JP3499285B2 - 管内点検台車 - Google Patents

管内点検台車

Info

Publication number
JP3499285B2
JP3499285B2 JP09571994A JP9571994A JP3499285B2 JP 3499285 B2 JP3499285 B2 JP 3499285B2 JP 09571994 A JP09571994 A JP 09571994A JP 9571994 A JP9571994 A JP 9571994A JP 3499285 B2 JP3499285 B2 JP 3499285B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
vehicle body
sides
wheels
inspection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP09571994A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07277184A (ja
Inventor
政典 杉坂
Original Assignee
政典 杉坂
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 政典 杉坂 filed Critical 政典 杉坂
Priority to JP09571994A priority Critical patent/JP3499285B2/ja
Publication of JPH07277184A publication Critical patent/JPH07277184A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3499285B2 publication Critical patent/JP3499285B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば地中に埋設され
た管内を、内側に設けられた呼び線等を避けて点検ある
いは、新たな配線の牽引等が可能な管内点検台車に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、管内径が100mmより十分に大
きい管内を走行するロボットとして、尺取り虫型の管路
ロボットや、クローラ型の管路ロボットが提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、尺取り
虫型の管路ロボットにおいては、空気を外部から送り、
ゴムを伸縮させて走行するので、装置が大きく100m
m前後の小径の管には適用が困難であるという問題点が
あった。また、クローラ型の管路ロボットにおいては、
内部にコンピュータ等を備えていないので、自走が困難
であり、更には管内の下部に呼び線等が配置されている
場合には、走行が困難であるという問題点があった。こ
の為、従来は小径の管の場合には、人が地面を掘って管
路の状況を調べたり、また、棒状の点検具を用いて点検
を行っていた。本発明はかかる事情に鑑みてなされたも
ので、内径が100mm程度の小さい管であっても、更
には管底に呼び線等が配置されていても管内を走行可能
な管内点検台車を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の管内点検台車は、点検しようとする管の内径より
幅が狭く、しかもピンによって屈曲自在に連結されてい
る前後の車体と、前記前の車体の両側に設けられ、前記
管の両側に内接しそれぞれ駆動用のモータが取付けられ
ている左右の主動車輪と、前記後ろの車体の両側に設け
られ、それぞれにはロータリエンコーダが設けられた左
右の従動車輪とを有し、前記各ロータリエンコーダによ
って入力された回転データに基づき、前記左右の主動車
輪の回転制御を行うと共に、通信回線を経て前記管外に
配置されたパソコンによって、前進、後退及び停止の命
令と、走行速度の指示とを受けるマイクロコンピュータ
を含む制御装置を、前記後ろの車体に備え前記主動車
輪は上下にそれぞれタイヤ部を備え、該タイヤ部は弾性
体からなって、その外周面は前記管の内面の曲率半径に
一致する断面円弧形状となって更に、前記前の車体の
前部には、テレビカメラと照明器具が搭載されている。
請求項2記載の管内点検台車は、請求項1記載の管内点
検台車において、前記後ろの車体には牽引用の連結具が
設けられている。
【0005】
【作用】請求項1及び2記載の管内点検台車において
は、点検しようとする管の内径より幅が狭い前の車体の
両側に左右の主動車輪を設け、該主動車輪を前記管の両
内側に内接させるようにしているので、点検しようとす
る管内の底に隙間を有することになり、これによって管
内の呼び線等を避けて移動させることができる。主動車
輪には駆動モータが設けられているので、該管内点検台
車を自走させることができる。マイクロコンピュータが
搭載され、前記ロータリエンコーダによって入力された
回転データに基づき、左右の主動車輪の回転制御を行っ
ているので、管路が直線の場合は当然としてカーブの場
合であっても、主動車輪がスリップ等を生じることなく
円滑に駆動させることができる。通信回線を経て管外に
配置されたパソコン(コンピュータによって、前進、
後退、停止の指示と走行速度の指示がなされるので、管
内点検台車が管内のいずれの位置にあっても外部から遠
隔制御が可能となる。そして、前の車体には、テレビカ
メラと照明装置が搭載されているので、管内を撮影する
ことができ、これによって管内の傷等の検査を行うこと
ができる。特に、請求項2記載の管内点検台車において
は、後ろの車体には牽引用の連結具が設けられているの
で、該管内点検台車を自走させて、例えば線引き等をす
ることができる。
【0006】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図1は本発明の一実施例に係る管内点検台
車の側面図、図2は同底面図、図3は同ブロック図、図
4は同フロー図である。
【0007】図1、図2に示すように本発明の一実施例
に係る管内点検台車10は、前後の車体11、12と、
該車体11の両側に取付けられている主動車輪13〜1
8と、これらを駆動する駆動用モータ19、20と、前
記車体12に取付けられた従動車輪21、22と、該従
動車輪21、22にそれぞれ取付けられているロータリ
エンコーダ23、24と、これらのマイクロコンピュー
タを備えた制御装置25と、該制御装置25に接続され
るモータ駆動装置26とを有している。以下、これらに
ついて詳しく説明する。
【0008】前記車体11、12は金属板を組み合わせ
たシャーシ体からなって、前後の車体11、12はピン
27によって屈曲自在に連結され、小さな曲率半径の部
分でも円滑に曲がるようになっている。前記主動車輪1
3〜18は前記車体11の中間位置に設けられて上下に
タイヤ部28aをそれぞれ有している。このタイヤ部は
ゴム等の弾性体からなって、その外周面は検査対象物で
ある管28の内面の曲率半径に一致する断面円弧形状と
なっている。
【0009】前記主動車輪13〜18の中央部分の溝2
9にはそれぞれ歯付きプーリが形成され、歯付きベルト
30、31が噛合するようになっている。そして、該歯
付きベルト30、31の駆動輪として作用する歯付きプ
ーリー32、33は車体11の前部に取付けられ、該歯
付きプーリー32、33はそれぞれウオームホイル3
4、35が設けられ、該ウオームホイル34、35には
駆動用モータ20、19の出力軸に取付けられているウ
オーム36、37が噛合し、前記駆動用モータ20、1
9によって回転駆動されている。なお、前記駆動用モー
タ19、20は比較的大型であるので、車体11の上下
に取付けられている。
【0010】前記車体12の後部両側には従動車輪2
1、22が設けられ、後部に取付けられているロータリ
エンコーダ23、24の入力軸に取付けられている歯付
きプーリ38、39と円滑に回転する歯付きベルト4
0、41によってそれぞれ連結され、従動車輪21、2
2の回転を前記ロータリエンコーダ23、24によって
検出するようになっている。なお、42は従動車輪2
1、22の弾性部材からなるタイヤ部である。
【0011】従動側の前記車体12の上部にはマイクロ
コンピュータを含む制御装置25が搭載され、車体11
の上部にはモータ駆動装置26が設けられているので、
これらについて図3を参照しながら説明すると、中枢と
なるマイクロコンピュータはCPU43と、該CPU4
3に接続されるROM44及びRAM45を備え、更に
該マイクロコンピュータにはロータリエンコーダ回路4
6、モータコントローラ回路47及びライントランシー
バ回路48が接続されている。前記モータコントローラ
回路47とモータドライバ49によって前記モータ駆動
装置26が構成され、更に前記ロータリエンコーダ回路
46には2台のロータリエンコーダ23、24が接続さ
れている。前記ライントランシーバ回路48は、有線回
線を介して外部のライントランシーバ50に連結され、
該ライントランシーバ50は更に別の通信回線でパソコ
ンと連結され、該パソコンの指示を受けて、前記マイク
ロコンピュータに外部から前進、後退、停止、減速ある
いは増速等の指示を受けるようになっている。また、こ
れらに電源を供給する電源回路51はコードを介して外
部の電源ユニット52に接続されている。また、前記車
体11の前部には照明装置付きのテレビカメラ53が設
けられ、その映像信号を無線あるいは有線にて管外に送
っている。これによって、管28内のカメラによる点検
が行えるようになっている。
【0012】前記ROM44には、該管内点検台車10
を制御するプログラムが記載されているので、前記パソ
コンの指示と対応させながら、そのフローを図4を参照
しながら説明する。パソコンからの動作信号が前進であ
る場合(ステップa)には、パソコンから前進速度Vf
の信号を受け取り(ステップb)、左右の駆動用モータ
19、20を前回転する(ステップc)。次に左右のロ
ータリエンコーダ23、24の信号を入力し(ステップ
d)、駆動用モータ19、20の回転数をロータリエン
コーダ23、24の入力値に合わせて比例制御する(ス
テップe)。これによって円滑にカーブ部分を曲がれる
ことになる。なお、この場合駆動用モータ19、20の
最大回転数は、前記パソコンから入力された前進速度V
f になるようにすることは当然である。
【0013】次に、後退する場合には、前記パソコンか
ら後退信号を受け取って、前記ステップb〜ステップe
と同様な行程(ステップf〜ステップi)を経て、所定
の後退速度Vb で走行することになる。そして、パソコ
ンからの動作命令信号が停止である場合には、左右の駆
動用モータ19、20の回転を停止する(ステップ
j)。
【0014】前記パソコンとの連携に有線回線を使用し
たが、無線、光あるいは超音波等による無線回線を使用
することも可能である。そして、車体の後部に連結具の
一例である牽引フックを設けることも可能であり、これ
によって管内の線引き等を行うことができる。更には、
前記車体を、通過する管内に水平状態で移動させるよう
にする為、傾きセンサー等を取付け、管内の周方向に当
接する駆動車輪を設け、角度修正しながら進行するよう
にすることも可能であり、テレビカメラによって撮像さ
れた画像から障害物等を検出し、これを避けながら走行
させるようにすることも可能である。
【0015】
【発明の効果】請求項1及び2記載の管内点検台車にお
いては、点検しようとする管の内径より幅が狭い前の
体の両側に左右の主動車輪を設け、該主動車輪を前記管
の両側内壁に内接させるようにしているので、点検しよ
うとする管内の底部に隙間を有することになり、これに
よって管内の予め配置された呼び線等を避けて走行させ
ることができる。主動車輪には駆動モータが設けられて
いるので、該管内点検台車を自走させ、これによって棒
やロープ等で引っ張る作業が不要となる。ロータリエン
コーダによって入力された回転データに基づき、左右の
主動車輪の回転制御を行っているので、管路が直線の場
合は当然としてカーブの場合であっても、スリップ等を
生じることなく円滑に走行させることができる。通信回
線を経て管外に配置されたパソコンによって、前進、後
退、停止の指示と走行速度の指示がなされるので、管内
点検台車が管内のいずれの位置にあっても外部から遠隔
制御が可能となり、更にコンピュータによって制御を行
うので、情報の授受が容易となる。そして、前の車体の
前部には、テレビカメラと照明装置が搭載されているの
で、管内を撮影することができ、これによって管内の傷
あるいは凹凸状態の検査を行うことができる。特に、請
求項2記載の管内点検台車においては、後ろの車体に
引用の連結具が設けられているので、該管内点検台車を
自走させて、例えば呼び線等の線引きをすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る管内点検台車の側面図
である。
【図2】同底面図である。
【図3】同ブロック図である。
【図4】同フロー図である。
【符号の説明】
10:管内点検台車、11:車体、12:車体、13:
主動車輪、14:主動車輪、15:主動車輪、16:主
動車輪、17:主動車輪、18:主動車輪、19:駆動
用モータ、20:駆動用モータ、21:従動車輪、2
2:従動車輪、23:ロータリエンコーダ、24:ロー
タリエンコーダ、25:制御装置、26:モータ駆動装
置、27:ピン、28:管、29:溝、30:歯付きベ
ルト、31:歯付きベルト、32:歯付きプーリー、3
3:歯付きプーリー、34:ウオームホイル、35:ウ
オームホイル、36:ウオーム、37:ウオーム、3
8:歯付きプーリー、39:歯付きプーリー、40:歯
付きベルト、41:歯付きベルト、42:タイヤ部、4
3:CPU、44:ROM、45:RAM、46:ロー
タリエンコーダ回路、47:モータコントローラ回路、
48:ライントランシーバ回路、49:モータドライ
バ、50:ライントランシーバ、51:電源回路、5
2:電源ユニット、53:テレビカメラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B61B 13/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点検しようとする管の内径より幅が狭
    く、しかもピンによって屈曲自在に連結されている前後
    車体と、 前記前の車体の両側に設けられ、前記管の両側に内接し
    それぞれ駆動用のモータが取付けられている左右の主動
    車輪と、 前記後ろの車体の両側に設けられ、それぞれにはロータ
    リエンコーダが設けられた左右の従動車輪とを有し、 前記各ロータリエンコーダによって入力された回転デー
    タに基づき、前記左右の主動車輪の回転制御を行うと共
    に、通信回線を経て前記管外に配置されたパソコンによ
    って、前進、後退及び停止の命令と、走行速度の指示と
    を受けるマイクロコンピュータを含む制御装置を、前記
    後ろの車体に備え前記主動車輪は上下にそれぞれタイヤ部を備え、該タイ
    ヤ部は弾性体からなって、その外周面は前記管の内面の
    曲率半径に一致する断面円弧形状となって更に、前記前の車体の前部には、テレビカメラと照明器
    具が搭載されている ことを特徴とする管内点検台車。
  2. 【請求項2】 前記後ろの車体には牽引用の連結具が設
    けられている請求項1記載の管内点検台車。
JP09571994A 1994-04-08 1994-04-08 管内点検台車 Expired - Fee Related JP3499285B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09571994A JP3499285B2 (ja) 1994-04-08 1994-04-08 管内点検台車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09571994A JP3499285B2 (ja) 1994-04-08 1994-04-08 管内点検台車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07277184A JPH07277184A (ja) 1995-10-24
JP3499285B2 true JP3499285B2 (ja) 2004-02-23

Family

ID=14145295

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09571994A Expired - Fee Related JP3499285B2 (ja) 1994-04-08 1994-04-08 管内点検台車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3499285B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001247033A (ja) * 2000-03-03 2001-09-11 West Japan Railway Co 伏び管内調査カメラ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07277184A (ja) 1995-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN207316352U (zh) 一种用于探测清淤的管道爬行机器人
CN107717941A (zh) 一种面向电缆沟巡检作业多功能移动机器人
CN200944094Y (zh) 通用轮胎x射线检测装置
JP3499285B2 (ja) 管内点検台車
CN210454753U (zh) 平板输送带无人值守隧道洗车机
JP4641300B2 (ja) 自走式管内検査カメラ装置
CN110899267A (zh) 一种电缆管道巡检清洁机器人
CN215004155U (zh) 一种应用于通风工程中风管漏光试验小车
CN108620264B (zh) 一种共享单车喷涂加工用油漆稀释设备
EP2565620A1 (en) A friction testing positioning device
CN212918722U (zh) 一种气动式管道爬行作业机构
CN216973112U (zh) 一种主缆检查装置的行走机构
JPH0924824A (ja) 自走型管路検査装置並びに該装置に用いる走行ベルト
JP2502349B2 (ja) 管内走行台車
JPH08304294A (ja) 管内走行ロボット
JPH06102424B2 (ja) 導管点検走行装置
JP2519757B2 (ja) 走行ロボット
JPH02121773A (ja) 管内溶接装置
CN106247081B (zh) 一种管道机器人
CN218955760U (zh) 一种混凝土泵车臂架监测设备
CN116408820A (zh) 一种基于复合机器视觉的隧道巡检机器人
JPH0671992B2 (ja) 既設配管内ケ−ブルの回収方法
JPH0428874Y2 (ja)
CN2158415Y (zh) 打桩机无挂钩行走、转向装置
JPS63170180A (ja) 管内走行装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071205

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081205

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091205

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101205

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121205

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees