JP3496062B2 - 自動工具交換装置を用いた工作機械 - Google Patents

自動工具交換装置を用いた工作機械

Info

Publication number
JP3496062B2
JP3496062B2 JP21351993A JP21351993A JP3496062B2 JP 3496062 B2 JP3496062 B2 JP 3496062B2 JP 21351993 A JP21351993 A JP 21351993A JP 21351993 A JP21351993 A JP 21351993A JP 3496062 B2 JP3496062 B2 JP 3496062B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
spindle
diameter
small
diameter tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP21351993A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0751970A (ja
Inventor
隆仁 吉見
勝彦 竹内
耕造 今西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Koki KK filed Critical Toyoda Koki KK
Priority to JP21351993A priority Critical patent/JP3496062B2/ja
Publication of JPH0751970A publication Critical patent/JPH0751970A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3496062B2 publication Critical patent/JP3496062B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gripping On Spindles (AREA)
  • Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、工具の装着穴径が互い
に異なる各主軸と工具マガジン間で工具交換を可能にし
た自動工具交換装置を用いた工作機械に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】主軸と工具マガジンとの間に、主軸と平
行な軸線回りに旋回並びに軸動する工具交換アームをカ
ム機構によって前進後退並びに所定角度正逆回転運動さ
せ、前記主軸に設けられた工具クランプ装置のアンクラ
ンプ用シリンダを前記工具交換アームの前進後退並びに
所定角度正逆回転運動と同調して作動制御している自動
工具交換装置は例えば特開昭62−282840号で公
知である。 【0003】前記主軸に設けられた工具クランプ装置は
図7及び図8で示す構造が一般的である。すなわち、図
7は主軸210の前端部を示し、図8は主軸210の後
端部を示す。図7において、主軸ヘッド200に回転可
能に軸承され、ビルトインモータ300によって回転駆
動する主軸210の前端部には工具ホルダ230のテー
パシャンクが嵌合されるテーパ穴220が形成されてい
る。また、このテーパ穴220の後方の主軸210内に
は、工具ホルダ230の後端に突設されているプルスタ
ッド240に係脱する把持爪250を有し、主軸210
の軸内に、前記把持爪250を拡縮するドローバー26
0が軸線方向に進退可能に縦貫されている。 【0004】このドローバー260は皿バネ等のクラン
プ用バネ270によって常に後退方向に付勢され、前記
把持爪250を縮小して工具ホルダ230のプルスタッ
ド240を把持し、かつ工具ホルダ230のテーパシャ
ンクを主軸210のテーパ穴220に引き付けてクラン
プ状態とする。 【0005】図8において、290はドローバー260
の後端部に軸方向に移動可能に嵌挿されたクランプ用バ
ネ270のバネ受部材である。310はアンクランプ装
置本体である。このアンクランプ装置本体310は、締
め緩め用シリンダ320と工具押し出し用シリンダ33
0とが前記ドローバー260と同軸心線上に配置されて
主軸ヘッド200に装着されている。 【0006】前記締め緩め用シリンダ320内には前記
クランプ用バネ270のバネ受部材290に当接するピ
ストン340が軸方向に摺動可能に嵌挿されている。前
記バネ受部材290は筒体であり、このバネ受部材29
0内にはドローバー260の後端に結合した押動部材5
10が軸方向に相対摺動可能に嵌装されている。前記工
具押し出し用シリンダ330内には前記押動部材510
に当接するピストン350が軸方向に摺動可能に嵌挿さ
れている。 【0007】締め緩め用シリンダ320のポートA1か
ら圧油を供給することによりピストン340は前進し、
バネ受部材290を前進押動してクランプ用バネ270
を圧縮してクランプ用バネ270の引張力をドローバー
260と切離し、主軸210に装着されている工具ホル
ダ230をアンクランプする。また、締め緩め用シリン
ダ320のポートA2から圧油を供給してピストン34
0を後退することにより、クランプ用バネ270の引張
力をドローバー260に伝達し、主軸210に装着され
ている工具ホルダ230をクランプする。 【0008】前記工具ホルダ230のアンクランプ状態
で、工具押し出し用シリンダ330のポートB1から圧
油を供給することによりピストン350は前進し、押動
部材510を介してドローバー260を前進作動してテ
ーパ穴220に食い付いている工具ホルダ230のテー
パシャンクの食い付きを離し、工具ホルダ230をテー
パ穴220から押出す。工具押し出し用シリンダ330
のポートB2から圧油を供給することによりピストン3
50は後退して原位置に戻される。 【0009】上記締め緩め用シリンダ320及び工具押
し出し用シリンダ330の圧油供給制御装置は図9で示
すように、ポンプ70からの圧油を締め緩め用シリンダ
320に給排制御する第1切換弁71と工具押し出し用
シリンダ330に給排制御する第2切換弁72とから構
成され、前記第1切換弁71は数値制御装置によって切
換作動され、前記第2切換弁72は自動工具交換装置の
カム機構によって切換作動し、工具交換アームの前進後
退並びに所定角度正逆回転運動と同調して適正に切換作
動する。 【0010】ところで、自動工具交換装置を用いた工作
機械として、小径工具を格納するサブ工具マガジンと、
大径工具とマザー工具を格納するメイン工具マガジン
と、上下並びに左右方向に移動して大径工具又は小径工
具を着脱可能に装着する主軸と、サブ工具マガジンとメ
イン工具マガジンのマザー工具間で小径工具の交換を行
う小径工具交換装置と、メイン工具マガジンと主軸間で
大径工具又はマザー工具の交換を行う主軸工具交換装置
を備えたものが例えば特開昭61−25737号公報で
開示されている。 【0011】前記大径工具としてカップ型フライス、ド
リル、エンドミル等があり、前記小径工具として小径砥
石、ドリル、エンドミル等がある。前記カップ型フライ
スは低速で回転させ、小径砥石は高速で回転させるのが
望ましい。前記主軸は転がり軸受を介して回転可能に支
承され、主軸の回転により転がり軸受が熱膨脹する関係
上、転がり軸受のプリロードを低速回転あるいは高速回
転に合わせて設定せざるを得ず、主軸の回転速度を広範
囲に対応させることは困難である。従って、低速回転あ
るいは高速回転において、十分な加工精度が得られない
問題がある。 【0012】 【発明が解決しようとする課題】このような問題を解決
するために、外径を小さくして高速で回転させることが
できる高速用主軸と、外径を大きくして加工剛性を高め
た低速用主軸をそれぞれ設け、工具マガジンと高速用主
軸間で小径工具交換装置を使用して小径工具を交換し、
工具マガジンと低速用主軸間で大径工具交換装置を使用
して大径工具を交換することが考えられる。 【0013】しかしながら、このように主軸を高速用と
低速用の2本の構成とした場合、それぞれの主軸の工具
アンクランプ装置を制御するよう圧油供給制御装置を設
ける必要がある。それには、図9で示す従来の圧油供給
制御回路では、もう1つの主軸の工具クランプ装置を制
御するために、自動工具交換装置のカム機構によって切
換作動する第2切換弁72と他の主軸の工具クランプ装
置との間の位置イから分岐して配管すると、2つの主軸
が同時に緩んでしまう。また、第1切換弁71と第2切
換弁72との間の位置ロから分岐すると、第2切換弁7
2がもう1つ必要であり、従って、このもう1つの第2
切換弁をカム機構で切換作動するための自動工具交換装
置が必要となり、2つの自動工具交換装置を要し、スペ
ース的にも製造コスト的にも非常に不利となる。 【0014】 【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
に鑑みてなされたもので、その特徴とする構成は、小径
工具が着脱可能に装着される装着穴を有し、この装着穴
に対し小径工具を締め緩めする油圧シリンダを備えた小
径工具用主軸と、大径工具が着脱可能に装着される装着
穴を有し、この装着穴に対し大径工具を締め緩めする油
圧シリンダを備えた大径工具用主軸と、ベッドに対して
移動可能に配置され、前記小径工具用主軸と前記大径工
具用主軸を載置したテーブルと、前記ベッドに対して支
柱及び天板を介して固定された複数の工具を格納する工
具マガジンと、前記ベッドに対し支柱及び天板を介して
固定され、前記小径工具用主軸及び大径工具用主軸と前
記工具マガジンとの間で小径工具用主軸又は大径工具用
主軸と工具交換できる位置に選択的に割り出し可能に設
けられ、旋回並びに軸動する交換アームを有する自動工
具交換装置と、前記交換アームの旋回並びに軸動と連動
して切換えられ、前記小径工具用主軸の締め緩め用油圧
シリンダと大径工具用主軸の締め緩め用油圧シリンダの
締め緩め駆動を切換える油圧切換弁と前記油圧切換弁と
前記小径工具用主軸の締め緩め用油圧シリンダ及び大径
工具用主軸の締め緩め用油圧シリンダとの油圧回路に、
制御装置によって切換作動され、前記テーブルの移動に
より前記小径用工具主軸又は大径工具用主軸に対して
記自動工具交換装置が割り出された位置に基づいて、前
記小径工具用主軸の締め緩め用油圧シリンダと大径工具
用主軸の締め緩め用油圧シリンダとを選択する2つの油
圧シリンダ選択弁とを備えたものである。 【0015】 【作用】上記の構成により、1つの交換アームの旋回並
びに軸動と連動して切換えられる小径工具用主軸の締め
緩め用油圧シリンダと大径工具用主軸の締め緩め用油圧
シリンダの締め緩め駆動を切換える油圧切換弁からの圧
油を数値制御装置の指令によって切換作動する2つの油
圧シリンダ選択弁の切換により小径工具用主軸の締め緩
め用油圧シリンダ又は大径工具用主軸の締め緩め用油圧
シリンダを選択し、小径工具用主軸の締め緩め用油圧シ
リンダと大径工具用主軸の締め緩め用油圧シリンダの制
御を個々に行うものである。 【0016】 【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1において、10はベッドであり、このベッド1
0の4隅には支柱11が立設され、支柱11の上端には
天板12が固定されている。天板12の上面には工具マ
ガジン20が固定され、工具マガジン20は、回転モー
タによって鉛直面内で回転する回転板22に円周等間隔
に設けられたソケットに小径工具30aと大径工具30
bとが格納されている。 【0017】前記天板12の下面には自動工具交換装置
40が取り付けられ、この自動工具交換装置40は水平
軸線回りに旋回する交換アーム41を備え、交換アーム
41の両端には小径工具30a又は大径工具30bを着
脱可能に把持する把持部42が設けられている。 【0018】前記交換アーム41はカム機構40aによ
って水平状態から90度旋回、前進、180度旋回、後
退、逆方向の90度旋回が連続して行われる。前記カム
機構40aは図2で示すように、交換アーム41が先端
に固着されているアーム軸41aが回転可能に軸承さ
れ、その後端部には外周にローラ69を備えたスリーブ
68がスプライン嵌合している。 【0019】43は駆動モータであり、60は前記駆動
モータ43によって一対の傘歯車を介して回転する駆動
ギヤである。61は前記駆動ギヤ60に噛合して回転す
る従動ギヤであり、この従動ギヤ61の側面に前記スリ
ーブ68の外周に設けられているローラ69を案内して
スリーブ68を介してアーム軸41aを回転する第1カ
ム部材62と、アーム軸41aの軸線方向に揺動可能な
第1レバー65と、この第1レバー65とリンク67で
連結され第1レバー65と同一方向に揺動可能であり、
アーム軸41aに係合してアーム軸41aを進退作動す
る第2レバー66とが設けられ、前記第1レバー65を
前後方向に揺動させてアーム軸41aを進退移動する駆
動ギヤ60の一端面に設けられた図略の第2カムと、後
述する油圧切換弁72(メカニカルバルブ)をレバー5
5を介して切換作動する駆動ギヤ60の他端面に設けら
れた第3カム63とから構成されている。 【0020】前記ベッド10上には図1に示すように案
内台50が載置され、この案内台50にテーブル51が
交換アーム41の旋回軸線と直交する水平方向に移動可
能に案内されている。前記案内台50にはサーボモータ
52が取り付けられ、図略のボールネジを介してテーブ
ル51が図1の左右方向に移動されるようになってい
る。 【0021】前記テーブル51上には主軸台52が設置
され、この主軸台52には小径工具用主軸53aと大径
工具用主軸53bが、それぞれ交換アーム41の旋回軸
線とは平行な軸線回りに回転可能に軸承されている。前
記小径工具用主軸53aは高速回転用であり、主軸外径
が小さく、主軸先端に小径工具30aを着脱可能に把持
する小径の装着穴が形成されている。また、前記大径工
具用主軸53bは低速回転用であり、主軸外径が大き
く、主軸先端に大径工具30bを着脱可能に把持する大
径の装着穴が形成されている。これら小径工具用主軸5
3a,大径工具用53bは前記図7で示したように、工
具クランプ装置とビルトインモータが内蔵され、このビ
ルトインモータによって回転駆動されるようになってい
る。また、小径工具用主軸53a,大径工具用主軸53
bには前記図8で示したように工具アンクランプ装置が
設けられている。 【0022】前記小径工具用主軸53a,大径工具用主
軸53bの工具クランプ装置を制御する圧油供給制御装
置は図3で示すように、ポンプ70からの圧油を前記自
動工具交換装置40のカム機構40aに連動して切換え
られ、前記小径工具用主軸53aの工具アンクランプ装
置と大径工具用主軸53bの工具クランプ装置の駆動を
切換える油圧切換弁72と、前記油圧切換弁72と前記
小径工具用主軸53aの工具押し出し用シリンダ330
及び大径工具用主軸53bの工具押し出し用シリンダ3
30との油圧回路に、数値制御装置75によって切換作
動され、前記小径工具用主軸53aの工具押し出し用シ
リンダ330と大径工具用主軸53bの工具押し出し用
シリンダ330との何れかを選択する2つの油圧シリン
ダ選択弁73a,73bと、数値制御装置75によって
切換作動され、小径工具用主軸53aのクランプ用バネ
270(皿バネ)の締め緩め用シリンダ320に圧油を
給排制御する第1切換弁71aと、大径工具用主軸53
bのクランプ用バネ270(皿バネ)の締め緩め用シリ
ンダ320に圧油を給排制御する第2切換弁71bとか
ら構成されている。74aは小径工具用主軸53aの工
具押し出し用シリンダ330の圧油抜き弁であり、74
bは大径工具用主軸53bの工具押し出し用シリンダ3
30の圧油抜き弁である。76aは小径工具用主軸53
aの工具押し出し用シリンダ330のパイロットチェッ
ク弁であり、76bは大径工具用主軸53bの工具押し
出し用シリンダ330のパイロットチェック弁である。
これらのものは、油圧シリンダ選択弁73a,73b側
の圧力が高い場合を除いて工具押し出し用シリンダ33
0からの油の戻りを阻止するものである。尚、上記の実
施例では、小径工具用主軸53a,大径工具用主軸53
bには工具押し出し用シリンダ330とクランプ用バネ
270(皿バネ)の締め緩め用シリンダ320との2つ
のシリンダによるタイプであるが、1つのシリンダによ
りクランプ用バネ270(皿バネ)の締め緩めと工具押
し出しを行うタイプものでも良い。 【0023】上記構成の動作について図4乃至図6のフ
ローチャートに基づいて説明する。先ず図4のフローチ
ャートで示すように、スタートすると小径工具用主軸5
3a又は大径工具用主軸53bが工具交換位置にあるか
判定(ステップ80)し、工具交換位置のときにはステ
ップ81に進んでクランプ用バネ270(皿バネ)の緩
め端を判定する。その後ステップ82で自動工具交換装
置40のカム機構40aを作動してエンドとなる。 【0024】次に図5のフローチャートで示すように、
自動工具交換装置40のカム機構40aが作動すると交
換アーム41を90度旋回(ステップ83)し、交換ア
ーム41を前進(ステップ84)する。この交換アーム
41が前進する間にステップ85で油圧切換弁72(メ
カニカルバルブ)が入となる。さらに、交換アーム41
が180度旋回(ステップ86)し、ステップ87で交
換アーム41は後退する。この交換アーム41が後退す
る間にステップ88で油圧切換弁72(メカニカルバル
ブ)が切りとなる。前記交換アーム41の後退の後に交
換アーム41は逆方向に90度旋回(ステップ89)し
てエンドとなる。 【0025】上記図5のフローチャートで示す自動工具
交換装置40による工具交換動作中に図6で示すよう
に、工具アンクランプ装置を制御する圧油供給制御装置
がスタートする。前記図4のフローチャートのステップ
80で小径工具用主軸53aの工具交換位置を判定して
いる場合、数値制御装置75の指令によって小径工具用
主軸53aの工具押し出し用シリンダ330の圧油抜き
弁74aを圧抜きを停止(ステップ90)し、同時に油
圧シリンダ選択弁73aを圧油給排状態に切換えて小径
工具用主軸53aの工具押し出し用シリンダ330の準
備(ステップ91)をする。前記圧抜き弁74aによっ
て、油圧シリンダ選択弁73aからパイロットチェック
弁76a,76bまでの油圧回路の圧抜きを予め行うた
め、油圧シリンダ選択弁73aをスムーズに圧油給排状
態に切換えることができる。 【0026】前記ステップ91の小径工具用主軸53a
の工具押し出し用シリンダ330の準備の後にステップ
92により数値制御装置75の指令で小径工具用主軸5
3aのクランプ用バネ270(皿バネ)の締め緩め用シ
リンダ320に圧油を給排制御する第1切換弁71aを
切換えてクランプ用バネ270(皿バネ)が緩められ
る。このクランプ用バネ270(皿バネ)の緩めの後に
図4のステップ80,81,82と図5のステップ8
3,84,85が行われ、工具押し出し用シリンダ33
0のピストン350が前進して小径工具が押し出され
る。さらに図5のステップ86,87,88が油圧切換
弁72が締め側へ自動工具交換装置40の第3カム部材
63によって切換えられ、圧油は油圧シリンダ選択弁7
3aを通って小径工具用主軸53aの工具押し出し用シ
リンダ330に供給して工具押し出し用シリンダ330
を後退端に位置し、この工具押し出し用シリンダ330
の後退端を判定(ステップ93)する。 【0027】前記ステップ93で小径工具用主軸53a
の工具押し出し用シリンダ330の後退端を確認した後
に第1切換弁71aを切換えて締め緩め用シリンダ32
0を後退しクランプ用バネ270(皿バネ)の引張力を
ドローバー260に伝達し、(ステップ94)、締め緩
め用シリンダ320の後退端を確認(ステップ95)
し、締め緩め用シリンダ320の後退端の確認で、油圧
シリンダ選択弁73aを閉止に切換え小径工具用主軸5
3aの工具押し出し用シリンダ330の準備解除(ステ
ップ96)する。そして、油圧切換弁72は緩め側へ切
換えられ、圧油抜き弁74aは圧抜きに切換えられて
(ステップ97)エンドとなる。 【0028】上記の動作は小径工具用主軸53aの工具
クランプ装置の制御であるが、前記図4のフローチャー
トのステップ80で大径工具用主軸53bの工具交換位
置を判定した場合は、数値制御装置75の指令で大径工
具用主軸53bの工具押し出し用シリンダ330の圧油
抜き弁74b、油圧シリンダ選択弁73b、第2切換弁
71bを切換え、自動工具交換装置40の第3カム部材
63によって油圧切換弁72を締め緩め側に切換えて前
記小径工具用主軸53aの工具クランプ装置の制御と同
様に制御する。すなわち、小径工具用主軸53a,大径
工具用主軸53bの何れの場合でも自動工具交換装置4
0の第3カム部材63によって切換えられる1つの油圧
切換弁72によって小径及び大径の複数の主軸の自動工
具交換を選択的に行うものである。なお、上述した実施
例は、第3カム63、レバー55を介して油圧切換弁7
2を作動させる例について述べたが、小径工具用主軸5
3a又は大径工具用主軸53bの小径工具30a又は大
径工具30bを交換アーム41によって把持したときの
み、油圧切換弁72をポンプ70からの圧油を工具押し
出し用シリンダ330の押し出し側へ供給できるように
切換えるものであれば、交換アーム41の動きでもって
油圧切換弁72を作動させてもよい。 【0029】 【発明の効果】以上述べたように本発明は、小径工具が
着脱可能に装着される装着穴を有し、この大径工具が着
脱可能に装着される装着穴を有し、この装着穴に対し大
径工具を締め緩めする油圧シリンダを備えた大径工具用
主軸と、ベッドに対して移動可能に配置され、前記小径
工具用主軸と前記大径工具用主軸を載置したテーブル
と、前記ベッドに対して支柱及び天板を介して固定され
複数の工具を格納する工具マガジンと、前記ベッドに
対し支柱及び天板を介して固定され、前記小径工具用主
軸及び大径工具用主軸と前記工具マガジンとの間で小径
工具用主軸又は大径工具用主軸と工具交換できる位置に
選択的に割り出し可能に設けられ、旋回並びに軸動する
交換アームを有する自動工具交換装置と、前記交換アー
ムの旋回並びに軸動と連動して切換えられ、前記小径工
具用主軸の締め緩め用油圧シリンダと大径工具用主軸の
締め緩め用油圧シリンダの締め緩め駆動を切換える油圧
切換弁と、前記油圧切換弁と前記小径工具用主軸の締め
緩め用油圧シリンダ及び大径工具用主軸の締め緩め用油
圧シリンダとの油圧回路に、制御装置によって切換作動
され、前記テーブルの移動により前記小径用工具主軸又
は大径工具用主軸に対して前記自動工具交換装置が割り
出された位置に基づいて、前記小径工具用主軸の締め緩
め用油圧シリンダと大径工具用主軸の締め緩め用油圧シ
リンダとを選択する2つの油圧シリンダ選択弁とを備え
た構成であるから、1つのカム駆動式自動工具交換装置
によって複数の主軸の自動工具交換を選択的に、しかも
高速で行うことが可能となり、機械全体を小型化するこ
とができ、製造コストを低減する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係わる自動工具交換装置を用いた工作
機械の正面図 【図2】自動工具交換装置のカム駆動機構の断面図 【図3】本発明に係わる工具クランプ装置を制御する圧
油供給制御装置の回路図 【図4】本発明に係わる自動工具交換装置のフローチャ
ート 【図5】本発明に係わる自動工具交換装置のフローチャ
ート 【図6】本発明に係わる自動工具交換装置のフローチャ
ート 【図7】主軸先端側半分の断面図 【図8】主軸後端側の断面図 【図9】単一主軸の工具クランプ装置を制御する従来の
圧油供給制御装置の回路図 【符号の説明】 40 自動工具交換装置 53a 小径工具用主軸 53b 大径工具用主軸 70 ポンプ 71 油圧切換弁 73a 油圧シリンダ選択弁 73b 油圧シリンダ選択弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−95845(JP,A) 特開 昭62−282840(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23Q 3/157

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】小径工具が着脱可能に装着される装着穴を
    有し、この装着穴に対し小径工具を締め緩めする油圧シ
    リンダを備えた小径工具用主軸と、 大径工具が着脱可能に装着される装着穴を有し、この装
    着穴に対し大径工具を締め緩めする油圧シリンダを備え
    た大径工具用主軸と、ベッドに対して移動可能に配置され、前記小径工具用主
    軸と前記大径工具用主軸を載置したテーブルと、 前記ベッドに対して支柱及び天板を介して固定された
    数の工具を格納する工具マガジンと、前記ベッドに対し支柱及び天板を介して固定され、 前記
    小径工具用主軸及び大径工具用主軸と前記工具マガジン
    との間で小径工具用主軸又は大径工具用主軸と工具交換
    できる位置に選択的に割り出し可能に設けられ、旋回並
    びに軸動する交換アームを有する自動工具交換装置と、 前記交換アームの旋回並びに軸動と連動して切換えら
    れ、前記小径工具用主軸の締め緩め用油圧シリンダと大
    径工具用主軸の締め緩め用油圧シリンダの締め緩め駆動
    を切換える油圧切換弁と、 前記油圧切換弁と前記小径工具用主軸の締め緩め用油圧
    シリンダ及び大径工具用主軸の締め緩め用油圧シリンダ
    との油圧回路に、制御装置によって切換作動され、前記
    テーブルの移動により前記小径用工具主軸又は大径工具
    用主軸に対して前記自動工具交換装置が割り出された位
    置に基づいて、前記小径工具用主軸の締め緩め用油圧シ
    リンダと大径工具用主軸の締め緩め用油圧シリンダとを
    選択する2つの油圧シリンダ選択弁と、 を備えたことを特徴とする自動工具交換装置を用いた工
    作機械。
JP21351993A 1993-08-06 1993-08-06 自動工具交換装置を用いた工作機械 Expired - Fee Related JP3496062B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21351993A JP3496062B2 (ja) 1993-08-06 1993-08-06 自動工具交換装置を用いた工作機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21351993A JP3496062B2 (ja) 1993-08-06 1993-08-06 自動工具交換装置を用いた工作機械

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0751970A JPH0751970A (ja) 1995-02-28
JP3496062B2 true JP3496062B2 (ja) 2004-02-09

Family

ID=16640536

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21351993A Expired - Fee Related JP3496062B2 (ja) 1993-08-06 1993-08-06 自動工具交換装置を用いた工作機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3496062B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020075492A (ko) * 2001-03-24 2002-10-05 위아 주식회사 공구자동교환장치 매거진 공구 포트의 유압식 공구착탈장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0751970A (ja) 1995-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2018220771A1 (ja) 工作機械の工具交換制御方法および主軸装置
US7013543B2 (en) Vertical machining center
JPH09108974A (ja) 工作機械
JP3496062B2 (ja) 自動工具交換装置を用いた工作機械
JP4765790B2 (ja) 砥石車の着脱構造
JP2787282B2 (ja) 自動工具交換装置を有する工作機械
JPH06285751A (ja) ターンヘッド付3軸数値制御工作機械
JP2004195600A (ja) Nc工作機械
JP3985998B2 (ja) 複合加工用工作機械
JP3224968B2 (ja) パレット交換装置
JP3231631B2 (ja) 刃物台本体の旋回機構付タレット刃物台
JP2522030Y2 (ja) アタッチメント対応形自動工具交換装置
JPH0310736A (ja) 自動工具交換装置
JP2005305619A (ja) 主軸工具の着脱装置
JP5125420B2 (ja) 工作物着脱装置
JP2678856B2 (ja) 複合工作機械の工具取付装置
JP2000296430A (ja) 内面加工可能なマシニングセンタ
JP3579444B2 (ja) クシ刃型自動旋盤
JPH0647643A (ja) 工具交換装置
JP3007385B2 (ja) 工具交換機構を備えた加工装置
JPS6210772B2 (ja)
JPH05104377A (ja) 工具交換装置
JP2504706B2 (ja) 工作機械の工具交換装置
JPH1058264A (ja) 工作機械の自動工具交換方法及びその装置
JP3724668B2 (ja) マシニングセンタ

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071128

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081128

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081128

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091128

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees