JP3497692B2 - 通信システム、デバイス及び通信方法 - Google Patents

通信システム、デバイス及び通信方法

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JP3497692B2
JP3497692B2 JP07216897A JP7216897A JP3497692B2 JP 3497692 B2 JP3497692 B2 JP 3497692B2 JP 07216897 A JP07216897 A JP 07216897A JP 7216897 A JP7216897 A JP 7216897A JP 3497692 B2 JP3497692 B2 JP 3497692B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の通信フォー
マットを利用した遠隔監視装置、診断装置および制御装
置との通信技術に関する。さらには、本発明は、利用さ
れる通信フォーマットの改良および変更能力に関する。
さらにまた、本発明は、異なる通信プロトコルを利用し
た複写機やプリンタやファクシミリ装置やデジタルカメ
ラのような異なる装置との通信能力を有する制御兼診断
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】遠隔診断用の局と、複写機やプリンタや
ファクシミリ装置およびそれらを組み合わせた装置を含
むビジネスオフィス用の装置との間の通信技術は、公知
であり、Motoyamaによる“METHOD AN
D APPARATUS FOR CONTROLLI
NG AND COMMUNICATING WITH
BUSINESS OFFICE DEVICES”と
いう名称の米国特許第5,412,779号に開示され
ている。しかしながら、従来の診断システムは、種々の
通信プロトコルを使用することはできない。
【0003】異なる通信プロトコルを使用する装置と通
信し、それらの装置を制御し、あるいは診断するため
に、各モデル専用の制御および監視システムを設けるこ
とが可能である。このようにすれば、各タイプの装置に
対して、異なる診断コンピュータを用いて適切な通信を
確実に行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術には、高価であり、資源を無駄に消費し、通信プ
ロトコルの急速な開発または改良の妨げになるという問
題点があった。
【0005】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で、本発明の目的は、種々の通信プロトコルを使用する
能力を有し、複数の装置との通信のための方法およびシ
ステムを提供することにある。
【0006】また、本発明の他の目的は、使用される通
信プロトコルを決定するために、受信内容を分析するこ
とである。
【0007】また、本発明のさらに他の目的は、ファク
シミリ装置や複写機やプリンタやデジタル複写機兼プリ
ンタやデジタルカメラやその他のタイプの装置のような
種々の装置との通信に使用され得る異なる通信プロトコ
ルのデータベースを有する制御兼診断システムを提供す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的およびその他の
目的は、複数の通信フォーマットを利用した装置との通
信に対する新規な方法およびシステムによって成し遂げ
られる。制御兼診断システムは異なる通信プロトコルお
よび通信フォーマットのデータベースを備えている。ま
た、通信プロトコルは、監視もしくは診断される装置内
に格納されている。
【0009】制御兼診断システムは、最初に制御もしく
は監視している装置から情報を受け取る。この最初の情
報は、あるプロトコル識別子で始まるか否かを決定する
ために調べられる。もし、その情報が、あるプロトコル
識別子で始まっているならば、そのプロトコル識別子に
対応するエントリーがあるか否かを決めるために、ある
プロトコル識別子データベースが検索される。本発明の
要旨は、そのプロトコル識別子のバージョンナンバーが
そのデータベース内に格納されているか否かを決定する
ことである。
【0010】もし、最初の情報に含まれていたそのプロ
トコル識別子に対応するプロトコル識別子データベース
内にエントリーがある場合には、そのプロトコル識別子
データベースの対応するレコードが読み込まれ、その情
報に使用されたヘッダのフォーマットを定義する。それ
から、そのヘッダ(その情報を送ったデバイスの情報を
含んでいるためにデバイス識別子といわれている)は、
そのプロトコル識別子データベース内に含まれているヘ
ッダのフォーマットと一致するか否か分析され、それに
よって、そのデバイスのカテゴリーやモデル識別子やシ
リアルナンバーやプロトコルのバージョンや装置の位置
のような、そのヘッダを構成する種々の情報が決定され
る。
【0011】それから、ヘッダで定義されたデバイスに
一致するレコードをさがして、入力フォーマットデータ
ベースが検索される。その最初の情報のヘッダ情報に一
致するレコードが見つかる場合には、入力フォーマット
データベースからフォーマット情報が読み込まれ、それ
によって、その装置から送られたきたプロトコル識別子
およびデバイス識別子(ヘッダ)に従ってフォーマット
されたデータが正しく分析されるようになる。
【0012】もし、その遠隔デバイスから送られてきた
最初の情報があるプロトコル識別子で始まらないと決定
される場合には、ある通信プロトコルデータベースが検
索され、それによって、その受け取った情報が予め定義
されたフォーマットに従うヘッダを有しているか否かが
決定される。このチェックにより、設置された種々のデ
バイスのうちの設置数が最も大きい数の装置に対応する
フォーマットで通信の開始がなされ得る。この一致する
か否かチェックされた受信情報のフィールドは、その受
信情報が予め定義された通信プロトコルの一つに従うよ
うに認識されるためには少なくともフィールドが一致す
る必要があるため、臨界フィールドと定義付けられる。
【0013】プロトコル識別子なしで始まる情報は、固
定フォーマット(不変のフォーマットという意味であ
る)もしくはヘッダと同じフォーマットを利用するよう
にされたフォーマットの何れかである。何れを認識する
かは、通信プロトコルデータベース内で決められる。
【0014】ヘッダと同じフォーマットを認識する場合
には、そのフォーマット情報を得るために、受信情報の
デバイス識別子(ヘッダ)が読み込まれる。一度このフ
ォーマット情報が得られたら、それに対応するデータフ
ォーマットが適切な所在位置にて調べられる。一方、そ
のプロトコルを固定フォーマットであると認識する場合
には、使用されるフォーマットもしくはそのフォーマッ
トの所在位置情報が、通信プロトコルデータベース内で
調べられる。
【0015】第1の具体例では、フォーマットは通信プ
ロトコルデータベース内に直接格納されている。その代
わりとして、通信プロトコルデータベースに、ファイル
名もしくはフォーマット情報が見つけられ得る位置の情
報が格納されるようになっていてもよい。さらなる代わ
りとして、フォーマット情報が、種々の固定フォーマッ
トを有するデータベース内に格納されていて、適切なフ
ォーマットを決定する際にこのデータベースが調べられ
るようになっていてもよい。
【0016】使用される一つの通信プロトコルもしくは
フォーマットが決定されたら、受信情報は、その決定さ
れたフォーマットに従って分析される。さらに診断兼制
御システムからの送信情報は、決定された通信プロトコ
ルもしくは通信フォーマットを用いてフォーマット化さ
れる。
【0017】本発明のより完全な評価および付随する多
くの利点は、添付図面に関連する以下の詳細な説明の言
及により理解されるため、容易に得られるであろう。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しながら本発
明に係る複数の通信フォーマットを用いた装置の、通信
方法および通信システム、診断方法および遠隔診断シス
テム、制御方法および遠隔制御システム、並びに、それ
らに用いられる記憶装置の好適な実施の形態について説
明する。なお、全図面に亘って、同一もしくは対応する
構成要素には同じ符号が付されている。
【0019】図1は、複写機30、操作パネル50およ
び遠隔診断システーション70を含む本発明の好適な実
施の形態を示す。しかしながら、本発明は複写機に限定
されず、以下に説明する手段を有するプリンタあるいは
ファクシミリのような他のビジネス機器にも適用でき
る。
【0020】以下の説明において、図1に示す目標装置
は複写機30である。目標装置である複写機30はその
寿命の間変わらない静的状態データ37、例えばモデル
番号、シリアル番号、モデル特性等を記憶する手段を含
む。また、目標装置である複写機30はROMバージョ
ン、オプション構成のような装置の寿命の間めったに変
わらない半静的状態データ36を記憶する手段も含む。
【0021】さらに、目標装置である複写機30は、ト
レーにおける記録紙の状態、オイル、トナー、プリント
数、受光素子の感度、記録紙の通路および位置等のよう
な装置の機械的状態によって変わる動的状態データ35
を記憶する手段を有する。装置の動的状態を記憶するた
めに、目標装置である複写機30は該複写機30の状態
を監視する監視プロセス34を含む。システム全体の動
作はシステム制御プロセス32によって統制動作され
る。
【0022】電源を入れると、システム制御プロセス3
2は目標装置である複写機30を準備させるのみなら
ず、最初に物理的接続をチェックした後、以下に説明す
る手段で通信を確立することによって附属装置との通信
を確立する。
【0023】複写機30は、使用者が操作パネル50を
介して幾つかの機能を特定するまでアイドル状態にあ
る。しかしながら、アイドル時間の間、システム制御プ
ロセス32によってその状態を連続的に監視する。異常
状態が検出されると、システム制御プロセス32はデー
タを通信プロセス31に送り、そのデータをコード化し
てコード化データを通信ライン90を介して操作パネル
50に送る。通信プロセス51は確認応答信号を送り、
データを解読してそれをシステム制御プロセス52へ送
る。システム制御プロセス52は複写機30の状態をデ
ィスプレイプロセス54を介して通知する。
【0024】遠隔診断ステーションの通信ライン91が
接続されると、システム制御プロセス32はメッセージ
を送り、遠隔診断ステーション70に注意を与えてステ
ーション70に異常状態を知らせる。
【0025】入力プロセス53は使用者からの入力を受
けてそれをシステム制御プロセス52へ送り、該システ
ム制御プロセス52はつぎにその入力をディスプレイプ
ロセス54を介してそのまま戻す(エコー・バック)の
で、使用者は彼/彼女(使用者)の入力をフィードバッ
クして得ることができる。使用者からのデータはつぎに
通信プロセス51においてコード化される。このコード
化されたデータはつぎに通信ライン90を介して複写機
へ送られる。
【0026】通信プロセス31はつぎに通信プロセス5
1へ確認応答信号を送り、その受けたデータを解読し、
解読したデータをシステム制御プロセス32へ送る。実
際の複写処理中、シーケンスプロセス33は時限要求に
従って事象を配列する。遠隔診断ステーション70は通
信ライン91を介して複写機30に接続される。その通
信ライン91は電話線、RS232ラインあるいはその
他の適当な通信手段とすることができる。通信プロセス
71は複写機30の通信プロセス31および操作パネル
50の通信プロセス51と同様に操作する。
【0027】診断プロセス72は、受け取る回答とデー
タベース73に記憶されているデータに基づいて複写機
30と対話的に交信できるインテリジェント(知能)プ
ロセスである。
【0028】図2は本発明を実行するために利用される
ハードウェアの特徴を示す。複写機30、操作パネル5
0および遠隔診断ステーション70は全てバス40、6
0および80を有し、それらはそれぞれ中央処理装置4
1、61および81に接続している。モデルに依存し
て、バスはさらに多くのユニットを有する。センサユニ
ット43は、記録紙トレー、電圧および紙の通路のよう
な動的データとして記憶されなければならない目標装置
の機能的状態を検出する。
【0029】記憶装置42は静的状態データ37を(R
OMのような)固定記憶として保持する。記憶装置45
は半静的状態データ36をEEPROMのような電力を
必要としない交換可能な記憶装置あるいは低電力を使用
しバッテリーによってサポートできる(CMOSRAM
のような)交換可能な記憶装置に記憶する。記憶装置4
6は動的状態のデータを電力を必要としないあるいは低
電力を使用したバッテリーによってサポートできる交換
可能な記憶装置に記憶する。
【0030】ディスプレイおよび入力ユニット63は入
力キーおよびライトとLCD(液晶表示装置)のような
ディスプレイを制御する。ディスクユニット83はデー
タベースを保持する。通信ライン91が規則的に接続さ
れなかったり、診断が必要なときのみ接続する場合に
は、インターフェイスユニット44は、物理的接続の機
械的手段に起因する中断のようなことを、通信ライン9
1が接続されている中央処理装置41に知らせる手段を
有する。
【0031】図3は本発明による符号化の好適な実施の
形態を示す。しかしながら、ASN.1(1987)の
ような他のエンコーディング(符号化)も使用すること
ができる。図3における符号化スキーマはタイプ、長さ
および値(TLV)符号化の送信からなる。タイプのビ
ット7は0にセットされるが、長さのビット7は1にセ
ットされる。値はいずれかのビットの組合せをとること
ができる。符号化は2進法であってデータ通信の長さを
節約する。情報フィールドを組み合わせることによっ
て、120タイプ(4つの情報×30タイプ)まで定義
することができる。タイプを拡張する1つの方法は全て
の低い5ビットを1にセットすることである。この拡張
のターミネータは00Hの2つのバイトである。情報フ
ィールドにおいて複合を使用することにより、1つ以上
の情報を以下のように送ることができる。 010 ××××× L1 T2 L2 V2 T3 L3 V3 但し、L1はT2〜V3のバイトの長さ、L2はV2の
バイトの長さ、L3はV3のバイトの長さである。複合
は2つに限定されない。
【0032】つぎの表1はタイプおよび値のコードを示
す。これらのコードは説明として示すのであって、実際
の実行は用途によって変わる。
【0033】
【表1】
【0034】図4は電源を入れた後、図1あるいは図2
の複写機30と操作パネル50間の通信の確立を示す。
複写機30と操作パネル50は共にパワーオン・リセッ
ト・シーケンスで通じる。ステップ1において、操作パ
ネル50はリセットを終了し、その割り当てられた値を
複写機30へ送る。しかしながら、複写機30はリセッ
トで忙しく、インターフェイスユニット44を介してデ
ータを入手できない。ステップ2において、複写機30
は準備完了し割り当てられた値を操作パネル50へ送
る。ステップ3は操作パネル50から複写機30への確
認を示す。好適な実施の形態において、受信側は受信し
たタイプの確認を戻さなければならない。
【0035】図4のステップ4は最初の識別が中断して
別の試みを行うべきであることを示す。ステップ5は接
続が確立されたことを示す。ステップ6は特定されたコ
ピー枚数の例を示す。ステップ7における確認はコピー
枚数(ここでは、3コピー)を表す。ステップ8は複写
処理シーケンスの開始を示し、ステップ9は対応する確
認を示す。ステップ10は記録紙ジャムの通信を示し、
ステップ11はその記録紙ジャムの対応する確認を示
す。
【0036】図5は図1と図2の遠隔診断ステーション
70と複写機30間の接続の確立過程を示す。図5はラ
イン4および6で複合情報フィールドの使用を示す。こ
の複合が使用されないと、ライン10〜12のような通
信が必要である。
【0037】図5のステップ1は診断の識別を示し、ス
テップ2はその識別の確認を示す。ステップ3は識別の
問合せを示し、ステップ4は複合確認を示す。ステップ
5はモデルの識別について問合せをし、ステップ6は対
応する確認である。ステップ7はパラメータの報告を質
問し、説明としてステップ8はコマンドが理解されない
ことを示す。ステップ9はアドレスの報告を示し、ステ
ップ10、11および12はそれぞれ確認、報告および
確認を示す。
【0038】図6には、複数の装置が制御兼診断システ
ム26に接続された状態が示されている。制御兼診断シ
ステム26は、その制御兼診断システム26に接続され
た種々の装置と通信する際に使用する複数の通信プロト
コルを格納したデータベース28を備えている。
【0039】例えばリコー製のDC−1カメラのような
デジタルカメラ2や、ファクシミリ装置4や、複写機6
および複写機8を含む異なるモデルの複数の複写機を備
えた制御兼診断システム26に、機械的な機能を果たす
装置や、機械的なセンサや電気−機械的なセンサやアク
チュエータを有する装置を含む如何なるタイプの装置で
も接続される。制御兼診断システム26は、異なる通信
プロトコルを用いて異なるモデルの複写機と通信する。
制御兼診断システム26が、同じ通信プロトコルを使用
した複数の同じモデルの複写機や装置と通信することが
可能であるのは勿論である。
【0040】制御兼診断システム26に接続された他の
装置には、プリンタ10、デジタル複写機兼プリンタ2
0、並びにインターフェイス18を介して接続された第
1デバイス16、第2デバイス14および第3デバイス
12が含まれている。これらのデバイス12,14,1
6は、ビジネスオフィス用の装置を含み、監視され、制
御されあるいは診断されるべき何等かのタイプの装置で
あるかもしれない。インターフェイス18は、複数のデ
バイスがインターフェイス18に接続され、かつ伝送線
22を介して通信可能な何等かのタイプの通信インター
フェイスである。
【0041】伝送線22は、通信インターフェイス24
を介して制御兼診断システム26に接続されている。こ
の通信インターフェイス24は、要求される何らかのタ
イプの通信インターフェイスであり、モデム、LAN
(local area network)インターフ
ェイス、インターネット接続、あるいは他の何らかのタ
イプのインターフェイスで構成されている。
【0042】伝送線22は、何らかのタイプの通信媒体
であり、ワイヤ(有線接続)、光接続、あるいはラジオ
波や赤外線のような光による無線接続で構成されてい
る。本発明で使用され得る付随的な通信方法は、一般
に、本出願人による未登録の1995年6月5日付けの
米国特許出願第08/463,002号「METHOD
AND SYSYTEM FOR DIAGNOSIS
AND CONTROL OF MACHINES
USING CONNECTION AND CONN
ECTIONLESS MODES OF COMMU
NICATION」中に開示されている。
【0043】通信プロトコルデータベース28は、受信
した情報を分析もしくは復号化したり、制御兼診断シス
テム26から送信される情報を符号化もしくはフォーマ
ットするために使用される1または2以上のデータベー
スを有している。通信プロトコルデータベース28の詳
細については、この通信プロトコルデータベース28に
含まれたデータベース(図12〜図15に示す)につい
て説明する際に併せて説明する。
【0044】制御兼診断システム26は、マイクロプロ
セッサ、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM
(リードオンリメモリ)、ディスプレイ(表示装置)、
ハードディスクドライブ(HDD)等のディスクドライ
ブ、キーボードなどのような従来の一般的な目的のため
に使用されるコンピュータにおけるものと同様のハード
ウェアを備えている。
【0045】それらのハードウェアは、システムバスま
たは複数のコンピュータ、並びにLAN(local
area network)もしくはWAN(wide
area network)またはLANとWANの
両方により接続されたサーバを用いて接続されている。
【0046】制御兼診断システム26は、制御兼診断シ
ステム26に接続されたデバイスとの通信を開始し、そ
のデバイスを診断もしくは制御するか、または診断かつ
制御するためのコマンドまたは要求を送信することがで
きる。それから、そのデバイスは、応答もしくはデータ
の一方または両方を返信するか、またはアクチュエータ
を動かしたりモータを回すような動作を行なうか、それ
ら返信および動作の両方を行なうか、あるいはその他の
動作を行なう。
【0047】従って、制御兼診断システム26は、その
デバイスに電気ー機械的な動作を行なわせることができ
るといえる。というのは、電気信号が、デバイスの中で
行なわれる機械的な動作を引き起こしているからであ
る。制御兼診断システム26によって通信が開始される
ときには、制御兼診断システム26が通信プロトコルま
たはフォーマットを知る必要がある。それは、デバイス
が制御兼診断システム26から受信したコマンドまたは
情報を正しく解釈するためである。
【0048】制御兼診断システム26は、必要な情報ま
たはコマンドを送信するために、あるデータベース内の
プロトコルまたは通信フォーマットを調べる。また、デ
バイスがコマンド、要求、データ、あるいは診断もしく
は不具合の指摘の要求を送信することによっても、通信
が開始される。そして、それから制御兼診断システム2
6は、応答するか、デバイスへデータもしくはコマンド
を送信するか、あるいはそれら応答とデータもしくはコ
マンド送信の両方を行なう。
【0049】それらコマンドには、データを操作または
変更するコマンド、データの読込みを命令するコマン
ド、あるいは電気ー機械的動作を行なうコマンドが含ま
れる。デバイスによって通信が開始されると、制御兼診
断システム26は、受信した情報を正しく解釈するため
に、本明細書中で説明される内容に基づいて、受信情報
のプロトコルを決定しなければならない。
【0050】図7には、図6に示されたデジタル複写機
兼プリンタ20の機械的なレイアウトが示されている。
【0051】図7において、符号101で示されたもの
はスキャナ用のファン、符号102で示されたものはレ
ーザプリンタで使用されるポリゴンミラー、符号103
で示されたものはレーザ(図示されていない)から発せ
られた光を平行光(コリメート光)にするFθレンズで
ある。符号104で示されたものはスキャナからの光を
検知するセンサ、符号105で示されたものはスキャナ
からセンサ104上へ発せられた光の焦点を合わせるレ
ンズ、符号106で示されたものは感光体ドラム132
上の画像を消去するために使用されるクエンチングラン
プである。
【0052】また、デジタル複写機兼プリンタ20に
は、コロナ帯電ユニット107および現像ローラ108
が設けられている。符号109で示されたものは読取走
査される原稿を照射するのに使用されるランプであり、
符号110、111および112で示されたものは、セ
ンサ104上へ光を反射するミラーである。
【0053】また、デジタル複写機兼プリンタ20に
は、レーザから発せられた光をポリゴンミラー102か
ら感光体ドラム132へ反射するドラムミラー113が
設けられている。符号114で示されたものは、デジタ
ル複写機兼プリンタ20の帯電領域を冷却するファンで
ある。符号115で示されたものは、第1給紙カセット
117から紙を送り出すために使用される第1給紙ロー
ラである。符号116で示されたものは、紙を手で送る
ための手差しテーブルである。同様に、符号118で示
されたものは、第2給紙カセット119から紙を送り出
すために使用される第2給紙ローラである。
【0054】符号120で示されたものはリレーロー
ラ、符号121で示されたものはレジストローラ、符号
122で示されたものは画像濃度センサ、符号123で
示されたものは転写/分離コロナ放電ユニットである。
符号124で示されたものはクリーニングユニット、符
号125で示されたものは真空ファン、符号126で示
されたものは搬送ベルト、符号127で示されたものは
加圧ローラ、符号128で示されたものは搬出ローラで
ある。符号129で示されたものは紙上のトナーを定着
させる加熱ローラ、符号130で示されたものは排気フ
ァン、符号131で示されたものはデジタル複写機を駆
動するメインモータである。
【0055】図8は、図7に示されたデジタル複写機兼
プリンタ20の電気的な構成要素(コンポーネント)の
ブロック図である。
【0056】CPU(中央処理装置)160はマイクロ
プロセッサであり、システムコントローラとして機能し
ている。デジタル複写機兼プリンタ20は、デジタル複
写機の操作パラメータを含む、動的に変化する情報を記
憶するランダムアクセスメモリ(随時書込み読出しメモ
リ)162を備えている。リードオンリメモリ(読出し
専用メモリ)164は、デジタル複写機の実行プログラ
ムのコード、および複写機のモデルナンバーやシリアル
ナンバーのような複写機を表す情報(静的状態のデー
タ)を記憶している。
【0057】また、デジタル複写機兼プリンタ20は、
デジタル複写機が外部のデバイスと通信するためのマル
チポート通信インターフェイス166を備えている。符
号168で示されたものは電話線またはISDN(In
tegrated Services Digital
Network)のケーブル、符号170で示された
ものはネットワークを表している。マルチポート通信イ
ンターフェイス166の詳細については、図9とともに
後述する。
【0058】インターフェイスコントローラ172は、
操作パネル174をシステムバス186に接続するため
に使用されている。操作パネル174には、コピーボタ
ンや、コピー枚数、拡大/縮小率および明暗などのよう
な複写機の運転を制御するキーを有するデジタル複写機
における標準的な入出力装置が設けられている。加え
て、操作パネル174には、液晶表示装置が設けられて
おり、ユーザ(使用者)に対してデジタル複写機の各種
設定パラメータ(コピー枚数や拡大/縮小率など)やメ
ッセージを表示するようになっている。
【0059】デジタル複写機兼プリンタ20には記憶部
インターフェイス176が設けられており、その記憶部
インターフェイス176を介してシステムバス186に
記憶装置が接続されている。その記憶装置は、フラッシ
ュメモリ(電気的一括消去・再書込み可能な読出しメモ
リ)178やディスク182で構成されている。また、
ディスク182は、ハードディスク、光ディスクもしく
はフロッピーディスクドライブまたはそれらの組合わせ
で構成されている。記憶部インターフェイス176には
外部記憶装置接続ライン180が接続されており、デジ
タル複写機に付加的に記憶装置を接続し得るようになっ
ている。
【0060】フラッシュメモリ178は、デジタル複写
機の、稼働中に頻繁に変わるパラメータを表す半静的状
態のデータを記憶するために使用される。そのようなパ
ラメータには、デジタル複写機のオプションおよび機器
構成が含まれている。また、デジタル複写機兼プリンタ
20にはオプションインターフェイス184が設けらて
おり、そのオプションインターフェイス184を介し
て、デジタル複写機に外部インターフェイスのような付
加的なハードウェアが接続され得るようになっている。
【0061】図8の図面左側には、デジタル複写機を構
成する種々の手段が示されている。符号202で示され
たものは、ソータ(分類装置)であり、デジタル複写機
から搬出される複写物を仕分けするために使用されるア
クチュエータおよびセンサを備えている。デジタル複写
機兼プリンタ20は、複写動作を行ない得るデュプレク
サ200を備えており、そのデュプレクサ200には公
知のセンサおよびアクチュエータが設けられている。
【0062】また、デジタル複写機兼プリンタ20は、
大容量トレイユニット198を備えており、そのトレイ
ユニット198に、デジタル複写機で使用される大量の
紙が収納保持され得るようになっている。大容量トレイ
ユニット198には、公知のセンサおよびアクチュエー
タが設けられている。
【0063】また、デジタル複写機兼プリンタ20は用
紙搬送コントローラ196を備えており、その用紙搬送
コントローラ196はデジタル複写機内への紙送りおよ
び複写機内での紙送り動作の制御に使用される。
【0064】また、デジタル複写機兼プリンタ20は、
デジタル複写機内で画像を走査して読み取るのに使用さ
れるスキャナ194を備えており、そのスキャナ194
には光源やミラーなどの公知の走査装置の構成要素が設
けられている。加えて、スキャナをホームポジション
(初期位置)に位置させるためのホームポジション(初
期位置)センサおよび走査光源を確実に正しく動作させ
るためのランプサーミスタとして、走査センサが使用さ
れている。
【0065】また、デジタル複写機兼プリンタ20は、
デジタル複写機の出力を印刷するプリンタ/イメージャ
192を備えており、そのプリンタ/イメージャ192
には公知のレーザ印刷機構、トナーおよび画像濃度セン
サが設けられている。また、デジタル複写機兼プリンタ
20は、高温ローラを用いて紙片上でトナーを溶かすた
めの定着装置190を備えており、その定着装置190
には、出口センサ、定着装置190の過熱を防ぐサーミ
スタおよびオイルセンサが設けられている。
【0066】加えて、デジタル複写機兼プリンタ20
は、自動原稿送り装置や異なるタイプのソータ(分類装
置)/丁合い機やデジタル複写機に付加され得る他の要
素のような、デジタル複写機のオプション(選択)品を
接続するのに使用されるオプション用ユニットインター
フェイス188を備えている。
【0067】図9には、マルチポート通信インターフェ
イス166の詳細が示されている。デジタル複写機は、
印刷される情報の送受信を行なうセントロニクスインタ
ーフェイス220、SCSI(Small Compu
ter System Interface)インター
フェイス222、電話線168Aを接続する従来の電話
インターフェイス224、ISDNケーブル168Bを
接続するISDNインターフェイス226、RS−23
2インターフェイス228およびLAN(すなわち、ネ
ットワーク)170を接続するLAN(local a
rea network)インターフェイス230を介
して、外部の装置と通信することができる。LANと電
話の両方を接続する単一のデバイスが、メガヘルツから
商業的に利用でき、イーサネットモデムとして知られて
いる。
【0068】CPU(中央処理装置)、他のマイクロプ
ロセッサまたは電子回路は、デジタル複写機の各センサ
の状態を監視する監視プロセスを実行する。そして、そ
れに続くプロセスが、デジタル複写機を制御して操作す
るための命令コードを実行するためになされる。加え
て、デジタル複写機の全体の動作を制御するために、中
央システム制御プロセスが実行される。
【0069】また、デジタル複写機に接続された外部デ
バイスとの通信を高い信頼性で行なうために、通信プロ
セスが実行される。システム制御プロセスでは、図8に
示されたROM164のような静的状態の記憶装置また
はフラッシュメモリ178やディスク182のような半
静的状態の記憶装置に記憶されたデータ、あるいはRA
M162やフラッシュメモリやディスク182のような
揮発性もしくは不揮発性の記憶装置に記憶された動的状
態のデータの監視および制御を行なう。
【0070】なお、静的状態のデータは、ROM164
よりもむしろ、フラッシュメモリ178およびディスク
182を含む不揮発性の記憶装置のようなデバイスに記
憶されてもよい。
【0071】上述した詳細な説明については、デジタル
の複写機に関してなされているが、本発明は、ファクシ
ミリ装置、スキャナ、プリンタ、ファクシミリサーバ
ー、または他のビジネスオフィス装置や他のいかなるタ
イプの装置のような他のビジネスオフィス装置にも、同
様に適用可能である。
【0072】加えて、本発明は、ガスや水道や電気にお
けるシステムを含む検針システム、販売装置、または機
械的な動作を行なう他のいかなる装置など、通信の接続
モードまたは非接続モードを用いて動作するとともに、
監視される必要があり、かつある機能を実行するような
他のタイプの装置を含む。また、特定の目的を達成する
ための装置、およびコンピュータに加えて、本発明は、
一般的な目的のためのコンピュータを監視し制御し診断
するのに適用可能である。
【0073】何らかの通信が行なわれる前に、ビジネス
オフィス装置のような新しい装置との通信に使用される
プロトコルを決める必要がある。この決定は、技術者も
しくは装置の設計者によってなされる。
【0074】図10に示すプロセスの開始後、その装置
で使用される通信プロトコルを決めるステップ252が
なされる。プロトコルが決まったら、ステップ254に
おいて、この通信プロトコルがその装置の記憶装置に記
憶される。また、もしその通信プロトコルが制御兼診断
システムのデータベースにまだ記憶されていない場合に
は、ステップ256において、その通信プロトコルが制
御兼診断システムのデータベースにも記憶される。そし
て、図10に示されたプロセスは終了する。
【0075】本発明で使用される通信プロトコルは、公
知の通信プロトコルを含む何等かのタイプの通信プロト
コルである。そのデータは、以下のフォーマットタイプ
を含む種々のフォーマットのうちの何れか一つにフォー
マット化されている。第1のフォーマットタイプは、デ
ータタイプのつぎにそのデータもしくはデータの値が続
くもの(例えば、タイプ(type)−値(valu
e)すなわちTV)である。
【0076】また、データは、データタイプのつぎに3
つのデータ値フィールドが続く(TVVV)ようなフィ
ールド内にフォーマットされていてもよい。これらの場
合には、種々のフィールド長を有することもできるが、
フィールド長さは固定である。本発明で使用され得る第
3のタイプのフォーマットデータは、タイプもしくは長
さの情報がない二値化フォーマットにおけるデータ伝送
である。この場合には、そのフォーマットは、固定長の
連続したデータ値で固定されている。
【0077】使用可能なフォーマットデータの別のタイ
プは、タイプ、長さおよび値(TLV)よりなるもの
で、データタイプを表すフィールドで始まり、続いてデ
ータ長を表すフィールド、データそのものすなわち値と
続く。本発明で使用され得るフォーマットデータの第5
のタイプは、タイプ、値および境界よりなるタイプであ
り、その境界はデータの終わりを示している。
【0078】伝送データの好ましい形態の一例が、伝送
情報260のフォーマットを表す図11に示されてい
る。その伝送情報は、プロトコル識別子と好ましくはプ
ロトコル識別子のバージョンナンバーとを有するプロト
コル識別子262で始まる。プロトコル識別子262の
つぎに、ヘッダとも呼ばれるデバイス識別子264が続
く。つぎに、タイプ−値(TV)、タイプ−値−値−値
(TVVV)、二値データ(bainary)、タイプ
−長さ−値またはタイプ−値−境界のような上述したフ
ォーマットのどれか一つを使用したフォーマットデータ
266が続く。
【0079】プロトコル識別子、好ましくはプロトコル
識別子とその中に含まれるプロトコル識別子のバージョ
ンナンバーは、その後に続くデバイス識別子すなわちヘ
ッダ264のフォーマットを定義している。
【0080】図11にはまた、典型的なデバイス識別子
264が示されており、そのデバイス識別子は、そのデ
バイスが複写機であるか、ファクシミリ装置であるかな
どのようなデバイス270のカテゴリーを定義するフィ
ールドで始まっている。
【0081】また、デバイス識別子には、そのデバイス
のモデル識別子272、シリアルナンバー274、フォ
ーマットデータを通信するのに使用されるプロトコルの
バージョン276、およびデバイスの位置もしくはアド
レス278の各フィールドも含まれている。
【0082】デバイスの位置もしくはアドレスのフィー
ルド278には、住所、電話番号、e−mail(電子
メール)アドレスまたはデバイスの位置を決めるのに使
用され得る他の何らかのタイプの特有な識別子のような
情報が含まれている。上述したように、デバイス識別子
すなわちヘッダの正確な配置すなわちフォーマットは、
特定のプロトコル識別子262に対応して変化する。
【0083】図12には、プロトコル識別子データベー
スが示されている。このデータベースは、プロトコル識
別子262が決定された後で、ヘッダすなわちデバイス
識別子のフォーマットを決めるのに使用される。プロト
コル識別子データベースの各レコードのフィールドに
は、プロトコル識別子、その識別子のバージョン(ヘッ
ダバージョンとも呼ばれる)およびヘッダの実際のフォ
ーマットが含まれている。
【0084】プロトコル識別子フィールドには、性質
上、プロトコル識別子として容易に識別可能な何らかの
特有な連続したビット、バイトまたはキャラクターが含
まれ得る。例えば、プロトコル識別子データベースの最
初のレコードは、ABABBCBCCDCDのプロトコ
ル識別子を有している。これは、きわめて特有な配列で
あり、通常、通信情報には出現しない。それゆえ、この
特有な配列が通信プロトコル識別子になり得る。
【0085】プロトコル識別子データベースのつぎのフ
ィールドは、識別子バージョンであり、ヘッダーバージ
ョンとも呼ばれる。このフィールドは、同一の基本とな
る通信プロトコル識別子を使用しながらヘッダのフォー
マットを変え得るようにするために使用される。プロト
コル識別子データベースにおいて、第1レコードと第2
レコードのプロトコル識別子フィールドが同じであるよ
うに見受けられる。しかしながら、これら2つのレコー
ドは、互いにバージョンが異なっており、ヘッダに対し
てフォーマットを変えることができる。
【0086】例えば、図12に示す例おいては、第1レ
コードのフォーマットではシリアルナンバーとして15
バイトを使用するように割り当てられているのに対し
て、第2レコードのフォーマットではシリアルナンバー
として20バイトを使用するように割り当てられてい
る。
【0087】このようにシリアルナンバーに割り当てら
れたバイト数を変えること、すなわちデバイス識別子
(ヘッダ)に対して何らかを変えることにより、プロト
コル識別子データベースに新しいレコードを加えて容易
に改善することができるようになる。プロトコル識別子
データベースにおける第3レコードは、第3のプロトコ
ル識別子、そのバージョンおよび対応するヘッダのフォ
ーマットを示している。
【0088】ヘッダのフォーマットを決定するために伝
送情報のプロトコル識別子および識別子バージョンが分
析された後に、そのヘッダのフォーマット中の情報を決
定するために、プロトコル識別子データベースに格納さ
れているヘッダフィールドのフォーマットを用いて、デ
バイス識別子すなわちヘッダが調べられ得る。ヘッダの
フォーマット中に含まれたこの情報が決定された後、図
13に示す入力フォーマットデータベースを用いて通信
フォーマットが決定される。
【0089】図13に示す入力フォーマットデータベー
スには、デバイスのカテゴリー、モデル識別子、プロト
コルのバージョン、フォーマットタイプ、通信に使用さ
れる実際のフォーマット(入力フォーマットとも呼ばれ
る)、およびこの特定のレコードに対応して存在する装
置の数の情報を表すフィールドを有する複数のレコード
が含まれている。
【0090】デバイスのカテゴリー、モデル識別子、お
よび使用されるプロトコルのバージョンを含む情報を決
定するために、制御兼診断システム26への入力情報の
デバイス識別子が調べられると、その調べられた情報
は、続くデータのフォーマットを決定するために入力フ
ォーマットデータベース内の対応するレコードをさがす
のに使用される。
【0091】例えば、デバイスのカテゴリーが複写機で
あり、モデル識別子が“FT1150”であり、使用さ
れるプロトコルのバージョンが1.0であることをデバ
イス識別子が表している場合には、このレコードと、入
力フォーマットデータベースの第1番目のレコードが一
致し、フォーマットタイプが、使用される通信フォーマ
ットがバイナリであることを表す“B”であることが見
つけられる。そして、受信においては、コピー回数を表
す32ビットの整数と故障回数を表す16ビットの整数
を含む入力フォーマットが使用される。
【0092】本実施形態においては、受信されるフォー
マットデータの内容は、何らかの方法で定義され得る。
この内容を定義する一方法が、図13に示す入力フォー
マットデータベースの入力フォーマットフィールドに示
されている。フィールドを定義する他の方法が以下の表
2に定められている。
【0093】
【表2】
【0094】表2には、データおよびフィールドのフォ
ーマットを定義する種々の方法が示されている。データ
は、整数を表すINTのようなタイプで始まるように定
義される。
【0095】他の可能なフォーマットには、データが1
バイトであろうと、1ビットであろうと、JISまたは
シフトJISにおけるものであろうと、ASCII(A
merican Standard code for
InformationInterchange)フ
ォーマットを含む。JISおよびシフトJISは日本工
業規格である。日本工業規格は、従来より公知であり、
ASCIIと目的を同じにするものである。
【0096】タイプのつぎにくるものは長さである。こ
の長さは、例えば32もしくは16バイトの整数に限定
されて固定され得るか、または“N”を用いて示される
ように、そのフィールドにおいて定義され得る。長さ情
報を表す“X”は、未知であるかまたは未定義である。
【0097】タイプ/長さのつぎに、各エントリに対し
て示されてはいないが、フィールド定義が続く。そのフ
ィールド定義は、コピー回数や故障回数、あるいは伝送
される他のパラメータや情報のような何らかのフィール
ドを定義するために使用され得る。フィールド定義に加
えて、サブフィールドが定義され得る。例えば、Byt
e/Nのフィールドは、2つのサブフィールドを含むフ
ィールド定義を有している。これらのサブフィールド
は、その中に、サブフィールド内のデータの定義を含ん
でいる。
【0098】入力フォーマットデータベースに戻って説
明すると、複写機がモデル“FT20”であり、使用さ
れるプロトコルのバージョンが1.0であることをデバ
イス識別子が表している場合には、通信のフォーマット
は、タイプ(Type)−長さ(Length)−値
(Value)(TLV)であり、入力フォーマットは
“TLVフォーマット1”である。これは、予め定めら
れ、ファイルまたはデータベースのような別の所在位置
に記憶されたフォーマットである。
【0099】従って、この入力フォーマットデータベー
スの入力フォーマットのフィールドは、入力フォーマッ
トデータベースの構成を簡素化するためにプロトコルの
名前を記憶するが、通信プロトコルである入力フォーマ
ットの完全な定義を記憶する必要はない。このことは、
また、複数のデバイスが同じ入力フォーマットを使用す
ることができ、それゆえ、そのフォーマットを、その入
力フォーマットを使用する各デバイス毎に分離して記憶
させずに済む。
【0100】入力フォーマットデータベースの他のレコ
ードは単に典型的な情報を示しているだけであり、種々
のレコードの正確な詳細は重要でない。第3レコードは
ファクシミリ装置に対する情報を示している。第4レコ
ードはプリンタに対する情報を示している。
【0101】第5レコードは、1996年2月21日付
けの米国特許願第08/XXX,XXX号“Exter
nal Communication Interfa
cefor a Digital Camera”(A
ttorney Docket No.557−371
4−2)に記載されているリコー製のDC−1カメラの
ようなデジタルカメラの情報を示している。
【0102】入力フォーマットデータベースの設置数の
フィールドは、そのレコードに表されたデバイスに一致
するデバイスの現存する数を示している。この数は、説
明したように、データベースを分類するため、あるいは
他の何らかの目的のために使用され得る。
【0103】制御兼診断システム26により受信される
通信は、プロトコル識別子なしで開始可能になってい
る。この場合には、図12に示すプロトコル識別子デー
タベースおよび図13に示す入力フォーマットデータベ
ースの何れも通信フォーマットを決定するためには使用
されない。
【0104】その代わりに、使用されている通信プロト
コル(データのフォーマット)を決定するために、図1
4に示す通信プロトコルデータベースが使用される。通
信プロトコルデータベースは、デバイス識別子すなわち
ヘッダ、そのレコードにおいて定義されるプロトコルを
使用するデバイスの数、そのプロトコルを識別する方
法、そのプロトコルのデータフォーマットの位置、およ
びそのプロトコルを識別するために使用される臨界フィ
ールドを定義するフィールドを備えたレコードを有して
いる。
【0105】プロトコル識別子が入力された情報に含ま
れていない場合、その入力情報は、通信プロトコルデー
タベースに予め格納されたたくさんの予め定められたフ
ォーマットのうちのどれか一つに一致するか否かチェッ
クされる。通信プロトコルデータベースの、プロトコル
を識別する臨界フィールドと呼ばれるフィールドは、そ
の情報が通信プロトコルデータベース内のレコードに一
致することを見つけるために、入力情報の該当するフィ
ールドの値を定義する。
【0106】
【表3】
【0107】表3には臨界フィールドが示されており、
その臨界フィールドには、通信プロトコルデータベース
の第1レコードで使用される第1エントリーおよび通信
プロトコルデータベースの第2レコードで使用される第
2エントリーが含まれている。表3において第1エント
リーは、(B10,48−57)、(B11,48−5
7)などで始まっている。丸括弧の各セットの情報は臨
界的な制限を定義している。
【0108】大文字の“B”のつぎに10が続いている
のは、入力情報のバイト10が48および57を含むそ
れらの間に値を有していなければならない、ということ
を表している。これは、ASCIIの0から9の数字の
表現に対応している。同様に、表3の第1エントリーの
他の臨界フィールドは、種々のバイトの他の条件を定義
している。
【0109】表3の第2エントリーは、“b”を用いて
入力情報の個々のビットの条件を示している。例えば、
(b0,1)は、受信情報のビットゼロの値が1でなけ
ればならない、ということを表している。
【0110】本発明は、入力情報が、通信プロトコルデ
ータベースにおいて定義された臨界フィールドに一致す
るかどうかを最初に決定することによって、プロトコル
識別子なしで入力情報を分析する。通信プロトコルデー
タベースには、そのプロトコルを使用する装置の数を定
義するフィールドが設けられている。
【0111】これによって、最初に最も使用頻度の高い
通信プロトコルで臨界フィールドが始まっているかどう
かをチェックすることが可能であり、調べる時間を最も
有効に使って最も好ましく通信プロトコルデータベース
内で一致するものを得ることができる。
【0112】入力情報のプロトコルに対応して、通信プ
ロトコルデータベース内のレコードが一旦決定さると、
どのようにして通信プロトコルを調べるべきであるかを
決定するために、通信プロトコルデータベースのレコー
ド内でプロトコルを定義する方法が調べられる。使用さ
れるプロトコルを識別する2つの方法は、使用されるプ
ロトコルを表すヘッダ内の識別子、もしくは臨界フィー
ルドに一致する特有の通信プロトコルが一つのみである
場合にある固定フォーマットの識別子を読むことであ
る。
【0113】通信プロトコルを決定するためにヘッダ識
別方法が使用される場合には、使用されるデータフォー
マットを指定する識別子を決めるためにヘッダを読まな
ければならない。この場合には、ヘッダ内に含まれてい
るフォーマット識別子の位置を決めるために、通信プロ
トコルのレコード内のデバイス識別子すなわちヘッダの
フィールドが調べられる。
【0114】一例として、通信プロトコルデータベース
内のデバイス識別子すなわちヘッダは、さらに、第1レ
コードの臨界フィールドに対応する複数のデータフォー
マットのうちの何れを使用すべきであるかを決めるため
に読まれるフォーマット識別子フィールドを含んでいる
が、図11に示すデバイス識別子(ヘッダ)264と同
一もしくは同様のものであってもよい。
【0115】例えば、フォーマット識別子は、受信情報
のバイト20−23に格納されている。一旦フォーマッ
ト識別子が決まると、通信プロトコルデータベースのプ
ロトコルフィールドのデータフォーマットの位置に定義
されたデータベースが、実際のデータフォーマットを決
めるためにさがされる。例えば、図15に示すデータベ
ース“CSSDATA.DB”が使用されるとする。
【0116】図15において、そのデータベースは、フ
ォーマット識別子フィールド、フォーマットタイプフィ
ールドおよび実際のデータフォーマットを有するように
表されている。一旦入力情報のデバイス識別子が読まれ
ると、ヘッダに含まれるフォーマット識別子が決定さ
れ、例えば図15に示すデータベースがデータフォーマ
ットを決めるために使用され得る。
【0117】図16〜図19には、通信に使用される通
信プロトコルを決めるプロセスが示されている。このプ
ロセスは、決定されるフォーマットを有する情報を受け
取る何らかのデバイスによりなされるのではなく、好ま
しくは制御兼診断システム26により行なわれるとよ
い。
【0118】プロセス開始後、ステップ302では、最
初の通信情報を受け取る。それから、ステップ304で
は、その受け取った情報が、プロトコル識別子データベ
ースで定義されたようなプロトコル識別子で始まってい
るかを調べる。ステップ304で受信情報がプロトコル
識別子で始まっている場合には、ステップ306に進
み、プロトコル識別子およびヘッダバージョンを求めて
図12に示すプロトコル識別子データベースをさがす。
【0119】このステップは、受信情報のプロトコル識
別子およびバージョンに一致するレコードを求めてプロ
トコル識別子データベース内をさがすことである。な
お、識別子バージョンについては、プロトコル識別子デ
ータベースおよびその検査からはずすことができる。
【0120】それから、ステップS308に進み、プロ
トコル識別子データベースのレコード内に該当するプロ
トコル識別子およびバージョンを見つけたか否かを判断
する。それら該当するプロトコル識別子およびバージョ
ンをデータベース内に見つけることができない場合に
は、エラーを返す。あるいは、エラーを返す代わりに、
プロトコル識別子がないかの如く、図18に示す通信プ
ロトコルを決定するプロセスBへ進むようにしてもよ
い。
【0121】ステップ308で、プロトコル識別子デー
タベース内で該当するプロトコル識別子およびバージョ
ンを見つけたと決定する場合には、ステップ310ヘ進
み、プロトコル識別子データベースからヘッダのフォー
マットを読む。ステップ312では、ヘッダの種々のフ
ィールド内の情報を決定するために、プロトコル識別子
データベース内に格納されたヘッダのフォーマットを使
用して、デバイス識別子すなわちヘッダ(例えば、図1
1に符号264で示すヘッダ)を分析する。
【0122】それから、ステップ314では、デバイス
識別子(ヘッダ)のフィールド内に定義されたデバイス
と一致するレコードを求めて、図13に示す入力フォー
マットデータベースをさがす。例えば、デバイスのカテ
ゴリー、モデル識別子およびプロトコルのバージョンを
求めて入力フォーマットデータベースをさがす。ステッ
プ316において、入力フォーマットデータベース内に
一致するレコードが見つからないと決定する場合には、
エラーを返す。
【0123】一方、一致するレコードが見つかった場合
には、ステップ318ヘ進み、入力フォーマットデータ
ベースの一致するレコードからフォーマットタイプおよ
び入力フォーマットを読み、そして、図16〜図19に
示すプロセスを呼び出したプロセス(例えば、制御兼診
断システム26の入力情報を処理するメインルーチン)
へこのフォーマット情報を返す。
【0124】図18に示すフローチャートは、受信情報
がプロトコル識別子で始まっていない場合に呼び出され
るだけでなく、その受信情報で使用されるプロトコル識
別子が見つけられる場合にも使用され得る。
【0125】図18においては、ステップ320で、通
信プロトコルデータベース内の最も大きな装置設置数を
有するレコードを得る。例えば、通信プロトコルデータ
ベースの第1レコードでは、このレコードで定義される
プロトコルを使用する装置の数は99,000台である
(図14参照)。それから、ステップ322では、この
レコードの臨界フィールドが受信情報のフォーマットに
一致するかどうかを決定する。
【0126】これは、臨界フィールドに対する要求が受
信情報の構成に一致するかどうか調べることによって決
定される。一致しない場合には、ステップ324で、通
信プロトコルデータベースのすべてのレコードをチェッ
クしたかどうかをチェックする。すべてのレコードをチ
ェックした場合には、受信情報に一致する通信プロトコ
ルは見つからなかったということを表すエラーを返す。
【0127】その代わりに、すべてのレコードがチェッ
クされていない場合には、ステップ324からステップ
326へ進み、通信プロトコルデータベースから、その
つぎに大きな装置設置数のレコードを得る。
【0128】そして、ステップ322へ戻り、このレコ
ードが臨界フィールドに一致するかどうかの決定を行な
う。ステップ322で、そのフィールドが一致すると決
定する場合には、図19に示すステップ328へ進み、
プロトコルを識別する方法を決めるために、通信プロト
コルデータベース内の“プロトコル識別方法”のフィー
ルドを読む。
【0129】プロトコルを識別する方法がヘッダ識別法
である場合には、ステップ332へ進み、フォーマット
識別子フィールドの場所をつきとめるために、通信プロ
トコルデータベースの第4番目に配置されたヘッダの定
義フォーマットを使用するデバイス識別子(ヘッダ)を
読む。
【0130】それから、ステップ334では、受信情報
により使用されているデータフォーマットを決定するた
めに、通信プロトコルデータベースのプロトコルのデー
タフォーマット位置において定義されているデータベー
ス(例えば、図15に示すデータベース)を読む。
【0131】ステップ328で、レコードのプロトコル
識別方法が固定フォーマット識別法である場合には、受
信情報の臨界フィールドが一致するレコードに対応する
フォーマットは一つのみであることを意味しており、ス
テップ330において、3つの方法のうちのどれか1つ
で通信プロトコルを決定する。
【0132】第1番目は、“プロトコルのデータフォー
マット位置”フィールドに直接フォーマットが格納され
ており、この場合には通信プロトコルを決めるためにこ
のフィールドを読む。第2番目は、“プロトコルのデー
タフォーマット位置”フィールド内にファイルがあり、
従って通信プロトコルを決めるためにこのファイルを読
む。
【0133】第3番目は、“プロトコルのデータフォー
マット位置”フィールドが、通信プロトコルデータベー
ス内のそのレコードに対応するレコードの場所を見つけ
るためにさがされるデータベースと同一化されており、
従ってフォーマット情報を見つけるためにさらにこのデ
ータベースをさがす。それから、その見つけたフォーマ
ット情報を、図16〜図19に示すプロセスを呼び出し
たプロセス(例えば、制御兼診断システム26の入力情
報を処理するメインルーチン)へ返し、処理を終了す
る。
【0134】図20〜図22には、制御兼診断システム
26および制御兼診断システム26に接続されたデバイ
スの両方によってなされる入力情報の処理プロセスが示
されている。このプロセスは、米国特許第5,412,
779号“Method and Apparatus
for Controlling and Comm
unicating with Business O
ffice Devices”において開示されたタイ
プの情報を含む何らかの情報を通信するために使用され
得る。
【0135】図16〜図19に示すフローチャートに従
って通信フォーマットもしくはプロトコルが決定された
後、図16〜図19に示すプロセスが開始される。
【0136】そして、ステップ352で分析ルーチンが
呼ばれ、図11に示すフォーマットデータ266のよう
なフォーマットデータを受け取って分析する。この分析
は、コマンド、パラメータもしくは通信に含まれる他の
通信情報を決めるために使用される。
【0137】それから、ステップ354において、何か
他の通信もしくは機能を行なうか、あるいは通信プロセ
スを終了するかを決める。通信プロセスを終了する場合
には、図22に示すプロセスEへ進む。通信プロセスを
終了しない場合には、ステップ356へ進み、受信情報
の未知の印や部分がないかを決定する。それらがある場
合には、ステップ358へ進み、送信元のデバイスに未
知の印があるという問題を通信する必要があるか否かを
決定する。
【0138】通信する必要がある場合には、ステップ3
60へ進み、送信元のデバイスに、未知の印があるとい
う問題を表すメッセージを送る。通信する必要がない場
合には、ステップ358から図20に示すフローチャー
トの最初に戻る。
【0139】ステップ356で未知の印がないと決定し
た場合には、ステップ362へ進み、ある動作を行なう
必要があるかどうかを決める。その動作とは、受け取っ
たコマンドや変えることの要求や記憶内容を読むことに
応じたものである。そのような動作を行なう必要がある
場合には、ステップ364へ進み、あるパラメータを必
要とするかどうかを決める。
【0140】パラメータを必要とする場合には、ステッ
プ366へ進み、そのパラメータを決めるためにさらに
分析を行なう。それから、ステップ368では、分析を
終了するか、あるいは未知の印についての問題があるか
どうかを決める。未知の印がある場合(ステップ368
でyesの場合)には、ステップ358へ進む。
【0141】そうでなければ、ステップ368でこのプ
ロセスを終了すると決めた場合、あるいはステップ36
4でパラメータを必要としないと決めた場合には、ステ
ップ370において必要な動作を行なう。これは、デバ
イス内の記憶位置を読んだり、メモリの内容を変えた
り、そのデバイスの構成要素を操作したり、何らかの要
求される動作を含む何らかのタイプの動作である。ステ
ップ370から図21に示すプロセスFへ進む。
【0142】図21において、ステップ372では、メ
ッセージを送る必要があるかどうかを決める。メッセー
ジを送る必要がない場合には、プロセスDすなわち図2
0に示すプロセスの最初へ戻る。メッセージを送る必要
がある場合には、ステップ372からステップ374へ
進み、先に予め決定された通信プロトコルを用いてメッ
セージを符号化する。
【0143】それから、ステップ376において、メッ
セージの用意ができたかどうか判断する。これは、メッ
セージが完成して送信の準備ができたのか、あるいは待
機する必要があるのか、ということである。メッセージ
の送信準備ができていない場合には、そのメッセージを
バッファすなわち待ち行列に退避し、プロセスDすなわ
ち図20に示すプロセスの最初へ戻る。
【0144】ステップ376でメッセージの送信準備が
できている場合には、ステップ378へ進み、メッセー
ジを圧縮して転送用のパケットにする。それから、ステ
ップ380でそのメッセージを転送し、ステップ382
でメッセージの待ち行列をクリアして空にする。それか
ら、図20に示すプロセスの最初へ戻る。
【0145】ところで、ステップ354で通信プロセス
を終了するとした場合には、図22に示すプロセスEへ
進む。図22において、ステップ384では、メッセー
ジ待ち行列が空であるかどうか判断する。メッセージ待
ち行列が空であれば、プロセスを終了する。
【0146】メッセージ待ち行列が空でない場合には、
ステップ386へ進み、送信メッセージを圧縮してパケ
ットにし、ステップ388でメッセージを転送し、そし
てステップ390でメッセージ待ち行列をクリアして空
にする。そして、プロセスを終了する。
【0147】図23には、本発明の作用を説明するため
に使用される第1の実施例が示されている。
【0148】図23および図24の両図に示す例では、
バイト番号を表す上段の行と通信内容を表す下段の行が
設けられている。図23には、バイト1〜8にバージョ
ンナンバーを有するプロトコル識別子で始まる受信情報
の一例が示されている。
【0149】そのプロトコル識別子は、ABABBCB
CCDCDのつぎにバイト7〜8のバージョンナンバー
0101が続いている。そのつぎのバイト9〜12にデ
バイスカテゴリーが続き、さらにそのつぎのバイト13
〜22にモデル識別子が続いている。そのつぎのバイト
23〜37に15バイトのシリアルナンバーが続き、さ
らにそのつぎに、プロトコルバージョンを示す5バイト
がバイト38〜42に続く。
【0150】図23に示す例では、そのつぎに、バイト
43〜92の50バイトにデバイス位置が示されてい
る。この特定の例においては、バイト43〜45は、そ
のアドレスに含まれる情報のタイプを示すのに使用され
ている。通り(街路)のアドレスにはゼロが使われ、電
話番号には1が使われ、e−mail(電子メール)ア
ドレスには2が使われる。この例では、バイト43〜4
5の値は1であるので、それに続く情報は電話番号を表
している。
【0151】バイト93〜98は、通信されたフォーマ
ットデータを表している。このフォーマットデータは、
タイプ−値(TV)フォーマットによるものであり、8
001と表されたタイプを表す2バイトのつぎに、バイ
ト95〜98に異常故障回数を表す内容の4バイトが続
いている。
【0152】バイト93〜98の実際のフォーマットデ
ータを読むために、本発明は、通信情報がバイト1〜8
のプロトコル識別子で始まっていると決定し、そして図
12に示すプロトコル識別子データベース内において、
バイト9〜92に含まれるヘッダのフォーマットをさが
す。
【0153】図12に示すプロトコル識別子データベー
スの1番目のレコードは、図23に示す例に含まれたプ
ロトコル識別子およびバージョンに一致する。一旦、ヘ
ッダ内(バイト9〜92)の情報を読むと、ヘッダ内の
情報に一致する情報を見つけるために、入力フォーマッ
トデータベースをさがす。
【0154】図13に示す入力フォーマットデータベー
ス内には、図18に示す例に正確に該当するレコードは
ない。しかしながら、実際には、例えばレコードが存在
するという、本発明に特有な動作がある。この例では、
フォーマットデータがタイプ−値フォーマットにおける
ものであることが、バイト38〜42に含まれるプロト
コルバージョンに示されている。先に決定されて制御兼
診断システム26に記憶された特定のタイプ−値フォー
マットに従って、バイト92のつぎに続く情報を分析す
る。
【0155】図24には、受信情報の第2の実施例が示
されている。この例では、受信情報はプロトコル識別子
で始まっていない。従って、制御兼診断システム26
は、受信情報に一致する臨界フィールドがあるかどうか
を判断するために、送られてきた情報のフォーマットを
分析する。
【0156】この例では、受信した通信情報は、図14
に示す通信プロトコルデータベースの第1のレコードに
該当する、明細書の表3の第1エントリーにおいて定義
された臨界フィールドに一致する。従って、バイト20
〜23にフォーマット識別子が含まれていることを判断
するために、通信プロトコルデータベース内でデバイス
識別子すなわちヘッダフォーマットをさがす。
【0157】バイト20〜23の値は2である。コピー
回数を表す32ビットの整数のデータがその後に続くこ
とを表すフォーマット識別子が、図15に示すデータベ
ース内でさがされる。コピー回数は、図24に示す例で
バイト24〜27に示されている。
【0158】本発明で使用される種々のデータベース
は、容易に最新のものに改訂、改良および発展され、新
しい通信プロトコルの使用の点で優れた適応性を備え
る。さらに、監視されている装置がどのプロトコルを使
用しているかを制御兼診断システム26がわかっていれ
ば、制御兼診断システム26によって通信が容易に開始
される。さらにまた、監視されているデバイスもしくは
装置に、データベースの利用技術が適用され得る。
【0159】コンピュータ技術に精通した当業者にとっ
て明らかなように、本発明は、この明細書の内容に従っ
てプログラミングされた従来の一般的な用途のデジタル
コンピュータもしくはマイクロプロセッサを使用して差
し支えなくなされ得る。ソフトウェア技術に精通した当
業者にとって明らかなように、本発明の説明の内容に基
づいて、熟練したプログラマーにより、符号化する適当
なソフトウェアが容易に用意され得る。
【0160】また、本発明は、当業者にとって明らかな
ように、特定の集積回路を用意することにより、あるい
は適当な従来の部品回路網を相互接続することによって
改良され得る。
【0161】本発明は、本発明のプロセスを実行すべき
コンピュータをプログラミングするために使用され得る
命令を記憶した記憶媒体であるコンピュータプログラム
製品を含む。その記憶媒体は、特に限定しないが、フロ
ッピーディスク、光ディスク、CD−ROM、光磁気デ
ィスク、または電子的な情報を保持するのに適した何ら
かのタイプのメディア(媒体)を含む何らかのタイプの
ディスクを含む。
【0162】明らかに、上記内容に鑑みて、本発明の種
々の改良および変形が可能である。従って、特許請求の
範囲の視野内において、本発明は、明細書中で具体的に
説明されたもの以外にも実施可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用することができる機能システムの
全体を示す図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るハードウェア全体
構成を示す図である。
【図3】本発明との通信に使用できる符号化スキーマを
示す図である。
【図4】パワーオン後の複写機と操作パネル間の通信の
一実施の形態を示す図である。
【図5】本発明による診断ステーションの接続法の一実
施の形態を示す図である。
【図6】ビジネスオフィス用デバイスおよびデジタルカ
メラを含む複数の装置が制御兼診断システムに接続され
た状態を示す図である。
【図7】ディジタル複写機兼プリンタの構成を示す図で
ある。
【図8】図2に示されたディジタル複写機兼プリンタの
電気的構成を示す図である。
【図9】図3に示されたマルチポート通信インタフェー
スの詳細を示す図である。
【図10】制御兼診断システムおよびそれと通信される
装置における通信プロトコルの格納プロセスを示すフロ
ーチャートである。
【図11】デバイスによる伝送情報のデバイス識別子す
なわちヘッダの詳細とともに伝送情報のフォーマットを
示す図である。
【図12】異なるプロトコル識別子で使用されるヘッダ
のフォーマットを定義するプロトコル識別子データベー
スを示す図である。
【図13】データベース内で定義された異なるデバイス
によって使用される種々の入力フォーマットを表す入力
フォーマットデータベースを示す図である。
【図14】通信プロトコルデータベースの内容を示す図
である。
【図15】図7に示された通信プロトコルデータベース
によって参照される特定のデータフォーマットデータベ
ースを示す図である。
【図16】受信情報に基づいて使用される通信プロトコ
ルを決定するプロセスを示すフローチャートの一部であ
る。
【図17】受信情報に基づいて使用される通信プロトコ
ルを決定するプロセスを示すフローチャートの一部であ
る。
【図18】受信情報に基づいて使用される通信プロトコ
ルを決定するプロセスを示すフローチャートの一部であ
る。
【図19】受信情報に基づいて使用される通信プロトコ
ルを決定するプロセスを示すフローチャートの一部であ
る。
【図20】通信プロトコルのフォーマットが決定された
後の通信プロセスを示すフローチャートの一部である。
【図21】通信プロトコルのフォーマットが決定された
後の通信プロセスを示すフローチャートの一部である。
【図22】通信プロトコルのフォーマットが決定された
後の通信プロセスを示すフローチャートの一部である。
【図23】あるプロトコル識別子を使用した通信情報の
第1の例を示す図である。
【図24】プロトコル識別子を有していない通信情報の
第2の例を示す図である。
【符号の説明】 2 デジタルカメラ 4 ファクシミリ装置 6,8 複写機 10 プリンタ 12 第3デバイス 14 第2デバイス 16 第1デバイス 18 インターフェイス 20 デジタル複写機兼プリンタ 22 伝送線 24 通信インターフェイス 26 制御兼診断システム 28 通信プロトコルデータベース 30 複写機 31、51、71 通信プロセス 32、52 システム制御プロセス 33 シーケンスプロセス 34 監視プロセス 35 動的状態データ 36 半静的状態データ 37 静的状態データ 40、60、80 バス 41、61、81 中央処理装置 42 固定記憶装置(ROM) 43 センサユニット 44、64、84 インターフェイスユニット 45 半固定記憶装置(EEPROM) 46 動的記憶装置(CMOSRAM) 50 操作パネル 53 入力プロセス 54 ディスプレイプロセス 62、82 記憶装置 63 ディスプレイおよび入力ユニット 70 遠隔診断ステーション 72 診断プロセス 73 データベース 83 ディスクユニット 90、91 通信ライン 101 スキャナ用のファン 102 ポリゴンミラー 103 Fθレンズ(コリメータレンズ) 104 光センサ 105 焦点レンズ 106 消滅用ランプ 107 コロナ帯電ユニット 108 現像ローラ 109 照射ランプ 110,111,112 反射ミラー 113 ドラムミラー 114 冷却ファン 115 第1給紙ローラ 116 手差しテーブル 117 第1給紙カセット 118 第2給紙ローラ 119 第2給紙カセット 120 リレーローラ 121 レジストローラ 122 画像濃度センサ 123 転写/分離コロナ放電ユニット 124 クリーニングユニット 125 真空ファン 126 搬送ベルト 127 加圧ローラ 128 搬出ローラ 129 加熱ローラ 130 排気ファン 131 メインモータ 132 感光体ドラム 160 CPU(中央処理装置) 162 ランダムアクセスメモリ(随時書込み読出しメ
モリ) 164 リードオンリメモリ(読出し専用メモリ) 166 マルチポート通信インターフェイス 168 電話線またはISDNケーブル 168A 電話線 168B ISDNケーブル 170 LAN(ネットワーク) 172 インターフェイスコントローラ 174 操作パネル 176 記憶部インターフェイス 178 フラッシュメモリ 180 外部記憶装置接続ライン 182 ディスク 184 オプションインターフェイス 186 システムバス 188 オプション用ユニットインターフェイス 190 定着装置 192 プリンタ/イメージャ 194 スキャナ 196 用紙搬送コントローラ 198 大容量トレイユニット 200 デュプレクサ 202 ソータ(分類装置) 220 セントロニクスインターフェイス 222 SCSIインターフェイス 224 電話インターフェイス 226 ISDNインターフェイス 228 RS−232インターフェイス 230 LANインターフェイス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04M 11/00 301 H04L 13/00 303B (56)参考文献 特開 平7−273831(JP,A) 特開 平4−14345(JP,A) 特開 平6−85817(JP,A) 特開 平3−46852(JP,A) 特開 平8−32643(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 29/04 B41J 29/38 G03G 21/00 396 G03G 21/00 510 G06F 13/00 353 H04M 11/00 301

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のデバイスと、複数の異なるモデルの
    該第1のデバイスと接続可能な第2のデバイスとを有す
    る通信システムにおいて、 前記第2のデバイスは、 前記第1のデバイスから転送された情報を受信する手段
    と、 デバイスのモデル及びモデルごとの設置台数と、を含む
    データベースと、 前記第1のデバイスのモデル及びデータフォーマットを
    決定するため前記転送された情報に基づいて前記データ
    ベース内を検索する手段と、を備え、 前記検索する手段は、設置台数の多いモデルの情報から
    前記データベース内を検索することを特徴とする通信シ
    ステム。
  2. 【請求項2】他のデバイスから転送された情報を受信す
    る手段と、 モデル及びモデルごとの設置台数と、を含むデータベー
    スと、 前記転送された情報に基づいて他のデバイスのモデル及
    びデータフォーマットを決定するため前記データベース
    内を検索する手段と、 を備えたことを特徴とするデバイス。
  3. 【請求項3】第1のデバイスと、複数の異なるモデルの
    該第1のデバイスと接続できる第2のデバイスとの通信
    方法において、 前記第1のデバイスから転送された情報を前記第2のデ
    バイスが受信するステップと、 前記転送された情報に基づいて前記第1のデバイスのモ
    デル及びデータフォーマットを決定するため、デバイス
    のモデル及びモデルごとの設置台数と、を含むデータベ
    ース内を検索するステップと、を備え、 前記検索するステップは、設置台数の多いモデルの情報
    から検索することを特徴とする通信方法。
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