JP3500135B2 - 同軸給電線と同軸エルボとの接続部構造 - Google Patents

同軸給電線と同軸エルボとの接続部構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波大電力の給
電に使用される同軸給電線を接続するための、同軸給電
線と同軸エルボとの接続部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】高周波大電力の給電に使用される同軸給
電線は、円筒体の外導体(例えば銅製のパイプ)に絶縁
支持部材を介して円筒体の内導体(例えば銅製のパイ
プ)を同軸に配置してなり、放送用送信機から屋外に建
築された空中線への高周波大電力の給電や、電子線加速
器への高周波大電力の給電等に使用されている。このよ
うな同軸給電線では、その接続部において、放電等によ
る損傷が発生することがあるため、同軸給電線の接続部
を定期的または臨時に点検する必要がある。
【0003】ところで、2本の同軸給電線をエルボ(el
bow )状に接続する同軸エルボの接続部では、従来、同
軸エルボを一方の同軸給電線に取付け、スプリングアク
ションを有する同軸エルボのインナー接続子を他方の同
軸給電線の円筒体導体の端部に差込んで接続している。
しかし、高周波大電力の給電に使用される同軸給電線
は、直径が例えば2〜23cm程度と大きな径を有し、
重量も重いため、該同軸給電線の配線は、送信機等が設
置された建屋等の壁や天井等に直接または間接的に固定
されるのが一般的である。また、該同軸給電線は、前述
のように銅製のパイプ等で構成されており、可撓性や伸
縮性がない。
【0004】したがって、同軸給電線から同軸エルボ部
分のみを取外そうとしても、同軸給電線を移動すること
ができないため、同軸エルボのインナー接続子を他方の
同軸給電線の円筒体導体に差込む従来の接続部では、同
軸エルボを同軸給電線から取外すことができず、点検の
都度、同軸エルボと該同軸エルボを接続した同軸給電線
とを解体する必要がある。
【0005】このため、同軸エルボ部分のみを取外すこ
とができる同軸エルボとして、外導体を軸方向に2分割
した同軸エルボが提案されている(実開昭48−420
97号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、外導体
を軸方向に2分割した同軸エルボでは、内導体と外導体
とを分離して組み立てなければならず、同軸給電線が配
線・固定された現場において、同軸給電線と同軸エルボ
との接続部を組立または解体するには、熟練した高度な
技術が必要となる。また、外導体を軸方向に2分割した
同軸エルボでは、外導体が2分割される構造を有するた
め、防水性と気密性に優れず、屋外で使用することがで
きなかった。
【0007】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、同軸エルボを簡単に同軸給電線に取付
け又は取外すことができ、防水性と気密性に優れた同軸
給電線と同軸エルボとの接続部構造を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1では、直線状の
円筒体からなる第1の外導体、およびこの第1の外導体
の内部に絶縁体を介して同軸に支持された第1の内導体
を備えた直線状の同軸給電線と、エルボ状に接合一体化
された2つの円筒体からなる第2の外導体、およびこの
第2の外導体の内部に絶縁体を介して同軸に支持された
第2の内導体を備えた同軸エルボとを接続する同軸給電
線と同軸エルボの接続部構造であって、前記同軸給電線
の前記第1の内導体の端部に装着された第1の接続子
と、前記同軸エルボの前記第2の内導体の端部に装着さ
れた第2の接続子と、両端を上記第1の接続子と第2の
接続子とにそれぞれ連結されて上記第1および第2の接
続子間を接続する接続中継部材と、前記同軸給電線の前
記第1の外導体の端部に外側に突出して設けられた第1
のフランジと、前記同軸エルボの前記第2の外導体の端
部に外側に突出して設けられた第2のフランジとを備
え、前記第1および第2の接続子間に連結された前記接
続中継部材を介して前記第1の内導体と第2の内導体と
を接続すると共に、前記第1のフランジ部と第2のフラ
ンジ部とを互いに突き合わせて前記第1の外導体と第2
の外導体とを連結してなる同軸給電線と同軸エルボとの
接続部構造が提供される。
【0009】上記のような構造を有する同軸給電線と同
軸エルボとの接続部構造においては、直線状同軸給電線
の内導体と同軸エルボの内導体とは、接続中継部材で接
続され、直線状同軸給電線の内導体と接続中継部材との
接続は直線状同軸給電線の内導体の端部に装着された第
1の接続子によって行われ、同軸エルボの内導体と接続
中継部材との接続は同軸エルボの内導体の端部に装着さ
れた第2の接続子によって行われる。したがって、直線
状同軸給電線の内導体と同軸エルボの内導体とは、接続
中継部材を介して、接続・分離自在に接続される。
【0010】また、直線状同軸給電線のフランジ(第1
のフランジ)と同軸エルボのフランジ(第2のフラン
ジ)とは、互いに突き合わせて連結される。したがっ
て、直線状同軸給電線の外導体と同軸エルボの外導体
は、それぞれのフランジで、接続・分離自在に連結され
る。かくして、請求項1によれば、直線状同軸給電線と
同軸エルボとが容易に接続・分離が可能になる。
【0011】請求項2によれば、上記接続中継部材は、
直線状同軸給電線のフランジと同軸エルボのフランジと
の突き合わせ部の内周面に嵌め込まれた絶縁性支持部材
によって、直線状同軸給電線および同軸エルボの外導体
に対して、同軸に支持される同軸給電線と同軸エルボと
の接続部構造が提供される。したがって、直線状同軸給
電線と同軸エルボとの間の高周波電力の給電が良好に行
われる。
【0012】請求項3では、直線状同軸給電線の内導体
端部の接続子、同軸エルボの内導体端部の接続子、及び
これら接続子を連結させる接続中継部材は、その一方が
同軸の有底円筒形状をなし、他方が円筒体部の内側に軸
方向から相互に嵌合する軸形状をなしている。したがっ
て、直線状同軸給電線の内導体端部の接続子または/お
よび同軸エルボの内導体端部の接続子に対して、接続中
継部材を軸方向に移動させることによって、直線状同軸
給電線の内導体と同軸エルボの内導体とを接続・分離す
ることができる。
【0013】請求項4では、接続中継部材は、絶縁性の
支持体の両面から互いに接合部材で同軸に接合された第
3および第4の接続子からなる。したがって、第3およ
び第4の接続子を絶縁性の支持体に接合または分離する
ことによって、直線状同軸給電線の内導体と同軸エルボ
の内導体とを接続・分離することができる。請求項5で
は、接合部材が、同軸エルボの外導体の貫通孔と同軸エ
ルボの内導体の貫通孔と該同軸エルボの内導体端部の第
2の接続子の貫通孔とをそれぞれ貫通する操作手段で接
合操作される同軸給電線と同軸エルボとの接続部構造が
提供される。したがって、同軸エルボの外部から、第3
の接続子と第4の接続子との接合・分離を操作手段で操
作することで、直線状同軸給電線の内導体と同軸エルボ
の内導体との接続・分離を容易に操作することができ、
直線状同軸給電線のフランジと同軸エルボのフランジと
が、容易に連結・分離できることと相俟って、直線状同
軸給電線と同軸エルボとの接続・分離を容易に行うこと
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
に係る同軸給電線と同軸エルボとの接続部構造を説明す
る。図1は、本発明に係る同軸給電線と同軸エルボとの
接続部構造の一実施形態における同軸エルボの構造を示
す一部断面組立図である。
【0015】同軸エルボ1は、2本の円筒体を直角に接
続してなるL字形外導体2に、2本の円筒体を直角に接
続してなるL字形内導体3が挿入され、L字形内導体3
の両端部は絶縁支持板4によって支持され、L字形内導
体3とL字形内導体3とが同軸に配置される。具体的に
は、図1(a)に示すように、L字形外導体2の内部に
L字形内導体3が挿入される。このとき、L字形内導体
3は、各円筒体の中心線がL字形外導体2の中心線と略
45度の角度で交差する状態で、L字形外導体2の端部
から挿入される(L字形外導体2の端部外方から同図矢
印Aの方向に挿入される)。L字形外導体2の直角部近
傍まで、L字形内導体3が挿入されると、L字形内導体
3はその中心線がL字形外導体2の中心線と一致する方
向に回転され(同図矢印B)、図1(b)に示すよう
に、L字形外導体2とL字形内導体3が同軸に配置され
る。
【0016】ここで、L字形内導体3の両端部からは、
後述する操作竿100を貫通させるため、貫通孔5がL
字形内導体3の中心部に設けられている。この貫通孔5
の中心線がL字形外導体2と交わる位置(2箇所)に
は、操作竿100を挿入する窓6が設けられている。そ
して、L字形外導体2の両端部には後述するフランジ7
が設けられている。
【0017】図2は同軸エルボ1側の接続部の構造を示
す断面図であり、絶縁支持板4によって、L字形内導体
3をL字形外導体2に対して同軸に支持してなる部分と
フランジ7および後述するフランジ連結リング10の断
面図である。具体的には、L字形内導体3の端面に、L
字形内導体3と同径で略円盤状の端末板20が例えば蝋
付け等で溶着され、端末板20には後述するアウター接
続子30が装着され、端末板20とアウター接続子30
は絶縁支持板4によって支持される。このようにして、
L字形内導体3がL字形外導体2の内部に対して同軸に
支持・装着される。
【0018】また、L字形外導体2の両端部に全周にわ
たって形成されたフランジ7のフランジ面7aには、後
述する絶縁支持板70を嵌め込む絶縁支持板嵌挿部8が
フランジ面7aから内方にむかって形成されている。該
絶縁支持板嵌挿部8の内径は、絶縁支持板70の外径よ
りも僅かに大きな径であり、絶縁支持板嵌挿部8の深さ
(フランジ7のフランジ面7aからの深さ)は絶縁支持
板70の厚さより深く、絶縁支持板嵌挿部8に嵌挿され
た絶縁支持板70は軸方向にスライド可能となってい
る。フランジ7の外周面には、更にフランジ9が形成さ
れている。フランジ9のフランジ面9aは、フランジ面
7aから後述するパッキング80の厚さの1/2より僅
かに短い距離だけフランジ面7aから後退している。な
お、このフランジ面9aは後述するフランジ67のパッ
キング挿入溝69と共にパッキング80を挟持する。
【0019】フランジ連結リング10は、高さがフラン
ジ9の厚さの略2倍である有底円筒体をなし、有底円筒
体内周面10aの内径はフランジ9の外径よりも若干大
きく、フランジ9が該有底円筒体内周面10aに遊挿さ
れるようになっており、有底円筒体低部内面10aまで
の深さはフランジ9の厚さより僅かに深く、有底円筒体
低部には、フランジ7 が遊貫する内径の貫通孔10c
が穿設されている。また、フランジ連結リング10に
は、後述するフランジ67のボルト貫通孔64に相対す
る中心対称な2箇所に、ボルト貫通孔12 が穿設され
ている。なお、同軸エルボ1の両端部にフランジ7 を
(融着等で)取付ける前に、L字形外導体2をフランジ
連結リング10の貫通孔10cに遊貫しておく。
【0020】そして、図3は同軸エルボ1側における、
L字形内導体3に融着された端末板20、絶縁支持板4
およびアウター接続子30の構造を分解断面図で示した
ものである。L字形内導体3は円筒体で形成されてお
り、この円筒体3の端部には端末板20が融着され、円
筒体3の内部に前記貫通孔5が形成されている。なお、
2本の円筒体がL字形に直交する部分では、円筒体3が
中心線に対して45度の角度を有する楕円形状の断面を
有しており、該楕円面の中央には貫通孔5が形成されて
いる。
【0021】絶縁支持板4によって支持される側の端末
板20の端面20aには、絶縁支持板4の嵌通孔4aに
嵌装される円周部21が突出している。円周部21の外
径は嵌通孔4aの内径より僅かに小さく、円周部21の
高さは絶縁支持板4の厚さの1/2より僅かに低い。円
周部21の端部内側には、後述する位置決めリング4b
が挿入される位置決めリング挿入孔22が設けられてい
る。この位置決めリング挿入孔22の内径は位置決めリ
ング4bの外径より僅かに大きく、その深さは、位置決
めリング4bの厚さの1/2より僅かに浅い。この位置
決めリング挿入孔22のさらに内周側の底面23は、端
面20aよりもL字形内導体3の端部に近い位置にあ
り、その中心部にはL字形内導体3の貫通孔5に連なる
貫通孔24が穿設され、貫通孔24の周辺部には、円周
上に等間隔で配列された複数の螺子孔25が穿設されて
いる。
【0022】端末板20に装着され、該端末板20と共
に絶縁支持板4によって支持されるアウター接続子30
は有底円筒体をなしており、該有底円筒体の外径はL字
形内導体3の外径と同一であることが好ましい。該有底
円筒体内周面には、後述するインナー接続子40が摺動
・接続される。アウター接続子30の有底円筒体低部外
面には、端末板20の円周部21と相対する位置に、円
周部21と同一な外径と内径を有し、且つ、同一の高さ
を有する円周部31が突出している。円周部31には、
端末板20の位置決めリング挿入孔22と相対する位置
に、位置決めリング挿入孔22と同一な内径と深さを有
する位置決めリング挿入孔32が設けられている。ま
た、アウター接続子30には、貫通孔34が貫通孔24
と相対し、螺子孔35が螺子孔25と相対して、それぞ
れ設けられている。
【0023】前述したように、L字形外導体2の両端部
から絶縁支持板4を圧入し、図2に示すように、端末板
20の円周部21を絶縁支持板4の嵌通孔4aに嵌装す
る。このとき、絶縁支持板4の軸方向の圧入位置は、ア
ウター接続子30が端末板20に装着された状態で、後
述するようにインナー接続子40とボルト50とを螺合
して、アウター接続子30にインナー接続子40を最も
深く挿入したとき、インナー接続子40とボルトとが同
軸エルボ1のフランジ面7aから突出しない位置とされ
る。
【0024】以上のようにして、L字形外導体2にL字
形内導体3を装着した後、L字形内導体3の両端部に蝋
付けされた端末板20にアウター接続子30がボルト3
6によって装着・接合される。この装着・接合は、端末
板20の円周部21の位置決めリング挿入孔22とアウ
ター接続子30円周部31の位置決めリング挿入孔32
に導電性部材からなる位置決めリング4bを挿入したう
えで行われる。この位置決めリング4bの厚さは、位置
決めリング挿入孔22の深さの2倍より僅かに薄いの
で、位置決めリング挿入孔22に挿入されると、その厚
みの略1/2が突出する。この突出した位置決めリング
4bをアウター接続子30の位置決めリング挿入孔32
に挿入するようにして、アウター接続子30を位置合わ
せすることで、該アウター接続子30とL字形内導体3
とが同軸に位置することになる。
【0025】この後、ボルト36をアウター接続子30
の螺子孔35を通して端末板20の螺子孔25に螺合す
ることによって、L字形内導体3とアウター接続子30
とは、端末板20を介して、機械的・電気的に装着・接
続される。なお、回り止め37は後述するインナー接続
子40の回転を防止するためのものである。以上の作業
を同軸エルボ1の両端部について行うことにより、同軸
エルボ1側の組立が終わる。
【0026】なお、窓6は、図1に示すように、L字形
外導体2に設けられた孔6aと、該孔6aの外方に配設
された筒6bと、該筒6bの端部に形成されたフランジ
6cに密着して窓孔を密閉する円板6dと、この円板6
dをフランジ6cに接合する4本のボルト6eと(図1
には4本のボルト6eのうち2本を図示した)、フラン
ジ6cの端面と前記円板6dとの間に介挿されるパッキ
ング6fを有している。孔6aと筒6bは操作竿100
が遊貫する内径を有して連なっている。円板6dをフラ
ンジ6cから取外すことにより、操作竿100を同軸エ
ルボ1内部に挿入することができる。円板6dをパッキ
ング6fと共にフランジ6cの端面にボルト6eで密着
・接合することで、窓6の防水が図られる。
【0027】次に、インナー接続子40の構造について
説明する。なお、同一形状のインナー接続子が、L字形
内導体3の両端部のアウター接続子30と直線状同軸給
電線61の直線状内導体63の端部のアウター接続子3
0とにそれぞれ接続される。図4に示すインナー接続子
40は、有底円筒体をなし、その有底円筒体低部の中心
に穿設された螺子孔41に後述するボルト50を螺合し
た後、アウター接続子30に摺動・挿入されて、アウタ
ー接続子30と電気的に接続する。
【0028】ここで、インナー接続子40の円筒体部外
周は第1の外周面42aと第2の外周面42bを有す
る。第1の外周面42aの外径はアウター接続子30の
円筒体部外径と同一であることが好ましく、第2の外周
面42bはアウター接続子30円筒体部内径より僅かに
小さい外径を有している。インナー接続子40の円筒体
部外周面42bには、複数のスリット42cが軸方向に
形成され、該円筒体部外周面には凹凸が螺旋状に形成さ
れており、この凹部に好ましくは螺旋状に導体43が巻
回されている。この導体43は、例えば略半円形状の断
面を有し外周面が略半円状になっている。そして、イン
ナー接続子40がアウター接続子30の円筒体部内周面
に挿入されると、前記スリット42cの作用によってイ
ンナー接続子40の円筒体部が縮径することによるばね
力によって、インナー接続子40とアウター接続子30
との電気的接続が確実なものとなる。
【0029】インナー接続子40の有底円筒体低部外面
44には、円周部45が突出している。円周部45の外
径は、絶縁支持板70の後述する嵌通孔70bの内径よ
り、若干小さい径を有し、円周部45は嵌通孔70bに
嵌装される。円周部45の内径は後述する該位置決めリ
ング71の円周部71aの外径より僅かに大きな径であ
り、円周部45の内周面45aには置決めリング71の
円周部71aが挿入される。そして、円周部45の高さ
は円周部71aの高さより僅かに高い。
【0030】ボルト50の先端部51には雄螺子が形成
され、先端部51に相対する側には、頭部53が形成さ
れ、頭部53の端面53aには正六角形の凹部54が形
成されている。また、この凹部54の中心部には、螺子
孔55が穿設されており、螺子孔55には操作竿100
の操作棒102の先端部に形成された雄螺子102aが
螺合する。先端部51と頭部53の間には、雄螺子が形
成されていない中間部52が先端部51より若干小さな
径で形成されている。なおCリング56が中間部52に
装着されている。
【0031】ボルト50の先端部51をインナー接続子
40の螺子孔41にねじ込み、ボルト50をその先端部
51が螺子孔41を通過するまでねじ込み、このように
ボルト50とインナー接続子40とを螺合した状態で、
インナー接続子40をL字形内導体3の両端部のアウタ
ー接続子30に接続する。この接続は、アウター接続子
30の円筒体部上端がインナー接続子40の外周面42
aと外周面42bとの境界部に当接するまで、インナー
接続子40をアウター接続子30に挿入して行う。
【0032】図5は直線状同軸給電線61側の接続部構
造の断面図である。直線状同軸給電線61側の接続部構
造は、直線状外導体62に対して、直線状内導体63を
絶縁支持板4によって同軸に支持してなる。具体的に
は、直線状内導体63の端部に端末板20が溶着等さ
れ、該端末板20にアウター接続子30が接続されたう
え絶縁支持板4で直線状内導体63が支持されている。
直線状外導体62はL字形外導体2と同一の内径を有
し、直線状内導体63はL字形内導体3の円筒体3と同
一の外径を有する円筒体である。この接続部構造構造に
ついて、同軸エルボ1の端部と同一の構造・機能を有す
る構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略す
る。
【0033】直線状同軸給電線61側の端部にはフラン
ジ67が形成されている。フランジ67のフランジ面6
7aには、フランジ7の絶縁支持板嵌挿部8に相対する
位置に絶縁支持板嵌挿部68が形成されており、その内
径と深さは絶縁支持板嵌挿部8と同一寸法である。フラ
ンジ67の外径はフランジ7の外径よりも大きく、絶縁
支持板嵌挿部68の近傍外周には、略凹状のパッキング
挿入溝69が形成され、さらにパッキング挿入溝69の
外側には、中心対称な2箇所にボルト貫通孔64が設け
られている。ここで、パッキング挿入溝69は、前記フ
ランジ9に相対する位置に形成されており、フランジ9
と共にパッキング80を挟持する。パッキング挿入溝6
9の幅はパッキング80の幅より僅かに広く、該溝の深
さはパッキング80の厚さの1/2より僅かに浅い。
【0034】図6は同軸エルボ1と直線状同軸給電線6
1との接続部構造の分解断面図である。同軸エルボ1と
直線状同軸給電線61とが接続された状態で、フランジ
7とフランジ67との間に嵌め込まれる絶縁支持板70
には、位置決めリング71を介して、その2つの端面7
0aに2つのインナー接続子40が接合される。ここ
で、絶縁支持板70は円盤状の絶縁支持板であり、その
外径は絶縁支持板嵌挿部68および8の内周面の径より
僅かに小さく、絶縁支持板70の中心部にはインナー接
続子40の円周部45が嵌装される嵌通孔70bが形成
されている。なお絶縁支持板70には、同軸給電線内部
の空気流動性向上のため、複数の孔70cが穿設されて
いる。
【0035】2つのインナー接続子40の取付け位置を
規定する位置決めリング71は導電性部材からなる。位
置決めリング71の外径は絶縁支持板70の嵌通孔70
bの内径よりも僅かに小さい径であり、位置決めリング
71は嵌通孔70bに嵌装される。位置決めリング71
の両端部には円周部71aが形成されており、この円周
部71aは、インナー接続子40の円周部45に挿入さ
れるため、円周部71aの外径は円周部45の内径より
僅かに小さい径であり、円周部71aの高さは円周部4
5の高さより僅かに低い。
【0036】先ず、直線状同軸給電線61の直線状内導
体63に装着されたアウター接続子30にインナー接続
子40を摺動・接続する。次に、フランジ67のパキン
グ挿入溝69に、例えば弾性を有するゴム製のパッキン
グ80を装着すると共に、絶縁支持板70をフランジ6
7の絶縁支持板嵌挿部68に嵌め込む。このとき、絶縁
支持板70の嵌通孔70bに、上記インナー接続子40
の円周部45が嵌装されるようにして、次に、位置決め
リング71を嵌通孔70bに嵌装する。このとき、位置
決めリング71の円周部71aはインナー接続子40の
円周部45に挿入される。
【0037】そうすると、絶縁支持板70の端面70a
および位置決めリング71の円周部71aの端面はフラ
ンジ7のフランジ面67aと同一になり、フランジ面6
7aからは、パッキング80がやや外方に出ているだけ
になる。以上の作業を、同軸エルボ1の両端に接続され
る2本の直線状同軸給電線61について行う。
【0038】一方、同軸エルボ1については、前記のよ
うに、ボルト50を螺合したインナー接続子40がL字
形内導体3両端のアウター接続子30に接続された状態
となっている。このような状態で直線状同軸給電線61
と同軸エルボ1とを接続する。ここで、図7は、同軸エ
ルボ1と直線状同軸給電線61との接続部構造の一部断
面図である。
【0039】同軸エルボ1と直線状同軸給電線61との
接続は、フランジ7とフランジ67とを当接させたの
ち、フランジ連結リング10を用いて行われる。前述し
たように、直線状同軸給電線61の端末にはフランジ7
の面からパッキング80が少々突出しているだけなの
で、パッキング80の弾性に抗して同軸エルボ1を押圧
すれば、簡単に直線状同軸給電線61のフランジ7と同
軸エルボ1のフランジ67 とを当接することができ
る。
【0040】このように両フランジを当接したのち、フ
ランジ連結リング10をフランジ9に当接する。そし
て、フランジ67のボルト貫通孔64とフランジ連結リ
ング10のボルト貫通孔12 を相対してボルト110
とナット111によってフランジ67とフランジ連結リ
ング10とを連結する。なおこのときは、未だ両者の連
結は緩やかな状態にしておく。
【0041】上記の状態で、先ず、直線状同軸給電線6
1の直線状内導体63と同軸エルボ1のL字形内導体3
との接続を行う。この接続は、絶縁支持板70で支持さ
れ位置決めリング71で位置決めされた直線状内導体6
3側に装着されたインナー接続子40と、同軸エルボ1
のL字形内導体3側に装着されたインナー接続子40と
を、相互にボルト50で接合することによって行われ
る。
【0042】この接合は、L字形外導体2に設けた窓6
から操作竿100を挿入して該操作竿100の操作によ
って行われる。図8に示すように、操作竿100は、鞘
101と、該鞘101の内部を貫通し回転自在・挿抜自
在に操作される操作棒102とからなり、該鞘101の
先端部101aは、ボルト50の頭部53の六角凹部5
4に嵌合してボルト50を回転操作するため六角形状を
なしている。そして、操作棒102の先端部には、ボル
ト50の螺子孔55に螺合する雄螺子102aが形成さ
れている。
【0043】前述したように、かかる操作竿100を窓
6から同軸エルボ1の内部に挿入する。なお、このと
き、操作棒102の先端の雄螺子102aを鞘101の
内部に没入させておく。そして、操作竿100を同軸エ
ルボ1のL字形内導体3に設けた貫通孔5、端末板20
に設けた貫通孔24およびアウター接続子30に設けた
貫通孔34に貫通し、ボルト50の六角凹部54に鞘1
01の先端部101aを嵌めこむ。このとき、ボルト5
0は、前述したように、同軸エルボ1側のインナー接続
子40に螺合している。鞘101をさらに押し込むこと
によって、同軸エルボ1側のインナー接続子40は、直
線状同軸給電線61側に押されて移動し、該インナー接
続子40の円周部45の内周面45aに、位置決めリン
グ71の円周部71aが挿入され、直線状同軸給電線6
1側のインナー接続子40と接合され得る状態になる。
【0044】さらに、鞘101を押し込みながら、操作
棒102を鞘101の先端部101aから突出させ、操
作棒102の先端部の雄螺子102aがボルト50の螺
子孔55に螺合するように操作棒102を回転させる。
雄螺子102aと螺子孔55が螺合した後、さらに操作
棒102を回転させて鞘101を押し込むと、やがて、
ボルト50の先端部51は同軸エルボ1側のインナー接
続子の螺子孔41を通過し、ボルト52の中間部は先端
部51に比べて径が小さいため、ボルト50の頭部53
が同軸エルボ1側のインナー接続子40の有底円筒体底
部内面に接する。さらに、ボルト50を操作棒102で
押し込むようにして、ねじ込むと、先端部51の雌螺子
は直線状同軸給電線61側のインナー接続子40の螺子
孔41に螺合する。さらに、操作棒102でボルト50
をねじ込むと、同軸エルボ1側のインナー接続子40と
直線状同軸給電線61側のインナー接続子40とは、位
置決めリング71に当接すると共に、該位置決めリング
71によって電気的にも接続される。
【0045】なお、ボルト50の回転によって両インナ
ー接続子40が回転するおそれがあり、前述したように
回り止め37を設けて、両インナー接続子40の回転を
阻止し、ボルト50で両インナー接続子40を確実に接
合するようにしている。ここで回り止め37はアウター
接続子30の有底円筒体内部の底部に穿設された螺子孔
にねじ込まれており、回り止め37とアウター接続子3
0の円筒体内面との間に、インナー接続子40の円筒体
端部と該端部の内面全周にわたって設けられた内方向フ
ランジ部42dとが挟持され、インナー接続子40の回
転が阻止される。
【0046】上述した接続作業を同軸エルボ1の両端部
で行った後に、直線状同軸給電線61側のフランジ7と
同軸エルボ1側のフランジ67とフランジ連結リング1
0とをボルト110とナット111とによって連結する
ことで、直線状同軸給電線61と同軸エルボ1とが接続
され、また、パッキング80はフランジ7とフランジ6
7との連結部分の防水作用および気密性を発揮する。そ
の後、窓6を前述のようにして閉じることで、窓6の防
水性および気密性が確保される。
【0047】こうして、同軸エルボ1側のインナー接続
子40と直線状同軸給電線61側のインナー接続子40
とを接合することによって、同軸エルボ1のL字形内導
体3と直線状同軸給電線61の直線状内導体63とが電
気的・機械的に接続され、同軸エルボ1のL字形外導体
2と直線状同軸給電線61の直線状外導体62とがフラ
ンジ連結されることによって両外導体が電気的・機械的
に接続・連結される。そして、同軸エルボ1側のインナ
ー接続子40と直線状同軸給電線61側のインナー接続
子40とは、絶縁支持板70によって同軸に支持されて
いるので、良好に高周波大電力が供給・伝送される。ま
た、接続部および窓は防水効果と気密性に優れている。
【0048】直線状同軸給電線61から同軸エルボ1を
取外す場合には、上述した組立て作業の順序と逆の順序
で取外し作業を行う。即ち、窓6から操作竿100を挿
入し、その操作によって直線状同軸給電線61側のイン
ナー接続子40からボルト50を取外し、2つのインナ
ー接続子40相互の接続が分離される。その後にフラン
ジ7、67およびフランジ連結リング10を分離するこ
とで、同軸エルボ1と直線状同軸給電線61とが分離さ
れる。
【0049】先ず、操作竿100の鞘101の先端部1
01aをボルト50の六角凹部54に嵌めこむと共に、
操作棒102の先端部に形成された雄螺子102aを螺
子孔55に螺合する。この螺合を行った後、鞘101を
ボルト50を引きぬく方向に回転させる。このとき、操
作竿100でインナー接続子40を直線状同軸給電線6
1側に押しながらボルト50を取外す。こうして、ボル
ト50の先端部51を直線状同軸給電線61側のインナ
ー接続子40から抜く。ボルト50の先端部51をこの
ようにして抜いた時、先端部51は、同軸エルボ1側の
インナー接続子40の螺子孔41と、未だ螺合していな
い状態にある。
【0050】こうして、ボルト50を直線状同軸給電線
61側のインナー接続子40から引き抜いた後、操作棒
102を引き抜くと、操作棒102の先端部の雄螺子1
02aはボルト50の螺子孔55に螺合しているので、
ボルト50の先端部51の雄螺子が同軸エルボ1側のイ
ンナー接続子40の螺子孔41に接する。そして、ボル
ト50を引き抜く方向に操作棒102を回転させること
によって、ボルト50は同軸エルボ1側のインナー接続
子40に螺合する。この螺合の後、操作竿100を引き
抜くと、同軸エルボ1側のインナー接続子40は、同軸
エルボ1側に引き寄せられ、絶縁支持板70、位置決め
リング71と分離され、該インナー接続子40の円筒低
面部の円周部45は、同軸エルボ1のフランジ7のフラ
ンジ面7aの位置よりも同軸エルボ1側の内導体に近い
位置になる。その後、操作棒102の先端部の雄螺子1
02aをボルト50の螺子孔55から抜き取ると共に、
操作竿100を同軸エルボ1から抜き取る。
【0051】この作業を同軸エルボ1の両端部のインナ
ー接続子について行うことで、同軸エルボ1の両端部の
内導体と直線状同軸給電線61の内導体とが電気的・機
械的に分離される。次に、同軸エルボ1の両端部で、直
線状同軸給電線61のフランジ7と同軸エルボ1のフラ
ンジ67 とを連結しているフランジ連結リング10の
ボルト110とナット111を取外すことによって、直
線状同軸給電線61のフランジ7と同軸エルボ1のフラ
ンジ67 が分離される。
【0052】かくして、同軸エルボ1は直線状同軸給電
線61から分離することができる。なお、本発明による
同軸給電線と同軸エルボとの接続部構造は、直線状同軸
給電線を直角に接続する場合に限定されるものでなく、
交差する2つの同軸給電線の接続に広く適用可能であ
る。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の同軸給電
線と同軸エルボとの接続部構造によれば、直線状同軸給
電線を接続する同軸エルボと直線状同軸給電線とが容易
に接続・分離することができるので、同軸エルボと直線
状同軸給電線との接続部の点検を容易に行うことがで
き、また、該接続部において放電等による損傷が生じて
も同軸エルボと直線状同軸給電線との接続部を容易に分
離できるので、修理等を迅速に行うことができるという
効果が発揮され、かつ同軸エルボの外導体を2分割する
必要がなく、フランジ部分と窓部分はパッキングによっ
て防水性と気密性に優れているので、屋外で使用するこ
とができるという効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る同軸給電線と同軸エルボとの接続
部構造の一実施形態における同軸エルボの構造を示す一
部断面組立図である。
【図2】本発明に係る同軸給電線と同軸エルボとの接続
部構造の一実施形態における同軸エルボ側の接続部の構
造を示す断面図である。
【図3】図2のL字形内導体端部の端末板、絶縁支持板
およびアウター接続子の構造を示す分解断面図である。
【図4】同軸給電線および同軸エルボの内導体端部のア
ウター接続子に接続されるインナー接続子の構造を示す
断面図である。
【図5】図2の同軸エルボに接続される直線状同軸給電
線側の接続部構造の断面図である。
【図6】本発明に係る同軸給電線と同軸エルボとの接続
部構造の一実施形態における同軸エルボと同軸給電線と
の接続部構造の分解断面図である。
【図7】本発明に係る同軸給電線と同軸エルボとの接続
部構造の一実施形態における同軸エルボと直線状同軸給
電線との接続部構造の一部断面図である。
【図8】図7のボルト(接続手段)を操作する操作竿の
概略要部構成図である。
【符号の説明】
1 同軸エルボ 2 L字形外導体 3 L字形内導体 4 絶縁支持板 5 L字形内導体の貫通孔 6 同軸エルボの窓 7 フランジ 20 端末板 24 端末板の貫通孔 30 アウター接続子 40 インナー接続子 61 直線状同軸給電線 62 直線状外導体 63 直線状内導体 67 フランジ 70 絶縁支持板 71 位置決めリング 100 操作竿
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保田 親 茨城県つくば市櫻2丁目8番3号 (72)発明者 中西 弘 茨城県つくば市花畑3丁目12番14号 (56)参考文献 特開 平9−190856(JP,A) 特開 昭58−180956(JP,A) 実開 平4−64802(JP,U) 実開 平2−64201(JP,U) 実開 平6−77301(JP,U) 実公 昭49−42306(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 17/04 H01R 103:00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線状の円筒体からなる第1の外導体、
    およびこの第1の外導体の内部に絶縁体を介して同軸に
    支持された第1の内導体を備えた直線状の同軸給電線
    と、 エルボ状に接合一体化された2つの円筒体からなる第2
    の外導体、およびこの第2の外導体の内部に絶縁体を介
    して同軸に支持された第2の内導体を備えた同軸エルボ
    とを接続する同軸給電線と同軸エルボの接続部構造であ
    って、 前記同軸給電線の前記第1の内導体の端部に装着された
    第1の接続子と、 前記同軸エルボの前記第2の内導体の端部に装着された
    第2の接続子と、 両端を上記第1の接続子と第2の接続子とにそれぞれ連
    結されて上記第1および第2の接続子間を接続する接続
    中継部材と、 前記同軸給電線の前記第1の外導体の端部に外側に突出
    して設けられた第1のフランジと、 前記同軸エルボの前記第2の外導体の端部に外側に突出
    して設けられた第2のフランジとを備え、 前記第1および第2の接続子間に連結された前記接続中
    継部材を介して前記第1の内導体と第2の内導体とを接
    続すると共に、前記第1のフランジ部と第2のフランジ
    部とを互いに突き合わせて前記第1の外導体と第2の外
    導体とを連結してなることを特徴とする同軸給電線と同
    軸エルボの接続部構造。
  2. 【請求項2】 前記接続中継部材は、前記第1のフラン
    ジ部と第2のフランジ部との突合せ部の内周面に嵌め込
    まれた絶縁支持部材により前記第1および/または第2
    の外導体に同軸に支持して設けられるものである請求項
    1に記載の同軸給電線と同軸エルボとの接続部構造。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2の接続子と、これら
    第1および第2の接続子にその両端を連結させる前記接
    続中継部材は、その一方が、第1および第2の内導体と
    それぞれ同軸の有底円筒形状をなし、他方が、その内側
    に軸方向から嵌合する軸形状をなすものである請求項1
    に記載の同軸給電線と同軸エルボとの接続部構造。
  4. 【請求項4】 前記接続中継部材は、絶縁支持部材の両
    面から互いに接合部材で同軸に接合された第3および第
    4の接続子からなる請求項1に記載の同軸給電線と同軸
    エルボとの接続部構造。
  5. 【請求項5】 前記接合部材は、前記第2の外導体の貫
    通孔と前記第2の内導体の貫通孔と該第2の内導体の端
    部に装着された第2の接続子の貫通孔をそれぞれ貫通す
    る操作手段で接合操作される請求項1〜4に記載の同軸
    給電線と同軸エルボとの接続部構造。
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