JP3498051B2 - 浮標追尾システム - Google Patents
浮標追尾システムInfo
- Publication number
- JP3498051B2 JP3498051B2 JP2000313746A JP2000313746A JP3498051B2 JP 3498051 B2 JP3498051 B2 JP 3498051B2 JP 2000313746 A JP2000313746 A JP 2000313746A JP 2000313746 A JP2000313746 A JP 2000313746A JP 3498051 B2 JP3498051 B2 JP 3498051B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- buoy
- sub
- position data
- main
- tracking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、航路の端線を表
示するシステムに関し、特にレーザ光を用いてレーザ光
散乱によって、航路端線を表示するための浮標追尾シス
テムに関する。
示するシステムに関し、特にレーザ光を用いてレーザ光
散乱によって、航路端線を表示するための浮標追尾シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】航路端線をレーザ光等により直接表示し
ようとする試みがなされている。従前は浮標のみを設置
し、その間が(仮想の)航路端線とされていた関係で、
レーザ光は地図上の絶対位置を表示するのでなく、潮流
等により位置が刻々変化する浮標との間を結ぶ必要があ
る。さらに、レーザ光を不要な方向に出さないためにも
浮標本体によりレーザ光をブロック(遮光)することが
重要となる。そのためレーザ光を発射する側からレーザ
光をブロックする浮標を追尾する必要がある。レーザ光
による航路端線の表示の具体例は今までになく、当然こ
のための浮標追尾は行われていない。
ようとする試みがなされている。従前は浮標のみを設置
し、その間が(仮想の)航路端線とされていた関係で、
レーザ光は地図上の絶対位置を表示するのでなく、潮流
等により位置が刻々変化する浮標との間を結ぶ必要があ
る。さらに、レーザ光を不要な方向に出さないためにも
浮標本体によりレーザ光をブロック(遮光)することが
重要となる。そのためレーザ光を発射する側からレーザ
光をブロックする浮標を追尾する必要がある。レーザ光
による航路端線の表示の具体例は今までになく、当然こ
のための浮標追尾は行われていない。
【0003】一般的に述べると、移動する物体同士の追
尾には、光や電波を発射してそれを受信した際の出力が
最大となるような方向に指向させるなどの手段がとられ
ていた。光を利用した追尾システムの例を図3、図4に
示す。
尾には、光や電波を発射してそれを受信した際の出力が
最大となるような方向に指向させるなどの手段がとられ
ていた。光を利用した追尾システムの例を図3、図4に
示す。
【0004】図3は、追尾する側に光ビーム発射手段、
追尾装置、通信装置を有し、追尾される側に受信光学
系、受光素子、受信レベル判定部、通信装置を有するも
のである。
追尾装置、通信装置を有し、追尾される側に受信光学
系、受光素子、受信レベル判定部、通信装置を有するも
のである。
【0005】追尾する側より走査しながら狭い光ビーム
を発射すると、追尾される側の受信光学系にある瞬間に
おいて光が入り、受光素子に受信信号が得られる。この
情報(受信信号)を通信装置により追尾する側に送信し
て、走査を止めれば、光ビームは追尾される側に指向し
ていることになる。実際には光ビームにも幅が有り(一
般に中央部が最も強く、徐々に弱くなるような強度分布
をしている)その中央に合わせるため受信レベルが最大
となるように受信レベル判定部で判断し、その情報(受
信信号)を刻々追尾する側に送信する必要が有る。ま
た、この送信は常時接続しておかないと光ビームが受信
光学系から外れた際にもう一度走査しながら受信可能な
位置を探し直す必要が有る。最適な位置検出のための受
信レベル判定やその情報の通信のために電力を必要とす
るが、一般に小型の浮標(追尾される側)では使用でき
る電力が限られ、また搭載場所にも制限があることか
ら、図3に示すシステムをとれない場合が多い。
を発射すると、追尾される側の受信光学系にある瞬間に
おいて光が入り、受光素子に受信信号が得られる。この
情報(受信信号)を通信装置により追尾する側に送信し
て、走査を止めれば、光ビームは追尾される側に指向し
ていることになる。実際には光ビームにも幅が有り(一
般に中央部が最も強く、徐々に弱くなるような強度分布
をしている)その中央に合わせるため受信レベルが最大
となるように受信レベル判定部で判断し、その情報(受
信信号)を刻々追尾する側に送信する必要が有る。ま
た、この送信は常時接続しておかないと光ビームが受信
光学系から外れた際にもう一度走査しながら受信可能な
位置を探し直す必要が有る。最適な位置検出のための受
信レベル判定やその情報の通信のために電力を必要とす
るが、一般に小型の浮標(追尾される側)では使用でき
る電力が限られ、また搭載場所にも制限があることか
ら、図3に示すシステムをとれない場合が多い。
【0006】図4は、追尾される側には光を再帰反射
(もと来た方向に光を反射)させる再帰反射プリズム等
を置き、追尾する側に受信光学系と位置検出可能な光検
出器と位置判定部と追尾装置と光ビーム発射手段とを設
けたものである。
(もと来た方向に光を反射)させる再帰反射プリズム等
を置き、追尾する側に受信光学系と位置検出可能な光検
出器と位置判定部と追尾装置と光ビーム発射手段とを設
けたものである。
【0007】このシステムでは図3と異なり追尾される
側の電力や通信手段が不要となる利点を有するが、追尾
する側と追尾される側を光が往復する関係で視程が低下
して光の減衰が増す際には図3のような片道方式に比し
て受光レベルの低下が急激になるため追尾できなくなっ
てしまう。従って、光を使用した追尾手段にはそれぞれ
に問題点があり、視程の悪い時こそ重要となる「レーザ
光による航路端線表示システム」に光を使用し難い状況
である。
側の電力や通信手段が不要となる利点を有するが、追尾
する側と追尾される側を光が往復する関係で視程が低下
して光の減衰が増す際には図3のような片道方式に比し
て受光レベルの低下が急激になるため追尾できなくなっ
てしまう。従って、光を使用した追尾手段にはそれぞれ
に問題点があり、視程の悪い時こそ重要となる「レーザ
光による航路端線表示システム」に光を使用し難い状況
である。
【0008】なお、特開平09−113270号公報に
示される「移動体の自動追尾装置及び追尾式位置検出装
置」は、光追尾の一種で、発光と撮像のタイミング合わ
せにGPSの時刻情報を利用したものであり、特開平0
8−166240号公報に示される「危険区域の遠隔測
量方法」は、光追尾のトータルステーションの位置を知
るためにGPSを利用したものであり、特開昭60−0
93364号公報に示される「船首方位測定装置」は、
海洋への利用例で、自船の船首の方位を知るためにGP
Sを利用したものであり、それぞれこの発明の特徴であ
る「精度の悪いままのGPS位置データをもとにした追
尾」「副浮標側の消費電力低減」とは目的も方法も異な
っている。
示される「移動体の自動追尾装置及び追尾式位置検出装
置」は、光追尾の一種で、発光と撮像のタイミング合わ
せにGPSの時刻情報を利用したものであり、特開平0
8−166240号公報に示される「危険区域の遠隔測
量方法」は、光追尾のトータルステーションの位置を知
るためにGPSを利用したものであり、特開昭60−0
93364号公報に示される「船首方位測定装置」は、
海洋への利用例で、自船の船首の方位を知るためにGP
Sを利用したものであり、それぞれこの発明の特徴であ
る「精度の悪いままのGPS位置データをもとにした追
尾」「副浮標側の消費電力低減」とは目的も方法も異な
っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、精度の悪
いままのGPS受信機による取得位置データを基にした
追尾と追尾される側の消費電力低減を実現し、レーザ光
の散乱によって航路端線を表示することを課題とする。
いままのGPS受信機による取得位置データを基にした
追尾と追尾される側の消費電力低減を実現し、レーザ光
の散乱によって航路端線を表示することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わる発明は、それぞれにGPS受信機を配設した複数の
浮標を所定の距離を隔てて海上あるいは陸上に設置し、
前記複数の浮標の一つから他の前記複数の浮標を追尾す
る浮標追尾システムであって、前記GPS受信機によっ
てそれぞれ取得した前記複数の浮標の位置データ間の差
分を基に前記追尾を制御する手段を備えることを特徴と
する。
わる発明は、それぞれにGPS受信機を配設した複数の
浮標を所定の距離を隔てて海上あるいは陸上に設置し、
前記複数の浮標の一つから他の前記複数の浮標を追尾す
る浮標追尾システムであって、前記GPS受信機によっ
てそれぞれ取得した前記複数の浮標の位置データ間の差
分を基に前記追尾を制御する手段を備えることを特徴と
する。
【0011】また、この発明の請求項2に係わる発明
は、GPS受信機を配設した主標と他のGPS受信機を
配設した副浮標とを所定の距離を隔てて設置し、前記主
標から前記副浮標を追尾する浮標追尾システムであっ
て、前記GPS受信機によって取得した前記主標の位置
データと前記他のGPS受信機によって取得した前記副
浮標の位置データとの差分を基に前記副浮標の追尾を制
御する手段を前記主標に備えることを特徴とする。
は、GPS受信機を配設した主標と他のGPS受信機を
配設した副浮標とを所定の距離を隔てて設置し、前記主
標から前記副浮標を追尾する浮標追尾システムであっ
て、前記GPS受信機によって取得した前記主標の位置
データと前記他のGPS受信機によって取得した前記副
浮標の位置データとの差分を基に前記副浮標の追尾を制
御する手段を前記主標に備えることを特徴とする。
【0012】さらに、この発明の請求項3に係わる発明
は、GPS受信機を配設した主標と他のGPS受信機を
配設した副浮標とを所定の距離を隔てて設置し、前記主
標から前記副浮標を追尾する浮標追尾システムであっ
て、前記他のGPS受信機によって取得した副浮標の位
置データを送信する通信手段を前記副浮標に備え、前記
GPS受信機によって取得した主標の位置データと前記
通信手段によって送信された前記副浮標の位置データと
の差分によって前記副浮標を追尾する追尾手段と、前記
追尾手段に装着されてレーザ光を発射するレーザ発射手
段と、を前記主標に備えることを特徴とする。
は、GPS受信機を配設した主標と他のGPS受信機を
配設した副浮標とを所定の距離を隔てて設置し、前記主
標から前記副浮標を追尾する浮標追尾システムであっ
て、前記他のGPS受信機によって取得した副浮標の位
置データを送信する通信手段を前記副浮標に備え、前記
GPS受信機によって取得した主標の位置データと前記
通信手段によって送信された前記副浮標の位置データと
の差分によって前記副浮標を追尾する追尾手段と、前記
追尾手段に装着されてレーザ光を発射するレーザ発射手
段と、を前記主標に備えることを特徴とする。
【0013】さらに、この発明の請求項4に係わる発明
は、陸上または海上に設置された主標と、前記主標から
所定の距離を隔てて海上に設置された副浮標と、前記主
標に配設されて前記副浮標を指向してレーザ光を発射す
るレーザ発射手段と、前記主標に配設されて前記主標の
位置データを取得するGPS受信機と、前記主標に配設
されて前記副浮標から前記副浮標の位置データを受信す
る第1の通信手段と、前記主標に配設されて前記主標の
位置データと前記副浮標の位置データとの差分を基に前
記副浮標を追尾する追尾制御手段と、前記副浮標に配設
されて前記副浮標の位置データを取得する他のGPS受
信機と、前記副浮標に配設されて前記副浮標の位置デー
タを前記主標へ送信する第2の通信手段と、を備えるこ
とを特徴とする。
は、陸上または海上に設置された主標と、前記主標から
所定の距離を隔てて海上に設置された副浮標と、前記主
標に配設されて前記副浮標を指向してレーザ光を発射す
るレーザ発射手段と、前記主標に配設されて前記主標の
位置データを取得するGPS受信機と、前記主標に配設
されて前記副浮標から前記副浮標の位置データを受信す
る第1の通信手段と、前記主標に配設されて前記主標の
位置データと前記副浮標の位置データとの差分を基に前
記副浮標を追尾する追尾制御手段と、前記副浮標に配設
されて前記副浮標の位置データを取得する他のGPS受
信機と、前記副浮標に配設されて前記副浮標の位置デー
タを前記主標へ送信する第2の通信手段と、を備えるこ
とを特徴とする。
【0014】さらに、この発明の請求項5に係わる発明
は、前記請求項3、4記載の前記副浮標の位置データの
変化が一定値以下の場合は、前記副浮標の位置データを
送信しないことを特徴とする。
は、前記請求項3、4記載の前記副浮標の位置データの
変化が一定値以下の場合は、前記副浮標の位置データを
送信しないことを特徴とする。
【0015】さらに、この発明の請求項6に係わる発明
は、前記請求項3、4記載の前記レーザ発射手段が、前
記レーザ光を間歇的に発射することを特徴とする。
は、前記請求項3、4記載の前記レーザ発射手段が、前
記レーザ光を間歇的に発射することを特徴とする。
【0016】さらに、この発明の請求項7に係わる発明
は、請求項1、2、3、4記載の前記差分が、前記GP
S受信機によって取得された、位置を算出するための受
信生データを差し引きして得られることを特徴とする。
は、請求項1、2、3、4記載の前記差分が、前記GP
S受信機によって取得された、位置を算出するための受
信生データを差し引きして得られることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。図1は、この発明
による浮標追尾システムの実施の形態を示す図である。
いて図面を参照して詳細に説明する。図1は、この発明
による浮標追尾システムの実施の形態を示す図である。
【0018】図1に示すように、陸上または海上(水
上)に設置された主標1(浮標)と、主標1に設置され
たレーザ発射装置10、GPS受信機11、簡易通信装
置12(第1の通信手段)、制御装置13、追尾装置1
4と、主標1から所定の距離を隔てて海上に設置された
副浮標2(浮標)と、副浮標2に配設されたGPS受信
機20、簡易通信装置21(第2の通信手段)とを含ん
で構成される。
上)に設置された主標1(浮標)と、主標1に設置され
たレーザ発射装置10、GPS受信機11、簡易通信装
置12(第1の通信手段)、制御装置13、追尾装置1
4と、主標1から所定の距離を隔てて海上に設置された
副浮標2(浮標)と、副浮標2に配設されたGPS受信
機20、簡易通信装置21(第2の通信手段)とを含ん
で構成される。
【0019】レーザ発射装置10は、副浮標2を指向し
てレーザ光3を発射し、レーザ光3が大気の散乱によっ
て航路端線を表示する。このレーザ光3は、必要に応じ
て間歇的(視認性を向上させるための点滅を含む)に発
射することも可能である。
てレーザ光3を発射し、レーザ光3が大気の散乱によっ
て航路端線を表示する。このレーザ光3は、必要に応じ
て間歇的(視認性を向上させるための点滅を含む)に発
射することも可能である。
【0020】GPS受信機11は、図示しないGPS衛
星が送信したGPS信号を受信し、主標1の位置データ
を取得する。簡易通信装置12は、副浮標2の簡易通信
装置21と送受信し、副浮標2の位置データを受信す
る。制御装置13は、主標1の位置データと副浮標2の
位置デ−タの差分から副浮標2を追尾するための追尾信
号などを送出する。追尾装置14は、制御装置13から
送出された追尾信号を受信して、副浮標2を追尾する。
星が送信したGPS信号を受信し、主標1の位置データ
を取得する。簡易通信装置12は、副浮標2の簡易通信
装置21と送受信し、副浮標2の位置データを受信す
る。制御装置13は、主標1の位置データと副浮標2の
位置デ−タの差分から副浮標2を追尾するための追尾信
号などを送出する。追尾装置14は、制御装置13から
送出された追尾信号を受信して、副浮標2を追尾する。
【0021】副浮標2は、主標1から所定の距離を隔て
て設置され、海底からの索につながれて風や潮流によっ
て海上を移動する浮標で、GPS受信機20と簡易通信
装置21とが設置されている。GPS受信機20は、図
示しないGPS衛星が送信したGPS信号を受信し、副
浮標2の位置データを取得する。簡易通信装置21は、
主標1の簡易通信装置12と送受信し、副浮標2の位置
データを送信する。GPS受信機20で受信した位置デ
ータが一定値以上変化しない場合(つまり、所定の範囲
内の変化である場合)は受信した位置データを主標1へ
送信しない機能を備えている。
て設置され、海底からの索につながれて風や潮流によっ
て海上を移動する浮標で、GPS受信機20と簡易通信
装置21とが設置されている。GPS受信機20は、図
示しないGPS衛星が送信したGPS信号を受信し、副
浮標2の位置データを取得する。簡易通信装置21は、
主標1の簡易通信装置12と送受信し、副浮標2の位置
データを送信する。GPS受信機20で受信した位置デ
ータが一定値以上変化しない場合(つまり、所定の範囲
内の変化である場合)は受信した位置データを主標1へ
送信しない機能を備えている。
【0022】追尾装置14の上には、レーザ発射装置1
0が搭載され、レーザ発射装置10から発射されたレー
ザ光3の散乱により、航路端線が表示される。途中で殆
ど減衰されないレーザ光3は、航路端線を表示する必要
の無い所まで到達してしまうので、副浮標2によってブ
ロックする必要がある。
0が搭載され、レーザ発射装置10から発射されたレー
ザ光3の散乱により、航路端線が表示される。途中で殆
ど減衰されないレーザ光3は、航路端線を表示する必要
の無い所まで到達してしまうので、副浮標2によってブ
ロックする必要がある。
【0023】現在、小型で低消費電力(乾電池でも長時
間使用できる)のGPS受信機が安価で市販されてい
る。しかしながら、位置精度は数十m、仮にDGPS
(Differential Global Posi
tioning System)という装置を併用して
も数mとされている。一方、追尾される側の副浮標2は
直径2m程度のもので、拡がりが数十cmから1mにな
るレーザ光3のビームを副浮標2によってブロックする
には10cmオーダの精度で副浮標2を追尾する必要が
ある。従って、単にGPS受信機を利用して追尾すると
いう発想は成り立たない。
間使用できる)のGPS受信機が安価で市販されてい
る。しかしながら、位置精度は数十m、仮にDGPS
(Differential Global Posi
tioning System)という装置を併用して
も数mとされている。一方、追尾される側の副浮標2は
直径2m程度のもので、拡がりが数十cmから1mにな
るレーザ光3のビームを副浮標2によってブロックする
には10cmオーダの精度で副浮標2を追尾する必要が
ある。従って、単にGPS受信機を利用して追尾すると
いう発想は成り立たない。
【0024】GPS受信機の精度に限界がある主な原因
は、GPS衛星から発射された電波(GPS信号)が地
上に届く際に、大気の温度や湿度によって伝播速度が変
わることであり、また最近解除されたと伝えられている
「軍事上の優位を保つために意識的に精度を落とす処
置」による要因もある。
は、GPS衛星から発射された電波(GPS信号)が地
上に届く際に、大気の温度や湿度によって伝播速度が変
わることであり、また最近解除されたと伝えられている
「軍事上の優位を保つために意識的に精度を落とす処
置」による要因もある。
【0025】より正確に絶対位置を求めるために考案さ
れたのがDGPSである。これは、絶対位置が判ってい
る地点に置かれたGPS受信機の計算位置(誤差要因に
より正しい値とはならない)を基に、その地点での真の
位置との間の誤差(大気等による誤差)を求め、この値
を補正データとして送信する。この付近のこの補正デー
タを受信できる範囲内のGPS受信者は、この補正デー
タを受信する。GPS受信機により算出された位置情報
から、受信したこの補正データを差し引くことにより、
絶対位置データらしきものが求められる。絶対位置が解
かっていて誤差を算出し、その情報を送信できる局は限
られており、その局から離れた場所では大気などによる
影響が厳密には異なるので、絶対位置精度は低下するこ
とになる。
れたのがDGPSである。これは、絶対位置が判ってい
る地点に置かれたGPS受信機の計算位置(誤差要因に
より正しい値とはならない)を基に、その地点での真の
位置との間の誤差(大気等による誤差)を求め、この値
を補正データとして送信する。この付近のこの補正デー
タを受信できる範囲内のGPS受信者は、この補正デー
タを受信する。GPS受信機により算出された位置情報
から、受信したこの補正データを差し引くことにより、
絶対位置データらしきものが求められる。絶対位置が解
かっていて誤差を算出し、その情報を送信できる局は限
られており、その局から離れた場所では大気などによる
影響が厳密には異なるので、絶対位置精度は低下するこ
とになる。
【0026】また、GPS受信機の受信レベルが低い場
合は、受信機ノイズ等の影響で精度が低下することも考
えられる。また、基準となる局と受信するGPS衛星の
数や位置が異なればこれも誤差要因となると考えられ
る。また、個々のGPS受信機に応じた固有の誤差もあ
ることが考えられる。
合は、受信機ノイズ等の影響で精度が低下することも考
えられる。また、基準となる局と受信するGPS衛星の
数や位置が異なればこれも誤差要因となると考えられ
る。また、個々のGPS受信機に応じた固有の誤差もあ
ることが考えられる。
【0027】この実施の形態では以下の点を特徴として
おり、これにより10cmオーダの追尾精度と消費電力
の低減を実現している。第1点目は、市販されている
(精度の極めて悪い)GPS受信機をGPS受信機1
1、20として採用していることである。さらに、市販
されている簡易通信装置を含んで簡易通信装置21を構
成していることである。
おり、これにより10cmオーダの追尾精度と消費電力
の低減を実現している。第1点目は、市販されている
(精度の極めて悪い)GPS受信機をGPS受信機1
1、20として採用していることである。さらに、市販
されている簡易通信装置を含んで簡易通信装置21を構
成していることである。
【0028】第2点目は、DGPSによる精度向上では
なく、主標1、副浮標2それぞれの位置に関してGPS
受信機11、20によって取得された、位置を算出する
ための受信生データを位置データとして用いていること
である。
なく、主標1、副浮標2それぞれの位置に関してGPS
受信機11、20によって取得された、位置を算出する
ための受信生データを位置データとして用いていること
である。
【0029】第3点目は、絶対位置精度としては極めて
悪い取得した位置データ同士で差分(主標1の位置デー
タと副浮標2の位置データとの差分)をとって相対位置
情報を計算していることである。
悪い取得した位置データ同士で差分(主標1の位置デー
タと副浮標2の位置データとの差分)をとって相対位置
情報を計算していることである。
【0030】第4点目は、相対位置情報をもとに追尾装
置14を副浮標2へ指向させることである。なお追尾範
囲は数km(つまり、主標1と副浮標2とを隔てる所定
の距離で、例えば2〜8km程度)であり、主標1と副
浮標2との間の大気伝播による誤差等は極めて僅かであ
ると見なして差し支えない。
置14を副浮標2へ指向させることである。なお追尾範
囲は数km(つまり、主標1と副浮標2とを隔てる所定
の距離で、例えば2〜8km程度)であり、主標1と副
浮標2との間の大気伝播による誤差等は極めて僅かであ
ると見なして差し支えない。
【0031】第5点目は、主標1と副浮標2の設置に先
立ち2台のGPS受信機11、20を同一場所に置い
て、一定期間に亘り受信した位置データの差分をとるこ
とにより、GPS受信機11、20がそれぞれ固有に有
する誤差を基に相対誤差を求め、GPS受信機11、2
0の誤差補正値として使用していることである。
立ち2台のGPS受信機11、20を同一場所に置い
て、一定期間に亘り受信した位置データの差分をとるこ
とにより、GPS受信機11、20がそれぞれ固有に有
する誤差を基に相対誤差を求め、GPS受信機11、2
0の誤差補正値として使用していることである。
【0032】第6点目は、同一のGPS衛星から送信さ
れるGPS信号を主標1と副浮標2において受信するこ
とである。そのため、電波吸収材等を利用して受信可能
角度を制限していることである。
れるGPS信号を主標1と副浮標2において受信するこ
とである。そのため、電波吸収材等を利用して受信可能
角度を制限していることである。
【0033】第7点目は、消費電力を減らす目的で、G
PS受信機20で受信した位置データが一定値以上変化
しない場合(つまり、所定の範囲内の変化である場合)
は受信した位置データ送信を行わないなどの工夫をして
いることである。これは副浮標2は、波による上下には
あまり反応せず、1日2回起こる潮汐に伴なう潮流によ
り僅かに(係留している水深程度の半径で)動く程度で
あり、潮汐が変化していない間は殆ど動かないと考えら
れるから、その間に何度も同一の受信した位置データを
送る必要がないためである。
PS受信機20で受信した位置データが一定値以上変化
しない場合(つまり、所定の範囲内の変化である場合)
は受信した位置データ送信を行わないなどの工夫をして
いることである。これは副浮標2は、波による上下には
あまり反応せず、1日2回起こる潮汐に伴なう潮流によ
り僅かに(係留している水深程度の半径で)動く程度で
あり、潮汐が変化していない間は殆ど動かないと考えら
れるから、その間に何度も同一の受信した位置データを
送る必要がないためである。
【0034】以下、具体的に動作を説明する。図2は、
この発明による浮標追尾システムの実施の形態の処理フ
ローを示す図である。
この発明による浮標追尾システムの実施の形態の処理フ
ローを示す図である。
【0035】まず、主標1のGPS受信機11により主
標1の位置データを取得する(ステップS1)。副浮標
2のGPS受信機20により副浮標2の位置データを取
得する(ステップS2)。副浮標2の位置データを簡易
通信装置21により、主標1に送信する(ステップS
3)。主標1の制御装置13にて、簡易通信装置12で
受信した副浮標2の位置データとGPS受信機11にて
取得した主標1の位置データの差を求め(ステップS
4)、方位角・俯仰角を算出し、このデータをもとに追
尾装置14を副浮標2へ指向させる(ステップS5)。
指向完了後、レーザ発射装置10からレーザ光3を発射
すると副浮標2に当たりブロックされる(ステップS
6)。レーザ発射装置10から発射されたレーザ光3の
大気による散乱で、主標1と副浮標2との間に航路端線
が表示される(ステップS7)。
標1の位置データを取得する(ステップS1)。副浮標
2のGPS受信機20により副浮標2の位置データを取
得する(ステップS2)。副浮標2の位置データを簡易
通信装置21により、主標1に送信する(ステップS
3)。主標1の制御装置13にて、簡易通信装置12で
受信した副浮標2の位置データとGPS受信機11にて
取得した主標1の位置データの差を求め(ステップS
4)、方位角・俯仰角を算出し、このデータをもとに追
尾装置14を副浮標2へ指向させる(ステップS5)。
指向完了後、レーザ発射装置10からレーザ光3を発射
すると副浮標2に当たりブロックされる(ステップS
6)。レーザ発射装置10から発射されたレーザ光3の
大気による散乱で、主標1と副浮標2との間に航路端線
が表示される(ステップS7)。
【0036】ここで、誤差要因と誤差要因の除去につい
て説明する。主標1の真の位置データを(X1,Y1,
Z1)とし、GPS受信機11による取得位置データを
(X1+dX1,Y1+dY1,Z1+dZ1)とし、
副浮標2のある瞬間の真の位置データを(X2,Y2,
Z2)とし、GPS受信機20による取得位置データを
(X2+dX2,Y2+dY2,Z2+dZ2)とする
と、各々の取得位置データの差は(X1+dX1−X2
−dX2,Y1+dY1−Y2−dY2,Z1+dZ1
−Z2−dZ2)となる。ここで、dX1、dX2、d
Y1、dY2、dZ1、dZ2は、真の位置データから
の誤差である。
て説明する。主標1の真の位置データを(X1,Y1,
Z1)とし、GPS受信機11による取得位置データを
(X1+dX1,Y1+dY1,Z1+dZ1)とし、
副浮標2のある瞬間の真の位置データを(X2,Y2,
Z2)とし、GPS受信機20による取得位置データを
(X2+dX2,Y2+dY2,Z2+dZ2)とする
と、各々の取得位置データの差は(X1+dX1−X2
−dX2,Y1+dY1−Y2−dY2,Z1+dZ1
−Z2−dZ2)となる。ここで、dX1、dX2、d
Y1、dY2、dZ1、dZ2は、真の位置データから
の誤差である。
【0037】主標1と副浮標2とは、距離的に極めて近
く、大気による影響、位置データを取得する対象となっ
ているGPS衛星等が同一であるので、誤差要因が同じ
となり、それぞれの誤差を等しいと考えて差し支えな
い。なお、ここでは、前述したGPS受信機11、20
の誤差補正値はすでに考慮してあるものとしている。こ
の誤差補正値が無視できる値であれば、考慮する必要は
ない。
く、大気による影響、位置データを取得する対象となっ
ているGPS衛星等が同一であるので、誤差要因が同じ
となり、それぞれの誤差を等しいと考えて差し支えな
い。なお、ここでは、前述したGPS受信機11、20
の誤差補正値はすでに考慮してあるものとしている。こ
の誤差補正値が無視できる値であれば、考慮する必要は
ない。
【0038】即ち、dX1=dX2、dY1=dY2、
dZ1=dZ2となるので、各々(主標1と副浮標2)
の取得位置データの差は、(X1−X2,Y1−Y2,
Z1−Z2)となり、様々な要因による誤差は大きくて
も、真の位置データ同士との差と等しいものになり、取
得した位置データ同士の演算をもとに追尾装置14を副
浮標2へ指向させても、発射されたレーザ光3を副浮標
2でブロック(遮光)することが出来る。
dZ1=dZ2となるので、各々(主標1と副浮標2)
の取得位置データの差は、(X1−X2,Y1−Y2,
Z1−Z2)となり、様々な要因による誤差は大きくて
も、真の位置データ同士との差と等しいものになり、取
得した位置データ同士の演算をもとに追尾装置14を副
浮標2へ指向させても、発射されたレーザ光3を副浮標
2でブロック(遮光)することが出来る。
【0039】次に、副浮標2がレーザ光3をブロックし
なくなれば、(つまり、副浮標2が移動した場合など)
ステップS1〜S7を繰り返す。副浮標2が移動すると
ある瞬間の真の位置データ(X2,Y2,Z2)の値は
変化し、(X1−X2,Y1−Y2,Z1−Z2)は当
初と異なるので、この値をもとに追尾装置14を指向し
直すことにより、レーザ光3を移動後の副浮標2にてブ
ロックすることが可能となる。
なくなれば、(つまり、副浮標2が移動した場合など)
ステップS1〜S7を繰り返す。副浮標2が移動すると
ある瞬間の真の位置データ(X2,Y2,Z2)の値は
変化し、(X1−X2,Y1−Y2,Z1−Z2)は当
初と異なるので、この値をもとに追尾装置14を指向し
直すことにより、レーザ光3を移動後の副浮標2にてブ
ロックすることが可能となる。
【0040】時間の経過と共に真の位置データと取得位
置データの差dX1,dY1,dZ1,dX2,dY
2,dZ2は変化するが、dX1=dX2,dY1=d
Y2,dZ1=dZ2とみなせるので追尾する上では影
響が無い。
置データの差dX1,dY1,dZ1,dX2,dY
2,dZ2は変化するが、dX1=dX2,dY1=d
Y2,dZ1=dZ2とみなせるので追尾する上では影
響が無い。
【0041】
【発明の効果】第1の効果は、各々の絶対位置精度が数
mのGPS受信機の取得位置データを差し引きすること
により、10cmオーダの追尾精度を実現できることで
ある。
mのGPS受信機の取得位置データを差し引きすること
により、10cmオーダの追尾精度を実現できることで
ある。
【0042】第2の効果は、副浮標では、GPS受信機
内部で行われるもの(受信機の機能の一部)を除き、不
要な演算処理を行わないことによる消費電力の低減、位
置が変化していない場合は電話による通信も行わないな
どの方策により、極端に電力の不足している副浮標でも
追尾を可能としていることである。
内部で行われるもの(受信機の機能の一部)を除き、不
要な演算処理を行わないことによる消費電力の低減、位
置が変化していない場合は電話による通信も行わないな
どの方策により、極端に電力の不足している副浮標でも
追尾を可能としていることである。
【0043】第3の効果は、従来の光学的追尾では悪天
候下での追尾が不可能となるという問題があるが、この
発明により全天候運用が可能となることである。
候下での追尾が不可能となるという問題があるが、この
発明により全天候運用が可能となることである。
【図1】この発明による浮標追尾システムの実施の形態
を示す図である。
を示す図である。
【図2】この発明による浮標追尾システムの実施の形態
の処理フローを示す図である。
の処理フローを示す図である。
【図3】従来の代表的な浮標追尾システムの概要を示す
図である。
図である。
【図4】従来の他の代表的な浮標追尾システムの概要を
示す図である。
示す図である。
1 主標
10 レーザ発射装置
11 GPS受信機
12 簡易通信装置
13 制御装置
14 追尾装置
2 副浮標
20 GPS受信機
21 簡易通信装置
3 レーザ光
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平10−185564(JP,A)
特開 平10−132916(JP,A)
特開 平10−62513(JP,A)
特開 平9−113603(JP,A)
特開 平7−280931(JP,A)
特開 平5−203636(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G01S 5/00 - 5/14
Claims (7)
- 【請求項1】 それぞれにGPS受信機を配設した複数
の浮標を所定の距離を隔てて海上あるいは陸上に設置
し、前記複数の浮標の一つから他の前記複数の浮標を追
尾する浮標追尾システムであって、前記GPS受信機に
よってそれぞれ取得した前記複数の浮標の位置データ同
士を差し引きした差分を基に前記追尾を制御する手段を
備えることを特徴とする浮標追尾システム。 - 【請求項2】 GPS受信機を配設した主標と他のGP
S受信機を配設した副浮標とを所定の距離を隔てて設置
し、前記主標から前記副浮標を追尾する浮標追尾システ
ムであって、前記GPS受信機によって取得した前記主
標の位置データと前記他のGPS受信機によって取得し
た前記副浮標の位置データとを差し引きした差分を基に
前記副浮標の追尾を制御する手段を前記主標に備えるこ
とを特徴とする浮標追尾システム。 - 【請求項3】 GPS受信機を配設した主標と他のGP
S受信機を配設した副浮標とを所定の距離を隔てて設置
し、前記主標から前記副浮標を追尾する浮標追尾システ
ムであって、前記他のGPS受信機によって取得した副
浮標の位置データを送信する通信手段を前記副浮標に備
え、前記GPS受信機によって取得した主標の位置デー
タと前記通信手段によって送信された前記副浮標の位置
データとを差し引きした差分によって前記副浮標を追尾
する追尾手段と、前記追尾手段に装着されてレーザ光を
発射するレーザ発射手段と、を前記主標に備えることを
特徴とする浮標追尾システム。 - 【請求項4】 陸上または海上に設置された主標と、前
記主標から所定の距離を隔てて海上に設置された副浮標
と、前記主標に配設されて前記副浮標を指向してレーザ
光を発射するレーザ発射手段と、前記主標に配設されて
前記主標の位置データを取得するGPS受信機と、前記
主標に配設されて前記副浮標から前記副浮標の位置デー
タを受信する第1の通信手段と、前記主標に配設されて
前記主標の位置データと前記副浮標の位置データとを差
し引きした差分を基に前記副浮標を追尾する追尾制御手
段と、前記副浮標に配設されて前記副浮標の位置データ
を取得する他のGPS受信機と、前記副浮標に配設され
て前記副浮標の位置データを前記主標へ送信する第2の
通信手段と、を備えることを特徴とする浮標追尾システ
ム。 - 【請求項5】 前記副浮標の位置データの変化が一定値
以下の場合は、前記副浮標の位置データを送信しないこ
とを特徴とする請求項3、4記載の浮標追尾システム。 - 【請求項6】 前記レーザ発射手段が、前記レーザ光を
間歇的に発射することを特徴とする請求項3、4記載の
浮標追尾システム。 - 【請求項7】 前記差分が、前記GPS受信機によって
取得された、位置を算出するための受信生データを差し
引きして得られることを特徴とする請求項1、2、3、
4記載の浮標追尾システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000313746A JP3498051B2 (ja) | 2000-10-13 | 2000-10-13 | 浮標追尾システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000313746A JP3498051B2 (ja) | 2000-10-13 | 2000-10-13 | 浮標追尾システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002122647A JP2002122647A (ja) | 2002-04-26 |
JP3498051B2 true JP3498051B2 (ja) | 2004-02-16 |
Family
ID=18793114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000313746A Expired - Fee Related JP3498051B2 (ja) | 2000-10-13 | 2000-10-13 | 浮標追尾システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3498051B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108216492B (zh) * | 2017-12-22 | 2022-09-20 | 自然资源部第一海洋研究所 | 一种实现海洋数据区域监测的高精度潜标阵系统 |
CN111290409B (zh) * | 2020-04-01 | 2023-05-09 | 山东省科学院海洋仪器仪表研究所 | 一种登标作业艇跟随浮标运动的控制系统及其控制方法 |
CN113992270B (zh) * | 2021-09-28 | 2023-03-10 | 北京极光星通科技有限公司 | 海空天一体化激光通信方法 |
-
2000
- 2000-10-13 JP JP2000313746A patent/JP3498051B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002122647A (ja) | 2002-04-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN101566691B (zh) | 一种水下目标跟踪定位方法及系统 | |
US6415229B1 (en) | System for position determination of mobile objects, in particular vehicles | |
CN100495066C (zh) | 无高稳定频标的水下gps定位导航方法及其系统 | |
RU2365939C1 (ru) | Способ навигации подводного объекта | |
RU2371738C1 (ru) | Гидроакустическая навигационная система | |
RU2437114C1 (ru) | Система определения координат подводных объектов | |
RU2469346C1 (ru) | Способ позиционирования подводных объектов | |
CN101872020A (zh) | 基于频谱变换的水下运动目标定位导航方法和装置 | |
RU2659299C1 (ru) | Способ и система навигации подводных объектов | |
CN111522013A (zh) | 一种基于侧扫声呐的海底目标定位装置 | |
JPH05203638A (ja) | 水質測定用ロボット装置 | |
RU2303275C2 (ru) | Система определения координат подводных объектов | |
CN112591010B (zh) | 一种自适应海况的航标 | |
JPH0968575A (ja) | 水中データの計測システム | |
JP3498051B2 (ja) | 浮標追尾システム | |
CN111007489B (zh) | 一种浮标式电离层双程斜向返回探测系统及方法 | |
RU2717161C1 (ru) | Способ позиционирования подводных аппаратов | |
US7088641B2 (en) | Bistatic azimuth detection system and detection method | |
JP7003830B2 (ja) | 通信状態制御システム | |
KR20030055893A (ko) | 해양 정보 제공 서비스 시스템 | |
JP2865082B2 (ja) | 電波受信装置 | |
CN113608168B (zh) | 水面活动平台用的水声接收器位置实时自校准系统和方法 | |
CN115792917A (zh) | 一种基于超视距地波雷达的海上应急搜救气象预警方法 | |
RU2752018C1 (ru) | Способ определения координат подводного объекта в переходной зоне шельф - глубокое море | |
RU2737166C1 (ru) | Способ определения координат быстроходного подводного аппарата с использованием эффекта Доплера |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20031104 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |