JP3499118B2 - ウエハの位置出し方法 - Google Patents

ウエハの位置出し方法

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JP3499118B2
JP3499118B2 JP33155797A JP33155797A JP3499118B2 JP 3499118 B2 JP3499118 B2 JP 3499118B2 JP 33155797 A JP33155797 A JP 33155797A JP 33155797 A JP33155797 A JP 33155797A JP 3499118 B2 JP3499118 B2 JP 3499118B2
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造におけ
るホトリソ工程でマスクまたはレチクルとウエハとの位
置を調整するための、ウエハの位置出し方法に関するも
のである
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程の1つであるホトリソ工
程では、等倍投影露光装置や縮小投影露光装置等を用い
てマスクやレチクルのパタンをウエハ(基板)に転写す
る。この転写において、円板状のウエハ表面の第1層に
パタンを転写する時には、円板の端部が直線状に切欠か
れて形成されたオリエンテーションフラット(以下、オ
リフラという)に対して規則正しく転写する必要があ
る。これは、基板の結晶方向がオリフラの方向にならっ
ており、チップ分割時の欠け等の障害からウエハを保護
するためと、製造工程においてそのオリフラを基準にし
てウエハ上の位置を推定してから、検査を繰り返すため
である。図2(a),(b)は、従来の転写対象のウエ
ハを示す平面図である。等倍投影露光装置等にセットさ
れるマスクには、図2(a)のような転写対象のウエハ
1の中心O1 の周辺にデバイスチップが最も多く、か
つ、それらが、ウエハ1の中心線3に対してX方向とY
方向に規則正し配列されるように、パタン2が描画され
ている。従来、等倍投影露光装置を用いてマスクのパタ
ン2をウエハ1に転写する場合には、後述する縮小投影
露光装置等で予め作成したパタン付きの基準ウエハを利
用して、転写対象のウエハ1とマスクとの位置出しを行
っていた。
【0003】例えば、基準ウエハと転写対象のウエハ1
とをオリフラ位置を揃えてカセットに収納しておき、基
準ウエハを等倍投影露光装置へ搬送し、該基準ウエハの
パタン2と重なるようにマスクの位置調整(アラインメ
ント)する。このマスクのアラインメントが終了した
後、転写対象のウエハ1を順次搬送して、第1層目の転
写を行っていく。一方、縮小投影露光装置にセットされ
るレチクルには、ウエハ1に対して、図2(b)のよう
に複数回、縮小して転写されるパタン4が形成されてい
る。つまり、縮小投影露光装置がステッパとして用いら
れ、レチクルのパタン4が縮小されてウエハ1上に連続
的に転写(ショット)される。この縮小投影露光装置を
ステッパとして用いる場合には、以下のようにな方法で
レチクルとウエハ1との位置出しを行っていた。即ち、
縮小投影露光装置におけるウエハステージ上のウエハチ
ャックにウエハ1を吸着させる前に、該ウエハステージ
とは独立したプリアラインメント機構によって、ウエハ
1のオリフラ位置を調整する。ウエハ1の位置の調整を
行った後、そのウエハ1をウエハステージに搬送してウ
エハチャックに吸着させ、露光によってレチクルのパタ
ン4をウエハ1に転写する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
マスクまたはレチクルとウエハとの位置出し方法では、
次のような課題があった。等倍投影露光装置等でパタン
を転写する場合、転写対象のウエハ1の中心O1 の周辺
デバイスチップが最も多く、かつ、それらがウエハ1
の中心線3に対してX方向とY方向に規則正し配列され
るように、基準ウエハが用いられるが、この基準ウエハ
は、製品毎に用意する必要があるばかりでなく、破損等
を想定して予備を常に確保する等の管理が必要であっ
た。一方、縮小投影露光装置をステッパとして用い、レ
チクルのパタン4を縮小してウエハ1に転写(ショッ
ト)する場合、ショットサイズと座標値を入力して露光
ファイルを作成しておき、その露光ファイル基づき、
ウエハ1をX方向とY方向に移動させつつショットを繰
り返し、パタン4をウエハ1上に配列する。ところが、
搬送系のずれ等によってオリフラの角度がずれてしま
い、図2(b)のように、ウエハ1に転写される各パタ
ン4に回転成分θが表れ、斜めになった状態でそれそれ
転写される可能性があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題のうちのマスク
とウエハとの位置出し方法の課題を解決するために、本
発明のうちの第1の発明は、転写用のパタンが描画され
たマスクを支持する支持部と、ウエハを載せるウエハス
テージと、ウエハステージまたは支持部に設けられ、ウ
エハステージまたは該支持部を動かしてウエハとマスク
との相対位置を調整する位置調整機構とを有し、マスク
に対する露光によってパタンをウエハに転写する投影露
光装置に対し、パタンが転写される概ね円形の面とこの
円形の面の端部が直線的に切欠かれて形成されて方向性
を示すオリフラとを有する板状のウエハをウエハステー
ジに乗せ、位置調整機構によって、ウエハとマスクとの
間の相対位置をオリフラの位置に基づいて調整するウエ
ハの位置出し方法において、次のような方法を講じてい
る。即ち、マスクには、ウエハの面の中心に相当する位
置を中心座標としてパタンを描画す ると共に、長さが円
形の直径よりも短く、かつ、オリフラに相当する長さよ
りも長く、垂直二等分線が中心座標を通るラインで描画
しておく。そして、ウエハとマスクとの間の相対位置を
調整するときには、ラインの両端がウエハの面の円弧と
一致すると共に、そのラインがオリフラに平行になるよ
うに調整を行うようにしている。
【0006】第2の発明は、転写用のパタンが描画され
たマスクを支持する支持部と、ウエハを載せるウエハス
テージと、ウエハステージまたは支持部に設けられ、ウ
エハステージまたは支持部を動かしてウエハとマスクと
の相対位置を調整する位置調整機構とを有し、マスクに
対する露光によってパタンをウエハに転写する投影露光
装置に対し、パタンが転写される概ね円形の面とこの円
形の面の端部が直線的に切欠かれて形成されて方向性を
示すオリフラとを有する板状のウエハをウエハステージ
に乗せ、位置調整機構によって、ウエハとマスクとの間
の相対位置をオリフラの位置に基づいて調整するウエハ
の位置出し方法において、次のような方法を講じてい
る。即ち、マスクには、ウエハの面の中心に相当する位
置を中心座標としてパタンを描画すると共に、ウエハの
オリフラを平行に挟み、かつ、垂直2等分線がそれぞれ
中心座標を通る平行な目盛り付きの2本のラインで描画
しておく。そして、ウエハとマスクとの間の相対位置を
調整するときには、2本のラインがオリフラを挟み、か
つ、目盛りを利用して垂直二等分線がオリフラを2等分
するように調整を行うようにしている。
【0007】第1及び第2の発明によれば、マスクに
は、転写するパタンの他にオリフラに対応するラインが
描画される。このラインとオリフラの位置が観察され
て、マスクとウエハとの位置の調整が行われる。従っ
て、前記課題を解決できるのである。
【0008】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 図1(a)(b)は、本発明の第1の実施形態のマス
クとウエハとの位置出し方法で用いるマスクとウエハの
要部を示す平面図であり、同図(a)はマスクを示し、
同図(b)はウエハを示している。図1(a)のマスク
10は、等倍投影露光装置にセットされるものであり、
該マスク10には、図1(b)の転写対象のウエハ20
に転写するためのパタン11が描画されている。パタン
11は、ウエハ20の中心O20の周辺12に最も多くの
デバイスチップが配置され、かつ、ウエハ20のX方向
の中心線20xと該X方向に垂直なY方向の中心線20
yに対して該デバイスチップが規則正しくパタンが転写
されるように、マスク10におけるウエハ20の中心O
20に相当する位置を中心座標として描画されている。こ
のようなマスク10に対して、予め、直線でライン13
を描画しておく。ライン13の長さは、円板状のウエハ
20の一端が切欠いて形成されたオリフラ21よりも長
く、かつ、ウエハ20の直径よりも短い。また、このラ
イン13の垂直二等分線が中心座標を通る共に、該ライ
ン13と中心座標との距離が、オリフラ21と中心O20
との距離よりも近くになるように描画しておく。
【0009】図3は、等倍投影露光装置の要部を示す斜
視図である。この等倍投影露光装置は、シャフト31に
沿って移動するインプットアーム32と、ウエハ20の
位置を予め調整するプリアラインメント機構33と、一
端が回転自在に固定され、円運動でその位置調整が終了
したウエハ20を移動させるロードアーム34と、該ロ
ードアーム34からウエハ20を受け取るカルーセルア
ーム35とを、有している。カルーセルアーム35は、
等倍投影露光装置の筐体40に回転自在に取り付けられ
けている。このカルーセルアーム35は、ウエハ20を
持って回転させるハンド部35aとそのハンド部35a
を回転させる軸部35bとで構成されている。
【0010】筐体40は、概ね直方体で構成され、その
一外面には、ウエハ20のパタン形成面を吸着してセッ
トするためのウエハチャック部41が設けられている。
ウエハチャック部41は、ウエハ20の位置を調整する
ために回転自在に筐体40に取り付けられた円板状のウ
エハステージ41aを有している。ウエハステージ41
aの中心とそれに対応する筐体40の位置には、ウエハ
20へ光を通すための孔42が開口されている。筐体4
0のウエハチャック部41の近傍には、ウエハステージ
41aを回転させると共に平行移動させてウエハの位置
調整を行う位置調整機構部43が配置されている。筐体
40のウエハチャック部41とは反対の外面には、マス
ク10をセットするためのマスクステージ部44が設け
られている。マスクステージ部44も回転自在に筐体4
0に取り付けられている。そのマスクステージ部44の
中心部分と筐体40の対応する位置には、光を通すため
の孔45が開口されている。マスクステージ部44の近
傍には、該マスクステージ部44にセットされたマスク
10の位置調整を行うために、マスクステージ部44を
回転と平行移動させる位置調整機構部46が設けられて
いる。
【0011】次に、図3の等倍投影露光装置で、ウエハ
20にマスク10に描画されたパタンを転写する手順を
説明する。図示しないカセットに、任意数の転写対象の
ウエハ20をオリフラ21の位置を揃えて収容しておく
と共に、マスクステージ部44には、マスク10をセッ
トしておく。そして、ウエハ20を一枚づつ、カセット
から搬出する。カセットから搬出された最初のウエハ2
0は、インプットアーム32上に乗せられてシャフト3
1に沿って移動し、プリアラインメント機構33に運ば
れる。このプリアラインメント機構33によって、ウエ
ハ20のオリフラ21の位置出しが行われる。位置出し
の終了したウエハ20は、ロードアーム34に乗せられ
てカルーセルアーム35に渡される。カルーセルアーム
35のハンド部35aが回転し、さらに、軸部35bが
カルーセルアーム35全体を回転させることにより、ウ
エハ20がウエハチャック部41aに接触し、該ウエハ
チャック部41aにより該ウエハ20が吸着される。こ
の状態で、ウエハ20とマスク10との位置出しを行
う。
【0012】ウエハ20とマスク10の位置出しは、ウ
エハ20のオリフラ21のイメージとマスク10に描画
されたライン13とが平行になるように、マスクステー
ジ部44を回転させると共に、該ライン13の両端13
a.13bが、ウエハ20の円周上に来るように、マス
クステージ部44を平行移動させる。このにように、両
端13a.13bがウエハ20の円周上に来ることで、
マスク10に描画されたパタンの中心座標が、ウエハ2
0の中心O20に一致することになる。マスク10とウエ
ハ20との位置出しが終了した時点で、マスク10に対
する露光が行われ、孔45,42を介してウエハ20に
光が透過し、該ウエハ20にマスク10上のパタン11
が転写される。2枚目以降のウエハ20も、同様にし
て、ウエハステージ41aに吸着されるが、既に、マス
ク10の位置はウエハ20のオリフラ21に対応して適
切に位置されているので、そのまま露光が行われて、該
ウエハ20にマスク10上のパタン11が転写される。
以上のように、この第1の実施形態では、マスク10に
ライン13を描画しておき、セットされたマスク10と
ウエハ20のイメージとを観察してライン13に基づい
てマスク20の相対位置を調整するようにしたので、従
来のように基準ウエハを用いなくても、マスク10とウ
エハ20との位置調整が可能になる。そのため、基準ウ
エハを作成する手間が合理化できると共に、該基準ウエ
ハの予備を常に準備しておく等の管理が不要になる。
【0013】第2の実施形態 図4は、本発明の第2の実施形態を示すマスクの平面図
である。このマスク50は、第1の実施形態と同様の等
倍投影露光装置にセットされるものであり、転写対象の
ウエハ20に対して転写するパタン51が描画されてい
る。このパタン51は、パタン51の中心座標Oが、ウ
エハ20の中心O20になるように描画されている。この
ようなマスク50に、さらに、ウエハ20のオリフラ2
1を挟むような位置に、2本の直線ライン52,53を
平行に描画しておく。各ライン52,53の垂直二等分
線は中心座標Oを通ると共に、各ライン52,53に
は、図示しない目盛りをそれぞれ付しておく。これらの
目盛りは、各ライン52,53及びオリフラ21の長さ
を、中心座標Oを通る中心線54に対して均等に振り付
けるために、設けられている。
【0014】前述の第1の実施形態では、長さが設定さ
れたマスク10のライン13をウエハ20のオリフラ2
1のイメージに平行に調整すると共に、外周のイメージ
にラインの両端13a,13bを合わせていたが、この
第2の実施形態では、マスク50とウエハ20との位置
出しを行うときに、次のようにして行う。まず、カセッ
トに、任意数の転写対象のウエハ20をオリフラ21の
位置を揃えて収容し、マスクステージ部44にはマスク
50をセットし、最初のウエハ20を搬出してウエハチ
ャック部41にウエハ20を吸着させるまでは、第1の
実施形態と同様である。この状態でウエハ20とマスク
50との位置出しを行う。ウエハ20のイメージを観察
し、オリフラ21のイメージがマスク50のライン5
2,53に平行になるようにマスクステージ部44を回
転させる。さらに、オリフラ21のイメージが、中心線
54によって二等分されるように、目盛りを用いてマス
クステージ部44またはウエハステージ41aをX方向
とY方向に移動させる。このにように、マスク50とウ
エハ20との相対位置を調整する事により、マスク50
に描画されたパタン51の中心座標Oが、ウエハ20の
中心O20に一致することになる。
【0015】マスク50とウエハ20との位置出しが終
了した時点で、マスク50に対する露光が行われ、孔4
5,42を介してウエハ20に光が透過し、該ウエハ2
0にマスク50上のパタン51が転写される。以上のよ
うに、この第2の実施形態では、マスク50にライン5
2,53を描画しておき、セットされたマスク50とウ
エハ20とを観察してライン52,53に基づいてマス
ク50の相対位置を調整するようにしたので、第1の実
施形態と同様に、基準ウエハを用いなくてもマスク50
とウエハ20との位置出しが可能になる。そのため、基
準ウエハを作成する手間が合理化できると共に、該基準
ウエハの予備を常に準備しておく等の管理が不要にな
る。
【0016】(参考例) 図5は、本発明の参考例を示すレチクルの平面図であ
る。このレチクル60は、ステッパとして用いられる縮
小投影露光装置にセットされるものであり、転写対象の
ウエハ20に対して連続的に転写するパタン61が描画
されている。このようなレチクル60には、さらに、マ
スク20とそのパタン61の傾きを補正するために、ウ
エハ20に複数転写されるパタン61の配列の方向と一
致するような、直線ライン62を描画しておく。図6
は、縮小投影露光装置の要部を示す斜視図である。この
縮小投影露光装置は、ウエハ20を回転させてオリフラ
21の位置出しを行うプリアラインメント部71と、プ
リアラインメント部71から搬送されたウエハ20を乗
せるウエハステージ72と、該ウエハステージ72上に
設けられ、ウエハ20を吸着するウエハチャック73
と、該ウエハステージ72に設けられ、ウエハチャック
73をX方向及びY方向に移動させる駆動部74a,7
4bとを備えている。ウエハチャック73の上方に、レ
ンズ75とレチクル60をセットするレチクルステージ
部76が配置されている。レチクルステージ部76に
は、位置調整機構である駆動部77a,77b,77c
が設けられている。これらの駆動部77a,77b,7
7cは、レチクルステージ76をX方向、Y方向に移動
させると共に、回転させるものでる。
【0017】このような構成の縮小投影露光装置を用
い、ウエハ20にレチクル60のパタン61を転写する
場合、レチクル60をレチクルステージ部76にセット
すると共に、ウエハ20をウエハステージ72上に載せ
て該ウエハ20をウエハチャック73に吸着させるが、
ウエハチャック73にウエハ20を吸着する前に、プリ
アラインメント部71でウエハ20に対するオリフラ2
1の事前の位置出しを行う。位置出しを終了したウエハ
20を搬送してウエハチャック73に吸着させる。この
状態で、ウエハ20のオリフラ21のイメージとライン
62との距離E1,E2を観察し、オリフラ21とライ
ン62が平行でない場合(E1≠E2)には、駆動部7
7a,77b,77cを用いてレチクルステージ部76
を回転させ、レチクル60のウエハ20に対する位置を
調整し、平行をとる。オリフラ21とライン62が平行
になった状態で、レチクル60に対する露光と、ショッ
トサイズと座標値とに基づく露光ファイルにしたがった
ウエハ20の移動とを繰り返し、パタン61をウエハ2
0に複数回転写する。
【0018】以上のように、この参考例では、レチクル
60にライン62を描画しているので、ウエハステージ
72にウエハ20がセットされた状態でも、ウエハ20
のオリフラ21に対するレチクル60の位置調整が可能
になり、パタン61が回転成分θを持たない状態でウエ
ハ20に転写できる。なお、本発明は、上記実施形態
に限定されず種々の変形が可能である。例えば、等倍投
影露光装置及び縮小投影露光装置の構成は、図3及び図
6の構成に限定されない。また、マスク10或いはレチ
クル60に描画するライン13,62は、ウエハ20の
オリフラ21のイメージとの位置関係が調整が可能であ
れば、直線で形成しなくてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、マスクに、転写するパタンの他にオリフラに
対応するラインを描画しておき、このラインとオリフラ
との位置の観察して、マスクとウエハとの位置の調整を
行うようにしたので、ウエハに1層目のパタン転写す
る際に、基準ウエハが不要となり、この基準ウエハの作
成の手間が省略できると共に、該予備の基準ウエハを確
保する等の管理が不要になる。特に、この第1の発明で
は、垂直二等分線が中心座標を通るラインを描画してお
き、このラインの両端がウエハの面の円弧と一致するよ
うに調整を行うので、ウエハとマスクとの回転方向の位
置合わせに加え、ウエハの中心とマスクに描画されたパ
タンの中心との位置合わせを、マスクに描画されたライ
ンを用いて行うことが可能となり、ウエハとマスクとの
位置合わせの精度を向上させることが可能となる。第2
の発明によれば、垂直2等分線が中心座標を通る平行な
目盛り付きの2本のラインを描画しておき、この2本の
ラインがオリフラを挟み、かつ目盛りを利用して垂直二
等分線がオリフラを2等分するように調整を行うので、
第1の発明とほぼ同様に、基準ウエハが不要となり、ウ
エハとマスクとの位置合わせの精度を向上させることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のマスクとウエハとの
位置出し方法で用いるマスクとウエハの要部を示す平面
図である。
【図2】従来の転写対象のウエハを示す平面図である。
【図3】等倍投影露光装置の要部を示す斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施形態を示すマスクの平面図
である。
【図5】本発明の参考例を示すレチクルの平面図であ
る。
【図6】縮小投影露光装置の要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
10,50 マスク 11,51,61 パタン 13,52,53,62 ライン 20 ウエハ 21 オリフラ41a ,72 ウエハステージ 43,46 位置調整機構部 77a〜77c 駆動部(位置調整機構)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−297109(JP,A) 特開 平6−97026(JP,A) 特開 平5−323575(JP,A) 特開 昭63−128347(JP,A) 特開 平8−288210(JP,A) 特開 昭61−112322(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 G03F 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写用のパタンが描画されたマスクを
    支持する支持部と、ウエハを載せるウエハステージと、
    前記ウエハステージまたは前記支持部に設けられ、該ウ
    エハステージまたは該支持部を動かして前記ウエハと前
    記マスクとの相対位置を調整する位置調整機構とを有
    し、前記マスクに対する露光によって前記パタンを前記
    ウエハに転写する投影露光装置に対し、 前記パタンが転写される概ね円形の面とこの円形の面の
    端部が直線的に切欠かれて形成されて方向性を示すオリ
    エンテーションフラットとを有する板状の前記ウエハを
    前記ウエハステージに乗せ、 前記位置調整機構によって、前記ウエハと前記マスクと
    の間の相対位置を前記オリエンテーションフラットの位
    置に基づいて調整するウエハの位置出し方法において、 前記マスクには、前記ウエハの面の中心に相当する位置
    を中心座標として前記パタンを描画すると共に、長さが
    前記円形の直径よりも短く、かつ、前記オリエンテーシ
    ョンフラットに相当する長さよりも長く、垂直二等分線
    が前記中心座標を通るラインを描画しておき、 前記ウエハと前記マスクとの間の前記相対位置を調整す
    るときには、前記ラインの両端が前記ウエハの面の円弧
    と一致すると共に、前記ラインが前記オリエンテーショ
    ンフラットに平行になるように前記調整を行うことを特
    徴とするウエハの位置出し方法。
  2. 【請求項2】 転写用のパタンが描画されたマスクを支
    持する支持部と、ウエハを載せるウエハステージと、前
    記ウエハステージまたは前記支持部に設けられ、該ウエ
    ハステージまたは該支持部を動かして前記ウエハと前記
    マスクとの相対位置を調整する位置調整機構とを有し、
    前記マスクに対する露光によって前記パタンを前記ウエ
    ハに転写する投影露光装置に対し、 前記パタンが転写される概ね円形の面とこの円形の面の
    端部が直線的に切欠かれて形成されて方向性を示すオリ
    エンテーションフラットとを有する板状の前記ウエハを
    前記ウエハステージに乗せ、 前記位置調整機構によって、前記ウエハと前記マスクと
    の間の相対位置を前記オリエンテーションフラットの位
    置に基づいて調整するウエハの位置出し方法において、 前記マスクには、前記ウエハの面の中心に相当する位置
    を中心座標として前記パタンを描画すると共に、前記ウ
    エハのオリエンテーションフラットを平行に挟み、か
    つ、垂直2等分線がそれぞれ該中心座標を通る平行な目
    盛り付きの2本のラインを描画しておき、 前記ウエハと前記マスクとの間の前記相対位置を調整す
    るときには、前記2本のラインが前記オリエンテーショ
    ンフラットを挟み、かつ、前記目盛りを利用して前記垂
    直二等分線が該オリエンテーションフラットを2等分す
    るように前記調整を行うことを特徴とするウエハの位置
    出し方法。
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