JP3496466B2 - プログラマブルコントローラ - Google Patents

プログラマブルコントローラ

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JP3496466B2
JP3496466B2 JP20079497A JP20079497A JP3496466B2 JP 3496466 B2 JP3496466 B2 JP 3496466B2 JP 20079497 A JP20079497 A JP 20079497A JP 20079497 A JP20079497 A JP 20079497A JP 3496466 B2 JP3496466 B2 JP 3496466B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、実行中のプログ
ラムの実行されたステップとステップに対応するデータ
を表示するようにしたプログラマブルコントローラに関
し、詳しくは、指定された途中モニタ範囲のステップと
ステップに対応するデータを表示するようにしたにプロ
グラマブルコントローラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプログラマブルコントローラで
は、ユーザプログラムをステップ毎に実行処理してい
き、各ステップの実行結果データは、これを記憶するメ
モリに記憶保持され、1スキャン(開始ステップから終
了ステップまでの一連の処理サイクル)の実行処理が終
了後、モニタにステップごとに対応したデータ(コマン
ドや実行結果データ等)が表示され、再びこのサイクル
が繰り返されるようになっていた。また、プログラム
の確認作業の際には、モニタに表示されたステップごと
のデータを1ステップごとにプログラマブルコントロー
ラに備えられた操作部を操作することで実行処理して確
認できるようになっているものもあった。尚、プログ
ラマブルコントローラにプログラマブルコントローラと
は別にモニタデータを記憶保持するモニタデータ蓄積部
を有するデバッグツールを取付けてプログラムの確認作
業を行えるようになっており、プログラマブルコントロ
ーラを稼働させた状態で異常を発見した際にはモニタデ
ータ蓄積部に記憶保持されていた異常時のデータをモニ
タに読み出し、確認が行えるようになっているものもあ
った(特開平8−83108号公報)。また、実行条
件が成立したことを表示することで瞬時的に実行が終了
する命令コードの実行処理が行われたことを認識できる
ようになっており、プログラムの確認作業の際には1ス
テップごとに表示して確認するようになっているものも
あった(特開平8−30308号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記では、1スキャ
ンの実行処理の間に夫々のステップの実行結果データを
記憶するときに、メモリが共用されてデータを記憶する
場合があると、先に実行されたステップのデータが記憶
されたメモリに、後に実行されたステップのデータが上
書記憶されて、モニタに表示されているデータが、表示
されたステップの実行結果データであるとは限らない。
このために、プログラムの確認作業において、表示され
ているステップに対応した実行結果データを確認したい
場合には、未使用のダミーレジスタにそのデータをメモ
リから移動させなけらばならなかった。このダミーレジ
スタへの実行結果データの書き込みは、対応したコマン
ドと共に1ステップづつ書き込まなければならず、コマ
ンドも書き込まなければならないために実行結果データ
の確認に時間がかかる問題があった。
【0004】また、では、プログラムの確認作業時
に、データを1ステップづつ確認するため、1ステップ
ごとに操作部を操作しなければならず、時間がかかる問
題があった。また、どのステップを表示するを決めるた
めに、表示するステップを停止させるブレークポイント
を設定しなければならないが、このブレークポイントを
設定するときにはどのステップが処理されているかを考
慮しなければならず、このブレークポイントの設定が面
倒であった。また、プログラマブルコントローラにおい
て、モニタに表示されたコマンドが正しく処理されてい
るかいないかを判断するためにカウンタを使用し、カウ
ンタがカウントされていることで処理が行われているか
を判定しているが、このカウンタをどのステップに設定
するかの設定も面倒であり、時間がかかる問題があっ
た。なぜならブレークポイントやカウンタの設定は、ブ
レークポイントを設定したステップより前のステップで
ジャンプ命令が実行処理されていると、表示されている
ステップのデータが正しいかどうかわからず、ジャンプ
命令の前にカウンタを書き込み、どのステップのジャン
プ命令が実行処理されているかを確認しながらカウンタ
のプログラムへの書き込み位置を移動しながら設定しな
ければならないので時間がかかり、カウンタのカウント
アップにより表示データが正しいことを確認するため、
面倒であった。
【0005】は、プログラムの確認作業の際には、プ
ログラマブルコントローラとは別のデバックツールによ
りプログラムの確認作業を行うものであり、本願のプロ
グラマブルコントローラとは構成が異なっており、確認
作業を行なうときにはプログラマブルコントローラにデ
バッグツールを取付けなければならなかった。また、ユ
ーザプログラムの確認作業中に表示されたデータは全て
モニタデータ蓄積部に保持されるので大容量の蓄積部が
必要であった。また、は、実行処理を行なっているこ
とは実行条件成立表示によりわかるが、実行された結果
のデータはやはり瞬時的に表示されるのでわからず、ま
た、プログラムの確認作業では、データを1ステップづ
つ確認するため、1ステップごとに操作部を操作しなけ
ればならず、と同様に時間がかかる等の問題があっ
た。本願の課題は、ステップのデータをモニタへ正確に
表示させることができ、プログラムの確認作業にかかる
時間を減少し、作業の効率を向上することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、実行中のプログラムの実行されたステップとそのス
テップに関するデータとを表示する表示装置を備えたプ
ログラマブルコントローラにおいて、ステップの実行結
果データを取り始めるモニタ開始ステップと実行結果デ
ータを取り終るモニタ終了ステップとを設定するモニタ
ステップ記憶レジスタと、プログラムの、前記モニタ開
始ステップとモニタ終了ステップとで指定された途中モ
ニタ範囲の各ステップの実行結果データを取り込むデー
タ取込手段と、データ取込手段により取り込まれたモニ
タ開始ステップからモニタ終了ステップまでの実行結果
データを一時記憶保持するための専用データ記憶領域
と、モニタ開始ステップからモニタ終了ステップまでの
各ステップと専用データ記憶領域に記憶された実行結果
データとを夫々対応して表示する表示装置を備え、更に
プログラムが開始ステップからエンドステップまで順次
1回繰り返される毎に、モニタ開始ステップを検出して
カウントアップするカウンタを設け、そのカウント値を
前記表示装置に表示することを特徴とする(請求項
1)。前記データ取込手段が、ハードウェアまたはソフ
トウェアから構成されており、具体的にはハードウェア
として比較器(コンパレータ)から構成されている。
【0007】
【0008】 表示装置でのステップの表示をニーモニ
ック表示またはラダー表示とし、表示装置に表示された
途中モニタ範囲内の指定したステップに関するデータを
変更可能である(請求項2)。
【0009】 繰り返し実行されているプログラムにお
いて最初に実行結果データを専用データ記憶領域へ取り
込む1スキャン目に1スキャンデータ取込フラグをON
とし、2スキャン目以後繰り返されるプログラムにおい
てはフラグチェックにより途中モニタ範囲内の実行結果
データを専用データ記憶領域へ取り込まないように構成
した(請求項3)。前記フラグをONとする条件を任意
に設定できる(請求項4)
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本願実施の形態を図1から
図8により説明する。プログラマブルコントローラPC
は図1に示すように演算部1と、システムROM2と、
ユーザプログラムが記憶保持されるユーザプログラム記
憶部3と、各ステップにおける実行結果データ(変数デ
ータ)が記憶保持される実行結果データ記憶領域4と、
モニタ開始ステップとモニタ終了ステップとが設定記憶
されるモニタステップ記憶レジスタ5と、モニタ開始ス
テップとモニタ終了ステップとで指定された途中モニタ
範囲の各ステップの実行結果を一時記憶保持するための
専用データ記憶領域(データバッファ)6とを備えてい
る。また、プログラマブルコントローラPCには、表示
装置7が接続されている。この表示装置7はモニタ開始
ステップ等を入力操作する操作部8とステップに関する
データを表示するモニタ9とから構成されている。
【0011】専用データ記憶領域6には、図2に示すよ
うに途中モニタ範囲の1ステップに対応したデータをモ
ニタ開始ステップからモニタ終了ステップまで順次記憶
保持するようになっている。専用データ記憶領域6に記
憶される1ステップに対応する実行結果データは各ステ
ップのデスティネーションとソースとからなる1組のデ
ータやON,OFFのデータである。専用データ記憶領
域6の1ステップの実行結果データを記憶する領域は、
サイズが最大の実行結果データのサイズに固定されてお
り、データのサイズにかかわらず同サイズとなっている
固定長バッファである。専用データ記憶領域6のサイズ
は、モニタに表示されるステップ数により異なるが、約
160バイトから240バイトと小さなサイズである。
【0012】ユーザプログラム記憶部3には図3に示す
ように図4に示すユーザプログラムが記憶されている。
システムROM2にはシーケンス処理プログラムと図
5、図6に示す通常モニタ処理プログラムと途中モニタ
処理プログラムとが記憶されている。図4に示すユーザ
プログラムは、システムROM2に記憶されたシーケン
ス処理プログラムにより先頭から終了まで順次1ステッ
プづつ読みだされて実行処理され、エンドステップにな
ると先頭に戻り再び順次実行処理される。
【0013】図5に示す通常モニタ処理プログラムの各
ステップは機能実現手段を示し、ステップS51はユー
ザプログラム実行処理後に実行結果データ記憶領域4か
ら実行結果データを読みだし、これを操作部8からの入
力による指定や予め記憶されている指定に基づいて所定
のデータ処理を行なった後モニタ9に表示するモニタ処
理手段であり、ステップS52は操作部8からの入力に
より途中モニタ範囲のステップに関するデータをモニタ
表示するかどうかを判断する途中モニタ判断手段であ
る。
【0014】図6に示す途中モニタ処理プログラムのス
テップS61とステップS62とは図4に示すユーザプ
ログラムのステップS43とステップS45と、図5に
示す通常モニタ処理プログラムのステップS53とによ
りデータ取込手段を構成している。データ取込手段はモ
ニタ開始ステップを判別して、実行結果データ記憶領域
4から途中モニタ範囲の各ステップに対応したデータを
専用データ記憶領域6に順次取り込み、モニタ終了ステ
ップとなると取り込みを終了する。モニタ終了ステップ
は、操作部8から入力指定されるモニタ開始ステップ
と、システムプログラムに設定されているモニタ9に1
度に表示可能なモニタ9の表示能力とから自動的に設定
される。
【0015】次にモニタ9の表示について説明する。モ
ニタ9の表示は図7に示すようなリスト式と図8に示す
ラダー式とが選択的に表示可能となっている。リスト式
のニーモニック表示では、1列ごとに1ステップに関す
るデータとしてアドレスとコマンドとソースとデスティ
ネイションと実行結果データ(モニタ値)とが表示され
る。ラダー式の表示ではX1,Y1の実行結果データが
ON状態を示しているという条件でその部分がON表示
として反転表示され、ソースとデスティネイションの実
行結果データが表示されるようになっている。ON/O
FF表示としては別途に表示したり異なる色で表示する
等をしてもよい。
【0016】図4で実行処理が開始されるとステップS
41で変数A(ユーザプログラムのステップを示す変
数)にユーザプログラムのエンドステップと変数S(各
プログラムのアドレスを示す変数)に通常モニタ処理プ
ログラムのアドレスが設定される。次にステップS42
でユーザプログラムが1ステップ実行処理され、この1
ステップの実行結果データが実行結果データ記憶領域4
に記憶される。次にステップS43でユーザプログラム
がエンドステップになったかが判断され、エンドステッ
プでないならステップS44でユーザプログラムの次の
ステップにいき、この1ステップがステップS42で実
行処理される。この処理をステップS43でユーザプロ
グラムがエンドステップとなるまで繰り返す。ステップ
S43でエンドステップとなるとステップS45におい
て、システムROM2の通常モニタ処理アドレスに記憶
された通常モニタ処理プログラムが実行処理される。
【0017】通常モニタ処理プログラムのステップS5
1で実行結果データに所定のモニタ処理が行なわれ1ス
テップに対応したデータが適宜な形式でモニタ9に表示
される。ステップS52では操作部8からの入力により
途中モニタ範囲のデータ表示を行なうかを判断し、途中
モニタ処理を行なわない場合にはユーザプログラムに戻
り、ユーザプログラムと通常モニタ処理プログラムの一
連の処理を繰り返し、途中モニタ処理を行なう場合には
ステップS53によって、エンドステップが書き込まれ
ていた変数Aがモニタ開始ステップに、通常モニタ処理
アドレスが書き込まれていた変数Sが途中モニタ処理ア
ドレスに書き換えられ、ユーザプログラムに戻る。
【0018】再びユーザプログラムが1ステップごとに
実行処理されステップS42からステップS44が繰り
返されステップS43でモニタ開始ステップ以上となる
とステップS45でシステムROM2の途中モニタ処理
アドレスに記憶された途中モニタ処理プログラムが実行
処理される。途中モニタ処理プログラムのステップS6
1でモニタ開始ステップに対応した実行結果データが実
行結果データ記憶領域4から専用データ記憶領域6に記
憶保持される。そしてステップS62でモニタ終了アド
レスでなければJに飛び、ステップS44で次の1ステ
ップに移り、前記ステップS42からステップS62を
繰り返す。ステップS62でモニタ終了ステップとなる
と、ステップS63で変数Aをエンドステップに、変数
Sを通常モニタ処理アドレスに書き換えてJに飛び、ス
テップS42からステップS44が繰り返され、ステッ
プS43でエンドアドレスとなるとステップS45で通
常モニタ処理プログラムが実行処理される。
【0019】次に今回は途中モニタ範囲の表示を行なう
のでステップS51では、専用データ記憶領域6に記憶
保持されたデータが読みだされ、コマンド等と共にこの
読みだされたデータが途中モニタ範囲の各ステップに対
応して図7、図8のように表示される。この途中モニタ
を表示する1連の処理は操作部8において途中モニタの
表示を中止する指令が入力されるまで繰り返される。こ
のモニタ9に表示された途中モニタ範囲内のステップに
対応したデータは、技術者が確認作業を行なう場合に変
更したいときがあり(例えばONとなっているものをO
FFとする等)、操作部8から変更することが可能とな
っており、データの変更はプログラムの先頭で行なわ
れ、データが変更された場合にどのように実行処理が行
なわれるかの確認が容易となる。
【0020】次に第2の実施の形態について説明する。
図9、図10は夫々通常モニタ処理プログラムと途中モ
ニタ処理プログラムであり、第1の実施の形態と同様の
処理ステップには同一のステップ番号を付けてある。先
ず、第1の実施の形態と同様に、図4のステップS41
からステップS45が実行処理され、ユーザプログラム
のエンドステップとなると図9に示す通常モニタ処理プ
ログラムのステップS91からステップS52が実行処
理され、このステップS41からステップS45とステ
ップS91からステップS52とが操作部8において実
行結果データを専用データ記憶領域4に取り込む指令が
入力されるまで繰り返される。ステップS91は前回の
1スキャンの実行処理において実行結果データを専用デ
ータ記憶領域6に取り込んで、1スキャンデータ取込フ
ラグがONにされているときに、操作部8からフラグを
OFFにする指令が入力された場合にのみフラグをリセ
ットする。
【0021】次に実行結果データを専用データ記憶領域
6に取り込む指令が入力されると、ステップS53が実
行処理され、ステップS42からステップS44が繰り
返される。ステップS43でモニタ開始ステップとなる
と図10に示す途中モニタ処理プログラムが実行処理さ
れる。ステップS101ではフラグをチェックし、先
ず、モニタ終了ステップとなるまでフラグがONとなら
ないので、ステップS61で実行結果データが取り込ま
れ、ステップS62でJに飛び、モニタ終了ステップと
なるまでステップS42からステップS45とステップ
S101からステップS62とが繰り返される。次にモ
ニタ終了ステップとなるとステップS102でフラグが
ONとなり、ステップS63が実行処理され、エンドス
テップとなるまでステップS42からステップS44が
繰り返される。そして、エンドステップとなってステッ
プS91でリセット入力がない状態ではステップS51
で前記第1の実施の形態と同様に途中モニタ範囲のステ
ップに対応するデータがモニタ9に表示される。
【0022】この途中モニタ表示は前記実施の形態と同
様に操作部8において途中モニタの表示を中止する指令
が入力されるまで繰り返される。ステップS52では途
中モニタ表示の中止指令が入力されていないのでステッ
プS53を実行して、ステップS42からステップS4
5が繰り返され、再び途中モニタ処理プログラムが読み
込まれ、ステップS101で、前回の1スキャンの実行
処理でフラグがONとなったのでステップS61が実行
処理されず、実行結果データが専用データ記憶領域6に
読み込まれない。そして、途中モニタ処理プログラムの
実行後、ユーザプログラムの実行に戻り、ステップS4
5で通常モニタ処理プログラムが実行される。そして、
前回、ステップS91でフラグがリセットされていない
のでステップS51で前回と同様のデータがモニタ表示
される。以後同様にステップS91でフラグをリセット
するまでこの1連の処理が繰り返され、実行結果データ
が専用データ記憶領域6に読み込まれず、専用データ記
憶領域6に読み込まれた最初の1スキャンの実行結果デ
ータが表示され続ける。
【0023】次に第3の実施の形態について説明する。
これは第2の実施の形態において、更に、1スキャンデ
ータ取込フラグがONとなる条件を設定可能とすると共
に1連のユーザプログラムの実行処理の確認用のカウン
タを設けたものであり、同一の処理ステップには同一の
番号を付けてある。図11、図12は夫々通常モニタ処
理プログラムと途中モニタ処理プログラムである。前記
第2の実施の形態と同様にユーザプログラムと通常モニ
タ処理プログラムが実行されている。操作部8の操作に
よりユーザプログラムの1スキャンの実行処理のカウン
トの開始とフラグをONとする条件(例えば実行結果デ
ータ記憶領域4に記憶保持されたあるステップの実行結
果データがONとなっていたときフラグをONとする)
が入力されて途中モニタ範囲のステップのデータのモニ
タ表示を行なう操作をすると、上記実施の形態と同様に
ステップS53で変数A,Sが書き換えられ、ステップ
S42からステップS45が実行処理され、モニタ開始
ステップで途中モニタ処理プログラムが実行される。
【0024】途中モニタ処理プログラムが実行されると
ステップS121でモニタ開始ステップであるとステッ
プS122で1つカウントされる。次にステップS10
1でフラグがONでなければステップS61で実行結果
データが読み込まれ、モニタ終了ステップではないので
ステップS62でJに飛び、ステップS42からステッ
プS45が繰り返され、再びステップS121となる
と、以後はモニタ開始ステップではないのでステップS
101からステップS62が実行処理され、モニタ終了
ステップになるまでステップS42からステップS62
が繰り返される。モニタ終了ステップとなるとステップ
S123で操作部8から入力された条件と実行結果デー
タ記憶領域4の所定の実行結果データとが一致した場
合、ステップS102でフラグがONとされ、ステップ
S63が実行処理されてJに飛び、再びステップS42
からステップS44が繰り返され、エンドステップとな
ると、通常モニタ処理プログラムによりモニタ9にデー
タが表示される。
【0025】この1連の実行処理が行なわれた以後の実
行処理は、操作部8からフラグの初期化の操作が行なわ
れるまで、ステップS61で専用データ記憶領域6に実
行結果データ等が記憶されず、モニタ9に表示されるデ
ータは変更されない。また、途中モニタ範囲のデータを
モニタ9に表示する1スキャンにステップS123で実
行結果データがフラグをONとする条件と一致しなかっ
た場合には、モニタ表示は実行結果データと入力された
条件が一致するまで順次変更される。尚、カウンタは操
作部によりリセットされるまでカウントアップされる。
【0026】尚、前記実施の形態において、データ取込
手段は各ステップによりソフトウェアにより機能実現さ
れているが、図13に示すように実行結果データ記憶領
域4に記憶された実行結果データのステップと対応する
アドレスデータと、モニタステップ記憶レジスタ5に記
憶されたモニタ開始ステップとモニタ終了ステップに夫
々対応するアドレスデータとを比較器(コンパレータ)
10で比較判断し、途中モニタ範囲のデータを実行結果
データ記憶領域4から専用データ記憶領域6に取り込む
ようにハードウェアにより構成しても良い。
【0027】
【発明の効果】以上のように本願発明では、途中モニタ
範囲の実行結果データを記憶保持する専用データ保持領
域を実行結果データ保持領域とは別に設けてデータ取込
手段により実行結果データ保持領域から専用データ保持
領域に実行結果を取り込み、専用データ保持領域に記憶
保持された実行結果データを各ステップと対応してモニ
タ表示することで、途中ステップの正確な実行結果デー
タをモニタ表示することができる。また、ユーザプログ
ラムの確認作業の時間が短縮されると共に確認作業の効
率が向上する。また、専用データ保持領域は途中モニタ
範囲の実行結果データを記憶保持するのに十分なサイズ
であれば良いので、大きなサイズの保持領域を必要とせ
ず、プログラマブルコントローラを高価にしない。
【0028】また、カウンタにより1ショット毎にモニ
タ開始ステップをカウントアップするので、モニタ表示
される途中モニタ範囲のステップが正しく実行処理され
ているかを判断できる。
【0029】また、モニタ表示されたデータは直接操作
部からの操作により変更可能としたものでは、データを
変更した場合にどのように実行処理されるか直ちに確認
できる。
【0030】 また、実行結果データを専用データ保持
領域に取り込んだときに1スキャンデータ取込フラグを
ONとし、以後の1スキャンでは実行結果データを専用
データ保持領域に取り込まないので、モニタの表示が更
新されることがなく、途中ステップの1スキャン目の正
確な実行結果データを表示させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プログラマブルコントローラの概略構成を示す
図である。
【図2】専用データ記憶領域のデータのスタックを示す
図である。
【図3】ユーザプログラムの格納状態を示す図である。
【図4】ユーザプログラムの実行を示すフローチャート
である。
【図5】通常モニタ処理プログラムを示すフローチャー
トである。
【図6】途中モニタ処理プログラムを示すフローチャー
トである。
【図7】ステップのデータのニーモニック表示を示す図
である。
【図8】ステップのデータのラダー表示を示す図であ
る。
【図9】第2の実施の形態の通常モニタ処理プログラム
を示すフローチャートである。
【図10】第2の実施の形態の途中モニタ処理プログラ
ムを示すフローチャートである。
【図11】第3の実施の形態の通常モニタ処理プログラ
ムを示すフローチャートである。
【図12】第3の実施の形態の途中モニタ処理プログラ
ムを示すフローチャートである。
【図13】データ取込手段のハードウェアの構成を示す
ブロック線図である。
【符号の説明】
5 モニタステップ記憶レジスタ 6 専用データ記憶領域 7 表示装置 PC プログラマブルコントローラ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−72908(JP,A) 特開 平7−219807(JP,A) 特開 平2−214904(JP,A) 特開 平3−246602(JP,A) 特開 平8−16217(JP,A) 特開 平9−134209(JP,A) 特開 平7−334211(JP,A) 特開 平8−106308(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 19/048 G05B 19/05

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実行中のプログラムの実行されたステッ
    プとそのステップに関するデータとを表示する表示装置
    を備えたプログラマブルコントローラにおいて、ステッ
    プの実行結果データを取り始めるモニタ開始ステップと
    実行結果データを取り終るモニタ終了ステップとを設定
    するモニタステップ記憶レジスタと、プログラムの、前
    記モニタ開始ステップとモニタ終了ステップとで指定さ
    れた途中モニタ範囲の各ステップの実行結果データを取
    り込むデータ取込手段と、データ取込手段により取り込
    まれたモニタ開始ステップからモニタ終了ステップまで
    の実行結果データを一時記憶保持するための専用データ
    記憶領域と、モニタ開始ステップからモニタ終了ステッ
    プまでの各ステップと専用データ記憶領域に記憶された
    実行結果データとを夫々対応して表示する表示装置を備
    、更にプログラムが開始ステップからエンドステップ
    まで順次1回繰り返される毎に、モニタ開始ステップを
    検出してカウントアップするカウンタを設け、そのカウ
    ント値を前記表示装置に表示することを特徴とするプロ
    グラマブルコントローラ。
  2. 【請求項2】 途中モニタ範囲内の指定したステップに
    関するデータを変更可能であることを特徴とする請求項
    1記載のプログラマブルコントローラ。
  3. 【請求項3】 実行中のプログラムの実行されたステッ
    プとそのステップに関するデータとを表示する表示装置
    を備えたプログラマブルコントローラにおいて、ステッ
    プの実行結果データを取り始めるモニタ開始ステップと
    実行結果データを取り終るモニタ終了ステップとを設定
    するモニタステップ記憶レジスタと、プログラムの、前
    記モニタ開始ステップとモニタ終了ステップとで指定さ
    れた途中モニタ範囲の各ステップの実行結果データを取
    り込むデータ取込手段と、データ取込手段により取り込
    まれたモニタ開始ステップからモニタ終了ステップまで
    の実行結果データを一時記憶保持するための専用データ
    記憶領域と、モニタ開始ステップからモニタ終了ステッ
    プまでの各ステップと専用データ記憶領域に記憶された
    実行結果データとを夫々対応して表示する表示装置を備
    え、繰り返し実行されているプログラムにおいて最初に
    実行結果データを専用データ記憶領域へ取り込む1スキ
    ャン目に1スキャンデータ取込フラグをONとし、2ス
    キャン目以後繰り返されるプログラムにおいてはフラグ
    チェックにより途中モニタ範囲内の実行結果データを専
    用データ記憶領域へ取り込まないように構成したことを
    特徴とするプログラマブルコントローラ。
  4. 【請求項4】 フラグをONとする条件を任意に設定で
    きることを特徴とする請求項3記載のプログラマブルコ
    ントローラ。
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