JP3495223B2 - バーコード読取装置、及びこれを備えている分析装置 - Google Patents

バーコード読取装置、及びこれを備えている分析装置

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JP3495223B2
JP3495223B2 JP10741097A JP10741097A JP3495223B2 JP 3495223 B2 JP3495223 B2 JP 3495223B2 JP 10741097 A JP10741097 A JP 10741097A JP 10741097 A JP10741097 A JP 10741097A JP 3495223 B2 JP3495223 B2 JP 3495223B2
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裕康 内田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バーコードが付さ
れている容器等と、バーコードを読み取るバーコード読
取機とを相対移動させて、容器等に付されているバーコ
ードを自動的に読み取るバーコード読取装置、及びこれ
を備えている分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】生化学分析や免疫分析の分野では、分析
の自動化が進んでおり、また分析項目も増加している。
この様な状況の下、検体の固体識別情報や、試薬の種
類、日付といった膨大な各種情報を管理するために、生
化学分析装置や免疫分析装置では、バーコードによる情
報管理が定着している。このような分析装置におけるバ
ーコードを用いた情報管理では、分析の迅速化や分析装
置の誤動作防止のためにもバーコードを確実にスキャン
する必要がある。バーコードを確実にスキャンするため
には、バーコードラベルが貼付られる検体容器とバーコ
ード読取機との相対位置が重要である。例えば、検体容
器が読取位置に移動機構で運ばれてきて、この検体容器
に貼付られているバーコードラベルのバーコードをバー
コード読取機で読み取る場合、検体容器が置かれている
読取位置とバーコード読取機との相対位置が重要であ
る。
【0003】そこで、従来においては、分析装置の設置
段階で、バーコード読取機を僅かに動かしつつ、そのバ
ーコード読取機の位置で定まる各読取位置で検体容器に
付されているバーコードを読み取り、最も確実にバーコ
ードをスキャンできる位置を最適読取位置として、バー
コード読取機を固定している。また、分析装置を長期間
使用していると、読取位置とバーコード読取機との相対
位置が変わってくるため、分析装置の設置後において
も、何度か、バーコード読取機の位置調整作業を行なう
必要がある。このバーコード読取機の位置調整作業は、
バーコードの読み取り幅が小さくなればなるほど面倒に
なり、試験管等の検体容器にバーコードが付されている
場合のように、バーコードの読み取り幅が非常に小さい
場合には、通常は、分析装置メーカー等のサービスマン
等が行なっている。
【0004】なお、バーコードスキャンを確実に行なう
ための以上の位置調整技術とは異なるが、特開昭63−
98564号公報や特開平8−292194号公報に
は、バーコードが付されている検体容器に対して、バー
コード読取機を遠近方向に移動させる等して、バーコー
ド読取機の焦点にバーコードが位置するよう、自動焦点
合わせ技術について記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来技
術では、バーコードのスキャンを確実にするために、分
析装置等の設置時等において、わざわざ、サービスマン
等により、バーコード読取機の位置調整作業をさせなけ
ればならず、使用者の負担が大きいという問題点があ
る。
【0006】本発明は、このような従来の問題点につい
て着目してなされたもので、バーコードが付されている
容器等の位置とバーコード読取機との位置調整作業の負
荷を軽減でき、しかもバーコードのスキャンを確実に行
なうことができるバーコード読取装置、及びこれを備え
ている分析装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
のバーコード読取装置は、バーコードが付されているバ
ーコード添記物を保持する保持具と、バーコード添記物
に付されているバーコードを読み取るバーコード読取機
と、該バーコード読取機と該保持具との遠近方向に対し
て垂直な方向成分を有する方向へ、該保持具を該バーコ
ード読取機に対して相対移動させる移動機構と、該バー
コード読取機及び該移動機構の動作を制御する制御手段
と、を備えているバーコード読取装置において、前記移
動機構は、前記保持具が固定され、且つ該保持具に保持
されているバーコード添器物の存在位置を示す指標を有
する移送ブロックと、前記移送ブロックの前記指標を検
知する検知器と、を備え、前記制御手段は、前記検知器
が前記移送ブロックの前記指標を検知した位置を中心と
した予め定められた調整範囲内で、前記保持具で保持さ
れている前記バーコード添記物が前記バーコード読取機
に対して相対移動するよう、前記移動機構に指示する調
整移動指示手段と、前記調整移動指示手段の指示で前記
移動機構が動作して、前記保持具に保持されている前記
バーコード添付物が前記調整位置範囲内に位置している
間に、前記バーコード読取機に対して、該調整位置範囲
内の予め定めた複数の位置で前記バーコード添記物に付
されているバーコードの読み取り動作を行なうよう指示
する調整読取指示手段と、前記調整範囲内の複数の位置
での前記バーコード読取機による前記バーコードの読み
取り動作の実施で、複数の位置ごとに、該バーコードの
読み取りの成否を判断する読取判断手段と、前記調整範
囲内の複数の位置のうち、前記バーコードの読み取りが
成功したと前記読取判断手段によって判断された位置の
いずれかを最適読取位置とする読取位置決定手段と、前
記保持具で保持されている前記バーコード添記物が前記
バーコード読取機に対して相対移動し、前記最適読取位
置に至るよう、前記移動機構に指示する移動指示手段
と、前記保持具に保持されている前記バーコード添記物
が前記最適読取位置に至ると、前記バーコード読取機に
対して、該バーコード添記物に付されている前記バーコ
ードの読み取り動作を指示する読取指示手段と、を備え
ていることを特徴とするものである。
【0008】 ここで、以上のバーコード読取装置にお
いて、前記保持具は、複数の前記バーコード添記物を保
持でき、前記移送ブロックは、前記保持具に保持されて
いる複数の前記バーコード添記物のそれぞれの存在位置
を示す複数の前記指標を備え、前記調整移動指示手段
は、前記検知器が前記移送ブロックの複数の前記指標の
うちのいずれかを検知する毎に、検知した位置を中心と
した予め定められた調整範囲内で、前記保持具で保持さ
れている前記バーコード添記物が前記調整範囲内を前記
バーコード読取機に対して相対移動するよう、前記移動
機構に指示し、前記調整読取指示手段は、前記調整移動
指示手段の指示で前記移動機構が動作して、前記調整範
囲内で前記保持具に保持されている複数の前記バーコー
ド添記物が前記バーコード読取機に対してそれぞれ相対
移動している間に、前記バーコード読取機に対して、各
バーコード添記物ごとに、該調整位置範囲内の予め定め
た複数の位置で該バーコード添記物に付されているバー
コードの読み取り動作を行なうよう指示し、前記読取判
断手段は、前記調整範囲内の複数の位置での前記バーコ
ード読取機による前記バーコードの読み取り動作の実施
で、各バーコード添記物における複数の位置ごとに、該
バーコードの読み取りの成否を判断し、前記読取位置決
定手段は、前記調整範囲内の複数の位置のうち、各バー
コード添記物の全てのバーコードの読み取りが成功した
と前記読取判断手段によって判断された位置のいずれか
を最適読取位置とする、ものであることが好ましい。
【0009】また、以上のバーコード読取装置におい
て、前記移動機構は、前記保持器を移動させるものであ
ってもよい。
【0010】また、前記目的を達成するための分析装置
は、以上のいずれかのバーコード読取装置を備え、前記
保持具が保持するバーコード添記物は、検体が入る検体
容器であり、該検体容器に付されているバーコードに
は、検体容器に入っている検体の識別情報が含まれてお
り、前記検体に対して、予め定められた事項を測定する
測定手段と、前記バーコード読取装置で読み取られたバ
ーコードを付している検体容器内の検体を前記測定器へ
移動させる検体移動手段と、前記バーコード読取装置で
読み取られたバーコードに含まれている前記識別情報
と、該バーコードを付している検体容器内の検体に関す
る前記測定手段による測定結果とを対応させて記憶する
データ記憶手段と、前記データ記憶手段に記憶されてい
る内容を出力する出力手段と、を備えていることを特徴
とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施形態につ
いて、図面を用いて説明する。
【0012】まず、図1〜図6を用いて、本発明に係る
一実施形態としてのバーコード読取装置について説明す
る。この実施形態におけるバーコード読取装置は、図1
に示すように、検体容器(バーコード添記物)2に貼付
られているバーコードラベル3のバーコードを読み取る
ものである。バーコード読取装置1は、5本の検体容器
2,2,…を保持可能なラック(保持具)と、ラック搬
入位置からラック搬出位置までラック4を移動させるラ
ック移動機構10と、検体容器2に付されているバーコ
ードを読み取るバーコード読取機29と、ラック移動機
構10及びバーコード読取機29の動作を制御する制御
装置30とを備えている。
【0013】ラック移動機構10は、図1〜図3に示す
ように、ラック4をその移動方向Xへ押すラック押圧片
12と、このラック押圧片12が設けられているラック
移送ブロック13と、ラック4の移動方向Xに伸び且つ
ラック移送ブロック13を貫通しているガイドシャフト
14と、ラック搬出位置側に設けられている駆動プーリ
15と、ラック搬入位置側に設けられている従動プーリ
16と、駆動プーリ15及び従動プーリ16に掛け渡さ
れているベルト17と、駆動プーリ15を回転させるパ
ルスモータ18と、ラック移送ブロック13とベルト1
7とを連結する連結片19と、ラック移送ブロック13
に固定されラック4に保持されている各検体容器2,
2,…の存在位置を示す位置指標板21と、この位置指
標板21を光学的に検知してラック4に保持されている
各検体容器2,2,…の位置を検知する検知器20と、
ラック移送ブロック13やベルト17や各プーリ15,
16等を収納するケーシング11と、ラック4の移動方
向Xに対するラック4の左右面をガイドする左ガイドプ
レート22及び右ガイドプレート23とを備えている。
【0014】ケーシング11には、図2に示すように、
ラック4の移動方向Xに伸び、ラック4が載るガイドレ
ール25が設けられている。このガイドレール25の一
方の端部がラック搬入位置26を成し、他方の端部がラ
ック搬出位置27を成している。左ガイドプレート22
及び右ガイドプレート23は、ガイドレール25上に載
ったラック4を左右から挟み込めるよう、ガイドレール
25の左右に立設されている。バーコード読取機29
は、右ガイドプレート23のさらに右側の位置に、その
読取方向Yがラック4の移動方向Xに対してほぼ垂直に
なるよう、ケーシング11に対して固定的に設けられ
る。この右ガイドプレート23には、右ガイドプレート
23のさらに右側に置かれたバーコード読取機29で、
右ガイドプレート23ごしに、ラック4に保持されてい
る検体容器2のバーコードを読み取れるよう、窓23a
が形成されている。ガイドシャフト14、検知器20、
パルスモータ18は、ケーシング11に固定されてい
る。ガイドシャフト14には、ラック移送ブロック13
が貫通しており、両者の境にリニアベアリング(図示さ
れていない)が設けられ、ガイドシャフト14に対して
ラック移送ブロック13がスムーズに摺動するようにな
っている。
【0015】パルスモータ18が駆動して、駆動プーリ
15が回転すると(図3においては反時計方向に回
転)、ベルト17の引張側17a(図3においてはプー
リを中心としてベルト17の上側)がラック搬出位置側
へ移動する。ベルト17の引張側17aがラック搬出位
置側へ移動すると、連結片19でこのベルト17と連結
されているラック移送ブロック13も、ガイドシャフト
14に案内されつつラック搬出位置側へ移動する。この
結果、ガイドレール25上に載せられているラック4
は、ラック移送ブロック13に設けられているラック押
圧片12に押されて、ラック4もラック搬出側へ移動す
る。
【0016】ラック移送ブロック13に固定されている
位置指標板21には、前述したように、ラック4に保持
されている各検体容器2,2,…の存在位置を示す指標
が描かれている。ここで、仮に、ラック4に保持されて
いる5本の検体容器2,2,…に関して、ラック搬出位
置27側からラック搬入位置26側へ順に、第1の検体
容器2、第2の検体容器2、…、第5の検体容器2とす
ると、位置指標板21には、第1の検体容器2の存在位
置を示す第1の指標21a、同様に、第2の指標21
b、…、第5の指標21e(図3に示す)が描かれてい
る。検知器20は、ラック4に保持されている各検体容
器2,2,…の各バーコードを右ガイドプレート23の
窓23aを介して、バーコード読取機29で読み取れる
位置(以下、ケーシング11上のこの位置を仮読取位置
Sとする)に至ったときに、位置指標板21の各指標2
1a,21b,…,21eを検知できる位置に設けられ
ている。すなわち、ラック4の移動過程で、このラック
4に保持されている各検体容器2,2,…が仮読取位置
Sに順次至ると、各検体容器2,2,…の存在位置を示
す指標21a,21b,…,21eが順次検知器20に
検知される。
【0017】制御装置30は、図1に示すように、ラッ
ク移動機構10の動作を指示する移動指示部31(調整
移動指示手段、移動指示手段)と、予め定められた調整
範囲R内にラック4に保持されている各検体容器2,
2,…が位置している間に、この調整範囲R内の予め定
めた複数の位置で各検体容器2,2,…に付されている
バーコードの読み取り動作を行なうようバーコード読取
機29に指示する調整読取指示部32(調整読取指示手
段)と、調整範囲R内の複数の位置でのバーコード読取
機29によるバーコードの読み取り動作の実施で、複数
の位置ごとに、バーコードの読み取りの成否を判断する
読取判断部33(読取判断手段)と、調整範囲R内の複
数の位置のうち、バーコードの読み取りが成功したと判
断された位置のいずれかを最適読取位置とする読取位置
決定部34(読取位置決定手段)と、検体容器2が最適
読取位置に至ると、バーコード読取機29に対して、こ
の検体容器2に付されているバーコードの読み取り動作
を指示する読取指示部35(読取指示手段)と、読み取
ったバーコードデータを記憶するデータ記憶部36と、
を備えている。なお、読取判断部33やデータ記憶部3
6等は、バーコード読取機29内に設けてもよい。
【0018】予め定めた調整範囲Rは、図1に示すよう
に、仮読取位置Sを中心として、ラック4の移動方向X
へ広がっている。仮読取位置Sは、前述したように、ケ
ーシング11に対して固定的に定められ、この調整範囲
Rもケーシング11に対して固定的に定められている。
調整範囲Rの幅は、図4に示すように、この実施形態に
おいて、3.2mmであり、これを10分割し、搬出位
置側の端から−5から+5の11ポジションが定められ
ている。なお、図1において、調整範囲Rは、その幅を
検体容器2の幅より大きく描かれているが、これは図示
の都合によるもので、実際には、前述したように、その
幅が3.2mmで、検体容器2の幅よりも狭い。また、
ここでは、前述した仮読取位置Sを、調整範囲R内の中
心の0ポジションとしているが、これに限定されるもの
ではなく、例えば、仮読取位置Sを−5ポジションとし
てもよい。この調整範囲Rの幅は、パルスモータ18の
20パルス駆動分に相当しており、隣合うポジション間
の幅は、パルスモータ18の2パルス駆動分に相当して
いる。
【0019】なお、以上で述べた制御装置30の各部
は、制御装置30のソフトウェアー的な構成要素であ
り、制御装置30のハードウェアー的な構成要素として
は、各種演算を行なうCPUや、CPUが実行するプロ
グラムやデータ等が記憶されているROMや、データ等
を一時的に記憶しておくRAMや、ラック移動機構10
やバーコード読取機29等の外部機器との信号の受送信
を行なうI/O回路等がある。
【0020】次に、この実施形態におけるバーコード読
取装置1のバーコード読取位置の自動調整動作について
説明する。まず、ガイドレール25上のラック搬入位置
26に、5本の検体容器2,2,…を保持しているラッ
ク4を置く。そして、バーコード読取位置の自動調整の
開始を制御装置30に対して指示すると、制御装置30
の移動指示部31がラック移動機構10のパルスモータ
18を駆動させる。このパルスモータ18が駆動して、
駆動プーリ15が回転すると、ベルト17の引張側17
aが搬出位置側への移動し、このベルト17と連結片1
9で連結されているラック移送ブロック13、及びラッ
ク移送ブロック13に設けられているラック押圧片12
が搬出位置側へ移動する。この結果、ラック4は、ラッ
ク押圧片12に押され搬出位置側へ移動し始める。
【0021】ラック4の移動で、ラック4に保持されて
いる検体容器2のうち、搬出位置側の検体容器2、つま
り第1の検体容器2が調整範囲R内の0ポジション(=
仮読取位置S)に至ると、ラック移送ブロック13に固
定されている位置指標板21の第1の指標21aが検知
器20で検知され、この情報が制御装置30の移動指示
部31に送られ、移動指示部31は、第1の検体容器2
が0ポジションに至ったことを認識し、パルスモータ1
8を−10パルス分駆動させて、第1の検体容器2を調
整範囲R内の−5ポジションの位置に停止させる。
【0022】第1の検体容器2が−5ポジションに停止
すると、制御装置30の調整読取指示部32がバーコー
ド読取機29に対して第1の検体容器2に付されている
バーコードの読み取り動作を行なうよう、指示する。そ
して、バーコード読取機29は、第1の検体容器2に付
されているバーコードの読み取り動作を行ない、この読
み取り動作の結果を示す信号を制御装置30の読取判断
部33へ送る。読取判断部33は、バーコード読取機2
9からの信号のパターンから、バーコード読み取りの成
否を判断し、この結果を記憶する。
【0023】続いて、制御装置30の移動指示部31が
パルスモータ18に指示を与え、2パルス分駆動する。
この結果、第1の検体容器2は、調整範囲R内の−4ポ
ジションの位置に至る。第1の検体容器2が−4ポジシ
ョンの位置に至ると、制御装置30の調整読取指示部3
2が、バーコード読取機29に対して第1の検体容器2
のバーコードの読み取りを指示し、読取判断部33がこ
のバーコードの読み取りの成否を判断して、この結果を
記憶する。
【0024】以下、同様に、第1の検体容器2に関し
て、調整範囲R内の−3ポジション、−2ポジション、
…、+5ポジションでのバーコードの読み取りの成否の
判断が終了すると、第2の検体容器2に関しても、調整
範囲R内の全てのポジションでのバーコードの読み取り
の成否の判断を行ない、この結果を記憶しておく。第2
の検体容器2の停止位置の制御は、ラック移送ブロック
13に固定されている位置指標板21の第2の指標21
bを検知器20で検知し、この第2の指標21bの検知
で第2の検体容器2が0ポジションに至ったことを認識
し、パルスモータ18を−10パルス分駆動して、第2
の検体容器2を−5ポジションに位置させ、その後、パ
ルスモータ18を2パルス分ずつ順次駆動して、第2の
検体容器2を−4ポジション、−3ポジション、…、+
5ポジションへと移動させてゆく。
【0025】以下、同様に、第3、第4、第5の検体容
器2に関しても、調整範囲R内の全てのポジションでの
バーコードの読み取りの成否判断を行ない、この結果を
記憶しておく。その後、ラック4は、ガイドレール25
上の搬出位置に至る。
【0026】全ての検体容器2,2,2…に関して、調
整範囲R内の全てのポジションでのバーコードの読み取
りの成否判断が終了すると、制御装置30の読取位置決
定部34が、読取判断部33に記憶されているバーコー
ド読み取りの成否判断結果を参照して、バーコードの最
適読取位置を定める。読取位置決定部34は、まず、全
ての検体容器2,2,2…のバーコード読み取りが成功
したポジションを求め、求めたポジションが1つの場合
には、そのポジションを最適読取位置とし、求めたポジ
ションが複数ある場合には、これらのポジションの中心
位置を最適読取位置とする。全ての検体容器2,2,2
…のバーコード読み取りが成功したポジションが無い場
合には、アラームを発し、その旨を操作者に知らせる。
この際、以前に、最適読取位置を求め、これが記憶され
ている場合には、これを最適読取位置としてもよい。
【0027】具体的には、例えば、全ての検体容器2,
2,2…に関して、調整範囲R内の全てのポジションで
のバーコードの読み取りの成否判断の結果が、図5に示
すように、全ての検体容器2,2,2…に関して、−2
ポジション及び−1ポジションでのバーコードの読み取
りが成功であったとすると、−2ポジションと−1ポジ
ションとの中心位置、つまり0ポジションから、3パル
ス分マイナス側の位置が最適読取位置となる。また、全
ての検体容器2,2,2…に関して、調整範囲R内の全
てのポジションでのバーコードの読み取りの成否判断の
結果が、図6に示すように、全ての検体容器2,2,2
…に関して、−2ポジション、−1ポジション、+1ポ
ジションでのバーコードの読み取りが成功であったとす
ると、−2ポジションと+1ポジションとの中心位置、
つまり、0ポジションから1パルス分マイナス側の位置
が最適読取位置となる。
【0028】以上でバーコード読取位置の自動調整動作
が終了する、つまりバーコードの最適読取位置が決定さ
れる。バーコードの最適読取位置が決定されると、実際
に検体の入っている検体容器2,2,…をラック4に取
り付け、この検体容器2,2,…のバーコードの読み取
りを行なう。この検体容器2のバーコード読み取りで
は、制御装置30の移動指示部31からの指示で、検体
容器2が最適読取位置まで移動して、そこで停止し、制
御装置30の読取指示部35からの指示で、この位置で
の検体容器2のバーコードの読み取りがバーコード読取
機29によって行なわれ、この読み取り結果が制御装置
30のデータ記憶部36に記憶される。
【0029】以上のように、この実施形態では、検体容
器2のバーコードを確実にスキャンできる位置、つまり
最適読取位置で、バーコード読取機29による読み取り
動作を行なっているので、確実に検体容器2のバーコー
ドを読み取ることができる。また、制御装置30の動作
でバーコードの最適読取位置が定まり、自動的に、この
位置での検体容器2のバーコード読み取りが行なわれる
ので、操作者の負担を大幅に軽減でき、ましてや、従来
技術のように、バーコードが付されている容器等の位置
とバーコード読取機29との位置調整作業をメーカーの
サービスマン等に依頼する必要はなくなる。
【0030】次に、以上で説明したバーコード読取装置
1を備えている免疫自動分析装置について、図7〜図1
0を用いて説明する。この実施形態における免疫分析装
置は、検体(血)の免疫に関して、試薬を用いて分析す
るもので、図7に示すように、以上で説明したバーコー
ド読取装置1と、このバーコード読取装置1のラック搬
入位置にラック4を搬入するラック搬入機構51と、バ
ーコード読取装置1のラック搬出位置からラック4を搬
出するラック搬出機構52と、各種試薬が納められてい
る試薬容器53と、この試薬容器53を回転させる試薬
容器回転機構53aと、検体及び試薬の吸引や吐出を行
なうピペッタ54と、ピペッタ54を移動させるピペッ
タ移動機構55と、作業台となるバッファプレート56
と、ピペッタ54の先端に取り付けられる多数のチップ
(ノズル)や多数のベッセルが格納される複数のマガジ
ン57,57,57と、マガジン57内のチップやベッ
セルを摘んでこれを移送するチップ搬送機構58と、検
体と試薬とが混ざったものを一定の温度に保温し、検体
と試薬との反応を促すインキュベータ59と、検体を測
定して、その免疫を分析する測定器60と、以上のもの
が搭載されるケーシング61と、各機構等の動作を制御
する制御装置30a(図8に示す)とを備えている。
【0031】試薬容器53は、リング状を成し、内周側
から順に、試薬a、試薬b、試薬cが納められている。
バッファプレート56には、チップ廃棄孔62が形成さ
れており、その下に使用済みチップ容器(図示されてい
ない。)が置かれている。ケーシング61の上面上で、
バッファプレート56及びインキュベータ59の近傍に
は、ベッセル廃棄孔63が形成されており、その下に使
用済みベッセル容器(図示されていない。)が置かれて
いる。
【0032】制御装置30aは、図8に示すように、バ
ーコード読取装置1の制御等を行なう各機能部、つまり
図1の制御装置30の各機能部である、移動指示部3
1、調整読取指示部32、読取判断部33、読取位置決
定部34、読取指示部35、データ記憶部36の他に、
ラック搬入機構51及びラック搬出機構52を制御する
ラック搬入搬出制御部41と、試薬容器回転機構53a
を制御する試薬容器回転制御部42と、ピペッタ54の
吸引動作や吐出動作を制御するピペッタ動作制御部43
と、ピペッタ移動機構55を制御するピペッタ移動制御
部44と、チップ搬送機構58を制御するチップ搬送制
御部45と、測定器60を制御する測定制御部46と、
データ記憶部36に記憶されている内容を出力する出力
部47と、各部の動作順序等を制御する全体制御部40
とを有している。
【0033】次に、この実施形態における免疫分析装置
の動作について、図 及び図 に示すフローチャートに
従って説明する。まず、バーコード読取装置1が前述し
た手順でバーコードの最適読取位置を決定する(ステッ
プ1)。なお、この動作は、検体の免疫を分析する以下
の各動作(ステップ2〜28)ごとに実施する必要はな
く、この免疫分析装置を購入した時点や、何らかの操作
上のミス等でバーコード読取機29の向きを変ええてし
まった場合に行なう。
【0034】次に、ラック搬入機構51がラック4をバ
ーコード読取装置1の搬入位置に搬入する(ステップ
2)。このラック4には、検体が入っている複数の検体
容器2,2,…が保持されている。また、各検体容器
2,2,…に付されているバーコードには、検体である
血の提供者を示す提供者識別情報、提供日を示す提供日
情報、提供場所を示す提供場所情報等の各種識別情報が
含まれている。ラック4が搬入位置に搬入されると、バ
ーコード読取装置1が動作して、最適読取位置で検体容
器2のバーコードを読み取る(ステップ3)。そして、
バーコード読取機29で読み取ったバーコードデータ
は、データ記憶部36に記憶される(ステップ4)。
【0035】検体容器2のバーコードが読み取られる
と、チップ搬送機構58がマガジン57からチップを取
り出し、チップをバッファプレート56上の左側に置く
(ステップ5)。そして、ピペッタ移動機構55が動作
して、ピペッタ54をバッファプレート56上に位置さ
せて、ピペッタ54の先にチップを装着する(ステップ
6)。
【0036】バーコードが読み取れた検体容器2は、ラ
ック4の移動経路上であって最適読取位置とラック搬出
位置との間の吸引位置に移送される。ピペッタ54は、
バッファプレート56上から吸引位置へ移動し、同じく
吸引位置に位置している検体容器2内から検体を吸引す
る(ステップ7)。検体容器2を吸引したピペッタ54
は、試薬容器53上に移動し、試薬容器53内から試薬
a,bを吸引する(ステップ8)。この過程で、ピペッ
タ54の移動経路上に、試薬a,bが位置するよう、試
薬容器53が回転する。このステップ8の動作と並行し
て、チップ搬送機構58がマガジン57からベッセルを
取り出し、ベッセルをバッファプレート56上の右側に
置く(ステップ9)。試薬a,bを吸引したピペッタ5
4は、バッファプレート56上に移動し、この上のベッ
セル内に、吸い込んだ検体及び試薬a,bを吐出する
(ステップ10)。
【0037】チップ搬送機構58は、バッファプレート
56上のベッセルをインキュベータ59上に置く(ステ
ップ11)。インキュベータ59上では、検体容器2が
一定の温度に保温され、検体容器2内の検体と試薬a,
bとが反応する(ステップ12)。このステップ12と
並行して、ピペッタ54がチップ廃棄孔62上に移動し
て、このピペッタ54に装着されていたチップをチップ
廃棄孔62から使用済みチップ容器内に棄てる(ステッ
プ13)。さらに、ステップ12と並行して、チップ搬
送機構58がマガジン57からチップを取り出し、チッ
プをバッファプレート56上の左側に置き(ステップ1
4)、ピペッタ54がバッファプレート56上に移動し
て、バッファプレート56上のチップがピペッタ54の
先に装着される(ステップ15)。
【0038】インキュベータ59上のベッセル内での反
応が終了すると、チップ搬送機構58がこのベッセルを
バッファプレート56上の右側に戻す(ステップ1
6)。ピペッタ54は、試薬容器53上に移動し、試薬
容器53内から試薬cを吸引してから、バッファプレー
ト56上に移動して、試薬cをバッファプレート56上
のベッセル内に吐出する(ステップ17)。試薬cを吐
出したピペッタ54は、チップ廃棄孔62上に移動し
て、装着されていたチップをチップ廃棄孔62から使用
済みチップ容器内に棄てる(ステップ18)。
【0039】チップ搬送機構58は、バッファプレート
56上のベッセルをインキュベータ59上に置く(ステ
ップ19)。インキュベータ59上では、検体容器2内
の検体と試薬a,b,cとが反応する(ステップ2
0)。
【0040】インキュベータ59上のベッセル内での反
応が終了すると、チップ搬送機構58がこのベッセルを
シッピングポジション64上に移す(ステップ21)。
そして、測定器60のシッパーが、ベッセル内の検体及
び試薬a,b,cを吸って、測定器60内の測定部に移
す(ステップ22)。測定器60は、測定部に至った検
体を測定して、この検体の免疫を分析する(ステップ2
3)。このステップ23と並行して、ピペッタ54が、
チップ廃棄孔62上に移動して、このピペッタ54に装
着されていたチップをチップ廃棄孔62から使用済みチ
ップ容器内に棄てて(ステップ24)、チップ搬送機構
58が、シッピングポジション64上のベッセルをベッ
セル廃棄孔63から使用済みベッセル容器内に棄てる
(ステップ25)。測定器60による測定結果は、制御
装置30aのデータ記憶部36に、先に記憶しておいた
バーコードデータ(検体識別情報)と対応させて記憶さ
れる(ステップ26)。
【0041】以上で、一つの検体容器2内に入っていた
検体の分析動作が終了し、制御装置30aがラック4に
保持されている全ての検体容器2,2,…内の検体に関
する分析が終了したか否かを判断する(ステップ2
7)。全ての検体容器2,2,…内の検体に関する分析
が終了していなければ、ステップ3に戻り、全ての検体
容器2,2,…内の検体に関する分析が終了していれ
ば、ラック4がバーコード読取装置1のラック搬出位置
27に移動して、このラック4がラック搬出機構52に
より搬出され、ラック搬出機構52内に納められる。
【0042】なお、ここでは、免疫分析装置の動作を理
解し易くするため、ラック4に保持されている一つの検
体容器2のバーコードを読み取り(ステップ3)、この
検体容器2内の検体の分析が終了するまで(ステップ2
6)、ラック4に保持されている他の検体容器2に対す
るステップ3からステップ26迄の動作を行なわないよ
うにしているが、実際には、一つの検体容器2のバーコ
ードを読み取りが終了した段階で(ステップ3)、直ち
に、ラック4に保持されている他の容器に対するステッ
プ3からステップ26までの動作が行なわれる。
【0043】以上のように、この実施形態における免疫
自動分析装置は、先の述べたバーコード読取装置1を備
えているので、バーコードの読み取りミスによる分析の
見送りが減少し、見送られた項目または検体の再登録を
行なう作業の煩わしさから作業者を開放する。また、再
分析の必要もバーコード読み取りのために分析の動作を
遮る必要も無く、自動分析の迅速化に効果を発揮する。
【0044】次に、本発明に係る他の実施形態における
免疫自動分析装置について、図11を用いて説明する。
この実施形態における免疫自動分析装置は、先の実施形
態の分析装置におけるラック搬入機構及びラック搬出機
構が無い点と、バーコード読取装置1aのラック移動機
構10aとして、以上の実施形態のようにラック4を直
線移動させるものではなく、ラック4aを回転移動させ
るものを採用している点とで、先の実施形態と異なって
いる以外、その他は先の実施形態と基本的に同じであ
る。この実施形態のラック4aは、円盤状を成し、その
外周部近傍に、多数の検体容器2,2,…を保持するも
のである。
【0045】このように、バーコード読取装置1aのラ
ック移動機構10aは、検体容器2を直線移動させる必
要は無く、検体容器2を回転移動等させるものであって
もよい。
【0046】また、以上の各実施形態では、検体容器2
を移動させ、バーコード読取機29を固定しているが、
逆に、バーコード読取機29を移動させ、検体容器2を
固定しておいてもよいし、両者2,29を移動させても
よい。但し、バーコード読取機29は、これに電力を供
給する必要がある共に、制御装置との間で信号の受送信
する必要があり、検体容器2は、その管理上、移動させ
ることが多いので、以上の実施形態のように、検体容器
2を移動させ、バーコード読取機2を固定しておくこと
が好ましい。
【0047】さらに、以上の実施形態は、いずれも、バ
ーコードが付されているバーコード添記物が検体容器2
であるが、本発明は、これに限定されるものでもよく、
他の容器等であってもよい。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、バーコード添記物のバ
ーコードを確実にスキャンできる位置、つまり最適読取
位置で、バーコード読取機による読み取り動作を行なっ
ているので、確実にバーコード添記物のバーコードを読
み取ることができる。また、制御手段の動作でバーコー
ドの最適読取位置が定まり、自動的に、この位置でのバ
ーコード添記物のバーコード読み取りが行なわれるの
で、操作者の負担を大幅に軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態としてのバーコード読
取装置の構成を模式的に示した説明図である。
【図2】本発明に係る一実施形態としてのバーコード読
取装置の平面図である。
【図3】本発明に係る一実施形態としてのバーコード読
取装置の正面図である。
【図4】本発明に係る一実施形態としてのバーコード読
取位置の調整範囲を示す説明図である。
【図5】本発明に係る一実施形態としてのバーコード読
取位置の調整中における読み取り結果を示す説明図であ
る。
【図6】本発明に係る一実施形態としてのバーコード読
取位置の調整中における他の読み取り結果を示す説明図
である。
【図7】本発明に係る一実施形態としての免疫自動分析
装置の平面図である。
【図8】本発明に係る一実施形態としての免疫自動分析
装置の制御装置の機能ブロック図である。
【図9】本発明に係る一実施形態としての免疫自動分析
装置の動作を示すフローチャート(その1)である。
【図10】本発明に係る一実施形態としての免疫自動分
析装置の動作を示すフローチャート(その2)である。
【図11】本発明に係る他の実施形態としての免疫自動
分析装置の平面図である。
【符号の説明】
1,1a…バーコード読取装置、2…検体容器(バーコ
ード添記物)、3…バーコードラベル、4,4a…ラッ
ク(保持具)10,10a…ラック移動機構、12…ラ
ック押圧片、13…ラック移送ブロック、14…ガイド
シャフト、15…駆動プーリ、16…従動プーリ、17
…ベルト、18…パルスモータ、19…連結片、20…
検知器、21…位置指標板、22…左ガイドプレート、
23…右ガイドプレート、23a…窓、25…ガイドレ
ール、26…ラック搬入位置、27…ラック搬出位置、
29…バーコード読取機、30,30a…制御装置、3
1…移動指示部、32…調整読み取り指示部、33…読
み取り判断部、34…読み取り位置決定部、35…読み
取り指示部、36…データ記憶部、51…ラック搬入機
構、52…ラック搬出機構、53…試薬容器、53a…
試薬容器回転機構、54…ピペッタ、55…ピペッタ移
動機構、56…バッファプレート、57…マガジン、5
8…チップ移動機構、59…インキュベータ、60…測
定器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−138789(JP,A) 特開 平7−129702(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 7/015 G01N 35/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バーコードが付されているバーコード添記
    物を保持する保持具と、バーコード添記物に付されてい
    るバーコードを読み取るバーコード読取機と、該バーコ
    ード読取機と該保持具との遠近方向に対して垂直な方向
    成分を有する方向へ、該保持具を該バーコード読取機に
    対して相対移動させる移動機構と、該バーコード読取機
    及び該移動機構の動作を制御する制御手段と、を備えて
    いるバーコード読取装置において、前記移動機構は、 前記保持具が固定され、且つ該保持具に保持されている
    バーコード添器物の存在位置を示す指標を有する移送ブ
    ロックと、 前記移送ブロックの前記指標を検知する検知器と、 を備え、 前記制御手段は、前記検知器が前記移送ブロックの前記指標を検知した位
    置を中心とした予め定められた調整範囲内で、前記 保持
    具で保持されている前記バーコード添記物が前記バーコ
    ード読取機に対して相対移動するよう、前記移動機構に
    指示する調整移動指示手段と、 前記調整移動指示手段の指示で前記移動機構が動作し
    て、前記保持具に保持されている前記バーコード添付物
    が前記調整位置範囲内に位置している間に、前記バーコ
    ード読取機に対して、該調整位置範囲内の予め定めた複
    数の位置で前記バーコード添記物に付されているバーコ
    ードの読み取り動作を行なうよう指示する調整読取指示
    手段と、 前記調整範囲内の複数の位置での前記バーコード読取機
    による前記バーコードの読み取り動作の実施で、複数の
    位置ごとに、該バーコードの読み取りの成否を判断する
    読取判断手段と、 前記調整範囲内の複数の位置のうち、前記バーコードの
    読み取りが成功したと前記読取判断手段によって判断さ
    れた位置のいずれかを最適読取位置とする読取位置決定
    手段と、 前記保持具で保持されている前記バーコード添記物が前
    記バーコード読取機に対して相対移動し、前記最適読取
    位置に至るよう、前記移動機構に指示する移動指示手段
    と、 前記保持具に保持されている前記バーコード添記物が前
    記最適読取位置に至ると、前記バーコード読取機に対し
    て、該バーコード添記物に付されている前記バーコード
    の読み取り動作を指示する読取指示手段と、 を備えていることを特徴とするバーコード読取装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のバーコード読取装置におい
    て、 前記保持具は、複数の前記バーコード添記物を保持で
    き、前記移送ブロックは、前記保持具に保持されている複数
    の前記バーコード添記物のそれぞれの存在位置を示す複
    数の前記指標を備え、 前記調整移動指示手段は、前記検知器が前記移送ブロッ
    クの複数の前記指標のうちのいずれかを検知する毎に、
    検知した位置を中心とした予め定められた調整範囲内
    で、前記保持具で保持されている前記バーコード添記物
    が前記調整範囲内を前記バーコード読取機に対して相対
    移動するよう、前記移動機構に指示し、 前記調整読取指示手段は、前記調整移動指示手段の指示
    で前記移動機構が動作して、前記調整範囲内で前記保持
    具に保持されている複数の前記バーコード添記物が前記
    バーコード読取機に対してそれぞれ相対移動している間
    に、前記バーコード読取機に対して、各バーコード添記
    物ごとに、該調整位置範囲内の予め定めた複数の位置で
    該バーコード添記物に付されているバーコードの読み取
    り動作を行なうよう指示し、 前記読取判断手段は、前記調整範囲内の複数の位置での
    前記バーコード読取機による前記バーコードの読み取り
    動作の実施で、各バーコード添記物における複数の位置
    ごとに、 該バーコードの読み取りの成否を判断し、 前記読取位置決定手段は、前記調整範囲内の複数の位置
    のうち、各バーコード添記物の全てのバーコードの読み
    取りが成功したと前記読取判断手段によって判断された
    位置のいずれかを最適読取位置とする、ことを特徴とす
    るバーコード読取装置。
  3. 【請求項3】請求項1及び2のいずれか一項に記載のバ
    ーコード読取装置において、前記読取位置決定手段は、前記読取判断手段により、前
    記調整範囲内の複数の位置でバーコードの読み取りが成
    功したと判断された場合、複数の該位置の中心位置を前
    記最適読取位置とする、 ことを特徴とするバーコード読取装置。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれか一項に記載のバ
    ーコード読取装置を備え、 前記保持具が保持するバーコード添記物は、検体が入る
    検体容器であり、該検体容器に付されているバーコード
    には、検体容器に入っている検体の識別情報が含まれて
    おり、 前記検体に対して、予め定められた事項を測定する測定
    手段と、 前記バーコード読取装置で読み取られたバーコードを付
    している検体容器内の検体を前記測定器へ移動させる検
    体移動手段と、 前記バーコード読取装置で読み取られたバーコードに含
    まれている前記識別情報と、該バーコードを付している
    検体容器内の検体に関する前記測定手段による測定結果
    とを対応させて記憶するデータ記憶手段と、 前記データ記憶手段に記憶されている内容を出力する出
    力手段と、 を備えていることを特徴とする分析装置。
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