JP3498273B2 - 壁紙糊付機用スリッター - Google Patents

壁紙糊付機用スリッター

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、例えば搬送しつつ壁装
材の裏面に連続的に糊を塗布する壁紙糊付機に用いら
れ、搬送される前記壁装材の耳を剪断する糊付機用スリ
ッターに関するものである。 【0002】 【従来の技術】図2は、従来の一般的な壁紙糊付機に取
り付けられる従来の一般的な糊付機用スリッター1の概
略構成図である。図2に示すように、スリッター1は、
オーバーカッター(上刃)2と、アンダーカッター(下
刃)3と、ショートシャフト4と、ロングシャフト5
と、ガイドロール6と、スプリングストッパー7とから
主に構成されている。 【0003】オーバーカッター2は、丸刃に形成されて
おり、スリッター1の両端上方において別々に取り付け
られたショートシャフト4上でそれぞれ摺動可能に軸支
されている。尚、このオーバーカッター2は、該オーバ
ーカッター2に設けられたボス2aに取り付けられる止
めねじ(セットボルト)2bを締め込むことによりショ
ートシャフト4上に固定されるようになっている。 【0004】ショートシャフト4は、オーバーカッター
2を摺動可能に軸支しつつ、一端がスリッター1のアル
ミ製などの前面側側板(以下、「オーバーステー」と称
す。)12の内側で固定され、ベアリングを備えたショ
ートシャフト用ブラケット(以下、「SSブラケット」
と称す。)14に回動可能に支持され、他端はギアボッ
クス10内に収納されて、後述する壁装材の搬送方向
(矢印X方向)と直交する方向(Y軸方向)に向かって
スリッター1の両端上方に取り付けられている。尚、前
記ギアボックス10内では、後述するロングシャフト5
に備えられたギアと前記ショートシャフト4に備えられ
たギアが噛合した状態で収納されている。 【0005】アンダーカッター3も、丸刃に形成されて
おり、このアンダーカッター3は、カッターセットボス
8にビス止めされて該カッターセットボス8に固定され
ている。また、このアンダーカッター3は、一端がスプ
リングストッパー7に保持されたスプリング9の他端と
前記カッターセットボス8を介して当接しており、前記
スプリング9の弾性力によって常に前記オーバーカッタ
ー2に向けて付勢されている。 【0006】尚、前記アンダーカッター3、スプリング
ストッパー7、コイル9は、それぞれ前記ロングシャフ
ト5上を摺動可能に軸支されており、前記スプリングス
トッパー7に取り付けられるセットボルト7aを締め込
むことにより前記アンダーカッター3、スプリングスト
ッパー7、コイル9のそれぞれがロングシャフト5上で
固定されるようになっている。 【0007】前記ロングシャフト5は、両端がギアボッ
クス10内に収納され、スリッター1の下方両端に亙っ
て配設されており、スリッター1のアルミ製などの後面
側側板(以下、「センターステー」と称す。)13の内
側で固定されたロングシャフト用ブラケット(以下、
「LSブラケット」と称す。)15によって回動可能に
支持されている。そして、ショートシャフト4、スプリ
ングストッパー7、スプリング9、及び搬送される前記
壁装材を後述する糊付機本体内にスムーズに送り込むた
めのガイドロール6を回動可能に軸支している。 【0008】尚、このスリッター1には、前記オーバー
ステー12の両端外面上で前記オーバーカッター2と対
応する位置に目盛り(スケールプレート)16が取り付
けられており、また、オーバーステー12の内面には搬
送される前記壁装材が前記ガイドロール6上で撓むこと
を防止するために、該壁装材を前記ガイドロール6上で
押え付ける上下に開閉可能なテンションボード19が取
り付けられている。 【0009】また、前記センターステー13外面にはス
リッター1を前記糊付機に簡単に装着あるいは取り外す
ことができるフック17が設けられており、このフック
17を前記糊付機に係止した際に、該糊付機の駆動を伝
達し該スリッター1を駆動させる動力伝達ギア18が一
方のギアボックス10の後面側に設けられている。 【0010】また、前記ショートシャフト4とロングシ
ャフト5とは、互いに平行に配列されておらず、互いに
交差する方向に向かって配列されている。従って、前記
オーバーカッター2とアンダーカッター3とは、各々の
逃げ面間に予め定められたすきま角を形成しつつ、当接
している。 【0011】即ち、前記ショートシャフト4とロングシ
ャフト5とは互いに交差する方向に向かって配列されて
いるが、オーバーカッター2とアンダーカッター3とは
各々ショートシャフト4あるいはロングシャフト5に対
して直角に軸支されている。従って、前記オーバーカッ
ター2とアンダーカッター3とは、各々の逃げ面間に予
め定められたすきま角を形成するのである。 【0012】このように、前記オーバーカッター2とア
ンダーカッター3とが、各々の逃げ面に予め定められた
すきま角を形成するように取付けられているのは、後述
する壁装材を良好な切れ味で剪断するためである。 【0013】図3は、前記スリッター1を取り付けた糊
付機20の前面側の概略構成図であり、図4は、前記ス
リッター1を取り付けた糊付機20の後面側の概略構成
図である。図3、図4に示すように、糊付機20は、本
体部21と、糊を保持する糊桶22と、複数のロール2
3〜29と、コントロールボックス30と、脚部31と
から主に構成されている。 【0014】本体部21は、該本体部21の後面側でヒ
ンジで接続され、開閉可能な上部構体21aと下部構体
21bとから構成されており、この上部構体21a内あ
るいは下部構体21b内に糊桶22及び複数のロール2
3〜29が組み込まれている。尚、前記スリッター1
は、下部構体21bの後面側に前記複数のロール23〜
29と平行に固設された金属ステイ(図示せず)に前記
スリッター1のフック17を係止することにより取り付
けられている。 【0015】脚部31は、前記本体部21を所定の高さ
で支持するとともに、クロス芯棒33aを中心にロール
状に巻かれた壁装材(クロス)33の前記クロス芯棒3
3aを回転可能に支持するクロス受けブラケット32を
該脚部31の後面側に備えている。 【0016】コントロールボックス30は、内部に駆動
モータ及び制御装置(図示せず)を備え、外部側面に操
作パネル30aを備えて、前記本体部21の一端側側面
に着脱可能に取り付けられている。そして、前記駆動モ
ータは、前記複数のロール23〜29のうちの必要なロ
ールの軸端に取り付けられたギヤと噛合して各ロールが
所定の周速比で連動するように駆動するようになってお
り、前記駆動モータの駆動は、前記制御装置によって制
御されており、この制御装置には、コントロールボック
ス30に設置された操作パネル30aを操作することに
より、前記制御装置に作動指令及び作動条件を含む制御
情報信号が与えられるようになっている。 【0017】尚、前記複数のロール23〜29の組み込
みは、前記上部構体21a内において、前記クロス33
を本体部21内に取り込むための上側ピンチロール27
aと、搬送されるクロスを上から押えて追従回転する押
えロール28と、前記クロス33に送り出し張力を付与
するドライブロール26とが、それぞれ所定の軸端に取
り付けられた歯車が噛合した状態で平行に配列され、該
上部構体21aのアルミ製などのフレーム側板に穿たれ
た孔に直接又は固体潤滑リング(図示せず)を介して軸
受されている。 【0018】また、前記下部構体21b内においては、
前記上側ピンチロール27aと対面して前記クロス33
を挟み込んで本体部21内に取り込むための上側ピンチ
ロール27aと、搬送される前記クロスの裏面の糊を塗
布する比較的重量の大きな糊付けロール23と、前記糊
付けロール23への糊付け量を調整するドクターロール
24と、前記糊付けロール23の下流側に位置して前記
クロス21に塗布された糊を均す均しロール25と、前
記糊桶22内の糊に部分的に浸漬された状態で前記糊付
けロール24と連動して回転し、該糊付けロール24ま
で糊を持ち上げる糊上げロール29とが、それぞれ所定
の軸端に取り付けられた歯車が噛合した状態で平行に配
列され、該下部構体21bのアルミ製などのフレーム側
板に穿たれた孔に直接又は固体潤滑リング(図示せず)
を介して軸受されている。 【0019】また、糊付け作業に際しては、作業者は先
ず、前記クロス33の幅(クロスの搬送方向と直交する
方向の幅)を所望の幅寸法にするため余分な幅寸法の耳
を剪断するために、スケールプレート16を目視しなが
ら、オーバーカッター2をショートシャフト4上で、ア
ンダーカッター3をロングシャフト5上で移動し、所望
のクロス幅に設定する。 【0020】尚、前記オーバーカッター2及びアンダー
カッター3を所望のクロス幅に設定するには、該オーバ
ーカッター2をショートシャフト4上に固定している前
記オーバーカッター2のボス2aに締め込まれたセット
ボルト2bを緩めるとともに、アンダーカッター3をロ
ングシャフト5上に固定している前記スプリングストッ
パー7に締め込まれたセットボルト7aを緩めることに
より、前記オーバーカッター2及びアンダーカッター3
を所望の位置へ移動して、再び前記セットボルト2b,
7aを締め込み、前記オーバーカッター2及びアンダー
カッター3を固定する。 【0021】その後、作業者は、上部構体21aを上方
へ持ち上げて本体部21を開き、糊付け初期設定をする
ために、コントロールボックス30の操作パネル30a
を操作して、前記モータを駆動させ、該モータの駆動に
伴って前記複数のロール23〜29及び前記スリッター
1内に配設されている前記オーバーカッター2とアンダ
ーカッター3及びガイドロール6を回転駆動させる。 【0022】尚、スリッター1内に配設された前記オー
バーカッター2とアンダーカッター3及びガイドロール
6は、前記複数のロール23〜29のうちの必要なロー
ルの軸端に取り付けられたギアと噛合した前記動力伝達
ギア18を介して回転駆動するようになっている。 【0023】そして、前記クロス33の先端を引き出し
て、回転している前記オーバーカッター2とアンダーカ
ッター3との間隙に前記クロス33の先端を通し、余分
なクロスの耳を剪断しながら、糊付機本体部21の前面
側に垂らし、前記モータの駆動を停止して、前記上部構
体21aを閉じる。 【0024】その後、更に作業者は、糊付けされていな
いクロス33の先端部分を下部構体21bに配置された
カッターガイド34に沿って切り取り、糊付け初期設定
を完了する。 【0025】糊付け初期設定が完了した後、作業者は、
前記操作パネル30aから所望のクロス長を入力し、前
記モータの駆動によってギヤで連結された前記複数のロ
ール23〜29及びオーバーカッター2,アンダーカッ
ター3,ガイドロール6が所定の周速比で回転し、これ
によって前記クロス33は、前記糊付機本体部21内に
搬送されつつ、所望のクロス幅にされ、糊上げロール2
9によって糊桶22内の糊が糊付ロール23に塗布さ
れ、該糊付けロール23に塗布された糊がドクタロール
24で調整され、押えロール28による押え効果のもと
に、搬送されるクロス33の裏面に前記糊付けロール2
3の表面の糊が塗布される。 【0026】糊付けされたクロス33は次いでドライブ
ロール26と均しロール25とによって適度な張力を与
えられた状態で牽引されて本体部21前面に送り出され
る。尚、この際に均しロール25の周速差による糊面の
均し作用が与えられる。そして、所望のクロス長が前面
に出てきたらモータの駆動を一旦停止させ、該クロス3
3をカッターガイド34に沿ってカッタ−で切断すると
ともに、本体部21の前面に備えられたトレイ35上に
堆積し、糊付けされたクロス33を折り畳む。作業者
は、この作業を繰り返し行っている。 【0027】このように、従来の壁紙糊付機用スリッタ
ー1は、糊付機本体部21の後面側に取り付けられ、前
記オーバーカッター3及びアンダーカッター4を所望の
クロス幅寸法に設定・位置決めして、搬送されるクロス
33の耳を剪断している。 【0028】尚、従来の壁紙糊付機用スリッターには、
糊付機と連動して駆動するスリッターのほか、スリッタ
ー独自の駆動モータを備え、この駆動モータによって前
記オーバーカッター3及びアンダーカッター4を回転駆
動させ、搬送されるクロス33の耳を剪断するタイプの
ものもある。 【0029】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の壁紙糊付機用スリッターにおいては、搬送される壁
装材(クロス33)を剪断するために、上下の回転刃
(オーバーカッター2,アンダーカッター3)が、互い
に予め定められたすきま角を形成しつつ当接しており、
使用によって前記上下の回転刃が自然に摩耗し、切れ味
が悪くなる場合がある。 【0030】この場合、従来の壁紙糊付機用スリッター
では、上刃と下刃との押し圧を高くすることにより、良
好な切れ味を回復させ、作業を続行するようにしていた
が、上刃と下刃との押し圧を高くすると、回転刃の摩耗
の進行の度合いが速くなるため、回転刃の切れ味は良く
なるが、極めて早期に再び切れ味が悪くなり、回転刃の
良好な切れ味の寿命が短いと云う問題点があった。 【0031】また、壁装材の剪断よって前記上下の回転
刃が摩耗し、切れ味が悪くなった場合、前記上下の回転
刃自体を新しい回転刃に交換することが最も良いが、使
用の態様によっては、摩耗の頻度が激しくなるため、極
めて早期に回転刃を交換しなければならず、経済的負担
が大きくなると云う問題点がある。 【0032】更に、従来の壁紙糊付機用スリッターで
は、鋭利な切り口を得るために、上刃と下刃とのすきま
角を予め大きくしてある壁紙糊付機用スリッターもある
が、このような壁紙糊付機用スリッターにおいては、更
に極めて速く、回転刃の摩耗が激しくなって、回転刃の
切れ味は一段と速く悪くなり、回転刃の良好な切れ味の
寿命が更に短いと云う問題点があった。 【0033】本発明は、上記課題に鑑みて成されたもの
であり、回転刃の良好な切れ味の寿命を長くすることが
できる壁紙糊付機用スリッターを得ることを目的とす
る。 【0034】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係る壁紙糊付機用スリッターは、上記目的を達成するた
めに、上下一対の回転刃を有し、これら回転刃をそれぞ
れ垂直に軸支する各軸の端部に取付けられたギアが互い
に噛合すると共に動力伝達ギアに噛合することよって回
転駆動し、搬送中のシート状壁装材の側縁部を搬送方向
に沿って剪断する壁紙糊付機用スリッターにおいて、前
記上下一対の回転刃の逃げ面間に形成されるすきま角を
可変調整するために、前記噛合状態にあるギアのバック
ラッシを利用して各ギアの噛合状態が外れない角度で
なくとも上又は下回転刃のいずれか一方の軸を傾動させ
る角度調整手段を備え、該角度調整手段は、前記軸の一
端が回転可能に支持されているベアリングを上下方向に
移動させるものであることを特徴とするものである。 【0035】 【作用】請求項1に記載の発明による壁紙糊付機用スリ
ッターは、上下一対の回転刃と、角度調整手段とから主
に構成される。ここで、前記上下一対の回転刃は、搬送
されるシート状壁装材の側縁部を剪断する。前記角度調
整手段は、前記上下一対の回転刃の逃げ面間に形成され
るすきま角を可変調整するために少なくとも上又は下回
転刃のいずれか一方の軸を傾動させる。 【0036】つまり、本発明は、ギアのバックラッシ
(背げき)を利用するものである。即ち、上下一対の回
転刃は、各々別個の軸に垂直に軸支されており、これら
の軸には、各々その軸端にギア(平歯車)が取付けられ
ている。 【0037】前記ギアは、当該ギア以外のギアと噛合し
て回転されるが、通常、その噛合した状態では、適当な
すきま(バックラッシ)があり、噛合の角度を若干変え
ても(具体的には1〜3度)、ギアは回転する。勿論、
前記ギアは、噛合の角度を若干変えても脱輪することの
ないギアピッチにより構成されたギアである。 【0038】従って、ギアの噛合角度を若干変えてもギ
アの噛合状態が外れることないので、前記上下一対の回
転刃を軸支する軸を傾動させることが可能であり、回転
刃の逃げ面間に形成されるすきま角を可変調整すること
が可能になる。 【0039】この結果、搬送される壁装材を剪断するこ
とにより、上下一対の回転刃が自然に摩耗して、その切
れ味が悪くなった場合には、前記角度調整手段を操作す
ることにより、回転刃の逃げ面間に形成されるすきま角
を大きくすることが可能になり、回転刃の良好な切れ味
の寿命を長くすることが可能になる。 【0040】 【実施例】図1は、本発明の一実施例に係る壁紙糊付機
用スリッターの概略構成図である。本実施例に係る壁紙
糊付機用スリッターにおいては、図1に示すように、シ
ョートシャフト4を支持するためのショートシャフト用
ブラケット(以下、「SSブラケット」と称す。)14
に角度調整機構(角度調整手段)50が形成されている
点が、図2を用いて説明した従来の壁紙糊付機用スリッ
ターとの相違点である。尚、図1において、図2と同一
部分については同一符号を付し説明を省略する。 【0041】角度調整機構50は、例えばSSブラケッ
ト14の上面に六角レンチを挿入可能な孔を設け、この
孔に前記六角レンチを挿入して回動することにより、あ
るいはSSブラケット14の上面にちょうねじを設けて
回動することにより、例えばSSブラケット14内のベ
アリングを上下方向(矢印Z軸方向)に移動させるよう
に構成されたものである。 【0042】即ち、角度調整機構50によってSSブラ
ケット14内のベアリングが上下方向(矢印Z軸方向)
に移動される場合を例にして説明すれば、SSブラケッ
ト14内に配設された前記ベアリングは、ショートシャ
フト4の一端を回転可能に支持しており、従って、前記
ベアリングが、例えば上方向に移動されると、このベア
リングに支持されているショートシャフト4の一端側も
前記ベアリングとともに上方向に移動し、結局、ショー
トシャフト4はギアボックス10内の他端を支点として
傾動する。 【0043】この結果、オーバーカッター(上刃)2と
アンダーカッター(下刃)3との逃げ面間に形成される
すきま角を大きくすることができる。従って、搬送され
る壁装材を剪断することにより、オーバーカッター2と
アンダーカッター3とが自然に摩耗して、その切れ味が
悪くなった場合でも、オーバーカッター2とアンダーカ
ッター3との逃げ面間に形成されるすきま角が大きくさ
れるため、回転刃の良好な切れ味の寿命を長くすること
ができる。 【0044】尚、本実施例においては、ショートシャフ
ト4を傾動することによりオーバーカッター2とアンダ
ーカッター3との逃げ面間に形成されるすきま角を大き
くする場合を説明したが、ロングシャフト5を傾動させ
ることによりオーバーカッター2とアンダーカッター3
との逃げ面間に形成されるすきま角を大きくしてもよ
く、ショートシャフト4とロングシャフト5の双方を傾
動することによりオーバーカッター2とアンダーカッタ
ー3との逃げ面間に形成されるすきま角を大きくしても
良い。 【0045】 【発明の効果】本発明は以上説明したとおり、上下の回
転刃の軸を傾動させる角度調整手段を備えているため、
回転刃の良好な切れ味の寿命を長くすることができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例に係る壁紙糊付機用スリッタ
ーの概略構成図である。 【図2】従来の一般的な壁紙糊付機用スリッターの概略
構成図である。 【図3】図2に示す従来の壁紙糊付機用スリッターを取
り付けた糊付機の前面側の概略構成図である。 【図4】図2に示す従来の壁紙糊付機用スリッターを取
り付けた糊付機の後面側の概略構成図である。 【符号の説明】 2:オーバーカッター(上刃) 3:アンダーカッター(下刃) 4:ショートシャフト 5:ロングシャフト 14:ショートシャフト用ブラケット(SSブラケッ
ト) 50:角度調整機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B26D 1/24 B05C 1/02 102 B44C 7/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 上下一対の回転刃を有し、これら回転刃
    をそれぞれ垂直に軸支する各軸の端部に取付けられたギ
    アが互いに噛合すると共に動力伝達ギアに噛合すること
    よって回転駆動し、搬送中のシート状壁装材の側縁部を
    搬送方向に沿って剪断する壁紙糊付機用スリッターにお
    いて、 前記上下一対の回転刃の逃げ面間に形成されるすきま角
    を可変調整するために、前記噛合状態にあるギアのバッ
    クラッシを利用して各ギアの噛合状態が外れない角度で
    少なくとも上又は下回転刃のいずれか一方の軸を傾動さ
    せる角度調整手段を備え、該角度調整手段は、前記軸の
    一端が回転可能に支持されているベアリングを上下方向
    に移動させるものであることを特徴とする壁紙糊付機用
    スリッター。
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