている。
【0009】しかしながら、上述した従来のテストケー
ス生成の手法には、以下の問題点があった。
【0010】まず、第1の人手によるテストケースの作
成では、機能仕様書上に記述された機能に基づいて、テ
ストケースを検討するという判断のステップが介在する
ため、機能仕様を完全に網羅したテストケースを作成す
ることが困難であった。
【0011】また、第1の人手による手法を自動化する
目的の第2の専用ツールによるテストケースの生成手法
においても、事情は同様であり、機能仕様を完全に網羅
してテストケースを生成することは困難であった。
【0012】以下にその理由を説明する。一般に、機能
仕様書においては、自然言語の文章により仕様が記述さ
れるが、各機能について、表形式で記述されることが多
い。これは、表形式の表現が、文章表現その他よりも明
瞭かつ正確であることによる。ところが、従来技術にお
ける専用ツールでは、こうした機能仕様書における表形
式の機能記述とは別表現である状態遷移図などのフォー
マットに対して、機能仕様の再入力を行う構成となって
いた。このため、機能仕様の入力に際しての別表現への
変換、判断が介在するため、機能仕様を完全に網羅した
テストケースを作成することが困難であった。
【0013】また、先述のテストケースの検討や、別表
現への変換を行うためには、プログラム言語や図表現な
どについての習熟が必須であり、限られた専門要員に作
業を依存することとなっていた。
【0014】さらに、近年のシステムの大規模化、複雑
化に伴い、こうした困難性は加速し、テストケースの作
成に多くの時間と労力を要することとなって、システム
開発におけるボトルネックを構成していた。
【0015】このため、結果的に、プログラム、システ
ムの品質低下、開発期間の長期化を招聘していた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、本発明
は、従来技術における、機能仕様書情報とテストケース
の間のリンクがなく、整合性が維持できなかったため
に、テストケース生成用のデータエントリーを要し、ま
た機能仕様を十分網羅した高品質のテストが行えなかっ
たという問題点を解決するためになされたものである。
【0017】そして、その目的とするところは、機能仕
様書で用いられる表形式の仕様データを項目毎抽出して
データベース化し、この機能仕様データベースからの検
索結果に基づいてテストケースを自動生成することによ
って、機能仕様書情報とテストケースの間のリンクを提
供し、整合性を維持して、機能仕様を十分網羅した高品
質かつ効率的なテストを可能とするテストケース生成シ
ステム及びテストケース生成方法を提供することにあ
る。
【0018】また、他の目的は、表形式での機能仕様表
現だけではカバーできない機能仕様や、後からの新たな
機能追加に対応した、新たなパラメータをテストケース
に適用可能にすることによって、さらに柔軟にテストケ
ースを生成してテストデータ作成を自動化することにあ
る。
【0019】また、他の目的は、機能仕様データベース
検索の際に、テスト項目の入力内容に応じて、適宜デー
タベース中のテーブルを結合させることによって、機能
仕様データベース中の各テーブルを意識することなく、
柔軟なデータベースの検索を実現することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
めの、本発明の第1の特徴は、上述のように、各機能が
表形式で記述されている点に着目し、機能仕様書と同一
フォーマットである表形式の仕様データをそのまま入力
とし、項目毎に抽出して機能仕様データベース化してプ
ログラム設計時とテスト設計時におけるデータの共用・
再利用を図る点にある。さらに、テスト項目データか
ら、これに関連する項目データの組み合わせを機能仕様
データベースから抽出し、この項目データに基づいてテ
ストケースを自動生成する点にある。
【0021】また、第2の特徴は、テストケースに対し
て新たなパラメータを付加するための規則であるテスト
ルールを登録、適宜テストケースに適用可能とする点に
ある。
【0022】また、第3の特徴は、入力されたテスト項
目を有するデータベース中のテーブルの検索を行い、デ
ータベース中のテーブルを、各項目データが矛盾しない
ように適宜結合する点にある。
【0023】かかる機能を実現するために、請求項1の
発明においては、機能仕様データに基づいて、対象物の
機能の検証を行うためのテストケースを生成するテスト
ケース生成システムであって、各項目間における項目デ
ータの組み合わせを表形式で記述する機能仕様データの
入力に従って、前記表の各行データに対応するフォーマ
ットで、前記項目データの組み合わせをテーブルに変換
する機能仕様データ管理部と、前記表に対応する前記テ
ーブルを記憶する機能仕様データベースと、機能の検証
を行う対象を指定するテスト項目データを入力するテス
ト仕様入力部と、前記機能仕様データベースを検索し
て、前記テスト項目データを含む1又は複数のテーブル
から、前記テスト項目データと関連を有する項目データ
の組み合わせを抽出し、該項目データの組み合わせに従
ってテストケースの生成を行うテストケース生成部とを
少なくとも具備することを特徴とするものである。
【0024】上記構成によれば、仕様書で用いられてい
るのと同じ表現形式である表形式の機能仕様データをそ
のままデータベース化することが可能となる。また、こ
のデータベース化した機能仕様データから、関連する各
項目間の項目データ(項目値)の組み合わせ情報を得る
ことが可能となる。つまり、所望するテスト項目データ
に対して、機能仕様を十分網羅したテストケースを自動
生成することが可能となるのである。
【0025】尚、ここで、表とは、一般の表計算ソフト
ウエアやワードプロセッサなどを用いて作成され、機能
仕様書をはじめとする通常の文書内で使用される表形式
となった項目データの集合をいう。また、テーブルと
は、この表から後述するアルゴリズムによって一義的に
作成され、データベース中に格納されるフォーマットと
なった項目データの集合をいう。
【0026】また、請求項2の発明においては、前記テ
ストケース生成部は、さらに、前記テスト項目データを
含む前記テーブルが複数である場合には、前記複数のテ
ーブルの間での共通項目データを有する行データ同士を
結合し、該結合された行データから、前記入力項目デー
タに対応する項目データの組み合わせを抽出するテーブ
ル結合手段を有することを特徴とする。
【0027】上記構成によれば、複数のテーブルが探索
された場合に、複数のテーブルを、各テーブル間の共通
項目データが矛盾しないよう、整合性を維持して結合す
ることが可能となる。つまり、機能仕様データベース上
の各テーブルのフォーマットを意識することなく、柔軟
な検索を行うことが可能となるのである。
【0028】また、請求項3の発明においては、上記テ
ストケース生成システムは、さらに、各項目に対応し
て、各項目データを操作するための規則であるテストル
ールを定義するテストルール登録部と、該テストルール
を記憶するテストルール記憶手段と、該テストルール
を、前記テストケースの対応する項目に対して適用し
て、複次的なテストルールへの展開を行うテストルール
適用部とを具備することを特徴とする。
【0029】上記構成によれば、機能仕様データベース
の検索により得られたテストケースに対して、各項目デ
ータを適宜操作、展開することが可能となる。つまり、
派生的に新たなパラメータをテストケースに対して付加
することが可能となり、また、テストデータの生成まで
を自動化することが可能となるのである。
【0030】また、請求項4の発明においては、上記テ
ストケース生成システムは、さらに、前記テストルー
ル、および機能仕様データの付加データのいずれか1以
上についての記述を行う補助言語手段を有することによ
り、表形式で表現することが困難な仕様についてもプロ
グラミング言語などにより記述可能となり、表形式を補
完して、より具体的な、仕様を確実に網羅したテストケ
ースの生成が可能となるのである。
【0031】また、請求項5の発明においては、上記テ
ストケース生成システムは、さらに、 前記機能仕様デ
ータ管理部に対して入力された前記機能仕様データの中
に記述された用語を抽出し、該抽出された用語を用語デ
ータとして登録する用語データ管理部と、該用語データ
を記憶する用語データ記憶手段と、該用語データを用い
て、入力された前記機能仕様データおよびテスト仕様デ
ータのいずれか1以上の入力データ内容の補完を行う入
力補助手段とを具備することを特徴とする。
【0032】上記構成によれば、入力データを蓄積して
用語辞書化し、この用語辞書を入力データに適用するこ
とが可能となる。つまり、用語辞書を用いて、機能仕様
やテスト仕様などの新たな入力内容について、入力の検
証、補完を行うことが可能となる。
【0033】また、請求項6の発明においては、上記テ
ストケース生成システムは、さらに、前記機能仕様デー
タベース、前記テストルール記憶手段、前記用語データ
記憶手段のいずれか1つ以上に対して、直接データの操
作を行うデータベースインターフェース部を具備するこ
とにより、保有データの変更、追加、削除など、各デー
タについて、直接メンテナンスを行うことが可能となる
のである。
【0034】また、請求項7の発明においては、前記テ
スト仕様入力部に対して入力される前記テスト仕様デー
タは、機能の検証を行う対象となる項目データの組み合
わせが表形式で記述されていることにより、機能仕様の
入力と統一した表形式のフォーマットで簡単かつ確実に
テスト仕様の入力、検索リストの作成を行うことが可能
となる。
【0035】また、請求項8の発明においては、上記テ
ストケース生成システムは、さらに、前記テストケース
生成部から出力される前記テストケースの各項目データ
に対応するヘッダを付加して、該項目データに対応する
テストケースを含むテスト仕様書を出力するテストケー
ス出力部を具備することにより、生成されたテストケー
スに基づくテスト仕様書フォーマットを自動生成するこ
とが可能となる。
【0036】また、請求項9の発明においては、上記テ
ストケース生成システムは、さらに、前記テストケース
出力部が出力する前記テストケースの入力に従って、該
テストケースに記述された項目データの組み合わせを満
たすテストデータを生成するテストデータ生成部を具備
することにより、生成されたテストケースを入力とし
て、対応する機能テストの入力用テストデータを自動生
成することが可能となる。
【0037】また、請求項10の発明においては、各項
目間における項目値の組み合わせを表形式で記述する機
能仕様データの入力に従って、前記表に記述された各項
目値と該項目値に対応する項目名との対応付けを含む項
目データを作成し、前記表の各行に記述された項目に一
義的に対応する前記項目データのリストを1の項目デー
タ群として、前記表に一義的に対応するテーブルに変換
する機能仕様データ管理部と、前記表に対応する前記テ
ーブルを関係型データベースに記憶する機能仕様データ
ベースとを、少なくとも具備することを特徴とする。
【0038】上記構成によれば、仕様書で用いられてい
るのと同じ表現形式である表形式の機能仕様データをそ
のままデータベース化することが可能となる。
【0039】また、請求項11の発明においては、対象
物の機能の検証を行う対象を指定するテスト項目データ
を指示するテスト仕様データの入力に従って、前記テス
ト項目データに対応する項目データの検索を行うための
検索リストの作成を行うテスト仕様入力部と、各項目間
における項目データの組み合わせを表形式で記述する機
能仕様データに対応して、前記表の項目値と該項目値に
対応する項目名との対応付けを、前記表の各行に記述さ
れた項目に一義的に対応する項目データのリストとし
て、前記表に一義的に対応するテーブル中に保持する機
能仕様データベースに対して、前記検索リスト上の項目
データと一致する項目データを有する1または2以上の
テーブルを探索し、前記探索によって得られたテーブル
が複数である場合には、前記複数のテーブルの間での共
通項目データを有する行データ同士の結合を、テーブル
が1つに結合されるまで繰り返し行い、得られた1のテ
ーブルの行データから前記検索リスト上の前記項目デー
タに対応する項目データを抽出し、該抽出された項目デ
ータに基づいてテストケースの生成を行うテストケース
生成部とを少なくとも具備することを特徴とする。
【0040】上記構成によれば、データベース化された
機能仕様データから、関連する各項目間の項目データ
(項目値)の組み合わせ情報を得ることが可能となる。
つまり、所望するテスト項目データに対して、機能仕様
を十分網羅したテストケースを自動生成することが可能
となるのである。
【0041】さらに、本発明方法(請求項12)は、機
能仕様データに基づいて、対象物の機能の検証を行うた
めのテストケースを生成するテストケース生成方法であ
って、各項目間における項目データの組み合わせを表形
式で記述する機能仕様データの入力に従って、前記表の
各行データに対応するフォーマットで、前記項目データ
の組み合わせをテーブルに変換する機能仕様データ登録
ステップと、機能の検証を行う対象を指定するテスト項
目データの入力に従って、前記テスト項目データに対応
する項目データの検索を行うための検索リストの作成を
行うテスト仕様入力ステップと、前記検索リスト上の項
目データを含む1又は複数のテーブルから、前記テスト
項目データと関連を有する項目データの組み合わせを抽
出し、該項目データの組み合わせからテストケースの生
成を行うテストケース生成ステップとを含むことを特徴
とする。
【0042】上記ステップによれば、仕様書で用いられ
ているのと同じ表現形式である表形式の機能仕様データ
をそのままデータベース化することが可能となる。ま
た、このデータベース化した機能仕様データから、関連
する各項目間の項目データ(項目値)の組み合わせ情報
を得ることが可能となる。つまり、所望するテスト項目
データに対して、機能仕様を十分網羅したテストケース
を自動生成することが可能となるのである。
【0043】さらに、本発明に係る記録媒体(請求項1
4)は、機能仕様データに基づいて、対象物の機能の検
証を行うためのテストケースを生成するテストケース生
成プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記
録媒体であって、各項目間における項目データの組み合
わせを表形式で記述する機能仕様データの入力に従っ
て、前記表の各行データに対応するフォーマットで、前
記項目データの組み合わせをテーブルに変換する機能仕
様データ登録ステップと、機能の検証を行う対象を指定
するテスト項目データの入力に従って、前記テスト項目
データに対応する項目データの検索を行うための検索リ
ストの作成を行うテスト仕様入力ステップと、前記検索
リスト上の項目データを含む1又は複数のテーブルか
ら、前記テスト項目データと関連を有する項目データの
組み合わせを抽出し、該項目データの組み合わせからテ
ストケースの生成を行うテストケース生成ステップとを
含むことを特徴とする。
【0044】上記ステップによれば、仕様書で用いられ
ているのと同じ表現形式である表形式の機能仕様データ
をそのままデータベース化することが可能となる。ま
た、このデータベース化した機能仕様データから、関連
する各項目間の項目データ(項目値)の組み合わせ情報
を得ることが可能となる。つまり、所望するテスト項目
データに対して、機能仕様を十分網羅したテストケース
を自動生成することが可能となるのである。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
形態を詳細に説明する。
【0046】本実施形態の構成は、表形式の機能仕様デ
ータの入力に従って、機能仕様データベースを構成する
機能仕様データの管理部分と、この機能仕様データベー
スに対して検索を行い、テストケースを自動生成するラ
ンタイム部分とに大別される。
【0047】図1に示すように、本実施形態に係るテス
トケース生成システムは、機能仕様データ管理部10
と、機能仕様データベース20と、テストルールライブ
ラリ30と、用語辞書ライブラリ40と、データベース
インターフェース部50と、テスト仕様入力部60と、
テストケース生成部70と、テストケース出力部80
と、テストデータ生成部90と、テスト実行部100と
を備えている。
【0048】機能仕様データ管理部10は、表形式で入
力される機能仕様データや付加情報であるテストルール
データの登録の管理を行う。
【0049】機能仕様データ管理部10は、さらに、機
能仕様入力部12と、表解析・変換部14と、マクロ登
録部16と、用語辞書管理部18とを備えている。
【0050】機能仕様入力部12は、仕様書の中で用い
られている表形式による機能仕様データの入力を受け
る。尚、かかるデータの入力は、仕様書と同一の表のフ
ォーマットに対して再入力を行ってもよいが、予め表計
算ソフトウエアやワードプロセッサによって作成されて
いる表に対応するファイルが存在していれば、これをそ
のまま入力ファイルとしてインポートすることにより、
さらに、入力のワークロードを軽減することができる。
【0051】表解析・変換部14は、機能仕様入力部1
2に対して入力された表を、機能仕様データベース20
上での形式に合わせて、変換処理を行い、データベース
登録を行う。
【0052】マクロ登録部16は、生成されたテストケ
ースの項目に対する操作を行うための規則であるテスト
ルールを、マクロ形式で、マクロライブラリ24に対し
て登録する。尚、テストルールの詳細については後述す
る。
【0053】用語辞書管理部18は、機能仕様入力部1
2に対して入力された表の中で用いられた単語などの用
語を抽出し、用語辞書ライブラリ40に対して登録す
る。
【0054】機能仕様データベース20は、さらに、入
力された表に対応するテーブルを格納する機能仕様RD
B(Relational Database)と、マ
クロ形式により記述されるテストルールを格納するマク
ロライブラリ24とにより構成される。なお、この他の
用語辞書ライブラリ40やテストルールライブラリ30
も含め、これらのデータベースおよびライブラリは、ア
クセスのされ方や頻度により、物理編成方式は適宜定め
られるが、表形式の入力に対応し、柔軟なアクセスが可
能な関係型データベースであることが望ましい。また、
テストルールライブラリ30は、複数のマクロ(関数)
で共用されるようなシステム提供の汎用ルーチンについ
て、別ライブラリとして構成したライブラリである。
【0055】データベースインターフェース部50は、
機能仕様データベース20や、テストルールライブラリ
30、用語辞書ライブラリ40に対して、直接データの
変更、追加、削除、再編成などの管理を行い、各データ
ベースのメンテナンスの機能を提供する。そのため、例
えば、誤った仕様を入力した場合でも適宜修正が可能と
なる。
【0056】次に、テスト仕様入力部60は、求めたい
テスト仕様データの入力を受け、機能仕様データベース
20を検索するための検索リストを作成する。テスト仕
様入力部60は、さらに、テスト仕様入力のインターフ
ェース部分であるテスト項目入力部62と、入力された
テスト仕様データから、機能仕様データベース20を検
索するための検索リストの作成を行うテスト項目解析・
変換部64とから構成される。
【0057】テストケース生成部70は、与えられた検
索リストを用いて機能仕様データベース20の検索を行
い、テスト仕様データに対応するテストケースの生成を
行う。
【0058】テストケース生成部70は、さらに、機能
仕様検索部72と、テストルール適用部74とにより構
成される。
【0059】機能仕様検索部72は、機能仕様データベ
ースから、検索リストに対応する項目データ(項目名、
項目値)の検索を行う。
【0060】テストルール適用部74は、機能仕様検索
部72によって探索されたテーブルの項目に対応するテ
ストルールを、マクロライブラリ24およびテストルー
ルライブラリ30から検索・展開し、機能仕様検索部7
2によって得られたテストケースに対して適用して、最
終的なテストケースを生成する。尚、探索されたテーブ
ルに対応するテストルールが定義されていない場合に
は、テストルール適用部74での処理はバイパスして、
機能仕様検索部72で直接テストケース生成を行う構成
とすることは任意である。
【0061】テストケース出力部80は、テストケース
生成部70により最終的に得られたテストケースのデー
タに合わせて適宜項目レイアウトの変更(整形)を行
い、項目名のヘッダを付加してテスト仕様書の形式で各
テストケースを出力する。
【0062】テストデータ生成部90は、テストケース
出力部80により出力されたテストケースに対応して、
実際の機能テストに対する入力データとなるテストデー
タの生成を行う。
【0063】テスト実行部100は、テストデータ生成
部90からのテストデータの入力を受けて所定の機能テ
ストを行い、結果データを出力する。
【0064】また、ここで、本実施形態が具備するハー
ドウエア構成は、各種処理を行うためのCPUと、キー
ボード、マウス、各種リーダーなどの入力装置と、メモ
リ装置や各種ディスク装置などの外部記憶装置と、ディ
スプレー装置、プリンタ装置などの出力装置とを備えた
通常のコンピュータシステムを用いて実現することがで
きる。尚、CPUは、各種処理を行う演算部と、各種処
理のための命令及びデータを記憶する主記憶部とを備え
る。
【0065】尚、上述したテストケース生成を実現する
ためのプログラムは、メモリ装置、磁気ディスク装置、
光ディスク装置などの各種記録媒体に保存することがで
きる。かかる記録媒体をコンピュータにより読み出し、
当該プログラムを実行することにより、本発明を実施す
ることができるのである。
【0066】本実施形態に係るテストケース生成システ
ムは、上記のように構成されており、以下、その処理の
流れにつき、説明する。まず、第1に、機能仕様データ
の登録時の処理内容について説明する。まず、機能仕様
入力部12に対して、表形式によって機能仕様データが
入力される。
【0067】ここで、機能仕様入力部12に対して、入
力される表の例を、図2に示す。
【0068】ここで入力される表は、一般の表計算ソフ
トウェアやワードプロセッサ等を用いて作成され、通常
の文書で使用される表の形式であり、かかる表形式のデ
ータはそのまま文書仕様書でも利用することができるデ
ータである。
【0069】図2は、入力とシステムの状態に対応して
変化する、処理およびランプ点灯の状態に関する機能仕
様を示す表である。図2(a)はR1からR4までの4
つの行を有し、また図2(b)はR5からR7までの3
つの行を有し、それぞれが1つの表を構成している。以
下においては、図2の表が入力されたものとして、具体
例の説明を行う。
【0070】次に、表解析・変換部14が、入力された
表に対応するテーブルを生成し、機能仕様RDB22に
対して機能仕様データの登録を行う。
【0071】まず、入力された表の各行に対応して、各
列ごとの項目名とその項目値のリスト[(項目名、
値)、(項目名、値)、…]の形式で1レコード(エン
トリー)を構成する。そして、入力された表に対応し、
入力された表の行数分のレコードを1つの単位としたテ
ーブルが、機能仕様RDB22に登録される。
【0072】図3に、表解析・変換部におけるアルゴリ
ズムのフローチャートを示す。まず、入力された表のヘ
ッダ部から、必要な項目名を取得する(S10、S1
1)。次に、各項目名に対応して表の各行に記述された
各項目値を、表のデータ部から抽出する(S12)。こ
の各項目値のそれぞれを、対応する項目名と対応づけて
項目データを構成し(S13)、表の各行に含まれる項
目に対応する項目データのリストを1レコードとして、
表の各行に対応するレコードを構成する(S14)。
【0073】S12からS14までの各行ごとの処理
を、入力された表の全行分について繰り返し行う(S1
5)。そして、最後に、テーブル毎にユニークとなる識
別子をテーブルに付与する(S16)。このように作成
されたテーブルが、機能仕様RDB22に対して登録さ
れる(S18)。
【0074】尚、ここで、例えば「入力がONである場
合の状態表」などのように、表の全体に対して前提条件
が存在する場合には、機能仕様データの入力の際に、後
述の補助言語を用いて、各表に対する条件を記述する。
こうして各表についての条件が付加された場合には、テ
ーブル作成時に前提条件が、補助言語を用いてテーブル
に対して付加される(S17)。
【0075】また、図2に説明した表解析・変換の処理
と同時に、用語辞書管理部18が、表の中で使われた用
語を抽出し、用語辞書ライブラリ40に対して登録す
る。この用語辞書のデータは、入力内容のチェックに用
いられる。即ち、機能仕様入力部12およびテスト項目
入力部62などに対しての入力時に、用語辞書のデータ
を用いて入力内容をチェックすることで、入力単語を補
完、検証することができる。かかる用語辞書ライブラリ
を用いた入力補助手段によって、入力をさらに容易に
し、また、入力精度を向上させることができる。
【0076】次に、テストケース生成のランタイムの処
理内容について説明する。
【0077】テストケースを生成する場合には、まず、
テスト項目入力部62に対して、求めたいテスト仕様デ
ータを入力する。入力形式は、任意であるが、機能仕様
入力部12に対する入力と同様の表形式とすれば、統一
した入力形式を提供できるため、表計算ソフト等による
表形式の入力が望ましい。
【0078】図2に示された機能仕様の表に対応する、
「運転中」の状態における入力と点灯ランプの動作を確
認するためのテスト仕様データを、図4(a)に示す。
テスト仕様は、図4(a)に示すように、表の項目名が
並ぶヘッダの形式で記述する。そして、各項目名の中
で、値が指定されている「状態」項目C2は既定の条件
として扱われる。即ち、「状態」項目C2が「運転中」
の値を持つ行レコードだけが検索され、この「運転中」
の値をとりうるテストケースだけが生成されることとな
る。一方、値が指定されていない「入力」項目C1、
「点灯ランプ」項目C3については、他の項目によって
与えられる条件の範囲内で、項目C1、C3が取り得る
全ての値が検索される。
【0079】この入力されたテスト仕様データに従い、
テスト項目解析・変換部64が、前述した表解析・変換
部14と同様の項目名抽出処理を行う。即ち、テスト仕
様データとして値が指定された項目値を検索条件として
用い、他の項目について、指定された項目値に対応する
項目値のみを検索することとなる。ここでは、入力され
た項目データに基づき、機能仕様データベース20に対
する検索リストが生成される。その際、テスト仕様デー
タの各項目について、値の指定されている項目はその項
目値を入れ、一方項目値が指定されていない項目は別の
リストに分割してリストを生成するなど、検索リストを
適宜変換してもよい。このような検索リストの構成とす
れば、項目値が与えられた項目についてのみ先にテーブ
ルを探索し、検索対象範囲を収束することで、検索効率
を向上させることができる。
【0080】次に、機能仕様検索部72は、入力された
テスト仕様を満足する項目データ(項目名と項目値)の
組み合わせを、機能仕様データベース20のテーブルか
ら検索する。
【0081】図5に、機能仕様データベースに対する検
索処理のアルゴリズムを示す。
【0082】まず、仕様データとして入力された各項目
名を含むテーブルを機能仕様データベースから探索する
(S71)。このとき、項目名が複数のテーブルに含ま
れる場合には、入力された項目名をより多く含むテーブ
ルが優先して選択される。このようにすれば、後述する
テーブル結合の処理を軽減することができる。
【0083】次に、ステップS73以降の処理では、選
択した各テーブルの項目データを基に、それぞれのテー
ブルの間の結合が行なわれる。この結合は、結合される
相互のテーブルの項目データが矛盾しないように行われ
る。具体的には、結合されるテーブルに共通項目データ
がある場合には、それぞれのテーブル中で、同じ項目値
をもつ行データの間で結合が行われる。
【0084】以下、上述の図2の2つの表が機能仕様と
して与えられている場合に、テスト仕様として図4
(a)が入力された場合の具体例に基づき、S73以下
の結合処理を説明する。
【0085】いま、S71において、図2の2つの表に
対応するテーブルが探索され、このうち、「入力」項
目、「状態」項目については図2(a)のテーブルが、
「点灯ランプ」項目については図2(b)のテーブルが
選択されたとする。まず、選択された2つのテーブルの
うち1つを選択して結合の基準となる(被結合)テーブ
ルAとする(S73)。また、他方のテーブルを、結合
するテーブルBとする(S75)。
【0086】この2つの表には、共通する項目「処理」
があるので(S76)、この共通項目である「処理」項
目を用いて2つのテーブルを結合する(S82)。結合
がされた後、テーブルBをリストから削除する(S8
3)。
【0087】即ち、「処理」項目を用いて「入力」、
「状態」、「処理」、「点灯ランプ」の各項目を持つテ
ーブルが結合により作成される。図2(a)のテーブル
では、「状態」項目の項目値が「運転中」である場合
の、「処理」項目の値は、“実行”、“待機”の2種類
である(R2、R4)。一方、図2(b)のテーブルの
「処理」項目の項目値には、この他に、“停止”という
値がある。ステップS82では、この2つの表に共通し
た「処理」項目の値が矛盾しないように項目をつなぎ合
わせ、結果として図4(b)に示されるような項目デー
タを含む行データを生成する。即ち、図2(a)のR2
の行データと図2(b)のR6の行データ、及び図2
(a)のR4の行データと図2(b)のR7の行データ
とが、それぞれつなぎ合わせられ、図4(b)の行デー
タが生成される。ここで、もし、2つのテーブルに共通
項目データが無く、また、機能仕様に対応する他の全て
のテーブルを使っても共通項目データが見つけられない
場合には、2つのテーブルは単純に連結される(S8
1)。
【0088】以上の処理は、仕様データとして入力され
た全ての項目名が探索され、かつ各項目について選択さ
れたテーブルが一つに結合されるまで繰り返される(S
73〜S83)。
【0089】そして、最後に、結合されたテーブルの各
行データを出力する。この各行データは、与えられた仕
様データの項目値に関連する他の項目値の、機能仕様に
基づく組み合わせパターンを示している。従って、この
テーブルの結合を、ありうる全てのテーブルの組合せに
対して行なうことで、機能仕様の組合せを網羅したテス
トケース生成が可能となるのである。この出力時には、
表の探索順や組合せ等により、重複した検索結果が得え
られた場合は、重複する結果をそれぞれ保持、出力はさ
れず、全ての検索結果が一度だけ出力される。
【0090】以上の処理によって生成されたテストケー
スは、テストケース生成部70で最終的に得られたテス
トケースの行データに合わせて、テスト仕様データ入力
時のヘッダの下に各テストケースが並べられた形式のテ
スト仕様書として出力される。
【0091】ここでのテストケースは、入力されたテス
ト仕様データの項目に対応させて列データを適宜抽出、
編集して作成することができる。また、後述するよう
に、テストルール適用によってヘッダの項目名が変化し
た場合は、この際にヘッダの変更が併せて行なわれる。
【0092】このように作成されたテストケースから、
さらにテストデータを生成し、これを入力データとして
テストを自動的に行うこともできる。
【0093】次に、上述したテストケース生成に際し
て、テストルールを適用する処理の内容について、以下
に説明する。
【0094】テストルールとは、テストケース中のある
項目名や所定の条件に従って各項目を操作し、新たなパ
ラメータをテストケースに付加するための規則である。
このテストルールは、補助言語などの手法を用いて記述
される。このテストルールを用いれば、あるテストケー
スから、派生的にテストケースを生成したり、また、表
入力の機能仕様の項目値だけでは、直接テストデータが
生成できないような場合には、この項目値に対してさら
に具体的な値生成の指示を行うことができる。
【0095】図6から図8に、C言語に類似した補助言
語で記述され、適用されるテストルールの例を示す。
【0096】図6は、各項目データと、これに対応する
テストルールとの対応関係を示す表である。テストルー
ル対応表は、各項目データに対応して記述される関数名
(マクロ名)と、追加される項目データ、削除される項
目データなどのパラメータにより構成される。例えば、
図6に示すように、補助言語との対応表に、項目名(こ
の場合は「処理」項目)に対する各項目データに対応し
たルールである関数check_stop()、che
ck_ready()、check_run()と、補
助言語によって追加されるパラメータと、追加に伴って
削除されるパラメータが指定される。次にテストルール
として、項目名に対応したそれぞれの関数がマクロ形式
で記述される(図7)。各関数は必要なパラメータを生
成する。ここで、特に、複数の関数で利用されるような
処理は、図8に示すように、システム提供のライブラリ
ルーチンを共通に利用することも可能である。
【0097】ここで、例えば、図6に示されるテストル
ールに従い、図9(b)のマクロを、図9(a)に示さ
れるテストケース34に適用した場合を説明する。最初
の“待機”項目にcheck_ready()が(R2
1)、“実行”項目にcheck_run()が(R2
2)適用される。そして、「処理」項目が削除されて
「回転数」「判定結果」項目が付加され、最終結果とし
て図9(c)に示されるようなテストケースとなって出
力される。
【0098】このように、補助言語などの形式により、
テストルールを適宜登録、適用することで、検索結果の
テストケースに対して、さらに具体的に数値を与えてテ
ストケースを作成したり、例えば「有効範囲内で正常動
作する」といった表現の語句から、実際に有効範囲をチ
ェックするためのテストデータの数値列を作成すること
が可能となる。また、補助言語は、テストルールの定義
の他に、上述したように、表形式で表現することが難し
い仕様(仕様書の文章表現部分など)の入力を補助する
手段として、機能仕様入力部12などで利用することが
できる。
【0099】本実施形態によれば、以下のような効果が
得られる。
【0100】即ち、機能仕様書で用いられる表形式の仕
様データを項目ごと抽出してデータベース化し、この機
能仕様データベースからの検索結果に基づいてテストケ
ースを自動生成するので、テストケース作成用の機能仕
様データの変換、再エントリーを不要にし、予め蓄積さ
れた機能仕様データベースの各項目間の関連情報によっ
て、相互に関連する項目値の範囲内で、機能仕様を十分
網羅したテストケースの生成を行うことができる。尚、
このテストケースを用いて行われる機能テストの単位は
任意であり、機能仕様に基づくテストであれば単体モジ
ュールであっても、プログラム単位であっても、パッケ
ージ単位であってもよい。
【0101】また、補助言語を用いたマクロ形式のテス
トルールを定義、テストルールに適用することによっ
て、表形式での機能仕様表現だけではカバーできない機
能仕様や、後からの新たな機能、条件追加に対応してさ
らに柔軟にテストケースを生成することができる。
【0102】また、データベース中のテーブルを各項目
間の項目値の整合性を維持して結合させる機能を提供す
るので、機能仕様データベース中の各テーブルを意識す
ることなく、柔軟なデータベースの検索を行うことがで
きる。
【0103】さらに、テスト作業者はこの表の各行のパ
ラメータを基にテストケースに従ってテストを実行する
ことで、迅速かつ正確なテストを行なうことができる。
さらに、テストケースの各行データを入力として、テス
トデータの自動生成および自動テスト実行までもが可能
となる。
【0104】また、実際にシステムが実装されていない
場合であっても、確認したいシステムの動作条件を入力
することで、仕様に基づいた出力されるべき結果がテス
ト仕様書へ出力されるので、設計された機能仕様の正当
性を仕様書文書をベースとして、容易に確認することが
可能となる。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下に記載されるような効果を奏する。
【0106】即ち、本発明においては、機能仕様書で用
いられる表形式の仕様データを項目ごと抽出してデータ
ベース化し、この機能仕様データベースからの検索結果
に基づいてテストケースを自動生成する機能を提供す
る。このため、データ登録時においては、テストケース
作成用の機能仕様データのフォーマット変換を伴う再エ
ントリーを不要にし、統一した入力手段によって、仕様
データ入力が簡易かつ確実なものとなる。また、テスト
ケース作成時においても、機能仕様を十分網羅したテス
トケースの生成が可能となる。これにより、機能仕様書
情報とテストケースの間のリンクを提供し、整合性を維
持して、機能仕様を十分網羅した高品質かつ効率的なテ
ストを行うことが可能となる。また、機能仕様データベ
ースの情報を、他のシステムからも共用、再利用を図る
ことが可能となる。
【0107】また、表形式での機能仕様表現だけではカ
バーできない機能仕様や、後からの新たな機能、条件追
加に対応してテストルールを用いてあらたなパラメータ
をテストケースに適用可能になる。このため、さらに柔
軟にテストケースを生成し、また、テストデータを自動
的に作成することが可能となるという効果が得られる。
【0108】また、データベース中のテーブルを結合さ
せる機能を提供するので、機能仕様データベース中の各
テーブルを意識することなく、柔軟なデータベースの検
索を行うことが可能となるという効果が得られる。
【0109】このように、本発明を用いれば、機能仕様
書情報とテストケースの間のリンクを提供し、整合性を
維持して、機能仕様を十分網羅した高品質かつ効率的な
テストの実行環境を提供することとなる。従って、シス
テムの品質向上とTurn Around Time(TAT)の短縮を併せ
て実現することができるのであり、産業上その効果の極
めて大きい発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るテストケース生成シス
テムの機能構成を示すブロック図である。
【図2】表形式の機能仕様の例を示す図である。
【図3】表解析・変換の処理の詳細を示すフローチャー
トである。
【図4】図2の機能仕様に対応するテスト仕様からテス
トケース生成までの例を示す図である。
【図5】機能仕様データベースの検索、結合の処理の詳
細を示すフローチャートである。
【図6】補助言語と項目との対応表の例を示す図であ
る。
【図7】マクロの記述の例を示す図である。
【図8】テストルールライブラリ30中の、複数のマク
ロで共通使用される処理の記述の例を示す図である。
【図9】テストケースに対するテストルール適用の処理
を説明する図である。
【符号の説明】
R1〜R7、R10〜R12、R21、R22 項目の
各行 C1〜C3 項目の各列
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−250882(JP,A) 特開 平7−253905(JP,A) 特開 平6−103051(JP,A) 特開 平6−12285(JP,A) 特開 昭64−76224(JP,A) 特開 昭63−148339(JP,A) 特開 平6−214775(JP,A) 特開 平6−12247(JP,A) 特開 平6−12460(JP,A) 特開 平9−62541(JP,A) 特開 昭60−77248(JP,A) 特開 平7−56768(JP,A) 特表 平9−511853(JP,A) 松尾泰徳,新製品レビュー:マイクロ ソフトExcel for Windo ws95,日経パソコン,日本,日経BP 社,1995年12月 4日,No.254,p. 190〜192,ISSN 0287−9506 塩川 泉,PowerUp Exce l5.0 Q&A [8],日経MA C,日本,日経BP社,1995年 2月15 日,No.23,p.214〜217,ISSN 0918−8894 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 11/28 G06F 11/22

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機能仕様データに基づいて、対象物の機
    能の検証を行うためのテストケースを生成するテストケ
    ース生成システムであって、 テストすべきプログラムに要求される機能が、機能仕様
    書上の表現と同じ形式で記述された機能仕様データか
    ら、前記機能仕様書に含まれる項目値および該項目値に
    対応する項目名を抽出する機能仕様データ抽出部と、 抽出された前記項目値と前記項目名の組としての項目デ
    ータを複数含むレコードを複数含むテーブルを生成する
    テーブル生成部と、 前記テーブルを記憶する機能仕様データ記憶手段と、 機能の検証を行う対象を指定するために入力されたテス
    ト仕様データにて指定された項目データに基づいて検索
    リストの生成を行うテスト仕様入力部と、 前記検索リストを用いて、前記機能仕様データ記憶手段
    から、前記テスト仕様データにて指定された項目データ
    の項目名を有するテーブルを検索し、得られたテーブル
    のレコードから前記テスト仕様データにて指定された前
    記項目データの項目名を有するレコードを抽出し、該抽
    出されたレコードに従ってテストケースの生成を行う機
    能仕様検索部と、 前記機能仕様データに基づいて生成されたテストケース
    に対して、所定の項目データを追加又は削除するための
    規則であるテストルールを定義するテストルール定義部
    と、 該テストルールを記憶するテストルール記憶手段と、 検索されたテーブルが有する項目名に対応するテストル
    ールが前記テストルール記憶手段に記憶されている場合
    には、該テストルールを前記テストケースの対応する項
    目データに対して適用して、前記機能仕様検索部により
    生成されたテストケースに、前記テストルールで指定さ
    れた項目データを追加又は削除したテストケースをさら
    に生成するテストルール適用部とを具備することを特徴
    とするテストケース生成システム。
  2. 【請求項2】 前記機能仕様検索部は、さらに、 前記テスト仕様データにて指定された項目名を含む前記
    テーブルが複数である場合には、 前記複数のテーブルの間での共通項目名を有するテーブ
    ル同士を結合し、該結合されたテーブルから、前記テス
    ト仕様データに対応するレコードを抽出するテーブル結
    合手段を有することを特徴とする請求項1に記載のテス
    トケース生成システム。
  3. 【請求項3】 上記テストケース生成システムは、さら
    に、 入力された前記機能仕様データの中に記述された用語を
    抽出し、該抽出された用語を用語データとして登録する
    用語データ管理部と、 該用語データを用いて、入力された前記機能仕様データ
    および前記テスト仕様入力部により入力された前記テス
    ト仕様データのいずれか1以上の入力データ内容の補完
    を行う入力補助手段とを具備することを特徴とする請求
    項1または2のいずれか記載のテストケース生成システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記テスト仕様入力部に対して入力され
    る前記テスト仕様データは、機能の検証を行う対象とな
    る項目データの組み合わせが表形式で記述されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載のテスト
    ケース生成システム。
  5. 【請求項5】 上記テストケース生成システムは、さら
    に、 前記機能仕様検索部から出力される前記テストケースの
    各項目データに対応するヘッダを付加して、該項目デー
    タに対応するテストケースを含むテスト仕様書を出力す
    るテストケース出力部を具備することを特徴とする請求
    項1乃至4のいずれか記載のテストケース生成システ
    ム。
  6. 【請求項6】 機能仕様データに基づいて、対象物の機
    能の検証を行うためのテストケースを生成するために、
    機能仕様データ抽出部と、テーブル生成部と、テーブル
    を記憶する機能仕様データ記憶手段と、テスト仕様入力
    部と、機能仕様検索部と、テストルールを記憶するテス
    トルール記憶手段と、テストルール適用部とを具備した
    テストケース生成システムが実行するテストケース生成
    方法であって、 テストすべきプログラムに要求される機能が、機能仕様
    書上の表現と同じ形式で記述された機能仕様データか
    ら、前記機能仕様書に含まれる項目値および該項目値に
    対応する項目名を前記機能仕様データ抽出部により抽出
    する機能仕様データ抽出ステップと、 抽出された前記項目値と前記項目名の組としての項目デ
    ータを複数含むレコードを複数含む前記テーブルを前記
    テーブル生成部により生成するテーブル生成ステップ
    と、 機能の検証を行う対象を指定するために入力されたテス
    ト仕様データにて指定された項目データに基づいて検索
    リストの生成を前記テスト仕様入力部により行うテスト
    仕様入力ステップと、 前記検索リストを用いて、前記機能仕様データ記憶手段
    から、前記テスト仕様データにて指定された項目データ
    の項目名を有するテーブルを検索し、得られたテーブル
    のレコードから前記テスト仕様データにて指定された項
    目データの項目名を有するレコードを抽出し、該抽出さ
    れたレコードに従ってテストケースの生成を前記機能仕
    様検索部により行うテストケース生成ステップと、 前記機能仕様データに基づいて生成されたテストケース
    に対して、所定の項目データを追加又は削除するための
    規則であるテストルールを前記テストルール記憶手段に
    記憶するテストルール定義ステップと、 検索されたテーブルが有する項目名に対応するテストル
    ールが前記テストルール記憶手段に記憶されている場合
    には、該テストルールを前記テストケースの対応する項
    目データに対して適用して、前記テストケース生成ステ
    ップにおいて生成されたテストケースに、前記テストル
    ールで指定された項目データを追加又は削除したテスト
    ケースを前記テストルール適用部によりさらに生成する
    テストルール適用ステップとを含むことを特徴とするテ
    ストケース生成方法。
  7. 【請求項7】 機能仕様データに基づいて、対象物の機
    能の検証を行うためのテストケースを生成する処理をコ
    ンピュータに実行させるためのテストケース生成プログ
    ラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体で
    あって、前記テストケース生成プログラムは、 前記コンピュータを、少なくとも、テーブルを記憶する
    機能仕様データ記憶手段と、テストルールを記憶するテ
    ストルール記憶手段とを具備したテストケース生成シス
    テムとして機能させるためのものであって、 前記コンピュータに、 テストすべきプログラムに要求される機能が、機能仕様
    書上の表現と同じ形式で記述された機能仕様データか
    ら、前記機能仕様書に含まれる項目値および該項目値に
    対応する項目名を抽出する機能仕様データ抽出処理と、 抽出された前記項目値と前記項目名の組としての項目デ
    ータを複数含むレコードを複数含むテーブルを生成する
    テーブル生成処理と、 機能の検証を行う対象を指定するために入力されたテス
    ト仕様データにて指定された項目データの入力に基づい
    て検索リストの生成を行うテスト仕様入力処理と、 前記検索リストを用いて、前記機能仕様データ記憶手段
    から、前記テスト仕様データにて指定された項目データ
    に項目名を有するテーブルを検索し、得られたテーブル
    のレコードから前記テスト仕様データにて指定された項
    目データの項目名を有するレコードを抽出し、該抽出さ
    れたレコードに従ってテストケースの生成を行うテスト
    ケース生成処理と、 前記機能仕様データに基づいて生成されたテストケース
    に対して、所定の項目データを追加又は削除するための
    規則であるテストルールを前記テストルール記憶手段に
    登録するテストルール定義処理と、 検索されたテーブルが有する項目名に対応するテストル
    ールが前記テストルール記憶手段に記憶されている場合
    には、該テストルールを前記テストケースの対応する項
    目データに対して適用して、前記テストケース生成処理
    において生成されたテストケースに、前記テストルール
    で指定された項目データを追加又は削除したテストケー
    スを前記テストルール適用部によりさらに生成するテス
    トルール適用処理とを実行させるためのものであること
    を特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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塩川 泉,PowerUp Excel5.0 Q&A [8],日経MAC,日本,日経BP社,1995年 2月15日,No.23,p.214〜217,ISSN 0918−8894
松尾泰徳,新製品レビュー:マイクロソフトExcel for Windows95,日経パソコン,日本,日経BP社,1995年12月 4日,No.254,p.190〜192,ISSN 0287−9506

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JPH11306046A (ja) 1999-11-05

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