JP3496271B2 - 振動パーツフィーダ装置 - Google Patents

振動パーツフィーダ装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は振動パーツフィーダ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】図8は従来例の振動パー
ツフィーダを示すものであるが、その全体は1で示さ
れ、平面形状がほぼ円形でその内周壁部にスパイラル状
のトラックを形成させたボウル(椀)2は、下方のベー
スブロック3と等角度間隔で傾斜配設された板ばね5に
より結合されている。ボウル2の底壁部には可動コア4
が一体的に取り付けられており、これはベースブロック
3に固定された電磁石7と空隙gをおいて対向してお
り、電磁石7に巻装された電磁コイル6に交流を通電す
ると、可動コア4との間に交番磁気吸引力が発生し、こ
れによりボウル2は公知のねじり振動を行なう。ベース
ブロック3は円筒状の防振ゴム8により床S上に振動が
伝達するのを防止しているのであるが、この防振ゴム8
はこれに取り付けられた取付板9を介してボルトにより
床Sに取り付けられている。
【0003】可動コア4、電磁石7、電磁コイル6、板
ばね5などにより、ねじり振動駆動部が構成されるので
あるが、その全体は筒状のカバー10により閉塞されて
いる。
【0004】上述のような振動パーツフィーダ1は、従
来、各種部品を所定の姿勢にして次工程に供給するのに
広く利用されているのであるが、最近、特に半導体や電
子部品で非常に小型の部品を取り扱う場合が多くなって
きている。例えば、1mm×2mm×0.5mm程度の
大きさであり、このような部品は従来の振動数、すなわ
ち50Hz又は60Hzで移送させるにはその整列作用
は困難となる。従って、これに対処するために最近、電
磁石7に巻装されている電磁コイル6に通電される交流
の周波数を高くして、例えば100Hzでボウル2をね
じり振動させており、この場合には振巾も従来より小と
して上記小型部品を問題なく整列させ次工程に供給させ
ることができるのであるが、このような振動パーツフィ
ーダが発生する音のレベルは非常に高く、又、耳障りで
あり、近隣の住民に対し公害となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は上述の問題
に鑑みてなされ、特に高周波で駆動される振動パーツフ
ィーダであっても、その騒音発生を大巾に減少させるこ
とができる振動パーツフィーダ装置を提供させることを
目的とする。
【0006】
【問題点を解決するための手段】以上の目的は、振動パ
ーツフィーダと、該振動パーツフィーダの側周部を囲む
ように配設された第1有底筒体と、該第1有底筒体の側
周部を囲むように配設された第2有底筒体と、該第2有
底筒体の底壁部に形成された開口に設けた音波発生手段
と、前記振動パーツフィーダの近傍に又はこれに取り付
けて該振動パーツフィーダの騒音を検出する騒音検出手
段と、少なくとも該騒音検出手段の検出出力を受け、前
記音波発生手段を駆動する消音信号発生装置とから成
り、前記音波発生手段が発生する音波を前記第1有底筒
体と前記第2有底筒体の上縁部間に形成される環状の隙
間より外方へ放出させるようにしたことを特徴とする振
動パーツフィーダ装置、によって達成される。
【0007】又、以上の目的は、振動パーツフィーダ
と、該振動パーツフィーダの側周部を囲むように配設さ
れた有底筒体と、該有底筒体の底壁部に形成された開口
に設けられた音波発生手段と前記振動パーツフィーダの
近傍に又はこれに取り付けて配設され該振動パーツフィ
ーダの騒音を検出する騒音検出手段と、少なくとも、該
手段の検出出力を受け、前記音波発生手段を駆動する消
音信号発生装置とから成り、前記消音信号発生装置の駆
動により前記音波発生手段が発生する音波を前記有底筒
体と前記振動パーツフィーダとの上縁部間に形成される
環状の隙間より外方へ放出させるようにし、前記振動パ
ーツフィーダの底部に前記音波発生手段に対向して音響
イコライザを取り付けたことを特徴とする振動パーツフ
ィーダ装置、によって達成される。
【0008】又、以上の目的は、内方にスパイラル状の
トラックを形成させたボウルと、この下方に配設される
ベースブロックと、該ベースブロックに固定され電磁コ
イルを巻装させた電磁石と、前記ベースブロックと前記
ボウルとを結合する複数の板ばねとから成る振動パーツ
フィーダの外周部を同心的に囲繞する有底筒体の底壁部
に形成された開口に音波発生手段を設け、前記電磁石及
び板ばねから成るねじり振動駆動部の外周部を同心的に
囲繞する筒状カバーの上端部と前記ボウルの下端部との
間に環状隙間を形成させ、該環状隙間のみと連通して、
前記ボウルの下方と前記音波発生手段の振動部との間に
密閉空間を形成し、前記筒状カバーの下端部と前記有底
筒体の底部との間に形成される開口を通し、前記有底筒
体と前記振動パーツフィーダ及び前記筒状カバーとの間
に形成される環状空間と前記音波発生手段の振動部が面
する空間と連通させ、前記ボウルの近傍に配設された又
はこれに取り付けられた騒音検出手段の出力を受ける消
音信号発生装置の出力を受ける前記音波発生手段からの
消音音波を前記環状空間内を通って外方へと伝播させる
ようにしたことを特徴とする振動パーツフィーダ装置、
によって達成される。
【0009】又、以上の目的は、内方にスパイラル状の
トラックを形成させたボウルと、この下方に配設される
ベースブロックと、該ベースブロックに固定され電磁コ
イルを巻装させた電磁石と、前記ベースブロックと前記
ボウルとを結合する複数の板ばねとから成る振動パーツ
フィーダの外周部を同心的に囲繞する有底筒体の底壁部
に形成された開口に音波発生手段を設け、前記電磁石及
び板ばねから成るねじり振動駆動部の外周部を同心的に
囲繞する筒状カバーの上端部を径外方に屈曲させて前記
有底筒体の内壁面と密接に結合し、これによって該筒状
カバーと前記有底筒体との間に環状の密閉空間を形成
し、該密閉空間と前記音波発生手段の振動部の下面が面
する空間とを前記筒状カバーの下端部に形成した開口を
介して連通させ、前記ボウルの近傍に配設された又はこ
れに取り付けられた騒音検出手段の出力を受ける前記音
波発生手段からの消音音波を該音波発生手段の振動部の
上面が面する空間と前記有底筒体と前記振動パーツフィ
ーダのボウルとの間に形成される環状空間内を通って外
方へ伝播するようにし、前記騒音検出手段は振動パーツ
フィーダの可動部に取り付けるか、これに近接して配設
される振動検出器であるようにしたことを特徴とする振
動パーツフィーダ装置、によって達成される。
【0010】又、以上の目的は、内方にスパイラル状の
トラックを形成させたボウルと、該ボウルにねじり振動
力を与えるために、該ボウルの下方に配設された加振部
とから成る振動パーツフィーダと、該振動パーツフィー
ダの外周部を囲むように配設され、該振動パーツフィー
ダの前記加振部に対し固定された第1筒体と、前記第1
筒体の外側にこれと同心的に配設され底部が閉塞された
第2筒体と、中央開口部に、音波発生手段を位置させ、
前記第2筒体の内壁面とは隙間をもって配設され、前記
振動パーツフィーダの前記加振部を支持する支持円板
と、該円板を基台上に支持する防振弾性手段と、前記振
動パーツフィーダの近傍に配設されて、又はこれに取り
付けられて該振動パーツフィーダの騒音を検出する騒音
検出手段と、少なくとも該騒音検出手段の検出出力を受
け、前記音波発生手段を駆動する消音信号発生装置とか
ら成り、前記音波発生手段が発生する音波を前記第1筒
体と前記第2筒体との間に形成される音道を通って、該
第1筒体と第2筒体の上縁部間より外方へ放出させるよ
うにしたことを特徴とする振動パーツフィーダ装置、に
よって達成される。
【0011】
【作用】振動パーツフィーダが高周波駆動される時は、
特にその騒音レベルは高であるが、この騒音を騒音検出
手段により検出して、この出力を消音信号発生装置に供
給する。これにより、音波発生手段を駆動する消音信号
発生装置は公知のアルゴリズムにより、振動パーツフィ
ーダの近傍において、従来発生していた騒音を音波の粗
密を逆転させるような音波を受けることにより、騒音を
大巾に小とすることができる。振動パーツフィーダの側
周部と有底筒体の上縁部との間から外方に、すなわち環
状の音源から音波を発生することにより、振動パーツフ
ィーダの近傍の騒音レベルを効率良く小とすることがで
きる。あるいは、振動パーツフィーダの側周部を取り囲
む第1有底筒体と、第2有底筒体とが配設されている場
合には第1有底筒体と第2有底筒体の上縁部に形成され
る環状の隙間から、同様な音波を発生し、効率よく近傍
の騒音を減少させることができる。或いは又、振動パー
ツフィーダの側周部を取り囲む第1筒体と、第2筒体と
が配設されている場合には第1筒体と第2筒体の上縁部
に形成される環状の隙間から、同様な音波を発生し、効
率よく近傍の騒音を減少させることができる。又、請求
項10の発明によれば、支持円板により振動パーツフィ
ーダやこれに結合される可動部全体を支持し、防振弾性
手段により、第2筒体とは振動絶縁されているので、特
にその外部への消音効果は大きい。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例による振動パーツフィ
ーダ装置について、図面を参照して説明する。
【0013】図1は本発明の第1実施例による振動パー
ツフィーダ装置を示すものであるがその全体は21で示
され、騒音発生源としての振動パーツフィーダ22は、
従来の振動パーツフィーダ1と同一の構成を有するの
で、対応する部分については、同一の符号を付し、その
詳細な説明は省略する。
【0014】振動パーツフィーダ22の底部に取り付け
られている防振ゴム8は、取付板9を介して、振動パー
ツフィーダ22の側周部を囲む第1の有底筒体23の底
壁部にボルトにより固定されている。公知のように振動
パーツフィーダ22のボウル2の平面形状はほぼ円形で
あるが、この中心軸に同心的にやはり平面形状が円形の
上記の有底筒体23が配設されている。更に、この第1
有底筒体23と同心的にこの外方に、所定の間隔をおい
て、やはり平面形状が円形の第2有底筒体24が配設さ
れており、第1有底筒体23と、第2有筒体24の上縁
部は図示するように夫々外方及び内方に若干屈曲してい
る。これにより第1、第2有底筒体23、24の上縁部
間に環状のスリット状開口34を形成させている。また
第1有底筒体23は第2有底筒体24と図示しない連結
部材により連結されているものとするが後述するように
これら第1有底筒体23と第2有底筒体24との間に音
道26を形成させ、ここを消音用の音波を通すのである
がこの音波の伝播及び音波の波形を損なわないように取
り付けられているものとする。
【0015】第2有筒体24の底壁部は、筒状のエンク
ロージャ28の上縁部が固定されており、これも有底筒
体であるがその底壁部は防振ゴム30及び取付板31を
介して床Sに固定されている。エンクロージャ28の底
壁部には本発明に関わる消音信号発生装置29が設けら
れており。この詳細は図2に示されているがこの上方
に、音波発生手段としてのスピーカ27が第2有底筒体
24の底壁部の中央に形成された円形の開口に臨んで上
端フランジ部で有底筒体24に対し固定されている。ス
ピーカ27は公知の構造を有するものであり、ほゞ円錐
形状を呈するのであるが、円錐形状のコーン27bを張
設しており、駆動部27aのコイルに流れる電流により
コーン27bが振動し、その直上方に向かって、音波を
発生する。
【0016】消音発生装置は、振動パーツフィーダ22
の可動部としてのボウル2に固定された振動検出器25
(例えばこれはジルコン酸鉛などの圧電素子でなる。)
が取り付けられており、この振動検出出力が消音信号発
生装置29に供給される。
【0017】他方、振動パーツフィーダ22のボウル2
の直上方には消音偏差検出マイク32が配設されてお
り、これの検出信号はやはり消音信号発生装置29に供
給されている。これら供給信号により、図2に示すアル
ゴリズムによって得られる駆動信号をスピーカ27の駆
動部27aの電磁コイルに供給する。
【0018】また、第1有底筒体23にの底壁部中央に
は円錐形状の音響イコライザ33が取り付けられてお
り、これはスピーカ27の中央部に同心的にある距離を
置いて対向している。
【0019】次に図2を参照して消音信号発生装置29
の詳細について説明する。振動検出器25のアナログ出
力は増巾器36により増巾されて、A/Dコンバータ3
7に供給され、ここでアナログ値がデジタル値に変換さ
れて、その結果が適応アルゴリズム39及びアダプティ
ブフィルタ40に供給される。適応アルゴリズム39は
実際の騒音環境下では時間的に変化するパラメータ、例
えば大気圧、温度、湿度、音圧及び周波数成分などに応
じてアダプティブフィルタ40の定数や伝達関数を変化
させる。これによりデジタル値としてマイク32で検出
された騒音としての音波と同一レベルであるが疎密が逆
となった音波がマイク32の位置で得られるような音波
信号が発生する。D/Aコンバータ42ではデジタル入
力がアナログ力出力に変換され、これが増巾器43で増
巾されてスピーカ27に供給される。これにより振動パ
ーツフィーダ22から伝達されていた音波を消音偏差マ
イク32の位置でほゞ零とすることができるが、マイク
32で検出されたアナログ出力は増巾器45で増巾さ
れ、これがA/Dコンバータ44によりデジタル値に変
換されて上述の適応アルゴリズム39に供給され、ここ
で所定の演算が行われる。すなわち、マイク32の位置
で零でなければこれを補正するようにしている。
【0020】本発明の第1実施例による振動パーツフィ
ーダ装置は以上のように構成されるが、次にその作用に
ついて説明する。
【0021】振動パーツフィーダ22の駆動部において
電磁コイルに高周波電流を通電すると、この周波数でボ
ウルはねじり振動を行い、図示せずともその内周部に
形成したスパイラル状のトラックで部品が輸送され、こ
の輸送途上に部品整送手段により所定の姿勢にするか、
あるいは所定の姿勢にない部品はボウルの内方に排除
されるかして、そのトラックの排出端部から外方に所定
の姿勢で搬出される。なお、図1においては、ボウル2
内に形成されたスパイラル状のトラックの排出端部とし
て形成される直線的なトラック部は図示されてないが第
1有底筒部23及び第2有底筒部24の上縁部を越えて
外方に所定姿勢の部品を搬出するものとしている。
【0022】このねじり振動の周波数は例えば100H
zと、非常に高く、周辺部に耳障りで高いレベルの騒音
を従来発生していた。しかるに本実施例によればスピー
カ27からは消音信号発生装置29内のアルゴリズムで
演算して得られた駆動信号を駆動部27aに供給される
ことにより、スピーカ27からの音波は消音偏差検出マ
イク32の位置に達すると振動パーツフィーダ22から
発生している騒音となっている音波とは位相差を180
度変えて相消去すべく周波数と位相差を持った音波が第
1有底筒体23と第2有底筒体24の間に形成される音
道26を通り第1、第2有底筒体23、24の上縁部間
に形成される環状のスリット34を通って上方に音波が
伝播されるのであるが、スリット34は下方の音道26
の形状効果と相まって時間的に整合し、かつスリット3
4の全周に渡って均一な音波を外方へと伝播させる。よ
って、振動パーツフィーダ22から発生している騒音を
有効に消去させることができる。
【0023】さらに、本実施例によれば第1有底筒体2
3の底壁部の中央部には円錐形状の音響イコライザ33
が取り付けられていることにより、これに向かってスピ
ーカ27から発射される音波は環状の音道26を、この
形状の効果と相まって更に均一に環状のスリット34か
ら振動パーツフィーダ22から発生している騒音を消去
すべき音波を有効に発生させている。
【0024】さらに、本実施例によればスピーカ27を
取り囲むようにエンクロージャ28が設けられているが
これによりスピーカ27の背後に伝播される音波は外方
に漏れて消音効果を損なうことなく上述のように確実に
騒音を消去することができる。
【0025】また、図2の回路に示されるように消音偏
差検査マイク32によりこの位置での音波を検出するこ
とによりこれを増巾してA/D変換して適応アルゴリズ
ム39に供給されるのであるが、ここでスピーカ27か
ら発生する音波の位相調節により消音偏差検査マイク3
2で零となるべく補正した音波を発生するべくフィード
バック信号を与える。
【0026】図3は、本発明の第2実施例による振動パ
ーツフィーダ装置を示すがこれは全体として41で示さ
れ、その他、第1実施例に対応する分については同一
の符号を付しその詳細な説明は省略するものとする。
【0027】すなわち、本実施例によれば振動パーツフ
ィーダ22の側周部を取り囲んでひとつの有底筒体42
だけが配設されており、この底壁部近くで同心的に配設
された取付板43上に上記振動パーツフィーダ22が防
振ゴム8及び取付板9を介して固定されている。なお図
示せずともこの取付板43は有底筒体42と連結部材に
より取り付けられているのであるが、これは有底筒体4
2と振動パーツフィーダ22の側周部との間に形成され
る音道45をスピーカ27からの音波の伝播を損なわな
いような形状で、かつ取付位置に取り付けられている。
また振動パーツフィーダ22の上縁部と有底筒体42と
の上縁部には環状のスリット状の消音音波放射部44を
形成させている。
【0028】本実施例は以上のように構成されるが、本
実施例に於いても振動パーツフィーダ22からは第1実
施例と同様な騒音が発生する。消音波放射部44から放
射される音波で消音偏差検出マイク32の位置で騒音レ
ベルを零とする働きをする。よってこの周辺部には騒音
を伝播させることない。なお、本実施例によれば振動パ
ーツフィーダ22の側周部と有底筒体42との内壁部と
の間に音道45を形成させているので第1実施例よりは
音道の形状には若干の凹凸があるが、スピーカ27から
発生する音波の波長が長い場合には凸凹の影響を殆ど無
視することができる。
【0029】図5は本発明の第3実施例による振動パー
ツフィーダ装置60を示すものであるが、上記実施例に
対応する部分については同一の符号を付し、その詳細な
説明は省略する。
【0030】振動パーツフィーダ本体61は、上記実施
例と同様に構成されるが、更にその詳細を説明する。ほ
ぼ円筒形状のボウル62の内周壁部には、らせん状のト
ラック63が形成されており、これは下方のベースブロ
ック65と等角度間隔に配設された傾斜板ばね70によ
り結合されている。ボウル62の底壁部には、可動コア
62bが固定されており、これと空隙をおいて対向して
電磁コイル68を巻装した電磁石69がベースブロック
65に固定されている。電磁コイル68、電磁石69、
板ばね70などによりねじり振動駆動部が構成されるの
であるが、これは筒状のカバー67により被覆されてお
り、このカバー67はベースブロック65にボルトによ
り固定されており、このベースブロック65より、更に
下方に延在してその間に環状の凹所を形成するように径
内方向に突出する環状平板部66b、66cを形成させ
ており、下端部はこれと同心的に外方に配設される筒状
有底筒体である外方カバー71の底壁部71aに固定
されている。又、その下端部の周辺部には複数の開口6
6aが形成されており、これは筒状のカバー64と外方
カバー71の間に、及びボウル62とカバー71とによ
り形成される環状の空間76と連通させている。空間7
6が後述する消音音波の音道を形成するものである。内
方のカバー64の下方部に形成される環状の凹所には、
音波発生器としてのスピーカ72のフランジ部が固定さ
れており、このコイル部73は外方カバー71の底壁部
71aに形成される中心開口に位置している。このコイ
ル部73に消音信号発生装置29の出力信号が供給され
る。又、コイル部73を保護するように、外方カバー7
1の底壁部71aの外壁部にはカバー85が取り付けら
れている。更に、スピーカ72のコーン75を取り付け
ているコーン状のケーシング74には、複数の開口74
aが形成されており、コーン75の振動により音波を発
生するが、この開口74aからも音波を外方に伝達する
ようになっている。以上のように構成される振動パーツ
フィーダ装置60の全体は、床上に防振ゴム79により
支持されている。なお、可動コア62bには振動ピック
アップ25が固定されている。
【0031】本発明の第3実施例による振動パーツフィ
ーダ装置60は以上のように構成されるが、次にこの作
用について説明する。
【0032】電磁コイル68に交流を通電すると、上記
実施例と同様にボウル62はねじり振動を行ない、その
内周壁部に形成されたトラック63を部品が上昇してい
く。他方、振動ピックアップ25の出力は消音信号発生
装置29に供給され、上記実施例と同様にマイク32か
らの信号も線路82を通って消音信号発生装置29に供
給されるが、その出力は線路84を介してコイル部73
に供給され、スピーカ72からは消音音波が紙製のコー
ン75の振動により発生し、これが開口74aを通り、
かつ内方カバー67の下方部に形成される複数の開口6
6aを通り、音道76から外方に伝達される。これによ
り上記実施例と同様に、この外方には殆ど騒音を伝達す
ることがない。なお、ベースブロック65の開口65a
を通って連通する内部空間はボウル62の下端部62a
と、内方カバー64の上端部64aとの隙間78とも連
通しているが、スピーカ72の正面音波とねじり振動駆
動部により発生する騒音とは、振幅が同一で、かつ逆位
相となる相殺条件がほぼ成り立つため、この隙間78か
らの漏れ音は音道76を通る消音音波には何ら影響を与
えることがない。従って、外方への騒音を充分に防止す
ることができる。又、ボウル62の隙間78を除いては
密閉空間77であるスピーカ72の上面が面する空間は
充分な容積をもつので振動板75の大きな抵抗となら
ず、所定の振動を円滑に行なうことができる。
【0033】図6は本発明の第4実施例による振動パー
ツフィーダ装置90を示すものであるが、振動パーツフ
ィーダ本体61は第3実施例と同様に構成されているの
で同一の符号を付すが、音波発生器及び外方、内方カバ
ーの構造が第3実施例とは異なる。
【0034】すなわち、内方カバー91は上記実施例と
同様に、ベースブロック65を固定させており、下方に
延在して外方のカバー部材71の底壁部に固定させてい
るが、音波発生器93はアクチュエータ94を外方カバ
ー71の底壁部の外底面に固定されており、これは圧電
素子から成り、これは消音信号発生装置100の出力信
号を受けて歪みを生じ、これが内蔵する変位増大機構を
介して出力軸95に伝えられる。これに円錐形状の振動
板96が固定されており、これがアクチュエータ94に
供給される消音信号の振動数で上下方向に振動し音波を
発生する。振動板96の外周部はエッジ部材97を介
し、内カバー91の内壁面に結合している。
【0035】内方カバー91の上端部は径外方向に屈曲
するフランジ部91aとして形成されており、これは外
方カバー71に固定されている。これにより外方カバー
71と内方カバー91との間に環状の閉塞空間92を形
成する。これは内方カバー91の下方に形成されている
複数の開口91bを介してアクチュエータ93の振動板
96の下面が面する空間と連通し、振動板96の上面が
面するベースブロック65の下方空間及びこのベースブ
ロック65の開口65aを介してねじり振動駆動部を配
設させている空間99とボウル11の周囲の環状空間9
8とが連通している。振動板96により発生する消音音
波は細線Pで示すように、ベースブロック65の開口6
5a及びねじり振動駆動部を配設させている空間99、
更にボウル62の外周部と外方カバー71との間の環状
空間98を通り、外方に消音音波を伝達するように構成
されている。
【0036】なお以上の実施例では、消音信号発生装置
としてはデジタル的な回路を示したが、本実施例では図
7に示すようなアナログ回路が採用される。この消音信
号発生装置100は増巾器101、102及びこの間に
接続される位相シフタ103とからなっているが、これ
は例えばバンドパスフィルタ、ローパスフィルタ、ハイ
パスフィルタあるいは、これらの複数を組み合わせたグ
ラフィックイコライザなどによってその機能を果す回路
が形成され、入力側の増巾器101に入力として振動ピ
ックアップ25の出力が供給され、又は出力側の出力が
アクチュエータ94に供給される。
【0037】以上、本発明の第4実施例による振動パー
ツフィーダ装置90の構成を説明したが、次にこの作用
について説明する。
【0038】アクチュエータ94に消音信号発生装置1
00からの消音信号が供給されると、振動板96が上下
方向に振動し、これにより発生する音波は音道98を通
って環状の隙間から外方に消音音波を伝達し、これに
より外部に伝わる騒音を阻止することができるのである
が、環状の密閉空間92により振動板96の振動は、空
気の大きな抵抗を受けてその振動を阻害されることな
く、自由な振動で所望の強度の音波を発生することがで
きる。
【0039】図8は本発明の第5実施例による振動パー
ツフィーダ装置を示すものであるが、これは全体として
200で示され、振動パーツフィーダ201は公知の構
造を有するが、ボウル202は本実施例では図示するよ
うな外形状を呈し、これは下方に配設されたねじり振動
駆動部203により、ねじり振動力を付与される。
【0040】ボウル202の底壁部には板ばね取付兼可
動コアが固定されているが、これと下方のねじり振動駆
動部203の外周を取り囲むように金属で成る円筒形状
のカバー筒体204が配設され、これはねじり振動駆動
部203の下面に取りつけられた外形状がほぼ円錐形状
の音響イコライザ205に固定されている。又、筒体2
04の内周壁面には吸音材としてのフェルトのような材
質206のものが貼着されている。
【0041】振動パーツフィーダ201の下方には、支
持円板207が配設され、この上に、音道218に影響
を与えないように構成される図示しない円柱状の支柱な
どによって振動パーツフィーダ201が支持される。こ
の中央開口207aにスピーカ208の上端フランジ部
が固定されている。支持円板207の外周縁部207b
は図示するように上方に屈曲し、音道内部は角が少なく
滑らかになるように構成されている。この外周面には、
弾性材でなるパッキング209が貼着されている。又、
支持円板207の下面にはグラスウールを吸音材として
充填させた密閉ケーシング216が固定されている。従
ってスピーカ208の振動板の背面はグラスウール21
7内にあり、背面からの音波は外方に漏らさないように
している。その外側に第2筒体210と基台214があ
り、密閉ケーシング21bからの漏れ音を完全に遮断し
ている。上述の筒体204と同心的にこの外方には第2
の筒体210が配設され、本実施例ではこれは2重壁2
10aと、210bとから成り、この環状隙間に吸音材
としてのフェルト211が貼着されており、更にこの内
側壁210bにもフェルト212が貼着されており、こ
の内側の壁と第1の筒体204との間に断面が均一な環
状の音道218を形成させており、又、音響イコライザ
205はスピーカ208の振動板の表面側と対向してお
り、これから発する消音音波が音道218を通り、外方
に放出されるのであるが、本実施例では更に第2の筒体
210の上端部に図示するような径外方向に屈曲した膨
出部を形成させた開口リング213が固定されている。
【0042】支持円板207は等角度間隔で複数個所、
本実施例では4個所配設した防振ゴム215により基台
214上に支持されている。又、第2の筒体210の下
端部もこの基台214に取付部材bを介して固定されて
いる。2重壁の第2筒体210で装置全体を音響的に遮
断し、しかも第2の筒体210はその内側内部に構成さ
れている振動構造物とは、振動的にも絶縁されているた
め、内部の騒音は側周、又は底面から一切外部に漏れる
ことはない。
【0043】本実施例でもボウル202の外周面には振
動ピックアップ222が固定されており、これが本実施
例の騒音検出手段であるが、この検出出力は上記実施例
と同様に消音信号発生装置221に供給される。これに
は消音偏差検出マイク219の検出信号が供給される。
更に本実施例では振動ピックアップ222の出力が定振
巾制御回路220に供給され、これは公知の回路構成を
有するが、これに設定された定振巾値と比較して、常に
ねじり振動駆動部の電磁コイルに流す電流を制御し、ボ
ウル202が定振巾でねじり振動を行うように制御する
ようにしている。又、本実施例の消音偏差マイク219
は振動パーツフィーダ211に向かう指向性を有するも
のであって、外乱や他の同様な振動パーツフィーダ装置
からの騒音を受けて騒音偏差を発生しないようにしてい
る。
【0044】本発明の第5実施例による振動パーツフィ
ーダ装置は以上のように構成されるが次にこの作用につ
いて説明する。
【0045】振動パーツフィーダ201は上記実施例と
同様に駆動され、ボウル202はねじり振動を行って、
その内周壁部に形成されたスパイラル状のトラック部を
部品が移送され、例えば所定の姿勢にされ次工程に供給
するようにしているのであるが、本実施例では、この駆
動周波数は560Hzと非常に高く、従って波長が非常
に短いのであるが、これがこの振動パーツフィーダ20
1から外方に放出される。然るに一方、スピーカ208
からはボウル202に取り付けた振動ピックアップ22
2の検出信号が消音信号発生装置221に供給されてお
り、上述したアルゴリズムにより形成される駆動信号が
供給され、この駆動電流でその振動板が振動し、消音音
波をイコライザ205に向かって発生する。イコライザ
205のために360度の各方向に均一にその消音音波
を伝達させ、筒体204と外側の筒体210との間に形
成される断面が均一な環状の音道218を通って、この
上端部より外方に放出されるのであるが、開口リング2
13が径外方向に屈曲したアール形状を呈し、またボウ
ル202の上端部は全体としてトランペット、フルート
等の楽器の開口部に似た形状となっているため、均一に
外方に放射され、このどの部分においてもゲイン、位相
の整合が確保されており、従って効率よく振動パーツフ
ィーダ装置201から発生する波長の短い騒音のレベル
を小とすることができるのであるが、本実施例によれば
更に、指向性マイク219により騒音と消音音波との干
渉により理論的にはゼロとなるはずであるが、誤差によ
り、なお小なるとはいえ、騒音を残している場合には、
これが消音信号発生装置221に供給され、スピーカ2
08に供給する駆動電流を制御して、消音偏差検出用マ
イク219における騒音レベルをゼロに収れんするよう
に制御している。結局、この外方にはほとんど騒音を伝
達することはない。
【0046】又、本実施例によればボウル202に取り
付けた振動ピックアップ222で検出される振巾は定振
巾制御回路220にも供給され、これに設定された定振
巾値と比較されて、これより大か小かに応じてねじり振
動駆動部203に流す電流を調整して、ボウル202の
振巾を設定振巾値になるように制御している。従って振
動ピックアップ222はボウル202の定振巾制御のた
めにも、又この振動パーツフィーダ201から発生する
騒音を小とするためにも用いられている検出手段であ
り、特に消音用に特別に設ける必要がなく、コストがそ
れだけ上昇させることを回避させている。
【0047】更に本実施例によれば、スピーカ208の
振動板の背面はグラスウール217により取り囲まれて
いるので、この後方に発生する音波は吸音されて上方に
伝達されることはないのであるが、更に本実施例によれ
ば支持板207と防振ゴム215により基台214に支
持されているために、ねじり振動発生部203も反力に
より振動するのであるが、これは防振ゴム215により
吸収されて外方の筒体212には振動を全く伝達しな
い。これにより外方の筒体210から騒音を発生するこ
とがないので、振動パーツフィーダ201から外方に向
かって発生する騒音は有効に消音させる。
【0048】又、本実施例によれば、第1筒体204と
第2筒体210とは平行に上下に延びているので、波長
によっては音道218で定在波が生ずる恐れがあるが、
外側の筒体210の内壁面に吸音材としてのフェルトが
貼着されていることにより、この発生を未然に防止する
ことができる。
【0049】更に本実施例によれば、支持板207の
外周縁部207bは図示するように屈曲しているので、
イコライザ205の下方における音道の断面積を均一に
しており、より均一な消音用音波の伝播を保証するもの
であり、更にこの支持板207の外周面にはパッキン
209が貼着されているので、支持板207の外周部
と外側の筒体210の内周壁面の隙間を通ってスピーカ
208の背面はグラスウール217により吸音されてい
るとはいえ、これにより完全に音道218へと漏れる音
波をなくしている。なお、支持板207は振動パーツ
フィーダ201のねじり振動発生部203の反力により
振動するのであるが、パッキン209が弾性を有するた
めにその振動を阻止しない。すなわち、円板207と外
側の筒体210との間でこじりなどが生じて、いづれか
一方が破損される恐れがない。
【0050】第5実施例では、外側筒体210の上縁部
には径外方向に屈曲した開口リング213を取り付けて
いるのであるが、この変形例を図9のA、B、Cに示
す。すなわちAでは外側筒体210に一体的に形成され
た場合で、その上端部は径外方向に向かってほぼ厚さは
そのままにして屈曲しており、又、Bでもやはり外側筒
体210に一体的に形成されており、その上端部はかさ
の柄のように円弧状に屈曲している。これによっても上
記実施例と同様な効果を有する。又、Cでは図8の開口
リング213と同様な断面形状を呈しているが、外側筒
体210に一体的に形成されている。
【0051】図10、及び図11は、第5実施例による
騒音の消音効果を示すグラフであるが、図10において
横軸は振動パーツフィーダ201が発生する騒音の周波
数成分であり、縦軸は各周波数における音レベルである
が、明らかに駆動周波数562.5Hz近傍で90.2
4dBという、極端に高いレベルを示している。これが
第5実施例の消音構成により、図11に示すように56
2.5Hz周辺で69.17dBまで大巾にレベルが低
下させられ、従来はこの装置の近傍では耳が痛くなるほ
どの騒音であったのが、聞くに耐えるだけのレベルにま
で低下している。なお、図10、及び図11におけるデ
ータは定格振巾で駆動した場合であるがボウル202の
水平底面から高さ250ミリで、かつボウル202の中
央部から距離が1000ミリの点で測定したものであ
る。
【0052】図12は本発明の第6実施例による振動パ
ーツフィーダ装置を示すものであり、一対の振動パーツ
フィーダ装置300A、300Bからなるのであるが、
これらは近接して配設されており、それぞれに対し消音
偏差マイク301A、301Bが配設されている。これ
は複数の振動パーツフィーダ装置が近接して配設される
場合の処理を行なうための構成であり、概念的に示す
が、第5実施例と同様な構成の振動パーツフィーダ装置
であり、それぞれのボウル、或いはねじり振動発生部に
振動ピックアップRef1 、及びRef2 を取り付け、
これで検出された振動はデジタルフィルタ302A、3
02B(各々A/D変換器を含むものとする)に供給さ
れるのであるが、この伝達特性G1 、G2 は、矢印で示
すように一方の振動パーツフィーダ装置300Aに取り
付けられている振動ピックアップRef1 から他方の振
動パーツフィーダ300Bの上方に配設されている消音
偏差検出マイク301Bに至る伝達特性であり、又他方
の振動パーツフィーダ装置300Bに取り付けられた振
動ピックアップRef2 から、矢印で示すように一方の
振動パーツフィーダ装置300Aの上方に配設された消
音偏差検出マイク301Aまでの伝達特性でありる。こ
れらは実際の測定で得た数値を設定してもよいが、推定
値を設定するようにしてもよい。いづれにしてもこれら
デジタルフィルタ302A、302Bの出力は、減算器
303A、303Bに供給され、ここで消音偏差検出マ
イク301A、301Bが検出すべき、その直下方の振
動パーツフィーダ装置300A、300Bが発生してい
る騒音そのものを検出させるように他方の振動パーツフ
ィーダ装置300A、300Bから発生する騒音を減算
してe1 、e2 を算出している。これらは上記実施例と
同様なアルゴリズムによりこれがゼロとなるように、ス
ピーカの駆動信号を調節している。
【0053】図13は、本発明の第7実施例による振動
パーツフィーダ装置を示し、全体として400で示され
ているが、振動パーツフィーダ401の上方のボウル部
分だけ示されているが、上記実施例と同様な構成を有
し、周囲には上記実施例とは異なり概念的に示すが、内
側円筒体402、更にこれと同心的に外方に配設された
外側円筒体403が配設されており、これらの間に音道
を形成させているのであるが、本実施例によれば、これ
が仕切り板406a、406b、及び406cにより等
分割、すなわち120度に分割されており、それぞれの
音道S1 、S2 、及びS3 に対応し、スピーカ405
a、405b、及び405cが配設されている。この下
方に取り付けられる密閉ケーシングは上記実施例と同様
に構成されていてもよいが、このケーシング内も3分割
されることが好ましい。又、これら区画された音道S
1 、S2 、及びS3 の直上方には消音偏差検出マイク4
07a、407b、及び407cが配設されており、こ
れらは振動パーツフィーダ401から発生する騒音をそ
れぞれのスピーカ405a、405b、及び405cの
消音音波で消音されてなお、消音されていない分がそれ
ぞれの消音偏差検出マイク407a、407b、及び4
07cにより検出され、これは図示しない消音信号発生
装置に供給され、この消音偏差信号がゼロとなるように
各スピーカ405a、405b、及び405cの駆動電
流を調節する。なお、この実施例は騒音の波長に比べボ
ウルの径が比較的大きい場合に有効である。これにより
各音道S1 、S2 、及びS3 における消音音波が有効に
騒音NS1 、NS2 、及びNS3 を消音することができ
る。
【0054】図14は本発明の第8実施例による振動パ
ーツフィーダ装置を示すものであるが、その全体は50
0で示されており、振動パーツフィーダ501はボウル
502とこれをねじり振動させるためのねじり振動駆動
部503とからなっている。それらの構成は上記実施例
と同一であるので、その詳細な説明は省略するが、ボウ
ル502の形状が図示するように段付形状を呈してい
る。この場合には内側の筒体504はボウル502の上
端を越えて延在しており、上端部504aは径内方へ湾
曲している。これにより音の伝播性をより良好なものと
している。外側筒体210もこれと同心的に同レベルま
で延在している。本実施例の振動パーツフィーダ501
に対しても有効に騒音を消音させることができる。
【0055】図15は、本発明の第9実施例の振動パー
ツフィーダ装置を示すものであるが、その全体は600
で示され、振動パーツフィーダ601のボウルは従来広
く適用されている形状を呈し、ほぼすり鉢形状である
が、これに対しても第1実施例と同様に内側筒体603
はこのボウル601の上端を越え延在させている。その
上端部603aを径内方へ湾曲させており、これにより
外方への音の伝播性を良好なものとしている。上記実施
例と同様な効果を奏することは明らかである。
【0056】以上、本発明の各実施例について説明した
が、勿論、本発明はこれらに限定されることなく、本発
明の技術的思想に基いて種々の変形を考えられる。
【0057】例えば以上の実施例では消音信号発生装置
29として図2に示すような回路が用いられたがこれに
代えて図4に示すような回路を用いても良い。この場合
には振動パーツフィーダ22の直上方に配設される消音
偏差検出マイク32が省略されているが図4におけるデ
ジタルフィルタ54においてその乗数を計算で予め定め
ておけば第1実施例よりも精度は落ちるが、第1実施例
のマイク32の位置での音レベルを零とすることができ
る。なお、図4において52、56は増巾器、53はA
/Dコンバータ及び55はD/Aコンバータである。
【0058】又、以上の実施例では、振動パーツフィー
ダ22が発生する騒音を検出するのに振動検出器25を
用いたが、これに変えて変位検出器やマイクを用いても
良い。この場合には例えば第1実施例では第1有底筒体
23と振動パーツフィーダ22の側周部との間で振動パ
ーツフィーダの側周部に近接して設ければ良い。
【0059】又、以上の実施例では消音音波放射部34
及び44の形状は上方から見て振動パーツフィーダのボ
ウル2の外形に添った形状、すなわち円形としている
が、消音音波の波長はボウル2の直径に比べて充分大き
い場合は楕円や四角形などの任意の形をとっても問題な
く騒音を小とすることができる。また、音響イコライザ
33はこれが対向するスピーカ27の形状や、これから
発する音波の放射方式、発生させる音波の波長によって
異なってくるので、これに応じた形状であっても良く、
また場合によってはこの音響イコライザ33を省略して
も良い。また上記第2実施例でも述べたが消音偏差検出
マイク32は必ずしも必要ではなく、消音信号を形成す
るために位相シフタを用いればこれを省略することが可
能である。
【0060】なお図5の実施例では、スピーカ72のコ
ーン75の裏側が音波発生部として用いているが、この
場合にはその形状がコーンであることによりイコライザ
の働きをしているので、上記のようなイコライザは不要
である。
【0061】又、図6に示すように、振動板96は上に
凸なる円錐形状を呈しており、かつこの上面が対向して
いるベースブロック本体65は、平らな平面を有してい
ることにより、振動板96の図6において右方の部分の
振動で発生する音波は、ベースブロックとこの振動板9
6との間の隙間を通って、右方部の上方に形成される孔
65aを通って外方に伝播される場合には、イコライザ
の必要が考えられるが、ベースブロック65の底面と振
動板96の頂部との間の隙間が、充分に小さければこの
ような音波の伝達はなく、従って振動板96の形状が音
響イコライザの働きをしているので、このような場合に
も音道において音響イコライザは必要ではない。
【0062】又、以上の実施例では有底筒体23、2
4、あるいは42の高さは振動パーツフィーダ22の高
さより若干低くしているが、これより高くしても、ある
いは極端な差がなければこれより低くしてもよく、高く
した場合には振動パーツフィーダ22のボウル2から排
出される部品の導出に適切な構造を加えるようにしてお
けば良い。
【0063】又、以上の実施例では、閉塞空間を形成す
る64、71や91の内壁部の構成については何ら言及
しなかったが、これらには残響音などの有害な響きや共
振を低減するため、フエルトなどを貼着して吸音防振処
理を施すようにしてもよい。
【0064】又、図5の実施例の振動パーツフィーダ装
置60において、内方カバー64の先端部とボウル62
の下端部62aとの間に隙間78が形成され、この内方
に閉塞空間77を形成させているのであるが、更に音の
密閉状態を高めるために内側に吸音材料を貼り付けても
よく、あるいは場合によってはボウル62のこの下端部
62aと、内方カバー64の上端部64aとの間に柔ら
かいゴムを介在させ、充分にフレキシブルで本来ねじり
振動には影響させないようにしておけば、更にその密閉
性をよくすることができる。
【0065】又、以上の実施例において、スピーカ72
の上下を反転させたりアクチュエータ93の上下を反転
させても同様な効果を奏することは明らかである。な
お、図6の音波発生器93の振動板96の上下をひっく
り返すと、下に凸なる円錐形状となるので、この中心部
に対向してベースブロック65中心部に逆円錐形状のイ
コライザを取り付けて振動板96の右方で発生する音波
及び左方で発生する音波をそれぞれ逆方向に伝達される
のを防止するようにしてもよい。なお、図6において開
口65aは、上記実施例においてはその形状を説明しな
かったが、環状であることが望ましく、この場合ベース
ブロック65の外縁部と孔65aの縁部との間に音波の
伝達を妨げない位置で連結部材を設ければよい。
【0066】又、騒音の波長がボウル62の外径に比べ
て充分長い場合は、外方カバー71の高さを図示より更
に低くしてもよく、第3実施例の場合においては外方カ
バー71を取り除けば支障がない場合も考えられる。
又、騒音の波長がボウル62の外径に比べて短い場合は
外方カバー71をボウル62のレベルより高くして、そ
の上端部を内側に屈曲させて消音音波放射部としての隙
の開口面積を更に小さくするようにしてもよい。
【0067】又、消音音波放射部としての隙間の形状
は上方から見てボウル62の外径に沿った形で上記実施
例と同様にボウルは円形とするのが通常であるが消音音
波の波長がボウル62の直径に比べ充分に長い場合は、
円形でなく、楕円や四角形など任意の形をとってもよ
い。
【0068】又、上記第3実施例及び第4実施例におい
ては、振動ピックアップ25の出力を消音音波発生装置
29、100に供給するようにしたが、これに代えてボ
ウルの近傍にマイクや変位検出器を配設し、これの出力
を消音音波発生装置29、100に供給するようにして
もよい。
【0069】又、図13は全体として3組の消音器を有
するが、これらの消音動作方法は、独立して機能させる
他、例えば、3次元空間の消音方法として知られている
ES(エラー・スキャニング法)により消音させること
が考えられる。又、第1実施例〜第4実施例において
も、消音音波放射部の形状を図8又は図9のようにトラ
ンペット、フルートなどの楽器の開口形状のようにする
ことにより、優れた効果が得られる。
【0070】又、図4に示す例では、振動パーツフィー
ダの可動部に振動ピックアップ25を取り付け、この出
力を増巾器52にて増巾し、A/Dコンバータ53でア
ナログデジタル変換し、これをデジタルフィルタ54に
供給して、位相を変えるようにしたが、この構成に変え
て振動パーツフィーダのコイルに巻装する電磁コイルか
ら駆動電流を導出し、この電流を増巾器52に供給する
ようにしてもよい。振動パーツフィーダはその振動系の
共振周波数に近い周波数で駆動するようにしているの
で、駆動電流の2乗の力に比例し、この力と振巾との位
相差がπ/2である。従って図4のデジタルフィルタ5
4においてπ/2の位相を進相させるか遅相ことによ
り、振動パーツフィーダの振動に対し、180度の位相
差を持ってスピーカ27の振動板を振動させれば上記実
施例と同様な効果を奏することができる。
【0071】又、以上の実施例では振動パーツフィーダ
のボウルは公知のねじり振動により、そのらせん状のト
ラックを部品を移送させるのであるが、これら部品を外
方に排出させるためには、このボウルBのトラックの排
出端部に直線的なトラックTを図16に示すように形成
しなければならない。このためにこの周囲の筒体Qの一
部に切欠きを形成している。図17にはこの切欠きの
深さを示しているが、音道はこれにより若干理想的な伝
播からはやや特性が悪く成るが、消音効果にはほとんど
影響はなしとすることができる。なお波長によっては直
線的なトラックTに対応して等角度間隔で環状の音道を
上端部で遮るような物体M(例えば図16において一点
鎖線で示すように)を取り付けることにより、伝播特性
を均一化するようにしてもい。
【0072】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の振動パーツ
フィーダ装置によれば、高周波で駆動されて耳障りでレ
ベルの高い騒音を発生しているような場合でも、これを
確実に零または大巾に減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による振動パーツフィーダ
装置の断面図である。
【図2】本発明の図1における消音信号発生装置の回路
図である。
【図3】本発明の第2実施例による振動パーツフィー装
置の断面図である。
【図4】消音信号発生装置の変形例を示す回路図であ
る。
【図5】本発明の第3実施例による振動パーツフィーダ
装置の部分破断側面図である。
【図6】本発明の第4実施例による振動パーツフィーダ
装置の部分破断側面図である。
【図7】消音信号発生装置の変形例を示すブロック図で
ある。
【図8】本発明の第5実施例による振動パーツフィーダ
装置の部分破断側面図である。
【図9】図8における開口リングの変形例を示し、Aは
第1変形例、Bは第変形例、及びCは第3変形例の部
分断面図である。
【図10】本発明の第5実施例を用いてその効果をテス
トするためのデータを示すグラフで、消音装置なしの振
動パーツフィーダのみでの騒音データである。
【図11】本発明の第5実施例の消音装置を用いた場合
のデータを示すグラフである。
【図12】本発明の第6実施例による振動パーツフィー
ダ装置のブロック図である。
【図13】本発明の第7実施例による振動パーツフィー
ダ装置の部分破断斜視図である。
【図14】本発明の第8実施例による振動パーツフィー
ダ装置の部分破断側面図である。
【図15】本発明の第9実施例による振動パーツフィー
ダ装置の部分破断側面図である。
【図16】振動パーツフィーダ装置の移送部品の取出構
造を示す平面図である。
【図17】同部分の破断側面図である。
【図18】従来例の振動パーツフィーダの部分破断断面
図である。
【符号の説明】
22 振動パーツフィーダ 23 第1有底筒体 24 第2有底筒体 27 スピーカ 29 消音信号発生装置 34 消音音波放射部 42 有底筒体 60 振動パーツフィーダ本体 62 駆動部カバー 62a ボウル 65 ベースブロック 68 電磁コイル 71 外方カバー 72 スピーカ 77 閉塞空間 94 アクチュエータ 95 振動板 98 音道 100 消音信号発生装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 27/00 B65G 43/00 B65G 47/14 101

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動パーツフィーダと、該振動パーツフ
    ィーダの側周部を囲むように配設された第1有底筒体
    と、該第1有底筒体の側周部を囲むように配設された第
    2有底筒体と、該第2有底筒体の底壁部に形成された開
    口に設けた音波発生手段と、前記振動パーツフィーダの
    近傍に又はこれに取り付けて該振動パーツフィーダの騒
    音を検出する騒音検出手段と、少なくとも該騒音検出手
    段の検出出力を受け、前記音波発生手段を駆動する消音
    信号発生装置とから成り、前記音波発生手段が発生する
    音波を前記第1有底筒体と前記第2有底筒体の上縁部間
    に形成される環状の隙間より外方へ放出させるようにし
    たことを特徴とする振動パーツフィーダ装置。
  2. 【請求項2】 前記騒音検出手段は前記振動パーツフィ
    ーダの可動部に取り付けた振動検出器である請求項1に
    記載の振動パーツフィーダ装置。
  3. 【請求項3】 前記騒音検出手段は前記振動パーツフィ
    ーダの駆動部の駆動電流の導出手段である請求項1に記
    載の振動パーツフィーダ装置。
  4. 【請求項4】 前記第1有底筒体の底壁部に前記音波発
    生手段に対向して音響イコライザを取り付けた請求項1
    に記載の振動パーツフィーダ装置。
  5. 【請求項5】 前記振動パーツフィーダの上方に消音偏
    差検出マイクを配設し、この検出出力を前記消音信号発
    生装置に供給するようにした請求項1に記載の振動パー
    ツフィーダ装置。
  6. 【請求項6】 振動パーツフィーダと、該振動パーツフ
    ィーダの側周部を囲むように配設された有底筒体と、該
    有底筒体の底壁部に形成された開口に設けられた音波発
    生手段と前記振動パーツフィーダの近傍に又はこれに取
    り付けて配設され該振動パーツフィーダの騒音を検出す
    る騒音検出手段と、少なくとも、該手段の検出出力を受
    け、前記音波発生手段を駆動する消音信号発生装置とか
    ら成り、前記消音信号発生装置の駆動により前記音波発
    生手段が発生する音波を前記有底筒体と前記振動パーツ
    フィーダとの上縁部間に形成される環状の隙間より外方
    へ放出させるようにし、前記振動パーツフィーダの底部
    に前記音波発生手段に対向して音響イコライザを取り付
    けたことを特徴とする振動パーツフィーダ装置。
  7. 【請求項7】 前記振動パーツフィーダの上方に消音偏
    差検出マイクを設け、該マイクの検出出力を前記消音信
    号発生装置に供給するようにした請求項6に記載の振動
    パーツフィーダ装置。
  8. 【請求項8】 内方にスパイラル状のトラックを形成さ
    せたボウルと、この下方に配設されるベースブロック
    と、該ベースブロックに固定され電磁コイルを巻装させ
    た電磁石と、前記ベースブロックと前記ボウルとを結合
    する複数の板ばねとから成る振動パーツフィーダの外周
    部を同心的に囲繞する有底筒体の底壁部に形成された開
    口に音波発生手段を設け、前記電磁石及び板ばねから成
    るねじり振動駆動部の外周部を同心的に囲繞する筒状カ
    バーの上端部と前記ボウルの下端部との間に環状隙間を
    形成させ、該環状隙間のみと連通して、前記ボウルの下
    方と前記音波発生手段の振動部との間に密閉空間を形成
    し、前記筒状カバーの下端部と前記有底筒体の底部との
    間に形成される開口を通し、前記有底筒体と前記振動パ
    ーツフィーダ及び前記筒状カバーとの間に形成される環
    状空間と前記音波発生手段の振動部が面する空間と連通
    させ、前記ボウルの近傍に配設された又はこれに取り付
    けられた騒音検出手段の出力を受ける消音信号発生装置
    の出力を受ける前記音波発生手段からの消音音波を前記
    環状空間内を通って外方へと伝播させるようにしたこと
    を特徴とする振動パーツフィーダ装置。
  9. 【請求項9】 内方にスパイラル状のトラックを形成さ
    せたボウルと、この下方に配設されるベースブロック
    と、該ベースブロックに固定され電磁コイルを巻装させ
    た電磁石と、前記ベースブロックと前記ボウルとを結合
    する複数の板ばねとから成る振動パーツフィーダの外周
    部を同心的に囲繞する有底筒体の底壁部に形成された開
    口に音波発生手段を設け、前記電磁石及び板ばねから成
    るねじり振動駆動部の外周部を同心的に囲繞する筒状カ
    バーの上端部を径外方に屈曲させて前記有底筒体の内壁
    面と密接に結合し、これによって該筒状カバーと前記有
    底筒体との間に環状の密閉空間を形成し、該密閉空間と
    前記音波発生手段の振動部の下面が面する空間とを前記
    筒状カバーの下端部に形成した開口を介して連通させ、
    前記ボウルの近傍に配設された又はこれに取り付けられ
    た騒音検出手段の出力を受ける前記音波発生手段からの
    消音音波を該音波発生手段の振動部の上面が面する空間
    と前記有底筒体と前記振動パーツフィーダのボウルとの
    間に形成される環状空間内を通って外方へ伝播するよう
    にし、前記騒音検出手段は振動パーツフィーダの可動部
    に取り付けるか、これに近接して配設される振動検出器
    であるようにしたことを特徴とする振動パーツフィーダ
    装置。
  10. 【請求項10】 内方にスパイラル状のトラックを形成
    させたボウルと、該ボウルにねじり振動力を与えるため
    に、該ボウルの下方に配設された加振部とから成る振動
    パーツフィーダと、該振動パーツフィーダの外周部を囲
    むように配設され、該振動パーツフィーダの前記加振部
    に対し固定された第1筒体と、前記第1筒体の外側にこ
    れと同心的に配設され底部が閉塞された第2筒体と、中
    央開口部に、音波発生手段を位置させ、前記第2筒体の
    内壁面とは隙間をもって配設され、前記振動パーツフィ
    ーダの前記加振部を支持する支持円板と、該円板を基台
    上に支持する防振弾性手段と、前記振動パーツフィーダ
    の近傍に配設されて、又はこれに取り付けられて該振動
    パーツフィーダの騒音を検出する騒音検出手段と、少な
    くとも該騒音検出手段の検出出力を受け、前記音波発生
    手段を駆動する消音信号発生装置とから成り、前記音波
    発生手段が発生する音波を前記第1筒体と前記第2筒体
    との間に形成される音道を通って、該第1筒体と第2筒
    体の上縁部間より外方へ放出させるようにしたことを特
    徴とする振動パーツフィーダ装置。
  11. 【請求項11】 前記振動パーツフィーダのボウルは前
    記振動検出器の出力を受ける定振巾制御回路により定振
    巾制御される請求項10に記載の振動パーツフィーダ装
    置。
  12. 【請求項12】 前記加振部の下面に前記音波発生手段
    に対向して音響イコライザが取り付けられている請求項
    10又は11に記載の振動パーツフィーダ装置。
  13. 【請求項13】 前記振動パーツフィーダの上方に消音
    偏差検出マイクを配設し、この検出出力を前記消音信号
    発生装置に供給するようにした請求項10乃至12のい
    づれかに記載の振動パーツフィーダ装置。
  14. 【請求項14】 前記支持円板の下面には前記音波発生
    手段の振動部の下面側を囲繞するように密閉ケーシング
    が固定されている請求項10乃至13のいづれかに記載
    の振動パーツフィーダ装置。
  15. 【請求項15】 前記支持円板と前記第2筒体との間の
    隙間を充填するように弾性材でなるパッキンを前記支持
    円板の外側面に取り付けている請求項10乃至14のい
    づれかに記載の振動パーツフィーダ装置。
  16. 【請求項16】 前記第2筒体の上縁部は径外方に又は
    前記ボウルの上縁部は径内方に屈曲したアール(R)形
    状を呈している請求項10乃至15のいづれかに記載の
    振動パーツフィーダ装置。
  17. 【請求項17】 前記消音偏差検出マイクは前記振動パ
    ーツフィーダに向かって指向性を有する請求項10乃至
    請求項16のいづれかに記載の振動パーツフィーダ装
    置。
  18. 【請求項18】 前記第1筒体と前記第2筒体との間の
    環状の音道を、前記音波発生手段から発生する音波の波
    長に応じた数の、前記第1筒体と前記第2筒体の高さ方
    向に延びる仕切板によって仕切り、各仕切られた音道の
    底部にそれぞれ前記音波発生手段を配設した請求項10
    乃至17のいづれかに記載の振動パーツフィーダ装置。
  19. 【請求項19】 前記騒音検出手段は前記振動パーツフ
    ィーダの駆動部の駆動電源の導出手段である請求項6乃
    至10に記載の振動パーツフィーダ装置。
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