JPH11249879A - 設計装置および記録媒体 - Google Patents

設計装置および記録媒体

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JPH11249879A
JPH11249879A JP10049897A JP4989798A JPH11249879A JP H11249879 A JPH11249879 A JP H11249879A JP 10049897 A JP10049897 A JP 10049897A JP 4989798 A JP4989798 A JP 4989798A JP H11249879 A JPH11249879 A JP H11249879A
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object model
pattern
specification pattern
parameters
parameter
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Jiyun Ginbayashi
純 銀林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ソフトウェアの外部仕様をもとに
設計を行う設計装置および記録媒体に関し、ソフトウェ
アの外部仕様書中に現れるソフトウェアの機能の記述の
表現(パターン)が予め準備した表現(パターン)に当
てはまるものを見つけて、それを実現するオブジェクト
指向によるモジュール設計を自動的に行い、情報隠蔽と
部品化の観点で優れたモジュール設計を容易にし、かつ
設計者の作業負担を軽減することを目的とする。 【解決手段】 外部仕様の機能記述のパラメタ付仕様パ
ターンを予め保持する仕様パターン保持手段と、パラメ
タ付仕様パターンに対応する、パラメタ付オブジェクト
モデルを予め保持するオブジェクトモデル保持手段と、
与えられた外部仕様について仕様パターン保持手段が保
持するパラメタ付仕様パターンと照合して該当するパラ
メタ付仕様パターンを抽出する手段と、抽出したパラメ
タ付仕様パターンに対応するパラメタ付オブジェクトモ
デルをオブジェクトモデル保持手段から取り出しパラメ
タ値を設定してオブジェクトモデルを生成する手段とを
備えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソフトウェアの外
部仕様をもとに設計を行う設計装置および記録媒体に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータソフトウェア開発時
に、与えられた外部仕様からそれを実現するモジュール
分割あるいはモジュール設計をどのように行うかについ
ては、各種手法が提案されている。しかし、従来の手法
は、いずれもデータと手続きを分離した設計を導くた
め、その結果のモジュール設計は、情報隠蔽と部品化の
観点で必ずしも良い設計とはなっていない。
【0003】一方、近年普及しつつあるオブジェクト指
向設計では、データと手続きを一体化(その一体化した
ものをオブジェクトと呼び、手続きをメソッドと呼ぶ)
することにより、情報隠蔽と部品化の観点で上記手法よ
りも優れたモジュール設計を可能にしている。
【0004】しかし、今までに提唱されているオブジェ
クト指向設計技法(RumbaughのOMTなど)で
は、ソフトウェアの外部仕様からオブジェクトやそのメ
ソッドを設計する手法として、「名詞」はオブジェクト
の候補に、「動詞」はメソッドの候補になる、といった
指針程度のものしかなく、設計の裁量に任されている部
分が大き過ぎていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ソフトウェアの設計者
がソフトウェアの機能を記述した外部仕様からそれを実
現するモジュール群を設計する際に、構造化設計などの
従来技法に従うと、データと手続きが分離されたモジュ
ール設計となるため情報隠蔽と部品化の点で必ずしも良
い設計とはならない問題があった。
【0006】また、オブジェクト指向設計を行おうとし
ても、オブジェクトやメソッドの設計選択の自由度が大
き過ぎ、情報隠蔽と部品化の観点でより良いモジュール
設計に到達するまでに試行錯誤が必要で、設計者にとっ
てその作業の負担が大きいという問題があった。
【0007】本発明は、これらの問題を解決するため、
ソフトウェアの外部仕様書中に現れるソフトウェアの機
能の記述の表現(パターン)が予め準備した表現(パタ
ーン)に当てはまるものを見つけて、それを実現するオ
ブジェクト指向によるモジュール設計を自動的に行い、
情報隠蔽と部品化の観点で優れたモジュール設計を容易
にし、かつ設計者の作業負担を軽減することを目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1を参照して課題を解
決するための手段を説明する。図1において、設計装置
2は、外部仕様書1をもとにモジュール設計7を行うも
のであって、ここでは、仕様パターン解析手段3、仕様
パターン保持手段4、オブジェクトモデル生成手段5、
オブジェクトモデル保持手段6などから構成されるもの
である。
【0009】仕様パターン解析手段3は、ソフトウェア
の外部仕様書を解析し、仕様パターン保持手段4から該
当するものを取り出すものである。仕様パターン保持手
段4は、パラメタ付仕様パターンを保持するものであ
る。
【0010】オブジェクトモデル生成手段5は、仕様パ
ターンに対応するパラメタ付オブジェクトモデルのパラ
メタ値を設定してオブジェクトモデルを完成するもので
ある。
【0011】オブジェクトモデル保持手段6は、パラメ
タ付オブジェクトモデルを保持するものである。次に、
動作を説明する。
【0012】仕様パターン解析手段3がソフトウェアの
外部仕様書1を解析し、仕様パターン保持手段4に保持
されている該当するパラメタ付仕様パターンを取り出
し、オブジェクトモデル生成手段5が取り出したパラメ
タ付仕様パターンに対応するパラメタ付オブジェクトモ
デルをオブジェクトモデル保持手段6から取り出し、パ
ラメタ付仕様パターンのパラメタを当該パラメタ付オブ
ジェクトモデルに設定してオブジェクトモデルを生成す
るようにしている。
【0013】この際、生成されたオブジェクトモデルを
構成するモジュール名、メソッド名を少なくともテーブ
ルに設定し、設定されたテーブルのオブジェクト名でソ
ートした後、重複するメソッド名を一意に付け替えを行
った後、合体したオフジェクトモデルを生成するように
している。
【0014】また、生成したオブジェクトモデルに対応
づけて外部仕様の原文記述を出力するようにしている。
従って、ソフトウェアの外部仕様書中に現れるソフトウ
ェアの機能の記述の表現(パターン)が予め準備した表
現(パターン)に当てはまるものを見つけて、それを実
現するオブジェクト指向によるモジュール設計を自動的
に行うことにより、情報隠蔽と部品化の観点で優れたモ
ジュール設計を容易にし、かつ設計者の作業負担を軽減
することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、図1から図8を用いて本発
明の実施の形態および動作を順次詳細に説明する。ここ
で、図示外の記録媒体あるいは外部記憶装置であるハー
ドディスク装置などから読み出したプログラム、または
センタから回線を介して転送を受けたプログラムを主記
憶にローディングして起動し、以下に説明する各種処理
を行うようにしている。
【0016】図1は、本発明のシステム構成図を示す。
図1において、設計装置2は、外部仕様書1をもとにモ
ジュール設計7を自動的に行うものであって、仕様パタ
ーン解析手段3、仕様パターン保持手段4、オブジェク
トモデル生成手段5、オブジェクトモデル保持手段6な
どから構成されるものである。
【0017】仕様パターン解析手段3は、ソフトウェア
の外部仕様書1を解析し、仕様パターン保持手段4から
該当するパラメタ付仕様パターンを取り出すものであ
る。仕様パターン保持手段4は、外部仕様書1中に現れ
る機能の記述のうち典型的なパターンをパラメタ付仕様
パターンとして保持するものである。
【0018】オブジェクトモデル生成手段5は、パラメ
タ付仕様パターンに対応するパラメタ付オブジェクトモ
デルに、パラメタ付仕様パターンのパラメタ値を設定し
てオブジェクトモデル(モジュール設計7)を生成する
ものである。
【0019】オブジェクトモデル保持手段6は、パラメ
タ付仕様パターンに対応するパラメタ付オブジェクトモ
デルを保持するものである。モジュール設計7は、設計
装置2によって外部仕様書1から自動的に生成されたモ
ジュール設計(オブジェクトモデル)である。
【0020】次に、図2のフローチャートに示す順序に
従い、図1の構成の動作を詳細に説明する。図2は、本
発明の動作説明フローチャートを示す。
【0021】図2において、S1は、外部仕様書1の中
のソフトウェア機能の記述を抜き出す。これは、例えば
外部仕様書1中からソフトウェア機能の記述を、例えば
後述する図4の(a)に示す「すべてのノードに対し
て、文字列検索の結果を表示する」を抜き出す。
【0022】S2は、その記述に対応する仕様パターン
を仕様パターン保持手段4から選択すると同時にパラメ
タ値を決定する。これは、S1で抜き出した例えば図4
の(a)の記述に対応する仕様パターンを、図4の
(b)に示すように仕様パターン保持手段4から該当す
るものを選択し、パラメタ値(ここではX=ノード、A
=文字列検索の結果を表示する)を決定する。
【0023】S3は、選択した仕様パターンに対応する
パラメタ付オブジェクトモデルをオブジェクトモデル保
持手段から選択する。これは、S2で決定したパラメタ
付仕様パターンに対応するパラメタ付オブジェクトモデ
ルを、オブジェクトモデル保持手段6から選択、例えば
パラメタ付オブジェクトとして図4の(c)のオブジェ
クトモデル1[X,A]を選択する。
【0024】S4は、選択したパラメタ付オブジェクト
モデルに決定したパラメタ値を埋込み、オブジェクトモ
デルを完成する。これは、S3で選択したパラメタ付オ
ブジェクトである例えば図4の(c)のオブジェクトモ
デル1[X,A]に、S2で決定したパラメタ値を埋込
み、図4の(d)のオブジェクトモデルを生成する。
【0025】以上のように、与えられたソフトウェアの
外部仕様書1中から機能の記述を取り出し、この取り出
した機能の記述に該当するパラメタ付仕様パターンを仕
様パターン保持手段4から取り出し、この取り出したパ
ラメタ付仕様パターンに対応するパラメタ付オブジェク
トモデルをオブジェクトモデル保持手段6から取り出
し、決定したパラメタ値を置き換えてオブジェクトモデ
ルを完成することにより、予めパラメタ付仕様パターン
に対応づけてパタメタ付オブジェクトモデルを登録して
おくのみで、自動的に仕様書からオブジェクトモデルを
生成することが可能となる。
【0026】図3は、本発明の仕様パターンとオブジェ
クトモデル例を示す。図3の(a)は、パラメタ値が2
個の場合のパラメタ付仕様パターンとパラメタ付オブジ
ェクトモデルの例を示す。
【0027】図3の(a−1)は、パラメタ付仕様パタ
ーン例を示す。このパラメタ付仕様パターンは、仕様パ
ターン1[X,A]であり、外部仕様書中の機能の記述
は「すべてのXについて、Aをおこなう。」である。こ
こで、X、Aは、パラメタ値であり、任意の文字列が対
応する。
【0028】図3の(a−2)は、パラメタ付オブジェ
クトモデル例を示す。このパラメタ付オブジェクトモデ
ルは、オブジェクトモデル1[X,A]であり、パラメ
タ値がX、Aであり、図示のようにオブジェクトモデル
を表現する。ここでは、「X」というオブジェクトが処
理aというメソッドを持ち、処理aの中身が「A」とい
う処理であることを表している。ここで、処理aをノー
ドというオブジェクトのメソッドとして切り出した点
が、いわゆるモジュールの分割に相当する。更にこの仕
様全体に対するモジュールが、すべてのXに対して処理
aを依頼する、という処理を行うことを表現している。
【0029】以上のように、ソフトウェアの外部仕様書
1中から予め機能の記述を取り出し、パラメタ付仕様パ
ターンとそれに対応するパラメタ付オブジェクトモデル
を作成して登録しておくことにより、既述した図2のフ
ローチャートに従い、外部仕様書中の機能の記述から自
動的にオブジェクトモデルを生成することが可能とな
る。
【0030】図3の(b)は、パラメタ値が3個の場合
のパラメタ付仕様パターンとパラメタ付オブジェクトモ
デルの例を示す。図3の(b−1)は、パラメタ付仕様
パターン例を示す。このパラメタ付仕様パターンは、仕
様パターン2[X,Y,B]であり、外部仕様書中の機
能の記述は「Xに対応するすべてのYについて、Bをお
こなう。」である。ここで、X,Y,Bは、パラメタ値
であり、任意の文字列が対応する。
【0031】図3の(b−2)は、パラメタ付オブジェ
クトモデル例を示す。このパラメタ付オブジェクトモデ
ルは、オブジェクトモデル2[X,Y,B]であり、パ
ラメタ値がX、Y,Bであり、図示のようにオブジェク
トモデルを表現する。
【0032】以上のように、ソフトウェアの外部仕様書
1中から予め機能の記述を取り出し、パラメタ付仕様パ
ターンとそれに対応するパラメタ付オブジェクトモデル
を作成して登録しておくことにより、既述した図2のフ
ローチャートに従い、外部仕様書中の機能の記述から自
動的にオブジェクトモデルを生成することが可能とな
る。
【0033】図4は、本発明の具体例(その1)を示
す。これは、既述した図3の(a)のパラメタ付仕様パ
ターンとパラメタ付オブジェクトモデルを使用したとき
の例を示す。
【0034】図4の(a)は、与えられた外部仕様書1
中から機能の記述を取り出した例を示す(図2のS
1)。ここでは、図示の下記の記述を取り出す。「すべ
てのノードに対して、文字列検索の結果を表示する。」 図4の(b)は、図4の(a)の仕様パターンを解析
し、パラメタ値を決定した後の状態を示す(図2のS
2)。ここでは、図4の(a)の外部仕様書1から取り
出した仕様記述に該当するものを仕様パターン保持手段
4から検索して取り出し、ここでは、該当する仕様パタ
ーンとして図3の(a−1)の仕様パターン1[X,
A]を取り出すと共にパラメタ値を決定し、下記のよう
になる。
【0035】・仕様パターン1[X,A]: ・すべてのXについて、Aをおこなう。 ・パラメタ値: ・X=ノード ・A=文字列検索の結果を表示する。
【0036】図4の(c)は、オブジェクトモデル1
[X,A]を示す(図2のS3)。これは、図4の
(b)で取り出したパラメタ付仕様パターンに対応する
パラメタ付オブジェクトモデルを、例えば既述した図3
の(a−2)のオブジェクトモデル1[X、A]を取り
出したものである。
【0037】図4の(d)は、生成されるオブジェクト
モデルを示す(図2のS4)。このオブジェクトモデル
は、図4の(c)のオブジェクトモデル1[X.A]
に、図4の(b)で決定したパラメタ値「X=ノー
ド」、「A=文字列検索の結果を表示する」を置換した
ものである。
【0038】以上のように、与えられたソフトウァアの
外部仕様書1中から機能の記述を図4の(a)のように
取り出し、該当するパラメタ付仕様パターンを図4の
(b)のように取り出すと共にパラメタX、Aを決定
し、この取り出したパラメタ付仕様パターンに対応する
パラメタ付オブジェクトモデルを図4の(c)のように
取り出し、これに既に決定したパラメタ値X、Aの値を
置き換えてオブジェクトモデルを図4の(d)のように
生成することが、全て自動的に行うことが可能となる。
【0039】図5は、本発明の具体例(その2)を示
す。これは、既述した図3の(b)のパラメタ付仕様パ
ターンとパラメタ付オブジェクトモデルを使用したとき
の例を示す。
【0040】図5の(a)は、与えられた外部仕様書1
中から機能の記述を取り出した例を示す(図2のS
1)。ここでは、図示の下記の記述を取り出す。 「すべてのノードに対して、そのノードに接続するすべ
てのエッジに対して、再表示を行う。」 図5の(b)、(c)は、図5の(a)の仕様パターン
を解析し、パラメタ値を決定した後の状態を示す(図2
のS2)。これは、図5の(a)の記述に対して、まず
全体が図3の(a−1)の仕様パターン1[X,A]の
「すべてのXについて、Aをおこなう」とマッチし、パ
ラメタ値は、 ・X=ノード ・A=そのノードに接続するすべてのエッジに対して、
再表示をおこなう。 となり、図5の(b)が生成される。更に、このAの中
が図3の(b−1)の仕様パターン2[X,Y,B]と
マッチし、パラメタ値は、 ・X=ノード ・Y=エッジ ・B=再表示を行う。 となり、図5の(c)が生成される。
【0041】図5の(d)、(e)は、オブジェクトモ
デル1[X,A]、オブジェクトモデル2[X、Y、
B]を示す(図2のS3)。これらは、図5の(b)、
(c)で取り出したパラメタ付仕様パターンに対応する
パラメタ付オブジェクトモデルとして、例えば既述した
図3の(a−1)のオブジェクトモデル1[X、A]、
図3の(b−1)のオブジェクトモデル2[X、Y、
B]をそれぞれ取り出したものである。
【0042】図5の(f)は、生成されるオブジェクト
モデルを示す(図2のS4)。このオブジェクトモデル
は、図5の(d)のオブジェクトモデル1[X.A]に
図5の(e)のオブジェクトモデル2[X、Y、B]を
合成した後に、パラメタ値を置換したものである。この
生成されたオブジェクトモデルは、再表示するという処
理bをエッジのメソッド、対応するすべてのエッジに対
して処理bを依頼するという処理aをノードのメソッド
としてそれぞれ切り出した点が、モジュール分割に当た
る。更に、この仕様全体に対応するモジュールが、すべ
てのノードに対して処理aを依頼する、という処理を行
うものであることを表している。
【0043】以上のように、与えられたソフトウァアの
外部仕様書1中から機能の記述を図5の(a)のように
取り出し、全体として該当するパラメタ付仕様パターン
を図5の(b)のように取り出すと共にパラメタX、A
を決定し、更に図5の(b)の部分に対して図5の
(c)の該当するパラメタ付仕様パターンを取り出すと
共にパラメタX、Y、Bを決定し、これらに対応するパ
ラメタ付仕様パターンを図4の(d)、(e)に示すよ
うに取り出し、これらを合成した後に既に決定したパラ
メタ値X、Y,A、Bの値を置き換えてオブジェクトモ
デルを図4の(f)のように生成することが、全て自動
的に行うことが可能となる。
【0044】次に、図6のフローチャートの順番に従
い、図7および図8を参照して設計結果(オブジェクト
モデル)を出力するときの手順を詳細に説明する。図6
は、本発明の設計結果(オブジェクトモデル)の出力フ
ローチャートを示す。
【0045】図6において、S11は、設計情報テーブ
ルをオブジェクト名でソートする。これは、図7の
(a)の外部仕様書1中の図示の機能の記述(ここで
は、3つの機能の既述)について、既述した手順によっ
てオブジェクトモデルをそれぞれ生成し、この生成した
設計結果(オブジェクトモデル)を図7の(b)の設計
情報テーブルに示すように設定し、この設定された設計
情報テーブル(初期状態)をオブジェクト名でソート
し、図7の(c)の設計情報テーブル(ソート後の状
態)に示すようにする。
【0046】S12は、メソッド名の付け替えを行う。
これは、図7の(c)の設計情報テーブル(ソート後の
状態)中の同一オブジェクト名中のメソッドについて、
一意のメソッド名に付け替えを行い、図8の(d)の設
計情報テーブル(メソッド名の付け替え後の状態)に示
すようにする。ここでは、図7の(c)の設計情報テー
ブル(ソート後の状態)では、オブジェクト名「ノー
ド」のメソッド名「処理a」が2個有って重複している
ので、一意に区別できるように、図8の(d)の設計情
報テーブル(メソッド名の付け替え後の状態)に示すよ
うに、メソッド名「処理a1」、「処理a2」と付け替
えを行い、一意に区別できるようにする。
【0047】S13は、オブジェクトモデルを出力およ
び外部仕様書の内容を出力する。これは、S12でメソ
ッド名の付け替えを行った後の図8の(d)の設計情報
テーブル(メソッド名の付け替え後の状態)をもとに、
図8の(e)のオブジェクトモデル(外部仕様の内容を
含めた出力例)に示すように、合体させたオブジェクト
モデルを生成して出力する。
【0048】以上によって、図1ないし図5の説明に従
い、与えられたソフトウェアの外部仕様書1中の機能の
記述を取り出してオブジェクトモデルを生成して設計情
報テーブル(初期状態)に設定し、オブジェクト名でソ
ートしてメソッド名が一意になるように付け替えを行っ
た後、オブジェクトモデルを生成して出力すると共に併
せて外部仕様の内容を付加して出力することにより、外
部仕様書1中の機能の記述について自動的にオブジェク
トモデルを生成することが可能となった。
【0049】図7は、本発明の設計結果(合体)の説明
図(その1)を示す。図7の(a)は、外部仕様の例を
示す。ここでは、3つの機能の記述を示す。図7の
(b)は、設計情報テーブル(初期状態)を示す。これ
は、図7の(a)の外部仕様書中の3つの機能の記述を
図1ないし図5で説明した手順に従い、オブジェクトモ
デルを生成し、図示のように、オブジェクト名、メソッ
ド名、メソッドの内容、外部仕様の内容などを取り出し
て設定したものである。
【0050】図7の(c)は、設計情報テーブル(ソー
ト後の状態)を示す。これは、図7の(b)の設計情報
テーブル(初期状態)について、オブジェクト名でソー
トした後の状態を示す。
【0051】図8の(d)は、設計情報テーブル(メソ
ッド名の付け替え後の状態)を示す。これは、図7の
(c)の設計情報テーブル(ソート後の状態)中の同一
オブジェクト名中に複数のメソッド名があるときに一意
に区別できるようにメソッド名の付け替えを行ったもの
である。
【0052】図8の(e)は、オブジェクトモデル(外
部仕様の内容を含めた出力例)を示す。これは、図8の
(d)の設計情報テーブル(メソッド名の付け替え後の
状態)をもとにオブジェクトモデルを生成および外部仕
様の内容を付加して出力したオブジェクトモデルであ
る。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
与えられた外部仕様中の機能の記述について該当するパ
ラメタ付仕様パターンを選択すると共にパラメタ値を決
定し、このパラメタ付仕様パターンに対応するパラメタ
付オブジェクトモデルを取り出してパラメタ値を設定し
てオブジェクトモデルを自動生成する構成を採用してい
るため、ソフトウェアの外部仕様1書中に現れるソフト
ウェアの機能の記述について、それを実現するオブジェ
クト指向によるモジュール設計7(オブジェクトモデ
ル)を自動的に生成できる。この結果、情報隠蔽と部品
化の観点で優れたモジュール設計を容易にし、かつ設計
者の作業負担を軽減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成図である。
【図2】本発明の動作説明フローチャートである。
【図3】本発明の仕様パターンとオブジェクトモデル例
である。
【図4】本発明の具体例(その1)である。
【図5】本発明の具体例(その2)である。
【図6】本発明の設計結果(オブジェクトモデル)の出
力フローチャートである。
【図7】本発明の設計結果(合体)の説明図(その1)
である。
【図8】本発明の設計結果(合体)の説明図(その2)
である。
【符号の説明】
1:外部仕様書 2:設計装置 3:仕様パターン解析手段 4:仕様パターン保持手段 5:オブジェクトモデル生成手段 6:オブジェクトモデル保持手段 7:モジュール設計

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソフトウェアの外部仕様をもとに設計を行
    う設計装置において、 外部仕様の機能記述のパラメタ付仕様パターンを予め保
    持する仕様パターン保持手段と、 上記パラメタ付仕様パターンに対応する、パラメタ付オ
    ブジェクトモデルを予め保持するオブジェクトモデル保
    持手段と、 与えられた外部仕様について上記仕様パターン保持手段
    が保持するパラメタ付仕様パターンと照合して該当する
    パラメタ付仕様パターンを抽出する手段と、 上記抽出したパラメタ付仕様パターンに対応するパラメ
    タ付オブジェクトモデルを上記オブジェクトモデル保持
    手段から取り出しパラメタ値を設定してオブジェクトモ
    デルを生成する手段とを備えたことを特徴とする設計装
    置。
  2. 【請求項2】上記生成されたオブジェクトモデルを構成
    するモジュール名、メソッド名を少なくともテーブルに
    設定する手段と、 上記設定されたテーブルのオブジェクト名でソートした
    後、重複するメソッド名を一意に付け替えを行った後、
    合体したオフジェクトモデルを生成する手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の設計装置。
  3. 【請求項3】上記生成したオブジェクトモデルに対応づ
    けて外部仕様の原文記述を出力することを特徴とする請
    求項1あるいは請求項2記載の設計装置。
  4. 【請求項4】外部仕様の機能記述のパラメタ付仕様パタ
    ーンを予め保持する仕様パターン保持手段と、 上記パラメタ付仕様パターンに対応する、パラメタ付オ
    ブジェクトモデルを予め保持するオブジェクトモデル保
    持手段と、 与えられた外部仕様について上記仕様パターン保持手段
    が保持するパラメタ付仕様パターンと照合して該当する
    パラメタ付仕様パターンを抽出する手段と、 上記抽出したパラメタ付仕様パターンに対応するパラメ
    タ付オブジェクトモデルを上記オブジェクトモデル保持
    手段から取り出しパラメタ値を設定してオブジェクトモ
    デルを生成する手段として機能させるプログラムを記録
    したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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