JP3495025B2 - 移動体通信網における電波状況測定システム、及び電波状況測定方法 - Google Patents

移動体通信網における電波状況測定システム、及び電波状況測定方法

Info

Publication number
JP3495025B2
JP3495025B2 JP2002001834A JP2002001834A JP3495025B2 JP 3495025 B2 JP3495025 B2 JP 3495025B2 JP 2002001834 A JP2002001834 A JP 2002001834A JP 2002001834 A JP2002001834 A JP 2002001834A JP 3495025 B2 JP3495025 B2 JP 3495025B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
measurement
radio wave
mobile communication
communication network
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002001834A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003204296A (ja
Inventor
一彦 松本
Original Assignee
エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社 filed Critical エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社
Priority to JP2002001834A priority Critical patent/JP3495025B2/ja
Publication of JP2003204296A publication Critical patent/JP2003204296A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3495025B2 publication Critical patent/JP3495025B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信網にお
ける電波状況測定システム、及び電波状況測定方法に関
し、特に、従来のように電測車を使用することなく、一
般ユーザーの携帯端末の通常の通信から電波測定に必要
なデータを収集することを可能にする移動体通信網にお
ける電波状況測定システム、及び電波状況測定方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話などの携帯端末を使用し
た移動体通信システムにおける無線通信用の電波の電界
強度の測定(本明細書では、単に「電波測定」ともい
う)は、作業員が電波測定用の特殊自動車(電測車)に
電波測定用機器(電波受信機、GPS受信機、PC等)
を装備し、目的の道路を走行してGPS(Global
Positioning System)衛星から送出
される電波を受信するGPS受信機より得られる電測車
の位置情報と、電波の受信レベルデータを基に、PC
(パーソナルコンピュータ)等を使用して分析処理を行
うことにより電波状況の測定を実施している。
【0003】この従来の電波測定装置又はシステムにお
いては、移動体通信キャリアの作業員が電測車を走行さ
せて電波測定を行う方法を使用しているため、走行ルー
トにおける一時的な電波測定に留まり、広範囲に渡る継
続的、かつリアルタイムな測定が行えなかった。また、
作業員による測定のため効率が悪い面もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来の電波測定装置又はシステムにおいては、移動体通
信キャリアの作業員が電測車を走行させて電波測定を行
う方法を使用しているため、走行ルートにおける一時的
な電波測定に留まり、広範囲に渡る継続的、かつリアル
タイムな測定が行えなかった。また、作業員による測定
のため効率が悪い面もあった。本発明は、上記課題に鑑
みてなされたものであり、電測車を使用することなく、
一般ユーザーの携帯端末の通常の通信から電波測定に必
要なデータを収集することを可能にする移動体通信網に
おける電波状況測定システム、及び電波状況測定方法を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決すべくなされたもので、本発明の移動体通信網に
おける電波状況測定システムは、携帯端末と、移動体通
信網と、該移動体通信網と接続された電波測定システム
とで構成される移動体通信網における電波状況測定シス
テムにおいて、前記電波測定システムには、前記移動体
通信網に対し、電波測定を行う測定エリア、測定時刻、
及び測定の開始及び停止を指示する電測制御手段と、前
記移動体通信網から、携帯端末の位置データと、携帯端
末における受信レベルデータと、電波測定の時刻と、そ
の他の所定の情報とを受信する電測データ受信手段と、
前記移動体通信網から受信した電波測定データを基に、
少なくともエリア別、時間帯別に電界強度分布を算出す
る電測データ分析手段と、前記電測データ分析手段より
得られた算出結果を基に、地図上に電界強度分布を表示
する分析結果表示手段とを具備することを特徴とする。
これにより、以下の効果がある。電波測定のための電測
車(ビルの中などでは人)を走行させることなく電波測
定を行うことができ、全国いつでもどこでも3次元の位
置(緯度、経度、高度)に基づいた詳細な測定が自動的
に行える。このため、移動体通信キャリアにとって電測
作業を著しく軽減することができる。また、これまでに
ない広範囲に渡る電波状況をリアルタイムで把握するこ
とができる。移動体通信キャリアが電波状況を広範囲、
かつリアルタイムで把握できるようになるため、ユーザ
申告時に適確な対応が可能となる。移動体通信キャリア
の電波状況把握が高度化されることにより、これによっ
て得られたデータを基に無線設備の改善や電波状況に応
じた送信電力制御を行うことで不感地帯を減少させるこ
とができ、ユーザの利便性が向上する。
【0006】また、本発明の移動体通信網における電波
状況測定システムは、携帯端末と、移動体通信網と、該
移動体通信網と接続された電波測定システムとで構成さ
れる移動体通信網における電波状況測定システムであっ
て、前記電波測定システムには、移動体通信網に対し、
電波測定を行う測定エリア、測定時刻、及び測定の開始
及び停止を指示する電測制御手段と、移動体通信網より
転送される電波測定データを受信する電測データ受信手
段と、前記移動体通信網から受信した電波測定データを
蓄積する電測データ蓄積手段と、前記蓄積された電波測
定データを基に、少なくともエリア別、時間帯別に電界
強度分布を算出する電測データ分析手段と、前記電測デ
ータ分析手段より得られた算出結果を基に、地図上に電
界強度分布を表示する分析結果表示手段とを具備し、前
記移動体通信網には、 前記電波測定システムからの電
波測定の指示を受信し、指定された測定エリア内の携帯
端末の受信電波強度の測定を開始又は停止するための電
測データ収集の開始停止手段と、GPS機能を有する携
帯端末から送信される位置測定データ又は基地局から得
られる携帯端末の位置データと、携帯端末から送信され
る受信レベルデータと、電波測定の時刻と、その他の所
定の情報とを蓄積する電測データ測定蓄積手段と、前記
電測データ測定蓄積手段により蓄積されたデータを、前
記電波測定システムに送信する電測データ転送手段とを
具備することを特徴とする。これにより、以下の効果が
ある。電波測定のための電測車(ビルの中などでは人)
を走行させることなく電波測定を行うことができ、全国
いつでもどこでも3次元の位置(緯度、経度、高度)に
基づいた詳細な測定が自動的に行える。このため、移動
体通信キャリアにとって電測作業を著しく軽減すること
ができる。また、これまでにない広範囲に渡る電波状況
をリアルタイムで把握することができる。移動体通信キ
ャリアが電波状況を広範囲、かつリアルタイムで把握で
きるようになるため、ユーザ申告時に適確な対応が可能
となる。移動体通信キャリアの電波状況把握が高度化さ
れることにより、これによって得られたデータを基に無
線設備の改善や電波状況に応じた送信電力制御を行うこ
とで不感地帯を減少させることができ、ユーザの利便性
が向上する。
【0007】また、本発明の移動体通信網における電波
状況測定システムは、前記電波測定システムは、気象情
報システム、ネットワーク監視システム、及びトラヒッ
ク測定システムのいずれか又は全部と接続され、前記気
象情報システム、ネットワーク監視システム、及びトラ
ヒック測定システムから、気象状況、ネットワーク設備
故障状況、及び/又はトラヒック状況の情報を取得する
他システムデータ受信手段と、前記他システムから受信
した情報を基に、所定の条件により電波測定の開始を決
定する手段とをさらに具備することを特徴とする。これ
により、気象情報システムとの連携により、気象状態に
影響されやすい電波の状況がリアルタイムに把握可能と
なる。特に高周波数帯を利用する第3世代携帯端末にと
っては気象状態による電波の影響が従来より大きいと考
えられ、気象状態と電波状況の関係を容易に把握するこ
とができる。また、ネットワーク監視システム、トラヒ
ック測定システムとの連携により、設備故障などにおけ
る状況把握に利用可能となる。
【0008】また、本発明の移動体通信網における電波
状況測定システムは、前記電波測定システムの電測デー
タ分析手段には、電波の伝播特性を、少なくとも降雨
量、風速を含む気象状況別に分析する手段をさらに具備
することを特徴とする。これにより、気象状態に影響さ
れやすい電波の状況がリアルタイムに把握可能となる。
特に高周波数帯を利用する第3世代携帯端末にとっては
気象状態による電波の影響が従来より大きいと考えら
れ、気象状態と電波状況の関係を容易に把握することが
できる。
【0009】また、本発明の移動体通信網における電波
状況測定システムは、前記電波測定システムには、予め
決定したスケジュールを基に、電波測定を行うエリア、
時間帯を移動体通信網へ指示する手段をさらに具備する
ことを特徴とする。これにより、移動体通信網における
電波状況を定期的に測定し、長期間に渡る測定データを
自動的に得ることができる。
【0010】また、本発明の移動体通信網における電波
状況測定システムは、前記移動体通信網で用いられる各
手段を、前記移動体通信網内の交換機、基地制御局、ま
たは基地局のいずれかに配備することを特徴とする。こ
れにより、移動体通信網における電波状況の測定を、移
動体通信網の設備状況を考慮して計画的に行うことがで
きる。
【0011】また、本発明の移動体通信網における電波
状況測定方法は、携帯端末と、移動体通信網と、該移動
体通信網と接続された電波測定システムとで構成される
移動体通信網における電波状況測定方法において、前記
電波測定システムにより、前記移動体通信網に対し、電
波測定を行う測定エリア、測定時刻、及び測定の開始及
び停止を指示する電測制御手順と、前記移動体通信網か
ら、携帯端末の位置データと、携帯端末における受信レ
ベルデータと、電波測定の時刻と、その他の所定の情報
とを受信する電測データ受信手順と、前記移動体通信網
から受信した電波測定データを基に、少なくともエリア
別、時間帯別に電界強度分布を算出する電測データ分析
手順と、前記電測データ分析手順により得られた算出結
果を基に、地図上に電界強度分布を表示する分析結果表
示手順とが行われることを特徴とする。これにより、以
下の効果がある。電波測定のための電測車(ビルの中な
どでは人)を走行させることなく電波測定を行うことが
でき、全国いつでもどこでも3次元の位置(緯度、経
度、高度)に基づいた詳細な測定が自動的に行える。こ
のため、移動体通信キャリアにとって電測作業を著しく
軽減することができる。また、これまでにない広範囲に
渡る電波状況をリアルタイムで把握することができる。
移動体通信キャリアが電波状況を広範囲、かつリアルタ
イムで把握できるようになるため、ユーザ申告時に適確
な対応が可能となる。移動体通信キャリアの電波状況把
握が高度化されることにより、これによって得られたデ
ータを基に無線設備の改善や電波状況に応じた送信電力
制御を行うことで不感地帯を減少させることができ、ユ
ーザの利便性が向上する。
【0012】また、本発明の移動体通信網における電波
状況測定方法は、携帯端末と、移動体通信網と、該移動
体通信網と接続された電波測定システムとで構成される
移動体通信網における電波状況測定方法であって、前記
電波測定システムにより、移動体通信網に対し、電波測
定を行う測定エリア、測定時刻、及び測定の開始及び停
止を指示する電測制御手順と、移動体通信網より転送さ
れる電波測定データを受信する電測データ受信手順と、
前記移動体通信網から受信した電波測定データを蓄積す
る電測データ蓄積手順と、前記蓄積された電波測定デー
タを基に、少なくともエリア別、時間帯別に電界強度分
布を算出する電測データ分析手順と、前記電測データ分
析手順より得られた算出結果を基に、地図上に電界強度
分布を表示する分析結果表示手順とが行われ、前記移動
体通信網により、前記電波測定システムからの電波測定
の指示を受信し、指定された測定エリア内の携帯端末の
受信電波強度の測定を開始又は停止するための電測デー
タ収集の開始停止手順と、GPS機能を有する携帯端末
から送信される位置測定データ又は基地局から得られる
携帯端末の位置データと、携帯端末から送信される受信
レベルデータと、電波測定の時刻と、その他の所定の情
報とを蓄積する電測データ測定蓄積手順と、前記電測デ
ータ測定蓄積手順により蓄積されたデータを、前記電波
測定システムに送信する電測データ転送手順とが行われ
ることを特徴とする。これにより、以下の効果がある。
電波測定のための電測車(ビルの中などでは人)を走行
させることなく電波測定を行うことができ、全国いつで
もどこでも3次元の位置(緯度、経度、高度)に基づい
た詳細な測定が自動的に行える。このため、移動体通信
キャリアにとって電測作業を著しく軽減することができ
る。また、これまでにない広範囲に渡る電波状況をリア
ルタイムで把握することができる。移動体通信キャリア
が電波状況を広範囲、かつリアルタイムで把握できるよ
うになるため、ユーザ申告時に適確な対応が可能とな
る。移動体通信キャリアの電波状況把握が高度化される
ことにより、これによって得られたデータを基に無線設
備の改善や電波状況に応じた送信電力制御を行うことで
不感地帯を減少させることができ、ユーザの利便性が向
上する。
【0013】また、本発明の移動体通信網における電波
状況測定方法は、前記電波測定システムを、気象情報シ
ステム、ネットワーク監視システム、及びトラヒック測
定システムのいずれか又は全部と接続する手順と、前記
電波測定システムにより、前記気象情報システム、ネッ
トワーク監視システム、及びトラヒック測定システムか
ら、気象状況、ネットワーク設備故障状況、及び/又は
トラヒック状況の情報を取得する他システムデータ受信
手順と、前記他システムから受信した情報を基に、所定
の条件により電波測定の開始を決定する手順とがさらに
行われることを特徴とする。これにより、気象情報シス
テムとの連携により、気象状態に影響されやすい電波の
状況がリアルタイムに把握可能となる。特に高周波数帯
を利用する第3世代携帯端末にとっては気象状態による
電波の影響が従来より大きいと考えられ、気象状態と電
波状況の関係を容易に把握することができる。また、ネ
ットワーク監視システム、トラヒック測定システムとの
連携により、設備故障などにおける状況把握に利用可能
となる。
【0014】また、本発明の移動体通信網における電波
状況測定方法は、前記電波測定システムの電測データ分
析手順には、電波の伝播特性を、少なくとも降雨量、風
速を含む気象状況別に分析する手順がさらに含まれるこ
