JP3446472B2 - オブジェクトモデル生成方法及びその装置 - Google Patents

オブジェクトモデル生成方法及びその装置

Info

Publication number
JP3446472B2
JP3446472B2 JP10720696A JP10720696A JP3446472B2 JP 3446472 B2 JP3446472 B2 JP 3446472B2 JP 10720696 A JP10720696 A JP 10720696A JP 10720696 A JP10720696 A JP 10720696A JP 3446472 B2 JP3446472 B2 JP 3446472B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
object model
price
business procedure
option
procedure manual
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10720696A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09292983A (ja
Inventor
邦也 金子
彩友美 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP10720696A priority Critical patent/JP3446472B2/ja
Publication of JPH09292983A publication Critical patent/JPH09292983A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3446472B2 publication Critical patent/JP3446472B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stored Programmes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、業務手順書、例え
ば、価格仕様表作成手順書からオブジェクトモデルを自
動的に作成するオブジェクトモデル作成方法及びその装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車販売店において、顧客
の希望する車の価格を調べるために、仕様価格表が使用
されている。仕様価格表には、車の型式、付属させるオ
プション等により、販売店がメーカーから購入する販売
店購入価格、及び顧客に対する標準販売価格が示されて
いる。ここで、販売店で販売している車の種類は多く、
また、各車毎にエンジン・グレード等に複数のランクが
あり、また、複数のオプションが組み合わせて追加でき
るため、顧客が現実に購入する車の仕様の組み合わせ種
類は膨大な数となり、それに伴って仕様価格表も、きわ
めて膨大なものとなっている。従来より、この仕様価格
表は、メーカーにより作成され、フロッピーディスク等
に記憶されて販売店に配布されいる。従って、販売店に
おいてもパソコンを用いて、複雑な仕様であっても、顧
客に対して即座に、顧客の希望する車の仕様に応じた販
売価格を伝えることができるシステムとなっている。
【0003】しかしながら、メーカーが新車を販売しよ
うとする場合、その車の仕様価格表を新たに作成するこ
とは、きわめて煩雑かつ時間のかかる作業であった。特
に、オプションには、1つのオプションを選択したとき
に、必ず組み合わせて取り付ける必要のあるオプション
が存在する場合や、2つ以上のオプションを組み合わせ
て取り付けた時に価格が安くなる場合等の特殊なケース
が多くある。そのため、オプションの全てのケースを想
定して、それら全てについて仕様価格表を作成すること
は、きわめて煩雑かつ時間のかかる作業なのである。こ
の問題を解決するために、仕様価格表を作成する作業自
体を、コンピュータにより行わせるシステムが切望され
ていた。
【0004】そのシステムの第一の目的は、設計部門作
成の「受注スペック表」や「仕様マスター」から得られ
る車両仕様情報と、販売部門作成の「価格通知書」から
得られる価格情報を基に、「価格マスター設定インプッ
トデータシート」を作成することである。すなわち、車
の型式の種類、その型式毎の価格、オプションの種類、
各オプション毎の価格、オプションの組合せ条件等を順
次インプットするだけで、自動的に仕様価格表の基にな
るインプットデータシートを作成できるシステムを構築
することである。このインプットデータシートができれ
ば、後は、順次個別の部品の価格をインプットするだけ
で、仕様価格表が完成できる。このシステムを構築する
ためには、現実の状況を正確に表現することが必要であ
り、本発明者らは、その手法としてオブジェクトモデル
に着目した。
【0005】従来より、ソフトウェア開発工程のうち要
求分析/基礎設計工程といった上流工程を、オブジェク
ト指向のソフト開発の考え方を使って支援する技法であ
るオブジェクト指向分析/設計が使用されている。オブ
ジェクト指向分析/設計は、システムを構築するための
オブジェクトモデルを作成することを目的とする。すな
わち、オブジェクト指向分析/設計では、現実の業務か
らシステム開発対象となるオブジェクトを抽出し、オブ
ジェクト間の関連などを洗い出してクラスを定義するた
めのオブジェクトモデルを作成していく。クラスとは、
オブジェクトクラスの略であり、同様の性質(属性)、
共通の振舞い(操作)、他のオブジェクトとの共通の関
係、共通の意味を持つオブジェクトのグループを記述し
ている。例えば、犬とか猫とかがクラスである。クラス
に属する具体的な犬または猫をインスタンスと称する。
また、上位概念のクラスをスーパークラスと称する。例
えば、動物は、犬クラスや猫クラスのスーパークラスで
ある。ここで、スーパークラスは、クラスを特殊化した
ものであり、この関係を汎化と称する。汎化は、「is
−a」関係と呼ばれることがある。
【0006】オブジェクトモデルを生成することの目的
は、アプリケーションにとって重要な概念を実世界から
抽出することである。オブジェクトモデルは、実世界の
実体に対応したオブジェクトと関係を用いてシステムの
静的な構造を記述する。すなわち、オブジェクトのアイ
デンティティ、他のオブジェクトとの関係、オブジェク
トの属性、オブジェクトの持つ操作である。ここで、オ
ブジェクトモデルは、オブジェクトクラスを含むオブジ
ェクト図によって視覚的に表現される。クラスは、共通
の構造や振舞いを共有するための階層として整理される
と同時に、他のクラスとも関連づけられる。クラスは、
各オブジェクトインスタンスの保持する属性値と各オブ
ジェクトが実行/実施すべき操作を定義する。
【0007】一方、仕様価格表を作成するためのマニュ
アルである仕様価格表作成業務手順書は、従来より、複
雑な手順を必要とする煩雑なものとして存在する。従っ
て、問題の所在は、業務手順書から具体的にどの様にし
てオブジェクトモデル・オブジェクトモデル図を作成す
るかという点に集約される。次に、従来知られているオ
ブジェクトモデル作成方法について説明する。
【0008】オブジェクトモデルを実際に用いた例とし
て、特開昭62−221776号公報においては、自然
言語による入力文を構文解析のためのオブジェクトモデ
ルを用いて、構文解析する自然言語の処理方式が提案さ
れている。始めに、文の構成を「単語」・「節」・
「文」に分類し、更に「単語」を「名詞」・「動詞」・
「助詞」に、また「節」を「名詞節」・「動詞節」に、
また「文」を「名詞文」・「動詞述語文」に分類してい
る。文法ルールと意味処理メソッドを、スーパークラス
として「単語」・「節」・「文」等の上位クラスに記述
することにより、「オブジェクト指向に基づくメッセー
ジ送信とマルチインヘリタンスを利用して構文・意味解
析するため、文法ルールと意味関数の記述量が減少し、
モジュラリティが向上することになる。」としている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
オブジェクトモデル生成方法には、次のような問題点が
あった。すなわち、特開昭62−221776号公報で
開示されている技術では、文の構成を単語等に分類して
いるだけで、その関係は、汎化すなわち、「is−a」
関係のみである。そのため、業務手順書をオブジェクト
モデルで表現することが困難であった。というのは、業
務手順書には、型式とオプションとの間、及びオプショ
ン相互間において複雑な関連があり、それらを「is−
a」の関係で処理することができないからである。
【0010】本発明は、上記した問題点を解決し、業務
手順書から容易にオブジェクトモデルを作成することの
できるオブジェクトモデル生成方法及びその装置を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のオブジェクトモデル生成方法及びその装置
は、次のような工程・構成を有している。 (1)文章表現されている業務手順書から、ソフトウェ
アの構造を表現するオブジェクトモデルを自動的に生成
するオブジェクトモデル生成方法において、(a)業務
手順を文章表現した文章情報を記憶する業務手順書格納
工程と、(b)「has−a」、「is−a」、「pa
rt−of」の3つの関係を記憶する構文解析用情報テ
ーブルを備え、前記業務手順書格納工程で記憶した文章
情報を一文づつ前記構文解析用情報テーブルと比較して
前記3つの関係のいずれであるかを判断し、対応する関
係のオブジェクトモデル要素を順次作成するオブジェク
トモデル作成処理工程とを有している。
【0012】(2)文章表現されている業務手順書か
ら、ソフトウェアの構造を表現するオブジェクトモデル
を自動的に生成するオブジェクトモデル生成装置であっ
て、(a)業務手順を文章表現した文章情報を記憶する
業務手順書格納部と、「has−a」、「is−a」、
「part−of」の3つの関係を記憶する構文解析用
情報テーブルを備え、前記業務手順書格納部が記憶する
文章情報を一文づつ前記構文解析用情報テーブルと比較
して前記3つの関係のいずれであるかを判断し、対応す
る関係のオブジェクトモデル要素をオブジェクトモデル
格納手段に順次記憶させるオブジェクトモデル作成処理
部とを有している。
【0013】(3)また、(1)に記載するオブジェク
トモデル生成方法において、前記業務手順書に記載され
た縦軸と横軸とを含む2次元の表を、2連の「has−
a」で表現することを特徴とする。 (4)また、(2)に記載するオブジェクトモデル生成
装置において、前記業務手順書に記載された縦軸と横軸
とを含む2次元の表を、2連の「has−a」で表現す
ることを特徴とする。
【0014】本発明のオブジェクトモデル生成方法及び
その装置は、上記構成を有することにより、次のように
作用する。例えば、仕様価格表は、縦軸に型式コードを
持ち横軸にオプションコードを持つ2次元の表として表
されている。すなわち、各型式コード毎に付属するオプ
ションコードが決められており、また言い換えると、各
オプションコード毎に型式コードが決められている。オ
ブジェクトモデル生成方法において、仕様価格表は、型
式コード及びオプションコードを持っているので、仕様
価格表は型式コード及びオプションコードに対して「h
as−a」の関係にあると判断され、型式コードは、オ
ブジェクトモデル図において、仕様価格表に対して「h
as−a」として表現される。さらに、オプションコー
ドも、オブジェクトモデル図において、型式コードの下
に「has−a」として表現される。すなわち、型式コ
ードとオプションコードとは、オブジェクトモデル図に
おいて、仕様価格表に対して2連の「has−a」とし
て表現される。
【0015】また、型式毎に、販売店がメーカーから購
入する販売店仕入れ価格、及び顧客に対する標準販売価
格が定められており、また、オプション毎に販売店仕入
れ価格及び標準販売価格が定められている。ここで、販
売店仕入れ価格及び標準販売価格とは、型式毎であって
もオプション毎であっても共通であるので、型式コード
とオプションコードとは、販売店仕入れ価格及び標準販
売価格という共通の属性を有していると言える。従っ
て、オブジェクトモデル生成方法においては、販売店仕
入れ価格及び標準販売価格は、型式コード及びオプショ
ンコードに対して、「is−a」の関係にあると判断さ
れる。そして、販売店仕入れ価格及び標準販売価格は、
オブジェクトモデル図において、型式コード及びオプシ
ョンコードに対して「is−a」として表現される。
【0016】ここで、上記のように手順毎にリファイン
を行うことにより、型式コード及びオプションコードの
双方に対して、販売店仕入れ価格及び標準販売価格が
「is−a」の関係にあることを直接オブジェクトモデ
ル図として表現しても良いが、とりあえず、型式コード
及びオプションコードの各々のメンバーに販売店仕入れ
価格及び標準販売価格を設けておいて、後でリファイン
しても同様である。ここで、リファインとは、各クラス
に共通するメンバーを「is−a」の関係としてオブジ
ェクトモデル化することを言う。
【0017】また、販売店で取り扱われる取扱車毎に、
複数の仕様価格表が存在する。そして、それらの仕様価
格表が集合されて管理されている。オブジェクトモデル
生成方法においては、管理対象である仕様価格表は、管
理対象物の集合である取扱車に対して、「part−o
f」の関係にあると判断される。そして、仕様価格表
は、オブジェクトモデル図において、取扱車に対して
「part−of」として表現される。
【0018】企業内において業務マニュアルとして使用
されている業務手順書は、通常の文章と異なり誰が読ん
でも読み間違える恐れがないように、定式化されてい
る。従って、そのほとんどを「has−a」、「is−
a」、「part−of」として表現することが可能で
ある。従って、業務手順書の文章を構造分析することに
より、いくつかの文章パターン関係に分解することが可
能である。そして、分解した関係と、構文解析用情報テ
ーブルに記憶されている文章パターンとを照合すること
により、順次オブジェクトモデル図を作成することによ
り、業務手順書からオブジェクトモデルを作成すること
ができる。仕様価格表作成業務手順書より複雑な業務手
順書からオブジェクトモデルを作成する場合でも、この
3つの関係が基本となることは当然である。
【0019】上記したように、業務手順が記載された業
務手順書から、オブジェクトモデルを作成することによ
り、従来の仕様価格表作成のために費やされていた時間
を大幅に短縮することができ、新車の販売タイミングに
対して余裕を持って仕様価格表を完成させることができ
るようになった。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態であるオブ
ジェクトモデル生成方法及びその装置について、図面に
基づいて詳細に説明する。始めに、本実施の形態でオブ
ジェクトモデルとして用いられる記号について説明す
る。図13は、文章情報に含まれる構成要素間の関係を
示す記号、及びその関係におけるデータの発生・消滅の
保証を示す表である。図13の(a)は、「has−
a」の関係を示している。すなわち、AがBを持つ関係
を示している。この関係においては、Bのデータがなく
なっても、Aはなくならない。例えば、Aが財布でBが
お金の場合、お金がなくなっても財布は存在することを
意味している。図13の(b)は、双方向での「has
−a」の関係を示している。すなわち、AがBを持つ関
係にあると同時に、BがAを持つ関係にあることを示し
ている。この関係においては、Bのデータがなくなって
も、Aはなくならないと同時に、Aのデータがなくなっ
ても、Bはなくならない。
【0021】図13の(c)は、「is−a」の関係を
示している。すなわち、Aは、B,Cの上位概念のスー
パークラスである。この関係においては、Aのデータの
性質をB,Cに書かなくても、これが遺伝する。例え
ば、動物は、犬クラスや猫クラスのスーパークラスであ
り、動物の属性である温血、ほ乳類等は犬クラスや猫ク
ラスに個別に記載しなくても、属性情報はそれらに遺伝
する。図13の(d)は、「part−of」の関係を
示している。すなわち、AがBにより構成されているこ
とを示している。この関係においては、Bのデータが全
てなくなると、Aもなくなる。例えば、Aが自動車で、
Bが自動車の部品であり、自動車の全ての部品がなくな
ると、自動車もなくなる関係にある。
【0022】次に、本実施の形態のオブジェクトモデル
生成装置の構成を図1に示す。業務手順を文章表現した
文章情報である業務手順書11の内容を記憶する業務手
順書格納手段21が、文章の関係を分析してオブジェク
トモデル要素を作成するためのオブジェクトモデル作成
手段22に接続している。オブジェクトモデル作成手段
22は、作成したオブジェクトモデル要素を順次記憶し
ていくためのオブジェクトモデル格納手段23に接続し
ている。また、オブジェクトモデル作成手段22には、
「has−a」、「is−a」、「part−of」の
3つの関係等を記憶する構造解析用情報テーブル24が
接続している。オブジェクトモデル作成手段22は、業
務手順書格納手段21に記憶されている業務手順書11
から文章を一文づつを読み出して、構造解析用情報テー
ブル24に記憶されている上記した「has−a」、
「is−a」、「part−of」の3つの関係等と比
較して、読み出した文章がいずれかの関係にあるか否か
判断する。そして、その判断結果をオブジェクトモデル
要素として順次オブジェクトモデル格納手段23に記憶
させる。
【0023】次に、文字情報として文章表現されている
業務手順書から、オブジェクトモデルを作成する方法に
ついて具体的に説明する。業務手順書は、日常的な文章
より定式化されており、通常「誰が」、「何に」、「何
を」、「どうする」という形式で記載されている。この
うち、「誰が」は、使用者が決まっている場合省略され
ているのが通常である。従って、業務手順書に記載され
ている文章は、通常の複雑な文章と異なり、構文解析を
行わなくても、類型化されている。
【0024】この類型化されている文章に基づいてオブ
ジェクトモデルを作成する方法を、図17にフローチャ
ートで示す。始めに、手順書文章を構造解析分情報テー
ブル24に記憶されている文章パターンと比較する(S
11)。次に、文章パターン毎に定義されたモデルパタ
ーン作成ルールを選択する(S12)。次に、作成ルー
ルに従って、オブジェクトモデルを作成する(S1
3)。そして、全ての手順書が終了したか確認して、終
了していなければ(S14,NO)、S11に戻る。ま
た、終了した場合は(S14,YES)、プログラムを
終了する。このフローチャートの実際の作用について
は、後で具体的に説明する。
【0025】例えば、図2に示すように、業務手順書1
1が業務手順書格納部に記憶されている。業務手順書1
1の内容には、次の10の手順が記載されている。この
業務手順書11は、新車の仕様価格表を作成するための
マニュアルである具体的な業務手順を示している。 1.仕様価格表の原紙を準備する。 2.仕様価格表に車名コードを記入する。 3.仕様価格表に仕様書番号を記入する。 4.仕様書価格表の縦軸に型式コードを順番に記入す
る。 5.仕様価格表の横軸にオプションコードを順番に記入
する。 6.仕様価格表の型式毎に該当するオプションコード毎
の装備状態符号を記入する。 7.型式毎に販売店仕入れ価格と標準販売価格を記入す
る。 8.オプション毎に販売店仕入れ価格と標準販売価格を
記入する。 9.オプションのうち、他のオプションと組み合わせに
より価格が変わるものは、別のオプション欄を設け、例
外条件を注記する。 10.既存同一車名の仕様価格表に入れ替えて今回の仕
様価格表を保存する。
【0026】この業務手順からオブジェクトモデルを作
成する方法を説明する。手順1において、仕様価格表の
原紙を準備する。すなわち、「仕様書価格表の原紙を準
備する。」という文章は、「仕様価格表」が目的語であ
り、「準備する」が動詞であるから、図18に示す文章
パターンである「(目的語)を(動詞)する。」と一致
するので、この場合は、目的語である「仕様価格表」の
クラスを作成する。ここで、文章パターンは、構文解析
用情報テーブル24に記憶されている。従って、オブジ
ェクトモデル格納手段23に図3に示すように、仕様価
格表12のクラスを作成する。
【0027】次に、手順2において、「仕様価格表に車
名コードを記入する。」という文章は、「仕様価格表」
が目的語1(Where)を示し、「車名コード」が目的語
2(What )であり、「記入する」が動詞であるから、
図19に示す文章パターンと一致するので、この場合
は、目的語1(Where) の既作成クラス「仕様価格表」
があるから、「車名コード」を「仕様価格表」クラスの
メンバーとする。ここでもし、既作成クラスがなけれ
ば、新しいクラス「目的語1」を作成し、「目的語2」
をメンバーとする。従って、図4に示すように、画面上
に準備した仕様価格表12に車名コード欄を作成する。
ここで、車名コードとは、車の種類を表すための記号で
ある。
【0028】次に、手順3において、「仕様価格表に仕
様書番号を記入する。」という文章は、「仕様価格表」
が目的語1(Where)を示し、「仕様書番号」が目的語
2(What )であり、「記入する」が動詞であるから、
図19に示す文章パターンと一致するので、この場合
は、目的語1(Where) の既作成クラス「仕様価格表」
があるから、「仕様書番号」を「仕様価格表」クラスの
メンバーとする。ここでもし、既作成クラスがなけれ
ば、新しいクラス「目的語1」を作成し、「目的語2」
をメンバーとする。従って、図5に示すように、仕様価
格表12に仕様書番号欄を作成する。ここで、仕様書番
号とは、車名に対応する仕様を記載した仕様書を特定す
るためのものである。
【0029】次に、手順4において、「仕様価格表の縦
軸に型式コードを順番に記入する。」という文章は、
「仕様価格表」が目的語1を示し、「順番に」が存在
し、「型式コード」が目的語2であり、「記入する」が
動詞であるから、図20に示す文章パターンと一致する
ので、この場合は、目的語1の既作成クラス「仕様価格
表」に対して「型式コード」クラスを「has−a」の
関係で作成する。1つの車名コードに対して、異なるオ
プションを付けることにより、複数種類の型式が存在す
る。型式コードとは、型式を文字列で表したものであ
る。一般に、図15に示すように、縦軸に表された項目
と横軸に表された項目との関連を記述するための2次元
の表は、縦軸と横軸とを持っていると言える。すなわ
ち、2次元の表と縦軸項目及び横軸項目との関係は、
「has−a」の関係にあると言える。
【0030】ここでは先ず、仕様価格表12は、縦軸の
項目である型式を持っていると言える。言い換えると、
図20に示すように、仕様価格表12と型式とは、「h
as−a」の関係にあると言える。ここで、「has−
a」の関係を、図13の(a)に示すように、オブジェ
クトモデル図で表示するものとする。これは、AとBと
の関係が「has−a」の関係にあり、AがBを持って
いることを示している。そして、Bのデータが全てなく
なっても、Aがなくならないことを意味している。従っ
て、仕様価格表12と型式13との関係は、図6に示す
オブジェクトモデルで表現される。
【0031】次に、手順5において、「仕様価格表の横
軸にオプションコードを順番に記入する。」という文章
は、「仕様価格表」が目的語1を示し、「順番に」が存
在し、「オプションコード」が目的語2であり、「記入
する」が動詞であるから、図20に示す文章パターンと
一致するので、この場合は、目的語1の既作成クラス
「仕様価格表」に対して「オプションコード」クラスを
「has−a」の関係で作成する。仕様価格表12にお
いて、オプションコードは2次元の表の横軸の関係にあ
る。図15に示す2次元の表は一般に、図16に示すよ
うに、オブジェクトモデル図で表現することができる。
そして、縦軸の項目Aと横軸の項目Bとの関係は、図1
3の(b)に示すオブジェクトモデル図で表示される。
【0032】すなわち、2次元の表においては、表は、
縦軸の項目Aの各要素ai を複数個もっている。また、
縦軸の項目A=aiから見て、横軸の項目B=Biは複数
個ある。また、横軸の項目B=Biから見て、縦軸の項
目A=aiは複数個ある。従って、縦項目Aと横項目B
との関係は、互いに持つ関係であり、双方向に「has
−a」の関係にあると言える。これは、AとBとの関係
においては、Bのデータが全てなくなっても、Aはなく
ならないことを意味し、逆に、Aのデータが全てなくな
っても、Bはなくならないことを意味している。従っ
て、仕様価格表12と型式13とオプション14との関
係は、図7に示すオブジェクトモデル図で表現される。
【0033】次に、手順6において、「仕様価格表の型
式に該当するオプションコード毎の装備状態符号を記入
する」という文章は、「仕様価格表の型式毎に」が目的
語1及び「毎に」であり、「オプションコード毎」が目
的語2であり、「装備状態符号」が目的語3であり、
「記入する」が動詞であるから、図22に示す文章パタ
ーンと一致するので、この場合は、目的語1の「型式」
に関連のある「オプション」クラスに装備状態符号欄を
作成する。ここで、標準仕様で取り付けるべきオプショ
ン装備には、この装備状態符号欄にaの符号を付するこ
ととする。また、あるオプション要素を取り付けた場
合、必ず取り付ける必要がある別のオプション要素を固
定セット装備として、装備状態符号欄にbの符号を付す
ることとする。これにより、図8に示すように、装備状
態符号欄がオプション14に作成される。
【0034】ここで、手順6を「仕様価格表の型式とオ
プションとの交点に装備状態符号を記入する。」として
も良い。この場合は、図21に示すように、「仕様価格
表の型式」が目的語1であり、「オプション」が目的語
2であり、「装備状態符号」が目的語3であるから、図
21に示すオブジェクトモデル図となる。このオブジェ
クトモデル図の意味は、図22のオブジェクトモデル図
と同じ内容である。
【0035】次に、装備状態符号の意味を説明する。図
14に示すように、型式Hでは、オプション要素hが標
準装備であり、型式Hの仕入価格はCH1であり、販売
価格は、CH2である。また、型式Kでは、オプション
要素h及びオプション要素iが標準装備であり、型式K
の仕入価格は、CK1であり、販売価格はCK2であ
る。また、型式Lでは、オプション要素i及びオプショ
ン要素lが標準装備である。オプション要素lについて
は後で説明する。型式Lは同時にオプション要素j及び
オプション要素kを装備することが可能であるが、オプ
ション要素kは、オプション要素jに対して固定セット
の関係bにある。すなわち、オプション要素kを取り付
けるためには、前提条件としてオプション要素jを取り
付ける必要があることを示している。
【0036】次に、手順7において、「型式毎に販売店
仕入れ価格と標準販売価格とを記入する」という文章
は、「価格」が目的語1(Where) を示し、「販売店仕
入れ価格」と「標準販売価格」とが目的語2(What)で
あり、「記入する」が動詞であるから、図19に示す文
章パターンと一致するので、この場合は、目的語1(Wh
ere) の既作成クラス「価格」がないから、新しいクラ
ス「価格」を作成し、「販売店仕入れ価格」と「標準販
売価格」とをメンバーとする。これにより、図9に示す
ように、型式コード毎に「価格」クラスに販売店仕入れ
価格欄及び標準販売価格欄が作成される。
【0037】次に、手順8において、「オプション毎に
販売店仕入れ価格と標準販売価格を記入する」という文
章は、「価格」が目的語1(Where) を示し、「販売店
仕入れ価格」と「標準販売価格」とが目的語2(What)
であり、「記入する」が動詞であるから、図19に示す
文章パターンと一致するので、この場合は、目的語1
(Where)の既作成クラス「価格」があるから、新しい
クラス「価格」を作成し、「販売店仕入れ価格」と「標
準販売価格」とをメンバーとするのであるが、手順7と
手順8とにより、仕様価格表において、相互に関連性を
持つ型式コードとオプションコードとの双方に共通した
販売店仕入れ価格欄と標準販売価格欄とが作成されたの
で、この共通の情報を持つ別のクラスである「価格」1
5にデータを継承させている。
【0038】この意味は、図13の(c)に示すよう
に、BとCが持つ共通メンバー(属性)をAの中に持つ
ということであり、「is−a」の関係である。Aのデ
ータの性質をB,Cに書かなくても、それが遺伝する。
これにより、図10に示すように、型式13及びオプシ
ョン14の双方に対して、価格15が「is−a」の関
係としてオブジェクトモデル図で表現される。このオブ
ジェクトモデルによれば、価格15に記憶されている販
売店仕入れ価格及び標準販売価格は、型式13及びオプ
ション14とにも記載されているのと同様の効果を有し
ている。
【0039】次に、手順9において、「オプションのう
ち、他のオプションと組み合わせにより価格が変わるも
のは、別のオプション欄を設け、例外条件を注記する」
という文章は、「オプション」が目的語1であり、「他
のオプション」が目的語2であり、「価格」が目的語3
であるから、図23に示す文章パターンと一致し、か
つ、目的語1の「オプション」と目的語2の「オプショ
ン」とが同じクラスなので、図23に示す自己回帰する
「has−a」の関係のオブジェクトモデル図が作成さ
れる。この内容は、同じオプション要素であっても、他
のオプション要素と組み合わせて採用されることによ
り、そのオプション要素の価格が減額される場合があ
る。例えば、図14に示すように、オプション要素j
は、オプション要素hと組み合わせて採用される場合は
減額される。このような場合には、オプション要素hと
オプション要素jとの組み合わせで、新しいオプション
要素lを追加し、オプション要素lに対する仕入価格C
l1、販売価格Cl2を記入する。すなわち、図11に
示すように、オブジェクトモデル図においては、オプシ
ョン14において自己回帰する「has−a」関係とし
て表現される。
【0040】次に、手順10において、「既存同一車名
の仕様価格表に入れ替えて今回の仕様価格表を保存す
る」という文章は、「既存の同一車名の仕様価格表」が
目的語1であり、「入れ替えて」があり、「今回」があ
り、「仕様価格表」が目的語2であり、図24に示す文
章パターンと一致し、かつ、目的語1の「仕様価格表」
と目的語2の「仕様価格表」とが同じなので、図24に
示すオブジェクトモデル図を作成する。手順10によ
り、仕様価格表12が車名単位に複数存在し、これらが
束ねられて集合として、管理されていることがわかる。
そして、複数の仕様価格を管理するクラスとして、取扱
車16というクラスを設け、図13の(d)で示す関連
をつけた。これは、Bのデータが全てなくなると、Aも
なくなることを意味している。ここで、「ー・」は、仕
様価格表12が複数あることを意味する。また、「◇
ー」は、「part−of」を表している。管理すべき
仕様価格表12がなくなったら、管理する必要がなくな
るからである。すなわち、管理対象である仕様価格表1
2は、管理対象物の集まり(管理のクラス、今回は取扱
車16)の「part−of」である。
【0041】以上説明したように、オブジェクトモデル
作成処理手段22が、業務手順書格納手段21に記憶さ
れている業務手順書11から文章情報を一文づつ読み出
し、構文解析用情報テーブル24に記憶されている「h
as−a」、「is−a」、「part−of」の関係
と比較して、その文章がいずれの関係にあるか判断し、
対応する関係のオブジェクトモデル要素を順次作成し
て、オブジェクトモデル格納手段23に記憶している。
このオブジェクトモデル生成方法及びその装置により、
図2に示す業務手順書11から図12に示すオブジェク
トモデルを自動的に作成することができる。
【0042】以上詳細に説明したように、本実施の形態
のオブジェクトモデル生成装置によれば、(1)文章表
現されている業務手順書11から、ソフトウェアの構造
を表現するオブジェクトモデルを自動的に生成するオブ
ジェクトモデル生成装置であって、(a)業務手順を文
章表現した文章情報を記憶する業務手順書格納手段21
と、(b)「has−a」、「is−a」、「part
−of」の3つの関係を記憶する構文解析用情報テーブ
ル24を備え、業務手順書格納手段21で記憶した文章
情報を一文づつ構文解析用情報テーブル24と比較して
前記3つの関係のいずれであるかを判断し、対応する関
係のオブジェクトモデル要素を順次作成するオブジェク
トモデル作成処理手段22とを有しているので、業務手
順書格納手段21に記憶された業務手順書11から自動
的にオブジェクトモデルを生成することができる。これ
により、仕様価格表を作成する作業を大幅に効率化する
ことができ、作業時間を短縮することができた。そし
て、新車販売スケジュールに対して大きな余裕を与える
ことができる。
【0043】また、本実施の形態のオブジェクトモデル
生成装置においては、業務手順書11に記載された縦軸
項目である型式と、横軸項目であるオプションとを含む
2次元の表を、オブジェクトモデルにおいて、2連の
「has−a」で表現しているので、型式とオプション
とをオブジェクトモデルとして的確に表現できる。さら
に、型式13及びオプション14の双方に対して、価格
15を「is−a」の関係でオブジェクトモデルとして
生成しているので、仕入価格及び販売価格を共通する属
性として記憶できるため、記入する価格数を減少させる
ことができ、作業の効率化を図ることができる。
【0044】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更
が可能である。例えば、本実施の形態では、仕様価格表
作成業務手順書からオブジェクトモデルを生成する場合
について説明したが、仕様価格表作成以外の業務手順書
にも適用できることは当然である。ここで、業務手順書
とは、業務の具体的手順を記載したマニュアルのことで
ある。
【0045】また、本実施の形態においては、手順7と
手順8により、型式13及びオプション14の双方に対
して、価格15が「is−a」の関係にあることを直接
オブジェクトモデル図として表現したが、とりあえず、
型式13及びオプション14の各々のメンバーに価格1
5を設けておいて、図25に示すように、後でリファイ
ン(S16)しても同様である。ここで、リファインと
は、各クラスに共通するメンバーを「is−a」の関係
としてオブジェクトモデル化することを言う。
【0046】
【発明の効果】本発明のオブジェクトモデル生成方法に
よれば、(1)文章表現されている業務手順書11か
ら、ソフトウェアの構造を表現するオブジェクトモデル
を自動的に生成するオブジェクトモデル生成方法であっ
て、(a)業務手順を文章表現した文章情報を記憶する
業務手順書格納行程と、(b)「has−a」、「is
−a」、「part−of」の3つの関係を記憶する構
文解析用情報テーブルを備え、業務手順書格納行程で記
憶した文章情報を一文づつ構文解析用情報テーブルと比
較して前記3つの関係のいずれであるかを判断し、対応
する関係のオブジェクトモデル要素を順次作成するオブ
ジェクトモデル作成処理行程とを有しているので、業務
手順書格納行程に記憶された業務手順書から自動的にオ
ブジェクトモデルを生成することができる。これによ
り、仕様価格表を作成する作業を大幅に効率化すること
ができ、作業時間を短縮することができた。そして、新
車販売スケジュールに対して大きな余裕を与えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオブジェクトモデル生成装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】業務手順書格納手段21に記憶されている業務
手順書11を示すイメージ図である。
【図3】仕様価格表12の原図を示すオブジェクトモデ
ル図である。
【図4】図3に車名コードを入力した後のオブジェクト
モデル図である。
【図5】図4に仕様書番号を入力した後のオブジェクト
モデル図である。
【図6】仕様価格表12と型式13とを示すオブジェク
トモデル図である。
【図7】仕様価格表12と型式13とオプション14を
示すオブジェクトモデル図である。
【図8】図7に装備状態符号を入力した後のオブジェク
トモデル図である。
【図9】図8の型式13に仕入価格及び販売価格を記入
した後のオブジェクトモデル図である。
【図10】図9のオプション14に仕入価格及び販売価
格を記入した後のオブジェクトモデル図である。
【図11】図10のオプション14に例外条件を記入し
た後のオブジェクトモデル図である。
【図12】取扱車16、仕様価格表12、型式13及び
オプション14を示すオブジェクトモデル図である。
【図13】オブジェクトモデルの要素の関係、及びデー
タ発生・消滅の保持を示す図面である。
【図14】型式とオプションとの関係を示す説明図であ
る。
【図15】2次元の表を示す説明図である。
【図16】2次元の表を表現するオブジェクトモデル図
である。
【図17】文章パターンの照合方法を示すフローチャー
トである。
【図18】第1文章パターンとオブジェクトモデルとの
対応を示す説明図である。
【図19】第2文章パターンとオブジェクトモデルとの
対応を示す説明図である。
【図20】第3文章パターンとオブジェクトモデルとの
対応を示す説明図である。
【図21】第4文章パターンとオブジェクトモデルとの
対応を示す説明図である。
【図22】第5文章パターンとオブジェクトモデルとの
対応を示す説明図である。
【図23】第6文章パターンとオブジェクトモデルとの
対応を示す説明図である。
【図24】第7文章パターンとオブジェクトモデルとの
対応を示す説明図である。
【図25】文章パターンの第二の照合方法を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
11 業務手順書 12 仕様価格表 13 型式 14 オプション 15 価格 16 取扱車 21 業務手順書格納手段 22 オブジェクトモデル作成処理手段 23 オブジェクトモデル格納手段 24 構文解析用情報テーブル
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−77006(JP,A) 滝沢陽三・他,「オブジェクト指向に 基づく要求記述からの形式的仕様の導出 手法」,情報処理学会研究報告,日本, 社団法人情報処理学会,1993年 9月21 日,Vol.93,No.84(93−SE− 94),pp.57−64 大野雅志・他,「オブジェクト指向分 析支援システムCAMEO」,情報処理 学会研究報告,日本,社団法人情報処理 学会,1994年 7月 8日,Vol. 94,NO.55(94−SE−99),pp. 105−112 滝沢陽三・他,「要求者支援のための 記述解析システムASREDの開発」, 情報処理学会研究報告,日本,社団法人 情報処理学会,1995年 5月31日,Vo l.95,No.55(95−SE−104), pp.9−16 S.シュレィアー・他,「オブジェク ト指向システム分析」,日本,株式会社 近代科学社,1995年 4月25日,初版, pp.93−111,ISBN:4−7649− 0237−0 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 9/44 G06F 9/06 G06F 17/60 JSTファイル(JOIS) CSDB(日本国特許庁)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文章表現されている業務手順書の内容を
    記憶する業務手順書格納手段から読みだした前記業務手
    順書の文章の関係を分析して、オブジェクトモデル作成
    手段が、ソフトウェアの構造を表現するオブジェクトモ
    デルを自動的に生成するオブジェクトモデル生成方法に
    おいて、 業務手順を文章表現した文章情報を前記業務手順書格納
    手段に記憶する業務手順書格納工程と、 「has−a」、「is−a」、「part−of」の
    3つの関係を記憶する構文解析用情報テーブルを備え、
    前記オブジェクトモデル作成手段が、前記業務手順書格
    納工程で記憶した文章情報を一文づつ前記構文解析用情
    報テーブルと比較して前記3つの関係のいずれであるか
    を判断し、対応する関係のオブジェクトモデル要素を順
    次作成するオブジェクトモデル作成処理工程とを有し、 前記業務手順書に記載された縦軸と横軸とを含む2次元
    の表を、表と縦軸の「has−a」と、表と横軸の「h
    as−a」との2つの「has−a」で表現すること
    特徴とするオブジェクトモデル生成方法。
  2. 【請求項2】 文章表現されている業務手順書から、ソ
    フトウェアの構造を表現するオブジェクトモデルを自動
    的に生成するオブジェクトモデル生成装置において、 業務手順を文章表現した文章情報を記憶する業務手順書
    格納部と、 「has−a」、「is−a」、「part−of」の
    3つの関係を記憶する構文解析用情報テーブルを備え、
    前記業務手順書格納部が記憶する文章情報を一文づつ前
    記構文解析用情報テーブルと比較して前記3つの関係の
    いずれであるかを判断し、対応する関係のオブジェクト
    モデル要素をオブジェクトモデル格納手段に順次記憶さ
    せるオブジェクトモデル作成処理部とを有し、 前記業務手順書に記載された縦軸と横軸とを含む2次元
    の表を、表と縦軸の「has−a」と、表と横軸の「h
    as−a」との2つの「has−a」で表現する ことを
    特徴とするオブジェクトモデル生成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載するオブジェクトモデル
    生成方法において、前記表が仕様価格表であり、前記縦軸及び横軸の項目
    が、型式コードとオプシ ョンコードであること を特徴と
    するオブジェクトモデル生成方法。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載するオブジェクトモデル
    生成装置において、前記表が仕様価格表であり、前記縦軸及び横軸の項目
    が、型式コードとオプションコードであること を特徴と
    するオブジェクトモデル生成装置。
JP10720696A 1996-04-26 1996-04-26 オブジェクトモデル生成方法及びその装置 Expired - Fee Related JP3446472B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10720696A JP3446472B2 (ja) 1996-04-26 1996-04-26 オブジェクトモデル生成方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10720696A JP3446472B2 (ja) 1996-04-26 1996-04-26 オブジェクトモデル生成方法及びその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09292983A JPH09292983A (ja) 1997-11-11
JP3446472B2 true JP3446472B2 (ja) 2003-09-16

Family

ID=14453181

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10720696A Expired - Fee Related JP3446472B2 (ja) 1996-04-26 1996-04-26 オブジェクトモデル生成方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3446472B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11249879A (ja) * 1998-03-02 1999-09-17 Fujitsu Ltd 設計装置および記録媒体
FR2944633A1 (fr) * 2009-04-15 2010-10-22 Alcatel Lucent Procede d'assistance au developpement ou a l'utilisation d'un systeme complexe.

Non-Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
S.シュレィアー・他,「オブジェクト指向システム分析」,日本,株式会社近代科学社,1995年 4月25日,初版,pp.93−111,ISBN:4−7649−0237−0
大野雅志・他,「オブジェクト指向分析支援システムCAMEO」,情報処理学会研究報告,日本,社団法人情報処理学会,1994年 7月 8日,Vol.94,NO.55(94−SE−99),pp.105−112
滝沢陽三・他,「オブジェクト指向に基づく要求記述からの形式的仕様の導出手法」,情報処理学会研究報告,日本,社団法人情報処理学会,1993年 9月21日,Vol.93,No.84(93−SE−94),pp.57−64
滝沢陽三・他,「要求者支援のための記述解析システムASREDの開発」,情報処理学会研究報告,日本,社団法人情報処理学会,1995年 5月31日,Vol.95,No.55(95−SE−104),pp.9−16

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09292983A (ja) 1997-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6377956B1 (en) Automatically configuring product manual by binding document objects in logical structure to proper versions of component documents in a document database
Antkiewicz et al. FeaturePlugin: Feature modeling plug-in for Eclipse
US6438547B1 (en) Computer-readable data product for managing sales information
JP3195226B2 (ja) 業務支援システム
EP1196877B1 (en) Representation, management and synsthesis of technical content
US7814101B2 (en) Term database extension for label system
US7783637B2 (en) Label system-translation of text and multi-language support at runtime and design
JP2006344211A (ja) 知的財産権分析・レポート作成システムと方法
US20070255694A1 (en) Document-drafting system using document components
JP3871832B2 (ja) データ処理プログラム自動生成システム及びその方法並びにコンピュータ可読記録媒体
CN1938723A (zh) 用于修订公司检查清单的装置
JP3502543B2 (ja) テストケース生成システム及びテストケース生成方法
US7958103B1 (en) Incorporated web page content
JP3186117B2 (ja) データ中心型ソフトウエア部品によるプログラム自動生成システム
JP3446472B2 (ja) オブジェクトモデル生成方法及びその装置
US8234563B1 (en) Editing of customised documents
US6453318B1 (en) Control apparatus of structured information and method of controlling the information
JP3785008B2 (ja) 電子カタログ利用システム及び電子カタログ利用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2002202973A (ja) 構造化文書管理装置
JP3345522B2 (ja) データ項目部品を利用するプログラム開発支援装置
JPH01147621A (ja) プログラム自動生成方法
JPH04172529A (ja) データ中心型ソフトウエア部品によるプログラム自動生成方式
JPS63233428A (ja) ソフトウエア開発支援システム
US20060047699A1 (en) Visualizing data in visual application design
JP2004145578A (ja) データ処理方法、言語展開装置、データ更新装置、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees