JP3497090B2 - マルチメディア情報提供システム - Google Patents

マルチメディア情報提供システム

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JP3497090B2
JP3497090B2 JP01305799A JP1305799A JP3497090B2 JP 3497090 B2 JP3497090 B2 JP 3497090B2 JP 01305799 A JP01305799 A JP 01305799A JP 1305799 A JP1305799 A JP 1305799A JP 3497090 B2 JP3497090 B2 JP 3497090B2
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Panasonic Holdings Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチメディア情
報を提供するマルチメディア情報提供システムに関し、
特に、階層管理するデータのファイル管理を簡単にし、
多くのデータに対する即時参照を可能にし、また、タイ
トルの制作時間や再生開始時間の短縮を可能にするもの
である。
【0002】
【従来の技術】マルチメディアタイトル(以下、MMタ
イトルと記述)とは、動画や静止画、テキストなどのマ
ルチメディアデータ(以下、MMデータと記述)を、そ
れぞれのMMデータの表示位置や表示時間を記述したシ
ナリオデータにしたがって表示するものであり、MMタ
イトルを再生するまでの流れは、MMデータの登録・格
納、登録したMMデータを組み合わせてMMタイトルを
制作・登録し、そして登録したMMタイトルを再生す
る。
【0003】一般に、MMデータの容量は大きいため、
安価で大量のデータを格納可能な光ディスクライブラリ
装置などを二次記憶装置として利用し、高価ではあるが
データへの即時アクセスが可能な磁気ディスク装置を一
次記憶装置として利用する。光ディスクライブラリ装置
などの二次記憶装置は、データアクセス時に、データが
格納された光ディスクをドライブに挿入する必要がある
ため、磁気ディスク装置に比べてアクセス速度が遅い。
【0004】従来、MMデータを階層管理するマルチメ
ディア情報提供システムは、先に述べたように、一次記
憶装置に磁気ディスク装置を、二次記憶装置に、例えば
特開平6−59817に開示されている可搬性のある光
ディスクを使用する光ディスクライブラリ装置などを利
用している。この光ディスクライブラリ装置は、多数の
光ディスク格納スロットと小数の光ディスクドライブと
で構成されており、光ディスク内のデータ位置や光ディ
スクの格納位置などの媒体情報を装置内で管理し、光デ
ィスクの挿入や取り出しがあった場合にはライブラリ内
部で媒体情報を更新している。
【0005】従来、このような階層管理の装置では、再
生ログなどを利用して、一次記憶装置のディスク使用量
が一定になるように再生回数の多いMMタイトルは一次
記憶装置に、再生回数の少ないMMタイトルは二次記憶
装置に格納するという方式を採用している。
【0006】また、MMデータごとにデータを格納して
いるファイルのパス情報を一次記憶装置で管理してい
る。
【0007】図8は、この管理に使用する従来のMMデ
ータ管理テーブルの構造を示しており、MMデータ登録
時にデータを一意に識別するためにつけたファイル名
と、MMデータが格納されている格納パスとで構成され
ている。
【0008】MMタイトルの再生は、シナリオデータに
書かれたファイル名から、MMデータ管理テーブルを使
って、ファイルにアクセスし、MMデータを取得して再
生する。このとき、取得するMMデータが二次記憶装置
に格納されている場合は、このMMデータが格納されて
いる光ディスクをライブラリ内のドライブに格納してか
らMMタイトルの再生を開始する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のマルチ
メディア情報提供システムは、次のような課題を有して
いる。
【0010】(1)複数の光ディスクライブラリ装置な
どを二次記憶装置として用いたアプリケーションシステ
ムでは、使用するMMデータごとにどのライブラリ装置
に格納されているかを示す格納位置情報を持つ必要があ
り、そのために、MMデータ管理テーブル(図8)を用
いて、各ファイルの格納パスが管理されている。
【0011】ところで、光ディスクライブラリ装置間で
光ディスクを入れ替えた場合、移動元の光ディスクライ
ブラリ装置内の媒体情報と移動先の光ディスクライブラ
リ装置内の媒体情報とはそれぞれ更新されるが、前記ア
プリケーションシステムでは光ディスクがどこに移動し
たかが検知できない。そのため、MMデータ管理テーブ
ルの各MMデータが、そこに書かれた格納パスに存在す
るかどうかを検索して管理テーブルを更新しなければな
らない。このとき、アプリケーションシステムでは、移
動した光ディスクがどれであるかが検知できないため、
仮に光ディスクの入れ替えが1枚のみの場合でも、MM
データ管理テーブルの全データについて、MMデータ管
理テーブルに書かれた格納パスにMMデータがあるかど
うかを検索し、そこに無い場合は、すべての二次記憶装
置の媒体情報に対して、そのMMデータがあるかどうか
を検索し、MMデータ管理テーブルの格納パスを更新す
る必要がある。
【0012】可搬性に優れている光ディスクは、頻繁に
入れ替えが行なわれるため、その度にMMデータ管理テ
ーブルを更新する必要があった。
【0013】(2)異なる階層間でデータの移動を行な
う場合に、従来は、MMタイトルの再生ログを利用し
て、再生回数の多いMMタイトルで利用するMMデータ
を一次記憶装置に、再生回数の少ないMMタイトルで利
用するMMデータを二次記憶装置にそれぞれ格納して即
時再生可能なMMタイトル数を増やしている。しかし、
タイトルの再生回数だけに着目すると、複数のMMタイ
トルで利用されるMMデータの場合に、そのデータ自体
の利用回数は多くても、個々のMMタイトルの再生回数
が少ないために、二次記憶装置に格納されたままとなる
ことがある。
【0014】(3)MMタイトル制作時に、選択したM
Mデータが二次記憶装置にある場合、二次記憶装置から
の送出準備が終了するまでは前記MMデータを利用する
ことができない。また、このMMデータを格納している
光ディスクが二次記憶装置から取り外してある場合に
は、当該データを取得できないためにMMタイトルを制
作することができない。
【0015】(4)また、同様に、MMタイトル再生時
においても、端末で指定したタイトルに含まれるMMデ
ータが二次記憶装置にある場合には、MMデータの送出
準備が終了するまではこのMMタイトルを再生すること
ができない。また、MMデータを格納している光ディス
クが二次記憶装置から取り外してある場合にも、データ
を取得できないためにMMタイトルを再生することがで
きない。
【0016】本発明は、これらの課題の解決を図るもの
であり、第1の課題を解決するため、二次記憶装置間で
の光ディスクの入れ替えを行なう場合の格納位置情報の
更新が不要なマルチメディア情報提供システムを提供す
ることを目的としている。
【0017】また、第2の課題を解決するため、一次記
憶装置の空き容量を有効利用して、できるだけ多くのM
Mタイトルを即時再生可能にすることができるマルチメ
ディア情報提供システムを提供することを目的としてい
る。
【0018】また、第3の課題を解決するため、タイト
ル制作時に、選択したMMデータが二次記憶装置にある
場合、またはMMデータを格納した光ディスクが二次記
憶装置から取り外されている場合でも、MMデータの即
時参照を可能とし、タイトル制作にかかる時間を短縮す
ることができるマルチメディア情報提供システムを提供
することを目的としている。
【0019】さらに、第4の課題を解決するため、タイ
トル再生時に、選択したMMタイトルに含まれるMMデ
ータが二次記憶装置にある場合、またはMMデータを格
納した光ディスクが二次記憶装置から取り外されている
場合でも、MMタイトルの即時再生を可能にするマルチ
メディア情報提供システムを提供することを目的として
いる。
【0020】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、第
1の課題を解決するため、MMデータごとに管理してい
るMMデータの所在を示す格納位置情報とMMデータを
一意に識別する情報とをそれぞれ分離して、格納位置情
報のみを管理する。ここで、格納位置情報とは、例えば
データが格納されているディレクトリ名であり、MMデ
ータを一意に識別する情報とは例えばファイル名であ
る。そして、二次記憶装置に格納するデータのファイル
名と同一名のファイルをファイルサイズを0にして一次
記憶装置に生成する。MMデータを取得する場合には、
まず、一次記憶装置内を検索し、該当ファイルのファイ
ルサイズを算出し、ファイルサイズが0以外のときは一
次記憶装置の格納位置をファイルパスとして示し、ファ
イルサイズが0のときは二次記憶装置を順次検索し、該
当するMMデータがあった場合は、該当するMMデータ
の格納位置をファイルパスとして示す。これにより、二
次記憶装置間で光ディスクの入れ替えを行なう場合の格
納位置情報の更新を不要にすることができる。
【0021】また、第1の課題を別の方法で解決するた
め、MMデータの所在を示す格納位置情報とMMデータ
を一意に識別する情報とをそれぞれ分離して管理し、M
Mデータを取得する場合に、まず、MMデータの識別情
報を検索して該当MMデータがあるかを探し、該当する
MMデータの情報があった場合に、一次記憶装置内を検
索し、該当するMMデータがあった場合は、一次記憶装
置のファイルパスを示し、該当するMMデータがなかっ
た場合は二次記憶装置を順次検索し、該当するMMデー
タがあった場合は、該当するMMデータの格納位置をフ
ァイルパスとして示す。これにより、二次記憶装置間で
光ディスクの入れ替えを行なう場合の格納位置情報の更
新が不要になる。
【0022】また、本発明では、第2の課題を解決する
ため、MMデータがいくつのMMタイトルで利用されて
いるかを示す被参照数を用い、一次記憶装置の空き容量
がある値より大きい場合は、二次記憶装置内で被参照数
の多いMMデータから順に一次記憶装置に格納し、一次
記憶領域の空き領域がある値より小さい場合は、一次記
憶装置内で被参照数の少ないMMデータから順に二次記
憶装置に移動する。これにより、より多くのMMタイト
ルで利用されているMMデータが一次記憶装置に格納さ
れるため、一次記憶装置の空き容量を有効利用して、即
時再生可能なタイトル数を多くすることができる。
【0023】また、本発明では、第3の課題を解決する
ため、タイトル制作時に、選択したデータ種別のMMデ
ータが二次記憶装置にある場合に、このMMデータと同
じ内容で異なるデータ種別のMMデータが一次記憶装置
にあるかを検索し、該当するMMデータがあった場合
は、該当するMMデータを利用してタイトルを制作し、
制作したMMタイトルを登録するときに制作時に選択し
たデータ種別のMMデータで登録を行なう。これによ
り、MMタイトル制作に掛かる時間を短縮することがで
きる。
【0024】また、本発明では、第4の課題を解決する
ために、タイトル再生時に端末で指定したデータ種別の
MMデータが二次記憶装置にある場合に、このデータが
格納された光ディスクをドライブへ格納するとともに、
このMMデータと同じ内容で異なるデータ種別のMMデ
ータが一次記憶装置にあるかを検索し、該当するMMデ
ータがあった場合は、該当するMMデータを利用して再
生を開始し、端末で指定したデータ種別のMMデータの
格納された光ディスクのドライブへの格納が終了した時
点で再生中のMMデータとドライブへの格納が終了した
光ディスク内のMMデータと入れ替える。これにより、
MMタイトル再生開始までの時間を短縮することができ
る。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、MMデータを一次記憶装置と二次記憶装置とに分け
て格納するサーバと、ネットワークを介してサーバに接
続し、MMデータまたはMMデータを組み合わせて制作
したMMタイトルをサーバに登録し、若しくは、サーバ
に登録されたMMタイトルを再生する端末とを備えるマ
ルチメディア情報提供システムにおいて、二次記憶装置
にファイルを格納するMMデータに関して、一次記憶装
置にファイルサイズ0のファイルを格納し、MMデータ
のファイルを取得する場合に、一次記憶装置のファイル
パスを生成して一次記憶装置内のファイルを検索し、検
索したファイルのファイルサイズが0の場合に、二次記
憶装置のファイルパスを生成して二次記憶装置内のファ
イルを検索するようにしたものであり、従来のようなフ
ァイル名とファイルパスとを含む管理テーブルが不要に
なり、二次記憶装置間で光ディスクの入れ替えが行なわ
れた場合でも、ファイルの格納位置情報の更新が不要に
なる。
【0026】請求項2に記載の発明は、端末に、一次記
憶装置のパス情報及び二次記憶装置のパス情報を管理す
る格納パス情報管理手段と、格納パス情報管理手段より
取得した各記憶装置へのパス情報とMMデータのファイ
ル名とからファイルのパスを生成するファイルパス生成
手段と、ファイルパス生成手段によって生成されたファ
イルパスを取得してMMデータが格納されたファイルを
検索するMMデータ格納パス検索手段と、ファイルのフ
ァイルサイズを算出するファイルサイズ算出手段とを設
け、MMデータ格納パス検索手段が、ファイルパス生成
手段によって生成された一次記憶装置のファイルパスを
取得して一次記憶装置を検索し、該当するファイルのフ
ァイルサイズが0の場合に、ファイルパス生成手段によ
って生成された二次記憶装置のファイルパスを取得して
二次記憶装置内のファイルを検索するようにしたもので
あり、こうした検索手順を採ることによって、従来のよ
うな管理テーブルが不要になり、二次記憶装置間で光デ
ィスクの入れ替えが行なわれた場合でも、ファイルの格
納位置情報の更新が不要になる。
【0027】請求項3に記載の発明は、サーバに、MM
データの格納先として一次記憶装置または二次記憶装置
のいずれかを決定する格納領域判定手段と、一次記憶装
置のパス情報及び二次記憶装置のパス情報を管理するサ
ーバ格納パス管理手段と、格納パス情報管理手段より取
得した各記憶装置へのパス情報とファイル名とからファ
イルパスを生成して格納領域判定手段により決定された
記憶装置にMMデータを格納するファイル管理手段とを
設け、格納領域判定手段がMMデータの格納先として二
次記憶装置を決定したとき、ファイル管理手段が、一次
記憶装置にファイルサイズ0のファイルを生成して、二
次記憶装置にMMデータを格納するようにしたものであ
り、一次記憶装置に格納されているファイルを先に検索
することによって二次記憶装置に格納されているファイ
ルが分かる。
【0028】請求項4に記載の発明は、一次記憶装置及
び二次記憶装置に格納するMMデータのファイル名をM
Mデータ管理テーブルに記録して管理し、MMデータの
ファイルを取得する場合に、このMMデータ管理テーブ
ルに該当するファイルが記録されていることを確認した
後、一次記憶装置のファイルパスを生成して一次記憶装
置内のファイルを検索し、該当するファイルが無い場合
に、二次記憶装置のファイルパスを生成して二次記憶装
置内のファイルを検索するようにしたものであり、従来
のようなファイル名とファイルパスとを含む管理テーブ
ルが不要になり、二次記憶装置間で光ディスクの入れ替
えが行なわれた場合でも、ファイルの格納位置情報の更
新が不要になる。
【0029】請求項5に記載の発明は、端末に、一次記
憶装置のパス情報及び二次記憶装置のパス情報を管理す
る格納パス情報管理手段と、格納パス情報管理手段より
取得した各記憶装置へのパス情報とMMデータのファイ
ル名とからファイルのパスを生成するファイルパス生成
手段と、ファイルパス生成手段によって生成されたファ
イルパスを取得してMMデータが格納されたファイルを
検索するMMデータ格納パス検索手段とを設け、MMデ
ータ格納パス検索手段が、MMデータ管理テーブルに検
索対象のファイルが記録されているかどうかを識別し、
記録されている場合に、ファイルパス生成手段によって
生成された一次記憶装置のファイルパスを取得して一次
記憶装置を検索し、一次記憶装置に該当するファイルが
存在しない場合に、ファイルパス生成手段によって生成
された二次記憶装置のファイルパスを取得して二次記憶
装置内のファイルを検索するようにしたものであり、こ
うした検索手順を採ることによって、従来のような管理
テーブルが不要になり、二次記憶装置間で光ディスクの
入れ替えが行なわれた場合でも、ファイルの格納位置情
報の更新が不要になる。
【0030】請求項6に記載の発明は、サーバに、MM
データの格納先として一次記憶装置または二次記憶装置
のいずれかを決定する格納領域判定手段と、一次記憶装
置のパス情報及び二次記憶装置のパス情報を管理するサ
ーバ格納パス管理手段と、格納パス情報管理手段より取
得した各記憶装置へのパス情報とファイル名とからファ
イルパスを生成して格納領域判定手段により決定された
記憶装置にMMデータを格納するファイル管理手段と、
MMデータ管理テーブルを管理するMMデータ情報管理
手段とを設け、ファイル管理手段がMMデータを一次記
憶装置または二次記憶装置に格納するごとに、MMデー
タ情報管理手段が、MMデータ管理テーブルの記述を更
新するようにしたものであり、MMデータ管理テーブル
にはファイル名だけが記述されているため、二次記憶装
置間で光ディスクの入れ替えが行なわれた場合でも、格
納位置情報の更新が不要である。
【0031】請求項7に記載の発明は、格納領域判定手
段が、MMデータの格納先を、MMデータが使用されて
いるMMタイトルの数を表す被参照数に基づいて決定す
るようにしたものであり、多くのMMタイトルで使用さ
れているMMデータを優先して一次記憶装置に格納する
ことができる。
【0032】請求項8に記載の発明は、格納領域判定手
段が、一次記憶装置の空き容量が所定の閾値より小さい
ときに、一次記憶装置の空き容量が閾値より大きくなる
まで一次記憶装置に格納されているMMデータを、被参
照数の小さい順に二次記憶装置に移動するように決定
し、また、一次記憶装置の空き容量が閾値より大きいと
きに、一次記憶装置の空き容量が閾値より小さくなるま
で二次記憶装置に格納されているMMデータを、被参照
数の大きい順に一次記憶装置に移動するように決定する
ようにしたものであり、一次記憶装置の空き容量を有効
利用して、被参照数の多いMMデータを一次記憶装置に
優先的に格納することができる。
【0033】請求項9に記載の発明は、登録するMMデ
ータが同一内容を有する複数のデータ種別のデータから
成るとき、その中のデータサイズが一番小さいMMデー
タを一次記憶装置に格納し、それ以外のMMデータを二
次記憶装置に格納するようにしたものであり、一次記憶
装置の容量を有効利用して、複数のデータ種別のMMデ
ータを効率的に格納することができる。
【0034】請求項10に記載の発明は、MMタイトル
を制作する端末によって選択されたデータ種別のMMデ
ータが二次記憶装置に格納されている場合に、このMM
データと同一内容でデータ種別が異なるMMデータが一
次記憶装置に格納されているときには、一次記憶装置の
MMデータを端末に送出してMMタイトルの制作を行な
わせ、このMMタイトルの登録に際して、端末によって
選択されたデータ種別のMMデータを登録するようにし
たものであり、MMタイトルの作成に掛かる時間を短縮
することができる。
【0035】請求項11に記載の発明は、MMタイトル
を再生する端末から要求されたデータ種別のMMデータ
が二次記憶装置に格納されている場合に、このMMデー
タと同一内容でデータ種別が異なるMMデータが一次記
憶装置に格納されているときには、まず、一次記憶装置
のMMデータを端末に送出してMMタイトルの再生を開
始させ、二次記憶装置のMMデータの送出準備が完了し
た後、MMデータの入れ替えを行なうようにしたもので
あり、MMタイトルの再生開始までの時間を短縮するこ
とができる。
【0036】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。
【0037】(第1の実施の形態)第1の実施形態のマ
ルチメディア情報提供システムは、図1に示すように、
MMタイトルの制作や再生を行なう端末101と、シナリ
オデータやMMデータや管理テーブルが蓄積管理されて
いる磁気ディスク装置で構成される一次記憶装置102
と、MMデータが蓄積管理されている複数の光ディスク
ライブラリ装置103、104、105で構成される二次記憶装
置106と、一次記憶装置102及び二次記憶装置106を管理
し、端末101からの要求に応じてデータの送受信を行な
うサーバ107と、LANなどのネットワーク108とを備え
ている。
【0038】この端末101は、図2に示すように、MM
データを登録するMMデータ登録手段201と、MMデー
タを組み合わせたMMタイトルを制作するMMタイトル
制作手段202と、一次記憶装置の格納パスをあらわすデ
ィレクトリ名の情報を管理する一次記憶装置パス管理テ
ーブルと二次記憶装置の格納パスをあらわすディレクト
リ名の情報を管理する二次記憶装置パス管理テーブルと
を管理する格納パス情報管理手段203と、シナリオデー
タに書かれたMMデータのファイル名と格納パス情報管
理手段203から取得したパスとからMMデータのファイ
ルパスを生成するファイルパス生成手段204と、ファイ
ルパス生成手段204が生成したファイルパスによりMM
データが格納されているファイルを検索するMMデータ
格納パス検索手段205と、検索したファイルのファイル
サイズを算出するファイルサイズ算出手段206と、ユー
ザが指定したMMタイトルのシナリオデータを取得して
MMタイトル再生テーブルを生成し、MMタイトルの再
生を行なうMMタイトル再生手段207と、ネットワーク
を介してサーバとデータの送受信を行なう通信手段208
とを具備している。
【0039】一方、サーバ107は、同図2に示すよう
に、ネットワークを介して端末とデータの送受信を行な
う通信手段209と、端末から受信したデータを解析する
処理要求解析手段210と、MMタイトル情報を管理する
ためのMMタイトル管理テーブルを管理するMMタイト
ル情報管理手段211と、サーバ内の一次記憶装置のパス
情報を管理する一次記憶装置パス管理テーブルと二次記
憶装置のパス情報を管理する二次記憶装置パス管理テー
ブルとを管理するサーバ格納パス管理手段212と、MM
データ・MMタイトルの登録時にそれぞれMMデータ・
MMタイトルに対して一意な識別番号を取得する識別番
号取得手段213と、MMデータ登録時にMMデータのデ
ータサイズを取得する登録データ解析手段214と、登録
データ解析手段214が取得した情報と一次記憶装置の空
き容量の情報とからMMデータの格納先を決定する格納
領域判定手段215と、格納領域判定手段215が決定した格
納領域へのファイルパスを生成し、その格納領域にMM
データを格納するファイル管理手段216と、端末から送
信されたシナリオデータに記述されているMMデータの
ファイル名をサーバで管理するファイル名に変換するシ
ナリオデータ更新手段217とを具備している。
【0040】ファイル管理手段216は、格納領域判定手
段215により決定されたファイルの格納領域が一次記憶
装置の場合には、サーバ格納パス管理手段212から一次
記憶装置のパスを取得して、ファイルパスを生成し、一
次記憶装置のファイルにMMデータを格納する。また、
格納領域判定手段215により決定されたファイルの格納
領域が二次記憶装置の場合には、サーバ格納パス管理手
段212から一次記憶装置のパスと二次記憶装置のパスと
を取得して、一次記憶装置へのファイルパスと二次記憶
装置へのファイルパスとを生成し、一次記憶装置にはフ
ァイルサイズ0のファイルを格納し、二次記憶装置のフ
ァイルにMMデータを格納する。
【0041】図3は、端末の格納パス情報管理手段203
が管理する一次記憶装置パス管理テーブルのデータ構造
を示している。この管理テーブルは、一次記憶装置の種
別をあらわす格納位置種別と、一次記憶装置の格納パス
をあらわす格納パスとで構成される。格納位置種別はサ
ーバの一次記憶装置パス管理テーブルの格納位置種別と
一致する。
【0042】図4は、端末の格納パス情報管理手段203
が管理する二次記憶装置パス管理テーブルのデータ構造
を示している。この管理テーブルは、二次記憶装置の種
別をあらわす格納位置種別と、二次記憶装置のパスをあ
らわす格納パスとで構成される。格納位置種別はサーバ
の二次記憶装置パス管理テーブルの格納位置種別と一致
する。
【0043】図5は、サーバのMMタイトル情報管理手
段211が管理するMMタイトル管理テーブルのデータ構
造を示している。この管理テーブルは、テーブル内での
レコードを一意に識別するタイトルIDと、MMタイト
ルをあらわすシナリオデータが格納されたファイルのフ
ァイル名と、MMタイトルのタイトル名をあらわすMM
タイトル名とで構成される。
【0044】図6は、サーバのサーバ格納パス管理手段
212が管理する一次記憶装置パス管理テーブルのデータ
構造を示している。この管理テーブルは、一次記憶装置
の種別をあらわす格納位置種別と、一次記憶装置の格納
パスをあらわす格納パスとで構成される。
【0045】図7は、サーバのサーバ格納パス管理手段
212が管理する二次記憶装置パス管理テーブルのデータ
構造を示している。この管理テーブルは、二次記憶装置
の種別をあらわす格納位置種別と、二次記憶装置のパス
をあらわす格納パスとで構成される。
【0046】図9は、シナリオデータの構造を示してい
る。図9において、“[TitleInfo]”はMMタイトル
情報のセクションであり、“TitleName”はタイトル名
をあらわすエントリ名である。また、“[DataInfo]”
はMMタイトルで使用するMMデータの情報のセクショ
ンであり、1つのMMデータの情報を1行で表してい
る。このMMデータの情報は、“,(カンマ)”を区切
り文字として、はじめがMMデータを一意に識別するフ
ァイル名、MMデータの表示位置情報、次がMMタイト
ル内でのMMデータの表示開始時間、次がMMタイトル
内でのMMデータの表示終了時間である。
【0047】図10は、MMデータの登録処理の流れを
示すフローチャートであり、図2とあわせてその動作を
説明する。
【0048】ステップ1001:ユーザからMMデータ登録
要求が有ると、 ステップ1002:端末は、通信手段208から登録データを
サーバに転送する。
【0049】ステップ1003:サーバの識別番号取得手段
213は、登録データに対して一意な識別番号を設定し、 ステップ1004:登録データ解析手段214は、登録データ
のデータサイズ(N)を算出する。
【0050】ステップ1005:格納領域判定手段215は、
一次記憶装置の空き容量と、算出されたデータサイズ及
びしきい値(M)の加算値とを比較し、一次記憶装置の
空き容量が加算値より大きいときは、一次記憶装置を格
納領域として決定する。このときは、 ステップ1006:ファイル管理手段216が、一次記憶装置
のファイルパスを生成し、 ステップ1007:生成したファイルパスに従い一次記憶装
置のファイルにMMデータを格納する。
【0051】ステップ1005において、一次記憶装置の空
き容量がデータサイズ及びしきい値(M)の加算値より
小さいとき、格納領域判定手段215は、二次記憶装置を
格納領域として決定する。このときは、 ステップ1008:ファイル管理手段216は、一次記憶装置
のファイルパスを生成し、 ステップ1009:生成したファイルパスに従いファイルサ
イズ0のファイルを生成し、 ステップ1010:二次記憶装置のファイルパスを生成し、 ステップ1011:生成したファイルパスに従いMMデータ
を格納する。
【0052】図11は、端末が、シナリオデータを参照
して、シナリオデータ内に記述されたMMデータが格納
されているファイルのパスを取得するまでの流れを示し
たフローチャートである。
【0053】ステップ1101:端末では、MMタイトル再
生手段207が、シナリオデータからMMデータのファイ
ル名を取得し、 ステップ1102:ファイルパス生成手段204が、一次記憶
装置に対応するファイルパスを生成し、 ステップ1103:MMデータ格納パス検索手段205は、生
成したファイルパスで一次記憶装置内を検索してファイ
ルの有無を調べる。
【0054】ステップ1104:ファイルが存在する場合に
は、 ステップ1105:ファイルサイズ算出手段206により前記
ファイルのファイルサイズを算出し、 ステップ1106:ファイルサイズが0でない場合には、取
得したファイルパスをMMタイトル再生手段207に返
す。一方、ファイルサイズが0の場合には、 ステップ1107:ファイルパス生成手段204が、格納パス
情報管理手段203から二次記憶装置のパス情報とパスの
数(N)とを取得し、 ステップ1108:ステップ数(i)を0に初期化し、 ステップ1109:ステップ数(i)が二次記憶装置のパス
の数(N)より小さい場合には、 ステップ1110:“i+1”番目のパス情報から二次記憶
装置のファイルパスを生成する。
【0055】ステップ1111:MMデータ格納パス検索手
段205は、生成したパスにファイルがあるかを検索し、 ステップ1112:ファイルがあった場合は、MMタイトル
再生手段207に、生成したファイルパスを返す。また、
ファイルがなかった場合は、 ステップ1113:ステップ数(i)を1インクリメント
し、ステップ1109以降の処理を繰り返し、ステップ数
(i)が取得した二次記憶装置のパスの数(N)と等し
い場合は、エラーを返す。
【0056】このように、この実施形態のマルチメディ
ア情報提供システムでは、MMデータを二次記憶装置に
登録する場合に、一次記憶装置にも同一ファイル名でフ
ァイルサイズ0のファイルを生成し、MMデータを取得
するときに、一次記憶装置のパスから検索して、検索し
たファイルのファイルサイズが0の場合に二次記憶装置
のパスを順次検索する。
【0057】そのため、従来のようなMMデータ管理テ
ーブルが不要である。従って、二次記憶装置間で光ディ
スクの入れ替えを行なった場合でも、格納パスの更新が
不要となる。
【0058】(第2の実施形態)第2の実施形態では、
二次記憶装置間で光ディスクの入れ替えを行なった場合
でも格納パスの更新が不要な、別の形態のマルチメディ
ア情報提供システムについて説明する。
【0059】このマルチメディア情報提供システムは、
図12に示すように、第1の実施形態(図2)と比べ
て、サーバでは、MMデータの情報を管理するためのM
Mデータ管理テーブルを管理するMMデータ情報管理手
段1210を具備している点が相違しており、一方、端末で
は、ファイルサイズ算出手段を具備していない点が相違
している。
【0060】図13は、MMデータ情報管理手段1210が
管理するMMデータ管理テーブルのデータ構造を示して
いる。この管理テーブルは、MMデータ登録時にデータ
を一意に識別するためにつけたファイル名で構成され
る。
【0061】図14は、MMデータの登録処理の流れを
示すフローチャートであり、図12とあわせてその動作
を説明する。
【0062】ステップ1401:ユーザからMMデータ登録
要求が有ると、 ステップ1402:端末は、通信手段1207から登録データを
サーバに転送する。
【0063】ステップ1403:サーバの識別番号取得手段
1213は、登録データに対して一意な識別番号を設定し、 ステップ1404:登録データ解析手段1214は、登録データ
のデータサイズ(N)を算出する。
【0064】ステップ1405:格納領域判定手段1215は、
一次記憶装置の空き容量と、算出されたデータサイズ及
びしきい値(M)の加算値とを比較し、一次記憶装置の
空き容量が加算値より大きいときは、一次記憶装置を格
納領域として決定する。このときは、 ステップ1406:ファイル管理手段1216が、一次記憶装置
のファイルパスを生成し、 ステップ1407:生成したファイルパスに従い一次記憶装
置のファイルにMMデータを格納する。
【0065】ステップ1405において、一次記憶装置の空
き容量がデータサイズ及びしきい値(M)の加算値より
小さいとき、格納領域判定手段1215は、二次記憶装置を
格納領域として決定する。このときは、 ステップ1408:ファイル管理手段1216は、二次記憶装置
のファイルパスを生成し、 ステップ1409:生成したファイルパスに従いMMデータ
を格納する。
【0066】ステップ1410:一次記憶装置または二次記
憶装置のファイルにMMデータを格納すると、MMデー
タ情報管理手段1210は、MMデータ管理テーブル(図1
3)に新規に登録したMMデータの識別番号を追加す
る。
【0067】図15は、シナリオデータを参照して、シ
ナリオデータ内に記述されたMMデータが格納されてい
るファイルのパスを取得するまでの流れを示したフロー
チャートである。
【0068】ステップ1501:端末のMMタイトル再生手
段1206が、シナリオデータからMMデータのファイル名
を取得すると、 ステップ1502:MMデータ格納パス検索手段1205は、M
Mデータ情報管理手段1210を通じて、MMデータ管理テ
ーブル(図13)に、取得要求のあったMMデータのフ
ァイル名があるかどうかを検索し、 ステップ1503:該当するデータがあった場合は、 ステップ1504:ファイルパス生成手段1204が一次記憶装
置に対応するファイルパスを生成し、MMデータ格納パ
ス検索手段1205は、生成されたファイルパスで一次記憶
装置内を検索してファイルの有無を調べる。
【0069】ステップ1505:ファイルが存在する場合に
は、生成したファイルパスをMMタイトル再生手段1207
に返す。
【0070】ステップ1505において、ファイルが存在し
ない場合には、 ステップ1506:ファイルパス生成手段1204が、格納パス
情報管理手段1203から二次記憶装置のパス情報とパスの
数(N)とを取得し、 ステップ1507:ステップ数(i)を0に初期化し、 ステップ1508:ステップ数(i)が二次記憶装置のパス
の数(N)より小さい場合には、 ステップ1509:“i+1”番目のパス情報から二次記憶
装置のファイルパスを生成し、 ステップ1510:MMデータ格納パス検索手段1205は、生
成したパスにファイルがあるかを検索し、 ステップ1511:ファイルがあった場合は、MMタイトル
再生手段1207に、生成したファイルパスを返す。また、
ファイルがなかった場合は、 ステップ1512:ステップ数(i)を1インクリメント
し、ステップ1508以降の処理を繰り返し、ステップ数
(i)が取得した二次記憶装置のパスの数(N)と等し
い場合は、エラーを返す。
【0071】このように、この実施形態のマルチメディ
ア情報提供システムでは、MMデータ管理テーブル(図
13)でMMデータの識別番号のみを管理し、MMデー
タを取得するときには、MM管理テーブルを参照してM
Mデータの有無を検索し、該当するMMデータがあった
場合に、まず、一次記憶装置のパスから検索して、該当
するMMデータがない場合に、二次記憶装置のパスを順
次検索する。
【0072】そのため、従来のようなMMデータ管理テ
ーブルが不要であり、二次記憶装置間で光ディスクの入
れ替えを行なった場合でも、格納パスを更新することが
不要となる。
【0073】(第3の実施形態)第3の実施形態のマル
チメディア情報提供システムでは、多くのMMタイトル
で利用されているMMデータを一次記憶装置に、そうで
ないMMデータを二次記憶装置に格納する。
【0074】このマルチメディア情報提供システムのブ
ロック構成は、第2の実施形態(図12)と変わりがな
い。
【0075】図16は、MMデータ情報管理手段1210が
管理するMMデータ管理テーブルのデータ構造を示して
いる。この管理テーブルは、MMデータ登録時にデータ
を一意に識別するためにつけたファイル名と、MMデー
タがいくつのMMタイトルで利用されているかをあらわ
す被参照数とで構成される。
【0076】図17は、MMデータの被参照数をあらわ
すイメージ図である。図17において、例えばMMデー
タが格納されたファイル“0005.mp2”は、3つ
のMMタイトルで利用しているため、被参照数は3とな
る。
【0077】図18、図19、図20は、MMデータの
被参照数の更新処理の流れを示したフローチャートであ
り、図12とあわせてその動作を説明する。
【0078】ステップ1801:MMデータ情報管理手段12
10は、MMデータの被参照数インクリメント要求を受信
した場合に、 ステップ1802:インクリメントフラグをオンにして、 ステップ1805:MMデータ管理テーブルの該当するファ
イルの被参照数を1つインクリメントする。
【0079】また、 ステップ1803:MMデータ情報管理手段1210は、MMデ
ータの被参照数デクリメント要求を受信した場合には、 ステップ1804:インクリメントフラグをオフにして、 ステップ1805:MMデータ管理テーブルの該当するファ
イルの被参照数を1つデクリメントする。
【0080】ステップ1806:格納領域判定手段1215は、
MMデータ管理テーブルから更新された被参照数(N)
を取得し、 ステップ1807:被参照数を更新したMMデータが、一次
記憶装置に格納されているかどうかを識別する。一次記
憶装置に格納されているときは、 ステップ1808:インクリメントフラグがオンであるかど
うかを識別し、オンであれば、処理を終了する。
【0081】また、ステップ1807において、被参照数を
更新したMMデータが二次記憶装置に格納されていると
きは、 ステップ1809:インクリメントフラグがオフであるかど
うかを識別し、オフであれば、処理を終了する。
【0082】ステップ1808において、被参照数を更新し
たMMデータが一次記憶装置に格納されており、且つ、
インクリメントフラグがオフの場合には、図19に示す
ように、 ステップ1810:MMデータ情報管理手段1210が、サーバ
格納パス管理手段1212の情報を利用して二次記憶装置に
格納されているMMデータを識別し、二次記憶装置に格
納されているMMデータの情報を被参照数の大きい順に
ソートする。
【0083】ステップ1811:格納領域判定手段1215は、
ソートした順にMMデータの被参照数(M)を取得し
て、 ステップ1812:その被参照数(M)と被参照数を更新し
たMMデータの被参照数(N)とを比較する。比較の結
果、M≦Nであるときは、処理を終了する。一方、M>
Nのときには、 ステップ1813:一次記憶装置の空き容量としきい値
(J)とを比較し、その比較結果に基づいて、MMデー
タの移動をファイル管理手段1216に行なわせる。空き容
量がJより大きい場合には、 ステップ1814:ファイル管理手段1216は、サーバ格納パ
ス管理手段1212から一次記憶装置のパスを取得し、比較
対象のMMデータを一次記憶装置に移動する。この手順
をステップ1811に戻って、順次繰り返す。
【0084】また、ステップ1813において、空き容量が
Jより小さい場合には、 ステップ1815:ファイル管理手段1216は、被参照数を更
新したMMデータを一次記憶装置から二次記憶装置に移
動して、処理を終了する。
【0085】また、ステップ1809において、被参照数を
更新したMMデータが二次記憶装置に格納されており、
且つ、インクリメントフラグがオンの場合には、図20
に示すように、 ステップ1816:MMデータ情報管理手段1210が、サーバ
格納パス管理手段1212の情報を利用して一次記憶装置に
格納されているMMデータを識別し、一次記憶装置に格
納されているMMデータの情報を被参照数の小さい順に
ソートし、 ステップ1817:格納領域判定手段1215は、ソートした順
にMMデータの被参照数(M)を取得し、 ステップ1818:その被参照数(M)と被参照数を更新し
たMMデータの被参照数(N)とを比較する。比較の結
果、M≧Nであるときは、処理を終了する。一方、M<
Nのときには、 ステップ1819:一次記憶装置の空き容量としきい値
(J)とを比較し、その比較結果に基づいて、MMデー
タの移動をファイル管理手段1216に行なわせる。空き容
量がJ以上の場合には、 ステップ1820:ファイル管理手段1216は、被参照数を更
新したMMデータを二次記憶装置から一次記憶装置に移
動する。
【0086】また、ステップ1819において、一次記憶装
置の空き容量がしきい値(J)より小さい場合は、 ステップ1821:ファイル管理手段1216は、比較対象のM
Mデータを二次記憶装置に移動する。
【0087】ステップ1822:格納領域判定手段1215は、
ソートした次のデータを取得し、ステップ1817以降の手
順を繰り返す。
【0088】図21は、一次記憶装置にあるMMデータ
の被参照数が1デクリメントされたときのMMデータの
移動をあらわすイメージ図である。図21において、一
次記憶装置内の“0025.mp2”の被参照数が3か
ら2になると、二次記憶装置内の被参照数が2より大き
いデータである“0010.mp2”と“0101.m
p2”、“0112.mp2”を一次記憶装置に移動す
る。このとき、一次記憶装置の空き容量が設定したしき
い値より少ない場合は、“0025.mp2”を二次記
憶装置に移動する。
【0089】図22は、二次記憶装置にあるMMデータ
の被参照数が1インクリメントされたときのMMデータ
の移動をあらわすイメージ図である。図22において、
二次記憶装置内の“0111.mp2”の被参照数が1
から2になると、二次記憶装置内の“0111.mp
2”を一次記憶装置に移動する。このとき、一次記憶装
置の空き容量が設定したしきい値より少ない場合は、一
次記憶装置内の“0011.mp2”を二次記憶装置に
移動する。
【0090】このように、この実施形態では、より多く
のMMタイトルで利用されているMMデータを一次記憶
装置に格納するようにしているため、一次記憶装置の空
き容量を有効に利用して、従来の再生ログを利用したM
Mデータの配置方法に比べて、即時再生が可能となるM
Mタイトルの数を多くすることができる。
【0091】(第4の実施形態)第4の実施形態のマル
チメディア情報提供システムでは、二次記憶装置に格納
されているMMデータとデータ種別が異なり、且つ、内
容が同一であるMMデータが一次記憶装置に格納されて
いる場合に、二次記憶装置のMMデータに代えて一次記
憶装置のデータを使用してタイトルが作成される。
【0092】このマルチメディア情報提供システムのブ
ロック構成は、第2の実施形態(図12)と変わりがな
い。
【0093】図23は、サーバのMMデータ情報管理手
段1210が管理するMMデータ管理テーブルの構造を示し
ている。この管理テーブルは、MMデータ登録時に取得
する識別番号をあらわす識別番号と、MMデータのデー
タ種別をあらわすデータ種別とで構成される。同じ識別
番号でデータ種別の異なるレコードは同じデータから生
成されたMMデータであり、ここでは、識別番号000
5のMMデータがMPEG1及びMPEG2の各形式で
存在していることを示している。
【0094】図24は、同じデータから複数のデータ種
別のMMデータを生成したときのMMデータの登録処理
の流れを示したフローチャートであり、図12とあわせ
て、その動作を説明する。
【0095】ステップ2001:ユーザからMMデータ登録
要求があった場合に、 ステップ2002:端末は、通信手段1207により登録データ
をサーバに転送する。 ステップ2003:サーバでは、識別番号取得手段1213が、
このMMデータに対して一意な識別番号を設定し、 ステップ2004:登録データ解析手段1214が、そのMMデ
ータの登録データ数(N)を保存する。
【0096】同一内容のMMデータについてデータ種別
が異なる2種類のデータが生成された場合、Nは2とな
る。ここでは、Nが3以上のMMデータの生成は行なわ
れないとする。
【0097】ステップ2005:登録データ数(N)が3以
上の場合は、処理を終了する。
【0098】ステップ2006:登録データ数(N)が1で
ある場合には、ステップ2007:格納領域判定手段1215
は、一次記憶装置の空き容量を算出し、一時記憶装置の
空き容量がしきい値(M)より大きい場合には、 ステップ2008:MMデータの格納先を一次記憶手段と決
定し、ファイル管理手段1216は、サーバ格納パス管理手
段1212の情報を用いて一次記憶装置のファイルパスを生
成し、一次記憶装置にMMデータを格納する。
【0099】ステップ2010:MMデータ情報管理手段12
10は、MMデータ管理テーブル(図13)に前記登録し
たMMデータの情報を追加する。
【0100】また、ステップ2007において、一時記憶装
置の空き容量がしきい値(M)より小さい場合には、 ステップ2009:格納領域判定手段1215は、MMデータの
格納先を二次記憶手段と決定し、ファイル管理手段1216
は、サーバ格納パス管理手段1212の情報を用いて二次記
憶装置のファイルパスを生成し、二次記憶装置にMMデ
ータを格納する。
【0101】ステップ2010:MMデータ情報管理手段12
10は、MMデータ管理テーブル(図13)に前記登録し
たMMデータの情報を追加する。
【0102】また、ステップ2006において、登録データ
数(N)が1でない場合、即ち、N=2の場合には、 ステップ2011:登録データ解析手段1214が登録データの
データサイズを算出し、 ステップ2012:格納領域判定手段1215は、一次記憶装置
の空き容量がしきい値(M)より大きい場合には、 ステップ2013:データサイズの小さいMMデータの格納
先を一次記憶装置と決定し、ファイル管理手段1216が、
サーバ格納パス管理手段1212の情報を利用して一次記憶
装置のファイルパスを生成し、一次記憶装置に前記MM
データを格納する。
【0103】ステップ2014:また、データサイズの大き
いMMデータの格納先を二次記憶装置と決定し、ファイ
ル管理手段1216が、サーバ格納パス管理手段1212の情報
を利用して二次記憶装置のファイルパスを生成し、二次
記憶装置に前記MMデータを格納する。
【0104】ステップ2015:MMデータ情報管理手段12
10は、MMデータ管理テーブル(図13)に前記登録し
たMMデータの情報を追加する。
【0105】また、ステップ2012において、一次記憶装
置の空き容量がしきい値(M)以下の場合は、 ステップ2014:データサイズの大きいMMデータについ
てのみ、二次記憶装置に格納し、 ステップ2015:MMデータ情報管理手段1210が、MMデ
ータ管理テーブルに登録したMMデータの情報を追加す
る。
【0106】図25は、MMタイトル制作時に、選択し
たMMデータを取得するまでの処理の流れを示したフロ
ーチャートであり、図12、図15とあわせて、その動
作を説明する。
【0107】ステップ2101:MMタイトル制作手段1202
は、MMタイトルの作成に必要なMMデータの取得を要
求する。このMMデータの取得要求があると、 ステップ2102:MMデータ格納パス検索手段1205は、図
15と同様のフローに従って、指定されたMMデータの
格納ファイルパスを取得し、 ステップ2103:このファイルのパスが一次記憶装置のパ
スである場合には、 ステップ2104:このパス情報に従ってMMデータが取得
され、MMタイトル制作手段1202の下に送られる。
【0108】また、ステップ2103において、ファイルパ
スが二次記憶装置のパスである場合には、 ステップ2105:MMデータ情報管理手段1210が、MMデ
ータ管理テーブル(図23)から、取得要求のあったM
Mデータと同一内容の他のデータ種別のMMデータがあ
るかどうかを検索し ステップ2106:該当するMMデータのレコードがなかっ
た場合には、 ステップ2107:二次記憶装置内のMMデータが格納され
た光ディスクをドライブに格納し、 ステップ2110:格納が終了すると、取得した二次記憶装
置のファイルパスに従いMMデータが取得される。
【0109】ステップ2106において、MMデータ管理テ
ーブル(図23)に取得要求のあったMMデータと同一
内容の他のデータ種別のMMデータがあった場合には、 ステップ2108:MMデータ格納パス検索手段1205は、図
15のフローにしたがって前記検索で取得したMMデー
タのファイルパスを取得する。
【0110】ステップ2109:取得したファイルパスが一
次記憶装置のファイルパスでない場合には、ステップ21
07以降の処理を行なう。一方、取得したこのファイルパ
スが一次記憶装置のパスの場合には、 ステップ2110:取得したこの一次記憶装置のパスに従
い、一次記憶装置からMMデータを取得する。
【0111】このように、このマルチメディア情報提供
システムでは、タイトル制作時に選択したMMデータが
二次記憶装置内にある場合、または選択したMMデータ
を格納する光ディスクが二次記憶装置から取り外されて
いる場合に、同じ内容の他のデータ種別のMMデータが
一次記憶装置内にあるかを調べ、一次記憶装置内に前記
データがあった場合に、一次記憶装置内のデータを利用
してタイトル制作を行なうことができる。そのため、光
ディスクのドライブへの格納処理がなくなり、タイトル
制作にかかる時間が短縮できる。
【0112】この制作されたタイトルの登録に際して
は、制作時に使用したMMデータに代えて、タイトル制
作時に選択したデータ種別のMMデータが登録される。
【0113】(第5の実施形態)第5の実施形態のマル
チメディア情報提供システムでは、二次記憶装置に格納
されているMMデータとデータ種別が異なり、且つ、内
容が同一であるMMデータが一次記憶装置に格納されて
いる場合に、一次記憶装置のデータを利用して、MMタ
イトルの再生が開始される。
【0114】このマルチメディア情報提供システムのブ
ロック構成は、第2の実施形態(図12)と変わりがな
い。
【0115】図26は、端末のMMタイトル再生手段12
06が管理するMMタイトル再生テーブルの構造を示して
いる。このMMタイトル再生テーブルは、MMタイトル
再生時に一時的に生成されるテーブルであり、テーブル
内でのレコードを一意に識別する識別番号と、MMデー
タが格納されたファイルのパスをあらわすファイル名
と、端末の画面上のどの位置にMMデータを表示するか
をあらわす表示位置と、MMデータの表示の開始時間を
あらわす表示開始時間と、MMデータの表示の終了時間
をあらわす表示終了時間と、そのファイルが送出準備中
のMMデータの代わりである場合に、前記送出準備中の
MMデータの識別番号を表す再生準備識別番号とで構成
される。
【0116】図26のテーブルに記載された識別番号1
のMMデータと識別番号5のMMデータとは、同一内容
のデータであり、識別番号1のMMデータは二次記憶装
置に、また、識別番号5のMMデータは一次記憶装置に
格納されている。識別番号5のMMデータは、光ディス
クがセットされて識別番号1のMMデータが送出される
ようになるまでの間、識別番号1のMMデータに代わっ
て利用されるものであり、そのため、再生準備識別番号
として“識別番号1”が記入されている。
【0117】図27は、MMタイトル再生処理の流れを
示したフローチャートであり、図12、図15とあわせ
て、その動作を説明する。
【0118】ステップ2301:ユーザからタイトル再生要
求があった場合に、 ステップ2302:MMタイトル再生手段1206は、シナリオ
データを取得し、 ステップ2303:シナリオデータを解析して、シナリオで
使用するMMデータ数(N)を取得し、 ステップ2304:MMタイトル再生テーブルのレコード数
(M)をMMデータ数(N)に設定する。
【0119】ステップ2305:MMデータ格納パス検索手
段1205は、ステップ数(i)を0に初期化し、 ステップ2306:ステップ数(i)がMMデータ数(N)
より小さい場合には、 ステップ2307:図15のフローに従って“i+1”番目
のMMデータのファイルパスを取得し、 ステップ2308:MMタイトル再生テーブルの“i+1”
番目に、取得したMMデータの情報を追加し、 ステップ2309:取得したファイルパスが一次記憶装置の
ファイルパスである場合には、 ステップ2310:ステップ数(i)を1インクリメント
し、ステップ2306以降の処理を行なう。
【0120】また、ステップ2309において、取得したフ
ァイルパスが一次記憶装置のパスでない場合には、 ステップ2311:MMデータ情報管理手段1210が、MMデ
ータ管理テーブル(図23)に“i+1”番目のMMデ
ータと同一内容の他のデータ種別のMMデータがあるか
を検索し、 ステップ2312:該当するMMデータがなかった場合に
は、 ステップ2313:二次記憶装置内のMMデータが格納され
た光ディスクをドライブに格納し、ステップ2311以降の
処理を行なう。
【0121】また、ステップ2312において、MMデータ
管理テーブル(図23)に“i+1”番目のMMデータ
と同一内容の他のデータ種別のMMデータが存在する場
合には、 ステップ2314:MMデータ格納パス検索手段1205は、図
15のフローにしたがって前記検索で取得したMMデー
タのファイルパスを取得し、 ステップ2315:取得したファイルパスが一次記憶装置の
ファイルパスでない場合には、ステップ2314以降の処理
を行なう。取得したファイルパスが一次記憶装置のパス
の場合には、 ステップ2316:MMタイトル再生テーブルの“M+1”
番目に前記取得したMMデータの情報を追加し、 ステップ2317:MMタイトル再生テーブル数(M)を1
インクリメントし、ステップ2314以降の処理を行なう。
【0122】また、ステップ2306において、ステップ数
(i)がMMデータ数(N)と等しくなった場合には、 ステップ2318:MMタイトル再生手段1206は、MMタイ
トル再生テーブルにしたがってMMタイトルの再生を開
始し、 ステップ2319:二次記憶装置のMMデータが格納された
光ディスクのドライブへの格納が終了すると、 ステップ2320:MMタイトル再生テーブルにしたがって
MMデータを入れ替えて再生を行なう。
【0123】ステップ2321:MMタイトル再生終了要求
があったときは、MMタイトルの再生を終了する。
【0124】このように、この実施形態のマルチメディ
ア情報提供システムでは、MMタイトル再生時に、再生
要求のあったMMタイトルで利用されているMMデータ
が二次記憶装置にある場合、または選択したMMデータ
を格納する光ディスクが二次記憶装置から取り外されて
いる場合に、前記MMデータと内容(識別番号)が同一
でデータ種別が異なるデータが一次記憶装置にあるかを
検索し、該当するMMデータがあった場合は、この検索
で取得したMMデータをMMタイトル再生テーブル(図
26)に追加し、例えば、二次記憶装置のMMデータを
格納した光ディスクのドライブへの格納処理が終了する
まで、MMタイトル再生テーブルに追加したMMデータ
を利用してMMタイトルの再生を行なう。こうすること
で、MMタイトル再生開始までの時間の短縮を図ること
ができる。
【0125】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のマルチメディア情報提供システムでは、MMデータを
取得する場合に、一次記憶装置のデータが格納されてい
るファイルのファイルサイズを算出し、そのファイルサ
イズが0の場合に、二次記憶装置のパスを順次検索して
MMデータを取得することにより、二次記憶装置間で光
ディスク入れ替えを行なう場合に、格納位置情報の更新
処理を行なう必要がなくなるという有利な効果が得られ
る。
【0126】また、MMデータを取得する場合に、MM
データの情報がアプリケーションで管理されているかを
検索し、検索結果があった場合に、一次記憶装置のパス
を検索し、検索結果がない場合は、二次記憶装置のパス
を順次検索してMMデータを取得することにより、二次
記憶装置間で光ディスクの入れ替えを行なう場合に、格
納位置情報の更新処理を行なう必要がなくなるという有
利な効果が得られる。
【0127】また、より多くのMMタイトルで利用され
ているMMデータを一次記憶装置に格納することによ
り、再生ログを利用した階層管理装置と比較して、より
多くのMMタイトルが即時再生可能となるという有利な
効果が得られる。
【0128】また、MMデータのデータ種別が複数あ
り、1つ以上のデータ種別のデータが一次記憶装置に、
それ以外のデータ種別のデータが二次記憶装置に別れて
格納されている場合に、MMタイトル制作時に選択した
データ種別のデータが二次記憶装置内のデータの場合、
一次記憶装置に格納されているデータ種別のデータを利
用してタイトルを制作し、登録時に、はじめに選択した
データ種別のデータでMMタイトルの登録を行なうこと
により、タイトル制作にかかる時間が短縮できるという
有利な効果が得られる。
【0129】また、MMデータのデータ種別が複数あ
り、1つ以上のデータ種別のデータが一次記憶装置に、
それ以外のデータ種別のデータが二次記憶装置に別れて
格納されている場合に、MMタイトル再生時に指定した
MMタイトルで使用しているデータ種別のデータが二次
記憶装置内のデータの場合、二次記憶装置内のデータが
格納されたメディアをドライブに格納するとともに一次
記憶装置に格納されているデータ種別のデータを利用し
てMMタイトルを再生し、前記メディアの格納が終了す
ると前記メディア内のデータと再生中のデータとを入れ
替えて再生を行なうことにより、MMタイトルで利用し
ているMMデータが二次記憶装置にある場合でも即時再
生可能になるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるマルチメディア情報
提供システムの構成図、
【図2】第1の実施形態におけるマルチメディア情報提
供システムの構成を示すブロック図、
【図3】端末の一次記憶装置パス管理テーブルのテーブ
ル構造、
【図4】端末の二次記憶装置パス管理テーブルのテーブ
ル構造、
【図5】MMタイトル管理テーブルのテーブル構造、
【図6】サーバの一次記憶装置パス管理テーブルのテー
ブル構造、
【図7】サーバの二次記憶装置パス管理テーブルのテー
ブル構造、
【図8】従来のMMデータ管理テーブルのテーブル構
造、
【図9】シナリオデータのデータ構造、
【図10】第1の実施形態でのMMデータの登録処理を
示すフローチャート、
【図11】第1の実施形態でのMMデータが格納されて
いるファイルのパスを取得するまでの処理を示すフロー
チャート、
【図12】第2の実施形態におけるマルチメディア情報
提供システムの構成を示すブロック図、
【図13】第2の実施形態のMMデータ管理テーブルの
テーブル構造、
【図14】第2の実施形態でのMMデータの登録処理を
示すフローチャート、
【図15】第2の実施形態でのMMデータが格納されて
いるファイルのパスを取得するまでの処理を示すフロー
チャート、
【図16】第3の実施形態におけるMMデータ管理テー
ブルのテーブル構造、
【図17】MMデータの被参照数のイメージ図、
【図18】第3の実施形態でのMMデータの被参照数の
更新処理の一部を示すフローチャート、
【図19】第3の実施形態でのMMデータの被参照数の
更新処理の一部を示すフローチャートの続き、
【図20】第3の実施形態でのMMデータの被参照数の
更新処理の一部を示すフローチャートの続き、
【図21】第3の実施形態での一次記憶装置内のMMデ
ータの被参照数が1デクリメントされた場合のデータ移
動のイメージ図、
【図22】第3の実施形態での二次記憶装置内のMMデ
ータの被参照数が1インクリメントされた場合のデータ
移動のイメージ図、
【図23】第4の実施形態におけるMMデータ管理テー
ブル、
【図24】第4の実施形態での複数のデータ種別を持つ
MMデータの登録処理を示すフローチャート、
【図25】第4の実施形態でのMMタイトル制作時に選
択したMMデータのパスを取得するまでの処理を示すフ
ローチャート、
【図26】第5の実施形態におけるMMタイトル再生テ
ーブルのテーブル構造、
【図27】第5の実施形態でのMMタイトル再生処理を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 端末 102 一次記憶装置 103 光ディスクライブラリ装置1 104 光ディスクライブラリ装置2 105 光ディスクライブラリ装置3 106 二次記憶装置 107 サーバ 108 ネットワーク 201、1201 MMデータ登録手段 202、1202 MMタイトル制作手段 203、1203 格納パス情報管理手段 204、1204 ファイルパス生成手段 205、1205 MMデータ格納パス検索手段 206 ファイルサイズ算出手段 207、1206 MMタイトル再生手段 208、1207 通信手段 209、1208 通信手段 210、1209 処理要求解析手段 211、1211 MMタイトル情報管理手段 212、1212 サーバ格納パス管理手段 213、1213 識別番号取得手段 214、1214 登録データ解析手段 215、1215 格納領域判定手段 216、1216 ファイル管理手段 217、1217 シナリオデータ更新手段 1210 MMデータ情報管理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/30 G06F 12/00 H04N 5/93 JICSTファイル(JOIS)

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチメディアデータを一次記憶装置と
    二次記憶装置とに分けて格納するサーバと、ネットワー
    クを介してサーバに接続し、マルチメディアデータまた
    はマルチメディアデータを組み合わせて制作したマルチ
    メディアタイトルをサーバに登録し、若しくは、サーバ
    に登録されたマルチメディアタイトルを再生する端末と
    を備えるマルチメディア情報提供システムにおいて、 前記二次記憶装置にファイルを格納するマルチメディア
    データに関して、前記一次記憶装置にファイルサイズ0
    のファイルを格納し、 マルチメディアデータのファイルを取得する場合に、一
    次記憶装置のファイルパスを生成して一次記憶装置内の
    ファイルを検索し、検索したファイルのファイルサイズ
    が0の場合に、二次記憶装置のファイルパスを生成して
    二次記憶装置内のファイルを検索することを特徴とする
    マルチメディア情報提供システム。
  2. 【請求項2】 前記端末が、前記一次記憶装置のパス情
    報及び二次記憶装置のパス情報を管理する格納パス情報
    管理手段と、前記格納パス情報管理手段より取得した各
    記憶装置へのパス情報とマルチメディアデータのファイ
    ル名とからファイルのパスを生成するファイルパス生成
    手段と、前記ファイルパス生成手段によって生成された
    ファイルパスを取得してマルチメディアデータが格納さ
    れたファイルを検索するマルチメディアデータ格納パス
    検索手段と、ファイルのファイルサイズを算出するファ
    イルサイズ算出手段とを具備し、前記マルチメディアデ
    ータ格納パス検索手段が、前記ファイルパス生成手段に
    よって生成された一次記憶装置のファイルパスを取得し
    て一次記憶装置を検索し、該当するファイルのファイル
    サイズが0の場合に、前記ファイルパス生成手段によっ
    て生成された二次記憶装置のファイルパスを取得して二
    次記憶装置内のファイルを検索することを特徴とする請
    求項1に記載のマルチメディア情報提供システム。
  3. 【請求項3】 前記サーバが、マルチメディアデータの
    格納先として一次記憶装置または二次記憶装置のいずれ
    かを決定する格納領域判定手段と、一次記憶装置のパス
    情報及び二次記憶装置のパス情報を管理するサーバ格納
    パス管理手段と、前記格納パス情報管理手段より取得し
    た各記憶装置へのパス情報とファイル名とからファイル
    パスを生成して前記格納領域判定手段により決定された
    記憶装置にマルチメディアデータを格納するファイル管
    理手段とを具備し、前記格納領域判定手段がマルチメデ
    ィアデータの格納先として二次記憶装置を決定したと
    き、前記ファイル管理手段が、一次記憶装置にファイル
    サイズ0のファイルを生成して、二次記憶装置に前記マ
    ルチメディアデータを格納することを特徴とする請求項
    1または2に記載のマルチメディア情報提供システム。
  4. 【請求項4】 マルチメディアデータを一次記憶装置と
    二次記憶装置とに分けて格納するサーバと、ネットワー
    クを介してサーバに接続し、マルチメディアデータまた
    はマルチメディアデータを組み合わせて制作したマルチ
    メディアタイトルをサーバに登録し、若しくは、サーバ
    に登録されたマルチメディアタイトルを再生する端末と
    を備えるマルチメディア情報提供システムにおいて、 一次記憶装置及び二次記憶装置に格納するマルチメディ
    アデータのファイル名をマルチメディアデータ管理テー
    ブルに記録して管理し、 マルチメディアデータのファイルを取得する場合に、前
    記マルチメディアデータ管理テーブルに該当するファイ
    ルが記録されていることを確認した後、一次記憶装置の
    ファイルパスを生成して一次記憶装置内のファイルを検
    索し、該当するファイルが無い場合に、二次記憶装置の
    ファイルパスを生成して二次記憶装置内のファイルを検
    索することを特徴とするマルチメディア情報提供システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記端末が、前記一次記憶装置のパス情
    報及び二次記憶装置のパス情報を管理する格納パス情報
    管理手段と、前記格納パス情報管理手段より取得した各
    記憶装置へのパス情報とマルチメディアデータのファイ
    ル名とからファイルのパスを生成するファイルパス生成
    手段と、前記ファイルパス生成手段によって生成された
    ファイルパスを取得してマルチメディアデータが格納さ
    れたファイルを検索するマルチメディアデータ格納パス
    検索手段とを具備し、前記マルチメディアデータ格納パ
    ス検索手段が、前記マルチメディアデータ管理テーブル
    に検索対象のファイルが記録されているかどうかを識別
    し、記録されている場合に、前記ファイルパス生成手段
    によって生成された一次記憶装置のファイルパスを取得
    して一次記憶装置を検索し、一次記憶装置に該当するフ
    ァイルが存在しない場合に、前記ファイルパス生成手段
    によって生成された二次記憶装置のファイルパスを取得
    して二次記憶装置内のファイルを検索することを特徴と
    する請求項4に記載のマルチメディア情報提供システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記サーバが、マルチメディアデータの
    格納先として一次記憶装置または二次記憶装置のいずれ
    かを決定する格納領域判定手段と、一次記憶装置のパス
    情報及び二次記憶装置のパス情報を管理するサーバ格納
    パス管理手段と、前記格納パス情報管理手段より取得し
    た各記憶装置へのパス情報とファイル名とからファイル
    パスを生成して前記格納領域判定手段により決定された
    記憶装置にマルチメディアデータを格納するファイル管
    理手段と、前記マルチメディアデータ管理テーブルを管
    理するマルチメディアデータ情報管理手段とを具備し、
    前記ファイル管理手段がマルチメディアデータを一次記
    憶装置または二次記憶装置に格納するごとに、前記マル
    チメディアデータ情報管理手段が、前記マルチメディア
    データ管理テーブルの記述を更新することを特徴とする
    請求項4または5に記載のマルチメディア情報提供シス
    テム。
  7. 【請求項7】 前記格納領域判定手段が、マルチメディ
    アデータの格納先を、前記マルチメディアデータが使用
    されているマルチメディアタイトルの数を表す被参照数
    に基づいて決定することを特徴とする請求項3または6
    に記載のマルチメディア情報提供システム。
  8. 【請求項8】 前記格納領域判定手段が、一次記憶装置
    の空き容量が所定の閾値より小さいときに、一次記憶装
    置の空き容量が前記閾値より大きくなるまで一次記憶装
    置に格納されているマルチメディアデータを、被参照数
    の小さい順に二次記憶装置に移動するように決定し、ま
    た、一次記憶装置の空き容量が前記閾値より大きいとき
    に、一次記憶装置の空き容量が前記閾値より小さくなる
    まで二次記憶装置に格納されているマルチメディアデー
    タを、被参照数の大きい順に一次記憶装置に移動するよ
    うに決定することを特徴とする請求項7に記載のマルチ
    メディア情報提供システム。
  9. 【請求項9】 マルチメディアデータを一次記憶装置と
    二次記憶装置とに分けて格納するサーバと、ネットワー
    クを介してサーバに接続し、マルチメディアデータまた
    はマルチメディアデータを組み合わせて制作したマルチ
    メディアタイトルをサーバに登録し、若しくは、サーバ
    に登録されたマルチメディアタイトルを再生する端末と
    を備えるマルチメディア情報提供システムにおいて、 登録するマルチメディアデータが同一内容を有する複数
    のデータ種別のデータから成るとき、その中のデータサ
    イズが一番小さいマルチメディアデータを一次記憶装置
    に格納し、それ以外のマルチメディアデータを二次記憶
    装置に格納することを特徴とするマルチメディア情報提
    供システム。
  10. 【請求項10】 マルチメディアタイトルを制作する端
    末によって選択されたデータ種別のマルチメディアデー
    タが二次記憶装置に格納されている場合に、前記マルチ
    メディアデータと同一内容でデータ種別が異なるマルチ
    メディアデータが一次記憶装置に格納されているときに
    は、前記一次記憶装置のマルチメディアデータを端末に
    送出してマルチメディアタイトルの制作を行なわせ、前
    記マルチメディアタイトルの登録に際して、端末によっ
    て選択されたデータ種別のマルチメディアデータを登録
    することを特徴とする請求項9に記載のマルチメディア
    情報提供システム。
  11. 【請求項11】 マルチメディアタイトルを再生する端
    末から要求されたデータ種別のマルチメディアデータが
    二次記憶装置に格納されている場合に、前記マルチメデ
    ィアデータと同一内容でデータ種別が異なるマルチメデ
    ィアデータが一次記憶装置に格納されているときには、
    まず、前記一次記憶装置のマルチメディアデータを端末
    に送出して前記マルチメディアタイトルの再生を開始さ
    せ、前記二次記憶装置のマルチメディアデータの送出準
    備が完了した後、前記マルチメディアデータの入れ替え
    を行なうことを特徴とする請求項9に記載のマルチメデ
    ィア情報提供システム。
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