JP3499714B2 - 位相シフトマスク及びその製造方法 - Google Patents

位相シフトマスク及びその製造方法

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    • G03F7/70216Mask projection systems
    • G03F7/70283Mask effects on the imaging process

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体集積回路
(IC)の生産に用いられる位相シフトマスク及びその
製造方法に関し、特に、フォトリソグラフィによるIC
の生産(すなわち、光学的写真製造)における解像度と
焦点深度の改良、及びイメージショートニングを低減で
きるマスク構造とその形成方法に係る。
【0002】
【従来の技術】今日、殆どの半導体集積回路は、光学的
な写真製造技術を利用して形成されている。これには、
通常、半導体ウェハ上に形成した感光性レジスト材料層
に、マスク(すなわち、レチクル)を介して紫外線(U
V)光を制御しながら投射することにより露光を行う。
このマスクは、通常、レジストが塗布されたウェハに転
写されるべき回路パターンを規定する遮光材料層が形成
された光透過性基板で構成される。ネガレジストが用い
られた場合は、マスクを通過した光によってレジスト層
の露光された領域を重合及び架橋させ、分子量を増加さ
せる。続く現像工程では、レジスト層の未露光部分が現
像液で洗浄除去され、マスクパターンの反転、すなわち
ネガティブ画像を構成するレジスト材料のパターンを残
存させる。一方、ポジレジストを用いた場合には、マス
クを通過した光によってレジスト層の露光された部分が
現像液に対して可溶性になるので、露光されたレジスト
層部分は現像工程で洗い流され、マスクパターンに直接
対応するレジスト材料のパターンのみが残存される。い
ずれの場合にも、残存されたレジストは半導体材料のパ
ターンを画定するように作用し、このパターンは引き続
く処理工程(例えば、エッチング工程や堆積工程)を受
け、所望の半導体装置が形成される。
【0003】サブミクロン領域での回路パターンの形成
においては、露光工程でマスクと同程度の分解能が得ら
れることが要求される。レンズの大口径化やより短い波
長の光(例えば、DUV領域)を用いることによって、
より高い解像性能が得られるが、焦点深度が犠牲にな
る。よって、投影パターンの焦点深度をできるだけ深く
することが重要である。通常、露光光は比較的厚いレジ
スト材料層を通過することが要求され、且つマスクパタ
ーンはレジスト材料の深さ方向に対しても正確に投影さ
れることが重要である。これに加えて、焦点深度が深く
なる(増加する)と、露光装置が最良の焦点位置から多
少ずれていても(焦点ずれ状態)解像性能の低下を最小
限にできる。なお、最も高精度な写真製造装置であって
も、最良の焦点位置からサブミクロン単位のずれが生じ
ないようにすることはできない。
【0004】ところで、最近、所定の焦点深度に対して
レジスト解像性をかなり高くできる位相シフトマスク技
術が開発されている。位相シフトマスク(PSM)は、
π(180°)だけ位相がシフトされた露光光の透過を
許容する選択的に配置されたマスクパターン材料を使用
する点において従来のリソグラフィー法によるマスクと
は異なっている。このような技術は、1980年代の初
頭に最初に提唱され、従来のリソグラフィー技術の限界
を0.25μm程度、そして恐らくそれ以下の回路パタ
ーンの製造も可能にするものとして期待されている。マ
スクパターンのエッジ部に対応する位置に生成された露
光光の180°の位相差によって、エッジコントラスト
を大きく増強する干渉効果が生じ、より高い解像性能に
より深い焦点深度が得られる(不透明なマスクパターン
材料、例えばクロムのみを使用する従来の2進強度マス
クに比べて)。この技術は、従来のリソグラフィーステ
ッパ光学系とレジスト技術を利用して実現することがで
きるので都合がよい。
【0005】多数のPSM技術が開発されている。これ
らには、レベンソン型(alternating)、補
助シフタ型(subresolution)、リム型
(rim)及びハーフトーン型(attenuate
d)位相シフト技術等が知られている。一般的には、
C.Harper氏等の文献、Electronic
Materials & Processes Han
dbook,2d ed.,1994,§10.4,p
p.10.33−10.39を参照されたい。これらの
技術の中で、ハーフトーン型位相シフト技術は任意のマ
スクパターンに適用でき、最も用途が広いものである。
ハーフトーン型PSMでは、180°の位相シフトを行
う単一のわずかに透過性を持った(ハーフトーン)吸収
体を従来の不透明なマスクパターン材料、例えばクロム
層に置き換えて用いる。元来、ハーフトーン材料は、2
つの層、すなわち透過率制御層と位相制御層とで形成さ
れていたが、最近では光の透過率と位相シフト制御とい
う二重の機能を実現するために開発された単一層材料を
用いても同様な作用効果が実現されている。Ito氏等
の文献、Optimization of Optic
al Properties for Single−
layer Halftone Masks,SPIE
Vol.2197,p.99,January 19
94において報告されているように、このような単一層
の材料はSiNxからなり、その組成比は形成時の窒素
ガスの流入量を変化させることにより制御される。
【0006】上記ハーフトーン型PSMは、高解像度の
実際のデバイスパターンに適用するための最も有用な技
術の1つであることがわかっているが(例えば、K.H
ashimoto氏等、The Applicatio
n of Deep UVPhase Shifted
−Single layer Halftoneret
icles to 256 Mbit Dynamic
RandomAccess Memory Cell
Patterns,Jpn.J.Appl.Phy
s.Vol.33(1994)pp.6823−683
0を参照されたい)、このハーフトーン型PSMは0.
25μmにおける及びそれ以下のパターンサイズが、精
度良く生成されるように、より高い解像性能を与えるこ
とが要求されている。更に、上記ハーフトーン型PSM
はイメージショートニングの問題を解決してはいない。
【0007】上記イメージショートニングは、得られる
パターン全体の解像性能が低下する現象である。例え
ば、DRAMのパターンにおける電荷蓄積ノード、素子
分離及び何種類かの深さのコンタクト孔を形成するため
に用いられる細長い孔状パターン等のある特定の形状の
場合、わずかな焦点ずれはその下にあるウェハ上への孔
パターンの実質的な短縮をもたらす。これは、特に焦点
ずれが、例えば±1.0μmの条件においては、像強度
とコントラストが孔の端部に向かってかなり減少する傾
向があることに起因して生じる。これは、従来のハーフ
トーン型PSMに対して、図1(b)の像強度輪郭シミ
ュレーションのプロットにより示される。
【0008】従って、全体の高い解像性能と深い焦点深
度を与え、イメージショートニングを最小にする半導体
装置の露光マスクの必要性が生じる。更に、このような
マスクを生成する効率的な製造方法も望まれている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記のよう
な事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところ
は、解像性能を向上でき且つ焦点深度を深くできる位相
シフトマスクを提供することにある。
【0010】また、この発明の他の目的は、イメージシ
ョートニングを低減できる位相シフトマスクを提供する
ことにある。この発明の更に他の目的は、前記のような
マスク構造を生成する効率的な方法、特に従来の半導体
製造技術を用いて実現できる位相シフトマスクの製造方
法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】これらの目的は、この発
明の第1の見地にしたがい、光透過性基板と、この光透
過性基板上に形成され、回路パターンを感光性材料へ露
光するための半透明膜層とで構成されるハーフトーン型
位相シフトマスクにより実現される。上記半透明膜層
は、光透過率t1 の一次領域とt1 より大きな光透過率
2 の二次領域とを含んでいる。
【0012】上記のような構成によれば、イメージショ
ートニング(光像コントラストの減少)が生じる領域
(二次領域)の光透過率t2 を高くできるので、イメー
ジショートニングを低減でき、解像性能を向上し且つ焦
点深度を深くできる。
【0013】また、この発明の望ましい実施態様として
は、次の(1)から(5)があげられる。 (1)回路パターンは、細長い孔状パターンを含み、光
透過率t2 の二次領域は、上記細長い孔状パターンの対
向する端部に隣接してそれぞれ配置される。
【0014】(2)回路パターンは、線状パターンを含
み、光透過率t2 の二次領域は、上記線状パターンの対
向する端部に隣接してそれぞれ配置される。 (3)光透過率t1 ,t2 は、0<t1 、t2 ≦20
%、及び0<t2 −t1≦10%の関係を満たす。
【0015】(4)光透過率t1 は約4〜8%であり、
光透過率t2 は約6〜10%である。 (5)二次領域は、長方形、正方形、楕円及び円の少な
くともいずれか1つの形状を有し、二次領域の面積の全
体は一次領域の面積の1/3に等しいか、それ以下であ
る。
【0016】他の見地によれば、この発明はハーフトー
ン型位相シフトマスクを生成する方法によって具体化さ
れる。半透明膜材料は、光透過基板上に回路パターンを
形成するように配置され、予備的なマスク構造を形成す
る。上記半透明膜材料の二次領域は、この二次領域の光
透過率が半透明膜材料の一次領域に対して高くなるよう
に選択的に部分酸化される。
【0017】上記のような製造方法によれば、選択的な
部分酸化によってイメージショートニング(光像コント
ラストの減少)が生じる領域(二次領域)の光透過率を
高くできるので、イメージショートニングを低減でき、
解像性能を向上し且つ焦点深度を深くできる。しかも、
特殊な製造工程は不要であり、従来の半導体製造技術を
用いて効率的に実現できる。
【0018】更に、この発明の望ましい実施態様として
は、次の(1)から(9)があげられる。 (1)選択的な部分酸化工程は、レジスト材料層を予備
的なマスク構造上に塗布形成する工程と、一次領域上に
上記レジスト材料層を残存させ、二次領域上を露出させ
るように上記レジスト材料層をパターニングする工程
と、二次領域に酸化処理を施す工程と、上記酸化処理の
後、一次領域を被覆しているレジスト層を除去する工程
とを備える。
【0019】(2)酸化処理は、O2 灰化処理である。 (3)酸化処理は、硫酸処理である。 (4)レジスト材料層のパターニング工程は、電子ビー
ム及びレーザビームリソグラフィーの一方により行われ
る。
【0020】(5)回路パターンは細長い孔状パターン
を含み、選択的な部分酸化工程により上記細長い孔状パ
ターンの対向する端部に隣接してそれぞれ配置され、光
透過率を高めた二次領域を生成する。
【0021】(6)回路パターンは線状パターンを含
み、選択的な部分酸化工程により上記線状パターンの対
向する端部に隣接してそれぞれ配置され、光透過率を高
めた前記二次領域を生成する。
【0022】(7)選択的な部分酸化工程は、一次領域
の光透過率t1 が0<t1 ≦20%の範囲内で、且つ二
次領域の光透過率t2 が0<t2 ≦20%の範囲内とな
るように実施される。
【0023】(8)選択的な部分酸化工程は、一次領域
の光透過率t1 が約4〜8%となり、二次領域の光透過
率t2 が約6〜10%となるように実施される。 (9)二次領域は長方形、正方形、楕円及び円の少なく
とも1つの形状を有し、二次領域の面積の全体は一次領
域の面積の1/3に等しいか、それ以下である。
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】この発明の上述した目的及びその他の特徴
及び利点は、添付図面と関連して記載された好ましい実
施の形態の以下に示す詳細な説明から容易に明確にさ
れ、十分に理解される。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図4は、細長い孔3から
なるパターンを有するハーフトーン型(attenua
ted)位相シフトマスク(PSM)1に対するこの発
明の第1の主要な実施の形態の適用を示す図である。な
お、この発明は、従来技術に示したように、単一層及び
多層マスクの両者に同様に適用可能であることが理解さ
れる。上記マスク1は、例えば水晶からなる光透過性基
板5で形成される。ハーフトーン型位相シフトマスク層
7は、所望の回路パターンを形成しており、基板(マス
ク)1上に配置されている。
【0040】マスク層7は、光減衰及び位相シフト機能
の両者を実現する材料、例えば従来技術で示したIto
氏等のSiNxの単一層が好ましい例として用いられて
いる。一方、マスク層7は、周知のように、光減衰と位
相シフトのための材料の個別の層からなる。マスク層7
の光透過率は、公知の技術に従って特定のパターンに対
して最適化される。
【0041】ハーフトーン型PSMにおける上記の構造
は、この発明において変形される。この実施の形態にお
いては、比較的高い光透過率を持った2つの領域9a,
9bを細長い孔3の対向する端部に隣接してそれぞれ形
成している。マスク層3の残りの(一次)領域は、その
光透過率をt1 とすると、0<t1 ≦20%であり、一
方、補助的な二次領域9a,9bはt1 より高い光透過
率t2 (0<t2 ≦20%)になっている。一例として
更に詳しくは、光透過率t1 は約4〜8%であり、t2
は約6〜10%である(2%の差)。所定のマスクパタ
ーンに対して、光透過率t1 とt2 との間の最適な差
は、光透過率の高い二次領域の最適な位置決めと、相対
的な寸法規制として、露光のシミュレーションや実際の
露光試験により経験的に決定できる。光透過率t1 とt
2 の差は10%を越えず、また二次領域の全面積は一次
領域の面積の1/3を越えないことが望ましい。二次領
域の形状は変化しても良く、また長方形、正方形、楕円
及び円形等の形状でも良い。
【0042】従来のハーフトーン型PSMにおける細長
い孔状パターンに対して、図1(a)の従来技術の像強
度のシミュレーションプロットに示したように、わずか
な焦点ずれ条件、例えば±1.0μmはかなりの量のイ
メージショートニング(すなわち、細長い孔状パターン
の対向する端部における光像コントラストと強度の低
下)を招く。本発明者は、この問題は、イメージショー
トニング(像コントラストの減少)が生じる領域に隣接
して透過率を高めた領域を設けることにより排除または
かなり低減させることができることを見いだした。細長
い孔状パターンの場合は、イメージショートニングは孔
の対向する端部に生じる。図2(a)は、上記図4に示
したマスクを用いた場合、同じ焦点ずれに対してイメー
ジショートニングはほとんどまたは全く生じないことを
示している。
【0043】従来のマスクに対するマスク形状の拡大代
により、最良の焦点位置におけるイメージショートニン
グを低減することができる。このような補償はマスク偏
りに対する焦点ずれ状態におけるイメージショートニン
グの問題は解決しないが、焦点ずれ条件におけるイメー
ジショートニングを低減させることができる。この点
で、この発明は従来のマスクに比べてリソグラフィ性能
の全体を改善するものである。
【0044】上記のように、透過率を比較的高めた領域
もまた、獲得できる全体の解像性能(ある露光許容度に
対する焦点深度)を増加させるように作用する。これ
は、細長い孔状パターンに対して、従来のハーフトーン
型PSMに対する(図1(b)参照)露光量−焦点ずれ
のシミュレーション曲線(E−Dツリー)とマスク1に
対するそれ(図2(b)参照)との比較により示され
る。図1(b)において、曲率の大きい曲線11a,1
1bは、細長い孔状パターン(異なる合焦/焦点ずれ条
件における特定の臨界寸法(CD)基準、例えば0.2
5μmのデザインルールに対して25nm)の長辺(長
さ寸法)に沿い下方にあるレジスト材料を十分に露光す
るのに必要な露光量の対数を表す。Y(焦点)軸上の点
12は最良の焦点位置を表す。同様に、曲率の小さい曲
線13a,13bは、細長い孔状パターンの短辺(幅寸
法)に沿う下方のレジスト材料を十分に露光するのに必
要な露光量を表す。
【0045】曲率の小さい曲線13a,13bと曲率の
大きい曲線11a,11bとで規定されたハッチング領
域15は、獲得できる全体の解像性能を表す。y(焦
点)軸に沿い測定されたハッチング領域15の最大幅は
最良の焦点12からの許容可能なずれの範囲、すなわち
焦点深度を表す。図2(b)において、曲線11a’,
11b’は図1(b)の曲線11a,11bよりはるか
に小さな曲率を有し、実質的に広いハッチング領域15
をもたらすことがわかる。このようにして、この発明の
マスク1に対する全解像性能及び焦点深度は、従来のハ
ーフトーン型PSMに対するものよりかなり大きくなる
ことがわかる。
【0046】図5は、線状パターン19(ポジレジスト
の場合)を含むハーフトーン型PSM17に対する上記
の原理の適用を説明する図である。図4の実施の形態と
同様に、ハーフトーンマスク21は光透過率t1 の一次
領域を有している。線状パターンの2つの端部に隣接し
て光透過率を高めた透過率t2 の2つの二次領域23
a,23bが設けられている。細長い孔状パターンの実
施の形態(図4)に対する透過率t1 とt2 の範囲、及
びそれらの一次及び二次領域の相対的な大きさもまた、
図5の線状パターンの実施の形態に対して適用可能であ
る。この構成により、第1の実施の形態と同様に焦点深
度を深くすると共にイメージショートニングを低減でき
る。
【0047】図6(a)及び図6(b)を参照して、こ
の発明による位相シフトマスクの製造工程について説明
する。図6(a)はプロセスフローチャート、図6
(b)は1つの可能な例として図4に示した細長い孔状
パターンを持つマスクの処理工程を示している。第1ス
テップ25では、従来と同様にしてハーフトーンのマス
ク構造27を形成する。この工程では、電子ビームまた
はレーザパターニングを伴うコーティングなどの従来の
技術を用い、基板5上に回路パターンに対応するハーフ
トーンマスク層7を形成する。
【0048】次に、レジスト材料を上記マスク構造27
上に塗布し、パターニングステップ29(例えば、電子
ビームまたはレーザビームによるパターニング)を施
す。これによって、透過率を高くする二次領域に対応す
る領域のマスク上からレジストを除去する。このように
してレジストパターン31を形成する。
【0049】次に、ステップ33で、弱い酸化処理を行
い、二次領域34a,34bにおける露出されたハーフ
トーン材料を部分的に酸化する。SiNxからなるハー
フトーン材料を酸化することによってSiO2 が形成さ
れ、光透過率が高くなる。上記弱い酸化処理は、他のハ
ーフトーン位相シフト材料、例えばMoSiOxNy、
CrOx、C、及びCrの光透過率、及び多層型ハーフ
トーン位相シフトマスク、例えばCr/SiO2 のハー
フトーン層(例えば、Cr)の光透過率を高くするのに
も有効である。上記酸化プロセスは、光透過率の所望の
増加を実現するために注意深く制御されるべきである。
酸化剤としては、使用されているレジスト材料及びハー
フトーン材料の観点から選択されるべきである。酸化剤
は、制御可能な割合でハーフトーン材料を酸化し、同時
にレジスト層を損なわない必要がある。2つの一般に適
切な酸化技術はO2 灰化(プラズマ)と硫酸溶液を用い
たものである。
【0050】最後に、ステップ35で残存しているレジ
スト材料を除去し、図4に示したものに対応する完成さ
れたマスク構造1が得られる。この発明の第2の主要な
実施の形態を2つの好適な変形例、すなわち細長い孔状
パターンに対するものと線状パターンに対するものを用
いて説明する。上記第1の主要な実施の形態に対して、
第2の主要な実施の形態に係るマスク構造は、得られる
全体の解像性能と焦点深度を増加させ、更にイメージシ
ョートニングを減少させるように作用する。更に、第2
の主要な実施の形態では、露光されたパターンのコーナ
ー形状を改善でき、且つハーフトーン型PSMと従来の
不透明なマスク構造の両者に適用可能である。第2の主
要な実施の形態の構造は単独で用いることも、第1の主
要な実施の形態の構造と組み合わせて用いることもでき
る。
【0051】変形例の各々において、マスクの回路パタ
ーンのエッジに沿う丸められた表面形状は、像強度とコ
ントラストを増加させるように、光をその正常な経路か
ら回折させるために用いられる。これは、孔や線などの
回路パターンのコーナー部において露光マスクに生じる
丸みを補償するものである。ある程度の丸みは現在のマ
スク製造技術にとって不可避である。このような丸み
は、イメージショートニングを悪化させることになり、
リソグラフィー性能を劣化させる。
【0052】図7ないし図9はそれぞれ、回路パターン
が細長い孔(ポジレジストの場合)39を有する第1の
変形例を示すものである。マスク41は、例えば水晶の
ような光透過性基板43とマスク材料がパターニングさ
れた層45とを有している。上記マスク層45は、光を
遮断する不透明材料、例えばクロムあるいはハーフトー
ン型位相シフト材料のいずれを用いてよい。もし、後者
の場合は、この層45としては、第1の主要な実施の形
態のように、光減衰と位相シフトの二重の機能を実施す
る単一層、すなわちSiNxか、これらの機能をそれぞ
れ実現する2つの層のいずれかからなる。
【0053】図9に示したように、細長い孔39はその
コーナー47においてある程度の丸みを有する。この丸
みは、コーナーの解像力(精細度)を低下させ、焦点ず
れに対するイメージショートニングを起こそうとする
(特に、パターンの長手方向で)。
【0054】この発明においては、光透過性材料からな
る付加した層48を、マスク層45のエッジ上にほぼ丸
い表面46を生成するように、基板43とマスク層45
上に堆積形成している。上記光透過性材料は、スピン−
オン−グラス(SOG)膜などのようなSiO2 コーテ
ィングが好ましい。より好ましくは、光透過性材料層4
8の厚さは、一般にマスク層45の厚さの50%以上に
すべきではない。このような層は、実際のマスク境界5
1に対して外向きに移動される(通常は、約100nm
程度の距離δ)見かけのマスク境界50を下にあるレジ
スト被覆ウェハ上に生成するように、この層を介して照
射された露光光49を回折させる効果を有する。これ
は、コーナーにおける光強度を増加させ、コーナーの精
細度を改善する効果を有する。
【0055】図9に示したように、マスクにより投影さ
れる画像の大きさはマスクパターンの実際の大きさ(各
々の辺に対して約100nm)より大きい。よって、マ
スクパターンの大きさ及び倍率縮小の任意の量を決定す
るときは、これを考慮する必要がある。
【0056】図3(a)は、上記図7ないし図9のハー
フトーン型PSMに対する像強度シミュレーションプロ
ットを示す図である。最良の焦点条件に対して、従来の
ハーフトーン型PSM(図1(a))及び図4のハーフ
トーン型PSM(図2(a))に対して示したシミュレ
ーション結果と比べて、コーナーの解像度(精細度)が
大幅に改良される。焦点ずれ位置に対しては、図4の実
施の形態と同等、すなわち従来のハーフトーン型PSM
(あるいは、従来のバイナリマスク)に対して大きく低
減されたイメージショートニングが得られる。
【0057】図3(b)は、上記図7ないし図9のハー
フトーン型PSMに対するE−Dツリーのシミュレーシ
ョン結果を示す図である。この図から明らかなように、
図4の実施の形態と同様に、曲線11a”,11b”は
図1(b)の曲線11a,11bよりはるかに小さな曲
率となり、実質的に広いハッチング領域15”(y(焦
点)軸に沿って測定した)となる。このように、この発
明によるマスク41に対する全体の解像性能及び焦点深
度は従来のハーフトーン型PSMに対するものよりかな
り大きくなることがわかる。
【0058】図10ないし図12はそれぞれ、回路パタ
ーンが線状パターン52(ポジレジストの場合)を含む
第2の主要な実施の形態の第2の変形例を示す図であ
る。図7ないし図9に示した第1の変形例と同様に、マ
スク53はマスク材料57の層を用いてパターニングし
た光透過性基板55を備えている。第1の変形例(図7
ないし図9)に関して示したマスク材料の代替物(例え
ば、不透明材料を用いたハーフトーン型PSM)も第2
の変形例に適用される。
【0059】図12に示したように、線状パターン52
はそのコーナー59である程度の丸みを有する。第1変
形例におけるように、このような丸みはコーナーの解像
力を低下させ、特に焦点ずれ状態でイメージショートニ
ングを起こし易い。
【0060】この第2変形例においては、マスク基板5
5はマスク層57のエッジの下にある丸みのある表面6
2を与える凹領域61を有する。この凹領域は、基板5
5の上面を、マスク層57の厚さの3倍(3x)を越え
ない深さまでエッチングすることにより形成される。有
効な丸み形状を生成するためには、等方性のエッチング
プロセス(例えば、ウェットエッチングかケミカルドラ
イエッチング(CDE)のいずれか)を用いると良い。
丸みのある表面62は線状パターンのエッジに隣接する
露光光63を内側方向に回折させる効果がある。光63
は、実際のマスク境界67に対して外方に移動される見
かけのマスク境界65を生成するようにマスク層57に
よりブロックされる(または減衰及び位相シフトされ
る)。これは、次に、コーナーによる限定を改良し、線
状パターンのコーナーにおける光強度と像コントラスト
を増加させる。更に、第1の変形例におけるように、全
体の解像性能及び焦点深度の実質的な増加が得られる。
【0061】以上の説明では、この発明をその好ましい
実施の形態を用いて説明した。この開示を再検討するこ
とによって、特許請求の範囲の各請求項に記載された意
図及び技術的範囲内で他の実施の形態、変更例、変形例
等が当業者にとって可能であろう。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、解像性能を向上でき且つ焦点深度を深くできる位相
シフトマスクが得られる。また、イメージショートニン
グを低減できる位相シフトマスクが得られる。更に、前
記のようなマスク構造を生成する効率的な方法、特に従
来の半導体製造技術を用いて実行できる位相シフトマス
クの製造方法が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)図は、ベスト焦点位置と焦点ずれ状態に
ある、従来のハーフトーン型PSMの細長い孔状パター
ンを介して照射された露光光に対する像強度のシミュレ
ーションプロットを示す図、(b)図は、(a)図の細
長い孔状パターンのマスクに対する露光量−焦点ずれの
シミュレーション曲線(E−Dツリー)をグラフとして
示す図。
【図2】(a)図は、ベスト焦点位置と焦点ずれ状態に
ある、この発明の第1の主要な実施の形態に係る位相シ
フトマスクの細長い孔状パターンを介して照射された露
光光に対する像強度のシミュレーションプロットを示す
図、(b)図は、(a)図の細長い孔のマスクパターン
に対する露光量−焦点ずれのシミュレーション曲線(E
−Dツリー)をグラフとして示す図。
【図3】(a)図は、ベスト焦点位置と焦点ずれ状態に
ある、この発明の第2の主要な実施の形態に係る位相シ
フトマスクの細長い孔状パターンを介して照射された露
光光に対する像強度のシミュレーションプロットを示す
図、(b)図は、(a)図の細長い孔のマスクパターン
に対する露光量−焦点ずれのシミュレーション曲線(E
−Dツリー)をグラフとして示す図。
【図4】この発明の第1の主要な実施の形態に係るハー
フトーン型PSMにおける孔状パターンのマスク構造
(ポジレジストの場合)を示す概略的な上面図。
【図5】この発明の第1の主要な実施の形態に係るハー
フトーン型PSMにおける線状パターンのマスク構造
(ポジレジストの場合)を示す概略的な上面図。
【図6】(a)図は、第1の主要な実施の形態のマスク
構造を形成する方法を示すプロセスフローチャート、
(b)図は、図4の孔状パターンマスク構造に対する、
(a)図に示したプロセスステップの一部を示す上面
図。
【図7】この発明の第2の主要な実施の形態に係る第1
のマスク構造の部分断面図。
【図8】図7に示したマスク構造の概略的な部分拡大断
面図であり、このマスクを介して照射される露光光につ
いて説明するための図。
【図9】図7に示したマスク構造の概略的な上面図であ
り、このマスクを介して照射される露光光について説明
するための図。
【図10】この発明の第2の主要な実施の形態に係る第
2のマスク構造の部分断面図。
【図11】図10に示した第2のマスク構造の概略的な
部分断面図であり、このマスクをを介して照射される露
光光について説明するための図。
【図12】図11に示した第2のマスク構造の概略的な
上面図であり、このマスクを介して照射される露光光に
ついて説明するための図。
【符号の説明】 1…ハーフトーン型位相シフトマスク、3…細長い孔、
5…光透過性基板、7…マスク層、19a,9b…二次
領域、17…ハーフトーン型位相シフトマスク、19…
線状パターン、21…ハーフトーンマスク、23a,2
3b…二次領域、27…ハーフトーンマスク構造、31
…レジストパターン、34a,34b…二次領域、39
…細長い孔、41…マスク、43…光透過性基板、45
…マスク層、46…丸い表面、48…光透過性材料層、
51…マスク境界、52…線状パターン、53…マス
ク、55…マスク基板、57…マスク層、59…コーナ
ー、62…丸み表面、63…露光光、65…見かけのマ
スク境界、67…実際のマスク境界。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 1/00 - 1/16

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光透過性基板と、 この光透過性基板上に形成され、光透過率tの一次
    領域とtより高い光透過率tの二次領域とを有
    し、回路パターンを感光性材料へ露光するための半透明
    膜層とを具備し、 上記回路パターンは、細長い孔状パターンを含み、上記
    光透過率tの二次領域は、上記細長い孔状パターン
    の対向する各端部に隣接して上記細長い孔状パターンの
    外側にそれぞれ配置され、上記光透過率tの一次領
    域は、上記二次領域間の上記細長い孔状パターンの対向
    する長辺に沿って上記細長い孔状パターンの外側に配置
    されることを特徴とするハーフトーン型位相シフトマス
    ク。
  2. 【請求項2】 前記光透過率t,tは、0<t
    、t≦20%、及び0<t−t≦10
    %の関係を満たすことを特徴とする請求項1に記載のハ
    ーフトーン型位相シフトマスク。
  3. 【請求項3】 前記光透過率tは約4〜8%であ
    り、前記光透過率tは約6〜10%であることを特
    徴とする請求項1に記載のハーフトーン型位相シフトマ
    スク。
  4. 【請求項4】 光透過性基板と、 この光透過性基板上に形成され、光透過率 が約4
    〜8%の一次領域とtより高い光透過率tの二
    次領域とを有し、回路パターンを感光性材料へ露光する
    ための半透明膜層とを具備し、 上記回路パターンは、線状パターンを含み、上記光透過
    率tの二次領域は、上記線状パターンの対向する各
    端部に隣接する上記線状パターン内にそれぞれ配置さ
    れ、上記光透過率tの一次領域は、上記二次領域間
    の上記線状パターンの対向する長辺に沿って上記線状パ
    ターンの内側に配置されることを特徴とするハーフトー
    ン型位相シフトマスク。
  5. 【請求項5】 前記光透過率t は、t ≦20%
    であり、0<−t≦10%の関係を満たすこ
    とを特徴とする請求項4に記載のハーフトーン型位相シ
    フトマスク。
  6. 【請求項6】 前記光透過率tは約6〜10%であ
    ることを特徴とする請求項4に記載のハーフトーン型位
    相シフトマスク。
  7. 【請求項7】 前記二次領域は、長方形、正方形、楕円
    及び円の少なくともいずれか1つの形状を有し、前記二
    次領域の面積の全体は前記一次領域の面積の1/3に等
    しいか、それ以下であることを特徴とする請求項1ない
    し6いずれか1つの項に記載のハーフトーン型位相シフ
    トマスク。
  8. 【請求項8】 光透過性基板上に回路パターンを形成す
    るための細長い孔状パターンを含む半透明材料を配置
    し、予備的なマスク構造を形成する工程と、 上記半透明材料における上記細長い孔状パターンの対向
    する各端部に隣接した上記細長い孔状パターンの外側の
    領域の光透過率を、上記半透明材料の上記細長い孔状パ
    ターンの対向する長辺に沿った上記細長い孔状パターン
    の外側の一次領域に対して高くなるように選択的に部分
    酸化させ、光透過率を高めた二次領域を生成する工程と
    を具備することを特徴とするハーフトーン型位相シフト
    マスクの製造方法。
  9. 【請求項9】 光透過性基板上に回路パターンを形成す
    るための線状パターンを含む半透明材料を配置し、予備
    的なマスク構造を形成する工程と、 上記半透明材料における上記線状パターンの対向する各
    端部に隣接した上記線状パターン内の領域の光透過率
    を、上記半透明材料の上記線状パターンの対向する長辺
    に沿った上記線状パターンの内側の一次領域に対して高
    くなるように選択的に部分酸化させ、光透過率を高めた
    二次領域を生成する工程とを具備することを特徴とする
    ハーフトーン型位相シフトマスクの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記選択的な部分酸化により光透過率
    を高めた二次領域を生成する工程は、 レジスト材料層を前記予備的なマスク構造上に塗布形成
    する工程と、 前記一次領域上に上記レジスト材料層を残存させ、前記
    二次領域上を露出させるように上記レジスト材料層をパ
    ターニングする工程と、 前記二次領域に酸化処理を施す工程と、 上記酸化処理の後、前記一次領域を被覆しているレジス
    ト層を除去する工程とを備えることを特徴とする請求項
    8または9に記載のハーフトーン型位相シフトマスクの
    製造方法。
  11. 【請求項11】 前記酸化処理は、O灰化処理であ
    ることを特徴とする請求項10に記載のハーフトーン型
    位相シフトマスクの製造方法。
  12. 【請求項12】 前記酸化処理は、硫酸処理であること
    を特徴とする請求項10に記載のハーフトーン型位相シ
    フトマスクの製造方法。
  13. 【請求項13】 前記レジスト材料層のパターニング工
    程は、電子ビーム及びレーザビームリソグラフィーの一
    方により行われることを特徴とする請求項10ないし1
    いずれか1つの項に記載のハーフトーン型位相シフト
    マスクの製造方法。
  14. 【請求項14】 前記選択的な部分酸化により光透過率
    を高めた二次領域を生成する工程は、前記一次領域の光
    透過率tが0<t≦20%の範囲内で、且つ前
    記二次領域の光透過率tが0<t≦20%の範
    囲内となるように実施されることを特徴とする請求項8
    ないし13いずれか1つの項に記載のハーフトーン型位
    相シフトマスクの製造方法。
  15. 【請求項15】 前記選択的な部分酸化により光透過率
    を高めた二次領域を生成する工程は、前記一次領域の光
    透過率tが約4〜8%となり、前記二次領域の光透
    過率tが約6〜10%となるように実施されること
    を特徴とする請求項8ないし13いずれか1つの項に記
    載のハーフトーン型位相シフトマスクの製造方法。
  16. 【請求項16】 前記二次領域は長方形、正方形、楕円
    及び円の少なくとも1つの形状を有し、前記二次領域の
    面積の全体は前記一次領域の面積の1/3に等しいか、
    それ以下であることを特徴とする請求項8ないし15
    ずれか1つの項に記載のハーフトーン型位相シフトマス
    クの製造方法。
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