とを特徴とする。これにより、気象状態に影響されやす
い電波の状況がリアルタイムに把握可能となる。特に高
周波数帯を利用する第3世代携帯端末にとっては気象状
態による電波の影響が従来より大きいと考えられ、気象
状態と電波状況の関係を容易に把握することができる。
【0015】また、本発明の移動体通信網における電波
状況測定方法は、前記電波測定システムにより、予め決
定したスケジュールを基に、電波測定を行うエリア、時
間帯を移動体通信網へ指示する手順がさらに行われるこ
とを特徴とする。これにより、移動体通信網における電
波状況を定期的に測定し、長期間に渡る測定データを自
動的に得ることができる。
【0016】また、本発明の移動体通信網における電波
状況測定方法は、前記移動体通信網で用いられる各手順
が、前記移動体通信網内の交換機、基地制御局、または
基地局のいずれかにより行われることを特徴とする。こ
れにより、移動体通信網における電波状況の測定を、移
動体通信網の設備状況を考慮して計画的に行うことがで
きる。
【0017】また、本発明のコンピュータ読み取り可能
な記録媒体は、携帯端末と、移動体通信網と、該移動体
通信網と接続された電波測定システムとで構成される電
波状況測定システムにおける前記電波測定システム内の
コンピュータに、移動体通信網に対し、電波測定を行う
測定エリア、測定時刻、及び測定の開始及び停止を指示
する電測制御手順と、移動体通信網より転送される電波
測定データを受信する電測データ受信手順と、前記移動
体通信網から受信した電波測定データを蓄積する電測デ
ータ蓄積手順と、前記蓄積された電波測定データを基
に、少なくともエリア別、時間帯別に電界強度分布を算
出する電測データ分析手順と、前記電測データ分析手順
より得られた算出結果を基に、地図上に電界強度分布を
表示する分析結果表示手順とを実行させるためのプログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体で
ある。
【0018】また、本発明のコンピュータプログラム
は、携帯端末と、移動体通信網と、該移動体通信網と接
続された電波測定システムとで構成される電波状況測定
システムにおける前記電波測定システム内のコンピュー
タに、移動体通信網に対し、電波測定を行う測定エリ
ア、測定時刻、及び測定の開始及び停止を指示する電測
制御手順と、移動体通信網より転送される電波測定デー
タを受信する電測データ受信手順と、前記移動体通信網
から受信した電波測定データを蓄積する電測データ蓄積
手順と、前記蓄積された電波測定データを基に、少なく
ともエリア別、時間帯別に電界強度分布を算出する電測
データ分析手順と、前記電測データ分析手順より得られ
た算出結果を基に、地図上に電界強度分布を表示する分
析結果表示手順とを実行させるためのプログラムであ
る。
【0019】また、本発明のコンピュータ読み取り可能
な記録媒体は、携帯端末と、移動体通信網と、該移動体
通信網と接続された電波測定システムとで構成される電
波状況測定システムにおける前記移動体通信網内のコン
ピュータに、前記電波測定システムからの電波測定の指
示を受信し、指定された測定エリア内の携帯端末の受信
電波強度の測定を開始又は停止するための電測データ収
集の開始停止手順と、GPS機能を有する携帯端末から
送信される位置測定データ又は基地局から得られる携帯
端末の位置データと、携帯端末から送信される受信レベ
ルデータと、電波測定の時刻と、その他の所定の情報と
を蓄積する電測データ測定蓄積手順と、前記電測データ
測定蓄積手順により蓄積されたデータを、前記電波測定
システムに送信する電測データ転送手順とを実行させる
ためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
な記録媒体である。
【0020】また、本発明のコンピュータプログラム
は、携帯端末と、移動体通信網と、該移動体通信網と接
続された電波測定システムとで構成される電波状況測定
システムにおける前記移動体通信網内のコンピュータ
に、前記電波測定システムからの電波測定の指示を受信
し、指定された測定エリア内の携帯端末の受信電波強度
の測定を開始又は停止するための電測データ収集の開始
停止手順と、GPS機能を有する携帯端末から送信され
る位置測定データ又は基地局から得られる携帯端末の位
置データと、携帯端末から送信される受信レベルデータ
と、電波測定の時刻と、その他の所定の情報とを蓄積す
る電測データ測定蓄積手順と、前記電測データ測定蓄積
手順により蓄積されたデータを、前記電波測定システム
に送信する電測データ転送手順とを実行させるためのプ
ログラムである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0022】[システムの概要説明]図1は、本発明に
よる移動体通信網における電波状況測定システムの全体
構成を示す図であり、1は移動体通信網、10は移動交
換機などの交換機、10aは基地制御局、30は基地
局、40は携帯電話やPDAなどの携帯端末、50は電
波測定システム、80は気象情報システム、81は電波
測定システム50と気象情報システム80を結ぶ通信
網、90はネットワーク監視システム、91はトラヒッ
ク測定システムを示している。図1に示す電波状況の測
定システムは、移動体通信網1に電波測定システム50
を接続し、移動体通信キャリアのオペレーションシステ
ムであるネットワーク監視システム90、トラヒック測
定システム91、さらに気象情報システム80とを連携
させたシステムである。また、電波測定データは従来の
電測車及び車載受信機によって測定するのではなく、通
常の一般ユーザの携帯電話などの携帯端末40からの受
信電波によって測定する。
【0023】また、電波測定システム50は、気象情報
システム80からの気象情報やネットワーク監視システ
ム90からの設備故障情報、トラヒック測定システム9
1からのトラヒック情報を基に、現在の、または気象予
報によりある時間帯の電波状況の把握が必要と判断した
時に、電波測定開始指示を移動体通信網1へ送信する。
なお、電波測定開始指示はエリア単位に行うことができ
る。
【0024】電波測定開始指示を受けた移動体通信網1
では、指定されたエリアの交換機(移動交換機など)1
0などに対し電波測定開始指示を伝達し、携帯端末40
での発信時に、その携帯端末40の電波受信レベルデー
タの収集、及び携帯端末40の位置(X、Y、Z)デー
タの収集を行い、測定時刻及び基地局識別情報を付加し
て電波測定システム50へ転送する。なお、測定時刻
は、携帯端末40内に内蔵された時計から取得した時刻
情報と、移動体通信網1内に備えられた時計から取得し
た時刻情報のどちらを使用してもよい。また、従来の携
帯端末40における通信においては、通信中に携帯端末
40より電波の受信レベルデータを基地局30に送信
し、基地局30ではその受信レベルデータを測定して送
信電力調整を行っている。携帯端末40の発信時には基
地局30が送信電力を調整する前の初期受信レベルデー
タを送信する。
【0025】なお、本発明では、移動体通信網1で使用
される携帯端末40の位置を特定できることが前提とな
る。移動体通信網1の携帯端末40の位置測定方法は第
3世代携帯端末において標準化(3GPPにて標準化)
されており、本例においても、標準化された方式もしく
はそれに準ずる方法により位置測定(本明細書では単に
「測位」ともいう)を行う。3GPPで標準化されてい
る実際の測位方法にはGPS(GPS衛星からの電波を
使用)、NW(基地局による電波到達時間差による測
位)を利用した方法などがある。
【0026】電波測定システム50では、移動体通信網
1から転送された電波測定データ(本明細書では、単に
「電測データ」ともいう)を分析することによって、電
波測定の開始指示を行ったエリアの電波状況をリアルタ
イムに把握することが可能となる。また、実際の気象状
況と照合することによって、気象の変化による電波受信
レベルへの影響も調査可能となる。
【0027】[システムの機能構成の説明]図2は、移
動体通信網における電波状況測定システムの機能構成を
示す図であり、システムを構成する各要素は、それぞれ
以下の機能を有している。 (1)携帯端末40 携帯端末40は、携帯端末としての通常の機能の他に、
本発明に直接関係する機能として、GPS受信機能4
1、及び測位処理機能42を有している。GPS受信機
能41は、GPS衛星からの電波を受信する機能であ
る。測位処理機能42は、GPS受信機能41からのデ
ータを受け取り、携帯端末40の現在の位置(緯度、経
度、高度)を割り出し、移動体通信網1に通知する機能
である。
【0028】なお、本例では、携帯端末40がGPS受
信機能41及び測位処理機能42を有している例を示し
ているが、これらのGPS機能に代えて、NW(基地局
による電波到達時間差による測位など)の位置情報サー
ビスにより携帯端末40の位置を特定する方法を使用す
ることもできる。
【0029】(2)移動体通信網1 移動体通信網1は、交換機10、基地制御局10a、及
び基地局30から構成される通信網であり、本発明に直
接関係する機能として以下の機能を有している。電測デ
ータ収集の開始/停止機能11は、電波測定システム5
0より電波測定の開始/停止メッセージ受信し、メッセ
ージが開始の場合は、交換機10を「測定状態」の開始
にセットし、メッセージが停止の場合は、「測定状態」
を停止にセットする。電測データ測定/蓄積機能12
は、交換機10の「測定状態」が開始にセットされてい
る場合に、電波測定データ(本明細書では、単に「電測
データ」ともいう)を測定/収集し、「電波の受信レベ
ルデータ」、「測位データ」、「測定時刻」、「基地局
識別情報」などを、データベース(転送エリア)14に
蓄積する。電測データ転送機能13は、データベース
(転送エリア)14に蓄積した電測データを、電波測定
システム50に送信するための機能である。なお、図2
に示した例では、移動体通信網1に必要とされる上記各
機能を交換機10内に設備した例を示しているが、上記
各機能を基地制御局10aや、基地局30に設備しても
よい。また、移動体通信網1内に専用の電波測定用の装
置を設備してもよい。
【0030】(3)電波測定システム50 電波測定システム50は、以下の機能を有している。他
システムデータ受信機能51は、気象情報システム80
や、ネットワーク監視システム90や、トラヒック測定
システム91などの他システムから、必要なデータを受
信する機能である。電測制御機能52は、他システムか
ら受信したデータを基に、電波測定の必要性の判断を行
う。また、手動指示により測定エリアの選択、測定時間
帯の指定を行い、電波測定の開始及び停止の指示を移動
体通信網1に通知する機能である。電測データ受信機能
53は、移動体通信網1より転送される電測データを受
信する機能である。電測データ蓄積(DB)機能54
は、受信した電測データを蓄積するデータベース機能で
ある。電測データ分析機能55は、蓄積された電測デー
タを基に、エリア別、時間帯別、気象状態別に、電界強
度分布を算出する機能である。また、電界強度の計画値
との差分による評価も行う。なお、さらに詳細な内容に
ついては後述する。分析結果表示機能56は、電測デー
タ分析機能55より得られた算出結果を基に、地図上に
電界強度分布を表示する機能である。
【0031】(4)気象情報システム80 気象情報システム80は、従来のエリア別、時間帯別の
電波状況の把握に加え、エリアの気象状態別による電波
状況の把握を行うため、以下の情報を収集し、電波測定
システム50に通知する。 ・降水量/降雪量 ・風速、風向 ・気温 ・落雷情報
【0032】(5)ネットワーク監視システム90及び
トラヒック測定システム91 ネットワーク監視システム90及びトラヒック測定シス
テム91は、無線系装置(基地局、基地制御局など)、
及び交換機などの設備故障時や異常時に、現場に赴くこ
となく、電波状況への影響など確認するために、以下の
情報を収集する。また、収集した情報を電波測定システ
ム50に通知する。 ・メジャー警報情報(無線系装置、交換機の最緊急警
報) ・呼処理警報情報(無線系装置、交換機において準正常
処理が多発した場合の警報) ・リソース使用状況 ・呼損状況
【0033】(6)なお、電波測定システム50の電測
データ分析機能55には以下のような機能がある。 不感地帯のエリア特性判断 収集されたデータより不感地帯を特定し、各基地局間の
計画エリア以外の場所であるか、単一計画エリア内の場
所であるのかの切り分けを実施。 隣接基地局との干渉エリア予測 基地局識別情報と電波受信レベルにより、基地局間の電
波干渉のエリア予測を行う。 新規基地局の最適配置 新規基地局建設時、周辺基地局の電波状況および基地局
アンテナの主ビーム方向より、新規基地局の位置および
主ビーム方向を算出する。 送信電力と電波受信距離の関係パラメータ算出 統計処理によって気象状態、例えば降雨量による基地局
の送信電力と電波受信距離の関係パラメータを算出し、
計画エリア算出時のパラメータや基地局の送信電力制御
におけるパラメータとして用いる。
【0034】[電波測定方法の手順の概要説明]図3
は、電波測定方法のイメージを説明するための図であ
り、図3において、以下のようにして測定を行う。 (1)電波測定システム50は関連システムより常時情
報を収集する(矢付線)。 (2)関連システムの情報から、または定期的な状況確
認のため、電波測定の必要がある場合、測定エリアを指
定して移動体通信網1に電波測定開始指示を送信する
(矢付線)。 (3)移動体通信網1の交換機10では、ユーザの携帯
端末の発信接続処理時に電波測定する機能を動作させ
る。そして、一般ユーザの携帯端末40からの発信によ
り電波測定に必要なデータ(「受信レベルデータ」、
「測位データ」、「測定時刻」、「基地局識別情報」な
ど)を収集する(矢付線)。 (4)収集した電測データ(「受信レベルデータ」、
「測位データ」、「測定時刻」、「基地局識別情報」な
ど)を電波測定システム50へ転送し、電波測定システ
ム50にて分析を行う(矢付線)。
【0035】[電波測定の動作フロー]また、図4は、
電波測定の動作フローを示す図であり、図4中の破線で
囲まれた部分が、従来のシーケンスに追加される部分で
ある。以下、図4を基に、その処理の流れについて説明
する。 (1)電波測定システム50から移動体通信網1に、特
定のエリアを指定して、電波測定開始要求を送信する
(ステップS1) (2)移動体通信網1の指定されたエリア内にある携帯
端末A43から、発信要求があったとする(ステップS
2)。この場合、「発信要求」から「認証、秘匿」、
「セットアップ」までは、通常の発信要求処理が行われ
る。 (3)その後に、電波測定に必要なデータ測定が行わ
れ、「受信レベル」、「測位データ」、「時刻」、「基
地局識別情報」の各情報が交換機10のデータベース1
4内の電測データ転送エリアに蓄積される(ステップS
3、S4)。 (4)その後、携帯端末A43は通常のコールプロセス
に移行する。 (5)また、指定されたエリア内にある携帯端末B44
から、発信要求があった場合にも、上記(1)から
(4)までの処理が行われる。 (6)そして、データベース14内の電測データ転送エ
リアに蓄積されたデータが、電波測定システム50に送
信される(ステップS5)。
【0036】なお、特殊な場合の処理として、以下のよ
うな処理も行うことができる。 (a)通信中に圏外により切断された場合 受信レベルが0となる位置を導きだす測定方法である。
通信中に圏外により切断されたと携帯端末40で判断し
た時、その位置を受信レベル0として携帯端末40に内
蔵されたGPSによって自己位置を測位し、携帯端末4
0内のメモリに「受信レベル0情報」としてその位置情
報及び時刻を記憶する。携帯端末40の次の発信または
着信時に、そのメモリ内の情報を移動体通信網1へ送信
する。なお、この機能を実現する場合は、携帯端末40
に以下の機能が必要となる。 ・GPS電波を受信して位置情報を取得するGPS受信
機能、及び測位処理機能 ・位置情報、時刻等を記憶するメモリ ・メモリ内の情報を移動体通信網へ送信する機能
【0037】(b)ハンドオーバー発生時 携帯端末40の通信中にセル移動によりハンドオーバー
が発生した時は、ハンドオーバー境界を判断するための
測定を実施する。移動体通信網1でハンドオーバー実施
時、その携帯端末40の測位を実施し、時刻情報、新/
旧基地局識別情報を収集し、「ハンドオーバー境界位置
情報」として電波測定システム50へ転送する。
【0038】[移動体通信網における処理フロー]ま
た、図5は、移動体通信網1における処理フローを示す
図である。図5(a)は、電波測定システム50からの
「電波測定開始/停止メッセージ」の受信時の処理を示
しており、以下ように処理を行う。電波測定システム5
0より電波測定開始/停止メッセージ受信する(ステッ
プS11) メッセージが電波測定の開始か停止かを判断する(ステ
ップS12)。メッセージが開始の場合は、測定エリア
の交換機10に、「測定状態」の開始をセットする(ス
テップS14)。メッセージが停止の場合は、測定エリ
アの交換機10に、「測定状態」の停止をセットする
(ステップS13)。
【0039】図5(b)は、ユーザの携帯端末40の発
信時の処理を示しており、以下のように処理を行う。移
動体通信網1の交換機10が、ユーザの携帯端末40か
らの発信要求を受信する(ステップS21)。移動体通
信網1の交換機10が、「測定状態」を開始しているか
停止しているかを判断する(ステップS22)。「測定
状態」が停止の場合は、従来の発信時処理を行う(ステ
ップS25)。「測定状態」が開始されている場合は、
従来の発信時処理に加え、測位データなどの電測データ
を収集する(ステップS23)。また、「受信レベルデ
ータ」、「測位データ」、「測定時刻」、「基地局識別
情報」などを、転送エリアに蓄積する(ステップS2
4)。
【0040】図5(c)は交換機10から電波測定シス
テム50への電測データの転送処理を示しており、以下
のように処理を行う。移動体通信網1内の交換機10の
データベース(転送エリア)14に蓄積された電測デー
タを、電波測定システム50に送信するための指示信号
となる同期信号X(t)が入力される(ステップS2
6)。電測データの「測定状態」が開始されているかど
うかを判断する(ステップS27)。「測定状態」が開
始されている場合には、交換機10のデータベース(転
送エリア)14に蓄積されたデータが、電波測定システ
ム50に送信される(ステップS28)。
【0041】[交換機、電波測定システム、携帯端末の
構成例]また、図6は、移動体通信網1内の交換機10
の構成例を示すブロック図であり、本発明に直接関係す
る部分についてのみ示したものである。図6において、
16は電波測定システム50や基地制御局10aと交換
機10を接続する通信用インタフェース、17は交換機
全体を制御する制御部、18はデータベース(電測デー
タの転送エリア)、20は処理プログラム部を示してい
る。
【0042】また、処理プログラム部20には、以下の
処理部が含まれている。電測データ収集の開始停止処理
部21は、電波測定システム50より電波測定の開始/
停止メッセージ受信し、メッセージが開始の場合は、交
換機10を「測定状態の開始」にセットし、メッセージ
が停止の場合は、交換機10を「測定状態の停止」にセ
ットする。電測データの受信蓄積処理部22は、交換機
10で測定が開始されている場合は、電測データを収集
し、「受信レベルデータ」、「測位データ」、「測定時
刻」、「基地局識別情報」などを、データベース(転送
エリア)18に蓄積する。電測データの転送処理部23
は、データベース(転送エリア)18に蓄積した電測デ
ータを、電波測定システム50に送信するための処理を
行う。
【0043】なお、この処理プログラム部20は専用の
ハードウエアにより実現されるものであってもよく、ま
たこの処理プログラム部はメモリおよびCPU(中央処
理装置)等の汎用の情報処理装置により構成され、この
処理部の機能を実現するためのプログラム(図示せず)
をメモリのロードして実行することによりその機能を実
現させるものであってもよい。また、この交換機10に
は、周辺機器として入力装置、表示装置等(いずれも表
示せず)が接続されているものとする。ここで、入力装
置としては、キーボード、マウス等の入力デバイスのこ
とをいう。表示装置とは、CRT(Cathode Ray Tube)
や液晶表示装置等のことをいう。
【0044】また、図7は、電波測定システム50のサ
ーバ61の構成例を示すブロック図であり、本発明に直
接関係する部分についてのみ示したものである。図7に
おいて、61は電波測定システム50のサーバ、62は
交換機10や他システムとサーバ61を接続する通信用
インタフェース、63はサーバ全体を制御する制御部、
64はデータベース、70は処理プログラム部を示して
いる。
【0045】また、処理プログラム部70には、以下の
処理部が含まれている。他システムデータ受信処理部7
1は、気象情報システム80などの他システムからのデ
ータを受信する処理部である。電測制御処理部72は、
他システムから受信したデータを基に、電波測定を行う
かどうかの判断を行う。また、手動指示により測定エリ
アの選択、測定時間帯の指定を行い、電波測定の開始/
終了の指示を移動体通信網1の交換機10に通知する。
電測データ受信処理部73は、移動体通信網1の交換機
10より転送される電測データを受信する処理部であ
る。電測データ蓄積処理部74は、受信した電測データ
をデータベース64に蓄積する処理を行う。電測データ
分析処理部75は、データベース64に蓄積された電測
データを基に、エリア別、時間帯別、気象状態別に、電
界強度分布を算出する処理を行う。また、電界強度の計
画値との差分による評価も行う。分析結果表示処理部7
6は、電測データ分析処理部75より得られた算出結果
を基に、地図上に電界強度分布を表示する処理を行う。
なお、この処理プログラム部70は専用のハードウエア
により実現されるものであってもよく、またこの処理プ
ログラム部はメモリおよびCPU(中央処理装置)等の
汎用の情報処理装置により構成され、この処理部の機能
を実現するためのプログラム(図示せず)をメモリのロ
ードして実行することによりその機能を実現させるもの
であってもよい。また、このサーバ61には、周辺機器
として入力装置、表示装置等(いずれも表示せず)が接
続されているものとする。ここで、入力装置としては、
キーボード、マウス等の入力デバイスのことをいう。表
示装置とは、CRT(Cathode Ray Tube)や液晶表示装
置等のことをいう。
【0046】また、図8は、携帯端末(携帯電話)の構
成例を示すブロック図であり、携帯端末40は、通常の
携帯電話としての各機能部に加えて、GPS受信部45
と、測位処理部46を備えている。なお、本例では、携
帯端末40がGPS機能を有している例を示している
が、GPS機能に代えて、NW(基地局による電波到達
時間差による測位など)の位置情報サービスにより携帯
端末40の位置を特定してもよい。GPS受信部45
は、GPS衛星から送出される電波を受信する機能を有
する。測位処理部46は、GPS受信部45から送られ
るデータを基に、携帯端末40の位置データを割り出す
と共に、また移動体通信網1に位置データを通知する処
理を行う。
【0047】また、図6に示す交換機10、及び図7に
示す電波測定システムのサーバ61の機能を実現するた
めのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体
に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムを交
換機10内のコンピュータ、及び電波測定システムのサ
ーバ61内のコンピュータに読み込ませ、実行すること
により本発明の電波状況測定システムの機能を実現する
処理を行ってもよい。
【0048】また、「コンピュータ読み取り可能な記録
媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、
ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシス
テムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことを
いう。さらに、「コンピュータ読み取り可能な記録媒
体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線
等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサ
ーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の
揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラム
を保持しているものも含むものとする。
【0049】また、上記プログラムは、このプログラム
を記憶装置に格納したコンピュータシステムから、伝送
媒体を介して、あるいは伝送媒体中の伝送波により他の
コンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プ
ログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等
のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通
信線)のように情報を伝送する媒体のことをいう。
【0050】以上、本発明の電波状況測定システムの実
施の形態について説明したが、本発明は、上述の図示例
にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の移動体通
信網における電波状況測定システム及び電波状況測定方
法においては、電波測定システムは電波測定が必要な時
に、測定時間及び測定エリアを移動体通信網へ指示し、
移動体通信網から、指定された測定エリア内の携帯端末
の位置データや、その他の電波測定に必要なデータを受
信し、この受信したデータを分析して移動体通信網にお
ける電波状況を把握するようにしたので、これにより、
以下の効果がある。電波測定のための電測車(ビルの中
などでは人)を走行させることなく電波測定を行うこと
ができ、全国いつでもどこでも3次元の位置(緯度、経
度、高度)に基づいた詳細な測定が自動的に行える。こ
のため、移動体通信キャリアにとって電測作業を著しく
軽減することができる。また、これまでにない広範囲に
渡る電波状況をリアルタイムで把握することができる。
移動体通信キャリアが電波状況を広範囲、かつリアルタ
イムで把握できるようになるため、ユーザ申告時に適確
な対応が可能となる。移動体通信キャリアの電波状況把
握が高度化されることにより、これによって得られたデ
ータを基に無線設備の改善や電波状況に応じた送信電力
制御を行うことで不感地帯を減少させることができ、ユ
ーザの利便性が向上する。
【0052】また、本発明の移動体通信網における電波
状況測定システム及び電波状況測定方法においては、電
波測定システムは電波測定が必要な時に、測定時間及び
測定エリアを指定して移動体通信網へ電波状況の測定開
始を指示する。移動体通信網では、指定された測定エリ
ア内の一般ユーザーの携帯端末の通常の発信より電波測
定に必要なデータを収集し、移動体通信網内の交換機な
どに蓄積する。また、蓄積したデータを電波測定システ
ムへ転送する。電波測定システムでは移動体通信網から
受信したデータを分析して移動体通信網における電波状
況を把握するようにしたので、これにより、以下の効果
がある。電波測定のための電測車(ビルの中などでは
人)を走行させることなく電波測定を行うことができ、
全国いつでもどこでも3次元の位置(緯度、経度、高
度)に基づいた詳細な測定が自動的に行える。このた
め、移動体通信キャリアにとって電測作業を著しく軽減
することができる。また、これまでにない広範囲に渡る
電波状況をリアルタイムで把握することができる。移動
体通信キャリアが電波状況を広範囲、かつリアルタイム
で把握できるようになるため、ユーザ申告時に適確な対
応が可能となる。移動体通信キャリアの電波状況把握が
高度化されることにより、これによって得られたデータ
を基に無線設備の改善や電波状況に応じた送信電力制御
を行うことで不感地帯を減少させることができ、ユーザ
の利便性が向上する。
【0053】また、本発明の移動体通信網における電波
状況測定システム及び電波状況測定方法においては、気
象情報システム、ネットワーク監視システム、及びトラ
ヒック測定システムなどの他システムと連携し、他シス
テムからの情報を基に、電波測定を行うようにしたの
で、これにより、気象情報システムとの連携により、気
象状態に影響されやすい電波の状況がリアルタイムに把
握可能となる。特に高周波数帯を利用する第3世代携帯
端末にとっては気象状態による電波の影響が従来より大
きいと考えられ、気象状態と電波状況の関係を容易に把
握することができる。また、ネットワーク監視システ
ム、トラヒック測定システムとの連携により、設備故障
などにおける状況把握に利用可能となる。
【0054】また、本発明の移動体通信網における電波
状況測定システム及び電波状況測定方法においては、電
波測定システムにおいて測定データを分析する際には、
電波の伝播特性を、降雨量、風速などの気象状況別に分
析するようにしたので、これにより、気象状態に影響さ
れやすい電波の状況がリアルタイムに把握可能となる。
特に高周波数帯を利用する第3世代携帯端末にとっては
気象状態による電波の影響が従来より大きいと考えら
れ、気象状態と電波状況の関係を容易に把握することが
できる。
【0055】また、本発明の移動体通信網における電波
状況測定システム及び電波状況測定方法においては、予
め決定したスケジュールを基に、電波測定を行うエリ
ア、時間帯を移動体通信網へ指示するようにしたので、
これにより、移動体通信網における電波状況を定期的に
測定し、長期間に渡る測定データを自動的に得ることが
できる。
【0056】また、本発明の移動体通信網における電波
状況測定システム及び電波状況測定方法においては、移
動体通信網で必要とされる電波状況の測定手段を、移動
体通信網内の交換機、基地制御局、または基地局のいず
れかに配備するようにしたので、これにより、移動体通
信網における電波状況の測定を、移動体通信網の設備状
況を考慮して計画的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による移動体通信網における電波状況
測定システムの全体構成を示す図である。
【図2】 移動体通信網における電波状況測定システム
の機能構成を示す図である。
【図3】 電波測定方法のイメージを説明するための図
である。
【図4】 電波測定の動作フローを示す図である。
【図5】 移動体通信網における処理フローを示す図で
ある。
【図6】 移動体通信網内の交換機の構成例を示すブロ
ック図である。
【図7】 電波測定システムのサーバの構成例を示すブ
ロック図である。
【図8】 携帯端末の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 移動体通信網 10 交換機 10a 基地制御局 11 電測データ収集の開始/停止機能 12 電測データ測定/蓄積機能 13 電測データ転送機能 14 データベース(転送エリア) 30 基地局 40 携帯端末 41 GPS受信機能 42 測位処理機能 45 GPS受信部 46 測位処理部 50 電波測定システム 51 他システムデータ受信機能 52 電測制御機能 53 電測データ受信機能 54 電測データ蓄積(DB)機能 55 電測データ分析機能 56 分析結果表示機能 61 電波測定システムのサーバ 62 通信用インターフェース 63 制御部 64 データベース70 処理プログラム 80 気象情報システム 90 ネットワーク監視システム 91 トラヒック測定システム

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯端末と、移動体通信網と、該移動体
    通信網と接続された電波測定システムとで構成される移
    動体通信網における電波状況測定システムにおいて、 前記電波測定システムには、 前記移動体通信網に対し、電波測定を行う測定エリア、
    測定時刻、及び測定の開始及び停止を指示する電測制御
    手段と、 前記移動体通信網から、携帯端末の位置データと、携帯
    端末における受信レベルデータと、電波測定の時刻と、
    その他の所定の情報とを受信する電測データ受信手段
    と、 前記移動体通信網から受信した電波測定データを基に、
    少なくともエリア別、時間帯別に電界強度分布を算出す
    る電測データ分析手段と、 前記電測データ分析手段より得られた算出結果を基に、
    地図上に電界強度分布を表示する分析結果表示手段とを
    具備することを特徴とする移動体通信網における電波状
    況測定システム。
  2. 【請求項2】 携帯端末と、移動体通信網と、該移動体
    通信網と接続された電波測定システムとで構成される移
    動体通信網における電波状況測定システムであって、 前記電波測定システムには、 移動体通信網に対し、電波測定を行う測定エリア、測定
    時刻、及び測定の開始及び停止を指示する電測制御手段
    と、 移動体通信網より転送される電波測定データを受信する
    電測データ受信手段と、 前記移動体通信網から受信した電波測定データを蓄積す
    る電測データ蓄積手段と、 前記蓄積された電波測定データを基に、少なくともエリ
    ア別、時間帯別に電界強度分布を算出する電測データ分
    析手段と、 前記電測データ分析手段より得られた算出結果を基に、
    地図上に電界強度分布を表示する分析結果表示手段とを
    具備し、 前記移動体通信網には、 前記電波測定システムからの電波測定の指示を受信し、
    指定された測定エリア内の携帯端末の受信電波強度の測
    定を開始又は停止するための電測データ収集の開始停止
    手段と、 GPS機能を有する携帯端末から送信される位置測定デ
    ータ又は基地局から得られる携帯端末の位置データと、
    携帯端末から送信される受信レベルデータと、電波測定
    の時刻と、その他の所定の情報とを蓄積する電測データ
    測定蓄積手段と、 前記電測データ測定蓄積手段により蓄積されたデータ
    を、前記電波測定システムに送信する電測データ転送手
    段とを具備することを特徴とする移動体通信網における
    電波状況測定システム。
  3. 【請求項3】 前記電波測定システムは、気象情報シス
    テム、ネットワーク監視システム、及びトラヒック測定
    システムのいずれか又は全部と接続され、 前記気象情報システム、ネットワーク監視システム、及
    びトラヒック測定システムから、気象状況、ネットワー
    ク設備故障状況、及び/又はトラヒック状況の情報を取
    得する他システムデータ受信手段と、 前記他システムから受信した情報を基に、所定の条件に
    より電波測定の開始を決定する手段とをさらに具備する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の移動
    体通信網における電波状況測定システム。
  4. 【請求項4】 前記電波測定システムの電測データ分析
    手段には、 電波の伝播特性を、少なくとも降雨量、風速を含む気象
    状況別に分析する手段をさらに具備することを特徴とす
    る請求項3に記載の移動体通信網における電波状況測定
    システム。
  5. 【請求項5】 前記電波測定システムには、 予め決定したスケジュールを基に、電波測定を行うエリ
    ア、時間帯を移動体通信網へ指示する手段をさらに具備
    することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載
    の移動体通信網における電波状況測定システム。
  6. 【請求項6】 前記移動体通信網で用いられる各手段
    を、 前記移動体通信網内の交換機、基地制御局、または基地
    局のいずれかに配備することを特徴とする請求項1から
    5のいずれかに記載の移動体通信網における電波状況測
    定システム。
  7. 【請求項7】 携帯端末と、移動体通信網と、該移動体
    通信網と接続された電波測定システムとで構成される移
    動体通信網における電波状況測定方法において、 前記電波測定システムにより、 前記移動体通信網に対し、電波測定を行う測定エリア、
    測定時刻、及び測定の開始及び停止を指示する電測制御
    手順と、 前記移動体通信網から、携帯端末の位置データと、携帯
    端末における受信レベルデータと、電波測定の時刻と、
    その他の所定の情報とを受信する電測データ受信手順
    と、 前記移動体通信網から受信した電波測定データを基に、
    少なくともエリア別、時間帯別に電界強度分布を算出す
    る電測データ分析手順と、 前記電測データ分析手順より得られた算出結果を基に、
    地図上に電界強度分布を表示する分析結果表示手順とが
    行われることを特徴とする移動体通信網における電波状
    況測定方法。
  8. 【請求項8】 携帯端末と、移動体通信網と、該移動体
    通信網と接続された電波測定システムとで構成される移
    動体通信網における電波状況測定方法であって、 前記電波測定システムにより、 移動体通信網に対し、電波測定を行う測定エリア、測定
    時刻、及び測定の開始及び停止を指示する電測制御手順
    と、 移動体通信網より転送される電波測定データを受信する
    電測データ受信手順と、 前記移動体通信網から受信した電波測定データを蓄積す
    る電測データ蓄積手順と、 前記蓄積された電波測定データを基に、少なくともエリ
    ア別、時間帯別に電界強度分布を算出する電測データ分
    析手順と、 前記電測データ分析手順より得られた算出結果を基に、
    地図上に電界強度分布を表示する分析結果表示手順とが
    行われ、 前記移動体通信網により、 前記電波測定システムからの電波測定の指示を受信し、
    指定された測定エリア内の携帯端末の受信電波強度の測
    定を開始又は停止するための電測データ収集の開始停止
    手順と、 GPS機能を有する携帯端末から送信される位置測定デ
    ータ又は基地局から得られる携帯端末の位置データと、
    携帯端末から送信される受信レベルデータと、電波測定
    の時刻と、その他の所定の情報とを蓄積する電測データ
    測定蓄積手順と、 前記電測データ測定蓄積手順により蓄積されたデータ
    を、前記電波測定システムに送信する電測データ転送手
    順とが行われることを特徴とする移動体通信網における
    電波状況測定方法。
  9. 【請求項9】 前記電波測定システムを、気象情報シス
    テム、ネットワーク監視システム、及びトラヒック測定
    システムのいずれか又は全部と接続する手順と、 前記電波測定システムにより、 前記気象情報システム、ネットワーク監視システム、及
    びトラヒック測定システムから、気象状況、ネットワー
    ク設備故障状況、及び/又はトラヒック状況の情報を取
    得する他システムデータ受信手順と、 前記他システムから受信した情報を基に、所定の条件に
    より電波測定の開始を決定する手順とがさらに行われる
    ことを特徴とする請求項7または請求項8に記載の移動
    体通信網における電波状況測定方法。
  10. 【請求項10】 前記電波測定システムの電測データ分
    析手順には、 電波の伝播特性を、少なくとも降雨量、風速を含む気象
    状況別に分析する手順がさらに含まれることを特徴とす
    る請求項9に記載の移動体通信網における電波状況測定
    方法。
  11. 【請求項11】 前記電波測定システムにより、 予め決定したスケジュールを基に、電波測定を行うエリ
    ア、時間帯を移動体通信網へ指示する手順がさらに行わ
    れることを特徴とする請求項7から10のいずれかに記
    載の移動体通信網における電波状況測定方法。
  12. 【請求項12】 前記移動体通信網で用いられる各手順
    が、 前記移動体通信網内の交換機、基地制御局、または基地
    局のいずれかにより行われることを特徴とする請求項7
    から11のいずれかに記載の移動体通信網における電波
    状況測定方法。
  13. 【請求項13】 携帯端末と、移動体通信網と、該移動
    体通信網と接続された電波測定システムとで構成される
    電波状況測定システムにおける前記電波測定システム内
    のコンピュータに、 移動体通信網に対し、電波測定を行う測定エリア、測定
    時刻、及び測定の開始及び停止を指示する電測制御手順
    と、 移動体通信網より転送される電波測定データを受信する
    電測データ受信手順と、 前記移動体通信網から受信した電波測定データを蓄積す
    る電測データ蓄積手順と、 前記蓄積された電波測定データを基に、少なくともエリ
    ア別、時間帯別に電界強度分布を算出する電測データ分
    析手順と、 前記電測データ分析手順より得られた算出結果を基に、
    地図上に電界強度分布を表示する分析結果表示手順とを
    実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体。
  14. 【請求項14】 携帯端末と、移動体通信網と、該移動
    体通信網と接続された電波測定システムとで構成される
    電波状況測定システムにおける前記電波測定システム内
    のコンピュータに、 移動体通信網に対し、電波測定を行う測定エリア、測定
    時刻、及び測定の開始及び停止を指示する電測制御手順
    と、 移動体通信網より転送される電波測定データを受信する
    電測データ受信手順と、 前記移動体通信網から受信した電波測定データを蓄積す
    る電測データ蓄積手順と、 前記蓄積された電波測定データを基に、少なくともエリ
    ア別、時間帯別に電界強度分布を算出する電測データ分
    析手順と、 前記電測データ分析手順より得られた算出結果を基に、
    地図上に電界強度分布を表示する分析結果表示手順とを
    実行させるためのプログラム。
  15. 【請求項15】 携帯端末と、移動体通信網と、該移動
    体通信網と接続された電波測定システムとで構成される
    電波状況測定システムにおける前記移動体通信網内のコ
    ンピュータに、 前記電波測定システムからの電波測定の指示を受信し、
    指定された測定エリア内の携帯端末の受信電波強度の測
    定を開始又は停止するための電測データ収集の開始停止
    手順と、 GPS機能を有する携帯端末から送信される位置測定デ
    ータ又は基地局から得られる携帯端末の位置データと、
    携帯端末から送信される受信レベルデータと、電波測定
    の時刻と、その他の所定の情報とを蓄積する電測データ
    測定蓄積手順と、 前記電測データ測定蓄積手順により蓄積されたデータ
    を、前記電波測定システムに送信する電測データ転送手
    順とを実行させるためのプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
  16. 【請求項16】 携帯端末と、移動体通信網と、該移動
    体通信網と接続された電波測定システムとで構成される
    電波状況測定システムにおける前記移動体通信網内のコ
    ンピュータに、 前記電波測定システムからの電波測定の指示を受信し、
    指定された測定エリア内の携帯端末の受信電波強度の測
    定を開始又は停止するための電測データ収集の開始停止
    手順と、 GPS機能を有する携帯端末から送信される位置測定デ
    ータ又は基地局から得られる携帯端末の位置データと、
    携帯端末から送信される受信レベルデータと、電波測定
    の時刻と、その他の所定の情報とを蓄積する電測データ
    測定蓄積手順と、 前記電測データ測定蓄積手順により蓄積されたデータ
    を、前記電波測定システムに送信する電測データ転送手
    順とを実行させるためのプログラム。
JP2002001834A 2002-01-08 2002-01-08 移動体通信網における電波状況測定システム、及び電波状況測定方法 Expired - Fee Related JP3495025B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002001834A JP3495025B2 (ja) 2002-01-08 2002-01-08 移動体通信網における電波状況測定システム、及び電波状況測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002001834A JP3495025B2 (ja) 2002-01-08 2002-01-08 移動体通信網における電波状況測定システム、及び電波状況測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003204296A JP2003204296A (ja) 2003-07-18
JP3495025B2 true JP3495025B2 (ja) 2004-02-09

Family

ID=27641860

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002001834A Expired - Fee Related JP3495025B2 (ja) 2002-01-08 2002-01-08 移動体通信網における電波状況測定システム、及び電波状況測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3495025B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2117265A2 (en) 2008-05-08 2009-11-11 Nec Corporation Radio-wave propagation characteristic prediction assisting system and radio-wave propagation characteristic prediction assisting method

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4620054B2 (ja) * 2004-06-24 2011-01-26 パナソニック株式会社 携帯端末とこれを用いた無線品質表示方法、プログラム、及びシステム
JP4941296B2 (ja) * 2005-03-31 2012-05-30 日本電気株式会社 移動通信のサービスレベル管理システム
JP4598662B2 (ja) * 2005-11-25 2010-12-15 日本電信電話株式会社 無線情報収集システム
CN101336556B (zh) * 2006-02-03 2013-07-10 艾利森电话股份有限公司 用于室内位置高精确度定位参考测量的方法和装置
JP4999867B2 (ja) * 2006-03-03 2012-08-15 ケイティーフリーテル カンパニー リミテッド 無線網品質測定方法及びシステム
WO2008136418A1 (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Ntt Docomo, Inc. 移動通信システム、基地局装置、移動局装置、および、伝搬状況収集方法
JP2009016948A (ja) * 2007-06-29 2009-01-22 Kenwood Corp 電波状況管理システム、電波状況測定方法及び電波状況管理装置
JP5202194B2 (ja) * 2008-09-03 2013-06-05 株式会社日立製作所 無線アクセスネットワークおよび通信品質管理装置ならびに無線基地局
US8855623B2 (en) 2009-03-31 2014-10-07 Nec Corporation Radio wave state measurement system, radio wave state measurement method, and storage medium storing radio wave state measurement program
JP2011071630A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Sumitomo Electric Ind Ltd 干渉回避装置及び移動通信機
JP5423873B2 (ja) 2010-03-17 2014-02-19 富士通株式会社 移動通信システム、基地局、セルカバレッジ制御方法
JP5663965B2 (ja) 2010-06-01 2015-02-04 日本電気株式会社 無線端末、無線通信システム、およびエリア品質情報収集方法
KR102023631B1 (ko) * 2011-12-16 2019-09-20 주식회사 엘지유플러스 무선 통신 품질을 분석하는 방법, 그 단말 및 장치
JP6008369B2 (ja) * 2012-12-19 2016-10-19 株式会社日立製作所 品質評価装置、及び、ネットワーク評価方法
JP5726934B2 (ja) * 2013-03-14 2015-06-03 株式会社東芝 制御装置、代表基地局、無線通信システム及び基地局制御方法
JP6029681B2 (ja) * 2014-04-02 2016-11-24 ソフトバンク株式会社 通信品質測定の方法及びシステム
JP5993057B1 (ja) * 2015-04-22 2016-09-14 ソフトバンク株式会社 接続率計測システム、接続率計測方法、接続率計測プログラム及び情報処理端末
JP7402137B2 (ja) 2020-09-08 2023-12-20 株式会社東芝 情報処理装置、情報処理システム、方法及びコンピュータプログラム
JP2023543936A (ja) * 2020-10-12 2023-10-18 日本電気株式会社 無線品質推定方法、装置、システム及びプログラム
WO2023248763A1 (ja) * 2022-06-20 2023-12-28 ソニーグループ株式会社 情報処理装置、及び情報処理方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2117265A2 (en) 2008-05-08 2009-11-11 Nec Corporation Radio-wave propagation characteristic prediction assisting system and radio-wave propagation characteristic prediction assisting method
US8150436B2 (en) 2008-05-08 2012-04-03 Nec Corporation Radio-wave propagation characteristic prediction assisting system and radio-wave propagation characteristic prediction assisting method

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003204296A (ja) 2003-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3495025B2 (ja) 移動体通信網における電波状況測定システム、及び電波状況測定方法
US7158790B1 (en) Determining service coverage for metropolitan wireless networks
CN101841876B (zh) 非授权移动接入网络和蜂窝通信网络间的移交方法及装置
CN101822089B (zh) 无线通信系统和方法
US7853267B2 (en) Wireless system signal propagation collection and analysis
US20140155055A1 (en) System and method for constructing a carrier to interference matrix based on subscriber calls
US20040176040A1 (en) Performance statistics collection for wireless service providers
JP3588056B2 (ja) 移動通信システムにおけるサービスエリアの通信品質維持方法、管理サーバシステム
US20050064844A1 (en) Mobile user location tracking system
EP2517495B1 (en) Method and system for automatic coverage assessment for cooperating wireless access networks
JP2004166056A (ja) 無線通信の情報収集方法、情報収集システムおよび移動無線端末
JPWO2009011065A1 (ja) 無線通信エリア状況測定システム、無線通信エリア状況測定方法、及び基地局
CN101835192B (zh) 测量网络信号覆盖的方法、网络控制器及通信系统
EP2416602B1 (en) Radio wave state measurement system, radio wave state measurement method, and storage medium in which radio wave state measurement program is stored
US6842726B1 (en) Method of determining RF coverage area in a point-to-multipoint transmission system
US20020028681A1 (en) Method for collecting information and providing information service based on locational and geographical information
JP2004228881A (ja) 移動通信システム、移動予測装置及び切替制御方法
US20110019576A1 (en) Radio quality estimation system, radio quality estimation device, radio quality estimation method, and radio quality estimation program
CN202135327U (zh) 一种定位及监控系统
CN101998557A (zh) 一种终端位置信息传递的方法和系统
JP2007005883A (ja) 無線通信システム、無線通信端末装置、及び無線通信品質情報取得方法
JP4784781B2 (ja) 情報収集方法、情報収集システム、および移動無線端末
JP3751535B2 (ja) 情報提供システム及び情報利用端末
JP2004301511A (ja) 気象情報収集管理システム
KR100731889B1 (ko) 이동통신 단말을 이용한 이동 통신망의 품질 측정 방법과이를 위한 이동통신 단말

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081121

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091121

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091121

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101121

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111121

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees