JP3501447B2 - 流水切換具 - Google Patents
流水切換具Info
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Description
器の配管用として使用される流水切換具に関する。
は、栓体の弁室内に操作軸が回転自在に貫装されると共
に、該操作軸の中央部に玉弁付き弁座が取付けられたも
の(実公昭50−40099号公報参照)、栓体の弁室
内に操作軸が回転自在に挿着されると共に、該操作軸の
挿入先部にア−ムを介して玉付き弁座が取付けられたも
の(実公平3−9555号公報参照)、あるいは、栓体
の弁室内に操作軸が回転自在に挿着されると共に、該操
作軸の先部にロ−タ−が取付けられたもの(特開平6−
193752号公報参照)等が知られている。そして、
上述の如く構成された従来例は、操作軸を所定方向に回
転せしめつつ玉弁やロ−タ−を適宜可動せしめ、流水を
選択的に切換るものとされている。
は、操作軸を回転せしめつつ玉弁やロ−タ−を適宜可動
せしめて流水を選択的に切換るものとされているから、
その切換操作が非常に面倒で煩しいものとなっていた。
し、ノック操作により流水をワンタッチで極めて容易
に、しかも、迅速かつ確実に切換ることが出来る、流水
切換具を提供しようとするものである。
明は、栓体1内に横断面円形状の弁室3が横設されると
共に、該弁室3に連通すべく栓体1の上下部および一側
部に各々水路10・11・12・13が形成され、該一
側の水路11に対応すべく栓体1の他側部には下部水路
12・13に連通自在な連通孔16を有するカム筒15
が内設され、該カム筒15にはその内周面に形成された
カム溝20に嵌合するカム部26・30およびリブ25
・29を各々備えたノック軸24と回転子27とが順次
進退自在に嵌装され、該回転子27の先部には外周面に
環状弁32を備えた有底円筒状の弁体31が内外の付勢
部材36・38を介してスライド自在に嵌装されてな
り、上記ノック軸24を外方よりノックしてカム筒15
にノック軸24と回転子27とを迎合せしめつつ弁体3
1をスライド作動せしめることにより一側の水路11と
下部の水路12・13とを選択的に開閉して切換るべく
構成されてなることを特徴とする、流水切換具を要旨と
するものである。
自在とされると共に、栓体1の下部には同一円周上に所
要数の水路12・13が形成されてなり、ノック軸24
を介してカム筒15を回動せしめつつ連通孔16を下部
水路12・13に選択的に連通せしめて切換るべく構成
されてなることを特徴とする、請求項1記載の流水切換
具を要旨とするものである。
面に示す一実施例に基づいて説明する。図1〜図10は
本発明の一実施例を示すもので、同図中、1はポリカ−
ボネ−トなどの合成樹脂により成型された栓体、2は該
栓体1の上端部に突設された口部、3は栓体1の中位に
横向き形成された横断面円形状の弁室、4は栓体1の下
部に形成されたシャワ−室、5は該シャワ−室4の下端
部に螺着されたシャワ−キャップである。6は上記口部
2内に網状体7とパッキン8を介して螺合された外向き
フランジ付きソケット、9はソケット6を押圧して掛止
せしめるべく口部2上端に螺合されたキャップ、10は
口部2と弁室3とを連通せしめるべく栓体1の上部に形
成された原水路、11は弁室3に連通せしめるべく栓体
1の一側部に形成された分岐水路、12は弁室3に連通
せしめるべく栓体1の下部に形成された原水用排水路
で、該原水用排水路12は上記原水路10の中心より若
干側方に偏心した位置に形成されている。13は弁室3
とシャワ−室4とを連通せしめるべく栓体1の下部に形
成されたシャワ−用排水路で、該シャワ−用排水路13
は上記の原水用排水路12と同一円周上に所定間隔をお
いて形成されている。14はシャワ−用排水路13およ
び原水用排水路12の弁室3がわ口縁に各々設けられた
弁座パッキンである。
1の他側部にOリングを介して回動自在に内設された所
要長のカム筒、16は回動して前記原水用排水路12及
びシャワ−用排水路13に連通せしめるべく該カム筒1
5の一側に形成された連通孔、17は後記するロックボ
−ル41を嵌合して該カム筒15の回動を制御せしめる
べくカム筒15基端面に同心円上に所定間隔をおいて形
成された2個のロック孔で、上記カム筒15はその内径
が弁室3の内径とほぼ同径状に形成されると共に、弁室
3と同心状に位置せしめられている。18は上記カム筒
15の長手方向に沿ってその基端部内周面に形成された
カム部、19・20は該カム部18を構成する所要数の
凸状リブと凹状カム溝で、該リブ19とカム溝20とは
交互に放射状に形成されると共に、該カム溝20は交互
に配設された深溝型カム溝21と浅溝型カム溝22とよ
り構成されている。23は後記する回転子27の回転を
ガイドせしめるべく前記各リブ19の先端から浅溝型カ
ム溝22の先端に向けて形成されたガイド用傾斜面部で
ある(図4、図5、及び図8参照)。24は前記カム筒
15内にノック自在に嵌合されたノック軸、25は前記
カム溝20に対応すべく該ノック軸24の先部外周に放
射状に突設されたリブ、26は後記する回転子27のカ
ム部30に迎合せしめるべくノック軸24の先端面に形
成された山形状のカム部である(図1、図4参照)。2
7は前記ノック軸24の先部に枢着ネジ28を介して回
動自在に、しかも軸方向に可動自在に嵌合された有底円
筒状の回転子、29はカム溝20の割り付け位置に対応
すべく該回転子27の長手方向に沿ってその基端部外周
面に放射状に突設されたリブ、30はノック軸24のカ
ム部26に迎合せしめるべく該各リブ29の先端に傾斜
面状に形成されたカム部である(図1、図4、及び図9
参照)。31は弁室3の長手方向に沿って可動すべく前
記回転子27の先部にスライド自在に外嵌された有底円
筒状弁体で、該弁体31の外径は弁室3の内径より小径
状に形成されている。32は該弁体31の中位外周面に
突設された環状弁、33は該弁32の両側に各々装着さ
れたOリング、34は弁32に対応すべく原水路10の
直下に位置するカム筒15の先端部位に形成された弁
座、35は該弁座34に対向すべく原水路10と弁室3
との境界部位に形成された弁座で、該弁座34・35間
に弁32を進退せしめて分岐水路11と原水・シャワ−
用排水路12・13を適宜閉開作動せしめるものとされ
ている(図2及び図3参照)。36は前記弁体31を分
岐水路11方向に常時付勢せしめるべくスプリング受3
7を介して弁体31と回転子27との間に介装された内
部スプリング、38は該内部スプリング36の付勢力に
抗して弁体31を回転子27方向に常時付勢せしめるべ
く弁体31と分岐水路11がわ弁室3の一側面との間に
介装された外部スプリングで、該外部スプリング38と
内部スプリング36の付勢力は弁体31をスム−ズにス
ライド作動せしめるべく所要のバランス状態に設定せし
められている。
の一側外面に止ネジ40を介して止着されたガイド筒、
41はカム筒15の回動を制御せしめるべく該ガイド筒
39とカム筒15のロック孔17との間にロック用スプ
リング42を介して介装された鋼球製ロックボ−ルで、
該ロックボ−ル41はカム筒15の各ロック孔17に嵌
合せしめることによりカム筒15の回動を制御せしめ、
常に連通孔16を原水用排水路12とシャワ−用排水路
13に適正に合致せしめるものとされている。43は前
記ガイド筒39にスライド自在に外嵌された有底円筒状
のノックカバ−で、該ノックカバ−43は止ネジ44を
介して前記ノック軸24の基端に止着されている。45
は前記ノックカバ−43に止着された操作レバ−、46
はノックカバ−43をカバ−すべく栓体1の一側に取付
けられた円筒状のカバ−ケ−ス、47は水道の蛇口であ
る。
バ−43を介して外方よりノック軸24をノックせし
め、カム筒15にノック軸24と回転子27とを迎合せ
しめつつ弁体31をスライド作動せしめることにより分
岐水路11と原水用排水路12およびシャワ−用排水路
13とを選択的に開閉して切替えると共に、ノック軸2
4を介してカム筒15を所定方向に回動せしめつつ連通
孔16を原水用排水路12とシャワ−用排水路13に選
択的に連通して切換えることが出来る。
換える場合には、外方よりノックカバ−43を介してノ
ック軸24を分岐水路11方向にノックせしめる。この
際、図3に示すように、ノック軸24はそのリブ25が
カム筒15のカム溝20に嵌合せしめられると共に、カ
ム部26が回転子27のカム部30頂部から僅かに外れ
た傾斜面部位に当接せしめられ、かつ、回転子27のリ
ブ29はカム筒15の深溝型カム溝21に嵌合せしめら
れている。そして、ノック軸24のノック作動により内
外部スプリング36・38の付勢力に抗してノック軸2
4・回転子27・弁体31を同期的に順次分岐水路11
方向に前進作動せしめ、0リング33を介して弁32を
弁座35に強く当接せしめる。すると、回転子27のリ
ブ29が深溝型カム溝21より外れると共に、ノック軸
24のカム部26頂部が回転子27のカム部30に迎合
し、回転子27を僅かに回動せしめる。しかるのち、ノ
ック軸24のノック作動を停止せしめると、内外部スプ
リング36・38の付勢力により回転子27のカム部3
0頂部がカム筒15におけるカム部18の傾斜面部23
を滑りつつ回転し、浅溝型カム溝22位置の傾斜面部2
3端部に位置決めされ、回転子27と共に弁体31を前
進位置にセットせしめる。次いで、操作レバ−45によ
りノック軸24を介してカム筒15を所定方向に回動せ
しめ、その連通孔16を原水用排水路12に合致せしめ
て連通し、原水を原水用排水路12に流入せしめる(図
2参照)。このさい、カム筒15のロック孔17にロッ
クボ−ル41が嵌合し、カム筒15の回動を適正に制御
せしめる。
換るさいには、操作レバ−45によりカム筒15を所定
方向に回動せしめ、スプリング42の付勢力に抗してロ
ックボ−ル41のロックを解除せしめつつ、連通孔16
をシャワ−用排水路13に合致せしめて連通し、原水を
シャワ−用排水路13に流入せしめる(図2・図7参
照)。このさい、ロックボ−ル41はカム筒15の他の
ロック孔17に嵌合し、カム筒15の回動を制御せしめ
る。
排水路13に対する原水の流入を停止せしめるさいに
は、操作レバ−45によりカム筒15を所定方向に回動
せしめ、スプリング42の付勢力に抗してロックボ−ル
41のロックを解除せしめつつ、連通孔16を原水用排
水路12およびシャワ−用排水路13との連通を解除せ
しめるとよい。
める場合には、外方よりノックカバ−43を介してノッ
ク軸24を分岐水路11方向にノックせしめる。この
際、図2に示すように、ノック軸24はそのリブ25が
カム筒15のカム溝20に嵌合せしめられると共に、カ
ム部26が回転子27のカム部30頂部から僅かに外れ
た傾斜面部位に当接せしめられ、かつ、回転子27のリ
ブ29はカム筒15の浅溝型カム溝22に嵌合せしめら
れている。そして、ノック軸24のノック作動により内
外部スプリング36・38の付勢力に抗してノック軸2
4・回転子27を分岐水路11方向に若干前進作動せし
める。すると、回転子27のリブ29が浅溝形カム溝2
2より外れると共に、ノック軸24のカム部26頂部が
回転子27のカム部30に迎合し、回転子27を僅かに
回動せしめる。しかる後、ノック軸24のノック作動を
停止せしめると、内外部スプリング36・38の付勢力
により回転子27のカム部30頂部がカム筒15におけ
るカム部18の傾斜面部23を滑りつつ回転し、深溝型
カム溝21位置の傾斜面部23端部に位置決めされ、回
転子27と共に弁体31を後退作動せしめる。そして、
弁32をカム筒15先端がわの弁座34にOリング33
を介して当接せしめ、原水を分岐水路11に分岐流入せ
しめる(図3参照)。
には弁室3に連通する2個の原水用排水路12とシャワ
−用排水路13が形成されているが、必要に応じてその
個数を増減せしめてもよいものである。
されているから、ノック軸24を単に外方よりノックす
るという極めて簡単な操作でもって、カム筒15にノッ
ク軸24と回転子27とを迎合せしめつつ弁体31を前
進・後退作動せしめることにより栓体1一側の水路11
と同下部の水路12・13とを選択的に開閉して切換え
ることが出来るものであり、ひいては、その切換操作を
極めて簡単に、しかも、迅速、かつ確実に行うことが出
来るものである。
れているから、ノック軸24のノック作動により栓体1
一側の水路11と同下部の水路12・13とを選択的に
切り替えることが出来るのみならず、下部の水路12・
13においても、ノック軸24を介してカム筒15を所
定方向に回動せしめることにより下部水路12・13を
選択的に切替えることが出来るものである。
1を前進作動せしめて原水用排水路12及びシャワ−用
排水路13に切換えた状態を示す。
1を後退作動せしめて分岐水路11に切換えた状態を示
す。
軸24・回転子27を各々示す側面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】栓体1内に横断面円形状の弁室3が横設さ
れると共に、該弁室3に連通すべく栓体1の上下部およ
び一側部に各々水路10・11・12・13が形成さ
れ、該一側の水路11に対応すべく栓体1の他側部には
下部水路12・13に連通自在な連通孔16を有するカ
ム筒15が内設され、該カム筒15にはその内周面に形
成されたカム溝20に嵌合するカム部26・30および
リブ25・29を各々備えたノック軸24と回転子27
とが順次進退自在に嵌装され、該回転子27の先部には
外周面に環状弁32を備えた有底円筒状の弁体31が内
外の付勢部材36・38を介してスライド自在に嵌装さ
れてなり、上記ノック軸24を外方よりノックしてカム
筒15にノック軸24と回転子27とを迎合せしめつつ
弁体31をスライド作動せしめることにより一側の水路
11と下部の水路12・13とを選択的に開閉して切換
るべく構成されてなることを特徴とする、流水切換具。 - 【請求項2】カム筒15が回動自在とされると共に、栓
体1の下部には同一円周上に所要数の水路12・13が
形成されてなり、ノック軸24を介してカム筒15を回
動せしめつつ連通孔16を下部水路12・13に選択的
に連通せしめて切換るべく構成されてなることを特徴と
する、請求項1記載の流水切換具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001049564A JP3501447B2 (ja) | 2001-02-26 | 2001-02-26 | 流水切換具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001049564A JP3501447B2 (ja) | 2001-02-26 | 2001-02-26 | 流水切換具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002250466A JP2002250466A (ja) | 2002-09-06 |
JP3501447B2 true JP3501447B2 (ja) | 2004-03-02 |
Family
ID=18910650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001049564A Expired - Fee Related JP3501447B2 (ja) | 2001-02-26 | 2001-02-26 | 流水切換具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3501447B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7432071B2 (en) | 2003-06-30 | 2008-10-07 | Applyed Cell Biotechnologies Inc. | Method of diagnosing periodontitis by determining γ-glutamyltranspeptidase |
-
2001
- 2001-02-26 JP JP2001049564A patent/JP3501447B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7432071B2 (en) | 2003-06-30 | 2008-10-07 | Applyed Cell Biotechnologies Inc. | Method of diagnosing periodontitis by determining γ-glutamyltranspeptidase |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002250466A (ja) | 2002-09-06 |
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